小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ〜第15章〜

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454司書補 ◆jlXQwsYhgY
もう何分続いているのか理多にはわからない。
いつの間にか手足の戒めはなくなり、逃げようと思えば逃げられる状況であるはずなのに、理多は入れ替わり立ち替わりここまで自分の雌の部分を欲してくれるミミズ達に対して、なぜ逃げなくてはならないのか判らなくなりはじめていた。
理多の下腹部から流れ出る蜜の匂いはミミズ達を惹きつける効果があるらしく、その数は減るどころか逆に増えている。
「そんなに…みんな……あたしが欲しいの………?」
だが、同時に理多は奇妙な違和感を覚えていた。
認めたくないことだが、ミミズ達が理多への侵入を試みるなら、心はともかく肉体のほうはとっくに準備ができあがっている。