もう時効だと思うから話すけど、
一昨年、引きこもった挙句自殺した兄貴の部屋を整理してた時の事。
高校の時から時が止まったままの部屋。
僕は机周りを整理してたんだけど、その引き出しの中から
大量のふたなり絵が見つかったんだ。
鉛筆やクレヨンや絵の具。
小学校〜高校時代の、学用品のあり合わせで描いてたらしい。
その時はまだ、僕はいたってノーマルな人間だったから
一家の恥を隠さなくてはとばかりに焼却処分してしまった両親をとめる事もしなかった。
いつの間にか、僕もふたなりを描く様になって、やっぱり血は争えないなぁ、と、
久しく触れてない、流れる風と、挿すような陽射を窓から眺めながら思う日々。
最近はうpする事も無くなって、絵を描く事にも意味を見出せなくなってる。
そろそろ、この生活にもお別れなのかな。