おい触るな
ファンタジーでもあれば、ミステリーでもあって、青春モノと取れないことも無い。
現代からおよそ1000年後の世界ということなのだが、現代には存在しないものもあれば存在するものもあり、そしてかなり古い時代のものもあるごちゃごちゃした世界が舞台。
とにかく分厚く、重い本です(原稿用紙換算で1700枚らしい)。でも、案外さくさく読めてしまいます。読ませてしまう作者の筆力はすさまじいものを感じる作品。(彼みたいな人のことを博識というのだろう…)
作中の「バケネズミ」という生物の正体を知ったとき、驚き、そして悲しみが湧いてきました。現代にも通じる生物です、「バケネズミ」は。
再読したくならなそうで、満点にはしてません。でも、一読の価値はあると思います。
メチャクチャ面白いですぴかぴか(新しい)
SFなんですが世界観が作り込まれているし、キャラも立っている。
ストーリー構成もよく出来ています。特に下巻からが盛り上がります
色々と謎があかされていく中、最後のオチは薄々気づいていましたが衝撃的でした。
是非読んでみて下さいm(_ _)mジャンルはSFだそうですが、ファンタジーのような世界観でした。
千年後の日本が舞台。呪力という超能力を持った人がより集まって小さな集落で暮らしています。
その暮らしを脅かす存在があり…。
この世界が作られた経緯がかなり歪んでいます。
読んでいくうちにその歪みが紐解かれていきます。
設定や物事のスピード感はとても私好みで
すぐに読めました。
この作者の作る話は、私的には当たりハズレが大きいと思う。
今回は、当たり。
SFなんだろうけど、未来の話のようで過去の話のようで、作られた世界の話でありながら、現在社会に近いような気がした。
異端であるものを排除し、完璧な世界を作ろうとして出来た歪みは、現在社会に通じるものがあるんじゃないだろうか?
最近、世の中おかしいんじゃない?なんて思ってる人には読んで欲しいお話です。
綿密な描写はほんとにすごい呪力の説明とか、いろいろなところを見る限りこの人は理系のようだ
現実世界に即したホラーとかミステルとかを書いてきたこの人には珍しくファンタジーと言える世界観
ほぼ完璧に構成された異世界を作っているという点では本当にすごいんだけれども
その分厚さと、物語の重苦しさで再読する気にはなかなかならない
でもまたこの世界の中で何か書いてくれたら読むと思う。未来』の日本を舞台にファンタジックな世界観と人間の狂気と恐怖を書く。
今までの貴志作品に比べてずっと独創的で新鮮。だけどやっぱりずっと息を詰めているような恐怖は相変わらずで、
怖くて眠れない(笑)
『黒い家』や『クリムゾンの迷宮』と並ぶ面白さだけど、好き嫌いがはっきり別れそうではある。やっぱり人間て怖い。
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名無し:2010/04/11(日) 23:08:00 ID:sNtY/L4q
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