夏が終わり秋の色に少しずつ染まってきた頃。
9月に入ったがまだ暑い日が続く。
「はぁ…今日も宿題多過ぎ〜」
嫌そうな顔をし、ため息を付きながら親友と下校している倉木藍。
「確かに。でももう少しでアタシら受験生じゃん?更に勉強しまくりだよ?」
苦笑いしながら言う石田溜那。
「うげっ!やだ〜」
藍が更に嫌な顔をし、親友の松尾織に抱きつく。
「藍ちゃん…」
織は苦笑いしながら優しく藍の頭を撫でる。
「それにしても体育祭楽しかったな〜」
溜那が微笑みながら言う。
「いや、溜那はね。私は運動嫌いだから、つまんなかった!」