異常震域・深発地震研究会8

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187M7.74(静岡県)
2013/05/05 07:17 茨城県北部 36.3N 140.5E 90km M3.9【気象庁速報値】
★震度分布図@日本気象協会
ttp://bousai.tenki.jp/static_images/earthquake_jma/2013/05/05/20130505071720-large.jpg?20130505072124

異常震域とはちょっと違うかも知れませんが、震央より北ばかりが揺れて
南側にはあまり震度が出ていません。これを気象庁のプレート図(>>3のA3)で見ると
http://dl.dropboxusercontent.com/u/62984941/Deep/0505iba01.png
震源深さは90kmなので、太平洋P内部の地震と推定され、震央より南側は
太平洋Pと陸側Pの間にフィリピン海Pが挟まっているので揺れにくい、という
解釈でよいのかな…。

ちなみに関東フラグメント説 by遠田晋次先生 だとどうなるか…。
http://dl.dropboxusercontent.com/u/62984941/Deep/0505iba02.jpg
この「?」は何じゃ?と思ったら、この辺りで太平洋Pが大きく曲がっていると
遠田先生はお考えの様子…??

※関東フラグメント説の方、元図はここから拝借しています
★関東直下の新しいプレート構造の提案(遠田晋次)
ttp://unit.aist.go.jp/actfault-eq/katsudo/news/no.45/topics.html
188M7.74(静岡県):2013/05/05(日) 09:50:01.51 ID:4eXVe1q1T
>>183
もう少し南へ行くと、世界で一番深い地震(700km超)の起きる地域、
トンガ・ケルマディック諸島になりますね。

>>184-185
M6.8でもこの恐ロシアですので、M7を超えるともっと凄いことに…
テンプレ>>2の一番上に資料がありますので、良かったらドゾー。

>>186
どこか図が見られるところありますか?見つけられたのは↓だけ。。。
★フィリピンからインドネシアにかけての沈み込み帯の震源分布
http://www.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/~yossi/img/philip-indon.jpg
(大阪教育大 岡本義雄先生のページより)
189M7.74(静岡県):2013/05/05(日) 10:08:32.29 ID:hNXtIWtA0
>>187
関東地域で良く見られる有名な異常震域パターンで、確か茨城南部〜千葉県北部の領域と、そこから関東平野を北西に伸びる辺りに、
深さにして20km〜60km?な非火山性の減衰構造が存在する事での分断化が原因になっているかと。 ←深さ数値はうろ覚え
(いつも通りネット初心者時代からの数年間、当時のアマサイト掲示板住人さん達から教わった概論知識なのでやや曖昧です)
190M7.74(静岡県):2013/05/05(日) 10:16:07.65 ID:hNXtIWtA0
「関東、非火山性 lowq 異常震域」で検索した結果を・・・
ttps://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GGHP_jaJP422JP422&q=%E9%96%A2%E6%9D%B1%E3%80%81%E9%9D%9E%E7%81%AB%E5%B1%B1%E6%80%A7%E3%80%80lowq%E3%80%80%E7%95%B0%E5%B8%B8%E9%9C%87%E5%9F%9F
これでヒットしたものが分かりやすいかと。
191M7.74(静岡県):2013/05/05(日) 10:29:33.90 ID:4eXVe1q1T
>>189
★関東地域の三次元減衰構造・異常震域とそれに基づく1855年安政江戸地震の震源深さの推定
歴史地震 第22号(2007)101-107頁 中村亮一,植竹富一,佐竹健治,遠田晋次,宇佐美龍夫,島崎邦彦,渡辺健
ttp://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/rzisin/kaishi_22/P101-107.pdf
これの4ページ目(P.104)一番下にあるような感じでしょうか…

論文から図だけ取り出すのはあんまり良くないのですが、pdf見られない方用に。
http://dl.dropboxusercontent.com/u/62984941/Deep/0505iba03.png
192M7.74(静岡県):2013/05/05(日) 10:31:10.66 ID:4eXVe1q1T
あ、すみません。リロードしていなかったので>>190とカブってもうたorz
>>191>>190の検索結果で一番上に出ている論文です。
193M7.74(静岡県):2013/05/05(日) 10:32:58.31 ID:hNXtIWtA0
>>191
それです。
右図の非火山性領域ですね(やはり深さはうろ覚えの>>189とは違ってましたがw)
194M7.74(静岡県):2013/05/05(日) 11:09:08.00 ID:hNXtIWtA0
>>193に追記
この193レスの仕方では不足があるので・・・「右図」といったのは>>189で取り上げてみた「非火山性うんぬん」部分に対応するという意味で、
実際には左図・・(大昔に日本列島が分離し各々反対回りをする以前の火山フロントに関連するもの)・・も含めて、
トータルで>>187につながる話題になります。
195M7.74(東日本):2013/05/05(日) 14:25:26.98 ID:9bmYBGgeO
こんにちは(^O^)/
皆さま大変乙です。
山梨県中部 2013/05/05 11:19:44.80 35.650N 139.147E 120.6km M2.5

上川・空知地方 2013/05/05 11:46:20.73 43.345N 142.471E 171.0km M2.5

八丈島近海 2013/05/05 13:10:07.01 33.408N 139.213E 226.5km M3.6

>>187-194
先生方乙乙です。
関東及び周辺は複雑なプレートですね。
196M7.74(東京都):2013/05/05(日) 16:32:46.15 ID:0S9ulKf20
なぁ〜に、膨らんだ夢想が複雑なだけじゃよ。
197M7.74(dion軍):2013/05/05(日) 19:35:48.04 ID:7094KeXvT
>>182
有難うございます!
やっぱり図解がある方が、イメージしやすい・・・とは言えやはり難しいです><
謙遜なさってますが、勉強量と習得量が自分と静岡さんとでは全然違う気がします
沢山の資料の提供有難うございます
198M7.74(静岡県):2013/05/05(日) 22:38:36.99 ID:4eXVe1q1T
>>194
減衰しやすいところが「lowQ」、揺れの伝わりやすい所が「HighQ」という
ことで良いのでしょうか。>>191の論文だとフィリピン海Pは減衰域でなく
「HighQ」って書いてあったり。難しい。。。

>>195
「先生」はあちらだけだと何度言ったら(ry 上川空知を久しぶりに見たような。
上の方のお話を見ていて、「北海道 lowQ」とかでぐーぐるしたら
>>34のお話の縦ライン減衰域の図とか見つからないかなーと思ったけど無理ですたw

>>197
阿呆頭なのでお勉強と言っても…色々読んでいてもまず使われている言葉が分からない
→説明を探すと説明に使われている言葉が(ry 以下無限ループ;;
基礎がなってないので全然ダメですね…。
少しずつ教えていただいて、面白いなぁとは思うのですが。
199M7.74(静岡県):2013/05/06(月) 05:45:23.06 ID:aZkYAkP60
>>198
フィリピン海プレートは若いプレートではありますが、海洋プレートのはしくれですから基本は冷えて硬く密度の詰まった存在。
太平洋プレートほどでは無いにせよ波動を伝えやすい性質を備えています。
勿論均質かと言われればそうでは無く、かつて活動していた海山跡付近は活動時ブリューム貫入の際の構成岩の持つ含有成分の影響で、
または海底下な場所での断層活動(特に正断層による場合)に地殻内部に取り込まれる水分などの影響等により、
部分的なLowQ領域が発生・存在するので、均質ではなく分布の偏りはあると思います。
200M7.74(東日本):2013/05/06(月) 07:32:52.10 ID:uHvUT9pxO
おはようございます。
皆さま大変乙であります。

東京都 2013/05/05 19:56:13.09 35.568N 139.418E 125.3km M3.2

東京都 2013/05/06 01:21:28.92 35.762N 139.260E 116.8km M3.2
201M7.74(静岡県):2013/05/06(月) 14:08:38.44 ID:n0X+YExQT
>>200
東京都深め2連発〜。深夜の方が反応が分かりやすいので、
5/6 1:21の方を強震モニタ画像アニメで。上が地表加速度、下は地中です。
http://dl.dropboxusercontent.com/u/62984941/Deep/0506tokA.gif
http://dl.dropboxusercontent.com/u/62984941/Deep/0506tokB.gif

P波とS波の時間差は地中の方が分かりやすいかな。でも地中だけ
見ていると、どこ震源やらサッパリ…ですねw

>>199
あ゛〜。そうですよね。フィリピン海Pが暖かく柔らかいと言ってもそれは
太平洋Pと比較しての話で、フワフワの(?)大陸プレートに比べれば当然硬い…。
揺れも伝わりやすいわけで、フィリピン海Pが挟まっているから揺れが
伝わりにくいなどということは(一般的には)ない訳ですよね。。。
202M7.74(静岡県):2013/05/06(月) 14:10:17.30 ID:n0X+YExQT
という訳で>>191の関東地域の減衰域(深さ40〜60km辺り、銚子付近から
北西&北北西に伸びる地震動の伝わりにくい領域)の話の続き。
>>191で貼った図の横に、こんなまとめの図がありました。
http://dl.dropboxusercontent.com/u/62984941/Deep/0506kan01.png

黄緑の部分が揺れの伝わりにくいところ。この領域を念頭に置くと、>>187の茨城の
地震(震央より北側に震度分布が偏っている)のようなケース(上の図中のピンク)だけでなく
★2012/11/24 17:59:47 千葉県中部 35.638N 140.018E 72.2km M4.8
ttp://bousai.tenki.jp/static_images/earthquake_jma/2012/11/24/20121124175958-large.jpg?20121124180352
震度分布が西側に偏っていて、北側では比較的揺れの小さい千葉中部の
稍深めさんも、ある程度説明ができる…のかな?(上の図中の水色部分?)

ちなみに、この減衰域は深さが40〜60km辺りにあるので、震源がそれより
浅い地震の場合には、震度分布に影響しないようで…。
★2012/02/18 14:13:10 千葉県中部 35.584N 140.088E 1.5km M4.2
ttp://bousai.tenki.jp/static_images/earthquake_jma/2012/02/18/20120218141300-large.jpg?20120218141655