<国を憂う前に都民に税金返せ>
「老害知事」の時給が13万円余りとは開いた口がふさがらない。辞職会見で
、石原は「東京のために国政でいいことをやらなくちゃいけない」とエラソー
に言っていたが、この男がブチ上げた政策が都民のためになったためしはない
。1400億円を投じた新銀行東京や、4000億円をつぎ込んでも進展ゼロ
の築地市場移転、失敗した16年の五輪招致にも100億円を使ったりと、結
局は巨額の都民のカネをドブに捨ててきたようなものだ。
「貧困都政」の著者で、元毎日新聞記者の永尾俊彦氏はこう言う。
「都知事という立場は、首相と違って番記者が付くわけではないため、国民の
監視の目が届きにくい。そのため、都民、国民は石原氏の実態をなかなか知り
ません。石原氏は国政で思うようなことができなかったコンプレックスを都政
で癒やしていただけです」
石原が99年の知事就任来、13年半で手にした血税はざっと5億円。都政
放り出しの4期目も「およそ約1700万円の退職金が支払われる」(都人事
部)というから、都民も甘く見られたものだ。本気で「東京のため」と思うな
ら、自らの報酬を含めて、今まで使った税金を耳をそろえて返すべきだ。
ゲンダイネット
http://gendai.net/articles/view/syakai/139380