■ 12/14岐阜県美濃東部M5.2との関係からの推測 ■
12/14に岐阜県美濃東部でM5.2(最大震度3)があり、12月の1回目のシリーズの本震
として考察した際、
>>194-197で岐阜県方面と東北太平洋側方面の地震性のカップリング
関係についても考察していた。その12/14から本日ですでに15日が経過している。
○ 2/27の岐阜県飛騨地方の複数のM5級の群発地震から12日後の3/11の東北太平洋側
のM9の巨大地震発生となっていたこともあり、このカップリング関係が12/14の美濃東部
のM5級1回だけの発振でも発動する可能性を考えてみると、今回の「磁力系の異常」前兆
から推測された本震発生の予測期間が12/30〜1/3(
>>236の2.の場合)であることから、
もしかすると今回予測している本震は「東日本の太平洋岸付近」での発生となる可能性も
あった。
○ ただしその場合、同じ岐阜県でも、2/27は飛騨地方で、今回の12/14は美濃東部とは
一応別の場所であった。これを考慮すると、今回の場合は、応力場の分布状態は3/11の
ときとは異なるかもしれない。つまり、単純に前回の震源域ではなく、その周辺の別の場所
となるかもしれない。
>>252 つづき
○ もし仮に、「飛騨地方」→「美濃東部」と震源が移動したことを、応力場の極大部分が
3/11の頃よりも全体として南西方向に移動した可能性があるとすると、3/11の震源域よりも
南西方向に移動したところ、茨城県方面以南となることもあるのではないか。
○ その場合は、千葉県沖の海域で執拗に落雷が続いていたのは、その付近の狭い領域が
その付近での歪みの高まりが消えず、アスペリティの残存部分となってそこへの応力集中
が継続していた可能性があるのかもしれない。
○ これらは元より不完全な推測であるが、要するに歪み応力場の分布状態を詳細に知る
ことができれば、そうした推測が精密に行えて、それと実際の地震の震源とを対照していく
ことで震源場所の予測精度が上がっていくかもしれないが、その確認のためにも、多数の
観測者、観測点での観測が必要となる。
以上