「自分だけは大丈夫」,セキュリティ対策を妨げる「正常化の偏見」 2006/07/31
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060726/244325/ 「自分にとって都合の悪い情報を無視したり,過小評価してしまう人の特性」を
「正常化の偏見(normalcy bias)」と呼ぶそうだ。
「逃げなければいけないことは分かっているが,正常化の偏見によって逃げていない自分がいる。
このため『認知的不協和』が発生して,逃げていない自分を正当化する理由を探す。
だが,そんな理由は簡単に探せる。
『前に避難勧告が出たときも,大丈夫だった』
『隣の人も逃げていない』
『テレビでも何も言っていない』
『○○μSv/hだから、まだ平気』
などだ」(片田氏)。
まだ平気・・なウチに脱出しなければならないのに、
それで結局、脱出機会を失い、災害に巻き込まれる。
「うに丼」は「助かってからゆっくり食べればよい」
津波の時にウニを拾いに行くほどバカなことはない。
わかっていても海岸で誰かが「うに」を取っていたら、自分も「うに」取りをはじめてしまう。
それが「正常化の偏見(normalcy bias)」だ。