アナログラジオ観測【BayFM78】Part6

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289M7.74(関東・甲信越)
続き
切削困難な上総層の破片を用いて実験を重ねた。
土壌中に有害な薬品を用いれば地下水汚染につながるので、塩酸や硫酸などの薬品は実験では効果はあったものの実用には問題があり除外した。
結果、簡単な方法
1
まずクエン酸溶液を注入
土の中のカルシウムなど土壌を硬く固結させている物質が溶けて泡がでる。固結が取れてだいぶ柔らかくなるし、クエン酸はよく浸透し、割と大きなシルト岩でも中まで染みこみ、軽く割れるようになる。
2
さらに柔らかく、土のようにする為には重層を用いた。
クエン酸を吸ったシルト岩の中で炭酸水素ナトリウムが反応して二酸化炭素を発生することと、固結に関する酸性の結合がほぐされるため、
指で押したらバラバラになるほどの性質になる。
硬くて粘り気のある上総層のシルト岩(土丹)は、砂団子のようになった。