Title: [緊急]2008年9月13日に宮城県沖で巨大地震?!
大阪市立大学地質工学科の原口強・准教授によると、869年の貞観三陸地震
は、福島県、宮城県沿岸で従来発見されていた津波堆積物が岩手県沿岸でも
新しい痕跡が発見されたことにより岩手県沖〜福島県沖(茨城県沖)の震源域
をもつ連動型超巨大地震と推定した〔日本応用地質学会、2007年10月〕。
震源域A=宮城県沖、震源域B=福島県沖、震源域C=茨城県沖
869年貞観地震M8.6(A+B+C)
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1677年延宝地震M8.0前後(B+C?),Aは空白域
1793年宮城県沖M8.0〜M8.2前後(A),BとCは空白域
1897年宮城県沖M7.7(A),1938年福島県沖M7.5(B),Cは空白域
2008年宮城県沖M8.6(A+B+C)
3つの震源域では、南海巨大地震の10年〜半世紀まえからおよそ100年
おきに活動期になっている。869年の貞観地震(貞観津波)は3つの震源域が
同時に動いたものと考えられ、今度の宮城県沖の地震も複数のアスペリティー
が同時に活動(*1)してM8.6もの規模になる。
これは最近明らかになりつつある北海道東岸沖の500年間隔地震、チリ地震
の震源域(300〜400年前後)、2004年のスマトラ沖地震(スマトラ
・アンダマン地震、1000年前後)などで見られる。
(*1)宮城県沖にアスペリティ(大きな断層すべり)が存在している可能性が
あるため、貞観津波は数キロの内陸まで津波が押し寄せたのだろう。
また複数のアスペリティーが動くと単独で起きるよりもすべり量が大きく
なる。