【原発】柏崎刈羽原子力発電所★3【震災】

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87M7.74(アラバマ州)
産経【主張】原子の火 50年前の理性を取り戻せ

 ……
 しかし、国民の間に原子力発電に対する理解が十分に浸透しているかというと
大いに疑問だ。7月に発生した新潟県中越沖地震で東京電力・柏崎刈羽原子力発
電所が被災した問題でも、極微量の放射能漏れがあたかも重大事故であるかのよ
うに騒がれた。その結果、残念な風評被害も発生した。

 原子力技術は50年前に比べて飛躍的に発展したにもかかわらず、国民の理解
と知識には、後退傾向さえ感じられる。米スリーマイルアイランド原発や旧ソ連
のチェルノブイリ原発で起きた事故の影響もあるだろう。

 しかし、原子力の負の面ばかりに固執していては、エネルギー供給の安定化や
地球温暖化防止への貢献など、せっかくのプラス面を引き出しにくい。50年前
の素直な感動を取り戻したいものである。小中学校で原子力の基礎をしっかり教
えることも大切だろう。根拠のない不安は解消するはずだ。

 一方、国や電力会社にも、時の経過がもたらす課題は多い。今後は原子炉の高
経年化が重要な問題になってくる。風化しやすい「安全文化」をしっかり維持し
ていくことも必要だ。偏見を持つことなく、原子力との上手な付き合いを発展さ
せていきたい。

http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070827/shc070827000.htm

今日は日本初の原発が臨界に達した記念日だそうだ。
原発の被災に触れつつ、結果としての微量の排出と風評被害には触れるばかりで、
肝心の耐震性の問題はスルーしといて根拠のない不安とは…。
何が本当の不安の元か理解していないのか無視しているのか。
ちなみに、フェルミと共に世界初の原発を作ったシラードは、
原発が臨界に達した日を暗黒の記念日として記憶されることになるだろうと言ったらしい。