ジャワ島30分で津波到達か
7月17日インドネシアのジャワ島沖で起きた地震では、発生から30分後に津波の第1波が沿岸に到達し、
最大でおよそ3メートルの波が押し寄せた可能性のあることが東北大学の分析でわかりました。
東北大学災害制御研究センターの越村俊一助教授の研究グループは、
ジャワ島の沖合で起きた地震の震源やマグニチュードそれに海底の地形などのデータをもとに、
津波がどのように発生し伝わったかを分析しました。
研究グループは今回、長さ85キロ、幅42キロの断層が3.7メートルずれた可能性があるとみて、
津波のシミュレーションを作りました。
それによりますと、今回の津波の第1波は潮が引いて海面が下がる引き波で、
地震が発生してからおよそ30分でジャワ島南部の沿岸に到達していたことがわかりました。
また津波はおよそ2時間にわたって沿岸に繰り返し押し寄せ、
高さは最大で3メートル近くに達していた可能性があるとしています。
研究グループでは今後国内外の研究者と連絡を取り合いながら現地調査を行うなどして、
詳しい津波のメカニズムの解明を進めることにしています。
NHK仙台(リンクは切れる可能性があります)
ttp://www.nhk.or.jp/sendai/lnews/01.html