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<イラン地震>死者1万5000人に 各国の救援隊現地入り
【ケルマン(イラン南東部)町田幸彦】イラン南東部の古都バム市を中心に起きた大地震で、世界各国の救援隊が続々と
被災地入りを始めた。国連などによると、28日までにイランと外交関係のない米国を含め、欧州諸国や日中韓など20カ
国以上が支援を表明。英国、ドイツ、スイス、ロシアなど少なくとも8カ国が現地での救援活動を始めた。一方、イラン内相
は1万5000人の遺体を埋葬したと明らかにした。
被災地には日本赤十字社の先遣隊メンバーや、救援物資などを積んだ米軍の輸送機も到着した。
国営イラン通信などによると、バム市だけで約1万人の遺体が収容された一方、乳児を含む約1000人ががれきの下か
ら救出された。スイスの救援隊メンバーは「生き埋めになっている人々の捜索は困難を極める」と話したが、英国のメンバ
ーは「天候も悪くなく、救出のチャンスはある」と語った。
寒さをしのぐためのテントや毛布、調理器具などの物資も各国から届き始め、NGO(非政府組織)メンバーは「コレラの
流行を防ぐため水を浄化する錠剤が必要だ。早急な支援がいる」と訴えた。
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