【ジャンプ銀魂】規制された人用バレスレ5

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160Classical名無しさん
「高杉は俺に指一本触れておらんよ」
 それが気になっていたのか、と桂はどこか苦笑気味に言う。
「俺があいつ本人に捕まった、あの時まで……あいつは俺に触れもしなかった」
 ……そっか。
 銀時は小さく返答した。それが見苦しい嫉妬だとでも思ったのか、安堵しつつも気まずそうな顔をしている。
「俺が好きか?」
 銀時のようにばつの悪そうな回りくどい質問はしなかった。だから素直に聞いてみた。
 だがそのごく単純な質問に、彼を抱き寄せる男は言葉を詰まらせた。
「……まぁ、その……うん」
「ならばそれほどでもないということか」
 それであれだけのことをしてくれるのだから、お前はよっぽど嫉妬深いということだ。
「ちがっ……いや、そのな? ……ああ、もう……」
 むずがゆそうなその反応に、苦笑する。
 だが。
 銀時が意を決して桂の耳元にその言葉をささやくまで、そう長くはかからなかった。