ぐあー part2

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264Classical名無しさん
唐突に主人公はベストセラー作家ではないサスペンス映画を観てる。
トニー・ギルロイ監督の「フィクサー」が意外といい。
巨大企業U・ノース社の農薬に関する集団訴訟は、6年を経て和解の時を迎えようとしていた。
ところが、企業側の主任弁護士アーサーが証言録取の席で奇行に走る。
このため、弁護士事務所はトラブル揉み消しの専門弁護士マイケル・クレイトンを派遣する。
マイケルは事態の収拾に取り掛かるが作業は難航し、私生活もうまくいかない。
更に見えない大きな力が動き出し、関係者に圧力がかけられていく。

ジョージ・クルーニーが演ずるマイケルは、自分の仕事に嫌気がさしながら公私の事情でやめることができない。
人間が建前やきれい事に別れを告げるには、何か大きなきっかけが必要だ。
マイケルが明け方の丘陵に馬を見るシーンと、アーサーが夜のネオンにU・ノース社の広告を見るシーンが、
それぞれの心情をよく表わしていて強く印象に残る。