記者の目:サッカーW杯招致 日本惨敗=野村和史
ttp://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20101217k0000m070092000c.html (前略)
今年開催した南アフリカもそうだった。取材前は治安への不安が大きかったが、
実際は約1カ月半の滞在中に身の危険を感じることは一度もなかった。
出会う人はみな親切で「すごくいい国だ」と礼を言うたびに、満足そうな表情が返ってきた。
自分たちの真の姿を知ってもらえた喜びだったと思う。大会の成功を通じ、南アを見る世界の目は変わった。
旧共産圏と、中東イスラム圏での初のW杯に、両開催国は同様の効果を期待するだろう。
02年大会は初の開催であり、とにかく招致したいという思いで走れた。共催した韓国との距離が縮まったのもよかった。
だが、今回は「W杯に何を期待するのか」という点に、国民的コンセンサスはなかった。
招致争いでの最大の武器は、結局は市民の盛り上がりだ。
(以下略)
「身の危険を感じることは一度もなかった。」「共催した韓国との距離が縮まったのもよかった。」www