後者の具体例としては、「出家遊行生活に踏み出すこと」と「家庭や生業を守り、護持し継続継承すること」と
どちらの価値を高く見るか、どちらを優先するか、といった場面に用い得るだろう。
世俗的には、非生産的生活を志向し、一切を投げ打つことは褒められるべきことではない。
だが、「一切の苦の滅、完全なる平安が望まれる時」、価値観は逆転されている。
この時、このことを、「出家遊行生活は≪勝義に於いて≫最上の在り方である」と言える。
この【出家という在り方の意義】は【最上のものであり】【苦を(世俗を)厭う者が目指すべき意義】を有す、と。)
ま、厳密に分別する必要はないと思われるが、(↑は寧ろ拘り過ぎだな・・・w)、
ニュアンスとしてそうした(微妙な)差異もあり得るという一例として軽く流して貰えばいいw
ただ、いずれにしても、
(常に、世俗の常識的価値観と対比される形で)、≪【仏の立場から見た】意味・意義≫
であるということは忘れてならないと思う。