【基本ルール】
全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が勝者となる。
生き残った一人だけが、元の世界に帰ること及び望んだ願いを叶えることができる。
ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点からテレポートさせられMAP上にバラバラに配置される。
プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる
【スタート時の持ち物】
プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収。
但し義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない。
支給品として地図、コンパス、筆記用具、水、食料、時計、懐中電灯、
及び各作品や現実からランダムに選ばれたもの1〜3個が渡される。
【主催者】
・進行役
右上@ニコニコ動画
左上@ニコニコ動画
・黒幕
運営長@ニコニコ動画
【ステータス】
投下の最後に、その話に登場したキャラクターの状態・持ち物・行動指針などを表すステータスを書いてください。
テンプレはこちら。
【地名/○○日目・時間(深夜・早朝・昼間など)】
【キャラクター名@出典作品】
[状態]:(ダメージの具合・動揺、激怒等精神的なこともここ)
[装備]:(武器・あるいは防具として扱えるものはここ)
[道具]:(ランタンやパソコン、治療道具・食料といった武器ではないが便利なものはここ)
[思考・状況](ゲームを脱出・ゲームに乗る・○○を殺す・○○を探す・○○と合流など。
複数可、書くときは優先順位の高い順に)
投下&スレ建て乙
いちもつ
1乙
ぎりぎりだったねw
投下乙!
みんないいキャラすぎるwww
詐欺って騙して生き残る気まんまんのテトに
口がうまくてウザい赤さん
遊びたくてたまらない危険な妹様
そこにたかき回すゆっくりがからんですばらしいカオス空間が完成したwww
あと、ミクやっと味方が現れてよかったね
いちおつです
テトなんかいいな
面白いスタンスでこれから先いい感じにかき回してくれそうだ
ゆっくり出してくれたのは大GJ!
投下乙!
皆いいキャラしてるなぁ。赤さん口がうまいw
仮投下に投下した奴ですが、投下よろしいでしょうか?
一乙
ミクの知り合いにようやくまともな人が……
投下こいこい
光弾が直撃し爆音と共に屋根が吹き飛んだホテル。それを藤崎瑞希と木吉カズヤは目撃していた。
目指していたホテルに入るためにC−3に入った矢先に行われた攻撃に、二人の顔は緊張で硬直する。
あそこにいるのは、少なくとも戦闘面においてはヤバい奴である。それが共通見解だった。
乗っていなければいいのだが、この距離では様子もわからないし、いきなり放たれた攻撃を見てしまった以上、あまり有効的な人物とは想像しづらい。
そのような危険が想定される場所には向かわないのが得策ではある。が、
「あそこで戦闘が起きたって事は、誰かは知らんが襲われとる奴がいるということや」
「ならしょうがないね。助けにいかないと」
そう、二人の方針は参加者を救う事。そこで襲われているかも知れない人間がいるのであらば助けにいかない道理は無い。
何より、藤崎の持っている痛み跳ね返りミラーのおかげで相手の攻撃はこちらには通用しないというのが大きかった。
もし乗った人間と相対してもこの鏡を持っている藤崎が攻撃を一身に引き受けて、身体能力に優れたカズヤが襲われている人を救出するなりサポートに回ったりできる。これは大きなアドバンテージだ。
迷う事なく突き進む二人の前にホテルの敷地が見え始めた頃だった。
「カカロットォォォォォォォォォォォ!!!」
怒りに燃える咆哮が二人の耳をつんざく。見るとホテルのすぐ横には金髪を逆立てオーラを放つ筋骨隆々とした男が一人。
その咆哮から漏れるのは、尋常では無い憎しみや怒り、そして殺意。
二人は目を合わせる。声の主が殺し合いに乗っている確率は高い。
「よし、予定通り、俺が奴の気を引いとるからお前は怪我してる奴がおらんかどうか見てきてくれ」
無言で首肯しカズヤと藤崎は同時に動き出す。
まともかどうかは微妙だけどなw
まぁミクに対してだけは誠実だろう
他は知らんけど
支援せざるを得ない
カズヤを物陰ごしに見つからないよう倒壊したホテルへと向かう。
対する藤崎は痛み跳ね返りミラーを片手に、ホテルの前にいる男、ブロリー目がけ一直線に走り出す。
「そこのお前! ちょっと話しを聞かせてもらおか!」
「ん〜?」
威勢良く飛び出してきた藤崎に対し、ブロリーはわずかに首をそちらに向けた。
藤崎の目的はカズヤが要救助者を探索・救出するまでより多くの時間を稼ぐ事。相手の気を引く持ち前のトークの出番である。
「俺は藤崎瑞希「ブロリー、です」」
「そ、そうか。俺も君と同じこんな訳のわからん殺し合いに呼ばれて「一人用のポッドでか?」」
「ちゃうわ! とにかくこの俺の話しを聞「ことはできぬぅ!」」
サディスティックな笑みとともにブロリーの手から放たれた光弾が藤崎に直撃し、藤崎の体が宙を舞う
その瞬間ブロリーの体を激痛が襲った。
「ヌアァァァァァッ!?」
「いきなり何するんじゃボケ!」
起き上がり、無傷で現れた藤崎の姿を見てブロリーは驚愕する。光弾で服の一部は破れていても、その下の肌には傷一つない。
先ほどの悟空による傷の恨みを晴らす為に目の前の男をいたぶるつもりで、死なない程度の威力に調節こそしたが、それでも無傷と言う事はありえない。
戦闘力の低そうな男に一杯くわされた事に腹を立てたブロリーは、ギリッと奥歯を噛みしめ怒りの形相とともに藤崎へと飛びかかる。
嘘の支援
対する藤崎はブロリーの速度に付いてこれず、右側頭部へのハイキックを諸に受け地面を転がる事になった。が
「ガッ……!!!?」
突如として右側頭部に尋常ではない痛みを感じ、ブロリーは転げ回って悶絶する。
対して、立ち上がった藤崎はやはり無傷。痛み跳ね返りミラーの効果なのだが、そんな支給品の存在を知らないブロリーはただ困惑するだけだ。
「人の話しを聞け! お前何様のつもりや!
……ごほん。
身を以て体験したからよくわかったやろうけど、君の攻撃は俺には効かん。
だが、俺は君の命は奪わん。何故か? 俺はあんな腐れおたくどもの言いなりになんかさらさらなるつもりはないからや。
君もあんな腐れおたくの言いなりになんぞなるのはやめて……」
朗々と語る藤崎だが、ブロリーは彼の言葉には耳を貸さず、未だ引かぬ側頭部の痛みに顔をしかめながら現在の状況を整理する。
何故奴は無傷なのか、何故気づかぬ内にダメージを受けていたのか。何にしろこのままでは勝ち目が無い。
とりあえず現状わかった事は3つ。
服が破けていたり、ハイキックで転がった事から攻撃は確実に当たっている。
ダメージを受けた時、どのような攻撃でどのような方向から放たれたのかはわからない。
ダメージを受ける時は決まった自分の攻撃が目の前の男に当たった時で、男に攻撃が当たった箇所に受ける。
試しにブロリーは近くに転がっていた瓦礫の欠片を軽く放り、瓦礫は藤崎の足へと当たる。
と、同時に藤崎の瓦礫の当たった箇所と同じ所に、何かが強く当たる感触がした。
「!!」
ブロリーは確信した。目の前の男は放たれた攻撃のダメージを、放った相手へと送り込む能力を持っている。
ゆっくり支援
これは格闘やエネルギー弾しか攻撃手段を持っていないブロリーにとって非常に相性の悪い相手である。
「人が離してる最中にいきなり何するんじゃド阿呆! 俺のトークを聞け!」
自分の話しを聞かず、あまつさえ瓦礫の欠片を投げつけてきたブロリーに藤崎は殴りかかろうとし、跳ね返りミラーの効果を思い出し、すんでの所で攻撃をやめる。
「ま、まぁ、話しを聞いてもらえんからと言って暴力はあかんからな。
そこに座って黙って聞け」
平静を装い本題に戻す藤崎だが、ブロリーは一瞬だけ藤崎が何かに気づき、殴るのをやめ、慌てて話しを戻した事に気がついた。
何故殴るのをやめたのか、ブロリーは仮説に辿り着く。この男は殴らないのではない。殴れないのではないかと。
では何故殴れないのか。ふと、ブロリーの目に藤崎の持っている鏡が目に入った。
何故こんな状況でこの男は鏡を手放さないのか? ブロリーは左上と名乗る女が説明した支給品の存在が思い浮かんだ。
使える武器や生き残りに有利なアイテム。もし、それが目の前の鏡だとしたら。
「鏡」
「腐れおたくに従うような奴は腐れおたく以下……、なに?」
藤崎はブロリーの口から放たれた鏡の言葉に明らかに動揺した。もしこの痛み跳ね返りミラーのからくりが知れれば。奪われた上で殺されてしまうかもしれない。
動揺した藤崎の様子を見てのブロリーの疑念は確信となりつつある。間違いない、あの鏡が原因だ。
それに気づくやいなや、ブロリーは即座に立ち上がり鏡に向けて高速の蹴りを放つ。
きみは実に支援だな
ゆっくり支援していってね!
動揺していた事もあって即座に対応する事の出来なかった藤崎の手にあった痛み跳ね返りミラーは風きり音と共に襲来するキックによって取ってから上が吹き飛び、粉々になったガラスが宙を舞った。
「なっ……!」
「随分と大切な鏡だったみたいだなァ」
ただの鏡を破壊されただけのようには見えない驚愕と絶望に、ブロリーは自分の考えが合っていた事を確信する。
まずは一発。藤崎の腹に丸太ような太い腕が叩き込まれた。
「ぐへぁっ!?」
「ハハハハッ! 俺の攻撃は効かないんじゃなかったのか?」
「ゲホッ!ゲェェェェ……」
蹲り、血と胃液と胃の中身の混合物を吐瀉する藤崎を、勝ち誇った目で見下ろすブロリーは、蹲る藤崎目がけトドメの一撃を放つ。
だが、その一撃が藤崎へと当たるより速く、ブロリーの足下に衝撃が走り、体勢が崩された。
「藤崎、早く逃げろ!」
ブロリーの足へと組み付いた男、カズヤが叫ぶ。
倒壊していたホテルを探索していたカズヤだが、外から聞こえる声の主である藤崎の空気が変わったので、気になって外を見た。
彼の目に映ったのはブロリーのキックで粉砕した痛み跳ね返しミラーと驚愕の表情を浮かべる藤崎の姿だった。
このままでは藤崎が危ない。が、今の光景から見ても自分があの男に勝てる確率は極めて低い。
だがカズヤは誓った。自分は救いになると、神に救いを求める自分を救ってくれた目の前の仲間も救えずに何が救えるというのか。
いかん危ない危ない危ない・・・
悪ノ支援
やばいぞ!?
支援
歪みなき意志の前には弱音など無力にすぎなかった。そして間一髪、カズヤは間に合ったのだった。
「このままじゃあどっちもやられる。だからはお前は逃げろ!」
「阿呆! そしたらお前が……」
「お前はこの殺し合いに呼ばれた他の人達を救ってやる事ができる! 現に俺はお前に救われたんだ!
行け! そして救ってこい!」
「……っ!! すまん!」
命を賭けた行為に、全てを託された藤崎はよろけながらも走り出す。
その姿を満足そうに眺める暇も無く、カズヤは拘束を解き飛び退ると、先ほどまでカズヤの頭があった位置に豪腕が放たれる。
「貴ぃ様ァ……!!」
怒りに燃えるブロリーを前に、カズヤは肩にかけたデイパックを投げ捨て、いつもと同じ構えをとる。
勝敗はパンツの奪取ではなく命の奪取。なれどレスリングで戦う事を変える事はしない。何故なら彼はパンツレスラーなのだから。
「さあ来い、歪みある男よ!「ブロリー、です」」
同時に二人が飛びかかった。
組みかかろうと低姿勢で飛び込むカズヤの顔がブロリーに蹴り上げられる。
宙を舞ったカズヤの胴体をブロリーの腕が捕らえ、ブロリーは某運送業者のようにそのまま疾駆する。目標は眼前に見えるホテルの壁。
「ハハハハハハハハハハハハッ!!!!!!」
高笑いとと共に、カズヤごとブロリーが壁を突き抜けた。
全身を強く打ち、血反吐を吐きながら倒れ込んだカズヤ目がけ、ブロリーは踏みつけるような蹴りを何度も何度も入れる。
非常に危ない……
支援
遊んでいるのだ。今までの怒りを晴らす為、あえて力を押さえてカズヤを嬲っている。
ホテルの残骸に血の飛沫が舞い、蹴り付ける音と高笑いが響く。
「そこまでにしておけ」
それを途絶えさせたのは一人の男だった。
その男、トキもホテルを破壊する光弾を見てこの地へと向かった。ただしその目的は藤崎達とは違い、そこに強者がいると読んだ為、強者と戦う為だった。
藤崎に遅れて着いたトキが見た光景、それはすでにボロボロになった男を踏みつけていたぶるブロリーの姿だった。
弱者をいたぶるブロリーの姿はトキに強烈な嫌悪感を覚えさせた。
背に声をかけてきた突然の乱入者に、ブロリーはゆっくりと振り返る。
「何だァ? 貴様は」
「貴様の様な外道に名乗る名は無い。
既に倒れた者をいたぶる真似はこの俺が許さん」
ゆっくりと構えを取るトキに対し、ブロリーは笑みを浮かべる事で応える。
「闘頸呼法!」
トキの放った衝撃波をブロリーは飛んで回避する。それが二人の戦いの合図だった。
戦いは熾烈を極めた。トキが放てばブロリーがいなし、ブロリーが放てばトキが躱す。一進一退の攻防はこのまま夜が明けるまで続くのかと思われた。
しかし、病に冒され体力の劣るトキに、ついに限界が訪れた。
「ウッ!」
一瞬の立ちくらみ、それが決定的な差になった。
全力で支援する!
このままではカズヤがしんでしまう!
それにより反応の遅れたトキは次第に防戦一方になり、ついに片膝をついてしまった。
(くっ! 病の体でなければ……)
「どうしたァ? 随分疲れているな」
肩で息をするトキを見て、ブロリーはサディスティックな笑みを浮かべる。
体力の限界に近いトキを前に、その豪腕を放とうとしたその時だった。
ぼろぼろの姿で転がっていた筈のカズヤが、ブロリー目がけ飛びかかった。
(俺は、生きているのか?)
ブロリーに散々いたぶられ、そのまま気を失っていたカズヤが目を覚ました時、眼前ではブロリーと互角に戦う見知らぬ男がいた。
(あいつと互角に戦っているだと!? 誰かは知らないが助けを……グウッ!)
起き上がろうとしたカズヤの体を激痛が襲う。高速でコンクリートと衝突した挙げ句に何度も蹴られているのだ、生きている方が不思議な状態である。
(くそっ! あいつを倒さなきゃ他の人達が危ないっていうのに……)
動かない体に歯噛みしながら、カズヤは二人の戦いを見る事しかできなかった。
と、その時、カズヤはある事に気づく。
(ブロリーとかいう奴、なんで腹を庇ってるんだ?)
戦っている最中、若干だがブロリーは腹部へ攻撃が向かう時は回避よりも腕や足で防御するか、回避運動が若干速くなっている。まるで触れられたくないかのように。
支援ニッポンポン!
し!え!ん! し!え!ん!
風神雷神支援
(……!! 弱点か!)
何故かという所まではわからないがブロリーの弱点が腹部だという事をカズヤは見破る。
だが、半死半生の彼にはそれを知った所でどうこうできるくらいの力も残されてはいなかった。
そして、彼の目に一瞬だけよろけたトキの姿が映った。
(まずい!)
みるみる内に押されていき防戦一方になるトキ。
なんとかしなければ、その一心でカズヤは体を無理矢理起こそうとする。
(だらしねぇ)
全身から痛みとともに送られる危険信号をねじ伏せる。
(だらしねぇ!)
どうにかぼろぼろの体を立ち上がらせる。
(だらしねぇ!!)
殆ど力の入らない両手でなんとか構えを作る。
トキが地に膝をつけた。
(何もしないでここで死ぬなんてだらしねぇぞ、オイ!)
最後の力を振り絞り、目の前の男を救う為にカズヤは走り出す。
ブロリーはいまだ気づいていない。
全てはチャンス。いつも自分に言い聞かせてきた言葉を今回も言い聞かせる。
「見つけたぞ、お前の歪みぃぃぃぃぃッ!」
勢いよく放たれたカズヤのミドルキックがブロリーの腹部へと突き刺さった。
続けざまに体勢を戻しながら、怯んだブロリーの後ろに回り込み、渾身の力で股間を蹴り上げた
「へぎゃっ!?」
甲高い悲鳴を上げながらブロリーは股間を抑えもんどりうって転がり回る。
時間は稼げたが、それでも時間はあまりない。
カズヤは片膝をつくトキへと話しかける。
「近くに俺のデイパックが転がっている。それを持って西に向かった藤崎瑞希と言う男の手助けをして欲しい」
「見ず知らずの人間にそれを頼むのか?」
「時間がないからしょうがないね、あんたの方が俺より強そうだから」
ブロリーはまだ悶絶しているがいつまた来るかわからない。
そしてなにより、カズヤに残されたリミットも刻一刻と迫ってくる。
「それに俺は誓ったんだ、皆を救ってみせると。今はあんたを救えればそれでいい」
「救い……」
その時、トキは思い出す。病魔に冒された自分があの世紀末の世界で定めたことを。
死ぬまでにどれだけの人を救う事ができるか、それが自分の生きた証。
この殺し合いの場で自分が救える命がある。
兄や弟の様な道を歩みたいと思うのは本当だ。だが、その為に自分が定めた道をないがしろにする訳にはいかない。
何故忘れていたのか。この際それはどうでもいい、大事な事はこれからどうするかだ。
救いという言葉にトキが反応しているのを見て、カズヤは微笑んだ。
「あんたが乗っているのかどうかは知らないが。出来ればあんたも誰かを救う為に動いて欲しい。駄目かい?」
「……約束しよう。最後に聞かせて欲しい。俺はトキ、北斗神拳伝承者の一人だ。お前の名は?」
「俺は木吉カズヤ。ただのパンツレスラーさ」
カズヤはトキが人を救うと約束をしてくれた事に、トキはカズヤが大切な事を思い出させてくれた事に、それぞれ感謝の笑みを浮かべながら走り出した。
ブロリーが体勢を立て直すより早く、カズヤは足に組み付く。
「ビリー! あの時お前が使った技、使わせてもらうぞ!」
ビリーとの戦いの時、カズヤへと大ダメージを与えた技。その名はアンクルホールド。
不意打ちで仕掛けたアンクルホールドはブロリーへと決まった。
だが、ここで一つ違いがある。ブロリーを相手にカズヤはホールドで終わらせるつもりはさらさらない。
ブロリーは強い。このままでは次々と犠牲者を生み出してしまう。少しでもブロリーに不利な状態を作るしかない。
だからこそ、狙うのはホールドでは無く、クラッシュ。
「ヌアァァァアァァ!!!!」
「うおおおおおおお!!!!」
まるで鉄柱をへし折る様な感覚。
激痛で意識が飛びそうになる。
力んだ事で傷口から血が噴出する。
それでも、カズヤは力を入れ続ける。叶わないまでも一矢報いる為に、見知らぬ人を救う為に。
し〜えんしえんっ
男二人で手をつないで支援してみた
自分の命を失う事は仕方ないと受け入れ、もう無理と泣き言を言う自分の肉体をだらしねぇと戒め、誰かを救うという精神に歪みねぇと賛美を送り、それを貫く。
そして歪みなき男、木吉カズヤの意志は天に届いた。
堅い物が砕ける音と共に、ブロリーの右足首から先がおかしな方向へと曲がった。
カズヤの強靭な肉体が、歪みなき信念が、ブロリーの右足首の骨をへし折る事に成功したのだ。
だが、そこがカズヤの限界だった。体から力が抜け、頭の中が真っ白になっていく。カズヤは自分が死へと近づいて行くのを実感する。
「はは……しょうがないね……」
満足そうに微笑んで、新日暮里のパンツレスラー、木吉カズヤはその一生を終えた。
【木吉カズヤ@ガチムチパンツレスリング 死亡確認】
藤崎は走っていた。
予想外だった。
あんな人類の範疇外のような者がこの殺し合いに紛れていた事が。
虎の子の痛み跳ね返りミラーが破壊された事が。
カズヤを死地に置いてくるような羽目になった事が。
だが、藤崎は逃避の為に走っている訳ではない。
救ってこい。そう言って自分を逃がしたカズヤの為にもここで止まる訳にはいかない。
まだ見ぬ誰かを救う為に藤崎はがむしゃらに走り続ける。
みっともない泣き顔を晒しながら走り続ける。
【一日目 黎明/B-3 西部 草原】
【藤崎瑞希@現実】
[状態]腹痛
[装備]なし
[道具]支給品一式、金属バット
[思考・状況]
基本思考:主催者の目論見を粉砕し跪かせる
1:参加者を救う
2:C−3から離れる
「ビリー! あの時お前が使った技、使わせてもらうぞ!」
カズヤと別れ、走り出すトキの耳に、カズヤの雄叫びが聞こえ、トキは驚愕する。
「ビリー、だと!?」
ここへ向かう前に拳をかわした男、ビリー・ヘントン。トキはカズヤがビリーの知り合いだった事を今になって知った。
「……今は考えるよりも動く事が先決だな」
トキは駈ける。未だ疲労は残るがそうも言ってはいられない。
託された、救ってくれと。
思い出させてくれた、自分の歩む道を。
歪みなき意志を受け継いだ男は走り続ける。
「カズヤ、この殺し合いの地で全てを救わんとした男がいた事を、俺は忘れんぞ」
【一日目 黎明/C-3 西部 草原】
【トキ@北斗の拳】
[状態]疲労大
[装備]なし
[道具]支給品一式×2、ショートカッター(残り一枚)@ドラえもん、不明支給品1〜3
[思考・状況]
基本思考:死ぬまでの間に多くの人を救う。
1:藤崎瑞希という人物との合流。
2:強者と戦うが殺害はしない。
3:ビリーともう一度戦う。
4:カズヤとビリーが知り合いだったとは……。
5:何故、自分の道を忘れていたのだ?
カズヤぁぁぁぁぁ
カズヤあああああああああああああ!
アーッ!
「ヌアアアアアアア!!!!!」
ブロリーは怒りに震える。
獲物には逃げられ、サイヤ人でもない相手に右足首を破壊されてしまった。
戦闘民族のプライドをズタズタにしてくれた相手は既に事切れていたが、自分の手で気の済むまで破壊した。それでも尚、怒りは収まる事を知らない。
いらいらを募らせながらブロリーは体を休ませる。もう獲物を逃さぬ為に。
【1日目 黎明/C-3 ホテル跡】
【ブロリー@ドラゴンボールZ】
[状態]疲労(中)、右足首骨折
[装備]なし
[道具]支給品一式、不明支給品1〜3
[思考・状況]
1:英気を養う為に休憩
2:全てを破壊しつくすだけだ!
3:腹を庇う必要があるか……
※備考
・通常の制限に加えて、額・首・腰にリミッターが巻かれています。パラガスのリミッターを改造したものです。
そのため首輪の代わりに心臓部に首輪にあたるものが仕込まれています。
・腹部の傷は「燃え尽きろ!!熱戦 烈戦 超激戦」で悟空に付けられた傷です。
表面上は塞がっていますが内部が治癒しきっていません。
・参戦時期は「燃え尽きろ!!熱戦 烈戦 超激戦」の数日〜数ヶ月後。
少なくとも地球には着いていませんがセルゲームは終わっています。
※共通備考
・C−3のホテルが半壊しました。
以上で投下を終わります。質問点などありましたらお願いします。
投下乙!ちょっとパンツレスリング習ってくる
投下乙
カズヤ君歪みねぇな
これからは死者スレで未知のエリアを目指してくれ
投下乙です、なんという熱い戦い…
ちょっとパンツレスリング把握してくる
なんという熱いバトル…
カズヤよくがんばったよ
投下乙!
パンツレスリング知らないが熱すぎて感動した!
カズヤ、お前は頑張った……!
翠の子と蒼の子のことかお?
最初トキを見たとき「コイツ絶対mugen出典だろ・・・。」と思ったがべつにそんなことはなかった。さすがに病人は格が違った。
ああー誤爆したー
投下乙
カズヤ熱いな……
今、死者スレがかつてないほど漢くさい
今日中には投下したいなあ……あ、今はまだ投下しないよ
自分はどうしたらいいんでしょう?
きっと俺の原稿は今投下したらクズにしか見えなくなる・・・
明日まで推敲するか・・・
とりあえず
>>1000を入れた奴を仮投下スレにだしてきたらどうかな?
そこから議論スレにいってどうすればいいか聞くみたいな流れで
カズヤ早くも逝ってしまったか・・・
けど十分な活躍だったな
とりあえず、今は予約保留になるのかな?
>>1000の登場話書いた書き手さんに、
>>1000入れた場合も書いて欲しいが…
なんだ、結局
>>1000は出さないのか
新規の人が把握出来ないとか、オリキャラになるとか
開始前に指摘したときはフルボッコにされたのに
今さら「やっぱやめといた方がいいな」とか
どんだけ考えなしなんだよ
正直俺は問題ないと今でも思ってるが、作者が撤回したらどうにもなんねーんだもん
今になって気づいた。
先に予約してた人がいる……orz。どっちにしても無効っぽい
477 名前: ◆kuYKvlZ3no [sage] 投稿日: 09/02/12 00:00 ID:NopY6bzs
カーネル・サンダース、
>>1000 予約
◆kuYKvlZ3noさん、すいません。
……そう思ったら、ルール違反で予約通らなかったみたいですね
いや、それはカーネルが引っ掛かったんじゃないのか?
眠い・・・・ひっそりと投下します。ミス多いかもしれません
よし、ならば支援だ
しえーん
「メタナイトさん!また…」
「あぁ、急いだほうがいいな」
仮面の騎士、メタナイトと、色鮮やかに虹色な門番、紅美鈴はホテルを目指して急いでいた。
目指すホテルは先程から何度か爆発音が響いている。
あの近くに参加者が居る事は明白、そして力を持ったマーダーが居る事もまた明白だ。
二人の目的が戦いを止めることである以上、あそこに急がねばならない。
しかしホテルに向かって足取りを速める二人の前に、一人の触角の生えた大男が現れる。
その威圧的なオーラ、痛いほどに感じる殺気に二人の足は無言で止まった。
沈黙、いや硬直と言うべきだろうか。静かな睨み合いの時が流れた。
先に口を開いたのはメタナイトのほうであった。
「問おう…お前は誰の味方だ」
触覚の武人はフッと鼻で笑うと半分吠えるように答えた。
「誰の味方…とは訳の分からん事を言う。俺は常に俺の為に、貂?の為に戦ってきた!それ以外は誰の為に戦うつもりも無い!」
ビリビリと空気が震え、メタナイトと美鈴の背筋がつつっと寒くなる。
「どうやら…相容れぬようだ」
しょうがないねと言うかのような口調でメタナイトがネギを握り前に出る。
その言葉に我に返った美鈴が叫ぶ。
「メタナイトさん!無理ですよ!ここは退きましょう!」
「私は剣士だ!剣があれば戦える!」
「それ剣じゃなくてネギですよ!」
美鈴の言葉を無視したメタナイトはネギを大きく振りかぶった。すると驚く事にネギが光りだした。
「貴様も妖術使いか!」
メタナイトの持つネギの様子が尋常で無い事を悟り、呂布が駆け出す。
「はっ!」
メタナイトが眩しく光るネギを振ると、なんとネギから中規模な竜巻が発せられた。
しかし相手は最強の名を欲しいままにしたあの呂布である、斬馬刀を振りかぶると易々とそれを切り裂き、
竜巻の向こうのメタナイトに攻撃の狙いを定めようとした。
しかし既にそこにはメタナイトの姿は無かった。
「上かっ!」
咄嗟に斬馬を盾にするように上に構え、ネギを下に構えて落下してきたメタナイトの急襲を防ぐ。
カーン!とネギと刃物のぶつかり合いとは思えない音が響いた。
「死ねぇ!」
攻撃を弾かれて宙に舞ったメタナイトに呂布の振り上げた斬馬が風を切りながら迫る。
メタナイトもネギを構えて防御するがいくら硬いネギと言っても所詮ネギ、まともに一撃を食らえばただでは済まない。
「させませんよ!」
美鈴がすかさず呂布の足、脇、肩に連続で蹴りを入れ、その巧みな連携に呂布の姿勢は崩れた。
もともと振り下ろす事によって攻撃力を増す斬馬刀の一撃は一応命中はしたものの、メタナイトの体を両断することは無かった。
代わりに防御として前方に構えたネギは先が切り落とされて短くなり、体を覆うほど面積の広い仮面はパッカリと割れ、メタナイトは吹き飛んだ。
体制を戻した呂布は美鈴の追撃蹴りをバックステップで回避する、しかし…
「う、うぉぉおおおお!貴様も術師か!」
いくら呂布といえども、突然にその蹴りと同時に発せられた虹色の旋風までもかわすことは出来なかった。
予想だにしない攻撃に呂布はただ吹き飛ぶ。
すぐに起き上がって辺りを見渡すが、周囲は美鈴が蹴りと共に巻き上げた砂煙で視界が悪く仕掛ける事ができない。
そして砂煙が収まった時、そこには呂布だけが一人立ち尽くしていたのだった。
☆
私はメタナイトさんを背負って草原を駆けていた。
最初に目指していたホテルとは逆方向だが仕方ない。
アテも無く逃げるというのも何なので映画館を目指して逃げることにした。
「メタナイトさん、大丈夫ですか?だから無理だって・・・」
「剣のせいではない、私が未熟だっただけの事・・・」
「お野菜VS刃物じゃ負けてもしょうがないですよ!」
「真の剣士は剣を選ばぬ」
なんでこの人はこんなに頑固かなぁ〜?
「勇敢と無謀は違いますよ?」
「慎重と臆病もまた違う」
いよいよイライラしてきた…
「いい加減にしてください!私はただメタナイトさんが心配で…」
「悪いが私は死ぬ覚悟など既にハルバードの上でできていた」
あぁ、もう……面倒くさい!
私は映画館の目の前まで来たのを確認するとメタナイトさんを下ろして言った。
「あなたの志まで命といっしょに投げ出さないでください!あなたの救いを必要としてる人だって居るんです」
メタナイトさんの肩が私の言葉にビクンと反応したのが分かった。
そしてメタナイトさんは振り向くと急に…
ネギの欠片を齧り出した。
ガリガリガリと小気味良い音を立てて食べている。
「な、何やってるんですかメタナイトさん!?」
「この剣が折れたのは私の責任!この辛味に誓って次こそ奴を倒す!」
はぁ〜…なんだろうな〜この人……堅物すぎるのか、なんかもうよく分からない。
――その時、私に電流走る。
(か、かわいい…仮面外した素顔…かわいい…)
思わず抱きしめたくなる衝動を抑える。メタさんが見られているのに気が付いて顔を隠す。
「え〜、メタさん〜なんで顔隠すんですか〜?」
「だ、黙れ!あと、メタさんと言うのを止めろ!」
どうやら素顔を晒すのがよっぽど恥ずかしいらしい。
「メタさん、コレ…付けます?」
少し可哀想に思った私は支給品の仮面をメタさんに差し出した。
メタさんはマントで顔を隠したままそれを受け取ると、少し短くなったネギを仮面に向かってガンガンと打ち付けだした。
何かが焦げる様な臭いと共に仮面が叩いた方向に曲がっていく。
数分をかけて仮面はメタさんの頭サイズに改造されたのだった。
新しい仮面を被り、メタさんは決意を述べた。
「未熟な私はあの場所で死んだ…私は…新しい私だ。もう二度と失敗も敗北もしない
そして私がこの戦いを終わらせる」
素顔ってあれかwww
【D−2 映画館前/1日目・黎明】
【メタナイト@星のカービィ(メタナイトの逆襲)】
[状態]小疲労、顔面打撲、決意、ゼロマスクメタナイト
[装備] ネギ@初音ミク(お前ら全員みっくみくにしてやるよ)、ゼロの仮面(顔が入るサイズに改造)@コードギアス
[道具]支給品一式、バトルドーム@バトルドーム 、割れた仮面@星のカービィSD
[思考・状況]
基本思考:殺し合いを止め、終わらせる
1:ホテルへ行きたいんだが…
2:美鈴と同行し参加者を見つける
3:美鈴の知り合いの情報集め
4:殺し合いに反対するものを集める
5:殺し合いに乗るものの排除、触覚の男との決着
※呂布との戦いでネギが2cmほど短くなりました。
【紅 美鈴@東方project】
[状態]中疲労
[装備]無し
[道具]支給品一式、スタンドマイク@VOCALOID
[[思考・状況]
1:メタさんと同行し参加者を見つける
2:知り合いの情報集め
3:殺し合いに反対するものを集める
4:ちゃんとした剣をメタさんに持たせたい
5:殺し合いに乗るものの排除
※知り合いの行動によって考えが変わる可能性は高いです。
出遅れたが支援せざるを得ない
連投規制よけ
☆
その頃、呂布は獲物に逃げられたにもかかわらず、自分の腕を見つめてただ立ち尽くしていた。
上空からの急襲を防いだ時に腕に伝わった衝撃による痺れ、それがまだ腕に残っていたのだ。
(奴を一撃で仕留める事が出来なかったのはこのせいか。武器はネギだというのに…大したものだ。
面白い、『めたないと』…と言ったか。奴とは愛用の方天画戟と赤兎馬を駆って全力で死合いたいものだ。)
最強の漢は好敵手が増えたことを不敵に、そして豪快に笑うのであった。
【C−3 道、北側/1日目・黎明】
【呂布@iM@S演義】
[状態]健康
[装備]斬馬刀@るろうに剣心
[道具]支給品一式、不明支給品0〜2
[思考・状況]
基本思考:強そうな奴には片っ端から喧嘩を売る。優勝狙い
1:チルノとはまた会ったら決着を着ける。
2:メタナイトと全力の決闘をしたい。
3:主催者も殺す。
※痺れはすぐ取れました
投下終了です
さて、寝よう・・・おかしいところは明日にでも修正するか・・・
支援のネギ踊り
メタナイトの素顔ってどんなの?気になる…
か、、、かわええ!!
投下乙!
なんだが呂布って前のでチルノに南に行くって言ってなかったっけか。
ネギでやり合うとはメタナイトも大概だなw
すみません。予約してた運送屋、羽生名人、おじーちゃん、凡骨破棄します
登場SSは書かないけどゆっくりだけは…と思ってたがいかんせん速さが足りないww
今入ってる予約分はこれかな?
◆CMd1jz6iP2 ベジータ@ドラゴンボール 桂言葉@SchoolDays 夜神月、因幡てゐ
◆1sC7CjNPu2 射命丸文、グラハム、野々原渚、ブロントさん、囲炉裏
◆xHiHmARgxY 海原雄山
◆WWhm8QVzK6 ビリー・へリントン チルノ
◆BRxsUzTn5A キョン子 アカギ
◆jVERyrq1dU ドナルド、レン、CCO
◆sh/9YAh26Q バルバトス・ゲーティア
◆/mnV9HOTlc 絶望先生 律子 スプー
◆w2G/OW/em6 弱音ハク
◆wC9C3Zbq2k タケモト、カミーユ
◆XksB4AwhxU 鏡音リン、キーボードクラッシャー
◆SHdRN8Jh8U 逢坂大河、伯方の塩
◆KX.Hw4puWg ときちく、萩原雪歩
今の予約状況
◆CMd1jz6iP2 ベジータ@ドラゴンボール 桂言葉@SchoolDays 夜神月、因幡てゐ
◆1sC7CjNPu2 射命丸文、グラハム、野々原渚、ブロントさん、囲炉裏
◆xHiHmARgxY 海原雄山
◆WWhm8QVzK6 ビリー・へリントン チルノ
◆BRxsUzTn5A キョン子 アカギ
◆jVERyrq1dU ドナルド、レン、CCO
◆1iTsjuDvBE KAITO、
>>1000(保留)
◆sh/9YAh26Q バルバトス・ゲーティア
◆/mnV9HOTlc 絶望先生 律子 スプー
◆w2G/OW/em6 弱音ハク
◆wC9C3Zbq2k タケモト カミーユ
◆XksB4AwhxU 鏡音リン、キーボードクラッシャー
◆SHdRN8Jh8U 逢坂大河 伯方の塩
◆KX.Hw4puWg ときちく 雪歩
ごめん被ったおrz
こんな時間にかぶるとはww
(被るとは思わんかったから)ビビるわぁ!
地図のオンドゥルの画像がムッコロになってないか?
すまん、地図の画像ってのはどうすれば見れるんだ?
黄色だったり赤の枠に参加者の名前が入ってるのが地図上にあるだけで、
画像なんて見れないんだが
それをクリックしてみるべさ
名前をクリックすれば見れるよ
トンクス
なんぞこれwwww
>>103 ニコニコ的にはあのムッコロスの顔芸がいいかなと思ってあの画像を入れたんだけど
仮面ライダーの方がよかったかな?
>>109 いや、今回参加してるのは剣崎一真で
あれは相川始って言う別のキャラだからさ
いーんかなー?と思って
ごめん、特撮無頓着で
適当な画像があったら新たに登録して、すでにある奴削除しといて
適当な画像を見つけていじろうとしたら既に修正済みだったというw
こっちこそ口うるさくしてすまんかったね
114 :
Classical名無しさん:09/02/14 13:09 ID:W436m8hY
うん?愛犬てつって意志持ちだろ?
短いですが投下します
世界に一つだけの支援
バルバトスは苛立っていた。
殺し合いに連れてこられたことではない。
彼は強敵と戦えるのならば、彼は誰かの下につくこともそんなに抵抗は無い。
逆に主催者には、二度死んだ身でありながらまた殺し合いが出来ることに感謝しているところである。
彼が苛立っているの先の戦いのことであった。
鍛えられた肉体と、技、そして何よりも悪を許さないというあの『英雄』のような心。
運良く始めからそんな相手に出会えたのにあの終わりだ。興ざめもいいところである。それに彼はアレックスの強さに満足していなかった。
彼が求めているのはもっと激しく、血のたぎるような闘いである。自分の命すら危うくなるようなそんな闘い。
「まだだぁ、まだ足りんぞ。俺の渇きはこんなもので癒えはしない。」
そして彼は新たな戦いを求め中心部に向かうことを決めた。
殺し合いをするには人に会わなければ始まらないし、ここにいれば人が来ることもあるだろうが、待つのは性に合わない。
そしてバルバトスの本能が訴えていたのだ。西に行けば強者がいると。今までに無い死闘が出来ると。
しかし今自分は本気を出せない状況。愛用の斧は奪われ、支給品のキーボードで戦っている始末。
バルバトスは自分も相手も全力でぶつかり合う殺し合いをしたいのだ。
他の武器は入ってないかとバッグの中を調べるともう一つ支給品が入っていた。
どうやら薬のようである。名前はタミフル。
『一定時間力、スピードなどが格段に上がりますが、その代わりとして思考力が低下します。』と書いてある。
バルバトスは顔をしかめた。魅力的なものではあるが彼はアイテムが嫌いなのだ。
「こんなものを用意するのなら武器を用意すればいいものを。まあいい、この現状だ。死にそうなときにでも使うか。」
そういって彼はタミフルをしまい、もはやこれ以上は時間の無駄と駅に向かった。
駅に着くとどうやら汽車はもうすぐ出発するところのようであった。
「くっくっく、次の汽車はすぐ発車する。運が良かったなあ」
自分のことであろうに誰に話しかけているのかは分からないが嬉しそうに微笑みながら汽車に乗り込む。
バルバトスはこれから起こるであろう強者との死闘に心を躍らせて叫ぶ
「さあ、この殺し合いをもっと楽しもうぜぇ!フ、フハハ、フフフハハハハハーッハッハーー!」
しえん
F−3 汽車内/一日目 黎明】
【バルバトス・ゲーティア@テイルズシリーズ】
[状態]軽度の疲労、全身に中度の打撲、頭の出血は停止。
[装備]キーボード@キーボードクラッシャー
[道具]基本支給品、メロン(1/2)@現実、タミフル@現実
[思考・状況]
1:強い相手を探し出し、殺す。
その邪魔をするやつも殺す。
※アレックスが死んだと判断しています
【タミフル@現実】
一時期世間を騒がせた薬。ニコニコ内ではおもにキャラが暴走状態などのときに、これを摂取したなどと言われる。攻撃力やスピードなどのステータスが大きく上がるが、その代わりとして思考力が低下する。
タニフル支援
短いですけど投下終了
タイトルは「参加者見つけてすぐ屠る〜狂気のバルバトス・ゲーティア」で
投下乙ー
ようやく電車の使用者が現れたかw
今の予約状況
◆CMd1jz6iP2 ベジータ@ドラゴンボール 桂言葉@SchoolDays 夜神月、因幡てゐ
◆1sC7CjNPu2 射命丸文、グラハム、野々原渚、ブロントさん、囲炉裏
◆xHiHmARgxY 海原雄山
◆WWhm8QVzK6 ビリー・へリントン チルノ
◆BRxsUzTn5A キョン子 アカギ
◆jVERyrq1dU ドナルド、レン、CCO
◆1iTsjuDvBE KAITO、
>>1000(保留)
◆/mnV9HOTlc 絶望先生 律子 スプー
◆w2G/OW/em6 弱音ハク
◆wC9C3Zbq2k タケモト カミーユ
◆XksB4AwhxU 鏡音リン、キーボードクラッシャー
◆SHdRN8Jh8U 逢坂大河 伯方の塩
◆KX.Hw4puWg ときちく 雪歩
投下乙です
タミフルはヤバイwww(いい意味で)
使う時は来るのだろうか…
乙です!
その男にタミフルはあかんww
元々暴走気味なのにこれ以上狂ったらw
タミフルバルバトスとか想像できねぇw
一つ質問というか疑問というか……
あの線路は地下鉄ではないんだな?
ちょっと勘違いしてたが。
咲夜さんが外から見て、電車が一時間に一本と判断してる=電車は地上を走ってる、じゃない?
それじゃあ線路に追い込んで轢き殺しも可能か
そういえばジャンプロワも路線だったし、問題ないか
あ、そっか。確かに。
スマン。地上を走っているにしては色々ぶち抜いてみょんな通り方だと思ったんだ。
いったん破棄が政界っぽいので破毀します
呂布がチルノには南に行くと言ってるのに北に向かっているのは何故?
呂布「むぅ?暖かそうだからこっちにきてみたが…」
きっとこうだよ
磁石使えなかったんじゃね?三国時代の人だし
これが脳筋呂布なら単に間違えましたで済むんだがなw
でも南部歩いてたのにいきなり北部はまずいんじゃね?
チルノが中央部にいた以上、南にはまっすぐ歩いてた訳だし
これがあずささんならしょうがないですむんだがな。
後、この作品の呂布は脳筋じゃないからなぁ
ホテルが破壊されたのを見てホテル周辺で強者を探そうと思ったのなら北へ向かった理由にもなるのかな
呂布「皆何を言っているのだ砂漠は北(モンゴル)にあるもの
即ち砂漠の逆は南に相違あるまい」
どう考えてもキバヤシ理論よりもアレです本当にありがとうございました
電車と関わってるのって3にんだけ?
今気付いた
バルバトス、F-3に駅なくね?
F4まで移動したんじゃね?
ID見れば分かると思いますけど、
>>131=139です。
個人的には反対、かな。
ニコニコと関係ない。
ネタ参戦がある程度認められる自由度の高さがニコロワの特徴とはいえ流石にここまでやると無法地帯な気がする。
以上が私の意見。他の人はどう思ってる?
議論スレの内容でしたね、済みませんorz
呂布の人はとりあえず南に向かってたのにC-3にいる件について修正した方がいいかと
バルバトスは状態表の修正かな
ニコニコとの関連性を何らかの形でしっかりと付けられるならばありだとは思う
でも実際のところニコニコとの関連性をつけるのは難しいことだから(少なくとも俺では無理)
1000を出すのは現実的には厳しいのではないだろうかと
ニコニコ代表を出したいというのであれば
むしろ現在出てるやるおの設定にニコ厨であるということ付加するほうがよっぽど楽かと
やる夫はVIPPERなわけだから、どちらかと言えば「ニコ厨氏ねおwww」ってなるんじゃね?
とりあえず、議論スレでやるべきですかね
>>144 ニコニコで動画連載中のROZEN戦記とかそういうの出典はありなんだっけ?
あれありなら、予約とって 「破壊するもの」出そうと思ったけど見送った。どこまでカオス存在アリなの?
※ ROZEN戦記の「破壊するもの」とは。
ローゼンメイデンの蒼の子 に、魔法少女リリカルなのはのレリックを組み込み、ロマサガ3の四魔貴族が暴走させて復活させた「聖王の器」(用語はリリカルなのは)。
戦闘BGMは、ロマサガ3の「破壊するもの」戦のBGM、姿は勇者王ガオガイガーのジェネシックガオガイガー、使う攻撃はドラゴンクエストの「魔法、特技」というカオス。
さて読み直し読み直し。
まあ粗探しに2時間はかかりそうだが。
あっらー、なんでまた30kも書いてるかな俺はあほすぎるorz
すみませんF−3はF−4です。
修正しときました。
チルノとビリー、投下します。
ばっちこーい
支援だね
>>149 自分は知ってるが知名度的に無理っぽいぞそれ
しかも細かい設定とかないし
見通しの良い広い平原。
そこで水色の少女が物陰ににぐたっと横たわっている。
表情には疲弊の色が見られ、体を動かすのも辛そうだ。
少々荒い吐息を洩らして氷の妖精、チルノは一人呟いた。
「うぅ〜……やっぱり痛い……」
すぐに治らないことはHな彼女にも理解できた。
しかし悠長に寝そべっている暇はないことも理解していた。
此処にはあんな奴がまだいるのかもしれないと思うととても油断は出来なかったのだ。
「もっと……ちゃんと休憩できる場所を探さないと……」
しかし体が思うように動かない。動こうにも痛みが彼女に動くことを止めさせるのだ。
呂布が彼女に与えたダメージは並みのものではない。
彼女がまともに動けるようになるには後数時間は要するだろう。
微風がチルノの髪を僅かに揺らす。
チルノはため息をつき、少し体勢を変えようとしたその時
(……誰?)
遠くから足音が聞こえる。がさがさと草を踏み分ける音が夜の空気に響く。
彼女が隠れている岩陰まで近づくのはそう長い時間ではないだろう。
彼女はもちろん万全の体制ではない。
今ここで戦っても先程のダメージの所為で辛い戦いを強いられる、
もしくは最悪の事態になることもあるだろう。
相手に取り入ることを考えるという選択肢もある。
しかし、彼女がそんな選択をするだろうか?
彼女はチルノである。
チルノであるから、彼女は果敢に向かっていくのだ。
馬鹿なのではない。馬鹿だからではない。
チルノだから、そうするのだ。
彼女は自分の信条には反することはない。それを信条と呼べるかどうかはあやしいが……
とにかく、彼女はまだ見ぬ相手に向かって戦いを申し込む気だった。
◆ ◆ ◆ ◆
結論からいえば、気づかれていた。
彼女が頭隠して尻隠さずといった恰好では決してなかったのだが。
存在するだけで発せられる彼女の冷気は彼にとって容易に肌で感じることができた。
さっきの戦闘の余韻がまだ冷めやまぬビリーの肌にはそれはもうバレバレの存在だっただろう。
両者の間で緊張が走る。
刹那的な時間ですら永いように感じられる。
二人を隔てるのはこの岩のみ。
姿の見えない相手に対し、果たしてどちらが先に動けるか。
有利なのはビリーの方だろう。なにしろほぼ正確な位置が分かっているのだから。
一方のチルノは相手が右から来るか、それとも左から来るか判別はできない。
まだ離れているうちに飛び出せば正面から対峙することもできただろうが体のダメージがそれを許さない。
結果的に彼女はビリーが出てくるまで対処できないでいた。
岩陰から約5メートル。ビリーが走った。
気づいたチルノは両手で弾幕を張る用意をする。
左右どちらからでも対処できるといえば最善の方法だろう。
一瞬、足音が消えた。
しかし彼女の視界にはまだ何も現れない。
右を向いても、左を向いても、見えるのはだだっ広い平原だけ。
(え?どこ!?)
まだ岩の後ろにいるのか。しかし、もう待っている余裕はない。
そう思うとチルノはすぐさま体を起こし岩の後ろへ――――――――
支援
振り向いた瞬間に後ろから聞こえる着地音。
まさかと思ったが時すでに遅し。
ソイツは着地したかと思えば一瞬のうちにチルノに接近し、弾幕を放とうとした手はあっという間に
ゴツい手にがっしりと掴まれた。
「きゃああっ!」
掴まれたことによる振動が骨に響き、チルノは思わず声を上げた。
(こ……このままじゃやられる……)
そうは思うものの身動きは取れない。
バッグの中の武器を手に取ろうにも届かない。
しかし、目の前のソイツは何もしてこなかった。
というかチルノの姿を見て若干呆けているようだった。
しかし彼女の手を掴む力は解けるほどには緩まない。
「は……放しなさいよ」
「…………どういうことなの」
「へ?」
◆ ◆ ◆ ◆
ビリーにしてみれば驚愕の事態だった。
まさかこんな殺し合いに子供が参加させられているなど思いもしなかった。
勿論、この少女もただの人間というわけではなさそうだが見れば結構なダメージを
負っているのがわかった。
「大丈夫か?」
「……関係ないわよ。それよりアタイと勝負しなさい!!」
「元気があるのはいいことだが今はそんな場合じゃあない。これでも食べるといい」
そう言うとビリーはチルノから手を放し、バッグの中からあるものを取り出した。
「体力が回復するらしい」
なにやら海苔管のようなものを取り出し、それを振ると中から丸い粒が幾つか出てきた。
「何これ」
そう言いながらもチルノはそれをつまんで口に入れてみた。
「……おいしくない」
「正直俺に言われても困るね」
ところでビリーは気になることがあったので目の前の彼女に聞いてみることにした。
案外すぐ支援するんだね
支援ったらHね!
SIEN ZONE
「君はとても涼しそうだけど、その冷気はどうやって出してるんだ?」
「アンタも涼しそうね」
「……」
「いいわ、特別に教えてあげる。アタイは氷の妖精だから涼しくて当然なのよ!」
彼女は自慢げに答えた。
しかし、ビリーには彼女が真面目に答えてるのかわからなかった。
「妖精?言葉どおりでいいのか?」
「意味がよくわからないけど、アタイは妖精よ!」
そう言うと背中についている6枚の透明な羽根らしきものを動かしてみせた。
彼はそれを見ると半信半疑ながらも彼女に納得せざるを得なかった。
彼女は、飛んでいるのだから。
「あ、イタタ……」
しかしすぐに地に落ちてしまった。
「君に一体誰がそんなことをしたんだ?」
「リョホーセンってやつと戦ったのよ。でも関係ないわ!あいつはアタイが倒して部下にするんだから!」
「……」
あたいったら最強ね!
支援
ここまで傷付けられた相手にこの少女はまだ勝てると思っているのだろうか?
それと同時に彼はそのリョホーセンという奴とも闘ってみたいと思いながら
ビリーは神妙な面持ちになってチルノに問いかけた。
「君は俺と一緒に行動するつもりはあるか?」
「なんで?」
「君のその怪我じゃこれから行動するには危険だ。君の目標も達成できないんじゃないか?」
確かにチルノは通常に比べて並でない力を持っている。
だがしかし、ビリーにしてみれば彼女はあくまでも子供でしかないのだ。
その子供が傷ついているのに自分が見捨てるわけにはいかない。
そう思っての提案だった。
「ダメよ」
「ホワィ!?」
「だって私は一人で行動するって決めたんだもの。誰かになんか頼れないわ、いずれあんたも
アタイの部下にしてやるんだから!」
施しを受けといてどの口がほざいとんじゃボケと言われかねない言動だがビリーは真剣に彼女の
話を聞き、そうしたうえで再び言葉を紡いだ。
「じゃあ君の怪我がよくなるまで側にいよう。それでいいか?」
「……仕方ないわね、まあいいわよ」
納得してくれたようでなによりとビリーはにっこりした。
しかし、彼らの周りを取り巻く環境は変わらない。
未だにそこらじゅうに危険が潜んでいるのだから……。
【一日目 黎明/D-3 中央部 平原】
【チルノ@東方project】
[状態]全身強打、右肩甲骨、左肋骨に若干のヒビ(怪我は少し回復)、小程度の疲労
[装備]なし
[道具]支給品一式、毒蛾のナイフ@ドラゴンクエストシリーズ、DMカードセット(翻弄するエルフの剣士、鉄の騎士ギア・フリード、ガーゴイル・パワード)@遊☆戯☆王
[思考・状況]
基本思考:殺し合いには乗らないが手当たり次第倒して部下にして回る、主催を倒す
1:回復の為に休憩。
2:さいきょーを証明する。
3:動けるまで人間(ビリー)が側にいるのを認める。
4:さいきょーのあたいがさいきょーのチルノ軍団を結成して主催者を倒す。
5:リョホーセン(呂布)を倒して部下にする。
※備考
漢字が読めません。
空は飛べますが体力を余計に消費します
【ビリー・ヘリントン@ガチムチパンツレスリング】
[状態]:軽傷(行動に支障なし)
[装備]:半袖ジーパン(二試合目の最初の姿)
[道具]:支給品一式,万葉丸(27/30)@零シリーズ、不明支給品1〜2個
[思考・状況]
基本思考:強者を求める。
1:少女(チルノ)が動けるようになるまで側にいる。
2:強者と戦う。
3:トキともう一度戦いたい。
4:リョホーセンとやらが気になる。
投下乙。
ビリー大人しくなったけど
満身創痍な少女がいるし、仕方ないね
投下乙ー
チルノはやはりどこでも愛されるんだな
投下乙。
やっぱ兄貴はいい兄貴だな。
チルノはこの先どうなるか
【万葉丸@零シリーズ】
ホラーゲーム、「零」のシリーズにおいてお馴染みの回復アイテム。
使うと体力がそこそこ回復する。
投下終了です。
万葉丸については後ほど詳細を入れさせてください
やはり兄貴は紳士だった
投下乙
俺のターンですね。投下します
いいですとも!
支援に転じよう
「らんらんるー☆」
星々しか光源のない暗闇の雪原地帯で、志々雄は進行方向にぼんやりと浮かび上がる黄色い怪人を見つけた。
あまりにも異質な怪人の姿に、志々雄はまず己の目を疑った。
よく見ると奇抜なのは服装だけではない。顔も、そして髪形も、奇妙奇天烈この上ない。
「ドナルドは今仲間を探してるんだ☆ 友達になろうよ。君の名前は何?」
「…………」
おどけた調子で口を開いたドナルドに対して、志々雄は沈黙を貫いている。
志々雄も人に言えるような外見をしていないのだが、あまりにも怪し過ぎる人間だ。
「俺は志々雄だ。お前も殺し合いは許せないって性分なのか?」
「どうかな。ドナルドは嬉しくなるとついヤっちゃうんだ☆」
ヤるというのがどんな行為を指しているのか、志々雄には見当つかないが、あまり平和的な行為には思えない。
ドナルドから感じるどこか親近感の湧く雰囲気。先ほど出会った鏡音レンとは一癖も二癖も違う。
「奇遇だな。殺っちまうってのは、俺にも充分理解出来るぜ」
「うれしいなぁ☆」
ドナルドがこちらに歩み寄って来る。それに呼応するかのように、志々雄もまたドナルドへと歩む。
ちりちりと空気がその密度を増大させ、志々雄の身体が序々に熱を帯び始める。
ドナルドは涼しい顔で張りつめた表情の志々雄を見やる。
志々雄が殺気を飛ばす。それに反応してドナルドの表情は一変する。
悦楽に満ちた狂喜の顔がドナルドの奥底から表層へと現れ、志々雄を見て楽しそうに呟く。
「ああドナルド、志々雄の顔を見てると嬉しくなってきたなあ」
「……ヤり合いたくなってきたのか?」
「君が、そう望むなら」
志々雄の身体が、ドナルドの殺気に即座に反応する。間髪入れずにドナルドへと拳を放つ。
人一人を軽々と吹っ飛ばす程の破壊力を持った志々雄の拳がドナルドの腹に突き刺さろうかとした瞬間、
ドナルドの身体が布のように柔らかに舞い、回避運動に入る。
志々雄の拳がドナルドの服を掠り、そして破く。避けられた。志々雄は予想外の事態に心中で舌打ちする。
ドナルドは回避運動からそのままの流れで、志々雄に向けて回し蹴りを飛ばす。
横薙ぎの形となった蹴りは、上空へ飛ぶか、地面に伏せるかしなければ避けられない。
攻撃を終えた直後の志々雄にはそんなゆとりなど到底なかった。
志々雄の拳に勝るとも劣らない勢いで迫りつつある蹴り。誰がどう見ても避ける事は出来ない。
だが蹴りが寸前で防がれた。志々雄は持っているデイパックを盾にして、ドナルドの蹴りを寸前で受け止める。
ビリビリと激しい衝撃がデイパック越しに志々雄へと伝わる。
デイパックの中身のペットボトルが裂け、水が流れ落ちるのを見て、志々雄は今度は心中ではなく実際に舌打ちした。
足を引っ込め、ドナルドは続いて拳を放った。
「ちっ!面倒くせえ」
志々雄は、デイパックを捨て、姿勢を下げその拳の下を掻い潜る。
ドナルドはその動きを読んでいたのだろう。迫る志々雄に向かって膝を飛ばす。
もはや避けるまでもない。志々雄はドナルドの腹に完全に潜り込み────渾身の力で拳を叩きこむ。
膝と拳、どちらが早いか。勝ったのは──
「ガチャピンジャブ!!」
「アーッロ!!」
それはボディブローですぞー、と突っ込まざるを得ない志々雄の拳がドナルドの腹にめり込み、その衝撃で吹っ飛ぶ。
地面に伏したドナルドの元へ、志々雄は歩み寄る。
やはり百戦錬磨の志々雄は、戦闘面ではドナルドよりも一枚上手だった。
「君は……ドナルドを殺す気かな?」
「ふん……おどけた調子で猫被りやがって」
「待てよッ!!この木乃伊野郎!!」
黄色い髪の毛の少年が、突如志々雄とドナルドの間に割って入り、ナイフで威嚇する。
「またお前か」
「うるせえ!!」
弱いくせに、一人では何もできないくせに威勢だけはいい。
そういう性格の奴は伸びしろがありそうだが、ドナルドとの真剣勝負に水を差されたのはかなり不快だ。
志々雄はレンに構わず、ドナルドへと歩み寄る。
「それ以上近寄るんじゃねぇ!!刺すぞ!!」
そういって叫ぶレンの体は、恐怖で震えていた。
「うるせえよ。餓鬼がしゃしゃり出てくんじゃねぇ」
「子供扱いするな!!」
レンがナイフを握りしめ、志々雄へと突進する。しかし当たらない。
ナイフを軽くいなし、それからレンの首を掴んで投げた。レンは地面に背中を強かに打ちつけ、悶絶する。
邪魔な虫は消えた。さて、続きといくか。志々雄は倒れ伏したドナルドの前に立つ。
しかしドナルドはここで予想外の言葉を口にした。
「降参だよ。命だけは勘弁してくれないかな」
両手を上げて降伏を示すドナルド。志々雄はしばし無言でドナルドを見据え──そして三度目の舌打ちをした。
「……刀だ」
「刀がどうかしたのかな?」
「交換条件だ。刀を俺にくれ。命だけは勘弁してやるよ」
「うーん……残念だけど僕の支給品には刀はなかったなあ」
「そりゃ残念だったな」
志々雄はドナルドの顔を踏みつぶそうと、片足を上げる。
支援しますぞー
つい支援をしたくなっちゃうんだ
「待てよッ!!」
一際大きな声が響き、志々雄は動作を中断させた。首を振って、無力な子供の方へと視線を移す。
レンは泣いていた。屈辱と、自分の無力さに呆れ悲しみ、泣いていた。
レンが泣こうが何をしようが志々雄には一切興味のある事ではなかったが、レンが両手で重そうに持っている得物には興味があった。
「こいつを、こいつをくれてやるからさっさと失せろよ!!俺の前で……俺の前で人殺しなんてさせてたまるかよッ!!」
涙と鼻水が入り混じった顔で志々雄に威勢よく叫ぶレン。そんな彼を見て、志々雄は薄く笑んだ。
「くくく……こっちに持ってきな小僧」
「小僧って、小僧って言うんじゃねえよ!!俺にはレンって名前があるんだ!」
服の袖で涙と鼻水を纏めて拭き取り、刀を持って志々雄の元へ歩む。
ふらふらとバランスを崩しつつ、何度も刀を落としそうになりながら懸命に刀を運ぶ。
それを見て志々雄はレンが何故刀を持っているのに関わらず、ナイフを武器にしていたのかを理解する。
「成る程な。確かに戦い慣れていない餓鬼には刀は重い。
お前のような小僧が、そいつを使ってまともに戦えるわけがない」
やっとの事で志々雄に刀を手渡す。レンが両腕を使い運んだ刀を、志々雄は片手で軽々と持つ。
「俺自身忘れていたぜ。こいつは餓鬼には過ぎた玩具だ。ナイフを武器に選んだのは正しい」
「餓鬼扱い、するんじゃねえよ……」
デイパックに刀が入っていたのにも関わらずナイフを選ばざるを得なかった。
刀の方がナイフよりも強力な武器なのはレンの目から見ても明らか。それなのに、自身の弱さゆえにナイフを選ぶしかなかった。
それは何としても殺し合いを止めたいレンにとってこれ以上ないほど屈辱的な事実であり、誰にも知られたくない恥部だった。
それを志々雄に悟られてしまった。レンの声に、いつものような威勢はない。
志々雄はドナルドの元から離れる。
「それで、お前はこれからどうするつもりなんだ?」
「ドナルドは楽しむだけだよ☆」
いまいち不明確な答えを返された志々雄は、ドナルドを鼻で笑い、二人の元から去る。
────その時だった。
『聞いてくれ!参加者の中に、初音ミクという女がいる!どんな外見かと言うと、クソ長い青いおさげの少女だ!
その女は殺人鬼だ!我々はこの殺し合いが始まる以前に、その女に形容し難いほど無残な目にあわされた!
私の友二人は、初音ミクに殺されたのだ!あの女は美しい容姿を生かして、我々を騙し、殺し合いを勝ち抜いていくだろう!
頼む!誰かあの悪魔を止めてくれ!私は誰かがあの女に殺されるのをもう見たくはない!』
僧侶の放つ大音量が、三人の耳に届いた。
▼ ▼ ▼
志々雄はすでに消え、残ったのはレンとドナルドの二人。
レンは未だに泣きやまない。ドナルドはそんな彼を困ったように見ていた。
「畜生、畜生……ミク姉ちゃんは悪くなんかない……いい加減な事言いやがって……」
自身の無力さへの絶望、実の姉に対しての謂れのない中傷に、レンはすっかりと意気消沈していた。
殺される前に殺すと意気込んだはずなのに、主催者の思い通りになってたまるかと決意したのに、蓋を開けてみると散々な有様。
悔しくて悔しくて、そして自分自身が情けなくて仕方なかった。
志々雄に言われたとおり、確かに自分は所詮は餓鬼なのだろう。何の力もない無力な子供。
レンが殺し合いを止めようと意気込もうが、優勝を目指そうが、この殺し合いの大局が決まるわけではない。
レンの力など蟻に等しい。いてもいなくても、この殺戮ゲームは何も変動しない。
ただ人数が一人減るだけ。そんな意味のない、無力な存在だ。
「ちくしょう……!」
地面を力いっぱい叩き、レンは涙を流した。
「……?」
微かな違和感。自分が情けない手段で助けてあげた道化が、レンの背中をツンツンと突いている。
「なんだよ!」
やや八つ当たり気味に、レンはドナルドに罵声を飛ばす。
「君は、泣く必要なんかないと思うよ?ドナルドを助けてくれたんだからさ」
「うるせえよ!俺にもっと力があれば、あの木乃伊野郎を殺せたのに!」
「ひゃっはっはっは! そうだね、君には確かに力がないよ。
でもドナルドを助けてくれた。普通の人間なら怖くて志々雄には立ち向かえないよ」
「うるせえ……ケンカ売ってんのか!!」
殴りかかろうとするレンを宥めるドナルド。柔和な表情を保ち続ける。
「でもね。君には強い意志がある。悪党に負けるもんか!って気持ちは誰よりも強い。ドナルドはそう感じたな」
レンは涙を拭き、ドナルドの言葉に耳を傾ける。確かにそうだ。
言われるまでもない事だ。気持ちだけは、志々雄にも誰にも負けないという自負がある。
「何が言いたいんだよ。言われなくても分かってる。確かに……俺は弱いさ。
だけどあんたの言うとおり気持ちだけなら誰にも負けない」
ドナルドはにんまり笑った。その笑顔を見て、レンは何故かほっとし、安心してしまった。
第一印象はただ不気味だったドナルドだが、今見てみると普通の人に見えてくる。
何故か判らないが、人を惹きつける魅力のようなものが彼にはあるのかもしれない。
「だけどな。気持ちだけじゃ何も変わらないんだよ!
俺みたいな弱い奴が……弱い奴がよ……」
「弱くなんかない!!」
突然ドナルドが大きな声を発した。
「ドナルドはレンみたいな子を見るとつい嬉しくなっちゃうんだ。レンは強い。
なんだかんだで結局主催者の言いなりになっている志々雄よりも、レンの方が強いとドナルドは思う!
勿論さっき拡声器で叫んでいた人よりもレンは強い!」
「だから力がなけりゃ──」
レンがドナルドの言葉に食ってかかる。
「──これから強くなれるよ。レンはね。飛ぶハードルを間違えたんだ。
いくらレンでも、いきなり志々雄を殺すのはきついよね。初めの相手はもっと弱い人じゃないと。
そして次第次第にハードルを上げていって、最後に志々雄にリベンジすればいいんだ」
しえん
ドナルドいい奴だなー
支援
いい…奴?
支援
飛ぶハードルを間違えた。レンはその言葉をよく咀嚼し、自身のこれまでの行動に照らし合わせて考えてみる。
確かに志々雄は強かった。だが、レン自身が成長すればどうか。何も身体的な成長だけを指しているわけじゃない。
例えば志々雄よりも遥かに弱い悪党を殺して、武器を奪い取れば……奪い取った武器がもし強力なものだったなら……
志々雄にだって勝てるのではないだろうか。
例えば、ナイフの代わりに銃が手元にあれば……
「ドナルド……俺は、志々雄に『今』勝つ事しか考えていなかったのかもしれない」
「ひゃっはっは。レンには無限の伸びしろがあるよ。一つずつハードルを越えていけば志々雄にだって必ず勝てる。
殺し合いを壊す事だってできるよ!ドナルドが保証する!!」
「そうかな……でも、俺にとって丁度いいハードルって……あるのかな……」
自分よりも弱い悪党がそういるとは思えない。殺し合いに乗る者は、勝算があるから乗るのだ。
弱い悪党はそもそもいるのだろうか。レンの疑問に、ドナルドは顎に手を当てて考え込む。しばらく時間が過ぎた。
「レンの相手は、悪党だよね?」
「うん」
問いかけに、レンは素直に頷く。
「例えばの話だよ?さっき誰かがミクって人は悪魔だって言ってただろ?なら、初音ミクは悪党なのかい?」
その言葉にレンは真っ赤になって反論する。ミクの悪口だけは許さない。
ミク姉ちゃん、カイト兄ちゃん、メイコ姉ちゃん、そしてリンが悪い人間なわけがない。
「ふざけるな!姉ちゃんが悪党なわけない!むしろ拡声器で叫んでいた奴が悪党だ!」
「でももしかしたら本当に初音ミクに何かされたのかも。いや、ひょっとしてただ怯えて叫んでしまっただけなのかもしれない。
それでも悪党と言えるのかい?」
「それは……でも……」
レンは言葉を失う。そんなレンの顔色をドナルドはニコニコと笑いながら窺う。
「ドナルド自身の考えを言うとね。拡声器で叫んだ奴は悪党だと思う。
普通の日常の中なら唯の誤解、臆病者で通るかもしれないけど、この状況だと話は別さ。
レンのお姉ちゃんの初音ミクが悪い人なんてありえないじゃないかぁ。
それを誤解か何なのか知らないけど悪党だって言いふらす人は、この殺し合いを止めるにあたって邪魔な存在にしかなりえない。
つまりドナルドは思うんだ」
ドナルドはレンに顔を近づけ、満面の笑みで言った。
「レンが心配するほど、ハードルの数は少なくないんだ。この理屈分かる?」
レンはしばし思考する。拡声器の人物は例え何かの間違いでミクの悪口を言っているのだとしても、邪魔者にしかなりえない。
殺し合い、つまりバトルロワイアルにおいては、紛れもない『悪党』だ。
ドナルドは言った。「ハードルの数は少なくない」そうだ。志々雄のようにあからさまな悪党だけがこの場に居る訳ではない。
拡声器の人物のような善人の足を引っ張るような奴。そいつらの所為で姉や自分が死んでしまっては溜まったものではない。
もし何らかの切欠でこの殺し合いを破壊できる機会に出会ったとしても、志々雄のようなあからさまな悪党を全員始末できたとしても……
拡声器の人物のような『人の足を引っ張る悪党』がいては、全てが水泡に帰すかもしれない。
そうだ。殺さなければならない悪党は俺が思っている以上に沢山いるに違いない。
ハードルは高低沢山ある。弱い悪党、人の足を引っ張る悪党から殺して志々雄の強さに近づく事だって、きっと出来るに違いない。
「そうか。そうだよな。足を引っ張るような馬鹿はこの場においては悪党だ。そう考えると、悪党は沢山いる。
志々雄よりも強くなるためのハードルは沢山あるんだ……そう言う事だろ?」
「もちろんさぁ〜。レンよりも身体的に弱い悪党だってきっといるよ!
レンの心は最強なんだから志々雄みたいに規格外に強い奴以外には、負けるわけがない!」
「そうだよな。うん。そうだよ!俺は強いんだ!足を引っ張る弱者は悪党だ!そんな奴らは俺が間引いていく!
そうしてるうちに俺は志々雄よりも強くなってるはずだよな!」
支援4個分くらいかな?
いやな予感支援
レンはナイフを掲げ元気よく振りかざす。表情には元気が戻っており、以前のような情けない雰囲気は微塵もない。
レンは楽しそうにドナルドの手を握る。
「ドナルド!なんだか知らないけどあんた凄いよ!俺、さっきまで凄く悲しかったのに、今では何とかなるような気がしてきた!
あんたのおかげで目標が出来た!俺、こんな殺し合い気に入らないからいっぱい殺してやるぜ!!
志々雄にだっていつか勝てる!勝ってみせるよ!」
ドナルドは笑顔でレンの手を握り返す。
「ドナルドはレンの元気な姿を見るとつい嬉しくなっちゃうんだ☆
目標が出来て良かった。心は誰よりも強いレンが正しい目標を持てば、まさに鬼に金棒さ!」
「だっろ〜!さすがドナルド!」
褒められてつい顔を赤く染めるも、そのまま喜んでしまう。
「ねえレン。仲よくなった印に、ドナルドが嬉しくなるとつい言っちゃう御まじないを教えてあげるよ」
そう言うとドナルドは、両手をそれぞれ両肩に当てて……
「らんらんるー☆ レンもやってみようよ」
レンは恥ずかしそうにしていたが、励ましてくれたドナルドの手前、断るのはどうかと思い
「ら、らんらんるー☆」
ぎこちない動きでドナルドの真似をしてみる。
「いいなあ」
「う、うるせえよ馬鹿!恥ずかしい真似させるな!」
ポコンとドナルドはレンに頭を叩かれる。ドナルドとレンはお互い楽しそうに笑っている。
漸く俺の気持ちを分かってくれる人に会えた。しかもその人は俺に目標を与えてくれた。
そうだ。日常とはかけ離れた状況にある今、殺さなければならない悪党は沢山いる。
いいやつ……じゃねぇ!?
あれ……ヘタレといい王女様といいレンといいミクがかわいそうな流れに……
らんらんるー☆支援
なんかドナルドの言葉が……怪しい
「行くぜドナルド!まずは姉ちゃんの悪口を言った臆病者を殺しに行こう!」
「もちろんさあ!ドナルドも負けないよ!」
────志々雄、いつかお前を超える強さを手に入れる。覚悟して待ってろよ!!
▼ ▼ ▼
志々雄はレンから貰った刀を引っ提げ、一人歩く。
あの奇妙な道化、ドナルドについて思う事がある。奴と対峙した時、奴から感じた雰囲気は実に親近感の湧くものだった。
だが、親近感が湧いたとはいえ、志々雄とドナルドが同類と言うわけではない。
タイプの違う存在と言うべきか。ドナルドと志々雄は大きな視点から見れば近い存在だが、狭い視点から見ると決定的に異なっている。
あの眼光、体中から迸る雰囲気。同じ穴のムジナであるがゆえに、百戦錬磨の志々雄ゆえに嗅ぎ取れた微かな匂い。
他のものがどう言おうと志々雄だけは断言するだろう。
────ドナルドは俺と同じ悪人に違いない。
「異質だがな。少なくとも俺は弱い餓鬼をわざわざ自分の手で育てるような真似はしねえ。
奴は、掻き回す事を好んでいるのか?」
ドナルドの真意はさすがに読めない。ただ、悪人と言う事だけは直感で分かる。
「殺し合いの癖に今まで燻ってやがったが、いよいよ面白くなってきたな。次に会った時は……」
志々雄は懐の中に手を突っ込み、中に入れられたハンバーガーを取り出す。
あの一瞬の攻防の中、ドナルドはわざわざ志々雄にプレゼントしたのだ。完全に舐められている。志々雄程度に全力は出さない。
わざわざハンバーガーをプレゼントするのは実力の差を埋めるためのハンデ、とでも言うのだろうか。
志々雄の方も刀を持たずに戦ったので、ドナルドと同じくハンデを背負っていたと言えない事もないが……
ドナルドはステルスなのか?
ハンバーガーをプレゼントする余裕があるとかドナルドぱねぇ
>>199 ステルスしない扇動マーダーですね、これは怖い
危険だ……危険すぎるぜドナルドォ!
お前ら表に出ろ支援
「────次に会った時は、本物の死闘だ。ドナルド」
志々雄はドナルドからプレゼントされたハンバーガーを思い切り握りつぶした。
【B-6 /1日目・黎明】
【志々雄真実@るろうに剣心(フタエノキワミ、アッー!)】
[状態]:健康
[装備]:日本刀@現実
[道具]:支給品一式、不明支給品(1〜3、刀剣類は入ってなかった模様本人確認済み)
[思考・状況]
1:ハンバーガーを握りつぶした事を後悔(手が汚れた)
2:小僧(鏡音レン)を利用する。ドナルドがどう動くか気になる
3:無限刃が欲しい
4:弱肉強食の理念の元、全員殺害し元の世界に戻って国盗りの再開をする。
[備考]参戦時期は剣心が宗次郎戦を終えた時期からです。
「ドナルド、電車に乗れば早く奴の所に行けるかも。線路が北に続いてる」
張り切るレンの後ろを、邪悪な笑みを浮かべながら着いていくドナルド。
優しさなど欠片も窺えない禍々しい表情だった。
────『これから貴方達に最後の一人になるまで殺し合いをして貰います』だって?
ノンノン。どうして『教祖』であるドナルドがそんな事をしなくちゃいけないのかな?
右上に、左上って言ったっけ。あの二人が開いたこのイベントはとても面白いと思う。
そこはドナルドだって認めるよ。だけどさ、どうしてドナルドが参加者なのか、教えてほしいなあ。
この殺し合いを取り仕切るのはドナルドこそが相応しいだろ?
「なあドナルド聞いてるのかよ」
「もちろんさぁ!電車を待ってみるかい?」
CCOはハンバーガーとか知ってんのかな…?
手が汚れたことを後悔wwww
教祖こええ支援
CCOは英語堪能だからハンバーガーくらいは知ってるだろうw
ドナルドは支配される側の人間じゃないんだ。支配する側の人間さ。
全世界の人間はドナルドに夢中なんだ☆ 現に星の数ほどの人間がドナルドを崇拝してるんだ。
そんなドナルドが、まともに殺し合いを受け入れるとでも思っているのかな?
殺し合いであろうと、ドナルドはドナルドのやり方を崩すつもりはないよ☆
右上と左上、君たちがバトルロワイアルを支配するんじゃない。
この『ドナルド』がバトルロワイアルの支配者、つまり主催者だ!
いつも通り『教祖』として信者を増やして意のままに動かし、殺し合いを取り仕切ってやろうじゃないか。
惨劇はドナルドが作り出す。殺し合いを見ると、ドナルドはつい楽しくなっちゃうんだ☆
「ドナルド、俺絶対に殺して見せるぜ。邪魔な奴らをな!」
「ドナルドの事が大好きだなんて嬉しいなあ」
この一言に、レンはぽかんと口を開けるが、すぐに
「ああ!ドナルドはいい奴だぜ!助けた甲斐があった!ランランルー!」
「ランランルー!」
レンは年相応のやんちゃさはあるけど、素直でいい子だ。心からそう思う。
だからこそ彼の心の矛先を変えるのは簡単だったな。優しく囁いて、話の中にほんの少しだけ間違った事を混ぜればいい。
レンは素直だから対して疑いもせずに、ドナルドの言葉を全部受け入れてくれた。ドナルドは信者になってくれたレンが大好きさ☆
ドナルドの楽しみのためにいっぱい殺し合って欲しいなあ☆
らんらんるー☆
悪と言う単語には様々な意味があり、明確な絶対悪というものを定義するのはなかなか難しい。
だが諸宗教に見られる【悪魔】とは、善か悪かを選ぶにおいて困惑する人間の背中を、そっと悪の方向へ一押しする存在として描かれる。
志々雄のような自ら他者に害を与える者も『悪』ならば、
ドナルドのように困惑する者の耳元で囁き、間違った方向へと傾倒させる存在もまた『悪』に他ならない。
レンは今自分がしようとしている事に何の疑問を持っていない。弱者と言う名の『悪党』を間引く。
彼の中ではその行為はもはや完全に善である。何故ならドナルドがそう教えてくれたから。
優しいドナルドが迷っていたレンに明確で実践的な目標を定めてくれたから。
悲しみに打ちひしがれていたレンをドナルドは励ましてくれた。そんなドナルドが言う事は正しいに決まっている。
現にレンも納得できた。
ドナルドはレンに対してはどこまでも優しい。
どんな時でも【悪魔】は優しいのだ。その背後に潜む悪意を隠すためには、優しく対応するのが最も都合がいいから。
気付かない内に、レンはドナルドの意のままに操られ、信者となっていた。
ドナルドが主催者にとって代わりバトルロワイアルを支配する時は、はたして来るのだろうか。
【A-6 駅/1日目・黎明】
【ドナルド・マクドナルド@ドナルド動画】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式 不明支給品1〜3
[思考・状況]
基本思考:教祖として信者を沢山作りつつ、バトルロワイアルを盛り上げ主催者になりかわる
1:レンを殺し合い向きな人材に育てていく
※僧侶のネガキャンを聞きました。
……支援だ
教祖様!教祖様!教祖様!教祖様!教祖様!
【鏡音レン@VOCALOID】
[状態]:全身に少々の痛み
[装備]:朝倉さんのナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱
[道具]:支給品一式 不明支給品0〜1
[思考・状況]
基本思考:弱い悪党から殺していき、強くなる。(悪気はないが足を引っ張る参加者=悪党)
1:拡声器でミクの悪口を言っていた悪党(僧侶)を殺しに行く
2:強くなって、いつか志々雄にリベンジする
3:兄弟たちに会いたい
4:ドナルドを信頼
※僧侶のネガキャンを聞きました。
倍支援だ
【名前】ドナルド・マクドナルド
【出展】ドナルド動画
【性別】男
【外見】道化
【性格】教祖。殺し合いを見るとつい楽しくなっちゃう性格
【能力】??? MUGENのドナルドを見るとそれなりに戦えそう。
MUGENのドナルドは手からハンバーガーを発射できたりする。
【一人称、特徴的な口調など】ドナルド
【把握用参考動画】 ドナルドタグからどうぞ
【解説】マクドナルドのマスコット。ニコニコでは教祖として崇められている。
教祖+狂ったイメージから、殺し合い大好きなキャラになったようです。
信者を操り殺し合いを盛り上げたいようです。
なんという教祖様…
ドナルドはね、嬉しくなるとつい主催者の座を狙っちゃうんだ☆
ドナルドこえええええええええええええええええええええええ
投下乙
いい人とか思った俺は洗脳されかけていたのか……
正義の反対は悪じゃない
また別の正義なんだ
by.ひろし
投下終了です。
教祖として主催者になりかわるとか色々言ってますが、一言で言えば支援で言われたように
ステルスしない扇動マーダーってのが一番近そうですね
教祖様KOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
投下乙!
ようやく完成。こんな大作たちの前では、出すのもはずかしいけど・・
投下します。
今の予約状況
◆CMd1jz6iP2 ベジータ@ドラゴンボール 桂言葉@SchoolDays 夜神月、因幡てゐ
◆1sC7CjNPu2 射命丸文、グラハム、野々原渚、ブロントさん、囲炉裏
◆xHiHmARgxY 海原雄山
◆BRxsUzTn5A キョン子 アカギ
◆/mnV9HOTlc 絶望先生 律子 スプー
◆w2G/OW/em6 弱音ハク
◆wC9C3Zbq2k タケモト カミーユ
◆XksB4AwhxU 鏡音リン、キーボードクラッシャー
◆SHdRN8Jh8U 逢坂大河 伯方の塩
◆KX.Hw4puWg ときちく 雪歩
投下乙!ドナルドすげえぜ、洗脳も言葉による洗脳だし、
レンも危険思想に。さすがだ
投下乙!
白ドナルドと思ったら吐き気を催す邪悪ドナルドだったでござるの巻き
投下乙です
教祖様こええええええ……レンはもう逃げられないなw
そして志々雄の思考1に盛大にふいた
凄い投下ラッシュだな
支援
ここはC-1の酒場近くの森。
ここにある一組が歩いていた。
その組み合わせはやや背が低いが顔立ちの整ってる少女と…塩だった。
つい数時間前に出会った逢坂大河と伯方の塩。
今彼らが酒場近くの森にいるのは、伯方の塩が殺し合いを打倒するために、仲間が必要だと言った為である。
闇雲に探してはロスも多いので、地図に載っている施設を回っていく事になり、その結果一番近い酒場行くことになった。
「なあティガー、そろそろ酒場に着くころだな。誰が居るんだろうな?」
「ティガー言うな!この塩!」
お互い仲がいいのか悪いのか、話し合いながら行ってたのだが…
ってまた投下だと!?
支援だ支援!
よろしい。ならば支援だ
は!か!た!の!支援!
伯方の塩がある方向を向いて見る。
「ん?あそこに誰か居るみたいだな?」
伯方の塩が言う。逢坂大河も会わせて見て、
「うん。確かに誰か居るみたいね。早く行くぞ塩。」
「だから俺は、は! か! た! の! し! お!」
すこしうんざりした顔で大河は伯方の塩を引っ張りながら人の居るところへ向かった…
は!か!た!の!し!えん!
>やや背が低いが
大河の身長は145aなのでややどころではない希ガス支援
し!え!ん!の!塩!
「うぅぅ」
大河は吐きそうな所を必死で抑えていた。
伯方の塩も何も言えなかった。
なぜならそれは人では無かったから……いやかつては人であった者のなれの果てだった。
それはまず首が切られていた。
そして内臓が吹き出していた。
手足も全て切り落とされていた。
もちろん股間も例外では無く、真っ赤に染まった突起物が捨てられていた。
そう目の前にあったのは猟奇的に殺害された人間だった。
それは数時間前、逢坂大河と伯方の塩とが出会った頃と同じくして。
野々原渚が北条鉄平を殺した。その北条鉄平の死体が目の前にあった。
もちろん逢坂大河と伯方の塩がその事を知る由も無かったが…
まだいるのかww
あえて言わせて貰おう、支援であると!
こ…か……ん…
支援はチャンス!
大河はこんな死体を映画でしか見たことが無かった。
いや映画ですらないだろう。
大河は高校生でしかないのだ。
一方伯方の塩はまだ余裕があった。彼は1973年に生まれた以来、
台所限定では有るが、数々の死体を見てきた。しかしこの死体は伯方の塩の想像を超えるものだった。
大河は吐きそうなのを抑えながらも、それ以上に泣き始めた。
先ほどから何度も言うが、彼女はただの高校生である。
時を止めたり、相手の行動を先読みしたり、防御力無視の攻撃ができたりする訳ではないのだ。
「うぅ。どうして…?私もこんなになるの?いやだよ。」
まるで赤子がねだる様な口調で言う。
「死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない。助けてょぉ。竜児、みのりん、北村くん…」
もう足腰も立たず、今にも死にそうな口調で言う。
ついに大河は……
「うっ。」
ついに吐いていた。泣いてためにとうとう我慢ができなくなった。
さらに吐く。そして泣く。
このまま大河は無限ループに落ちようとしていたその時…
そうだよな……塩は数々の死体を見てるよな……
「はぁ!」
これまで沈黙を守っていた、伯方の塩が大河の体に体当たりしたのだ。
それでも大河はなにも言わない。伯方の塩は続けて言葉を言う。
「元気出せよ。ティガー。」
もちろん大河はなにも言わない。
「ティガーは笑顔の方が素敵だぞ…?」
「確かにこういうのはあれだけどさ…」
「むぅ。なんか言いにくいんだが…」
もし人間だったら真っ赤に顔を染めているぐらいであろう。
伯方の塩は恥ずかしかった。こんな事言うべきなのか…
しかし伯方の塩は続ける。
「俺が死ぬまでさ………守ってやるよ。……お前の事。」
どう見てもプロポーズです。本(ry
料理とは戦争だ支援
ツンデレのジンクス打開?
大河は多少なりとも、落ち着いてきた。
まるで伯方の塩は自分の事のように言ってくれた。
これに応えなくてどうする。
まだ吐き気と死への恐怖はある。
しかし伯方の塩が本当だったら見捨ててもいいところを…
今大河は伯方の塩はとともに死体を整理していた。あいにく穴を掘る道具がなかったのである。
だがこれでも何もしないよりましだろう。
そう思いながらも二人は黙祷を一分ほどささげた。
「ふぅー。とりあえず酒場行くか?ティガー。」
伯方の塩が先へ行く。そういえばまだお礼を言っていなかった。
「ありがとう…塩…」
聞こえるか聞こえないぐらいの音量で言う。
「ん?何か言ったかティガー?」
その瞬間大河は顔を真っ赤にして、
「べ別にあんたに感謝してるわけじゃないんだからね!!」
「?」
伯方の塩が分けの分からない顔をして、行こうとする。
そして大河も行こうとした瞬間であった。
ふふふ……
あ、やべえおれキメエ
「ガサガサガサガサ」
そんな音が茂みからした。
二人は構える。一体どんなのが出てくるか。
「何かいる!」
大河が茂みを指差す。
するとそこにはかわいらしい小さめの眼鏡をつけた子がいた。
「私、コアク・マーと言います。以後よろしくお願いします。」
二人は顔を見合わせた…
「私は大河こっちは伯方の塩。よろしく。」
とりあえずあいさつしてから言う。
「つまり…あの死んだ人の支給品だったわけ?」
大河が聞く。
「はいそうです。さいわい私は何もされなかったのですが…」
首にあの首輪を巻いていないことから、参加者ではないのはわかる。
そこで塩が一言。
「なあティガー。とりあえず酒場行きながらでもいいんじゃないか?こうしている間も誰かが危ないかもしれないしな。」
「うん。そうよね…とりあえず行くわ、いい、コアク・マーさん?」
「あ…はい。」
この珍妙な組み合わせにまた一人の者が入った。
へんたい支援
べ、別にあなたのために支援してるんじゃないんだからね!
コアク・マー?
ぐへへへへへへ
なんて最高なんですか。
ここはコアク・マーの心の中。
実はというとコアク・マーは一部始終をしっかりと見ていた。もちろん大河が吐くとこも…
彼女は眼鏡さえ外さなければ普通になる事もできる。
彼女はあの吸血鬼のお嬢様をツンデレに仕上げようとしていた。
しかし気づけば、いつの間にかバッグに入れられて、そしてその持ち主も女にグチョグチョにされていた。
いやヤンデレって結構ありかもと思っていたら、あの二人組みが来たので、茂みに隠れて見ていたのである。
なんてニヤニヤなのだろう。
幻想郷にいたときは女×女しかなかったが、いまやどんなカップリングでもできると思うと、腐女子として最高なのだ。
女×女、女×男、男×女、男×男、人外×女、女×人外、人外×男、男×人外……カップリングの組み合わせは無限である。
そう今一緒にいる、塩と女もそうだった。
それどころか塩の方はプロポーズをしたのだ。返事はなかったが…
焦らしプレイですね。分かります。
渚は前作を見る限りてっぺいの荷物を全回収していたような。
あれ?まずくね?>残り物の支給品ナイ
塩×大河への妄想
大河「べ別にあんたの事が好きとかじゃないんだからね…」
塩 「おや?その割には体は正直だな。ティガー」
大河「もう…そんな事いうなよ…塩。」
塩 「ふふ。ついお前の顔を見ると、いじめたくなるんだ。」
大河「もう…意地悪。この塩…」
塩 「悪い悪い。ティガーがさ、かわいいから、ついやっちゃうんだ☆。」
大河「ねえ塩。私貴方と一緒になりたい…体だけじゃなくて心も。」
塩 「ふふ。分かってるってこれが欲しいんだろ?」
大河「別にあんたなんかに感じたりしないんだからね…」
…………………………………………
やっぱりツンデレってヤンデレより良いですよね…皆さん?
どうやって塩が体をひとつにするんだぜ?
【C-1 酒場近くの森/一日目・黎明】
【逢坂大河@とらドラ!】
[状態]:健康、死への恐怖、吐き気
[装備]:バスタードチルノソード@東方project派生
[道具]:支給品一式×2 ランダム支給品(0〜2)
[思考・状況]
0:殺し合いをせずに脱出する。
1:とりあえず酒場へ行きつつも、コアク・マーと話する。
2:ありがと…塩。
3:とりあえず、伯方の塩と同行。
4:地図に載っている施設を回って仲間を探す。
※死への恐怖を克服したわけでは有りませんが、ある程度マシになりました。
※ゲロを吐いてしまいました。死体と一緒に直しました。
【伯方の塩@伯方の塩】
[状態]:は!か!た!の!し!お!
[装備]:なし
[道具]:支給品一式×2 バンパーx3@大乱闘スマッシュブラザーズX
しじみ@松岡修造、ランダム支給品(0〜1)
[思考・状況]
基本:は!か!た!の!し!お!
0:AIBO☆を増やして殺し合いを打破。
1:酒場へ行きつつも、コアク・マーと話する。
2:地図に載っている施設を回って仲間を探す。
3:それにしても人間になりたい。
※首輪は胴輪のようになっています
※体内の塩が大量に抜けると危険なようです。
また、身体である袋の強度は人間の皮膚と大差ないようです。
そうか、ティガーの塩まぶしですね、わかります
塩もみプレイとはなかなかやるな
【コアク・マー(小悪魔)@へんたい東方】
【状態】少女妄想中。
【思考】
1:ぐへへツンデレとかマジ最高なんですけど。
2:塩×大河のカップリングを観察する。
3:この殺し合いでカップリングを見つけて、観察する。
4:ヤンデレも悪くない
※まだ自分の説明書を見せてません。
※コアク・マーは北条鉄平の支給品です。(鉄平が出したまま、死んだようです)
※少なくとも紅美鈴と十六夜咲夜の事を知っています。(へんたい東方の)
※北条鉄平の死体はちゃんと整理されて綺麗に置かれています。
てっぺい☆の支給品は持ち去られたんじゃなかったっけ?
>>259 体に塩をすりこめば一つになれるぜ
……韓国のマッサージみたいだな
流石に小悪魔支給品は無いだろJK・・・
そりゃ使い魔だけどさ
塩の一人称って「オレサマ」じゃなかった?
投下完了!
恋愛フラグ何それおいしいの?
コアク・マーは鉄平が出したまま渚にやられたため、
渚がきずいていないとしました。
支給品なら翠星石みたいに範囲制限とかの枷付けとかないと。
それにしたって、ちょっと修正必要かも?
>>267 投下乙ですが、渚の状態票はこうなっています。
[道具]:支給品一式×2、タバコ一箱@メタルギアシリーズ、
北条鉄平の首、北条鉄平の首輪、不明支給品*0〜4
不明支給品の数に最大値が含まれている以上、支給品の回収漏れはありえません。
コアク・マーは前リレーと矛盾するため修正すべきでしょう。
では、投下します。
270 :
Classical名無しさん:09/02/14 22:32 ID:lT92sDg6
参加者と変わらないような支給品はあまり出さない方がいいんじゃね?
なんとかブロリーから逃げ切った文とグラハムは、椅子に座って体を休めていた。
今彼らがいるのは、B-2の家の一つの中、リビング。
中に人がいることを知らせないために、電灯は最小限部屋の中が見える程度しか点けていない。
休憩の甲斐もあってか、文の背中の痛みは引いてきている。
もっとも精神的疲労は一向に回復していない。グラハムが同じ部屋にいるので。
グラハムを見ないようにしている文の視界に、ふと算数字で時刻を示している時計が入ってきた。
もっとも、支給品の中に時計がある以上それは特段に目を引くものではない……はずだった。
「……あれ、なんですかこれ」
「デジタル時計だ。テングには機械は珍しいのかね?」
「いえ、そうじゃなくて……」
幻想郷にも機械が存在しないわけではない。河童がよく作っている。
問題は、その時計が示している数字。
文はそれほど夜目が利かない。そのため、しっかりと確認するためその時計まで歩み寄った。
その時計は支給品の時計が示しているものに加え、ある物までも示している。
「……ん? 日時がおかしいな。2月14日。
私が死んでから、ずいぶんと時間が経ったようだ」
「……はぁ」
依然、勘違いをしているグラハムにため息を吐く。
もっとも、文が思ったことと同じことには気付いたようだが。
――少なくとも幻想郷は、2月14日じゃなかった。
ひとまず文は口を開く。あることを確かめるために。
もちろん、この時計に示されている日時が間違いだという可能性もある。
だからこそ、聞かなくてはならない。
「すみません、グラハムさんの経歴について取材したいんですけど、いいでしょうか?」
「ふむ。テングでも現世のことに興味があるのか?」
「もういいです、そういうことにしておきます、ともかく話してください。
できれば重要なところは年月日も言ってくれると助かります」
「確かに愛を育む上では相互理解が必要だな」
「……10分以内に話を終わらせてください」
色々と余計なことを言ったがともかく、グラハムは自分の経歴について話し始めた。
話の途中でガンダムへの愛を主張するせいで更に文は苛々したが、聞きたいことは聞けた。
「……ともかく、その日に私は宇宙でガンダムと相討ちになった。
私が最後に覚えているのはそれだけだ。これで生きているはずがない」
「まぁ……確かにそれはそうですけど。
宇宙開発とは、外の世界は凄い事になるんですねぇ」
これは偽らざる正直な文の感想だ。
幻想郷もスペルカードルールがなければ確実に凄い事になっているような世界だが、
何もない宇宙に新しく住む場所を作るなんて発想はないし、難しいだろう。
河童の技術力では遠く及ばない。紫でもそうそうできることではない。
だが、彼女が本当に気にしたのは、グラハムがガンダムと戦った日時について。
――日時が違う、どころじゃない。グラハムさんがいたのは、遠い未来だったなんて。
ありえない、とは思う。だが、それができる能力について考えると文はそうとも言えない。
何より、それなら知らないうちに多数の人が攫われたことにも納得がいくからだ。
知らないうちに動いている。瞬間移動。かつて文はそんな手品を見た。そう、紅魔館で。
支援!支援!支援!支援!支援!
――例えば、時間を操る。それも、戻るも自由止めるも進むも自由、際限なしの時操術。
――それなら私が知らないうちに拉致されたのも納得できるわ。
知らず、文は唸っていた。
問題は、主催者がどれほどの準備や消費でそういった真似ができるかどうか。
もし何の準備もなくいきなり自由にできるのならば、どうやっても勝ち目はない。
だが道具を使っていたり相応の儀式が必要なら、別だ。
もし参加者を集めたときのような真似がもう出来ないなら、勝ち目はあるが……
ふぅ、と文はため息を吐いた。
現状では情報が少なすぎるし、間違っているかもしれないとは彼女も思っている。
ただ一つだけ言えるのは。
――首輪を解除できたとしても、単なる力押しでなんとかなる相手じゃないみたい。
とりあえず情報はまだ集めないと。最終的な方針は相手の能力の精度次第。
そう結論付けて、文はこの話題について考えるのをやめた。
……だから、彼女はある一つの可能性を見逃しているのにも気付かなかった。
文は色んな場所を取材してきた。
冥界を見た。三途の川だって取材した。閻魔にも会った。地獄だって見てきた。
彼女は多様すぎる幻想郷を深く知っており、逆に外の世界をほとんど知らない。
だからこそ、知らないことは全て外の世界も幻想郷と同じように多様なのだと思い込んだ。
外から来た神が好き放題やらかしていたことがその思い込みに拍車を掛けた。
故に、彼女には思い当たらなかった。「異世界」というものの存在に。
続いて話題に上がったのは、互いの持っている支給品について。
グラハムのD−ホイールなど、互いの武器となるものを一通り見ておくことにしたのだ。
もっとも、文は至高のコッペパンを隠したままにしているが。
――こんな奴には絶対喰わせる訳にはいかないし。
それが、偽らざる文の本心だった。
幸い文のランダム支給品は三つ、十分に隠し通せる。
二つ目である剣を紹介した後、文は三つ目の支給品を取り出した。
「えーっと、これは確か」
「チョコレートだな」
ふむ、とグラハムが呟いた。
文は食べたことはないが、知識としては知っている。外の世界のお菓子、という程度だが。
しばらく考えていたグラハムは、いきなりあることを提案してきた。
「できれば、それを私に譲ってくれないか?
そうだな、君自身の手でしっかり渡してほしい。感情を乗せて」
「感情?」
「なに、言葉のアヤさ」
「……? いいですけど……なんでですか?」
「さぁ……何故かな?」
「…………やっぱ貴方ムカつくわね」
グラハムの返事に軽く苛々しながら、ともかくしっかりと文はチョコレートを渡した。
それを受け取ると、異様にニヤニヤしながら食べ始めるグラハム。
――なに考えてるんだろう、コイツ。
幻想郷の天狗である文にはグラハムの行動を全く理解できないでいる時。
彼はチョコレートを食べながら、いきなり叫んだ。
「立ち聞きはよくないな。出てきたまえ!」
「!」
「……あやややや」
その言葉は、自分に対して告げられたものではない。
そう気づいて振り向いた文は、扉の向こうに隠れている誰かの気配を感じ取った。
文の目では見えないが、風の流れで異常は感じ取れる。
故に、特別な能力を持たないにも関わらず気づいたグラハムを賞賛した。
「普通の人間の割には勘がいいんですねぇ」
「なに、職業柄さ。……後ろに隠しているものや、その返り血は何かな?」
チョコレートを食べながら放たれたグラハムの言葉に、再びその誰かはビクリと震える。
最早疑うまでもない。そこにいる誰かは、文たちを襲撃する気だったらしい。
「ふむ、どう思う?」
「グラハムさんには相手の顔は見えているんですか?」
「はっきり言えるのは、髪の色くらいだな」
「なら、相手がバカかどうかはこれから分かりますね」
そう文が言った矢先、扉を蹴破る音がした。その手にあるのは刃物。
やれやれ、と言わんばかりグラハムは肩を竦める。ちなみにチョコレートはもう完食したらしい。
バカか、と文はため息を吐き……デイパックから宝玉が散りばめられた剣を取りだした。
その名は七星宝剣。
これがあれば馬岱でも蜀の五虎将とやりあえるほどの名剣なのだが、文は知る由もない。
――剣術はあんまり得意じゃないのよねぇ。
そう心の中で愚痴りながらも、彼女は剣を握り締めた。
「下がっていて」
「援護は必要かな?」
「いりませんよ、化け物相手ならともかく。ここでの肩慣らしには十分です」
「君が弱くなっている、という可能性も考慮したほうがいい」
「余計なお世話です。
夜闇に紛れて攻撃してくるような自信のない奴なんて、大したことないでしょうし」
言葉を返すと同時に、文は地面を蹴った。持つ剣の刀身を風が舞う。
七星宝剣の力ではない。七星宝剣自体はただの剣だ。その剣を風の剣と化したのは、文の力である。
そのまま襲い掛かってきた相手へと、彼女は風の剣を叩きつけた。
■
囲炉裏とブロントさんは、現在B−2に来ていた。囲炉裏の提案によって。
最初二人はC−3からの轟音を確認し、そちらを向かっていた。
そこで倒壊するホテルを見たブロントさんは、
「きた! ベヒんもスきた! キングベヒんもスきた!」
などと興奮し行きたがっていたが、囲炉裏が無理無理絶対俺死ぬと必死に頼み込んだ結果、
「みんながおれに注目するから勝手に俺の家来になる
キングベヒんもス狩りはパーティ集めてから」
と方針を変えてくれたのだ。そこで、僅かに見えたホテルから離れていった何か……
つまり文たちを追うことにしたのである。もっとも、顔どころか体格さえ確認できていなかったが。
そうして住宅地に来た彼らが歩いていると……鋭い音がした。ガラスが割れるような音が。
\あややからの/\チョコだと?/\ハムてめぇ/
支援せざるを得ない
「うわ、何!?」
「恥知らずな剣使いがいた」
音の発信源に目を向けると、家の中から少女――渚が窓ガラスを破って出てきた。
あるいは、窓ガラスにまで吹き飛ばされ強引に出てこさせられた。
それを追うように文が現れ、そのしばらく後にゆっくりとグラハムが出てくる。
混乱している囲炉裏を尻目に、ブロントさんは呟いた。
「あいつらは雑魚狩り専門」
「えっと、どういう……」
「ヒーローは本当に偶然常に近くを通りかかるもん
名実ともに唯一ぬにの盾の俺があの子を守ってやるべき」
ブロントさんは、文たちが殺し合いに乗っていると勘違いしたようだ。
だが、それもやむを得ない。渚と文の戦いは文の圧倒的有利に進んでいたこと。
そして、グラハムがのんびりとそれを眺めていること。
この二つからブロントさんは渚が二人組に襲われ、追い詰められているように誤認したのである。
渚が鉄平の返り血を浴びていたのも、逆に作用した。
この夜の中では、渚が相当に出血している(実際少しは出血している)ようにしか見えなかったためだ。
とはいえ、囲炉裏はさすがに冷静だったが。
「制服の子、血まみれの割にはよく動いているような……」
「俺がいれば自由自在の破壊力ばつ牛ンの連携を決めれる
俺が前衛をやってる間にあの子を助け出すのがお前の義務」
「はぁ……えぇ!? いや無理ですって!
それに、どっちが先に襲い掛かったか分からないし様子を見たほうが……」
「迷ってると手の打ち様が遅れるんですわ? そういうのはちょとsYレならんしょ・・?」
ブロントさんの言葉を聞いて、思わず囲炉裏は思わざるを得なかった。
――日本語でおk。
まさかここで馬岱とあややの繋がりができるとは……
しえん
だれがどうやって支援したっていう証拠だよ!
ともかく彼が何とかブロント語を解読する頃には、既に事態は切迫していた。
文が振り下ろした風の剣が、過たず渚のゼットソーを両断する。
それでも半分になったゼットソーで切りかかろうとした渚は蹴りを喰らって吹き飛ばされ、
文が剣に纏わせていた風をとどめとして打ち出そうとした瞬間。
「射命丸!」
「!?」
ブロントさんの目立ちすぎる存在感に気づいたグラハムが警告を発した。
魔力の流れを感じ取った文が、打ち出すはずだった風を逆転させて離脱。
結果、ブロントさんが詠唱していたホーリーは射程が届かず地面で爆発した。
しかし……それでも目くらましにはなる。
その隙に素早くブロントさんが渚の前へと滑り込み、パーティの盾となる位置へ。
当然文が切りかかってくるが、ナイトと忍者のLS信頼度は違いすぎるのでその攻撃を上手く捌く。
ブロントさんが庇っている隙に、おっかなびっくり囲炉裏は気を失っている渚を助け出して離脱した。
「ここで引けば命は助けてやる
俺は優しいからな他のやつらにも伝えてやるべき」
「……何か勘違いしてませんか?」
「襲われたのは私達だが」
「お前は俺が怖いのに必死につよがってもだめ
ビビってるのばれてるからな」
ブロントさんの勘違いは止まらない。
集団でフルボッコするのが当たり前、敵はスクエニが表示してくれるのが当たり前。
そんな世界に浸りきったブロントさんは自分の判断を疑いもしない。
一方で、囲炉裏の判断はぶれまくっていた。
――ブロントさんがやったの何? というか黒い髪の子、一瞬飛んだだろ!?
囲炉裏には魔法の知識もグラハムのような図太さもない。
口出ししようにもできないまま、おっかなびっくり囲炉裏は渚を揺さぶった。
その手にゼットソーはない。文に蹴飛ばされた際、手から離れている。
もしそれが手元にあれば、その返り血で渚の本性に気付けただろうが。
「えーっと、もしもし、大丈夫……?」
「……おにいちゃん? おにいちゃんなの!」
「は?」
「そんな風に私に優しくしてくれるって、お兄ちゃんだよね!?」
「え、えええええええ!?」
兄の記憶がぼやけた渚は、意識を取り戻すや否やとんでもない勘違いをした。
予想だにしないリアクションに驚愕する囲炉裏。
しかも後半は大声、ここにいる全員に丸聞こえだ。
「肉親の方ですか?」
「妹の躾ぐらいしっかりしてほしいものだな」
「いや、そうじゃなく……」
予想外の事態に混乱する囲炉裏。
できればなんとかこの争いを沈静して全員から話を聞きたいというのが彼の本心だった。
しかし、ブロントさんはどんどんと話を進めていく。
「俺がナイトとして見事な仕事をしている間に囲炉裏は逃げたほうがいい」
「ちょっと待ってくださいよ、まず話を聞いたほうが」
「俺の言うことを聞く奴は本能的に長寿タイプ」
「ですけど……」
「仏の顔を三度までという名セリフを知らないのかよ」
支援するんですわ? お?
明らかに苛立ちを隠さないブロントさんを見て、しぶしぶ囲炉裏は渚に左肩を貸しながらその場を離れていく。
脇では困ったような、そしてどこかバカにするような表情で文が口を開いた。
「そんなこと言われましても。囲炉裏さんですっけ?
その方が疑っている通り、襲い掛かってきたのはこの子のほうなんですが」
「雑魚狩り専門の奴がアワレで情けない奴なのは確定的に明らか」
囲炉裏の武器の件でも分かることだが、ブロントさんはあんまり人の話を聞かない。
文たちが悪いと思い込んだら彼にとってそれは確定的に明らかとなる。
それでもいきなり襲い掛かったりしないのはブロントさんが謙虚だからである。
「お前らはさっさと逃gえるべき
おれパンチングマシンで100とか普通に出すし」
「そうはいきません、勘違いによる風評被害は勘弁してほしいですし……
ってパンチングマシン? なんですかそれ」
「殴りつける威力を測る機械のことだ、射命丸。単位はkgだな」
「なんだ、たったの100kgなのね。自慢にもならないわ」
「ボコボコにされたいらしいな
おれはリアルモンク属性だから手加減できないし最悪の場合病院に行くことになる」
「モンクの割には、素手じゃなくてそんな貧相な刃物を大切に持ってるみたいですけど?
それに殺し合いの場で病院送りだなんて、脅しているつもりならお笑い種ね」
「おれの怒りが有頂天になった」
幻想郷で力のある人妖は大抵毒舌である。そして、文もその例に漏れない。
その挑発に乗ってあっさりレザーソーを投げ捨てる、ブロントさんの煽り耐性は0だった。
■
ブロントさんw
嗚呼囲炉裏まずいまずい
支援力バツ牛ン
夜闇に落ちた住宅街の中、囲炉裏は渚に引っ張られて歩く。
さすがに文の蹴りが効いたのか、渚の歩みは遅い。
だが、その口は全く止まる様子がなかった。
「私の危機を助けに来てくれたってことは、お兄ちゃんだよね?」
「い、いや……それはどうかな……」
やたらくっつきたがる渚に、囲炉裏は喜びながらも微妙に顔を顰めた。血の臭いに。
返り血はほとんど乾いているが、完全に乾いたわけではない。
もっとも、囲炉裏は変な匂いがすると思っただけで、返り血だとは確信できていないが。
――うーん、確かにかわいい子だけどさ、ちょっと困った。これなんてエロゲ?
渚は黙っていれば、絶世の美少女である。黙っていれば、の話だが。
しかしこの子がゲームに乗っていると思うと、囲炉裏も警戒を怠れない。
あくまで確信していないだけで、返り血かもとは思っているのだ。
だからゼットソーは拾ってこなかったし、渚のデイパックは没収して右肩に掛けている。
武器なしの純粋な力勝負ならなんとかなるだろうと考えたからだ。
「ともかく、何があったんだ?」
「薄汚い虫を掃除してたら、汚れちゃって。
どこかの家に行けばお風呂があるだろうし、そこで体を綺麗にしようと思ったんだけど……
そしたら、薄汚いカラスに出会っちゃって、ひどい目に合わされちゃったの」
「虫?」
「虫は虫だよ。私たちを汚す薄汚い虫」
要するに、渚は人を殺したと言っているのだが、不幸にも囲炉裏には理解できなかった。
それでも何か引っかかりを感じ、どういうことか理解しようと足を止めて考え始めた瞬間。
「立ち止まらないでよお兄ちゃん。泥棒烏に追いつかれるかもしれないじゃない」
「いや、ブロントさんが戻ってくるのを待つにはあんまり離れると」
「お兄ちゃんさえ無事ならいいの! あのビッチと悪趣味なコスプレ男なんて、潰し合わせてればいいのよ!」
渚の口調から僅かに、だが着実に狂気が漏れ始める。
囲炉裏が一歩引こうとして……肩を貸している限り、無駄だということに気付いた。
「ブロントさんは、口調こそちょっと変、いやかなり変だけど、いい人で……」
「お兄ちゃん以外の人なんていらない! お兄ちゃんだけいればいい!!!」
「……だから、俺はお兄ちゃんじゃないっての!」
渚の言葉にいらついたか、あるいは怯えたか。囲炉裏の口調は、少し厳しいものとなる。
途端、渚はしゅんとなって顔を下げた。
「そう……そうだね。
私、なんてひどいことしちゃったんだろう」
分かってくれたか、と囲炉裏は安心した。安心しかけた。
同時に、渚はいきなり顔を上げた。狂気に満ちた顔を。
だが、囲炉裏はその顔を見ることはできない。
――え?
混乱するしかなかった。渚はぎゅっと囲炉裏に抱きつき、そして。
支援するやつは本能的に長寿タイプ
囲炉裏逃げろぉぉ
「確かに、あなたなんてお兄ちゃんじゃないよね。
それをお兄ちゃんだと勘違いしちゃうだなんて、お兄ちゃんにひどいことしちゃった。
お兄ちゃんに償わないと」
ありえないほどの握力で、渚は囲炉裏のナイフを持っている手を握り締めた。
その骨と肉が、鈍い音を立てるほどの力で。
「イ゙ェアアアアアアアアアアアアアア!!?」
渚の華奢な肉体には似つかわしくない暴力を受け、囲炉裏はただ絶叫した。
■
文とブロントの攻防は、ブロントさんの一方的な不利で進んでいた。
といっても、致命傷を負ったわけではない。黄金の(ryなので文の攻撃をなんとか防ぎきっている。
問題はただ一つ、攻撃面。
文が腕を振るとともに、風が走る。
ただでさえ切れ味の鋭い七星宝剣の刃は、その風によってより凄まじい威力を発揮する。
ナイトであるブロントさんに避けるという選択肢はない。
あえて腕を翳しその左の篭手で以って防ぐが、その篭手ですら防ぎ切れずにヒビが入った。
もう片方の腕に持つ盾で殴りかかるものの、逆に蹴りを喰らって体が泳ぐ。
幸い体自身へのダメージはそれほどないが距離を離され、何よりこのままでは防具が破壊される。
いくらブロントさんと言えど、この状態では不利だということを認めざるを得なかった。
素手では碌に攻撃があたらないし、仮に当ててもダメージは少ない。
魔法を使うにも、この間合いではホーリーを唱える余裕もない。
もっとも、自分でレザーソーを捨ててしまったのだから当然かつ自業自得なのだが。
いくらリアルでモンクだろうと(そもそも本当のことなのかも定かでないが)、
今の彼はリアルではなくヴァナ仕様、つまりナイトである。
彼がモンクとしての技能を発揮することは、まず不可能。
その状態で文に挑むなど、無謀極まりないことだったのだ。
囲炉裏!頼む!
更に文の蹴りが来る。
再び左篭手で防御したものの、とうとうその篭手が破壊され……ブロントさんは不利を悟った。
――真のナイトは思わずナイトをしてしまってる真のナイトだからもててるのだという事実
ブロントさんはいったん引き、レザーソーを回収することを決意した、が。
いざ周りに視線を飛ばしてみても、投げ捨てたはずのレザーソーが見つからない。
「探し物はこれかね?」
声に視線を向けてみれば。
いつのまにかグラハムがレザーソーを拾い上げ、自分の手元に置いていた。
「・・お前ら絶対忍者だろ・・あもりにもひきょう過ぎるでしょう?
汚いなさすが忍者きたない」
「天狗です」
「フラッグファイターだ」
「いい加減にしろよてめーらぶっ殺すぞこっちが礼儀正しい大人の対応してればつけあがりやがってよ」
「そうですか。じゃあせいぜい頑張ってぶっ殺してみせて……」
再び、ブロントさんが沸点に達しかけた瞬間。
「イ゙ェアアアアアアアアアアアアアア!!?」
突如、この世のものとも思えぬ悲鳴が響いた。
ブロントさんの動きと感情が凍る。この声は、明らかに。
「仲間が危機のようだな。おそらくあの少女の仕業か」
「だから言ったんですよ、襲い掛かってきたのはあっちだってね」
他人事のように……いや、実際他人事として二人が追い討ちを掛ける。
ここまでくると、ブロントさんといえど自分のミスに気づかないわけにはいかない。
もちろん文とグラハムの態度が劣悪極まりなかったのも確かだが、ブロントさんは謙虚なので。
「お前らはどこにも逃げられないプレシャーを背負う事になった
後ろに気をつけておくことをお進めする
不意だまでお前らの命は非常にまずい事になる」
そう捨て台詞を吐き、その場を立ち去る程度に留めておいた。
その場に残された文はまったく、と愚痴りながらも口を開く。
「……不意だまってなんでしょうかねぇ?」
「知らないな。ところで射命丸、落ち着いたところで言いたいことがある」
「? なんですか?」
振り向いた文が見たのは……チョコレートを食べている時と同じ、ニヤリと笑っているグラハムの表情。
「2月14日はバレンタインデーと言ってな。
女性が愛する男性にチョコを渡す風習があるそうだ」
「え……な! も、もしかして、さっきあんなこと言ったのは!」
「君の愛の乗ったチョコ、ありがたく頂かせて――」
言うが早いが、盛大にグラハムは文のビンタで張り倒された。
「うごぁ!? ぐ……怖い顔だなフラッグ」
「しゃ! め! い! ま! る!
いいからさっさとホイールオブフォーチュンの準備をしてください。
さっきの悲鳴で人が集まってくるかもしれません。
また勘違いされたら困りますし、早く離れたほうがいいです」
前途多難である。
支援でいい
【B-2東部/1日目・黎明】
【グラハム・エーカー@機動戦士ガンダム00】
[状態]:ほっぺたにビンタ痕
[装備]:ハネクリボー@遊戯王GX(使用可能まで10時間)、言葉のノコギリ(レザーソー)@school days
[道具]:支給品一式、ホイールオブフォーチュン@遊戯王5D's
[思考・状況]
1.フラッグ(文)に惚れた
2.フラッグを守る
3.フラッグはツンデレらしいな
※参戦時期は一期終了後(刹那のエクシアと相討ちになった後)。
【B-2東部/1日目・黎明】
【射命丸文@東方project】
[状態]:精神的疲労(小)
[装備]:七星宝剣@三国志\
[道具]:支給品一式、究極のコッペパン@ニコニコRPG
[思考・状況]
1.情報収集。自己保身を優先する。特に究極のコッペパンは絶対に自分で食べる。
2.主催者の方が強そうだったら優勝狙い、脱出できそうなら脱出狙い。それまでは1に徹する。
少なくとも人数が半分以下になるまでは立場を確定させない。
3.優勝狙いが確定しない限りグラハムと一緒にいてやる(ただし優勝狙いに決めたら速攻で殺す)。
4.もしチルノさんとかがいたら……手元に置いておこうっと。
5.ブロリーと出会ったら何を犠牲にしても全力で逃げる。
【七星宝剣@三国志\】
武器アイテム。
これを持てばろくに剣を持ったことのない文官だろうが阿斗だろうが大幅に武力が上がる。
ちなみに、実際の三国志でこの剣が活躍した記録はない。実在したかも疑わしい。
【チョコレート@現実】
2/14はバレンタインデーです。
礼儀正しい大人の対応して話を聞いてたのに俺の誤解を解けなかったあいつらの浅はかさは愚かしい
確かに俺が勘違いのしたかもしれにいがちゃんと説明できなかったあいつらが悪者でFA!
調子に乗った奴らはいつか俺にすgあって助けを求めに来ることは確定的に明らか
【B-2中部 住宅街/一日目・黎明】
【ブロントさん@ネットゲーム実況板】
[状態]: 軽い打撲や切り傷を全身に負っているが行動にしstyうはない、軽い疲労、防具がやや損傷、左篭手が大破
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0〜2(剣などの武器はない)
[思考・状況]基本思考:右上と左上を倒し真のエンディングを迎えひっそりとリアルより充実したヴァナ生活を送る。
1:囲炉裏を助けに行く
2:まともな武器がほしい(敢えて言うならグラットンソードだがそれを口に出さないところがまた謙虚なナイトらしい)。
3:出会ったやつに話しかけ出来れば仲間にして敵対するようならばカカッと対処する。
4:あの二人はいつかハイスラでボコる(謙虚なので殺しはしない)
【備考】
※メタ知識に関しては不明だがそんなものはなくてもブロントさんはうろたえない
※ナイトの防具一式はもはやブロントさんの普段着であるので奪われるわけがない
※自分の行動に関して反省する必要がないのは確定的に明らかだと思っている
あああまずい囲炉裏死んじまう
汚いな流石忍者きたない
■
月夜に銀刃が輝いた。
そして……蒼い空に似つかわしくない、血液も。
「死んじゃえ。お兄ちゃんになりすまそうとした奴なんか、死んじゃえ、死んじゃえ!」
囲炉裏が情勢を理解できないまま、渚は武器を突き刺していく。
その手にあるのはサバイバルナイフ。手をへし折られ、囲炉裏が手放したものを強奪したもの。
囲炉裏の声はない。当然だ。彼はもう、死んでいる。
しばらくして息を荒げた渚は、ようやくナイフを突き刺すのをやめた。
「ハァ、ハァ、ハァ……
ごめんね、お兄ちゃん。こんな奴と間違えちゃって。
でも安心して、薄汚い毒虫は殺したよ。後で謝りにいくから……」
そう言うと共に、渚は奪われていたデイパックを回収した。
文との戦いで、かなりのダメージと疲労を受けている。
――今はここから、離れないと。この毒虫の荷物に何か強い武器があればいいなぁ。
いくら彼女でも、今自分が危険な状態にあるのは分かる。追いつかれたら、殺される。
幸い、ここは住宅地。家のどれかに隠れれば上手くやり過ごし、休めるだろう。
それに何より。
「安心してお兄ちゃん。家にお風呂があれば、ついちゃった虫の汚れが洗えるよ」
にこりと。
狂った笑みを浮かべて、渚は歩き出した。
【B-2西部 住宅街/一日目・黎明】
【野々原渚@ヤンデレの妹に愛されて夜も眠れないCDシリーズ】
[状態]:ヤンデレ、全身に軽い切り傷、腹部にダメージ(大)、返り血浴びまくり
[装備]:サバイバルナイフ@現実
[道具]:支給品一式×2、タバコ一箱@メタルギアシリーズ、北条鉄平の首、北条鉄平の首輪、不明支給品*0〜6
[思考・状況]
1:まず休まないと。
2:お兄ちゃんを見つけ守る。
3:意地汚い虫はみんな殺す。
4:ああ汚くなったのを早く綺麗にしたいよ。
5:料理の材料を調達する?
【囲炉裏@まったり実況プレイシリーズ 死亡】
投下終了です。
囲炉裏さーん!!!
投下乙でした
いろりいいいいぃ!!!退場しちまったか。
それも一種の愛の形ですね
ばかやろおおお!!
ネットゲーム実況板じゃなくてネトゲ実況板なんですわ? お?
ああ申し訳ありません
小悪魔部分は削除して.249を最後にして
文末を
そして大河も行く塩の元へと。
に変えて
状態欄は酒場〜からを小悪魔の部分削除します
次は自分で良いでしょうか。
良ければ50分ごろから投下します
投下乙です
囲炉裏さん……出会った相手が最悪だったか……orz
人の話を聞かない奴が多すぎだろこのロワ
>>310 いいんじゃないかな
実際呂布が正しく東西南北を認識するの大変だと思う
やっぱり囲炉裏を勘違いしたかwwww
317 :
Classical名無しさん:09/02/14 22:48 ID:vIbL4FLY
ステップアッポ
「な……なんておっぱいだ」
僧侶から離れてすぐのことだった。
参加者から武器を奪い取る。
その決意を月から忘れさせる光景が、そこにはあった。
胸、バスト、おっぱい。
どんな言葉も陳腐に聞こえる、あまりにも圧倒的な新世界(バストワールド)。
目の前の女性は、まさにおっぱいだった。
「夜神月さん……良いお名前ですね」
「あなたの名ま……おっぱいも素敵ですよ。桂言葉さん」
『逆だぞ月』
向こうから話しかけてきたことで、なし崩しに自己紹介となってしまった月。
偽名を使えばよかったと思ったが、ここに誰がいるのかも知らない状態での偽名は危険だった。
情報交換した後は殺してしまおうか。月がそう思い始めたときだった。
「月さん。貴方は……殺し合いに乗っていますね?」
そう、言葉は口にした。
「(どうする……ごまかすか、殺すか?)」
一瞬の逡巡。それがまとまるよりも、言葉の口の方が速かった。
「お願いします……私のために、優勝してください!」
「なに?(……どういうつもりだ?)
人を殺せ。そんなことを頼んでくるとはどういうつもりか。
『油断するなよ。何か企んでるぜ』
「(言われずとも、わかってるs)ぶっはwww」
油断せずに行こう。そう思った次の瞬間、月は目を見開いた。
言葉が突然胸元のボタンを外しだしたのだ。
ご迷惑おかけしてすいません
妹・・自分が書いたのかこわいよ
なんだいおっぱい支援
おっぱい支援
「お願いです!もし最後の二人になったなら、私のすべてを貴方に捧げます」
「す、すべてを?」
「はい。体も心も命も何もかも……貴方のものです」
たらりと垂れた鼻血を拭い、谷間を凝視しながら月は質問する。
「できれば教えてほしい。なぜ自分の命すら捨てて他人に優勝を頼む?」
その問いに、言葉は涙をうかべ語りだす。
「私は主催者たちに……大切な人を殺されました」
「なんだって?」
そこで思い出す。開始と同時に首を爆破された惨めな男のことを。
「(あいつか……?)」
「冴えない、ろくでもない人間でした。でも……私にはたった一人の大事な人だったんです!」
ついには泣き出してしまった言葉を、月は抱きしめる。
ものすごく当たった。数々のおっぱいを見てきた月にとっても脅威の100オーバーの感触。
「(新世界が、目の前に……これが……噂の当ててんのよ、か!?)」
『月が抱き寄せたんだろうに』
「ん、んん! そ、そうか……それで?」
「お願いです! どうか優勝して彼の敵を……主催者を殺して!」
「……わかった、約束しよう。だが、なぜ君が優勝を望まない?」
「……何のとりえもない私に、優勝などできるはずもありません。
強そうなお方に体を捧げることしかできない、はしたない女です」
その発言に、ニヤリと笑う月。
「なるほど……君はこれからも他の男に同様のことを続けるのか」
「はい……貴方を信じていないわけではありませんが、少しでも可能性を高めたいんです」
「……いいさ、それも手の内だ。君の殺し合いの扇動に期待しよう」
言葉は、ディパックから何かを取り出す。
小瓶から発生する悪臭に顔をしかめる月。
Nice sien
「貴方にもっとも期待する証明として―――毒薬です」
「支給品か……わかった、受け取ろう」
月が小瓶を受けとると、言葉は頭を下げその場を離れた。
「ああ、最後にいいかな」
「まだ、何か?」
「まだ聞いていないことがあった。……どうして僕がゲームに乗っていると? 当てずっぽうかい?」
月の問いかけに、言葉はクスリと笑い答えた。
「それは……女の勘、ということにしておいてください」
それを最後の会話に、二人は別れた。
『どうなんだ、あの女の言うとおりに動くのか?』
リュークの言葉に、月は悩むそぶりを見せ答える。
「……方針に何も変わりはない。あの女は何か隠している……信用できない」
『おいおい。だったら何で殺さなかったんだ?』
「決まってるだろ、利用価値があるからさ。あの女は確実に殺し合いを扇動する。
全員一人で殺すなんて、デスノートがなければ不可能。僕への危険も増すが、まだ時間はある」
その前に、装備を充実させなければと月は歩みを速める。
「さっきの毒薬の種類を聞き忘れたな。塩酸に近い臭いからして、劇薬に間違いないが……」
どう使うかは今後考えようと思考を切り替える。
「しかし、これで集団に出くわしたときの口上が増えたな。初音ミク、桂言葉。
ゲームに乗っている人間を二人も教えれば、信用も増すだろう」
『なんだ、月もゲームに乗ったんじゃなかったのか?
集団なんて、殺し合いに乗ってなさそうな連中と合流する気なのか?』
馬鹿だな、と月は言葉を続ける。
「集団を一人で相手にすれば、どんな弱そうな相手でも反撃を受けるかもしれない。
うまく入り込めれば、情報は手に入る、信頼を得て武器を貰える、スキをついて全滅させる。良いこと尽くめだ」
『なるほど……だが、そううまくいくかな?』
「どういう意味だ?」
しかし、リュークは答えない。いつものことなので、月も気にすらしない。
「しかし、さっきの女といい、僧侶のいう初音ミクといい、女は怖いなリューク」
『その女についてるおっぱいが、お前の目当てだろうに』
「ああ。本当に残念だよ。あんな極上のおっぱいを持つ女性を殺さないといけない。
……やはり脅して揉みしだくべきだったか!? いや、しかし……」
なやむ月を、リュークはいつものように眺め続けていた。
それより、少し時間をさかのぼる。
nice sien
「誠くん……誠くん、誠くん……」
桂言葉は、殺し合いが始まってから一歩たりとも動いてはいなかった。
ただ、壊れたように愛しい人の名を呼ぶだけ。
卑しい女に命を奪われた伊藤誠。
その首を抱いて、永遠に帰る事のない船出をしたというのに。
気づけば、そこは海ではなく誠の首までも無くなっていた。
「どんな願いでも叶えてあげるよ。例えば死んだあいつを生き返らせたいとか、ね。―――」
あの右上と左上と名乗った二人は、たしかにそう言った。
それは、桂言葉の心をたしかに震わせた。
だが、それでも。
「無理に……決まってるじゃないですか」
誠を生き返らせる。そのために人を殺すことが必要ならば、言葉はためらわない。
世界のように恨みがあるわけではない。心は痛むだろうが、誠を得られることに代えられない。
問題は、桂言葉の実力にある。
居合い、弓道をたしなみ、馬にも乗れ、ヨットの操縦だってできる。
居合いに関して言えば、素人の太刀筋を読める程度には鍛錬を積んでいる。
―――たとえばだが、包丁を隠し持った女なら殺すことはできる程度には。
あのホールにいた人数を、言葉は正確に把握などしていない。
それでも、1クラスの生徒数以上は確実にいるのはわかった。
そのすべてを一人で殺せというわけではない。
半分どころか、その大部分が勝手に争い数を減らしていく。
ならば、その残った相手を皆殺しにすることができるか。
桂言葉の出した答えは、NO。
いくら純粋な実力差だけでは勝負は決まらないとはいえ、言葉はあくまで女子高生。
「直感に優れ、黒魔術に通じ、剣に覚えがある程度の能力」を持った女子高生だ。
だが、なにより言葉が諦めを抱いている大きな理由は、言葉自身にあった。
言葉は、疲れ果てていた。
イジメ、誠、世界、レイパー。心が折れ、砕け、貫かれ続けた日常。
恋敵も、愛する人も失った言葉の願いは、最期を悔いなく迎えることだった。
二度と笑うことも、口を開くこともない誠。
それでも、最期の時にそばにいてくれることが言葉はうれしかった。
「………マコト、くん」
残された幸せの結末を目指し、陸地を後にしたヨットの終点は殺し合いの場。
「絶望しました……二人きりにもなれない世の中に、絶望しました」
桂言葉は、生きる気力を失っていた。
「誠くんを返してください……返して……」
何度目かもわからない嘆きの声。そこに。
「おしまいだ……皆、殺される……」
言葉同様、一歩もそこを動かずに嘆くMッパゲの姿があった。
「誠くん……誠くん……」
「み、みんな逃げるんだ……勝てるわけがない……!」
「やっと二人きりになれたのに……」
「もうっだめだっ……おしまいだぁ……!」
「どうして邪魔するんです……私はただ誠くんと……」
「やめろトランクス……ブロリーに抵抗しても無駄だ……」
「……」
「逃げるんだぁ……せめてブルマを守ってやれぇ……」
「………」
横目で、ちらりと横の男を見る。
「やつは伝説のスーパーサイヤ人なんだ……か、敵うはずがない……」
男は、妙な服を着て、妙に尖がった髪型で……とにかく妙な男だった。
王子wwwwwwwwwwwww
支援
ヘタレすぎるw
言葉同様に、何かに絶望していることは間違いなかった。
だが、時折下着の名前を連呼する変態の絶望などたかが知れる。
そう思ってから、どれほどの時間が経っただろうか。
「……いい加減にしてください」
「………何だ貴様は」
先に動いたのは言葉だった。
「さっきから……ブルマだのトランクスだとか……気持ち悪いですよ」
「なんだと……!」
呆けた表情をしていた男に、初めて怒りが感じられた。
「この女ァ……もう一度言ってみろ!!」
「女、なんて名前じゃありません。私には、桂言葉というなま―――」
男は、言葉の襟首を掴み片手で宙に持ち上げた。
「貴様ァ……このベシータ様を怒らせてそんなに死にたいかぁ!!」
襟首を掴まれ、宙ずりとなった言葉に、男は怒りのまなざしを向ける。
殺されてしまうのか。
そう思った言葉の予想は裏切られる。
「……ふんッ」
男は、無造作に言葉を放り投げ、座り込んでしまった。
「……殺し合いに乗る気はないんですか?」
「無駄だ……どうしたところで、ブロリーがいる限り俺たちは殺される」
さきほどから、ネガティブな原因をポツポツ語りだすベジータ。
伝説のスーパーサイヤ人。ここに来る直前まで戦っていた男は、とてつもない強さだという。
その男を、ベジータは最初のホールで見たという。
「サイヤの王子であるこの俺が、まるで歯が立たない……誰も、勝てるはずがない!」
「……その野菜の王子様は、女の子一人殺せないんですか?」
言葉は、サイヤ人だとかいう宇宙人の話は話半分に聞いていた。
変態の妄言。そう思っていたのだが。
王子何やってんの支援
まあ確かに下着だけど……w
「あまり……調子に乗るな!」
光弾。人間が出せるはずもない光を、掌からベジータは放った。
言葉の頬の脇を通ったそれは、後ろの茂みに当たり爆発を起こす。
「あ……」
「貴様ごとき一瞬で殺せる。口を慎むんだな」
言葉は心のどこかで認めてしまった。
目の前の男が、少なくとも普通の人とは一線を化す存在であることを。
同時に、なぜ自分のような一般人が巻き込まれたのかと思ってしまう。
もし自分に生きる気力があったとしても、生き残りようがないのではないか。
「ああ、そうか……」
言葉はふと、閃いたことを口にした。
「だから、首輪で誰でも殺せるんですね」
そう、ポツリと。
「…………なんだと?」
驚愕を顔に浮かべたベジータが、再び言葉の襟首を掴む。
「おい! 今なんと言った!」
「ッ……な、なにするんですか?」
「いいから、今言ったことをもう一度言えーー!!」
苦しさに耐えながら、言葉は同じ言葉を口にする。
「首輪で誰でも殺せる……ですか? だって、そうでしょう?
どんなに強くても、首輪さえ爆発すれば死ぬ。ここは、そういうルールなんだそうですから」
一瞬の静寂。
ベジータは言葉の首から手を離すと、震えだし笑いへと変わる。
「ク……ククク……ハーッハッハッハー!!」
突然大声で笑うベジータに、言葉は困惑の表情を隠せない。
それにしてもこの王子、ヘタレである
投下中ですが11時までに……
諸般の事情によりしたらばに書き込めないので結論だけ。
>>1000をもう一度予約させてください。
支援
ベジータwww
なんという躁鬱の気……まさにブロリー戦の王子である
ヘタレ支援
>>337 書き込めなくても見ることはできるはずですが。
ダメだこの王子・・・はやくなんとかしないと・・・!
「倒せる……倒せるぞ!! あのブロリーを、殺すことができる!」
どうやら、首輪の効力を使えばブロリーを倒せると踏んだらしい。
倒せる可能性が出ただけで、あまりにもテンションが違う。
「奴を倒し……真の最強が俺だと教えてやる! ハッハッハッハッハーッ!」
「―――でも、近づいて首輪を爆発させるなんて、できるんですか?」
「…………だっ、ダメだ……やはり、奴が最強のスーパーサイヤ人……逃げろ、殺されるぞ……」
テンションの高低が激しい。
プライドと恐怖心がごちゃ混ぜになっているようだった。
「……よかったですね。希望が見つかって」
可能性が低くても、望みがあるだけ幸せである。
言葉には、希望など残っていないのだから。
「……おい女。何を落ち込んでいるかは知らんが、このベジータさまの役に立ったことは褒めてやる。
何が望みだ? 頼みの一つは聞いてやろうじゃないか」
あまりに偉そうな発言に、思わず笑いそうになってしまう。
「まるで神様みたいですね。そこまでいうなら、人くらい生き返らせてみてくださいよ」
「なんだ、誰か殺されたのか? フン、それならばドラゴンボールでも集めて、生き返らせればいいだろう」
「………………………………………………はい?」
男は、当然のように希望を告げた。
よく理解できず、言葉は首をかしげ聞き返す。
「あ、の……イキカエラセル、って?」
「フン、当然だが知らんようだな。ドラゴンボールという7つの玉を集めれば、どんな願いでも叶えられる。
不老不死でも死者を生き返らせることも望むがままにな」
当然のように口にされる一字一句、言葉の耳には届いていた。
あの主催者たちと同じことを、目の前の男は言っているのだ。
>>342 読めますが、議論に参加できないので反論することもできないんです。
王子、リミッター付きまくってるブロリーを一番倒せそうなのはあなたなんですからw
「そういえば、この下らんゲームを思いついたクズどもも言っていたな。
死者を生き返らせることができると。やつらもドラゴンボールを……だが、俺たちを間接的にでも殺すことはできないはず……?」
少し考えていたベジータだったが、どうでもいいかのように思考を中断する。
「待っていろブロリーめ! このサイヤ人の王子であるベジータ様の力を思いしらせてやる!」
言葉のことなど、もう忘れてしまったかのようにベジータは歩き出す。
「まっ、待ってください!!」
言葉は、ベジータを必死に呼び止める。
自分の出した大声に、言葉自身がもっとも驚いた。
「(私……生きたいんだ。誠くんと生きたく、なったんですね?)」
希望にすがりたい。
ベジータの立ち直るさまを見て、言葉はそう思ってしまったのだ。
「待ってください! あ、あなたは優勝するつもりなんですか?
それなら、生き返らせてほしい人が……!」
「黙れ! 優勝だと……? そんなことに興味はない。
俺はただブロリーを仕留めるだけだ。その邪魔をする奴もな」
睨まれ、思わず一歩引いてしまう。
だが、目の前の男は優勝する場合と同様に誠を生き返らせることのできる希望の一つ。
誠を生き返らせることこそが彼女の望み。
なんとか恩を売れば、彼が優勝したとき、自分が優勝したときの2通りのパターンが生まれる。
言葉自身の命を度外視してだが、50人いたとして、1/50の確立が1/25に跳ね上がる。
「お願いです! そうだ、支給品……支給品を渡しますから!」
今まで見てもいなかったディパックの中身を取り出す。
「これはどうです? 当たりですよ、すごい武器です」
取り出したのは、重厚な銃器だった。
通称LANCER(ランサー)と呼ばれるアサルトライフル。
しかも、銃身には言葉も(料理で)よく使うチェーンソーまでついている。
>>345 ならもっと早く書き込めない旨を言って、
同時にここで反論言って転載するようにお願いすればよかったのでは?
だめだこいつら、早くなんとかしないと…
「くだらんな。そんな武器など俺には不要だ」
だが、それを見てもベジータは顔色も変えない。
「待って、他にも……うっ」
次に出てきたのは、輝く石ころだった。
綺麗だが、宝石のようにも見えずベジータが欲しがるようにも見えない。
「ほ、他に……ああっ!」
最後に見つけた支給品に、言葉はイケルと確信した。
「こ、これです。これをあげます!」
「ほぅ、いったい何を……!」
ベジータは、言葉の持つものを見て……表情を強張らせた。
,────ヽ
∞ ∞ )
/ 凵凵凵凵 .| /
| | の の | | |
ノ ( ワ レ′し
 ̄/| ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄
/ .| |) )
し| ε/
.| |
| /⌒ヽ .|
「ぜ、全裸のカワイイお人形です!」
これなら、興味を持ってくれるに違いないと言葉は確信していた。
なにせ、ブルマだどうの公然と口にする変態だ。こういうのが好きに決まっている。
「あ、何か穿いてる方がお好みですか? ブルマじゃないから欲しくないもんですか?」
返答はなかった。
よく見ると、ベジータはプルプルと震えている。
「ええと……喜んで……ませんよね?」
Mの真下に、青筋が浮かんでいた。
野菜王子さすがww
言葉様なんでそんな言葉知ってるんですかw
ののワさんキター!!
ついに来たかwww
ののワさん来たwwww
誤算家揃ったwww
「キッサマァ……二度もベジータ様をコケにしやがってぇ!」
ベジータが掌を言葉に突き出すと、そこに光が集まっていく。
「消えて無くなれー!!」
先ほどの比ではない、大きな気弾が言葉へと迫っていく。
,────ヽ
∞ ∞ )
/ 凵凵凵凵 .| /
| | の の | | |
ノ ( ワ レ′し
 ̄/| ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄
/ .| |) )
し| ε/
.| |
| /⌒ヽ .|
やった!ののワさんきた!
なでなでしてくれたよ、si-en
,. -───- 、
/ \
/ ▽ ▽
/ △ △|
| | |ノ|_∧_∧_ト |
> . | |/Τヽ /Τヽ| |
_/ | |ヽノ __ヽノ (| |
`Z____ヽ |、_ \ ノ ノ| /
/\|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄レ ̄ ̄ ̄ ̄つ
_/ /| / ̄ ̄\_ノ
/ / | /
ヽ_ノ | /
/⌒ ___ ̄ヽ
> < | /
(__ノ ヽ_つ
,. -───- 、
/ \
/ ▽ ▽
/ △ △|
| | |ノ|_∧_∧_ト |
> . | |/Τヽ /Τヽ| | _ ー ̄ ̄)
_/ | |ヽノ __ヽノ (| | のワ -  ̄`:,
`Z____ヽ |、_ \ ノ ノ| / , -'' ̄ =',
/\|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄レ ̄ ̄ ̄ ̄つ三三三三 _-―  ̄=_ )
_/ /| / ̄ ̄\_ノ =_ ` ))
/ / | /
ヽ_ノ | /
/⌒ ___ ̄ヽ
> < | /
(__ノ ヽ_つ
ちょw
ののワさんw
\\ . -‐- . :: . -‐- 、 // . , / _ ヽ
\\( ⌒ ⌒ ´ ' .. 'ヽ.. / ´ )
;: ( ⌒ )=)´_ ⌒;: ⌒ .. ) ) // ニ==-
( ( nヽー‐'__;: _,、__ // `ヽ
二` - i l / 。 i / ゚ ヽ ; .) ) . .─-
)( ((.ゝ',: ヽ_ノ 、__ワ ノ ) 二=− )
ξ ⌒, ; (, __,-、_,,、  ̄ ) ) ) )
ゝ//'.. .(> >__,ノ ) )) ) =]3 二=‐-
lー-、. ; ゝ ., : Lヽ ノ, ; .: ., ) ) ノ ノ
 ̄, :. ,//. , ;ー─ - - '. , \\\ -'
| / \ j冫`ヽ /
| | ヽ / | 卜 | /
|| /\ ヾー' | / /
| |/´ ∨/ ´' -,,,_
| ||\ u _ム,,,,,,,,、__──'''''´
|、_| / ,, ヽ、
) ` ´ 〉 ヽ
/,, /| , /: ! ヽ、
`~'''‐'、 /;; ! \
 ̄
なん…だと…
見事な支援だと感心するがどこもおかしくはない
ちょっと待てwww
ののワさんお流石です
____,......、_
,/´::::::::::::::::::`ヽ、.
,/´;::´;::::::;:::::,,;:::;;; ;,、:\
/;';/:::;/;/´フノ リ`゙i::::`、 あ…ありのまま 今 起こったことを話しますね
,/レ/;/!/○ ノ 、_!::!::;;i,
,/:/:/::::/ ,、 ○ リ:;:| i! 『変態さんが光線を出したと
,/::::/:::::/u i ヽ、_ |;ノi 思ったら、人形も出して相殺した』
,イ:::::;!:::::/| | フ /:::|
ノ,/::::/;::::::|:ヽ、 ヽ / /::|:::| な…何を言っているのかわからないと思いますが
/ /::::::::|:|::::::|::::::`メ、`___ ´,, イ:::::|:::ト、 私も何をされたのかわかりませんでした
/ /::;::::::|リヽ、|;/~ \|ヽ;::::::::::::::::::;|;イ `
ノ /::/::::::|::::::::/::::ヽΤ`+´`、:::::::::::::::リ;| 頭がどうにかなりそうでした…
i::::|::::::::|::::::/:::::ノ:´゙レ、ノ、_ノ、;::::::::::::::|;|
/:::/|::::::;/::::/:::/::::::::::::::ヽ´::::i`、:::::::::::|i! 高性能兵器だとか、私の黒魔術だとか
/;::||::::::;/:::::/;;;/::::::::::~::::::~::|::::|;、`メ;;::::|リ そんなチャチな理由じゃ断じてありません
レ´|:| !;;;;|::_;/_ソ;;::;:::;:::::;::::;:::::|:::;:i´~ー´:ノ
!j-ーイ_/,/,__|__|___|__|__|__|__ト;;;;/ もっと簡単な確かめ方の片鱗を味わいました
''゙´"/'´`|\:::::/===/:::::::::::|=== 「これ生き物じゃないですかwwwwwww」
^~~ ` `ソ::::::::/::::::::::ノ|::::::::|
「な、なにぃ!?」
硬直する言葉とベジータ。
それとは反対に、言葉の手を抜け出し動き出す人形。
「……Do-Dai?」
全裸のヒトガタが喋った。
「……おい、なんなんだそいつは?」
「ま、待ってください」
言葉は急いでディパックの中を探る。
そこには、彼女(?) についての説明書きがあった。
支援しない男の人とかちょっと^^;
早く支援しろー!!規制されても知らんぞ!!!
とかち組!とかち組!とかち組!とかち組!
言葉様wwwwwww
「『ののワさん。アイドル、天海春香が余所見をしすぎたために生まれたクリーチャー。
特長:のヮの。よく転ぶ。単語程度の会話ができる。
主から離れず、自分に危険が迫ったとき戦う。』……だそうです」
「雑魚を支援するための生物か……面白いものを持っているじゃないか」
どうやら、僅かに興味を持ったらしいベジータに言葉は再び交渉する。
「お願いです、ベジータさん。誠くんを生き返らせてください! この子に興味があるなら、お渡ししますから……」
「そんなみっともない生き物を、この俺が持ち歩けるか!
そんなにこのベジータ様に忠誠を誓いたいなら、勝手に着いてきやがれ!」
そう言い放ち、ベジータは歩きだす。
「は、はい。必ずお役に立ちます!」
言葉も、ランサーを肩に担ぎその後をついて歩く。
「(ベジータさんは、ブロリーという人にしか興味がないようですね。
優勝に興味がないのは不安ですけど……私は、誠くんを生き返らせることができればいいんですし)」
方法や過程などどうでもいいのだ。
誠を生き返らせられるのなら、どんな手段でも構わない。
だから、言葉はベジータに協力することだけを専念する。
先ほどのやり取りからも、彼に反発する発言はプラスにはならない。
ビターン、と背後で音がした。
見ると、ののワさんが転んでいた。
「本当によく転ぶんですね。ほら、私に掴まってください」
両手に抱えたののワさんの感触は、とても心地がよかった。
「(ああ、誠くんの頭より柔らかい……いけません、何事も誠くんが一番なのに)」
それはともかく、と言葉はこの謎のクリーチャーに感謝する。
ののワさんがいなければ、言葉は死んでいたしベジータに同行することもできなかっただろう。
「(でも、妙ですね。ののワさんの説明書には、光線のことなんて書いてなかったのに)」
能力について、説明書に書いていないのはおかしい。
リアルに茶を吹きました支援
王子ツンデレ面が出てますよw
ののワさんとかちょう愛らしい支援
そう思っているとののワさんが答えた。
「石デスヨー」
「石? あ、それって……」
もう一度、ディパックの中をよく探す。
あの輝く石の他にやはり、説明書が存在していた。
「『魔法の石。触ると気円斬(仮名)が出せるようになる。
溜め撃ちで強力になり、植物を活性化させる力を持つ。
この石は小さいため、最大同時に一名までにしか力を与えられない。
石が破壊されると使用不能となる。
また、使用者が死亡した場合に石が無事なら最初に触れた人が再び力を得る』
……触っちゃったんですね」
ののワさんを見ると、のワっ☆と誤魔化している。
「私にはランサーがあるからいいですけどね。……それにしても」
よく見ても、裸。おしりにしか凹凸らしきものが見当たらない体。
「隠すものがないとはいえ……寒くないんでしょうか。
ブルマとは言いませんけど、何か穿くものでも……」
「おい!」
ベジータが立ち止まり睨む。
「着いてくるのは構わんが、一つだけ言っておく」
「は、はい!」
息を大きく吸い、
「ブルマとトランクスは……妻と息子の名前だ!!」
今日一番の叫び声を上げた。
俺は超支援だ……!
【A−4 草原/一日目・黎明】
【桂言葉@SchoolDays】
[状態]:健康、病み具合沈静中
[装備]:ランサーアサルトライフル(350/350)@Gears of War2
[道具]:支給品一式、ののワさん@ののワさん、魔法の石(ののワさん使用中)@Heart Of Darkness
[思考・状況]
0:……個性的なお名前のご家族ですね。
1:どんな方法でも誠くんを生き返らせる。
2:ベジータに協力し、自分が死んだ場合でもドラゴンボールで誠くんを生き返らせてもらう。
3:上記の障害となる場合、殺人も行う。
4:ベジータのように圧倒的に強い相手には無理を避けたい。
※アニメ最終話後からの参戦です。
※希望を見出したため、ヤンデレ分は沈静化し、目のハイライトも戻っています。
※とりあえずベジータの方針に従います。
「(まったく……このベジータ様をなんだと思ってやがる)」
言葉を怒鳴った後、ベジータは足早に移動を再開した。
「(しかし、どうなっているんだ? あの程度の気弾を吹きとばせんだと?)」
最初の『何か』を狙った一発はともかく、二発目はそれなりの力を込めて気弾を放った。
だが、それはあっさりと相殺されてしまう。ちょっと泣けた。
「(それに、たった二発で疲労感を感じる。気の高まりも感じない……どういうことだ?)」
理由はわからないが、力が恐ろしいほどに抑えられているのを感じる。
そればかりか、ホールで感じられたブロリーの気も、今は感じられない。
「(遠くの気は探れないということか。さっきのも、ただの動物だったようだしな)」
この戦闘力でブロリーと戦えば、どうなることかと冷や汗をかくベジータ。
「(いや……おそらくはブロリーも同じ状況のはずだ。ならば、力の差も変わるまい)」
それでも相手にするのは厳しいが、奴には弱点が生まれている。
「(このちっぽけな爆弾で、伝説のスーパーサイヤ人様をふっとばしてやるぜ!)」
ニヤリと笑い……すぐに表情を硬くする。
魔法の石ってあれかwhacchiさんのやつかw
泣くなw
「(だが、本当に勝てるのか? や、やはり逃げるべき……ええい、俺様ともあろうものがぁぁぁ!!)」
そう簡単に、折れた心は戻せない。
ベジータも、言葉も。
彼らの精神の行方はどちらに向かうのだろうか。
【A−4 草原/一日目・黎明】
【ベジータ@ドラゴンボールZ】
[状態]:健康、軽い疲労感
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品1〜3
[思考・状況]
1:ブロリーの首輪を爆発させて殺す!
2:だが、本当にできるのか……?
3:地球人などあてにならんが、多少は期待しておくか。
4:くだらんゲームなどどうでもいいが、邪魔な奴はぶっ飛ばす。
※参戦時期は「燃え尽きろ!!熱戦・烈戦・超激戦」でブロリーの強さに戦意喪失している頃です。
※力が大きく制限されていることに気がつきました。
※1マス以上離れた相手の気を探れません。
※ニコニコ動画の影響で、テンションの高低が激しくなるときがあります。
アンディのやつかww
ハートオブダークネスのあれかwww
テンションの高低大きいなw
そして、時間は月の去った後に戻る。
「やれやれ、意外と気づかれなかったなぁ」
そこには、月と別れた言葉が立っていた。
言葉は、髪の毛を少しいじる。
ピョコン
すると、髪の毛から隠れたもう一つの耳が姿を見せた。
人の耳とは違う、兎の耳。
「いやいや、ホント参ったよ。不完全なのは知ってたけど、耳が残っちゃうんだもん」
そう、この桂言葉。
デロン
「おっと、戻った戻った。胸の荷物も取れて軽い軽い」
化けた因幡てゐである。
「それにしても、いきなり危なかったなあ。あのMッパゲ、私を殺す気だったし」
そう、てゐは言葉とベジータの姿を隠れて見ていた。
ベジータの最初の一撃は、てゐを狙ったものだったのだ。
だが、気をうまく探れなかったことも幸いし、何かの小動物だと思ったようだ。
「まあ実際兎ですがね。……はぁ、早くまともな人間と合流したいねぇ」
初めに出会ったベジータと言葉は、入り込める空気じゃなかった。
そして、次にあった月。てゐにとって論外だった。
単独で行動していたこともある。だが、それよりも問題は他にあった。
「……死神に取り付かれた人間なんかと、一緒に行動できないって」
そう、因幡てゐにはリュークの姿が見えていたのだ。
「うっすらとしか見えなかったけど、あれって三途の川の船頭と仲間だよねぇ。
こんな殺し合いの場で死神に取り付かれるなんて、運の悪い人間もいたもんだよ」
日常的に死神の姿を見ることができる幻想郷の住人であること。
そして、死神と同様に人ならざる者……『生粋の妖怪』であること。
その二つが、死神リュークの姿を見ることができる原因だった。
な、なんだってーーーーーーー!
な、なんだっ(ry
ちょwwwwwてゐwwwwww
おおリュークがこんなところで影響してくるとは支援
だが、声までは聞こえなかった。
そのため、てゐは大きな勘違いを犯す。
夜神月は、死神に取り付かれているためもうすぐ死んでしまう、と。
だからこそてゐは変化し、誤解を招き、ゲームに積極的に乗るように仕向けた。
実際のところ、月がゲームに乗っているかどうかは本当に勘だった。
死神に取り付かれている以上、危ない橋を渡る気でいると思ったこと。
そして、夜神月という人間から自分と似た匂い……信用の置けない何かを感じたこと。
この二つだけで「ゲームに乗っているだろう」とブラフをかけたのだった。
「まあ、所詮キャリア十数年の人間。騙しあいで負けるわけにもいかないからねぇ」
邪悪な笑みを浮かべるてゐ。
その容姿ゆえ、誰しもが忘れてしまう。
彼女が、幻想郷ができるよりも以前から同じ容姿であるがゆえに。
1200年を超える年月を生きてきた、幻想郷最古参の一人なのだということを。
「千年生きようと兎は兎。半分も生きてない吸血鬼にも、下手すりゃ人間にも勝てないけどね。
わたしゃ、ずる賢さだけは誰にも負けたりしないのよ」
夜神月は、きっとうまく動いてくれるだろう。
たとえうまくいかなくても、すべては桂言葉に押し付けられる。
ベジータと言葉は、あまり集団を作るタイプとは思えない。
誤解を振りまけば、それを解くことは難しいだろう。
「さて、私も集団を探して身を守らないとね。
ベジータ、桂言葉、そして夜神月。ゲームに乗り結託した三人から逃げてきた、かわいそうな兎を保護してくれる人の下へ」
嘘をつくには真実を振りまくのが一番であり、その前準備は整っている。
「『妙な薬品で、私を殺そうとした月』。『それに失敗した途端、気弾で私を殺そうとしたベジータ』。」
半分は事実。そして、前半の嘘の証拠は月が持っている。
なんとwww
なんというステルス……読み手さえだますとは間違いなくこいつはう詐欺
「賢い人間ほど、自分の失敗を疑わない。それすら上回る知略を、けして認めない」
胸に気をとられた月は、言葉本人と出会っても因幡てゐの存在を思い浮かべもしないだろう。
「からかうのも楽しいし、こういうときには勝手に自滅してくれる。まったく本当に―――」
リュークは、自分が見られていることに気がついていた。
だが、それを月に伝えることはない。
あの女がどんな企みをしているかは知らないが、リュークの知ったことではない。
問題は、月がこれからどれだけ面白く動いてくれるか。
月が追い込まれたとき、月は自分を楽しませてくれるだろうか。
「(どいつもこいつも、命がかかれば予期せぬ動きを見せてくれる。
他の動物じゃあ絶対に見れやしない。まったく、本当に―――)」
「『(やっぱり人間って……面白っ!)』」
二つの人外が、月下で笑った。
【B-5 平原/1日目。黎明】
【因幡てゐ@東方Project】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:共通支給品、上海人形@東方Project、変化の杖(6時間使用不可)@ドラゴンクエスト
[思考・状況]
1:集団にもぐりこみ機会をうかがう
2:その際にベジータ、言葉、月を危険人物として知らせて信用を得る。
3:何をしてでも生き残る
4:ベジータ、夜神月を警戒
※リュークが見えました。ただしはっきりとは見えず、声も聞こえません。
※月を、死神に憑かれて死が近い人間だと思っています。
てゐこわすぎるwww
これはひどい(兎一人勝ち的な意味で)
【A-5 黎明】
【夜神月@ひぐらしがなくですの】
[状態]:健康
[装備]:アポロのクロスボウと矢筒(20/20)@チーターマン、ハイポーション@ハイポーションを作ってみた
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
基本思考:優勝しておっぱい帝国の神となる
1:殺しやすそうな参加者を探して装備を充実させる
2:ゲームに乗っていない集団と出会った場合、善人を装い近づく。
3:その際に桂言葉、初音ミクがゲームに乗っていることを知らせ、信用を得る。
4:初音ミク、桂言葉を警戒
※リュークが憑いています。デスノートは持っていません。
※人外の存在に、リュークの姿が見える可能性があります。
※出会ったのが桂言葉ではなく因幡てゐだと気がついていません。
支給品解説
ランサーアサルトライフル@Gears of War2
COG軍のトレードマーク的な武装。近-中距離に適応したフルオートマチックアサルトライフル。
GoW2初期装備にして最強の銃。というか、マウントされたチェーンソーこそが本体ともいえる。
最高難易度であっても一撃で敵を切断する様はこのゲームの魅力そのものである。
魔法の石@Heart Of Darkness
「どこにでもいる平凡な少年」アンディーに力を与えた魔法の石。
気円斬(別に切れるわけじゃない普通の気弾)が手から出せるようになる。(足から出せる奴もいる)
溜め撃ちすると、植物を種に戻したり木にしたりできる。(原作中ではリンゴ一個をリンゴの木に変えた)
原作では石が破壊されない限り何人でも能力がしよう可能。
ロワでは石のサイズも小さく、合計一名までに制限されている。
また、石が破壊されると能力も消える。
なんということだ……
投下乙
王子www
ののワさん強いな
あと
>>310さん、それだとD-3南部を歩いている呂布の説明がつかないんじゃない?
ののワさん@ののワさん
アイドルマスターのメインヒロイン、天海春香。
彼女の余所見している顔「のヮの」から派生し生まれたクリーチャー。
常に全裸でまったく動じない。なにを考えているかもわからない。
誤算家の一人である。
【名前】桂言葉
【出展】SchoolDays
【性別】女性
【外見】100オーバーの巨乳。
【性格】まじめな優等生。誠が絡むとヤンデレとなる。
【能力】居合い、優れた直感
【一人称、特徴的な口調など】誰にでも敬語。「中に誰もいませんよ」「死んじゃえ」
【把握用参考動画】
皆でニコニコしながら爽やかに見れるスクールデイズ
その他、SchoolDays関連動画 (全てにおいてグロ注意)
【解説】
ニコニコでおなじみ、誠死ねが大好きな言葉様。
Nice boat.が生まれたのも彼女のがんばりのおかげ。
ヤンデレといえばこの人だが、実はかなり精神的に強い。
周りがレイプ、イジメ、寝取られの波状攻撃を仕掛けてくるので壊れますが。
精神崩壊を起こすと異常な直感と居合いで鮮血の結末を引き起こす。
その状態を、通称言葉様という。目のハイライトが消えると危険信号。
ホットレモネード以外の料理が作れない。
【名前】ベジータ
【出展】ドラゴンボールZ
【性別】男性
【外見】M
【性格】ツンデレ
【能力】スーパーサイヤ人化、高い戦闘能力
【一人称、特徴的な口調など】ベジータ、俺様。「くそったれー!」「俺はサイヤ人の王子、ベジータ様だー!」
【把握用参考動画】
ブロリーとベジータで就職面接マニュアル
VS茶目っ子ブロリー
【解説】
ツンデレといえばこの人。
誇り高きサイヤ人の王子である。
有利になるといつも調子に乗るため、最終的には負けることが多い。
圧倒的な力を持つ相手の前では、泣いたり戦意を喪失することも。
いつも時間稼ぎ、もしくはフュージョン、ポタラの配合材料となる。
がんばれベジータ。お前がNo2だ。
変化の杖ってことは月のおっぱいスカウタ―が通用しないのか……
以上で、投下終了です。
長い投下支援ありがとうございました。
フゥーフゥー、ハァーハァー、全く、ロワは地獄だぜ……
というわけで、ルイージ、ミク、渚、七夜、ブロントさん予約します
よかったねブロントさん
ののワさんという同郷のやつが出たよ
外見:Mって…w
投下乙。
ちらっと言葉様っぽくないなぁと思ってたらこれかw
この海のリハクの目をもってしても見破れなんだ……
投下乙
言葉とベジータの掛け合いが面白かったw
てゐとリュークもいい味出してる
投下乙です
汚いなさすがてゐ汚い…
言葉様と王子も、今後の行く末が妙に心配で面白いです
なにより、ののワさんつええw
そして予約…だと…?
まさかこんな展開とは
いやはや騙されたぜ
王子、サイヤ人の頃になるかと思ったらこう来たか
そして今回も言葉教団結成フラグか?
したらばの議論スレより転載です
>>1000が参加者でなくなったため、日曜日0:00から最後の枠を決める予約を解禁します。
そのほかの予約は通常通り進行して構いません。
最後の参加者として出せるのは以下の三人です。
【獏良了@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
【闇マリク(顔芸)@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】5(マリク@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ1)
【伊東誠@スクールデイズ】
五票以上でかつ参加者と関わりがあるこの三人のうち一人を参加者候補とします。
この三人のうちもっとも早く予約が入ったキャラが最後の参加者です。
という告知をしたかったんだが、
>>1000で新たに予約したい人もいるし…どうする?
>>413 見ているなら議論スレに対して何らかの意見を言う機会はあったんだから、
それをしないほうが悪いとしか言えない。
>>407 キャラ紹介は結構適当な部分あるのでごめんなさいww
実は生首が入っている→誠くん!?→ゆっくりして(ry な展開のつもりが先に出てきたから修正したんだぜ
なんとか大丈夫そうでよかった
てゐからハイポが消えてるような……
>>405 ののワさんってブロントさんと関係あるの?
むうまさかの妹トップマーダー?
すまん
月に渡したのか……
>>1000の破棄は昨日でその時から議論してたんだから今更になって言い出す方が悪い
>>416 毒薬のことかと
>>417 ののワさんの出身地はブロントさんと同じネトゲ実況板(ネ実)のとかちスレ
とかち組、もしくはネ実タグを見てみるとちょと面白い
これで二回目か……こんなかたちで破棄になるのは残念で仕方がないです。
議論スレに書き込めない原因はつい先ほど分かった(携帯側の未対応)ので、ここに書き込んで反論するのも気が引けました。
仕方ない。運がないと思ってあきらめるべきなんですね。
送ればせながら紹介をば。
【名前】重音テト
【出展】VOCALOID(2ch)
【性別】キメラ
【外見】31
【性格】ツンデレ。+嘘の歌姫成分
【能力】他のVOCALOIDの劣化?
【一人称、特徴的な口調など】一人称:私
【把握用参考動画】
嘘の歌姫 など
【解説】
4月1日のエイプリルフールにVIPPERがニコ厨を釣るためだけに作られたキャラ。
クリプトンの公式サイトに徹底的に似せた釣りサイトを作るなどした結果、
その釣果は上々だった模様。
しかしその後、釣りキャラだけで終わると思われたテトは有志によってその可能性を見出され、
UTAUというソフトを使用しテトは実際に他のボカロのように歌わせることが可能になった。
ちなみに本名は「重音テトペッテンソン」。フランスパンが好きで、実は歌は苦手。決めゼリフは「君は実に馬鹿だな」
【名前】赤さん
【出展】ガチムチパンツレスリング(ふたばch)
【性別】男
【外見】1歳
【性格】まさに外道
【能力】高い知能を持つ(?)
【一人称、特徴的な口調など】一人称:俺
【把握用参考動画】
ガチムチパンツレスリングでたびたび股間を隠す仕事をしています。他、サムネにも登場。
【解説】
もともとはふたばちゃんねるで生まれたキャラクターで、
イキな表情をした赤ちゃんが何か外道なことを言うというネタである。
それが何を間違ったかガチムチパンツレスリングシリーズのファミリーに。
本名は「ラガナー・マイケル」。アメリカ人なので正確には「マイケル・ラガナー」。母ちゃんは27歳。
【名前】フランドール・スカーレット
【出展】東方project
【性別】女
【外見】少なくとも500歳以上
【性格】色んな意味で無邪気
【能力】ありとあらゆるものを破壊する程度の能力
【一人称、特徴的な口調など】一人称:私
【把握用参考動画】
U.N.オーエンは彼女なのか? 関連動画、他多数
【解説】
みんな大好き妹様。
紅魔館の主・レミリア・スカーレットの妹である。
少々気がふれた方なため長年地下に幽閉されていた。
基本的には割と落ち着いた物腰だがちょっと情緒不安定気味。
以前は人間を調理された姿でしか見たことがなく、また襲っても手加減が出来ないため木端微塵にしてしまう。
霧の異変解決後は自由に館を散策したり魔理沙に懐いたりしてるらしく、ちょっぴり丸くなってるっぽい。
姉様を尊敬しているらしいが、見てないとこで「あいつ」呼ばわりすることもある。
どんまい
まあ他のキャラを書いてくれとしか
しかし、投票結果を覆すのに1日の議論っていうのは一般的に見てどうなんでしょう?
結論より、議論の進め方に疑問がありますが、そこら辺は何も感じないんでしょうか。
仮といっても投票一位だったのに……orz
今の予約状況
◆xHiHmARgxY 海原雄山
◆BRxsUzTn5A キョン子 アカギ
◆/mnV9HOTlc 絶望先生 律子 スプー
◆w2G/OW/em6 弱音ハク
◆wC9C3Zbq2k タケモト カミーユ
◆XksB4AwhxU 鏡音リン、キーボードクラッシャー
◆KX.Hw4puWg ときちく 雪歩
◆WWhm8QVzK6 ルイージ、ミク、渚、七夜、ブロントさん
あまりの悲しみに予約せざるを得なかった……
またしても締め切りギリギリになってしまいましたが、海原雄山投下宜しいでしょうか。
>>429 この予約のどこまでが今晩0時までのやつだっけ
くるぞ…
あと黎明まで行ってないキャラってどれくらいいたっけ?
0時の予約があるから待った方がいいと思うけど…
ビリー兄貴スペック判明
腕回り 44センチ
首回り 44センチ
ふくらはぎ 44センチ
太もも 72センチ
バスト 130センチ
息子 通常9インチ
歪みねぇ肉体だ。
支援
予約は時間の情報も欲しいな
因幡てゐ、バクラ予約
城之内 秋山 羽入 ルガール
墓場組予約します
バクラで決定?
それでは行きます。
A-5 草地
この地で目覚めた和服の男、海原雄山は、この異常な事態をどう受け止めればいいのか悩んでいた。
調理のたびに派手なポーズを決めたり美味しさのあまり口から粒子砲を放ったりすることのない、ごく普通の世界の住人であった雄山は、反射的にこの状況を否定した。
手のかかる息子がまた何か仕出かしたのかと。あるいは手の込んだドッキリに引っかかったのかと。
だが、ドッキリにしてはやけにリアルな首輪の爆破シーンやストーリー性の無い意味不明な展開を思い起こすと、その考えも不確かなものに思えてくる。
あり得ない、あって欲しくないという思いと現に自分が超状現象を体感しているという事実が攻めぎ合い、結果、雄山は未だに考えあぐねていた。
「考えても答えの出る事ではない、か……」
暫くの黙考の後、雄山はそう結論付けた。
じっとしているだけでは、これが馬鹿と冗談を総動員して作られた物なのか、生き残りを懸けたバトルロイヤル戦として創られた物なのかはわからない。
まずは情報を掴むために行動すべきだ――その考えの元に、雄山は足元のデイパックに手をやった。
桑の支援だ
支援
>>428 ぶっちゃけあの三人でなくてもニ票以上なら誰でもいいとすら思う
っていうか塩虎の人、塩の一人称も間違ってますよー
個人的には大河はそう簡単にデレるキャラじゃない……ってかツンデレじゃないと思うんだけど。しかも塩に。
竜児へのあれはツンデレというよりは依存みたいなもんだからなあ。
二回目に定評のある支援
「このパンを作ったのは誰だ!」
数分後、そこには元気に怒鳴り付ける雄山の姿が!
片手に支給品を持ち、誰かも分からぬ相手に向かって吼える雄山。
己の置かれた状況もわきまえず、我を忘れて激昂しているのには、雄山に支給されたある物と密接な関わりがあった。
雄山を激怒させたその支給品。一見普通のパンに見えるそれは、名を『至高のコッペパン』といった。
残り1人はバクラだね、支援
黎明まで行っていないキャラは
初音ミク、ルイージ、ソリッド・スネーク、相楽左之助、秋山森乃進、城之内克也、
タケモト、カミーユ・ビダン、ビリー・ヘリントン、七夜志貴、ときちく、
ルガール・バーンシュタイン、古手羽入、KAITO、キョン子、赤木しげる、
スプー、糸色望、萩原雪歩、アレックス、コンバット越前(越前康介)、剣崎一真、
秋月律子、弱音ハクの25人だな
この支援をしたのは誰だ!
そこに注目するとはさすがw支援
『至高』
その単語は、雄山にとって非常に関わりの深い物だった。
彼の息子が担当した『究極のメニュー』に対抗するかの如く、雄山が監修したメニューこそが『究極のメニュー』である。
『究極』と『至高』は幾度となく対決し、主に雄山の深情け(人これをツンデレと呼ぶ)によって勝敗を五分に保っていた。
息子との確執(?)もあり、至高のメニューに対する意気込みは並大抵のものではなかった。
だからこそ、己の与り知らぬ至高と名の付く料理を前に、抑えが効かなくなってしまったのだった。
「この雄山に対して至高と名の付く物をよこすとは、よほど肝の座った者のようだ。
無礼千万! この場が真であろうと幻であろうと、首謀者は許しておけん!
即刻引きずり出してくれるわ!」
>>446 一人称は直さなきゃならんが…性格まで一々細かいこと言ってたら、ニコロワは成立しないとオモ
こうして、無断で至高の字を冠する食品を出された怒りによって、雄山の行動方針は定まった。
だが、それを現実の物とするだけの力は、今の雄山にはお世辞にもあるとは言えない。
主催者の打倒を成し遂げる手助けになる物はないかと、雄山は自らに支給されたバッグの中身を探った。
「何だ、これは!?」
間もなく現れた、英語で書かれた一冊の書籍。
その表紙に躍る文字は……
「ツン……デレ……?」
両方究極になってるぞ保守
乏しい灯りの中、雄山がそう読んだ英字は、正しくはローマ字読みではなく、ある英単語だった。
雄山もすぐそれに気付き、表紙のタイトルを正しく認識したが、それによってさらなる疑問を抱かせる結果となった。
「これは、飛行機のマニュアルか? 何故こんな物を――」
突如何かに思い当たり、言葉を止めて辺りを見回す雄山。
その視線は暫くさ迷った後、ある一点で固定された。
雄山が必ずしも不用意だった訳ではない。
月灯りしかない深夜、目覚めてすぐの混乱の中で真っ先に目に入ったデイパック。
それに注意が行き、背後の確認が疎かになってしまったのを、この異様な状況下で誰が攻められよう。
「戦闘機……?」
ましてその機体は黒く塗装されており、背後にそびえる山脈と同化していたのだから。
支援
え?戦闘機?
支援
ルーデルは爆撃機乗りだぞ。支援。
己の背後にこのような巨大な物体があったという事実に気付けなかった不甲斐なさにほぞを噛みながら、雄山はその機体とマニュアルにある絵柄を見比べ、確信した。
「確かにこれはあの機のマニュアルのようだ。
強力な武器になりそうだが、こんな大きな物……」
その機は確かにこの上なく強力な武器、いや兵器であった。
かすっただけで常人なら即死する30mmバルカン砲。
対地攻撃に凄まじい威力を発する7連装のロケットランチャー。
対地対空両方をこなす両用ミサイル。
それらが装備されたこの機体は、タンクキラーの名称と共に、ある一つの名を持っていた。
エメリア空軍のエース・オブ・エースにして重巡航管制機やレールガン シャンデリアを撃破した伝説の機、ガルーダ1という名を。
空では無敵を誇るこの機も、地上では只の鉄の塊である。
飛べない豚、否、イボイノシシとなったこの機をどう扱うか。
無用の長物と切り捨て、日が昇ればそれなりに目立つこの機から一刻も早く離れるか、それとも……
マニュアルの表紙に書かれたA-10 ThunderboltU flight manualの字を見つめる雄山の思考は、まとまる気配を見せなかった。
予約もされていないのが
スネーク、左之助、アレックス、越前、剣崎か
戦…闘機…?
しえん
支援
<<こちらアバランチ、支援する>>
支援するしかあるまい
もう少し1レスに詰め込んで大丈夫だと思うぜ支援
至高の支援
至高の支援
究極の支援
【A-5 草地/1日目・深夜】
【海原雄山@美味しんぼ】
[状態]:健康 困惑 主催者に対し激しい怒り
[装備]:老兵専用A-10RCL@おじいちゃんのエースコンバット6
[道具]:支給品一式 至高のコッペパン×10 A-10のマニュアル(英語)
ということで投下終了です。
支給品が色々アレな物になりました。
修正案は幾つかあるので指摘等ありましたらお願いします。
あんこ入り☆パスタ☆ライス食べさせたかった……
まだハイポがあるからいいか。
あんこ入り☆パスタ☆ライスはもう失われちゃったからなー
投下乙です
いい塩してんねぇ〜ツンデレしてるねぇ〜の
すいません一人称も全部オレサマ統一します
俺が死ぬまで~のところだけですね?
やっぱりツンデレ?部分も直したほうがいいですか?
乙!
雄山、殺し合いの舞台に放り込まれたってのに、凄ぇ落ち着いてるなぁw
今後、食べ物系の支給品を見たら色々といいそうだけど、
ニコニコの料理って、ハイポとかみたいな危険物もあるからなぁw
投下乙!
戦闘機は少し強すぎるかな?
いくつかの条件がないと飛べないとか、そんな制限があった方がいいと思うが
思考忘れてました。
追加します。
[思考] 基本 主催者に文句を付けに行きたい
1 この機はどう扱うべきか……
2 至高のコッペパンだと! 許せん!
あと、タイトルは TPO? 何それ美味しいの? で。
投下乙です
ツンデレ王子の次はツンデレ親父がきたなw
ロワ内で是非ニコニコ料理の批評をしてほしいところ。
ただ、戦闘機は強すぎるんで制限が欲しいですね
燃料がないとか、動かすには別の品が必要とか
投下乙ー
ブロリーとかベジータとかフランがいるせいで戦闘機が強そうに見えないw
戦闘機を扱えるのは……何気に結構いそうだな
ツンデレ大杉ワロタw
これでジンクスが発動したら(ry
投下乙、といいたいところだが、いかに4次元デイパックと言えどあもりにも大きいものを支給するのはどうだろうか。
A−10のマニュアルと起動キーを支給して、A−10自体は会場のどこかに隠してある、とかいう風にした方がよくね?
誰かの支給品に石油@北斗の拳(石油王)とか
アレックスを予約します。
即投下は無理ですが、今日中には投下する予定です。
>>483 結局4次元で決まったの?
今回は普通ので来ると思ったけど。
おつおつ、戦闘機でうっかり禁止エリアに入んないようにな〜ww
さて、呂布についてちょっと修正書いてみました
☆
しかし何故、南に向かったはずの呂布がホテルの北側へ居たのであろうか。
話は数分前にさかのぼる…。
□
俺は南を目指して歩いていた。理由など無い。
俺は俺の気が向くままに進む。俺から退くのは道に糞が落ちていたときだけだ。
いや、南に歩く理由はあったかもしれない。
あの小娘との約束――それは約束と言うにはあまりに曖昧な物だったが俺は南に行くと言ったのだ。
こんな事を意識するなんて俺らしくないかも知れんな。だが俺はもう決めたのだ。
一つ困った事があった。俺は月の方向で南を割り出し、進んでいたがどうも様子がおかしい。
地図を取り出し辺りの景色と見比べてみるとやはり何かがおかしい気がした。
周囲を見渡すと建物の影がいくつか見える。地図によると南には「図書館」があるのだ。
俺が歩いていた方角にある建物が「図書館」ならば良いのだが、その細長い影は北にある「塔」にも見える。
支給品には方角を知る器具もあったが説明書きが無く、俺には使い方が分からん。
「うむぅ……」
俺が方角を間違えたのか?方角を求める時に使うのは太陽だったか?
深く考えると頭が痛くなりそうなので止めた。
「図書館」と思われる建物に入れば話は早い。名前からして書庫だろう。書物があればそこは「図書館」だ。
書庫か……腰抜け軍師や給料泥棒の将が入り浸っている場所だ。強者が居そうもない。
どうせ行くなら塔のほうがよさそう…いやしかし塔は北側……
「…よし」
顔を上げて斬馬刀を担ぎ、呂布は歩き出す。
どっちに歩いても吉となろう。俺は引き返す事にした。
待ち望む時間は長ければ長いほど、戦いを楽しめる。
時間を浪費するわけではない。ゆっくりでいいさ。
呂布が会場北側でメタナイトと美鈴に会ったのはそのすぐ後であった・・・
ちょw呂布さんw
終わりです
wikiの修正方法分かりませんので、修正お願いします。
呂布の状態解説の前に補足しておいてください。お願いしました。
最期のゆっくりでいいさにふいたw
修正はこれでいいと思います
呂布wwww
私もwikiの修正が分かりませんので
いい塩してんねぇ〜ツンデレしてるねぇ〜の
塩の一人称を変更してください。お願いします
うぉい呂布www
>>487 自分としても、一応そこは気になったので、色々考えたのですが、
一般人が攻撃機を簡単に使える訳がない
付属品のマニュアルはエメリア製なので英語。従って個人差は有れど理解するのに時間がかかる
狭い会場内で航空機は返って使いにくい。そもそも飛び立つことすら困難
基本正面にしか攻撃出来ない上、滑走するにしても恐ろしく鈍いので横に逃げられたら涙目
デカい。目立つ
等の欠点を考慮してなんとかなるかな? と思った次第です。
追記
至高のコッペパンはニコニコRPG出展
A-10は30mm機関砲800発、7連装ロケットランチャー3*4=84発、両用ミサイル2発(エスコン6準拠)です。
尚も忘れてました。ゴメンナサイorz
何回もすいません
俺→オレサマにお願いします
エスコンならA-ティンでも良かったかも、あの変態爆撃機w
あと、4次元デイパック問題は、どなたかのSSにあった、バッグの横に置いてあったという形式で。
あるいは、A-10がすっぽり入るサイズのデイパック(に似た何か)だったという(ry
ついでに、雄山がA-10を戦闘機と言ったのは、艦載型B-52なんていうトンデモが罷り通る軍事音痴の日本に住んでたら、仕方ないね。
A-10がすっぽり入るサイズのデイパック(に似た何か)ってwwww
投下
実は結構前に書き終わっていた。
「……」
「どうしたんだ羽入?」
歩きながらルガールは羽入に言葉を掛けた。
「考えていたのです。なぜこんなことをあの右上、左上は開いたのかと」
「どういうことだ?」
ルガールは真面目な顔で返す。
羽入は足を止め、まだ暗い空を見上げる。
暗い空には満月が浮かんでいた。
その満月は天頂にあり彼らを見下ろすようにして存在する。
「あいつらはルールの説明をしてすぐに消えたのです」
ルガールもまた羽入と同じように空を見上げる。
天頂にある満月にあの右上、左上の姿を求めるように。
「あいつらは僕たちになにをさせたいのかを全く説明していないのです」
「俺たちにさせたいのは殺し合いじゃないのか?」
「確かにあいつらは僕たちに殺し合いをさせたがっているのです
でもそこからもう少し考えてみたのです」
羽入は眼をとじ思案しながら言葉を選ぶようにしてゆっくりと言葉を発する。
仮説が正しいかどうかは分からない、しかし自分の仮説を伝えておかないと後悔する。
そう羽入の直感が伝えていた。
「殺し合い……これは仮説にしかすぎませんがそれは過程にしかすぎないと思うのです。
本来の目的はなにか別のところにあってその目的を達成するためにこのバトルロワイアルを開いた
あいつらの達成するべき目的とは何なのでしょうか?
単純に僕たちが絶望し殺し合いをするというのを求めているのとは何か違う気がするのです」
羽入の言葉をルガールは静かに聞き続ける。
それを肯定と羽入は受け取り言葉を紡ぎ続ける。
自分の思考が間違っていないようにゆっくりと確認しながら。
「あの右上左上の二人が主催なのであればただ絶望する殺し合いを見てみたい
それが目的だと断定してもいいと思うのです
でもあの右上はこう言っているのです。」
――
『だってさ左上。俺の仕事って元々無駄話する事だろ?進行役を務めてるからってさ、無駄話が多くなるのは職業柄仕方ないの!
まあ、安心しなよ。ルール説明するのは忘れないって!俺だって命令には従うさ。
今はみんなの緊張を解くために他愛無いお話をだね』
――
「”進行役””命令には従う”……
つまり羽入が言いたいのは右上に命令できるほどの力をもった奴がいると言うことか」
「はいなのです。
あの主催者――右上、左上を懲らしめるだけじゃ何も解決はしない
その後ろに潜んでいる”何か”を引っ張り出さないといけないと思うのです
トカゲのしっぽ切りで逃げられたりしたら目も当てられないのです」
羽入がゆっくりと目を開く。
そしてルガールの方へ向き直る。
ルガールもまた視線を天から落とし羽入を見る。
二人は真剣に見つめ合う。
「多分これは多くの人が見失ってることだと思うのです
実際僕たちもあの主催達……右上、左上のことだけを考えていて
その後ろになにかもっと大きいものがいるという可能性を全く考えていなかったのです」
そして沈黙。
彼らはやろうとしていることの難しさについて再び考える。
主催者の拠点に運送し出てきた相手を懲らしめるだけではだめなのだ。
運送先の家の中に押し入り家主を懲らしめなければ何も解決しない。
しかも運送先への道のりは遠く険しい。
さらにはその運送先がどこにあるのかも分かっていていない状況。
「とにかく、情報が少なすぎるのです
主催者側から接触してくるとき……つまり放送。
悔しいですがそこで主催者側からのなんらかのアクションを待つしかないのです」
羽入は手を握る。
ルガールはそれを優しい目で見つめているがルガールもまた手をきつく握っていた。
自らの無力さとそれでもやらねばならという決意。
その相反する心中が彼らにどうしようもない悔しさを植え付けていた。
「少なくともあいつらは僕たちに気が付かれることなくあんな場所まで連れてきた上に
こんな首輪を付けてしまうほどの技術力があるのです
なにか付け入る隙をあちらから出してこない限り僕たちの不利は揺るがないのです」
そんな暗い雰囲気になったところで響く声が
どこかの爺さんのあの叫び声。
「HAAAAAA!!!」
羽入とルガールは叫び声のした方へ駈け出した。
ルガールは「私」だよ
支援
支援すると思うよぉ
支援なのです☆
ts
◆◆◆◆◆◆◆
「この爺さんが風が吹いただけであれだけ叫び声をあげるとは思わなかったぜ
迷惑かけてすまねぇ」
城之内が森乃進の頭を小突きながら謝罪する。
森乃進は風が吹いたとと同時に森乃進自身も臆病風に吹かれ叫び声をあげたのだ
ドイツ軍人のようにうろたえない心持てと叱咤激励したいところだが実際バトルロワイヤルという
極限の状態に放り込まれたのだからビビっても仕方ないのだろう。
森乃進のビビり方はそれでも以上だが
「わしとてもこわかったよぉ。恐怖で冷や死するかとおもったよぉ」
「(冷や死ってなんなのです?)とにかく別に何事もなくてよかったのです」
「(冷や死ってなんだ?)まったくだ、襲われているかと思ったぞ」
それにしても風が吹いただけで叫ぶ森乃進。ハタ迷惑にもほどがある。
隠密行動中にやらかしたらパーティ即死の危機である。
とにかく謝罪から二つのペアはそれぞれ自己紹介をした。
自分の名前から始まり趣味や特技、今回のバトロワでどうするのかなど。
途中風が吹く度に叫びだす森乃進とそれを抑える城之内。
「(城之内と森乃進は親子のようなのです)」
微笑みながら地雷を踏みかねないようなことを考える羽入
それを口に出さなかったのは羽入がいつも一歩引いたところから会話に参加するためであろうが
今回はそれが良い方向に出たようである。
自己紹介が一段落したところでルガールが城之内達に質問をする。
「ところでだがお前たちは支給品の確認をしたのか?」
「そういえばまだ支給品の確認は途中だったよぉ」
「俺もまだ全然確認してないな、早めに確認しなけりゃいけないな」
ルガールの言葉に支給品の確認を始める森乃進と城之内。
風が再び吹きまた叫び声を上げそれを収める。
そんなコントをしている2人を見ながら羽入の思考は別のところへと飛んでいた。
「(しかしおかしいのです……城之内君は世界的に流行しているDMというゲームのプレイヤーだと言っているのです。
あの様子からして嘘を付いているということはありえない……
でも僕はDMなんていうゲームは知らないのです。
そんなゲームが世界的に大流行しているなら魅音が黙っていないはずないのです
間違いなく部活での使われているのです。
ならば一体どうして……)」
羽入は考える。
城之内が森乃進の支給品を見て興奮しているがそれは羽入の目に入らない。
羽入の目に入ったところで特になにがあるというわけでもないが
羽入は周囲の状況を的確に判断するという行為ができない状態に陥り始めていた。
「(ルガールさんは異国風の人だったから知らない国の人だろうと思って気にも止めませんでしたがもしかして
僕たちはそれぞれ違う世界から連れてこられたのでは……?
そういえばあの広場にも明らかに僕と同じ人とは異質の存在がいたようにも思えますです
それなら主催者に立ち向かうということがさらに難しくなるのです
情報が足りない……運命を打ち破るには情報が足りないのです。)」
「この支給品、欲しいならあげるよぉ」
「うをっ!爺さんいいのかよ!サンキュー!」
後ろで支給品の受け渡しがあっているが羽入にはまったく聞こえない。
完全に自分の世界に入ってしまっている。
通常の安全な場であればこれでも別に良いのだろうがここはバトルロワイヤル。
いつ襲われても貸しくない場。そんなところで自分の世界に入り思考にふける。
それは危険な行為であるといまの羽入には気が付くことができない。
「(でも……このまま手を打たずにいるわけにはいかないのです。
今この間にもこのゲームに乗ってしまった人がいるかもしれない
はやく情報を集めて運命を打ち破らないと……)」
唇をかみしめる。
運命を打ち破ろうとする意志に迷いはないがそれを実行するだけの力がない。
信じることで運命を打ち破ろうとする意志を持つ。
しかしこの世界には頼ることのできる仲間がいない。
それが羽入の精神を不安定にし早くもじわじわと追い詰め始める。
「(羽入は何か思いつめているな……私がそれを解決するのは容易いだろうが
それは彼女のためになるのだろうか……そしてなんなのだろうかこの違和感……?
足もとがなにか不安定なような……?気のせいだろうか?)」
運命を打ち破ろうと思い詰めるもの
運送して運命を打ち破る手助けをするもの
些細なことでありえないほどビビる者
酷いビビりを見ているせいで怖さを感じていないもの
そんな4人は墓場にいる。
彼らはこれからどこに向かうのだろうか……
【F-1 墓地/1日目。黎明】
【ルガール・バーンシュタイン@MUGEN】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:共通支給品、不明支給品*0〜2(武器はない)
[思考・状況]
1:主催者を倒し、荷物を取り返す。
2:首輪を解除できる仲間を集める。
3:社員や八雲紫が巻き込まれていないか確認する。
4:羽入を新入社員としてスカウトする。
5:羽入の様子が気になる
6:足もとになにか違和感が……?
7:右上、左上の背後にはなにかいるのだろうか?
※同じMUGEN出展の者や、MUGENでキャラが作成されている者については知っている可能性があります。
※ルガール運送鰍フ社長なので、KOFのルガール・バーンシュタインとは異なります。
※G・ルガール、オメガ・ルガールに変化可能かは不明です。
※足もとに何か違和感があるようです。墓場なので骨とか何かが埋まっているのかもしれません、気のせいだという可能性もあります。
※右上左上の後ろに何かがいる可能性を認識しました
さすが神、答えに近づきおった
HAAA自重w支援
【古手羽入@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:健康、不安
[装備]:逆刃刀・真打@フタエノキワミ、アッー!
[道具]:共通支給品、不明支給品*0〜3
[思考・状況]
0:運命を打ち破らないと……
1:首輪を解除できる仲間を集める。
2:梨花や仲間たちが巻き込まれていないか確認する。
3:右上、左上の後ろにいる奴を引っ張り出さないと……
4:来た世界が違う……?どうやって連れてきたの……?
5:情報が……情報が足りないのです……
6:城之内と森乃進は親子みたいなのです
※参戦時期は、皆殺し編終了後です。
※オヤシロ様としての力が使えるかは不明です。
※思いつめていて多少判断力が鈍っている恐れがあります
※右上左上の後ろに何かがいると断定しました、
※来た世界が違う人間がいると断定しました
【F−1墓場/1日目・黎明】
【秋山森乃進@ゲーム実況】
[状態]:ビビリ(デフォルト)、冷や汗
[装備]:射影機(07式フィルム:29/30)@零〜zero〜、予備07式フィルム30枚
[道具]:基本支給品一式
[思考・状況]
1:絶対死にたくない。
2:どっかの建物に隠れていたい。
3:恐い……(風の音)HAAAAA!!!!!!
※ビビりです。墓場等の場所では風が吹いただけでもビビるようです。
足もとに何か埋まってる…だと?
【城之内克也@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
[状態]:疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:不明支給品×1〜2、基本支給品一式、モンスターボール(むてきまる)@いかなるバグにも動じずポケモン赤を実況
[思考・状況]
1:殺し合いに乗らず、脱出する。
2:とりあえず3人と行動。
3:念願の○○を手に入れたぞ!!
4:DMを知らないなんてどういうことだ?
※なにか城之内にとって有益なものを手に入れたようです。
※墓場などのオカルト関連は苦手ですが森乃進があまりにもビビっているので呆れて怖さを忘れています
※黎明なのに月がなぜか天頂にあるようです。意味はあるかもしれませんしないかもしれません。単純に間違えただけかもしれません
以上です。
ええーと支給品の交換はなにがどう動いたのかな
投下乙です
さすが神、真相に近づくとは…そこに痺れる憧れるぅ!
凡骨が手に入れたものが気になるところだが、親子扱いってw
そして墓場に骨とか埋まってたら確実に爺さんは冷や死するな
支給品の交換は
森乃進――城之内が欲しかったもの(不明支給品)―→城之内
だけです。
森乃進は現在カメラと基本支給品だけ持っています
おつおつ
墓場に埋まっている物・・・DIOの骨・・・・いや学怖系アイテム・・・
何がきても面白そうだww
>>522 なるほど、不明支給品が動いただけなのか
投下乙
さすがオヤシロさま、見事な洞察力!
でもその前に自分の姿が他の参加者に見えている事に違和感を持った方がいいと思うんだw
乙!
羽入が真っ先に主催者の真相に気付いたか。
はたしてここからどう動くか……
そしておじいちゃん、本当にビビリすぎだw
>「俺たちにさせたいのは殺し合いじゃないのか?」
を
>「私たちにさせたいのは殺し合いじゃないのか?」
に修正と
投下乙!そして誤字報告 それでも以上だが→それでも異常だが
とりあえず王子に一言。
「さっきまで戦ってた」って、お前
悟空たちがフルボッコにされてる間にずっとガタガタ震えてただけじゃねぇか!ww
前回は申し訳ない
もっとリレーの流れをみます
ccoを予約します
もう早朝に到達するキャラ書いていいのかな?
それにしてもここまでで意思持ち支給品いくつあるんだ
あ、それと、今気付いたんだがドアラとやる夫のパート矛盾してね?
登場SSだとドアラはやる夫を知人の選手と間違えてるのに、
次の話だと知らない選手扱いになってるんだが
意思持ち支給品だらけなのがニコロワの持ち味さー
むしろ1stに比べて少なくね?
>>533 そういえば確かに
もともとやる夫にそっくりな選手がいるっていうネタだったような
日の当たらない夜中だからこそ、気温の低さは身に凍みる。
駅までたどり着いた二人がまず行ったのは、明かりの下での首輪の再確認だった。
「どうですか、タケモトさん」
「外せそうな箇所はある。けどこれは手が出せないな……」
彼の見立てでは、サイズ的にもこの先にあるのは直接の起爆スイッチ。
工具セットのここでの使い道は相手を騙して首輪の爆発で殺せということなのだろう。
このことに気付いてしまったせいで、カミーユの信頼が、逆に辛い。
急に言葉少なになったタケモトにカミーユが話しかける。
「どこまであいつらが本気なのか計りかねているのか?」
「一般人に殺し合えというからには火器か刃物か鈍器を配るのが普通のはずなんだ。けどこんなにも違ったら、どういう狙いなのか読めない」
二人ともろくな武器は支給されていない。一番高威力なのが輪ゴム鉄砲だが、これで殴って相手を殺せというのは無理がある。右上たちの言っていることとやっていることに差がありすぎるのだ。
だからわからない部分は、相手が投げ出さない範囲で最も嫌がる手段は何かという発想を当てはめる。タケモトはいつもその発想でゲームを改造し友人をtktkさせてきた。
今回も見ず知らずの人間達に殺し合いを強要するならどう追い詰めてゆくかと考えていけば、鬼畜な案はいくらでも沸いてきた。それこそ、歯向かうことすら無駄に思えてしまうほどに。
「弱気になるのはまだ早いですよ」
「一応平常心でいるつもりなんだから、そうあっさり感情を読まないでくれ」
何度もシミュレートするが、やはり会場に連れてこられた時点でほぼ積んでいる。余程奴らの計画が杜撰でない限り、首輪を一時的に無力化できたとしても強制瞬間移動を防げない。
タケモトはカミーユに問う。
「俺たちを会場に飛ばした瞬間移動って、催眠術の類じゃなかったよな?」
「断言はできませんが、あれは本当の瞬間移動でしたよ」
「謎の技術かよ。あー、誰かに殺されるくらいなら嫁の手にかかって死にたいぜ」
「若く見えるけど奥さんがいらっしゃるんですね。道理で大人に見えたわけだ」
ブラックパックンが実在して婚姻が可能ならその理屈は正しいが、そこまで説明する義理もない。ニュータイプがサトリの化け物などではないとわかっただけでもよしとする。
538 :
βの鼓動:09/02/15 07:45 ID:ZseUw.G6
蛍光灯が照らす中空を見つめ、タケモトは再度質問する。
「それとお前、星座でここがどこかわかったりしないか?」
「あいにくそっち方面には疎くてね。サイド7じゃ無用の知識だし」
「外国の地名を言われてもわからねーよ。なら現在位置を読み取れる奴も探さないといけないな」
外部に助けを求めようにも現在位置がはっきりしなければ脱出経路を決められない。
情報も人員も武装も、今の二人には全てが不足していた。
ときおり冷たい風が吹き抜ける中、小さな駅構内でひっそりと二人は列車を待つ。
暗闇では外の風景から情報を得ることができないので、乗るとしても朝になってから。そのときには終点まで確認しに行くつもりだ。
夜の間はここに隠れ、誰かが電車に乗ってきていれば従軍経験があり洞察力も鋭いカミーユが単身対話を試みると話し合って決める。
何かあっても自分たちを見る限りマシンガンやダイナマイトのようなまとめて殺傷できるものは趣向的に配られていないだろうから、二対一であることを示せば相手は退いてくれるだろうという判断だ。
「カミーユ、お前はこれからどうする」
「首輪を無力化して、ここから脱出するんだろう?」
「その通り。だから脱出の障害になる敵と、脱出の障害になる味方には気をつけないといけない」
「敵はわかるとして、味方が脱出を邪魔して何の得があるっていうんだ」
その疑問ももっともだと言いながらタケモトは話を続けた。
「ナポレオンも言ってるだろ。『怖れるべきは有能な敵でなく無能な味方』って。俺たちがまずすべきことは脱出だ。穏健派でも脱出を最優先できない奴とは今は深く関わるべきじゃない」
「それは……そいつらを見捨てろっていうことじゃないのか!」
「俺だって最初から見捨てたくてこんなことを言ってるわけじゃないよ」
539 :
βの鼓動:09/02/15 07:46 ID:ZseUw.G6
矢継ぎ早にタケモトは首輪を無力化しての脱出にどれだけの条件とその全てに成功する幸運が必要かということを述べてゆく。
「楽観的な見方をしてもいいなら、みんなの首輪はフェイクで爆弾なんて仕込まれてない。この可能性はそれほど低くはないけれど、間違っていたら人死にが増えるし俺はどうやら違ったかなと思ってる」
だから今は、相手が本気を出していることを前提に対処を考えないといけないと彼は告げる。
孔明と怖れられた鬼畜作者の考える「本気」だけに、それは頭を抱えたくなるほど付け入る隙がなく―――
だからこそと言うべきか、カミーユには彼の大げさな警戒が非常に臆病なものに思えた。
武器はふざけたものを配っているし、殺し合いに乗らざるを得ないと思わせるほどのこともしていない。そんな相手に対して慎重になりすぎてはただ機会を逸するだけではないのかと。
「なあタケモトさん」
「俺があいつらなら、首輪を本当に外せるような職人や工具はこの地図の範囲内からまず排除してある。首輪に電波を届かなくして脱出し、助けを呼ぶのが今の段階で考えられる最善手だ。
瞬間移動の仕掛けがわからないことも含めて不安要素だらけだから、うまくいくとは言い切れないし失敗したら殺されるだろうけどな。
ほとんどの奴は自覚してないだろうけど、殺し合いに乗って優勝を目指すなり最後まで隠れ続けて相討ちを期待するなりしたほうが堅実かもしれないくらい悪い状況だよ」
「なあ! ……いくらあいつらの得体が知れないとはいえ、殺し合いを真面目にさせる気があるのかどうかも微妙な奴に対して脅えすぎじゃないのか?」
カミーユは、たとえ出会う相手が役立たずだったとしても危険な相手でないのなら救いたいし、救えると信じたい。
ガンダムに乗って戦場を駆けるようになって以来、母を始めとしてあまりに多くの命が目の前で散っていった。
危険なことは承知の上だ。このうえ救えるかもしれないものまで切り捨てるようなことはしたくはなかった。
声を荒らげつつあるカミーユをタケモトは諭す。
「落ち着けよ。今の段階ではそれくらい思ってないと命を落としかねないってことを……」
「あんたもやっぱり大人の論理で動くんだな。保身ばかり考えて!」
「!」
540 :
βの鼓動:09/02/15 07:47 ID:ZseUw.G6
意見の違いで、溝が、生まれた。
二人ともそれを確信しながらも、我を通そうとすればそれが亀裂になることもまた悟り―――
「冷静になろう。少し時間をくれ」
「ああ」
お互いの思いを抑え込みながら、ただ日の出を待つ。
夜は、まだ長かった。
【A-6 駅/一日目 黎明】
【タケモト@自作の改造マリオを友人にプレイさせるシリーズ】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:支給品一式、精密ドライバー@現実 野菜ジュース@ぽっぴっぽー
[思考・状況]
1:日が昇るまで待ち、二人で電車に乗って終点まで行ってみる
2:人の命に関わることなのに理想論を持ち込まないでくれよカミーユ
3:首輪を外せはしないと判断。無力化するための協力者を集める
4:実験のための首輪を手に入れる
【カミーユ・ビダン@機動戦士ガンダムZ】
[状態]:健康
[装備]:シルバーウルフ(12/12)(予備弾188本)@フルメタル輪ゴム鉄砲
[道具]:支給品一式、ダイヤの結婚指輪のネックレス@ネ実板(ブロントさん)
[思考・状況]
1:日が昇るまで待ち、二人で電車に乗って終点まで行ってみる
2:人の命に関わることなのに慎重論に逃げないでくれよタケモト
3:首輪を外すもしくは無力化するため、協力者を集める
4:実験のための首輪を手に入れる
※電車はホテル倒壊のせいで定刻通りには来ないはずです
トーカシューリョー
この二人、主催以外のもっと非常識なもの見たら考察投げ出すんじゃなかろうか
絶望先生、律子、スプー投下します。
「あいつはどうやら追ってこないみたいね…。」
秋月律子はとにかくサンレッドから逃げていた。
もし逃げないと、自分もああいう拷問を受けてしまうからだ。
とにかくあの赤いマスクの男を始末できる人を探さないと。
なるべく早くしないと、他の人もああいう拷問を受けてしまうかもしれない。
そうなる前にあいつを始末しないと。
ちょうどあそこに建物が見えるから、あそこに行きましょう。
建物なら誰かいるかもしれない。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
というわけで図書館に着いたわけですが…せっかくなので探してみましょうか。
ここで待つにしてもやっぱりここは図書館ですから、誰か来るまであの本を探してましょう。
こんだけ広いんですから、私の愛読書である「人間失格」もあるでしょう。
ただこの広い図書館…さすがにそれを一つ一つ見て探すのは大変なので地図でも見て探しましょう。
糸色 望は地図を探すために、いろんな場所へと行った。
だが、地図らしきものを発見することができなかったのだ。
これは一体どういうことなのでしょうか?
いくら探しても見つからない。
そして彼はついに叫ぶ。
「絶望した! 地図も案内もない図書館に絶望した!」
糸色の声が図書館にこだまする。
どこらか本が倒れるような音もする。
「叫んでも見つからないので自力で探しましょう。」
そう決めて前へ進もうとした瞬間、彼はとんでもないものを見つけてしまいました。
それは怪物です。
黄色い怪物です。
「心配しないでください。 私は殺し合いになんて乗ってないので大丈夫です。 あなたは?」
「コロスイタイコロスイタイコロスコロスコロスイタイコロスイタイイタイコロスイタイコロスコロスコロス」
「(これは絶対まずい状況なのでは…?)」
私が持ってるのは先ほどデイパックから出しておいたナイフ2本。
あとの28本は探している最中に邪魔になるだろうと思って、さっき休憩したときにデイパックごとそこのテーブルに置いてしまった。
「絶望した! 武器がこれしかないのに絶ぼ(バクッ…)この音は一体?」
糸色が叫んでいたときに聞こえた音…それは目の前の怪物、スプーがあるものを食べていた音でした。
「そういえばさっきまで持ってたナイフ2本は一体どこに行ったのでしょうか? まさか目の前の怪物が食べたとでも・・・?」
彼は信じたくなかった。
武器であり、絶対に食べることができないナイフを食べたということを。
「いずれにしても武器がありません。 しょうがないのでここは一旦逃げましょう。」
逃げようと思ったそのとき、彼は後ろから何かが来てると感じました。
おそるおそる後ろを見てみると、すぐ後ろにその怪物がいました。
その大きな口を開けて。
「やめてください! 私を食べてもおいしくはありませんよ!」
「コロスイタイコロスイタイコロスコロスイタイコロスイタイコロスコロスイタイコロスイタイイタイコロス」
その怪物の口がさっきより大きく開く。
そして私は思いました。 ここで食べられて死んでしまうなと。
せめてこの殺し合いの最初に遺書だけ書いておけばよかったですね…。
ってアレ…? 私は死んでないみたいですよ?
これは一体?
怖いんですが、もう一回後ろを見てみると、ひるんでいる怪物と木刀を持っためがねの少女がそこにはいた。
「大丈夫ですか?」
「はい。 あなたのおかげで何とか助かりました。」
「私の武器はこれしかないんですが、あなたにはありますか?」
「そうですね。 私にはナイフが28本あります。 ただそれは今むこうのテーブルにあります。」
「むこうって…どんくらいの距離ですか?」
「かなりあります。」
「じゃあそれを取ってきてください。 その間私はこの怪物と戦っています。」
「わかりました。」
律子はスプーと戦い、時間稼ぎをする。
糸色はその間に自分のデイパックを取りに行く。
二人はそれぞれの役割を持ち、スプーを倒すことに決めた。
とはいっても…私は普通の事務員なのに、こんな事ができるのかな・・・?
でもうまくいけばあの人を仲間にできるかもしれない。
そして一緒にあの赤いマスクの男を倒すのに協力してくれるのに違いない。
となれば…やるしかないわね。
スプーが復活するとそれは彼女をめがけて突進してきた。
そこで律子は一か八かの作戦に出た。
まず、あらかじめデイパックの中から出しておき、ポケットの中に入れておいたあるものを取り出し、スプーからちょっと離れた場所に向かって投げる。
律子はスプーがそれを食べたりしているときに、持っている木刀で殴る。
スプーがそれで気絶したなら糸色が持ってきたナイフでとどめを刺せば良し。
気絶しなかったらまた時間を稼げば良し。
彼女はこの作戦を実行することにした。
律子は作戦通りにこのポケットの中に入れておいたあるものを取り出し、投げた。
スプーは彼女が思っていた通りにそれを食べていた。
それを見た律子は木刀を持ち、攻撃しに行った。
全てが完璧になるはずだった。
全てがうまくいくはずだった。
だがそれは希望通りにはならなかった。
彼女が攻撃をしようとしたその時、目の前の怪物が苦しそうにしているのを見ました。
自分はただパンをスプーに投げたことくらいしかしてなかったから、 すごく不思議に思っていた。
でも律子は知らなかった。
このパンが過去に大量の犠牲者を出したアイディアパン、「レインボーパン」だということを。
「マズイイタイマズイコロスイタイコロスマズイコロスイタイマズイコロスマズイイタイイタイコロスマズイ」
「これはやばいわね。 さっきよりも怒りが増してるような感じ。 ならその怒りが頂点に行くまでに何とかしないとね。」
しょうがないので彼女はもう一回攻撃することにした。
だが攻撃される前にスプーがその白い手みたいなもので律子が持っていた木刀を奪い取り、その大きな口でそれを食べていった。
「そ…そんな。」
「マズイイタイコロスマズイコロスイタイイタイコロスイタイコロスマズイコロスイタイイタイコロスマズイ」
どうするの…。 私の唯一の武器の木刀がなくなっちゃった。
もう私にはアイツを倒す手段がない。
スプーはその長い白い手みたいなもので律子を捕まえる。
いくら抵抗しても、スプーは彼女を絶対に離さない。
そういえばまたあの人はこないの!?
あの人がいないと私はこのまま…
そして律子はついに叫んだ。
「早く助けにきて!!!」
スプーの口が大きく開く。
そしてそれは彼女を口の中へと叫ぶ。
だが、その動きが運ぶ途中で途中に止まった。
「遅れてすいません。 でも助けに来ましたよ。」
そこには糸色がナイフを何本も持って立っていた。
「イタイイタイコロスマズイイタイコロスイタイイタイイタイマズイコロスコロスイタイコロスイタイコロスイタイ」
スプーは糸色により投げられたナイフが刺さっていた。
そいつは律子を遠くへ飛ばすと、糸色に向かって突進をしてきた。
「さっきより勢いがありませんね。 これならこの怪物を倒すことができます。」
糸色はスプーに2本ナイフを投げる。
片目がやられていて、視力がかなり低下はしていたものの、スプーはまだ参加者を殺すだけの力を持っていた。
だが、糸色によって投げられたナイフ2本が背中に刺さっていることもあり、動きが鈍かった。
その結果、糸色が放ったナイフをよける事ができなかった。
「イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ」
スプーが突進で彼に近づいたこともあったおかげか、彼が放ったナイフは幸運にももう一つの目にへと刺さった。
両目がやられて、飛ぶこともできなくなったスプーはただ「イタイイタイ」と言う事しかできなかった。
「本当は殺すことなんてしたくはないんですが、相手がその気なら仕方がないんです。」
糸色はデイパックからさらにナイフを1本取り出し、地面に落ちたスプーにとどめの攻撃をする。
そのナイフがそれの腹に当たると、スプーの2本の白い手みたいなものはゆっくりと地面に落ちていった。
「やっと終わりました。」
「もう! 一体どこにデイパックをおいていたんですか!? 私もうちょっとで食べられちゃうところでしたよ!?」
「ああ、そんな私を攻めないでください。」
支援
550 :
代理投下:09/02/15 08:47 ID:amSnO1TA
「でも何はともあれ助かったのは事実です。 だから…ありがとう。」
「私こそ最初に助けてもらわなかったら今頃死んでいたので感謝しています。」
「私は秋月律子。 あなたは?」
「私は糸色望です。 教師をやっています。」
「糸色さんはナイフのほかに武器って持ってるんですか?」
「そうですね。 もしかしたらもっと強い武器が入ってるかもしれないので見たほうが良いでしょう。」
二人はスプーからデイパックを取り、中を見ることにした。
「では開けてみたいと思います。」
糸色がデイパックを空けた瞬間、あるものがそれから飛び出してきた。
「ニャー!」
「…一応このデイパックの中身は全てもっていきましょう。 食べ物もあるし。」
「そうですね。」
律子は無言で、出てきた猫を自分のデイパックにしまった。
「これからどこにいくんですか?」
「人が集まる場所…ここから一番近い『塚モール』に行ってみましょう。」
こうして二人は塚モールへと進んでいった。
【スプー@おかあさんといっしょ 死亡確認】
551 :
代理投下:09/02/15 08:48 ID:amSnO1TA
【D-4 図書館/1日目 黎明】
【秋月律子@THE IDOLM@STER】
[状態]:疲労(小)、背中が痛い
[装備]:なし
[道具]:支給品一式×2、不明支給品0〜3個、ぬこ@ぬこぬこ動画
[思考・状況]
1 人が集まりそうな塚モールへと向かう。
2 サンレッドを倒せる助っ人をさらに探す
【糸色望@さよなら絶望先生】
[状態]:疲労(小)
[装備]:咲夜のナイフ2本@東方Project
[道具]:支給品一式、 咲夜のナイフ21本@東方Project、さのすけ@さよなら絶望放送
[思考・状況]
1 安全そうな秋月さんについていく。
2 殺されそうになったら反撃…をすることにしよう。
3 安全な人に会いその人に(ナイフより強力な)武器が支給されてない限りナイフを何本か渡す
【備考】
※スプーの死体には目に2本、背中に2本、腹に1本ナイフが刺さっています。
【レインボーパン@CLANNAD】
古河早苗が作ったパン。
彼女が作ったパンだから味は…
おまえにレインボー!
【ぬこ@ぬこぬこ動画】
ぬこかわいいよぬこ。
どういうぬこかは次の書き手さんに任せます。
投下乙!でいいのかな?
結構アッサリととスプー死んだなw逆にロワらしいっちゃらしいが
代理投下ありがとうございます。
タイトルは「戦うってワクワク」です。
ちょっと内容がいろいろとマズそうなんで仮投下させていただきました。
>>533 指摘ありがとうございます。
確かに読み直してみたらそうでした……
野球詳しくないので読み取り間違いしていたようです、修正しますね
>>554 仮投下お疲れ様です
特に問題は無いと思います
す
すす
すすすす
すすすすすすすす
すすすすすすすすすすすすすすすす
すすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすす
すすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすす
すすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすす
すきです><
現在の予約状況
◆w2G/OW/em6 弱音ハク
◆XksB4AwhxU 鏡音リン、キーボードクラッシャー
◆KX.Hw4puWg ときちく 雪歩
◆WWhm8QVzK6 ルイージ、ミク、渚、七夜、ブロントさん
◆SHdRN8Jh8U CCO
仮投下読んできました
全然問題ないと思います!
しむらー、アレックスも予約入ってる
てゐとバクラも予約入ってるぞー
アレックス投下準備完了しました。
初めてのSS投下で緊張しています。
投下の時の支援の温かさは異常支援
アレックスはデパート内の崩壊していない部屋で束の間の休息を
取っていた。
「バルバトスの奴は野放しには出来ないが、休める内に休んだ方が賢明だろう。」
手負いの状態で倒せるほどバルバトスは弱くないことを、
つい先ほど彼と戦ったアレックスは良く知っていた。
それならば少しでも休んでダメージを回復したほうが
賢明だと彼は判断したのである。
しばらくしてアレックスは、
先ほど確認できなかった名簿を読み直そうと、デイパックを開けた。
しかし、アレックスの注目は名簿とは違うものに注がれた。
主人公(笑)きた!
ユベルのことだから進化した途端に強制効果で所持者もブッ殺してクラモン化しやしないかという一抹の不安
そろそろwikiに「意思持ち支給品リスト」とかそんな物が必要なんじゃないかってばっちゃが
中心部は紫色の半円が二つ左右対称に並び、
その回りを銀色、さらにその回りを金色の金属が囲っている。
自分から見て右側は主に黒で塗装され四角く整えられているが、
左側は何か透明な板が付いていて、その透明な板は、
なにかカード上の物が乗せられるよう加工されている。
そんな奇妙な箱状の物だった。
「なんだこれは?」
アレックスの目を引いたのはそれだけではなかった。
それは一見トランプのクラブのエースだった。
だがそれに描かれているのは紫色のクラブのマークが刻まれた
蜘蛛で、その蜘蛛の背景も紫色で統一されていた。
アレックスは蜘蛛のカードとともに説明書を見つけ、
その説明を読むことにした。
支援www
「レンゲルバックル。
これを使えば仮面ライダーレンゲルへと変身できる。
変身するには、バックルの透明な板の部分に蜘蛛が描かれたカードを乗せて装填し、バックル前部を開いて出てきた光の幕を通る。
蜘蛛とクラブがモチーフで、武器は醒杖レンゲルラウザー、初期APは6000。
APの分だけ変身後にラウザーにカードを通すことで、カードを使った攻撃ができる。
一度減ったAPはJ、Q、Kのカードを使うことで回復できる。
変身後、一度使ったカードは変身を解くまで二度と使えない。
変身を解くと、同じ人間は一時間の間変身することはできない。
ラウズアブゾーバーは装備されていない。」
しえんしえんにしてやんよ
支援するよりクワガタの話しようぜ
アレックスはにわかにその説明を信じることが出来ず、
この支給品を破棄しようかと考えた。
しかし、それは出来なかった。
そのバックルとカードには不思議な魅力があり、
捨てるという選択肢はすぐさま頭から消えてしまったからである。
「まぁ、いいか。あっても減るもじゃなさそうだし。」
アレックスはカードとバックルをデイパックに戻し、
休息のため仮眠を取ることにした。
デイパックの中でカードの蜘蛛がほくそ笑むかのごとく、
不気味に蠢いているのを知らずに・・・
□ ■ □ ■ □
アレックスは美術館に居た。
「なぜ自分はこんなところに?」
そう思いつつ美術館を散策していると、
人だかりが出来ている絵を発見し、その絵を良く見ようと
絵に近づいていった。
しえん丸先生!
しえんを回すしーかないー
そしてその絵を視界に捕らえたとき、アレックスは驚愕した。
そこに描かれていたのは他ならぬアレックス自身であった。
しかも絵の自分には矢印が指されており、
その矢印の始点にデカデカと『主人公(笑)』と書かれていた。
しかも、タイトルもそのものずばり『主人公(笑)』であった。
アレックスは思わず後ずさり、その絵から視線を逸らした。
すると、次に視界に入った絵も、
先ほどまで自分が見ていた『主人公(笑)』だったのである。
右を向いても『主人公(笑)』、
左を向いても『主人公(笑)』、
上を向いても『主人公(笑)』、
下を向いても『主人公(笑)』、
前を向いても『主人公(笑)』、
後を向いても『主人公(笑)』、
気が付けばアレックスは絵画『主人公(笑)』ばかりの部屋に、
閉じ込められていた。
アレックスは恐怖していた。
「助けてくれええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・!」
返事はない。
「ここから出してくれええぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・!!」
いくら叫べども返事はない。
だから支援だよ。
支援
そしてアレックスは足元の感触が変化したのに気付く。
足元を見ると、
床が『主人公(笑)』とデザインされた大量の文字ブロックに、
変わっていた。
さらにアレックスの体がその変化した床に
底なし沼のごとく沈み始めた。
アレックスの恐怖は最高潮に達していた。
「いやだ!!助けて!!!出してええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
必死に叫び、もがくアレックス。
しかし、彼が生き埋めになるのにそう時間はかからないことは、
誰が見ても明らかであった。
□ ■ □ ■ □
「うわあ!!はぁ・・・はぁ・・・夢か。」
アレックスはデパートの中に居た。
彼は悪夢を見ていた。いや、見されられていた。
カードに封じられた蜘蛛のアンデッド、
スパイダーアンデッドの邪悪な意思によって。
「俺はなぜあんな夢を・・・」
『主人公(笑)』、その言葉にアレックスはコンプレックスを抱いていた。
しかし彼はそれに見てみぬ振りをしていた。
それは彼がもっとも認めたくない部分、心の闇の部分だったのである。
そのコンプレックスをスパイダーアンデッドに、付け込まれたのである。
「もし俺が優勝すれば、『主人公(笑)』から真の『主人公』に・・・・・・」
ハッとして、首を振り先ほどの言葉を打ち消す。
「何を考えているんだ、俺は・・・・・」
アレックスは気分を切り替えるために、地図を確認することにした。
「南のほうに温泉があるのか。」
アレックスは決断した。
「この温泉に行ってみるか。風呂に入れば頭の中の
モヤモヤもスッキリするだろう。」
アレックスはデパートを後にした。
しかしスパイダーアンデッドの邪悪な意思は、
静かに、そして確実にアレックスを蝕んでいた。
【F-3 デパート外/1日目。黎明】
【アレックス@MUGEN】
[状態]:中度の疲労。
全身に中度の打撲
精神侵食(軽度)
[装備]:無し
[道具]:共通支給品、不明支給品*0〜2
レンゲルバックル@仮面ライダーブレイド
[思考・状況]
1:バルバトスを追いかけ、倒す
2:殺し合いを止める為、仲間を集める
3:何を考えているんだ、俺は・・・
4:俺はなぜ、あんな夢を・・・
5:温泉に行く
※まだ名簿は見ていません。
同じMUGEN出展の者や、MUGENでキャラが作成されている者については知っている可能性があります。
※F-3のデパート内に、床に大きく穴が空き、壁が一部粉々になっ ている部屋が一つあります。
※スパイダーアンデッドの邪悪な意思に侵食され始めています
(程度はまだ軽いです。)
【支給品 スパイダーアンデッド@仮面ライダーブレイド】
[状態]:封印(意識あり)
[思考・状況]
1:アレックスの体を乗っ取る
2:体を手に入れたら優勝して子孫を繁栄させる
※アレックスがバックルとカードを破棄してもまたアレックスの手元に戻る可能性があります
※アレックスが死んだ場合、別の人間の体を乗っ取るかもしれません
【レンゲルバックル@仮面ライダーブレイド】
大体は本編で説明したとおり。
かけられた制限は "変身後、一度使ったカードは変身を解くまで二度と使えない。"
"変身を解くと、同じ人間は一時間の間変身することはできない。"の二つ。
ブレイドの光の幕と違い出現すれば自動的に装着者を通過する。
ギャレンの変身に失敗した桐生が変身できたことから、ブレイドよりも汎用性は高いと思われる。
理論上ラウズアブゾーバーがあれば上位フォームへの変身が可能。
だが本編未登場なのでこのニコロワで登場するかは不明。
カードは13枚全て揃っているがニコニコ的に何かを封印できる可能性もある。
所持しているカードは以下の通り
A チェンジ 変身に必要、変身後はバックルの中に収められていて取り出せない 使用AP0
2 スタッブ レンゲルラウザーの切れ味を強化する 使用AP400
3 スクリュー パンチにきりもみ回転の効果を付加する(モールスクリュー) 使用AP600
4 ラッシュ レンゲルラウザーの突きを強化する(ライノスラッシュ) 使用AP800
5 バイト キックを強化し、挟み込むように飛び蹴りを(コブラバイト) 使用AP1200
6 ブリザード 吹雪を発生させる(ポーラーブリザード) グリンクローバーにラウズ可能 使用AP1200
7 ゲル 体を液状化する 使用AP1400
8 ポイズン 攻撃するとともに毒を注入する 使用AP1800
9 スモッグ 煙幕を張る(スキッドスモッグ) 使用AP2000
10 リモート カードからアンデッドを解放して操る(テイピアリモート) 使用AP2200
J フュージョン AP回復、Qが入ったアブゾーバーならJフォームに変身するかも? 回復AP2400
Q アブゾーブ AP回復、アブゾーバーを起動させるかも? 回復AP2000
K エボリューション AP回復、Qが入ったアブゾーバーならKフォームに変身するかも? 回復AP4000
うわこっえー
主人公(笑)の部屋とか怖すぎだろ
マーダー化フラグが立ったか
はたしてこの先どうなるんだろ
変身時には「Open up」、ラウズ時には上記の名称がアナウンスされる
また、何枚かのカードを同時に連続的にラウズすると、コンボが発生する。
発動するコンボは以下の通り
6+3=ブリザードゲイル 回転する吹雪をまとったパンチを放つ
5+6=ブリザードクラッシュ 吹雪を発生させながら挟み込むように飛び蹴りを放つ
4+6+8=ブリザードベノム 吹雪を発生させながらレンゲルラウザーで突き、毒を注入する
投下完了しました。
前にも言いましたが初めてだったので緊張しました。
>>573 ネタバレ参加者名簿の下の方に意思持ち支給品リスト作ってみた。
抜け落ちてるのがあったら言ってくれ。
わざわざつくらなくてもページあったのに
前回と一緒で支給品ってページ名じゃなかったから見逃した?
たこルカとかその辺は専用ページももうあるし
投下乙したー
マーダーフラグたったか……
乙です。
主人公(笑)……こうしてみたらマジで悲惨すぎるよなぁアレックス。
リュウのせいで主人公扱いされてないし。
格闘家としての誇りがある以上、変身せず素手で戦いそうなのがせめてもの救いか……?
>>594 いや、知ってたけど。
他ロワみたいに支給品の死亡(でいいのか?)状況が分かるといいかなーと思って付け足しただけだから。
ああそうだったのか
確かに便利そうかも
違うパソコンから失礼します。
スパイダーアンデッドのキャラ紹介を投下します。
後wikiの編集の仕方が分からないので、
詳しい方が編集してくれれば幸いです。
【名前】スパイダーアンデッド
【出展】仮面ライダーブレイド
【性別】オス?
【外見】蜘蛛のような人型の化け物
【性格】好戦的だが策を巡らす一面も
【能力】封印前は糸や小型の蜘蛛を使った攻撃
封印後は持ち主の心の隙を付き体を乗っ取る
【把握用参考動画】特に無し
【解説】
蜘蛛の祖先であるアンデッド。カテゴリーはクラブのエース。
ライダーへの変身にはカテゴリーエースの力が必要であり、
最強のライダーを造ることを企む、伊坂(ビーコックアンデッド)
が仮面ライダーギャレンこと橘朔也を操り封印させた。
だがしかし、彼はわざと封印されており、
レンゲルの完成も彼の邪悪な意思によるものが大きかったらしい。
その後は高校生、上条睦月の体を乗っ取り暗躍することとなる。
>>596 念のため聞いておくけどちゃんと議論スレ読んだ?
どうやら投下しても問題ないということなので、投下いきます。
突然だが、諸君は"精霊"の存在を信じる方?
よく、水が飲めるのは水の精霊に感謝して飲みなさいとか、山の中には山の精霊が住んでいるとか、そこの土地には精霊が宿っているとか
ということは、私が普段使っている携帯や、部室でいつも飲んでるお茶とか、果てには自分の吸っている空気だって精霊がいるということになる。
確かに長年使われた物には魂や精霊が宿って付喪神という妖怪になるらしいが、
そんな妖怪がメイド喫茶でアルバイトしているという話なんか聞いたことがないし、
自動販売機で買ったジュースに口をつけても美少女なんて一度も表れたことはない。
私は未来人、宇宙人、超能力者たちを始め、いろんな超常現象を見てきたが、どうやら私は"精霊"にも縁があるらしかった……
『おい、そこのキミ……』
私がアゴが妙に長い男から全速力で逃げている最中だった。
「ん……?」
急に頭の中で声がしたような気がした。
あいつから逃げるため、最初は疲れていて幻聴でも聞いたのかと思ったけど
その結論は声がするたびにその考えはだんだんと消え去っていった。
『キミだよ、キミ。そこのポニーテールのキミだよ……』
「もしかして、私のこと?」
私は自分の周りに人が一切いないのにも関わらず、呼びかけられる声に答えてしまった。
たぶん、私はあの包丁のアゴ男から逃れるため藁にでもすがりたかったんだと思う。
『そうに決まってるじゃないか、キミはどうやら困ってるようだね……』
「そうね、とっても困ってる。どこかの誰だか知らないけど、助けてくれるの?」
『ああ、キミがここで死にたくないのならね……』
私は頭の中へと響く声が自分の担いでいるデイバッグの中からしていることに気づいた。
『キミのバッグにあるカードを上に掲げればいいのさ、高らかに名前を宣言してね、そうボクの名前は――』
+ + + +
「ククククク……どうした?急に立ち止まって……鬼ごっこは終わりにしたか?それとも……っ!」
キョン子に追いついたアカギは持っている包丁がギラリとかざす。
「『死』を受け入れる気になったか……?」
「…………」
キョン子は黙って手に持ったカードをゆっくり上に掲げる。
「カード……?」
アカギは
「ユベル、召喚!!」
キョン子がカードが頭上に掲げながら叫ぶと同時に一瞬光ったかと思うと、キョン子の前に2枚の翼をもった悪魔のような怪物が姿を現した。
「まさか本当にでてきちゃうなんて……」
キョン子はカードに絵描かれているモンスターがそっくりこの場に現れたことに驚愕する。
『ありがとう、ボクを召喚してくれて。さて……』
『こいつを始末すればいいのかな?』
「いや、始末しなくても追い払ってくれればそれでいい」
『そうかい』
ユベルはふわりと地面を離れ、アカギの目の前に立ち塞がる。
「ククククク……見えるぞ……お前の中に潜む狂気……あの女とは段違いだ……」
『狂気?違うね、ボクの中にあるものはたった一つ、純粋な『愛』だけさ』
「愛か……そんなもの一度も考えたことなんてないな」
『それならボクが教えてあげるよ。究極の『愛』のカタチってヤツをね!』
ユベルは握り拳を作り、アカギに向かって拳を繰り出す。
「クククク……そんなものが『愛』って奴なのか?」
アカギは余裕で、ユベルの拳を受け止める。
「終わりだ……化け物」
アカギは包丁を持ってる手をユベルの胸元へと突き刺す。
鋭利な刃物がユベルの胸に進入する。しかし、ユベルは全く動揺せず、むしろ笑みを浮かべていた。
「フフフ……結構痛いね。でも、君の愛は伝わったよ。今度はキミがボクの愛を受け取る番だ」
「…………!!」
突如、アカギは激しい痛みと熱さに襲われたた。
アカギはとっさに痛みのする部分をかばう。
それは自分がさっきユベルに包丁を突き立てた胸の部分だった。
「なるほどな……自分の痛みを相手に返す力を持っているのか……」
「その通り。『愛』とはお互いに傷つけあうものだ。それがボクの能力「ナイトメア・ペイン」なのさ」
「……お互いを愛するってのも命がけだな……」
「フフッ、愛とはそういうものなのさ。さて、どうするかい?このまま続けても構わないよ、最もボクを殺そうとしても全部その痛みはキミに返ってくるけどね」
「……このまま命をかけて勝負を挑むのも悪くはない……が……今回は引かせてもらう……!今は勝負に乗る時じゃない……」
アカギは胸をかばいがら、よろよろとキョン子とユベルの元を去っていく。
「ククククク……女、ヤバイもんを出しちまったな……このままお前の手に余るかな……?」
アカギは去り際に、キョン子の方をチラリと見て、小さな声で呟いた。
『さて、邪魔な奴は追っ払ったけど……そろそろ時間だ』
アカギの姿が見えなくなったことを確認したユベルはキョン子を見る。
「時間?」
『ボクはさっきの通り、受けたダメージを相手に返す能力を持っているけど、その代わりに一体のモンスターの生贄を捧げないと破壊されてしまうんだ』
「そういえばこのカードにそんなことが書かれてあったわね……」
『だからキミが、生贄になってもらうよ』
「え……!?」
満面の笑みでキョン子を見つめるユベルに、キョン子は胸の鼓動がドキリと鳴る。
『……と言いたいとこだけど、今回は大人しく破壊されるよ。キミを生贄にしても結局は時間制限でカードに戻りそうだしね』
ユベルはとても残念そうに、下を向く。
その直後、ユベルの体はガラスのように砕け散り、消えていった。
「消えた……?」
『いいや、僕は消えてなんかいないよ。もう実体化はできなさそうだけどね』
「え……」
キョン子の前に先ほどの砕け散ったはずのユベルが現れた。しかし、姿は鮮明とした姿ではなくどこか半透明のような姿だった。
「……どうなってるんの?もう召喚できないんじゃ……」
『ボクはデュエルモンスターズのカードに宿る精霊さ。ボクらを見ることができる条件は2つしかない。1つ目はカードの精霊を見る力が備わっている。
つまり、特別な存在ってこと。キミは普段周りでカードの精霊を見たことがあるかい?』
「ないわね」
『じゃあ、2つ目だ。ここが"異世界"だってことさ。このケースだったら確かにキミが見れるのも納得いく気がするよ』
「え??ちょっと待って、ここが異世界って……」
『言葉のとおりさ、ここがボクらの元々住んでいた世界じゃないってことだよ』
「確かに……最初に殺し合いのルールを聞かされた時、あまりはっきりは見えなかったけど、
私以外にも見慣れない服装や格好をした人物がいたような気がする……」
『そうだろ?宇宙にはいろんな次元があってね、キミたちの知らない世界に生命がいたとしても何も不思議もない』
「じゃあ……どうしてそんな異世界の住人たちを集めることなんてしたのかな?右上、左上っていう奴は……」
『さぁね、だがこれだけは分かる。そいつらは意味もなくこの異世界にキミたちを集めたりしないってことさ。必ず何か目的はある』
「う〜ん……とりあえず私の目的地ホテルに向かうよ。人がいるかもしれないし、情報が得られるかも」
『そう、何か分かったらボクにも教えてよ。このカードを持っている限りボクはキミのそばにいることができる。寂しくなったら話しかけてくれてもいいんだよ?』
「いや、今はいいや……」
『何だい冷たいねぇ……』
キョン子はユベルとの会話を終え、C−3にあるホテルへと足を進める。
しかし、キョン子は気づいていなかった。後ろでユベルが邪悪な笑みを浮かべていることに。
(フフフフ……この世界は12ある世界の一つの世界かもしれないね……。
本当だったらこの女に憑依して、思うがまま操ろうと思ったんだけどどうもそういうわけにはいかないらしい。
それに実体化にも時間制限がかけられている……!まったく忌々しい枷だ……!
まぁ、いいさ。この女を利用してこの世界を愛と苦しみで満たし、心の闇を持つ者の魂を食らおう。
それに、ボクとあのアゴ長男は傷ついたけど、君一人だけ傷つかないなんて虫がよすぎる話じゃないかい?
キミにも痛みを受けてもらうよ……いずれ、ね。
ああ、早く会いたいよ……どこにいるんだい?一番大切な人、一番大好きな人……遊城十代……)
ユベルは一人、自分の愛しの人、遊城十代のことを思う。
彼女は自分の知ってること、自分の本性すべてを教えるつもりはなかった。
彼女はキョン子や、アカギよりもずっと大切な人のために動き、その大切な人のため以外に誰にも尽くす気はないのだから。
歪んだ『愛』は今もカードの中で、蠢いている……
【C-3 草原/一日目・黎明】
【キョン子@涼宮ハルヒコの憂鬱】
[状態]:健康
[装備]:DMカード【ユベル】@遊戯王デュエルモンスターズ (使用可能まで12時間)
[道具]:支給品一式、長門有希のギター、Ipod(少佐の演説の音声入り)@HELLSING
[思考・状況]
1:殺し合いには乗らない
2:もし知り合いが参加している場合は合流して助けを求める
3:信用できる味方がほしい、そのために人が集まりそうなホテルへ行く
4:異世界という確信を得るため情報を得る。
【ユベルの思考・状況】
1:大好きだよ、十代……
2:十代に会うためこの世界を『愛』(苦しみと悲しみ)で満たす。
3:そのために女(キョン子)を利用し、痛みと苦しみを味あわせる。
[備考]
・制限によりユベルは参加者の体を乗っ取ることができません。
・参加者との会話はできますが、自分からの実体化はできません。
・バトルロワイアルの会場を異世界の一つだと思っています。
・自身の効果以外で破壊された時、第2形態、第3形態に進化できるかは不明
# # # #
「さっきよりだいぶ痛みはひいてきたか。説明にはダメージを回復すると書いてあったが……飲むだけで痛みが消えるとは……便利な飲み物だ」
アカギはポニーテールの女が出現させた化け物を思い出す。
「『愛』か……そういう命がけのギャンブルにも似た行為……悪くない……」
あの禍々しい姿、瞳、思想……。
アカギの愛してやまない狂気がそこに立っていた。
「ククククク……化け物よ、次に会った時こそが本当の勝負になるかもな……」
アカギはデイバッグの中身を弄る。あの女の使っていたカードに心当たりがあったからだ。
「……あの女の使ったカード……もしその効果が本物だとしたら……」
アカギはデイバッグから3枚のカードを取り出し、じっくりと見る。
今までは何てこともないただのカードと思っていたが、もう一度改めてカードを見返す。
「なるほど……召喚した瞬間に攻撃力が上がるモンスターカードとやらと、相手からの攻撃から一定時間身を守るカード、そして相手の攻撃をそっくり返すカードか……
クククク……ここぞという時に使わなければな……!」
次にアカギは次の行動方針を決めるため地図を見る。現在位置はD-2の草原。
アカギの目は右上の方で止まった。
「次は……E-2というところに行くか……橋を渡ろうとする奴を待ち伏せして、叩く……!」
地図をしまい、ゆっくり歩きだしたアカギはニヤリと口を歪ませる。
「ククククク……次に出会う奴らはあの化け物に見合う狂気を見せてくれるのかな……?」
人間から逸脱し、悪魔と比喩される男――赤木しげる。
愛で歪みに歪んだ悪魔族のモンスター、ユベル。
2人の悪魔の放つ災厄は未だ、おさまりそうにない。
【D-2 草原/一日目・黎明】
【赤木しげる@闘牌伝説アカギ 闇に舞い下りた天才】
[状態]:胸部にダメージ(小)、ユベルに興味
[装備]:ヤンデレ妹の包丁@ヤンデレの妹に愛されて夜も眠れないCDシリーズ
[道具]:支給品一式、DMカードセット(スピード・ウォーリアー、魔法の筒、くず鉄のかかし)@遊戯王シリーズ、元気ドリンク@星のカービィ(1/2)
[思考・状況]
1:愛……そういう賭けも悪くない。
2:次の獲物を探すためD-2の橋へと向かう。
3:キョン子(名前は知らない)もいずれ…
4:殺し合いに乗り、狂気の沙汰を楽しむ
5:もし優勝したら主催者と命を賭けた勝負をする
[備考]:愛の意味を間違って解釈しているようです。
【支給品紹介】
【元気ドリンク@星のカービィシリーズ】
飲むと体力が少しだけ回復するドリンク。使い捨て。
【DMカードセット@遊戯王シリーズ】
遊戯王のデュエルモンスターズカード3枚セット。
使用することによって効果を発揮するが、再度使うためには
12時間待つ必要がある。
・スピード・ウォーリアー
星2、風属性の戦士族。攻撃力は900、守備力は400と低めだが
召喚すると、攻撃力が倍になる効果を持つ。必殺技名はソニックエッジ。
ただし、一回攻撃すると元の攻撃力に戻るので注意。
遊☆戯☆王5D'sで不動遊星のカードとしてたびたび使われ、
蘇生してチューナーの素材になったり、他のカードによって破壊されたりといろいろコキ使われている。
通称:「過労死」。
・くず鉄のかかし
罠カード。遊☆戯☆王5D'sで不動遊星のカードとして使われている。
使用するとかかしが現れ、一定時間相手の攻撃を防ぐことができる。
使用時間の間何度でも防いでくれるが、防いだ後にタイムラグがあるため
連続攻撃に弱い。
・魔法の筒(マジック・シリンダー)
罠カード。相手の攻撃を筒におさめ、
もう一つの筒でその攻撃をそっくりそのまま相手に跳ね返す効果があるカード。
投下終了です。
こんなSSでも受け入れてくれるなんて
きっとこれはボクへの愛なんだね……?
投下乙。
スピードさん!過労死に定評のあるスピードさんじゃないか!
投下乙。なんてこったい…
あとバトロワ氏きめぇwwwwww(超誉め言葉)
投下乙です
なんというヤンデレ。そして過労死ktkr
そして◆/mnV9HOTlcの書かれた「戦うってワクワク」に少し疑問なんですが
律子の事はよく分からないんですが、参加者紹介を見る限り一般人だと思います
絶望先生も絶望する以外は一般人の教師です
見た感じ化け物とはいえ、スプーを殺すのにためらいとかなかったんでしょうか?
絶望先生なら、どちらかというと「スプーを殺す」よりも「スプーから逃げる」という選択をする方が合っている気がします
殺すことにためらいが、というか二人とも一般人なのに
ナイフや木刀が普通に扱えることに違和感があったかな…
木刀で物を殴るのってそんなに難しいことなのか?
確かにナイフを投げたりするのには違和感があったが
まあ、木刀は別にいいか うん
621 :
Classical名無しさん:09/02/15 17:34 ID:pMwCr2iM
自分も先生が律子を見捨ててスプーから逃げるという意見に同意。原作でも生徒を見捨てて自分が逃げるシーン何回かあったからな。
やっぱり逃げるかなあ…
どちらにせよ、あんなにあっさり殺しはしない気がする
まあ先生も悪人ではないから助けるかも分からんが
>>617 俺が[思考・状況]の所に
殺されそうになったら反撃…するかどうか微妙
と書いたのはそういう意味もこめて書いた
まぁ反撃しても別にかまわないけど絶望先生は基本チキンです
殺されそうになったら反撃…するかどうか微妙って書き方はまずかったかな?
先生って首回り以外は貧弱だしなぁ
俺は
@スプーによって絶望先生が殺される→死者スレで大活躍!!
A律子を見捨てて自分だけ逃走→律子が死者スレに登場
B律子と共に逃走→結果誰も死なないもしくは二人とも死ぬ
って展開を想像してた
まあ『「絶望先生」と「ナイフ投げ」ッ! この世にこれほど絶望的に似合わないものが あるだろうかッ!?(AA略)』って気はする
多分素人がナイフ投げても刺さらないと思う
>>627 ナイフってボールとかと違って当てにくいからな。ダーツと同じ容量で。
普通は回転させながら投げる。
練習時に何mで半回転するか覚えておいて、相手に上手いこと刺さるように距離を調整するらしい。
DIOとか咲夜みたいな無回転投げは相当難しい。制御が出来ないからまっすぐ飛ばないとか。
まぁ至近距離なら無回転でも関係ないが。
ナイフ投げは難しいぞ?
良く見るDIOとかメイド長とかの投げ方は、実際は非現実的、普通は指で挟んで回転させつつ投げる。
だけど、こっちの投げ方はきちんと刃が相手の方向を向いたときに当たるように調整しないと、ただの石ころとさして変わらないという罠。
まぁ、そんな現実準拠にする必要もないかもしれないけど。
うお、リロードしたらおんなじことを書かれてた。
……、実際ちょっと不安だったから安心した。
DIO様や咲夜さんは、そこらへんはプロだから…ってことで
一般人は難しいだろうね
そろそろ議論スレで話そう、な?
ところで投下してもいいですかな?
h抜き忘れたすみません
>>633 支援するんだぜ
支援の用意はできている
遅くなりましたが…雪歩、ときちく
投下します
支援!
俺の支援は天を貫く!!
「疲れたな…」
ハァとため息をつきと俺は見つけた部屋の椅子に座る。
何故かいつもより体力の消費が多いが、気にしない事にする。
にしても、不思議な事だ。
この殺し合いに呼ばれていたらしい男女の女の服装は明らかに「メイドさん」、男の方は「学生服」…
「…コスプレ大会か」
俺はあの二人に対しての総評をすると、前々に確認した支給品の「ブレード」というサングラスを身に付ける。
もう一つの支給品は訳の分からない巻物だったが気にしない事にする。
にしてもこのサングラス、凄くダサい。
しかもフードにこのサングラスをかけると、
「えー、マジ!?不審者ー!?キモーい!」
「不審者が許されるのは、小学生までだよねー」
「キャハハハハ!」
と思われるかもしれないがこのサングラス、生命反応が有るか無いか分かるらしいので、かなり役立つし、大体職業柄として不審者と思われても別に良いのだ。多分。
「…だいぶ疲れは取れたか」
俺は背筋を伸ばすと、ディパックを持ち、館を出る事にした。
◇◇◇
シ エ ン ビ ア
支援 もう少し1レスに文字詰めても大丈夫だと思う
しばらく歩くと目の前に少女が見えた。
その周りには穴が掘ってあった。
その少女を思うと、また頭痛が来たので深くは考えない事にする。
…一体何なんだろうか。
しかもぶつぶつぶつぶつ呟いていて耳障りだ。
だが自分からはあまり殺したくは無い。
ならばどうする?
自分の手を血で染めない為には―――
…そうだ、騙せば良い。
こいつを保護すると騙して、あの二人が言う禁止エリアに閉じ込めれば良い。
そう思い俺は後ろから近づいて少女に接近しようとした瞬間、
「…死にたい」
少女の口からそう聞こえた。
支援
…まったく勘弁してほしい。生憎だがこういう欝の奴を立ち直らせるのにどれほど時間がかかると思うんだ。
生き残る為の時間をこんな奴を立ち直らせるのに使いたくは無い。
「…惜しいが、やめておくか」
俺は呟くとすぐにそこから立ち去った。
◇◇◇
私が穴を掘ってしばらく経った。
だけど今の私にはどうでもいい。
喉も大切にしなくて良い。元の世界に帰らなくて良い。
どうせここで死ぬから。
あぁ、誰か殺してくれないかな…
出来れば早く。
「…死にたい」
ふと呟いたその言葉。
でも言った瞬間、ひゅう、と風が吹いた。
それは私に対して「諦めるな」と言っているような、小さな風。
…そうだ。こんな小さな風だって、私を励ましてくれている。
胸が小さくてなんだ。皆よりレベルが低いがなんだ。私は自分に負けてたんじゃないか。
「諦めちゃ駄目…ですね」
私は涙を拭うとすっ、と夜空を見上げる。
星達がまるで自分を示すかのように輝いている。
だから輝かなきゃ。元の世界で。ここから帰って。
「社長さん、皆、そしてプロデューサーさん、ごめんなさい」
私は姿の見えないお世話になった人々に謝る。そして、かなり汚れたドリルをポケットに入れると私は立ち上がった。
「…もう、自分に負けるもんか。
私には帰る場所があるんだ」
私を見る夜空の星達はまだ輝きをやめていなかった。
651 :
Classical名無しさん:09/02/15 20:18 ID:jIX8sHVM
支援
支援など容易い!
これはトムですか?
いいえ、それはペンです。トムは向こうでテニスをしています。
支援
【A-3 平原/一日目・深夜】
【萩原雪歩@THE IDOLM@STER】
【状態】:強い決意
【装備】: 無し
【道具】:支給品一式(水少量消費) 、コアドリル@天元突破グレンラガン
【思考・状況】
[基本思考]
絶対にゲームから脱出する。
1:もう泣き事は言わない
2:誰も殺したくない、絶対死なない。
【ときちく@時々鬼畜なゲームプレイシリーズ】
[状態]:精神疲労(小)
[装備]: ナイフ×4、包丁×3ブレード@サイゼリア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜2(支給品は確認済み) 、フライパン、フォーク、張遼兵書@アイマス架空戦記
【思考・状況】
[基本思考]
何としてでも生き残る。
1:自分からは殺さない。
2:自衛のための殺害は已む無し
3:この少女は別にどうでもいいか
【備考】
※七夜志貴と十六夜咲夜と萩原雪歩の姿を確認しました。名前は知りません
※元世界の知識はかなり封印されているようです。 ※能力(姿が見えない)などをするだけで力の消費があります。
支援
投下終了。
途中で通信切れたりして落ち込んだのは俺だけでいいよ
お前の支援は天を衝く支援だ!
残念!ザークくんのダサいサングラスが見れるのは「サイベリア」だ!
投下乙。
穴を掘りまくった結果、吹っ切れたか。
地面以外も心の壁も掘り抜いたというわけか
投下乙。立ち直ったはいいが周りはマーダーだらけである
>>660 しまった。うっかりしすぎだろ俺…
これじゃあ某レストランじゃないか…
うーん…安易に立ち直りすぎじゃないかなぁ、と思ったが…
とりあえず投下乙。
乙〜
確かに、少し立ち直りが安易かなぁ
う〜ん…もう少し考えた方が良かったですかね…
一旦破棄してまた再投下した方が良いですかね?
状況表に色々追記してましたので、整理を兼ねて新しい物を投下します。
併せてキャラ紹介、アイテム紹介もいきます。
【A-5 草地/1日目・深夜】
【海原雄山@美味しんぼ】
[状態]:困惑 主催者に対し激しい怒り
[装備]:老兵専用A-10RCL(30mm機関砲:800/800、ロケットランチャー:84/84、汎用ミサイル:2/2)@おじいちゃんのエースコンバット6
[道具]:支給品一式 不明支給品0〜1 至高のコッペパン×10@ニコニコRPG A-10のマニュアル(英語)@現実?(おじいちゃんのエースコンバット6)
[思考・行動]
基本思考:主催者に文句を付けに行く
1:この機はどう扱うべきか……
2:至高のコッペパンだと! 許せん!
3:これはドッキリとは思えないが、しかし……
※至高のコッペパンは未喫食です。どんな味なのか、食べた雄山が認識を改めるかどうかは不明です。
※A-10のマニュアルは英語で書かれており、専門的な用語も混じっているので、個人差はありますが内容を把握するには時間がかかります。
また、マニュアルを読めば機体の始動くらいは出来るようになりますが、方法が分かるだけで、巧く機体を飛ばせるかどうかは本人次第です。
※尚、雄山は海外の美食を探して幾度となく渡航している為、一定の英語はわかります。
※A-10の離着陸に必要な距離が何エリア分になるかは不明ですが、最低一エリア分の平らな直線は見積もっておいた方が無難です。
※A-10は本来攻撃機に分類される物ですが、雄山は単純に戦闘機としか認識していません。
KX.Hw4puWg氏
被ってしまってすみません。
【名前】海原雄山
【出展】美味しんぼ
【性別】男
【外見】壮年の和服男性
【性格】ツンデレ気質
【一人称、特徴的な口調など】一人称:私
【把握用参考動画】
海原YOU☆斬先生の台詞素材集(その1)
http://nicovideo.jp/watch/sm4302849 とか。
【解説】
日本芸術界の巨星にしてグルメ漫画界の重鎮、そしてキング・オブ・ツンデレ。クイーンは候補があまりに多い為、割愛。
ツンデレランキングで神の座を烈海山と争う程度の能力。知らない人はググってみよう。
本質的にはわりと寛容な性格なのだが、持ち前の気質の為、特に食と息子に関しては頑なになる。
だが視聴者には、息子の事を心憎からず思っているという本心がダダ漏れな為、息子との掛け合いが出るといつデレが出るのかと期待の目で見られることになる。
老兵専用A-10RCL
おじいちゃんのエースコンバット6で主人公のガルーダ1が中盤から使用した機体の俗称。
対地攻撃機に無誘導のロケットランチャーという、凡そ対空戦闘に不向きと思われる装備でシュトリゴン隊や重巡航管制機を撃墜する様は見る者を驚愕させた。
尤も実際にやってみると思いの外使い勝手が良く、正面から突っ込んで来る敵機を弾幕で押し潰したり直線上を進む敵機を置きレーザーで墜としたりと従来とは異なる戦法がとれる為、一回の発射数が最も多いA-10との組み合わせは中々侮れない。
特にアイガイオン戦はロケラン無双になる。
7連装ポッドが一つのパイロンに3つで21万パワー、ロケラン用パイロンが4箇所でCFA-44、お前を超える84万パワーだ!
動画とは違い弾薬が勝手に復活することはない。
最初から装填されている分を撃ち尽くしたら、どこかから人力で補給しない限りそれまでである。
至高のコッペパン
ニコニコRPG内の特定のパン屋で究極のコッペパンと共に売られているパン。
HP全回復+一部の特殊物理異常を除く全状態異常の回復という効果を持つ。
ノーパン、オワタなどは回復出来ないが、食べた本人しか効果を発揮しないので、ノーパンはともかくオワタは回復出来たとしても意味が無い。
また、例えば“暴走”した仲間にどうやってパンを食べさせるか等の問題もある。
余談だが、ニコニコRPG5話でこのパンを売っているのはコック型ロボとなっているが、どう見ても雄山です。本当に(ry
以上です。
携帯からでwiki編集が難しいので、どなたか変更お願いします。
更新感謝します。
てか速いwww
あ、俺は気にしませんよー。むしろ構いません。
修正版は後日投下致します。
ナイフの件ですが、確かに素人にとっては難しいですね。
なので、速ければ明日、遅ければ明後日までに修正版を出します。
そしていろいろとすいませんでした。
修正版出来ました。
>>649から
私が穴を掘ってしばらく経った。
だけど今の私にはどうでもいい。
喉も大切にしなくて良い。元の世界に帰らなくて良い。
どうせここで死ぬから。
あぁ、誰か殺してくれないかな…
出来れば早く。
「…死にたい」
ふと私が呟くと、ひゅうと小さな風が吹いた。
本当に小さな小さな風。
それは私に対しての慰めに見えた。
…でもそんなの、別にどうだっていい。
だって…正直慰めてもらう義理は無い。
むしろ小馬鹿にされてるようで、嫌だった。
そんな私を無視するかのように、夜空の満月は私を照らす。
ただ己の存在を示しながら。
【A-3 平原/一日目・槃明】
【萩原雪歩@THE IDOLM@STER】
【状態】:生きる事への倦怠感、肉体疲労(中)、精神疲労(特大)
【装備】: 無し
【道具】:支給品一式(水少量消費) 、コアドリル@天元突破グレンラガン
【思考・状況】
[基本思考]
別に今死んでもいい
1:正直面倒くさい
2:誰も殺したくない、絶対死なない。
【ときちく@時々鬼畜なゲームプレイシリーズ】
[状態]:精神疲労(小)
[装備]: ナイフ×4、包丁×3ブレード@サイべリア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜2(支給品は確認済み) 、フライパン、フォーク、張遼の書@アイマス架空戦記
【思考・状況】
[基本思考]
何としてでも生き残る。
1:自分からは殺さない。
2:自衛のための殺害は已む無し
3:この少女は別にどうでもいいか
【備考】
※七夜志貴と十六夜咲夜と萩原雪歩の姿を確認しました。名前は知りません
※元世界の知識はかなり封印されているようです。 ※能力(姿が見えない)などをするだけで力の消費があります。
修正乙です
修正投下終了。
つーか仮投下スレにやるんですねコレ。
…容量削って申し訳ありませんでした。
タイトルは「しねばいいのに」に変更お願いします。
読み手が言うのもおかしいかもしれないけど書き手さんは別に焦らなくていいと思うんだ
焦らず期限ギリギリまで時間かけてじっくり推敲してから投下すればいいじゃなーい
支給品説明
【張遼の書@アイマス架空戦記】
弟子を育成している内に兵法(所謂必殺技)を覚えまくってしまった張遼が書き記した書。
統率(軍を率いる数値)が+10というチートっぷりだが、ニコニコでは意味は無い。
【ブレード@サイベリア】
ZARKくん(18)が身に付けているサングラス。
色んな罠とか磁気とか生命反応の有無が分かる。
でも、すごく…ダサいです…
行動方針矛盾してね?
基本行動方針が今死んでもいい、なのに2が死にたくないになってる
あ、間違ってましたね。
じゃあ項目2、削除で。 指摘ありがとうございました。
それで済む問題じゃ(ry
自分の作品読み返した?
推敲した?
落ち着け。まだ慌てるような時間じゃない。
…ごめんなさい。そこまで読み返してはいませんでした。
み手が言うのもおかしいかもしれないけど書き手さんは別に焦らなくていいと思うんだ
焦らず期限ギリギリまで時間かけてじっくり推敲してから投下すればいいじゃなーい
思考変化って重要な事だからさ、ちゃんと考えて欲しい
ついさっきまで情緒不安定だったキャラがいきなり立ち直ったり、死にたがったり、
それなりの理由と描写がないて、読む方は混乱する
>>685 今の俺に転職しろって事ですね。分かります。
…あまりの自分の腑甲斐なさごめんなさいとしか言えない…
あー、ちょっと今忙しくて読めてないんだが、仮投下スレを有効活用してくれ。
初の人は特にね。
690 :
◆SHdRN8Jh8U :09/02/15 22:16 ID:GQKFc4c2
投下します。
あと支給品的な意味で危ないスネークの登場話修正版も投下します。
まあ、慣れてない人もいるだろうからさ
指摘されたからってそこまで落ち込まなくてもいいと思うよ
次から直していけばいい
失敗してこそ上達するんだから
ゆっくりレベルアップしていってね!
支援していってね!
693 :
包帯男雪原を行く ◆SHdRN8Jh8U :09/02/15 22:21 ID:GQKFc4c2
一人の男が手に水をかけていた。
裂けてしまったペットボトルをそのまま捨てるのも勿体無かったのか、彼は汚れてしまった手を洗い流していた。
男の名は志々雄真実と言う……
俺はいよいよ面白くなってきたこの殺し合いで全員殺害を考えていた。
だが先ほどドナルドからプレンゼントされたハンバーガーを握りつぶしてしまったので
ちょうど裂けてしまったペットボトルから水を出して洗った。しかし水が無くなってしまった。
空になったペットボトルを後方へと俺は投げ捨てる。
水も調達する必要もあるし、参加者が集まりそうなところを見るため、俺は地図を見た…
結果的に俺は病院を選んだ。
理由はまず地図を見る限り、安全な尚且つ容器もある場所は病院しかないからだ。
そしてもうひとつは参加者がもっとも集まりそうな場所だったからだ。
病院にはまずこの殺し合いで傷ついた奴等がくるだろう。そしてそれを狙う奴も来るだろう。
さらに傷ついた奴等を守る奴…
沢山の人が来るのは明白だ。交通の便も悪くないしな。
俺は目的地を病院と定めつつもある事を考えていた。
ペットボトルも知っている博識のCCO支援
この殺し合いの事だ。
まるであの主催者の意思が読み取れねぇ。矛盾しているところがありすぎる。
まず参加者のことだ。
ドナルドみたいな奴はいいが、あの小僧やホールで見た女や子供がどう考えてもこの殺し合いにあまり必要じゃねぇ。
それこそ俺やドナルドような参加者だけを集めれば良いからな。
次にこの会場の広さだ。精確な距離はわからねぇがかなり広い。
俺がやるとしたらもっと狭いところでやらせるな。その方が殺し合いが円滑に進むからだ。
さらに支給品のことだ。俺のバッグにしかいえない事だが、どう考えても殺し合いをさせるつもりがない支給品があった。
まあハンデかもしれないが…
第一なぜ殺し合いをするのかわからねぇ。
恨みか?いやそれは無い。もし俺たちが本当に憎いなら、もうすでに殺していることだろうな。
俺たちが苦しむ所を見たい、愉悦者かもしれねぇがな…
その前にあいつ等はかなりの力がある。それは俺を気づかせないまま、あのホールに集めたことや、その後のこの場所へ来た瞬間移動…
どれをとっても優勝者にはどんな願いでも一つだけ叶えれるのに信憑性が増す。
これ等の事から考えると、殺し合いその物には意味が無い気がする。
まるで何かの過程の様な気がする。そう儀式のような…
どうやら考えこんでいるうちに橋に着いてしまったらしい。思考は中断する。
この橋を通ればもうこの誰もいない雪原からおさらばだ。
先ほどのドナルドとの戦いを超える。本物の死闘を味わいたい。
俺はふと思い出す。
「そういえば、放送が有るとか言ってたな。歩きながら聞くとするか。」
俺は病院の方向へ歩きながらつぶやく。
「弱肉強食をみせてやろうじゃねぇか。この殺し合いの参加者にな…」
シエンノキワミ、アーッ!
今のは…アンチのフタエの支援!
【B-5 橋/1日目・早朝】
【志々雄真実@るろうに剣心(フタエノキワミ、アッー!)】
[状態]:健康
[装備]:日本刀@現実
[道具]:支給品一式(水無し)、不明支給品(1〜3、刀剣類は入ってなかった模様本人確認済み)
[思考・状況]
1:病院へ向かい、水の補給と病院に居る、参加者を殺害する。
2:放送を歩きながら聞く。
3:小僧(鏡音レン)を利用する。ドナルドがどう動くか気になる
4:無限刃が欲しい
5:弱肉強食の理念の元、全員殺害し元の世界に戻って国盗りの再開をする。
[備考]参戦時期は剣心が宗次郎戦を終えた時期からです。
※主催者の目的は殺し合いその物では無いと推測しました。またその目的は何かの儀式か単なる愉悦と推測しました。
もう放送近いのか
早いなー
投下完了とでも思っているのか?
つづいてスネークの修正を投下します。
な、なんだっry
「ここは…どこだ?」
俺はスネーク、フリーの傭兵だ。
俺は確かオセロットに裸で拷問を受けていた。
そして気を失った瞬間、ここに来ているわけなんだが…
俺は体を見回す。
ご丁寧なことに俺は傷ひとつ付いていなかった。全裸だが…
無線も無いことに気が付く。
これでは大佐やメイリンとも連絡つかないな。
一体どうやってシャドーモセス島からここへ来たたのか分からない。
兎に角情報が必要だ。
これからどんな行動をとるにしても情報が一番必要なのだ。
人にはできるだけ見つからないようにしよう。もし見つかったらやむを得ないが…やるしかないな。
「とにかく…ミッション開始だ。」
いつもなら大佐が言ってくれそうだが、仕方ないな。
そして俺はあいつらが言ってたバックを探り出した…
まず現在地は地図によればB-4の駅の内部だった。
道理で見たこと有るわけだ。
他にも時計、懐中電灯、コンパス、筆記用具、なぜか白紙の紙があり一通り点検した。
食料と水も俺には充分な量だった。
後はランダム支給品なるものを見るだけだ。
俺としては銃と愛しのダンボールがあればよかった。
もしかしたら服もあるかも知れない。
俺は少し期待しつつも、さらにバッグを探った…
了解だ、支援を続行する!
まず銃だった。
「こいつはコルトパイソンか…」
なかなか良いものだ。6インチモデルの物だ。
コルト社のマグナム弾対応型高級リボルバーで、こいつは最初ににできたタイプのものだ。
もちろん装弾数は6発そして予備が36発。
おまけに
「コルトロイヤルブルーフィニッシュじゃないか…」
コルトロイヤルブルーフィニッシュというのはコルトパイソンの初期生産モデルの仕上げの事だ。
コレクターの間では高値で取引されている奴も多い。
これはなかなか幸先の良いスタートだ。主催者もいいセンスだ。
俺はそいつを一通り点検をして、装備をする。
他の奴も調べようと俺はさらにバッグの中を探った。
「……」
俺は声も出ない。
物はさっきの物と違う地図だったが…
なんだこの地図は…
中東にナントカスタンという国が有ったり、ロシアにソ連が復活してたり、
イギリスとフランスが陸続きだったり、アメリカが何個の国も分けられたり、(°Д°)ハァ?という国が有ったり…
この世界地図は一体何の間違いなのか、俺が知ってる世界とあまりにも違った。
主催者は一体何を考えてこれを支給したのか、意味不明だ。
俺は馬鹿馬鹿しくなってバッグに戻す事にした。
裏に何か書いてある気がしたが…どうせ大したことではないのだろう。
俺は地図をもう見ることも無く、バッグに戻した。
俺は神に祈りつつももう一つの支給品を出す。服かダンボールかどちらか欲しい。
支援
なんということでしょう
まさかの2連続投下支援なのです
「………………………………」
さきほどの地図以上に声が出なかった。
そいつは犬だった。ただしロボットだったが…
はらりと紙が俺の前に出てくる、説明書らしい。
俺は説明書を見る。
このたびは愛犬ロボ「てつ」をご購入頂き有難う御座います。
日本直販のテレフォンショッピングで販売された犬型おもちゃでございます。
今回のバージョンはなんと!
・お値段は9800円のところをなんとタダで!。
・リモコンでしか操作できません。半径5mまでしか利きません。
・マイクでも操作できるよ
・なんとお話もできるよ。
と書いてあった。
俺は見るのも馬鹿馬鹿しくなって、さっきの地図と一緒に直そうとした時だった。
「ネェアソボウヨ?」
「!」
犬が喋るだと…?しかもロボットがだと…
俺が混乱していると、
「ボクノナマエハテツダヨ。」
と挨拶してきたので俺も返す。
「…俺はスネークと呼んでくれ。」
なんだこの犬は?
こいつはある意味メタルギアよりもよっぽどすごい物だ。
こんなロボットに意思を持たせて、動かすなんて、それは現代の科学者でできる物ではない。
どうしてこんな物がと思いながらも、俺はリモコンを触り動かしてみる。
前と押せば前に行くし、後ろといえば後ろに行った。
またマイクもあったので使ってみた。
ジャンプといえば飛んだ。
だが爆転と言ったが、飛ぶことができなかった。
どうやら簡単な事しかできないようだった。
だが俺はそれなりに役に立つものだと思った。
なぜなら敵の囮に使えるからだった。リモコン式なのも良い。
俺はそれなりに使える支給品を引き当てたなと思った…
とりあえず電車のダイヤルを調べるため、荷物を直していた。
コルト・パイソンと愛犬ロボ「てつ」は外に出していた。
いまこの状況ではあいつの力が重要となってくる。
さっきは囮といったが、偵察にも使える。
まあリモコンの範囲は狭いが…
と思っていると…
「ネエ?スネークアソボウヨ。」
少し不気味な感じの声で言ってくる。
「今は駄目だ。てつも色々と手伝ってくれ。」
「シカタナイネ。テツモキョウリョクスル。」
ふうようやく分かってくれたか。
今の俺には情報が足りない。まず第一に情報集めが肝心となってくる。
てつとは話も一応出来るみたいだし…偵察して誰かの会話を聞いて、俺に話すことも出来るだろう。
とりあえず俺は電車のダイヤルを見にいった……
ネェイッショニシエンシヨウヨー
【B−4 駅内部/一日目・深夜】
【ソリッド・スネーク@メタルギアソリッド】
[状態]:全裸
[装備]:コルトパイソン(弾数6/6、予備弾36/36)@現実
[道具]:支給品一式、馬鹿の世界地図@【バカ世界地図】〜全世界のバカが考えた脳内ワールドマップ〜
愛犬ロボ「てつ」@日本直販テレフォンショッピング
[思考・状況]
0:とりあえず情報集め、それからどうするか考える。
1:とりあえず電車のダイヤルを調べる。
3:自分からは攻撃はしない。ただし見つかったら…
4:てつを使って、偵察、囮を通じて情報を手に入れる。
5:服が欲しい。
※参戦時期はオセロットに拷問された直後からです。
※馬鹿の世界地図の裏に何か書いてあります。
※【コルトパイソン@現実】
1956年にコルト社が開発した.357口径の大型リボルバー。
仕上げのよさから「リボルバーのロールス・ロイス」とも呼ばれる。
※【馬鹿の世界地図@バカ世界地図】〜全世界のバカが考えた脳内ワールドマップ〜】
世界中の馬鹿たちの妄想の集まり。
マチュピチュ、アトランティス、などの分けの分からない国や、
イギリスとフランスが陸続きなど通常では有り得ない世界地図である。
何か秘密が有るかも…
※【愛犬ロボ「てつ」@日本直販テレフォンショッピング】
日本直販のテレフォンショッピングで出された犬。
所謂通信販売番組の日本直販の動画のシュールさがウケて、あまりのツッコミどころ満載ぶりがニコニコで話題となり、
ニコニコ市場の関連動画数においては初音ミクをわずかに僅差で抜き、堂々の第1位になった。
今回は
・リモコン無しでは動けない(意思持ちのため意思の疎通は可能。)
・リモコンでしか操作できない。半径5mまでしかきかない。
・マイクがあるが簡単な事しか出来ない。(ジャンプ程度ならおk。)
今ならこの支援がなんと!
0円でご提供しています!
投下完了。
タイトルが違うのは前のままだと全然関係なくなるからです。修正よろしくお願いします。
投下乙です
律子、糸色望予約します
>>720ちょっとまった
明日か明後日に修正されるからそれまで待たないと無理
乙です!
てつがかなり実際のてつに近づいたw
これは主催がテレホンショッピングで買ったフラグ
もう次の予約していいんですか?
修正がないやつはどんどんどーぞ
ふふふふふふ
投下しますよ……
支援するぞッ
「どの家に入ろうかな……」
ニコニコと無邪気に笑いながら血濡れの少女は暢気に家を選んでいる。
自身が隠れるための家、自身が人殺しをしたことを隠ぺいするための家を探している。
その眼はにこやかなものではあったが、確実に狂気に彩られていた。
この状況において常人が多少我を見失うのも仕方ないと云えるかもしれない。
しかしそれを加味したうえでも彼女の精神は異常極まるものだった。
彼女は人を殺すことに何の躊躇いも持っていなかった。
しかし、あくまでも躊躇いがないだけで日常であれば法で縛られた世界により彼女の異常行動は
幾分か制限されていた。だがこの場において、そのリミッターは存在しない。
彼女はこの殺し合いの場で自分の思い通りにするために殺人をする。
全ては自分のため。決して誰かのためなどではなく、――――――――
「あ、この家なんか良さそう!他のに比べて綺麗だし」
彼女が目を付けたのは一軒の豪邸とまではいかないがそれなりの大きさの白い家だった。
成程、庭はきちんと整備されているし何より真っ白な塗装が彼女の心を牽きつけたのだろう。
真っ白であればいくらでも上書きできる。そう、今此処にはいない彼女の兄のように……
彼女はその家へとまっすぐに向かう。
「さてと、早く汚い虫の汚れを洗わないと……」
しかしその行動は
「待て」
誰かの声によって阻まれた。
「誰?私は忙しいの。どっか行ってくれない?」
「まあそう邪見にしないでさ、聞きたいことがあるんだけどいいか?」
渚から見たそれは、真っ黒な人間だった。
黒髪で服は黒ずくめ。夜の闇と相俟ってその姿はさながら影のようだった。
彼女はそいつに対して背を向けて、首だけ振り向いて喋っている。
顔にかかった返り血は既に拭ってはあるが服だけはどうしようもない。
あまり返り血に関して気づかれるのはさすがに彼女は拙いと感じたので
(それでも殺す相手が増えるという程度の心配だが)後ろにいる少年との会話をさっさと終わらせたかった。
「早く言ってよ。私はお兄ちゃんを探さないといけないんだから」
「ああ、御苦労。じゃあ質問だけどさ」
わざわざもったいぶる少年に対し渚は苛立ったが面倒はそう何度も立て続けに
起こしたくないのでじっと我慢した。
「お前、何人殺した?」
「な……何言ってるのかなあ?そんなこと……」
「匂うんだよ。俺、そういうのに敏感だからさ。多分二人くらいか?」
渚は取り繕うも少年は平然と言い返す。単に自分の血だと言い張ればその場凌ぎにはなるかもしれない。
しかし血の匂いを嗅ぎ分けられてはたまったものではない。まあ、そんなことは彼だからわかることだが。
お兄ちゃんのいて!そいつ支援できない!
「隠さなくていいさ。素直に答えろよ」
「……」
少女はくるりと振り返った。
彼女の着ている制服は、どす黒く変色した血で彩られ、元の色を判別するのは難しくなっていた。
彼女は少年に話しかける。眼には静かに狂気を宿しながら。
「殺したよ。汚い虫を2匹」
その言葉の意味を少年は理解しつつ、全く動じることはない。それどころかむしろ笑みを浮かべている。
「ふぅん。で、どうだった?」
「……何が?」
質問の意図がわからないので少女は聞き返した。
「だから、殺した意味はあったのか?」
それを聞き、少女は半ば呆れたような表情をした。
「当り前じゃない。私はお兄ちゃんに会うためにしたんだから。
お兄ちゃんに襲い掛かる虫を殺すのはいいことだよ?」
自分の言うことが当然と言わんばかりに彼女は言い放つ。
彼女にしてみれば正論である。自分の兄の為にしてあげるのは全ていいことだ。
例えそれがどんなことであろうとも。
それを少年は、鼻で嗤った。
渚可愛いよ渚支援
「……何?」
「つまらないな、オマエ」
「何がつまらないっていうの!?自分の好きな人のためにつくしてあげるのはいい事でしょ?
お兄ちゃんだってそれを望んでるわ。だってアタシはお兄ちゃんが大好きだもん!!」
支離滅裂なのをツッコむ人間は此処にはいない。目の前にいる少年がそれをする気がないのだから。
「だからさ、それがつまらないんだよ。第一、その『お兄ちゃん』は此処にいるのか?」
「――――――――え?」
「『お兄ちゃん』を守る、ってしきりに言っている以上此処にいないとおかしいだろ?
でも今、お前の傍にその『お兄ちゃん』はいない。出会ってるなら一緒にいるだろうしな、
オマエの性格から考えて。つまり、オマエは此処にいもしない『お兄ちゃん』の為に
頑張ってることになるんだが……一度あの場に集められた時に会ってるって可能性も無くはないが
それは殆んど無いな。だって、オマエの顔を見ればわかる」
少女の顔は驚愕と狼狽で歪んでいる。
「図星だな」
「違う!お兄ちゃんはいるもん!!それにいなかったとしてもアタシの帰りを待ってるんだから!!」
「人殺しするような妹を果たして待ってるかは疑問だな」
渚は黙って俯いてしまった。
彼女は本当は気づいていた。だから、気付かないふりをしていた。
決して自分には振り向いてくれないと気付いていたから。けど、認めたくなかった。
認めたくないから、必死に気を引こうとして、それでも結局ダメで。
中二支援
読み手特製支援入りオムライス
「まあアドバイスにもならないだろうけど、さ。兄妹同士で愛し合うのはやめとけ。マジでヤバいから」
「違う……」
「あ?」
「お兄ちゃんはきっと私を好きになってくれるから!だから私は……!!」
少女は激昂する。
否定しないと、目の前の虫の言葉を否定しないと自分が崩れる――――――
そんなのはイヤだ。自分は正しい。自分は間違ってなんかいない。
「そういや、どっかで聞いた言葉だけどさ、人は一生に一度だけ人殺しをするらしい」
「え?」
唐突に少年は語りだす。
「人は自分自身を殺すためにその権利があるんだ。自分以外の人間を殺せばそいつの命を受け持つ
ことになるから自分の命はもう誰にも受け持ってもらえないのさ。お前はもう他人を殺してしまった。
だから、お前は空っぽのまま死んでいくのさ」
少女には意味がわからない。一刻も早く目の前のコイツを黙らせたい―――――
「本当にオマエはつまらないよ。誰かのためと言いどうでもいい人間を殺してるからな。
所詮は自分のためにしか動いてないんだろ?行動理念すら偽りだ。
故に」
「うるさいうるさいうるさい!!もう黙れぇぇぇぇぇ!!!!!」
「オマエには何も残らない」
正論言っちゃらめぇぇぇぇぇぇ
少女が後ろに隠し持っていたサバイバルナイフを少年に目がけて振り翳す。
とても少女とは思えないほどのスピード。狙いは顔めがけて、ただ一直線に。目の前の少年を黙らせたい。
そのニヤついた顔をメチャメチャに切り刻んでやりたい。
少年は動かない。
「憐れだなぁ。……仕方ない、つまらない理由で殺された誰かの為にせめてもの手向けの花だ」
ちり、とナイフが少年の顔を掠める。そこから僅かに血が吹き出る。
少年はゆらりと右に体を傾け、緋想の剣を右手に構える。
「――――――その命、極彩と散れ」
本当に一瞬の出来事だった。
ナイフを突き刺すために伸びきった腕を付け根から切断。
そしてそのまま大きく振りかぶって一息で少女の両足を断絶する。
最後に、その少女の体が地に墜ちる前に残った腕を根こそぎ刈り取った。
どさり、と少女の体が落ちた。
少女は何が起こったのかわからないような顔で、死んでいる。
眼は狂気に彩られたまま、微塵の恐怖も抱かず、自身が死んだことにも気付かない様子だ。
それ以降、少女の体は停止した。もう二度と、動くことはない。
ただ、切断口から流れ出る血液がアスファルトを赤く染めていく。
少年には殆んど返り血が降りかかっていない。
なぜなら、そうなるように相手を斬ったから。
彼は後ろを振り返るとやれやれといった感じでため息をついた。
「花とは言ったが……これじゃあまるで、蝶だな」
真っ赤な蝶が、道路に描かれていた。
◆ ◆ ◆ ◆
ブロントさんは深い悲しみに包まれていた。
同行者の悲鳴にきょうきょ駆けつけてみたものの(といっても数分はかかったが)時既に時間切れ。
ついさっき出会って行動を共にしていた男は無惨な惨殺死体になっていた。
「……囲炉裏」
ビビりではあったがそれなりに人のいいやつだとブロントは実感していた。
しかしその人の良さに付け込まれたのだろうと彼は確信する。
「あの女をバラバラに切り裂いてやrおう。だからお前は安心して眠るといい」
そうはいったもののここに遺体を野ざらしにするにはさすがのブロントも気がひけた。
せめて囲炉裏の体を隠してやろうと思いどうしようかしばらく考えていたところ……
「どうした?何か……あったみたいだな」
黒い少年がブロントの前にいた。
中二が格好良く見えてきただと!?
>>725 そうなんですか。
アレックスの続きを書きたいのですが、進行方向にKAITOがいるので、絡ませないわけには
いかないのですが、KAITOの予約をされている方が、
まだ投下されてないようなのでどうすればいいのかと・・・・・
「そうか、そいつは災難だったな」
ブロントはその少年にこれまでの経緯を話した。
彼の話したことは真実だったが少年がそれを100%理解できたかどうかは不明だが(言語的な意味で)。
「で、どうするんだ?そいつ」
少年はすでにこと切れている囲炉裏の方を見つめて問いかけた。
「せめて遺体だけは元の場所に帰してやるべきと実感した。だからだれの目にもつかないように
家の中にひっそりと安置する」
「そうだな、それがいいかもな。……ところで、武器がないならこれ使うか?」
そう言って少年はブロントにサバイバルナイフを手渡す。
少年はなにやら含んだような笑みを浮かべたがブロントは気づかない。
ブロントは黙ってそれを受け取った。
彼は遺体を謙虚に抱えると近くの家の方に向かう、が。
「待てっ!!」
その声に二人は振り返ると、長いおさげの女の子と緑色のオッサンがいた。
◆ ◆ ◆ ◆
時間はほんの少し前に遡る。
「あわわわわわ……」
「……」
緑色の男、ルイ―ジは狼狽し、その隣にいる少女、初音ミクは声も出せないでいる。
それもそのはず、隠れたところでとはいえ目の前で人体四肢切断ショーを見せられたらたまったものではない。
しかし、あくまでも見えたのはそのやり取りだけでその前の会話は聞こえてなかったのだが。
少年が去ってからようやくミクが口を開いた。
「……どうするんですか?」
「え……ええっ!?そういわれても……」
震えるミクの言葉に対しルイ―ジはさらに情けない声でそれに応える。
ルイ―ジはそれなりに修羅場をくぐってきた。
だからこそ、余計にあの殺人技の恐ろしさが実感できてしまい、恐怖に慄いていた。
(がんばったら倒せるかもしれない……そりゃあ、あんな危険なやつを放っておいたら大変なことになるのは
わかってるけど……自分が無事ですむかどうかはわからないし……)
「よ、よし。とりあえずあとをつけてみよう」
「だめです!今すぐ止めないと……!」
タイトルの元ネタ…これは
「そうはいっても相手が話も聞かないヤツだったらどうなるんだい?まず話の出来る相手か様子を見ないと」
「……それもそうですね」
ミクはルイ―ジの言うことに従うことにした。
確かに、あの少年にこれ以上殺し合いを止めさせることも必要だがそれでルイ―ジが怪我をしてしまったら
申し訳ないと感じてのことだった。
そして少年の後をこっそりつけ、現在に至る。
「いますぐその少年から離れるんだ!そいつは人を殺してるんだ!!」
「は?なにいきなり話しかけてきてるわけ?」
「……なんだ。見られてたのか」
ブロントはテンプレ通りの対応、その傍で少年は悪びれた感じも無くルイ―ジの言葉を肯定した。
「へ?」
一同があっけにとられる中、少年は言葉を続けた。
「アンタの話の中にあった少女って多分俺が殺した奴と同じだろ」
「……」
「ほら!そいつ自身肯定して「うるさい、気が散る」え!?」
ブロントは突如ルイ―ジの言葉を遮った。
「俺が思うにその女はいまおれが抱えてる男を殺した奴。だからこいつは囲炉裏の仇をとったも同然。
だからこいつは危険じゃなくてむしろやさしい奴」
「……」
それが本当ならルイ―ジも黙らざるを得ない。
しかしミクが反論した。
「それでも……女の人をあんな風に殺すなんて許せません!!」
「ボコボコにされたいらしいなおれはリアルモンク属性だから女だからって手加減できないし最悪の場合病院に行くことになる」
「……」
ミクはその言葉で黙ってしまった。
「……反論なしってことは論破勝利確定だな」
ブロントはフフンと笑うと家の中に入ろうと門を開けた。
少年もそれについていく。
「あ、ああ……」
ミクは嘆く。あの銀髪の人は殺されてしまうかもしれない。
確かにその人はあの女の人を殺したことで仇を取ったのかもしれない。でもそれは仇を取ろうとしてやったんじゃない。
知らない人のために仇をとるはずがないのだから。そう伝えたかったがあの人は聞きそうにない。
「……くそっ!」
何事かと思えば突然、ルイ―ジが走り出した。
まっすぐにブロントと少年の方に向かっている。
「今すぐそいつから離れるんだ!!」
必死の形相でルイ―ジは叫ぶ。
「なんだヤル気か?別に相手になっても「いいぜ、相手になってやる」
「え……」
少年の疾走にルイ―ジが気づいた。
それはルイ―ジにとって予想外だった。彼はブロントを引き留めるために駆け寄ったにすぎない。
だから、いきなり少年がこちらに矛先を向ける可能性は殆んどないと思っていた。
とっさにルイ―ジはブレーキをかけ、回避行動にうつる。
急激なバックスピンジャンプにより少年から数メートル離れた。
その動きに少年は少し感心したようだった。
「へえ……なかなかの身体能力だな。けど……」
少年を睨みながらふと、ルイ―ジは自身の腕の違和感を感じる。
熱い。不思議に思いながら右腕を見ると
「う、うわあああああああああああああああああ!!!??」
右腕が、ない。
「遅かったな」
絶叫が夜空に響き渡る。
「い、いやあああああ!!」
なにいきなり支援してるわけ?
おくれてミクの悲鳴が上がると同時に、少年は再びルイ―ジに向けて走りだした。
恐慌状態になりながらもルイ―ジは残った左腕でファイヤーボールを発射する。
「く、来るなあっ!」
しかし、その緑の火球もあっさりと回避される。
そしてルイ―ジの間合いはすでに少年の範囲内。
「じゃあな、来世からやりなおせ」
だめだ、殺される。
走馬灯を感じる間もなくルイ―ジはそれだけを実感した。
「おいやめろ馬鹿!!」
少年の後ろに映る、騎士の影があった。
「あ……」
声が漏れる。
鮮血が迸る。
体ををおもいきり刃物で貫かれたためだ。
鮮血がブロントの顔にかかる。
目の前には、緑色の帽子をかぶった男の顔。
「そ、そんな……!!」
ミクが悲壮感を露わにし、足がふらつきその場に崩れ落ちた。
ブロントは、茫然と目の前の男を見つめてる。
「あ、ああ……あ……」
ブロントは声を上げようとするが、言葉にならない。
その時、ルイ―ジがかすれた声で話し出した。
「き……君は……悪くない……よ……」
そういうと口から血を噴き出し、ルイージはがくりとその場に倒れた。
「あの人は……?」
ミクは膝を崩し、恐怖で震えながらもきょろきょろと周りを見る。
すると、家の塀にそいつが立っていた。
支援
「後悔はしても反省はしないんだな。だから、ほら、同じ間違いを繰り返す」
ブロントにはその言葉がよくわからない。
彼の頭を埋め尽くしているのは、激しい後悔の念だった。
月に背を向けながら、少年はミクに向き直った。
ミクの体がビクッと揺れる。
「アンタ……人形か?まあいい、そこの男とは付き合わないことだ。アンタも壊されるかもよ。
じゃあ、お互い命があったらまた会おうか」
そう言って二人に背を向けたが再びブロントに向き直った。
「俺の名前は七夜志貴だ。いい加減、本気になった方がいいぜ。今のオマエと戦ってもなんだか面白く
なさそうだし。今度会うときはましになってることを祈るぜ。じゃあな」
今度こそ、少年は闇夜に消えた。
ミクはルイ―ジに駆け寄る。
もう、息はない。
「ルイージさん……どうして……どうしてこんなことに……」
ミクは嗚咽を漏らす。
悲しくて、ただ、悲しくて。
あおばシゲルはミクにそっと寄り添う。
あの場で彼はミクを守ることを最優先とした。
だから、ルイージの事まで手が回らなかった。尤も、動いていたとしても間に合ったかはわからないが。
支援をしろよデコ助野郎!
そんなミクの様子をよそに、ブロントは全く動かない。
ただ、血まみれになった自分の武器だけを見つめていた。
少年を止めようと思った。
だから気絶する程度にダメージを与えようと武器を振ったのだ。
決して殺そうとしたわけじゃない。だから、緑の男も別に殺そうとしたんじゃない。
「俺は……俺は…………」
空しく、ミクの泣き声が辺りに響いていた。
【A-2 住宅街東部/一日目・黎明】
【初音ミク@VOCALOID2】
[状態]:悲壮感
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、あおばシゲル@MF2死ぬ気シリーズ
[思考・状況]
1:ルイージさん……。
2:七夜に対して恐怖。
3:仲間を探す。
4:右上左上に抗う。
※ルイージの血が付きました。
※七夜の姿と名前を知りました。
【オボロゲソウ「あおばシゲル」の思考】
思考・状況]
1:ミクを守る
2:ルイージ……。
【ブロントさん@ネ実】
[状態]: 深い悲しみ、呆然自失軽い打撲や切り傷を全身に負っているが行動にしstyうはない、
軽い疲労、防具がやや損傷、左篭手が大破、ルイージの返り血で血まみれ
[装備]:サバイバルナイフ(血濡れ)
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0〜2(剣などの武器はない)
[思考・状況]基本思考:右上と左上を倒し真のエンディングを迎えひっそりとリアルより充実したヴァナ生活を送る。
1:俺は……
2:七夜を許すわけにはいかない。
3:囲炉裏の遺体を安全な場所に隠してやるたい。
4:まともな武器がほしい(敢えて言うならグラットンソードだがそれを口に出さないところがまた謙虚なナイトらしい)。
5:出会ったやつに話しかけ出来れば仲間にして敵対するようならばカカッと対処する。
6:あの二人はいつかハイスラでボコる(謙虚なので殺しはしない)
【備考】
※メタ知識に関しては不明だがそんなものはなくてもブロントさんはうろたえない
※ナイトの防具一式はもはやブロントさんの普段着であるので奪われるわけがない
※自分の行動に関して反省する必要がないのは確定的に明らかだと思っている
※現場にルイージの荷物が残されています。
質問が流れに飲まれたようなので支援します。
カカカカッ
( ゚д゚ )
どう反応するべきだろうか
「ふう、やれやれ」
ある程度あの場から離れ、少年―七夜志貴―は一息ついた。
「しばらく休みたいから人のいない場所に行くか……それにしても」
随分と無情なことだな、と彼は思った。
なにしろ、彼がブロントに与えたサバイバルナイフは、囲炉裏に支給されたものであり、そして囲炉裏を殺した凶器であったのだから。
彼にナイフを与えたのは、なんとなくあのナイフはしっくりこなくて、ナイフを使うのなら自分のを使う方がいいと思ったからだ。
しかしそれより彼が残念だと思ったのは
「あの緑のオッサンとはもうちょっとやり合いたかったなあ。まともに戦ったらもっと強かったんじゃないかな……」
そんな事を考えながら、彼は安全に休息できそうな場所を探していた。
【A-3館前/1日目・黎明】
【七夜志貴@MUGEN】
[状態]:普通
[装備]:緋想の剣@東方project
[道具]:基本支給品×3、ランダム支給品1〜8(支給品は確認済み)
[思考・状況]基本思考:殺し合いをする
1:『殺し合い』をする。
2:とりあえず人にいないとこに行って休憩。
3:死んでも構わない。
4:ブロントとはもう一度会えば殺し合う。
5:白いの(ときちく)が気になるが後回し
【備考】
※十六夜咲夜の名前を知りました。
※ときちくは姿しか知りません。
※咲夜の能力を推察しました。
※ブロント、囲炉裏の名前と姿を知りました。
タバコ一箱@メタルギアシリーズ、北条鉄平の首、北条鉄平の首輪は野々原渚の傍にデイパックに入れて捨て置いています。
※野々原渚の惨殺遺体がA-2住宅街東部にあります。まるで蝶のようです。
支援すべきなのは確定的に明らか
>>1000がいなくなったからグラットンを誰ももってないことになるな
投下終了です。
っふう……疲れた。その割には対して書いてないけどね。
>>756 まだ予約してるんだし、そもそもあなたはアレックスを前回書いたんだから自粛するべきかと。
永遠の二番手が死んでしまった
あれ?ルイージ死んだ?
ようやくまともな対主催として活躍できると思ったらルイージ……お前って奴は……
信者の報復なんかに巻き込まれて死んだルイージカワイソス
忘れてました。
【ルイージ@スーパーマリオシリーズ 死亡】
【野々原渚@ヤンデレの妹に愛されて夜も眠れないCDシリーズ 死亡】
投下乙!
七夜マジつえー
あと、ブロントさんにはさんをつけろよデコ助野郎!(様式美)
グラットンはあればブロントさんとたこルカが喜んだかもしれないがなくても問題はにい
投下乙。死亡者が書かれてないことで俺の悲しみが鬼になった
緋想の剣すごいですね。
七夜はやはり無駄にカッコイイ厨二だな。
そしてブロントさん、まさかの迷走対主催。
そういやスプーの話ってどうなった?
>>764 わかりました。今回は自粛し、
一読者に徹します。
中二がいきなり誹想の剣でボコって2名を殺害したことに深い悲しみに包まれた。
七夜、武器もあいまってこいつさいきょーじゃね?
すいません。かなり修正するとこあったので保留させてもらっていいですか?
えー、支援している最中にちょっと疑問に思ったことがあるので、議論スレで質問したいと思います。
早速支給品大量だな
>>768がヘンな人かと思えば、そうでもないのな。色々危ぶまれてた的な意味で
しかしレイプルイージといい、毎回ルイージ死亡話は色々とゴタゴタするのな
これも永遠の二番手の呪いか……w
七夜w
アンタどこの式やねんw
ともあれ、GJでしたー。ルイージが沈んだのはちと痛いですが、その分ブロントさんが頑張ってくれると信じてます。
本日受験が全て終わり予約しようと思ったが、ここにきて知らないキャラしか残ってないことに気が付いた
全員が全員って訳じゃないけど、最初に自分で書いたキャラを動かすのは正直、我侭な気がして無理だorz
おとなしく放送を待ちますorz
>>775 まぁ他にも人外クラス結構いるから大丈夫だろ
DBとか東方とかジョインジョイントキィだとか
ルイージの殺害数はブロントさんでカウントかな?
報復とかうっとおしいわ
あーだこーだと疑うのも鬱陶しいけどな
知らないキャラ動かすと色々と間違いが起きるんだよね
それで破棄することになったときは悲しい
それがないようニコ動を見続けたら生粋のニコ厨になっていた
それでも何人か知らないキャラいるからニコ動は底が深すぎる。
疑わしさの度合いが鬼隠しのレナではなくバーローに出てくる黒タイツって感じなんだけどな
疑う?事実だろ
報復でズガンなんてパロロワで一番やってはいけないこと
ルールではないが守って当然のマナー
言っておくがこれが通るなら全力で暴れさせてもらう
暴れるだけで感想書かない支援しない執筆しないなんてパロロワに限らずSSスレで一番やってはいけないこと
好みの展開じゃないならスルーするのが当然のマナー
スルーしまくった結果声の大きい駄々っ子の意見が通るのだけは避けたいので言わせて貰った
こんなこというのもなんだけど、この作品を投下すると住民がどう反応するか、というのを念頭に置いて欲しいな。
読み手も読み手気に入らないと変に場を乱すのが時々居るが自重して欲しい。
最近、読み手書き手が自分のやりたいことばかりを追求して、結果として壊滅一歩手前まで追い込まれたロワを見たからね。
この流れはちょっと心配。
報復って何の話?
なんか確執あったっけ?
内容を見て不快に思われたなら申し訳ありません。
やり過ぎたとこは修正したいと思いますので後日投下させてもらえないでしょうか。
今日は時間がないのでまた明日来ます。
ごめんなさい
そりゃー自分の好きなキャラが死ねば落ち込むさ
その期間が1週間、3日と短くなっていく。
そんな私も今では書き手。
自分が出したキャラが欝死にしても1日で忘れることができるようになりました。
なぜなら、彼らは特別な存在ではないからです。
>>791 さっきの話の作者と、その話で死んだマーダーが殺したキャラの登場話の作者を見るんだ
俺は詳しく知らんがそれ以外にも色々あったっぽいし、さらに単に報復ってだけの問題じゃないみたい
好みの展開とかってだけの話じゃないみたい
>>791 議論スレより
309 :アカウントナンバー774:2009/02/15(日) 23:25:52 ID:NIzsUgDs0
◆WWhm8QVzK6の投下した「赤い蝶」について質問があります
率直に言って、囲炉裏さんをヤンデレ妹が殺害した事に対する報復の様な感じがします
氏は囲炉裏さんの登場話を書いた書き手さんですし、予約のタイミングもそれっぽいなと思いました
自分の勘違いであった場合は謝罪いたします
>>794 書いた後でなんだが
……これは酷すぎるだろwwwwwwwwwww
なるほど…
このコメントじゃあそう思われてしまうな
312 名前: ◆WWhm8QVzK6[sage] 投稿日:2009/02/15(日) 23:33:11 ID:xMfV8Vkw0
そう思われたなら申し訳ないと思います。
囲炉裏さんに関してはそう言うことは考えず、キャラを平等に扱うつもりでしたが
心の中でそういう部分が出て、文にも表れてしまったのかも知れません。
決して報復のために書いたわけではありません。
不快に思われた方がいるなら謝罪します。申し訳ありませんでした。
文を読み返してやり過ぎだと思った所があるので後日修正して出したいと思います。
修正で済む話じゃねえだろ
破棄しろ
まぁ自分もあんまり活かせないで退場だからちょっと惜しいとは思うけど
この展開も活用次第で面白くなっただろうし何とも言えない
@ルール的にもセーフだし倫理的・心情的にもセーフ
Aルール的にはセーフだけど倫理的・心情的にはアウト(≒賢くない行い)
Bルール的にはアウトだけど倫理的・心情的にはセーフ(例:面白いけどルールに反してる話)
Cルール的にもアウトだし、倫理的・心情的にも余裕でアウト
真偽はともかく、報復行為自体はAだろ
んでギャースカわめいてスレを引っ掻き回すのはC、よくてもBだ
「正義は自分にある」と思って喚いてるやつは便器で犬神家でもして頭冷やせ
あー、だから指摘側も言葉を選んで欲しいな。
個の問題を全体を殺す大問題へ昇華させる気か?
まずは、頭を冷やすべきだ。
わかりました。
これ以上の混乱を避けるためにもSSを破棄します。
スレを汚して申し訳ありませんでした。
不快に思われた方、ロワの存続を願ってる方、その他のスレにかかわっている方
本当にごめんなさい
なんか必死で擁護してる奴がいるな・・・
そんなに報復を通してロワを潰したいのか?
koolになるんだ
>>804 騒いでるのはどっち?
冷静に行動してるのはどっち?
もっと自分を見つめ直せ
>>804 つぶしたくないと思うのならさ、
もうちょっと言葉を選ぼうぜ。
冷静になろうよ
証明できないものを相手に信じさせようたって、それは無理って物だ
けれど、それを押し殺しても何にもならないのも事実
もうちょっとお互いに歩み寄りの精神を持たなくちゃ
確かに自分の好きなキャラが殺されれば悲しくなる
でも、それを怒りに転化しちゃ駄目、いっそのこと、その悲劇性を際立たせて同情を集めようとか、そのくらいの気じゃなくちゃ
書き手は書き手であって、バトロワに参加してるわけじゃない
書き手がキャラを殺しに行ったら駄目だ、キャラはキャラ同士、殺し合わせなきゃ
それと、読み手もロワに参加してるわけじゃないから、書き手を殺しに行ったら駄目だ
読み手の大事なのは、感想もだけど、空気を作る事だと思う
まぁ、これは読むだけの人に対して注文付けすぎだと思うけど……
でも、勝手に書き手と読み手が殺しあうなら、もう書き手読み手ロワでも作ってそこでやってください
でしゃばってごめんなさい
今追いついたんで、どうも書かずにいられなかった
これが通ったのなら報復、また報復という悲しみの連鎖が続いて
手段が目的に変わってしまわないか心配なのである
>>809 良い事言った。みんなとりあえず落ち着こう。な?
>>803 議論スレに書き込んだ者です
こちらこそ、本来なら議論すべきでないかもしれない内容を増長させてしまったのかもしれません
申し訳ありませんでした
>>809 いいこといった!
とりあえずみんなおんなじニコ厨なんだから楽しくやろうぜ!
報復だとか破棄だとかそんなことはどうでもいい
とりあえず一言だな
空 気 読 め よ
で、それを言うのにわざわざトリを付ける必要性あったの?
この終わり方はどう考えても指摘側に問題があったな……
すまない、WWhm8QVzK6氏。読み手の一人として謝罪する。
どうか、今回のことでめげずに今後も作品を執筆して欲しい。
あなたの文は本当に期待が出来る物だ。ここで失うにはあまりにも惜しい。
ゴネ得っ・・・!
ゴネ得っ・・・!
今回のは色々露骨すぎたのが問題だったな。
お気に入りのキャラが殺されたから仕返しだー、ってのが私怨以前にレスの態度でみえみえすぎた。
っていうかあのレスでそう思うのは仕方ないだろう。ゴネだとか以前の問題。
だからお前らも好きなキャラが死んでもぐっとこらえようぜ!
俺なんて1st、βの両方で好きなキャラが第一放送前に全滅したぜ!!
言い訳になりますが、すぐに作品を投下したのはパソコンにしばらく触れなくなる事情があったからです。
あまりに急いで、冷静さを欠いていました。
しばらくロワから離れて精進したいと思います。
>>817 今日、鳥付きでもう書き込んでたから、どの道同じだと思った、それだけ
鳥付けてでしゃばろうとしてると思われたんなら謝っとく、ごめん
富竹「いやな……事件だったね」
-この話題ここまで-
今回は感情的になりすぐてたな
全ての、というのは無理かも知れないけど
自分の知らないキャラとかも愛せるようになりたいもんだ
>>822 今回は残念だったけど、気落ちせずに頑張ってくれ。
mZo7Hi4Eは無視していいと思う。
とりあえずID:mZo7Hi4EはNGIDにぶち込むべきだな。
難しいかも知れないが彼(もしくは彼女)の発言は無かった物として扱って欲しい。
>822
確かに今回は指摘する側の態度・言動があまりに酷かったよね……
本当に申し訳ありません。
いつか、戻ってくる日を待ち望んでいます
ちょっと叩かれたくらいですぐ逃亡wwwwwww
ざまあwwwww
831 :
Classical名無しさん:09/02/15 23:59 ID:pMwCr2iM
>>823だから落ち着けと
今主にここの空気乱してんのどー見てもお前だよ
とりあえず楽しい話しようぜ!
よーしお前ら落ち着くんだ!
落ち着いて兄貴がケツを叩いた数を数えるんだ!
またいつの日かお会いしましょう
なんだかんだで綺麗に収まったな
煽りの相手をするな
傍目にはどっちが煽りだかわかんないぜ?
ズガンでもカズヤはカッコいい見せ場を与えられて良かったな
馬鹿は即NGでいいか
さて次の投下を気長に待とう
っていうかズガンって大した描写もなく殺されたことを言うわけで
カズヤのはズガンと違うと思う
みんな言葉を選べ言葉を選べって、そんなに言葉の予約をして欲しいのか・・・
>>824 817みたいなのはスルーが基本だと思う
KOOLにならない子のとこにはグギャリオンが来るよー
しちゃえ
言葉といえば月、言葉、てゐの話、アレは凄かったな
凄かったよな、おっぱい
昔、ニコ見沢症候群というのがあってだな……まぁ、嫌な事件だったね
ところで、前作った現在地ありの地図はもういらないかな?
>>8あるし。
必要なら作り直そうかなと思いまして。
ぐぎゃぎゃwwwできたwwwww全部できたーwwwポテチよ悟史くんwwwwwwwwww
つまりズガンは鉄平ぐらい
しかし簡単に破棄したな
今回の書き手の携帯がID:mZo7Hi4Eで、
空気悪くする為に自演してたようにも見えるわ
葉っぱ隊も忘れてはならない
カズヤの死は後でダークカズヤに繋がる伏線かもしれないと
思ったがたぶんそんなことは無いぜ!
まあ、ね。
>>846 おい発症者ww
地図はなあ。
位置情報保存できないバグも直ったから微妙。
>>846 懐かしいなぁ…まだ俺が読み手だった頃か…
____
/_ノ ヽ、_\
ミ ミ ミ o゚((●)) ((●))゚o ミ ミ ミ こんなんでしたらばアク禁されるわけないおwww
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / // バ
| :::::::::::(⌒) | | | / ゝ :::::::::::/ ン
| ノ | | | \ / ) / バ
ヽ / `ー'´ ヽ / / ン
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
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\\\.` ー‐ ' .// l ヽ
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\ // /< __) l -,|__) >
\. || | < __)_ゝJ_)_>
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\_| | <____ノ_(_)_ )
あの地図はほんと便利だな
SSが投下されたらすぐに誰か有志が動かせるし
マーダーや危険対主催、死亡者の色分けあるし
ニコ見沢症候群…懐かしい言葉だお
あの地図、まだ画像ないキャラいる?
地図でデータ解析してたスーパーハカーがすごすぎると思った……何でわかるん?人のプログラムやん……
未登場のバクラくらいかな
登場してるキャラの画像は全員ある
絶望先生が案の定ニコニコの替え歌動画からの画像でなんかワロタ
地図見てるとやはりマーダー少ないなって思う
チルノの画像がすげぇバカっぽい
レンがめっちゃショタレンで吹いたw
スプーとかめっちゃ横つぶれてるのを何とかしてほしいとは思う
DIO様のカリスマは画像だけだな
ちゃんと250×500の画像使ってないと潰れるのかな
確かにサイズが合ってるのと潰れてるのがあるなw
dio様は変態仮面です
>>865 危険人物や危険対主催が結構居るからな
何人かがマーダーになりそうだ
今回の書き手に「あきらめんなよぉ!何でそこで破棄しちゃうんだ!」的なことを言おうとしたらグギャリオンに襲われた。鬱だ
ニコ見沢症候群怖すぎワロタ
>>873 その最たる者はあややとかときちくだな。
中立を決め込んでやがる。
仮投下スレに投下しました。
問題がありましたら指摘お願いします。
みにいってくるー
話としては面白い
ただ振り付けマスターの知名度があるのかどうかがネックだな
まぁ、把握すればいいだけなのかもしれないけどね
名簿はいつから見れるようになるんだっけ?
前までのSSだと白紙だった気がするが
振り付けマスター知らんけど、支給品として面白いと思う
有名ないろんな踊りを踊って欲しいところだな
有名にする、ということならMMDでも同じ展開はできる希ガス
名簿は第一回放送で全員の名前が読み上げられるとかで把握するのかね
書き取りが大変そうだがw
前回は第一放送後に主催者の放送によって白紙に名簿が浮かび上がるって設定だった。
今回もそれでいいんじゃないかね?
あ、名簿のこというの忘れてた
確か名簿は放送時に白紙に浮かび上がるんだったよな?
あるいは名簿なんてそもそも存在しない、ってのも新しいな。
知り合いが参加しているかどうかを知るには、偶然の再会かあるいは放送での死亡通達かの二択。
追記。
知り合いの情報の有無は特に咲夜さんのスタンスに影響を与えるだろうな。
彼女にフランは殺せない。ってか奉仕対象。
>>848 今だから言えるが、鉄平をツンデレモードで出して
沙都子のところに帰るために頑張る対主催にしようと考えてました
今だから言えるけど某イケメンをズガンして某ゆとりアイドルを一般ステルスマーダーにしようと考えてました
さあお前ら没スレを有効活用する作業に戻るんだ
>>888 二次設定を考慮しちゃうと、殺っても違和感ないから恐ろしい
>>889 オイラも美希は短絡的な思考で殺し合いにのる構想があったけど
まぁ修造とコンビを組むミキミキも悪くない
せっかくニコニコ動画ロワなんだから
二次設定をおもいっきりつかうのが面白いね
今の予約状況・・・こんな感じぃ?
◆ra6PN0VFoc 因幡てゐ、バクラ
◆w2G/OW/em6 弱音ハク
◆XksB4AwhxU 鏡音リン、キーボードクラッシャー
意見ありがとうございます。指摘点は以下でいいでしょうか
振り付けマスターの知名度
→自分ではそれなりに有名かなと思っていました。関連動画も2,3分で終わる程度なので把握は比較的簡単だし…修正はしなくてもよろしいでしょうか?
名簿
→全参加者が出そろい次第、浮かび上がる仕様だと勘違いしてました。該当部分を修正したいと思います
>>894 うん別に振り付けマスターの修正はいらないと思う
名簿だけちょっと直したらすぐ本投下でおkおk
支給品ぐらいなら多少マイナーなものが混じっても大丈夫だとは思う
よっぽどのキワモノでない限り
支給品枠でこそ、ししとうとかアフロのカツラ@ボブとかミキシング博士のミキサーとか
昔懐かしいものが出てほしいと思ってる俺
ボブ関連ならむしろデザインナイフかバンダイキブラウンを支給すべきじゃないか?
懐かしい物…水色は出てるしなぁ
ししとうは一応1stで出てたな。
ボブ関連は確かに出て欲しいかもw
この会話を見て文脈に「簡単でしょう?」を入れる書き手が増えると予測
ね、かんたんでしょう?
懐かしいなー
一度書いた物を修正するなんて簡単でしょう?……嘘です結構難しいです
修正版投下したいと思います
はぁ……はぁ……」
恐ろしい形相の男から逃げ出して、見知らぬ誰かの幻想に脅え。
そんなハクが立ち止まったのは、深そうな河に架けられた石造りの橋のそばだった。
「ひゃ……っ?」
いや……正確には立ち止まったのではなく、前方不注意により盛大に転倒したのだが。
転んだ拍子に抱えていたデイパックを放り出してしまい、緩やかな傾斜を成す土手に中身がぶちまけられる。
しばらく転んだ体制のまま地面にうずくまっていた彼女だが、のそりと体を起こし辺りに散らばった物を拾い集める。
ネギやハーゲンダッツはデイパックから飛び出してはいなかった。酒瓶も塩の小瓶も割れてはいない。
シャーペンを拾った後で、名簿をぱらりと開く。
書いてあるのは「最初の放送時に、自動的に名前が浮かび上がります」という一文だけ。後はまっさらな白紙。
優しい緑の少女、元気な黄色の双子、どこか頼りにならない青い青年、赤い大酒飲み、口喧しい放火少女。
はたして、彼女達はここにいるのだろうか……いや、彼女達の様な人気者をむざむざ殺すのはきっと惜しいに違いない。
恐らくここにいる可能性は低いだろう。そして彼女達の代わりとして、亜種のボーカロイドである自分が選ばれたのだろう。
代役として選ばれたと思えば、少しはマシな気持ちになった。
名簿を閉じて仕舞うと、次に地図を開いた。
さっきいたデパートの場所はF−3、舞台の右端中央の辺りだ。
その近くで川に掛けられている橋は二つ、E−2かF−4のどちらか。
自分がどの方角に走って来たかはいまいち見当がつかない……早々に、迷子になってしまったのだろうか?
―――それもおかしな話だ。元からどこに行けばいいのか分からないし、道なんか最初からなかったのだから。
まあどちらの橋の近くにいるとしても、しばらく動く事は無理だろう。
準備運動もなしに全力失踪したツケで節々がガタガタだ、やっぱりもう若くないんだろうか。
という事で、ここでしばらく休息を取ることにする……幸い近くに誰かがいる感じは無い。
アーチ状になった橋の下はかろうじて人が入れそうなスペースがあり、誰かが来てもそこに居れば気付かれなさそうだ。
潜り込んでみると川の冷たさと夜風で少し肌寒かったが、耐えれない程の冷たさでは無い。
どうせなら、事態が好転するまでここに引き籠っているのもいいかもしれない。
そう、このまま、誰にも何にも関わらず、ここで静かに、密かに、ずっと―――
『――――』
「………え?」
不意に聞こえた、何かの音。
いや音じゃない……確かにあれは『声』だった。
(どこ?誰?……誰なの!?)
傍らに置いてあったデイパックを掴み、キョロキョロと辺りを見回す。
人影は無い、隠れる事が出来そうな場所など無いはずなのに!?
(逃げなきゃ……悪い人だったら殺されちゃうかもしれない。もしそうでなくても、私―――!)
こんな情けない自分に手を差し延べてくれる人だったとしても、自分といたら迷惑がかかってしまう。
私なんかが誰かに何かを求めても、助けを求めても、どうせ―――
『ア〜……アア〜……ア〜……』
確かに聞こえる男の声……いや、違う。
ツマンネツマンネと蔑まれているとしても、自分とてボーカロイドのはしくれだ。
だから分かる、これは『歌』だ。
(こんな所で歌っているなんて……同じボーカロイドの誰か?でも、KAITOさんじゃないし……レン君はこんな声出せないはず……)
デイパックごと体をぎゅっと抱きしめるように体を縮め、辺りをゆっくり見回す。
体が疲労と見えない誰かへの恐怖で細かく震える。
右、誰もいない。
左、誰もいない。
上、石橋が見えるだけ。
川の中、暗くてよく見えないが誰かがいる様には見えない。
何だ、自分の心配のしすぎじゃないか。
この声もきっと幻聴……とうとうそんなものが聞こえるまで追い詰められていたのか?
深く溜息を付く。
―――そうして下を向くと、デイパックから小さいおっさんが覗いていた。
「○×△□◎☆ーーー!?!?」
疲れと節々の痛みはどこへやら。即座に体が反応し、デイパックを放り出す。
ぽーんと放り投げられぼとりと地面に落ちる。そして中から這い出て来るおっさん。
………サイズは20cmほどだろうか?平凡なスーツに平凡な髪型。ごく普通のサラリーマンをそのまま縮めたような感じだ。
這い出てきたその小さいおっさんは、ゆっくり立ち上がるとこちらを真っ直ぐ見据える。
「……ひっ」
まったく想像のつかない謎の生物に、どきりと心臓が跳ねる。
もしかしたら、主催者が仕込んだ罠かもしれない。支給品に紛れてこっそりと参加者に近づき、闇に紛れて人を間引いて行く。そんな存在。
ほら、こちらを見てゆっくりと一礼をして………え、一礼?
『テレレレー♪テテレレ♪テテレレーテレレ♪』
どこからともなく聞こえてくる、ピアノのBGM。
ゆったりとしたリズムの音楽。
『もしも〜♪ピアノが〜弾けたなら〜♪』
突然、ガバッと地面にしゃがみ込んだおっさん。
そのままゆらゆらと前後に揺れ始める。
『想いのすべてを歌にして〜♪キミに伝えることだろう〜♪』
BGMの曲がどこからか流れる中、ゆらゆら揺れるおっさん。
全体から何とも言えない雰囲気が滲み出ている。
『だけど〜♪ボクにはピアノがない〜♪』
ガバッと突然起き上がるおっさん。
ピアノを引くマネをし、器用に爪先立ちをしながら腕をバッテンに交差する。
ツマンネ支援
連塔規制かかってしまいましたので、どなたか代理お願いします…
『キミに〜♪きかせるウデもない〜♪』
形容しがたいポーズを取り、こちらを指さす。
その後、再び爪先立ちでバッテン。
『心はいつでも、はん〜びらき〜♪』
器用に上着とシャツだけを肩から脱ぐ。即席の半裸だ。
後ろを向いて、小石を蹴るふりをする。
『伝えるコトバが、のこされる〜♪』
再び謎のポーズでこちらを指さし、半裸で小石を蹴る。
何故だろうか、あまりにも不思議すぎるこの一連の動きから目を離せない。
『ア〜ア〜♪ア〜ア〜♪』
この旋律は、自分が最初に聞いたフレーズだ。
しかしこの体勢はどう説明すればいいのだろう……S字開脚、とでも呼ぼうか。
『ア〜♪のこされる〜♪』
S字開脚を数回繰り返した後、その体勢のまま停止する。
背後に流れていたBGMがゆっくりとフェードアウトし―――
辺りは再び静寂に包まれた。
―――ぱち、ぱちぱち
直ぐにその静寂は、ハクの小さな拍手により消えた。
正直、それくらいしか彼女が出来る反応がなかったのだ。
910 :
代理投下:09/02/16 02:30 ID:Iyc87Nik
81 名前:修正版 ◆w2G/OW/em6[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 02:11:21 ID:PGUmDTZk0
『キミに〜♪きかせるウデもない〜♪』
形容しがたいポーズを取り、こちらを指さす。
その後、再び爪先立ちでバッテン。
『心はいつでも、はん〜びらき〜♪』
器用に上着とシャツだけを肩から脱ぐ。即席の半裸だ。
後ろを向いて、小石を蹴るふりをする。
『伝えるコトバが、のこされる〜♪』
再び謎のポーズでこちらを指さし、半裸で小石を蹴る。
何故だろうか、あまりにも不思議すぎるこの一連の動きから目を離せない。
『ア〜ア〜♪ア〜ア〜♪』
この旋律は、自分が最初に聞いたフレーズだ。
しかしこの体勢はどう説明すればいいのだろう……S字開脚、とでも呼ぼうか。
『ア〜♪のこされる〜♪』
S字開脚を数回繰り返した後、その体勢のまま停止する。
背後に流れていたBGMがゆっくりとフェードアウトし―――
辺りは再び静寂に包まれた。
―――ぱち、ぱちぱち
直ぐにその静寂は、ハクの小さな拍手により消えた。
正直、それくらいしか彼女が出来る反応がなかったのだ。
だってそうじゃないか。殺し合いになんて巻き込まれている時点で平静を保てるはずはない。
その上、「デパートで危険人物とニアミス」→「姿なき人物の声」→「逃げ切ったと思ったら再び声」→「謎の小さいおっさん登場」である。
恐怖だとか混乱だとかそんなもんじゃない、落ち着いて考える事も出来やしない。ずっと彼女のターンが来ていない。
……それに、なかなか面白い踊りだったことは事実だ。
ふと、足元に紙切れが落ちている事に気付く。
拾って読んでみる―――内容は、こうだ。
・振付マスター
聞いた歌や音楽に振り付けをつけ、踊ります。
最初は数曲しか踊りの振り付けを知りませんが、曲を聴かせれば多くの振り付けを編み出す可能性があります。
なお、最初に踊れる曲を踊る場合、自動的にBGMが流れるので注意して下さい。
※振り付けを覚えやすい曲には、個別差があります。
※参加者から一定距離以上は離れません。参加者間での受け渡しは可能です。
……どうやら彼は本当に『支給品』と呼ぶべき存在であるらしい。
説明の内容から察するに、歌うための存在・ボーカロイドと同じような物―――踊るための存在なのだろうか?
財布、シャーペン、そして彼。自分の支給品はまさにハズレだらけであったらしい。
(『最初は数曲しか踊りの振り付けを知りませんが』……つまり、まだ踊れる曲がいくつかあるってことかなぁ)
踊り終えた途端、直立不動の体勢に戻ってしまった彼を眺める。
「あの……貴方、まだ何か踊れr」
『〜〜♪〜〜〜♪』
「!?」
支援
オーノー!かぶっちまったぜ。
書き手さん、まだ投下再開します?
代理サンクスです。自力で投下いたします
踊れるのかと聞こうとした途端、再びどこからかBGMが流れ始めた。
まるで『早く踊りたい』と言わんばかりの早急さだ。
『そこにいけば〜♪どんな夢も〜♪』
奇妙な、それでいて妙にクセになる踊りを踊り始める。
踊っている表情は無表情な様に見えて……どこか、楽しそうで。
(………いいな)
自分も、こんな風に楽しそうに歌えたら。
誰かに認められずとも、自分がここにいると、胸を張って主張できたら。
『イン、ガンダーラ♪ガンダーラー♪』
「……がんだーら〜」
小さく、聞こえないように呟く。
さらさらと流れる川の音と謎めいたBGMの中、肌寒い石橋の下で。
ハクは座り込んで、目の前の不思議な踊りをただ、眺めていた。
【E-2 橋の下/一日目・黎明】
【弱音ハク@VOCALOID(亜種)】
[状態]疲労(中)、混乱、絶望、弱音吐く
[装備]福沢玲子のシャーペン@学校であった怖い話
[所持品]基本支給品、九条ネギ@現実、ハーゲンダッツ(ミニカップ)@現実、伯方の塩(瓶)@現実
魔王(芋焼酎)@現実、振付マスター@完全振り付けマスター
【思考・状況】
基本:誰とも会いたくない。だから、誰とも会わない場所(MAPの隅)に篭って、事が収まるまで待つ。
0.しばらく橋の下で休む
1.誰かに出会ったら一目散に逃げる。
2.他のボーカロイド勢(特にミク)については考えたくない(この場にいる可能性は低いと思っている)
3.財布どうしよう……?
4.酒場がちょっと気になる
5.(歌いたい)
【備考】
※設定はマスターでなく、ボーカロイドとしての彼女です。
※衣装にあるスピーカー等の装備は飾りに変えられています。
※南北どちらか、もしくは酒場に向かうかは次の書き手さんにお任せします。
※2525円が入った財布(ニコニコ印)はデパートB1階レジに放置されています。
※バルバトス(名前は知らない)を危険人物と認識しました。
※思考5はほとんど無自覚です。
※辺りにBGMが響いています。橋に近づけば聞こえる可能性があります。
【振付マスター@完全振り付けマスター】
天久聖一・タナカカツキの「バカドリル」に収録された「完全振付マスター」を元ネタにした動画、
「完全振り付けマスター派生リンク」で踊っているスーツのおっさん。サイズは20cmほどに縮小。
その踊りはどう考えても踊りようがなかったり、最悪踊ってすらいないようなシュールなものばかりで、その斬新さが笑いを誘う。
なお、「完全振り付けマスター派生リンク」の踊り以外にも別のニコ動内の踊りを踊ることもある。
音楽を聴かせる事で、新たな振り付けを編み出して踊る……かもしれない。
参加者の声や問いかけには反応するが、基本的に喋らない。自分から行動、意志表示も最低限。
登場話での踊り:完全振付マスター「もしもピアノが弾けたなら」
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2175149
投下終了です
タイトルは「夢想歌」です
この流れでブロントさんか七夜が死ぬSS投下されたらまた誰か騒ぐんかね?
と、完全に流れに出遅れた俺が言ってみる。うん、言ってみただけ。
wiki見て気になったんだが
【名前】スパイダーアンデッド
【把握用参考動画】特に無し←これはいいのか?
仮にも所有者を乗っ取ろうとする意思持ちがこれでいいんだろうか
>>918 ご指摘ありがとうございます。
すぐに動画を探して修正いたします。
>>920 あと、レンゲルバックルの適応について少し言ってもいいかな?
別にレンゲルバックルの適応がいいんじゃなくて、桐生さんもAの邪悪な意思に取り付かれていた
適応するだけだったら、最初剣崎も変身できてたけど、Aが乗っ取れないから拒絶されて変身が解けてる
多分、最終話で橘さんがブレイバックル使おうとしてたし、変身の素質は全ベルト共通じゃないのかな?
再びご指摘ありがとうございます。
そちらの方もすぐに修正したします。
ニコロワなんで、ニコニコ動画探しても見つからないようなものは
支給品としても出さない方が良いです。
少なくとも、かつてマイナーでもネタになってないならばダメですよ。
同作品の他の人が有名でも把握できないじゃないですか。
ブロントさん、七夜、渚を予約します
>>923 ご忠告ありごとうございます。
やっぱり見る側と書く側は違いますね。
この言葉を胸に精進していきたいと思います。
>>924 ありがとうございます。
このフラッシュを使ってまた修正してきます。
他にもたくさんあるようなので全て見た上で編集に使うかどうか
考慮しようと思います。
なに?どういうこと?
囲炉裏は死亡でLとやんでれ妹死亡は無効でいいよね
囲炉裏死亡は変わらないよ
まあ、実況のキャラは動かしづらいというのもあるのかもしれないな
漫画やゲームのキャラと違って、ほぼオリキャラだから
930 :
Classical名無しさん:09/02/16 14:17 ID:Ld1u8R7k
囲炉裏は死亡でルイージ・妹はまだ生きてるだな
まあルイージは対主催、妹はマーダーとして生きてて欲しいからな
囲炉裏が死んだだけでも残念だが
囲炉裏は特に個性ないからな
ニコニコ動画を知ってるという点で活用方法はあったかもしれない
でも囲炉裏ってニコニコのネタ殆ど知らないんだよね
まぁ早期退場は惜しかったかもだけどどうしようもないし
死者スレで活躍させればいいじゃない
射影機は囲炉裏じゃなくても使えるしなー
>>935 なぜか一瞬射影機が射命丸に見えた……
ちょっと眼科逝ってくる
射影機は射命丸の持ち物なのかなーとか勝手に思ってた俺
アレックスや月(リューク)、死んじゃいけない方の誠、ドナルド、バクラ、DIO
あたりを射影機で撮ると面白いモノが写るかも。
逆にフランドールは何も写らなくてホラーかもね。
死体を撮影したら死霊が写ったりして…
羽入「ボクは?」
>>941 もう見えとるがな…
あ、ユベルも写るかも。
死体撮影でデッドラ思い出した。テクテクさん・・・。
今更だが出て欲しかったなぁテクテクさん
んでもってその狙撃能力と孤独のグルメを遺憾なく発揮して欲しかった
それを言うならフリーザ様にも出て欲しかったな。
ベジータ涙目的な意味で面白そうだ。
フリーザ様は主催向けな感じがするのよね
参加者もいいかもしれないけど
制限したらフリーザ様っぽさが薄まりそうだしかといって
制限を緩めにしたら誰も勝てなさそう
テクテクは見た目冒険記(ニコ嬢)、中身は最新版でマーダーとして出そうかなって構想はあった
初っ端ミスして「ガーンだな、いきなり出鼻をくじかれた…」とか言わせて見ようかなとか思ったこともあった
保坂が、存在しない南春香への奉仕マーダーになって男狩りをするというのを考えていたんだぜ
そろそろ次スレ?まだいいか?
そうだねー
スレの消費早いなあ
投下くるかもしれないし、早目に立てといた方がいいんじゃね?
良く考えると囲炉裏の死亡でときちくのマーダー覚醒フラグが立ってるな。あの能力をフル活用されたらブロリーより恐ろしいことになるのは確定的に明らか。
ときちくさん囲炉裏好きだったもんなあ
修正版を仮投下スレに投下しました。
問題あると思いますので意見などがありましたお願いします。
>>954 修正お疲れ様。
一つ言いたいのですが修正版なのに「問題があると思う」っておかしいんじゃないでしょうか
>>955 生死に関わる問題とかがあるので書いておきました。
まぁ一端ダメ出しされたんだし、慎重になるさ
仮投下のSSみたけどこれで問題ないと思います
>>957 書き手は雑談でも文章に気をつけるべきとけーねが言ってた
しかし先生・・・まさか同行=死亡フラグな真の意味でのステルスマーダーであるまいな
そりゃそうだが、たかがあれぐらいのことに突っ込みを入れるのはちょっと潔癖症過ぎると思ったので突っ込んでみただけ
はい、引っ込みます
>>960 まぁ、俺もそう思ったけどな・・・しかし先人のアドバイスだし・・・
はい、俺も引っ込みます
修正問題ないと思いますよ〜
修正版、同じく投下致しました。
また問題があればどうぞ。
多分自覚あると思うけど、雪歩側の描写がないのはどうかなと思う。
変化が無いならそれでもいいけど、精神状態が変わったなら状態表内だけで済ませずに本文で触れて欲しいかな。
>>963 だからさ、雪歩の描写が無いのに心情変化してるのがおかしいんだってば
雪歩側の描写をするか、前回からの鬱モードで通すかどちらかにした方がいい
個人的には後者を薦める
>※能力(姿が見えない)などをするだけで力の消費があります。
キャラ紹介には「相手の視界に入るまで気づかれない」と
書かれているので別にステルスを張ってるというわけでなく
「ときちくを視界に収めないと気配が全く感じられない」という意味だと思うんですが
ちょっと修正多すぎじゃないか?異常なペースな気がする
書き手が増えてキャラ争奪戦が苛烈だからな。書き手も焦って推敲が緩くなってしまうんだろう
予約スピードが落ちるまで待ってる俺
絶望先生の人と雪歩の人はどうするの?
これで決定?
絶望先生はいいと思う
雪歩は修正前と状況的に何ら変わってない
◆AXS9VRCTCU氏
レンゲルバックルの件で意見が出ています。
したらば議論スレをご一読願います。
ときちく行動終了〜状態表の間に雪歩の思考を書けばいいんじゃ?
代理依頼があったのでバクラ、てゐ投下します。
ただ題名忘れてるぞー◆ra6PN0VFoc氏
「ふん、まさかな。ホルアクティにやられちまってもまたチャンスが来るとは…」
B-5の西部、草原の端…銀髪の少年が一人呟いている。
長い髪と端正な容姿に、凶悪な意思を浮かべて。
彼の名はバクラ。闇のゲームの番人にして、大邪神ゾークの分身。
「…宿主の体じゃねえな。そもそも宿主の意思も見あたらねえ。
おまけに千年リングからは邪気が抜けちまってて、触れるだけでイライラするぜ。
普通じゃありえないことだが」
自身の首に掛けられたそれを見ながら、腹立たしそうに息を吐く。
もっとも、疑問に思っているわけでもない。
普通ではありえないなら、ここは普通の空間ではないということだ。
「ここは現実世界よりむしろ闇のゲームに近い空間か。
こういった形を取っている以上、宿主の体と魂は現実空間に置き去り。
そして今の俺の体は、消えるはずだったものをご丁寧に奴らが用意したもの。
奴らが用意した以上、何かしらの小細工を仕組んでいるかもしれねぇ…
この忌まわしい首輪がなくても俺は奴らの掌の上ってことか」
そう吐き捨てるバクラだったが、その実彼の表情は喜色に溢れている。
それも当然。ここは彼にとって存外心地よい空間だった。
彼は闇そのもの。世界が闇で満ちるほど、彼は力を増していく。
そして闇を増幅させ、ゾークに永遠の力を与えるは人間の心。
この空間ほど人間の心の闇を具現化し、肥大化させる場所はあるまい。
「わざわざ奴らは俺様にヴィンテージものの心の闇をプレゼントしてくれるってわけだ。
問題は、今の俺様に与えられてる力がそこいらの人間と同じ程度ってことか…
あの場にいた人間はおそらく99人もいねぇ。
その程度の供物じゃ大邪神としてどころか、闇の大神官程度の力も得られるかどうか」
周囲を歩きながら、考えを整理するように一人呟いていく。
アテムとの戦いにおいてゾークの封印そのものは解かれた。
しかしながら、それを上回る光によって、闇は消し去られたのだ。
ならば三度ゾークとしての形を得るだけの闇を生み出せば、大邪神として蘇生することは可能。
だがそれには、数十人程度の闇では足りない。
この殺し合いで質を高めたとしても、なんとか届くかどうかと言ったところか。だが。
「せいぜいこのゲームを盛り上げて、憎悪や悲嘆を味わわせた上で死なせ。
心の闇を増幅させてこの場を満たす…『バクラ』としての役割を果たすってワケだ」
足が止まる。
「ゾーク」は無理でも、「バクラ」を現世に復活させるには数十人は十分すぎる。
たとえ、優勝の褒賞を反故にされたとしてもだ。
結論は出た。すなわち…
「いいだろう、従ってやろうじゃねえかゲームマスターども。
盛り上げてやるぜ、この闇のゲームを!」
邪悪な笑みを浮かべて、デイパックを開く。
これが闇のゲームと同じものであるならば、重要なものは力だけではない。
アイテム。イベント。設置物。それらが重要な役割を果たすはず。
闇のゲームをさんざん行ってきたバクラは、それをよく知っている。
(…せいぜい俺に地位を奪われないよう、気を付けるんだな。
俺はプレイヤーよりゲームマスターの方が好みなんでね…クク)
そして、いかなるルールにも抜け穴があることも。
反逆の意思は心中にとどめてバクラがデイパックを探っていると、携帯テレビのようなものが出てきた。
疑問を浮かべながらも付属の説明書を読んだバクラの顔に浮かんだものは…笑みだった。
※ ※
ライトたちと話し終わったあと、てゐは東のエリアへ向かっていた。
理由は単純。西はライトが行った方向、南は行き止まり、北はもともと自分が来た方向。
となると残りは東しかない。そうしてモールが見えてきた頃、後ろから足音が響いてきた。
警戒も何もない、一直線に向かってくるそれに振り返る。
(…うわ、よっわそう。しかも一人か)
駆け寄ってくる少年を見て、てゐが抱いた感想がそれだった。
役に立ちそうにない、と早くも心の中で評価を下したのと、彼がてゐの前で立ち止まるのはほぼ同時。
「ハァ、ハァ、よかった…誰かいてくれて」
「そんなに息を切らして、どうしたの?」
相手に先に口を開かれたことに心の中で舌打ちをしながら、てゐは言葉を返した。
もちろんかよわい兎を演じているが、これでは自分が助けを求めるどころか助けを求められる側だ。
「僕の名は獏良。いきなり怪物に襲われて、なんとか逃げ出したはいいけどどうしたらいいか
分からなくて、必死に逃げ回ってて…」
息を荒げたまま、彼は続ける。
目には涙を溜め、ズボンは汚れ、これ以上なくみっともない。
やっぱり使えそうにない、とてゐは心の中でため息を吐いた。
―実際は、バクラがわざわざ自分で汚したのだが。
ともかくこうなったら強引に自分のペースにしよう。
そう思い、てゐが口を開く。
「私は因幡てゐって言うの。大丈夫だよ、私もひどい目に遭わされて困っ…」
「なんだ、さっきみたいに別人を装わねえのか?」
「!!」
しかしいきなり顔を上げたバクラは、一歩足を踏み込まて近寄りながら威圧的にそう告げた。
予想外の言葉に、てゐの口が止まる。いや、予想外なのは言葉ではなく、態度も。
さっきまで息を切らしていたのに、今はそれがない。
どこか怯えた、狩られる兎のような様子は消えている。
当然だ。
さっきまでのは、宿主である獏良了を参考にした演技であるのだから。
「あいにくだったな。
俺はコイツで一時始終を見てたんでね」
そう言ってバクラは千年リングを持ち上げた。真っ赤な嘘である。
いくら千年リングが優れていようと、てゐの行動を逐一監視できるほどの性能はない。
実際には、これはバクラがとある支給品によって得た情報だ。
てゐが誰を偽ったのか名前まで分かっているのだが、それは敢えて口に出さない。
互いに手を伸ばせば届くほどの距離で、てゐとバクラは睨み合う。
「…ふん、変化の杖を使ったところを見てたってこと?
なんでもありのこの場で、与えられた道具を使いこなすことの何が悪いって?」
どこか切羽詰ったような調子で、てゐは言葉を返した。無論、演技である。
敢えて自分から道具のことを話題に挙げて、自分自身は無力であると装う。
相手がいつから見ていたかは知らないが、ここに来てから使ったのは道具と頭脳だけ。
なぜいきなり態度を変えたのかは分からないが、変えたからには狙いがあるはず。
ならば追い詰められた兎の振りをして、首を刎ねる機会を窺う。
それに対し、バクラはアテムが吐き捨てそうなほどの偽装を以って返す。
うさみみ支援
「まあ待てよ。こちとら、しがないコソ泥をやってるだけのただの人間でな。
別に嘘を責めようなんざ思っちゃいねえ。ただ確認したかっただけの話だ。
単純な話だ…生き残るために手を組まねえか?」
「私が人を騙したのを知った上で?」
「一人が言うより二人が言ったほうが、嘘に説得力が出る。
さっきの俺の演技はなかなかのモンだったろう?」
「わざわざそれを言うためにあんな真似をねえ。けど、もし私があんたを騙そうとしたら?」
「奇遇だな、俺も役に立たないようならてめぇを見捨てるつもりだ」
その言葉とともに、てゐとバクラの視線に軽い火花が散った。そこに信頼はない。
つまりは、そういうことだ。
バクラが提示したのは、相手に利用価値がないと認めれば切り捨てることを是とした同盟。
言い換えれば、俺より頭がいいと思うなら乗ってみろという挑戦状である。
互いが互いを諮りあうように見つめあうこと数秒、てゐが片手を差し出して。
「まあ、悪党と組むんなら不意打ちしても心が痛まないからね」
「ふん、痛む心があるとは思えねえがな。当分頼むぜ、相方さんよ」
バクラはそれに応え、両者は握手する形を取った。
形式上の信頼を示すもの。もっとも、そこに感情はない。
ある意味、彼らの関係を表すにこれ以上相応しいものだろう。
その後両者は歩き出し…てゐがふと話を切り出した。
「ところで、私をそれでずっと見てたって嘘でしょ?」
「半分な。実際はレーダーの助けを借りた」
「レーダー?」
「こいつだ。周囲にいる参加者の名前が表示される…それを参考にしたってわけだ」
そういってバクラは、携帯テレビのようなものを取り出した。
その画面には「因幡てゐ」という名前が表示されている。
ふーん、とてゐが相槌を打つとともに、バクラはそれを仕舞い込んだ。
ちなみに、言うまでもないが。これもバクラの嘘である。
(たかだが1000年程度を誇りにするガキがずいぶん勘のいい。
だがアイテムの本当の力については気づいてねえな。
逆に言えば、下手にアイテムを曝け出せば命取りか)
バクラが先ほど示した支給品は、レーダーではない。
正確にはコメント一覧というもので、周囲の発言を文字にして画面に表示する。
発言主を特定することも可能で、それによりバクラはてゐの発言を見ることができたのだ。
彼は開始からしばらくB-5に留まり、三つ目の支給品…光学迷彩スーツで隠れ動いていなかった。
組む上で便利な相手をコメント一覧の機能で見付けるためだ。
バクラにとって幸運だったのは、てゐが「兎」と自ら発言してくれたこと。
この支給品の届く範囲は自分を中心に半径2マス、直径4マス…一エリアよりも小さい。
これで位置に関して分かるのは、周囲にいるということのみ。
しかも発言しなければそれさえ分からない。レーダーとしての機能を求めるには無理がある。
幸い分かりやすい特徴を言ってくれたことで、バクラはてゐをあっさり発見することができた。
同行している限り裏でいかなる発言をしようと確認できる、それがバクラのアドバンテージだ。
だが。
(明らかにまだ何かしら隠してる。というか人間ですらないような気も。
何か凄い物持ってるのか、それともそれなりに腕に覚えがあるのか…
ある程度は実力行使に出られるのを隠しておかないと、対策を立てられておしまいね。
もし殺る時が来たなら一発で決めないと)
バクラは気づいていない。てゐは頭脳だけではなく、それなりの力も持っていることを。
それがてゐのアドバンテージ。頭を強調したのは、力を隠すため。
追い詰められた振りをして、話題を知恵へと向けさせたのだ。
まさにDETH☆支援
今のところ、二人の利害は一致している。
二人で組んでいれば、より信用を得やすい。
二人で話せば、より言葉に説得力がある。
二人で無力な存在を演じれば、より同情を誘う。
それがバクラが敢えててゐに話しかけた理由であり。
てゐが敢えてバクラと組むことにした理由だ。
バクラはてゐの頭脳ならばおそらく見破っても乗ってくるだろうと踏み、
てゐはバクラの意図を勘付いた上で、自分の策を補強するために乗った。
単純な利害の一致。だがそれがなくなった時、彼らは相方を殺しにかかるだろう。
彼らの行く末は、果たして。
【B-5 平原/1日目・黎明】
【チーム・うさみみ】
[共通思考]
1.集団に潜り込み機会を窺う
2.隙あらば相方を切り捨てる
【バクラ@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 】
[状態]:服に軽い汚れ
[装備]:千年リング@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
[道具]:共通支給品、 光学迷彩スーツ@東方project、コメント一覧@ニコニコ動画
[思考・状況]
1:集団にもぐりこみ機会をうかがう
2:誤情報を流し争いを促進する
3:できるだけ参加者を苦しめ、心の闇を肥大化させる
4:用済みになったらてゐを切り捨てる
※原作終了後(アテムが冥界に帰った後)から登場
【因幡てゐ@東方Project】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:共通支給品、上海人形@東方Project、変化の杖(約5時間使用不可)@ドラゴンクエスト
[思考・状況]
1:集団にもぐりこみ機会をうかがう
2:その際にベジータ、言葉、月を危険人物として知らせて信用を得る。
3:何をしてでも生き残る
4:ベジータ、夜神月を警戒
5:用済みになったらバクラを切り捨てる
※リュークが見えました。ただしはっきりとは見えず、声も聞こえません。
※月を、死神に憑かれて死が近い人間だと思っています。
【光学迷彩スーツ@東方project】
光学「オプティカルカモフラージュ」「ハイドロカモフラージュ」でにとりが使用するもの。
制限の代わりに耐久性が原作以上にひどいものとなっており、一般人の攻撃を受けただけでもぶっ壊れる
【コメント一覧@ニコニコ動画】
動画の右にあるあれ。
自分を中心として半径ニマス先までの発言を盗聴し、画面に表示する。
名前も特定できるが位置は分からない。NG機能もある
【千年リング@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
バクラが封じられていた千年アイテム。
自分の魂の一部を物質に封じ込めるパラサイトマインド、他人の魂を人形に封じ込めるマインドール、
意識を失わせる、自分の金縛り状態を解除するor相手を金縛りにするなどかなり多機能。
古代編ではバクラの分身も揃ってこれを持っているところを見ると、宿主と分離した状態でも持っていないと駄目らしい
【名前】バクラ
【出展】遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
【性別】男
【外見】銀髪の美少年
【性格】陰湿かつ残虐でキレやすいが、一方で冷静に考える頭脳もある
【能力】闇のゲームを仕掛けることができる。相手の同意がなくとも成立する。
また不良を脅したりするなど腕力も人並み以上にはある模様
【一人称、特徴的な口調など】一人称:俺、俺様
乱暴極まりない口調だが、一方で表人格を装い「僕」など弱弱しい演技もできる
【把握用参考動画】 バクラの暴言集
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm735359 【解説】 その正体はラスボス・ゾークネクロファデスの分身。
そしてニコニコではサトシとの声優ネタで有名。
投下終了です。次スレ立てるよ
投下乙
なるほど、Wのステルス。
骨がありそうなコンビができたなあ!
バクラ……。
こんどは昼寝しないようにね?
あれって外山さんに撃たれたの自覚できなくて
なんか体動かねぇ、寝るか→死亡 だったと思ってる。
991 :
Classical名無しさん:09/02/17 16:13 ID:oSHWeqJ.
埋めとく?
うめ
埋め
994 :
あ:09/02/17 17:07 ID:SsdmJWKE
梅
竹
杉
松
楠
>>1000ならやる夫の手によって『ミクハード』が実行される
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。