【基本ルール】
全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が勝者となる
生き残った一人だけが、
元の世界に帰ることができるのと、
望んだ願いを叶えることができる
ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない
ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点からテレポートさせられMAP上にバラバラに配置される
【主催者】
マルク@星のカービィシリーズ
ピエモン@デジモンアドベンチャー
その他に部下としてイビルモン、レッドベジーモン、ハグルモン他多数のデジモン勢と
パタ、ダクーガ、ボルムがいる
プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる
【スタート時の持ち物】
プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収
(義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない)
【ステータス】
投下の最後にその話しに登場したキャラクターの状態・持ち物・行動指針などを表す
ステータスを書いてください。
テンプレはこちら。
【地名/○○日目・時間(深夜・早朝・昼間など)】
【キャラクター名@出典作品】
[状態]:(ダメージの具合・動揺、激怒等精神的なこともここ)
[装備]:(武器・あるいは防具として扱えるものはここ)
[道具]:(ランタンやパソコン、治療道具・食料といった武器ではないが便利なものはここ)
[思考・状況](ゲームを脱出・ゲームに乗る・○○を殺す・○○を探す・○○と合流など。
複数可、書くときは優先順位の高い順に)
【予約について】
キャラの予約は基本的には3日
申請があれば2日くらいは延長するかもです
【作中での時間表記】
深夜:0〜2
黎明:2〜4
早朝:4〜6
朝:6〜8
午前:8〜10
昼:10〜12
日中:12〜14
午後:14〜16
夕方:16〜18
夜:18〜20
夜中:20〜22
真夜中:22〜24
参加者リスト 12/75
1/7【涼宮ハルヒの憂鬱】●キョン/●谷口/●朝倉涼子/●暗黒長門(長門有希)/●キョンの妹/○涼宮ハルヒ/●古泉一樹
1/5【東方project】○博麗霊夢/●アリス・マーガトロイド/●鈴仙・優曇華院・イナバ/●伊吹萃香/●霧雨魔理沙
0/5【THE IDOLM@STER】 ●天海春香/●高槻やよい/●菊地真/●如月千早/●双海亜美
1/5【ひぐらしのなく頃に】●前原圭一/●園崎詩音/●園崎魅音/●富竹ジロウ/○竜宮レナ
0/4【ポケットモンスター】 ●ピカチュウ/●フシギダネ/●サトシ/●ピッピ(ゆびをふる)
1/4【らき☆すた】●白石みのる/○柊つかさ/●泉こなた/●柊かがみ
0/3【現実】 ●いさじ/●福山芳樹/●外山恒一
0/3【永井先生】 ●永井浩二/●永井けいこ/●永井博之
1/3【遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】●海馬瀬人/●インセクター羽蛾/○武藤遊戯
0/3【ロックマンシリーズ】 ●ロールちゃん/●ロックマン/●エアーマン
1/2【TAS動画シリーズ】●TAS/○KAS
0/2【くそみそテクニック】 ●阿部高和/●道下正樹
0/2【新・豪血寺一族シリーズ】 ●矢部野彦麿/●琴姫
1/2【新世紀 東方三国志〜ひぐらしの憂鬱〜】○八意永琳/●ニート
0/3【デジモンアドベンチャー】 ●ゴマモン/●オメガモン/●チューモン
1/2【星のカービィ】○カービィ/●ワドルドゥ
0/2【魔法少女リリカルなのはStrikers】 ●ティアナ=ランスター/●高町なのは
1/2【ミュージカル・テニスの王子様】○日吉若/●越前リョーマ
0/1【イチローのレーザービームで地球滅亡】 ●イチロー
0/1【陰陽ファンタジーZ】 ●削除番長
0/1【自作の改造マリオを友人にプレイさせるシリーズ】 ●友人
0/1【スーパーマリオシリーズ】 ●ヨッシー
0/1【世界最強の国技SUMOU】 ●YOKODUNA
0/1【地球防衛軍3 おじいちゃんの防衛軍】 ●ストーム1
0/1【天空の城ラピュタ】 ●ムスカ
0/1【東映版スパイダーマン】 ●スパイダーマン
0/1【ドラえもんのび太のバイオハザード】 ●ドラえもん
0/1【覇王翔吼拳を使わざるをえない】 ●リョウ・サカザキ
0/1【マリア様がみてる&俺ヴォイス】 ●小笠原祥子
0/1【ローゼンメイデン】 ●水銀燈
3/4【ニコロワ運営】○マルク/○ピエモン/●コイヅカ/○アイスデビモン
【死亡確認者・場所一覧表】
見せしめ 海馬モクバ
見せしめ 双海真美
午前 ???? ゆめにっき 阿部高和、伊吹萃香
深夜 A-1 祠のトイレ キョン
早朝 A-4 森(埋葬済み) ワドルドゥ、琴姫、キョンの妹
朝 B-1 草原 鈴仙・優曇華院・イナバ(消滅)、高町なのは
昼 B-2 橋の手前 柊かがみ
午後 B-2 橋の手前 菊地真
真夜中 B-2 橋の手前 ストーム1
真夜中 B-2 橋の手前 ゴマモン
深夜 B-3 山頂(埋葬済み) 白石みのる
深夜 C-1 湿原 ドラえもん
朝 C-3 北部・山の麓(埋葬済み) 福山芳樹
朝 C-3 山道脇. 暗黒長門(消滅)、朝倉涼子
夕方 C-3 北西部.洞窟 いさじ
夕方 C-3 山道東部 スパイダーマン
夜中 C-3 山道中央部・高台. ロックマン
深夜 C-3 南部 ムスカ
深夜 C-3 山・麓付近 園崎魅音
朝 D-1 城内(埋葬済み) 永井けいこ、削除番長
深夜 D-1 城内(埋葬済み) 高槻やよい、泉こなた、天海春香
早朝 D-1 城 エアーマン
深夜 D-2 草原 道下正樹
深夜 D-2 橋・付近 友人
深夜 D-2 橋・付近(埋葬) TAS、ピッピ
日中 D-2 アンダーグラウンド・サーチライト 双海亜美
日中 D-2 平地 チューモン
黎明 D-4 草原 如月千早、越前リョーマ
昼 D-4 草原 ピカチュウ
夕方 E-2 河原 お覇王、霧雨魔理沙
日中 E-2 Nice boat.・ブリッジ 海馬瀬人
夕方 E‐2 焼け野原 矢部野彦麿、アリス・マーガトロイド、コイヅカ
早朝 E-3 町のはずれ ロールちゃん
深夜 E-3 町 インセクター羽蛾(消滅)
昼 E-3 町 オメガモン
深夜 E-3 草原 ヨッシー
深夜 E-3 町・薬局付近 富竹ジロウ
深夜 E-3 町・薬局前. YOKODUNA
黎明 E-4 塔内部 小笠原祥子
午後 E-4 塔屋上 外山恒一
午後 E-4 塔の下 前原圭一
深夜 E-4 塔・内部 ニート
昼 E-5 草原(埋葬済み) サトシ(闇サトシ)、永井浩二
午後 E-5 草原 フシギダネ
早朝 E-5 草原 園崎詩音(消滅)
深夜 E-5 草原 水銀燈
朝 E-5 草原 イチロー
夜中 E-5 草原 ティアナ=ランスター
【残り12人】
【確定参加者・場所・時間別一覧表】
夜 C-3 柊つかさ
夜 クッパ城 カービィ
夕方 E‐2 焼け野原 博麗霊夢、竜宮レナ、日吉若
夕方 クッパ城オペレータールーム KAS
夜 D-1 涼宮ハルヒ
夕方 D-2 焼け野原 八意永琳、武藤遊戯
うう、せっかちに予約するとこんなに自殺行為になるとは……
仕事速いスレ立て乙でした。
もう完成していますが、昨日と今日が忙しくて投下する時間が無さそうです。
申し訳ないですが、投下を明日の夕方頃にしても大丈夫でしょうか?
チャットもあるのに、本当に長引かせてすみません。
ゆっくりしていってね!参加者一覧の短さに全俺が泣いた
今更だけど
>ねこ鍋の中にいた 猫がどうなったか は想像にお任せします
ヒィィィィィィィィ!!
もう終盤も終盤だからなあ……思えば遠くにきたもんだ
>>11 赤字を見てゾクッとして、悲鳴の中鳴き声が混じってるのを見て、アワッ!?アワワワワワ!!!!
前スレ
>>964 >>前にmixiだかで宣伝したいって言ってた奴がいました。
すまん、そりゃあ俺だ。
宣伝する気なんて微塵も無いから安心してくれ
ホイ小僧、ニコニコで東方検索してたら「初心者のためのパロロワ講座なる物」を見つけたぞ。
あの時の俺と親父だ、さぁ、どうする小僧。
アニ2のMAP、無許可で使ってるっぽいんだが……
ほっときゃいいさ、どうせ大した脅威にゃなるめえよ
むしろ抗議書き込みでコメ数伸ばすほうが人目に付いてよくない
ランキング入ってるし…
19 :
Classical名無しさん:08/07/07 10:04 ID:C5FxQZsk
嘘だと思ったら本当だよ…
あーあ、確実に厨房が来る。
ちょっと厨房がきたときの為のテンプレ用意しようぜ?
と思ったら誰だ!?
動画内コメでニコロワ奨めてる奴!
と思ったら更に動画そのもので
「私たちの活躍を見たければ、ニコニコ動画バトルロワイヤルを見るといいぜ!霊夢なんて…」
って思いっきり宣伝されちゃってるよぉ〜!
動画内でパロロワ全体の説明とアニロワ・ニコロワがお勧めとして名前出てる
投コメにパロロワwikiのアドレス貼ってあった。現在アニメカテ22位
うp主は書き手だと言ってるから善意の紹介なんだろうけど・・・
昼から夜にかけてランク落ちるだろうし杞憂だとは思うけど
うp主が動画のコメントに気づく前に他のロワにも影響ないといいけど
あー、えーと……
空気読めない人がSS読まないように
「何かのキャラクターに熱烈な愛を注いでいる方へ
この企画はそんなキャラクターたちに殺し合いをさせるという
ある意味悪趣味な企画であり、実際登場キャラクターの9割は死亡します。
また、バトルロワイアルという特殊な環境ゆえ、
原作ではありえない行動、および狂ってしまうキャラクターも多くいます。
もちろんパロロワにはそれだけでなく、熱血・感動展開も数多くありますが、
万が一、あなたの大好きなキャラが死亡、または狂化し外道になってしまっても
所詮2chの一企画の中の出来事として、冷静に受け止め、
他の読み手や書き手の方々に迷惑をかけないと断言できる方のみ
この先にお進みください」
位の注意書きを入れたほうがいいのかな……?
厨はそんな長文読まないだろうな
24 :
Classical名無しさん:08/07/07 16:10 ID:cvYrUi/s
これくらいなら・・・・・・きっと・・・きっと読んでくれる。
「キャラクターが死んでも狂ってもグダグダ言わないことを前提にお進みください。」
sage忘れスマソ;;
変な雰囲気になったとしたら、華麗にスルーってのが一番かもね
んじゃあ、何が来てもスルーって事にしようか。
問題なのはまとめwikiを荒らされるかもしれない事かな?
そこだけ抑えればいいと思う。
28 :
Classical名無しさん:08/07/07 17:02 ID:yPkvGT6s
取りあえず
「著作権、肖像権的に問題になりそうなものがあったら下記のメールまで」
的な事を入れておいた方がいい気がする
通報厨とかもくるだろうし
そこまで行動力を持つヤツらが現れるかってな話だけど
件の動画でニコロワの名前がけっこう出てるので警戒だけはしといたほうがいいだろね。
あとは、その動画に下手にコメントしたりしてランキングに姿を遺されても困るから
興味本位で見に行かない方がいいかも。(動画についてお知らせしたの俺だが……
ぬう・・・新人書き手さんか・・・
やはりニコロワかな?でも終盤のロワは新人さん簡単に入れないしなあ・・・
動物辺りか?
・ギャグキャラが多い、更にそいつらを遠慮なく殺したロワ出身
・最近爆弾SSが投下されてたロワ出身
・アニロワとニコロワが好き
……本当にここの住人じゃね?
色んな場所の宣伝コメあるし、この話題疑いだしたらキリがないぜ!
今は、今日のSS投下を待つのが一番さ!
33 :
Classical名無しさん:08/07/07 18:34 ID:Xz4nPHUA
そして一年後・・・
こうしてjU59はもう試験期間に予約しないと誓ったのであった。
遅れてすみません、投下しようと思います。ニコにあった恐い動画に屈しない!
タイトルは
「えーりんと闇AIBOに死ぬほど言葉攻めされて涙目なピエモンB」で
タイトルで即吹いて支援
二度目の夕暮れ。
放送はいつもの主催が喚くいつも通りのものだった。
けれど、僕にとっては少し違った放送となった。あの人の――
――海馬君の、名前が呼ばれたから。
正直、ありえないと思っていた。
いつも自分のロードを突き進んでいた海馬君に、死のイメージなんて重ならなかったからだろうか。
だけど、それ以上考えることはできなかった。それよりも気がかりな人が隣にいるせいで。
「愚かな主催どもは分かってないわね。神には肉体なんて関係ない、何度でも蘇るのよ!」
夕闇となった空に響く、1つの声。
あの死闘の後、沢山の人が死んだ。主催の1人も放送で呼ばれ、ハルヒも例外ではなかった。
でも、だからといって他の主催陣の様子が変わるわけではない。
そして困った事に、永琳の主張も変わることはなかった。
博之さんから落ちて気絶していた僕が目覚めた時だ。
永琳は、あそこまで派手に裏切った僕に対して、一緒に行こうと主張した。
"神が私達を置いて死ぬはずがない! 必ず探し出して、そして全て元通りにするのよ!"
――そう喚く永琳の様子は「狂信者」という言葉がぴったりで、以前の姿とまるで別人だった。
永琳曰く、神の死体はあったが、肉体は仮の姿でしかなかった、とのこと。
その証拠に神は永琳の願いを聞き入れ、僕を復活させてくれたんだとか。
悪いけど……全くもって意味★不明だった。
もうこっちの説得どころじゃなくなってしまった。いくら永琳の話を聞いても今の僕には理解できない。
あと、僕が死んでもニートの誓いを破ることになるから、それも譲れないらしい。
……逆に永琳の被害者になっている気がするのは僕だけ?
「ねえ! そういえば私、前からあなたに愛称をつけようと思ってたのよ、いいでしょう!」
すぐ横から不気味なほどに快活な声が響く。
……あの、さっきから言動が支離滅裂なんだけど。
僕はげんなりしてため息をついた。僕の方は体が痛くてろくに動けないし、何だか凄くだるい。
そういえば、昨日の夕方もこんなんだったっけ。熱でよく覚えてないけど。
とにかく、どう見ても永琳の様子がおかしい。一緒にいるとこっちまで狂ってきそう。
会話が噛みあわないのに執拗に話しかけてきたり、神、神と狂信者のように熱心に語ったり。
僕はというと、動けないのをいいことに、永琳の成すがままにされていた。
「愛称って……、何のことだよ」
「何がいいかしら、遊香……遊子……遊曇華院……ユーフラテス川……うーん、違うわねー」
「……あのさ、それってもう一人の僕の事じゃ?」
「あら、そういえばそうね。ならあなたも一緒に考えてみない?」
「もう、勘弁してよ……」
僕ら……、いや永琳は、ハルヒがいたという場所に向かっている。永琳は何が何でも僕とハルヒを会わせたいらしい。
「ねえ、どこに進んでるの? ハルヒがどこにいるのか分かるの?」
「駄目よ遊戯、ちゃんと神って呼ばないと怒られちゃうわよ」
その思いに比例して、僕がここから逃げ出したいという思いは切実になる。
けれど、このままじゃ絶対にそれは叶わないだろう。ただでさえ動けないのだから。
仮にハルヒが生きていて会えたとしても、あいつが僕を再び生かしておくはずがない。
なのに生きたいなら神の所へ行こうだって? 死期が早まるのがオチじゃないか。僕は絶対に嫌だ。
もう僕を仲間入りさせようとしても無理だって、何でそれが分からないの?
何でそこまで僕に執拗に絡むんだ!
……あいつのせいだ。
あいつがいなければ、永琳はここまで妄信的な奴にはならなかったんじゃないか。
憎いけど、その気持ちは分からないことはない。でもそれじゃ駄目なんだ。
本当にあいつの為に殺しをするんだったら、僕のことは斬り捨てていってよ。
いっそのこと、ここに放り投げていってもいい。
僕だっていつまでも付きまとわれるのはごめんだ。
ハルヒに殺されるくらいなら、川に飛び込んで溺れ死ぬ方を選ぶ。
「ふふ、遊戯……。絶対にあなたを守ってみせるから……心配しなくていいのよ」
夢見がちに笑う永琳が、不気味だった。
数十分後、僕たちは一面真っ黒な、元は草原だったところにいた。
「……え、永琳、足元っ!」
「え?」
永琳が足を滑らせ、焼け野原が一瞬にして視界から消える。
気づけば僕と永琳はクレーターのような穴で転がっていた。
「いたた……、ま、前見てよ」
「あら、ここは前にデーモンや神が暴れまわったところじゃない。懐かしいわ」
デーモン?ああ、だからさっきから焼け野原だったのか。
泥を払い、永琳が先程同様僕を背負って立ち上がる。すると、今度は後ろから何かが近づいてくる音が聞こえた。
その方向を見ると、何かオンボロな車がのろのろとこちらへと走ってきている最中だった。
「遊戯、あれは何なのかしら?何だか派手な戦車ね」
「なにあれ、痛い柄の車だなあ……」
何だかあからさまに怪しいので、クレーターの中でやりすごすことにする。
そして、すぐ脇まで近づいてきた車の中を見る。乗っていたのは意外な人物だった。
やらないか
「もう一人の僕、それに……ピエモン?」
「どうして主催が……、まさかユーギが捕らわれたの!?」
見間違えるはずがない。
助手席と後部座席、それぞれに座っていたのは、もう一人の僕とあのピエモンだ。
永琳が薬のような物を飲んで叫ぶ。
「こうしちゃいられない。王様ユーギのことを保護しないと! 遊戯、しっかり掴まっているのよ!」
「え? なに……うわあ!」
そして、そう言い終わるが早いか、全速力で走り出した。
風を切り、クレーターを飛び越え、矢のように車目掛けて近づいていく。
人間ではあり得ない速度だけど、そこを突っ込むのは野暮だろうか。
僕はただ、必死にしがみつくことで精一杯だった。
◆
所変わって車内。
車から見る焼け野原は、ドライブというには心苦しいものがある。そのせいか、中の3人は始終無言だった。
そして同時刻、のろのろ運転な痛車の後ろから現れたのは、神速の如く走る人影。
それが息つく暇もなく車に接近していたその時、車内では、サイドミラーを見た兄貴がその速さに仰天していた。
「な、何だ!? 誰かがもの凄い速さで、走ってき――うおわっ!」
「なぁっ!?」
突如感じた、ガクンという上からの衝撃。
直後、後部座席のピエモンが悲鳴を上げる。その脇には大振りの剣が生えていた。
兄貴は咄嗟にブレーキを踏み、車を停止させる。
「誰だ!」
闇遊戯はドアを開けて車の上に立つ人物を睨む。すると、返ってきたのは意外な声だった。
「ああ、姫様の遊戯、無事だったのね!そこで待ってて!」
闇遊戯は少し首を傾げる。永琳ってこんなキャラだったっけ、と。
命からがら兄貴も脱出してきたが、ピエモンに関しては察してもらいたい。
「お、お前、何なんだ? 人間がどうやってこんな身体能力を……」
息も絶え絶えなピエモンが上に向かって尋ねる。永琳はそれを聞いて不適に微笑んだ。
「ドーピングヤゴコロスープよ……。
さあ、私があなたを捕らえるのを、止められるかしら?」
いや、意味が分からん。
3人の気持ちが一つになる。そうしている間に、目の前の車があり得ない動きを始めた。否、永琳が動かしていた。
なんと車体の右側がだんだんと持ち上がっていくではないか。
「僕……知らないよ。あそこまでするなんて思わなかったもの」
「あ、AIBO?! 無事だったのか?」
「全然」
少しして、遂に車が横転する形になる。細い女の人の腕でやったと考えると、異様な光景だった。
息つく暇も与えず、今度は車からピエモンを引きずり出す。
数分も立たないうちに、ピエモンは永琳の目の前でひれ伏す形となっていた。
「さあ、主催、これで逃げられないわ。観念して答えなさい。ユーギをどうするつもりだったの?」
「な、何故、そうなるんだ……私は何も……」
「とぼけるなッ! 違うなら一体何だというの!」
鬼気迫る勢いで王者の剣を地面に突き立てる永琳。
ピエモンは既に目に諦めの色が浮かんでいた。助けを求めるように兄貴に視線を送る。
しかし、兄貴の様子がおかしい。事態はピエモンにとって最悪の展開となっていた。
「ああ、えーっと、すまないな。そろそろ時間切れみた……」
そう言い終わらないうちに消えていく兄貴。
流石にその光景を見かねた闇遊戯が、慌て弁解しようと割り込んだ。
「え、永琳! 逆だ、逆なんだ!元々は俺が……」
しかし、永琳は聞く耳持たず、いきなり闇遊戯を抱き締めた。
「ああ、遊々子! もう大丈夫よ。何もされなかった?」
「せめてさ……呼び名、統一しようよ」
「ぐく……、散々なのは……私のほうなのに……」
支援
理不尽だ。
永琳が再開を喜ぶ横で、ピエモンは思った。
私は主催なのに、何故こんな目に会わねばならないのだ。城に残ったマルクは勝ち組だろうな……。
ん、勝ち組……?
そして、ピエモンはあることに気付く。
(……まさか、これは始めからマルクの罠だったのか?)
私を怒らせて城を出るように仕向け、ジアースを使わせないように手配し、いざ城を出たらどさくさに紛れてジアースで殺す。
ついでにコイヅカにジアースを操縦させれば、両方始末できて一石二鳥だ。
それら全て、マルクによって仕組まれていたとしたら?
なんてことだ。私は最初からあいつの手の中で踊らされていたにすぎないのか。あいつ手無いけど。
勝手に疑心暗鬼に陥るピエモンの頭の中で、次々と偶然が必然へと変わっていく。
もちろんそんなことを知る由もない永琳は、再び尋問を始めようとしていた。
「まあ、この際、遊々子が無事だったからいいわ。じゃあもう一つ聞くわよ。
優勝景品の"願いを叶えることができる"っていうのは、本当のことなの?」
その問いを聞いて、ピエモンが開き直ったように笑った。
「さあな、マルクの提案だから、嘘でも本当でもあるんじゃないか……」
「……どういう意味?」
「私は知らんな。元々……私は完遂が目的であって、その後優勝者がどうなろうと知ったことではない……!」
永琳は目を細め、無言で剣を抜く。
そして静かに言いはなった。
「そう……全く役に立たない主催ね。余程死にたいのかしら」
「え、永琳……」
闇遊戯が不安そうに声をかける。
「まあ、人質には使えそうだから、とりあえず拘束して……」
「永琳!」
今度は表の遊戯が腕を引く。
「もう、さっきから何――」
ガガガガッ!
「――え?」
突然、永琳とピエモンの間に4本のナイフが刺さる。その後ろから一つの影が夕闇に現れた。
「ぶるぁぁああ! 貴様らぁぁああ!!」
あたりにこだまする程の大きな声。
その声の主――アイスデビモンは、怒り心頭で叫び続ける。
「どこかで見た痛車があると思って追いかけてきたら……、お前らここで何てことをしているぅ!
ネズミのように逃げおおせるのか死ぬのか選べぇぇい!!」
再び銃剣を構え、突進するアイスデビモン。永琳は二人の遊戯を抱き抱えて跳躍する。
「くっ、また主催側ね!?」
「ねえ、あいつの飛ばすナイフ……危険だよ。刺さる側から凍っていく」
アイスデビモンから距離を取り、永琳は二人を下ろす。
「……そのようね。でもあなた達は心配しなくていいわ」
「永琳……戦うのか?」
「当たり前よ。せっかくの主催なのよ、ここで逃がすわけにはいかないわ」
そう言って、飛んできた銃剣を王者の剣で弾く。遊戯は不安そうに、落ちたナイフを見つめた。
「ピエモン様ぁぁ〜、ご無事ですかぁ?」
「ア、アイスデビモン……来てくれたのか……」
ピエモンは、アイスデビモンの登場に感動していた。彼はピエモンにとっての救世主となったのだ。
もう諦めかけていただけに、ピエモンはそう感じていた。
一方のアイスデビモンは、ピエモンの瀕死っぷりに目を見開いた。
「あいつら……ここまでピエモン様をボロボロにしたのか! なんて奴らだってヴぁ!許さん、断じて許さんぞ!」
怒りに燃えるアイスデビモン。
実はほとんどがジアースの仕業なのだが、アイスデビモンの知るところではない。
銃剣を抱え、彼は勢いよく飛び出していった。
さて、二人の遊戯を守りながら戦うのは面倒ね。避難させたとしても狙われちゃ元も子もない。
「覚悟しろ、ぶるぁぁああ!!」
「伏せて!」
2本、どうという事はないわね。
戦国の世で降り注ぐ弓矢に慣れ、DCS-8spによって上がった身体能力の前には、銃剣くらいのものは止まってるも同然。
次は4本。目の前まで引き付け、剣で払い落とす。
その向かいで、化け物の顔が歪んでいくのが分かった。
更に撃たれた4本を沈め、間髪入れずミニ八卦炉を撃つ。ううん、カスリね。
すんでのところで避けた化け物が怒って何か叫んだ。
けれど、あちらの攻撃が見切れるからといって決着がつく訳ではない。
こちらの攻撃も当てられなければ、防戦一方のままだ。
二人の遊戯は私の後ろにいるから今のところ流れ弾の心配は無い。が、さっさと始末するに越した事はない。
私はこいつではなく、早くピエモンの尋問をしたいのだから。
今度は銃剣の後に氷の矢を混ぜて打ってきた。
だが、ドーピングで向上した動体視力の前には意味を成さない。数を増やそうったって無駄よ!
「遅い!」
あちらが痺れを切らせて打ってきた一斉射撃。ならば私は、その直後の隙を突く!
速く束で向かってくるナイフ弾を弾幕で相殺し、その後からばらまかれる氷弾を剣で斬り捨てながら避け。
――今だ!
息もつかず、私はポケットのミニ八卦炉を取りだす。
「うぁ……!!」
しかし、そのまま撃つことはなかった。構えたままの私の手が、震えるのを感じる。
背後を振り向く。遊戯が肩を真っ赤に染めて倒れるところだった。
「遊……!」
ドスッ。
直後、私の体に走る激痛。
続いて背に、肩にナイフが刺さり、私はそのまま成す術もなく倒れた。
「そ……んな、何で……?」
私が見逃すはずがない。遊戯は私の背後にいた。遊戯に向かう攻撃は全て処理したはず――
背後……、まさか!
「ピエモンッ……!」
「ピエモン様!」
ユーギとアイスデビモンが同時に叫ぶ。あの、主催めが!
私も霞む目を凝らして睨んだ。遊戯の刺さっていたナイフはピエモンが投げたものだったのだ。
「アイスデビモン……。借りは、返したぞ……」
ピエモンが呟く。目の前の化け物が醜く笑う。
私は全身に寒気が走った。
あいつらに、負けるの……? 今まで高見の見物をして私達を嘲笑っていた、あいつらに?
私達はあと少しで勝てた。なのにどうして天はあんな奴らに味方する!?
憎い、憎い!そんな偽物の神は、我らが神の餌食となるべきだ!
気がつくと私は、がむしゃらに銃を乱射していた。
当たるとか当たらないとかはもはやどうでもよかったのかもしれない。ただあの瀕死の主催が憎かった。
しばらくして訪れる、弾切れ。カチンと気の抜けた音が空しく鳴り響いた。
一瞬の静寂を破るのは、もちろんその従者だ。
「お……前……なぁにをしてくれてんだぶるぁぁああ!! この世に生まれたことを後悔させてやるわぁぁ!」
そう言って、銃剣を構える。
ああ、神は私を見捨てたの? 私はあれだけ頑張ったのに、後はこのまま死ぬだけなの?
私の理想が、音を立てて崩れ去っていく。
あり得ない、ここでやられるなんてあり得ない。私は神と合流して、全てを元通りにするのよ。
こんな主催どもに……負けるはず……
「死ねぇぇい!!」
唸りを上げて飛んでくる銃剣。
それに対する私の最後の抵抗は、ただ目をつぶるって祈る事だけだった。
「どうか……神……!」
「……魔導戦士ブレイカー、召喚!」
直後、何かが弾けるような音が辺りに鳴り響く。そのまま、銃剣が地に落ちる音がした。
私の元に来ることはなかったのだ。
ああ、神、神なの? またしても私の願いを叶えてくれたの?
目を開ける。私の目の前に立っていたのは、一人の少女だった。
「え……?」
それでいて、私の意図していない人物だった。
「ユーギ……? 何で……?」
そうだ、この場で動けるのはアイスデビモンだけじゃなかった。
でも、ユーギは私が守るはずよ、逆じゃない。でも、守るはずの遊戯は後ろで倒れてる。
じゃあ……遊戯が倒れてから私は……
――私は今まで、何 を や っ て い た ん だ ?
そうだ、私は遊戯を守りきれなかった。私はそれから逃げて神にすがっていたんだ。
ニートへの誓いさえも守れずに!
「……永琳?」
「あなたは、下がってて……!」
「……悪いが、そうするつもりはない」
遊戯の出したモンスターが攻撃を防ぐ。だが、複数の攻撃を全て防ぐ事はできていないようだった。
どうやら、長くは持ちそうにはない。
「どうして! そのモンスターの指示……、してくれるだけでいいのよ……!」
掴んだ腕に力が入る。すると、ユーギが顔をしかめて叫んだ。
「離 せッ!!」
その気迫に驚いて、動きが固まる。
「俺はお前を、見殺しにするつもりは無い! もちろん、相棒もだ!」
「ユーギ……でも」
突然、腕を引かれる。小さな手に思い切り引っ張られ、私は前によろめく。
それと同時に、銃剣と氷の矢の合わせ技が私達を襲う。
「来る!」
ユーギが私の前に立つ。私はそれを止められず――氷がその体を直撃するのをただ見ていた。
ユーギが倒れるのと一緒に、モンスターも消える。
「そん、な……」
倒れるユーギを見て、膝をつく。地面が妙に冷たく感じられた。
「ユーギ……?」
その小さな体を赤い血が染めていく。確実に死んだと思った。
よく見ると、血は脚から流れ出ているのに気付いた。胸に刺さったはずの氷が見当たらない。
そうか、そのはずだ。彼には――金の装飾品があったからだ!
私は痛みで焼き切れそうな体に鞭打って、また立ち上がる。
まだだ、まだ終わっていない!
彼女が残した勝機を、決して無駄にしない為にも。私は、負ける訳にはいかない!
「まだか、しぶといんだよぶるぁぁああ!!」
2本の銃剣が頬を掠れ、髪を切り落とす。
その間に、私はヲタチをボールから取りだし、指示を与えた。
「頼んだわよ……!」
再びヲタチを入れたボールを高く放り投げる。その瞬間、銃剣がわき腹を裂き、腕に刺さった。
あまりの激痛に再び私は倒れる。血がひたすら私の身体を伝っていった。
もう体の状態がどうなってるかなんて分からない。分かっているのは、私はそろそろ死ぬということだけだった。
そういえば……、死の恐怖なんてずっと忘れてたわ。いや、元々無かったかしら?
「ま、まだ……立ち上がるのか……貴様ぁ……」
あら、悪いわね。あなたの予想と違ってて。
だって私は、誇り高き月の民だもの。私を地球人と一緒にしてもらっちゃ困る。
「ふふ、実は私…あなたを……倒すまで……死ねないのよね……」
「ふざけるな、いい加減……いい加減くたばりやがれぇぇ!!」
アイスデビモンが銃剣を構える。
いくらでも来なさい、もう私は揺らがないから。
……ああ、でも、即死攻撃はお断りしますわ。
「今よ、ヲタチ」
攻撃の直前に地に着いたボールは、アイスデビモンの背後に開かれた。
その中から拳に炎を纏ったヲタチが現れる。アイスデビモンがそれに気づくも時既に遅し。
次の瞬間、彼は炎のパンチを叩き込まれ、転がりながらうつ伏せに倒れた。
攻撃を加えたヲタチは、そのまま一目散に逃げていく。上出来ね、永遠亭で飼ってもいいくらいだわ。
気付くと、私の頭の中で色々な想いが駆け巡っていた。これが、走馬灯? まさか体験するとは思わなかった。
古泉……2人の遊戯……、私のわがままに付き合わせてしまってごめんなさい。神のことは頼んだわ。
あなた達に、私は救われた。
ニート、私はあなたの為という名目で殺し合いに乗った。元に戻したいが為に沢山の罪を犯し続けた。
最初から分かってた。もう私は、ニート軍の「軍師えーりん」には戻れないって。
でも、私は今までの選択を、決して後悔しない。だから、ごめんなさい。
そして、神。
最後まで傍でお守りすることができなくて、ごめんなさい。
私は今でも、神が目的を成し遂げてくれるのを願っています……。
「……これで、最後よ」
私は先程出した小型爆弾を握りしめる。
このスペルは私の願いと、主催への皮肉。この爆弾は私の使い魔。
さあ、私の想い、破れるなら破ってみなさい……!
―― 蘇活「生命遊戯−ライフゲーム−」
◆
支援
長いような短いような時間が過ぎた、気がした。
誰かが僕を呼ぶ声がして、ぼんやりと目が覚める。周りは何の物音もせず、ただ暗かった。
起き上がろうとすると、激痛が走る。僕は思わず悲鳴を上げた。
地面から肩が離れるだけでも気を失うかと思うほどだ。
目が慣れてくると、辺り一面ナイフだらけなのが分かってぞっとした。
「ゆう……ぎ……?」
不意に近くから声をかけられ、驚いて振り向く。血だらけで、息も絶え絶えな永琳がそこにいた。
「起き……たの? よか、た……。だいじょ、ぶ、傷……そこまで、深く、ないわ」
「……永琳?」
言われて初めて、傷の手当てがしてあることに気づく。まさか、この状態でやったのだろうか。
「もう一人の僕は……?」
「だい、じょうぶ……。でも、元に……戻すなら……額の、パッチを、外して……げて……」
「……分かった」
聞き間違いかと思うほど穏やかな声だった。
こんなになるまで戦っていたのなら……永琳はもうすぐ死ぬのだろう。なんとなく僕にもそれが分かった。
だから、どうしていいか分からなくなった。
戦闘になったのは永琳のせいだったけれど、責める気も起きない。
むしろ、永琳が本当に僕らを守り通したことに驚いていた。
「……ね、ゆ、うぎ……。ひとつ……ききたい、ことが、あるの……」
闇に染まっていく空に、永琳の声が静かに響く。
横の永琳を見る。先ほどの彼女とは別人のような、穏やかな顔が僕を見つめていた。
「……なに?」
「ニートの……げほっ」
本当はもう喋るべきではないのだろう。血を吐きながら永琳は言葉を続ける。
「あなたの、見た……、ニートの、よ、様子を……教えて……くれない?」
一言ずつふりしぼるように発せられる言葉。
途切れ途切れだったが、それでいて嫌に落ち着きを取り戻していた声だった。
「ニート君育てたの、永琳だなんて言わないでよね?
……どうしようもない奴だったよ。動かない上に、わがまま放題で」
「……そう」
永琳が口をわずかに動かす。言葉にならないかすれた声が、彼女の死を間近に感じさせた。
その否定しない態度を見る限り、本当にニートはそういう奴だったのだろう。
でも、永琳は、死ぬ直前までそんなニートのことを思い続けていた。
そう感じた瞬間、僕の口から自然と本音がこぼれる。
「……ねえ、永琳は殺し合いに乗って、一人でずっと悩んでた。それは、あいつがいたからなんでしょ?
……僕は、嫌いだよ。あんな奴」
「…………」
「でも、ニートは幸せ者だったと思うよ。……そこまであんたに想われてるんだから」
それだけは……僕にも分かる。だって、多分、僕も同じだから。
永琳がわずかに目を丸くして僕を見る。一瞬、目が光を取り戻したように見えた。
「……そう……」
次第にその目は、眠るように閉じていき。
その顔は、柔らかく微笑んだ。
「ありがとう……」
それっきり、永琳が目を覚ますことはなかった。
◆
「何……だと……? 今、何と言った!?」
「もう、面倒だな。君はマルクに裏切られてこうなってるんでしょ? なら、決めるのは簡単じゃないか」
「確かに……そうだ、が……!」
一難去ってまた一難、と言うべきだろうか。
今度は、死人のような形相の遊戯が、包丁を持って私の目の前に立っている。
私が動けないのをいいことに、あいつに有利な話し合いの真っ最中なのだ。
いや、これはそんな平和なものなどではない。これは、脅し……。完全なる……脅しだ……!
ざわざわと背筋が凍る。まさか、こんなガキに、このピエモンともあろうものが。
"犬死にしたくないなら僕ら対主催に協力しろ" と脅迫されるだと!!
尋問されてここに着いた経緯を話したらこれだ。
そして、例え話さなくても今まで通り人質。死体でも私の部下を怯ませるには十分とのことだった。最悪だ。
ちらとすぐ横を見る。あの凄まじい弾幕に吹き飛ばされたアイスデビモンは痛車に激突した後伸びきっていた。
もはやこいつらから逃れる術は無いというのか。
大体、どいつもこいつも私を誰だと思っている。おい、監視デジモン、お前もそこにいるなら助けに来い!
まさか、さっきの弾幕で死んでるなんて言わないだろうな――
「早くしてよ。手短に済ませたいんだ」
突然ひやりとした感覚が首から伝わる。遊戯が包丁を軽く当てていた。
「ふざ……けるな。お前達に協力だと? 私は…主催だぞ……!」
「そんなの知ってるよ。主催じゃなきゃ生かす意味ないじゃん」
恐ろしいことを平然と言ってのける。これが噂の闇AIBOなのか。
こいつの"生かす"というのは憐れみでもなんでもない、利用する気満々だ。
「君が放送で呼ばれてごらん。君の死を喜ぶ奴の中にはマルクが入ってる。あいつは一人勝ちってわけだよ」
……それもそうだ。
私自身はもちろん、アイスデビモンもあいつらにやられて伸びている。
もう私たち二人で参加者を殲滅させるのは不可能と、そう認めるしかないのか。
「それならさ、あいつに一矢報いてやればいいじゃん。なのにどうしてそんなこと言うの?」
そう、私は主催だから、参加者の上に立っていた存在だから、葛藤していたのだ。
こいつらに利用されるのは癪だ。
だが……よく考えれば、このままマルクに踊らされっぱなしで終わるのは更に癪だ。
最初から私を騙していて、用済みとなったら事故に見せかけて殺す。あいつはそんな奴だったのだ。
その事実を実感すればするほど、私の中でマルクへの憎しみが肥大化していく。
ならいっそのこと、こちらも裏切ってやるのがいいのではないか?
裏切り者には裏切り者の末路があることを教えてやろうじゃないか。
そうとなったら、あいつに復讐するまでは何が何でも死ぬわけにはいかない。
もうなりふり構っている場合ではない。
だから――
――私は主催をやめるぞ、マルクーッ!!
「……分かった。持っている情報は全て話す。主催者権限も使えるだけ使う。その代わり、必ずマルクを……」
「そう、良かった。マルクを倒すのは元々みんなそのつもりだし、心配いらないよ。
じゃあ、ついでにしぶといあいつの説得もよろしくね」
遊戯がにっこりと笑って私の後ろを指差す。
そこにはさっきまで気絶していたアイスデビモンが、ぶるぶると体を震わせて伏せっていた。
「……ピエモン様ァ……本当なんですくぁ?! その傷はマルク様の仕業だったなんて……」
ん、何でそれを……。こいつ、実はとっくの昔に起きていたのか?
「……その様子だと、最初から聞いていたのか。私と遊戯の話を」
「す、すみません、隙を見てぇ……殺そうかと思ってたんですぐぁ……」
アイスデビモンが遊戯をちらと見る。
よく見れば、遊戯は私とアイスデビモンの一直線上にいた。こいつも最初から気付いて話をさせていたというのか。
「……マルクがやったのは確かだ。私が城を出ていった所に、コイヅカとジアースを襲撃させたのだからな。
私の今の状態を見て、それが嘘だと思うか……?」
私の言葉を聞いて、アイスデビモンの顔がみるみるうちに真っ青に染まる。
「そ、そんなあぁ……マルク様が……。ピエモン様ぁ、私めはどうすればいいんでしょうかぁ……」
「……また、私についてきてくれるか? 私にはもう、お前しかいないのだ」
大きく見開いた眼を潤ませて、アイスデビモンは承諾してくれた。
そんな私達を見ていた遊戯もにこりと笑う。
「じゃあ、君らはその車を使えるようにしたら、僕のところに来てね。頼んだよ」
遊戯はそのまま踵を返そうとする。すると、何故か突然その場にくず折れた。
よく見なくても顔色が悪く、冷や汗をかいている。ショック状態だろうか。
ああ、私のやったトランプソードの傷か。あいつも瀕死なのは同じだったな。
「……おい、協力が決まったばかりなのに死なれては困るぞ。他の対主催と合流するんだろう?」
そう言うと、遊戯がぎらぎらと目を光らせてこちらを睨んだ。
ただのガキのものだというのに、この殺気。まるで死神だ。
こいつにだけは呪われたくないと思いながら、おぼつかない足取りの遊戯を見送った。
◆
僕が永琳のところまで戻ると、座ったまま呆然としている影が見えた。
「もう一人の僕?」
近寄って話かける。その返事は、一歩遅れて返ってきた。
「相棒、……永琳は、死んだのか?」
「……うん」
「くそっ……」
地面を殴る鈍い音が聞こえ、しばらく僕らの周りを静寂が包んだ。
僕は黙って、手に持っていたペットボトルを開け、中の水を永琳の顔にかける。
血だらけだった顔は元の白さを取り戻し、またすぐに目を覚ましそうに見えた。
逆襲のB 始まります支援
支援
「相棒、永琳を……埋葬したい」
少しして、もう一人の僕が呟く。
ずっとあのハルヒの元にいたんだ。もう一人の僕は、永琳に救われてたのかもしれない。
とにかく、僕ともう一人の僕とでは、永琳に対する気持ちが異なっていた。
だって、もう一人の僕は、泣いていたから。
少女の姿で涙腺が弱いのもあるんだろうか、とにかく永琳の死を本気で悲しんでいた。
そして僕は、そういう人がいたことを知って、少し安心した。
「分かった。手伝うよ」
僕は頷いて、手の中のペットボトルを握る。
「相棒、ありが……ごふっ!?」
そして、それをもう一人の僕の口に突っ込んだ。
しばらくして、彼は咳き込みながら倒れる。虚ろな目でこちらを見た後、そのまま意識を失った。
「ごめん、……おやすみ」
僕はペットボトルの水をデイパックにしまい、その少女の額を眺めた。
「あった、これだね」
何かのパッチって言ってたっけ。それを取ると、その姿はみるみるうちに縮んでいき、パズルへと変わった。
僕が一度は見捨てたパズル。あの選択は、本当に正しかったのだろうか。
でも、幼女になるなんて意外というかなんというか、ここの技術ってへんてこだよね。
ともかく、千年パズルはようやく僕の元に戻ってきた。もう絶対に手放さない。
「お前……今のは何だ? まさかそいつを殺すとは、思ってもみなかったぞ……」
パズルを首にかけると、背後から声をかけられた。
ピエモンとアイスデビモンがお互い支えあってこちらへと近づいてくる。ああ、歩けたんだね、ご苦労様。
「何言ってるんだよ、睡眠薬だよ。あんな怪我してるのにまだ働くつもりだから、こうしないと聞かないと思って」
「……お前も大概、外道だな」
「あとこれも必要だしね、はい」
あっ、とアイスデビモンが尻餅をつく。
次の瞬間、ピエモンがいた場所に可愛らしい幼女が現れた。
きょろきょろを辺りを見回して座っている姿に、以前の見苦しさはない。相変わらず瀕死だけど。
「合流する前に殺されちゃかなわないからね、こっちのほうがやりやすいでしょ。あとこれに見覚えある?」
すぐ傍にある死体を指差す。
永琳かアイスデビモンの攻撃にでも当たったのだろうか、そこにはデジモンだったものがいたのだ。
「監視……だな?」
「やっぱり? なら、君の裏切った情報は、あいつらに渡ってないと思う?」
「ここの監視はどうだか知らないが……、あいつらはよく巻き込まれるからな。
首輪も無くなった今、もし……監視の生き残りがいても……詳細までは伝わらないかもしれんが……」
「永琳の奴は、無数の弾幕をばらまいてましたぁ、おそらく……こいつの他にも、巻き添えはいるでしょう」
何だ、監視って主催が全部把握してるもんじゃないのか。マイッタナー。
まあ、その時はその時だ。
投下がくるとつい支援しちゃうんだ
なんというB支援
たとえ腹を壊してても! 支援するのをやめないッ!!
「だ、だが……俺はどうすればぁ……? あいつらに合流するのはいいがぁ、俺は……海馬を殺したんだぞぉ」
アイスデビモンが恐る恐る聞いてきた。
へぇ、こんな奴に海馬君は殺されたわけか。そんなこと言ったら、僕だってお前を殺したいと思ってるよ。
「僕が話してみるよ。もしあっちが決着をつけたいって言うなら、終わった後に決闘してもらう」
アイスデビモンが身震いしてピエモンを見る。ピエメンは申し訳なさそうに目を反らした。
僕はそれを無視して話を続ける。
「そういうことで、今すぐ出発したいところだけど……、ちょっと手伝ってもらいたいことがあるんだ」
永琳の墓を作るために僕が二人に頼むと、しぶしぶと協力してくれた。
嫌々だろうが人手があればそれでいい。2人が穴を掘り始める中、僕は永琳の持ちものを回収する。
そういえば、もう一人の僕はデュエルディスクを持っていた。
でも、僕は腕を怪我したから使えないかもしれない。そう思うと、悲しかった。
もし使う時が来たら、そのときはピエモンのパッチを返してもらって、もう一人の僕に使わせようかな。
ピエモンはもう一人の僕が落としていったカプセルのような物を拾い、放り投げる。
すると、中から人なのか色なのか分からないものが出てきた。それが助っ人だというらしい。
水色の服を着た変な人は、くねくねと変な動きで歩き始める。
嫌がらせならピエモンを車に押し込んでやろうかと思ったが、すぐに穴掘りを始めたのでやめることにした。
ダンスも行進も何でもできる水色とのことらしいが、正直不気味だ。
ふと、穴を掘る人達の中に、命令もしていない筈のヲタチがいることに気付いた。
「君も……手伝ってくれるの? 永琳に連れまわされていたのに」
ヲタチは何も答えず、ただ黙々と掘り続けている。
左腕が動かせない僕は、しばらくずっとその様子を見つめていた。
支援は凡人w
すいませんこれで何すんの?
しばらく時間が経った後、一台の痛車が焼け野原を出発した。
行き先はジアースが倒された場所へ。
陽気に鼻歌を歌いながら運転する水色とは対照的に、車の雰囲気はぴりぴりと張りつめていた。
【八意永琳@東方シリーズ&新世紀 東方三国志〜ひぐらしの憂鬱〜 死亡】
【残り 11名】
【D‐2 焼け野原/二日目・夕方】
【武藤遊戯@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
[状態]:重傷(応急処置済み)軽度の精神疲労、全身に傷と火傷(手当て済み)、肩に怪我(手当て済み)、それでもまだ
闇AIBO、古泉に対する殺意
[装備]:小型爆弾
[道具]:支給品一式*4(食料四食分・水二食分消費)、包丁、王者の剣@DQ3(刃毀れ)、ベレッタM92F(0/15) 、ヲタチ(残りHP60%)@ポケットモンスター、北高の制服
ゾンビマスク@現実(ゾンビーズ)、蒼星石のローザミスティカ、萌えもんパッチ@ポケモン言えるかなで擬人化してみた、ミニ八卦炉@東方project、
クロスミラージュ@リリカルなのは、ゴム@思い出はおくせんまん、自動ぶんなぐりガス(残り1/5)@ドラえもん、ヴェルタースオリジナル*1@ヴェル☆オリ
真紅のローザミスティカ@ローゼンメイデン、くんくん人形@ローゼンメイデン、ヤクルト@乳酸菌推進委員会、水銀燈の体、
、デジヴァイス@デジモンアドベンチャー 、北高の制服@涼宮ハルヒの憂鬱、テニスボール、毒入りパン、DCS-
8sp*5、予備弾薬各100発@現実(ベレッタM92F用26発消費、トカレフTT-33用16発消費)
デュエルディスク@遊戯王DM、顔芸のデッキ(魔法、罠カード抜き)@遊戯王DM 、トランプソード
【DMカード@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
使用可:プチモス、カタパルト・タートル、ブラックマジシャン、ラーの翼神竜(遊戯、海馬のみ)、 真紅眼の黒竜 、バーサーカーソウル
使用不可:聖なるバリアミラーフォース(次の朝まで) 、融合(次の日中まで)、青眼の白龍*2(次の夕方まで)、魔導戦士ブレイカー (次の夜まで)
支援GONZO
[思考・状況]
1.生き残った皆と合流したい
2.船組の安否が気になる
3.ピエモンは情報源、アイスデビモンは戦闘員として利用する
4.マルクの指定した場所ヘは向かわない。結局ハッタリだったし
5.永琳の話が本当なら、ハルヒには十分気をつけて遭遇しないようにしたい。
6.彦麿さんはいい人だし海馬を含む船の仲間は首輪を解除してくれた。城組と船組は信頼できそう。
7.つかさのことは千年パズルを取り返せたらもう一人の僕に任せよう
8.ゲームを終わらせ、主催者を倒す
9.あの夢についての情報を得る
※闇AIBO
ニコニコの闇AIBOタグで見られる、腹黒AIBO。
AIBOの持ち味である優しさが欠損して、笑顔で毒舌を言ってくれます。
ルールとマナーを守らずに楽しくデュエルしますが、過度の僕ルールは制限されるかも。
【闇遊戯の思考】
[思考・状況]
1: −
2:相棒と合流できて安心
2:相棒に命を預ける。自分で出来る限り生き残るよう努力はする
3:AIBOの無事を優先する
4:永琳を埋葬したい
(保留 5:このくだらないゲームを破壊し、主催者に闇の罰ゲームをかける。)
※闇のゲームは行えますが、罰ゲームに制限がかかっています。(再起不能には出来ない程度)
※今のAIBOとカタパルトタートルに何か同じものを感じました。
【ピエモン@デジモンアドベンチャー】
[状態]:瀕死 、幼女Bエモン、対主催の主催、疑心暗鬼
[装備]:萌えもんパッチ@ポケモン言えるかなで擬人化してみた
[道具]:千年リング
[思考・状況]
1:私が幼女、私が幼女……
2:裏切ったマルクに報いるため、対主催と協力して倒させる。若本にも協力してもらう。
3:まずは殺されないように他の対主催と合流
4:苦しい……死にそう……どうして私のジアースが……
5:ノヴァを手に入れるのは諦めた。マルクに裏切られたし、ロワを完遂させる前に死にそうですよ皆さん……
6:神になるのも諦めた。生贄が足りないんですよ皆さん……
※萌えもんパッチで幼女化しました。詳しくは絵板の幼女Bを参照するべし。
※アシストフィギュアで水色@少し楽しくなる動画 を召喚しました。時間が経つと消えます。
【アイスデビモン@若本】
[状態]:体力低、全身に火傷と打撲、左腕負傷、ステルス解除、神父装備
[装備]:エネミーコントローラー型首輪起爆装置、透明マント、石ころ帽子、高性能首輪探知機、銃剣(72本)
[道具]:連絡機器
[思考・状況]
1、ピエモン様を信じてついていく。でもマルク様を裏切るのも気が引ける。
2、本部に連絡をしたかったけど……。しっかし何でアレがあそこに……。
3、他の対主催と合流する。内心、霊夢が恐ろしい。
4、オールハイルピィエタァァァニア! ぶるぁあ! 不満なぞぉ! 漏らしてるじゃねぇえ!
※ステルスアイテムの機能はニコニコ流星郡の沈静化に伴い復帰出来ます。
※アイスデビモンの幹部権限念話時報により周辺のデジモンにNiceboat.への
集合命令が下されました。ただし戦闘の巻き添えで数が減ってる可能性があります。
また念話時報はしばらく使えません。
※下っ端デジモンはどこかへ逃げました。
※Nice boat.内に飛行石があることを確認しました。
※永琳の遺体はD-2に埋葬されました。
対主催の主催吹いたww
投下完了です。支援ありがとうございました。
神なら……それでも神なら圧倒してくれるはず……
おかしいところあったら指摘お願いします。
投下乙です!
Bが…ついに…主催をやめたー!!
何だこのロワ、前代未聞のことが多すぎてwktkが止まらねぇー!
あと、学校から帰ってきたら自分の書いたレスがトップに乗ってて
いきなり吹いた
>>22でした。
OH! please please help me ERIN...
えーりん、死ぬまで綺麗だったな。
結界破るのがほんのすこし早ければ助かってたのに…残念。
投下乙ってBお前なにやってんのwwwwww
永淋はまぁ救われた、のかな。最後まで神を信じてはいたみたいだけど
あと指摘ですが、遊戯の思考欄はすでにパズルを取り返しているので少し変更が必要だと思います
投下乙。Bが主催をやめたどころかあの幼女Bにwwwwwwwwwwwwwww
これはデジモンの寝返りが始まるかもわからんねwwwwwwwww
えーりん、神信者化してしまったとはいえ良い最期だったよ……
しかし死体はやっぱあの愚神が食っちまうんだろうか
念のためにHとなかまたちによる警告文をTOPに載せときました。
多分大丈夫とは思うんだけど……
投下乙!!
苦労人えーりんおつかれさん……
そしていよいよ新ジャンル「対主催の主催」が始まりますた!
まんまんだこのロワは…!?
こいつらがどうなるか想像つかねええええ!!!
>>80 永淋喰われたら蓬莱人の能力付与で結界解除後は倒せなくなるw
ところで書き手チャットは明日かな?
人が集まれるかな?
けど、休日までってのもなぁ
平日じゃ仕事やら学校やらで忙しいくて
あんまり集まり難いだろうし土曜日くらいでいいんじゃね?
というか、チャット必要ないだろ
大幅に進行したわけじゃないからそのまま予約できるはず
俺はしたいな
他の人が別にいいって言うならそれでいいけど
>>80 乙
警告文よかったよ
動画荒れてるけどここまできて文句言う暇人はいないと信じたい
今更だけど死体食っての能力吸収はチューモンになってから消えてた気がするZE
>>89 チューモンは首輪巻かれたからね
首輪がなかったらそのままだったはず
91 :
22,77:08/07/07 21:13 ID:DtIE/9PU
>>80 貴様か!人が即興で作った警告文を勝手にメイド長のセリフにしくさった奴は!
ものすごく光栄だ! 嬉しいぜ! ありがとうだ、こんちきしょう!
……いや、ほんとに嬉しいんデスヨ?
なんか初めてロワに貢献できた気がした。気のせいなんだろうけど。
>>85 土曜まで予約拘束するのもどうかと思うが
ちなみに俺もやりたい
土曜まで進行できないかもしれんが
平日は人集まらんからな……
とりあえずしばらくゆっくり考える時間が出来ていいんじゃない?
ピエメン吹いたwwwwwwwwwwwwww
B「ベーメンイケメン僕ピエメン!!」
ピエメン75
近日上映
ピエメンかっけええええええぇぇぇ!!!!
ぴえめえええええええええええええええええん
遅くなりましたが投下おつかれさまです
ついに主権者による対主権が誕生したか…ww
流石ピエメン!フルボッコにされてもなんともないぜ!
どーでもいいけどピエメンと若本でフラグ立ってるよね。
若本×Bか… そういやマルク×Bもあったな。
あれ?ピエメン総受(ry
途中、Bのやつ悪役出来るのか!? とか感心してたのに
最終的にはやっぱヘタレだもんな
今から投下します〜
問題が無いようなので〜
タイトルは[ちょっと言葉さんで結界解除してくる(準備編)]
で……安易だな……俺……
ちっちなみに俺は動画をうpして無いぞ
「彦麿さん……それに……みんな……」
私は定時放送を休憩のついでに木の陰で休みながら聞いていた。
そしてその内容は私を悲観の海に沈めるには十分過ぎるウエイトを有していた。
まず始めにピエロの笑い声から始まる定時放送……
もうこの声にもいささか慣れてき始めていた。
前置きもそこそこに死者の名を告げられ始める……
双海亜美
あっとつかさは声を漏らした。
初撃から弩級の砲火だ。
ギュッと自分のひざを両手で寄せて身を固める。
出来るだけ脳の記憶の部分だけにその名を刻み、そして他の部分に情報が回らないように……
とくに……悲しみの所に情報が行き過ぎないように……
海馬瀬戸
ガンッ!
容赦ない砲撃が私の頭を貫く。
ものすごく痛くて、痛くて、逃げ出したい。早く終わって欲しい。
だからと言って私は逃げることも避けることも出来ない。
これは真実の砲撃なのだから……真っ向から受け止めるだけ。
逃げたところでなんになるっ。逃げたら何が起こった?
逃げたから私は殺したし、殺された。ねぇ? この意味分かってるよね? 自分?
ガンッ! ガンッ! ガンッ!
以上9名なのサ!
その言葉を聴いて私は口を一ミリも開けずに涙を流した。
おもい
おもいよ……私にとってこれはとっても「おもい」よ。
これが死んだ人のおもいなのか……
生きている以上、そして仲間が居る以上私はこのおもいを背負わなければならない。
いや、この表現は前の私だからだ。
今の私は「このおもいと共に生きなければならない」でしょ?
私は袖で乱暴に涙を拭くとグンと足に力を入れて立ち上がる。
彦麿の頼まれごと……今となっては遺言だが「結界を解いてくれ」このおもいはまだ生きている。
目的地まではもうすぐだ。
心は砲撃で削られてしまったけれど、体は回復している。
さあ、行こう。
見下した眼で見る主催者を壇上から引き釣り降ろして一方的な集団的暴行(フルボッコ)を加えるためのプロジェクトの一つを。
〆
「ここ……だよね……」
私は今居るところはまさにC-3、目的地だ。
とても見晴らしのいい崖の上、そこに立つ私。
――ここが……終わりの場所であり、そして始まりの場所……もう一つの終わりの場所で、始まりの場所……
ここには記憶が多すぎる。
そしてこの『ち』に刻まれるもうひとつの出来事が今から生まれる。
「こんにちは。魅音ちゃん」
崖の上で倒れ落ちている死体、魅音がここには居る。
私は彼女に話しかけた。
「ありがとう……」
ごめんなさいの謝罪では無い感謝のありがとう。
昔の私は謝罪を口にしていただろう。
もしそう言ったら魅音ちゃんは困った顔をしただろうね?
でも魅音ちゃんはやさしいから苦笑いを浮かべながら「へへへ……べ、別にいいよ、あはははは……」って言うだろうね?
今の言葉はどうだったかな?
「うん、どういたしまして」
ニコっと笑ってそう言ってくれる。
私は続けて今の現状を簡単に話していく。
首輪の解除に成功したこと、対主催と主催者それに第三勢力の三国志状態。
そして『結界のこと』
魅音は表情を一つも変えずにつかさの話を淡々と聞いた。
「ねぇ? 結界ってどこにあると思う?」
「…………………」
「………そっか、ありがとう。また会えるといいね」
「………………」
『結界の媒体がある所はどこでしょう?』
つかさは魅音との会話を切ると辺りを捜索し始める。
C-2、ここにあることは彦麿の間違っていなければ間違いない。
ただ、探すだけだった。
山頂内部と彦麿さんは言っていた。
内部?
どこかに入る場所でもあるのだろうか?
まずは茂みを探すが何も見つからず、次に崖の近くにやってきたときだった。
『ヒントその一、私は崖から落ちた。でもその時助かった。どうして?』
崖の岩肌に何かで引っかきながら落ちていったように一直線のラインが刻まれていたのだ。
傷跡はまだ新しい、ここ数日の間に出来たものだとすぐに分かる。
『ヒントその二、崖から落ちた私が、次に居た所は落ちた所であるはずのここだった。なぜ?』
そのラインを辿っていくと崖下の地面に到達する。
――崖につけられた痕とはまた違う痕を発見する
地面にはまん丸の円に直径を引いたような半円を二つくっつけた形の痕がある。
丁度ロボットアニメの発射基地見たい……
きっと此処は開くのだろう。
開ける方法は……
『まだ分からないかな? 最後のヒント 私が被っていた帽子はいつ手に入れたでしょう?』
そして私は見つけた。岩肌につけられたライン上に何かボタンのようなものがあることに……
これしかない。
大事なものを守りたいと思ったら貴方ならどうする?
私なら肌身離さず持っていたいけど……えへへ、私っておっちょこちょいだから落としちゃうかも。
だから私は家の中の引き出しの中とか箱の中とか……何かの中に仕舞い込んじゃう。
鍵を掛けてね。
絶対に玄関の前とか外には保管しないよ。
そうだ、バトルロワイアルを遂行するために大切な大切な結界だ。
そんなものを参加者の目が触れる場所に置くだろうか? いや、置かない。
置けない!
隠すよね? 普通。自分以外誰も考え付かないような所とかに……
なぜこんなところにスイッチを作ったかは知らないけどこれなら十中八九このスイッチに気がつく者は居ない。
現に私は岩肌にラインが無ければ気づくことは無かっただろう。
これだったら誰もが気がつかない秘密の宝箱だ。
場所は分かった。しかし、私はそこに行く手段がない。
ラインが引いてあるみたいに何かで壁を引っかきながら降りるのだろうか?
そんなもの持ってないし、素手でやろうもんなら手が再起不能状態にまでなってしまうだろう。
私はふと、モンスターボールを持っていることを思い出し、ことのはをボールから出す。
「ことのは……さん?」
噂では怖い女の子だったが、まさにそんな感じの子だった。
なにやら鬱のオーラを纏っており、眼が死んだ魚のような色をしている。
制服を着ているところを見ると学生……なのだろうか? でもみwikiさんよりも胸がおっきい……
ことのはちゃんはじーっと私を見つめて少しムッとした顔をしている。
もしかして私嫌われているのかな?
「えっと……言葉さん?」
私の声に反応したかのように言葉さんは首を1度くらい上げた。
よかった……話は分かるみたいだ。
「ここからあのスイッチ見える?」
私は崖から身を乗り出してスイッチを指差す。
言葉さんは無言のままコクリと頷いた。
「このスイッチを押したいんだけど……どうにかできないかな?」
言葉さんは顎に手を掛けて少し考えているみたいだ。
そして何かが思いついたのだろう。顎から手を離して近くの石を拾い上げる。
言葉さんは投げつけるわけでもなく、初速度0の状態でその石を落とすと、見事スイッチに命中した。
この言葉さんって実はものすごくすごい人なんじゃ……
スイッチが押され、辺りには何か大きなものが動くような音が響き渡る。
まぁ、分かってるんだけどね? ほら、予想通りだよ。
先程見つけた地面の不振な痕……
その痕で作られた円が全て黒で塗りつぶされていて、黒い月のようだ。
いや、フタがあいて中身が見えた。
中は真っ暗で何が潜んでいるかまったく分からない。
でも、きっと……いや、絶対この中に結界の媒体がある。
「よし、行こう。言葉さん」
私はすぐにその穴に向けて山を降りる。
この痕をつけた人はこの崖を降りたのだろうけど私には無理だ……
山道を通って崖のしたまで行くしかない。
「…………言葉さん?」
私が駆け出しているのに言葉さんは崖のしたをじっと見ていて動こうとしない。
えっと……なんて声を掛ければいいのかな?
そんなことを思い始めた頃に言葉さんは小さく口を開いて言った。
「降りるの?」
あまり聞き取れなかったけど伝えたかった意味は『此処から降りてあそこに行きたいの?』だろう。
「そうだよ。早く結界を解きたいから急いで!」
そう私が少し強めに言うと言葉さんはとぼとぼと私のほうに歩いてきた。
な、なにか悪いこといったかな……
どんどん近づいてくる言葉さん、怖いよ……
そして私の吐息がかかるくらいまで接近してきた言葉さん……このとき私の思考は殆どスノーノイズ状態になっていた。
「え?」
突然の浮遊感。
地面から足が浮く。
そして毎秒9.8mで加速していく風……
ああ、なんでかな? 私は崖を飛び降りていた。いや落とされたが正解。
崖から降りるのも落とされるのもう慣れてますよ。
そして言葉さんは私を抱えたなら頭を下にして落ちる。
にやぁ
っと何が嬉しいのか悲しいのかトラウマになりえるに十分のレベルを備えた表情を浮かべている。
私は直感的に『落ちる回数は私が上だけど、言葉さんは落ちる才能が私よりもあるんだ』と理解する。
そんなこんなで地面はもうすぐだった。
言葉さん……何か策があっておちたんだよね?
――言葉に策などなかった。
有ったのはことのはのスキルだけである。
空中でくるっと反転するとその足で地面に着地する。
崖の上から落ちたと言う位置エネルギーを……しかも人間二人分を足だけで吸収することなど人間では無理だ。
だけど、『えいえんに』そのスキル(技)さえ有れば高低差など彼女にとっては何の苦にもならない。
その時はまだ言葉さんが一般的な高校生だと認識していた私。
クラクラとするその頭で考え出した結論は『言葉さんはすごくてやばい』と言うことだった。
〆
その後すぐにフタは閉まってしまった。
たぶん山道を通ってここに向かっていたら途中でタイムオーバーだっただろう。
言葉さんには感謝をしなければいけない。
辺りは薄暗く、デイパックにはもう何も入っていないので明かりになるようなものは無い。
自分の眼で必死に薄闇を見ながら進む。
言葉さんも……見えてないんだよね? でも何でそんなにスタスタ歩けるのだろう?
少し歩くと何かが見え始める。
日本家屋的な建物、廃墟といってもいいほどボロボロに廃れているが……
……これって……神社だよね?
二つの神社が向かい合うように建てられている。
神社が2つも同じところにあるだけで異様な雰囲気を作り出しているのに、そのどちらとも壊されているとなればどこと無く恐怖を感じる。
私が巫女の仕事をした神社とは違うみたいだ。
言葉さんも見覚えが無いのだろう。ただ無言でその神社を物不思議そうに眺めているだけだ。
地図で現在位置を確認する。
落ちてそんなに歩いては居ないはずだ。
まだC-2の中に居るはず……だったらこの神社が……結界の媒介。
結界を解かなければ見えていたお城の中に入ることは出来ない。
でも、私には結界なんて見えないし、壊し方も知らない。
どうすればこの結界を壊すことが出来るのだろう?
こんなときに彦麿さんが居れば……
待って、この任務を出したのは彦麿さんじゃない?
だったら私に結界を壊すことが出来るから頼んだんだよね?
きっと出来る……そうだ……出来るんだ。
私はぐっと拳を握って神社に近づく。
まず一つ目の神社の中をのぞく。
………っ!!
神社の中には薄気味悪い像があり、思わず息を呑んだ。
その像はバラバラに砕けており、何かの思惑が見え隠れしている。
これも結界の何かなのかな?
観音像? の近くの壁に古手神社と書かれている。
この神社は古手神社というらしいね。
まだまだ、情報が少ないので2つめの神社に向かうことにした。
こちらの神社も破損がひどく、荒れていて、名前は博麗神社と言うらしい。
古手と博麗……どちらも聞いた事が無い神社だ。
博麗? 霊夢ちゃんの苗字は確か博麗……
今更だけど霊夢ちゃんは巫女の格好をしていた。
もしかしてこの神社は霊夢ちゃんの神社?
あーもう、わかんなくなっちゃうよ。
私は頭を抱えて少し考えた後、今までの情報をまとめることにする。
・古手神社と博麗神社
・どちらの神社もすごく荒れている
・古手神社の中に壊れた観音像?
ここまで書き出して私は再び頭を抱える。
そもそも結界というものが良く分からない……
やっぱり私には……無理なのかな……
私はこの難問に半分諦めを感じたときだった。
トントンと私は肩を叩かれる。
びくっ! として慌てて振り返ると言葉さんが虚ろな眼の状態で立っていた。
「どうしたの?」
と私が問うと、言葉さんは小さな声で答える。
「少し……分かった」
「え! それ本当!?」
言葉さんはコクリとうなずくと古手神社の方向に歩き始める。
私は急いで後を追った。
なんか昨日はやたらとつかさ動画が多かったよね。支援。
支援でリセット
言葉さんは木の掲示板のようなところで足を止める。
それには何か文字が書かれている。
ずらずらと長い文章で書かれていて少し分かり辛いな……
数分かけてその文をよみ、私なりに理解したことを先程のまとめた紙に追記する。
オヤシロ様について
・オヤシロ様は古手神社の神
・鬼ヶ淵から現れた鬼と人間の調停者
・村と外界の交流を禁じる神
書いたことで分かるだろう。
ここに書かれている文章はオヤシロ様の伝説だ。
言葉さんに今度は博麗神社に連れてこられ、同じような文章が書かれた板を発見する。
博麗大結界について
・幻想郷を覆う大結界である
・幻想郷と外の世界を隔てる結界
今度は結界について書かれている。
結界と書かれていることに私は喜びを感じずには居られない。
だけど、幻想郷という単語がどうも引っかかる。
この神社は古手神社のように異次元から持ってこられたものだとしよう。
だったら異次元で働いていた結界だから此処では効果が違うのではないだろうか?
―――……
違うよね……
だって首輪と結界はリンクしているんだから。
神社を結界の発生媒体にしているくらいだ。幻想郷というのは犯罪者だらけの刑務所みたいな世界ではないだろう。
霊夢ちゃんもそんなところから来たようには見えない。
だったら首輪なんて必要ない。
首輪のシステムを担う結界なんて必要ない。そうでしょ?
たとえ結界のもともとの能力を利用して首輪を作ったのならなぜ『博麗神社』を使用したのか?
こっちには結界のスペシャリストと結界そのものの持ち主が居るのに……
首輪が私達にとって未知の技術を用いたのならば結界も未知……それが出来なくても、参加者にとって理解し辛い結界を用意するべきだ。
飽くまで仮説だけど、博麗大結界自体がこの会場に張り巡らされている結界ではない。
〆
「そういうこと……かな?」
「……ぇぇ」
言葉さんは消えそうな声で肯定してくれた。
「でも……此処から全然わかんないよ」
結界の種類がいくら分かっても解除方法など検討もつかない。
「……それも……少しなら……」
私はポカーンとした眼で言葉さんをみる。
一見私と年はそう違いそうに無いのに……
そんなことはお構いなしに言葉さんは言葉を搾り出すように話し出す。
「神社が二つ……一つは調停、一つは断絶」
「――相互に排斥してる?」
言葉さんは頷く。
「でも……結界の力は零になることは無い……余剰力が生まれます」
「二つの結界が交じり合って違う結界が出来るってこと?」
言葉さんは少し考えたあと少し顔をしかめながら頷く、どうやら少し違うようだ。
「神社が壊れているのは……調整のため……壊れれば結界の波長が乱れる」
「うーん……結論的に言えば神社を壊せばいいってこと?」
言葉さんは首を横に振る。
「たとえ灰になっても……神社の神通力が流れ続けるから結界は壊せない
結界を壊すには……違う結界を張ってぶつける……」
あ?
彦麿さん……貴方本当に私にこの結界を壊せると思ってたの?
すでに私の手の届かない場所に行っている気がしてならないのだけど?
私の脳裏には胡散臭い笑いを浮かべる彦麿さんの顔しか浮かばない。
もし私を見ていたら何かコメントしてみてほしいな。
ふと言葉さんの視線を感じ、意識を戻す。まだ話したい事があったらしい。
「出来れば……西洋魔法……」
「せ、西洋魔法? 私全然詳しくないよ?」
あ、言葉さんの眼が一瞬変わったような気がした……
「黒魔術なら……得意……」
【C‐3/二日目・夜】
【柊つかさ@らき☆すた】
[状態]:全身に打撲、手のひらを怪我、罪を認める、熱がある、筋肉痛
[装備]:ロールバスター@ロックマンシリーズ(損傷有)くうき砲@ドラえもん
[道具]:ことのは(妖精の剣)@ヤンデレブラック
[思考・状況]
第一行動方針:結界を解除するじゅんびをする
第二行動方針:もう一人の遊戯に会ったら謝罪する。
第三行動方針:死んでしまった皆の分も頑張って生きる。
第四行動方針:春香の最期が気になる。
第五行動方針:魅音を殺したことをレナに伝える。
第六行動方針:ハルヒ達のことが気になる。
※ヤンマーニBGM+SIGP210によるヤンマーニモードは、肉体、精神に膨大な疲労を残します。
※ヤンマーニBGM+SIGP210による覚醒中のみ、鬼狩柳桜が抜けました。
他の人にも抜けますが、本来の抜く方法ではないためか、BGM終了後、人知れず鞘に戻っています。
投下乙ー。
さて、後は書き手チャットか?
土曜日予定ならそれまでwikiでもいじってようかな。
投下完了です。
支援してくれたお方ありがとうございます。
黒魔術をググル時は気をつけてくださいね〜
ちなみに私は言葉さんが大好きだ(タキシード仮面風に
投下乙
バレイズやマジカルハートとかで黒魔術を心得ているらしいな言葉さま
つかさは対主催としてゲームを破壊することができるのか、
結界破ったら破ったでマーダー一名が異様に強くなりそうだけどな
投下乙!
そろそろ地図を更新しても良い頃だと思うんだぜ
ちょっと思ったんだけど
紹介動画から来た人にも普通の人いるんだから
おばかはないんじゃないか?
そこは書いた本人に聞かなきゃだが、Hってこんなんじゃない?
原作の東方キャラは常に皮肉を言いたがる傾向にある。
皮肉を言えない奴はピンチな状態か幻想郷に馴染んでない奴っぽいし。
あれを軽く流せないようならそもそも内容にも耐えられないのでは?
・Hだからおk
・「バカ」じゃなくて「おばか」だからおk
こんなところだと自分は思ってる。
132 :
Classical名無しさん:08/07/08 11:51 ID:2tRZ5x9w
ピエメン追加しときました
誤字や不適切な表記がありましたら訂正お願いします
>>117 遅レスだけど
7/7はつかさ、かがみの誕生日だったからね
そして投下おつ!
ことのはさん…こわいよ、すごいよ。
まさかえいえんにで落ちるとはwww
>>132 主催者(マリク)じゃなくてマルクね。
顔芸に反逆しちゃ駄目だぜwww
感想と指摘ありがとうございました!
正直不安だったけれど「まあBだし」で流せるこのロワが大好きです
>>79 見落としてた。wiki掲載時に修正しておきます。
>>95 実はそれ気付いてたんだ、すみません
面白い誤字ができて消すのがもったいなかったから直前に直そうと…した結果がこれだよ!
何故か用語になってしまったので、wiki掲載してしばらく経ってから修正しておきます。
書き手チャットは明日ぐらいでいいんじゃないのかね
人集まれるかな?
それともとりあえず集まれる人だけで話してみるってのもあるけど…
こっちは大丈夫だぜ
前みたいに9時か10時あたり開始がいいかな
個人的には集まれる時にやった方が良いと思うけどな
集まれるなら平日でも良くね?
明日とりあえず開いてみて集まりが悪かったら土曜にまたやる、というのはどうだろう?
ちなみに俺は暇なんで、多分いつでも大丈夫です
じゃあ明日10時にチャット開始で逝ってみよう☆
書き手は話したくなるとつい殺っちゃうんだ☆
前回も前々回もロクな事決めなかったけどいいのか?
色々決めなくてもいいならそれに越した事はないんじゃないかなあ。自由に書けるし
最終話とか複数の書き手さんの合同作になるのかなぁ、とか気になってる俺ガイル
チャット少しだけ覗いてみようかしら。 ネタバレの気配を感じたら即逃げるがw
この前決めたと思ったことをまた議論してたのが気になったな
どこまで決まっててどこまで決まってないかが分かりにくいからあまり進んでないように見える
>>147 ネタバレの気配も何も、今後を話しあう場所だぞww
フツーは最終話は一番実力のある書き手さんが一人で書くんだけど…
合同作って可能なのかしらぁ?
パートがいくつかに分かれてれば可能だろうけど……
今のニコロワ現状はけっこうみんな集結してるし出来ないかも?
他ロワで合同作って無かったっけ?
アニロワ1くらいじゃない?
それも最終回じゃなかったし
最終話合同作は無かったっぽい。
ただ、ギャルゲロワでそれぞれのキャラのパート分けして、合同作って感じのがあったのを思い出しましたぞ!
チャットにて書き手さん達が本気出し始めた…!
雑談抜きでおっ始めそうなので、即脱出だ!!
書き手さんたち頑張れー!!
書き手チャットが終わったみたいだし、そろそろ予約とか始まるのかな?
さーてこれからどうなるのやら
予約は今日の深夜から?
というかもう勝手にしちゃっていいんじゃないかな?
じゃあ解禁?
だいたい誰が書くとか決まってたら解禁でもいいんじゃないかな? とかいってみる
とりあえずぼちぼち解禁で良さそうだね
さぁ予約よ!いつでも来い!!
来ませんね。分かります
落ち着くんだ! 日付が変わる瞬間が勝負なのさ! きっと
KASとマルク氏の予約よ要求する
さもなくば……射殺する
支援動画乙だぜ
早速見た、とてもよかった
同じく見てきた!
やはりBはアレだな、愛されてるw
乙! ありがとう!
>>164 見てきたよ〜。
いいMADだった、支援動画乙!
168 :
Classical名無しさん:08/07/11 13:21 ID:IN4JmS2A
見た見た、これはいいねぇアニロワMAD風だねぇ
今後もぜひぜひ、支援MADを作ってくれ
俺は10回くらい見ちまったぜw
中学生かよw
すまん、自分でもなんでこんなツボに入ったのかわからんw
暑いからかな…
いやー、マルクPに続いて、ピエモンPまで生まれるとは、ニコロワは支援動画作成人に恵まれてるよな
しからずんばピンク玉予約で候
気がついたら予約が2つに支援動画が付いてきた!
スイカバー喰いながらwktkさせてもらうとするぜ!!
ス、萃香婆!?
ババア!?
スキマ<?
何だこの流れw
みんな、そんなにスキマに呑まれたいのか…!
しっかし、久々に人が少ない気がするなー
うう、名簿が真っ赤っかでなんだか目に痛いw
乙です
ホントだ、もう、こんなに死んでるのか…
クライマックスに向けて全速☆前進してるのを改めて思い知らされたぜ…!
乙です
あれ?上のマップ右のリストだと海馬赤いけど地図上だとまだ白いぞ
三国志仕様、ピエモンの頭文字がBww
ちょっと連絡。
支給品一覧いじるから、更新履歴ぐちゃぐちゃするけどスマソ。
そうそう、終盤と言うことで土日を利用して第四回放送あたりから
全く更新されてなかった支給品情報を更新中なんだけど、
ミステリーとか放置品が結構多いので本スレでも紹介しておこうと思う。
とりあえず全話見たから抜けはない・・・と思う。
【ミステリー】
・金属バット :115話〜132話でミステリー(持ち主:圭一→??)
・団長腕章 :170話〜176話でミステリー(持ち主:こなた→レナ)
・リーフシールド :170話〜176話でミステリー(持ち主:ピッピ→レナ)
・銀コイン&薬草の軟膏:170話〜178話でミステリー(持ち主:博之→ロール)
・洩矢諏訪子の帽子 :174話〜181話〜186話でミステリー(持ち主:魅音→つかさ→??)
・弾幕の作り方 :205話〜207話でミステリー(持ち主:亜美→KAS)
・ゴッドクラッシュ&正義の味方カイバーマンのコスプレセット
:205話〜211話でミステリー(持ち主:海馬→??)
・六芒星の呪縛(DM) :205話〜211話でミステリー(持ち主:海馬→??)
・甲羅セット―赤&逆刃刀
・トカレフ&ゆめにっき:215話〜218話でミステリー(持ち主:古泉→ハルヒ)
【放置品】(壊れているものを覗く)
・20段はしご :A-5 大樹
・進化の繭(DM) :D-1 城の跡
・ホーリーリング :D-2 アンダーグラウンドサーチライト内
・塊&鉄塊鉈 :D-4 草原
・AK74(弾切れ)&ジェバンニ:E-2 NiceBoat内
・マネキン人形 :E-3 北東部
・バールのようなもの&白菜:E-5 草原
・包丁 :?? ゆめにっき内
最後に、デジヴァイスが189話で分裂しているのを確認したんですが、
修正しておkですかね??
引き続き修正中・・・・
諏訪子の帽子をKASが被って、カエルスーツマリオ化!
ってなのを幻視した。 うん、アレ、陸だと全く使えないよね。
それにしてもこんなにミステリー支給品があったのか。
あと、カイバーマンコスプレセットは社長が装備済みだからじゃないかなぁ、とか思った
連レスでスマソ あと、wiki編集ご苦労様です
腕章とリーフシールドはレナが回収したんじゃないかなあ。
確か六芒星は若本の攻撃で破れたんじゃあ..
腕章は一緒に埋めたと思ってましたけどピッピ遺品の件で修正かけて消えたのかな
武器以外の装備品を剥くのは死者を辱める行為になりかねないのであの通りがいいな
>190
帽子はスーツにはならんよw みくるちゃんから借りてこないと
バイト制限のせいで時間がかかった・・・支給品多いなニコロワは。
ピッピ、こなたの所ははだいばくはつ修正後のSSが見つからなかったので
分かった人が修正しておいてくれると助かります。
>>191,193
了解、修正しておきます
神(笑)予約します
キタキタキタキタ夏がキタ!
キタキタキタキタ予約がキタ!
wktkだっぜ!
更新された地図見てふと思ったのだが、クッパ城ってだいたいの位置決まってたっけ?
E-2の南と思ってた。
ちょっと不安なのでテスト投下しておきました。
四日もかかっておきながらなんて短いんだ!自分自身に絶望した!
投下おつー
まさかのエアライドw
さすがはカオスと言ったところでしょうか・・・
あとなんでワゴンなんだ・・・
自信ないけどつかさ予約。9月から時間がとれるか怪しいから今のうちに進めないと……
>188
とかちのぶんはディパックごとロスト扱いでお願いします。明日夜修正しますね
↑に続きます。
ワゴンは扱いやすいからですね。
書いてありました。
あと、
※鍋の中に……誰もいませんよ?
ハイドラパーツは若本とPADの体内にあります
これに笑えたのは俺だけw?
うーむ
エアライドマシンはアニメカービィにも出てたからいいと思うけど
マシン成長要素などは今後にも引っ張るの?
エアライドのゲーム自体は、ニコニコ的にはあんまり認知度高くない気がする
カソク?センカイ?何の事です?ってことになりそうな
投下乙!
ハイドラパーツが若本とPADの体内って……
かっ捌くのか…? こ、こ、ことのはさーん!
なんで若本とPADの体内にパーツが入ってるのか気になる
マルクが食わせたの?できればそこらへんも書いて欲しいかな
全機に通達、現時刻を持ってKAS&マルクの投下作戦を開始する。
17kbと敵数は多くないが油断するな。
本作戦には少しばかり不安要素が含まれている。
そのことは思う存分指摘してくれてかまわない。
以上
「なぁ……」
隣のPCを操作している同僚の一人が俺に話しかけてきた。
今は勤務中……と言おうと思ったが、俺達はすでに何時間も休憩なしで働き続けている。
ぼやきたくなるのも仕方が無いと思う。
なぜ、こんな過酷な労働環境なのか?
原因の一つに、ゆとりの多さ。
俺達はチョイエリートだからこのようなシステム管理兼オペレーターという重役を任されている。
ワープロ入力検定3級にも合格しないようなゆとりに複雑な作業を有するPCなんて任せられるわけないだろう?
やつらは動画を見るとか緋想天のネット対戦をするとか……
マウスとかジョイパッドとかだけ使用するのは無駄に上手がね。
ちなみにポートを開いてやったのは俺だ。質問しに来たときは「ググレKAS」と言ったがググリかたすら知らなかったからな……ふぅ。
おっと、私情を挟んでしまったね?
もう一つに人員不足だ。
只ですら少ないエリートが何故か急に居なくなってしまったのだ。
交代時間はとっくに過ぎているのに……
俺は少ない休憩時間をどれほど待っていると思っているのだ?
俺がこのPCの前に座ったとき、最初に与えられた仕事は何だと思う?
『このウイルスを駆除しろ』だ!
何時間前だよ、本当に……
おかげで俺の目はドライアイになりそうだ。
コイツは……眼の保養が必要だな……
俺はそんなことを考えながら同僚の声に生返事を返す。
「なんだよ?」
「俺達本来なら今頃休憩時間だよな?」
「ああ! そうなんだよ!」
「じゃあさ、いまマルクさんは……シャワー浴びてんだよな?」
俺はピンと何かが頭をよぎる。お前……まさか……
奴は続けて言った。
「休憩ってことで……覗きに……」
俺は目頭を指で押さえる。
コイツもか……
俺も少々あのマルクの奴には涎を垂らしたもんだ。
が
俺はただかわいい程度だ。別に裸がどうの、ロリがどうの……知っちゃこっちゃねぇ。
手まで出したら条例違反だろ。それになぁ……
「お前って奴はな……最近のマルクは少々暴力的じゃねーか。KASは良いとして、お前みたいな『ラーメン・ツケメン・俺…………くっ、チキショウ』
野郎だったらマジ首ッKILLされるぞ。2つ以上の意味で」
「良いじゃないか。確かに事態は今大変なことになってるけど、対主催はまだ行動を起こしていない。
今やらなかったらもう二度とないぞ。2つ以上の意味で」
ガタンッ!
俺は突然の音に心臓を跳ね上げる。
一回息を吐いてから周りを見渡すと『俺以外の全員が椅子を跳ね除けて起立しており、2つの眼で俺を見ていた』
皆、休憩したいという気持ちは同じなのだろう。いや、そうだと信じたい。
――まったく、
まさかまさか、重要な仕事を依頼している相手がこのような異常性癖の持ち主だったとは……こ、子供相手に信じられん。
俺なら断然巨乳の女。映画女優で言うならイザベル・アッジャ〜ニが良いのに……
しかし、この男以外にこの難易度の仕事を頼める相手が居ないことも確かだ。
仕事遂行のため俺はあえて……あえて社会道徳をかなぐり捨てて見て見ぬフリをしなければ!!
そう、これは……
超 法 規 的 措 置
俺は職場環境安泰のため
一人の上司の不幸を敢えて、敢えて見て見ぬフリをするのだ。
ああ、最低だ、最低だ……俺はなんて最低なオペレーターだ。
画面の中の嫁たちよ、レイ○されてしまった言葉さん(アニメ)よ、俺の娘(予定)の綾波レイよ……
この俺の魂の選択を、笑わば笑えぇぇ……
「勝手にしろ、俺が此処に残るから……」
――見なかったことにしよう!
「「「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」」」
オペレーターたちは一斉に歓喜の狂言を叫んだあとデジカメやらビデオカメラ……ブルーレイかよ……自作か? あれ?
をもって出て行った。
悲しいかな……残ったのは俺だけだった。
「何の騒ぎだ? いったい?」
俺だけだと思っていたが、誰かがまだ残っていたようだ。
振り向くとそこに居たのは厳重に縛られたKASだった。
俺はKASが縛られていたことを思い出す。
「KAS、どうだ? 調子は」
「縛られてて調子が良いわけナス! そして腹が減った」
「そうか、俺も長い間食ってないからな。少し待ってろ……」
俺は縛られたKASに近づき、あの有名な黄色いパッケージ、カロリーメイトを取り出す。
よく分からないが今は食料が不足気味らしい。
休憩の合間に食べようと思って職務に着く前に拝借しておいたものだ。
「とっ……それだけ縛られてれば食えたもんじゃないな……口開けろよ」
KASは素直に口を開けたのでブロックを押し込んだ。
「……うますぎるっ!」
「ただのカロリーメイトだぜ」
「MGS3ならスタミナ全回復だ」
「そうか、好きならやるよ。お前のデイパックに入れとくからな」
「サンクス!」
やっぱり……コイツは本物のKASなんだよな……
「なぁ、お前は自分がうpした動画のこと覚えてるよな?」
「いくら俺でも覚えてるぜ!」
「最初の頃は……アンチが多かったよな『TASに勝てるわけないじゃん』ってさ。
俺もその一人なんだぜ?」
「なぬ!?」
KASは大して傷ついた様子も無く俺を見つめる。
「だけど見ているうちに段々お前の動画のファンになってる俺が居た。
今では俺のマイリストにはお前の動画でびっしりさ……」
「…………」
「今なら言えるぜ……KAS、俺はお前のこと好きなんだ。
好きなはずなんだ……
だけど、俺とお前は敵同士こんな馬鹿なことがあるか?」
テーブルに拳を叩きつける。
ガンッと鈍い音が響いた。
「俺にはマルクやピエモン、コイヅカの野郎にもお慕えしなければならない絶対の理由がある。だから俺は何があっても手を貸さざるを得ない。
噂で聞いたんだ。コイヅカはニコニコオールスターを解散させるためにこのゲームを始めたって……
俺の好きな動画を消す……だと? 俺は絶望したさ。
オールスターのどこが悪い? 皆が好きだから人気者になってオールスターの中に入るんだろ?
オールスターになれないのはお前が人気じゃないからだ!!
もう遅いよな……殆どのキャラと動画は消されてしまった」
「遅くなんかないぜ」
KASの声は妙にはっきりしていた。
下っ端デジモンもいいキャラしてるなあw支援
「動画で配った俺の魂はお前にもあるはずさ。
アリスのごっすんだってアリス自体が居ないとしても誰かがあやふやな記憶を頼りにごっすんMADをつくるさ
彦麿が死んだって最古のsm9にたまたま訪れた人が訳も分からずにコメントするさ『なんでこんなに再生数が多いんだ?』ってな
ニコニコの動画の内容を誰でもいつかは必ず忘れてしまうだろ?
それでも鮫島事件みたいにいつか自分のことを思い出してくれる人がいるだけで俺は本望さ。きっと他の皆も」
なぜだか……俺の心にはその言葉が沁みた。
そして同時にやっぱりそれでも寂しいと思った。
FLV保存したKAS動画を見る俺……劣化すること無いデータの中でKASはステージを走り回っているだろう。
何回見ても何百回みても同じ場所で同じタイミングでtktkするKAS。
未来も過去も無い動画の中のKAS……
KASだって人間なんだ。いつか死ぬことがあろう。
だけどこんなことでKAS動画を失うのは……まだ早すぎるだろ?
「ぐっ……切れねぇ!」
俺はカッターナイフを握り締めて拘束具にその刃を立てた。
一見只の拘束具に見えるが異常に硬い。カッターナイフぐらいでは文字通り、全然歯が立たない。
KASは不思議そうな顔で俺を見つめる。
「お前……」
「黙ってろKAS! 俺はお前を脱走させる!」
俺はKASの体を縛っているロープにマルクが電子ロックをかけていたこと思い出す。
すぐさまマルク専用のPCの前に腰を下ろしキーボードを叩き始める。
すぐにヴォンと警告メッセージが浮かんだ。
この程度の警告で良いのか? 俺はウィザード級だぜ?
海馬のウイルスを撃退したのはこの俺だ!
マシンガンのようにキーボードを叩き、0と1の単位でロックを解除する。
体が自由になったKASを俺は突き飛ばした。
と、同時にKASのズボンにUSBフラッシュメモリを持たせる。
「このフラッシュメモリはこの城のマスターキーになるはずだ。
行け! KAS! そして……俺にもう一度KAS動画を見せてくれ!!
これが俺の正義(ジャスティス)だ!!!」
「――おう!」
KASはそういってオペレーター室を飛び出していった。
俺はぼりぼりと頭をかきながら
「あーあどうすっかな」
とつぶやいた。
〆
KASは廊下を爆走していた。
鬼畜ステージはもう停止しているらしく、ヒョイヒョイとワールド1−1よりも簡単なステージを犯していく。
攻略の途中に湯気が立ち込める部屋に入った。
そこには累々とデジモンたちがビデオを片手にもち群がっていた。
「●REC●REC●REC●REC●REC●REC●REC」
「●REC●REC●REC●REC●REC●REC●REC」
「●REC●LIVE●REC●REC●REC●REC●REC」
ある意味狂気の世界だった。
今は脱走している身分なKASにとってはこいつらと関わる要素は皆無だ。
そのままこっそりと足音を立てないように後ろを通り過ぎる。
また長い廊下を進んでいくと段々見覚えのある場所にたどり着く。
自分がマルクのスペルカードに打ち落とされた場所だ。
まだ壊れたエアライドの残骸が残っている。
「ということは……」
KASの顔がぱっと明るくなる。
進む先には曲がり角があり、その向こうは……
「出口だっていう! YAHOOOOO!!」
薄暗い城の中に淡い月光が差し込んでいた。
「うぉおおおおおおお!」
出口をゴールに見立て、全力疾走する。
「イスラエルでトルネードスピン!!」
『時をかける少女』のポーズで城外に飛び出したKAS。
実にざまあwwwである。
ピィッ!! ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ……
KASには首輪がはめられているのである。そして禁止エリアはすでに城の中以外に設定してあるのだ。
首輪が反応するのは当たり前であるし、マルクもそう言っていた。
「しまったぁああああああああ!!」
死ぬ! 死んでしまう!
動揺しすぎてKASは着地に失敗して地面に叩きつけられた。
「ほぎゃあああああ! いってええええ!」
ざまあwww
首輪はなおも電子音を発生させている。
KASは思考が真っ白になり何故か、着地に失敗した衝撃で散らばってしまったデイパックの中身をかき集めている。
持ち物の一つである武器、ハンドガン、M1911A1を拾おうとしたときだった。
M1911A1の鏡のように磨き上げられたスライドに自分の姿が映ったのだ。
「ん? 218?」
首輪のところには小さく218と書かれていてピッと電子音が鳴るたびにその数字が1づつ減っていく。
流石のKASでもすぐにこの仕組みに気がつく。
ちっ、運のいい奴だ。
KASは首輪爆破までの最長時間である225秒を引き当てたのだ。
225秒、分に直したら3分45秒。
KASにとってこれだけの時間が有ればステージ1つくらいなら楽にクリアすることが出来る。
すぐに立ち上がったKASは城に戻ろうとする。
「ちょっとまて!!」
「な、何でふとまし長がいるんだよ!」
夜風にメイド服をなびかせるビックマメモンがJOJO立ちをしていた。
「忘れたのかい? 結界を直しに行くって言ってただろう? 丁度ここの近くが結界の境界なのさ」
言い終わると同時に一枚のカードを取り出す。
「それよりも丁度よかった。開発中のスペルカードの実験台になってもらう。安心しろ、殺しはしない……」
カードを空中に放り投げて……
「スペルカード……はt」
「俺には時間がないんダーゲンダッツーノ!!」
いつの間にかシルバースキンに身を包んだKASがビックマメモンの頬をメメタァ! と殴りつけた。
「ウボアッ!」
ビックマメモンは錐揉みされながら吹っ飛び、地面に着地しても衝撃を吸収できずズサーと音を立ててすべる。
スペルカード戦において、自分の霊力がそれほど溜まっていない状態で無理やりハイレベルのカードを使おうとすると、発動に時間がかかる。
だから普通はスペルカードを使用しない通常弾幕で攻撃するものだ。東方新参乙っということである。
「ぐっ……貴様ァ!!」
ビックマメモンはすぐさま起き上がり、手当たり次第に爆弾を投げつける。
しかしシルバースキンに身を包んでいるKASにはまったく攻撃になっていなかった。
「落ちろ、落ちろ、落ちろ、落ちろ!」
それでも、爆弾の強烈な爆風はKASの体はがくがくと振り回す。
ビックマメモンにもKASの首輪は見えていた。
もうすぐ奴の首輪は爆発する。
殺すつもりは無かったが抵抗するなら止むを得ない。
マルク様は恐らく悲しまれるが、理解はしてくれるだろう。
『ビッグスマイリーボム!!』
辺りを焦土に変えるような爆発が起こった。
ビックマメモンもふっと細い笑みを浮かべる。
首輪には能力制限の機能も有している。
そしてKASはヴィクター化という最大の不安定因子をも持っていたのだ。
よって、制限レベルはL5、たとえ第三段階ヴィクターになったとしてもエネルギードレインも何もかもほぼ抑えきることが出来るはずだ。
黒煙が晴れる……
KASの丸焼けになった死体があるはずべき所には……銀色のA.Tフィールドのような盾があった。
スーツ型の全方向防御を一方向に全防御力を回した盾だった。
ぱらぱらとタイルが剥げるように盾が消えるとKASの姿が露になる。
手にはM1911A1が握られており、ゆっくりとそのスライドを引いていたところだった。
「スペルカードを使おうとしたな……戦法としては悪くない。
だが、ニコニコで知った程度の知識を実戦で試すもんじゃない。
だから不発なんて起こすんだ。
それにお前の攻撃は一発屋だ。弾幕に向いていない。
どちらかと言うと横スクロールシューティング向けだ。
だが……
最後の攻撃の威力は見事だった……いいセンスだ!」
ダァン!
一発の銃声が鳴り響きビックマメモンは地面に倒れる。
KASの発射した弾丸はアカギパッチのど真ん中に当たった。
アカギパッチが壊れたためだろう。
ビックマメモンの擬人化は解け、デジモンに成り下がった。
「いい……センス……」
ビックマメモンはその言葉を残し、意識を手放した。
【クッパ城シャワールーム前/二日目・夜】
【KAS@KAS動画】
[状態]:拘束、首輪装着、軽傷、右拳骨にヒビ、チビマリオ、知恵熱
[装備]:シルバースキン@真赤な誓い、洞爺湖の木刀@銀魂、レムーのリボン(バンダナ)、首輪探知機(残り電池80%)@バトルロワイヤル、M1911A1@MGS3残り弾数(6/7)
[道具]:カロリーメイト@大塚製薬、USBフラッシュメモリ@現実(8GB)
[思考・状況]
1.大脱走
2.首輪を取らないとな
3.このクソゲーをぶち壊してこいつを土下座させても、悪い奴以外全員生き返らせたりはできないってことなのか? うーん……わからん
4.レムーはきっとみんなと来てくれる! というかはやく来て!
5.閣下の分も生きる。絶対に生き残る
6.あのカード、どこ行ったんだろ?
7.笛が気になる。 あれがもう一本あればボスの所まで行けるはず……って既にここじゃねーか!
8.なんであんな所に孔明の罠があったんだ?
※ニコニコ動画に関する記憶が完全に戻りました。
※涼宮ハルヒ、永井博之、カービィの三人が死んだと勘違いしています。
〆
「あーあーなかなか落ちないのサ。これを落とすにはガソリンが必要かも……」
シャクシャクと頭をシャンプーで洗いながらマルクはぼやいていた。ちなみにシャンプーハットを装着している。
カービィが描いたペンキはかなり強力なもので、普通のシャンプーでは色を薄めるのがやっとであった。
金髪も淡い桜色になり、どこぞの亡霊の髪の色に近い。
「髪は女の子の命なのサ…………?」
ふとシャンプーしているので下を向いていた顔を上げた。
ゾクッと背筋に悪寒が走ったのである。
その時丁度ビックマメモンのアカギパッチが壊れた瞬間だった。
「気のせい……サ?」
キョロキョロと辺りを見回す。
ザーザーとお湯を出し続けるシャワーとタイルに覆われた壁しかない……?
(おい、お前もう少し詰めろよ……)
(ウッセ! バーカ! 今マルクたんはセンターに居るんだぜ? 俺のブルーレイにかわいらしい胸のヴィジョンが焼き付けられてるんだよ!)
(お前らうっせぇよ! ばれるだろ? センターは俺が譲ってやるよ)
(ってお前! それファイバー・スコープじゃねーか! どこでそんな物入手したんだよ? 完成度たけーな、おい)
(まさか人生初の動画のアップロードが実況プレイだとは誰が予想したか?)
「何……やってるの……サ?」
流石のマルクも声が出なかった。
壁のタイルだと思ってたのが全部デジモンたちの構えたカメラのレンズだったのだ。
マルクの声が聞こえたのだろう、同時にレンズがビクッと動いた。
(おい、お前のせいでばれたじゃん!)
(知るか! 取り合えず俺はこのブルーレイを死守する)
(甘いなお前ら、俺はニコニコ生放送だぜ)
(というより、お前ら自分の命を心配したらどうだ?)
支援誕生祭
「その通りなのサ。マルクたん、すこーしイラッとしたよ」
スペルカード発動〜颶風『疾風怒濤〜Sturm und Drang』
通常のマルクが発していた突風の強化版である暴風が覗き魔密集地帯の真ん中を貫いた。
(((うおっ うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!)))
次々と本物のタイルの壁にデジモンたちが突き刺さっていく。
「覗いている暇があったら仕事するのサ!! ってお前達オペレーター室の奴ら!? 管理はどうなっているのサ!!」
(………)
デジモンたちは完全に沈黙している。いや、むしろ死んでる奴が居るんじゃないか? カメラが頭に突き刺さってる奴も居るし。
「あーもう! こんなときに何考えてるのサ! 浴場だけに欲情がいっぱいなのさ!」
誰が上手いことを言えと思ったが、流石のマルクもこれだけの人数が集まるとは予想外で混乱しているようだ。
混乱しながらもマルクは急いで体に新しい服を身に纏い、オペレーター室に走った。
【クッパ城シャワールーム前/二日目・夜】
【マルク@星のカービィ】
[状態]:体の複数箇所打撲(ほぼ回復)、悪魔の道化、髪が桃色
[装備]:萌えもんアカギパッチ@萌えっ娘もんすたぁ
[道具]:超進化プラグインS*4@デジタルモンスター
[思考・状況]
基本:自分の楽しみのため、オールスター入りを果たすため、なんとしてもバトロワを完遂させる。
1:まずはオペレーター室に行くのサ
2:なんか妙な事になっちゃったけど、まあいいや。レバ剣あたりを手に入れて今後のために弾幕を改良していく
3:KASを人質にして霊夢を連れてこさせ、ラスボス戦に相応しい超弾幕バトルを繰り広げる。
4:三国志状態ももう終わるかな? ラスボスとして準備を始める。 ラスボスを他の奴に譲るつもりはない。
5:遊戯を言葉巧みに騙し、仲間に引き入れたかった。惜しいなぁ
6:ピエモン無事かなあ
※涼宮ハルヒ、永井博之、カービィの三人は死んだと勘違いしています
※霊夢の性格に制限が効いているという推測はどうやらハズレのようです
※レヴァンテインが散ったことをまだ知りません
※クッパ城内部でのマルクの評価がさらに高まりました。カービィ派のデジモンはもうほとんどいません。
これによりクッパ城内部のデジモンはマルクの命令を優先します。マルク>ピエモン
※城の結界の一部に損傷があったようです。
※ピエモン支援隊がクッパ城を出発し、ピエモンの元へ向かっています
〆
「おい……お前ら大丈夫か?」
「ああ……なんとかな……」
「うぁあああ!!」
「ど、どうした!」
「コイツの頭にブルーレイディスクが刺さってる!」
「なんてこったい!」
※オペレーターの何人かが死傷したようです。
任務完了だ大佐! 回収ポイントに向かう
ダメだ! まだ作戦は終わっていない
なんでだ?
読み手の意見を聞いて修正しなければならん。しばらく待機しろ
・・・了解した 大佐。
投下乙!
まさか、モブのデジモンがKASを脱走させるとは思わなかったぜ…良いヤツだなぁ
それに比べ、覗きデジモン…ざまぁwww カスネークにも吹いたぜw
渡されたUSBメモリでKASがどうなるかも今後の期待ですな
ただ、一応ビッグマメモンの状態表もあったほうがいいんでない?
投下乙
まともな配下デジモンもいたんだな。なんだかホロリとさせられてしまった
まだKASのターンは終了していない!
・・のだが首輪誰が解除するんだ?社長は死んでしまったし・・
それと、カウントは止まったんだよなぁ?
修正案を投下しました。
ドラグーンはエアライド仕様ですが、スマブラX系のMADで有名なので出してみました。
修正乙です。
でもドラグーン探すだけならエアライドの能力の数値表示はいらないと思うんだ
センカイ10でどの程度曲がるとかゲームやってても分からないし
わざわざ集めた分追加していく必要もないと思う
233 :
Classical名無しさん:08/07/16 18:23 ID:o.oJqT6o
隠し部屋ってあるけど
マルク達がエアライドをすでに使ってるから隠し部屋というのはおかしいんじゃないだろうか?
上げてしまってすまん
>>232 分かりました。
>>233 エアライドを使ってても隠し部屋は隠し部屋ってことになりますが……
マルクが隠し部屋の中の格納庫を利用したってことですし。
特にゆとりデジモンやカービィが利用したとこを目撃したという描写もなかったと思うんですが
「あれだな?問題作で超ビビってるな?」
「そうなんです……><」
「構わん投下行こう!」
矛盾はないと思う。ある意味インパクト命みたいなところがあるので、いきなり本投下させて下さい
では投下します
どこかわからないぶよぶよした空間を私は浮遊していた。
例の重しが外れたためだろうか。私はいつの間にか自我を再生する事に成功していた。
あの時とはかなり状況が変わっているようだ。この肉体……彼女の気配が色濃く漂っている。
まさかとは思うが……いや、そのまさかなのだろう。神ならば簡単なのかもしれない。
……この肉体が彼女のモノならば、もしかしたらそちらの方が好都合なのかもしれない。
言うまでもなく、私と彼女の間には信頼なんて毛ほどもなかった。目的のため、互いに互いを利用し合っていた。
ただそれだけの関係。これが彼女の肉体ならば……もしかしたらもしかしたら
「あの力を奪えるかも……乗っ取れるかも……そして再び私の天下が…………」
加速的に膨れ上がる悪意。はたして来るのだろうか……
神の肉体を乗っ取り、再び魔王の天下が────
▼ ▼ ▼
主催者達はこの私が死んでいると勘違いしている。
神が死ぬなど常識的に考えてありえないはずなのに、主催者達はそんな事もわからないほど頭が悪いらしい。
この私をこんな下らない戯れに参加させたり、あろう事か首輪まで付けていたなんて……全く持って愚か。
「けひひ……だけど、連中が勘違いしているなら……くひひ……当然利用すべきよねぇ」
現在、私の生存を知る者は、私を除いていないはずだ。不意打ちが出来る。
勿論そんな事をしなくても神の勝利は決まっているのだが、利用できるものは何でも利用すればいい。
そういった小賢しい事は嫌いではない。古泉や永琳から悪知恵を働かせる事の大切さを学んでいる。
くひひ……私に死角はないわ……だって全てを利用するもの……
ハルヒは上空を飛行しながら思索を巡らす。
背中からはデーモンの羽、そして水銀燈の羽、合計四枚の翼が不自然に生えている。
その姿は神には程遠く、どちらかというと悪魔に近い。高速で飛行し、ある場所を目指す。
その場所に、特に用事があるわけではない。用事はないが、出来ればその場所で入手しておきたいがあった。
なかったらなかったで構わない。その程度のもの……。
ハルヒは崩壊した城に降り立つ。ジアースの光線を受け、城は完全に崩壊していた。
瓦礫が四方八方に飛び散り、色々な所で光線の燃え残りが燻っている。
瓦礫を蹴り飛ばしながら目的のものを探す。なんとなく見つかるという確信があった。
何故なら、言うまでもない、ハルヒは神だからだ。
「ふふふ……」
目的のものではないが、面白いものを見つけた。ハルヒは口角を吊り上げ、いやらしく微笑む。
視線の先には、ジアースの光線の衝撃によって、地面に飛びだした閣下の死体があった。
気分よく死体に近寄り、もはや原型の残っていないそれを片手で持ち上げ、にんまりと笑う。
「カカカカ……こんな所にいたのねぇ……後で食べてあげるわ」
ハルヒは死体に唾を吐きかけ、適当な所に投げ捨てる。
「ふん!」
巨大な瓦礫を思い切り蹴り飛ばしながらハルヒは探す。
蹴られた瓦礫は巨大な轟音と共に粉々になり、どこかへ吹っ飛んでいく。
「けひゃひゃ、やっぱりマントは必要よね。カッコいいもの」
ハルヒは泥を落としてあらかた綺麗になったカーテンを背中に回し、纏った。
少し長いようなのでデーモンの爪を出して切り揃える。
────完成だ。
「ヒャハハハハハハハ! 完成よ……これで私はファイアーハルヒ!!!」
マントを棚引かせてカッコいいポーズをとる神(笑)。顎が外れそうな勢いでケタケタ笑う。
実際はファイアーなんて全く関係ない。ただカーテンのデザインが炎を連想させるというだけの事。
ハルヒがわざわざ城に飛んで来たのは、マントの代わりになるカーテンを探すためだった。
長さ調節のために切り取ったカーテンを弄ぶ。ハルヒは相変わらず上機嫌だ。
「くひゃひゃひゃひゃひゃ、さあてこれからどうしようかしらねぇ」
ちょうどいい形の瓦礫が落ちていたので、それに座り、気分よく闇夜に浮かぶクッパ城を眺める。
辺りには誰もいない。神の笑い声のみが辺りに響く。本当に気分がいい。
これから抵抗者どもを喰らい、あの城を落とす事を思い浮かべると、どんどん気分が高揚してくる。
元の世界に戻ったらまず何をしてやろうかしら────
闇夜に浮かぶクッパ城は、まるで栄光の象徴のように見えた。あの城を奪ってやるのも悪くない。
いや、神の居城にしては些か地味か?
「けひひ……いい気分だわ、本当に──もうすぐ、あの生意気な連中どもを皆殺しにすれば、いよいよ全世界が私の物に────」
くひひ……
ハルヒはデイパックからグルメテーブルかけを取り出し、飲んだ事もないお酒を出現させる。
酒の肴として閣下の死体から腕を引き千切り、スルメのようにして齧りつく。
キョン、有希、みくる、古泉、永琳、デーモン、TAS、遊戯、ニート、ロール、ロック、富竹、ワドルドゥ────
光栄に思いなさい。貴方達は私を押し上げた。この私が神の頂へ登るための踏み台として。
くひひ────地獄で誇りに思うがいいわ……っと、みくるはまだ死んでないわね。
ま、いいわ。元の世界に戻ったら、真っ先にみくるを食事にでも────
酔いもあり、なんだか頭がぼんやりとしてきた。とりあえずここでしばらく休むというのも悪くない。
ハルヒはデイパックに手を突っ込み、携帯電話を取り出す。
いつか調べようと思っていたのだが、今までなかなかその機会がなかった。
この携帯、電話をかけたりメールを送ったりは出来ないらしい。
それだけに気になる。マルクとピエモンは何を狙ってこれを支給したのか。休みがてらに調べてみる事にしよう。
「マルピエは何かの狙いがあってこれを支給したはずよ」
だって、携帯なんていかにも怪しいじゃない。確実に何かある。
まずはデータフォルダを調べてみよう。次々にボタンを弾き、中に何が入っているか調べていく。
テキストフォルダに意味が分からない文字列があるだけで、他には何もない。
ちっ、と舌打ちする。思い通りにならない事ほどイライラするものはない。
次に、ウェブに繋がるかどうか試してみる。ハルヒはボタンを叩き、トップページが開かれるのを待った。
パッと画面が切り替わり、どこかの検索サイトが映し出される。
検索するキーワードはもうすでに決めてある。なんとなく気になっていた言葉、あのジジイが言っていた言葉。
ハルヒはニコニコ動画と打ち込み、検索する。
主催者に近い存在であるはずの例のジジイが熱を込めて叫んでいた言葉。
直感だが、絶対に何かある。確実にある。今回の殺し合いに、ニコニコ動画というサイトが大きく絡んでいる。
そんな予感がしていた。
「これね……」
画面が切り替わり、ニコニコ動画モバイルのトップページが開かれる。
ニコニコ動画、そう確か……あのパクリロボットのパイロットが言ってた動画サイト。
なるほど、あのジジイはこいつの事を言っていたのか……ニコニコ動画を病気から救う、ジジイはこう言っていた。
「くひひ……ジジイめ。こんな変なサイト、私が潰してやるわよ」
どうやらニコニコ動画を楽しむにはアカウントを取得しなければならないようだ。
取得出来ているのだろうか……ハルヒはとりあえずログインという項目を叩いてみる。
「けひゃ♪」
…………ログイン出来た。主催者が携帯を支給した理由、それは恐らくニコニコ動画を参加者に見せたかったからだろう。
そうに違いない。トップページからランキングへと移る。ニコ動は病気、ジジイはそう言っていた。
どんな動画がランクインしているのかしら。
ランキングをスクロールしていく。様々な動画が並べられている。
アニメ、音楽、ゲーム……etc 一見、病気のようには見えない。ジジイは勘違いしていたのではないか?
いや、ニコ動の事を気にしすぎていたとか……
「は!?」
ハルヒは眼を疑った。意味が分からない。誰が、誰が神に対してこんな事をしたのだろうか。
何故かハルヒが出演している動画があった。意味が分からない。こんなの撮影した覚えがない。
さらにランキングをスクロールしていく。さらに驚くべきものがあった。
【ガチで無知なハルヒと子作りしてみた】
「ぎ………ぎり………」
思い切り歯を噛みしめ、ハルヒは大いに怒る。その動画のサムネイルは、大切な所だけ赤ちゃんの顔で隠されたハルヒの裸体だった。
「こ……これは神に対する冒涜よ……!」
携帯を握りつぶしたくなるような衝動を必死に抑え、代わりに足元にある閣下の死体をめちゃめちゃに荒らす。
「はぁはぁ……よくもあんた……!!」
ハルヒは俺の嫁、これがうp主のコメだった。
こいつは何か勘違いしてるんじゃないの?私を誰だと思っている……神よ!?
とにかく動画を見てみよう。ハルヒはタイトルを叩く。
次の瞬間、とんでもなく筋肉質な男が二人、パンツの奪い合いをしている映像が映し出された。
画面上に『釣りwwwwww』などというコメが次々に流れていく。しばらく呆然とするハルヒ。
とりあえずその動画に大きな水色文字で『死ね』とコメントしておいた。
「くっだらないサイトねぇほんと」
あまりの下らなさでなんだか怒りが冷めてしまった。こんな下らないサイト、本気で潰してやろうかしら。
それにしてもどうしてマルピエは携帯を支給してまで……
「考えても仕方ないわね……」
次はマイリスト合計ランキングを見ていく事にする。相変わらず神を無断で出演させた動画がいくつもある。
先ほどは怒ってしまったが、よく考えればなかなか嬉しいかもしれない。
神の動画を見ている連中は、その動画を称賛している。神への敬意は全く感じられないのは許せないが……
動画の中には、今足元に転がっている閣下の動画もいくつかあった。他にも見た事がある連中の動画も……
スクロールしていき、ページを切り替え、とりあえず合計マイリストランキングを100位まで見てみた。
自分が出演している動画があっても、もうそれほどイライラしない。むしろ気分が良くなってくる。
しかし、今度はさき程とは全く違う種類の怒りがふつふつと湧いてきた。
「どうして私と関係のない動画がこれだけあるのよ……!」
神に関する動画はせいぜい数個しかない。神に関係のない動画が多すぎる。
何だこれは!ふざけるな!あんた達は大人しく私だけを称賛していればいいのよ!
そんな事を考え始めると、どんどんフラストレーションが溜まり始める。
ハルヒは思った。確かに病気だ。あのジジイの言うとおり、ニコニコ動画は病んでいる!
「………………」
ハルヒは感情を抑え、思考する。
デイパックから名簿を取り出し、なんとなく目についたいさじという参加者の名前を検索欄に打ち込み、検索をかける。
たくさんの動画が検索に引っ掛かった。再生数、マイリスト数、コメント数、全てが凄まじい。
順々に様々な参加者の名前で、検索をかけていく。
「…………」
この殺し合いの全容、おぼろげながら掴めてきた。
しかし、未だにわからないのが、何故主催者達は携帯を支給したのか。
携帯を弄ったのは、何か連中を失意のどん底に叩き落とすために有益な情報がありそうだからだったのだが、
この分ではそんな物無さそうだ。いや、今思えばそんな情報、主催者がわざわざ提供するわけがない。
もしかして、主催者が仕組んだただのお遊び……?
「………………………………」
思考が座礁し、八方ふさがりとなる。思いつく単語で何度か検索をかけてみたが、これといった成果はない。
やはりお遊びなのか? ハルヒは最後に、主催者の名前で検索をかけてみる事にした。
【マルク ピエモン】
検索欄に二人の道化の名前を打ち込み、検索をかける。
ハルヒはこれ以上やっても成果はないだろうと、ほとんど諦めかけていたのだが、その予想は外れる。
実に興味深い動画が一件、検索に引っ掛かった。
【ニ コ ロ ワ 支 援 動 画 【対 主 催 応 援】】
こんばんは、ピエモンPです。マルクPに触発されて人生初の動画制作……!
生き残りと、最近死んだ人を中心に動画作ってみました。完全に対主催贔屓です。鬱エンドを期待してる人、ごめんね
「これは………………?」
ニコロワという単語には聞き覚えがある。第六放送の時、マルクが言っていた。
『さって、残り16人というわけで、ここからのニコロワは一味違くなるのサ!』
そうだ。確かに言っていた。この動画はいったい何だ?
ぶっぱ支援
まさかそうきたか! 支援!
「ニコロワ……ニコニコ動画……ロワ…………殺し合い……」
ぶつぶつと気になるキーワードを呟き、ハルヒは思考する。
動画のサムネイルには見た事がある人物が映っていた。朝倉涼子である。
ハルヒは動画のタイトルを叩いた。画面が切り替わる。
間違いなく核心に迫っている。そんな予感があった。
たちぃあが〜れ けだ〜かくまぁえ さだぁめをうけ〜たぁせんしよぉ〜…………
熱い音楽と共に、見知った連中が音楽に合わせて次々に登場する。
30秒くらいになると、突然画面が暗くなり、赤い文字が流れる。
ニコニコ動画バトルロワイアル、なるほど……縮めてニコロワというわけね。
見ているとだんだんイライラしてきた。レナや遊戯は出てくるが、全然私が出てこないじゃない。
曲がサビに入る。KAS、そして今足元に転がっている閣下が登場した。
そしてついに登場した私。ふざけやがって、どうしてこんな悪役っぽく登場させるのよ!
私が登場したすぐ後に、神(笑)というコメントが流れた。
(笑)? 笑ってどういう意味よ。意味分かんない。
「……………………」
動画内でのハルヒの扱いは悪い。最後など、消し飛ばされたくらいだ。
ぎりぎりと歯を噛みしめ、画面を睨みつける。神(笑)というコメントがいくつか流れる。
それと同じく、熱いとか、乙とかいう賞賛のコメが沢山流れていく。
バキっ、という耳障りな音が響く。ハルヒの口から血が一筋流れた。
歯を強く噛みしめた所為で、折れてしまったらしい。血がたらたらと流れたが、ハルヒは痛みなど意に帰さず、ひたすら画面を睨みつけた。
鬼のような形相。これほどの怒りは今までに感じた事がない。このうp主、ピエモンか。絶対に殺してやる。
いや、この動画にコメしている奴らも全員含めてよ……殺す。全員殺す。必ず殺す。
タグにも神(笑)という言葉が入っていた。ハルヒはタグ編集でそのタグを消し、代わりにHAL万歳というタグを立てた。
ニコロワというタグがある。もしかしたら他にも動画があるかも。
そう思い、ニコロワタグを押す。画面が切り替わり、いくつかの動画が映し出された。
順番に見ていく。しかし…………しかし………………
「コケにしやがって……!」
ハルヒの歯が再び耳障りな音を立てて、ぶち折れる。
これらの動画の内容は全て、今までの殺し合いの内容を反映しているようだ。
全体的に、どの動画でもハルヒは悪役的ポジションだ。
マルクとピエモンの狙いが分かった。奴らはこの殺し合い、つまりニコニコ動画バトルロワイアルをニコ動にうpするつもりのようだ。
恐らく検索避けされているのは、テストうpだからだろう。今の段階でうpするよりも、完成品をうpした方がインパクトがある。
今の段階は検索避けをしておくべき。今まで見てきた動画は、身内向けと言ったところだろう。
ニコニコ動画バトルロワイアル……漸くこの殺し合いについて理解出来たわ……
この殺し合いは、ニコニコ動画という糞サイトに入れ込む愚民どもが開いた殺戮のカーニバル。
ニコニコオールスターを集め、殺し合いをさせる。そしてニコ動にうpするつもりなのだろう。
そして……そうすればニコ動の病気が治るらしい。あのジジイが言っていた。
クソクソクソクソ……例えようもなく糞サイト!何故陰陽師!?何故ロックマン!?
どうして遊戯!?どうして東方!?組曲って何!?アイマスって何!?
この動画サイトでは、私の位は低いようだ。その他の奴らが鬱陶しすぎる!
私の動画なんて総合マイリスランキング100位圏内に数えるほどしかないじゃない!
ふざけるのもいい加減にしろ! 私を、私を誰だと思っている!?
あんた達は大人しく私だけを見ていればいいのよ!私以外のその他の動画を上げて、それで私に勝ったつもり!?
「こんなかくれたふぁしょで……このふぁたしを虐ふぇるなんて……このふぇんたいどもめ!!」
歯が折れてしまったので上手く叫べない。しかし眼光だけは、これまでで最も鋭く輝いていた。
苛立ち紛れに、閣下の死体をめちゃめちゃに踏み散らす。
「ふーーッ……ふーーッ……」
イライラはこれでも収まらない。折れた歯を強引に突き刺し、情報操作などを用いて再生させる。
まだ私を神だと理解出来ない人間がこれだけいる。むしろ、馬鹿にしている人間の方が多いようだ。
『私はニコニコ動画を病気から治すのだ!貴様なんぞには負けん!』
今は亡き、ジジイの言葉を思い出す。
「ジジイ……あんたが言ってた事……今言葉ではなく、心で理解できた」
HAL万歳支援
ニコニコ動画は完全に病気。何故なら、神に関する動画が圧倒的に少ないから。
クソどうでもいい動画があまりに多すぎる。そう言う事ね。
だからあんたはどうにかして無理やりニコ動を変えようとしていた。殺し合いを開き、その内容を動画としてうpする事で……
しかし、私をも殺す対象に含めたのはどう考えても間違いよ。
「私こそが、ニコ動を病気から救える唯一の存在……」
その他の動画なんていらない。いや……今のニコニコ動画なんて必要ない。
神の動画をもっと増やすべきだ。ニコニコ動画を一度潰し、作り変える。
ハルヒは、手に持っている閣下の腕を噛み千切り、くちゃくちゃと食す。
それにしてもなんてまずい肉なのかしら。口の中が腐りそうだわ。
ハルヒは残った酒を一気に飲み干す。ちょっとだけ気分を害されたが、ニコ動について知る事が出来たのは良かった。
ハルヒは瓦礫の上で、再びぼんやりとクッパ城を眺める。
正義……そう正義だ。今気づいた。
ニコ動を病気から救うために開かれた殺し合い、その中で、私が神として覚醒した理由。
それは────────
携帯を弾き、最初に見た【ニ コ ロ ワ 支 援 動 画 【対 主 催 応 援】】を再生する。
ククク……笑える動画だ。ピエモンPというのはピエモンの事なのかしら。
このうp主は何もわかっちゃいないわね。主役は対主催ではない。この私こそが────
『神…………神ぃ…………』
………………………………………………………………?
唐突に何かが聞こえてきた。耳の奥底、意識の外から。
待てよ……これはどこかで聞いた事がある声だ。
(けひひ……久しぶりじゃない。あんた、ゴキブリ並みにしぶといわね)
心の奥底に巣くう何者かに、ハルヒは臆せず話しかける。
何物かはハルヒに負けず劣らずな邪悪な声でけたけた笑う。
(なるほど……今までは博之の意識に押さえつけられてたってわけね。
博之が死に、主導権が私に移ったことで、あんたもうどんげと同じような方法でしつこく復活してきた。そういう事でしょ?)
ハルヒは冷笑し、────ねぇデーモン────と、呟く。
(そう言う事です。神。貴方が生きていてくれて嬉しい)
(ふん、当たり前でしょ)
デーモンがけたけたと不気味に笑う。ハルヒは目を細めて、その気味悪い笑い声に耳を傾けた。
ハルヒの両目がさらに細められ、鋭くなっていく。
持っていた酒を握り砕く。酒が飛び散り、辺りを沈黙が支配する。
(神の能力を頂くわ。もう私の物になるんです。この肉体も、能力も私のモノ。
知ってましたよねぇ。私は貴方の神の能力目当てで、言いなりになっていた事……
つまり……そういうわけですよ……愚かな神(笑)は私に肉体と能力を渡して、さっさと……き・え・ろ)
クックックックックックックッ……
「くひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
全く、この世は本当に何が起こるか分からない。神である私でさえ、未来を完璧に見通す事は不可能なようだ。
デーモン……奴が裏切るなんてね。不信心者め……
(笑ってる場合ですか?それじゃあ行きますよ)
デーモンがそういうのと同時に、ハルヒの脳に衝撃が走った。
博之の時と同じ、魂の殴り合いが始まったのだ。
(グギャギャギャギャギャギャギャ! 傍から見ててずっと思ってたけど、あんたずっと滑稽だったわ!
笑いを堪えるのが難しかったほどよ!私があんたの代わりに神になる!)
デーモンのラッシュがハルヒの魂を襲う。何発もの拳が次々に被弾し、ハルヒの精神に衝撃が走る。
(ほぅら!無抵抗ですか!?つまらないですねぇ!神(笑)!?)
デーモンはハルヒの魂を殴り続ける。いつまでもいつまでも殴り続ける。
ハルヒは未だに抵抗しようとはしない。
(グギャギャギャ! しぶといですねぇ!ですが、いつまでもつかしらぁ!?)
殴る殴る。いつまでもいつまでも。デーモンは無抵抗のハルヒの魂を殴り続ける。
(はぁはぁ……耐久力だけは……!一人前のようですねぇ……!!)
ずっと、ひたすら殴り続けた所為だろうか。
さすがにデーモンの体力も疲れてきた。次第次第に拳の威力が弱まっていく。
(はぁ…………はぁ…………しぶとい……奴め……!)
「ねぇデーモン」
デーモンが殴り続けている間、ひたすら沈黙を貫いていたハルヒが、唐突に口を開く。
疲れ切ったデーモンは、目の前に浮かぶハルヒの魂をぼんやりと見つめる。
「この…………不信心者がぁッッッ!!!」
ハルヒの魂から突然、あまりにも巨大な拳が飛び出し、デーモンの体に直撃し、その巨体を軽々と吹き飛ばす。
反吐を撒き散らしながら吹っ飛ぶデーモン。疲れ切って、もう何も抵抗できない。
ハルヒの魂が形を変え、ハルヒの姿になる。ゆっくりと歩き、デーモンに接近してくる。
「博之にすら負けた貴方が!魔王と名乗るにはあまりに陳腐過ぎる貴方が!
この私に万が一にでも勝てると!? 勝てると思ったのかッッ!!」
地面に蹲るデーモンを思い切り蹴り飛ばすハルヒ。デーモンにはもう何もできない。
「デーモン。貴方は神のパートナーになるには全然ふさわしくなかったわ!
だって貴方全然邪悪じゃないものッッ!!神である私は正義を!魔王である貴方は悪を!
それぞれ司ると約束したでしょ!? この、半端者がぁッッ!!」
ハルヒはデーモンの翼を掴み、万力のような力を込めて、翼を引き千切る。
デーモンは声にならない悲鳴を上げ、あまりの痛さにもがき苦しむ。
「か、神……私が……私が間違っていました……」
デーモンが今までとは一転、突然謝り始める。
ハルヒはもう片方の翼も引き千切ろうとしていたのだが、デーモンの言葉を聞き、手を止める。
「何でも言う事を聞きますから……これからは頑張って悪に徹しますから……」
ハルヒはきょとんとした表情になり、そして噴き出した。
「あはははははははは、悪に徹するって、肉体も持たないあんたがどうやって悪になるって言うのよ。
面白い事言うわねぇ。あはははははははははははははは」
「あ……待って……待って……許して……」
ハルヒがまた腕に力を込めるのを見て、デーモンは呟くように言った。
「面白い事言うようになったわねぇデーモン」
ハルヒが力を込め、残った翼を思い切り────引き千切る。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「うるさいわよ馬鹿ッ!!」
涙を流して泣き喚くデーモンの顔を思い切りぶん殴る。
デーモンは倒れ、激痛走る背中へと手を伸ばし、喚き続ける。
「ふんッ!!」
ハルヒが足を上げ、倒れているデーモンの喉を踏み砕いた。
デーモンは口から血を噴出し、さらなる激痛が彼を襲ったが、喉を砕かれたためもう悲鳴すら出せない。
デーモンの叫びが止まり静かになったので、ハルヒは嬉しそうににんまり笑った。
「ひゅーーーッ……ひゅーーーッ……」
いや、まだだ。まだデーモンの息がうるさい。
気にすると、どんどんうるさく聞こえてくるから不思議だ。息も止めてやろうかしら……
デーモンは地面に倒れたまま、両手を頭の上に載せ、むき出しの腹をハルヒに向ける。
犬は屈伏したのを示すため、降参したのを示すため、あえて無防備な腹を相手に向けるという性質を持っている。
デーモンにそんな本能があるのかどうかは知らない。しかし、デーモンはまるで犬のように、ハルヒに腹を向けて許しを乞うた。
「え……何……?」
眼の前で恐ろしい外見の悪魔が無防備な腹をこちらに向けて、目をウルウルさせている。
あまりにシュールな光景に、ハルヒは再び噴き出した。くすくすとまるで普通の少女であるかのように笑う。
「ふふっ、何? デーモン、あんた犬になったの? このついでにワンって鳴いてみなさいよ」
デーモンは鳴く事すら出来ない。喉を潰されたから。
「きっと似合うわぁ……けひッ」
………………………………………………………………………………………………………………………………
「あれ……?ワンって鳴かないの?早く鳴きなさいよ。鳴けよ」
「鳴けよおらッッ!!」
「鳴けよ……さっさと鳴けよデーモン……ワンって言って三回回りなさいよ……私の足を美味しそうに舐めなさいよ……
いいわよ、ほら、舐めさせてあげるわよ……犬っぽく尻尾振ってぺろぺろ舐めなさいよ……」
「いい加減諦めてさっさと舐めろよ死に損ないッッ!!」
ハルヒはデーモンの口を無理やり開け、口の前に素足を突き出す。
ハルヒが早くしろと急かす。デーモンは心の底から震えた。
デーモンの生に対する執着は凄まじい。恥も外聞も関係ない。そう、関係ないんだ。
「あはははは舐めてる舐めてる!デーモン♪あんた私のペットになる?
どうして涙流してるのよ意味分かんない。あんたホント面白いわね。天職は魔王じゃなくて……遊び人?
あはははははははははははははははははははは」
「くすぐったいわよ馬鹿ッッッ!!!」
足を思い切りデーモンの口の中に突っ込み、口の中で蹴りまくる。
デーモンは吐く。次々と吐き続ける。
「うっわ……きたない……」
吐しゃ物まみれになった足を汚そうに見つめ、ハルヒはデーモンに舐めて綺麗にしろと命令する。
デーモンが躊躇っていると、ハルヒはもう怒らないから、と約束し、再び舐めさせる。
デーモンはもうまともな精神状態を保ててはいなかった。
完全にこの女を甘く見ていた。大人しく死んだ方がましだった。
「ところで、デーモン……ちょっと聞きたい事あるんだけど」
唐突にハルヒが優しい声を出したので、デーモンはびくりと身体を震わせる。
「閣下の奴の死体を見つけて、食べたんだけど……めちゃくちゃまずかったわ。
吐きそうなくらい。もしかしてあんたもそういう経験あった?」
邪悪な心を持つ者ほど美味く、善の心を持つ者は食えないほどまずい。
デーモンが肉体の主導権を握っていた頃は確かこうだった。恐らく今でも変わっていないはずだ。
ハルヒに早いところ伝えたかったが、如何せん声が出ない。
必死に声を出そうともがくが、ハルヒを笑わせるだけだった。
「ほら、さっさと喋りなさいよ」
ここはハルヒの心の中、基本的に、ハルヒの思うままに全てが動く。
ハルヒがデーモンの喉に手を当てると、少しずつ痛みが引いていく。
「あ……ありました……そんな経験…」
恐る恐る口を開く。もうハルヒの体を奪ってやろうなどと考えてはいない。
ただ、生きたかった。
「………邪悪な精神を持つ者ほど……美味……確かそんな感じでした……」
「ふん! あんた馬鹿? だったら閣下は善人だって言うの?」
「そう………としか………」
デーモンの言葉を聞き、舌打ちするハルヒ。
ハルヒはふと、ある事を思い出し、顎に手を当てる。
「おかしいわね……」
ハルヒはしばらく思考する。何か思い出しているように思える。
何を……
デーモンは、ハルヒが何を思い出そうとしているのか、気が気ではなかった。
恐ろしい。この女はとにかく恐ろしい……。
「ねぇ……私、博之に一度食べられたんだけど……その時博之はどんな事を考えながら食べていたと思う?」
えっ……そんな事を言われても……
デーモンは焦る。しかし答えなければならない。
ハルヒの問を無視すれば、また恐ろしい思いをしなければならなくなる。
しかし、博之が何を考えていたかなんて……そんな事分かるわけないではないか。
それこそ、博之と、本物の神様のみが知り得ることだ。
「あっ……そうか……もう博之はこの肉体に宿っていないから、記憶の検索が出来ないのね。
ああ……そりゃあ分かるわけないわよねぇ」
ハルヒも納得したようだ。デーモンは一息吐く。
しかし────本当の地獄はここからだった。
「じゃあ聞くけど、博之は私の肉体を、美味しいと思いながら食べたと思う?
それとも、まずいと思いながらも嫌々食べたと思う?どっち?私の肉体は美味いか不味いか……どっち?」
この質問は……ただ、美味か否かを問うているだけではない。
裏がある。『デーモンは、私の事を邪悪だと思っているの?それとも善だと思っているの?』
これだ。ハルヒが真に聞きたい事がら。こんな質問、答えは決まっている。
美味いと言えばハルヒは邪悪、不味いと言えばハルヒは正義。そう言うのと同じだ。
デーモンは意を決して口を開く。
「も、勿論不味かったんじゃないでしょうか……だって貴方は正義」
「待ちなさい」
デーモンの言葉を遮り、ハルヒが声を出す。じろりとデーモンの瞳を見つめる。
全てを見通すかのような冷たい瞳に、デーモンは震えた。
「私って正直者が好きなのよね。反対に、嘘吐く奴はホントに大嫌い。殺したくなるぐらい」
ハルヒが唐突にこんな事を言い始める。デーモンは怯えながらも、一言一句聞き逃すまいと、集中して聞く。
「ねぇ……正直に言ってよデーモン。今なら嘘だったとしても許してあげる」
ハルヒの両目が突然、天使のような優しい気配を帯びる。読めない……この女が何を考えているのか全く読めない。
気が遠くなるほど長い数秒間の後、デーモンは思い切って口を開く。
「わ、私がさっき言った事は本当ry「待ちなさいよデーモン」」
またもデーモンの言葉にハルヒが割り込んで来た。
「実は私もね……反省してるのよ。もしかして悪い事したかなー、なんてね。
だって常識的に考えたら普通に分かるじゃない。私が悪か善かなんて。あれだけの事したのよ。あはははは」
快活に笑うハルヒ。デーモンは相変わらず怯える。
「本当の事言いなさいよデーモン。さっきも言ったけど私は嘘が嫌いよ。あれだけの事をした私がまさか……ねぇ」
ハルヒが底の見えない瞳のまま、デーモンに顔を寄せる。
真正面からデーモンを見つめて、もう一度だけ質問する。
「あれだけの事を仕出かした私は正義?それとも悪?
別にどっちでもいいの。あんたが正直に答えてくれれば……」
デーモンの後頭部に手を伸ばし、さらに顔を近づける。
デーモンの頭を抱きかかえるようにして、ハルヒは口を開く。
「さ、言って? 正義か悪かの二択よ。嘘は大嫌い」
ハルヒがデーモンのすぐ目の前でにっと笑った。どう見ても普通の少女にしか見えない。
デーモンはなんとなく、釣られて笑ってしまった。
こんな普通そうな女が、正直に言えと言ってるんだ……
……深く考えなくても……
「はは、は……神は、ちょっと悪い事したかなぁ……なんて……思いますけど……」
……嫌な沈黙が空間を支配する。
「ヒィッッ────」
ハルヒの顔が突然変形し、鬼の形相へと変わる。
「私は────」
デーモンの頭に噛り付き、顎に力を込める。
「────悪じゃねぇッ!!」
一瞬の出来事だった。デーモンの首が胴から離れ、バキバキと音を立てて噛み砕かれ、ハルヒの口の中におさまった。
ハルヒは満足げに蘇生し損ねたデーモンの死体を眺め、口から滴る血を拭った。
そして精神世界から離脱する。
正義か悪……その境界……
ハルヒは自分の事を強烈に正義だと思い込んでいる。ニコ動の現状、コイヅカの病気という発言、神として覚醒した宿命。
この三つを組み合わせて考えれば、ハルヒは完全なる善。ハルヒはそう思い込んでいる。
「あーあ……いい暇潰しになったわ……くひひ、馬鹿ねぇデーモン。私が悪なわけないじゃない。
ちょっとプレッシャーかけるだけでヒビっちゃうんだから。本当に雑魚ね」
精神世界から回帰し、背筋を伸ばしてこりを解す。
心の中にはもう何も違和感なんてない。もうハルヒの精神内で暴れ出す輩は出ないだろう。
携帯の画面を見ると、未だに例の動画が流れている。
思ったより時間は経っていないらしい。四分ぐらいか。今、動画内でハルヒが吹き飛ばされた。
自身がやられる姿を見て、ハルヒはくつくつ笑う。
携帯を握り、総合マイリスランキングに飛ぶ。スクロールしていき、動画を眺めていく。
病気……圧倒的病気……! ハルヒは思った。
陳腐過ぎる魔王に悪と呼ばれ、逆に確信できた。
やはり私は、ニコ動、そして世界を変えるために生まれた善なる存在だ。
「ジジイ……あんたの狙いが分かったわ。あんたは、私を神として覚醒させるために、殺し合いに参加させたのね……
私をニコニコ動画の神にしたかったというわけね……けひひ」
自分がこの場所で神として覚醒する事は運命だったようだ。ニコ動の神として私は覚醒したのだろう。
本来の流れなら、私が圧倒的パワーで殺し合いを制し、ニコ動を仕切るはずだった。
支援でアッーウッウッイネイネ
「私はニコ動を救うために生まれた絶対的正義ってわけね。悪なわけがない
あーあデーモン。私は嘘が嫌いだとあれほど言っていたのに……」
その他凡百の動画を全て削除し、神である私の動画でニコ動を満たす。
そう言う事でしょうジジイ。確かにそれは正しい。私は誰よりも正義だし、唯一の神だ。
そんな絶対の存在が一サイトを仕切れば、ニコ動にとってどんなに良い事か。
ニコ動を愛してやまないジジイにとって、神をニコ動に呼ぶことは悲願だったってわけね。
「だけど、ジジイ。あんたはレナ達の予想外のしぶとさに屈服し、ニコ動を再生させる事を諦めた。
だから私をもあのパクリロボットで殺そうとした……」
ニコロワはニコ動を再生するために開かれたイベント。
そのイベントの中で覚醒した私は……指名に従い、ニコ動再生に努める?
開催された理由に従い、ニコ動復活のために尽力する?
この殺し合いの中で生まれた神なら、ニコ動を治そうとするのが当たり前?
「無論NO!!!」
ハルヒは突然立ち上がり、片手を天に突き出し、一声吠えた。
「私は何者にも縛られないッ!私をある意味で生み出したと言えるニコロワにもッ!ジジイにもッ!
そしてニコ動にも私を縛ることはできないッッ!!無論レナ達にも──────
────私は神だッッ!!唯一絶対の存在だッッッ!!!
私は────全てから独立するッッ!!」
元の世界に戻って、まずする事が決まった。私を侮辱し、凡百の動画に汚染された例のクソサイトを潰す。
私を馬鹿にし、他の動画に入れ込んでいるユーザーなんぞ知った事か。
ユーザーどもは、神に従う信者として再教育してやる。そのためにはまずニコニコ動画を潰すのが手っ取り早い。
と、まあ……ここまではジジイの筋書き通りなのかもしれない。だが私には、ジジイに従う理由などない。
ジジイはニコ動を愛していたようだが、私にとってはどうでもいい存在。
一度歪んだものを修正するのは大変だ。全てぶち壊して、最初から作り直した方が手っ取り早い。
ニコ動もそうするべきなのだ。ニコ厨? ニコニコ動画ユーザー? そんな奴らの事なんかどうでもいい。
ハルヒは息を思い切り吸い込み、誰もいない、廃墟となった城に立ち、高らかに宣言する。
「私は────ニコニコ動画を会社ごとぶっ潰して、HALHAL動画(神)を開設するッッ!!」
そしてその後は……全世界の人間を神の信者として教育だッ!!
勿論ニコ厨も、HAL厨として教育してやるわ!
ニコニコ動画への宣戦布告。ハルヒは晴れた気分で言い放つと、
支援動画が再生されている携帯電話を、バキバキと音を立てて握りつぶした。
【D‐1 城の跡/二日目・夜中】
【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:ご満悦、鬼超神聖究極世界(ry、全裸マント、デーモンの肉体、水銀燈能力吸収、超能力吸収、
神への覚醒、首輪なし、超機嫌
[装備]:デジヴァイス@デジモンアドベンチャー、
[道具]:支給品一式*19(食料7食、水16食分消費)、DIGIZO HYPER PSR(残り二十分程度)@現実、
テニスボール*2、雛見沢症候群治療セット1.5日分(C-120、注射器、注射針)@ひぐらしのなく頃に 、
マウンテンバイク@GTASA、花粉防止用マスク、ドリルアーム、笛@スーパーマリオ3
糸(あと二メートルほど)、裁縫針、武器になりそうな薬物、DCS-8sp、退魔の剣@怪〜ayakashi〜化猫、
アニマルマスク サラブレット@現実、ダンボール@メタルギアシリーズ、ヴェルタースオリジナル@ヴェル☆オリ、
庭師の鋏@ローゼンメイデン、おたま@TOD、 カワサキのフライパン@星のカービィ、ワイン(残り半分)、傘@現実 、A.C.E.3@現実(少し詩音の血がついている)、塔組の推理メモ、
塔の『バグ』について纏めた紙 、バルサミコ酢@らき☆すた、 グルメテーブルかけ(残り15回)@ドラえもん、
時計型麻酔銃(予備針残り0本)@名探偵コナン、アイスソード@ロマンシング・サガ、
スパイダーブレスレット@東映版スパイダーマン、ケンジのカメラ@ポケットモンスター、
津田英治ブロマイド(音声付き)@大変な途中下車シリーズ、ビー玉(30個ほど)@ピタゴラスイッチ、
黄色甲羅@スーパーマリオシリーズ、
【DMカード@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
使用可:死者蘇生、黒騎士の魔剣少女、セイバー
深夜まで使用不可:ブラック・マジシャン・ガール、ホーリーエルフの祝福、ゴキボール、強制脱出装置
次の朝まで使用不可:オレイカルコスの結界、オシリスの天空竜、オベリスクの巨神兵】
次の午前まで使用不可:エネミーコントローラー
[思考・状況]
1.これからどうしようかな。酒飲んだせいでちょっと眠いかも
2.残った者は全員神たる自分の一部とする
3.主催者や対主催を皆殺しにして新世界を創造する。神である私が絶対である世界に。
4.全世界の破滅を救う神として、すべての世界に名を残す。
5.ニコニコ動画をぶっ潰して、代わりにHALHAL動画(神)を開設する
※狂いました。それを自覚していません。
※自分の能力を信じました。神人を召喚したりなど、能力を使えるようになりましたが、
会場全体にかけられた制限があるためまだ完璧ではありません。 デーモンの能力と混じったためかなり弱まってしまいました。
※古泉を『吸収』し、彼の能力を手に入れました。
※水銀燈のローザミスティカを『吸収』して能力を手に入れました。
※完全に体を乗っ取っています。誰がデーモンのように反乱して来ても、神(笑)には勝てないと思います
※閣下の死体を少し食べましたが、まだ体に変化は現れていないようです。
吐きそうなほどまずいらしいので、食べずに放置するかもしれません。
※細かいところは違いますが、ニコロワが開かれた理由について理解しました。
※支援動画を全て見ました
※マルクPとピエモンPの正体は不明です。動画の内容的に、ピエモンPはピエモンではないと思います。
投下終了です
デーモンは……蘇生しようとしたけどし損ねたみたいな感じで
投下乙!
なんて頭がHALな神(笑)…! デーモンとの外道対決もいい味出してた!
今までの支援動画をこいつが見てたらとか思うとゾッとするわww
閣下も喰われちまうし、やっぱ外道だなぁ… 矛盾はないと思うぜ
ホントにタグが変わってるwww
見てきたwwマジだ!仕事早えぇww
>>271 正解ww
自分で暴露してみたかったがwww当てられたなら仕方ないねww
ピエモンP=俺www
マルクPに触発されて動画制作。作っている途中でアレ?これ本編で使えるんじゃね?って思ったわけですよ
マルクP氏、支援動画をやりたい放題使ってごめんなさい。自重できませんでした。ごめんなさい
動画の内容をあえて対主催贔屓にしたのは神を怒らせるためです
伏線の張り方は自由だあああああああああああああああああああああああ
えええええまさかのピエモンPww
新しい伏線の張り方だぁww ま さ に ニ コ ロ ワ !
>>275 駄目ですよwwww
せっかくうまく隠したのにリアルタイムでしかも固定タグですしwww
やべぇ、あの動画にコメントしちまったぜ俺w
俺もだwww
バリバリ対主催贔屓なコメをしちまった…ww
さぁて投下ラッシュが続き、後は他の6人の予約を待つだけだぜ
大変だ!wikiに謎のページがっ!
ぶw
なんという神展開w
しかし、ニコロワ的には、誰が支援動画をうpしたことになるんだろうな?
マルクP=マルクはいいとしても
ピエモンPは、ピエモンでは無い気がする。対主催応援だしw
動画投稿できる状況でもなかったしw
あ、あれか。KAS逃がしたあのデジモンか?
あのデジモンだったらすごいなぁ
KAS脱走の件といいかなりの大金星。
下手すりゃ、粛正の憂き目に遭いそうだが…
書き手ロワでもないのに書き手がロワに参加しているってことに……!
,.ィ , - 、._ 、
. ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__
ト/ |' { `ヽ. ,ヘ
N│ ヽ. ` ヽ /ヽ / ∨
N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `′
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | _|
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \ つまりニコロワ世界の創造主は
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ >
. l  ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__ 書き手達だって事なんだよ!
゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ トr‐' /
l `___,.、 u ./│ /_
. ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、
>、`ー-- ' ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ ./ \、 \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | |:.l. /';';';';';|= ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
l. |:.:.l./';';';';';';'! /:.:.| i´|.ー‐' | / | |. ! l
. l. |:.:.:.!';';';';';';';'| /:.:.:.:!.|"'|. l' │-==:|. ! ==l ,. -‐;
l |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l | l. | | / //
l |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l l、 :| | } _|,.{:: 7 ))
l |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ' ::::::|; 7
. l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ ::::::!′ :::| .:/
. l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! /ヽ::: `::: :::: ....::..../
>>285 な!なんだっ……
……別に普通じゃね?
>>285 わかりにくかかった?つまん真の黒幕って事さ。
>>285 ナ ゝ / 十_"
cト  ̄ ̄ ̄ ̄ /^、_ノ | 、.__
,. -─- 、._ ,. -─v─- 、 _
,. ‐'´ `‐、 , ‐'´ `‐、, ‐''´~ `´ ̄`‐、
/ ヽ、_/)ノ < ヽ‐'´ `‐、
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ ≦ ≦ ヽ
i. /  ̄l 7 1 イ/l/|ヘ ヽヘ ≦ , ,ヘ 、 i
,!ヘ. / ‐- 、._ |/ / ̄l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、 |
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l / ...レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! | | ヾ ヾヘト、 !
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /.|\ riヽ_(:)_i '_(:)_/ ! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-i、
/`゙i ´ ヽ !...|(・) !{ ,! ` ( } ' (:)〉 ´(:.)~ヽ |//ニ !
_/:::::::! ,,..ゝ!...|⊂⌒.゙! ヽ ' i゙! 7  ̄ | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 /....| |||||||||!、 ‐=ニ⊃ / ! `ヽ" i-‐i
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / ......\ ヘ_ ..ヽ ‐- / ヽ ` ̄二) /ヽト、
i、 \:::::::::::::::..、 ~" / .........\__..ヽ.__,./ //ヽ、 ー / ゝ
.! \ `‐、. `ー:--'´ ./ .//イ;;::::: //〃 \ __,. ‐' ./ / \
ヽ \ \ / ..⊂ ( ./ /i:::::. //  ̄ i:::: / /
しかしニコ動もいいタイミングで(夏)になったな。
おかげでHALHAL動画(神)と並べたときに見栄えがいい。
なーんだ吹いたww
なんかもう投下ラッシュでテンションが上がってきちまったww
どうしよww
【ビックマメモン@デジモン】
[状態]:高揚感、マルクたんを命掛けで守る覚悟、瀕死、銃創、出血、頬に打撲
[装備]:萌えもんアカギパッチ@萌えっ娘もんすたぁ(破損)
[道具]:携帯無線機
[思考・状況]
基本:俺の嫁(マルクたん)とバトロワを完遂させる。
1:マルクたんを守る
2:結界の修復する
【備考】
※KASにパッチを銃で撃たれ、銃弾はそのまま体内に残っている模様。
衰弱が激しく放置すれば死亡する可能性大。
これを追加してください〜
あとタイトルを言うのを忘れてた。
伝説のパソコンハッキング〜裸間撮影、パシャ☆
でお願いします
もうあの人の言葉を使わざるを得ない
「お前は自分が『悪』だということに気づいていない。最もドス黒い悪だ」
このSSで何で大っぴらに世界を変えるって言うのが厨二っぽいのか理解できた気がする
言い忘れてました。もしウィキに入りきらない場合は、
>>251までを前篇、
>>252からを後編にしておいて下さい
あと、ウィキメニューのHALHAL動画へのリンクの事なんですが…
こうやってリンクはってくれるのは書き手として凄く嬉しいし、光栄に思ってます
ですが、ちょっと恥ずかしいw
そして何より、メニューにリンク張ると初見の人に対してネタばれになるんじゃないでしょうか
出来れば消したいんですが、どうでしょう?
トップ以外にこっそり貼っておけば良いんでない?
荒らしをした記憶は全く無いんだけどもアクセス規制中とかで、先週からガ板にレス出来ないんだけど、どう言う事なの…
巻き込み規制なんかOCNユーザーならにちじょうちゃめしごとだぜ?
とりあえずいつでもふさわしいところに移せるように砂場に移しておきました
ハルヒが生き残ったら、俺HAL厨になるんだ…
俺、支援動画にハルヒ死ねって書き込んだ後南ヨーロッパで小さなパン屋さんを開くんだ。
神(笑)が生き残っちまったらHAL厨乙! とか言えなくなるのか…!
なんせ世界変えるとか言っちゃってるしw
……ボスマーダーキラーなレナさんなら…!
ハルヒとレナの一騎打ち書こうとしてた俺\(^o^)/
遅くなりました。修正したものを投下します
城というよりは未来基地と言った方がぴったりな内装。
そこをカービィは慎重に進み続けていた。それも、出来る限り敵に気付かれないように。
まばらに見える警備は吸い込んで片付けても良かったのかもしれないが、この人数では誰かいなくなればすぐに怪しまれるだろう。
(……なんかかべの感触が……)
壁づたいに移動していたカービィは背中(?)に妙な違和感を覚えた。まるで固めののれんに身体を預けているような感触。
何かひっかかった彼は少し首をひねった後、ある推測を立てた。
それが事実なら、ここにあるものは――
(びんご!)
吸い込まれるように、壁の中に消える丸い影。そう、あそこ壁だけが隠し通路になっていたのだ。
恐らく魔法か何かでカモフラージュされていたのだろう。鏡の世界にて、ワープミラーで移動する時と似たようなつくりになっている。
隠し通路の先は先ほどと比べてかなり狭い。隠れるところもないが、警備自体いないようである。
なんだか、まだ何かがひっかかってるような気がした。こういう所に前も……
「……メタナイトの戦艦の……隠し部屋ににてる」
再びカービィはぽんと手を打った。そうなら益々調べる価値がある。そうと分かれば、とばかりにカービィは急ぎ足で、かつ慎重に足を進めた。
やがて通路は小さな小部屋に繋がった。二つの扉があり、それぞれに看板があって注意書きがなされている。
片方は『ノヴァ・メンテナスルーム』とあった。
ノヴァ……つまり相手の要が、いきなり目の前に登場したのだ。思わず足を踏み出そうとしたがかろうじて留まる。
以前戦った時はスターシップの力があってようやく勝てたのだ。それに、生身で飛び込んではどうなったか知れたものではない。
生身でノヴァの在り処に辿り着くのは危険すぎる。だが、この部屋のことを覚えておいて損はないだろう。
もう片方には『おまけ』と書かれていた。……おまけ?
だがあのマルクのことである。もしかしたら私的なものでも置いてあるのかもしれない。
いずれにせよ調べて見る価値はありそうだ。
おまけの扉に進んだカービィは、ノヴァの方の看板に小さく注意書きがなされていたのに気づいていなかった。
『新感覚ノヴァ! 今度のノヴァは弾幕も張るし式神も呼ぶぞ!』
☆
「ぽよ……これ、エアライドだ」
おまけ部屋は薄暗く、まるでガレージか何かのようである。というより進んで見れば実際にガレージだったわけだが。
乱雑に数機のマシン……ワープスターやライトスターが置かれていた。
いくつか他にも見覚えのあるマシンがあったがいずれも大破している。
エアライドマシンを使えばノヴァに挑める可能性があるものの、この基本的な二機では少々難しいだろう。
まあ無いよりはマシかともっと詳しく探ろうとしたとき、ふとカービィが顔をもたげた。
「……あれ? これってもしかして……」
ふと、壊れたマシンの間に何か光るものがあるのに気づく。
破片をどかして出てきたのは一つのエアライドパーツ。
大天空を統べるマシン、ドラグーンのもだった。
ドラグーンは伝説のエアライドマシンと謳われ、その性能は他と比べずば抜けている。
このさえ使うことができれば、ノヴァはおろかマルクにも渡り合える可能性だってあるのだ。
だが、今はこのパーツ一つのみだ。完成させるには三つのパーツが必要になる。
残り二つのパーツの行方は分からないが、この城にまだあると見て間違いなさそうだ。
「そうときまれば……パーツをさがさなきゃ!」
これを使うことになると、さっきとはうってかわって、かなり強引な手になることになる。だがこのマシンを操れば迅速に残りのパーツを見つけられるかもしれない。
カービィはなけなしの頭で隠し部屋の位置をしっかり記憶すると、パワーアップしたワゴンスターに飛び乗り部屋を飛び出して行った。
【クッパ城/二日目・夜】
【カービィ@星のカービィ】
[状態]:元のピンク玉、左腕喪失、胸部から腹部?にかけて傷痕、体力全快
[装備]:ワープスター
[道具]:支給品一式(食料全消費)、土鍋@ねこ鍋 、ドラグーンのパーツx1
[思考・状況]
1.ワープスターで残りのエアライドパーツを探す
2.ノヴァのありかをしっかり覚えて、ドラグーンで破壊する
3.マルクを倒すために、仲間と合流したい
4.マルクを倒せる武器か能力を探し出す
※第七回放送を聞いていません
※銀河に願いをの記憶を取り戻し、五つのコピー能力が自由に使えるようになりました。
うちストーン・ファイア・ファイターが判明済み。ペイントはデラックス能力ではなく習得していた使い捨て技能なので含まれないはずです
※若干、知能がアップしたような気がしない事もないです。
※鍋の中に……誰もいませんよ?
※隠し部屋の位置をわりとしっかり覚えました。
※カービィ派の下っ端デジモンはほぼ全員が「行方不明」になりました。
このため深刻な人手不足が発生するはずです
※隠し部屋にはおまけ部屋(エアライド格納庫)と
ノヴァのメンテナンスルームがあります。メンテナンスルームから
ノヴァの核方面へ辿り着けるかは不明です
※残りのドラグーンパーツは城内のどこかにあります
※ゆとりはゆとりなのでワープスターには気付きませんでした。
あと数匹轢かれてスピードアップの礎になりました。
こんな短いのに手間取ってすいません。
ってか
>>304のワゴンを修正し忘れてるし…
お昼のうちに私もー
「はぁ……」
見上げても岩肌でできた天井。星の光も届かない闇のなかでつかさはため息をつく。
ランタンはことのはに渡している。黙っていると心まで暗くなっていきそうだった。
ことのはさんはボールに入っていたモンスターだけど、私より強くて賢くて、今も結界をどうにかしようと頑張ってくれている。なのにどうして私にはなにもできないんだろう。
これでも巫女なのに、形式的な儀礼以外何も学んでこなかった。ひょっとしたら何かを知ることができていたかもしれないのにフツーの女子高生として日々を浪費してきた。
それはそれでかけがえのない大切な日常だったとつかさは思う。それでも、今はそんなことに使っていた時間が惜しかった。
もう二度とその幸せな日々が戻ってくることはないだろう。姉のかがみも親友のこなたもここで死んでしまったのだ。もし自分までここで亡くなるようなことがあれば少女三人の失踪という形になって真実はどこにもなくなってしまう。
「せめて心だけでも、強くなくちゃ」
まず非力であることを受け入れる。悔しいが今の自分には戦闘力も知識も足りない。
こなたを守ろうと必死になったときはありえない力が出せた気がするが、あれも何か別の力が働いた結果だろう。日本刀なんて普段の自分では重くて振り回すこともままならないのだから。
ツンツン
いつのまにか寄ってきていたことのはが膝をつつく。準備ができたのだろうか。
だが、ことのはの告げた言葉は彼女の理解をすこしだけ超えていた。
「血」
「なあに? 舌打ちじゃないよね」
曰く、結界は魔導書なしの詠唱だけで発動可能な黒魔法では正直厳しいこと。
曰く、魔法の触媒として用いる人魚の泡や青い結晶を初めとするマジックアイテムが一切ないこと。
「ですから、処女の生き血で喚起のための魔方陣を描きます。協力して下さい」
「あわわー。黒魔法ってことばの意味通り黒いんだね……」
妖精の剣の刃先をこちらに向けることのは。
生気の宿っていない瞳でそれをやられると今にも首を刎ねられそうで非常に怖い。
「えとえと……半分ずつじゃダメかな?」
つかさは提案する。
痛いのを我慢するのが苦手なこともあるが、多量の出血は体力も思考力も大きく奪うはずだ。できれば一人で引き受けたくはない思ったのだが、ことのはは首を振った。
「もしかしてー、オトナなんだ!?」
ことのはは否定も肯定もしない。実際は非処女とかそういったレベルの問題ではなく、彼女がポケモンの中でもゴーストタイプであるがゆえに「生き血」は出せないだけなのだがつかさには知りようがなかった。
仕方なくつかさは彼女の求めるがまま、指先――それでも魔方陣を描くには到底足りず、結局両手首に剣の刃を滑らせる。
上着の袖を切って止血のために強く巻き、襲ってきた貧血のふらつきを和らげるため横になる。ことのはに任せきりなのはよくないと思うが、もう今のつかさに手伝えることなどない。
ことのはは魔方陣を描ききり、ぶつぶつと棒読み気味に何か言っている。
「イア イア シアエガ―――」
どうやら呪文らしい。魔方陣ができて呪文を唱えている。結界の完成ももう少しのはずだ。つかさは安堵する。
だけど、何かがおかしかった。魔方陣が僅かに隆起しそこで緑色の血管のようなものが脈を……なにかが、出てこようとしている。
「ひっ……」
気付いた途端、震えが止まらなくなった。根源的な恐怖。
つかさはことのはを探す。彼女は一体何をしたのだろう。結界を作るために悪魔の力を借りようとして失敗した?
混乱する頭でようやくことのはの姿を見つけ出す。彼女は魔方陣から半身を乗り出したその異形をぼんやりと眺めている。
「ここは結界のせいでこの世界にいないと気付けない場所でシュね。お前にはシュマがどんな形に見えているんでシュか?」
「グロキュアポケモンの、さやチャンに似ていると思いました」
「話す価値もなさそうな答えで残念でシュ。もう一人は?」
会話、していた。その異形とことのはが。
口などどこにもないその緑色の肉塊から声が聞こえていた。発声器官があるのかテレパシーなのは定かではないが、彼女はそれを怖れず意思の疎通を可能にしている。
……見えているものが、違う。つまり、私の恐怖心があれを怪物に見せている?
つかさは深呼吸する。黒魔術で呼び出した悪魔ならこんなことがあっても不思議じゃない。意思を強く持てば本当の姿が見えてくるはずだ。
「私には……」
だめだ。何度目をこらしても緑色の触手がうねりをあげる一つ目の軟体生物にしか見えない。そう見えているのだから嘘はつかずにいようとつかさは決心する。
「威厳のある緑色のタコ……かな?」
怪物の単眼がぎょろりと縦に伸びつかさを覗き込んだ。
「人の尺度で神は測れない。けれどそれはもっとも限りなく正解に近いでシュ」
「あ、ありがと……。おっきなタコでいいんだ」
「シュマの普段の姿は、地球人の基準だと木星の数倍おっきいでシュからね!」
大きすぎるにも程がある。けれど、震えは止まって心も落ち着いていた。これが黒魔術だというならば彼に願いを叶えてもらわないといけない。つかさは一歩踏み出す。
311 :
惑いて来たれ、遊惰な暗黒神:08/07/18 12:40 ID:MPbm56wc
「結界を、作りたいんです」
「出すもの出してからお願いはするものでシュ」
死んだら魂を差し出せとでもいうのだろうか。それで生きているみんなを助けることができるなら安いものだとつかさは思った。同時に違うことにも思い当たる。
「触手でいやらしいことしたいとかなら、ダメだからね」
こなたの家に行ったときにそういう本があった。こなちゃんに未成年なのにとかそもそも女の子なのにとか言うつもりはないけど、自分があんな目に遭うのは絶対に嫌だ。
世界の危機だろうと、乙女としてその一線だけは譲れない。
「酷い言い草でシュね。我が盟友ロックマンの頼みだからあの星の生命根絶は我慢してあげてまシュのに」
実際は地球の大魔導師に相打ちに持ち込まれた経緯もあってもとから別格扱いなのだが、異界の邪神がわざわざ女子高生にそこまで説明をする義理はない。
「……ロックマンさん?」
「知り合いでシュか。ならお前の世界にはX−MENやファンタスティック・フォーもいることになりまシュ」
「ファンタスティック・フォー? そんなのいないよ。ロックマンさんはここにいたんだし」
その答えを聞いて緑色の怪物はしばらく目を閉じ、勇敢なロボットがこの地で果てたという事実を確認したのか頷いた。
「ロックマンも消えたし、お前がいたのも全然違う世界の滅ぼしても構わない地球でシュね。なら帰りまシュ」
「え、ええっ!? なんでそうなっちゃうの?」
「取るに足らない生き物は滅ぶべきでシュ。そうでないなら抗い続ければいいでシュ」
「黒魔術でお呼ばれしたんだから結界くらい作っていこうよ、ね?」
「きれいな宝石か美味しいカレーを今すぐ捧げるなら結界くらいお安い御用でシュが?」
「うぅ……無理だよぅ……てか魂とかじゃないんだ……」
困惑するつかさと、神を斬るのはチェーンソーとつぶやきながら辺りを見回すことのは。当然そんなものもここにはない。
312 :
惑いて来たれ、遊惰な暗黒神:08/07/18 12:42 ID:MPbm56wc
「……この結界を無効化したいなら、素直に結界そのものを消せばいいんでシュ」
「でもでも、神社を壊しても結界には影響がないってことのはさんが言ってたし」
こくりと頷くことのは。
「伝説のバロック式ソプラノリコーダーの音色か、しゃべる杖の忘れさせられている魔法。使えばその道具は壊れるだろうけれど、お前でもどちらか使えば結界は壊せまシュ」
「なんでそんなことがわかるの!?」
「シュマが神だから。神に仕える人間も落ちたものでシュね」
いくら父が宮司でも日本神道にすら詳しくない人間が邪神の凄さなど知るはずもない。つかさは理不尽だと思った。
「というか、忘れちゃってる魔法なんて知りもしない私が使えるの?」
「そこまで面倒見る気はありまシェン。さらばでシュ!」
空間に裂け目が生まれ、その奥になにかぞわぞわしたものが蠢いているのがつかさには見えた。腰が抜けそうになるがどうにか尻餅をついただけで耐える。
そうしてその隙間に飛び込んで、蛸を思わせる緑色の奇怪な神は消えていった。
静寂が戻る。残されたのは、ことのはとつかさのみ。
「大丈夫でしたか?」
「よっこいしょういちっ……うん、平気。行かなくちゃ」
手を貸してもらって貧血にもかまわず一気に立ち上がる。
しゃべる杖は知らないが、ソプラノリコーダーならきっとあれだという心当たりがつかさにはあった。
城にいた誰かが自分のかわりに持っていてくれている。あとは破損せずちゃんと残っていれば、きっと吹ける。
あの神様は知るはずのないことまで知っていた。見た目は悪いが信じられる。
「そうだよね、琴姫さん。一緒に歌ったあのメロディーでいいんだよね!」
何を吹けばいいか自分は知っている。何の技能もないつかさにとってそれは初めて見える光明だった。
313 :
惑いて来たれ、遊惰な暗黒神:08/07/18 12:45 ID:MPbm56wc
探さなければいけないのは、笛を持っている可能性の高い人物。すなわち城から出てあの老人のロボットと戦った中の誰か。おそらくはみな一緒にいることだろう。
具体的には、霊夢・レナ・日吉・遊戯・KASの五人。KASは見かけなかったから別行動かもしれない。
他は敵か、もう帰らぬ人。名簿であのとき城にいたと教えてもらったみんな。彦麿・アリス・春香・カービィ。みんなこんなわけのわからないことのために死んでいった。
「たったの五人……」
つかさは考えをまとめようとしただけなのにとぞっとする。殺し合いなんてばかげてるとみんな思っていたはずなのに、こんなにも多くの命が失われている。
自らの罪から逃れたいなどというつもりは毛頭なかった。だが、ここには狂気が満ちている。そう思わざるを得なかった。
「何かうまく探す方法はないかな? ことのはさん」
「えいえんに」
即答。だがあれで探すのはいくら強い覚悟があっても御免被りたいとつかさは思う。夜は視界も悪い。
「そっか。じゃあどうしても急がないといけないときはお願いするね」
「今がその時ですよね」
またも即答……って? あれれ!? なんで私浮き上がってるのかな? そうつかさが思う間もなく、
「いやぁあああああ!!」
薄暗い夜の空を、二人の女子高生が乱高下しながら飛んでいった。
314 :
惑いて来たれ、遊惰な暗黒神:08/07/18 12:46 ID:MPbm56wc
【D‐3/二日目・夜中 空中】
【柊つかさ@らき☆すた】
[状態]:全身に打撲、手と両手首に深い傷、熱と貧血と疲労でグロッキー
[装備]:ロールバスター@ロックマンシリーズ(損傷有)、くうき砲@ドラえもん
[道具]:ことのは(妖精の剣)@ヤンデレブラック
[思考・状況]
第一行動方針:仲間を探し出し、結界破壊のためのアイテムを受け取る
第二行動方針:もう一人の遊戯に会ったら謝罪する。
第三行動方針:死んでしまった皆の分も頑張って生きる。
第四行動方針:春香の最期が気になる。
第五行動方針:魅音を殺したことをレナに伝える。
第六行動方針:ハルヒ達のことが気になる。
※Fooさんの笛でさくらさくらを吹けば結界破壊ができるかもと思っています
※レイジングハートがスターライトブレイカー・プラスに関するデータを抹消されているようですが、今のつかさの知識ではそこまで理解できませんでした
※ヤンマーニBGM+SIGP210によるヤンマーニモードは、肉体、精神に膨大な疲労を残します。
※ヤンマーニBGM+SIGP210による覚醒中のみ、鬼狩柳桜が抜けました。
他の人にも抜けますが、本来の抜く方法ではないためか、BGM終了後、人知れず鞘に戻っています。
※シュマゴラス@MUGENは興味を失い別の宇宙へ行ってしまいました
いわゆる外部介入
ググったら言葉様の詠唱が黒魔術というより旧神崇拝だったのでこうなりました。
宇宙最強のスキマ妖怪である邪神シュマゴラスたんならなんとか……してくれない!
してくれよw でも城には確か・・・
317 :
Classical名無しさん:08/07/18 13:36 ID:YdmJDK6M
きりんさーん!
誰も予約しないようなので自己リレーごめん
神、カービィ、遊戯、若本、B、ピヨシ、レナ、レムー
の8名予約します。
時間が無い夏休みになりそうな悪寒がするから長引いたら更にごめん
>>315 投下乙ー
そこで笛かレイハさんが出てくるのかっ!
そしてつかさが巫女っての忘れてたぜw
結界解除は流石に手間取るねー 合流が楽しみだぜ
>>319 wktkさせてもらうぜ!
今思ったんだが、ピヨシートとプロシュートって語感似てね?
兄貴ィ!ピヨシート兄貴はやっぱり凄えや!
兄貴って聞くとガチホモを連想してしまう…
ピヨシート+兄貴(gthm)=ピヨシート兄貴=「ところで俺のGENKI玉を見てくれ、こいつをどう思う?」
もうあかんわ……
>>322 そうなると…
レナ=カズヤ
霊夢=ビオランテ
神=TDN
レスリング的にこうなるんですね、わかりません。
女しかいねぇw
Fack↑You↓
ピヨシート兄貴ってなんかいいなw
彼にはどことなくガチホモではない方の兄貴っぽい雰囲気があるような気がする
>>326 ニコロワではかなりの熱血要員だもんなぁ
精神的に青い部分も持ってるし。 と、そういやヤツは中学2年生だった
下克上すると思ったならっ!その時スデに行動は終わっているんだっ!
亜美「ピヨシート兄貴ィッ!やっぱり兄貴はスゲェ―やッ!」
330 :
Classical名無しさん:08/07/20 20:02 ID:CYRbR.ew
そして時は動き出す
本スレは作品投下がくるまでは人少ないからなー
俺らがやれることは書き手が現れたとき支援することだけさ…!
332 :
Classical名無しさん:08/07/21 07:42 ID:kHDG4t4k
>>332 URLで分かると思うけど、グロだから見ないように
334 :
Classical名無しさん:08/07/21 11:44 ID:kLDq3TKo
>>332 流れを悪くするような事は
謹んでほしいと言わざるを得ない
暇だから書き手さんたちの説明文でも書いてみないか?
確か四天王の奴は前にあったが……
四天王さんたちの説明も更新してもいいと思うし
結構前に毒吐きのほうでニコロワ四天王意外の説明文あったよー
>>335 wktkして待ってるぜ
書くなら俺も書く
◆qwglOGQwIk氏
ニコロワを代表する書き手さん
安定した生産量と品質で予約が入るとホッとする人。
が、美しい花には棘がある。否、○○○がある。
阿部さんを書かせるとたとえ殺し合いの場であってもハッテン場にしてしまう。
阿部の使い魔
見た目は阿部さんだが精神は羽生らしい。
断片過ぎる説明だ……
追記をよろしく頼みたい
>見た目は阿部さんだが精神は羽生らしい。
KIMEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!
, '´  ̄ ̄ ` 、
i r-ー-┬-‐、i
| |,,_ _,{|
N| "゚'` {"゚`lリ あうあうなのです♪
ト.i ,__''_ !
/i/ l\ ー .イ|、
,.、-  ̄/ | l  ̄ / | |` ┬-、
/ ヽ. / ト-` 、ノ- | l l ヽ.
/ ∨ l |! | `> | i
/ |`二^> l. | | <__,| |
_| |.|-< \ i / ,イ____!/ \
.| {.| ` - 、 ,.---ァ^! | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{ ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
}/ -= ヽ__ - 'ヽ -‐ ,r'゙ l |
__f゙// ̄ ̄ _ -' |_____ ,. -  ̄ \____|
| | -  ̄ / | _ | ̄ ̄ ̄ ̄ / \  ̄|
___`\ __ / _l - ̄ l___ / , / ヽi___.|
 ̄ ̄ ̄ | _ 二 =〒  ̄ } ̄ / l | ! ̄ ̄|
_______l -ヾ ̄ l/ l| |___|
いい男だけど辛い物が苦手…カレーも星の王子様カレーとかなんだろうなw
他の書き手さん紹介か。俺も時間見つけて書こうかなー
四天王の書き手紹介書いてみたよー
◆CMd1jz6iP2
ニコロワ投下数トップの書き手さん
バトル繋ぎetcと、様々なSSを書けるオールラウンダーだが、やはり特筆すべきは彼の発想
その発想はなかったわ、というような革新的なアイデアを次々と生み出し、
ニコロワに様々な新風を吹き込んだ。悪く言えば超展開なのかもしれないが、
彼が生み出した新アイデアは全て美味い方向に転がっているように思えるので無問題
四天王の中では、参戦が少し遅れたが、驚異的なスピードで投下数を伸ばした。
主観だが、だんだん上達して来ているような気がする。
最近あまり見ないので、良かったらまた書いてほしいなあ
代表作(主観)
震える山シリーズ
100kbの大作。山で繰り広げられる様々な攻防を描いたSS
TASさんカッケー、谷口やれやれ… つかさ……
全並行世界ナイトメア
後にほとんどの読み手から嫌われる事になる神(笑)を生みだしたSS
この書き手さんは思考変化が上手いと思う
ひろくんのローゼン☆テンセイ
ほのぼの銀様は最高だった
◆qwglOGQwIk
バトル繋ぎ考察エロと様々なタイプのSSを書ける人
安定感があり、どの作品も満遍なく面白い。
読み手の心に色々な意味で凄まじいインパクトを残すSSを多く書く。
YOKODUNAでグロ展開、闇つかさで驚きの黒さ、と心に突き刺さる展開を多く書いている
そしてやはり彼と言ったら阿倍さん。股間を使って戦う…なんて素敵な発想。
ガチぺったん対冥王のカオス対決、阿倍さんが巻き起こすゲイボルグスパイラル、アリス、アサクーラレイプ(未遂)
などなど阿倍さんを動かしたら天下一品の人である。
氏のSSはどれも丁寧で、読み易いのでこれからも頑張ってほしい
代表作(主観)
「薔薇大戦 〜 混世魔王 VS 白い魔王」
冥王相手に、股間丸出しでスイカと共に闘う阿倍さん。
こんなカオス戦闘こそニコロワの真骨頂だと俺は思う。がちぺったんは大好きだった
硫黄島からの手紙
闇つかさこえええええええええええええ
Ontology
ガチぺったんの最後は凄く切なかった…
◆0RbUzIT0To
熱血、感動、そして考察のスペシャリストと言わざるを得ない
盛り上げが上手いと言うのだろうか…とにかく氏の書くSSは説得力に溢れ、
改心、チーム結成、考察と、どれも自然に受け入れられ、読み易い。
キャラの心情を書くのが上手く、キャラのさり気ない一言が心に残ったりする。
人気チームである塔組を生みだし、キバ、水銀燈の最後を感動的なまでに美しく書いてくれた。
塔組結成時の合言葉、『少数派による運命の打開』はニコロワ屈指の名台詞であると思う。
名探偵レナンによる考察も見事。説得力が凄い。なんでこんな事思いつくの?
この人も最近あまり見ないので良かったらまた戻ってきてほしいです
代表作(主観)
罪滅ぼしと新たな罪と
とにかく感動した。外山とKカッコよすぎ。
レナ頑張れ、塔組頑張れと素直に思った
D-2ブリッヂの死々闘シリーズ
TASさんの鬼のような強さにビビったw
キバと水銀燈の最後は見事と言わざるを得ない
括弧、推理、城にて
説得力やばいw素直に凄いと思った
◆OZbjG1JuJM
人外とか擬人化が大好きな人。
作品の傾向としては、バトル繋ぎギャグと様々なジャンルのSSを書く
ほとんどのSSにネタが仕込まれており、細かいところで色々笑えるw
明るい話が上手く、なんだか読んでいてなごむ
と言っても殺害数は多く、時にはひろくん古泉死亡話のようなとびきりの鬱話も書く
人外な奴らを擬人化するのが好きで、マルクをはじめとした様々なキャラが彼の手により
萌えキャラになったりクリーチャーになったり。
マルクたんを生みだしたのは氏。個人的に、最初の頃は何故マルクが主催?と思ったが、今では大好きw
代表作(主観)
第五回定時放送
マルクたん…いいキャラになったもんだ
神様ゲーム
ど鬱な作品。くそひろ古泉カワイソス
このSSを読んで、神(笑)をますます嫌いになった人はおそらく多いはずw
ニコニコ流星群は大変なオペレータールームでトルネードスピィィンをうおっすまんごゆっくりぃ!!
小ネタ満載のSS。ワロスw
頑張って四天王書いてみた。的外れなところがあったらごめんなさい。
残りの書き手さんを書く暇はちょっとないので、続きは誰か他の人が書いてくれたら嬉しい
347 :
Classical名無しさん:08/07/22 23:50 ID:Pb8kwHc.
良いと思うよ。これをゴルベーザ四天王の歌に合わせて・・・
書き手紹介な流れ!これはモチベあがりまくりな予感!
そしてこっちも他の方の紹介文を書きたくなってくる矛盾!
うん、そうなんだ。また延長させて下さいなんだ……。繋ぎなのにキャラ拘束しててすみません。
明日が休みだからめいっぱい書かんと
個人的な話だが、どうも俺は神(笑)との相性が悪いようで……おや、誰か来t
最終回が間近だと思うがゆっくり執筆していってね!!
ゆっくり書いていってね!!
ウィキを更新しておいた
と・・・こんな感じでいいのかな?
阿部さんのAAを乗せようと思ったけど上手くいかないんだぜ
どのAAをどこに置けばいいか分からんので、とりあえず
>>340を砂場に置いておいた
HALHALと混じり合って砂場がカオスってレベルじゃねーぞ!
やっと完成したので今から投下します。
題名は「星神飛行 HALッ☆」でおねがいします。
今は何時なのかしら。
今更なことを何となく考えながら私は歩いていた。
クレーターだらけの地面を、私達はひたすら歩いていた。
行方の知れない、どこにいるかも分からない仲間を探すために。
足が鉛でもつけてるかのように重い。歩くことがこんなに辛いだなんて感じた時が無かったから尚更ね。
きっと日吉とレナも同じだろう。特に日吉なんて、どこからそんな体力が出てくるか分からないくらいボロボロだ。
そうなれば、愚痴が多くなるのも自然だった。
「……おい、本当にこっちで大丈夫なのか?」
日吉がげんなりとしながら聞く。
「こっちでいいと思うよ。霊夢ちゃんもそう言ってるし」
「それとも何、あんたもうバテたの? まあ、愚痴る体力あるならまだいいけど」
「そんな訳あるか。お前らが自信満々だから逆に心配なんだ」
何だかんだでまた歩きだす。こんな調子で意地張りながらの仲間探し。
ほんと、歩くって嫌ねえ。
今、私達は、日吉の言うつかさの去っていった方向、それを踏まえたレナの推理、
そして私の勘を頼りに北に進んでいる。
辺りは既に真っ暗だから、暗視ゴーグルを着けているレナに頼るしかないのが難点ね。
下手に名前を呼んで永琳やら主催陣やらが来ても困るし。
「でも、暗くなったから今だからこそ、見つけやすい場合もある思うの」
沈黙を凛とした声で破ったのは、暗闇を凝視するレナだった。すぐに私と日吉も気づいた。
「あんな風にってことね」
レナの指差す方向に、2本の太い光が見える。
「車……だよね」
「何でこんな場所に車?」
レナと日吉が車っぽいと言うが、私にはよく分からない。
それよりもあれが仲間のものか、敵のものなのかが気になった。
「霊夢ちゃん、まだ魔法を使える?」
レナが思い立ったように切り出す。突然何なのかしら。
「撃てるは撃てるけど大きいのは無理よ。あいつらを狙い撃ちでもするの?」
「あっちはこの状況でライトをつけて走り回っている。他に障害物も無いこの焼け野原でやるには危険すぎるよ。
考え無しにやることじゃない、答える価値はあるかな、かな」
「誰か探してるってことか?」
「それもある。でも、ああすることで一番期待できるのは……、"見つける"ことより"見つけられる"こと」
なるほど、探すと同時に探してもらいたいってわけね、それならお安い御用。
「分かったわ、じゃあ私達もアピールタイムってわけね。……いくわよ、レイジングハート」
『Yes, my master!』
魔力の消費は最小限に、細い光の束を撃つ。それは車の前を通り過ぎた。
2本のライトと砲撃の光が交わり、車が動きを止める。
そして、それはノロノロと近づいて方向を変え、私達を見つけた。
どうでもいいけどいきなりライトに直接照らされたので目が眩むったらありゃしない。夜雀の鳥目並だわ。
しばらくして近くまで来た車が停まる。
さあ、中身は主催? 多数派とやら? それとも車自体が化け物? うーん、最後は困るわ。
私達は一言も発さずに、車から出てくるその姿を見極めようと凝視していた。
最初に下りてきたのは変な動きをする人間、というか不審者。
そう分かって失望感に襲われたが、次の瞬間、私は目を見張った。
次に下りてきた2人の片方は紛れもなく、私達が探していた遊戯だったからだ。
横の2人がほっと安堵のため息をついたのがわかった。
もう片方の少女は見慣れない服を着ている。なんとなく主催の道化師達を彷彿とさせた。
「お前、無事だったか? というより、他の奴らは何なんだ?」
「確か君は……一緒にジアースと戦っていた人? 僕は大丈夫だよ、こっちの人達も危険じゃないよ。後で紹介する」
警戒していたレナも、その言葉を聞いて安心したらしい。私達は彼らに近づいていった。
「武藤遊戯です。改めてよろしく」
「良かった、無事……じゃあないみたいだけど、また会えて嬉しいよ」
「それよりあんた真っ青ね、大丈夫なの?」
そんなことより、と遊戯は言って、ある物を差し出した。
私はそれを見て目を見開いた。レナも途端に目つきが変わり、それを見つめる。
日吉だけが頭に疑問符を浮かべるように首を傾げた。
黒く、星の刺繍が入った看護帽。これを被っていた人物は私の知っている中で1人しかいない。
「……八意永琳の、帽子ね」
頷いてから遊戯は続ける。
「それが分かるなら、あまり説明はいらないね。……永琳は死んだよ。最後まで殺し合いに乗ったまま」
「そっか……」
レナが目線を下に落として言った。
「仲間にしたいと言ってた奴だな? じゃあ、古泉とかいうのは……」
「知らない」
うわ、即答。吐き捨てるように言ったので、日吉が固まったように見えた。
「永琳は何も言わなかったの?」
「古泉の事は別に。ずっと神、神言ってたよ。神であるハルヒが死ぬ訳ないって何度主張してたことか」
「何、あの人は新興宗教にはまってたわけ? 放送で呼ばれたじゃないの」
『レイムは巫女なのに神は信じないのですね』
「だって、うちの神社はお賽銭を集めるところから駄目だもの」
そういうものなのですか、と言ってレイジングハートは再び黙った。
「まあ信じるかどうかは別として、一応注意はしておくべきかな」
「ハルヒがいるなら、まだ気は抜けないってことだね。主催側の事もあるし……」
「あ、そうそう。ここから慎重に聞いてね」
慎重、という意味がよく分からないがとりあえず頷く。
「この変な人は水色。召喚されて一定時間しかいれないみたい」
けがなくてよかったね! と言いながらくねくねと歩く水色の不審者を見る。
どうやら車を運転できる意味で貴重な助っ人なのだとか。主にのっぺら顔がキモい。
そして遊戯は、半ば後ろに隠れていた少女を前に出して囁くように続ける。
一瞬、その顔に影が差したのが気になった。
「それで、こっちは主催のピエモン」
数秒間の沈黙が流れた。
最初は何を言ったのかすぐに理解できない為に、次に少女の姿をあの道化と比較する為に。
それを見ていた少女は、遊戯に付け加えるようにおずおずと話し始めた。
「……ええとだな、紛れもなく私が主催のピエモンだ。長くなるので事情は後で話すが、
復讐の為に君たちと協力することになった。持っている情報は必ず役立てる。
だからどうか一緒にマルクを倒して欲しい次第だ」
……何? この違和感。
これがあの高見の見物してたピエロだって? なんで主催が主催倒すことになってんのよ。
レナも正体に関しては勘づいていたかもしれないが、話を聞いた後は最早呆れ顔に近かった。
一番驚いていたのは日吉だろう、今も事実に追い付くのに精一杯なようだ。
私はというと、さっき何となく思ったことが当たって、意外というより複雑な気分だった。
「……いや、主催を仲間ってそんな馬鹿なこと……。そもそもなんでこんな姿……」
「まさかとは思ったけど……。本当に主催が仲間だなんて」
「世も末ね」
言われ放題なピエモンがまた奥へ引っ込もうとするが、遊戯に睨まれて結局留まる。
というか、あいつらを手なずけられる遊戯って一体何よ。
「それと、もう一つ……。アイスデビモンにも協力してもらうことになった」
……え?
「今は透明マントを被って姿は見えなくしてる。海馬君を殺したっていうからね」
そうよ、あいつは海馬を殺して逃げた。なのに今度は仲間だって? 隠してなかったら一発撃ち込んでたわ。
「嫌よ、なんであれと一緒に行かないといけないのよ。大体まだ決着が着いてない!」
「けっ、俺はどっちもごめんだ。元々主催なんて信用できるわけねぇよ」
「あまり騒がないで、監視に聞かれるのは困るから」
冷静に返され、私はむっとして押し黙る。すると、横のレナが静かに話しかけてきた。
「霊夢ちゃん、日吉君、ここは受け入れてくれないかな、かな。私達にとっては、これ以上ない助っ人だと思うの」
「……お前、本気か?」
「……戦力や情報の面では、確かにそうよ。でも……」
あれだけ殺し合いを煽っておいて、今更何なのよ。
もっと殺し合ってもらわなきゃ困る、でも僕らは殺さないでね。そんな言い分、誰が納得するのよ!
「その気持ちは分かるよ。私もあいつが憎い。でも、遊戯君は、そう思っていながらも仲間にしたんでしょ?
今の私達には、その"戦力と情報"が必要だから」
遊戯がわずかに微笑んで頷く。
「そうじゃなかったらとっくに殺してる」
「だから、私達も遊戯君を信じて受け入れるべきだと思う。色々事情があるみたいだし」
……信じるというか、そこは気分的な問題なのよねぇ。レナの言うことはもっともだけど。
「……お前がそう言うなら任せるけどよ」
「まあ、わざわざ見えなくしてくれてるし、そこはいいわ。でも、いつか決着はつける。絶対よ」
姿が見えないので主催の横辺りに向かって言う。私達が納得するのを見て、遊戯が安心したように笑った。
「あと、仲間になったのは僕が説得したからだ。不満があったら僕に言っても大丈夫」
「事情は後で聞くことにするよ。じゃあ、よろしくね……、ピエロの、ピーちゃん」
「……よ、よろしく頼む」
「……呼び名のつもりか? 俺達もそう呼べってか?」
たじろぎながら、ピエモンがレナと言葉を交わす。日吉が呆れたようにそれを見ていた。
◆
「ところで、次はあの城に行こうと思ってるんだけど、つかさがまだ見つかってないんだね……」
「あとKASっていう私達の仲間も。こっちはさっぱり見当つかないけど」
少し経ってから、私達は輪になって座り、次の行き先について話し合っていた。
「行く方法があるの?」
「地下の駅からだ。君も入っただろう、竜宮レナ」
レナがはっとして頷く。
「やっぱりあそこから城に繋がってたんだ……!」
駅については私も聞いている。実感が沸かないけれど、もういつでもあの城に行けるってことなのね。
あとはつかさとKASを……。
「あのぉ、霊夢ちゃんいますかあー?」
突然、間抜けな声が辺りに響いた。振り向くと、そこには野菜みたいな化け物が。
「レッドベジーモン? 何故ここに……」
ピエモンが不思議そうに呟くのが聞こえた。皆も警戒するように身構える。
その化け物は私を見つけると目の前まで走ってきた。
「やっと見つけた! いやー大変だったベジー、途中でB捜索隊とも合流して探した甲斐があったベジ」
「……何の用よ」
化け物は変な機械を差し出す。
「マルク様からオマエへ伝言ベジ」
すると、その画面が光り、中で人が動くのを見た。
そこで私はあいつを見つけ、思わず声を上げる。
「……KAS!?」
そこにはボロボロになって縛られたKASと、それに腰掛けるフランなマルクがいた。
足を組んでるので生足が見え、霊夢は何となくむかついた。
『――そこでボク、考えたんだよね。コイツは確かに強かったけどやっぱりボクと殺り合うには力不足だったのサ。
だからもっと強い奴と弾幕ゴッコがしたいのサ。
……博麗霊夢、もしくはアリス・マーガトロイド。KASの首をへしおって欲しくなかったら、ボクの使者に従ってボクの所まで来るのサ――』
見ている皆が一斉に私のほうを向くのがわかった。
もっと強い"弾幕ごっこ"ねぇ……下らない。てか、どうやってあいつは城に入れたのよ。
霊夢はマルクに踏みつけられるKASを眺めながらそう思った。
「さあ、終わらないうちに返事を頼むベジ」
私は皆を見回す。異論も無さそうなのですぐに答えた。
「いいわ、喜んで行ってやろうじゃない。むかつくのよ、あいつに見下されてる感じ」
すると、そう言った直後に足元が光り、私は驚いて下を見る。
そこには、魔法を使う時に見るような光の輪が広がっていた。
何これ、これで城に行くっていうの?
「あ、今のコメントが承諾として処理されたベジ。すぐにジャンプするベジ」
「ちょっと、即飛ばされるなんて聞いてないわよ! しかも仲間連れてきていいと言ってたのに私一人?」
魔方陣が私と化け物の周りを包み、回り始める。
「ちゃんと言ったベジよ、行く人は動画が終わるまでに言えって。これだからゆとりは困る……
あれ? やっぱり言ってなかったっけ……」
「ふ、ふざけるなっ!」
『そういうわけだからよろしくねー。はやくしないとミンチにしちゃうかもよ、コイツ。
んじゃおーばー☆』
皆が化け物を殴る。それを見たのを最後に、私の視界は途切れた。
◆
「きひひ……見ぃつけた。暗くって時間かかっちゃったわ……」
延々と続く焼けた大地を見下ろしながら、一人の愚神は呟く。
残骸と化したNice boat.の上に立つハルヒ。
その姿は月に照らされ、マントの下から伸びる翼の影が妖しく揺らめいていた。
「このHALが見つけられないとでも思ったかしら? ヒヒッ」
支援ッ☆
緋色のマントをひるがえしたかと思うと、4枚の羽根を広げて飛び下りた。
虚空が裂けて暴風となり、ハルヒはさも嬉しそうに歯を剥き出して笑みを見せる。
「ねえ? じじい」
そして、地面に転がる首から二分された死体を見下ろして言った。
地面に舞い降りたハルヒは、手のものを弄びながら微笑む。
「パクリストのじじい、いいザマじゃない。お似合いだわ」
コイヅカと向かい合うようにその生首を手に持ち、語りかけるハルヒ。
それはまるで彼女のお気に入りのおもちゃのようであった。
「感謝することね。あんたの意思はこの神が継いでおくっていうんだから」
時おり、けひ、ひひ、という笑い声を漏らしながらハルヒは続ける。
「ついでにあんたの首も持っていこうかしら。あの城にいるの連中への土産物にしてあげるわ。
丁度よく頭取れてるんだもの、ほんと笑える……ひひっ」
そう言って、生首をデイパックに入れて立ち上がる。
「そんでもって、パクリロボットは消えろ」
直後、爆音が立て続けに鳴り、砂埃が辺りを包んだ。
執拗に破壊したそれは、再び視界が開けた時にはもう原型が分からなくなっていた。
「さあ、次はあいつらね。こいつを殺してからそう遠くへは行ってないはず……。城はその次かしら」
ハルヒは再び翼を広げ、今度は高く高く飛び立った。
【E‐2 上空/二日目・夜中】
【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:ご満悦、鬼超神聖究極世界(ry、全裸マント、デーモンの肉体、水銀燈能力吸収、超能力吸収、
神への覚醒、首輪なし、超機嫌
[装備]:デジヴァイス@デジモンアドベンチャー、
[道具]:支給品一式*19(食料7食、水16食分消費)、DIGIZO HYPER PSR(残り二十分程度)@現実、
テニスボール*2、雛見沢症候群治療セット1.5日分(C-120、注射器、注射針)@ひぐらしのなく頃に 、
マウンテンバイク@GTASA、花粉防止用マスク、ドリルアーム、笛@スーパーマリオ3
糸(あと二メートルほど)、裁縫針、武器になりそうな薬物、DCS-8sp、退魔の剣@怪〜ayakashi〜化猫、
アニマルマスク サラブレット@現実、ダンボール@メタルギアシリーズ、ヴェルタースオリジナル@ヴェル☆オリ、
庭師の鋏@ローゼンメイデン、おたま@TOD、 カワサキのフライパン@星のカービィ、ワイン(残り半分)、傘@現実 、A.C.E.3@現実(少し詩音の血がついている)、塔組の推理メモ、
塔の『バグ』について纏めた紙 、バルサミコ酢@らき☆すた、 グルメテーブルかけ(残り15回)@ドラえもん、
時計型麻酔銃(予備針残り0本)@名探偵コナン、アイスソード@ロマンシング・サガ、
スパイダーブレスレット@東映版スパイダーマン、ケンジのカメラ@ポケットモンスター、
津田英治ブロマイド(音声付き)@大変な途中下車シリーズ、ビー玉(30個ほど)@ピタゴラスイッチ、
黄色甲羅@スーパーマリオシリーズ、コイヅカの生首
【DMカード@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
使用可:死者蘇生、黒騎士の魔剣少女、セイバー
深夜まで使用不可:ブラック・マジシャン・ガール、ホーリーエルフの祝福、ゴキボール、強制脱出装置
次の朝まで使用不可:オレイカルコスの結界、オシリスの天空竜、オベリスクの巨神兵】
次の午前まで使用不可:エネミーコントローラー
[思考・状況]
1.対主催を見かけ次第殺す。探すのに飽きたらクッパ城を襲撃する。
2.残った者は全員神たる自分の一部とする
3.主催者や対主催を皆殺しにして新世界を創造する。神である私が絶対である世界に。
4.全世界の破滅を救う神として、すべての世界に名を残す。
5.ニコニコ動画をぶっ潰して、代わりにHALHAL動画(神)を開設する
※狂いました。それを自覚していません。
※自分の能力を信じました。神人を召喚したりなど、能力を使えるようになりましたが、
会場全体にかけられた制限があるためまだ完璧ではありません。 デーモンの能力と混じったためかなり弱まってしまいました。
※古泉を『吸収』し、彼の能力を手に入れました。
※水銀燈のローザミスティカを『吸収』して能力を手に入れました。
※完全に体を乗っ取っています。誰がデーモンのように反乱して来ても、神(笑)には勝てないと思います
※閣下の死体を少し食べましたが、まだ体に変化は現れていないようです。
吐きそうなほどまずいらしいので、食べずに放置しました。
※細かいところは違いますが、ニコロワが開かれた理由について理解しました。
※支援動画を全て見ました
※マルクPとピエモンPの正体は不明です。動画の内容的に、ピエモンPはピエモンではないと思います
※ジアースの残骸がE‐2に落ちています。
※ジアースが暴れた事によって、城、塔が完全に崩壊し、町が荒れまくっています。
各地にレーザーによって出来た巨大なクレーターがあります。
※朝倉涼子の死体と壊れたレヴァンテインはE-2に埋葬されました。
※Nice boat.のメインコンピューターは奇跡的に無事でしたが、残りの装備は軒並消失か破損していて使えそうにありません。
◆
入り組んだ通路、壁を伝って這う何十ものパイプ、少し低く感じる天井。
私は、その中で立っていた。
「……ここが、城の中?」
「そ、そううベジ、殴ることないのに痛いベジー……」
「自業自得よ」
辺りを見回す。ご丁寧に城内地図があるわけでもなく、通路がただ続いている。
「もう、この際さっさとマルクを倒して皆を待ってたほうがいいかしら。で、どっちに行けばいいの?」
「うう……多分こっちだったベ――
――ジッ!?」
ドゴォン!
「へ? ……きゃあ!!!」
私は驚いて身を引いた。
なんという事故。通路を曲がったあの化け物が一瞬にして床と同化していたのだ。
そして、その轢いた相手にまた私は面食らった。
「ぽよ!」
「あ、あんた、生きてたの?」
「うん!」
「――じゃなくて、何してくれるのよ! マルクのところへの案内役がいなくなっちゃったじゃない!」
そこでようやく自分のやったことに気付くカービィ。
慌てふためきながらそれを吸い込み、証拠を隠滅した。……って、そうじゃないでしょ。
するとそれで一段落なのか、体全体を使って動き出した。どうやら何かを伝えたいらしい。
「どらぐーんのパーツが必要なんだ。れいむ、しらない?」
「いや、私今来たばかりなんですけど……」
「ぽ……、ごめん」
すると、今度は変な鮮やかな色の機械?を取り出して説明する。
「こういう色のぶひんだよ。これがあとふたつあれば、伝説のえあらいどが作れるんだ!」
「それを作ったらどうするの?」
「さっき、ノヴァのめんてなんすルームを見つけた。ノヴァを壊さなければ、きっとこの殺し合いは終わらない。
だから、ぼくがどらぐーんで破壊しなきゃ」
ノヴァ? それを破壊しないと終わらない?
「ちょっと待って、マルクを倒しただけじゃ駄目ってことなの?」
「うん。マルクは前にも、ノヴァをつかって僕いたの星でわるだくみをした。今回も同じみたいだ」
「……分かった。あんたの探し物、一緒に探すわ」
『レイム?』
そうよ、少しもやもやしてたのはそれだったのかもしれない。
自分が倒されて終わるなら、マルクがあんなに自信満々で私を呼んだりしないんじゃないかしら?
そして、ノヴァを倒して異変を解決できるなら、マルクは後回しでも構わないだろう。
「死んだ人質なんて意味が無いのはあいつも分かってるはず。それに……KASならきっと、大丈夫よ」
「かす? 来てるの?」
「そうよ、驚いたわ。あいつ、この城に一番乗りしてたのよ。探してた私達が馬鹿みたいじゃない。
さあ、今度はこっちが驚かせてやろうじゃない。行くわよ、カービィ、レイジングハート!」
カービィが急いで星型の乗り物に乗る。
私もレイジングハートを構えて飛ぼうとすると、不意に声をかけられた。
『レイム、飛べますよ』
「え?」
『気付いていなかったんですね。さっきカービィが突っ込んできた時、あなたは飛んで避けたのですよ』
飛んで……? 城では制限がかかってないってこと?
って、それもそうか、ここは主催の本拠地だから当たり前だったわね。
そう思った瞬間、私は浮いていた。
ずっと自然にやっていたことなのに、すごく懐かしい感覚だった。
今なら勘も鋭くなってるはず。急に、自信が出てきた気がした。
「よし、行くわよ!」
「うん!」
【クッパ城/二日目・夜中】
【カービィ@星のカービィ】
[状態]:元のピンク玉、左腕喪失、胸部から腹部?にかけて傷痕、体力全快
[装備]:ワープスター
[道具]:支給品一式(食料全消費)、土鍋@ねこ鍋 、ドラグーンのパーツx1
[思考・状況]
1.ワープスターで残りのエアライドパーツを探す
2.ノヴァのありかをしっかり覚えて、ドラグーンで破壊する
3.マルクを倒すために、仲間と合流したい
4.マルクを倒せる武器か能力を探し出す
※第七回放送を聞いていません
※銀河に願いをの記憶を取り戻し、五つのコピー能力が自由に使えるようになりました。
うちストーン・ファイア・ファイターが判明済み。ペイントはデラックス能力ではなく習得していた使い捨て技能なので含まれないはずです
※若干、知能がアップしたような気がしない事もないです。
※ 鍋の中に……誰もいませんよ?
※隠し部屋の位置をわりとしっかり覚えました。
【博麗霊夢@東方project】
[状態]:真・チート巫女、バリアジャケットの腋・袖・腹部分破損、全身に軽い怪我、魔力消費大
[装備]:レイジングハート@魔法少女リリカルなのはシリーズ、巫女風バリアジャケット@巫女みこナース、KASの帽子、博麗アミュレット(80/200)、陰陽玉*2@東方project、
[道具]:支給品一式*5(パンは一個だけ・水は一式分)、フリップフラップ@ニコニコキッチン、首輪、ドリル@ミスタードリラー、メモ用紙(10/10)、魔理沙の帽子、萃香の角*2、永琳の帽子
気合の鉢巻き@ポケットモンスター、クマ吉の手錠@ギャグマンガ日和、全自動卵割機@サザエさん、億千万の思い出@現実、
キーボードクラッシャーの音声(の入ったiPod)@キーボードクラッシャー、ワルサーカンプピストル@現実(1/1)(26.6mm信号弾残り6発)
[思考・状況]
1.カービィとドラグーンのパーツを探す。マルクは保留。
2.もう私は迷わない!
3.みんなと合流したい。
4.怪しい人には無理のない程度に接触、無害なら適当に交渉
5.今回の事件の解決(ノヴァの破壊、主催者の打倒)
6.クロスミラージュを調べたい。
7.洩矢諏訪子の帽子が気になる。
※クロミラの事を変態だと認識しました。
※船橋前の通路には霊夢の張った結界があります。
物理的な効果はありませんが、船内でのみ、霊夢はそこを何かが通ったことを知ることができます。
※萃香側の情報を大まかに把握しました。
※制限はもう殆どされていませんが、元の力は相変わらず出ません。少し情に熱くなりました。
※カービィ派の下っ端デジモンはほぼ全員が「行方不明」になりました。
このため深刻な人手不足が発生するはずです
※隠し部屋にはおまけ部屋(エアライド格納庫)と
ノヴァのメンテナンスルームがあります。メンテナンスルームから
ノヴァの核方面へ辿り着けるかは不明です
※残りのドラグーンパーツは城内のどこかにあります
※ゆとりはゆとりなのでワープスターには気付きませんでした。
あと数匹轢かれてスピードアップの礎になりました。
◆
「ったく、狭いったらありゃしねえ! こっち側へこんでるから余計だ」
「日吉君……。少しの辛抱だよ」
「おまいGONZO」
「私だって好きでこの車を持ってきたんじゃないんだ!」
「あまりピエモン様をいじめないでくれぶるあぁあああ!」
「あーもううるさいな、それよりつかさはどこなのさ」
所変わって、焼け野原にさっきとは打って変わって騒がしい車が走っていく。
車の中ではアイスデビモンも普通に話していいことになったので尚更だった。
今はつかさを探しながら、隠し通路から線路へ出られるという花畑へ向かっている。
「ピーちゃん、線路の途中でも電車に乗れるの?」
「……主催者権限によっていつでも呼び出せるようになっている」
それを聞いてレナが静かに微笑む。
その横で日吉が関心したようにへぇ、ともらした。
「お前らピエモン様なめすぎだってヴぁ……しくしく」
「だって部下にもBって呼ばれてるみたいじゃん。あれじゃ駄目だね」
「しくしく」
そのはるか上空に探している少女がいることなど、誰も知る由もなかった。
ドンチャカ支援ドンチャカ支援
高速支援ニコロワ
383 :
代理:08/07/25 19:52 ID:LzOfFCPE
【D-3 焼け野原/二日目・夜中】
【日吉若@ミュージカル・テニスの王子様】
[状態]:全身に大量の打撲と切り傷、疲労大、悲しみ
肋骨損傷・左の腕と肩にごっすんくぎ(共に治療済み)
[装備]:−
[道具]:支給品一式*7(食料一日分、水二本消費)、ネギ@ロイツマ、長門の首輪、コイン*2@スーパーマリオワールド 孔明ブロック(大)@スーパーマリオワールド、
サテライト30@真赤な誓い、ピーピーマックス
ことのはの鋸、プラスパワー*5@ポケットモンスター、炎道イフリナのフィギュア@ふぃぎゅ@メイト、首輪の残骸、上海人形、カワサキのフライパン@星のカービィ、テニスボール、ジアースの機械、電気部品
[思考・状況]
1.つかさ、KASを探す
2.レナ、遊戯、ピエモン、アイスデビモン、水色と行動する
3.天衣無縫の極みを会得し、主催に下克上する。
4.下克上の障害は駆除する。
※無我の境地をマスターしました。KIも操れるようになりました。
【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:悲しみ、やや疲労
[装備]:リアルメガバスター(145/300)@デッドライジング、メタルブレードのチップ、サイレンサー付き拳銃(1/6)@サイレンサーを付けた時とry 、鉈@ひぐらしのなく頃に
384 :
代理:08/07/25 19:53 ID:LzOfFCPE
[道具]:支給品一式*13(食料3・水2消費)、日本酒(残り半分)テニスボール*2、オミトロン@現実?、モモンの実*5@ポケットモンスター、鉄パイプ、本『弾幕講座』、アイテム2号のチップ@ロックマン2、
暗視ゴーグル@現実、デジヴァイス@デジモンアドベンチャー、初音ミク@現実、オボンの実*4@ポケットモンスター、ポケモンフーズニ日分(四食分消費)@ポケットモンスター、
ほんやくコンニャク(1/4)(半分で八時間)@ドラえもん、テレパしい@ドラえもん(残り2粒)、五寸釘@現実、フタエノ極意書@ニコニコRPG、雛見沢症候群治療セット1日分(C-120、注射器、注射針)@ひぐらしのなく頃に、
桃太郎印のきびだんご(24/25)、ウルトラスーパー電池(残り30%)@ドラえもん、ゼットソーハードインパルス@現実、ハイポーション×2、北米版パッチ、
DMカード@遊戯王DM(マジックシリンダー・攻撃誘導アーマー(使用可)・光の護封剣(次の日中まで使用不可))、飛行石のペンダント@天空の城ラピュタ、十得ナイフ@現実、
毒針@ドラゴンクエストシリーズ、ナイフとフォーク×2、包丁、首輪の機械部品、包帯、オクタン(HP1)@ポケットモンスター、MASTER ARTIST01〜10@THE IDOLM@STER、
壊れたオセロ@現実、ノートパソコン(バッテリーほぼ満タン)@現実、RPG-7(残弾0)@GTASA、富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に、スタンガン@ひぐらしのなく頃に、ピッキング用針金、
盗賊の棺桶@勇者の代わりにバラモス倒し(ry、フィルム、ピーピーマックス*2@ポケットモンスター、Fooさんの笛@ニコニコ動画(γ)、 宝石みたいな物@呪いの館、
ウィンチェスター M1895/Winchester M1895(狙撃銃、残弾1)@現実、無限刃@るろうに剣心(フタエノキワミ アッー!)、 きしめん@Nursery Rhyme、
たいやき(残りHP50%)@ポケモン金コイキングだけでクリアに挑戦、SIG P210(残弾1)@MADLAX、鬼狩柳桜@ひぐらしのなく頃に、 10円玉@現実?、札束(1円札百枚)、琴姫の髪、iPod@現実(【残り16時間】) 、クラモンD
[思考・状況]
【D-3 焼け野原/二日目・夜中】
【日吉若@ミュージカル・テニスの王子様】
[状態]:全身に大量の打撲と切り傷、疲労大、悲しみ
肋骨損傷・左の腕と肩にごっすんくぎ(共に治療済み)
[装備]:−
[道具]:支給品一式*7(食料一日分、水二本消費)、ネギ@ロイツマ、長門の首輪、コイン*2@スーパーマリオワールド 孔明ブロック(大)@スーパーマリオワールド、
サテライト30@真赤な誓い、ピーピーマックス
ことのはの鋸、プラスパワー*5@ポケットモンスター、炎道イフリナのフィギュア@ふぃぎゅ@メイト、首輪の残骸、上海人形、カワサキのフライパン@星のカービィ、テニスボール、ジアースの機械、電気部品
[思考・状況]
1.つかさ、KASを探す
2.レナ、遊戯、ピエモン、アイスデビモン、水色と行動する
3.天衣無縫の極みを会得し、主催に下克上する。
4.下克上の障害は駆除する。
※無我の境地をマスターしました。KIも操れるようになりました。
【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:悲しみ、やや疲労
[装備]:リアルメガバスター(145/300)@デッドライジング、メタルブレードのチップ、サイレンサー付き拳銃(1/6)@サイレンサーを付けた時とry 、鉈@ひぐらしのなく頃に
386 :
代理:08/07/25 19:55 ID:LzOfFCPE
1.少数派による運命の打開、まずは仲間と合流。そして線路へ向かう。
2.日吉、遊戯、ピエモン、アイスデビモン、水色と一緒に行動
3.クラちゃんは一応信用しておく。
4.古泉一樹をできることなら仲間にしたい。
5.圭一、ティアナの思いを継いで、対主催思考の仲間を探す。
6.罪滅しをする。アリスちゃんを助けられなかった分も
※時期は大体罪滅し編後半、学校占領直前です。
※雛見沢症候群は完治しました。
※身体能力が向上しています。それによってレナパンが使えるようになりました。
※158話で感じた違和感の正体が、ハルヒに自分達の情報を教えたと推理しました。
また、ハルヒ達の計画を大まかながら把握しています。
※Niceboat.船内地図を把握しています。
※ジェバンニ@デスノート?は海馬の死体の横に落ちています。
※オクタンはきあいのはちまきの効果で生き残りました。
※ノートパソコンに海馬の残した何らかのファイル(飛行石関連その他)とメッセージがあります。
メッセージは打開が成功したら読め、との事です。
※レナはジアースと直接は相対しなかったので、ロボ入りiPodは発動しませんでした
※クラちゃんはディパックの中に収納されました
387 :
代理:08/07/25 19:56 ID:LzOfFCPE
【武藤遊戯@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
[状態]:重傷(応急処置済み)軽度の精神疲労、全身に傷と火傷(手当て済み)、肩に怪我(手当て済み)、それでもまだ闇AIBO、古泉に対する殺意
[装備]:小型爆弾
[道具]:支給品一式*4(食料四食分・水二食分消費)、包丁、王者の剣@DQ3(刃毀れ)、ベレッタM92F(0/15) 、ヲタチ(残りHP60%)@ポケットモンスター、北高の制服
ゾンビマスク@現実(ゾンビーズ)、蒼星石のローザミスティカ、萌えもんパッチ@ポケモン言えるかなで擬人化してみた、ミニ八卦炉@東方project、
クロスミラージュ@リリカルなのは、ゴム@思い出はおくせんまん、自動ぶんなぐりガス(残り1/5)@ドラえもん、ヴェルタースオリジナル*1@ヴェル☆オリ
真紅のローザミスティカ@ローゼンメイデン、くんくん人形@ローゼンメイデン、ヤクルト@乳酸菌推進委員会、水銀燈の体、
デジヴァイス@デジモンアドベンチャー 、北高の制服@涼宮ハルヒの憂鬱、テニスボール、毒入りパン、
DCS-8sp*5、予備弾薬各100発@現実(ベレッタM92F用26発消費、トカレフTT-33用16発消費)
デュエルディスク@遊戯王DM、顔芸のデッキ(魔法、罠カード抜き)@遊戯王DM 、トランプソード
【DMカード@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
使用可:プチモス、カタパルト・タートル、ブラックマジシャン、ラーの翼神竜(遊戯、海馬のみ)、 真紅眼の黒竜 、バーサーカーソウル
使用不可:聖なるバリアミラーフォース(次の朝まで) 、融合(次の日中まで)、青眼の白龍*2(次の夕方まで)、魔導戦士ブレイカー(次の夜まで)
[思考・状況]
388 :
代理:08/07/25 19:57 ID:LzOfFCPE
1.生き残った皆と合流したい
2.KAS、つかさと合流したら、線路に行って城へ突入する
3.ピエモンは情報源、アイスデビモンは戦闘員として利用する
4.マルクの指定した場所ヘは向かわない。結局ハッタリだったし
5.永琳の話が本当なら、ハルヒには十分気をつけて遭遇しないようにしたい。
6.彦麿さんはいい人だし海馬を含む船の仲間は首輪を解除してくれた。城組と船組は信頼できそう。
7.つかさのことはもう一人の僕に任せよう
8.ゲームを終わらせ、主催者を倒す
9.あの夢についての情報を得る
※闇AIBO
ニコニコの闇AIBOタグで見られる、腹黒AIBO。
AIBOの持ち味である優しさが欠損して、笑顔で毒舌を言ってくれます。
ルールとマナーを守らずに楽しくデュエルしますが、過度の僕ルールは制限されるかも。
【闇遊戯の思考】
[思考・状況]
1: −
2:相棒と合流できて安心
2:相棒に命を預ける。自分で出来る限り生き残るよう努力はする
3:AIBOの無事を優先する
4:永琳を埋葬したい
(保留 5:このくだらないゲームを破壊し、主催者に闇の罰ゲームをかける。)
389 :
代理:08/07/25 19:58 ID:LzOfFCPE
※闇のゲームは行えますが、罰ゲームに制限がかかっています。(再起不能には出来ない程度)
※今のAIBOとカタパルトタートルに何か同じものを感じました。
【ピエモン@デジモンアドベンチャー】
[状態]:瀕死、幼女ピーちゃん、対主催の主催、マルクに対して疑心暗鬼、B(笑)
[装備]:萌えもんパッチ@ポケモン言えるかなで擬人化してみた
[道具]:千年リング
[思考・状況]
1:まずは殺されないように他の対主催と合流、その後城へ向かう
2:裏切ったマルクに報いるため、対主催と協力して倒させる。若本にも協力してもらう。
3:霊夢がマルクを倒してくれるのを密かに期待する
4:苦しい……死にそう……どうして私のジアースが……
5:ノヴァを手に入れるのは諦めた。マルクに裏切られたし、ロワを完遂させる前に死にそうですよ皆さん……
6:神になるのも諦めた。生贄が足りないんですよ皆さん……
※萌えもんパッチで幼女化しました。詳しくは絵板の幼女Bを参照するべし。
※アシストフィギュアで水色@少し楽しくなる動画 を召喚しました。時間が経つと消えます。
【アイスデビモン@若本】
[状態]:体力低、全身に火傷と打撲、左腕負傷、ステルス解除、神父装備
[装備]:エネミーコントローラー型首輪起爆装置、透明マント、石ころ帽子、高性能首輪探知機、銃剣(72本)
[道具]:連絡機器
[思考・状況]
1、ピエモン様を信じてついていく。でもマルク様を裏切るのも気が引ける。
2、本部に連絡をしたかったけど……。しっかし何でアレがあそこに……。
3、他の対主催と合流する。霊夢が恐ろしい。
4、オールハイルピィエタァァァニア! ぶるぁあ! 不満なぞぉ! 漏らしてるじゃねぇえ!
390 :
代理:08/07/25 20:02 ID:LzOfFCPE
※ステルスアイテムの機能はニコニコ流星郡の沈静化に伴い復帰出来ます。
※アイスデビモンの幹部権限念話時報により周辺のデジモンにNiceboat.への
集合命令が下されました。ただし戦闘の巻き添えで数が減ってる可能性があります。
また念話時報はしばらく使えません。
※下っ端デジモンはどこかへ逃げました。
※Nice boat.内に飛行石があることを確認しました。
※霊夢、レナ、日吉、遊戯、ピエモン、アイスデビモンは情報交換を済ませました。
391 :
代理:08/07/25 20:03 ID:LzOfFCPE
代理投下終了
かぶっちゃったね、仕方ないね…
それにしても対主催はなかなか集まらんなw
霊夢は飛んでいくし
投下乙ー!
そして代理投下された方も乙!
ルートが城と地上でいい感じに分かれてきたねー
カービィさん証拠隠滅って……! ピンク玉とも合流しマルカス放置なチート巫女もどうなることやら。
ってか地上メンバー、若本消えてたり車内の様子は想像するだけでカオスすぎるw
投下お疲れさまっす。
俺個人としてはHALがどうなるのか見てみたい。
やっぱり破滅を目指した愚神と化したHALは神らしく、
そしてネウロの「HAL」らしくとは思ったり…。
投下乙!なんてカオスなメンバーなんだ。
そしてピーちゃん(嘲笑)乙wwwww
三体揃えば牙をむくかもね!
投下乙!
霊夢は幻想郷の知り合いの形見3つも持ってるんだな…えーりんは出展が違うから生きてるだろうけど。
そう言えばつかさと神(笑)ってそれぞれ何処に向かってるんだっけ? 次の書き手さん任せだったかな。
あとKASは自力で脱出可能なんだっけ?
そういや予約開始っていつだっけ?
>>395 実をいうとなぁ…幻想卿に帰った時に会えないのは、うどんげと魔理沙だけなんだよ。
アリスと西瓜は別人で、本来の二人じゃないんだよ。
>>396 もう日付変わったな…特に問題なさそうだから、今日か明日でいいと思うが
ていうか別にいつ予約してもいいと思うんだが。
放送もチャットも挟んでないし
今思ったんだけど、動画のジャンプ機能?みたいな便利な道具があるのに、今まで主催陣が全く使わなかったのはおかしいと思う
この機能を使えばBは速攻で閣下の死体回収できたし、駅の電車横転でのパニックもすぐに解決していたと思う
あと、これは微妙だけどマルクから遊戯への勧誘も、この便利な機能を使わなかったのはおかしいんじゃないかな
矛盾になるんじゃね……
そこはジャンプ機能だけあって「重い」からじゃない?
もうバトルロワイアルを諦めてるから使ったんだろうよ。
遅ればせながら代理投下ありがとうございました。助かりました!
本当は神をからませようかと思ってたんだが色々あって出番があれだけになったという
ジャンプ機能については、ほとんど何も説明無くてすみませんでした。
マルクはゆとりが霊夢をちゃんと城まで連れてこれるとは思っていなさそうだったので、安易に使ってしまった節があります。
要望があれば修正しようと思います。
お疲れ様
どうでもいいけど、痛車を止めるときに霊夢は魔法じゃなくて信号弾使えばよかったんじゃね?
カンプピストルが最近空気過ぎるwww
俺も正直、読んでて安易だなあ、みたいに思ったり…
手間はかかるでしょうけど、出来れば修正して欲しいです
>>403 信号弾を車の目の前に撃ったら乗ってるヤツらムスカになっちまうw
あ、目の前に撃つ必要がないのか
修正して欲しいなら、できればどういう風に直した方がいいか言ってくれたら助かる
説明つければいいのか、ジャンプ機能を別な方法にするか、ワープ自体やめるか
個人的には一人称な所為で説明不足なのを補完できればいいかなと思ってますが……
>>403 カンプピストル……、忘れてたんだぜサーセン!
すいません…
俺が気になるのは、主催陣は何故今までワープ機能を使わなかったのか、と言う事なんです
今まで使わなかった理由を加筆、もしくはワープ自体やめる、別の方法にする、など、どれでもいいので、
上記の矛盾?っぽいところを解消して欲しいんです。矛盾っぽいのが解決するなら、どんな修正でもおkだと思います
まあ今のところ修正要求してるの一人だけだがな
俺もおかしいとは思ったよ。
だってあれがあれば地下通路とかいらないじゃんw
アイスデビモンもBもあれで送れば良かったじゃんw
会場→クッパ城の片道限定なのかなぁ?
それならそれで閣下の死体回収にわざわざ出向いた事がおかしくなる。
コイヅカ君もその機能で対主催たちを宇宙空間にでも放り込めば一部を除いて全滅できただろうし。
書いてて思ったが確かにちょっと説明が欲しいかも。
マルクしか使えないとか
会場内→城限定でしか移動できないとか。
ゆとりだから会場内から駅までいくのめんどくさいとだだこねるから仕方なく会場→城の片道だけワープ可能にした
ゆとり用なので当然幹部やまともな奴は恥ずかしいので使わない、とか
会場内→城限定だとしても、遊戯勧誘する時に使うんじゃないか?
動画→エリアへの移動しか無理、しかも特定ワードを含んだ言葉を言わなきゃ駄目なんじゃない?
駅が無かったらゆとりを城に戻したいとき、ゆとり全員に動画持たせてないといかんし、Bは最初ジアースで行くつもりで動画を取りにいくのが面倒だったか、死体は喋れないから意味なくね、と思ったか。閣下の死体がどのエリアにあったのか分からなかったのかもしれんし
うーん。ジャンプ機能か…。色んな案が出てるね。
ジャンプ機能でワープしないでクッパ城に行く方法か…。
…カービィってクッパ城にはジアースにふっと飛ばされていったんだよね?
そしたらゆとり達が、空飛ぶ乗り物とかアイテム持ってたらいいんじゃないかとも思った
419 :
Classical名無しさん:08/07/27 02:27 ID:upHhKwnQ
ノヴァのバグで偶発的に手に入れたゆとりの報告でマルクが使用というのは
どうだろう
ノヴァのコンピューターに負荷がスゴいからあまり連発したくないけど終盤でもうノヴァコン
修復とかしねーからいいや、コイ塚氏もいないし、とか
こっちが考えなければいけないことなのに何か色々とすみません……
スレ開いたら皆が案を出してくれてて感動した。皆の案を参考にしながら修正しようと思います
実はドラグーンの他にもハイドラという化け物がおってな…
自動操縦のそいつで連れて行けばいいんじゃないか?
悪いなのび太!このハイドラは一人乗りなんだ!な感じで
まぁハイドラも悪くないが、
スマブラXの効果でドラグーンの方がメジャーになってる感があるかな
そもそもスマブラ動画ってそんなに有名だっけ?
ウェブダイバーの主題歌と合わせたMADが長いことランキングの上位に食い込んでた時期があってな
17万再生の傑作だが、未見なら【スマブラX DIVER】で検索すべし
あとはスマブラXとSKILLのやつかな
この動画にもカービィがドラグーンにのっているシーンがあった気がする
スマブラXはやっぱニコでも人気だよな。
「大突入」のムービーとかはいいMAD素材だし、スネークの無線なんてのもあったし。
そういやスネークの無線ネタは上位だったな。
そもそもスネークがどのロワにも出ていないのが不思議
>>428 スマブラXが人気なんじゃなくてスネークが人気ってことなんだろうね
>>429 スネークがロワの目的の範囲に入らないからじゃないか?
家庭用ゲームでアクションだし……
遅れてすみません。
悩んだ結果、途中からどれが正しいのか分からなくなってきたため、2つのルートで修正してみました。
1がワープ案、2がワープしない案です。
ジャンプ機能は自分の頭の悪さを悔やむ形で消滅しました。迷惑かけてすみません
正直2は下をばっさり切ってまた書き直す予定というアレな感じなので、
そっちになったらまた時間を要してしまいそうですが……
今回、言われないと穴に気付かないという迷走っぷりで本当に申し訳ありませんでした。
修正案乙ー
自分としてはジャンプ機能ではなくなった分、1の飛んでいくので大丈夫だと思う
2の展開も充分においしいと思うけどね
両方とも問題なさそうだが、これって1か2のどっちがいいかって事?
個人的に好みなのは2の方だな
でもどっちでも問題なさそう
個人的に好みなのは2の方だな
今の彼女にはカテキンが足りない!
修正は結局どっちになったんだろ
どっちも問題は無いし、1は修正しなくていいんなら1でいいんじゃないのかなー
これはなんだ、次の書き手が決めるのか?
1でいいと思うよ
そっちの方が修正も少ないし
個人的には2の砲だな
巫女一人ではあれがある
修正大変そうで気の毒だけど、2がいいかな
正直、ある意味最後の舞台であるクッパ城にそう何度もポンポン飛んで行かれては…なんて思う。
どっちみちレナ達も後々クッパ城に向かうんだから。
あと、対主催にはもうちょっと団結して欲しいので
まあアレだ。
書き手に決定権があるさ!
ああ、昨日暴走してたんだな……頭冷やすって大切だね
どっちでも問題ないとのことで良かったです。
意見も半々くらいなので、こちらは1の方で通したいと思っています。
これ以上停滞させるのも何なので、2がいいと言ってくれた方にはすみません
すみません。
少々細かいですが、「カービィのキャッスルトライアル」の
『〜〜〜記憶すると、パワーアップしたワゴンスターに飛び乗り部屋を飛び出して行った。』
の部分は変更されたので、
『〜〜〜記憶すると、ワープスターに飛び乗り部屋を飛び出して行った。』
に変更したほうがいいと思います。
あと後半のモブデジモンの会話がなくなったせいで注約の
※ゆとりはゆとりなのでワープスターには気付きませんでした。
あと数匹轢かれてスピードアップの礎になりました。
の部分が意味不明になっています。追記するか、削除するかしたほうがいいと思います。
隠し部屋のあたりにもまばらながら警備がいるんじゃなかったのか
轢かれたならそこらへんを、轢いてないのならその部分カットってことか
そういえばこのSSも修正あったからな
そういえばナイスボートのメインコンピュータって誰も回収してないんだな
人がいないなー
やっぱこの時期は色々忙しかったりするのかな?
このスレは書き手と読み手に綺麗に別れるから
書き手がいないと自然に読み手もいなくって
結果過疎るという事が起こりやすいと思われ
まして今は終盤だから飛び入り参加もしづらいのサ
まあ、大学生は試験期間だしな。自分もだが。
とりあえずちょくちょくスレは見に来てるが、読み手にはあまり書くことがないんだ……。
何かネタでも投下できればいいんだが……。
>>448 別れてるのが当たり前なんじゃないの?
書き手と読み手が綺麗に別れていない状況ってどういう事なんだ?
読み専の俺が四天王以外の書き手紹介書いてみようと必死に頑張ってみたんだがこれが難しい…。
ニコロワの作品はずっと読んでるだけに意外と書けるんじゃない?とか思ってたんだが…
ぐぐぐ…悔しい。あれ上手く書けるような読み手でありたいよ…
>>450 死者スレとか自分も書きたいなーとか思ってる
一見過疎スレに見えても、ROMってる人はかなり多いから大丈夫。
現に、
>>447の1時間後にレスがもうついてるじゃあないか。
何か質問すると割とすぐに誰かしら答えてくれるしね。
>>452 実は今出てる書き手紹介の○割は、他の書き手が書いていたりする…
だから貴重な読み専の紹介文wktkして待ってるぜ。四天王以外ってことはニコロワ五人囃子かな
ニコロワ五人囃子ってなんぞ
新しいな・・・なんか・・・
ニコロワクインテットでもいいんじゃね?
四天王て、つまりはファンタスティック…
5人だろ?じゃあ
パロロワ戦隊ニコレンジャー
でいいんじゃね?
ニコロワ梁山泊・・・
五大老、五奉行、五虎将、五車星、五家宝連…これしか出てこん。
>>458 ◆CMd1jz6iP2「ニコレンジャイ!」
◆qwglOGQwIk「ニコレンジャイ!」
◆0RbUzIT0To「ニコレンジャイ!」
◆OZbjG1JuJM「ニコレンジャイ!」
◆jVERyrq1dU「ニコレンジャイ!」
「「「「「5人そろってニコレンジャイ!!!!!」」」」」
こうですか!?わかりません!><
五・・・五老蜂?
昇れ龍よ!天高く!
な…何だこの流れは…
一応言っておくが四天王以外の人=五人囃子と言ってたんだぜ
別に呼び名無くても変わりはないが
一番の小物役は誰が務めてくれるんですか?
無論ジャンゲンだろっ!
読み専が必死にニコロワ五人囃子紹介書いてみた
はは……こんだけなのに書くのに丸1日もかかったんだぜ……みっともねえだろう…?
文章自体書き慣れない為、色々変だったり、ねーよwとか思ったりするかもしれんがサーセンwww
◆jVERyrq1dU 氏
作品投下数も四天王に迫る勢いであり、なおかつ終盤になるにつれてSSの質と量が上がってきたような気のする書き手さん
特に最近のバトルは大作であり、最後の最後まで気の抜けない素晴らしい緊張感を与えてくれる
良く書くのは、マーダー側。特に神(笑)を多く書いている。
爽快感すら覚えるような外道っぷりが人気?な神(笑)だが、
書いている回数が多いだけにひょっとしたら氏にとって一番愛着のあるキャラなのかもしれない(勝手な妄想)
代表作(主観)
「D-2草原大炎上〜本物の神様」
繰り返される逆転劇に思わず手が汗ばんだ。閣下の最期、敬礼する二人、KASの最後の叫び
胸が熱くなる名場面だったなー
「当方に迎撃の用意有り〜THE 最終局面」
熱血展開から勝利を確信したあとの、絶望感はもの凄かった。
コイヅカジアース怖すぎる…ピコ麿とアリスの死に際も美しかった…
◆jU59Fli6bM 氏
来週に続くッ!みたいな感じに非常に続きの気になるような繋ぎ話が多く
いい感じに焦らしプレイが上手い人w
が、レイカススイカVSヴァンデのような戦闘も書いている。
書くキャラは対主催側が多めか。
最近ではBのまさかの「主催の対主催化」によってパロロワ界を震撼させた
「だからーー私は主催をやめるぞマルクーッ!!」はもはや、ニコロワのみならずパロロワ屈指の迷台詞だと思うw
代表作(主観)
「えーりんと闇AIBOに死ぬほど言葉攻めされて涙目なピエモンB」
「主催の対主催」はやはり凄いインパクトwピエメンにも吹いたw
えーりんもきれいに逝ったなあ…
「ゆっくりしていってね!!!〜ゆっくりした結果がこれだよ!!!」
妹の最期と阿部さんに激昂する萃香。
最初の意気投合っぷりが良かっただけにガチぺったんの崩壊は切なかった…
◆KJJLTUDBrA 氏
けっこう序盤から活躍してる書き手さん
マーガリンなどを多く書き、いいパスを出すのが印象的。
それは、和める繋ぎだったり、確実に山場になるような場面へと繋いだりと様々。
だけど、やっぱり熱い展開も書けるんだなこれが。
若本無双なSSなんかは、迫る若本にドキドキしたり、社長の死、レムー復活に燃えた。
そして、柊つかさ嬢の頑固な驚きの黒さを漂白したのもこのお方。
代表作(主観)
「されど奈落に花は咲く」
あの魅音の命懸けの説得がなければ今の対主催つかさはなかったかもしれん…
「このチート野郎! (大半の魔理沙使いの叫び)」
若本のあの歌は怖すぎるw
社長の死と霊夢の回想で萃香出てきた時なんかしんみりきたなあ…
◆irB6rw04uk 氏
バトルやらほのぼのやらと色んな展開をバランス良く書ける人。
書くキャラは、対主催側がやや多めか。
ニコロワならではの社長のコマンド入力ハッキングやら仲良しニコニコンビのSSも私的に印象深い。
近頃のSSでは、ネタを混ぜてくれてたり、いやにいい味を出すモブのデジモン達の登場に思わずニヤリ。
そして、もしあの時死んでなかったらどれだけ被害が出たかわからない、
鬼畜生マーダーYOKODUNAを葬ったのも氏である。
代表作(主観)
「殲滅計画YOKODUNA」
やはりマーガリンの絆は固いwそして、親友の仇を前に怒れる霊夢。
ここまで感情を露にする彼女を見れるのもパロロワならではか。
「伝説のパソコンハッキング〜裸間撮影、パシャ☆」
自重しないゆとりデジモン達と脱走を手伝うKASファンなデジモン
うーんいいモブ達。
◆wC9C3Zbq2b 氏
ニコロワ始まった頃くらいから書いている書き手さん
対主催とマーダーとバランスよく書かれている。
バトルはあまり書かれてなかったが、終盤になるにつれて増えてきたかも。
Bのマルクに対する疑心暗鬼っぷりなど各キャラの心理状態も面白いし、
鬱っぽい流れをもってくるタイミングも巧い。
そして、あるSSのさりげない一文で多くの読み手を震え上がらせた。氏の好きな言葉は多分…猫駆除である(大嘘)
代表作(主観)
「私は人間じゃないから」
神人とデーモン相手にガチンコな対主催3人。良いバトルだったなー
とかちの最期もきれいだった。あと、融合=社長の嫁が脳内に出来上がっていた為、完っ璧に意表をつかれたw
「クッパ城で会った怖いマルクに屈しない」
終盤ですっかりかっこいい、カリスマルクにシリアルKAS、そしてピンクの悪魔カービィ
……ん?猫鍋の中にいた猫がどうなったかは想像にお任せします?えーと……っ!? うわあああああああああああああああ
以上で紹介終了。
なんか途中、書き手紹介っていうより感想書いてるだけにも思えたし、各書き手さん方の特色をうまく紹介出来てないかもしれんので
最後にもいちどサーセンww 書き手さん方すっかり終盤だが頑張ってくれい!!
スレ見てみたら紹介ktkr! めちゃくちゃ嬉しいっていうか感動した!
一人一人ちゃんと特徴つかめていると思うんだぜ
ともかく乙カレー
ブラボー! おおブラボー!
モチベ上がりまくりです。サンクス
というわけで、B、若本、レナ、ピヨシート、遊戯、つかさ予約
予約ktkr
レナ達につかさが合流するのか
でも霊夢(とレイジングハート)はいないんだよな
紹介krkr!!
これはいい紹介だ。
今思ったんだが……◆qwglOGQwIkは羽入の精神の安部さんなんだろ?
ほかの人の外見とかはいったい何なんだろう……
おお!予約ktkr!
wktkさせていただきまっす!
>>476 書き手チャット+書き手ロワ的に◆OZ氏は社長精神の外見フラン(マルクたん)
書き手ロワ的に考えれば……、でもそれだと五人囃子がいないか
3rdに期待だな
書き手チャットとよく書くキャラ的に考えるとみんな様々で面白い
書いたキャラ的に◆jVER氏は精神が神(笑)の陰陽師フル装備のアリスでお願いしたい
ネタバレ怖くて書き手チャット見た事ないからなー
はたして誰がどんなキャラやらw
次の放送までどのくらいだろ?
そういや午前0時だったっけ、放送。
ニコロワもあと十数話で最終話を迎えられそうだな
嬉しいのやら悲しいのやら…
すいません。予約延長お願いします
頑張れ!楽しみに待ってるぜ!
ところで
書き手四天王と五人囃子の
説明はWikiに載るの?
四天王のはもう載ってなかったっけ
wiki職人が不在のようだな
◆irB氏は精神は間違いなく某軍人だな
ここで参考までに書き手ロワ・パロロワ戦記でのキャラ付け・外見をば
◆qwglOGQwIk氏 ロワ…阿部氏(精神・CVは古泉)
戦記…阿部氏
◆CMd1jz6iP2氏 ロワ…えーりん(ただし無口、精神は長門っぽい)
戦記…ハルヒ(神(笑)ではなかったのでご安心を?)
◆0RbUzIT0To氏 ロワ…つかさ(驚きの黒さver)
戦記…こなた
◆OZbjG1JuJM氏 ロワ…カイバーマン
戦記…閣下
◆jVERyrq1dU氏 戦記…KAS
◆jU59Fli6bM氏 戦記…霊夢(ゆっくり萃香を抱いている)
他の方々はまだ姿は出てきていなかった。やっぱキャラ付けってのは
その人が描いた作品によるところが大きいんだろうな。
まあ、このキャラ付けも5月のものだから、今だったら書き手の方々の印象も
結構変わっているかもしれないけど。
キャラ付け色々だねー
でもすんなりと納得できるのは何故だww
OZ氏は両方殆ど書いてな……ゲフンゲフン
私も何故にえーりんかと思った時期が(ry
CM氏ww
暇があればまた書いていってね!!!
ではそろそろ投下したいと思います
遅くなってすいません。長めなので支援よろしく
霊夢がチームから抜けた事により、俺の悩みは一層強く、強くなったってヴぁ。
何せここで暴れたら、多分チームの主導権を得られるってヴぁ。厄介なのは日吉とレナくらい。
二人ならなんとかなるかもしれなぶるぁ。
実の所、俺は相当迷っていた。このままピエモン様に従い、対主催連中に協力していいものか、決めかねていた。
俺は対主催なんて心底どうでもいい。俺が興味あるのは、ピエモン様とマルク様、二人の主君をどう満足させるかについてだけだ。
勿論、ピエモン様の方が付き合いが長いので、どちらかというと、ピエモン様に従うべきなのだが。
今回ばかりは……
ピエモン様は、マルク様がけしかけたジアースに踏まれたと言っていたが、それは本当なのだろうか。
マルク様はいい人だ。それに裏切る素振りなんて今まで一切見ていない。
こう言ってはなんだが、ピエモン様の話を聞いても全く納得できないのだ。
ピエモン様の話は、明らかに論理的に破綻している。マルク様が犯人だと頭から決め付けているような気配すら窺える。
だからこそ、俺はおそらく一番弱いであろう遊戯を人質にとって、チームの主導権を握ろうと考えた。
そして、ピエモン様にじっくりと話を聞き、事の真偽を、『納得できるまで』聞く。
もしかしたら、ピエモン様は勘違いしているのでは……このままでは、この類の疑念が絶え間なく生じ続けてしまう。
マルク様は殺さなければならない敵、と言われても納得できるか!
俺が、決心しかけたその直前、とんでもない事が起こった。
俺は忘れていたってヴぁ。レナと遊戯。二人は色んな意味でハイスペックなのだぶるぁああああ
先を越されたぁああああああああああああああああ!!!
▼ ▼ ▼
暗闇の中を疾走するオンボロ車が一台。
今までずっと運転手を務めていた水色の男はついさっき、唐突に掻き消え、今はアイスデビモンがハンドルを握っている。
助手席は遊戯が陣取り、彼の膝の上にちょこんと座るピエモンの首筋には、
アイスデビモンの裏切りを防ぐため、包丁が押し当てられている。
ピエモンは冷や汗を流しながら包丁を覗き見る。アイスデビモンも気が気ではない。
「当然だろ」
遊戯が唐突に口を開いた。そう、これは当然の処置。
いくら仲間になったとはいえ、ピエモンとレナ達は決定的に対立している。
そもそも最終的な目的が違う。レナ達の目的はこの殺し合いの場から生きて脱出する事なのだが、
ピエモンはそうではない。この残虐なゲームを開いた大本の目的。マルクを殺した後、
おそらくピエモンはその目的を実現させるため、レナ達に反旗を翻す。
加えて言うと、霊夢がチームから抜けた今、アイスデビモンに暴れられては非常に厄介である。
充分な強さを誇るアイスデビモンの行動によっては、ピエモンに主導権を握られかねない。ピエモンにとって、レナ達は本当にどうでもいい存在。
彼が主導権を握れば、レナ達をマルク打倒のための捨て駒として扱う事だって充分考えられる。
上記の思惑から、霊夢が消えた直後、レナはピエモンを常に脅し続ける事を、彼らにばれないように遊戯と日吉に密かに提案した。
日吉は微妙に乗り気ではなかったが、遊戯は即座に同意を示し、ピエモンの『脅し役』を務める事を申し出た。
このような過程を経て、現在に至る。
「つかさはいないってヴぁ。もう何時間も探したのに」
「……もういい加減諦めたらどうだ? どうせあんな小娘、戦力にならんだろう?」
ピエモンとアイスデビモンが苦言を呈する。今まではこんな扱いを受けていなかったので、イライラしているのだろう。
遊戯はほんの少しだけ包丁を持つ手に力を込めた。
「いいよ遊戯君。一々攻撃的な態度に出てたら、いつまで経っても協力し合えない」
「協力し合いたいならこのもみじ頭をなんとかしろ」
レナは、反論に出たピエモンをバックミラー越しに強く睨む。
「これは私達に出来る最大の譲歩だよ、ピーちゃん。私達は貴方を絶対に許しはしないし、貴方だって私達の事なんか何とも思っていない。
ただ都合がいいからお互いがお互いを利用しているだけ。そうだよね……?」
レナは静かに言葉を紡ぎ始める。ピエモンは、負けじとレナを睨み返す。
「霊夢ちゃんがいなくなった今、アイスデビモンの戦闘力は私達にとっても脅威なの……
油断していると、いつ後ろから襲い掛かられるか分からない。アイスデビモンの裏切りによって、ピーちゃんがもしチームの主導権を握れば、
きっと私達は奴隷のように扱われる。ただマルクを殺すためだけの道具として……こんな殺し合いを開いた主催者だもん。
そうなる事は目に見えてる」
レナは姿勢を直し、強く言い放つ。
「私達の目的は、生きてここから脱出する事。正直に言えば、ピーちゃんなんていらない。
情報だけ聞き出して、殺しても良かった。というより……」
「……殺したい……!」
レナの言葉を遮り、日吉が語気を強めて言う。レナはその言葉を聞き、深く頷いた。
支援パウダー
「殺したい……私も、日吉君も、遊戯君も……この殺し合いに参加させられた全ての人間は貴方を殺したい……!」
レナの目の色が変わっていく。冷静そのものだった瞳に、殺意の色が浮かび上がっていく。
レナは咄嗟に俯き、何度か深く呼吸すると、再び顔を持ち上げた。その顔からは、すでに殺意は掻き消えていた。
今までと変わらぬ、『打開』を目指す決意ある瞳。
「だけど殺すわけにはいかない。そんな事したら主催者達と同じだよ。
それにピーちゃんは情報だけじゃなく、色々と役に立つ。
例えば、そこにいるアイスデビモンだって、ピーちゃんを生かしてなかったら協力してくれなかった……」
「俺は……!」
アイスデビモンが不意に声を上げる。レナ達は彼に視線を向けたが、アイスデビモンの次の言葉はいつまで経っても発せられなかった。
「何でもないぶるぁ」
レナの両目が細く細く、鋭く鋭く、変わり、アイスデビモンの背中を数秒間凝視した。
日吉はそんなレナの様子を不審に思ったが、声は出さなかった。
「だから、これは私達に出来る最大の譲歩だよ。安心して。マルクは倒すよ。
私達に素直に協力すればピーちゃんは死なないし、全てが終わったら開放してあげる」
「こんな脅しながら協力しろだと!貴様ら私に向かってそんな態度をとるようなら────」
「────殺すぞ。これは当たり前だ。今まで優しくしてたのは、
こちらの戦力があんた達に比べて圧倒的だったからだよ。でも、状況は変わった。」
遊戯が突然口を開いた。包丁をピエモンの首に押し当てる。ピエモンは短く悲鳴を上げた。
「やっぱり……ビーちゃんは勘違いしてる。ボク達があんたに協力するんじゃない。あんたが僕達に協力するんだ
その報酬として、マルクを殺す手伝いをしてやる」
「それにしても包丁で脅すのはやり過ぎってヴぁ!お前らには血も涙もないのかってヴぁぁぁぁぁ!!」
その言葉を聞いたとたん、レナは座席から立ち上がり、アイスデビモンの頭を掴んだ。
「あなたが、そんなこと言うのかな……誰よりも、一番血も涙もない事をしたのは誰なのかな……かな
私達の友達を、仲間を……! 死に追いやったのは誰ッ!? 脅迫は当たり前だよ!立場はすでに逆転している!」
血相を変えてレナが叫ぶ。日吉も遊戯も、レナの暴走を止めようとはしない。ピエモンとアイスデビモンを睨みつけていた。
勝つために、出来る限りの事をしなければならない。
ピエモンにはマルクを殺した後、ノヴァを利用し、世界征服をするという悲願がある。
ノヴァはもう使えない事は分かっているが、ノヴァの持つオーバーテクノロジーの数々は大いに役に立つ。
ノヴァの超技術を利用して、ジアースを作り上げたのは紛れもなくピエモンなのだ。
ピエモンの野心という炎は、追い込まれきった今でも、ぎりぎり、掻き消えてはいない。
レナの怒りが静まり、大人しく座席に座った後、ピエモンは心の中で自問自答する。
マルクを殺した後、自分はどうするか? 勿論世界征服のため、暗躍する。世界征服は私の人生の悲願だ。
全てが終わった後、レナ達はどうする? もはや単なる邪魔者だ。出来るだけ消しておきたい。
もし今この場で、主導権をもてたらどうする? 勿論さっさとクッパ城へ向かう。そしてレナ達をマルクにぶつける。
つかさは役に立たないだろうから無視する。
(抜かったか…………!)
投下キター
こ、ここはまず落ち着いて、しし、し支援を……
支援がくぽ
うちの支援知りませんか?
レナの類まれなる洞察力と先見性、そいつにやられた!
今まで慌しかったから、私は自分のこれからの身の振り方について全く考えてはいなかった。
そうなのだ。レナの言う通りなのだ。今は必要だが、最終的にはレナ達は私の敵となる。
レナの判断はすこぶる正しい! 私があと少し、これからの事について考えるのが早かったら、
アイスデビモンと協力してチームの主導権を得られていた!そうすればもっと私の都合のいいようにチームを動かせていたはずだ!
レナに先を越されてしまった。脅されていては、私は何も出来ない!
ただ、いい事もある。というより、このいい事、メリットに惹かれて、レナ達と同盟を結んだのだ。
マルクを楽に消せる。私がこのまま何も抵抗せずに、奴らの思うままに協力してやれば、遅かれ早かれマルクは死んでくれる。
今思い返すと、やはりアイスデビモンと協力してチームの主導権を握るのがベストだった。しかし、今の状況でも悪くないかもしれない。
他でもないレナが、素直に言う事を聞けば後で開放してやる、と言ったのだ。素直に言う事を聞いていればマルクは死ぬし私も助かる。
レナは頭がいいから、私が主導権を握らない方が、むしろいいのかもしれない……
私が彼らに素直に従えば、今までどおり、表面上は好意的に接してくれるだろう。
ピエモンは再び包丁を覗き見る。
そんな風に……納得するしかないか……。
確かに、理屈で考えると、今の状況は私にとって案外好ましい。
しかし、しかしだ。世界征服する者がこんな辱めを受けていいのか!?
私は、私は出来れば、チームのリーダーとなり、奴らをこき使いたい!命令して私の好きなように動かしたい!
いつか……なんとかして……主導権を奪い返せないものか……なんとかして……なんとかして!
ああ、それを防ぐための『包丁』か……おのれレナに遊戯め……図ってくれたな。
\支援丸/\支援丸/
「どうするんだってヴぁ。塔に着いちまったぶるぁ」
レナ達は塔を目指しながら、つかさを探していた。しかし、見つける前に先に塔についてしまった。
アイスデビモンが情けない声を上げる。主君が隣で、包丁を押し当てられているのだ。慌てるのも無理はない。
「レナ。暗視ゴーグル着けて窓から外をずっと睨んでた。だが人っ子一人見当たらねえ……!」
「ボクも見てた。暗いから分かりにくいけど……だけど誰も見つけられなかった」
遊戯と日吉がレナに告げる。レナは二人に、私も見つけられなかったと告げ、顎に手を当て思索に耽る。
「何を考える必要がある。つかさはいなかったんだ、仕方ない。だからさっさと電車に乗って城へ」
「黙ってろよビーちゃん。偉そうな口調は、自分の首を絞めることになるよ?」
三度包丁を突きつける。しかしピエモンはさっきまでとは打って変わり、涼しい顔をしている。
私の持つ情報は奴らにとって必要不可欠だ。めったな事では殺すわけがない。
そう考えての判断だ。いずれ世界を支配する者として、惨めに見えるかもしれないが虚勢を張りたい。
自身のプライドを保つため、どうすればいいか考えた結論がそれである。勿論、出来るなら主導権を握りたいが……
「慌てるな遊戯。一つの意見として発言したまでだ。貴様らにとって都合が悪いなら聞き流してくれて構わんさ
こういった意見でも、あって損する事はないだろう?」
ピエモンは遊戯の膝の上でふんぞり返る。幼女の姿なので一見可愛く見えるところが、一層鬱陶しさを引き立てている。
「お前らはつかさに固執してるけど、現実問題そんな時間なんてないぶるぁ。見ろ!」
アイスデビモンがかつて塔であった残骸を指差す。
「この瓦礫の山の中から、駅に続く道を掘り当てるなんて……めちゃくちゃ時間かかるってヴぁ!
マルクは一杯兵器を擁してるから、城のシステムが復旧したら一巻の終わりだぶるぁああああああ!!」
「やかましい!」
日吉とアイスデビモンの言い争いを尻目に、レナは思考する。
つかさはどこにいるのだろう。日吉の話では、つかさは例の巨大ロボットから離れてどこかへ駆けて行ったと言う。
日吉の推測だが、おそらく彦麿がつかさに何事かを命じたらしい。
死んでいる可能性も……信じたくないがある。ジアースから離れていったので、ジアースに殺されたとは考えにくいのだが。
死んでいるとすれば、行方が分からない古泉が殺した可能性が濃厚か……
永琳はジアース戦の後、ずっと遊戯といたのだからつかさを殺す事は出来ない。
しかし、古泉はただの人間。勿論つかさもただの人間だが、彼女には強力すぎる仲間がついていた。
ことのはさんだ。古泉もそう簡単には殺せないはず。つかさだって、もし殺されそうになったら逃げるだろう。
ことのはさんが持つ技なら簡単に────
この瞬間、レナに電流走る────
言い争う日吉とアイスデビモンを無視して、レナは車から外へ出る。
そして天を仰いだ。事情の知らない遊戯が不思議そうにレナを見つめる。
「アイスデビモン! 車のライト、点けて!」
「馬鹿な事言うなってヴぁ!そんなもん点けたら古泉やマルクにこっちの居場所が分かるってヴぁあああああ!」
「だからやかましい!お前の声でばれるだろうが」
レナは短く、大丈夫と言い、車の座席から布を引き千切る。それを使い、車のライトを覆い隠した。
次にレナは遊戯から王者の剣を受け取り、アイスデビモンにライトを点けるようにもう一度言った。
DAMARE
「覆い隠したら意味ないだろぶるぁ」
そう言いながらも、アイスデビモンはライトを点ける。
レナは布の内側で、王者の剣に光を当てる。剣は光を反射し、輝き始める。
布の上端をそっと開き、真っ暗闇の天に向かって剣に反射した光を放つ。
キラッ☆ キラッ☆
何度も何度も、時間をかけて根気強く光を放ち続ける。
日吉が納得したような晴れやかな表情を見せ、空を仰ぎ見る。
ことのはさんと関わったレナ、もしくは日吉にしか分からない事。そう、つかさはたった今──空にいる。
ことのはの技を応用すれば、効率よく移動できる。無論、荒業な事は否めないが、一刻を争う今ならそんな行為に走ってもおかしくはない。
レナが空に向かって光を放ったのは、空にいると思われるつかさとことのはに合図するためだ。
何も見えない暗闇、明かりなしに空から何かを見つける事なんて至難の業だ。
故に、レナは合図した。つかさが空にいるという確証はない。ともすれば、古泉やマルクにこちらの居場所を知らせかねない暴挙。
所謂賭け。結果、レナはその賭けに勝利する事となる。
「きゃああああああああああああああああああ────」
余りに唐突な出来事に、ピエモンがあっと驚く。遊戯やアイスデビモンも似たような反応を示す。
なんとつかさが空から降ってきた。ことのはさんに抱えられたまま────
「うおわっ!!」
絶対に死んだだろ、というような耳障りな音が響き、ことのはとつかさが着地する。
あたりには砂埃が立ちこめ、しばらくすると、つかさが嬉しそうな表情で駆け寄ってきた。
あまりにぴんぴんしているので逆に不気味だ。その後ろに不気味の象徴、ことのはが亡霊のように着いて来ている。
ク支援のことかーーーーーーーーー!!!!!
簡素な支援
「つかさちゃん!」
「つかさ!」
レナと日吉が笑顔で迎える。遊戯はピエモンの件で動けない。
つかさはまた涙目になり、つかさ、レナ、日吉、遊戯の四人は再会を喜び合った。
「レナちゃん! 良かった……無事で……!」
「大丈夫だよ……大丈夫……」
船で別れて、それっきりだったお互いの生存を確認でき、とても嬉しい。
つかさはレナを強く強く抱きしめる。レナもまた、強く強く抱きしめる。
再開の喜びも醒めないまま、つかさはある違和感に気づいた。
嬉しそうな表情が一変し、恐怖の色に染まる。
「どうして……?」
つかさはピエモン、そしてアイスデビモンに視線を向けて静かに呟く。
遊戯はばつが悪そうに包丁を構えなおした。
「利用出来るものは何でも利用しないとね。こいつらが持つ情報や、主催者としての権限は、僕たちにとって物凄く魅力的だ。
運良くこいつらを脅迫出来る機会があったから、こうして協力してもらってるのさ。一方的にね」
「…………」
つかさは無言でピエモンを睨みつける。そして、持っているロールバスターに視線を移す。
あいつの所為で、お姉ちゃんは……
つまんないはずだった支援
君となら軽く支援踏める
どうして支援が温かいんだー
チョウドイイ支援
「おっと、やめろよ……? 殺したいのは誰だって同じだ。だが、我慢しなけりゃ駄目な時だってある。
少し前までのお前にはそれが分からなかったが……今のお前なら分かるだろ?」
ピエモンへと一歩踏み出したつかさの前に、日吉が仁王立ちする。
つかさは一瞬、視線を下へ向け、そしてすぐに前を向きなおした。
「そう、だよね……分かってます。勿論……我慢できます」
決意を持った表情できっぱりと言い放つ。それを見て、日吉ら三人はふっと表情を緩めた。
ピエモンのみ、表情は固いままだ。このままじゃいつ殺されるか分かったものではない。
決意、したからだろうか。つかさは、例の事をレナに伝える勇気を持てたような気がする。
ロボットとの死闘の間は、とてもじゃないが、こんな事を伝える余裕などなかった。
一刻も早く伝えたかったのに、なかなか伝えられなかったのは本当に申し訳ない。
「レナちゃん……」
恐る恐るレナに声をかける。レナは何かと思い、つかさを見つめる。
つかさはすでに涙目だった。レナにはその理由は分からない。つかさを心配し、あたふたする。
「ど、どうしたのかな……かな」
つかさは決意し、言葉を紡ぐ。多分謝って許される事ではない。
しかし、謝る以外に何をすればいいというのか……
愚直支援
「魅音ちゃんは……私が殺したの……」
薄々ながら予想していた事とはいえ、レナは頭を思い切りハンマーで殴られたかのような衝撃に襲われた。
「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」
頭を下げ、大粒の涙をぽたぽた落としながら、つかさが謝罪する。
ただひたすら、レナに謝罪する。無論、謝って済まされることではない。
つかさは、ここでレナに殺されても仕方がない、そんな心境だった。ただただ、自身の過ちを悔い、レナに謝罪したかった。
レナはひたすら無言だった。つかさ以外、誰も口を開こうとはしない。
ただつかさの謝罪が聞こえてくるのみだ。
魅音を殺された。この女に……だけど……
レナは未だ謝り続けるつかさを一瞥し、彼女の手をとる。
レナもまた、いつの間にか大粒の涙を流していた。レナは決意する。
「私も……つかさちゃんと同じ。何の罪もない人を殺してしまったの……圭一君と外山さん……」
ううっ、とつかさの手を握ったまま、レナは泣き崩れる。
悔いても悔いても、未だ襲い来る罪悪感という魔物。雛見沢症候群を克服したレナとて、例外ではない。
支援しないとでも思ったの!?バカなの?
支援だっ!!
「だけど私は決意した……! 命を懸けて罪滅ぼしするって……!
圭一君に外山さん……みんなの意志を受け継いで私は強くなった……!」
「私も強くなりたいよ……!私も……!魅音ちゃんやいさじさん、おじいちゃん……それにゴマちゃん……!
私も……罪滅ぼししたいよ……!」
つかさの顔はもはや涙でぐしょぐしょだった。レナと同じように泣き崩れる。
死んでいった人達、殺してしまった人達を唯一救う方法、それは彼らの意志を受け継ぐしかないのではないか?
そうすれば、彼らの肉体は死んでも、魂は遺志を受け継いだ人間の中でいつまでも生き続ける。
強靭な意志で正義を貫く人間は不死だ。肉体的な意味ではなく、精神的な意味で。
「俺だって……あいつを見殺しにしたようなもんなんだぜ?」
日吉が唐突に言う。場の雰囲気のせいによるものかどうかは定かではないが、彼もまた薄っすら涙を湛えていた。
「僕だってさ……僕が関わった人間はみんな死んでいくんだ……僕の所為じゃないと分かってるけど、
たまに……僕の所為でみんな死んでいるのではないかと……思う時が……」
「魅ぃちゃんの事……絶対に忘れないで……!
忘れなければ貴方は強くなれる……!死んだ人を、殺した人を忘れさえしなければ……あなたはもう一人じゃない……!
私達の仲間だよ……!」
つかさの手を固く固く握り締める。つかさは涙を流しながら何度も何度も首を縦に振った。
少数派による運命の打開……この言葉を目標として誓い合ったレナの仲間達は全員死んでしまったが、
彼らの意志は、確かにここにいる四人の戦士に受け継がれている。
塔組だけではない。海馬や閣下、萃香、そして亜美、アリスに彦麿……まだまだ、まだまだ、死んでいった仲間達は大勢いる。
彼らの意志を受け継いでいる限り、竜宮レナは一人ではない。柊つかさは一人ではない。
日吉若は一人ではない。武藤遊戯は一人ではない。
彼らは四人ではない。数え切れない仲間達の、魂が彼らの中に宿っている。
受け継いだ彼らは、今まで死んでいった仲間達の誰よりも強い。
これで、ロワ会場に残る仲間達は全員この場に揃った事になる。
レナ、遊戯、日吉、つかさ。残りは城にいる霊夢、KASの二人。
合わせて六人。ニコロワ史上最強の六人。
レナは涙を拭き、ここまで生き残った四人を見回し、ピエモンに向けて言葉を投げかける。
「みんな揃ったよピーちゃん……そろそろ、色々、話を聞かせてもらうね……
クッパ城の構造、擁している兵器や兵士、私達は向こうに行ってからどう行動すれば最も効率がいいのか。
そして……この空間から、生きて脱出する方法を……!」
レナがピエモンの両目を凝視する。ピエモンはその眼力に臆しそうになったが、堪えて、頷いた。
「もちろんだ。マルクを殺してくれるなら約束は果たす」
きっぱりと言い放つ。ピエモンは、脇からアイスデビモンが悲しそうに見つめている事に気づきはしなかった。
ニコロワ支援ラッシュ
大江戸支援人形着火!!
謎の支援X
「そうだ……レナちゃん、結界を破壊する方法だけどry」
「結界を破壊する必要は無いぞ」
「!?」
涙を拭きつつ語りだすつかさをピエモンがぴしゃりと遮る。つかさは呆然としている。
「『外』から行く場合は結界を破壊しなければならないがな。我々の場合、運良く電車が使える。
考えてみろ、城と会場を繋ぐ唯一のライン。電車は一々結界を解除しないと城と会場を行き来できない不便なものだと思うか?
そんな不便なものだと、至極扱いにくい。部下から引っ切り無しに苦情が出てしまう」
「電車に乗って城へ向かえば、結界を無視出来るって事なのかな?」
「そういう事だ」
ピエモンが得意げに言う。という事は、ますます駅へと続く道を迅速に見つけ出さなければならない。
結界の事について考える必要は無くなったのだから。
「そんな……私は何のために……orz」
つかさが項垂れている。面倒なので全員それを無視した。
気持ちは充分察せられるが……
「それよりもだ。今思い出したのだが、Nice boat.、あれは重要なキーだぞ。おそらくあれはマルクが仕掛けたもの。
未だ何がしたいのか真意が見えないマルクの内情を探れるかもしれない。それにアレは多分ノヴァの技術を応用して作られたもの。
色んな意味であった方がいい」
ピエモンの言葉の後、しばらく沈黙が場を支配した。
「今更言うなよ……」
しばらく経った後、遊戯が呆れて言った。
「壊されちまったしな。どっちみち回収しようがないだろ」
「そんな事ないよ」
日吉の諦めにも似た言葉に反論し、レナがデイパックの口を開く。
ピエモンは感心してレナを見つめ、その他の者は驚愕して凝視する。
「一応……残ってた物を回収しておいた」
レナがデイパックの口を広げ、全員が中を覗けるように口の向きを変える。
中には、よく分からない巨大な機械が入っていた。何だこれ?ピエモン以外の者が口々に疑問の声を上げる。
「ほう。一番重要なところが生き残っていたんだな。そいつはNice boat.のメインコンピュータだ」
用意周到な女だ、ピエモンは感心しつつ言う。
「よくそんなでかい物がデイパックに入ったな……」
「別に不思議じゃないよ……棺桶だってデイパックには入ったんだよ?」
「まあ、何でもかんでも入るわけじゃないがな。我々が禁止したものは入らない。例えば城とか塔とか人間とか……」
「確かに何でもかんでも入ったら殺し合いどころじゃないね」
遊戯が納得したように呟く。
「マルクがこれを禁止してないのは興味深いな。やはりこいつは重要だ。大切にとっておけ」
「うん。分かったよピーちゃん」
「相変わらず偉そうだねビーちゃん」
遊戯が包丁を持つ手に力を込めた事は言うまでもない。
支援の門 ニコ枕獏
「おいお前ら、あれ見ろよ。話し合いなら電車に乗りながらでも出来るだろ?さっさと駅へ続く道ってのを見つけようぜ」
日吉が唐突に提案する。指差した先には、一人黙々と駅への隠し通路を探すアイスデビモンの姿があった。
「そう、だよね。あの人だけ可哀そうかも」
「でも探すのは面倒だな。僕達は駅なんて全く知らないし。レナ、なんか手がかりないの?」
遊戯の問いかけにレナは頷いて答える。
「うん。私に任せて」
思い出してみる。駅の入り口には、恐ろしい『花』が咲いていた。
かつて、レナの仲間達が健在だった頃、銀のPスイッチで黒い花をコインに変え、掻き集めた。
しかし、全てをきっちり回収したわけではない。道が開けば良かったのだから、誰も隅っこにあるコインを回収しようとはしなかった。
何気ない事だが、それが役に立つ時が来るとは。
「ほら、あそこ」
レナが皆を引き連れ、ある地点へと先導する。そこは特に瓦礫もなく、妙にがらんとしている。
周りに比べて明らかに浮いている。それもそのはず、そこにはブラックパックンがほんの少しだけ、群生していた。
レナは、見てて、と言い、岩をブラックパックンに向かって放り投げた。
ガリっという乾いた音が響き、岩がブラックパックンによって食い千切られる。
巨大な岩は一瞬にして消失し、ブラックパックンの胃?の中に収まった。相変わらず恐ろしい花だ。
「駅へ続く道には、この花が沢山群生していたの。だからこの辺りを探せば、きっと『道』は見つかるはずだよ」
「そういやそうだったってヴぁ」
今までずっと遠くで探していたアイスデビモンが、肩で息をしながら言う。
ゆっくり支援していってね!!
皆はレナの言葉に従い、ブラックパックンに触れないよう気を付けつつ、道の発掘に取り掛かる。
と言っても、遊戯はピエモンのお守り、つかさは大きな瓦礫を除けるだけの力なんてない、ので
実質発掘作業を実行するのは、レナ、日吉、アイスデビモン、そしてことのはの四人だけだ。
黙々と作業を続け、漸く道を掘り当てた。
「いよいよだね……だね」
「ああ……。電車に乗ったらすぐに、クッパ城か……」
比較的戦力を有し、かつ信頼できる、レナと日吉がチームの先頭に立ち、暗い地下道を突き進む。
この時、アイスデビモンの脳内は相変わらず荒れに荒れていた。
実は、先ほどアイスデビモンが離れた所で道を捜索していたのは、他にするべき事があったからだ。
いくら連中が透明とはいえ、神がかった直感を持つレナがいる。ばれてはピエモン様に危害が及ぶ。
アイスデビモンは未だに決心しきれない。
もしかしたら、彼は主君を裏切る事になるかもしれないのだ。直感では、そうではない事は分かっている。
しかし、どうしても、考えれば考えるほど、疑心暗鬼という風が彼の脳内に荒波を巻き起こす。
アイスデビモンはどうしても信じられない。あのマルクが、大らかで遊び心のある、あのマルクが、
自身にも、そしてその部下にもよくしてくれたマルクがピエモン様を裏切ったなどと……!
「信じられるわけないってヴぁ……悪い冗談」
さらに、『連中』はこう言っていた。『マルク様から許可を貰い、ピエモン様を救出しに来た』、と……!
ピエモン様とマルク様は……確かにたまに口喧嘩したりしていた。だけど、普段は気のいい仲間通しだったではないか……!
マルク様がピエモン様をからかったり、ピエモン様がマルク様の凡ミスを指摘してあげたり……
参加者どもが死んでいく様を見て楽しそうに語り合ったり、好きな動画を教えあったり、嫌いな動画の事で喧嘩になったり────
決定的な根拠はないが、俺は自信を持って言えるってヴぁ。
ピエモン様とマルク様。二人は友達だ。
ピエモン様は何かに騙されている。もしくは勘違いしている。
マルク様は何も怪しい行動など取ってはいないではないか!
このまま意味不明のまま主君である二人がいがみ合うなんて、俺には────
「なんか言ったか? お前」
日吉がアイスデビモンの呟きに反応し、質問する。
アイスデビモンの顔は茹蛸のように真っ赤だった。
「耐えられるかぶるぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ」
アイスデビモンは前を歩くレナと日吉を纏めて蹴飛ばした。
レナと日吉が思わずバランスを崩したのを確認すると、素早く二人の間をすり抜け、地下道の奥へと駆けて行く。
遊戯がピエモンの胸倉を掴み、包丁を振り上げ金切り声を上げたが、それでもアイスデビモンは足を止めようとはしない。
さあ支援のはじまりだ
支援の兄貴ー
「追いかけないと!」
「ああ!」
レナと日吉はすぐに立ち上がり、走って行ったアイスデビモンを追い駆ける。
その後ろに、つかさと遊戯、そしてピエモンがぴたりと追走する。
「お前ら足止めしろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
アイスデビモンの声と共に、突然何者かが攻撃を仕掛けてきた。
レナが勘に任せて攻撃。何者かが着ていた透明マントが飛び、中から異形の化け物が出現する。
日吉がレナの真似をして出鱈目に攻撃。そしてまた一体、屠る。
「僕とつかさに指一本触れてみろ!こいつをピエモンに突き刺す!」
その言葉に、残りのデジモン達の動きが一瞬止まる。
「レナ!」
「日吉君!」
「ことのはさん!お願いします!」
レナ、日吉、ことのは、三者三様の攻撃が交錯し、デジモン達の鮮血が舞い散る。
残ったのはデジモンの死体のみだった。
「早く追い駆けないと!」
休む間なんてない。アイスデビモンは何を考えている?
遊戯が声を張り上げ、突っ走る。皆それに続いて走る。
天から支援!!
往生際の悪い支援だ
「おのれ、アイスデビモンの奴……どういうつもりだ……!?」
ピエモンは全くアイスデビモンの気持ちを理解できていない。
幼女ゆえ、走っても遅いので、今は遊戯に抱き上げられている。
「止まれって叫ぶんだ! あんたの命令なら聞くはずだよ!」
遊戯の言葉に頷き、ピエモンは先を走るアイスデビモンに呼びかける。
「アイスデビモン!暴走はよせッ!これは命令だ!」
走る走る。歩いて駅を目指した時はそれなりに時間がかかったものだが、走ってみるとこれほど時間が短縮できるものなのか。
レナ達五人はついに駅へと着いた。電車が発進しかけている。
アイスデビモンが電車の中から、悲しそうな目でピエモンを見ている。
「どういう事だアイスデビモン……まさか貴様、マルクの手先!?」
ピエモンが青ざめる。
「なんとかして電車を止めないと! これを逃したら私達は!」
「分かってる! だけどよぉ!!」
レナと日吉が電車の傍で右往左往する。どうやって止めればいい?
あまりに荒っぽい手段を用いると、電車自体を破壊してしまう。
「とにかく乗り込むんだ!」
日吉が電車の窓を突き破ろうとする。そこから電車に乗り込もうと言うのだ。
しかし、それも上手くいかない。透明な何かが日吉の体に体当たりを食らわした。
日吉は反射的にそれを殴り、その何かを絶命させたが、その結果、電車に乗る事は叶わなかった。
「お前らよくやったってヴぁ。あとは俺に任せろ」
アイスデビモンの声が聞こえる。
私達の、希望の船……!最後の望み……!これを逃すと、結界を突破する事は出来ない……!
レナは悔しげに唇を噛む。電車は次第次第に加速していく。
アイスデビモンは最後まで、相変わらずの悲しそうな瞳で、ピエモンを凝視していた。
この状況では殺せはしないと開き直っているのだろうか。遊戯の脅しも意に返さず、ただただ沈黙していた。
そして、電車は闇へと消えていく────
レナ、日吉、つかさ、遊戯は最後まで諦めず、走り去っていく電車を追いかけていく。
だが、追いつけるはずもない。騒音を撒き散らしながら、電車は闇にのまれていった。
「……………………そんな馬鹿な……」
しばらく、誰も声を発しなかった。敵の本拠地に乗り込む最後の手段だった。
脱出への望みだった。そんな存在であった電車は、四人の手をすり抜け、闇へと消えてしまった。
────対主催の、最後の希望が潰えた。
「ピーちゃん、他に電車はない?」
「そうか!他にも電車があるかもしれない。なんたって駅だし!」
「無理っぽいぜ」
日吉が言う。指差した先にある電車は、見るも無残な姿に変わり果てていた。
恐らくアイスデビモンが全力で破壊したのだろう。
支援をくれてやるぅ!
「他にも、あるんでしょ? ビーちゃん?」
遊戯が縋る思いで問う。ピエモンはふるふると首を振り、答える。
「残念だが、もう電車はない。アイスデビモン……馬鹿な真似を……!」
ピエモンは拳を握り締め怒る。アイスデビモンは一番の部下だった。ピエモンの右腕だった。
そんな部下に裏切られたのだ怒りを通り越して、溜息が出る。
もっとも、アイスデビモンは本当にピエモンを裏切ったわけではないのだが、ピエモンはそれに気づいていない。
「レ、レナちゃん……変な事言うけど、ご、ごめんね……」
つかさの言葉に、レナは視線を向ける。『打開』は不可能。
そう思わざるを得ない今の状況。レナは心底憔悴しきっていた。
「笛……持ってるかな……? もしかしたら、結界を破壊出来るかも……」
如何なる時も冷静な竜宮レナの瞳が、この時ばかりは爛と輝いた。
▼ ▼ ▼
場面変わってここは電車内。
「マ……マルク様は……ピエモン様の事を好いておられる。ピエモン様の無残な姿がスクリーンに映し出された折、
下賤の者どもが嘲笑したのを見て……マルク様はお怒りになられた……
これ即ち、、マルク様に裏切りの意は無いとの確固たる証明にござる……!」
「分かったってヴぁ。もう喋るな」
日吉かレナの攻撃を受け、瀕死となったデジモンが、息も絶え絶え言葉を紡ぐ。
無理でも支援するんだよ!!
「ピ、ピエモン様は一体どうなされたのだ……! あろう事か、彼奴らと手を組むなど……なんと嘆かわしい……!
何かの間違いではないのか隊長殿!」
「……ピエモン様は疑心暗鬼であらせられる。もしくは誤解なされておるか……何れにせよ、ピエモン様の暴走にはレナか遊戯、
どちらかが編み出した小賢しい策が絡んでいる事間違いなかろう……ってヴぁ」
「おのれ……! あの聡明なるピエモン様を陥れるとは……! 連中の脳みそは化け物か!」
「もういい……お主はもう喋るな。はらわたが飛び出るぞ……ってヴぁ」
「飛び出ればまた押し込めばいいだけの事……!マルク様とピエモン様の邪魔をする狼藉者はこのレッドベジーモンが生かしては……!
────ガハッ!!!」
「逝ったかレッドベジーモン……我が部下よ……」
アイスデビモンは息絶えたレッドベジーモンの目を閉じさせる。
レッドベジーモンの腹から流れ出る血を指に付着させ、自身の額に血で一本の線を引く。
一種の証だ。俺の行動方針は決まった。こいつらの話を聞いて余計に納得できた。
「化けて出るなよレッドベジーモン。お前の固き意志、しかとこのアイスデビモンが受け継いだぞ……ぶるぁ」
ピエモン様の誤解を解く。そのためにはまず、マルク様と相談しなければならないだろう。
今のピエモン様に余計な事を言うのは逆効果だ。ピエモン様は、マルク様のことを敵だと確信してしまっている。
ここはマルク様の方に話をつけなければ……
もうすこし支援しましょう
可能性は低いだろうが、マルク様が本当に裏切っている事だってあり得る。まずはマルク様と話して裏切ってないか確認。
そしてピエモン様の誤解を解くため、マルク様に協力してもらう。うん、これでいこう。
アイスデビモンはピエモン達を足止めするために、電車を奪った。
結界を解除しないまま突破できるのは電車だけだ。連中は駅で右往左往するしかないだろう。
その間に事を済まそうという魂胆だ。
「俺はレナ達対主催に何の興味もないってヴぁ。俺の望みは、ピエモン様とマルク様が二人で事を成しえる事……!
どちらかが欠けては駄目なんだぶるぁああああああああああああああああry」
さ〜〜くぅぅ〜〜らぁあ〜〜〜↑↑
さ〜〜くぅぅ〜〜らぁあ〜〜〜↓↓↓
「ん? 何だこれは?」
【??? 電車内/二日目・真夜中】
【アイスデビモン@若本】
[状態]:体力低、全身に火傷と打撲、左腕負傷、ステルス解除、神父装備
[装備]:エネミーコントローラー型首輪起爆装置、透明マント、石ころ帽子、高性能首輪探知機、銃剣(72本)
[道具]:連絡機器
[思考・状況]
1、ピエモン様は多分勘違いしてるはず。マルク様に話を窺い、本当にピエモンの誤解なら、なんとかして誤解を解く
対主催は別にどうなってもいいってヴぁ
2、本部に連絡をしたかったけど……。しっかし何でアレがあそこに……。
3、他の対主催と合流する。霊夢が恐ろしい。
4、オールハイルピィエタァァァニア! ぶるぁあ! 不満なぞぉ! 漏らしてるじゃねぇえ!
※ステルスアイテムの機能はニコニコ流星郡の沈静化に伴い復帰出来ます。
※アイスデビモンの幹部権限念話時報により周辺のデジモンにNiceboat.への
集合命令が下されました。ただし戦闘の巻き添えで数が減ってる可能性があります。
また念話時報はしばらく使えません。
※ピエモン支援隊は全滅しました。
※連絡機器はニコニコ流星群の影響で使えないようです。
※以前のマルピエが本当に仲良しだったのかは不明です。もしかしたらアイスデビモンの妄想かもしれないです
さぁぁ〜〜あ→→ くぅぅ〜う〜うぅ↓↓ らぁあ〜〜〜あ↑↑
「……下手糞だなあ」
ぐさり!
「……聞くに堪えない」
グサっ!
「そ、そんな事ないよ! オリジナリティが……うん……溢れてるっていうか……」
グサグサ!
どっかんどっかん支援
「う、うー……orz」
つかさが項垂れる。藁にも縋る思いで、レナはつかさにFooさんの笛を手渡したのだが、はたしてうまくいくかどうか。
「しかし、発想は間違ってはいないと思うぞ。そのアイテムならもしかしたらいけるかもしれん」
「なんでそんな道具を支給してるんだよ」
「貸せっ! 俺が吹く!」
つかさがなかなか吹けないのを見て、日吉が苛立つ。
つかさから強引に笛を奪い、口を当てて────
「だ、駄目だよ日吉君っ!」
当てそうになったぎりぎりのところを、レナが止める。日吉が邪魔するなとぶっきらぼうに言うが、レナは止めない。
遊戯とつかさ、そしてピエモンが不思議そうに二人を見ている。
「か……間接キスになっちゃうよぉっ! 駄目だよ!だよ!」
「「…………あっ!」」
日吉とつかさの顔が紅潮し、日吉は笛から思わず手を放す。
笛は音を立てて地面に落ちた。日吉は照れくさそうにしている。
つかさも同じだ。
「ご、ごめんね。私が下手だから……」
「い、いいから吹いてくれ。俺だってほとんど笛吹いた事ないし……お前しかいないんだから」
日吉が笛を拾いつかさに手渡す。顔は相変わらず赤い。
あったかめの支援だ!
「なぁにこの状況?」
遊戯がたまらず言った。
ひょぼぉぉ〜〜〜ひゅほぉ〜〜〜♪
つかさが奏でる奇怪な音色を背景に、その他の四人が地面に座り込み、これからの事について話す。
「じゃあ、もしクッパ城に潜入できたら、ハルバートっていう戦艦を奪えばいいんだね?」
「ああそうだ。おそらく、それぐらいしか脱出する方法がないかもしれん。コイヅカ氏の宇宙船もあるが、あれは一人用だからな
おまけに、奪う事が出来れば、マルクの戦力も削げるだろう」
「だけどなあ……そのクッパ城に潜入ってのが……出来るのかな?」
遊戯が現在最も気になる事について指摘する。つかさの『さくらさくら』は相変わらず下手糞だ。
ピエモンはしばらく考え込んだ後、静かに口を開いた。
「もしかしたら……あれで充分かもしれん……」
つかさの演奏に目を向けながら言う。
「本物のFooさんも、つかさに負けず劣らず下手糞だったからな。もしかして……もう結界は解除されているのかも……」
「……マジかよ」
日吉は驚愕する。あれで充分なのか……
「ていうかなんで笛を吹いたら結界が破壊されるんだよ。おかしくないか?」
「そんな事言われても知るか。言っておくが、物理的な方法で結界を破壊するなんて出来っこないぞ。
私のジアースクラスのパワーがなければ……」
「だったら……もう出発しようか。徒歩なら相当時間掛かるんじゃないかな……かな。作戦は歩きながらでも立てられるし」
レナの提案に皆が同意する。つかさは歩きながら笛を吹く事になった。
難しいだろうが、ここは頑張って貰わなければならない。
「さて……レナ悪いがこいつを借りるぜ?」
唐突に日吉が口を開く。いつの間に盗ったのだろうか。日吉がフタエノ極意書を持っている。
クッパ城に行くまでに読んでおくらしい。特に断る理由もないので、レナは首を縦に振る。
「遊戯君。ちょっと話があるんだけどいいかな……かな」
「……? いいけど、僕はビーちゃんのお守りが」
「日吉君に代わって貰って」
「???」
日吉、遊戯、そしてピエモンがそれぞれ疑問符をあげる。
そんな彼らを無視し、レナは半ば無理やりに遊戯をピエモンから離し、代わりに日吉に『お守り』させる。
さっきからずっと道具のように扱われているピエモンの機嫌は悪い。
レナと遊戯は足を速めて、彼らに……特にピエモンに話を聞かれぬよう、先を行き、仲間達から離れた。
▼ ▼ ▼
「ピーちゃんは、マルクに裏切られているって言ってるけど、それはどうしてなのかな……かな」
「…………なるほどね。確かに気になるだろうね」
深刻な顔で問うレナを見て、遊戯は表情を崩した。
受け取ってください支援を・・・
「ビーちゃんは例の巨大ロボットに踏まれたらしいんだ。ビーちゃんの話によると、
それはマルクが事故に見せかけてビーちゃんを殺そうとしていたからなんだって。
他にもマルクはビーちゃんの見てないところで怪しい事をしているらしい」
「裏切ったっていう根拠は……ないよね?」
「そうだね。根拠は……ない。だけど当の本人、ビーちゃんは根拠がないにも拘らず、マルクに裏切られたと決め付けている。
救いようのない馬鹿だ。まあ、そのおかげで僕達は奴から情報を頂ける訳なんだけど……」
遊戯が苦笑する。確かにピエモンは馬鹿だ。マルクが裏切っているという、決定的な根拠がないにも拘らず、
自身の思い込みだけで、断定しているのだ。
「……遊戯君は、それを分かっててピーちゃんを無理やり仲間にしたんだね」
「ああ……利用出来るからね。奴を人質にとっていれば、アイスデビモンの行動もある程度制御できると思ってたんだけど……」
「制御し切れなかった。アイスデビモン……」
アイスデビモンの立場に立って考えてみよう。彼にとって忠誠を尽くすのはピエモンとマルクだけであり、対主催には何の義理もない。
今までは、ピエモンの命令に従い、仕方なく対主催と行動を共にしていたが、
彼の頭の中の決定的な違和感は、消えることなく、増幅していった。
「アイスデビモンは、ビーちゃんより頭がいいみたいだね。マルクが裏切ったか定かではない、と気づいている」
「そうだね……だね。だから、真相を確かめるべく、クッパ城に急いだ。マルクに、ピーちゃんの暴走を伝えるために……」
マルクが裏切った証拠など一切ない。もしかしたら実際は、『ピエモンの方がマルクを裏切っている』のかもしれない。
その可能性は、決して低くはないように思える。
「アイスデビモンは推測したんだ。マルクは裏切っていない。ビーちゃんのただの勘違いだって事に……
そして、その推測は多分、当たっている」
遊戯の推理に、レナを頷き、同意を示す。
「多分、アイスデビモンは今後、何らかの手段を使って、ピーちゃんに接触しようとするはずだよ。
そしてピーちゃんに真相を伝える。そうなったら……」
そうなったら────ピエモンは勘違いしている事に気づき、レナ達に反旗を翻すだろう。
抵抗し、暴れ、逃げ出す。もっともこれは包丁で脅していれば防げる事だ。
しかし、レナ達が知らない所で、アイスデビモンがピエモンに接触し、真相を伝えられては非常に困る。
もし仮に、ピエモンに嘘の情報を流されてはどうする?レナ達には情報の真偽を確かめる術はない。
ピエモンが再び、主催側に戻れば、主催者の権限、情報という、レナ達が手に入れたメリットは消えてしまうだろう。
「ビーちゃんが馬鹿といっても、考える脳みそはあるはずだ。もし、例えばたった今、ビーちゃんが自身の勘違いに気づいたりしたら……」
「困るね。嘘の情報を流される」
深刻な顔つきでレナは答える。
「だから、遊戯君。お願いがあるの。これからは、ただ包丁で脅すだけじゃなく、
ピーちゃんの思考を、マルクをより疑う方向に誘導してくれないかな……かな」
「どういう事?」
一瞬、言っている意味がよく掴めなかったからだろう。遊戯は首を傾げる。
「アイスデビモンが真相を伝えても、ピーちゃんが納得しなければいい……よね?
だから、ピーちゃんを煽って欲しい。もっともっとピーちゃんがマルクを疑うように、憎むように……私も協力するから」
「なるほど。いい案だ。日吉やつかさじゃなく、僕なのはどうして?」
「この作戦に人数は必要ない。それに、こう言ったらなんだけど、日吉君とつかさちゃんはこういう役に向いてないよ。
私は遊戯君が適任な気がする。脅す時も、躊躇いがなかったし、非情になりきれる……頭も凄くいい」
最後の言葉に、遊戯は苦笑する。
崖の上の支援
「君に言われても全然嬉しくないなあ」
誰よりも頭がいいのはレナではないか。
「うん。いい案だね。だけど、もっといい案があるよ?」
遊戯が持っている包丁を光らせる。
「ビーちゃんはさっき、アイスデビモンを疑うような事を言っていた。つまり、今現在ビーちゃんは間違いなく、マルクを敵視しているんだ。
今の間にビーちゃんから情報を全て貰って────殺せばいい
ビーちゃんの死体から腕を一本斬って、どこかに軟禁しているとでも言えば、アイスデビモンは僕らに依然として手を出せない。
目に見えない人質を演出できるからね。今ならビーちゃんから正確な情報を頂けるし、裏切られる心配もない。
ビーちゃんは情報を僕達に渡した後、すぐに死んでしまうから」
依然変わらぬ、冷静な様子で遊戯は言った。その目からは、何の迷いも感じられない。
感じられないが、他でもないレナは、その瞳から迷い以外の感情を読み取った。
「それは駄目。そんな事したら、私達は主催者達や、ゲームに乗った人達と同じになってしまう」
また、元に戻ってしまう。レナは塔での悲劇を思い出す。
「ピーちゃんは、全てが終わったら約束通り開放するつもりだよ。そんな風に、ただの利益だけで殺しちゃったら……同じだよ。
上手く言えないけど、もう元には引き返せられなくなる。それに……嘘だよ、遊戯君。
そんな事する気、全くないくせに」
レナは微笑んだ。遊戯もそれにつられて笑う。
「勿論嘘だよ。僕はそんな風には殺さない。僕が本気で殺す相手は、僕の命を狙ってくる輩だけだ」
遊戯は包丁をレナから隠す。そして、後方を歩く日吉、つかさ、ピエモンの元に歩いていく。
陽だまりの支援
「作戦は理解できた。ビーちゃんを脅しつつ、煽る役、僕が務めるよ。ビーちゃんは最後まで僕たちに協力してもらう。
アイスデビモンなんかには渡さないよ」
「ありがとう……」
レナは遊戯の背中を追いかける。実はもう一つ聞きたい事があるのだが、これは生還した後にしよう。
日吉、つかさ、ピエモンの元へと戻る。ピエモンが何を話していたのかねちねち聞いてきたが、二人は無視した。
日吉とつかさが何も質問しなかった事に二人は少なからず驚く。
信頼……言葉で言うと、たった二文字で、なんだか安っぽく見える。
対主催は、今や打開を目指す一匹の狼。仲間、つまり自分を、疑うという感情は幸か不幸か、持っていないのだ。
四人は一人の道化を連れて線路の上を歩く。
仲間達の意志を受け継いだ四人。過去最強の四人────
沢山の仲間達の意志を受け継いだ彼らに、死角はない……!
【??? 線路の上/二日目・真夜中】
【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:悲しみ、やや疲労
[装備]:リアルメガバスター(145/300)@デッドライジング、メタルブレードのチップ、サイレンサー付き拳銃(1/6)@サイレンサーを付けた時とry
、鉈@ひぐらしのなく頃に
[道具]:支給品一式*13(食料3・水2消費)、日本酒(残り半分)テニスボール*2、オミトロン@現実?、モモンの実*5@ポケットモンスター、鉄パイプ、
本『弾幕講座』、アイテム2号のチップ@ロックマン2、
暗視ゴーグル@現実、デジヴァイス@デジモンアドベンチャー、初音ミク@現実、オボンの実*4@ポケットモンスター、ポケモンフーズニ日分(四食
分消費)@ポケットモンスター、
ほんやくコンニャク(1/4)(半分で八時間)@ドラえもん、テレパしい@ドラえもん(残り2粒)、五寸釘@現実、
雛見沢症候群治療セット1日分(C-120、注射器、注射針)@ひぐらしのなく頃に、
桃太郎印のきびだんご(24/25)、ウルトラスーパー電池(残り30%)@ドラえもん、ゼットソーハードインパルス@現実、ハイポーション×2、北米版パッチ
DMカード@遊戯王DM(マジックシリンダー・攻撃誘導アーマー(使用可)・光の護封剣(次の日中まで使用不可))、
飛行石のペンダント@天空の城ラピュタ、十得ナイフ@現実、
毒針@ドラゴンクエストシリーズ、ナイフとフォーク×2、包丁、首輪の機械部品、包帯、
オクタン(HP1)@ポケットモンスター、MASTER ARTIST01〜10@THE IDOLM@STER、
壊れたオセロ@現実、ノートパソコン(バッテリーほぼ満タン)@現実、RPG-7(残弾0)@GTASA、
富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に、スタンガン@ひぐらしのなく頃に、ピッキング用針金、
盗賊の棺桶@勇者の代わりにバラモス倒し(ry、フィルム、ピーピーマックス*2@ポケットモンスター、Fooさんの笛@ニコニコ動画(γ)、 宝石みたいな物@呪いの館、
ウィンチェスター M1895/Winchester M1895(狙撃銃、残弾1)@現実、無限刃@るろうに剣心(フタエノキワミ アッー!)、 きしめん@Nursery Rhyme、
たいやき(残りHP50%)@ポケモン金コイキングだけでクリアに挑戦、SIG P210(残弾1)@MADLAX、 10円玉@現実?、
札束(1円札百枚)、琴姫の髪 、クラモンD、Nice boat.のメインコンピュータ
[思考・状況]
1.少数派による運命の打開、ピエモンから情報を貰い、作戦を立てる。
2.ピエモンは勘違いしていると推測。勘違いに気づかないように、遊戯の『煽り』をサポートする
3.クラちゃんは一応信用しておく。アイスデビモンは信用しない。
4.古泉一樹をできることなら仲間にしたい。
5.圭一、ティアナの思いを継いで、対主催思考の仲間を探す。
6.罪滅しをする。アリスちゃんを助けられなかった分も
※時期は大体罪滅し編後半、学校占領直前です。
※身体能力が向上しています。それによってレナパンが使えるようになりました。
※158話で感じた違和感の正体が、ハルヒに自分達の情報を教えたと推理しました。
また、ハルヒ達の計画を大まかながら把握しています。
※ノートパソコンに海馬の残した何らかのファイル(飛行石関連その他)とメッセージがあります。
メッセージは打開が成功したら読め、との事です。
※レナはジアースと直接は相対しなかったので、ロボ入りiPodは発動しませんでした
※レナが遊戯にもう一つだけ聞きたかった事は、「何故ピーちゃんではなく、ビーちゃんと呼んでいるのか?」です。
【武藤遊戯@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
[状態]:重傷(応急処置済み)軽度の精神疲労、全身に傷と火傷(手当て済み)、肩に怪我(手当て済み)、それでもまだ闇AIBO、古泉に対する殺意
[装備]:小型爆弾 包丁 千年パズル
[道具]:支給品一式*4(食料四食分・水二食分消費)、、王者の剣@DQ3(刃毀れ)、ベレッタM92F(0/15) 、ヲタチ(残りHP60%)@ポケットモンスター、北高の制服
ゾンビマスク@現実(ゾンビーズ)、蒼星石のローザミスティカ、萌えもんパッチ@ポケモン言えるかなで擬人化してみた、ミニ八卦炉@東方project、
クロスミラージュ@リリカルなのは、ゴム@思い出はおくせんまん、自動ぶんなぐりガス(残り1/5)@ドラえもん、ヴェルタースオリジナル*1@ヴェル☆オリ
こいつは私の支援さ
真紅のローザミスティカ@ローゼンメイデン、くんくん人形@ローゼンメイデン、ヤクルト@乳酸菌推進委員会、水銀燈の体、
デジヴァイス@デジモンアドベンチャー 、北高の制服@涼宮ハルヒの憂鬱、テニスボール、毒入りパン、
DCS-8sp*5、予備弾薬各100発@現実(ベレッタM92F用26発消費、トカレフTT-33用16発消費)
デュエルディスク@遊戯王DM、顔芸のデッキ(魔法、罠カード抜き)@遊戯王DM 、トランプソード
【DMカード@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
使用可:プチモス、カタパルト・タートル、ブラックマジシャン、ラーの翼神竜(遊戯、海馬のみ)、 真紅眼の黒竜 、バーサーカーソウル
使用不可:聖なるバリアミラーフォース(次の朝まで) 、融合(次の日中まで)、青眼の白龍*2(次の夕方まで)、魔導戦士ブレイカー(次の夜まで)
[思考・状況]
1.ピエモンから情報を貰い、作戦を立てる。
2.ピエモンは勘違いしていると推測。勘違いに気づかないように、マルクをより憎む方向に心理を誘導する。
言葉、行動、煽るのに手段は選ばないが、ピエモンに怪しまれない程度にする。
3.ピエモンは情報源として利用。アイスデビモンはもう使えないだろうな
4.ピエモンをちゃんと従うように包丁で脅す。
5.永琳の話が本当なら、ハルヒには十分気をつけて遭遇しないようにしたい。
6.レナ、日吉、霊夢の三人は信頼できそう。
7.つかさのことはもう一人の僕に任せよう
8.ゲームを終わらせ、主催者を倒す
9.あの夢についての情報を得る
※ピーちゃんの事を間違えてビーちゃんと呼んでいます。
※闇AIBO
ニコニコの闇AIBOタグで見られる、腹黒AIBO。
AIBOの持ち味である優しさが欠損して、笑顔で毒舌を言ってくれます。
ルールとマナーを守らずに楽しくデュエルしますが、過度の僕ルールは制限されるかも。
支援に出遅れただと…!?
【闇遊戯の思考】
[思考・状況]
1:テラ空気wwwwwww助けてAIBOwwwwwwww
2:相棒と合流できて安心
2:相棒に命を預ける。自分で出来る限り生き残るよう努力はする
3:AIBOの無事を優先する
(保留 5:このくだらないゲームを破壊し、主催者に闇の罰ゲームをかける。)
※闇のゲームは行えますが、罰ゲームに制限がかかっています。(再起不能には出来ない程度)
※今のAIBOとカタパルトタートルに何か同じものを感じました。
【日吉若@ミュージカル・テニスの王子様】
[状態]:全身に大量の打撲と切り傷、疲労大、悲しみ
肋骨損傷・左の腕と肩にごっすんくぎ(共に治療済み)
[装備]:フタエノ極意書@ニコニコRPG
[道具]:支給品一式*7(食料一日分、水二本消費)、ネギ@ロイツマ、長門の首輪、コイン*2@スーパーマリオワールド 孔明ブロック(大)@スーパーマリオワールド、
サテライト30@真赤な誓い、ピーピーマックス
ことのはの鋸、プラスパワー*5@ポケットモンスター、炎道イフリナのフィギュア@ふぃぎゅ@メイト、首輪の残骸、上海人形、
カワサキのフライパン@星のカービィ、テニスボール、ジアースの機械、電気部品
[思考・状況]
1.ピエモンに話を聞き、作戦を立てながらクッパ城を目指す。徒歩で。なんとなく気になるからフタエノ極意書でも読んでみるか。
2.アイスデビモン何のつもりだ?
3.天衣無縫の極みを会得し、主催に下克上する。
4.下克上の障害は駆除する。
※無我の境地をマスターしました。KIも操れるようになりました。
※ピーちゃんの事を間違えてビーちゃんと呼んでいます。
※遊戯やレナのように、ピエモンについて何か考えているかもしれません。
【ピエモン@デジモンアドベンチャー】
[状態]:瀕死、幼女ピーちゃん、対主催の主催、マルクに対して疑心暗鬼、B(笑)
[装備]:萌えもんパッチ@ポケモン言えるかなで擬人化してみた
[道具]:千年リング
[思考・状況]
1:レナ達に様々な情報を伝え、作戦を立てる
2:裏切ったマルクに報いるため、対主催と協力して倒させる。若本め……どういう事なの…
3:霊夢がマルクを倒してくれるのを密かに期待する
4:遊戯やめてくれ
5:ノヴァを手に入れるのは諦めた。マルクに裏切られたし、ロワを完遂させる前に死にそうですよ皆さん……
6:神になるのも諦めた。生贄が足りないんですよ皆さん……
7:だけど世界征服の野望はなんだかんだで諦められないんですよ皆さん……
※萌えもんパッチで幼女化しました。詳しくは絵板の幼女Bを参照するべし。
※遊戯に包丁を押し当てられています。萌えもんパッチは背中の、彼の手の届かない所に付けられているので、自分では外せません。
【柊つかさ@らき☆すた】
[状態]:全身に打撲、手と両手首に深い傷、熱と貧血と疲労でグロッキー
[装備]:ロールバスター@ロックマンシリーズ(損傷有)、くうき砲@ドラえもん
[道具]:ことのは(妖精の剣)@ヤンデレブラック 鬼狩柳桜@ひぐらしのなく頃に、iPod@現実(【残り16時間】)
[思考・状況]
第一行動方針:笛で結界を破壊する。みんなで作戦を立てる。クッパ城に徒歩で向かう。
全部同時にしなくてはいけないところが、真・つかさの辛いところだな。覚悟はいいか?私は出来てる。
第二行動方針:もう一人の遊戯に会ったら謝罪する。
第三行動方針:罪滅ぼしする。死んでいった人、殺した人の意志を受け継ぐ。
第四行動方針:春香の最期が気になる。
第五行動方針:ハルヒ達のことが気になる。
※Fooさんの笛でさくらさくらを吹きました。結界が破壊されているかもしれません
※レイジングハートがスターライトブレイカー・プラスに関するデータを抹消されているようですが、今のつかさの知識ではそこまで理解できませんでした
※ヤンマーニBGM+SIGP210によるヤンマーニモードは、肉体、精神に膨大な疲労を残します。
※ヤンマーニBGM+SIGP210による覚醒中のみ、鬼狩柳桜が抜けました。
他の人にも抜けますが、本来の抜く方法ではないためか、BGM終了後、人知れず鞘に戻っています。
※遊戯やレナのように、ピエモンについて何か考えているかもしれません。
支援いじり
投下終了です。
見逃してる所あるかもしれません。あったら指摘お願いします。
心理描写を濃厚に書いたつもりなんですが、どうでしょうか。
文章に関するアドバイスとかくれたら、凄く喜ぶ。俺が
投下乙
アイスデビモン、対主催者組離反か
多少は揺らいでいたし、仕方ないね
ピーちゃん疑心暗鬼が解けるのか?一体
彼がネタキャラになるかシリアルキャラになるか見ものである
570 :
Classical名無しさん:08/08/06 21:17 ID:fuBWov6Y
乙
wktkとdkdkをありがとう
投下乙!
心理戦や頭脳戦の場面になるとやっぱレナとAIBOは非常に頼れる存在になるねー
ようやく揃った対主催達、あとマルクとビーちゃんが若本の介入でどう動くのか楽しみだ
…状態表のATM吹いたw
投下乙。
これからが楽しみな話ですね。
最後の舞台の城にやっと全員集合って感じかな?
これで終わりって考えるとwktkが止まらないぜ!
感想ありがとう
言い忘れてたけど多分ウィキに入りきらないと思うので、
>>535から後編という事でお願いします。
投下乙!
これからどうなるのかwktkがとまらんw
>>553 ピーちゃんがビーちゃんになってね?
投下乙。支給品、会場の構造、監視役のゆとりまで上手く使って展開を作ってるのがすげぇ……。
がくっぽいどなレッドベジーモンも格好良かったけど、あくまで部下だった若本が自分の意志で動くまでの葛藤の流れが……もうなんか全員応援したくなってくる(神は除く)
支援に参加できなかったのが悔しい……
投下乙!
今後の展開にwktk
これで神(笑)が会場に残ってる最後の一人になったのか?
Bちゃん道化すぎワロタwwww
Bちゃんは膝の上で抱っこされてたり、お守りされてたりとさすがだよなあw
ただ、若本の離反は、激戦続きで疲労の色濃い対主催にとってなかなかの痛手となっただろうね
ホントどうする対主催! ってな感じ。 ああ、クライマックスが近いのか…
投下乙!
ピヨシのパンチ力2倍になったらどうなるんだ…
ってか、ジアース戦前にフタエ習得してくれてたらもうちょい有利に戦えたのではw
581 :
Classical名無しさん:08/08/07 08:10 ID:uOwDLT1A
たしかに、フタエは防御力無視効果があるからジアースだろうとなんだろうと穴が空けられただろうなぁ
てか、ピヨシだけじゃなくてレナも使えそうな気がするんだが……
ゆ!
みんな夏休みは忙しいのかな、少しでも山場に近づけるよう繋いでおきますね
マルKAS(+オペ室デジモン)予約します
584 :
Classical名無しさん:08/08/07 12:16 ID:f9hD7HDw
予約キタY⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒Y !!
ラ!
ふとまし長とHALにゃんを予約するにょろー
予約がktkr!
一気に動きだすな。楽しみだー
あとはレムーとカービィか
放送は…マルクも忙しいから出来んのかな?
レムーとカービィはノヴァを壊す為にパーツ探してんだっけ。
対主催の中でも大事なポジって感じだね
590 :
Classical名無しさん:08/08/08 04:29 ID:cX4PKzC.
>>585 さようなら、ビックマメモン。君は今までよくやったよ。
ふとまし長に早くも労いの言葉がw
負けるなふとまし! 頑張れふとまし!
お断り状態!!
ふとまし長w 話が予測できすぎるw
>>592 空気読めないのが分かってるなら最初から張るんじゃねえよ馬鹿
597 :
Classical名無しさん:08/08/09 00:10 ID:Zm93th1g
くああああカンピロバスターだかビクターだかしらんが入院…だと…!?
次の投下はまず支援できん\(^o^)/
書き手も読み手も食べ物には気をつけてね!! 牡蠣には要注意だぜ…
599 :
Classical名無しさん:08/08/10 04:04 ID:SV43vG2k
意味もなく600
莫迦みたいに喰いまくってる
神(笑)も食中毒起こさねえかなー
>>601 吸収されたやつらが神(笑)の精神・身体の中で騒ぎ起こすのもいい展開だと思う
神(笑)って魔人ブウよりも吸収しまくってるからな
他でも話題になったが、デーモンの頃から数えると十何人も喰われてるし。
ふとまし長も危ないって騒がれてるしw。
604 :
Classical名無しさん:08/08/10 16:57 ID:SV43vG2k
冥王・うどんげ・グギャリオン・長門・羽蛾・YOKODUNA・魔理沙・小泉..etc
だめだ、思い出しきれない!
今からマル+KAS投下します。
タイトルいいの思いつかなかった。「それが俺のジャスティス」で
こちらKAS、ただ今城の中を絶賛逆走中だ。
大走脱したいのは山山なのだが、問題は……この首輪だ!
このオサレ首輪を外すにはどこへ逝くべきか教えてくれっていう!
やはりもう一回戻ってあいつに教えてもらうべきか? いや、戻ることはできない(反語)。
あんな沢やかに送り出してもらったんだ。今さら道案内の為に戻るなんて、あのアレだ……かっこ悪い。
だからここは俺の勘を頼りにメインコピュータみたいなのをを探り出してやるぜ!
マルクに合ったらフボルッコされるかもしれないから、それは注意すルパン三星!
それにしても首輪というのは面毒さいな、大差……
何、通信相手などいない?
べ、別に俺は応答が欲しくてやってるんじゃないんだか…
「うぁあああ!!」
うぁあああ!
曲がり角の先の悲鳴に思わずハイリターントルネードスピン!
そうだ、この辺りは奇妙な●REC軍団がいたんだたったた!
落ちつけイニシャルK! ここで見つかったら名も知らないあいつの行動が泡の水っていう……
「――なんてこったい! 俺のブルーレイと心の友が首っKILLされちまった……、二つの意味で」
「ううっ……、こいつは俺のソウルブラザーだったのに……」
ん?
なんだ、よく見たらあいつらオペレータールームから出ていった奴らジャマイカ。ぼろぼろだけど何かあったのか?
「なあ、俺らこれからどうなるんだ? 戻っても逃げても殺されるんじゃ……」
「殺されなかっただけマシなんだろか……。それともこれから休暇無しの奴隷人生?」
「いや、それより上の問題があるだろ!
俺らのサボタージュを知ったマルクたんが……、次にどこに行くか分かるか!?」
その声が響いた後、一切の音が消える。し〜んという音が俺の頭に広がった。
……って、何で周りの奴ら、鳩が茸鉄砲くらったような顔してんだ?
マルクに首っKILA☆されたのもよく分からんし、つまり俺にはよく分からん。
「そうだ、お、俺にも見えてた……。マルク様が急いでオペ室に戻られる可愛い後ろ姿を……」
え? あの部屋に戻る? ……よ、よっていう!
「馬鹿かお前、なら行くところは決まってるじゃねーか!」
「お前が馬鹿だ! こうしちゃられねぇ、俺らも早く戻って謝らないと!」
「や、やべぇぞ!俺らのせいであいつも巻き添えは、なんか……アレだ、やべぇぞ!」
その叫び声を川切りに、突然全員が先頭争い100M走を始めた。
俺はしばらくその背を見ながら聞いたことを思い返す。
『マルクがオペレタ室に戻る』
つまり、今奴らが心配してるのは――。
そう信確した瞬間、俺の背中をシトカできない寒気が50cm走していった。
ちらっと倒れているRECモンスター達を見やる。その頭には真っ赤な血や見事なデスィクが咲いていた。
あいつらもこんな姿にされてしまうのだろうか? 敵だけど、悪い奴らじゃなかったのに。
ここでヌルーすればあいつらを見殺しだ。でも俺が行ってまた捕まれば子も元も無いっていう!
どうする、どうする俺!?
「――ああ、そうだ。俺がやった」
オペレータールーム。
そこでは部屋いっぱいに張り詰めた緊張感が、向かい合う2人を包んでいた。
「ここの部屋の奴ら全員だけじゃ飽き足らず、KASも開放だって? お前は何考えてるのサ?」
腕を組んで目の前のデジモンを睨みつけるマルク。その顔からはいつもの能天気な様子は消えている。
口調こそそのままだが、その声は温度を感じさせないほど淡々としていた。
「……そうだな、職場環境の安泰のためだと言っておきますか」
「職場環境?」
「ただでさえ少ない休憩時間を、俺達はどれだけ待ち、どれだけ欲していたかお前には分からないだろう。
俺達は、本来なら休憩時間だったんだ。なのに、いくら待っても交代の奴らは帰ってこない! これはどういう事なんだ
?」
怯まずに意見するオペレーターのデジモン。
しかし、その言葉を聞いたマルクの頭には疑問符が浮かんでいた。
先ほど厨房であれだけのデジモンの群れを見た後なのだ。確かにサボり魔もいたが、半数は休憩時間の奴ら。
エリート達は真面目に働いていたし、交代時間も守らずにぶらぶら歩いているゆとりとはレベルが違う。
……少しロリコン気質なのは別として。
なのに、それから何時間か経った今でも一行に現れないらしい。
明らかな変異。
先ほどから気になっていた人員不足の問題が、また拡大しているという事実。
いくら主催だからといって、城の情勢全てを把握することはできない。マルクはなんとなくその事に危機感を覚えた。
見えないところで何かが起こっているのだろうか。
……だが、それとこれとは別だ。そう思ってマルクは口を開く。
「さあ、僕にも分からないのサ。そんなこと初めて知ったよ」
「……本当なのか?」
「もちろん。でもサ……、それが僕を盗撮したりKASを逃がしたりする理由にはならないよね。」
デジモンは、まあな、と答えてふいと目を逸らした。
「じゃあどうしようかな。ここの奴ら全員いなくなっちゃったし、許可した君がそれなりの罰を――」
『ま、待ってくれぇ!!』
マルクが悪戯っぽく笑った瞬間、その後ろで弾けるようにオペレーター室の扉が開いた。
直後、一気になだれ込んでくる十数匹のデジモン達。
これには2人も驚き、目を見開く。
「お、お前ら!?」
「俺らがっ!」
「俺らが勝手に出て行ったんです! 」
「こいつは関係ナッシングなんです!!」
「「「マルクたんの制裁なら受けますから、どうか許して下さいぃぃい!!」」」
土下座しながら必死に懇願する傷だらけのデジモン達。
呆然とその軍団を眺めていたマルクだったが、すぐに持ち直していつもの表情となった。
先ほどとは違い、呆れたように笑顔を浮かべている。
「あ〜、分かった、分かったのサ。サボリに関しては事情があったからね。
僕は君達が今までよくやってくれたのは知ってるのサ! だから、多めに見てあげようかな。
……その代わり、今からちゃんと働いて欲しいんだけど、いい?」
組んでいた片手を曲げ、頬杖をつきながら上目遣いで話すマルク。ロリコン全員が一斉に首を縦に振る。
マルクはそれを見て満足したように頷くと、今度は先ほどの居残りデジモンに向き直った。
「でも、お前は別の問題だよ。どうしてKASを逃がしちゃったのサ?」
「…………」
沈黙するデジモン。他のロリコン達もKASが忽然と消えていることに気付き、初めて今の事態を理解する。
そして、ざわ……ざわ……、とどよめき始めるオペレーター室。
「結局黙っちゃうんだね、仕方ないね。君もKASのなけなしの魅力にあてられちゃったなんてねぇ。
でも、君は貴重なエリートの一人だから、できれば消したくないのサ。だから――
KASを捕まえて来い。今ならそれで許してやるのサ」
強く言い放ったマルクの言葉に、部屋の全員が沈黙した。
ロリコン達の目線が一匹のデジモンとマルクの間を行ったり来たりしている。
そのデジモンは顔をしかめてから、
ためらいなく答えた。
「できない」
マルクが失望したようにため息をつく。
「そう、残念」
し、支援んなんかしてやらないんだから!!
ハッテンの日支援
もし私が支援したら、奴等はビビる!
私もビビる!
支援たんだー!
615 :
代理投下:08/08/10 18:59 ID:nOi9wemQ
これ以上勝手なことされると困るしね。
そう呟くのが聞こえ、周りのデジモン達は身を震わせた。
馬鹿か、駄目だ、早く謝れ、という悲鳴にも似た囁き声が部屋中に広がる。
マルクは無言で腕を振り上げると、その声さえもなくなった。それと同時にそのデジモンは口を開く。
「俺は、後悔してないからな」
少し震えた、それでいてはっきりした言葉。その言葉をデジモン達は息を潜めて聞いた。
「俺も……、お前らと同じだ。馬鹿なことに命賭けてるんだ」
マルクの頭上に光が集まり、弾幕を形成していく。
「だがな、馬鹿な行為だろうが!
絶対に! 俺はそれを曲げねぇ! 一_たりとも譲る気はねぇ!!
――それが俺の正義〈ジャスティス〉だから……!」
鮮やかな閃光が辺りを包んだ。
デジモン達は魅せられるように、しばらくそれを眺め続けていることしかできなかった。
「じゃあ、僕は厨房を見てくるから後片付けよろしくね。サボっちゃ駄目だよ」
◆
616 :
代理投下:08/08/10 19:00 ID:nOi9wemQ
KASがオペレーター室に着くと、そこには焼け焦げた匂いが漂っていた。
全滅はしていない、デジモンは先ほどと同じように働いている。それを確認してほっとため息をつく。
しかし、部屋は誰もいないのかと勘違いするほど静まり返っていた。
KASは嫌な予感を感じつつ、奥に向かって叫ぶ。
「カロリーメイトをくれたオペーレタ! いるか!?」
返事は無く、代わりに部屋のデジモン全員がKASを睨んだ。これにはKASも驚いて固まる。
「KASだな? お前を、逃がした奴か?」
「ああ、どっちもYESだ」
「そうか」
前に聞いたロリコンの声とは全然違う、重く鬱になるような声が答える。
その様子でなんとなく分かってしまい、聞きたくないと思いながらもKASは言葉を待った。
「あいつはな、マルクに殺された」
「……そうか、やっぱr…」
「お前を逃がしたからあいつが殺されちまったんだぞ、なのに何で戻ってきた!!」
「あいつはな、お前のせいで死んだんだ!!」
「逃がすようにお前がたぶらかしたのか!」
KASの言葉が罵詈雑言に飲まれて消える。
いつの間にか、オペレーター室中のデジモン達が立ち上がって喚いていた。
彼らはそれぞれの鬱憤を晴らすかのようにKASに言葉をぶつける。
しかし、KASは負けじと叫んだ。
「分かった!!」
617 :
代理投下:08/08/10 19:01 ID:nOi9wemQ
その声に答えるように全員が口を閉じた。そのまま訝しげにKASを見ながら立ち尽くす。
「……何が分かったってんだ」
「俺のせいであいつが死んだなら、俺が全責任を取る! 絶対だ!!
俺丸ごと賭けてもいい、俺はシリアルフレークにも墓の下のKASにもならない!」
何の根拠も無しに自信満々で答えるKAS。
デジモン達が顔を見合わせ、困惑する。
彼らも動画の中のKASやマルクと話すKASを見ていた。故にこの小人がどういう奴かは知っていた。
知っているつもりだった。
「意味が分からねえぞ。そんな簡単に言えることか!」
「そうだ、さっさと失せろ!」
「お前らが駄目でも俺はあいつと約束したんだ! 必ずあいつの分まで生きて、あいつの願いを絶対叶える!!
だからそのために教えてくれっていう!! どこに行けばこの首輪は取れるのか!」
KASは何を言われても怯まず、前を向いて熱く叫ぶ。
あげくのはてには敵であるデジモン達に秘密事項を聞く有様だ。
その主張は、端から見ればただの軽々しい馬鹿だろう。
しかし、一部のデジモン達の目には、わずかにKASの姿があのデジモンと重なって見えた。
マルクに臆せず向かっていった、あの姿に。
「……あいつの願いって、何だったんだ?」
ぽつりと、一匹のデジモンが尋ねた。
「あいつは俺が、俺の動画が好きだって言ってくれた。俺はあいつに最高のKAS動画をPUすると誓ったんだ!」
そこでようやくデジモン達は、あのデジモンがKASを助けた理由と、最後に言った言葉の意味を理解した。
ロリコン達はマルクの盗撮のために命を賭けた。
あのKASファンはKAS動画のために命を賭けた。
結局どちらも自分の信念に従ってやっていたのだ。
618 :
代理投下:08/08/10 19:01 ID:nOi9wemQ
「新作KAS動画が見たい、か……、あいつらしい。
……お前の首輪を取るには、機能を停止させないといけない。メインコンピュータを探すんだ」
「おまっ、いいのか?!」
横のデジモンが驚いて声を上げる。答えたデジモンはゆっくりと頷いて言った。
「あいつが、ソウルブラザーが命賭けて守った奴なんだ……。だから俺も少しだけ、期待してみたくなってな」
デジモン達の状況は変わっていた。
いくら待っても来ない交代のため、今やオペレーターの仕事は永遠に終わらないものとなっている。
それに加えて、マルクの信頼と同僚の何人かを失った。自業自得とはいえ、今の環境には全員が絶望していたのだ。
殺し合いが早く終わってほしい。それがオペレーター達の総意だった。
もちろん、マルクに歯向かおうという気を持った者はいない。彼らはまだまだロリコンだ。
ただ、先ほどの事件の所為で、マルクに対する恐怖の方が勝っていた。
「……今回だけ、いや、今のだけだぞ」
「分かってる」
「失礼だな、俺は秘密をそんなホイホイ喋る奴に見えるのかっていう! でも恩に切るぜ!」
「ああもう、お前も分かったから早くいけっていう! 間違った、早く行け、KASが!」
デジモンがしっしっと手を払うのを見て、任せろ! と出て行くKAS。
疾風の如くオペレーター室を後にし、すぐにその姿は見えなくなった。
「……死ぬなよ」
だんだんと小さくなっていく足音を聞きながら、一匹のデジモンは呟いた。
619 :
代理投下:08/08/10 19:02 ID:nOi9wemQ
【クッパ城/二日目・夜】
【KAS@KAS動画】
[状態]:拘束、首輪装着、軽傷、右拳骨にヒビ、チビマリオ、知恵熱
[装備]:シルバースキン@真赤な誓い、洞爺湖の木刀@銀魂、レムーのリボン(バンダナ)、首輪探知機(残り電池80%)
@バトルロワイヤル、M1911A1@MGS3残り弾数(6/7)
[道具]:カロリーメイト@大塚製薬、USBフラッシュメモリ@現実(8GB)
[思考・状況]
1.大脱走
2.あのデジモンの為にも生きて帰って、最高のKAS動画を作る
3.このクソゲーをぶち壊して主催を土下座させても、悪い奴以外全員生き返らせたりはできないってことなのか? う
ーん……わからん
4.レムーはきっとみんなと来てくれる! というかはやく来て!
5.閣下の分も生きる。絶対に生き残る
6.あのカード、どこ行ったんだろ?
7.笛が気になる。 あれがもう一本あればボスの所まで行けるはず……って既にここじゃねーか!
8.なんであんな所に孔明の罠があったんだ?
※ニコニコ動画に関する記憶が完全に戻りました。
※涼宮ハルヒ、永井博之、カービィの三人が放送前に死んだと勘違いしています。
【マルク@星のカービィ】
[状態]:体の複数箇所打撲(ほぼ回復)、悪魔の道化、髪が桃色
[装備]:萌えもんアカギパッチ@萌えっ娘もんすたぁ
[道具]:超進化プラグインS*4@デジタルモンスター
[思考・状況]
基本:自分の楽しみのため、オールスター入りを果たすため、なんとしてもバトロワを完遂させる。
1:人員不足が気になるので厨房を見に行く。
2:KASは首輪探知機で探そう。手伝ってくれる部下いないかな、ふとまし長とか
3:KASを人質にして霊夢を連れてこさせ、ラスボス戦に相応しい超弾幕バトルを繰り広げる。
4:三国志状態ももう終わるかな? ラスボスとして準備を始める。 ラスボスを他の奴に譲るつもりはない。
5:なんか妙な事になっちゃったけど、まあいいや。レバ剣あたりを手に入れて今後のために弾幕を改良していく
6:ピエモン無事かなあ
※涼宮ハルヒ、永井博之、カービィの三人は放送前に死んだと勘違いしています
※霊夢の性格に制限が効いているという推測はどうやらハズレのようです
※レヴァンテインが散ったことをまだ知りません
※クッパ城内部でのマルクの評価がさらに高まりました。カービィ派のデジモンはもうほとんどいません。
これによりクッパ城内部のデジモンはマルクの命令を優先します。マルク>ピエモン
※城の結界の一部に損傷があったようです。
※ピエモン支援隊がクッパ城を出発し、ピエモンの元へ向かっています
乙
かこいい、かこいいよKASにカロリーメイトをあげたオペーレタデジモン
すみません、いきなり連れ出されて今帰ってきました。
代理ありがとうございましたー。
投下乙
ジャスティスを貫いたオペーレタ…かっこよかったぞ
遺言やら願いやらをよく託されるなKASも…。
デジモン達の想いも背負った首輪付きなチビマリオ。どうなるか期待なんだぜ
おっと、一箇所訂正です。
時間帯を夜→夜中にお願いします。
投下乙!
オペーレタ・・・信念を貫いたか。かっこいいぞ!後KASの新作きたぞ!
投下乙
もうちょっと生きてればKASの新作の新作見れたのにね
ふとまし長と神(笑)は今夜かな?
楽しみでしょうがない
マルカス→夜中
地上組→真夜中
霊カビ→夜中
ふとま神(笑)→??次の投下で
各キャラ達の時間帯はこんな感じかー
放送は750位だと予想
逆に考えるんだ。
スレ数かもしれないと考えるんだ
いきなりだが、ここで神(笑)&デーモンに喰われたり吸収されたヤツら紹介(吐き出したのも含む)
うどんげ、詩音、暗黒長門、なのはさんの暗黒面(リンカーコア)、YOKODUNA、HAGA、イチロー、TASさん
コロネ、ガチホモ、閣下、銀様(ひろくん)、魔理沙&お覇王(YOKODUNAの後二度食い)
……ふとまし逃げてぇええええ!!!
古泉
634 :
Classical名無しさん:08/08/12 20:54 ID:joKFdCbc
チューモンも一応食われたことになるんじゃない?
おっとデーモンって最初に書いてあったかスマン
あんまり食べてばかりだとHALにゃんの体脂肪率が不安だね!
638 :
悪ノ召使:08/08/12 21:23 ID:5BZ79Wo.
募るイライラを隠そうともせず、ハルヒは空からさらに天を見上げ歯を噛み締める。
月明かりがないだけでこうも視界が悪くなるだなんて!
ここからではほぼ何も見えない。作り物の箱庭だと既にわかってしまっているこの場所で雲に邪魔されるなど、ふざけているにも程がある。
「ああもうっ! 暗視能力のある奴はいなかったの?」
デーモンに残っていた能力であるエリアサーチも使ってみたが空振りに終わっている。
この能力、使えはするが本当に誰もいないのかそれとも自分がうまく能力を扱えていないのか判然としないのだ。
沢山潜んでいるはずの見張りをしているザコにも反応がないということはおそらくサーチはうまくいっていないと彼女は結論付ける。したがって現状、探索は無意味。
「けひゃひゃ。けど、あいつらの行き先はわかりきってるわ!」
あの力なき愚民どもは正義を気取ってゲームを潰そうと動いている。最終的に向かう場所は空に浮かぶあの城以外考えられない。
化物じみた連中を含めた参加者全てに首輪をつけいつでも殺せるようにしていた奴らを神ならぬ人の身で打倒できるものか。主催の力量を見誤っている大馬鹿者どもめ。ハルヒは哂う。
「待ち伏せしようかしら。それとも先にあたしが道化どもを血祭りにしてやろうかしら?」
生臭い殺し合いの中に自分を巻き込んだ主催は当然大嫌いだし、対主催もちやほやされていてむかつく事この上ない。どっちを先に潰しても構わないのだ。
世界に不思議が満ち溢れていると信じていたあの頃のように心が高揚してゆく。
そうだ、あたしが気付けなかっただけで神も悪魔も魔法もなにもかも実在したのだ。そして神は自分だった。こんな世界はもういらない。さっさとみんな殺して造り替えないと。
「ふん。急ぐなら城よね。誰かがいることははっきりしてるんだし」
南に浮かぶ光点・クッパ城に向けて旋回する。ここからなら近い。
じじいの首を投げつけて笑ってやろう。道化が神に喧嘩を売るなど百兆年早いと思い知らせてやらなければ。
639 :
悪ノ召使:08/08/12 21:24 ID:5BZ79Wo.
ハルヒは夜風に乗りながら天空の城を目指す。
キョン・有希・古泉・みくる。みんな共謀してあたしを騙していたのだと思い返しながら。
神として築く新世界にはここにいた連中も元からいた団員ももう必要ない。邪魔なだけだ。
「キョン、あんたも裏切り者だったのよね……」
未練なのだろうか。何故か彼だけは嘘つきの一員だったとしてもいなくなることが惜しいと少しだけ思った。思い出したかのように血の付いた唇を拭う。
あれもこれも夢じゃなかったということは、神人の群れがいた閉鎖空間の中で彼が抱きしめてキスしてくれたという部分は事実。
そして、それはとても嬉しかったことのような気がする。
「人はあたしを崇める存在でなければならない。残念だけどキョンは違うわ」
言ってまた迷う。どうして残念だと思ってしまうのだろうかと。
神が自分を裏切りそれを償おうともしなかった人間を許すなどということはあってはならない。なのにそう思ってしまう理由があるとすれば、逆に許すことが必然なのではないかと彼女は思った。
「キョンも、新たな世界に必要ってこと?」
神の眷属として。世界一有名な一神教に伝わる天使達のように。
漆黒の闇の中で即席のマントだけが激しく揺れる。
はためくバサバサという音に、小さく奇怪な音が混じり始めた。それは漏れ出る声。
「けひゃ、くっ、ふふふふ……。そうよね。世界は私のためにあるんだもの。ひひっ」
笑いが止まらない。止める気もなかった。
決めた。キョンは新しい世界に呼び戻す。
どこでどうやって殺されたかは知らないが、生き返ってこの神の慈悲深さにひれ伏すといい。
満足げに微笑むハルヒ。だがその笑みは、見たものに凄惨さを伝える非情な笑みでしかなかった。
640 :
悪ノ召使:08/08/12 21:24 ID:5BZ79Wo.
クッパ城を上空から眺め、天守付近へ降り立とうとしたハルヒだがそこでようやく障壁に阻まれる。
「バリアーね。こんなもの神人の力でちょちょいのちょいよ!」
だがデーモンの素体が大部分を占める今の彼女が神人を維持できるのはほんの数秒。
本来の力でたたみかければ結果は違ったかもしれないが、全力気味の一発を浴びせた程度ではその結界に傷ひとつつけることは適わない。
「なによこれ、頑丈ね……」
力任せが大好きなだけに強行突破にこそ心惹かれるものがあるのだが、無駄に体力を使うことが愚考だということくらいはわかる。ハルヒは別の進入口を探す。
と、城の庭先に何かおかしな銀色に光る生き物が片膝をついているのが目に入った。
「なにかしら、あれ」
不意討ちが基本方針なのは変わらないが、好奇心がそれに勝った。その球体―――ビッグマメモンがよく見える位置まで降下する。
「パッチがなければ即死だった。これもマルク様のおかげか……。奇跡の対価は結果として残さなければいけないな。よし、これでいい……」
壊れたアカギパッチの欠片を大切そうに握りしめたままのビッグマメモンが呟く。
結界を破れなかったハルヒにとって決して近い距離ではなかったが、それだけははっきりと聞こえた。障壁に音を遮断する力はないらしい。
ハルヒは思う。
気に入らない。あんな非道な主催者に心から感謝している愚か者なんて。
「あんたの信奉してるマルクってのは、残酷な人殺しよ。わかってるの?」
「だ、誰だ!!」
「聞いて驚くがいいわ! あたしこそが鬼超神聖究極世界魔帝王全知全能唯一神、HALよッ!!」
「はあ? アルティ……なに?」
641 :
悪ノ召使:08/08/12 21:25 ID:5BZ79Wo.
結界の向こう側にいる彼女を完全に無視し、無線機に向かってビッグマメモンは話し始める。
「おーい、誰かいないのかー? メンテナンスルームだらけてんじゃないぞー」
「ちょっとアンタ、人の話はちゃんと聞きなさい。名乗らせておいて返事もないわけ?」
「こちらビッグマメモン。こっちにまるでハルヒみたいな外見の変なのが来てるんだけど誰の変装だあれは?
もう死んだってことすら知らないみたいだから、放送を聞いてない参加者のうちの誰かだとは思うんだけど」
「だ・か・らぁ」
「この伝言を聞いたらすぐ確認して返信頼む。いくら結界の応急処置が済んだとはいえ向こう側にあんなのがいたら気持ち悪い。ほとんど痴女だぞあれ」
プチッ
「この完璧な姿が気持ち悪いですって? おしおきが必要みたいね。ふひっ」
ハルヒの視線の先、ビッグマメモンの頭上に数本の巨大な石槍が降り注ぐ。物や人を通さない結界なら向こうで対象物を発生させれば結界なんて関係ねぇという理屈だ。
突如発生した槍衾を必死に転がってよけながらビッグマメモンは叫ぶ。
「ちょ……こいつ! 結界無視攻撃とか強いというかセコい!」
「当たり前でしょう? 神の前でフンコロガシのフンが無力でないとでも思ってたわけ?」
「た、玉転がしならともかくフンだとこのアマ!?」
ビッグマメモンが挑発に乗りかけていることを確認し、ハルヒはほくそ笑む。
こちらと戦おうとするということは、すなわち一時的にだろうが結界を解くということ。
結界を残したまま攻撃ができるような器用な相手なら目論見が外れたことになるが、その可能性は低いだろう。
見えない壁があってそれが邪魔なのなら向こうにその壁をどけさせればいい。簡単なことだ。
「趣味が悪すぎるわ。アンタもその親玉のマルクもねっ!」
「マルク様の悪口は許さんっ!」
それに。主催者に仕えている存在とはいえ、彼のマルクへの心酔ぶりは気に障った。
崇められるのは神である自分だけでいい。殺し合いをさせる悪趣味な道化どもにその役目を奪われてたまるものか。
642 :
悪ノ召使:08/08/12 21:26 ID:5BZ79Wo.
「なんであんな外道どもに忠誠が誓えるのよ。自分たちは安全な場所にいて、集めた人間にだけ殺し合いをさせるなんてどこをどう見ても大悪人じゃないの」
「簡単なこと。マルクたんが『魅力的な悪のカリスマ』だからに決まっている! ドロンジョ様すら知らない世代の小娘がマルク様を悪く言うなど十年早いっ!」
眉間に皺を寄せぜいぜいと息を吐きながら答えるビッグマメモン。
(何こいつ。ひょっとして体のあれは怪我で……死にかけてるんじゃないの?)
「あんたたちの目的はジジイから聞いてすでにお見通しよ。美学のかけらもないただの悪趣味な殺人鬼ども」
そう言って左手に提げたディパックからコイヅカの生首を取り出し投げつける。
まだ結界は解かれていなかったらしく、途中の空間にぶつかったため落下していこうとするそれをハルヒはまた受け止めなければならなかった。その柔らかい手触りにはさしもの彼女も顔をしかめざるを得ない。
「もしや……コイヅカ氏か。おいたわしや」
「もうすぐ全員こうなるの。あんたは放っておいてもなりそうだけど、マルクのクズはあたしが直々にミンチにして屑籠に放り込んであげるわ!」
脂汗を浮かべ辛そうに歯を食いしばるビッグマメモンを見下すハルヒ。
「マルク様は純粋にニコニコ動画の未来を憂いておいでなのだ。この殺人ショーを本気で楽しんでいるただの異常者とでも思っていたのか?
士気高揚のためのパフォーマンスが多すぎるのは認めるが、残酷な中にも優しさのある魅力あふれるお方だというのにっ!」
「あんな笑い方をする奴に純粋とか人徳なんて言葉が似合うもんですか。全部あたしに任せてとっととくたばりなさい! けひゃひゃっ!」
「悪には悪の美学がある。それを解せぬ馬鹿が何を言っても聞く価値があるとは思えないな。我が身は既に可憐なる悪の華・マルクたんに捧げると誓った!」
そこまで聞いてハルヒはさも不快な事を聞いたかのように声を荒らげる。
「その態度、気に入らないわ! 消えなさい死に損ない」
643 :
悪ノ召使:08/08/12 21:27 ID:5BZ79Wo.
ビッグマメモンが反撃用の何かを投擲しようと身構えたことを確認し、ハルヒは二対の翼を駆使し全速力で結界の内へ飛び込む。物を投げつけることができるのなら当然結界は解いているはずだ。
「よし、入れた!」
「……引っ掛かったな小娘」
「なんですって?」
「これでも超進化する前からここの結界の管理責任者の一人。一時の感情で責任を放棄するような行動を取ると思われていたなら心外だな。直接戦うつもりは、最初からない」
そうビッグマメモンが言い終わらないうちに、彼女の体は暗闇よりもさらに濃い闇・完全なる漆黒へ飲み込まれていく。コイヅカの首を収めるときの封が甘かったのか、急停止によってディパックから瓶やカメラといった小さく重いものも地面へとこぼれていく。
「な、何よこれっ!」
「深層結界『4日と…4時間と1秒…』。視覚も聴覚も存在できない深みへ消え去れ!」
そして、静寂が訪れる。
ハルヒの気配が消え去ったことを確認したビッグマメモンはゆっくりと地に倒れ伏せた。
(成功したか……罠を張るためとはいえ一時解除は危ない賭けだった……)
銃で撃たれて気を失い、目覚めてからは城を守る結界の修復に全精力を注いでいた。もし先に救護班を呼んでいれば修復は遅れ、あれの侵入を容易にしてしまっていたことだろう。
命を削るような作業だったがそれだけの価値はあったと自分を誉めてやりたい。
疲労と灼けるような痛みのせいで弾幕やスペルカードを使うには心もとなく、専門である結界術一本で攻め切った。皮肉なようだが今回の勝利はKASの助言が効を奏したと言えなくもない。
「手術、必要だろうなぁ。夜くらいちゃんと眠りたいけどそうもいかないか」
早く戻ってマルクたんを安心させてあげたい。何よりもその感情が勝った。
少しだけここで休んで、立てるようになったら治療を受けに行こう。そう決める。
644 :
悪ノ召使:08/08/12 21:28 ID:5BZ79Wo.
最初の印象は、ピエモン様に集められてきた先にいた偉そうな小さい魔法使い。
けれど、周りをほぼ全員デジモンで固められていてもまったく恐れを見せず笑顔を振りまく気丈さに感心し、いつのまにか同情にも似た庇護欲を抱くようになっていた。
(マルク様は、見ず知らずの俺たちを信じきってくれていたんだよなぁ……)
下っ端の不手際で武器なし支給品を配られた参加者が多いことが発覚したときも、激怒しそうになるピエモン様を宥めてくれた。
あれは絶対バグだけのせいじゃなかったけれど、誰のせいにもしないと宣言してくれたからこそ監視役たちの連帯感も強まったんだと思う。
そして、運命を変えたあの一瞬。萌えもんアカギパッチによるフランちゃん化。
一目惚れなんてものじゃなかった。世界を敵に回すことがあっても迷わずこの人に仕えると言い切れる自分がそこにいた。
直に賜ったアカギパッチは喪ってしまったが、咲夜さんのように完全で瀟洒な従者でありたいと願う気持ちに嘘はない。これからは傷を治し、ビッグマメモンの姿で忠誠を尽くすだけだ。
(そういや、KASが来る少し前に同僚が『お前にもあとでmp4でやる』って連絡くれてたな。何をくれるつもりだったんだろう……? 忘れずに聞いておかないと)
ようやく立ち上がる。全身の埃を払い、銃創に手を添えてゆっくりと城へ歩き出す。
その背後から、聞き慣れない声が聞こえてきた。
《ご乗車、ありがとーございましーた↓》
「!!」
振り返ると何もないはずの空間に、列車のものと思われる銀色の扉だけが生えていた。
目をこらす。その先のガラス越しにつまらなそうな表情をしたハルヒの顔が見てとれた。
音もなき永久の闇の中から、あの女はこうも簡単に抜け出そうというのか。
「くそっ、脱出可能なアイテムを持っていたか!」
645 :
悪ノ召使:08/08/12 21:29 ID:5BZ79Wo.
必死で考える。もはや瀕死といってもいいこの体でどうやればあの女を撃退できるか。
完全体といえど再度複数の結界を同時に操れるほどの余力はすでに残っていない。
だとすれば。
「名残り惜しいが、逃げて生き延びられるものでもない……か」
あんな攻撃ができるほどだ。何者だとしても危険なことに変わりはない。
勝てる見込みがないというだけでそんな狂った反乱者から逃げ回っていいものか。否、マルクたんのためにも排除しなければならない。
そう結論付け、扉が開くであろうタイミングに合わせられるよう全身を赤銅色に変えてゆく。
《お出口ー、右側です。WAWAWA忘れ物のないようご注意ください》
必殺技:ビッグスマイリーボマーの名は伊達ではない。この両腕は文字通り身を削ることでほぼ無尽蔵に爆弾を精製することができる。使えば使うほど身体が小さくなるため今まで滅多に濫用することはなかったが……。
最後の機会だ。この巨体、まとめて全部くれてやる。
無線機を手に取る。相変わらず通話先に誰かがいる様子はない。
「ハルヒに変装した輩については解決しました。派手な音がしたかもしれませんが、ちょっと行かなければならないところがあるのですみませんが後片付けだけお願いします。
それから―――たとえこの身は朽ちようと、私の心だけはただひとつの混じりけもなくマルク様のものです。言いたかったことは…それだけです」
扉へ向き直る。ここからは、相討ちへのカウントダウン。とめどなく高熱を帯び続ける身体。
3、
2、
1、
……開こうとしていたはずの扉が、消えた。
(何故っ!!)
さらなる上空へと伸びた巨大な火柱が、夜の城をまばゆい光で染め上げた。
646 :
悪ノ召使:08/08/12 21:31 ID:5BZ79Wo.
津田英治ブロマイドを破り捨てたハルヒは完全な闇の中で独り迷う。
彼女は結界内にいるがゆえに、音声アナウンスも聞こえなければ扉の発生も視認できなかった。ただディパック内に使えるアイテムがないかでたらめに取り出していただけだ。
ビー玉らしきものも投げたし、腕輪のようなものもつけてみて変化がなかったので投げてみた。落ちても物音ひとつしない上にやっぱり全て何も起こらない。
「なんだったのかしらねあの紙切れ。硬さは写真よりも少し上で……」
それが何だったのかも知らない。ただ彼女の主観で「使えないもの」だったから処分した。理由はそれだけで充分。だって神だから。
ここでは何も見えず、自分の発した声すらほとんど聞こえない。あまりに静謐な空間だった。
「あんまり静かで暗いと、眠たくなるわね。普段ならもう寝てる時間かしら」
結界自体に危険はないことはなんとなくわかる。徹底して何もないのがこの空間の特徴だとハルヒは気付いていた。凡人ならあまりに何もなさ過ぎて正気を損なうかもしれないが、そんなことに動じる彼女ではない。
「なんだかほんとに眠いわ。もういいわ、寝よっと……」
ハルヒは闇の中に身を横たえ、神の支配する完璧な未来を夢見る。
結界を作り上げた主がメガンテ的な何かで散ったことなど、彼女は知るよしもない。
【ビッグマメモン@デジタルモンスター 死亡】
【残り11名】
647 :
悪ノ召使:08/08/12 21:33 ID:5BZ79Wo.
【クッパ城外 結界内部/二日目・真夜中】
【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:睡眠、鬼超神聖究極世界(ry、全裸マント、デーモンの肉体、 神への覚醒、超機嫌
[装備]:デジヴァイス@デジモンアドベンチャー、
[道具]:支給品一式*19(食料7食、水16食分消費)、DIGIZO HYPER PSR(残り二十分程度)@現実、 テニスボール*2、雛見沢症候群治療セット1.5日分(C-120、注射器、注射針)@ひぐらしのなく頃に 、
マウンテンバイク@GTASA、花粉防止用マスク、ドリルアーム、笛@スーパーマリオ3
糸(あと二メートルほど)、裁縫針、武器になりそうな薬物、DCS-8sp、退魔の剣@怪〜ayakashi〜化猫、
アニマルマスク サラブレット@現実、ダンボール@メタルギアシリーズ、ヴェルタースオリジナル@ヴェル☆オリ、 庭師の鋏@ローゼンメイデン、おたま@TOD、 カワサキのフライパン@星のカービィ、
ワイン(残り半分)、傘@現実 、A.C.E.3@現実(少し詩音の血がついている)、塔組の推理メモ、 塔の『バグ』について纏めた紙 、グルメテーブルかけ(残り15回)@ドラえもん、
アイスソード@ロマンシング・サガ、 スパイダーブレスレット@東映版スパイダーマン、黄色甲羅@スーパーマリオシリーズ、コイヅカの生首
【DMカード@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
使用可:死者蘇生、黒騎士の魔剣少女、セイバー
深夜まで使用不可:ブラック・マジシャン・ガール、ホーリーエルフの祝福、ゴキボール、強制脱出装置
次の朝まで使用不可:オレイカルコスの結界、オシリスの天空竜、オベリスクの巨神兵
次の午前まで使用不可:エネミーコントローラー
648 :
悪ノ召使:08/08/12 21:34 ID:5BZ79Wo.
[思考・状況]
1.起きたらとりあえず再度この暗い場所から脱出を試みる
2.残った者は全員神たる自分の一部とする
3.主催者や対主催を皆殺しにして新世界を創造する。神である私が絶対である世界に。キョンは神の眷属として蘇らせてやる
4.全世界の破滅を救う神として、すべての世界に名を残す。
5.ニコニコ動画をぶっ潰して、代わりにHALHAL動画(神)を開設する
※狂いました。それを自覚していません
※自分の能力を信じました。神人を召喚したりなど、能力を使えるようになりましたが、
会場全体にかけられた制限があるためまだ完璧ではありません。 デーモンの能力と混じったためかなり弱まってしまいました。
※古泉を『吸収』し、彼の能力を手に入れました
※水銀燈のローザミスティカを『吸収』して能力を手に入れました
※完全に体を乗っ取っています。誰がデーモンのように反乱して来ても、神(笑)には勝てないと思います
※閣下の死体を少し食べましたが、体に変化はないようです。
吐きそうなほどまずいらしいので、食べずに放置しました。
※細かいところは違いますが、ニコロワが開かれた理由について理解しました。
※支援動画を全て見ました
※城突入時にケンジのカメラとバルサミコ酢を落としました。焼失はしていません
※結界内でビー玉と腕時計型麻酔銃、津田栄治ブロマイドを消費しました
※クッパ城の端で火柱が上がりました。損害は軽微ですが遠方にも光は届いたはずです
タイトルで死亡確認ならともかく予約しただけでお通夜モードになるなんて!
直前の時点で状態表に瀕死と書かれているだけのことはあるw
投下乙
まぁあの怪我じゃあ、仕方ないね。
さらばふとまし長。ハルヒはしばらく一回休みか
投下乙!
ふとまし長の最期…しかと見届けたぜ…。ゆとりロリコンも多いがデジモンも頑張るね。
そして、神(笑)が結界内かぁ。どんだけ入ってることやら。当分出てこないのを祈るぜw
>653
詳細もなにも、ごく普通のニコニコ最長動画(6000分1秒)
仕様上BGMも背景もないからあんな中に閉じ込められたら俺なら泣く
元ネタわからんかったから動画見てきた
あそこに一人とかすげえなw まあ神(笑)は満足いくまで寝てからアクションを起こしそうだが
対主催は今が合流のチャンスだな
ふとましが逝って残り11人か…
若本、マルク、Bを抜かせば元の参加者は既に8人
こいつら皆どうなることやら
まさかプロマイドが有効活用される日がこようとは・・・
書き手の手腕に驚きだわ。
過疎ってんなぁ
じゃあ雑談代わりに古今東西【面白かった話】
俺の友人に今のハルヒの現状を簡単に説明した後に言ったコメント
……ざまぁ
彼は長門派らしい。ちなみに長門は俺の嫁、長門を奴にやるつもりはさらさら無い。
>>659 人気な話は皆、ある程度同じだろうし、ここ最近のSSを挙げてみる
「明日の勇気 受け継ぐ者」はなんか好きだったなあ
みんなの心理描写が良いし、若本の離反が今後どうなるか楽しみ。
同じニコ厨の友達と
「ニコロワっておもろいから見てみ」
「どんなんなんそれ?」
「ニコニコオールスターが強制的に集められて殺し合いさせられんねん」
「ふーん で、今誰が生き残っとん?」
「レナ,つかさ,ぴよし,カービィ,TAS,霊夢,ハルヒの8人」
「お前7人しか言うてないぞ」
「え,嘘!? レナ,つかさ……あれ?ほんまや」
家に帰って残りの一人を確認後一人で
「空気ww」とか言いながら大爆笑
>>660と同じ様にニコロワ関連のリア話にしてみた
ミスったあああああああああww
665 :
sage:08/08/16 00:20 ID:MbnxNRes
たとえば明日がこないとしたら 僕が生きた過去も今も ゼロになり 無意味な物になるのかな? 時間の上を立ち止まり 君が問いかける
音楽聴きながらニコロワを見る
ところで予約のほうはどうなってるの?
予約は今の所まだ無いよー
パールキーパー(3)どこにいるの?
リアルの友人にロワの話するとか、痛々しいにも程があるだろ…
そろそろ全員城に集結しそうなんだよね
ドキワクだな
またかそ
予約したいけど地霊殿がクリアできなくて涙目な俺もいたりする。
5面道中長くね?……いやスレ違いだ
夏休みがあるのは学生ぐらいだからなあ
会社によっては2週間ぐらいあるところもあるが
お盆やらコミケやらもあったし過疎は仕方ないぜ。
ああ…地霊殿かあ…
コミケ行った人いる?
田舎者なんで縁がない
コミケなぁ……。
遠いし、暑いし、人いっぱいでろくに動けなさそうだし、
別に何か買うってこともなさそうだし、自分にとっては無縁だな。
半分が18禁同人誌で、25%が18禁フィギュアっていうイメージを勝手に持ってしまっている自分。
>>677 30%腐で40%普通の同人誌20%同人げーとかCDとか10%が缶バッチやら下敷きやらその他もろもろ
なお普通の同人誌にはPC系のあれこれやコスぷれのあれこれも入る
自分の見た感覚↑
あくまで自分の
スレチだから俺これ書きこんだら地霊殿やるんだ・・・
というかフィギュアは違うイベントだろw
ギャルゲロワとかってなんかの新作出た時過疎ってたよな
ニコロワももうちょい続けば、用語集に載せられるようになるかもしれんw
書きたいけど書く時間がない。
三週間貰えれば書きたいけど、そんな長期貰ってボツったら申し訳なさすぎて死ねる。
アケロワみたいにならない限り慌てなくても大丈夫でしょう。
最近落雷が多くてさ……まさかのPCサンダーだったよ
ノートブックが逝かれちまってSS生産能力がほぼ0になったうえに同人ゲーム作っているのだがそのシナリオもパーだよ
地霊殿?
あにゃーんでフルボッコされますよ
今回のZUN氏は辛口の酒が好みだな
だけどイージーの難易度の低さも問題だろう
PCサンダーは痛すぎるなw
俺はトイレ行ってる間に、ぬこの攻撃でPCが色々酷い事になってた。
みんな色々あるんだなあ。負けないで頑張ってくれ!
しかし、今の現存メンバー。(じゃなくて結構最初からかも)
SSを小説をして読む分には問題はあまりないが、
妄想脳内アニメ化させて、映像ボイス付で見ようとすると結構難しいな。
だって、大半のキャラの声がいまいち想像できないんだもの。
くそっ、アニロワじゃこんなことなかったのに。(当たり前だ)
やっぱ妄想脳内コミック化止まりか。でもそうすると、アリスの最期あたりがな……
ニコロワで声がわからないのって誰がいるっけ?
マルク、コイヅカ、TAS、KAS、キバくんくらいか?
確かにボイスとかがはっきりしてない東方とかTASKAS友人のマリオ系、ニート
ストーム1、コイヅカくん、YOKODUNA等がネックだよな
自分は
えーりんはめたるぎあまりおの影響でパラメディック風
ストーム1は青野武ボイスを流していた
YOKODUNAは曙の声、ストーム1は大塚大塚周夫、
東方は東方M−1のボイスで脳内再生してたな
>>684 脳内コミックだと阿部さんのせいで、アリス、ゴマモン、キョンあたりが。
あとは神(笑)&デーモン&YOKODUNAのせいでだいぶ凄いことになるようなw
マルクは一応声出てなかったっけ?
笑い声だけだけど
霊夢がYOKODUNAをメッタメッタにする場面で何故かマンハントの処刑シーンみたいなのを思い浮かべてしまった…
友人は凡骨、TASさんは速水奨、KASはラットル
コイヅカ氏は青野武
東方は声が人それぞれで全く違うような気がする
ラットルって確か山口勝平だっけ?
>>690 ヤンデ霊夢
という単語を思い浮かべてしまった どうしてくれる
萃香は、ロリっぽい声なのか、豪快なアネゴっぽい声なのか、微妙に迷う。
あと、ビーちゃんとかどうしよう……
どうでもいい話だが、地元のフジテレビ系列のテレビ局「BBT」のキャラもビーちゃんだったな。
ポンキキーズのキャラ、「ピーちゃん」と、昔は混同してた。
……ほんと、ロワに関係ねぇ話だ……。
あれ?萌もんパッチつけるとボイスも変わるんだっけ?
てっきり普通に変身前と同じ声でしゃべるのかと思っていた
697 :
Classical名無しさん:08/08/22 02:49 ID:ahYrDcz2
698 :
Classical名無しさん:08/08/22 04:50 ID:7OaQnye2
俺は、TASは声優の私市淳っぽい声。
KASは声優の山口勝平っぽい声。
友人は実況プレイの囲炉裏+ナナシさんっぽい声。
で想像していた。
「東方キャラの声を想像してみた」って動画がいくつかあったから参考になるかもしれん。
どの動画でも霊夢は中原さん(レナの中の人)って意見があったな。確かに合ってる。
萃香は斉藤千和かな
>>693 ヤンデ霊夢いいよヤンデ霊夢
マルクの頭にポリ袋かぶせた後殴(ry
レイジングハートでハルヒの頭をフ(ry
ちょっと病院行ってくる。
TASさんは森川智之っぽい声、KASはくまいもとこっぽい声、友人は杉山紀彰っぽい声まで想像してた
タミフル巫女とハクレイム
タミフル飲んで吐クレイム
>>700 ヤンデ霊夢かあ…。
ヤンデ霊夢「貸してあげた私のリボンは泥だらけだし、他の女の心臓が身体に入ってるなんて…
すぐに取り出して綺麗にしてあげるんだから…!!」
みたいな? なかなか想像出来んww
>>705 個人的にはやんでれは言葉氏タイプが好きだ
やんで霊夢「うふふふふ……KASを痛めつけて楽しかった? ねぇ……楽しかったからやるんだよね?
どう?痛い?うふふふ…… たのしぃわね? ねぇ? ねぇってば……」
という感じで……ん?誰か来たようだ?
そういや生き残りの中で
カービィだけが誰も殺してないんだよな…
そのままの君でいて欲しいZE!!
そうだね、食べただけだね
実はニコロワで誰よりも命を【禁則事項】してるカービィさん
そうか……ピンクの…悪魔……!!
そう…あれは「食べて」いるだけなんだ…!
だってカービィーだもん…!
>>705>>706 これは素晴らしいヤンデレですね。
愚か者め!!!カービィーではない、カービィだ!
子猫はね、「逃げ出しちゃった」んだよ。
カービィは「料理を食べた」だけだよ。
だから彼には罪はないんだよ。
あれだ、下画面にでもいるんじゃないか?
カービィだ!ダービーでもカービーでも無い!二度と間違えるな・・・
カービィだからね
ようやく地霊殿クリアしてEX出したぜぇ!
霊夢が(自主規制)になっちゃったり、EXで(ネタバレ)が出たり、5面の(禁則事項)が新参ホイホイ2号だったり
EXの(秘密です)とか、とにかく最高にハイな気分だぜえええええ。
地霊殿はマジで難易度が鬼畜なので、軽い気持ちでノーマル挑戦すると1週間は寝れない日々が続くぜ!
正直地ノーマルより紅ハードの方が楽に思えるぐらい。
そういうわけで予告通り予約させていただきます、それも全員で。
具体的に言うと霊夢KASカビマルピエ若本ピヨシレナAIBOつかさ神(笑)
よくぞ戻ってきたと言ったところだ!
俺はまだまだ還ってこれないというのに…!
全員予約とな!? 楽しみにしてますぜ! 頑張ってー!
うわぁい、久々の予約が来たぁい……って、全員ですか大将!
wktkで待ってやすぜ!
全員、そっか…もう残り十一人しかいないんだね…
ドキワクだぜぃ!
もしニコロワの漫画出たらいくらまで出す?
てか、何巻まで続くんだw
漫画ってことは200数ページで、30巻くらいかな?
んで一冊500円overでも、俺は余裕で集めてしまいそうですわw
同人誌で考えたら一冊36ページ500円とかになるぞ
恐ろしいが欲しいな
俺も余裕で買うなw
たとえ30巻くらい続いてもだ!
誰か書いてくれる人いないかなw
同人基準だと確かに恐ろしい…!
逆にゲームの方がお得かも?
>>725 ゲームって・・・どうやるんですかい?
誰かを操作するのか?
それとも第3者を入れるのかい?
それでも十分面白そうだが。
例えば、そうだなあ。
特定のキャラ視点のノベルゲームとか、ニコニコRPGみたいな全員集合!みたいなやつとか?
うん、やっぱゲームやら物語やら物創ってる人はすげーや
基本ノベルゲーム、んでシナリオの途中途中で「ミッション ○○を倒せ!」みたいな感じになる
でどうよ?
サウンドノベルの「街」風味にしたら面白そうだな。
今残ってる生存者八人をそのまま主人公にでもしたら丁度ばらついてよさそうだ。
ミニゲーム欲しいな
TASさんとイチローの鬼ごっことか社長とレイハさんのエネコンとか
サウンドノベルだったら音楽で臨場感たっぷりだ
言いだしっぺの法則(ボソ
ゆとりデジモンになって参加者にバレないように監視するアクションゲーム、参加者を追跡したり、報告したりする。
時には戦闘からわが身を守っる。
でも参加者に見つかったり監視をサボったりしたら
ティウンティウン
1話ずつサウンドノベル風味の動画にしてニコニコに上げてくとか。でも何年かかるんだろ?
>>734 一人でやるんじゃなくてみんなでやればソコソコ早く終わるんじゃないか?
みんなで素材とツールを共有し合って作っていけばほぼクオリティは同じになるだろうし
ゲームを始める前にキャラを選択
↓
キャラの行動によって誰が死ぬか誰が生き残るか違ってくる。
こういうのもいいな。
とりあえず書き上げました。ただいま推敲中です。
夜11時ぐらいから投下する予定ですが、txt形式で76kb、全65レスだと次スレも必要かな?
なんか重くてレス書き込めないみたいなんで、夜になっても駄目だったら一時投下に投下する予定です。
えーと76kbってどんくらい?
>>735 でもな〜こういうロワって言うのは嫌がるからな〜
HとかがニコロワWikiトップで言ってるのにうちらがそこに乗り込むとかはできないんだよな〜
>>738 wktkしながら待ってます。
次スレ立てたほうがいいな。
>>740 支援動画みたいに検索避けすればいいかも。
布教動画ってわけでもないんだし、内輪で楽しめればいいんじゃないか?
……まあ、それでも人が集まる時には集まってしまうが……。
>>738 書くの速いな!
夜かぁ…支援の準備しなくっちゃ!
wktkすぎる!!
誰か次すれ立ててくれ〜
無理かもしれないけど次スレ立ててみる
次スレ立てられちゃったよ。
そんなわけで、予定通り23:00から投下。
みんな、オラに支援を分けてくれ!
>>746のレスは見ているな?やってきた投下は
我々の大きくてニコニコなスレで行われる。
ということで支援準備。
「これは一体どういうことなのサ……」
食堂に戻ったマルクは、その惨状を見てそう呟かざるを得なかった。
大量に散らかった料理の皿だけがそこにあって、食堂であれほどやかましく作業していたデジモン達の姿は一人も確認することが出来なかった。
周りに声をかけても、やはり誰も反応しなかった。
ここで何かあったのは間違いないが、それは既に全て終わっているのだ。
ならば、何があったか考える。
一番最初に思いつくのは既に対主催がクッパ城に到達していて、何かの目的があって食堂を襲撃した場合。
しかしそれにしても全てのデジモンが居なくなるのはおかしいし、皿の量も尋常ではない。
そして厨房に整理されているお皿は何故か殆ど手付かずである。つまりこの皿は何者かが用意したものと考えていい。
ここまでの監視の結果、対主催にそんなアイテムを支給した覚えはないし、グルメテーブルかけがあるならわざわざ食堂を襲撃して料理を略奪する理由はひとつも無い。
したがって、この可能性はまず無いと考えていい。
第二は逃げ出したKASだが、こちらも対主催と同じで襲撃する理由も、大量の皿に説明は付かない。
第三の可能性は霊夢が到着した場合だが、やはり同じだ。
となると第四の可能性、イレギュラーの介入以外にはありえない。
そしてそれに当てはまる不振人物はあのピンクの少女以外にはありえない。
デジモンが居なくなり、代わりに大量の汚れた料理皿。
ならば、あの少女の能力はデジモンを料理に変える程度の能力だとでもいうのか。
それはまるでカービィのコピー能力、コックのようで…………
覚悟はいいか、俺はできている
そこまで考えた時点で、マルクに電流が走るッ………!!!
あれは……、カービィだ。マルクはそう確信した。
変幻自在の能力を使いこなすピンクの少女、その能力はカービィのコピー能力に酷似していた。
というよりはそのものだった。実際に戦ったことがあるのだから間違い無かった。
ペイントの前例を考えれば、この惨状がコック以外に説明が付かないことに納得がいった。
何故あの時気が付かなかったのか、それを今更後悔するが、時は既に遅かった。
萌えモンパッチが阿部さんに没収された時点でカービィが人型になれたことは完全に失念していたし、そもそもジアース戦でカービィは死亡していたはずなのだ。
それが何の偶然に助けられたのか生きてクッパ城までたどり着いてしまったから、生体反応が検知できず死亡扱いにしてしまったのだ。
今なら分かる、あの少女はカービィだ。
となると、カービィはあの後素直に宇宙ポッドで脱出しようとはせず、デジモン達を生贄にして料理を作り、食らったというわけなのだ。
「やってくれるじゃないか……」
ロリコンでゆとりとはいえ、大事な部下を全滅させられて怒らないマルクではなかった。
ふるふると震え、怒りを顔に漲らせながらその場を立ち去った。
「次にあった時は必ず殺してやるのサ…………」
マルクがオペレータールームに入り、出迎えにやってきたデジモン達はマルクの表情を見て畏怖していた。
狂気と言って差し支えない、歪んだ笑いをしたマルクがそこにいた。
「マ、マルクたん、報告します……。対主催が、こちらにやってきました」
「映像を出すのサ」
オペレーター達が慌てて映像を出す。
そこには対主催ご一行4人と、見慣れない幼女が一人。
「あの幼女は一体何なのサ?」
「わ、分かりません……」
支援させていだたく
一息ついて思慮をめぐらすマルク、とはいえ幼女の正体には見当が付いていた。
見覚えのある道化衣装をつけていることから、萌えモンパッチを適用したピエモンでまず間違いないだろうと予想した。
会場の方はといえば、もう生存者はいないようだ。
全ての役者はここ、クッパ城に集結しているのだ。
「さて、そろそろ放送を行うのサ、最後のね」
そう言うとマルクはマイクを手に取り、最後の放送を始めた。
▼ ▼ ▼
ピ、
ピ、
ピ、
ポーン。
第二次早いww支援
『午前0時をお知らせします』
いつものように始まった放送は、最後なので少々風変わりに始まった。
もはや恒例となっていた、マルクの笑い声はそこには無い。
『みんなよく頑張ったね、よくここまでたどり着いてくれたのサ!おめでとう!!!!!』
マルクは放送の先に居る参加者を褒め称え、拍手を送っていた。
パチパチパチと音だけが響く、笑い声も無ければ笑いも無かった。
『さて、それじゃ放送と行きたい所だけど……
やっぱりボクにはシリアスキャラは似合わないのサ!
キャハ、キャーハハハハハハハハハッ!!
やっぱりこうでなくっちゃね。
でもボクは大切な部下を皆殺しにされてちょ〜っとばかりトサカに来てるのサ。
もちろん犯人は大方予想が付いてるよ。カービィ、君だろう。
なんで死んだはずの君が生きてるのかはおいておいて、死人が歩き回ってちゃ放送の意味が無いのサ!
だから、楽しかった放送はもうこれでおしまい。ここまでの死者も教えてあげないのサ!
みんなここ、クッパ城に到着したみたいだから余計な邪魔は無し。
本当は霊夢と弾幕勝負したかったけど、面倒くさいからカービィも霊夢も逃げ出したKASも少数派も、みんなまとめて相手をしてやるのサ!
ボクはクッパ城最深部、みんなを最初に集めたあのホールで待ってるのサ!
ボクを倒せば全部これでおしまいにしてあげるよ。ピエモン君が見当たらないみたいだけど、どうせこっちに来るだろうしね。
ま、ボクは負ける気なんてさらさら無いから、余計な遠慮は無用ッサ!
それじゃ、待ってるからね〜』
お前ら支援じゃねぇ!!
放送を終えたマルクが、その辺りにいたオペレーターの一匹に声をかける。
「例のものは用意してくれたかい?」
「はいマルクたん!最高級の一番茶を用意しておきました」
マルクは一番茶と湯飲み、それに急須を受け取り、オペレーター室から出ようとした所、特徴的な声が響く。
「ぷるあああああぁぁぁぁマルクさまああああああぁぁぁぁ」
「アイスデビモン君!」
「そうですマルク様、実は報告しなければいけないことがあるのですってヴぁ! 聞いてくださあああああぁぁいいい!!!」
「ま、まぁ分かったから落ち着いて報告するのサ……」
アイスデビモンからの報告を簡単にまとめるとこうだ。
1、ピエモン君、もといピーちゃんはあの幼女で間違いない
2、ピーちゃんはボク達が裏切って自分を落としいれようと勘違いしている
3、ボクを倒すまでの間対主催と共闘している
「…なるほど、良く分かったのサ」
「マルク様!どうか貴方の手でピエモン様の目を覚まして……」
「めんどくさいから嫌なのサ」
アイスデビモンの哀願は、哀れにも一蹴された。
「ボクだって暇じゃないのサ、もうここに来ているはずの霊夢のお出迎えに対主催の相手にカービィ……
そうだ、アイスデビモン君、丁度いいから対主催とピエモン君改めピーちゃんの足止めをお願いしたいのサ!」
「そ、そんなマルク様ああああああぁぁぁぁ!!!!!!!」
アイスデビモンはマルクの足に抱きつき、嘆いている。
その様子を見たオペレーター達の目線が、同情から殺意に変わったことには気が付いていない。
支援の匂いg
天手支援投げ食らえー
「たしかにピエモン君との付き合いは結構長くなるし、敵対するのも嫌なのサ。
でもラスボスの座を奪われるのはもっともーっと嫌なのサ!
だからアイスデビモン君はボクがピエモン君と敵対なんか全然していないことをきちんと伝えて、こっちに戻ってくるよう説得するのサ!
でもそれができないなら、邪魔だから倒しちゃっても構わないのサ。
もちろん説得は、正直に報告したアイスデビモン君を信頼しているからこそまかせたのサ」
「マ、マルク様あああああぁぁぁぁ!!!
わかりましたああああああぁぁぁぁ、不肖のアイスデビモンですが、喜んでお役目を果たしてまいりますううぅぅぅぅ!!!!!」
「じゃ、頑張ってくるのサ、と言いたい所だけど、これを持っていくといいのサ」
そう言うと、マルクは紅黒く、綺麗な宝石とノートパソコンをアイスデビモンに渡す。
「マルク様、ノートパソコンは分かりますがこれは何ですかってヴぁ?」
「魔血痕さ、これを使えば君はもっと大きな力を手にして進化できるようになるのサ!
ちょっと強すぎかもしれないけど、これぐらいで負けるような対主催とは相手をする気は無いのサ」
「わかりましたああぁぁぁ!!!それでは行ってまいりますうううううぅぅぅ!!!」
アイスデビモンは勢いよく走り出し、あっという間に姿は見えなくなった。
「いい子なんだけど、ちょっと暑苦しいのは玉に傷かな……。
さて、そろそろ行かないと遅刻しちゃうのサ!」
マルクはジャンプ機能の行き先をホールに設定し、ほくそ笑む。
「ちょっとばかり邪魔者が入りすぎたけど、これで無事弾幕ゴッコが出来るのサ」
そして、マルクの姿はオペレータールームから消えた。
◆ ◆ ◆
お前の支援は何色だーーーーー
「……本当に結界が解除されていやがる。本当に結界なんてあったのか」
「間違いなくあったはずだ。こうしてワープゾーンまで辿りつけたのが何よりの証拠だ」
「あの個性的な演奏うまく行ったのは、ちょっと信じられないかな?かな?」
線路の先にあった駅に辿り着いた少数派一行、つかさは演奏のことを未だに話題に出され、orz状態になっていた。
その一行がピエモンに案内された先にあったワープゾーン。
霊夢を飛ばしたジャンプ機能と同一のものらしく、これを使えばクッパ城の玄関へいけるらしい。
「それじゃあ、いっちょ乗り込むとしますか」
「ちょっと待って」
日吉が我先にと進もうとした所で、レナがその足を止めさせる。
「おいレナ、どうしてここで立ち止まる必要がある」
「それはね……」
「この先にすぐアイスデビモンやマルクが待ち構えてるかもしれないのに、何の準備もせずに乗り込むなんてねぇ」
レナが説明しようとした所で、遊戯が代理の言葉を口にする。
「アイスデビモンか……、そういえば何故奴はあそこで暴走なんて……」
「あの場所だからでしょ、考えればすぐ分かることだよ」
「どういうことだ、遊戯?」
ピエモンが遊戯に続きを催促する。それに皆も耳を傾ける。
支援!支援するんだナナシ!!
「簡単なことだよ、どうしても結界を越えて城の中に皆で来て欲しくなかったからさ。
あのタイミングは本当に絶妙だったよ。つかさが居なかったら僕達はあそこで立ち往生して、何も出来なかったはずだからね」
「何故、結界を越えて欲しくないと?」
「霊夢のことを思い出して欲しい、どうして霊夢だけ招待なんてしたのか。
あんな回りくどいことまでして、なんで霊夢だけを?」
遊戯は疑問を口に出し、答えは出さない。
つかさはあうあう言っていて、自分だけ答えが分からないのが不満のようだ。
レナや遊戯に催促を促している。
「……各個撃破かっ!」
「そう、よく分かったね」
かかった、と遊戯は思った。
本当に各個撃破を望んでいるのかどうかは定かではないが、ピエモンがそう結論付けて貰えさえくれれば真実などどうでもいいのだ。
とにかく離反をさせないことが重要であり、そのためには集団で行動する理由付けを与えなければいけないのだ。
「もしやつらが僕達が城に入ったとする、その時出てくるのは間違いなくアイスデビモン。
ピエモンの離反に気が付いたら、まずピエモンが騙されてないというように説得を始めるんだと思う」
「それも、あのマルクの作戦のうちというのかッ……!!!」
ここまでうまく騙されてくれるとは思わなかったが、これでアイスデビモンが何か言おうとも耳を貸す気は無いだろう。
もしこれから何かあるようなら、この先も適当に言いくるめて最後まで利用すればよい。
少なくとも、霊夢がここには居ない今、貴重な戦力であることには間違いないからだ。
ちなみにつかさも、遊戯君頭いい〜とばかりにすっかり言いくるめられている。
真意を知るレナは押して黙り、日吉はイマイチ納得し切れていないようだ。
倍支援プッシュだ。
忙しい人のための支援
支援せずにはいられない!
「そういうわけだから、まずは装備を整えようかな?かな?」
レナの提案で装備を順次出しながら、装備をいつでも使えるように順次譲渡していった。
戦闘力の少ないつかさにたいやきとオクタン、それに毒針とスタンガン、宝石のようなものを譲渡し、マジックシリンダー・攻撃誘導アーマー、光の護封剣はDMカードをうまく使える遊戯に譲渡。
すっかり冷めたきしめんは日吉が平らげ、傷の深い遊戯、日吉、ピエモンにオボンの実を一つずつ与えた。
遊戯はトランプソードをピエモンにしぶしぶ返却し、日吉はレナの分も含めて3つのテニスボールを受け取った。
そしてドーピングコンソメスープを全員に配り、いつでも使えるよう携帯することにした。
日吉はプラスパワーをポケモン持ちのつかさに3つ譲渡し、残りの二つは自分用として持つことにした。
ことのはさんが使うとつかさが言ったため、ことのは用の鋸も一緒に渡した。
そして、予備弾薬を全ての火器に充填した。
その途中でつかさはSIG P210を使いたいという旨があったため、つかさに予備弾ごとそれを譲渡した。
そんなこんなで、装備品譲渡は順調に進んでいたのだが……
「なにこれぇ?銃?」
「うっ……」
遊戯が取り出したそれを見て、日吉が絶句する。
「日吉君、これは一体どういう武器なの?」
「ああ、それはな……」
『素晴らしいティアナ専用デバイス、クロスミラージュだぜティアナっぽいお嬢さん』
「……まぁ、こんな感じの変態だ。一応魔法の素質があれば魔法が使いこなせるらしい」
「へぇ……」
鬼畜な対主催ww
人生オワタの支援
『お、そこのピンクの髪の子もおっぱいがちっこいみたいだけど可愛いじゃないの
おいそこのツンツン頭! てめぇ何よさげなょぅじょを捕獲してやがるんだ貴様ぁぁぁぁああ!!!』
「あ、あうううう……」
「わ、私を幼女呼ばわりするなぁああ!」
思わぬセクハラ発言に、つかさは再び心に深いダメージを受ける。ピエモンはぷんぷんと可愛く怒っている。
「圭一君より、ずっとずっと酷いねこれ……」
『お、なんだか酷い言われようだが、これでも凄い役に立つんだぞ!』
「本当に役に立つの?」
『魔法の素質さえあればな、と言うわけでそこの白帽子のお嬢さん、早速私を手にとって下さい』
レナは意を決したようにして、クロスミラージュを手に取る。
『これは……当たりだ!』
突然レナの体が光だし、そして裸になった。
その様子を見てきゃあと叫んで目を隠しながら、こっそり見ているつかさ、恥ずかしくなって横を振り向く日吉と遊戯。
そして呆然としているピエモンの前で、レナの発光は止まった。
水着のような、女騎士のような姿のレナがその場に現れたが、何やら様子がおかしい。
というか顔がニンマリと笑っている。
「ぱぱぱぱ、パンツめくりしたいんですぅ〜〜〜」
「き、きゃぁぁぁぁああああああ!!!」
クロミラお前wwww
支援「クロミラwwww」
レスで1000きるのが先か・・・
容量で埋まるのが先か・・・
たぶん後者だなあw
その言葉が放たれたとほぼ同時に、つかさのスカートが重力に逆らうかのように上向きになった。
そしてレナはつかさの下腹部に顔をこすりつけ、お持ち帰り〜やらパンツめくり〜やら呟いていた。
フヒヒヒヒとウハウハ、天国じゃあ〜と叫ぶ銃が、この惨状の犯人を明確にあらわしていた。
日吉は顔を赤らめ、悪態を付きながら事態の収拾を図りだした。
遊戯とピエモンは呆然としている。というかピエモンはなんだか嬉しそうだ。
いい加減にしないと、遊戯が恥ずかしさでぶっ倒れてしまいそうな光景が目の前には広がっている。
服がめくれてだらしない格好になっているレナと、それに劣らず、制服の殆どを脱がされて恥ずかしい所を晒しているつかさ。
もう、パンツに手を掛けている。このままでは間違いなくヤバイ。やばすぎる。
「こんなことにKIを無駄使いしたくないし、さっきの新技でも試してみようかね……」
日吉は右拳に気合を入れ、クロスミラージュめがけてフタエノキワミを思いっきり放った。
最悪、壊れるかもしれない全力の力で。
『あqwせftgyふじこlp;@……って何しやがるんだ!お楽しみ中だったのに!』
「はっ……ってつかさちゃん、どうしてそんな格好を」
「れ、レレレナちゃんの不潔ぅぅぅぅううううう!!!!」
つかさは泣きながら遊戯と日吉の影に隠れてしまう。
レナが疑問符を浮かべてさっぱり何のことやら分からないと言った所だったが、日吉の指先にあるものを見て納得する。
そこには卑語を思いっきり喚き、気味悪い笑い声を上げるクロスミラージュがあったからだ。
『そういうことよ、まさか本当にちょっとばかりとはいえ魔法の才能があったとは驚きだったけどな。
フヒヒヒヒ……ちょっとばかりなじんでたから、ティアナみたいに操らせてもらったぜ。
それにしてもさっきは天国みたいだったなぁ、かわいい女の子のやわらかい太股の間で擦られて
フヒ、フヒ、フヒヒヒヒ…………』
声優ネタだからってw
支援していってね!!!
その笑い声が心底煩いと言った様子のレナは、鉈をクロスミラージュの横に思いっきり叩きつける。
その打撃音を聞いて、ようやくトリップ中だったクロスミラージュの笑い声が止まった。
「…嘘を付いてたんだね」
『い、いや嘘じゃなくて、そのバリアジャケットもちゃんと効果が……』
「嘘だッッッ!!!!!!」
レナの怒声が響く、クロスミラージュは怯えた声で先を話す。
『いやいやいや本当に本当だって、なんかつい最近目覚めたような変な感じだったけど、バリアジャケット展開はうまくいったんだって!
そのバリアジャケットは俺と竜ちゃんの趣味の結晶だけど、ちゃんと銃弾ぐらいは軽く弾ける強度はあるって!』
「じゃあ、なんであんなことしたのかな?かな?」
『そ、それはだな、最近溜まってたからついついやっちゃっただけでして。
もう二度とやらないから許して……お願いします…………』
クロスミラージュの哀願に対してレナはもう一度怒声を浴びせる。
「嘘だッッッ!!!!!!」
『いやああああああ、なんでバレてるのおおおおお、本当に勘弁してください。
壊さないで頼むから壊さないでいやああああ、今度こそ本当に何もしませんしませんしません、命に誓います!』
「うん、分かった」
『あ、ありがとうございます』
「でも、本当に困ってるなら相談してくれていいよ、たしかにちょっと……恥ずかしいけど、勝つためならしょうがないし…………」
クロミラを装備すると遊戯みたいに精神同居みたいな存在になる
そう思っていた時期が俺にはありました
お兄ちゃん、支援の時間だよ。
『な、なんだってー!それじゃこんどはレナちゃんの……』
「まだ話は終わってないの、黙って」
レナはクロスミラージュを脅しつけ、まず言葉をつむがせる。
「それは全ての戦いが終わってから、そしたら少しぐらいなら貴方の望みを叶えてあげてもいい。
でもね、もし戦いの途中ふざけなんかしたら…………わかるよね?」
『わ、わかりましたああああああ。漢クロスミラージュ、全力でレナ様に仕えますッ!!!!!』
クロスミラージュの調教が終了した所で、ニコニコしてレナは皆に全てが終わったことを告げる。
その様子を見ていた全員が、レナに対して戦々恐々といった様子のようだ。
その後レナはつかさに平謝りをし、クロスミラージュに乗っ取られないよう、手に包帯をぐるぐる巻きにした。
効果はあるか分からないが、とりあえずクロスミラージュと接触するのはもう御免といったレナだった。
「なんか……まだ戦っても居ないのに疲れたぜ……」
「日吉君、ごめんね……」
「いや、頼むからその話はもうやめてくれ……。後、こいつも返す」
日吉はレナにフタエノキワミ書を突っ返し、はぁと溜息を付きながらレナに先のことを促せる。
気を取り直した一行はというと、まずピエモンと日吉、次につかさ、最後にレナと遊戯という順番でワープゾーンに飛び込むことにした。
「そういえば遊戯君」
「うん?」
「どうしてピーちゃんのことをビーちゃんって呼ぶの?」
「え、といわれても……ビーちゃんのほうが語呂がいいからかな?」
「Bちゃんねぇ、なんだか不思議としっくりくるよね、なんでかな?」
「さぁ、僕にはよく分からないかな?」
「まあいいや、聞きたかったのはそれだけ」
オデノシエンハボドボドダ〜
そして、最後に残った遊戯とレナもワープゾーンに入り、ジャンプ機能でクッパ城入り口に飛ばされた。
レナと遊戯が到着し、一時的に変えていたピエモンのお守りを変更した後、全員で周りの様子を確認する。
ピエモンが言っていた見張りのデジモンも、懸念事項のアイスデビモンともとりあえず遭遇はしなかった。
「それにしても、拍子抜けするほど警備が甘いね」
「ああ、私もこれはおかしいと思っている。
友人涙目の鬼畜ステージがクッパ城全域に張り巡らされていたはずなのにそんなものは全然存在しない。
いくら部下どもが役に立たないからと言っていくらなんでもここまで酷いとは……。まさかゆとり以下の警備になっているとはおもわなかった。
そうか……これもマルクの奴が…………」
ピエモンが再び疑心暗偽モードに突入しているが、それはレナたちにとっては好都合であったので止めはしなかった。
ピエモンが一息ついたところで、基地のことを聞く。
「それでピーちゃん、さっき言ってたハルバードはどこにあるの?」
「場所は良く分からないが、あれだけの巨大戦艦だ。大方格納庫にでもあるんだろう。
その格納庫の場所なら私でも分かる。案内しよう」
そう言ってピエモンは前に躍り出ようとするが、結局日吉の包丁に遮られてしまった。
主導権をとることに失敗したピエモンは、しぶしぶ道を指差しながら歩く。
途中デジモンの集団に何度か出くわすことがあったものの、その時はレナがすかさず始末をしている。
周り中から敵が集まってくるかと思ったが、ピエモンも言うように警備が異常に甘いとなっている。
ピエモン曰く、マルクが部下を使って何やらよからぬことを企んでいるせいだ。もしくは私達を始末する戦力を招集しているんだなど。
話半分に聞いた方がよさそうな説ばかり飛び出てきた。
しかし、それを差し引いても警備の甘さの正体に説明は付かず、堂々巡りを辿っていた。
滑り込む支援
スーパー支援タイム!
と、クッパ城を進んでいたレナ達少数派一行の前に、再びマルクが現れた。
その表情はいつもと違い強張り、甲高い笑い声は無かった。
と思ったが結局いつもの笑い声と共に放送が始まった。
……それじゃ、待ってるからね〜』
放送は全て終了したが、一番重要だった死者情報は手に入らなかった。
しかし、代わりにカービィが生きていることが分かった。
何故カービィが生きているのかは分からなかったが、とにかく貴重な情報だった。
カービィを探し出して合流すれば、期待以上に戦力を得ることが出来る。
それどころか、捕まっていたはずのKASが脱走したことまで明らかになっている。
兎にも角にも重要な情報だらけの放送であった。
ピエモンはというと部下の失踪がカービィのせいと知って、一時はマルクの真意を測りかねていた。
しかし放送中でマルクは、まるでピエモンが裏切って行動するかのような言動を見せていた。
それを聞いて、ピエモンはますますマルクを疑い始めていた。
「カーくんが生きてたんだ……よかった……」
つかさは放送を聴いて涙を流し、死んだはずの仲間の思いがけない復活に喜ぶ。
一方のピエモンはというと、
「油断するな、カービィが生きていると言うのは嘘かもしれん、確かめるまでは油断するな」
あいかわらず疑心暗偽に陥っていた。
お前ら支援じゃねぇ!!
支援なのサ
そんなピエモンに一行は適当に相槌を打ちながら、ピエモンに先の案内を促せた。
この城のどこかにカービィとKASがいるかもしれないとはいえ、放送だけでは何処にいるのかが分からない。
ここに居ないKASにカービィがマルクの誘いに乗ってホールまで行くとも思えない。
霊夢にしても、救出するべきKASが居ない以上わざわざマルクと弾幕勝負をする必要は無い、ならばハルバードの入手を優先するべきだと考えていた。
その後も特段変わったことは無く、ピエモンの案内通りの場所に巨大な格納庫があった。
格納庫の中は巨大な滑走路になっていて、クッパ城の中でも特段広い天井が上には広がっていた。
その格納庫の中にはお目当てのハルバード、そして前に仁王立ちをするアイスデビモンの姿が見えた。
「ピエモン様、やはりこちらに来ると思っていましたてヴぁ……」
「アイスデビモン……何故お前はあの時私を裏切ったのだ……」
アイスデビモンに対し、ピエモンはあの時の真意を問うべく言葉を紡ぐ。
ここで余計なことを言われてはたまらない遊戯は、すかさず次の句を差し込む。
「そんなの決まってるじゃないかビーちゃん、マルクがビーちゃんごとまとめてあそこに隔離したかったからさ」
「それは違うってヴぁ!!! マルク様はちゃんとこうおっしゃられたってヴぁ!
ボクはピエモン君と仲良くしたいって言ってたってヴぁッッッ!!!!」
アイスデビモンはノートパソコンを取り出し、動画を再生する。
そこにはマルクの姿が映っていた。
動画の中でマルクは、ピエモン君は何か勘違いをしているみたいだけど、ボクはピエモン君と敵対する気なんか全然無いよ。
と言いながら笑っている動画が再生されていた。
遊戯とレナは確信する、間違いなくマルクは裏切ってなどいないことに。
そして、この動画を見たピエモンの思考を早く誘導しなければ、今の状況を疑ってしまうことにも。
だが、ピエモンから発せられた一言は完全に彼らの予想を超えたものであった。
支援をしたくないんじゃない…!無意味なROMれは御免だと言ってるんだ…!!
支援 destiny 〜 ずっとqwgのターン
ばしゃっと支援
「くだらんな」
ピエモンの第一声はそれだった。
対主催を疑っていない、むしろ動画に懐疑的なニュアンスさえ感じるその言葉。
だが、何故ピエモンは疑っている。
「どうせ私を懐柔して、こいつらと同士討ちでもさせる気なのだろうマルクよ。
私と仲良くしたいみたいだが、お前がどんなことを考えてるのか手に取るように分かるぞ。
いつもいつも馬鹿にしくさって……部下のデジモンたちがBだとか、(笑)だとか……」
「ピエモン様!何故ですかぷるああああぁぁぁぁぁ!!!!」
「やかましいわ! どうせお前も心の底では私を馬鹿にしているんだろう!」
「そんなことありませんってヴぁ! 私は心底マルク様とピエモン様のことを敬愛してるってヴぁ!」
「ええい、減らず口を!」
ピエモンに何があったか知らないが、どうやら主催者達の中でピエモンの扱いが微妙によろしくなかったことだけは分かった。
この疑心暗偽状態というのも、そういうのが積もり積もった結果なのだろう。ピエモンに人望、カリスマが足りなかったせいだろうが。
むしろこの幼女状態で泣き喚いてる姿を見れば、かりすまがだだ漏れと言わざるを得ないような末路でさえあった。
「そうでかってヴぁ……、ならば私はマルク様から命じられた第二の命令を果たさなければいけないってヴぁ……
第二の命令、それはピエモン様達の足止め、むしろ倒してこいと言われたってヴぁ!!!!」
「やはりマルクの奴は私を殺す気だったのか、懐柔に失敗した途端にそれとは片腹痛いわ!」
もはや恒例とかしたピエモンの超推理に誰もツッコミを入れるものは無く、目の前のアイスデビモン戦に全てを傾けていた。
アイスデビモンは赤い宝石を取り出し、それを掲げて何やら言葉を紡ぐ。
「アイスデビモン、ワープ進化ああああああああぁぁぁぁぁ!!!!」
スウィート「カール、支援。」
アイスデビモンの姿が白い光に包まれる。
アイスデビモンのワープ進化に驚いているピエモンを除き、その変化する姿を固唾を呑んで見守っていた。
どれだけ巨大に進化するのか、どれだけ強化されるのか。
それを見極めるためだったが、アイスデビモンの背丈は殆ど代わることは無かった。
「……魔王アナゴ!!!!!」
************
魔王アナゴ
魔王型デジモン ウィルス種究極体
ある一般的な会社員がカオスの衝動に魅入られ、某所でなのはに続く二代目魔王となったのがアナゴだ!
とある世界での魔王の血たる魔血痕をその体に入れることで、ただの平社員に過ぎないアナゴは巨大な力を手に入れることが出来たのだ!
数々の若本技を使いこなし、人望にもあふれるカリスマあふれた存在だ!
必殺技は数々の若本技を使いこなす若本秘技と、全てを吹っ飛ばす秘奥義、ワールドデストロイヤーだ!
************
そこには悪魔から……背広を着た平凡な会社員の姿があった。
右手に篭る強大な闘気が無ければ、魔王と言われても想像がつかないほどに。
支援
ギシアンは、疑心暗鬼の略だ。
そう思ってた時代が、昨日までありました。
笑方支援祭
吹いたら負けな支援
若本テラカワイソスwwwww
2ndってネタ被りありだよね……たぶん
「それでは悪いですが、全力でいかせてもらいますぅ〜」
アナゴが一歩を踏みしめた瞬間に、レナ、日吉、ピエモンが飛び出した。
レナは鉈を片手にアナゴの左から。
日吉はフタエノキワミを繰り出す。
遅れてピエモンがトランプソード片手に下から切りかかる。
「フンッ!」
アナゴは三者の一撃に対し、その場でふんばって全ての攻撃を食い止めた。
すなわち右手で日吉のフタエを完全に相殺し、
左手でレナの鉈を受け止め、
右足でピエモンのトランプソードを思い切り踏みつけた。
「お前たちの力はこの程度か、温い温い温いわぁ!」
アナゴはその身を高速回転させ、三人を吹き飛ばす。
吹き飛ばされた三人の体勢を整える間さえ与えず、追撃を仕掛ける。
「死ぬか!」
「きゃっ!」
「消えるか!」
「がああああっっ!!!」
「土下座してでも生き延びるのかッ!」
「ぬわあぁ!」
既にデジモンじゃなくなってるwwwww
わwwwかwwwもwwwとwww支援
アナゴはまず日吉に向かって一撃を入れ、すかさずレナに向かって次の一撃。
そして最後に尻餅をつくピエモンに一撃をかました。
アナゴ怒涛の三連殺で、初動は全て返り討ちに終わった。
「くっ、みんな! ブラックマジシャン!」
「カードなんか使ってんじゃねぇ!」
見かねた遊戯が援護に入るものの、ブラックマジシャンはアナゴの咆哮一発で掻き消えてしまった。
その咆哮に気おされ、遊戯も吹き飛ばされる。
「なんで……」
『AIBO、考えたくないが唯の咆哮でDMカードが掻き消えるとは思えない。
アナゴはDMカードを封じる技を持っている、……としか考えられない』
「そんな……」
「おしゃべりは終わったかい、遊戯君よぉ!」
尻餅をつく遊戯に向かって、アナゴが近寄る。
「くっ、ヲタチ!」
遊戯はヲタチを繰り出すが、アナゴはそのようなことは気にとめてすらいない。
「天からお塩ぉ!」
ヲタチを突き抜けて遊戯までアナゴの豪速剛拳が突き刺さり、レーザーでまとめて吹き飛ばされる。
滑走路の壁まで激突して動かなくなった遊戯とヲタチを見て、アナゴはそれに興味を無くして振り返る。
最後に残ったつかさを始末……、と思ったがつかさの眼前にはレナ、日吉、ピエモンが復活していた。
そして三者だけでなく、つかさの姿も変化していた。
逆三角形の肉体に、クワッといった言葉が似合いそうな姿に変化していた。
これなんていうT5?
支援
スープはだめぇぇぇぇ!!
若本はいつからネタ声優になってしまったんだろう支援
若本っていいな支援
「あいにく、あんな攻撃でやられる程私達は弱くないよっ!」
「面白い、そんなに死にたければあの世に送ってやるわぁ!」
「できるものならやってみやがれ!」
再びレナが切りかかる。
先ほどと違うのは日吉とピエモンが援護体勢に入っている所で、三連殺を食らわぬよう警戒をしているようだ。
だが、アナゴにとってはそのような小細工は何の意味も無い、正面から叩き潰すのさえ簡単だった。
「塵は塵に、AMEN!」
「クロスミラージュ!」
『ほいきた!』
アナゴが放ったバヨネットによる銃剣乱舞の目標の先に居たレナは掻き消え、何も無い空間を掠めているだけだった。
消えたはずのレナは姿勢を低くし、アナゴの視界の下方に潜り込んでおり、下から強力な一撃を仕掛けた。
「ぬはおっ! わ、私の股間のエッチピストルがぁ!」
股間を押さえて悶えるアナゴの元に強力なGENKI-DAMAとトランプソードが襲い掛かる。
DAMAの姿に掻き消えかかっているアナゴに、レナはさらにメタルブレードを大量に投擲して、追撃を仕掛ける。
「エンディングスナイプ!」
そこにピエモンも両手の衝撃波を加え、アナゴに最後の追撃を加える。
DAMAとエンディングスナイプ、そして大量のメタルブレードによる追撃で、アナゴはとっくに消滅したとさえ思える。
それでも三者は攻撃を止める気配は無い。
そりゃベガだろw
>>810 若本は今でも実力派声優だ!
ただ、ただちょっとはりきりすぎてアドリブいれまくるだけだ!
し、支援なんかしてあげないんだからね
「かめはめ波ぁ!」
爆音の中心から怒号が響き、そこから発せられた衝撃波がDAMAとエンディングスナイプをまとめて吹き飛ばした。
背広がボロボロになり、血を流しているとはいえ、アナゴの姿は健在だった。
少し違うのは、アナゴの足が内股になっていることぐらいか。
「今のはちょ〜っとばっかり痛かったかもね、しかし!」
アナゴは言葉をそこで区切ると、どこからともなくメロンを取り出す。
そして、それを銃剣で半分に叩き割る。
「ベ〜リ〜メロン!」
なんとアナゴはメロンに齧りつこうとしているではないか。
もちろんレナ達はそれに付き合う義理はさらさら無く、アナゴのメロンを奪いにかかる。
「させないよ!」
「メロンぐらいゆっくり食わせろ! そんなに邪魔をするならゲシュタルト崩壊に導いてくれよう!」
「何……これ……」
突如レナの視界がブラックアウトする。
そこでレナは自殺行為と分かっていても思わず踏みとどまってしまう。
「ぐああああぁぁぁ!」
「くそッ! 視界を封じられたかっ!」
「クロスミラージュ、何とかならない!」
『ああ……、どうやら視界による物体識別能力を幻影で包んだらしい、心配すんな! すぐに直してやる!』
DC演!
脳みそ☆支援
天からお塩は天から塩が降ってくる技かなあと妄想してみたり
mugenのcv.若本を思い出すなぁ。支援
後ろのピエモンと日吉もまた、レナと同じ様な症状に陥っているらしい。
どうやら、アナゴの技によって視界を封じられたらしい。これは不味い。
クロスミラージュがどうにかしてくれるそうだが、これではアナゴのベリーメロンを妨害することが出来ない。
「んまぁ〜い」
結局クロスミラージュがゲシュタルト崩壊を相殺したとき、ベリーメロンを食べ終わったアナゴの姿がそこにあった。
傷ついたアナゴの姿は無く、元通り回復した姿がそこにはあった。
あれだけ頑張って与えたダメージは、ベリーメロン一つですべて無駄になったのだ。
「そんな……」
「ありえねぇ……」
「アイスデビモンの奴があんなに強い力を隠し持っていたとは……これもマルクの差し金か…………」
「ベリーメロンンマ〜」
アナゴは首をコキコキと鳴らし、腕をぐるぐると回して体のウォーミングアップをしている。
そこにレナ達が対峙しているにも関わらずだ。
「……クロスミラージュ、後もう一回幻影は大丈夫?」
『悪いが後一発が限界だ、というかバリアジャケット解除してもギリギリだ。それぐらいマジ余裕が無い。
パンツどころか中身を見せてくれてもおまけ出来ない程余裕が無い、はっきり言って無い』
へんたい支援
この救いようの無いドエロデバイスの戯言は置いておいて、絶望的な状況だった。
バリアジャケットの解除はありえない。
レナの突撃はバリアジャケットの防御力あってのもので、それが無ければ既に体はまともな形を保っては居なかっただろう。
しかし、何の小細工も無しに飛び掛った所でアナゴにダメージを与えることはできない。
そして一度見せた幻影も当然アナゴは警戒をしているだろう。二度目が通じる相手とはとても思えない。
何より、先ほどのゲシュタルト崩壊をもう一度受けるわけにはいかない。
無策の攻めはできない、しかし策は無い。
かといって逃げ回ることも出来ない、DCSの効果がいつまで持つとも思えない。
副作用は無いとはいえ、DCSが切れればアナゴに対して勝ち目はまず無くなるだろう。
「おいレナ、次はどうする」
「攻め手が、無いかな、かな……」
「おいレナよ! どうればいいんだ! このままではアイスデビモンの奴に殺されてしまうぞ!」
日吉とピエモンが次の策をねだる。しかし確実に通じる手は無い。
最善手を考える。何でもいい、アナゴに対して奇襲を仕掛ける必要がある。
そして相手に反撃の機会を与えず、徹底的にやる。
そうでなければ勝てない。ベリーメロンで回復されては意味が無いのだ。
退却はありえない、ハルバードを奪わなければ対主催は脱出できない。
ここで負けるわけには絶対にいかないのだ。
後ろには尻餅をついて動けないつかさの姿もある、だからこそ、ここで攻めなければいけない。
確実な攻めを。
しかしそれはない。手段はあるが、最善手が分からない。
支援飛行キラッ☆
そして、アナゴの咆哮が悩む時間さえ無いことをレナに思い知らせた。
「さっきは痛い目見せてくれたけど次はこうはいかないぜぇ……。
…………術なんか使ってんじゃねえ!」
アナゴの一声が響く。
すると不思議なことにレナのバリアジャケットも、日吉の溜めていたKIと無我の境地も、ピエモンが準備していた衝撃波も掻き消えた。
術なんか使ってんじゃねえの言葉通り、全ての魔法、気合、術式が掻き消えた。
防御を保障していたバリアジャケットは無く、レナは更に追い詰められることになった。
しかし、ここでレナに電流が走るッ!
アナゴはこちらの攻め手を奪った、当然この状態で攻められるはずがない。
その油断を逆手に取り、もう一度一発をぶちかます!
「日吉君、KIは大丈夫?」
「駄目だ……殆ど出ない、糞ッ……」
「私も、さっきのアナゴの一撃で大分気力が削がれたが、まだ攻撃をする余裕はなんとかある」
「じゃあ、日吉君はKIが少し溜まったらサテライト30とプラスパワーで無理やり何とかして
もう時間が無い、私が打開したら何が何でも後に続いてッ!」
「分かった、やってやるよッ!」
「ピーちゃんは、援護をお願いッ!」
「分かった!」
ピエモンがトランプソードの弾幕を放ち、レナはアイテム二号を展開する。
アナゴはトランプソードの弾幕を苦も無くバヨネットで叩き落す。
と、そこへ猛スピードで加速したアイテム二号、その上に乗ったレナが急接近してきた。
「小ざかしい真似をッ! ならば死をくれてやろう!」
支援でございま〜す!
「死ぬか!」
アナゴの三連殺に対し、レナは黒いそれを取り出す。
「消えるか!」
二撃目も、黒いそれが受け止める。
アナゴにはその黒い盾が何なのかは分からなかったが、次で仕留めてやる。
「土下座しても生き延びるのかッ!」
三連殺最後の一撃、これでそれを粉砕するかと思った。
しかし、とある世界で魔王の攻撃を防ぎきり、ジアースの攻撃から身を守った盗賊の棺桶は鉄壁だった。
三連殺を見事に防ぎきったレナは、アイテム二号の加速度ごと体を振りかぶり、鉈を思い切りアナゴにぶちかます。
「ぬぁんだとおおおおおぉぉぉぉ!」
思い切り空中に吹き飛ばされたアナゴだったが、なんとか空中で舞空術を使用して体勢を整える。
そこへ再びトランプソードの弾幕が襲い掛かる。
密度は薄いとはいえ強力な攻撃のため、アナゴはそれを防戦一方といった感じで受けざるを得なかった。
アナゴが弾幕を全て叩き落すのに手間取っているうちに、日吉はひたすらKIを溜めていた。
「まさかピーピーマックスでKIが回復するとは思わなかったが、これで問題ないぜ。
いくぜ、これが俺のダブルGENKI-DAMAだ!」
サテライト30で二体に分身した日吉はそれぞれプラスパワーを服用。
これでパワーはフルパワーの1.5倍。それが二つ重なってフルパワーの2.25倍の超威力!
GENKI-DAMAは更に巨大なうねりとなって、空中に待機するアナゴに向かって襲い掛かるッ!
「ぶるぁああああああああああああああ!!!!!」
術なんぞ(ryが本家よりパワーアップしとるw
ちょwwwバルバドスさんwwwそれ反則www
よっこら…支援☆
塩提供若本支援
母さんや、支援はまだかい
アナゴから発せられた衝撃波が、ダブルGENKI-DAMAと打ち合う。
チリチリ、ジリジリとエネルギーの弾ける音だけがそこにある。
これを弾き返されたらもう終わりだ、これ以上のパワーはもう望めない。
レナ達が固唾を呑んで見守る。
ダブルGENKI-DAMAに対してそれ以上の援護はもう望めない。
むしろアナゴがダブルGENKI-DAMAを防ぎきったことを考えて動いている。
「ぶるぁぁぁぁああああああああああ!!!!!! おおおおおおおおおッッッ!!!!
やるな日吉よ、だが強力若本でございま〜す!」
アナゴは一時的に衝撃波を止め、何かの錠剤を服用している。
GENKI-DAMAが到達する前に、ギリギリのところで衝撃波をもう一度展開する。
「ジェノサイドブレイバー! ぷるぁぁぁぁああああああああ!!!!!」
ギリギリまで押し込まれ、アナゴは相当不利なのにも関わらず持ちこたえている。
それが、あの強力若本という薬品の効果なのだろうか。
日吉には分かっていた、もうあのダブルGENKI-DAMAではジェノサイドブレイバーには打ち勝てないと――――
極光が止まり、そこにはアナゴの姿があった。
着衣が少しずれていたとはいえ、完全に無傷だった。
「そんなっ……!」
「馬鹿なっ……!」
「やっぱりかよ……とんだ化物だぜ、ったくよ」
若本が支援をするようです
がんばれ支援モン きらきら支援 〜僕が支援になった理由〜
「今のは少し堪えたが、強力若本を服用した私に隙は無い、このまままとめて葬ってくれよう!
サイコクラッシャー!」
空中に点在していたアナゴが、こちら目掛けて猛スピードで突っ込んでくる。
アナゴ本体は避け切ったものの、猛烈な衝撃波がそこにいた者すべてを吹き飛ばす。
「まだまだぁ!」
「ぐっ……あああああああ!!!!!」
日吉の腹に、アナゴの頭がめり込んでいる。
苦悶の表情を浮かべた日吉は、血を吐いてその場に蹲った。
「日吉君! く、クロスミラージュ!」
『ほいきた!』
ピーピーマックスを急いで服用し、バリアジャケットを再展開する。
あの一撃を食らって、無事では済むはずがないからだ。
「ふん……ジェノサイドカッター!」
アナゴの飛び蹴りで、レナは勢いよく吹き飛ばされる。
「サイコクラッシャー!」
「あっ、………ああああああぁぁぁ!」
アナゴは空中に吹き飛ばされたレナにもう一度サイコクラッシャーをぶちかます。
レナはその一撃を受け、その場に倒れた。
バリアジャケットも、その一撃と共に掻き消えてしまった。
忙しい人のための支援
間に合った…!君を支援しにきたッ!!
最終支援一部若本
ハッピーエンドの条件はハンサムが勝つことだ支援
「く、クラウントリック!」
残ったピエモンもトランプソードと、苦し紛れのクラウントリックで応戦するも、種が分かっているアナゴに隙は無い。
トランプソードをバヨネットで弾き落とし、誘導先にあった白い布のことは気に留めない。
そして、ピエモンに一撃を加える。
「ジェノサイドカッター!」
ピエモンもレナ、日吉と同じく吹き飛ばされた。
アナゴはそこで追撃はしかけず、地面にドシャリと落ちたピエモンの確認さえしなかった。
アナゴにとっては、最後に残ったつかさのほうが重要だと言わんばかりに。
「あううう、ことのはさん!みんな!」
自分が狙われていることを理解したつかさは、ことのはにたいやき、オクタンを続けてモンスターボールから出す。
「ふん、数がいようとも物の敵では無いわぁ!
…死ぬか! 消えるか! 土下座してでも生き延びるのかぁ!」
三連殺を受け、一斉に飛び出してきたポケモン達を順次撃墜する。
たいやき、気合の鉢巻が発動したオクタンがまだ立ち向かってきたため、さらにもう一度攻撃を仕掛ける。
ワールドイズ支援
同士レナよ、屈するな!支援だ!!
少し気になるので支援しましょう。
「塵は塵に、AMEN!」
たいやきが無様に地面を転がっても、それでもまだオクタンはまだ引かない、気合の鉢巻の効果が奇跡的にまたもや発動した。
そしてオクタン砲がアナゴの視界に炸裂する。
「目がぁ〜と言うとでも思ったか! 小ざかしい奴め、これで終わりにしてくれるわッ!
望みどおりに……天からお塩ぉ!」
アナゴの剛拳とレーザーが、オクタンに襲い掛かる。
それでもオクタンは気合で耐え続けていたが、最後の一撃の前についに倒れてしまった。
アナゴはそれでも倒れたとは思えず、まだまだ追撃を仕掛ける。
「ジェノサイドカッター!」
アナゴの足技でバラバラに分解されたオクタンを見て、ようやくアナゴは一息を付いた。
「ふぃ〜、手間取らせやがって……」
「ひぁっ……ううっ…………」
アナゴの前には、尻餅をついて泣きべそを掻くつかさの姿だけがあった。
銃を持つ手はぶらりとだれ下がり、抵抗の意思など脆い脆いものだった。
むしろ、抵抗する気があるのかすら疑わしい。
「こ、こないで……」
「ポケモン達やレナ達のほうがもっと勇敢に戦ったぞ、それなのに貴様はただ怯えているだけか!
くだらん、本気を出すまでも無いわぁ!」
このスレにグラハムが介入支援
アナゴはやっぱつよいなあw支援
支援ッ☆
松田バカヤロウ支援シリーズ
アナゴはつかさの頭を鷲づかみにし、腹に向かって拳を一発叩き込んだ。
ぐっ……というつかさの嗚咽とともに、その場で胃の中にあったものを全て吐き出させてしまった。
ゲホゲホと咽るつかさが汚らしいといった様子で、その場に頭から投げ捨てた。
そして、立つ者はアナゴ以外にだれも居ない。
遊戯は壁にめり込み動かない。
レナは滑走路の上で動かない、日吉も動かない。
つかさは相変わらず、声にならない嗚咽を続けていた。
ピエモンは荒い息を付きながらも、なんとか立ち上がろうとしていた。
「ピエモン様、よく聞いてください。
マルク様はピエモン様を倒してこいとおっしゃられましたが、私は倒したくないのですってヴぁ……。
マルク様も、ピエモン様も大事な主君なのであーりますからってヴぁ!!!」
「…アナゴ…………いやアイスデビモン……何故……」
ピエモンは理解が出来ない。
何故、アイスデビモンがピエモンと話をするのかを。
「決まってやが…がっはッ……!
てめぇ、あれで手を抜いていやが…ったのかよ!」
「ほう、よく気が付いたな日吉よ。
しかし手を抜いていたというのは適切でない、最後の切り札だけは隠し持っていたというわけだ。
後一回、後一回だけパワーアップしてワールドデストロイヤーを放つのは、ピエモン様をも殺しかねないからだ」
「やって……くれる……ぜ…………」
チャージルイミスドン使うかなあ支援
こちらスネーク 支援に成功した
オレがっ!オレ自身がっ!!シエンだっ!!!
そして日吉は倒れた。
嗚咽に苦しむつかさは絶望していた。
あの圧倒的な強さを見せて、まだ本気でないと。
こんな奴に、勝てるわけがないと…………。
◆ ◆ ◆
「……ん〜ここにも無いわねぇ」
「ぽよ……」
「大事な探し物なんでしょ、まだまだ先は長いしゆっくり探しましょ。
マルクの奴はご丁寧にも待っててくれるみたいだしね」
「ぽよ! がんばる!」
「その意気ね、それじゃ、次を探しましょうか」
霊夢とカービィはクッパ城の一室から出ると、その辺りを見渡して、次のあたりをつけることにした。
「レイジングハート、やっぱり何か分からない?」
『駄目です、サーチしてもドラグーンに値するようなものは見つかりません』
「ん〜やっぱりそうかぁ、じゃ、こっちに行きましょ」
と、霊夢は通路の奥のほうへと進む。
それに対してレイジングハートが声を張り上げる。
主催と対主催を同時に支援
若本チートすぐるwwwwwwwwww
『そっちはいけませんレイム! レイムが行こうとしている先には巨大な反応があります!』
「と言われてもねぇ、私のカンがそこにあると言ってるのよ。
だから、何があろうとそっちから先に行くわ、そこに全部あったら他の所調べても無駄骨になっちゃうしね」
レイジングハートの忠告も聞かず、霊夢はカンを頼りに進む。
実の所レイジングハートの忠告は気になっていたのだが、余りに探し物が見つからないのでイライラしていたのだ。
それで、さっきからうまくいっていないレイジングハートの代わりに自分のカンを信じて進むことにしたのだ。
霊夢とカービィが通路の奥を進んだ先は、大きなホールだった。
そこまで見て、二人はヤバイと感じた。
そして、その声がそのことを証明してしまった。
「よく来てくれたのサ、霊夢。それにカービィ」
「マルクのいるホールだったか……あっちゃぁ……」
「ぽよ、これは困った……」
しかし対峙してしまったものはしょうがない。
元々ここへ来たのはマルクと弾幕ごっこをして懲らしめるためだった。
カービィの探し物がたまたま優先だったから忘れていたのだが、こうも万端で待ち構えていたら逃げるわけにもいかないだろう。
「それじゃあ、弾幕ゴッコをする前においしい茶でもいかが」
と、マルクは霊夢に湯気に茶柱の立った湯飲みを渡す。
しかし、霊夢はそれを受け取らない。
ほさか支援
「あらマルク、私は二番煎じが嫌いなのよ」
「何を言ってるのサ、それはちゃんと最高級の一番茶を選んで……」
・ ・ ・ ・
「聞こえなかったのかしら、私は二番煎じが嫌いなのよ。分かるかしら?」
「…………言ってくれるね、ボクがフランちゃんの二番煎じとでも言うのかい」
「そんなことも一言で気が付かないなんて、話が分からない奴ねぇ」
霊夢は言った、マルクのことが二番煎じだと。
それは予想通りの意味だった。所詮お前はただの二番煎じ、フランドールのパクリだと。
マルクなんか知らない、分からないとでも言いたげな態度だった。
「なかなか言ってくれるじゃないのサ……。
そこまで言うなら、舐めてかかったことを後悔させてやるのッサ!」
「できるものならやってみなさいよ、私が二番煎じなんかに負けるわけ無いじゃない」
「余裕ぶっこいてるのも今のうちサ。ところで霊夢、レヴァンテインはあるかい?」
空中に浮かび上がって対峙する両者、それに追従するカービィも空気を入れて空中へと飛び出す。
そこへマルクが霊夢に向かい、レヴァンテインのことを尋ねてきた。
「あら、レヴァンテインなんか何に使うつもり?」
「フランちゃんのスペルカードを再現してあげようと思ってね」
「レヴァンテインならもう壊れちゃったわよ、それにフランドールの奴はわざわざデバイスなんて使わない。
自分の魔力だけで剣の弾幕を展開してたわ。そんなことも分からないなんて、あんたは番茶以下ね」
「そんなにボクのことを馬鹿にするんだったら、この勝負でお望みどおり殺してあげるッサ!!!」
激高したマルクが大量の赤い弾幕を形成する。
霊夢はその程度苦も無くといった様子でスイスイ避ける。
カービィは霊夢の背中に飛び乗り、遠距離用コピーをセットし始めた。
スーパー支援ワールド
永遠に幼き紅い支援
「あら、弾幕ごっこはあくまでお遊びよ。ちゃんとルールの元で戦えば死ぬなんて物騒なことはまずありえない。
それにあなた、弾幕ごっこと弾幕勝負は別物、それぐらいちゃんと分かってる? 幻想郷では常識よ」
「ふん、そういうことはボクを倒してからいって欲しいねぇ!」
しばらくの弾幕戦の後、マルクの攻撃が一旦止まる。
つまり、ここでスペルカードを使う準備をしているということだ。
「さて、ちょうどいいからいいことを教えてあげるッサ。
これを見てごらん」
「どらぐーん!」
「こんな所にあったのね、やっぱり私のカンは間違ってなかった!」
と、マルクはドラグーンのパーツをひらひらと見せびらかす。
「カービィが生きてる時点でもしやと思ってね、案の定ノヴァのメンテナンスルームを見に行ったら一つパーツが無くなってたからね。
取られる前に、こっちが先に取ってやったのサ!」
「つまり、倒してかっぱらえばいいってことね」
「ふん、倒せればの話ッサ!」
そして、スペルカードが展開された。
装備カービィ巫女支援
BGM「マルクのぼうや」
【クッパ城 中央ホール/三日目・深夜】
【マルク@星のカービィ】
[状態]:体の複数箇所打撲(ほぼ回復)、悪魔の道化、髪が桃色
[装備]:萌えもんアカギパッチ@萌えっ娘もんすたぁ
[道具]:超進化プラグインS*4@デジタルモンスター、ドラグーンのパーツ*1
[思考・状況]
基本:自分の楽しみのため、オールスター入りを果たすため、なんとしてもバトロワを完遂させる。
1:霊夢&カービィと弾幕ゴッコ
2:弾幕ゴッコが終わったらKASは首輪探知機で探そう。ふとまし長どこ〜?
3:三国志状態ももう終わるかな? ラスボスとして準備を始める。 ラスボスを他の奴に譲るつもりはない。
4:なんか妙な事になっちゃったけど、まあいいや。
5:ピエモン君あらためピーちゃんはアイスデビモンにおまかせ!
※涼宮ハルヒ、永井博之は放送前に死んだと勘違いしています
※霊夢の性格に制限が効いているという推測はどうやらハズレのようです
※クッパ城内部でのマルクの評価がさらに高まりました。カービィ派のデジモンはもうほとんどいません。
これによりクッパ城内部のデジモンはマルクの命令を優先します。マルク>ピエモン
※城の結界の一部に損傷があったようです。
【カービィ@星のカービィ】
[状態]:元のピンク玉、左腕喪失、胸部から腹部?にかけて傷痕、体力全快
[装備]:ワープスター
[道具]:支給品一式(食料全消費)、空の土鍋@ねこ鍋 、ドラグーンのパーツ*1
[思考・状況]
1.目の前にいるマルクを協力して倒す
2.ワープスターで残りのエアライドパーツを探したい
3.ノヴァのありかをしっかり覚えて、ドラグーンで破壊する
4.仲間と合流したい
※第七回放送を聞いていません
※銀河に願いをの記憶を取り戻し、五つのコピー能力が自由に使えるようになりました。
うちストーン・ファイア・ファイターが判明済み。ペイントはデラックス能力ではなく習得していた使い捨て技能なので含まれないはずです
※若干、知能がアップしたような気がしない事もないです。
※隠し部屋の位置をわりとしっかり覚えました。
遅くなったが支援
支援ちゃんウフフ
支援バスターズ-EX
【博麗霊夢@東方project】
[状態]:真・チート巫女、バリアジャケットの腋・袖・腹部分破損、全身に軽い怪我、魔力消費大
[装備]:レイジングハート@魔法少女リリカルなのはシリーズ、巫女風バリアジャケット@巫女みこナース、KASの帽子、博麗アミュレット(80/200)、陰陽玉*2@東方project、
[道具]:支給品一式*5(パンは一個だけ・水は一式分)、フリップフラップ@ニコニコキッチン、首輪、ドリル@ミスタードリラー、メモ用紙(10/10)、魔理沙の帽子、萃香の角*2、永琳の帽子
気合の鉢巻き@ポケットモンスター、クマ吉の手錠@ギャグマンガ日和、全自動卵割機@サザエさん、億千万の思い出@現実、
キーボードクラッシャーの音声(の入ったiPod)@キーボードクラッシャー、ワルサーカンプピストル@現実(1/1)(26.6mm信号弾残り6発)
[思考・状況]
1.しょうがないのでマルクを倒してドラグーンのパーツを貰っていく
2.カービィとドラグーンのパーツを探す。
3.もう私は迷わない!
4.みんなと合流したい。
5.怪しい人には無理のない程度に接触、無害なら適当に交渉
6.今回の事件の解決(ノヴァの破壊、主催者の打倒)
7.クロスミラージュを調べたい。
8.洩矢諏訪子の帽子が気になる。
※クロミラの事を変態だと認識しました。
※制限はされていません。けれど少し情に熱くなったので支障が出るかも。
※カービィ派の下っ端デジモンはほぼ全員が「行方不明」になりました。
このため深刻な人手不足が発生するはずです
※隠し部屋にはおまけ部屋(エアライド格納庫)と
ノヴァのメンテナンスルームがあります。メンテナンスルームから
ノヴァの核方面へ辿り着けるかは不明です
※残りのドラグーンパーツは城内のどこかにあります
※ゆとりはゆとりなのでワープスターには気付きませんでした。
みんなで決める支援ベスト100
◆ ◆ ◆
神(笑)こと鬼超神(ryは焦っていた。
先ほどの放送が聞こえたからである。最終決戦を伝えるその放送は、神(ryの休憩をぶち壊しにするに相応しい内容だった。
あの放送が真実ならば当然のようにラスボス戦は間近である。下手をするとこの空間に取り残されてすべてが終わってしまうなんてことになりかねない。
そんなことがあっては困るため、休憩返上して脱出手段を探している。
この私が、全てが終わってあのクソピエロどもも対主催も撤収してから最後にタイミング悪く出てくる?
それだけは絶対に許されない。だから何が何でも今脱出してやる。
乱入のタイミングさえ分かれば、休憩はいくらでもできる。だから今は休まない。
神(ryの必死の努力にも関わらず、脱出方法は分からない。それっぽい道具も説明書も無い。
情報改変を駆使しても脱出できそうな穴はこじ開けられない。
「あああああぁぁあああAAAAA!!!もうなんで脱出できないのよッ!」
苦し紛れにDMカードを展開する、三人寄れば文殊の知恵というかは定かではない。
「ここは……?」
「どこかの、閉じた空間?」
「能書きはいいわ、どうでもいいから脱出する方法をさっさと考えなさい」
「しかし主、この空間はかなり強力な魔術礼装です。そう簡単に破れるような物とは思えません」
「この役立たずッ!」
支援するっていう
スーパー支援デラックス
おじいちゃんの地球支援軍3
神(笑)キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
神(ryはセイバーを思い切り蹴飛ばして吹き飛ばす。
そのままマウントポジションを取り、殴る、蹴飛ばす、吹き飛ばすなどやりたい放題だった。
まるで、その場に閉じ込められたストレスを解消するいいスパーリングだとばかりに。
それを見かねたBKMGがおずおずと口を開く。
「あの! ……この空間を切り裂いて脱出することが出来るかもしれません」
「本当!じゃあさっそくやりなさい!」
先ほどまで殴りつけていたセイバーを放り出し、BKMGのほうへと近寄る。
「バルディッシュ・アサルト、Zamberform!」
巨大な大剣へと変化したバルディッシュを振り上げ、BKMGは呪文を紡ぐ。
「スプライトザンバー!」
大剣が何も無い暗黒へと突き刺さる。
チリチリと音を立てる空間を見て、かみ(ryはおおっと声を上げる。
しかし、スプライトザンバーの健闘も空しく、空間にヒビのようなものが刻まれただけで終わった。
「もう一度やりなさい」
かm(ryは冷徹に言い放つ。
「いえ、でももうこれ以上は……亜アアアアああああああアッッッッ!!!!!!!」
駅の支援ですっぽんぽん
食うなよ?
できない、その言葉を紡いだ瞬間に神(ryはBKMGを食らった。
少女の華奢な胴体は異形の神の児戯によって抉れ、見るものの目を背けさせる光景となっていた。
「役…むしゃ……立たず……むしゃむしゃ……ねぇ。ふぅ……。
それなら、代わりに私がやってあげるわ、感謝しなさい」
「か、感謝って……」
「こんなので使えなくなるカードより、私が食べて使いこなした方がよっぽど有意義だわ」
そして、頭から齧り付いた神は、むしゃむしゃと音を立ててBKMGを食べつくしてしまった。
何も無い空間で輝く金髪だけが、そこに少女が存在したことを物語っていた。
セイバーは、ただその光景を見つめることしか出来なかった。偶像、すなわちカードの身である自分の境遇を呪った。
「たしかこうだったかしら、バルディッシュ・アサルト、Zamberform!
スプライトザンバー!」
光の大剣ががつんがつんとヒビを叩く。
そのたびに空間が弾ける音が響いていたものの、脱出するだけの大穴は開かない。
そうこうするうち、疲れたのかバルディッシュの展開をやめた。
「あー、運動したらお腹すいた……。ちょうどいいから、役立たずを食べて補給でもしようかしら」
神(ryの冷徹な目線を受け、セイバーは畏怖する。
食べようなどという仮定形ではない、あれは明らかに食べる気だ。
全力で抵抗したくても、抵抗することはできない。
なんとしてでも、生き残らなければいけなかった。
「主よ、この笛です、この笛から何かの魔力を感じます!」
「苦し紛れに何?そんなに私に食べられたくないの?」
「とにかく、吹けば何かの効果が出ます、吹いてください!」
「そこまで言うなら吹いてあげようじゃないの」
高校生は成長期だから食べ盛りなのよね
出てきて即フルボッコ……そいつらかなり強いはずなんだがなぁwww
そうして神(ryは笛を吹く。
何も起こらないと思い、目線をセイバーに向けたと同時、竜巻がやってきた。
そして竜巻は両者を飲み込み、どこかへと飛び去った。
◆ ◆ ◆
「メインコピュンターはどこだっていう!」
KASは城内を⊂二二二( ^ω^)二⊃と爆走する。
城内にゆとりどもの姿が殆ど見えないのは気になったが、それは放送のお陰で予想が付いた。
あのピンクの悪魔がやってくれたのだ、ならば遠慮することは無い。
余計なことに気を取られず首輪をとっとと解除し、どこかにいるみんなと合流しなきゃいけない。
オペーレタ達に大体の場所は教えてもらったとはいえ、意味の無い部屋やゆとりたちの休憩室ばかりだった。
そのたびにとりあえず逃げて巻いてきたものの、少しながらまだ追手はいる。
というわけでいつものように十字路をうまく使い霍乱して……。
と、そこへ声がかかる。
「KASだろう?こっちだ」
「ん?おまえは?」
あの動画じゃあ三幻神の効果すら通用しないんだぜ
神(笑)さっさと死ねw
思い切り踏みとどまって後ろを振り向くと、そこにはオペレーターらしきデジモンがいた。
その声と手招きに誘導され、とりあえず進んでいった。
その一室、カードキーで封鎖された扉の中に案内された。
そこには、オペレーター室よりも巨大なコンピューターがそこにはあった。
「これは……」
「お前が探してたメインコンピューターだよ。話はあいつらから聞いた。
その首輪を解除してやるよ」
「……いいのか」
KASは一言を探る。どうして今頃協力的な姿勢を見せるのか。
これも、あのオペレーター室の事件の影響なのか、図りかねていた。
「別に何もする気はねぇよ、どうせマルクたんは全員相手する気みたいだしな。
なら、そんな力を縛る首輪みたいな物は不要。逃げ出す気もさらさらないようだからな」
「本当にいいのか!?」
「いいに決まってるさ、まぁ俺達としちゃ、魔術と超技術の粋を凝らし、"作ってみた"首輪をタダで外すのは癪だけどさ。
俺達だってKAS、お前のことはそんなに嫌っちゃいないんだ」
「恩に着るっていう!」
メインコンピューター担当のデジモンが謎の機器を首輪に取り付けると、プシュウと音がして首輪は外れた。
KASは自由になった首元を確認し、喜びの舞を踊る。
「それじゃ、いってくる!」
「ちょっと待ってくれ、一つ戯言を聞いちゃくれないか?」
「ん?言ってみろってんだどっこい!」
「……俺達はお前たちに死んで欲しくない、もちろんマルクたんもだ。
どうにか、俺達が戦わずに済む道は無いのかねぇ……」
「……」
BKMG食われた―!?
ゆっくり投下していってね支援
神(笑)、マジやばいくらいの強さになってへん?
KAS支援
KASは歩みを止め、その言葉を黙って聴く。
顔を上げると、そこにいるデジモンたち全員に言う。
「……それぐらい楽勝っていう!TASでもできないのが和解なら、俺はそれをやってやる!」
「そう言ってくれると思ったぜ」
「おう!」
そしてKASはメインコンピュータールームを飛び出していった。
残ったのはメインコンピュータールームのデジモン達だけだった。
「なぁ、本当にあれでよかったのか?」
デジモンの一人が呟く。
「あれでいいんだよ。俺達の仕事はKASの相手をすることじゃない。
このバトロワ動画の完成及び、メインコンピューターとその下にいるノヴァに危害を与えないようにすることだろ。
なら、わざわざKASの相手をする必要も無い。目的を果たしたら消えてくれるんだからよ」
「……それで、最後の一言は本気なのか…………?」
「さぁな、成り行き任せって奴だよ」
それで、会話は止まった。
メインコンピューターの処理リソースをほぼ消費して作っているバトロワ動画はもう完成寸前だ。
その最後の盛り上げどころに、首輪は要らない。ただ黙って成り行きを記録するだけ。
メインコンピュータールームに選りすぐりのエリート達は、ただ自分の仕事を果たし続けるだけだった。
【クッパ城 メインコンピュータールーム/三日目・深夜】
【KAS@KAS動画】
[状態]:軽傷、右拳骨にヒビ、チビマリオ、知恵熱、首輪解除
[装備]:シルバースキン@真赤な誓い、洞爺湖の木刀@銀魂、レムーのリボン(バンダナ)、首輪探知機(残り電池80%)@バトルロワイヤル、M1911A1@MGS3残り弾数(6/7)
[道具]:カロリーメイト@大塚製薬、USBフラッシュメモリ@現実(8GB)
[思考・状況]
1.首輪も外したし、みんなを探す
2.あのデジモンの為にも生きて帰って、最高のKAS動画を作る
3.このクソゲーをぶち壊して主催を土下座させても、悪い奴以外全員生き返らせたりはできないってことなのか? うーん……わからん
4.レムーはきっとみんなと来てくれる!
5.閣下の分も生きる。絶対に生き残る
6.あのカード、どこ行ったんだろ?
7.笛が気になる。 あれがもう一本あればボスの所まで行けるはず……って既にここじゃねーか!
8.なんであんな所に孔明の罠があったんだ?
※ニコニコ動画に関する記憶が完全に戻りました。
※涼宮ハルヒ、永井博之が放送前に死んだと勘違いしています。
※メインコンピューター室の下にはノヴァがあります
神(笑)食いすぎだああああ!!!
◆ ◆ ◆
「日吉よ」
「ピヨ君」
「んっ……ここは……」
日吉は自分を呼ぶ声で目を覚ます。
ここではないどこか、ふわふわと漂うそこがどこか分からなかった。
アナゴに敗北して死んだのかとさえ、気が回らなかった。
ただ、声の主は分かった。
愛弟子のチビ助と、あのデブ助野郎だ。
「お前はKIに頼りすぎている、お前の技を信じろ。
世界最強の球技TENINUの極みは、ここで終わったりはしない」
「そうだよピヨ君! 私に教えてくれたボブ術があるでしょ!」
「お前ら……」
日吉はその言葉を噛み締める。
そして唐突に理解した。この二人が何を言いたいのかと。
「今分かったぜ、新しい無我の扉がよ……」
「それでいい、こんなところで負けてはならん、日吉よ」
「ピヨ君、お別れを言えなくてごめんね、私はもう大丈夫!
精一杯、頑張ってきて!」
そして、夢か死か、その泡沫は日吉の視界から消え去った。
妖怪バスター支援
◆ ◆ ◆
「もう一度いいます、ピエモン様。マルク様と仲直りしてもう一度頑張りましょうってヴぁ」
「アイス……デビモン……」
ピエモンは迷っていた。何故ここまでアイスデビモンは自分に対して関心を示すのか。
アイスデビモンは自分を始末しに来た裏切り者ではないのか。
それとも、マルクに逆らえなくて嫌々付き合っているだけなのか。
「アイスデビモンよ、お前は私とマルクのことをどう思っているのだ? 正直に話してほしい」
「はい!マルク様もピエモン様もコイヅカさんもみんな大事な上司ですってヴぁぁああああああ!!!!」
そう来るか、結局こいつはマルクの次にピエモン。
ピエモンが一番ではないのだ。あくまでマルクが一番と言い張っているようにも見える。
しかし、本当にそうなのか?
こいつだけは、自分のことを一番良く分かってくれるのではないか。
それに今更裏切ってどうする、マルクの真意がつかめない今ノコノコと舞い戻るとする。
当然それぐらいマルクは知っている。ノヴァ引渡しの契約を反故にした上、対主催の相手をさせられる可能性もある。
それでも裏切り者に対しての扱いは寛大そのものともいえる。だが、それで世界征服の野望はうまく行かないだろう。
アドバンテージを持っているのは常にマルク、今裏切るということは再びマルクの手中にわざわざはまり込むというようなもの。
しかし、裏切らなければ死が待っている。マルクは始末したいが、死ぬわけには行かない。
答えは出ない。
書き手が投下した物語に対し俺がレスで支援
嘔吐物を全て吐き出し、ようやく一息ついたつかさだった。
しかし、立ち上がる気力は無かった。あんな化物に勝てっこない。
逃げ出したい、でも逃げたくない。逃げられない。
震える足と、みんなを見捨てたくないという思いとの天秤が、結局その場に留まることを選択させている。
何も出来ない自分が不甲斐なかった。戦う価値も無いと呼ばれた自分の姿が嫌だった。
でも、何も出来ない。
誰も動かない、一言も発さない。
その局面で最初に動いたのは――
「ことのはさん!」
「イアイギリ」
倒れたはずのことのはが、気合の鉢巻を巻いてアナゴに立ち向かう。
だが、その程度屁でもないとばかりにアナゴはジェノサイドカッターで応戦する。
ことのはは吹き飛ばされ、滑走路に叩きつけられる。
しかし、それでもまだ諦めてはいなかった。
「ことのはさん!駄目、逃げて!」
「ツカサ、バイバイ」
ことのははつかさを最後に一目だけ見た。
自分はもう助からない、気力だけで立っていると。
そしてその力の源がオクタンから託された最後の贈り物、気合の鉢巻のお陰であるということに。
ことのはがこれからやることを無事成功させた場合、もう愛しのmと再開できないと分かっても、逃げるわけには行かなかった。
結果的に妹、やよいを見殺しにしてしまった自分に罪滅しができるとしたら、それは今しかない。
私の命を賭けて、こいつを倒す。
運命を打開する少数派の一人として、私は絶対にこんな奴には負けたくないッ!
「の ろ い」
体力はもう無い、だからリスクも無い。
死ぬのは最初から分かっている。だから気合が保つ今のうちに……。
ことのはは、自分の体に勢いよく五寸釘を突き刺した。
「シンジャエ」
最後に呪いの言葉を呟いて、ことのはは倒れた。
「ごと……のは……ざん…………」
「ふん、自分から倒れるとは滑稽な、って……ぬあああああああああ」
アナゴが苦しみだした。
それも無理も無い、のろいは半永久的に体力1/4を削り続けるわざ。
アナゴの体力が大きければ大きいほど、のろいの効果は大きいッ!
つかさはもう立ち止まらなかった、ここで自分が立たなければ誰が立つ。
自分しかいない、自分だけでも、ここでみんなの代わりにアナゴを倒す。
つかさはIPODをセットし、SIG P210を構えようとする。
そこへ、ピエモンが一言を発する。
「つかさ! 赤とんぼだ!赤とんぼをその笛で吹け!」
「えっ、ええっ!?」
何を言っているのかよく分からないが、とりあえず笛を吹く。
ゆうや〜けこやけ〜の、あかと〜んぼ〜♪
全裸で支援
その何ともいえない不協和音が紡がれると、不思議なことが起こった。
体が軽い、吹けば吹くほど楽になる。
「んっ……体が……直ってるだと!?」
「嘘、全然体が痛くない……力が沸いて来るッ……!」
「あいたたた……あれぇ、でも何か体が痛くなくなってきた」
日吉も、レナも、遊戯も起き上がった。
赤とんぼは皆を癒していた。Fooさんの笛に宿る力が、赤とんぼの旋律に合わせて力を与えたのだ。
「ぬ、ぬわんだとぉ!?」
のろいに悶えていたアナゴは驚愕した。
あの無茶苦茶な演奏のせいで奴らが復活したとは、考えようともしなかった。
こうなれば、あの演奏をとめるしかない。
「その演奏をやめろおおおお、サイコクラッシャー!」
「きゃ、きゃああああああ」
サイコクラッシャーがつかさに襲い掛かる。
レナ達が飛び出したが、間に合わない。
しかし、サイコクラッシャーはつかさへと到達することは無かった。
「たいやきさん!」
「何ぃ! この汚い魚のどこにそんな力がぁ!?」
たいやきは勢いよくはねた。
天高く上る鯉の王者が力いっぱい跳ねたとき、それはサイコクラッシャーの軌道さえも捻じ曲げた。
それだけでなく、瀕死のたいやきがじたばたしたため、猛烈な力でアナゴを傷つけさえした。
たいやきは演奏の援護にも関わらず力尽きたが、その時にはもうアナゴの体はボロボロだった。
支援やるぜ!
ああ…意思持ち支給品達が…涙の支援
「くっ、ベリーメロン!ベリーメロン!」
アナゴはベリーメロンを取り出してひたすら回復する。
だが、それは防戦にならざるを得ないほどアナゴの体力が低下していることを表していた。
当然のその隙を皆が見逃すことは無く、レナや日吉が追撃を加える。
遊戯も手に持つベレッタで必死に援護を加える。
ピエモンはつかさに新たな曲、夕焼け小焼けを伝授する。
夕焼け小焼けの気の抜けたBGMが、更にアナゴの力を奪う。
「くっ、ジェノサイドカッター!」
「効かないよ!」
「ざまぁないな、タラコ野郎!」
アナゴは焦っていた、必殺のジェノサイドカッターでさえ大したダメージを与えることが出来ない。
サイコクラッシャーも同様、GENKI-DAMAどころかKIDANやフタキワにさえ押し返されるほど威力が低くなっている。
これが夕焼け小焼けのせいだというのか。その力を攻撃力減衰によって奪われたアナゴは、やがて満足に反撃することさえできなくなっていた。
三連殺もレナの鉈と打ち合い、相殺されるほどだ。
ベリーメロンを食べる暇さえない。もうアナゴはなりふり構ってなど要られなかった。
ここで自分がやられるわけにはいかない、ピエモン様には悪いが、全力を出すしかないと感じていた。
攻撃力減衰中とはいえ、本気の力でなんとかレナと日吉だけでも殲滅するのはたやすい。
最後に残ったつかさの補助は脅威とはいえ、どうにでもなる。遊戯もカードさえ使えなければものの敵ではない。
ならば、やるしかない。
アナゴは、パワーをチャージし始めた。
ここで散っていった仲間からの支援だ!
ベリー支援
きっとげんきのかけらがあれば復活できるさ……あるかどうか分からないけど
「させないよ!」
「させるかよ!」
レナと日吉の攻撃を空中に飛び上がって回避する。
飛行しながらKIDANを回避し、パワーチャージを完了させる。
これで、準備は整った。位置も悪くない。
この距離なら、ピエモン様を殺してしまうことも無いだろう。
「このアナゴ、ただでは死なぬ! 天よ!今一度の力を!
受けるがいい、このアナゴ最後の拳、ワァールドデストロイヤァァァァァァアアアアア!!!!!!!」
ジェノサイドブレイバーとは規模が違う、はっきりいって桁が違う威力でアナゴが迫る。
レナは盗賊の棺桶を構えて迎え撃つが、一緒に隠れるべき日吉若の姿は無かった。
日吉はそれを見てさえ引かなかったのだ。むしろ笑っていた。
「百戦錬磨の極み! 吹っ飛びやがれぇぇぇぇえええええ!!!!!」
日吉の体がオーラに包まれる。
そして手に持つフライパンでアナゴの拳を思い切り打ち返した。
その爆発的なオーラのうねりが逆流し、日吉たちへ向かうはずだった力はアナゴへと逆流する!
それが百戦錬磨の極みの力、全ての玉を倍返しにして打ち返す無我の扉ッ!
オリジナルの扉っすか!?
下克上支援
ししししし支援ちゃうわ!
日吉SUGEEEEE!
テラ支援
「ぬぁああああああああ!!!!!」
先行が逆流し、空中に吹き飛ばされたアナゴがうねるエネルギーによって爆発した。
その様子を見守るレナ達、アナゴは全ての切り札を出した。だからもう立ち上がることは無い。
だが、アナゴはそれでも立ち上がってきた。背広はボロボロで、ネクタイは切れ、額から血は流しながらも、
それでも、アナゴは両の足でこちらへと歩く。一歩一歩踏みしめて。
「よく、ぞ……アナゴの一撃を耐え切った。これで、終わりだと思うなよ。
もう一発、ワールドデストロイヤーをくれて……」
アナゴの言葉はそれで唐突に打ち切られた。
アナゴは自身の胸を鷲掴みにすると、猛烈に苦しんだ。
ことのはの放ったのろいが、ここにきて最後に発動したのだ。
これで、アナゴが立ち上がることは無い。
そして、魔王アナゴはその場に倒れた。
「ピエ……モンさま……」
「アイスデビモン…………」
「わ、私は……ただ…………お二人が仲良く……して……ほし…………」
アナゴに駆け寄ったピエモンは敬虔なる部下の死に涙を流した。
それは、ピエモンがもうアイスデビモンのことを疑っていないという証拠でもあった。
アナゴは滅び、アイスデビモンだったものはピエモンの手の中で赤い宝石へと姿を変えてしまった。
滑り込む支援
切ない支援
やっぱこのサラリーマンつよいなあw
「レナ」
「うん、遊戯君」
あの光景を見たレナと遊戯の答えは一つ、真実に気が付いたピエモンを葬ること。
幸いまだ動く気力はある、アナゴ戦の後で辛いとはいえ、覚醒した日吉とつかさもいるし、相手をする余裕はまだある。
いざ動こうとした所で、遊戯とレナはピエモンが言い放った一言のせいでその方針を変えざるを得なくなる。
「許さんぞマルクッ! アイスデビモンの奴を口先八丁で騙しくらさってッ!」
盛大にずっこけた。そして遊戯は思わず言ってしまった。
「そ、そこはアイスデビモンの言葉を信じてマルクと仲良くする所じゃないかなぁ?」
「いいや、マルクは敵だ。何せアイスデビモンは言ったからな。邪魔をするなら殺してこいと。
そしてアイスデビモンは嫌々ながら命令に従った。だから私だけには手加減をしてくれたというわけだ
アイスデビモンの奴は本当は私の相手などしたくなかったのだ。今までの行動は全て私を気遣い、マルクの要求に答えるためだけのもの!」
雛身沢症候群もビックリの超理論だが、とりあえずピエモンを始末しなくて済んだ……ということになるのか。
そもそもアイスデビモンは倒すとはいったが、殺すとは言っていないはずだ。でもそれを言うほどお人よしの遊戯ではなかった。
「でも、私は少し迷っているのだ。遊戯が言うように実はマルクが私を殺そうとしているのはただの妄想じゃないかと……。
アイスデビモンの真髄な態度を見ていたら、たしかにそうとも一度は考えた。だがそれでは今までのことに説明が付かないからだ」
「ふぅん、それよりも早くハルバードのほうを案内してよ、ビーちゃん」
「おお、そうだったな。いくぞお前たち!」
調子のよさそうなピエモンを先頭に、一向は大戦闘の被害を奇跡的に免れたハルバードへと向かう。
途中で日吉が右腕を押さえ、苦しんでいたため、つかさの赤とんぼで急いで治療をする。
そんなトラブルがあったのとは別に、つかさだけがかなり遅れてハルバードへと乗り込んだ。
そのつかさの行動は、目元の涙と、後ろに立てられた妖精の剣に寄り添うポケモンの亡骸が何よりもよく物語っていた。
若本……支援
ニコロワの支援はおっくせんまん!おっくせんまん!
【クッパ城 格納庫のハルバード内部/三日目・深夜】
【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:悲しみ、やや疲労
[装備]:
リアルメガバスター(97/300)@デッドライジング、メタルブレードのチップ、包帯
サイレンサー付き拳銃(6/6)@サイレンサーを付けた時とry、鉈@ひぐらしのなく頃に
クロスミラージュ@リリカルなのは、バリアジャケット(龍騎士レナフォーム)@07th Expansion
[道具]:支給品一式*13(食料3・水2消費)、日本酒(残り半分)、オミトロン@現実?、モモンの実*5@ポケットモンスター、鉄パイプ、
本『弾幕講座』、アイテム2号のチップ@ロックマン2、暗視ゴーグル@現実、デジヴァイス@デジモンアドベンチャー、初音ミク@現実、オボンの実*1@ポケットモンスター
ポケモンフーズニ日分(四食分消費)@ポケットモンスター、ほんやくコンニャク(1/4)(半分で八時間)@ドラえもん、テレパしい@ドラえもん(残り2粒)、五寸釘@現実、
雛見沢症候群治療セット1日分(C-120、注射器、注射針)@ひぐらしのなく頃に、サイレンサー付き拳銃の予備弾95発@サイレンサーを(ry
桃太郎印のきびだんご(24/25)、ウルトラスーパー電池(残り30%)@ドラえもん、ゼットソーハードインパルス@現実、ハイポーション×2、北米版パッチ 、
飛行石のペンダント@天空の城ラピュタ、十得ナイフ@現実、ナイフとフォーク×2、包丁、首輪の機械部品、MASTER ARTIST01〜10@THE IDOLM@STER、
壊れたオセロ@現実、ノートパソコン(バッテリーほぼ満タン)@現実、RPG-7(残弾5)@GTASA、RPG-7の予備弾薬95発@GTASA
富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に、ピッキング用針金、 盗賊の棺桶@勇者の代わりにバラモス倒し(ry、フィルム、
ピーピーマックス@ポケットモンスター、ウィンチェスター M1895/Winchester M1895(狙撃銃、残弾5)@現実、ウィンチェスターM1895の予備弾95発@現実
無限刃@るろうに剣心(フタエノキワミ アッー!)、10円玉@現実?、札束(1円札百枚)、琴姫の髪 、クラモンD、Nice boat.のメインコンピュータ、フタエノ極意書@ニコニコRPG
赤とんぼ支援
[思考・状況]
1.少数派による運命の打開、まずはハルバードを調べる。
2.ピエモンは勘違いしていると推測。勘違いに気づかないように、遊戯の『煽り』をサポートする
3.クラちゃんは一応信用しておく。
4.霊夢ちゃんやみんなと合流したい
5.罪滅しをする。アリスちゃんを助けられなかった分も
※時期は大体罪滅し編後半、学校占領直前です。
※身体能力が向上しています。それによってレナパンが使えるようになりました。
※ノートパソコンに海馬の残した何らかのファイル(飛行石関連その他)とメッセージがあります。
メッセージは打開が成功したら読め、との事です。
※レナはジアースと直接は相対しなかったので、ロボ入りiPodは発動しませんでした
※バリアジャケットはひぐらしを起動すると出てくるアレ、もしくは07th Expansionのトップのアレ
最後の気力を振り絞って……支援
【武藤遊戯@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
[状態]:軽度の精神疲労、それでもまだ闇AIBO、古泉に対する殺意
[装備]:小型爆弾 包丁 千年パズル
[道具]:支給品一式*4(食料四食分・水二食分消費)、、王者の剣@DQ3(刃毀れ)、ベレッタM92F(7/15) 、ヲタチ(HP30%)@ポケットモンスター、北高の制服
ゾンビマスク@現実(ゾンビーズ)、蒼星石のローザミスティカ、ミニ八卦炉@東方project、
ゴム@思い出はおくせんまん、自動ぶんなぐりガス(残り1/5)@ドラえもん、ヴェルタースオリジナル*1@ヴェル☆オリ
真紅のローザミスティカ@ローゼンメイデン、くんくん人形@ローゼンメイデン、ヤクルト@乳酸菌推進委員会、水銀燈の体、
デジヴァイス@デジモンアドベンチャー 、北高の制服@涼宮ハルヒの憂鬱、毒入りパン、
DCS-8sp*1、予備弾薬各100発@現実(ベレッタM92F用41発消費、トカレフTT-33用16発消費、サイレンサーを(ry全消費、RPG-7用全消費、ウィンチェスターM1895用全消費、リアルメガバスター用全消費)
デュエルディスク@遊戯王DM、顔芸のデッキ(魔法、罠カード抜き)@遊戯王DM 、
【DMカード@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
使用可:プチモス、カタパルト・タートル、ラーの翼神竜(遊戯、海馬のみ)、真紅眼の黒竜、バーサーカーソウル、マジックシリンダー、攻撃誘導アーマー
使用不可:聖なるバリアミラーフォース(次の朝まで) 、融合(次の日中まで)、青眼の白龍*2(次の夕方まで)、魔導戦士ブレイカー(次の夜まで)、光の護封剣(次の日中まで)、ブラックマジシャン(次の深夜まで)
レナの服はエンジェルモートかな?かな?
支援がパーン
[思考・状況]
1.ハルバードを調べる
2.ピエモンは勘違いしていると推測。勘違いに気づかないように、マルクをより憎む方向に心理を誘導する。
言葉、行動、煽るのに手段は選ばないが、ピエモンに怪しまれない程度にする。
3.ピエモンは情報源として利用。
4.ピエモンをちゃんと従うように包丁で脅す、……必要はあるのかなぁ?
5.永琳の話が本当なら、ハルヒには十分気をつけて遭遇しないようにしたい。
6.レナ、日吉、霊夢の三人は信頼できそう。
7.つかさのことはもう一人の僕に任せよう
8.ゲームを終わらせ、主催者を倒す
9.あの夢についての情報を得る
※闇AIBO
ニコニコの闇AIBOタグで見られる、腹黒AIBO。
AIBOの持ち味である優しさが欠損して、笑顔で毒舌を言ってくれます。
ルールとマナーを守らずに楽しくデュエルしますが、過度の僕ルールは制限されるかも。
【闇遊戯の思考】
[思考・状況]
1:相変わらずテラ空気wwwwwww出番くれよAIBOwwwwwwww
2:相棒と合流できて安心
3:相棒に命を預ける。自分で出来る限り生き残るよう努力はする
4:AIBOの無事を優先する
(保留 5:このくだらないゲームを破壊し、主催者に闇の罰ゲームをかける。)
※闇のゲームは行えますが、罰ゲームに制限がかかっています。(再起不能には出来ない程度)
※今のAIBOとカタパルトタートルに何か同じものを感じました。
ATMwwwww
訛り支援
ATMカワイソス(´・ω・)
【日吉若@ミュージカル・テニスの王子様】
[状態]:ほぼ回復、中程度の疲労、悲しみ、覚醒、右腕に少し鈍痛
[装備]:カワサキのフライパン@星のカービィ、サテライト30@真赤な誓い
[道具]:支給品一式*7(食料一日分、水二本消費)、ネギ@ロイツマ、長門の首輪、コイン*2@スーパーマリオワールド 孔明ブロック(大)@スーパーマリオワールド、
炎道イフリナのフィギュア@ふぃぎゅ@メイト、首輪の残骸、上海人形、テニスボール*3、ジアースの機械、電気部品
[思考・状況]
1.とりあえずハルバードを調べる
2.天衣無縫の極みを会得し、主催に下克上する。
3.下克上の障害は駆除する。
※無我の境地をマスターしました。KIも操れるようになりました。
※フタエノキワミをマスターしました。
※無我の扉の一つ、百戦錬磨の極みに到達しました
※ピーちゃんの事を間違えてビーちゃんと呼んでいます。
※遊戯やレナのように、ピエモンについて何か考えているかもしれません。
ATM自重w
支援陛下万歳
百戦錬磨の支援
【ピエモン@デジモンアドベンチャー】
[状態]:幼女ピーちゃん、対主催の主催?、マルクに対して疑心暗鬼?、B(笑)
[装備]:萌えもんパッチ@ポケモン言えるかなで擬人化してみた、トランプソード
[道具]:千年リング、魔血痕@ニコニコRPG
[思考・状況]
1:まずはハルバードへ
2:裏切ったマルクに報いるため、対主催と協力して倒させる?
3:霊夢がマルクを倒してくれるのを密かに期待する
4:遊戯やめてくれ
5:ノヴァを手に入れるのは諦めた。マルクに裏切られたし、ロワを完遂させる前に死にそうですよ皆さん……
6:神になるのも諦めた。生贄が足りないんですよ皆さん……
7:だけど世界征服の野望はなんだかんだで諦められないんですよ皆さん……
※萌えもんパッチで幼女化しました。詳しくは絵板の幼女Bを参照するべし。
※遊戯に包丁を押し当てられています。萌えもんパッチは背中の、彼の手の届かない所に付けられているので、自分では外せません。
※本当はアイスデビモンの言葉を信じていて、マルクが裏切ってないと気が付いたかもしれません。
ATMテラワロスwww
【柊つかさ@らき☆すた】
[状態]:熱と貧血と疲労、アナゴ戦の嘔吐でかなりグロッキー
[装備]:
ロールバスター@ロックマンシリーズ(損傷有)、くうき砲@ドラえもん、
SIG P210(残弾8)@MADLAX、スタンガン@ひぐらしのなく頃に、Fooさんの笛@ニコニコ動画(γ)
[道具]:
鬼狩柳桜@ひぐらしのなく頃に、iPod@現実(【残り16時間】) 、宝石みたいな物@呪いの館、
毒針@ドラゴンクエストシリーズ、SIG P210の予備弾92発@MADLAX、プラスパワー*3@ポケットモンスター
[思考・状況]
1.みんなについていく
2.もう一人の遊戯に会ったら謝罪する。
3.罪滅ぼしする。死んでいった人、殺した人の意志を受け継ぐ。
4.春香の最期が気になる。
5.ハルヒ達のことが気になる。
※レイジングハートがスターライトブレイカー・プラスに関するデータを抹消されているようですが、今のつかさの知識ではそこまで理解できませんでした
※ヤンマーニBGM+SIGP210によるヤンマーニモードは、肉体、精神に膨大な疲労を残します。
※ヤンマーニBGM+SIGP210による覚醒中のみ、鬼狩柳桜が抜けました。
他の人にも抜けますが、本来の抜く方法ではないためか、BGM終了後、人知れず鞘に戻っています。
※遊戯やレナのように、ピエモンについて何か考えているかもしれません。
※Fooさんの笛技を身につけました。全体回復の赤とんぼ、敵全体の攻撃力減衰の夕焼け小焼けはマスターしました。
他にマスターする技に関しては、ニコニコRPGを参照
http://www5.atwiki.jp/nicorpg/pages/118.html ※日吉、レナ、ピエモン、つかさのDCSは解除されました、副作用とかは今の所ないです
※ことのはの持っていた妖精の剣と鋸、気合の鉢巻は格納庫の一角に突き立てられています
【ことのは@ヤンデレブラック 死亡】
【たいやき@ポケモン金コイキングだけでクリアに挑戦 死亡】
【オクタン@ポケットモンスター 死亡】
【アイスデビモン@若本 死亡】
【残り10人】
ぺド式支援をいつの間に!?
なんという力作
まちがいなく乙る
◆ ◆ ◆
「神(笑)だ!」
「本当だ、中二病だ!」
「痴女だ!」
オペレーター室が嫌に騒がしくなる。
それもそのはず、突如現れた竜巻に乗ってハルヒこと神(笑)こと自称超鬼神(ryが現れたのだ。
神(ryはただその場で何もしていなかったが、騒ぎが煩いのか、中心にいたオペレーターを捻り潰した。
そして見せしめを捕食した段階でその騒ぎは止まった。
「さっきから神(笑)、神(笑)……うるさいのよ! このニコ厨どもが!
私は本物の神!
鬼超神聖究極世界魔帝王全知全能唯一神(アルティメットワールドインテリジェントデーモンエンプレス・ゴッドカーニバルアトランティス)HALなのよ!」
「でもなぁ……」
口答えを始めたオペレーターがまた捻り潰し、再び起こりそうだった騒ぎを止めた。
「あんたらに要求することはただ一つ。
今すぐニコ厨を止めてHAL厨となり、私に協力してあのクソピエロどもをふんじめること。
もしそれが出来ないっていうなら……」
「死ぬ、ということですか?」
「そう、少しは物分りがいいじゃない。今ならサービスでさっきの非礼は許してあげるわよ」
ここからが本当の支援だ
骨の髄まで支援し尽くしてやる…!
まくらを高速回転させる支援
神(ryは問う。その答えを。
もちろん、デジモンたちの胸中は全員決まっていた。
「そんなくだらないことはお断りだね! 俺達はロリコン、てめぇみたいな年増に興味はねぇんだよ!
そうでなくてもお前みたいなゲロ臭せぇ本物の外道についていく奴は、この中に誰も居やしねぇんだよ!
俺達は、誇り高いエリートオペレーターにして、ニコ厨だ! HAL厨なんてごめんだね!」
その啖呵を切ったリーダーらしきデジモンに賞賛の声、拍手が上がる。
しかし、それは長続きしなかった。啖呵を切ったデジモンが血の塊に変化したからだ。
「ああ、ちょっとばかり間違ってたけど、断るなら全員私の腹の中
情報改変もして逃げられ無くしたし、そうでなくても逃げようなんて考えてる奴はあのセイバーが逃すはずはない。
というわけで、神を侮辱した無礼者には死んでもらうわ」
「……はい、主」
そして、虐殺が始まった。
ほんの数分のうちに、オペレータールームは血の海に変わり果てた。
その中心にいる神(ryは、手にデジモンの肉片を持ち、口を咀嚼させながらオペレーター室のコンソールを弄っている。
「んー、なかなかうまくいかないものねぇ。
まぁいいわ、あのマルクとか言うクソピエロの首を持って来れば少しは気も変わるでしょ
最も、そんな気はさらさら無いけどね、HAL厨なら喜んで私の血となり肉となるはずだもの」
セイバーは神(ryの姿を見る。
"神は死んだ"、そう考えた。
自分を救うものは、もう誰もいたりはしない。
早く支援しろーー!間に合わなくなっても知らんぞ!
【クッパ城 オペレーター室/三日目・深夜】
【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:鬼超神聖究極世界(ry、全裸マント、デーモンの肉体、 神への覚醒、超機嫌、食事中
[装備]:デジヴァイス@デジモンアドベンチャー、
[道具]:支給品一式*19(食料7食、水16食分消費)、DIGIZO HYPER PSR(残り二十分程度)@現実、 テニスボール*2、雛見沢症候群治療セット1.5日分(C-120、注射器、注射針)@ひぐらしのなく頃に 、
マウンテンバイク@GTASA、花粉防止用マスク、ドリルアーム、笛@スーパーマリオ3
糸(あと二メートルほど)、裁縫針、武器になりそうな薬物、DCS-8sp、退魔の剣@怪〜ayakashi〜化猫、
アニマルマスク サラブレット@現実、ダンボール@メタルギアシリーズ、ヴェルタースオリジナル@ヴェル☆オリ、 庭師の鋏@ローゼンメイデン、おたま@TOD、 カワサキのフライパン@星のカービィ、
ワイン(残り半分)、傘@現実 、A.C.E.3@現実(少し詩音の血がついている)、塔組の推理メモ、 塔の『バグ』について纏めた紙 、グルメテーブルかけ(残り15回)@ドラえもん、
アイスソード@ロマンシング・サガ、 スパイダーブレスレット@東映版スパイダーマン、黄色甲羅@スーパーマリオシリーズ、コイヅカの生首
【DMカード@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】
使用可:死者蘇生
深夜まで使用不可:ブラック・マジシャン・ガール、ホーリーエルフの祝福、ゴキボール、強制脱出装置
次の朝まで使用不可:オレイカルコスの結界、オシリスの天空竜、オベリスクの巨神兵
次の午前まで使用不可:エネミーコントローラー
次の深夜まで使用不可:セイバー
神(笑)は生きている支援
[思考・状況]
1.食事しながらオペレーター室を調べ、マルクやピエモンの居場所を探す
2.残った者は全員神たる自分の一部とする
3.主催者や対主催を皆殺しにして新世界を創造する。神である私が絶対である世界に。キョンは神の眷属として蘇らせてやる
4.全世界の破滅を救う神として、すべての世界に名を残す。
5.ニコニコ動画をぶっ潰して、代わりにHALHAL動画(神)を開設する
※狂いました。それを自覚していません
※自分の能力を信じました。神人を召喚したりなど、能力を使えるようになりましたが、
会場全体にかけられた制限があるためまだ完璧ではありません。 デーモンの能力と混じったためかなり弱まってしまいました。
※古泉を『吸収』し、彼の能力を手に入れました
※水銀燈のローザミスティカを『吸収』して能力を手に入れました
※完全に体を乗っ取っています。誰がデーモンのように反乱して来ても、神(笑)には勝てないと思います
※閣下の死体を少し食べましたが、体に変化はないようです。
吐きそうなほどまずいらしいので、食べずに放置しました。
※細かいところは違いますが、ニコロワが開かれた理由について理解しました。
※支援動画を全て見ました
※城突入時にケンジのカメラとバルサミコ酢を落としました。焼失はしていません
※クッパ城の端で火柱が上がりました。損害は軽微ですが遠方にも光は届いたはずです
※オペレーター室のデジモンが全滅しました。
※BKMGのカードは捕食され消滅、ハルヒの一部になりました
ロリコン達…僕はその生き様に…敬意を表する…!
セイバー≒ゴマモン
このぐらいカワイソス
ヨーグルト。いいえ、支援です。
小便は済ませたか?神(笑)にお祈りは?
とっておきのネタを仕込んでSSを支援する準備はOK?
男の支援ってもんを見せてやりますよ!
投下終了。
レナの魔力に関しては、中の人補正及びL5克服補正のお陰です。
といっても、本当にカス見たいな量しかありません。バリアジャケットが精一杯です。ドラクエで言うとMP13ぐらいです。
魔血痕の出展をハニーのとこにしなかったのは、やっぱエロゲを調べるのはアレですしね。
投下乙!良いもの読ませてくれてありがとう。
さて、寝るか。
投下乙っ!
リアルタイムで支援できて良かったぜ!!
投下乙!
そして一言、神(笑)UZEEEEEEEEE!
乙と言わざるを得ない!
投下乙
乙!
乙!
乙!
>>955 投下乙。次スレ使う必要なかったなあ。
まぁ次はそうはいかないだろうけど
魔血痕はあの元ネタよりもニコニコRPGの方が分かりやすいから問題ないんじゃない?
ところで、百戦錬磨の極みってオリジナルの扉を作ったのか?
原作テニスの王子様だと百錬自得の極みなのだが。
ストーリーに関しては魔王アナゴがまさかの登場
ちょっと2ndに影響してきそうだなwまぁ別にいいけどな
しかし絆のおかげかポケモン勢が頑張ったおかげかアナゴ参加者に死者が出なかったなあ
よかったと言わざるを得ない。
HALはパワーアップ自重せんなあwもう瞬殺できるくらいのレベルじゃねこれ?
しかしつかさの笛は結構便利だし、クラちゃんいるしまだまだがんばれるか?
残る障害はマルクとノヴァ、ハルヒか
やっぱ終盤なのだと感じさせる
乙かれしたっ
投下乙!
ああ、やはり麩菓子を食べながら、支援しつつ、
リアルタイム投下を読むのは格別だなぁ……。
それはともかく、いいバトルでした!
散っていったポケモンたち、若本に敬礼!
はたまた神(笑)サイドの意思持ち支給品たち。
……さすがに持ち主がまずかった……っていうかフェイトやオペレータたちまで
吸収して、更に強化&コンピュータいじれるようになったなんて……UZEEEEE!
投下乙
あれだね……なんか神(笑)以外は全員いい奴に思えてくるね
若本の忠誠心が素晴らしかったし、それで心を動かされたBも良かった
まあマルクたんはやっぱり自分の楽しみ>>>>>Bみたいなのが若干悲しいけどw
それにしても、ここにきて俺の中の若本株が急上昇したわけなんだが……。Bはいい部下を持ったと思うよ
あと、
「神(笑)だ!」
「本当だ、中二病だ!」
「痴女だ!」
この台詞すげえ笑ったw
乙でした
もしかして次にニコロワ大戦があるとしたら
タイトルは「大惨事 ニコロワ大戦」なのかなぁ?
相手が相手だしそうなりかねんから困る
>>964 ゲゲェ!?思いっきり間違えてた。
今調べたら百戦錬磨の極みじゃなくて百錬自得の極みだった。orz
とりあえずwiki乗ったら修正しときます・・・。
投下乙でした!
マルクVS霊夢も始まって、終わりが見えてきたというか……いまだ城内で参加者と接触してない神(笑)とKASの動向も気になる。
最後に笑うのは誰だろう……
投下乙!
全員集まったしなんかもういよいよって感じだな。
神(笑)の召還しておいて食べるという外道っぷり! UZEEEEE!!
そして多くの意思持ち支給品達が犠牲となったが、なんとか若本無双を乗り切れたな…
にしても、義に生きた良い漢だったぜ…!
どんどんと全裸マント神(笑)が絶好調になっていくが、早くなんとかしてくれないものかw
残り十人となって次の展開が今から楽しみだっぜ! 乙カレー
乙です
今まで強敵と戦ってきた日吉の集大成を見れましたね
はたして最後の扉を開けるか・・・
つかさは森夫THEバーバリアンのマロンのような活躍を期待したいです
ってヲタチまだ生きてたのかよ!!
ちょっと久々の投下乙!
こんな力作をこんなに早く書き上げてくれるとは…
ところで、若本へのトドメは誰が刺した事になるのかな。ピヨシ?
975 :
Classical名無しさん:08/08/26 03:26 ID:bAZ6VQYg
乙
よくよく見ると状態票もかなり整理されてる。ほんと乙です
ところで、そろそろまたチャットやりたいんだけどどうかな?
とりあえずなんだ、ATM空気嫁wwwwwwwwwwwww
>>985 確かにそろそろ最終話が近付いてきたからね
いつ頃がいいだろうね? いつも、いきなりでも、なんだかんだで集まってくれるが
>>974 キルカウントはピヨシで、死因は闘気反射or呪殺にでもしておいてくださいませ。
今回の作品を分割してwikiに乗せる時は、それぞれタイトルを変更する所でお願いします。
間違って覚えてそうで不安だからチャットやりたいな
こっちはいつでもいいが皆はどうなんだろう、平日夜で来れない方いる?
そういや王様っていつの間に起きてたんだ
>>978 王様だって出番ほしいんだよ
まぁあれはシリアルぶち壊してるけどねw
いつもみたいに夜十時とかに開いてみて、人が集まらなかったら土日にって感じかな?
では早速今日の22時にでも開いてみる?
集まらなかったらまた明日も開く感じで
慎重に事を進めたいから、余程の人数が集まらない限り明日もやりたいとは思っているけど
わたHAL様超最高!
えー、というわけで明日も夜10時にチャット開くことになりました
書き手投票するので件の書き手達は必ず来てね
読み手はマジで来ない方がいいだろうなあ
989 :
Classical名無しさん:08/08/27 02:00 ID:/CchjeT6
>>989 これ、前立てられた新スレとは違うし。
スレ名に荒らしとか書いてるんで。
そろそろ梅の時期か
埋めや増やせや
埋め
ゆっくりうめていってね!
そうか埋めるか
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〈フ7 /ノノハノ) )
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名も無い俺が1000GET
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