ニコニコ動画バトルロワイアル sm8

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1Classical名無しさん
鬱です。

本日はニコニコ動画バトルロワイアルに 御アクセス頂き、 ありがとうございます。

ここはニコニコ動画の人気キャラを用いてバトルロワイヤルをするというリレー小説のスレッドです。
大変申し訳ありませんが、 この企画はフィクションであり実在の団体・人物等とはまったく関係ありません。
ルールさえ守っていただければ誰でも参加可能です。

マルクさんが小学生以来、 バトロワ主催に挑戦しました。

またの御アクセスをお待ちしております。


前スレ:http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1195298608/

Wiki:http://www39.atwiki.jp/niko2/pages/1.html
したらば:http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9990/
2Classical名無しさん:07/12/30 17:59 ID:TIGWJoio
【基本ルール】

全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が勝者となる
生き残った一人だけが、
元の世界に帰ることができるのと、
望んだ願いを叶えることができる

ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない
ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点からテレポートさせられMAP上にバラバラに配置される

【主催者】
マルク@星のカービィシリーズ
ピエモン@デジモンアドベンチャー

その他に部下としてイビルモン、レッドベジーモン、ハグルモン他多数のデジモン勢と
パタ、ダクーガ、ボルムがいる

プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる
【スタート時の持ち物】
プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収
(義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない)
3Classical名無しさん:07/12/30 17:59 ID:TIGWJoio
【ステータス】
投下の最後にその話しに登場したキャラクターの状態・持ち物・行動指針などを表す
ステータスを書いてください。
テンプレはこちら。
【地名/○○日目・時間(深夜・早朝・昼間など)】
【キャラクター名@出典作品】
[状態]:(ダメージの具合・動揺、激怒等精神的なこともここ)
[装備]:(武器・あるいは防具として扱えるものはここ)
[道具]:(ランタンやパソコン、治療道具・食料といった武器ではないが便利なものはここ)
[思考・状況](ゲームを脱出・ゲームに乗る・○○を殺す・○○を探す・○○と合流など。
      複数可、書くときは優先順位の高い順に)

【予約について】
キャラの予約は基本的には3日
申請があれば2日くらいは延長するかもです


【作中での時間表記】
深夜:0〜2  
黎明:2〜4
早朝:4〜6
朝:6〜8
午前:8〜10
昼:10〜12
日中:12〜14
午後:14〜16
夕方:16〜18
夜:18〜20
夜中:20〜22
真夜中:22〜24
4Classical名無しさん:07/12/30 18:00 ID:TIGWJoio
参加者リスト(現時点)
37/70
3/7【涼宮ハルヒの憂鬱】●キョン/●谷口/●朝倉涼子/●暗黒長門(長門有希)/○キョンの妹/○涼宮ハルヒ/○古泉一樹
3/5【東方project】○博麗霊夢/○アリス・マーガトロイド/●鈴仙・優曇華院・イナバ/○伊吹萃香/●霧雨魔理沙
3/5【THE IDOLM@STER】○天海春香/○高槻やよい/●菊地真/●如月千早/○双海亜美
3/5【ひぐらしのなく頃に】●前原圭一/●園崎詩音/○園崎魅音/○富竹ジロウ/○竜宮レナ
1/4【ポケットモンスター】●ピカチュウ/●フシギダネ/●サトシ/○ピッピ(ゆびをふる)
2/4【らき☆すた】●白石みのる/○柊つかさ/○泉こなた/●柊かがみ
0/3【現実】●いさじ/●福山芳樹/●外山恒一
1/3【永井先生】●永井浩二/●永井けいこ/○永井博之
2/3【遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】○海馬瀬人/●インセクター羽蛾/○武藤遊戯
3/3【ロックマンシリーズ】○ロールちゃん/○ロックマン/○エアーマン
2/2【TAS動画シリーズ】○TAS/○KAS
1/2【くそみそテクニック】○阿部高和/●道下正樹
1/2【新・豪血寺一族シリーズ】○矢部野彦麿/●琴姫
2/2【新世紀 東方三国志〜ひぐらしの憂鬱〜】○八意永琳/○ニート
1/2【デジモンアドベンチャー】○ゴマモン/●オメガモン
1/2【星のカービィ】○カービィ/●ワドルドゥ
1/2【魔法少女リリカルなのはStrikers】○ティアナ=ランスター/●高町なのは
1/2【ミュージカル・テニスの王子様】○日吉若/●越前リョーマ
0/1【イチローのレーザービームで地球滅亡】●イチロー
0/1【陰陽ファンタジーZ】●削除番長
1/1【自作の改造マリオを友人にプレイさせるシリーズ】○友人
1/1【スーパーマリオシリーズ】○ヨッシー
1/1【世界最強の国技SUMOU】○YOKODUNA
1/1【地球防衛軍3 おじいちゃんの防衛軍】○ストーム1
1/1【天空の城ラピュタ】○ムスカ
0/1【東映版スパイダーマン】●スパイダーマン
0/1【ドラえもんのび太のバイオハザード】●ドラえもん
0/1【覇王翔吼拳を使わざるをえない】●リョウ・サカザキ
0/1【マリア様がみてる&俺ヴォイス】●小笠原祥子
1/1【ローゼンメイデン】○水銀燈
5 ◆CMd1jz6iP2 :07/12/30 22:04 ID:O2Hh3oJk
>>1らんらん乙ー

実は今日、投下できないと来年しばらく投下できない罠
もし、修正案2で大丈夫でしたら、投下したいのですが……
駄目でしたら、これ以上の修正も難しいので、破棄することにします。
6Classical名無しさん:07/12/30 22:17 ID:y3X6Dr32
代理投下を頼む由を書いておけばいいんじゃないんですかね?

あといちおつ
7Classical名無しさん:07/12/30 22:30 ID:rWrMJuX6
【確定参加者・場所・時間別一覧表】
夕方 A-2 クレバスの底の横穴          ストーム1
夕方 B-2 橋の下・河原               TASさん、クラモンB
夜  C-3 洞窟前                   ゴマモン、柊つかさ
夜  C-3 山道中央部                天海春香、園崎魅音、武藤遊戯(闇遊戯)、ムスカ
夜  C-3 山道中央部・高台             ロックマン、エアーマン
夜  C-3 山道南東部                カービィ、矢部野彦麿、アリス・マーガトロイド、(アサクーラ)
夜  C-3 山道南東部                阿部高和
夜  D-1 草原                     博麗霊夢、ヨッシー
夜  D-1 城・書斎                  海馬瀬人、高槻やよい
夜  D-1 城・寝室                  双海亜美、日吉若
夜  D-3 花畑                      KAS
午後 D-4 道路                    ニート、ロールちゃん、伊吹萃香
午後 D-4 町の手前                 富竹ジロウ、涼宮ハルヒ
夜  E-2 河原                     YOKODUNA
午後 E-3 町・薬局内部.               八意永琳、古泉一樹
夜  E-4 町                      永井博之、竜宮レナ、友人、キョンの妹、ティアナ=ランスター、ピッピ、水銀燈、泉こなた
8Classical名無しさん:07/12/30 22:30 ID:rWrMJuX6
【死亡確認者・場所一覧表】
見せしめ                 海馬モクバ
見せしめ                 双海真美
深夜 A-1  祠のトイレ           キョン
早朝 A-4  森(埋葬済み)          ワドルドゥ、琴姫
朝  B-1  草原              鈴仙・優曇華院・イナバ(消滅)、高町なのは
昼  B-2  橋の手前           柊かがみ
午後 B-2  橋の手前           菊地真
深夜 B-3  山頂(埋葬済み)        白石みのる
深夜 C-1  湿原              ドラえもん
朝  C-3  北部・山の麓(埋葬済み)    福山芳樹
朝  C-3  山道脇             暗黒長門(消滅)、朝倉涼子
夕方 C-3  北西部.洞窟         いさじ
夕方 C-3  山道東部           スパイダーマン
朝  D-1  城内(埋葬済み)        永井けいこ、削除番長
深夜 D-2  草原              道下正樹
黎明 D-4  草原              如月千早、越前リョーマ
昼  D-4  草原             ピカチュウ
夕方 E-2  河原             お覇王、霧雨魔理沙
深夜 E-3  町               インセクター羽蛾(消滅)
昼  E-3  町              オメガモン
黎明 E-4  塔内部             小笠原祥子
午後 E-4  塔屋上            外山恒一
午後 E-4  塔の下            前原圭一
昼  E-5  草原(埋葬済み)        サトシ(闇サトシ)、永井浩二
午後 E-5  草原             フシギダネ
早朝 E-5  草原             園崎詩音(消滅)
朝  E-5  草原             イチロー
9Classical名無しさん:07/12/30 22:31 ID:rWrMJuX6
【残り37人】


【「首輪」と禁止エリアについて】
ゲーム開始前からプレイヤーは全員、「首輪」を填められている
(かならずしも首輪の形である必要性は無し。参加者の形態などからチップなどになっている)

首輪が爆発すると、そのプレイヤーは死ぬ
(例外はなし。不死の怪物であろうと、何であろうと死亡)

開催者側は、いつでも自由に首輪を爆発させることができる
この首輪はプレイヤーの生死を常に判断し、開催者側へプレイヤーの生死と現在位置のデータを送っている
24時間死者が出ない場合は全員の首輪が発動し、全員が死ぬ
「首輪」を外すことは専門的な知識がないと難しい
(下手に無理やり取り去ろうとすると、首輪が自動的に爆発し死ぬことになる)

プレイヤーには説明はされないが、実は盗聴機能があり音声は開催者側に筒抜けである。

開催者側が一定時間毎に指定する禁止エリア内にいると、首輪が自動的に爆発する

【放送について】
放送は数時間ごとに行われる。時間間隔は各企画で判断。目安としては六時間程度
放送内容

「禁止エリアの場所と指定される時間」
 →出来るだけ離れた地点を二〜三指定。放送から二時間前後で進入禁止に
「前回の放送から今回の放送までに死んだキャラ名」
 →死んだ順番、もしくは名簿順に読み上げ
「残りの人数」
 →現在生き残っている人数。
「管理者(黒幕の場合も?)の気まぐれなお話」
 →内容は書き手の裁量で
10Classical名無しさん:07/12/30 22:32 ID:rWrMJuX6
テンプレ途中抜けてたんで入れてみたけど
余計だったかね?意図して入れるつもりがなかったらすみません
11Classical名無しさん:07/12/30 23:41 ID:TIGWJoio
修正2でおkだと思うじょー
12 ◆CMd1jz6iP2 :07/12/31 00:04 ID:5VFjDzlM
それでは、今から投下させていただきます。
もし誰かいましたら、支援よろしくお願いします
13 ◆CMd1jz6iP2 :07/12/31 00:07 ID:5VFjDzlM
ネットワークに侵入したインフェルモンは、データというデータを食い漁った。
そのデータは、インフェルモンの力となり、必要な情報を与えてくれる。

「あはっ、見つけたよ! そんなところに隠れてたんだぁ!」
「ハッキング、開始」
「この波長をどうにかすればいいんですねー?」
すぐさま、ハッキングを仕掛ける。
元々の能力に、長門の情報改変能力、うどんげの波長、位相を操る力が加わっている。
インフェルモンに進化したことで、この能力を使い分けがたやすくなった今……
もはや、主催陣の用意した防壁など、突破することも可能となったのだ。

「ぐぎゃぎゃ! 楽勝すぎてあくびが出ますねぇ?」
「油断しちゃあ駄目だよ。ほら、相手も対策があるみたい」
主催陣のネットワーク中枢のあるエリアに向かうインフェルモンを待っていたのは、複雑怪奇な迷路と、攻性防壁の数々。

「攻性防壁による人格破壊回避、先に進める」
「おやおや、この迷路にはトラップが仕掛けられているようですねえ?
で・す・が! この程度、ソノザキシオンの妹の作品に比べれば、子供だましもいいところですねー!」
「右の道に異常な電波があります!左の道が正解ですね!」
「残念、ハズレです。どうやら右の道は、わざと探知しやすくなってるようですねぇ」
「右はこけおどし。左は、精神書き換えの攻性防壁が、巧妙に隠されている」
悪夢としか言いようがなかった。
それぞれの特徴を完全に生かして、悪魔の考えた迷路を突破していく。

「ピ、ピエモン様! 異常な速度で侵攻してきています!」
「ええい、なんということだ……田代砲の準備は!?」
「作動可能まで、残り10分!」
「遅い! 3分で済ませろ!」
ピエモンは、予想以上の敵の手ごわさに、苛立ちを隠せない。
まさか、短時間のうちにトラップ回避のノウハウまで得ているとは……
14Classical名無しさん:07/12/31 00:08 ID:wKwC4dyE
士円台
15Classical名無しさん:07/12/31 00:10 ID:T5xktEiM
支援して寝ろッ!
「こりゃあ、ピエモン君の切り札の出番かもしれないのさ」
「何を暢気な……ええい、こうなったらシステムの一部をカット!
迷路の一部を閉鎖して、あいつらを閉じ込めろ!」
システムの一部が壊れても、復旧は可能。田代砲を使うよりダメージは少ない。
「まだ殺すなよ、退化プログラムで無力にしてやれ」

「あれ、おかしいな。こっちが正しい道だと思ったんだけど」
「んー? 妙ですね。これはもしや……」
「通った道も封鎖されてます。閉じ込められました!」
「システム隔離確認。このままでは動けない」
ああ、それは大変だと笑い声があがる。
「おかしいなぁ……どうしちゃったのかな……殺されたくないのは分かるけど、だからって道を塞いだら、迷路の意味、ないじゃない。
主催者ならさ、決めたルールは守ろうよ。……私の言ってること、間違ってるかなあ?」
「間違ってない、その通り! 主催者がビビッて漏らしてるんだ!ぐぎゃぎゃ!」
「これで決定、主催者の血肉をぶちまけて、愛しいあの人の供物に!」
そして、周りの壁を、見つめる。
「少し……あたま、冷やそうか?」

「システム閉鎖、崩壊!」
「なっ!?」
「閉鎖領域破壊!飛び出してきました!」
一体何をしたのか? その答えはクリサリモン本人の口から紡がれる。
「ディバインバスター!」

迷路を、攻性防壁を、無視しての破壊行為。
破壊したデータの残骸を取り込むことで、消耗を最小限に抑える。
「壊すならば的確に、脆いところを狙うのが定石です!」
「中枢への最短ルート予測。……中断、侵攻ウイルス排除開始」
無理やり進む代償に、仕掛けられたウイルスの進入を許してしまう。
それでも、攻撃に集中した際に、退化プログラムを受けてしまい、クリサリモンに退化していた。
ウイルス駆除の間は、魔法が使えないために、迷路を全力で進む。
肉体を消去するなど、致命的なウイルス以外は、無視しての特攻。
その姿、まさに魔王。まさに冥王。

そして、ついについに―――
全てのセキュリティを、突破してしまった。

「アクセス、開始!」
ピエモンの部下の声がセキュリティルームに響く。
その瞬間、クラモンの時間は止まった。

「対象固定完了! 全回線、対象に接続! 秒間5万アクセスを維持!」
「過負荷領域隔離! クラモン、速度99%低下!」
「田代砲、準備完了! 照準誤差、0.000000001%!」

「ふはははは!まんまと自分から飛び込んできたな!」
ここまで進入されたのは予想外だったが、それもこれで終わり。
田代砲の第一段階、超過負荷によって、クラモンの動きは、錆びたロボットのようだ。
そう、まさにディアボロモンが敗れ去った原因である、メールボムを喰らったときのように。

クラモンまで退化した魔王に、それを抗う方法など無い。
「田代砲、出ます!」
ネットワーク上に、巨大な砲身が現れる。
正式名称、ニコニコ田代砲Ver.RC2……あまりに強力すぎる諸刃の剣。
「最終安全装置の解除のため、お二人のアカウントとパスワードを!」
「うむ、アカウント*。パスワード********」
「はいはい、アカウント*******。パスワード**********……って、ピエモン、アカウント短ッ!?」
二人の承認を経て、最終安全装置は解除され、スイッチが出現する。
18Classical名無しさん:07/12/31 00:11 ID:T5xktEiM
嫌ですね、支援です。
「滅びの田代砲、発射!」
ピエモンによって、スイッチが押される。

田代砲の砲身に、光が集まる。
動けないクラモンは、その照準の先で、もがき続ける。
光が、砲身からあふれ出すまでは。

田代砲の一撃が、クラモンを飲み込む。

ネットワーク上を映し出していたモニターが、ブラックアウトする。
「目標、完全に消滅を確認!」
「システム復旧開始! 現在40%まで回復!」
「やれやれ、なかなか手こずらせてくれた。流石は、かつて選ばれし子供たちを二度も追いつめただけのことはある」
ピエモンの顔に、勝利の笑みが浮かぶ。
「所詮は支給品なのサ! 調子に乗るのはここまでにしてもらうのサ〜」
「殺してしまったのは、少し面白みにかけるが……この際仕方が」

「ピ、ピエモン様!」
システム復旧をしていた部下の、悲鳴のような声。
「なっ……!?」
ピエモンも、あまりのことに声が出ない。
回復したモニターに、映し出されていたもの。



それは、間違いなく消滅したはずのクラモンA。
しかも、その姿は禍々しく変わっていた。

「インフェルモン……だと!?」
退化したはずのデジモンが、元の姿で君臨していた。
『主催者さん、聞こえるかなぁ?』
「ハッキングです! こちらからの指示を受け付けません!」
全てのシステムが、赤く点滅しエラーを示す。
インフェルモンの仕業だ。

「貴様……どうやって生き延びた!」
『ぎゃぎゃぎゃ!! 阿呆の質問ですねえ!?』
『簡単なこと。当たらなかっただけ』
ありえぬ答えに、ピエモンは激昂するだけだ。
「ふざけるな! 間違いなく消し飛んだはずだ!」
『うん、消し飛んだよね。「クラモン」が』
数名の監視デジモンが、答えにたどり着き、真っ青になる。
ピエモンも同様に、血の気が引いていくのを感じていた。
「まさか……あのクラモンは!」
『分裂した、ただのクラモン。あっさりとオトリに引っかかってくれた』
「では……では、まさか!」
4種類の声が愉悦の笑い声を上げる。

「その通り! 退化したのは、わ ざ と だよ? 危うく戻りすぎるところだったけどね」
「ああ、田代砲発射まで、どこにいたか? 波長を操って、そちらからは見えないようにしてみたんですけど……
よかったー、成功したみたいですね。私の能力、大したものじゃないと思われてたんですね!」

歯噛みする……思っていなかった。
警戒していた能力は、なのは、長門の二人についてのみ。
あの詩音という女の知識を得たのは計算外だったし、うどんげの能力は過小評価をしすぎていた。

「田代砲のデータ量、実にすばらしい物でした。元の姿まで、私達を進化させてくれるほどに!」
「システム掌握率、60%……ピ、ピエモン様!」
「う……うろたえるんじゃあないッ!!ナイトメアソルジャーズはうろたえない!
なんとしてでも食い止めろ、必ずだ!」

「これ以上は、セキュリティーが高くて掌握に時間がかかりますよ?」
「時間をかけるのは危険だよ。制御室にリアライズ(実体化)して、一気に勝負を決めようか?」
進化したはいいが、システムが復旧したために制限がなくなったわけではない。
すぐに勝負を決めなければ、敗北は見えている。
「それが最良。今こそ、我々が主催者となるとき」
「ぐぎゃぎゃぎゃッ!ぶち殺してあげますよぉぉぉ!!」
歓喜の声を高らかに、ネットと主催者の居城を繋ぐゲートを開く。

長いようで、短かった戦いが終わる。
おそらく、リアライズの瞬間から必死の抵抗が始まる。
何とか、制限をかけているシステムそのものを破壊すれば、勝機はある。

もうすぐだ、もうすぐだ、もうすぐだ。
ここを抜けた時……私はこの世界の魔王となる―――


「ノヴァ、フルパワーなのサ!」


一瞬の出来事だった。
インフェルモンの体が、見えない何かに押しつぶされる。
否、ネット空間ごと粉砕されたのだ。
おそらくは、この世界を作り上げたものと同様の力。
インフェルモンの意識は、白く染め上げられた。

「キャハハハハハハハ!!!」
オペレータールームに、マルクの本当に楽しげな笑いが響く。
「ノヴァの力を使ったのか……なぜ、もっと早くから使わなかった?」
「色々負荷がかかるからね。ただでさえ、バグが多いし、控えるべきと思ったのサ」
「ふん……それで、システムの損傷具合は?」

そこへ、緊急コールが鳴り響いた。

「ただいま、メインシステムの一部に、障害が発生しました。
監視、連絡機能の障害、パタ、ダクーガ、ポルムの一時停止、全参加者の首輪のエコノミーモード発動などの問題が発生しています。
ただいまから、復旧作業に入ります。
業務連絡、業務連絡。コイヅカ君は、直ちに目を覚まして、作業に戻ってください」

「……状況は最悪です。現在、システム稼働率15%……ノヴァの影響、受けまくりです」
加減しそこなったようです。
「あー……ドンマイ、な〜のサ!」
「あー……ドンマイ、な〜のサ! で済むか! 色々負荷がかかるってレベルじゃねーぞ、この馬鹿!」
「ば、馬鹿って言った方が馬鹿なのサーー! ニコニコでの知名度、ドナルドの1/1000も無いくせに!!」
「ぎゃー!? 言ったな貴様! お前だってドナルドに及ばん道化師だろうにー!!」
「はん、君よりマシなのサ! ずっとウォーグレイモンのターンしかない君よりマシなのサー!」
子供みたいな喧嘩が始まり、止めるに止められない周りのデジモンたち。

「あー、ピエモン様。マルク様も。……コイヅカさんから、メールが」
一瞬で静まり返った。
23Classical名無しさん:07/12/31 00:18 ID:8hs5JStk
世の中には2タイプの人間がいる。

――支援するやつとそうでないやつだ。
「……読んでみて」
「……「今起きました。大変なときに倒れてすみません。状況は把握してます。
叩き起こされて、詳しくはまだわかりませんが、首輪のエコノミーモードも作動していますし
すぐに復旧できれば、被害は最低限に抑えられます。抑えて見せます。

それはそれとて、ピエロども、殴っ血KILL」……以上です」

「怒ってるな」
「そりゃ、気絶したの叩き起こして、また気絶してくださいと頼めば、誰でもキレるサ」
水を差され、とりあえず落ち着いたらしい二人も、復旧作業に入る。
「僕はノヴァの調整をするのさ」
「私は、部下を動員してコイヅカ氏と共に復旧作業に入る」
必要な機材を持って、マルクはピエモンの横を通り、部屋を後にする。
「……最悪の事態は避けた。その事実で満足するしかないか」
「そうそう、君が言ったのサ。バトルロワイアルを完遂することが目標なんだって。
その後のことなんて、祝勝会の後にでも考えることなのサ
……ついでに、これの修正もよろしくなのサ」
マルクが出て行くのを見送り、ピエモンも作業に映る。

もうすぐ来るだろう、コイヅカ氏の殺気が、廊下の向こうから漂ってくる。
「そういえば、これの修正をしろとか言っていたが……参加者名簿ではないか」
何を修正しろというのか、とペラペラめくって……ピエモンの目が見開かれる。
「監視装置が復旧するまで、確かめられないが……事実だとすれば、マルク……実に面白い趣向だ」
久しぶりに、ピエモンの顔に笑みが浮かんだ。
まずは、せめて監視班と連絡が取れるようにせねばと、復旧を急いだ。
「ぐ……ぎ……や、やった、やったよ。なんとか、生き残れた……」
元の民家に、デジモンの姿があった。
クラモンAは、何とか生き残り、ここまで戻ってこれたのだった。
「うう、体が重い、痛い…………?」
ふらふらと立ち上がると、目の前に見慣れないデジモンが立っている。
「監視か……ちょうどいい、データを貰うよ!」
ディバインシューターを放つ。しかし、それは微弱なビー玉くらいの光にしかならない。
それでも、目の前のデジモンへと一直線に進み……そのデジモンは砕けた。

「え?」

バラバラに砕けた「目の前のものを映していた鏡」を、クラモンAはただ見つめていた。
砕けた鏡の中で、もっとも大きい破片に写るデジモンを、ただただ見つめた。
「誰、誰です、このデジモン!?」
「アアアアアアアアアアアアア!!!!糞糞!やられた、あの屑どもおおおおおお!!!」
「嫌だ、こんな……こんなああああああ!!!!」
「兎の私が兎のわた、わた、私が!!!!」

チューモン。
そう呼ばれる、汚物の肩に乗っているだけの、あまりにも弱いデジモンが映っている。
それは、紛れもなく己自身。さらには、その首に付けられた首輪も、同様に絶望へと落とす。
「ぐげ………ぐげげげげげ!!」
すでに、壊れた精神。されど、割れた精神は、更に、細かく砕かれた。
「嘘だ! 嘘だ! ぐげげげげげげげげげげ!! この私達が負けるわけがない! 嘘だ!嘘だ!
嘘だ! 嘘だ! ぐぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!! この私達が負けるわけがない! 嘘だ!嘘だ!
嘘だ! 嘘だ! ぐげげげげげげげげげげ!! この私達が負けるわけがない! 嘘だ!嘘だ!
嘘だ! 嘘だ! ぐぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!! この私達が負けるわけがない! 嘘だ!嘘だ!

体が……鼠に……私達の……野望は……終わった……の……?」
進入した際に、主催者側の戦力や、居城の場所などを知ることは出来た。
だが、首輪や制限の解除など、このゲームの根底を揺るがす情報は得られなかった。
おそらくは、強固なセキュリティーを解いた先にあったのだろうが……強攻策に出た自分の愚かさが憎い。
分かったのは、主催者にも把握できないバグが存在していること。
それを修正しようにも、主催者側の戦力には、そこまでの余裕が無いこと。

そして……
「しかし、大変だな。主催者側の新生ダークマスターズが裏切って、電車でこちらに来たとか。これは、参加者の勝ちかな?」
一瞬、何かが動いた気配があった。
そして、すぐにその気配は消える……適当な情報に、踊らされて。
「現在、主催側は完全に麻痺している、と」

この首輪は、どうやら最悪の場合でも動作するようになっているらしい。
だが、完全なのかどうか……機能の低下はあるはずだ。
「まだ、終わらないよ」
醜悪な鼠の笑い。
「生き残るんだ……どんな手段を使っても」
魔王は消え去り、ここに姑息な参加者が一人、新たに参戦した。
間違えました >>26の前がこれです。

鉄塊鉈を、情報改変……筋力強化を自身にかけて持ち上げる。
それでも、十分に操れるとは言いがたく、能力行使の疲労も激しくなっている。
向かった場所は……HAGAの死体。

「まずは……食事にしよう」
不味いと称した死体でも、少しは体力回復の役に立つ。
そう思い食べるが……なぜか、以前ほど抵抗無く食べれた。
しかも、何かおかしい。新たな人格が増えない。
首輪の制限だと理解し、こんなゴミが増えずに済んで喜んだのと同時に、これ以上能力を得られないことも分かってしまった。
再び、家の中に戻り、ネットに繋いでみようと試みるが……不可能だった。
首輪の制限がある以上、もはや体をネットに繋ぐことは出来ないらしい。

だが、その失意も、ある物に気づいたことで払われた。
「少しばかり感心しましたよ……用意してくれるとは」
ディパック……参加者への支給品だった。
中から強い魔力を感じたので、取り出してみる。
「これは、なんだろう……」
それは、ローザミスティカと呼ばれる結晶……蒼星石の物だった。
「これの魔力を使えば、この体でも強力な魔法が使えそうだね」
この体……脆弱なモノへと変わった姿に、再びため息をつく。

「仕方ないね……なんとか進化して強くなろう。それまでは、参加者を混乱させて減らしていこうよ」
「この弱そうな姿を、利用できるかもしれない……名乗るときは?」
「オメガモンとゴマモンを知らないことを確認してから、どっちかを名乗りますか?」
「既に、どちらかを知っている参加者は多いはず。それよりも、任務に逆らったところ、放送直後に参加者にされた、監視の一人とするべき。
幸いデータはある。参加者に有益な情報を、小出しにすれば信用は得られる」
一度は諦めたチューモンだったが、支給品を得たことで、再び動き出す。
【E-3 民家/一日目・夜】
【チューモン(元クラモンA)】
[状態]:自我放棄、疲労大、重傷、能力の極大低下、姑息さ上昇、魔力使用可能、目が赤い、情報改変可能、弾幕使用可能、ヤドリギの種(弱)使用可能
[装備]:鉄塊鉈@ひぐらしデイブレイク 、蒼星石のローザミスティカ
[道具]:支給品一式(未確認支給品0〜2)
[思考・状況]
基本1:進化のため、姑息に生き延びる。
基本2:参加者を混乱させる。
基本3:二人組みマーダーのパソコンのデータを食べたい
基本4:ソノザキシオンに名前の近い人を拷問にかける
基本5:主催者に復讐したい。
総意:派手な争いをせずに、計略的に進化して、全参加者と主催者を拷問してから残虐に壊す。
あと、愛しの彼を蘇らせて、同様に壊す。

※チューモンとして、参加者に加えられました。次回放送で告げられます。同時に、クラモンBとの関係が途切れました。
※もう、増殖はできません。
※チューモン 成長期
スカモンの頭の上に乗ってる、悪知恵の働く、ネズミ型デジモン。
必殺技はチーズ型の爆弾を投げる「チーズ爆弾」と、高速で逃亡する「逃げる」
※チューモンの中の詩音は、自分が『ソノザキシオン』であると認知しています。
※チューモンになったことで、全能力が激減しました。同時に使うことはできず、切り替えも遅く、使用時の疲労も倍増しています。
※蒼星石のローザミスティカのおかげで、魔法はそれなりに使えます。鉄塊鉈は、情報改変によって筋力強化をしないと、まともに扱えません。
※HAGAの死体は、チューモンが食べました。首輪だけ残されています。
※夜に、MAP全体で起こる現象
クラモンBの進化、増殖限界が通常に戻ります。
(ケラモン最大値10体、進化→究極体ディアボロモンまで)
監視装置、パタ、ダクーガ、ボルムの停止。及び監視要員と主催者の連絡の不可。
首輪がエコノミーモードになりました。緊急時のモードで、盗聴などの余分な機能はカットされています。
(これにより、夜から復旧までは、どんな行動も主催者には伝わりません)
システムが復旧すれば、クラモンの進化、増殖以外は元に戻ります。
次回放送までには、ほとんど復旧する見込みです。
それから、30分ほど経った電車の線路。
レナたちが移動した後、ここの様子は一変していた。

バトルロワイアルへと向かう電車に乗っていた、追加の監視デジモンたち。
その電車は、横転し粉砕している。
なんとか、ラーナモンは立ち上がる。
デジモンの死骸が転がっている……一体どれだけ死んだのか。
「まったく、ピエモン様とも連絡が取れませんし、どうすればいいんですの?」
とりあえず、生き残りを探そうとラーナモンは歩き出した。
「みんなー、無事でございますかー?」
四天王のみんなくらいは無事でないと困るなあと、ラーナモンはつぶやいた。

「よっしゃ、成功だぜ!」
「ひゃっほう、裏切り者を倒したぜー」
そこから、少し離れた場所を逃げ去る、赤い野菜のようなデジモン。
脱線事故の犯人達である。
「畜生! 追加要員が来るって聞いて待ってたのに、裏切り者だったとは!」
追加要員の到着を待っていた(サボっていた)レッドベジーモンとハグルモン。
そこに、チューモンの言葉を鵜呑みにしたレッドベジーモンがやってきた。
なんとか奴らを倒さねば、という変なときに沸く使命感に燃える赤い野菜2匹。
「いや、んなわけねーだろ。騙されてるんだよ、お前ら」
ハグルモンは、二人をなだめようと説得する。
だが、通信が届かないことで、疑心暗鬼に陥っていた二人は、ハグルモンも裏切り者と断定した。
参加者に、ゲームを円滑に進めさせるための疑心暗鬼は、混乱により主催者側にも発生していた。
縛ったハグルモンと、大きめの石を線路にばら撒く。
到着するはずだった電車は、脱線して吹き飛んだ。

「えへへへ〜ボーナス貰えるかな〜昇進かな〜」
混乱は、いまだ収まらず、ゆとりは暴走を始めるのだった。

※追加補充のデジモンが何体か死亡しました。
※本部との通信途絶により、監視デジモンたちに大小の混乱が発生しています。
31 ◆CMd1jz6iP2 :07/12/31 00:42 ID:5VFjDzlM
というわけで、投下終了となります。
大晦日まで支援ありがとうございます。
それなのに、私ときたらミスするとは……参加してから、たびたび問題起こしてすみません。
来年からは、修正のない、面白いSSを書ける様頑張ります。

では、良いお年を。
来年もニコロワを盛り上げるため、派手に殺しあいましょうねー。

おや、こんな時間に             らんらんるー
32Classical名無しさん:07/12/31 01:07 ID:fo4DOSwk
投下乙
チューモンとなったクラモンの逆襲は成立するのか
ちらほらと散りばめられたネタに笑いました

そして主催者勢の動きにも変化がどうなるか期待が膨らむSSでした
33 ◆jU59Fli6bM :07/12/31 09:06 ID:TAn1O0Ys
投下乙です。今年度はお疲れ様でしたー。
来年もSS楽しみにしてます。らんらんるー

前スレ>>995
無理やりな展開にしてしまったのは承知してます。
表は精神面はかなり強いから闇化に疑問があるのは否定しません。
キャラに違和感あるのは問題だと思うので破棄でも大丈夫です。
最後までこんな調子で本当にすみませんでした。
34Classical名無しさん:07/12/31 12:19 ID:lvdTiVJU
投下乙ー
主催側ズタズタすぎるwww

前995
C120は劣化雛観沢症候群みたいなもんだから、
それによって闇が広がった、って解釈もできるんじゃね?
35Classical名無しさん:07/12/31 12:49 ID:7pAs6J0U
投下乙です

>>34
C120は疑心暗鬼はおこさないよって、こんなこといってるとまた俺らが発症しかねないし
ぶっちゃけ展開にも無理ないし、AIBOもバトロワで精神が磨り減ってたと考えればいいんじゃね
正直、前は苛められてたような奴だったんだし
36Classical名無しさん:07/12/31 14:25 ID:T5xktEiM
そういえばそうだなぁ…
自分の事を「目立たない奴」だと思い込んだり、
学校に黒髭危機一髪を持ってきて一人で遊んだり、
イジメっ子を「友達だ」なんて言ってみたり、
最終的には「相手のカード全て破壊!」でバクラを虐めてみたり。

うん。普通の高校生だから、神経磨り減っても仕方ない。
37Classical名無しさん:07/12/31 15:26 ID:9xR/Xj2k
AIBOは作中で精神的にかなり成長してるからな
いつから呼ばれたかによって耐久力が全然違う気がする
王様はなぜか原作最終巻より原作一〜二巻の頃の方が強い気がする
38Classical名無しさん:07/12/31 15:34 ID:/FTf0wCE
つかさを見ろ、薬に頼らず狂えるのがバトロワなんだ。
彼は、無理やりヤクを勧められ、ラリった高校生。
あれ、普通にいそうだな。
ちなみに、レナはドーピングの禁断症状を天元突破した、ジャック・ハンマー。
39Classical名無しさん:07/12/31 21:10 ID:FAjH7OhE
エコノミーモードって面白いな
それにしてもデジモン勢は頑張り過ぎだ。人気無いのに
40Classical名無しさん:07/12/31 21:27 ID:Ma.yeVDw
人気はあるぞ
41Classical名無しさん:07/12/31 21:31 ID:RA8nzPyQ
>>38
まとめで見てきたがつかさホントに怖いな。
流石バトロワと言いたいな、人間の本性、というか本当に壊れた人間を見せてくれる。


あとチューモンもじわじわとくるわ。
42Classical名無しさん:07/12/31 22:17 ID:7zthQYG6
>>40
人気はあるけどニコニコ全体から見れば中程度ってところじゃね?
再生数やコメント数が何十万もある桁違いな動画がそう多い訳じゃないし。
その割に参加者総数を見れば結構な割合占めてるのは確か。
でもまあこういうロワは発足時の流行が色濃く反映されるものだしな。あとは主流となる書き手の趣味とか。
43Classical名無しさん:07/12/31 22:36 ID:Ma.yeVDw
人気はぼちぼちだけど、「デジモン知ってるか?」みたいに動画あげれば
結構みんな知ってるってぐらいには有名って作品だな。
昨今のゆとりでもリアルタイムで見てた奴も多いはず。
44Classical名無しさん:07/12/31 22:49 ID:COtnB8nw
>>38
アニメ版つかさはどこか黒かったからなぁ……だからこそ狂化するまでの経緯も合わせて考えると納得できる
その代わりトミーは微妙だが
45Classical名無しさん:07/12/31 23:00 ID:dPoK5Nvg
誰かwiki更新しておくれ…
「現在の投下スレ」のリンク先も前スレのままじゃあないか
46Classical名無しさん:08/01/01 00:29 ID:rvgNz/no
おまいらあけおめ。
47Classical名無しさん:08/01/01 00:31 ID:2jCMMXnw
それじゃことよろ
48Classical名無しさん:08/01/01 00:33 ID:etGt9eEk
つかさ「喪中だから」
49Classical名無しさん:08/01/01 00:40 ID:GILV65AI
あけましておめでとう
50Classical名無しさん:08/01/01 00:52 ID:rdiEYp..
ことしもよろしく
51Classical名無しさん:08/01/01 01:01 ID:2jCMMXnw
そういえばクラモンAの追跡表ってどうなるんだろう、参加者追跡の方に加わるのかな?
52Classical名無しさん:08/01/01 01:47 ID:JaaGKsKA
>>51
次の放送からはそうなる。
53Classical名無しさん:08/01/01 01:53 ID:dPMx7ffo
>>52
新年早々GKがKsKするIDとは
今年はPS3が来るな
54Classical名無しさん:08/01/01 02:00 ID:JaaGKsKA
うわ、ほんとだ!すごく不吉!
PS3はゲーム機じゃないから買わない。
55Classical名無しさん:08/01/01 02:02 ID:GILV65AI
つかさとAIBOじゃ比較にならんと思うんだがな
片方は普通の生活をして非日常に縁のない女子高生
もう片方は強い精神力を必要とし、命を落としかねない闇のゲームなどの
数々の修羅場をくぐり抜けた高校生

どっちが非常事態でおかしくなるのは火を見るほど明らかだ
56Classical名無しさん:08/01/01 02:05 ID:jbTo/9kE
>>55
闇AIBOだよな!……あれ?
57Classical名無しさん:08/01/01 02:25 ID:2jCMMXnw
>>54
俺持ってるけど確かにあれはゲーム機じゃなくて鈍器だな
58Classical名無しさん:08/01/01 11:39 ID:YYmKvOLc
PS3はもはや暖房器具
59Classical名無しさん:08/01/01 14:52 ID:hh28mmXk
盾だろ、ニコロワ的に考えて・・・
60Classical名無しさん:08/01/01 14:59 ID:dPMx7ffo
いいえ、ケフィアです。
61Classical名無しさん:08/01/01 18:08 ID:WXFzp.aU
ニコニコ的にとりあえず全てのものはケフィアに通ずるらしいからな。
62Classical名無しさん:08/01/01 19:47 ID:xlm5ANes
今年の最初の動画にドナルドを見た人も少なくはないと思う
あと遅れたが明けましておめでとう
63Classical名無しさん:08/01/01 21:55 ID:rvgNz/no
俺カービィオーケストラだったぜ
64Classical名無しさん:08/01/01 22:29 ID:jg7QLtpY
>>63
俺もだ
あんこへる!!あんこへる!!
65Classical名無しさん:08/01/01 22:38 ID:hh28mmXk
クールにニコニコ動画物語で年越し
66Classical名無しさん:08/01/01 23:26 ID:xXjDGy2w
遅くなったがおまえら明けましておめでとう!

ついでにお覇王と魔理沙の追悼をしておくよ…。
とりあえず今後の展開にwktkせざるを得ない。
67Classical名無しさん:08/01/02 01:25 ID:ILAuWQiQ
遅くなったがあけましておめでとう!

俺は新年時報動画→ドナルドオーエンMADと続けて見たわw
新年早々なんてもんが一位になってるんだよ、ニコニコはw
68Classical名無しさん:08/01/02 02:28 ID:uhi54NHE
既に1/2だがあけおめ

今年最初の動画は何故か東方映像式だった
ちなみに去年最後の動画はネオなのはw
69Classical名無しさん:08/01/02 20:29 ID:yKNeDyNE
リンがいたらWREEEEEEEEEEEEEEN!と叫びながらマーダーになってくれたかな?
70Classical名無しさん:08/01/02 21:05 ID:ILAuWQiQ
ロードローラーが支給品として配られるのを想像したw
勿論、時速100キロ超に加速可能なやつ
71Classical名無しさん:08/01/02 21:48 ID:VJRymKu.
そしたらDIOさまも出して二人でWRYYYYYY!!コンビにさせるなwwww
72Classical名無しさん:08/01/02 21:49 ID:DCMloXOg
今こそニコロワ銀を……


冗談抜きでニコロワなら同時に両方成立しそうが気がして怖い
73Classical名無しさん:08/01/02 21:59 ID:TvVXiqgw
リンは沢庵キャラかと思ったらまさかのwryキャラ…
74Classical名無しさん:08/01/02 23:09 ID:nT0O0VEs
着々と怪力キャラになってるもんなーリンw

2ndやるならボーカロイド軍団が出場するだろうから
それに対応する形で卑怯戦隊うろたんだーの秘密結社ジャスティスの面子出したいなーとか妄想してたり
ボーカロイドたちが参加してただけで超誤解フラグだぜ
75Classical名無しさん:08/01/03 00:39 ID:iIn0iHAY
FE烈火のリンかと思った
それならヲルト出してくれと思ってしまった俺
76Classical名無しさん:08/01/03 01:18 ID:Llr7zhvI
ヒ・ダリ、メイコ、カイト、ミク、リン&レンあたりか。
チーターマンには出てほしいけど、明確なキャラ付けされてないからな…
アリエスじゃなくてホセがきそうな勢いだし。
77Classical名無しさん:08/01/03 01:45 ID:awkZLwK2
セルフSMのプロ、友人のいない改造マリオに出てもらいたい
一体何をしだすか見当が付かないwww
78Classical名無しさん:08/01/03 02:34 ID:x5Bb9PMM
2ndの話題になってるのかな。
スパイダーマが出たんだから、神男も出てほしいなぁ…
あとクラッシャーやドナルドも。展開次第で凶悪なマーダーにも小物にも成り得るようなw

>>66
イチローも一緒だったらYOKODUNAに勝てたかもな
79Classical名無しさん:08/01/03 02:56 ID:eTIH0UxU
リンとレンは2人で一つというセットで出場だったら面白そうだな
一人が死んだら首輪爆破で
80Classical名無しさん:08/01/03 04:18 ID:KyowWzgE
バグステージロックマン]の人とか思いついたが…
これもどうなるかさっぱり予想も付かないしダメだなw
後は…やべぇ、鈴木史郎がバイオハザード仕様のガチマーダーで出る様子を思い浮かべて吹いたwww

まぁこれが終わる頃には旬も変わってるだろうけど…いったい今度はどんなキャラが出るんだろう?
次回も既出・未出キャラの扱いだけ決めておいて今回の様に書き手の早い者勝ちでやってみたいね
既出キャラでもハルヒやひぐらしにらきすたはまだ流行ってるしどうなるだろう
それにアイマスメンバーもまだ半分残ってたりとか
……次回は窓付き出られるかなぁ…ゆめにっきは前面に出てるけど、窓付きはまだ…
81Classical名無しさん:08/01/03 04:37 ID:PO1jEggc
ニコニコ人気ならCCOやスプー、あとロワ向きでは無いがふちゃぎとエリザベス
支給品の遊戯王カードでなら なのは(CV若本)やカズマとか
ジョジョキャラは出てほしいがニコロワ向きといえるか…
82Classical名無しさん:08/01/03 04:59 ID:awkZLwK2
ハイ(廃)ポーションも人気だな
ついでにアニマルマスク馬(犬)
83Classical名無しさん:08/01/03 08:51 ID:z3SEkQMg
蘭タンとかヒャドとか、実況プレイの人も出てほしいな
84Classical名無しさん:08/01/03 08:52 ID:mh5syQtk
>>80
バイオなら最近完結した新感覚冷やし系ヒャドのシリーズとかどうよ?
85Classical名無しさん:08/01/03 09:27 ID:fWncSv6.
おまいらもう2ndの話かww
ニコニコ人気だけだと動かしづらいのも出てくるから難しいよな
それよりこっちは初予約が誰なのかwktkしてる
86Classical名無しさん:08/01/03 09:38 ID:KyowWzgE
オオスズメバチ@ミツバチは大変なオオスズメバチを盗んでいきました とかダメ?
呂布だったりCV若本だったり、そんなオオスズメバチ
問題はサイズか
87Classical名無しさん:08/01/03 10:39 ID:AMlqzRlI
なに、世の中には土永さんが出場してるロワもあるんだ
多分大丈夫だろう。ニコだし

今から2nd立てて両立うわなにするやめr
88Classical名無しさん:08/01/03 11:38 ID:Llr7zhvI
オオスズメバチは支給品だと思うんだが…
スパイダーマや爺ちゃんみたいに確認するのに疲れるのはやめてw
やっぱキャラはそれなりにメジャーな奴に縛らないと…
するとキャラの半分近くが同じキャラになると('A`)

ひぐらしキャラは有名な奴多すぎて困るな。
イリーとかロリ坂とかフッフーン♪とかてっぺい☆光線とか。
89Classical名無しさん:08/01/03 12:20 ID:iIn0iHAY
2ndは梨花ちゃまとジェニファーと黒井沢先生とついでにシエル出して梨花ちゃまいじめようぜ
90Classical名無しさん:08/01/03 13:57 ID:W1Htai1k
俺・・・ニコロワ2ndが始まったら書き手になるんだ・・・

今の各人クライマックスに向かってる状況でデビューはさすがに怖い
91Classical名無しさん:08/01/03 14:02 ID:KyowWzgE
>>88
『F.e.a.rを敵を撃たずにクリア』の主人公とか…だめ…かなぁ
感覚を研ぎ澄ますことで相対的に自分の感じる時間の流れを遅くさせ高速移動し
即座に敵に飛び蹴りをかまして銃で数発撃たなければ死なない相手も一撃で殺害するというどこぞの仮面ライダーのような戦法を持ち
気に入らない事があれば敵には絶対に使わない銃を取り出して周りの物に当たり散らし
8歳の幼女を母親に持ち、幽霊だって飛び蹴りで始末しちまう『範馬勇次郎』と恐れられるキャラなんだが


まぁ『8歳の幼女を母親に持つ』以外は全てうp主のロールプレイとテクニックによって定着したイメージだったりするんだけども
ちなみにプレイ動画は大体5時間分ぐらい…
92Classical名無しさん:08/01/03 14:49 ID:x5Bb9PMM
おいおい、2ndの話題ばっかで、肝心の1stがここ数日進んでないぞw
書き手さんはちょうど帰省中だったりするのかねやっぱ。

ってか書き手さんってみんなどれくらいの年代なんだろ?大学生くらい?
93Classical名無しさん:08/01/03 15:50 ID:Llr7zhvI
>>92
自分はそのくらい。今実家にいてそんな怪文書いてるの親に見られたらアレだし…

それなりに頭の中で案はあるから、帰ったらなんか書くよ。
94Classical名無しさん:08/01/03 16:46 ID:vqeY32pY
2nd最大の議論はキャラの既出制限だとおもう
単純に同じキャラでも長門有希と暗黒長門は実質別キャラだし
ニコロワのフリーダムっぷりから考えればこういうのが両方出てくる可能性もあるが
95Classical名無しさん:08/01/03 16:58 ID:W1Htai1k
いっそのこと既出キャラ+80人でだな
96Classical名無しさん:08/01/03 17:43 ID:9agqvohU
若干乗り遅れたようだが1stで出損なった有野課長も出してみたいな
97Classical名無しさん:08/01/03 18:06 ID:JIdEdmBQ
>>91
検索で見つからないので教えてくれ
98Classical名無しさん:08/01/03 18:08 ID:AMlqzRlI
そういやよゐこって昔おはスタにいたよな
99Classical名無しさん:08/01/03 18:45 ID:a5WPUt0M
>>92
帰省中&帰っても色々と忙しそうなので予約は自重してる。
中旬以降になれば書けるようになると思う。
100Classical名無しさん:08/01/03 19:28 ID:IUt4lheo
というか誰よ主催者の背景の話を本編に組み込んだやつ
あれって番外SSじゃなかったわけ?

本編SSと分離して新たに番外SSとして入れたほうがいいと思うんだが
どうだろう
101Classical名無しさん:08/01/03 21:53 ID:hFZ8CKS2
マイナーかもしれんがGジェネF捕獲のみでプレイのレンタル兵とデジモンワールドまったりプレイのニコモン(ティラノモン)出したいなぁ。
あと劉度が歴史を修正するようですから劉度一派何人かも
102Classical名無しさん:08/01/03 21:54 ID:DuoFexZY
本編でKASがMGS3のリキッド、ソリッド、ソリダスをキャプチャーしていたので
是非2ndではオセロット少佐やスネークを…


何、乗り遅れてるだと?
103Classical名無しさん:08/01/03 22:17 ID:WU6xSdAI
やっぱりここはマスオさんを出してほしい。
あとできれば店長と白菜も
104Classical名無しさん:08/01/03 22:19 ID:DuoFexZY
>>103
もしマスオさんが今回出場していたら全自動卵割り機は彼の手に…
105Classical名無しさん:08/01/03 22:33 ID:aSwrT9Nw
東方勢からはコール&レスポンスに定評のあるあやややややあたりが出て欲しいなぁ、と。
イチローやTASの次くらいの俊足を期待して
106Classical名無しさん:08/01/03 22:34 ID:Llr7zhvI
そんな一時的ブームだけで選んでいいのかね?
もうちょっと長続きしたものを選んだほうが…

なに、フタエノキワミが廃れ始めてるだって?
107Classical名無しさん:08/01/03 22:40 ID:DuoFexZY
>>106
スマブラだってミスターゲーム&ウォッチとかの最古参も出してるから
少しぐらい古くても良いと思う。

でもフタエノキワミはまだまだ現役だと思うが…?
108Classical名無しさん:08/01/03 22:41 ID:Prw7YwX6
闇AIBOの次は覇王十代しかいねぇ
電王は・・・イマジンの扱いが面倒だから避けたいところだ
109Classical名無しさん:08/01/03 22:43 ID:S7Kc.JGM
仕事をしないことで定評のある僧侶、ヒ・ダリあたりを是非
……覚醒したら凄いんだぜ。
110Classical名無しさん:08/01/03 22:44 ID:Llr7zhvI
覇王十代を出したらもれなくラブヨハンがくるかと…

でもキモイルカには出て欲しいと思っちゃうwwwくやしいwwwww
111Classical名無しさん:08/01/03 22:45 ID:DuoFexZY
ガンダムOOからコーラサワーを


小物臭がプンプンする…?気にするな。
112Classical名無しさん:08/01/03 22:57 ID:a5WPUt0M
>>100
同意。あくまでも番外であると区別しておかないと、今後に支障が出るかもしれないしね。
>>一連の流れ
自分の出したい奴がいるのは結構だけど、2ndの話はまだしないでいいんじゃないか?
まだ1stも終わってないんだし、少しじじゅうしてくれよ。
113Classical名無しさん:08/01/03 23:07 ID:AMlqzRlI
東方は
H、てゐ、けーね、にとり、フラン、パッド長、パチェ、ゆかりん、こーりんとまだまだ豊富
114Classical名無しさん:08/01/03 23:53 ID:Llr7zhvI
あくまでニコニコで人気が高くて有名なヤツだぞと。
115Classical名無しさん:08/01/03 23:58 ID:KyowWzgE
>>91
遅くなってすまんが、ほい

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1242156

正確には「敵を撃たないでプレイ」だった、スマン
後いまさらだが、ホラー色の強いFPSゲームなので注意
116Classical名無しさん:08/01/04 00:05 ID:TlJLrL2o
SIRENの喋りながらやってる動画もニコで人気出て来てるみたいだよ。
117Classical名無しさん:08/01/04 02:10 ID:k1d.L.5k
そういえば予約どうなってるんだろう?
118Classical名無しさん:08/01/04 02:58 ID:omTa6zJI
初音ミクは誰が持ってるんだっけか
PCに入れたらデジモンみたいに電脳世界でのみ擬人化(?)できるかもしれん
なんて妄想をしている。3DみくみくPVの影響だな
119Classical名無しさん:08/01/04 08:02 ID:5kYGlVlE
なんていうかすごいな。
もし2をやるんだったら、現実の方の人も多く出てほしい。
T作者とかヒャドさんとか。
120Classical名無しさん:08/01/04 08:07 ID:HXJv/RbQ
2ndでは是非GTASAカオスモードの農夫を
121Classical名無しさん:08/01/04 10:34 ID:3S179mBc
>>114
おでんぱラブガール(+もろもろ)、キモちのいいけーね、きゅうり味のビール、
U.N.オーエン、\パッド長/、ゆかりんファンタジア、変態
パチュリーはあんま出番ないけど脇巫女程度には……あと射命丸もあったな
122Classical名無しさん:08/01/04 12:28 ID:ZGnYNkR2
正直に言おう
この硬直状態から抜け出したいが、バグエリアの先が思い浮かばない

・・・予約もないこの状況、どうするよ?
123Classical名無しさん:08/01/04 12:53 ID:8bc3j.NY
>>122
他キャラ書けばいいのです←結論

まあ真面目に答えると山頂で閣下とみおんwが見つけた神社然り、YOKODUNAが見つけたアンダーグラウンド然り
ニコニコに由来する建造物なりなんなりを適当に放り込んでおけばいいんじゃなかろうか。
別にすべての隠しエリアが重要なポイントになるとは限らないんだし。
124Classical名無しさん:08/01/04 14:39 ID:1agphk7s
いっそのこと地下鉄の別の駅とか
125Classical名無しさん:08/01/04 16:08 ID:LT/RkC16
>>114
ここはボブの出番だな(絵画教室的な意味で)
126Classical名無しさん:08/01/04 17:06 ID:Rb.4Cu2g
2ndなんてまだまだ先なんだから過去SSでも語ろうぜ
ところで交流雑談所にあった書き手紹介文や定番古今東西が面白かったんだが
こっちに持ってきては駄目だろうか
127Classical名無しさん:08/01/04 17:06 ID:3S179mBc
カムオン!
128Classical名無しさん:08/01/04 17:24 ID:Rb.4Cu2g
2545 :やってられない名無しさん:2007/12/28(金) 21:17:31 ID:???0
折角だから俺はニコロワ四天王を投下するぜ。

◆qwglOGQwIk 『裸になってすぐアッー〜殺意のqwglOGQwIk〜』
現段階での最多投下書き手にして、ニコロワの主柱。
繋ぎ・バトル・欝などなんでもこなし、守備範囲も広いそのSSは正にニコロワの大黒柱と言わざるを得ない。
キャラの殺害SS数と裸にした回数のどちらでもトップな二冠王。
また、阿部さんやガチホモ古泉を生み出したのもこの人だったりする。
阿部さんを使った欝カオス、YOKODUNAのカリバニズムなどマーダー側を書く事が比較的多い。
ニコ見沢症候群を打ち破った人。
代表作:「薔薇大戦 〜 混世魔王 VS 白い魔王」、Traumatize、信仰は儚き人間の為に

◆0RbUzIT0To 『愛媛の0RbUzIT0Toは大変な演説をしていきました』
ニコロワ最古参で、ニコ見沢症候群の感染者である。
繋ぎを多めに書いているがバトルなどもこなす良質書き手。
傾向はどちらかといえば対主催話を書く事が多い。
書き難いとされているアイマスキャラ・永井一家をよく書いている。
永井一家の覚醒、外山の演説は大きな反響を呼んだ。
代表作:外山恒一のなく頃に 友人悲惨編、愛媛のジャンク/凡人打開配信、罪滅しと、新たな罪と
129Classical名無しさん:08/01/04 17:24 ID:Rb.4Cu2g
◆OZbjG1JuJM 『人外アドベンチャー〜OZbjG1JuJMのウォーゲーム〜』
主にポケモン、デジモンなどの人外キャラを書く人。
作品の傾向はどちらとも言えなく、強いて言うならバランス型。
あまり目立った作品は無いが堅実にフラグを立てては消化しているいぶし銀な書き手。
何気に人が死ぬSSを書く事が多い。
代表作:VS.動かない大森林(EASY)、戦火予防の時間だよ

◆CMd1jz6iP2 『C.M.超展開はデフォなのか?』
上記三人に比べて少し遅れ気味に参加したものの、その脅威の投下速度で一気にトップ書き手に躍り出た人。
しかもその文章量は異常に多い場合が多々見られ、wiki編集時四つに分けて保管されたものもある。
そんな感じでニコロワに貢献している書き手さんなのだが、良く言えば革新的…悪く言えば超展開なSSを沢山生み出している。
とはいえ、決して悪い書き手という訳ではない、むしろ良書き手なのでその点ご注意。
ニコ見沢症候群感染者でもある。
代表作:ひろくんのローゼン☆テンセイ、ぼくんちのニコロワ、震える山



無断転載すまない
いわゆる四天王の紹介文。書き手さんのSSこれからも楽しみにしてます。
130Classical名無しさん:08/01/04 18:06 ID:q5FWENOg
>>120
農夫はキャラ的に美味しいよな。市民という名のマーダー達と常に戦ってるしw
だけど、知名度が微妙に低い気がしないでもない。
必死に逃げるシリーズやベイダーさんシリーズ、東方GTAに押され気味な感じ……orz
131Classical名無しさん:08/01/04 18:07 ID:tKdZmfFU
>>84
ヒャドたんもいいけど、バイオならぜひともこころんをw
っていうか暫く見てないうちに再開&完結してたのか。
132Classical名無しさん:08/01/04 19:31 ID:v50KEAKo
セカンドの話はやめようぜ
ファーストの話もまだ終盤の話が見えないのにそんなにセカンドの話をしたら書き手が萎える

>>128
乙 これは書き手として活力になる
133Classical名無しさん:08/01/04 19:32 ID:E6C7cPIQ
社長にはプロジェクトX MADみたいな
ノリでこのまま最後まで行って欲しいw
134古今東西:08/01/04 19:58 ID:Rb.4Cu2g
1943 :やってられない名無しさん:2007/12/12(水) 18:52:32 ID:???0
ニコロワで書いてみた。

【対主催部門】正義の味方ゴッドカイバーマン・SE(海馬瀬人)
愛する弟・モクバを主催者に殺され怒りに燃える正義の味方。
コスプレのセンスは悪いが、現状最も脱出に近い人間。
ゲーム脱出の鍵となりそうなNice boat.を発見し、侵入などを試みた。
また、魔法の扱える東方勢・肉体だけは及第点以上でバグを見つける事に執念を燃やすKASとそれなりに頼れる仲間も見つけている。
現在YOKODUNAの奇襲を受けてアイマスロリコンビを引きつれ逃亡中。

【マーダー部門】YOKODUNA
SHURAを超えてONI-CHIKUSHOとなってしまったRIKISHI。
目に入る全てのものと争い、全てのものとTORIKUMIをする事を決めている鬼マーダー。
倒した相手はCHANKOとしておいしくいただきます。

【団体部門】塔組(永井博之、ティアナ=ランスター、ピッピ、竜宮レナ、友人、キョンの妹)
レナのL5発症により壊滅寸前まで追い込まれたものの、外山とKの力により打開。
永井先生、外山恒一、前原圭一ら三人の意思を継いで脱出する事を堅く胸に誓った。
戦闘力は他に比べて劣り、ほとんどの者が傷を負っている。
恐らくニコロワの中で一番人気のある(あった)チーム。

【チーム崩壊部門】山組(いさじ、柊つかさ、天海春香、カービィ、谷口、園崎魅音、アリス・マーガトロイド、矢部野彦麿)
真っ赤な誓い騒動などで一度は離散かと思われたものの、着々と仲間を集めていった山組。
閣下が音痴を披露するわ、陰陽師は存在自体がギャグだわ、WAWAWAだわと概ねほのぼのとしていたが、かがみの死亡通知により一気に離散。
つかさは暗黒進化、いさじは死亡、カービィは腕を消失、WAWAWAは仲間割れの挙句に死亡と正に阿鼻叫喚。
頼りにしていたスパイダーマンやストーム1も片方は死亡し、もう片方は離れた場所にいる為救援は期待出来ない。
全ての発端は柊かがみ死亡報告。ツンデレのジンクス、恐ろしい。

【恋愛・お色気部門】該当者無し?
目立った恋愛フラグは第三回放送がはじまろうかという今もあまりない。
お色気?YOKODUNAは常に半裸ですよ?
135Classical名無しさん:08/01/04 20:07 ID:8bc3j.NY
後半。

【不幸部門】柊かがみ
説明不要。
当初はゴマモンとコンビを組みつつ、着実に対主催の仲間を集め、
更に原作友人と出会うというなんとも幸運な一途を辿っていたのだが「いい男」と出会ってしまった事によりツンデレのジンクス発動。
皆が助かる為にと苦渋の決断をゴマモンに如いた結果、ゴマモンがかがみに対し不満をぶつける。
そこで素直に謝ればよかったものの、ツンデレ故にキツい言葉しか言えずゴマモンは更に不満を募らせそれが引き金となり暗黒進化。
一瞬であっさりと屠られる。
原因は全て「いい男」による×××のせいなのだからなんとも後味悪い不幸さ。

【外道部門】闇サトシ
サトシに闇バクラの人格が宿った状態、即ち闇サトシ。
肉体的にはただの一般人だが、支給品に恵まれた結果三人の参加者を殺害。
何れも残虐非道な殺し方で仕留めており、いかにもマーダーらしいマーダーだった。
最終的には愛媛の打開で打ちのめされ、革命家にスクラップ&スクラップされて死亡。
死者スレにも行けず永遠の闇の中で過ごす事となる。因果応報である。

【覚醒部門】柊つかさ
開始からいさじと一緒に行動をし、閣下を驚きの白さで浄化し、癒し効果に定評のあった彼女だったのだが、
第二回放送の実の姉・かがみの死亡通知を聞いて覚醒。
暗黒進化が解けかがみ達を殺してしまった自責の念に苛まれていたゴマモンを発見し、ゴマモンを許すまで(許すつもりは毛頭無い)利用する算段を企てる。
その後、いさじ達の元に戻りその行いが間違いだと指摘されるといさじを敵と認識して銃で撃ち殺す。
正に暗黒進化。これもツンデレのジンクスの影響なのか、それとも閣下を浄化したことによる副作用なのか。

【ギャグ部門】水銀燈
ニートなどギャグ専門の人間もいるが、個人的にギャグ部門のMVPは銀様。
参加確定した当初からマーダーとしての活躍を期待されていたのだが、
支給品に真紅のローザミスティカが混入しておりその力と記憶を譲り受けて覚醒。
残虐マーダー候補からツンデレ対主催へと変化を遂げる。
現在、右腕を失いアリスになる権利を失ったと半分放心状態ながらもほのぼのギャグをしている最中。
同行している泉こなたのアリスになる為の近道という助言、「萌え」を絶賛研究中……なのだろうか。
136Classical名無しさん:08/01/04 20:11 ID:8bc3j.NY
ここで提案なんだが、好きなSSに加えて好きなキャラやコンビやチームも挙げてみないか?
今はまだ予約も投票もないが、こういうことをする事によって書き手さんも創作意欲がわいてくると思うんだ。

ちなみに俺が好きなSSはひろくんのローゼン☆テンセイと銀様&博之コンビ。
銀様がほのぼのとしていて、なおかつ『らしい』感じで好印象。
なんだかんだで仲がいいし、いいコンビだと思ってる。
137Classical名無しさん:08/01/04 20:24 ID:BHafPu1I
恋愛部門は、ピコアリスがいるじゃないか!
138Classical名無しさん:08/01/04 20:37 ID:jmh1NEP6
いやいや、恋愛部門はジーコティアナだろ
139Classical名無しさん:08/01/04 20:42 ID:zLNIb1BM
何言ってんだ!恋愛は俺と俺の嫁である……ん?誰かきたようだ
140Classical名無しさん:08/01/04 20:56 ID:8bc3j.NY
ジーコティアナワロタwwwwティアナはチャバネのどこに惹かれたんだろうなwwwwww
やっぱそのカリスマっぷりかww
141Classical名無しさん:08/01/04 21:35 ID:3S179mBc
つりばし効果じゃね?
142Classical名無しさん:08/01/04 21:53 ID:V.bhHUK6
恋愛部門は阿部さんとゴマモンもいるな
肉体関係まで持ったんだぜ?
143Classical名無しさん:08/01/04 21:54 ID:3S179mBc
いやぁ、霊夢VSYOKODUNAを書きたいが
レイハ霊夢の戦闘が難しくて難しくて
144Classical名無しさん:08/01/04 22:01 ID:J.iYzbbs
>>136
俺の好きなコンビは銀様とこなたかな。
銀様と永井兄弟が出てくるSSはみんな好きだけど、
一番のお気に入りは、「奇跡の価値は」だな
145Classical名無しさん:08/01/04 22:05 ID:ZGnYNkR2
>>143
なんという奇遇と言わざるを得ない
・・・デビュー作にこれはきつすぎることが判明して断念したが
つーかやっぱ東方知らないと霊夢がどんな弾幕張るかもわかんないしなぁ
146Classical名無しさん:08/01/04 22:14 ID:3S179mBc
戦闘に入るまでの流れと戦闘後の構想はあるんだ
問題は戦闘中なんだ

どうしよお
147 ◆KJJLTUDBrA :08/01/04 23:01 ID:Momr1avk
誰も予約しないようなので、
八意永琳、古泉一樹、ハルヒ、トミー、YOKODUNA、博麗霊夢、ヨッシー
を予約します。
148Classical名無しさん:08/01/04 23:05 ID:3S179mBc
まさかのガチホモえーりん〜狂気のハルヒトミー〜が参戦
149Classical名無しさん:08/01/04 23:09 ID:J.iYzbbs
新年最初からカオスだなw
150Classical名無しさん:08/01/04 23:12 ID:BHafPu1I
なのはと、東方格ゲーの霊夢の動画を見るんだ。
本来の技は、メモ帳による、弱体版札技とかしか使えない気がする。
神様との契約は、無理だろうしな。鬼狩とかケロ帽子があれば可能か?
151Classical名無しさん:08/01/05 00:30 ID:v1a0JxUI
新年最初から鬱になったらいやだな
152Classical名無しさん:08/01/05 00:34 ID:J3yP84RM
それでもトミーなら、トミーならなんとかしてるくれる・・・
153Classical名無しさん:08/01/05 00:37 ID:8t8MXJzY
L5トミーと飢えた阿部さんが遭遇すれば、なんか全てが丸く収まるような気がしてきた
154Classical名無しさん:08/01/05 02:21 ID:lyVEdmyk
ニコロワ会場が雲散霧消するという形で片付くな。
155Classical名無しさん:08/01/05 07:23 ID:TVgcrQLs
新年一発目の予約ktkr
さて、どんなカオスになるのやらw
156Classical名無しさん:08/01/05 08:05 ID:jziDNmPg
これは朝からすごいカオスですねw
157Classical名無しさん:08/01/05 09:07 ID:jjEjz7MM
初予約にwktkせざるを得ない
こっちもまだ予約入ってないところ動かそうと思ったが
自己リレーと休憩組しかいなくてオワタ

>>136
好きなSSは「罪滅しと、新たな罪と」
ほんと皆かっこよくて泣いたんたぜ。
でも好きなグループは城組。少数派かもしれない。
そして好きなコンビはガチホモぺったんの2人だが今はバラバラだったな…。
158Classical名無しさん:08/01/05 10:19 ID:Wq5Wytng
阿部さんは無力化、インフェルモンはチューモン化
残るマーダ―はYOKODUNAとTAS&ケラモン軍と黒つかさ&ゴマモンぐらいなんだな
トミーはマーダ―としては地味だしなぁ
・・・観音あたりに会ったらニートかついでるぺったんが暴れそうだが
159Classical名無しさん:08/01/05 10:30 ID:jziDNmPg
きっと霊夢なら…霊夢ならYOKODUNAを…!
今年初の予約に期待しながら正座で待機してくる
160Classical名無しさん:08/01/05 10:46 ID:EyfotVdY
マッガーレとえーりんを忘れてるぞ
略してマーガリン
161 ◆tm1pVTQmqw :08/01/05 11:07 ID:bHSNoasI
いろいろ問題がありそうなので「魔の山の〜」のSSですが、
ダークマスターと蓬莱ニート部分を没にしようと思います。
それでありなら番外SSということで…
162Classical名無しさん:08/01/05 12:00 ID:jziDNmPg
>>160
おっと忘れてたorz
マーガリンとでっていうと霊夢がいればきっと…!
そんでもって暴走トミーと阿部さん(対して戦力になりそうに無い)が加われば…

YOKODUNAニゲテー
163Classical名無しさん:08/01/05 12:35 ID:XQweeVHM
さすが空気男。ロックマンと対決間近なのにマーダー扱いしてもらえないぜ

>161
ダークマスター部分は繋いだ人もいるんだから今から没とだけ言われても。
CMにーさんと相談した上でどの部分を通すのかわかるよう修正版を希望
164Classical名無しさん:08/01/05 13:16 ID:Wq5Wytng
>>161
「魔の城の〜」だろと言わざるを得ない
165Classical名無しさん:08/01/05 13:25 ID:HSmVplhY
マーガリン吹いたwwwww

>>160は俺のディスプレイ掃除しろwwww
166 ◆tm1pVTQmqw :08/01/05 18:04 ID:.Qduh8sY
>>163
えーと、ダークマスターズのみ排除して追加要員のザコ軍団だけは通そうと思います。
ラーナモンのセリフを一般ザコに変えれば大丈夫ではないかと…どうでしょうか、◆CMd1jz6iP2氏
167Classical名無しさん:08/01/05 18:05 ID:4mZ40ARc
AがBを一方的に見つけるみたいな展開を書こうと思ってるんだけど
これってAだけじゃなくBも予約しておいた方がいいの?
Bは全く動かさないつもり
168Classical名無しさん:08/01/05 18:27 ID:anl4QNOA
>>166
それで一回修正案を上げてみればどうかな
でもCMにーさんしばらく来れないって言ってたからまだ決められないか
>>167
動かないなら予約無しで大丈夫だと思う
こっちも一方的に突っ込ませたりしたし
169Classical名無しさん:08/01/05 18:40 ID:4mZ40ARc
ありがとう
そんな感じでやってみる
170Classical名無しさん:08/01/05 18:41 ID:O2PJrf0Y
Bも動かしちゃえば万事解決さ!
171Classical名無しさん:08/01/05 18:51 ID:anl4QNOA
スルー推奨なまとめしてみたが色々間違ってる気がする

・対主催
【熱血】閣下、おじいちゃん、ピコ麿、ティアナ、ひろくん
【ヘタレ】ロック、ピッピ
【バーロー】レナ
【和み系】銀様、カービィ、こなた、とかち、妹、やよい
【ギャグ】ニート、KAS、魅音、キバ、でっていう
【発狂】ハルヒ、トミー
【驚きの黒さ】つかさ
【見えるけどステルス】遊戯
【冷静】アリス、霊夢、ピヨシ
【変態】社長、萃香
【カワイソス】ロール、ゴマ

・マーダー
【外道】チューモン(元クラA)
【正統派】TAS、YOKODUNA
【戦略的】えーりん、ムスカ
【変態】阿部さん、古泉
【空気】
172Classical名無しさん:08/01/05 19:13 ID:.Qduh8sY
YOKODUNAが正統派……?
173 ◆M4neETfzhQ :08/01/05 19:42 ID:GRnnj06k
帰省中のCMです。
ダークマスターズよりも、蓬莱ニートの方が扱いにくい、というのが本音です。
ダークマスターズは、ほら、邪魔ならいつでも(ry

一番突っ込まれる私の言えることではないのですが、次に繋げられるかも考えるのが、リレーの難しいところ、デスネ。自爆しすぎて血吐きそう。
そちらの修正に合わせて、皆様の了解が得られれば、こちらも修正致しますのでよろしくお願いします。
174Classical名無しさん:08/01/05 19:47 ID:pahjavAM
トリが違うぜ?
175 ◆CMd1jz6iP2 :08/01/05 19:47 ID:GRnnj06k
トリップ違ッ、携帯よくわからない。
これでも違うなら、戻ってから本人証明します。
176Classical名無しさん:08/01/05 19:51 ID:jziDNmPg
>>171
YOKODUNAは【外道】か【ONI-CHIKUSHO】では?
177Classical名無しさん:08/01/05 19:56 ID:FZPhdE2Q
SUMOの取り決めを捨てた時に彼はRIKISHIでは無くなっていたんだな
178Classical名無しさん:08/01/05 20:11 ID:jziDNmPg
>>177
人を食った時点で妖怪みたいな超パワーの人外になったのだと俺は思ってる。
179Classical名無しさん:08/01/05 21:11 ID:XQweeVHM
狩猟民族だもの、仕留めた獲物くらい喰うさ(違
180Classical名無しさん:08/01/05 23:28 ID:x499fbDs
>>121
あんま東方勢多すぎでもアレだけれど、にとりは以外と良いポジションかもしれん。
技術屋設定だから、社長みたいな首輪解除係にあたれるんじゃあなかろうか。

>>160
確かにえーりんの思考に「3.ニートや皆を探す、必要なら共闘も考える」とあったから、知り合いの霊夢との共闘は大いにアリでは?
181Classical名無しさん:08/01/05 23:37 ID:O2PJrf0Y
>>180
あのFLASH基準だとアホの子になるぞw>にとり

「首輪解体……げげっ、ネジが一つ(ry
182Classical名無しさん:08/01/05 23:52 ID:HSmVplhY
支給品にキュウリ味のビールがでるなwwww
183Classical名無しさん:08/01/06 00:46 ID:BjDccOxs
実は俺も参加者まとめを少しずつ書いていた。ただうろ覚えで書いたんで多分おかしいところがある。
おおらかな気持ちで見てくれ

クラモンA…パワーアップしまくりでたぶん今一番危険なマーダー。だったはずが主催に負けて一気に弱体化。
また返り咲いてほしいな

阿部高和
現在スイカと別れ、ゲイボルグも萎えてはいるが闇AIBOフラグを立てるなど相変わらずいい仕事してる。
あっちの方が覚醒した時はどうなることか…

YOKODUNA
少しずつ外道へ落ちていったマーダー。現在瀕死だがついに暗黒面の扉を開きパワーアップ。これで傷が治ればどうなることか…

涼宮ハルヒ
トミーと戦って暴走し危険人物に。現在町に移動中。トミーと追いかけっこ。町でどうかき回してくれるのだろうか。

富竹ジロウ
草原でハルヒと衝突。もはやネタキャラの面影も無い状態。ハルヒと町でいろいろ引き起こしてくれそう。そろそろ時報か…

KAS
脱出へのカギと言える男…?。現在バグへ突入中。因縁の相手TASさんとの決着はどうなるだろうか

ストーム1
最強武器クレイモアをついにゲット。しかし地理的に一人孤立。このまま順調に空気化していくのか……?

ロックマン
ついに因縁の相手エアーマンと対峙。ロワ内でも『エアーマンが倒せない』になってしまうのだろうか

カービィ…現在幼女で黒つかさ達と交戦中。なんとか反撃しているがニコニコンビが来るまでもつか……?

184Classical名無しさん:08/01/06 00:49 ID:BjDccOxs
古泉一樹&八意永琳…現在ベットイン。寝てる間に周りが慌しくなっている。
お互い信頼しあっているようなので活躍に期待しておく

エアーマン&ムスカ…組んだ当初はヘタレコンビだったけど最近はスパイダーマッを倒したりして活躍してる。
しかしまたもやムスカが大変な事に…

TASさん&クラモンB
TASさんは相変わらず重症だけどケラモンとほのぼのしたりして少しずつ戦力アップしているような気がしないでもない。
ちなみに、おじいちゃんを空気化から救えるのはこいつらぐらいしかいない

矢部野彦麿&アリス・マーガトロイド
中々強い二人だがまだ目立った活躍はしてない(個人的に)。山は大荒れなのでニコニコンビに期待しておく
アサクーラにも期待

柊つかさ&ゴマモン
つかさが覚醒して黒つかさに、個人的にマジで怖いキャラになった。ゴマモンカワイソスと言わざるを得ない。

博麗霊夢&ヨッシー
魔理沙の敵をとるためYOKODUNA打倒へ。霊夢は最強クラスのキャラだけに今後の動向が気になる。

ロール&ニート&萃香
ニートがどこまでも足を引っ張る。萃香という爆弾持ち。探している仲間は全員ピンチ。あわれロール……あわれ大樹組……
185Classical名無しさん:08/01/06 00:50 ID:BjDccOxs
園崎魅音&天海春香&武藤遊戯
妙なバグに紛れ込んでいるうちに仲間が死んでた二人。戦力的に微妙。
闇AIBOという最大級の爆弾を抱えた危なっかしいチームでもある。王様がなんとかしてくれるだろうか。

海馬瀬人&日吉若&高槻やよい&双海亜美
期待の対主催チームその2。ロリコンカイバーマンは首輪を何とか出来るのか。
戦力的にもピヨし、ヒゲ、ことのは様なんかがいて強そう。現在ヒゲはボブ術を習いパワーアップ中。

塔組(めんどいからチーム名だけ)
期待の対主催チーム。覚醒レナの頭脳やひろゆき、キバ君のニコニコ知識に脱出への期待がかかる。
K、外山、ジーコの遺志を継ぎ結束も固い。ただ戦力はあまりないので現在大荒れの町で生き残れるのだろうか……?
充分戦えそうなのはティアナ、ピッピぐらい?武器はいっぱい持っている。

何か間違ってたらすまない。
186Classical名無しさん:08/01/06 01:03 ID:cWK007Rg
城組の滑舌の悪さにとんでもないものを感じる
187Classical名無しさん:08/01/06 02:04 ID:mpoFcwpw
マーガリンを追加した
188Classical名無しさん:08/01/06 07:19 ID:SqKWSQnU
>>185
まとめ乙
でもカービィはもうアリスとピコ麿と一緒にいるぜ


呪いのID久しぶりに見たな…
189Classical名無しさん:08/01/06 08:20 ID:SqKWSQnU
時間あったので用語集の対主催グループの説明文を書いてきた
間違ってたらすまん
190 ◆tm1pVTQmqw :08/01/06 10:47 ID:D848nYTY
没スレに修正案を投下しておきました。
ひとまず四天王と蓬莱ニートを消して切り札をぼかしてみたのですが、どうでしょうか。
191Classical名無しさん:08/01/06 11:57 ID:Ki3dgn0.
ラーナモンでSS考えてた俺涙目wwww

…うん。書いたら何言われるかわかったもんじゃない内容だったからいいけどさ。
192Classical名無しさん:08/01/06 12:43 ID:CsY0H8ys
書き手に聞きたいのですが、ダークマスターズさ、色々フラグ秘めてそうなんだが書けない人多い?

あのSSの問題点て蛙の能力間違ってるのと誰も書けない蓬莱ニートの能力だと思ったのだけど
193Classical名無しさん:08/01/06 13:45 ID:bg46Qbzc
フラグ秘めてるなら誰を投入しても良いってか
よし俺もキャラ増やしちゃおっと
194Classical名無しさん:08/01/06 14:06 ID:cWK007Rg
デジモン見てなかった漏れにとって有名どころ以外が多数出てくるのは辛いデス

それに「参加者同士に殺しあいをさせる舞台」でただの監視役を活かすのは難しいよ
主催者は起爆装置で参加者をいつでも殺すことができる以上、静観が基本だから
195 ◆c92qFeyVpE :08/01/06 14:40 ID:vQUDpe22
ストーム1を予約させていただきたい
遂に書き手デビューだぜっ
196Classical名無しさん:08/01/06 16:45 ID:6FRo/ejY
新人書き手さんktkr
この前の一方的に見つける展開の人かな?


>>190
乙!
もう本編として投下されたんだし没スレに上げるのはスレ違いだと思う
内容は大丈夫じゃないかな
197Classical名無しさん:08/01/06 17:18 ID:Ki3dgn0.
>>192
蓬莱ニートはスルーしちゃおうかと…
次回ロワでは能力に不明の多いキャラは規制しよう。
東方勢の戦闘を全く書けないのは、正直痛すぎる。
トッコリファントモン以外はしっかり書ける。

>>194
デジモン本体についてはwikiもしくはググる。自分もそうした。
ラーナモンはひぐらし本編見るしかない。
銀魂はアニメやってるから大丈夫。
ナイトモンは友人マリオの作者コメだけ見ればいいかも。
ファントモンはアニメカービィ…全部見るのか?
198Classical名無しさん:08/01/06 17:47 ID:D848nYTY
>>197
トッコリはトッコリ卿の話だけ見れば十分かと。
もともとサブキャラだし。
199Classical名無しさん:08/01/06 19:16 ID:mpoFcwpw
そもそもトッコリはマイナーすぎるだろ
ニコニコにほとんど関係ない
200Classical名無しさん:08/01/06 19:31 ID:BjDccOxs
えー地下鉄のことで質問なんですが、色々と迷彩されている電車もどうにかしてその存在に気づけば、後は普通に見えるようになるもんなんですか?
ドラえもんの道具分からない…
201Classical名無しさん:08/01/06 19:41 ID:X/B.EptY
かたづけラッカーの項をウィキペディアで調べてみたが
あらわしラッカーというものがあれば姿が見えるらしい
あと、大長編の宇宙小戦争では不十分だと服だけが透けてしまうらしい
しかし、グレードアップ液に石ころ帽子も取り込んでるからな

レナのような直観を持っているならまだいいけど
普通の手段であの道具が見える方法、思いつかんな
202Classical名無しさん:08/01/06 20:05 ID:5eNLxJ9I
>>201
霊夢の勘の良さもいけるのでは?
203Classical名無しさん:08/01/06 20:09 ID:BjDccOxs
有難うございます
◆tm1pVTQmqw氏の修正を読んで、主催側が普通に見えるのは何でだろうと思って

さすがに電車に轢かれたら誰でも気づけますよね?
204Classical名無しさん:08/01/06 20:19 ID:X/B.EptY
確かに、あれには物体を透過する道具は使ってないはずだから
そこに何かがあると気付くはず
205Classical名無しさん:08/01/06 20:20 ID:5eNLxJ9I
少し質問だが「ゆめにっき」みたいな特殊な支給品の話し(例えば誕生秘話)とかを書いても良いのだろうか?
206Classical名無しさん:08/01/06 20:35 ID:X/B.EptY
没スレに投下した方が無難かなそこらへんの話は
207Classical名無しさん:08/01/06 20:38 ID:5eNLxJ9I
>>206
わざわざ丁寧に教えてくれてサンクス。
208Classical名無しさん:08/01/06 22:16 ID:BjDccOxs
>>204何度もありがとう
209Classical名無しさん:08/01/07 00:03 ID:.doiGWXA
>>199
なんでトッコリが選ばれたんだろうか?
別のキャラにしたほうが無難だと思うけど…ぶるぁとかwwww
210Classical名無しさん:08/01/07 00:19 ID:kmJFA4PE
イ゙ェアアアアとかwwww
211Classical名無しさん:08/01/07 00:26 ID:krxFMt9M
イ゙ェアアアアじゃ即死だからです←結論
212Classical名無しさん:08/01/07 00:32 ID:kmJFA4PE
コーラとかwwww
213Classical名無しさん:08/01/07 00:50 ID:6LYAqG32
タイムトラベルは楽しい
メトロポリタンミュージアム
214Classical名無しさん:08/01/07 00:50 ID:6LYAqG32
誤爆www
215 ◆jVERyrq1dU :08/01/07 00:58 ID:kn6OUDrE
ニート、ロール、萃香、KAS予約します
216Classical名無しさん:08/01/07 11:04 ID:7P.dG0b6
トッコリは一応「すっげぇキモイデザインだな!」が流行ったといえば流行った
217 ◆c92qFeyVpE :08/01/07 22:19 ID:tbE4fHbY
ストーム1、投下いいでしょうか?
218Classical名無しさん:08/01/07 22:25 ID:HK2D7XZo
GO!GO!
219おじいちゃんの憂鬱  ◆c92qFeyVpE :08/01/07 22:28 ID:tbE4fHbY
「なんということじゃ……」

ストーム1は放送を聞いて愕然とする。
スパイダーマッといさじ、彼の仲間であった人間がまたも失われてしまったのだ。

「……つかさちゃんは無事なんじゃろうか」

共に歌い続けた仲間の中で、後名前を呼ばれていないのはつかさだけだ。
一緒にいるはずのいさじ、更に助けに向かったはずのスパイダーマッがやられて彼女だけが無事という可能性は低い。
いさじ達が身を呈してつかさを逃がしたという可能性もあるが、その場合も彼女の精神を考えるとあまりいい状況とは言えなかった。

「福山に姉、続いていさじまで死んでしまっては……あの子を支えられる人間がいなくなってしまう」

つかさはごくごく普通の女子高生だ、
そんな子が身近にいた人間が次々と死んでいってしまう状況に置かれたら、その精神はあっさりと砕けてしまいかねない。
ならばどうするか――

「……戻る、か」

クレイモアを抱えてストーム1は立ち上がる。
この先のA-1エリアは禁止エリアに指定されてしまった。
いるかどうかわからない遭難者を探すよりも、今にも壊れようとしているかもしれない仲間を助けに戻るべきだろう。
無数の異星人と戦っていた時、何人もの仲間が悲鳴と共に倒れていくのを彼は見ていた。
その時はゲームだと思い、彼らを助ける術もなかった自分は悲鳴を聞きながら見捨ててきた、
だが、今はこれが現実だと気づき、仲間を助けられる可能性もあるのだ。
220おじいちゃんの憂鬱  ◆c92qFeyVpE :08/01/07 22:28 ID:tbE4fHbY
「待っておれよ、つかさちゃん。今わしが助けてやるぞ……!」

方針が決まったならば時間が惜しい、すぐさまクレバスから脱出し、雪山を抜け出すルートを取る。
――クレイモアがあれば、どんな相手にだって負けはしない。
そんな思いを胸に抱きながら。

ストーム1は知らない。
自分が支えようとしている少女はすでに壊れてしまっていることを、
その少女こそがいさじを殺した者だということを。
その事実を知った時、いったいどうするべきなのか……ストーム1は、その答えを知らない。

【A-2 雪原/一日目・夜】
【ストーム1@おじいちゃんの地球防衛軍】
[状態]:足に軽い疲労
[装備]:ウィンチェスター M1895/Winchester M1895 (狙撃銃、残弾5)@現実、予備弾丸15発、クレイモア地雷@おじいちゃんの地球防衛軍(残り20)、無限刃@るろうに剣心(フタエノキワミ アッー!)、トカレフTT-33(6/8)
[道具]:支給品一式、きしめん@Nursery Rhyme、たいやき(残りHP50%)@ポケモン金コイキングだけでクリアに挑戦、テニスボール
[思考・状況]
基本行動方針:異星人を撃退じゃあ。
第一行動方針:つかさちゃんが心配。
第二行動方針:すぱいだーまっ!の仲間たちと塔で合流する。
第三行動方針:クレイモアがあれば異星人なんかに負けはせんぞ!
第四行動方針:地球防衛軍として地球を守る。
221 ◆c92qFeyVpE :08/01/07 22:30 ID:tbE4fHbY
以上っす。
書き手デビュー!とか意気込んでた癖にどう見ても繋ぎですほんとうに(ry
222Classical名無しさん:08/01/07 22:50 ID:7aZ8YYHM
投下乙です。
繋ぎでもこういうSSは大事だと思うよ
223Classical名無しさん:08/01/07 22:52 ID:nesUyyO.
投下乙。
繋ぎは大切だぜ、こまめな繋ぎがあってこその大展開だしね。
224Classical名無しさん:08/01/07 22:58 ID:bpLTon0E
投下乙!
だが彼の向かう先にはTASが!

デビュー作は繋ぎの方が無難だぜ。小説とかの経験があっても、リレーはなんだか勝手が違うからね。
あまり難しいとこを書くと大変なことになる。
225Classical名無しさん:08/01/08 03:01 ID:aVMcPDXQ
この板は殺伐としてなくて良いですね


新人さんとか叩いてせっかくの芽を摘んでしまう様なこともないし


アニロワ2ndはもう戦場ですよ
226Classical名無しさん:08/01/08 05:00 ID:PleJyIjI
その分、悪いことはあるから一長一短

ともかくsageるのを忘れず、誤爆スレへと進むのです
227Classical名無しさん:08/01/08 06:01 ID:sSbPgVC2
何故柊姉妹ってロワによってあんなに性格変わるのか教えてくれw
228Classical名無しさん:08/01/08 09:31 ID:2r7aijj6
>>225
ジャンロワという素晴らしい反面教師があるしね。
やっぱり荒れたかアニロワ2…
ここで育った新人達がロワ全体を盛り上げていくんだなぁ…
ジョジョロワくらいレベル高いと流石に手を出す気が失せるんだけどね。
229Classical名無しさん:08/01/08 09:42 ID:Y7Xn8VqQ
>>227
まあ姉の方はいつも悲惨な目にあうと相場が決まってるんだが
230 ◆CMd1jz6iP2 :08/01/08 13:27 ID:JiPQMQyg
どうも、ようやく帰ってきました。
一応修正のほうを投下してみました。
これで大丈夫かよろしくお願いしますー

>>31
はっはっはっはっはっは、初っ端から修正だZE
231Classical名無しさん:08/01/08 13:29 ID:zbAJyUW.
そして妹が狂気担当か…
まさに園崎の再来
232Classical名無しさん:08/01/08 14:16 ID:bECJb9jg
やべぇ、増員デジモンがまともだwwwww
233Classical名無しさん:08/01/08 14:19 ID:EnMd1Yl6
>>228
2ndはともかく初代アニロワも凄まじいぞ。
鬱的な意味で。
234Classical名無しさん:08/01/08 15:24 ID:EdqPfM5s
235Classical名無しさん:08/01/08 15:28 ID:EdqPfM5s
途中で送信してしまった

鬱的な意味ならギャルゲロワも凄まじい、熱血戦闘して心を分かちあえても症候群によって殺されるとか…… ってか圭一どのロワでも他の人の症候群治そうとして死んでないか?
236Classical名無しさん:08/01/08 15:44 ID:EnMd1Yl6
>>235
それが前原圭一、いつもなんとかしようとして死んでしまう。
そういえばギャルゲロワの参加者の中には猫の皮被ったビッチ女もいたなw

そんな鬱作品を見た後にカオスロワを見ると元気になってしまうww
あれはパロロワの鬱を直す特効薬。
237Classical名無しさん:08/01/08 17:14 ID:iwb2NEzo
そのギャルゲロワは発狂マーダーが光ってたな。
基地外と化したヘタレ皇帝だのアムロだの。
マーダーが普通に強武器を現地調達できるからある意味凄かった。
ダイナマイトとパワーショベルはいまでも忘れられん。
238Classical名無しさん:08/01/08 17:41 ID:bECJb9jg
ここは誤爆スレですか
239Classical名無しさん:08/01/08 18:33 ID:m3DY0e8o
ニコニコはバラエティ豊かで重複しているキャラが多いからな

まぁ、現実にはここのネタが一切なi(ry
240Classical名無しさん:08/01/08 18:49 ID:UbSJMvXY
鬱はテイルズロワの終盤が凄かった ってもうスレ違いだな
他の話題は少しならいいが長引くのは駄目だよな…
SSの感想とかもっと欲しいんだぜ
ネタが一切無いとか言ってるが>>136で振られてるのは全然答えられてないような気がするんだが

CMさんおかえり&修正乙です
これでtmさんのと合わせていけるかな
241 ◆KJJLTUDBrA :08/01/08 20:25 ID:.eVT9m1.
ええと、すいません。
延長申請です。
七割ほどできてますので、しばらくお待ちください。
242Classical名無しさん:08/01/08 20:46 ID:kxVSpLGM
>>241
おっ、えーりん予約した人かな。がんば〜
好きなキャラだから楽しみ。東方三国志で「罵倒」って技があった気がするけど、えーりんの罵倒とかご褒美だろ常考…
243Classical名無しさん:08/01/08 21:11 ID:m3DY0e8o
>>242
士気下がるどころか逆に上がりそうだなw

そういえばニートとえーりんの習得している兵法ってwikiに書いてあったっけ
244Classical名無しさん:08/01/08 22:34 ID:U/Kca7hE
えーりんに罵倒されたいwwww

足なーめーなーさい♪
245Classical名無しさん:08/01/08 22:44 ID:E4ht57C.
ニートの兵法は、大体書いてある。書いてないけど、罠破も覚えてる?
教唆あるから、幻術に劣る混乱同様、空気兵法だからいいのか……

えーりんは、統率88武力92知力96政治76
兵法:奮戦、騎射、走射、斉射、連射、連弩
投石、造営、石兵、罠破、教唆、混乱、罠、鼓舞、治療
弓さえあれば、YOKODUNAすら狙い打てるであろう名手
罠破&教唆持ちだが、フシギソウの攻撃を見切れなかったのを見ると、これも制限と言えるかも
ニートは……ほら、底辺はもう下がらないし
246Classical名無しさん:08/01/09 00:21 ID:KZrwwr2w
>>245
ニートは罠、罠破を覚える前に来た
247Classical名無しさん:08/01/09 01:51 ID:5jMsqgv2
弓……支給品にあったっけ?

……カタパルトタートルでがんばってもらうしか
248Classical名無しさん:08/01/09 02:02 ID:V3kxlTsI
頑丈な木と糸ありゃなんとかなるんじゃない?
えーりんなんだし
249Classical名無しさん:08/01/09 11:15 ID:cLd0F.k6
そういえば、東方キャラが出てるロワって他に何かあったっけ?
あとアイマスキャラが出てるロワ
250Classical名無しさん:08/01/09 11:32 ID:NP5Z/fT.
>>249
合いますはない。東方はLSロワに参加中
251Classical名無しさん:08/01/09 12:12 ID:cLd0F.k6
そうか。LSって事は有名ドコロは参加してないのか
252Classical名無しさん:08/01/09 12:58 ID:.M2C4v3c
LSが無名だと申したか
253Classical名無しさん:08/01/09 13:09 ID:y.2ozzG2
スカーレット姉妹だけだしな



254Classical名無しさん:08/01/09 14:36 ID:VIAnVmsU
最も健全なロワだよな、あそこは
あのロワを見習うべきだ
255Classical名無しさん:08/01/09 17:24 ID:y.2ozzG2
ねーよwwwwww
256Classical名無しさん:08/01/09 18:03 ID:NP5Z/fT.
このSSは住人が不適切なものと判断したので削除しました
257Classical名無しさん:08/01/09 19:19 ID:dslWPbFA
予約状況
◆KJJLTUDBrA(延長) 八意永琳、古泉一樹、ハルヒ、トミー、YOKODUNA、博麗霊夢、ヨッシー
◆jVERyrq1dU ニート、ロール、萃香、KAS

修正投下待ち
◆tm1pVTQmqw
◆CMd1jz6iP2

まだ放送から予約無しのキャラ
TASクラ軍


予約してる書き手さん2人をwktkして待ってるぜ
それとここにきてTASさんが空気か
258Classical名無しさん:08/01/09 19:52 ID:qtAocfuY
Nice boat.には

機関銃
レーザー砲
ミサイルランチャー
が搭載してあるみたいだな
259Classical名無しさん:08/01/09 21:09 ID:uly8rGe2
>>252
LSに参加してる東方キャラが、ってことだろ
ってお嬢様を無名と申したか>>251
260Classical名無しさん:08/01/09 22:19 ID:LWi4k8GM
>>258
ムスカが見つけたら空も飛ぶな
261Classical名無しさん:08/01/09 22:41 ID:FQPCqCsA
石ころがあればね。
262Classical名無しさん:08/01/09 22:50 ID:6tcKqxQ2
そういやお嬢様って愛されキャラ選手権の動画が週刊ランキングとかで結構上位に食い込んでたっけな。
年間ランキングでアカギを抜いてランクインしてたときは吹いたわw
263 ◆jVERyrq1dU :08/01/10 00:00 ID:X0TqHYss
すいません予約延長させて下さい。
現在6割ぐらいです。カオスな展開なのでまずはしたらばに投下しようと思ってます。
KASニートを書いてると楽しすぎて困る。おかげで自分にしては結構長めになってます。
土曜までには投下するのでもうちょっと待ってください。
264 ◆c92qFeyVpE :08/01/10 08:20 ID:anExrdOM
TASが神なら俺は空気キャラの繋ぎになる!

というわけでTASさん予約したいです
265Classical名無しさん:08/01/10 09:18 ID:YYaF9SrE
おじいちゃんが入ってない!
でも増殖限界とか、気になることは多いね。
266Classical名無しさん:08/01/10 09:19 ID:vnCCwAyA
TASさん予約ktkr
267 ◆jU59Fli6bM :08/01/10 18:37 ID:k0Xl6Xps
つかさ、ゴマ予約します。
最近wiki編集したり変な絵しか描いてなかったけど連休来るので繋ぎだぜ。
KJさんもjVさんもc92さんも楽しみにしてます。
268 ◆irB6rw04uk :08/01/10 19:16 ID:urrCfInE
塔組みを予約してみるかな
まぁつなぎだがな
269Classical名無しさん:08/01/10 19:33 ID:AxLU7z8o
明日の6時に2ch半日停止するらしいな
まあ明日の18時に帰る俺には関係のない話だが
270 ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 00:27 ID:obvbcfuA
やっと、できた……。
風邪引いて一日吹っ飛んだぜ……。

とりあえず、永琳、古泉、ハルヒ、トミー、YOKODUNA、霊夢、ヨッシーを投下しますよ。
271Classical名無しさん:08/01/11 00:29 ID:ZKplXsGs
本気の俺の支援を見るがいい!!
272Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 00:29 ID:obvbcfuA
ゴリ……ゴリ……
何かをすりつぶすような、そんな断続的に響く音で古泉は目を覚ました。
せっかくいい夢を見ていたのに、と思いながら目を開くと、すり鉢で何かを磨り潰している八意永琳が見えた。
なぜか彼女は、座布団の敷いてある正面の位置ではなく、机の横の位置で作業をしている。
「あら、目が覚めた? 古泉一樹。まったく、もう少し静かに眠ってほしいものだわ。おかげで睡眠薬を使うはめになったじゃない」
「えーと、おはようございます、八意さん。あの、そのすり鉢は?」
「すり鉢じゃなくて乳鉢ね。いえ、最近どうにも火力不足だと思ったから、薬を作っているのよ」
彼女の持つ鉢の中を覗くと、なにやら黒い粉末が入っている。
それを見て、古泉はピンと来た。
火力で薬と来たら、一つしかない。
「まさかそれは、爆薬ですか?」
「ええそうよ。でも、ただの爆薬だと火力が足りないから、少しいじってあるけどね」
永琳は喋りながら、陶器製の容器を2つ重ね合わせたものに、次々と様々な粉末を加えていく。
そして出来上がったのは、白い球状の小さな爆弾だった。大きさは卵より一回り小さいぐらい。
机の上を見ると、永琳の持っているのと同じものと、それとは別に黄色の四角いお菓子のようなものが、いくつか並んでいる。
「おや、こちらはなんです? キャラメルか何かですか?」
「それはDCS-8spというドーピング剤よ。ああ、緊急時でもない限り飲まない方がいいわ。
 副作用がない程度には効くけど、強い薬だもの。飲まないに越したことはない」
それを聞き、古泉は手に取ったDCS-8spを元に戻す。
「そうね一樹、あなたにも教えておくわ。とりあえずそこの箱を開けて」
273Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 00:31 ID:obvbcfuA
再び調合を始めた永琳が、古泉に指示を出す。箱なんてあっただろうか、と彼が辺りを見回すと、確かに茶色の箱がある。
それをあけると、中には鞘に過度な装飾のなされた剣が入っていた。
柄の部分は獣の顔となっていてなんとなく不気味だ。
「ええと、剣が入ってましたけど……あれ? 抜けませんね?」
「何か大きな力を持つ剣のようなんだけど、条件を満たさないと抜けないみたいなのよね。
 まあ、今はそれはいいわ。机の足の近くに、小さな穴があるのが見える?」
「ああ、ありますね」
永琳が作業をしているのとは、反対側の足の近くに妙なスリットがあった。それは丁度剣の幅と同じのようだ。
「じゃあ、そこに剣を差し込んで」
「さ、差し込むんですか?」
「ええ、奥まで」
「お、奥まで……アッー!」
「……いいからさっさとしなさい!」
奥まで剣を差し込むと、カチリと音がした。すると、ゴゴゴと机の下の床が下に沈んでゆき、ぽっかりと穴が開く。
「なるほど、これは……」
「そう、抜け穴よ。どこにつながっているのかわからないけどね。ちなみに、その剣を抜くと、すぐに穴は元通りになるわ」
よく見ると、穴の中には少し傾斜があるようで、滑り台のように滑っていけるらしい。
「しかし、どうして僕にこれを?」
そのとき、三回目の放送が流れた。
結局彼は、答えを聞きそびれた。
274Classical名無しさん:08/01/11 00:32 ID:ZKplXsGs
支援するものは救われる
275Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 00:33 ID:obvbcfuA
「霧雨魔理沙に前原圭一、か……」
永琳が少し手を止めて呟くが、すぐに作業に戻る。
「お知り合いですか?」
「ええ。二人ともあの中国での仲間よ。魔理沙は幻想郷での知り合いだけど。しかしあの魔法使いがねぇ……」
作業を続けながら、彼女は言う。
「それほどまでに強い人だったんですか?」
「ええ。彼女は多彩な魔法が使えるわけじゃないけど、おそらく、純粋な破壊力で言えば彼女の右に出る人間はいないわ。
 でも、これでまた二人も私の部下が減ってしまったわけね。厄介だわ本当に……」
ふぅ、と永琳はため息をつく。
「さて、完成っと。ああそうだ、あなたも自衛用に一つぐらい持っていきなさい」
「え、その爆弾を、ですか?」
「そうよ? いつでも私があなたを守れるというわけではないんだもの。さっきの獣の例があるように」
そう言って、彼女は半ば押し付けるように古泉に、爆弾と紙に包んだDCS-8spを一つずつ渡した。
「爆弾の方は、そのピンを抜いてから五秒後に爆発するように調整してあるわ。それとDCSは、緊急時以外は飲まないこと」
「ええと、この爆弾はどれほどの威力です?」
「まあ、ダイナマイトなんかより爆発力は小さいけど、ちゃんと使えば薄い壁なら簡単にぶちぬけるわ」
「……つまり、懐やポケットで爆発したら……」
「死ぬわね」
それを聞いてなんともいえないような顔をする古泉を尻目に、永琳は作ったものを懐にしまっていく。
なお、爆弾は少し大きいので、しまう先は帽子の中である。
「じゃあ、一度外に出るわよ。放送を聞いた奴らが、何か動きを見せるかもしれない」
「あの、これはどうするんです? 置きっぱなしでいいんですか?」
古泉が机の上のDCS-8spを指差して言った。
「それは、DCSを乾かしているの。そのままでも使えるけど、乾かしてから仕上げをしないと、ちゃんとした効果がでないのよ。
 でも、むき出しのまま置いておくのはまずいわね。このあたりの棚に、入れておきましょう」
それを棚にしまうと、彼女は地上へ通じる階段へ足を向けた。
276Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 00:37 ID:obvbcfuA
□ □ □ □ □ □
「はぁっ……はぁッ……っ、何とか撒いたわね」
涼宮ハルヒは周囲を見回し、近くに人の気配がないことを確認すると、壁を背にずるずると崩れ落ちた。
「くそっ……ッ!」
悔しげに地面をたたくのは、逃げることしかできない自分への憤りか。それとも狂ってしまった富竹への怒りか。
かれこれ数時間。彼女は富竹から逃げ続けていた。
休もうとすると富竹の気配がし、それから遠ざかる、ということの繰り返しである。
いくら、一般人としては並以上の身体能力を持つハルヒでも、さすがにそろそろ限界だった。
「それと、さっきの放送は……九人だったかしら? ッ、私がふがいないばっかりに……!」
放送のとき、彼女は丁度、死に物狂いで走っていたところだ。そのため、禁止エリアなど重要な部分を聞き逃してしまっていた。
だが、わずかに漏れ聞こえた『九人』という単語が、彼女の心を蝕む。
(私の所為で……九人も)
彼女自身わかっている。その考えはどうしようもないほど間違っていると。
だが、わかっていても彼女は考えてしまう。全ては、自分が富竹を殺せなかった所為ではないかと。
もし、自分が彼を殺せていれば、他の人は助かったのではないだろうか、と。
「は、ははは。私、大分疲れてるみたいね。殺す殺すって……どこのヤクザかってのよ」
彼女は無理やり笑い飛ばそうとするが、その声にも元気はない。
そして、彼女のつかの間の休息は破られる。
──どこだ涼宮ハルヒ! 出てこい!
まだ遠いが、声がする。
「……もう追いつかれたか。少しぐらい、休ませろ、っての」
声から遠ざかるように、ハルヒは壁を伝って歩く。
「……? あれは、薬局?」
当てもなく歩く途中、彼女は薬局の看板を見つけた。
「そうね。今なら、家に入れば、……見つからないわよね。それに、傷の手当も、したいし」
彼女はよろよろと、薬局に入っていった。
277Classical名無しさん:08/01/11 00:38 ID:j6jhZy62
 
278 ◆jVERyrq1dU :08/01/11 00:40 ID:BCKRryGI
もしかしたら今回の自分のSSで◆irB6rw04uk さんに迷惑をかけてしまうかもしれないのでぶっちゃけて言います。
前にAが一方的に見つけるみたいなたとえ話をしていたのは自分です。それで
スイカが塔組みを遠くから見つけて尾行しようと決意するみたいな展開があるんですけど問題ないでしょうか?

一応、時間帯を夜にしたり、塔組とかなり離れているみたいな描写をしてあまり迷惑をかけないように自分なりに書くつもりなんですが
もし不都合があるようなら言ってください。

このついでに現状報告、現在8割ぐらいです。なんかほんとにいろいろとすいません。
279Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 00:41 ID:obvbcfuA
しかし。
「……なんでなんにもないのよ! これじゃ、傷の手当どころか、栄養補給すらできないじゃない!」
薬局の一階にあるのは、せいぜいが永琳が飲み捨てたハッシーの空き容器ぐらいなものである。
「そうだ。せめて何か武器を……」
ハルヒが移動したのは台所。片っ端から引き出しやら何やらを開けて武器になりそうなものを探す。
(鍋やフライパンじゃ駄目、決定打にはならない。もっとダイレクトな……あった!)
見つけたのは、一般の家庭にありそうなごく普通の包丁。しかし、今の彼女には、心強い武器である。
(あとはどうやってあいつに近づくか、だけど……)
彼女にとって最大の問題は、富竹が拳銃を持っているということである。
予備の弾丸がなかったことは確認しているが、彼が何回発砲したかまでは覚えていない。
(弾切れを待つのは、リスクが大きすぎるわね。となるとどこかに隠れて不意打ちとか……)
彼女が考えているときである、再び富竹の声が聞こえた。しかも、その声は徐々に近づいてくる。
(なんでわかるのよ! いいえ、そんなことはどうでもいいわ。まずは隠れないと!)
丁度いいことにシンクの下は物入れになっており、食器や鍋の類はほとんど入っていなかった。
そのため、彼女はそこに隠れることにしたのである。
だが、そこにもまた誤算があった。
(しまった! ここじゃ向こうで何を言ってるかよく聞こえない!)
物入れの戸は、意外と丈夫で、音をあまり通さない。また、台所から、薬局の入り口へは大分距離があった。
そのため彼女の位置では、話している内容がほとんど聞こえなかったのである。
(少し扉を開ける? いえ、それじゃあもしかすると警戒させちゃうかもしれない。
 だったら、富竹の気配がなくなるまで持ちこたえれば……)
280Classical名無しさん:08/01/11 00:42 ID:j6jhZy62
 
281Classical名無しさん:08/01/11 00:42 ID:BCKRryGI
割り込みしてごめん
282Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 00:43 ID:obvbcfuA
□ □ □ □ □ □
永琳が地下から出たのは、丁度そのときである。彼女は出口の板を少し持ち上げて誰もいないことを確認し、外に出た。
「あー、やっぱり地下よりも外ね。生き返るわ」
うーん、と伸びをしつつ呟くが、外で声がしたのを聞き、少し怪訝そうな顔をした。
「八意さん、そこをどいていただけませんか? 外に出れな……おや、なにやら声がしますね」
「一樹、あなたは下に戻りなさい」
「はい?」
思わず聞き返す古泉。永琳は後ろを振り返らずに言う。
「もしかすると、ちょっと厄介な男がここに来るかもしれない。もしものことを考えて、逃げる準備をしておいて頂戴」
古泉は、はい、と素直に返事をすると、すぐに地下に戻っていった。
永琳は、地下への入り口がほぼ完璧に隠蔽されていることを確認すると、
レナとの戦闘で壊れた椅子を、表からは見えないように奥に隠した。
そのほかにも、不自然な何かがないかあたりを見回す。
そして最後に、今の自分の獲物である剣を、扉の影に隠した。
(ここで会った竜宮レナは、私のことを知らなかった。古泉一樹もまた同じ。だったら……)
ガタン、と薬局の扉が開かれる。
「隠れてないで出て来い! 涼宮ハル……」
声に振り返るとそこには、拳銃を突きつけたままポカンと口を開けている富竹ジロウがいた。
283Classical名無しさん:08/01/11 00:43 ID:ZKplXsGs
今だ、スネーク、支援を打ち込め
284Classical名無しさん:08/01/11 00:45 ID:RRi6DNfY
ドナルドは、支援に夢中なんだ!
285Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 00:45 ID:obvbcfuA
□ □ □ □ □ □
「あ、ああ。これは失礼。人違いでした」
慌てて拳銃をおろす富竹。それもそうだろう。憎き相手かと思いきや、そこにいたのは妙齢の美女だったのだ。
多少動転しても仕方がないといえる。
だが、彼はすぐに思考を停止することとなる。
「あ、もしかして富竹さん……ですか?」
見知らぬ相手に自分の名前を呼ばれ、富竹は思考が一瞬フリーズする。
だが、すぐにある可能性にたどり着き、再び拳銃を永琳に向けた。
「お前、あの主催者の仲間だな! そうでなけりゃ僕の名前を知ってるはずがない! さてはお前、涼宮ハルヒをかくまって……」
「あ、違います。私は鷹野さんの友人で、それであなたのことは何度か聞いたことがあって……」
「……へぇあ?」

数十分後。
「……なるほど、鷹野さんの友人の涼宮ハルヒさんでしたか。はは、これは失礼」
「いいえ。こういう異常な場所だとみんなおかしくなります。富竹さんだけじゃありませんよ」
長い時間永琳の説明を聞いて、富竹はどうにか少し落ち着いた。
永琳に、鷹野三四が自分についてどんなことを話しているかを聞いたためだろう。
同時に永琳は、富竹の陥っている思考について、おおよそ把握することに成功した。
彼が涼宮ハルヒを探していること。その涼宮ハルヒは、街の人間を皆殺しにしてやると言っていたこと。
ヘロヘロとしてふざけた男とその仲間が、主催者とつながっていて、自分に注射を打とうとしたこと。
そして、紫という女が黒幕だということ。
「しかしあの女、ぬけぬけと偽名を名乗るなんて! 次にあったら絶対に……」
「……それにしても、鷹野さんが話していたとおりですね。本当に頼りになりそうな人です」
「い、いやぁ、そう言われると照れるなぁ、ははは」
そういいつつ、彼は首をかき続ける。ちなみに拳銃とスタンガンはベルトに指してある。
それを見ながら永琳は、富竹を落ち着かせるために費やした時間全てを無駄にしかねない、問題の単語を口にする。
「あの、富竹さん? 鷹野さんに何度か雛見沢症候群という奇病について聞いたことがあるんですが……」
286Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 00:47 ID:obvbcfuA
それに富竹はすぐに反応した。ベルトから拳銃を抜き放つ。
「鷹野さんの友人だと言うあなたがそんなことをいうのか! 鷹野さんの薬は完璧だ! 雛見沢症候群が発症するはずがない!」
「ええ。鷹野さんが大変優れた研究者だということは私も知っています。伊達に彼女の友人をしているわけではありません」
「だったら何が言いたい!」
拳銃を突きつけられても、あくまでにこやかに彼女は言う。
「あなたには鷹野さんによって予防剤か何かを投与されていたのでしょう?
 でしたらあなたが雛見沢症候群にかかるわけがありません」
「あ、ああそうさ! 鷹野さんの薬が効かないなんて事はありえない!」
「でしたら、鷹野さんの研究データが何者かに盗まれた、とは考えられませんか?」
富竹の思考が、今度こそ完全にフリーズする。
「盗、まれた……?」
「ええ、そう考えるのが妥当です。首が痒くなる奇病なんて、サンプルデータもなしに再現できるわけがありません」
「……そうか、そうかわかったぞ! だから奴らは僕にしつこくC-120を投与しようとしたんだ。
 自分達の作り出した病気に対して、あの薬が効くかどうかを試すために!」
目をぎらつかせながら、笑う富竹。それを見ながら、永琳は眉一つ動かさない。
「それと、これは関係あるかわからないのですが、さっき白い服を着た女の子に会ったのですが、
 その子も雛見沢症候群に似た症状が出ていまして……」
「白い服? ……まさかレナちゃんか!?」
「それは私は知りませんが、彼女はここから東の方角、塔に向かって走っていきました。
 もしかすると、あなたの探している女もそちらの方角に……」
「だからあいつらは、街を目指してたんだな? 人の集まりやすい場所で発症させて、どうなるかっていう実験だ」
もはや富竹には永琳のいうことなど聞こえていない。
「ありがとう、ハルヒさん。おかげであの女の居場所がわかりました」
「それはそれは。どういたしまして」
慇懃無礼に永琳は会釈した。富竹は彼女に背を向けて、薬局のドアを開ける。
「待っていろよ、ニートども! お前達は僕が必ず止めてやる!」
「……え?」
永琳が最後にこぼした声など意に介さず、彼は駆け出した。
287Classical名無しさん:08/01/11 00:50 ID:ZKplXsGs
ドナルドのうわさ♪支援っ!
288Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 00:52 ID:obvbcfuA
□ □ □ □ □ □
「ふぅ……」
とりあえず、富竹がいなくなったことを確認した永琳は、隠した剣を取り出すと、椅子の背にぐったりと寄りかかった。
「まったく。いくら思考を読みやすいとはいえ、あの手の狂人の相手はもうしたくないわね。
 多分、普通に戦った方が楽よ、間違いなく」
彼女がやったことを言葉で表現するのは簡単だ。
基本的に人間は、己の信じるところのみで、世界を認識する。とはいえ、人間の認識能力には限界があり、
本当に心のそこから納得できる結果などほんの少しもない。だから、自己と世界とのすりあわせが必要となってくる。
半ば無理やりにでも、そこにあるものを受け入れる。そうでなければ、世界の中で生きにくくなってしまうからである。
だが、そのすりあわせが上手くいかなくなったとき、疑心暗鬼が生じる。
自分というちっぽけな器の中でしか世界を認識できなくなるため、世界の全てを信じることができなくなるのだ。
しかしそれは逆に、その器の中でなら全て信じることができる、ということでもある。
つまり、相手の信ずるもの、よりどころとする考えをを類推し、
それに沿った話をすれば、相手の思考の方向性を変えることが可能だということだ。
だが、言葉で説明するのは簡単でも、それを実際にできるかは別問題である。
相手の思考を常に先読みし、先手先手に布石を打っていく。それがどれだけ労力を要するものなのか。
(部下だからまあ、知ってはいたけど、それでも少し疲れたわね)
289Classical名無しさん:08/01/11 00:55 ID:j6jhZy62
 
290Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 00:55 ID:obvbcfuA
ちなみに、彼女が偽名を名乗ったのは、富竹が『八意永琳』という名前を誰かから聞き及び、
その名を危険視している可能性を考慮したからである。
その偽名に『涼宮ハルヒ』を選んだのは、それが一番危険度の低い名前だったからだ。
富竹にとって涼宮ハルヒは主催者側の悪である。つまり、『偽名かもしれない』という考えを伝えれば、
簡単にとは言えないが、こちらが本物であるという方向に思考を誘導できるのだ。
「少し危ない賭けだったけど、上手くいったわね」
もし少しでも怪しまれれば、すぐに彼の拳銃が火を噴いたことだろう。
(そういえば、、あの富竹も私を知らないようだったわね。もしかすると、あの大陸から来たのはほんの一握りということ?)
竜宮レナ、古泉一樹、富竹ジロウ。
この三人は、あの大陸から来たのならば、多かれ少なかれ彼女のことを知っているはずなのだ。
それなのに、彼らは永琳とは初対面だった。
ならば、彼女の知り合い全てが、彼女とは違う時間から呼ばれたとも考えられる。
(しかし、まさかニートが富竹と接触していたとは……。でも、あいつが殺し合いに乗るとは考えられないわね。
 おまけに角の生えた少女……伊吹の萃香かしら。合流は……いえ、可能性が低すぎる。ニートの保護は二の次にするしかない、か)
再び永琳はため息をつくと、地下室への入り口の蓋を上げた。
291Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 00:58 ID:obvbcfuA
「一樹、もう終わったわ。移動するわよ」
「ふう、一体なんだったんですか? それほど強い相手だったとか?」
古泉は伸びをしながら永琳に聞くが、彼女はそれを否定する。
「確かに富竹は人間の中では相当強い方だけど、私の敵じゃないわね。こちらが丸腰でも、まず負けないわ」
「だったら……」
「問題なのは、彼の病気なのよ。あれの末期発症者は極度の疑心暗鬼に陥り、本当の仲間すら信じられなくなる。
 だったら、こちら側より、相手側にいてもらった方がいいでしょう? そのための思考の誘導が厄介なのよ」
彼女が富竹を塔の方へ誘導したのは、別段誰かがいるという確証があったからではない。
ただ、確認した中で人が集まりそうな場所では、塔が一番手ごろな位置にあったからだ。
下手にかかわってやけどをしてはたまらない。そう考えての永琳の行動だった。
「さて、それじゃあここを移動するわよ。もし向こうに人がいなくて富竹が帰ってきたら、また面倒なことになるわ。
 せっかくの火種を、潰してしまうのは惜し……」
「……八意さん?」
古泉に向けて話している最中、彼女は突然言葉を止めた。そして目を見開いたままガバっと振り返る。
彼女が向いているのは壁。しかし古泉には、彼女がその向こうを見ているような感じがした。
「あの……」
「古泉。あなたは先にあの抜け穴から逃げなさい」
「…………」
逃げる準備、ではなく『逃げろ』という言葉に古泉は押し黙る。
さっきよりもより直接的な言葉。彼には何があったのかわからないが、永琳の言葉からよほどの危機が近づいていることを理解した。
だから彼は、何も言わずに再び地下に戻った。
292Classical名無しさん:08/01/11 00:59 ID:Iz9RQAxE
 
293Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 01:00 ID:obvbcfuA
□ □ □ □ □ □
「これはまた……ずいぶんと古い力が来たものね。アレなら……この殺し合いに乗っていそうか」
永琳は薬局を出る。そこから眺めるのは西方。まだ遠いけれども、そこに立つのは血まみれの相撲取りの姿をした男。
とっぷりと日は暮れ、いよいよ本格的に夜となろうかという薄暗がりの中で、その男はぼんやりと光っているように見えた。
(禍々しくは見えるが、大分消耗している様子。今ならどうにか殺せるだろうけど……殺し合いに乗った人間は生かしておきたいしね)
「逃げるなら逃げるで、タイミングが重要だけど。さて、どうしたものか……」
永琳は呟くと、その場に立って彼の出方を待った。

【E-3 町・薬局前/一日目・夜】
【八意永琳@東方シリーズ&新世紀 東方三国志〜ひぐらしの憂鬱〜】
[状態]:肩に怪我(縫合済み)、精神的疲労・小、体力消耗・小、背中に火傷(手当て済み)、古泉一樹を信頼
[装備]:王者の剣@DQ3、小型爆弾*5、DCS-8sp*5
[道具]:なし
[思考・状況]
1.あの相撲取りと手を組めないか思考中。無差別に襲ってくるようだったら、撤退を優先。
2.古泉一樹と協力して優勝を目指す。 かなり信頼。
3.ニートや皆を探す、必要なら共闘も考える
4.参加者を何らかの方法で誘導し、互いに潰しあってくれる状況を作る。
5.薬を作りたいが、無理はしない。
6.ゆめにっきはいずれ何とかしたい。古泉一樹にゆめにっきの耐性があれば読ませ、その内容を全て知っておきたい。
7.ゲームに優勝し、悪魔と取引をして皆が元通りになれることを願う。
294Classical名無しさん:08/01/11 01:02 ID:vuC91yy.
 
295Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 01:02 ID:obvbcfuA
【E-3 町・薬局内部・薬売りの部屋@怪〜ayakashi〜化猫 の部屋/一日目・夜】
【古泉一樹@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:頭部強打、八意永琳を信頼、肩脱臼(肩は永琳にはめてもらいました)
[装備]:無し
[道具]:支給品一式*2(食料一食、水二本消費)、ゆめにっき@ゆめにっき(手の形に血が付着、糸で厳重に封をしてある)
    逆刃刀@フタエノキワミ アッー!(るろうに剣心 英語版)、赤甲羅@スーパーマリオシリーズ、鎮痛剤二包み、
    睡眠薬一包み、糸(あと二メートルほど)、裁縫針、ワンカップ一本(あと半分)、武器になりそうな薬物、小型爆弾*1、DCS-8sp*1
[思考・状況]
1.夜逃げ準備中
2.キョン君(´Д`;)ハァハァ…ウッ……
3.優勝して、愛しの彼を生き返らせる。
4.殺し合いにのっていない参加者を優先的に始末。相手が強い場合は撤退や交渉も考える。
5.八意永琳と協力。かなり信頼。
6.優勝して「合法的に愛しの彼とニャンニャンできる世界」を願う(ただし、生き返らせることを優先)

※地下に薬売りの部屋@怪〜ayakashi〜化猫には現在蓋がされています。よく見れば床に変な所があるとわかるかも知れません。
 薬売りの部屋の床には退魔の剣@モノノ怪が刺さっていて、抜け穴の鍵となっています。抜け穴の行き先は不明です。
 抜け穴の大きさは、大人が這って通れる程度です。薬棚のどこかに、乾燥中のDCS-8spがいくつかあります。

※DCS-8sp
ドーピングコンソメスープ八意スペシャルの略、なのかもしれない。
反応速度の増加、筋力の増大など、服用者の身体能力の限界を引き出すことができる。効果は約30分。
ただし、服用者の外見に変化はない。また、使用後は空腹に見舞われる。
296Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 01:03 ID:obvbcfuA
【E-3 町・薬局内部・台所/一日目・夜】
【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:富竹への憎しみ、精神錯乱、左肩に銃創、左脇腹と顔面と首に殴られた傷、腕から出血、脇腹に弾丸がかすった傷
[装備]:陵桜学園の制服@らき☆すた、包丁
[道具]:支給品一式*2、びしょ濡れの北高の制服@涼宮ハルヒの憂鬱、テニスボール、アニマルマスク・サラブレット@現実、ゾンビマス

ク@現実(ゾンビーズ)
[思考・状況]
1.くそ、外の様子がわからない!
2.どんな手段を使ってでも絶対に富竹を殺す
3.脱出の協力者を探す
4.SOS団のメンバーを探す
5.ゲームから脱出
※第三回定時放送をほとんど聞いていません。死亡者の人数のみ把握しました。
※自分の服装が、かがみを勘違いさせたことを知りました
※自分が狂い掛けている事に薄々気づいています
※首を殴られたせいでうまくしゃべる事が出来ません。
297Classical名無しさん:08/01/11 01:03 ID:ZKplXsGs
ちょwww夜逃げwwwwwwww
298Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 01:08 ID:obvbcfuA
【E-3 町/一日目・夜】
【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:雛見沢症候群発症、鳩尾に痣、左肩、左腕に中程度の怪我、首から出血、首に痒み、顔面に打撲傷
[装備]:富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に、ベレッタM92F(3/15)@現実、スタンガン@ひぐらしのなく頃に
[道具]:支給品一式*2、ピッキング用針金、マネキン(腕が一本取れています)@デッドライジング フィルム
[思考・状況]
1.塔に向かったハルヒと名乗った女を追いかけて殺す
2.仲間になってくれる人を探す。
3.主催者の手先(ハルヒ、遊戯、ニート、ロックマン、ロール、エアーマン、ムスカ、スパイダーマン、永琳、ゴマモン、海馬、萃香、阿

部)を殺す。
4.水銀燈、博麗霊夢、アリス・マーガトロイド、霧雨魔理沙が敵かどうか調べる。
5.圭一、レナ、魅音の保護。
6.自分に打たれた薬の解毒剤を探したい。
7.ゲームから脱出し、主催者「紫」を倒す。
[備考]
※第三回定時放送をまったく聞いていません。
※本物の涼宮ハルヒの方がは偽名だと勘違いしています。
※雛見沢症候群が発症しました。首が痒いです。
※富竹は、首が痒かったりするのは、ロールやニートに何か薬を打たれたためだと思い込んでいます。
※主催者を、紫という人物だと思っています。
299Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 01:09 ID:obvbcfuA
【YOKODUNA@世界最強の国技SUMOU】
[状態]:疲労・大、重症、全身血塗れ、暗黒面に落ちました、ぼんやりと光っている
[装備]:なし
[道具]:支給品一式*4(水食料全消費)、ドリルアーム、クロスミラージュ(8/8)@リリカルなのはStrikerS、
    気合の鉢巻き@ポケットモンスター、クマ吉の手錠@ギャグマンガ日和、ドアラの着ぐるみ@ドアラ動画シリーズ、
    全自動卵割機@サザエさん、億千万の思い出@現実、マント羽根*2@スーパーマリオワールド、
    キーボードクラッシャーの音声(の入ったiPod)@キーボードクラッシャー
[思考・状況]
1.向こうにいる強そうな女に戦いを挑む。
2.SHURAとして、ONI-CHIKUSHOとして出会った者全てに戦いを挑む。
3.最後まで残ったら主催者とも勝負を望みたい。
300Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 01:12 ID:obvbcfuA
□ □ □ □ □ □

一方その頃。
「……いない、わね」
橋を渡った、船の南。霊夢たちはあたりを見回したが、そこにあるのはぺんぺん草も生えないほど荒れた土地だけだった。
つまるところ、彼女達は遅すぎたのだ。
一度YOKODUNAは、逃げていった海馬たちを追おうかと考えた。しかし、おそらく人がいるであろう町と、
彼らがどこまで逃げたのか見当がつかないこと、そして負傷の具合。
それら全てを考慮し、YOKODUNAは町へ向かうことを決めた。
しかし、そんなことを知らない霊夢たちは、あたりを探し回る。
「うーん、これだけ見晴らしがよければ見つかると思うんだけど」
『いくつか茂みがありますが、せいぜい隠れられるのは子供ぐらいでしょう』
「ぼ、ボクとしてはそろそろ休みたい、というのが正直なところ」
城から走りっぱなしのヨッシーは、若干疲れたような表情を浮かべている。
「しかたない。レイジングハート、エリアサー……」
『……レイム?』
「霊夢さん?」
突然霊夢はヨッシーから降りると、スタスタと歩み去る。向かう先はほんの20メートルほど先の小さな茂みである。
慌てて彼女を追いかけるヨッシー。
「ちょっと、霊夢さん。一体何が……ひっ!?」
茂みの陰で見えなかったそこにあったのは、血の海だった。
すでに大部分が乾いているものの、一面に血が飛び散り、川辺を赤黒く汚している。
そしてその中に沈む白と黒の服。
霊夢はその光景を無表情に眺めている。
301Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 01:16 ID:obvbcfuA
「霊夢さん!」
『レイム!』
「……あ。ああ、ごめんなさい。ちょっとぼうっとしてたわ」
何度目かの二人の呼びかけを受け、彼女はやっと我に返った。
そしてまた、何もいわずにきびすを返す。その向かう先は、町である。
「ち、ちょっとちょっと霊夢さん! 一体どこに行くつもりですか!」
「どこって……そのYOKODUNAとかいう奴を殺しに行くだけだけど?」
腕を掴んで霊夢を引き止めたヨッシーは、その声を聞いただけで、背筋に寒気が走るのを感じた。
思わず彼は、ゴクリとつばを飲み込む。
「ヨッシー、腕を掴まれていては奴を殺しにいけないわ。離さないとあなたから……」
カチャリ、と霊夢はレイジングハートを構える。しかし今度は、その杖から声がした。
『レイム』
「何よレイジングハートまで。あなたまで私を止めようというの?」
『私はただのデバイスです。ですからあなたが行くと言うのなら、私にあなたをとめることはできません。
 ですが、今のあなたでは、たとえ相手が手負いでも、勝利することはできないと、断言できます』
霊夢は眉をひそめる。
「なに? 私が遅れを取るとでも?」
『あなたは私だけで相手を倒せると考えているのですか?』
「だから、こうやってお札を……」
『わずか数枚の、即席のマジックアイテムでどうにかなる相手なのですか』
「…………」
霊夢はうつむいて黙り込んでしまった。レイジングハートはさらに続ける。
『第二に、あなたは以前、攻撃に反応できなかったことがありましたね。バリアジャケットとはいえ、服を切り裂かれています』
「…………」
『第三に、私達の最終目標はなんですか?』
ヨッシーに腕をつかまれたまま、彼女は顔を上げ、一つ深呼吸。そして一息に吐き出す。
「……なるほど。確かに冷静じゃなけりゃ、勝てる相手にも勝てないわね。はは、私らしくもない」
苦笑する彼女を見て、ヨッシーはほっと胸をなでおろした。
「ああ、ヨッシー、もう大丈夫よ。手を離して」
「あ、ごめんなさい」
慌てて、ヨッシーは手を離す。
302Classical名無しさん:08/01/11 01:18 ID:WKhHsd42
(血液的な意味で)真っ赤な支援
303Classical名無しさん:08/01/11 01:20 ID:ZKplXsGs
霊夢はYOKODUNAをつい殺っちゃうんだ♪
304Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 01:21 ID:obvbcfuA
霊夢は惨状の現場へと近づくと、それを再びじっと見つめる。
今度は無表情ではない。少なくともヨッシーには、涙こそ見えなかったが、彼女が泣いているように見えた。
「魔理沙。あなたは後で弔ってあげるわ。すぐに仇を討つから、待ってなさい」
そこで彼女は『おや?』と言って、首をかしげた。
茂みに黒い帽子が引っかかっていたのだ。戦闘の余波で吹き飛ばされたのだろう。
彼女はそれを、ひょいとかぶった。
「弾幕はパワー……って、似合わないわね」
『そうですね』
「うん」
ふたりに否定され、苦笑いを浮かべる霊夢。帽子を脱ぐと、それを大事そうにデイパックにしまった。
「じゃあ、まずはあの船の探索ね」
そういうと、霊夢は船を見上げた。
305Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 01:24 ID:obvbcfuA
□ □ □ □ □ □
『ここです』
船に乗り込む際、ヨッシーの跳躍力がわずかに足りず、霊夢たちが引き上げると言うハプニングこそあったが、
他には大きな事件もなく、霊夢たちは海馬に言われたブリッジにたどり着いた。
鍵を開け、中に入ると、早速レイジングハートがコンピュータにアクセスする。
(ベースとなっているのは地球の技術ですか。それにしてはこのコンピュータはやけに性能がいいのですが……。
 ……おかしいですね。あちら側のセキュリティは穴だらけです。まるで何かに襲われた後のような。
 とりあえず、深いところへのアクセスは危険なのでやめておいて、表層から情報を取得しましょう。
 代わりに、各所にアクセス時に有用なプログラムを浸透させておきます。余裕があれば他にも色々と……)
(あー、まあ、こういうものはよくわからないから、頼んだわよ。レイジングハート)
彼女はコンピュータをレイジングハートに任せ、ヨッシーとともに、出入り口の脇に座る。
「それにしても変ねえ。どこかから見られてる感じはするのに、エリアサーチにすら反応がないのがなんとも」
霊夢が呟く。そして、この部屋は違うけど、と付け加える。
「霊夢さんの、勘違いじゃないですか?」
「うーん。私は自分の勘に自信を持ってるんだけどなぁ」
言いつつ、彼女はここにくる途中で作っておいた数枚のお札を、扉を少し開けて放った。
それらはありえないほどの距離を飛び、廊下の壁に張りつく。
「これぐらいでいいでしょ。後は待つだけ」
「あれ、霊夢さん何かしたんですか?」
「いいえ、なんでもないわよ。さて、お札を作らないと」
霊夢は適当にはぐらかすと、戦力増強のためにお札を作り始めた。
306Encount "Modern or Ancient" ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 01:27 ID:obvbcfuA
【E-2 Nice boat.5階-船橋/一日目・夜】
【博麗霊夢@東方project】
[状態]:健康、バリアジャケットの腋部分破損
[装備]:レイジングハート@魔法少女リリカルなのはシリーズ、巫女風バリアジャケット@巫女みこナース
[道具]:支給品一式(食料1消費)、フリップフラップ@ニコニコキッチン、
    首輪、ドリル@ミスタードリラー、メモ用紙(140/200)、魔理沙の帽子
[思考・状況]
1.御札増量中。博麗アミュレットを作っています。
2.船を捜し終わったら、YOKODUNAを殺しに行く。
3.怪しい人には無理のない程度に接触、無害なら適当に交渉
4.今回の事件の解決(主催者の打倒)
5.クロスミラージュの確保(YOKODUNAを消し飛ばす際に無事なら)
6.お兄ちゃんねぇ……やよいから、離すべきだったかしら。
※日吉戦でのYOKODUNAの能力について、日吉から聞きました。

※船橋前の通路には霊夢の張った結界があります。
 物理的な効果はありませんが、船内でのみ、霊夢はそこを何かが通ったことを知ることができます。

【ヨッシー@スーパーマリオワールド】
[状態]:健康、軽く焦げてる
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(食料全消費)、RPG-7(残弾5)@GTASA、C4プラスチック爆弾@MGS [思考・状況]
1.とりあえず霊夢さんに協力
2.戦いになったら避難する。
3.ボスを倒す
※ヨッシーはKASをどこかの世界のマリオと思ってます。TASと関わっていません

※カイバーマンたちとの情報交換をしました。霊夢は大方把握しています。
307Classical名無しさん:08/01/11 01:28 ID:uwoHHx/U
恋色マスター支援
308 ◆KJJLTUDBrA :08/01/11 01:31 ID:obvbcfuA
以上で投下終了です。
遅れてすみません。
皆さん支援、ありがとうございました。

あと、風邪に注意。
309Classical名無しさん:08/01/11 01:32 ID:ZKplXsGs
投下乙!
永琳と古泉が今一番強いマーダーな気がするのは俺だけじゃないはず
310Classical名無しさん:08/01/11 01:32 ID:uwoHHx/U
投下乙!
支援、ちょい遅かったか…

霊夢より先にえーりんがYOKODUNAと接触するとは意外!
上の方のレスであった、霊夢とえーりんで共闘ってのも…?

魔理沙の帽子被ってる霊夢のイラスト見てみたいなぁ。
311Classical名無しさん:08/01/11 03:21 ID:FHQTMqVA
なんか地獄のモンスターみたいになってるな、YOKODUNAw
女子(おなご)の柔らかい肉が好きなの誰だっけ?
YOKODUNA!みたいな
312 ◆irB6rw04uk :08/01/11 10:05 ID:R0BKdaL.
>>278
把握しました。
まだぜんぜん書いていないのでその点は多分おkです。
じゃぁ一度予約を放棄します。
マーガリンあたりを書きたいようなきがするし
313Classical名無しさん:08/01/11 16:42 ID:gWlPYED2
YOKODUNAの戦闘力にえーりんの遠距離攻撃と頭脳がついたらもう誰が勝てるんだwwww
アニロワで言うとカズマと劉鳳とヴィータと長門をつっこませてもギリギリなんじゃないか
314Classical名無しさん:08/01/11 16:48 ID:gWlPYED2
あ、そういやでっていうはマリオくん出展だから一人称は「わたし」のはず。
315Classical名無しさん:08/01/11 17:46 ID:gWlPYED2
ポケモンコメントランキング三位になってるwwwwwwwwwwwww
316Classical名無しさん:08/01/11 19:12 ID:hwF9dvaE
レイジングハートはマスターと霊夢のこと言うな
317Classical名無しさん:08/01/11 21:55 ID:2kFx.Yec
>>311
クラモンAが女子ばっか喰ってる件について
318Classical名無しさん:08/01/11 22:15 ID:Bro82Whs
投下乙!
この霊夢、なんか全て終わった後でベランダかうわおまえなにを(ry
319Classical名無しさん:08/01/11 22:27 ID:ZKplXsGs
>>313
古泉「………僕は除け者ですか。」
320Classical名無しさん:08/01/11 23:24 ID:Foj81Zso
>>319
ハルヒと超接近してるから活躍の場はあるさ!多分!このまますれ違う可能性も否定できないけど!
321Classical名無しさん:08/01/12 00:06 ID:.AE/aX3Q
>>313
アニロワの対○ー○ー○の時は8人がかりだったっけ?アレはアツかったなぁ。

>>318
霊夢が生還したパターンの、エピローグSSが頭に浮かんでしまったじゃあないか
やっかいな事に、鬱→僅かな救いのパターンまでは浮かばなくて鬱で終ってるしw
322 ◆jVERyrq1dU :08/01/12 00:55 ID:BDongnQY
したらばに投下してきたぜ。読んで欲しいんだぜ。
予約延長したり他の書き手さんに迷惑かけたりして本当にすまんと言わざるを得ない。

今回は正直めちゃくちゃ疲れた。体調崩しかけたよ。ほんとに皆風邪には気をつけて
323Classical名無しさん:08/01/12 01:26 ID:MLbT2m4g
投下乙!
ニーKASの今後に期待!!
324Classical名無しさん:08/01/12 01:34 ID:.AE/aX3Q
投下乙!
でも誤字が1箇所あったよ。
レス番455の
>あいつ強そうだし見つかったら面毒さそうだな。
のとこ。「めんどくさそう」か「面倒くさそう」に訂正だな。

あと気になったのが、449の
>萃香ちゃんから飛び降りた時に
地の文では基本的にキャラ名は呼び捨てにしてんだから、、ちゃん付けはいらないんじゃあないか?



…銀様が…つるぺた…?
325Classical名無しさん:08/01/12 01:35 ID:xTNEdDyE
投下乙
メッチャ面白かった
ボケ×ボケは最強なんだなぁ
326Classical名無しさん:08/01/12 02:01 ID:g.kkrOeQ
銀様は……中にゅ……いやなんでもない
327Classical名無しさん:08/01/12 02:18 ID:z5jy.prI
ローゼンは貧乳好きと言わざるを得ない
328Classical名無しさん:08/01/12 02:25 ID:06pHQH4U
KASが出てくる話だと誤字なのかわざとなのかの判別がwwww

ところで今って通信混乱中だよね
ピエモンたちと連絡とか不可能なんじゃない?
それと電車も壊れたし若本さんどうやってピエモンのところに行く気だ
329Classical名無しさん:08/01/12 02:31 ID:.aseZHZ6
電車倒したゆとりはどうしたんだろ
急にアイデビやら赤野菜出てきて、一話読み飛ばしたかと思った。
330Classical名無しさん:08/01/12 03:15 ID:Jp25UBcw
エネミーコントローラーで操作できるのはエネミー本体だろう常考
本物(DMカード)はどこかなと思ったら萃香が持ってたw

それにしてもテニスボール連合、塔組以外は総崩れだな
ロックマンとスパイダーマッが「塔で待ち合わせ」と決めたのがこういう結果になるとは
331 ◆c92qFeyVpE :08/01/12 09:00 ID:Vyqq5Mok
TASさん投下ー
「……やっかいだな」

休息を終え、記憶している地図を思い出しながら――最速プレイをする者にとって、MAPの把握など基本にすらならない――TASは毒づく。
A-1が禁止エリアにされることで、それまでA-1、A-2にいた人間が禁止エリアに囲まれることを恐れ離れる可能性が高くなる、
そしてそのルートだが――このB-2の橋を超える以外に道はない。
この先に参加者がいるかどうかの確証が持てない以上、最速を目指すTASに取って待ち伏せは論外だ、
だが、逆に参加者がいた場合、ここを見逃すという手もまた惜しい。

「……」

そこで『五匹』のケラモンを見る。
休息を終えても電池の容量にしようと動かないTASに首をかしげながら、することもないのか水を飲んでいた。

「おい、お前」

一番新しく生まれたケラモンへ声をかける。
びくり、と体を震わせ、覚悟を決めた顔で近付いてくる。

「お前はこの橋の付近で身を隠していろ、参加者を見つけたら排除するんだ」

驚いたように顔を上げる。
どうやら何か勘違いしたらしい、ただ損をしないように指示をしただけなのだが。
待ち伏せさせている間ケラモンを増やせなくなるのは確かに痛いが、ケラモンを増やすために参加者を見逃しては本末転倒だ、
そのため、ケラモンを一匹ここに配置し自分は別の参加者を探す、
もしもここを通った参加者がケラモンを倒したとしても、こちらはまったく痛手にならない。
むしろ、こっちで増えて合流する必要がなくなるのだから相討ちの形になるのが理想である。
要するに捨て駒にしているのだが――どうやらケラモン達は「電池の容量にされない」点のみを見ているようだ、視線がうざったい。
「一時間……いや、二時間立っても誰もこないようなら――そうだな、山をうろついてエアーマンあたりについて行け」

地図の無いケラモンでは目的地を決めて動くことなどできはしない。
ならば自分の事を知ってるマーダ―に拾わせるのが一番だ、そいつらといれば勝手に消えてくれる可能性も高まるはずだ。
ケラモンが嬉しそうに橋を見張れる茂みに隠れるのを見ながら、TASは自分たちがどこへ行くかを考える。
町には行くのは後回しにしたほうが良さそうだ、前原圭一が死んだということは、他の何者かに襲撃されてやられたのだろう、
他の人間がそこに残っているとは考えにくい。
ならば町とは別に、殺し合いに乗っていなさそうな奴が隠れそうな場所……

「……城か、塔か……」

塔ならば町から近い、だが、隠れるのに適しているのは城だ、塔では火攻めにされればそれで終わる。
殺し合いに乗っていない人間がいる可能性が高いのはどっちか、この選択を間違えるのは大きなロスとなってしまう。

「……?」

何か違和感を感じ、ケラモン達を見るが何も変わっていない。
五匹のケラモン達は相変わらず――待て。

「増えているだと?」

ケラモンの一匹はすでに橋の方へと向かっている、四匹から増えるはずがない。
だが、現に目の前には五匹のケラモンがいる、一瞬橋へ向かった奴が戻ってきたのかと思ったが、他のケラモンの様子を見るとそういうわけではないようだ。

「……とにかく、電池の容量になってもらうぞ」

多いに越したことはないが、移動時には不便になる。
そう思い電池を差し出すと、あっさりとそのケラモンは自ら電池へと吸い込まれていった。
「何だ? 妙に素直だったな」

他のケラモン達を見ても首を捻るばかりで何も分からないらしい。
――あのクリサリモンに何か起こったのか。
このケラモン達とは随分と違っていたが、あれも元はこのケラモン達と同じ存在のはず、
向こうが消えたりしたら、その分こっちのケラモンが増える、という仮説はそれほど的外れではないはずだ。
とにかく、いつまでもこうしているわけにもいかないと思考を巡らせる。

「……城だな」

距離的にも近く、参加者のいる可能性も高い城をTASは選択する。
途中には川があるがケラモン達を踏み台にしていけば軽く超えられるだろうし、今さらその程度でこちらへの信頼はなくなりはしないはずだ。

「行くぞ、踏み台になってもらう」

ケラモン達を従え、TASは城への道を駆け出していく。
六匹目のケラモン、それが意味することに、TASは気づかない――
【C-2 川を越えている最中/一日目・夜】
【TASさん@TAS動画シリーズ】
[状態]:右手親指以外欠損、左拳骨にヒビ
[装備]:五寸釘3本@現実(ポケットの中に入っています)
[道具]:ウルトラスーパー電池(残り40%)@ドラえもん
[思考・状況]
1:城へ向かい参加者の排除
2:クリサリモンがやられたのか……?
3:生きて、ケラモンとの連携で最速を目指す。ケラモンは生き残るための駒
4:町の状況の把握
5:ゲームに乗っていない単独の人間は殺し、武器を貰う。
6:ゲームに乗っている人間とはなるべく戦いたくない。
7:武器の調達。出来れば食料も
8:殺戮ゲームの最速クリア。
※KASのことを、自分の二番煎じ、偽者だと思っています。
※ケラモンの名前、増殖限界、進化することを知りました。
※増殖限界については、最大数が二倍になるのか一体増えるだけのなのかで迷っています。


【クラモン(ケラモン)B】
[状態]:健康 現在4体
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1:TAS、マジヤッサシー
2:とにかく数で勝負
3:TASを利用してうまく遊びたい
4:イタズラしたい
5:向こうのクラモン、何があったんだ?
※クラモンAがチューモンにされ、更に参加者の一人にされたことで増殖限界がクラモンBの方に集中しました。
※ただし、6匹を超えて生まれるケラモンは自我が弱いようです。
【クラモン(ケラモン)C】
[状態]:健康 現在1体
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1:TAS、あなたが神か
2:橋を見張る。参加者が来たら排除
3:とにかく数で勝負
4:TASを利用してうまく遊びたい
5:イタズラしたい
6:一人は寂しい
7:向こうのクラモン、何があったんだ?
337Classical名無しさん:08/01/12 09:10 ID:HFvrQDt.
支援
338 ◆c92qFeyVpE :08/01/12 10:08 ID:Vyqq5Mok
たかが5レスで規制になるとは思わなかった
投下終了してますー
339Classical名無しさん:08/01/12 12:46 ID:hgQcNJug
投下乙!なんという主催側ww
ゆとりやらハックやらでもはやズタボロってレベルじゃないwwww
340Classical名無しさん:08/01/12 13:11 ID:KteAKZaE
これじゃ四天王消してよかったのか不安になるwwww
341Classical名無しさん:08/01/12 14:30 ID:qsKbfcHY
クラモンが魅神になってるwwwww
342Classical名無しさん:08/01/12 17:13 ID:T5CiHUx6
>>322
仮投下乙!
いやはや笑かしてもらったw

ところで、通信とか復旧するの早すぎない?
わずか一時間やそこらで復旧するのはちょっと……
それと、アイスがそこにいるのは、放送前に移動してきたと解釈できるからいいんだけど、
放送後の襲撃によって、現場に混乱があったことは必至だろ?

>>338
投下乙!
城か……
そういえば、TASは社長とかと会ったことが会ったね。
343Classical名無しさん:08/01/12 17:33 ID:KteAKZaE
>>322
仮投下乙w
ロールちゃん怖すぎると言わざるを得ない。
人間性としてはKASのが若干まともっぽいな。ニートも覚醒さえすれば…
344 ◆jVERyrq1dU :08/01/12 18:57 ID:BDongnQY
えーみんなの話を聞いて修正箇所を纏めてみた。こんな感じでいいかな。
・つるぺた銀様を修正
・放送後のゆとり襲撃やその他諸々の混乱を追加する
・若本さんがピエモンの所に行く方法などを描写

面毒さそう、は自分でも気づいてたけどKASだからいいかと思ってそのままにしておいた。
345 ◆jVERyrq1dU :08/01/12 22:05 ID:BDongnQY
すいません。明日から旅行行く事になったので修正遅れます。
346 ◆jU59Fli6bM :08/01/13 13:45 ID:e73EUBFA
模試があったの忘れて遅れましたサーセン
つかさとゴマ投下します。
347 ◆jU59Fli6bM :08/01/13 14:04 ID:e73EUBFA
戦いが終わり、いつもの静けさを取り戻した岩山。
つかさは前まで洞窟の一部であった岩に寄りかかって座り、爆発で気絶したティロモンを前に夕食を食べていた。

「うん?おかしいなあ…」
手にあるのはまだ半分も食べていないパンが一つ。
「お腹空いてないのかな?」
夕食の時間なのに、つかさの身体は空腹を忘れているようだった。仕方ないのでパンの残りをデイパックにしまった。

「あれ…このデイパック、誰のだったっけ?」
ふと、目に入ったのは模様が描かれた石。
つかさはようやく、前にここを出て行くときに持ってきたデイパックのものであることを思い出す。
ペンダントを取り出し、説明書を読む。
「私が助かったのは、これのせいだったんだ…」

―あの時あのまま死んでいれば、今ごろ天国でお姉ちゃんと一緒に…

「…ううん、これがあったからゴマモンと会えたんだ。このペンダントはお姉ちゃんの敵に会わせてくれたんだ。だったら生きてることに感謝しないと」
一抹の思いをすぐに振り切り、ペンダントを首にかける。
「せっかくだから、持ち物を全部整理しておいたほうがいいよね。ティロモンと弾の少ない銃じゃ頼りないし」
348 ◆jU59Fli6bM :08/01/13 14:06 ID:e73EUBFA
そう言って、笛、薬のようなもの、テニスボール、デジヴァイス、カード、青い宝石を地面に並べていく。
そして、最後に取り出した髪の束を見てつかさの動きが止まった。
月明かりに照らされたそれは、かがみと同じ、紫色に輝いている。
(なに、これ…お姉ちゃんの?)
姉への恋しさが蘇り、一瞬つかさの目が震える。下唇をきゅっと噛む。

「お姉ちゃん…安心してね。私、がんばるから。生きて、お姉ちゃんの苦しみをもっとあれに味わわせられるように、がんばるから……だから私の中で、見守っててね」

髪を胸のポケットにしまい、再び前を向いた顔は既に笑顔に戻っていた。

続いて笛を見る。リコーダーなら吹いたけど役にたたないかな。使えなそうなので片付ける。
次にピーピーマックスの説明書を読み、ティロモンはこれで長持ちするかもと思いながら片付ける。
何の変哲もないテニスボール、ティロモンに関係するらしいもの、今は使えないカード…これといって役立つものはな

い。説明書を読んだものから次々しまっていく。

「あれ?」
デイパックを開けて目に入ったのはさっき出したはずの青い宝石。
今地面にも同じものが置いてある。
「2つだったのかな?」
そう思って宝石を並べる。
説明書を出そうともう一度中を覗く。
また1つ入っている。
どうやらデイパックから取り出しても無くならない。というより1つずつ増えるらしい。
「こんなところじゃなかったら大金持ちなのにな」
ぽんぽんと数個投げてみる。宝石自体は普通のと変わりないようだ。
349 ◆jU59Fli6bM :08/01/13 14:07 ID:e73EUBFA
説明文を読んでみる。

『ゲゲゲ!コウモリだ 何か宝石のみたいな物をあてれば』

何故か意味不明な文しかない。
「コウモリなんていないじゃん…」
(これじゃ役に立たない荷物ばかりだよ。ま、いいか。ティロモンならまだまだ死なないしね)
その目線は夕食を食べてから初めて瓦礫の中に向けられた。

「もう…気がついてるんでしょ?楽して休む気満々なわけ?」

ビクッと瓦礫が揺れ、岩の破片が転がる。

「大体、こうなったのはティロモンのせいでしょ?一撃で殺してってあれほど言ったのに。動けなくて当然な結果
だよね。でも、まさかこのままってわけじゃないよね?」

瓦礫が少しずつ崩れ、中から満身創痍のティロモンが這いずり出てくる。
全身が傷と火傷だらけでボロ雑巾のようだ。

「早くしてよ。私はもう準備を終えたよ。わざわざティロモンが起きるまで待ってたんだよ」
「つ…か、さ、ごめ…ゲホッ、ごめん…なさ…い、ご…めん、な、、さッ」
「もう、本当に駄目な子だね。これから歩いてもらわないといけないのに」
「さ…い、つかさ…ご、め…な」

「…うるさい。早く黙ってついてきてよ」
350 ◆jU59Fli6bM :08/01/13 14:14 ID:e73EUBFA
つかさは食料を取り出してティロモンの口に押し込む。
「ガ…グッ…」
「動くようになったら」
ピーピーマックスも食べさせる。
「街に行こう。こなちゃんに会いたい」

「…つかさ、行く…の?つかさの仲間…待たなくていいの?」
少ししてティロモンがようやく立てるようになった。
ふらふらと浮き上がって質問する。
一瞬、間が空いてから、つかさが口を開いた。

「いさじさんもカービィも」
つかさが振り返ってこっちを見る。
「人殺しの味方だった」
暗くて分からないはずなのに、つかさの顔が恐ろしくて顔をそらす。
「だったら私はもうあの人たちを待つ必要はないじゃん」

「私が間違ってると思ってるの?」

「…間違って、ない…です」
「だったら早くついてきてよ、さっき逃げたあの子が仲間を呼んでくるかもよ?
そうしたら私を守るどころじゃなくなるよね。そうでしょ、ティロちゃん?」
「はい、そのとおり、です…」

どんなに限界だからといっても休むことは許されない。つかさが行くと言ったら行かなければいけない。
ティロモンはボロボロの体に鞭打ってつかさの後を追った。

後に残ったものは、血だまりと瓦礫と様々な形の無念。
その全てを作らせた少女はその全てを笑い前へと進んでいく。
彼女が置いていった宝石たちは月の光を受け、涙のように輝いていた。
351 ◆jU59Fli6bM :08/01/13 14:14 ID:e73EUBFA
【C-3 洞窟前/一日目・夜中】
【ゴマモン(ティロモン?)@デジモンアドベンチャー】
[状態]:火傷、体力低、疲労大、精神衰、つかさの言いなり、傷だらけ
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1.つかさに許してもらうために、死なない
2.つかさに許してもらう
3.オメガモン、真、琴姫の仲間にも許してもらう
※つかさを精神の拠所にしています。つかさが死ねば壊れるでしょう。
※放送を聞き逃しました。



352 ◆jU59Fli6bM :08/01/13 14:15 ID:e73EUBFA
【柊つかさ@らき☆すた】
[状態]:全身に軽い打撲、手のひらを怪我。精神に異変、感情欠落、ニコニコ
[装備]:ニューナンブ(弾数3/5)@現実 、飛行石のペンダント@天空の城ラピュタ、琴姫の髪
[道具]:支給品一式*3(食事二食分消費)、ピーピーマックス*2@ポケットモンスター 、
Fooさんの笛@ニコニコ動画(γ) デジヴァイス@デジモンアドベンチャー、テニスボール*2
光の護封剣@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(現在使用不可)、宝石みたいな物@呪いの館
[思考・状況]
基本行動方針:ゴマモンを許すまで利用する(許すつもりなどない)
第一行動方針:街に行く
第二行動方針:カービィを敵と判断。殺したい
第三行動方針:福山さんを埋葬してあげたい
第四行動方針:基本的に敵はゴマモンに殺してもらう。できるなら自分でもやる。
第五行動方針:最後に、ゴマモンを残酷に殺す
第六行動方針:笑顔が取れないよ?
※ティロモンの考えていることが表情で読めるようになってきました。
※琴姫の髪をかがみのものだと思っています。

※宝石みたいな物@呪いの館(古いHDDを整理していたらカオスなゲームが見つかった)
普通の宝石です。投げればコウモリを打ち落とせるくらいです。
捨ててもいつの間にかデイパックの中で復活して、無限に使えます。仕様なのかバグなのかは分かりません。
353 ◆jU59Fli6bM :08/01/13 14:26 ID:e73EUBFA
題名忘れてた。「無限大な思いのあとの」です。
あと投下完了。不明支給品があったので最近流行った動画から選んでやってしまった。
ロードローラーか予言書(断言書)にしたかったとかは言えない
354Classical名無しさん:08/01/13 14:39 ID:40reQQS.
投下乙
イ゛ェアアアなアイテム出たな
街マーダーいっぱいでホントE地点は地獄だぜヒャッハー!
355Classical名無しさん:08/01/13 15:36 ID:7Noj67Sk
つかさはやっぱ恐ろしイ゛ェアアアアアアアア!!
356Classical名無しさん:08/01/13 16:50 ID:5dPrVvfo
つかさとトミーが被るのは俺だけ?
357Classical名無しさん:08/01/13 17:05 ID:3a7BVu6g
川口オートで数年前、落車後に慌てて飛び出した
係員がはね飛ばされた事があり死亡事故にならなかった
のとレースが成立したので、その模様が夜のTV埼玉
バッハプラザの レース結果の中で放送された
らしいけど、 どなたかご存知の方いますか?
スタンドでオッちゃん達が話してた…
ニコニコ動画あたりで流れてませんか?
情報ある方、教えて下さい
358Classical名無しさん:08/01/13 17:30 ID:7Noj67Sk
スレ違いである
359Classical名無しさん:08/01/13 17:36 ID:9sFJI5bo
呪いの館ネタ吹いたw
山に固まってた参加者がほどよくばらけてきたかな。その代わりに今度は街周辺がカオスな事に…

>>357
誤爆?よくわかんないけどyoutube板で聞いてみたらどう?
360Classical名無しさん:08/01/13 17:55 ID:40reQQS.
あれだ、これは板違いしたと思わせるための釣りだろ
というか自分で検索したらどうだ
361Classical名無しさん:08/01/13 17:59 ID:cWK007Rg
ティロモンが火傷と傷だらけなわけだが……
調子近距離で洞窟が崩れるほどの爆発が起こってこの程度とは考えられないだろ
362Classical名無しさん:08/01/13 18:02 ID:40reQQS.
>>361
あれだ、いさじ喰ったからその分を回復にまわしたんじゃね?
363Classical名無しさん:08/01/13 18:13 ID:cWK007Rg
食べた瞬間回復ってどんな化け物だ……ああ、カービィか
364 ◆IU4EWEf33I :08/01/13 23:07 ID:5dPrVvfo
古泉とハルヒを予約してもよろしいですか?
>>321の通り◆irB6rw04uk氏が塔組でなくマーガリンを書くならば予約しませんが
365 ◆irB6rw04uk :08/01/14 00:20 ID:EsGAShp.
>>364
古泉とハルヒは近くにいますがそこを何とかするのが書き手だと思いますので取り敢えず書いてみてください
◆IU4EWEf33I 氏が投下したら腋巫女とエーリンにピザを予約します
366 ◆IU4EWEf33I :08/01/14 02:11 ID:S43ayIhc
解りました、なるべく早く書き上げます。
申し訳ございませんでした。
367Classical名無しさん:08/01/14 03:00 ID:EsGAShp.
http://swfup.info/view.php/8124.swf
SIRENが好きな俺がムシャクシャして作ったFLASH
まだほとんどできてないがこれをwikiに搭載していいのだろうか?

bmpばかり使ってたらかなり重くなってしまった……
368Classical名無しさん:08/01/14 08:22 ID:5GyMIQZQ
あれ、爆発に巻き込まれたときにティロモン進化してなかったっけ?
369Classical名無しさん:08/01/14 09:50 ID:zAOP2deM
>>367
これは良いSIRENw
続きもがんば
370Classical名無しさん:08/01/14 12:29 ID:IgeR9bN6
>>367
これはいいタイムチャート
GJだ
371 ◆IU4EWEf33I :08/01/14 14:33 ID:S43ayIhc
じゃあガチホモとツンデレを投下します
372 ◆IU4EWEf33I :08/01/14 14:37 ID:S43ayIhc
「逃げろ……ですか」
地下に戻った後、僕はずっとさっきの八意さんのセリフを思い返していた。
前に言われた『逃げる準備をしろ』なら解る、その言葉には『ピンチになったら私も一緒に逃げるからその準備をして』と言うニュアンスがあるからだ。しかし、彼女は『逃げろ』と言った。
僕と彼女はさっき出会ったばかり――いや、彼女の方は前に僕に出会っているんでしたね。
でも、この殺し合いの場において、尚且つ僕ら二人は優勝を目的としているのにも関わらず――彼女は『逃げる準備をしろ』とは言わなかった。
『逃げろ』とは明らかに『僕独りで』という事。もう合流できないかもしれないのに、折角出来た仲間と。彼女は薄情な奴では無い、僕が彼女を信用している様に、彼女も僕を信用してくれているはず、何故?
――いえ、答えは解っています。彼女が話をした時の仕草から、解っていました。でもそれを素直に受け入れるのには、かなり迷いがあった。日本人の悪い癖だな。
恐らく彼女は“僕一人で優勝できるだけの能力がある”と思ってくれている。そして僕が優勝し彼女の“皆を元通りにする”という願いを叶えてくれると思っている。
僕も馬鹿じゃあない。彼女の語調から、あの壁の向こう側には恐ろしいほどの危険があるということが感じ取れた。彼女も命を落しかねない位の危険が。
373 ◆IU4EWEf33I :08/01/14 14:39 ID:S43ayIhc

――今、僕の目の前にはいくつか道が並んでいる。
僕は今、それを選ばなければならない。
でも、その道の先を僕は見ることが出来ない。
道の先を見るのは、僕の超能力では無理だ。

――どの道を選ぶ、古泉一樹?

このまま逃げるか?
それとも助けに行くか?
はたまたここで待っているか?

いや、そんな事最初っから決まっている、改まるまでも無い。

助けに行く。

そうでなければ何故彼女をあの化け物から守ったのか解らない。そうしなければ優勝もできない、当然“彼”も戻ってこない。
とりあえず今は出来ることをしよう。
僕は2人分のディバックと乾燥中のDCSを持ち、台所へ向かった。

「くそッ!どうして設計者は隙間でも空けておかなかったのよ!!何も解らないじゃない!!!」
小声で悪態をついてみる。とりあえず喉を攻撃されたダメージは引き、喋れるようにはなったが他のダメージも酷い。
「もう富竹は居なくなったような気もするけど……居るような気もするし………」
それにしても、どうしてこうなってしまったのか。こんな非日常は私が望むようなものではない。いつもの日常に戻りたい。
有希、みくるちゃん、古泉くん………キョン、助けて!!
でも有希とキョンはもう居ない。もう、話をすることも声を聞くことも出来ない。二人の死、その事実が重くのしかかる。
ここに居るSOS団は古泉君しかいない。いや、もう誰でもいい、助けて……
こんな思考を何回繰り返しただろうか?でもこの思考は今最も会いたい人の一人によって中止させられた。

「涼宮さん、出てきてください」

374 ◆IU4EWEf33I :08/01/14 14:42 ID:S43ayIhc
暗いシンクの中に光が射す、それと共に懐かしい顔が飛び込んできた。SOS団の副団長の顔だ。

ここに涼宮ハルヒが居ることは僕も八意さんもわかっていた。元々八意さんが外に出た理由はこれだった。
涼宮ハルヒがここに入って来た時に発した音はちゃんと地下にも伝わっていた。
この女は僕の最も嫌いな奴だ。八つ裂きにしても余る、凌遅の刑にしても気は晴れない。
でも、この空間ではそんなものでも使わないと生き残ることは出来ない。
一時の感情で可能性を潰す、そんな愚の骨頂を僕は犯すつもりはない。
彼女にはして貰いたい事が二つある。
「…古泉くんッ!」
彼女が抱きついてきた。彼女が僕の事が好きならば良かったのに、そうすればこの女にも幾許か救いはあった。
殴り飛ばしたい気分を振り切り、まずは彼女を安心させようとした。
「涼宮さん……どうしたんです、その酷い格好は?」
僕は彼女からこのようになった一部始終を聞いた。
そして解ったことが一つ、“彼女は今、普通の精神状態ではない”。
話の中で彼女は、彼女がいつも使わないようなとても汚い単語を連呼していた。
日本語の限界、そう言葉を置き換えてもいいほどに。
こんな精神状態ならば、楽に落とせる。
「涼宮さん、キョン君は死んでしまいました。」
少し語調を強めてみる、初めの言葉はこれでいいだろう。
「そっ…そんなの解っているわよ………」
やはり彼女は動揺した。いい、計画通りだ。
「でももし、蘇らせる方法があったとしたら?」
「えっ?」
泣くのをやめ、こちらを見ている。普通の男なら落とせそうな、潤んだ眼。
まあ、僕には無効ですがねwwwwそういうのはアホの谷口にでもして下さい。
375 ◆IU4EWEf33I :08/01/14 14:45 ID:S43ayIhc
「それは……貴女が、元の世界に帰る事です」
彼女は何故自分が元の世界に戻ることが彼の蘇生に繋がるのか解らないだろう、だから続けてこう言う。
「信じてもらえないかも知れませんが―――貴女には、願望を実現する能力があるんです」

――そこから僕は、今まで彼女以外のSOS団のメンバーが秘密にしてきた全てを打ち明けた。
彼女自身のこと、長門有希のこと、朝比奈みくるのこと、そして僕のこと。
もし彼女が普通の場所で、普通の精神状態であったら全く信じなかったであろう。
でも今の彼女は普通の状態ではないのだ。彼女は僕の話を半信半疑ながらも信用した。
これが彼女にして貰いたい事の一つだ。主催者は信じられない。あいつらは僕らの殺し合いを見て楽しもうとしているわけではないだろう。
必ず目的があるはずだ。そのためにこの殺し合いをするという状況が必要だったのではないか?
だとしたら人を――それも参加者全員を蘇らせろといっても、叶えてくれるハズがない。そもそも願いを叶えるといった事さえ嘘かもしれない。
ならばこの女を優勝させ、彼女に参加者を蘇らせる事をさせる方が確実だ。
「でもさっき話した富竹って奴のことをず〜っと私はブチ殺してやりたいと思っているけど
さっき古泉くんの話した能力が私にあったのなら、もう脳漿ぶちまけて死んでいるハズよ」
やれやれ、僕は右手を首に持っていった。
376 ◆IU4EWEf33I :08/01/14 14:47 ID:S43ayIhc
「これが原因です」
「これって……首輪?」
僕は八意さんと話した事を思い出す。雑談中、彼女は自分の能力が抑えられていると言っていた。
そしてその原因はこの首輪じゃないか?とも、彼女は言っていた。
恐らく能力だけ見たら涼宮ハルヒは主催者達よりも強力だろう、能力だけを見れば。そんな彼女の能力を、主催者達は抑えないはずは無い。
その旨を僕は彼女に伝えた。
「なるほど……本当に主催者達はムシケラ以下ね、串刺しにして晒してやりたいわ」
「まあ能力の確認はこの首輪の外れた時にでもして下さい」
「………でも、どうやって元に戻るの?」
そこはやっぱり話さなきゃか
「どうやってって、優勝してですよ」
「えっ……でもそれって………」
「ええ、他の参加者達は殺すことになります」
「そんな……」
彼女は手を口に持っていき目線を下に移した、動揺しているな。散々さっきまで殺すだのなんだの言っていたくせに。
「いいですか、涼宮さん。貴女が元の世界に戻れればキョン君だけでなく他の皆も生き返るんです」
「でも……」
「よく考えてみて下さい。貴女以外の人が優勝したら、そいつしか生きて元の世界に帰れないんですよ。
も僕たちが優勝したら皆が生き返り、全ては上手くいくんです。……正義はどちらです?」
そういうと彼女は黙ってしまった。この話はこれくらいでいいか。
377 ◆IU4EWEf33I :08/01/14 14:49 ID:S43ayIhc
さて、本題に入ろうか。もう話して3分くらい経過してしまっている。
「そして今、僕の仲間は危機的状況にあります」
「……」
「恐らく彼女は今闘っている……いま外から聞こえてるのはその音でしょう」
「……」
「貴女に手伝って欲しい、彼女は僕たちの“作戦”に必要な人です」
「……」
さっきから彼女は沈黙を通している、これは……駄目か?駄目ならば殺すしか……
「答えを……涼宮さん………」
「……わかったわ」
そういうと彼女は立ち上がり、いつもの調子で
「じゃあ作戦を立てましょう、敵を殺すには作戦が必要でしょ?」
と言った。
これは機関的にはマズイ事かも知れない、でも生還することの方が重要のはず。
生きて帰れたら長門さんにでも記憶操作を頼めばいい。それにこの緊急事態でそんな事言っていられない。
ともかく僕は一応勝った、後は八意さんだけだ。
「ではとりあえずこれを」
僕は彼女に二つ薬を渡す
「何これ、古泉くん?」
「右が鎮痛剤です、見たところ傷も酷いし使って下さい。左はドーピング剤、コンソメじゃないですよ。
まあそれは僕の指示で使って下さい。さて、実は作戦はもう考えてあるんです」
「え!!本当?」
「じゃあまず段取りから……」

378Classical名無しさん:08/01/14 14:51 ID:CPzT5Coc
SEEEEEEEEEEEEEEEEEEN
379 ◆IU4EWEf33I :08/01/14 14:52 ID:S43ayIhc
【E-3 町・薬局内部/一日目・夜】
【古泉一樹@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:頭部強打、八意永琳を信頼、肩脱臼(肩は永琳にはめてもらいました)
[装備]:無し
[道具]:支給品一式*2(食料一食、水二本消費)、ゆめにっき@ゆめにっき(手の形に血が付着、糸で厳重に封をしてある)
    逆刃刀@フタエノキワミ アッー!(るろうに剣心 英語版)、赤甲羅@スーパーマリオシリーズ、鎮痛剤一包み、
    睡眠薬一包み、糸(あと二メートルほど)、裁縫針、ワンカップ一本(あと半分)、武器になりそうな薬物、小型爆弾、DCS-8sp(乾燥中のものも)
[思考・状況]
1.永琳をお助けするゾ!
2.キョン君(´Д`;)ハァハァ…ウッ……
3.優勝して、愛しの彼を生き返らせる。
4.殺し合いにのっていない参加者を優先的に始末。相手が強い場合は撤退や交渉も考える。
5.八意永琳、涼宮ハルヒと協力する。八意方はかなり信頼。
6.優勝して「合法的に愛しの彼とニャンニャンできる世界」を願う(ただし、生き返らせることを優先)

※地下に薬売りの部屋@怪〜ayakashi〜化猫には現在蓋がされています。よく見れば床に変な所があるとわかるかも知れません。
 薬売りの部屋の床には退魔の剣@モノノ怪が刺さっていて、抜け穴の鍵となっています。抜け穴の行き先は不明です。
 抜け穴の大きさは、大人が這って通れる程度です。
※一方的に情報交換をしました。涼宮ハルヒの情報を古泉一樹は知っていますが逆は成り立ちません。
380 ◆IU4EWEf33I :08/01/14 14:52 ID:S43ayIhc

【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:富竹への憎しみ、精神錯乱、左肩に銃創、左脇腹と顔面と首に殴られた傷、腕から出血、脇腹に弾丸がかすった傷、古泉達を信頼、鎮痛剤服用
[装備]:陵桜学園の制服@らき☆すた、包丁、 DCS-8sp
[道具]:支給品一式*2、びしょ濡れの北高の制服@涼宮ハルヒの憂鬱、テニスボール、アニマルマスク・サラブレット@現実、ゾンビマスク@現実(ゾンビーズ)
[思考・状況]
1.古泉についていく
2.どんな手段を使ってでも絶対に富竹を殺す
3.皆を蘇らせるために協力者を探す
4.ゲームの優勝
5.自分にそんな能力があるなんて……
※第三回定時放送をほとんど聞いていません。死亡者の人数のみ把握しました。
※自分の服装が、かがみを勘違いさせたことを知りました
※自分が狂い掛けている事に薄々気づいています
※喋れる様になりました。
※脱出寄りでしたが優勝に方針を変えました。
※自分の能力を教えられましたが半信半疑です。
381 ◆IU4EWEf33I :08/01/14 14:56 ID:S43ayIhc
以上で投下終了です。
タイトルは涼宮ハルヒの懐柔でお願いします。
対主催者が物凄い大人数なのでマーダー側も必然的に………
誤字脱字があったらすみませんorz
382 ◆irB6rw04uk :08/01/14 15:42 ID:EsGAShp.
投下乙です。
フフ腐YOKODUNAとえーりんはすでに戦ってますか……
計wwww画wwww通wwwwりwwww

という事でマーガリンにピザとハルヒ、それにれむーとヨシオを予約しますかな
383Classical名無しさん:08/01/14 18:05 ID:Y7HNUWNQ
>>381
投下乙!
これでハルヒ勢は全員マーダー化か……一人改心しちゃったけどね。
384Classical名無しさん:08/01/14 18:10 ID:bRpGiVB2
投下乙です。
アホの谷口ってw
385Classical名無しさん:08/01/14 18:31 ID:jUWJ.xRU
「キョンですが自分以外全員マーダーです」

さすがカワイソス四天王。
存在ごと忘れられてるぜ!
386Classical名無しさん:08/01/14 18:32 ID:IgeR9bN6
これもそれもすべてゆめにっきのせいだ

ということにしておこう
387Classical名無しさん:08/01/14 18:53 ID:zAOP2deM
>>382
予約ktkr
この辺のこの後の展開が気になってしゃあないのよ…受験生じゃなくてよかったー。

>>386
ゆめにっき忘れてた…どうすんだろアレw
388Classical名無しさん:08/01/14 19:03 ID:jUWJ.xRU
ゆめにっきは一応考えてるけど、今の状況じゃ書けないんだよね〜…
なんでこんなにマーガリン人気なのよっ!
すこしは自重しなさいよぉ もう…知らないんだから///
【確定参加者・場所・時間別一覧表】
夜  A-2 雪原                   ストーム1
夜  C-2 川を越えている最中          TASさん、クラモンB*4、クラモン(ケラモン)C*1
夜  C-3 洞窟前                  ゴマモン、柊つかさ
夜  C-3 山道中央部               天海春香、園崎魅音、武藤遊戯(闇遊戯)、ムスカ
夜  C-3 山道中央部・高台           ロックマン、エアーマン
夜  C-3 山道南東部               カービィ、矢部野彦麿、アリス・マーガトロイド、(アサクーラ)
夜  C-3 山道南東部               阿部高和
夜  E-2 Nice boat.5階-船橋         博麗霊夢、ヨッシー
夜  D-1 城・書斎                 海馬瀬人、高槻やよい
夜  D-1 城・寝室.                双海亜美、日吉若
夜  D-3 花畑                    KAS
午後 D-4 道路                   ニート、ロールちゃん、伊吹萃香
夜  E-3 町.                     富竹ジロウ、
夜  E-3 町・薬局内部・薬売りの部屋(ry  古泉一樹
夜  E-3 町・薬局前.               八意永琳、YOKODUNA
夜  E-3 町・薬局内部・台所          涼宮ハルヒ
夜  E-3 民家                   チューモン(元クラモンA)
夜  E-4 町                     永井博之、竜宮レナ、友人、キョンの妹、ティアナ=ランスター、ピッピ、水銀燈、泉こなた
390Classical名無しさん:08/01/14 19:48 ID:Y7HNUWNQ
本投下されてないKASニート団とつかゴマはティロモンの進化問題があるんで省かせてもらいました。
391Classical名無しさん:08/01/14 19:48 ID:Q81TXBkQ
ゴマモンは進化が多才だなww
まるでデジモンストーリーの様
392Classical名無しさん:08/01/14 20:01 ID:jUWJ.xRU
http://maker.usoko.net/nounai/r/%A5%C9%A5%CA%A5%EB%A5%C9%A1%A6%A5%DE%A5%AF%A5%C9%A5%CA%A5%EB%A5%C9

ドナルド・マクドナルドの脳内。
次の主催者はドナルドになるか、それとも最強マーダーか…
393Classical名無しさん:08/01/14 20:27 ID:EsGAShp.
主催者だな
間違いなく
彼を連れ出すことが不可能だ
394Classical名無しさん:08/01/14 20:27 ID:S43ayIhc
>>392
今回の黒幕
395Classical名無しさん:08/01/14 20:29 ID:olfzmx.I
呪いの館の宝石はスタイリッシュバトルのフラグだったのか
396 ◆c92qFeyVpE :08/01/14 20:32 ID:5GyMIQZQ
>>389
アッー今気づいた
クラモンCまでC-2に行ってるじゃねぇかwww

夜  B-2 橋の近くの茂み クラモン(ケラモン)C

でお願いしますorz
397Classical名無しさん:08/01/14 20:34 ID:S43ayIhc
>>395
つかさ「ア゛ア゛ア゛ェイ゛!!」
398Classical名無しさん:08/01/14 23:25 ID:81PE9YOU
>>392 開催理由

ドナルドは嬉しくなると、つい(バトルロワイヤルを)やっちゃうんだ☆
399Classical名無しさん:08/01/14 23:58 ID:mLzV4HDk
ところで、このロワのムスカは操気弾とか、目からおやしろビームとか使えるんだろうか
400Classical名無しさん:08/01/15 01:45 ID:Vg7xtWpc
まだ使えないが、容易に習得可能な補正はかかっているはずだ
401Classical名無しさん:08/01/15 07:13 ID:o2cLFm2o
一気に強マーダーwwwwwww
402Classical名無しさん:08/01/15 09:15 ID:5k9c4yJM
首輪が外れるまでは封印されているはずだ
403Classical名無しさん:08/01/15 09:20 ID:oL3JeRdg
いやきっと目が潰れたら覚醒するんだよ
404 ◆jU59Fli6bM :08/01/15 19:23 ID:e3JnBNYE
つかごま書いたじゅ59です

>>368
状態表にティロモン?とあったので勘違いしてました。
最後にデジヴァイス光ったのは進化したからですよね…
ほんとすみませんでした。
デジモンあまり詳しくないので色々調べてから修正します。遅くなったらすみません。

>>395
俺自身も投下した後に見て吹いた
まさかア゛ア゛ア゛ェイ゛フラグになるとは思わなかった
405 ◆jU59Fli6bM :08/01/15 19:32 ID:e3JnBNYE
じゅ59って何だ…/(^o^)\

あと361の件も修正したいと思いますが
進化したらそこらへんは大丈夫だったりするんだろうか
投下のたびこんなんで酷いですね…精進します
406Classical名無しさん:08/01/15 19:57 ID:bJ6GDaYQ
>>405
進化したら回復するみたいだけど、どの程度かはよく分からん。
407Classical名無しさん:08/01/15 20:39 ID:dGrLsobs
今までのをおさらいすると、
・疲労の微小回復
・外傷や破損などはなくなる(これ重要)
・ただし外傷などのダメージは肉体疲労の方に加算される
・退化しても同じことが起こる

だと思われます。調子に乗ってどんどん進化してたら過労死するかも。
ただ、メインの死因である失血死を逃れられるのは良いアドバンテージ。
408Classical名無しさん:08/01/15 21:02 ID:itEPFPEQ
ものすごい外見の変化にちゃんとついていってる首輪を誉めてやるべき
409Classical名無しさん:08/01/15 21:04 ID:bJ6GDaYQ
>>408
コイヅカ君が一晩で(ry
410Classical名無しさん:08/01/15 21:55 ID:ZqayITCQ
今の予約状況とか修正とかの状況ってどうなってたっけ?
411 ◆jVERyrq1dU :08/01/15 21:57 ID:UYXWHnWQ
お待たせしました。
修正した部分だけをしたらばに投下するのはちょっと手間がかかりそうなので
こちらで投下します。多分、大丈夫だと思うので。
支援お願いします。
412 ◆jVERyrq1dU :08/01/15 21:58 ID:UYXWHnWQ
「きたwww恒例行事wwwはたしてハルヒは生きてるかwwww」
「そんな事半笑いで言わないでください!」

私達が町に入りかけた時、放送が始まりました。今回の死者は9人。
私の知り合いで死んだのはニートさんの部下である圭一さんと魔理沙さん、遊戯さんから聞いたスパイダーマッさん。
こんな事を言うのは悪い事だと思うけど、私にとって、死んだ人達は皆面識のない人ばかりなので
押し寄せる悲しみからなんとか耐える事が出来ました。
もし、今回ロックやハルヒさん達が呼ばれていたらと思うとやりきれなくなります。でも、早くこのゲームを止めないといつかは……。

ニートさんを見てみると、いつもとは違う真面目な表情をしていました。悲しいだろうな。
「ニートさん……」
「圭一とかいう奴が死んだんだな。まあ元気出せよ。私も知り合いが一人死んだんだから……貴重なつるぺたが……」
魔理沙って人の事だ。萃香さんはそんなに堪えてないみたいだけど大丈夫なのかな。
「Kと魔理沙死んじまったか……。今まで一緒に協力して戦ってきたのにな……」
珍しく真面目に話してる。やっぱりニートさんも悲しいんだ。

「まwwwそんなに仲がいいわけじゃないwwww悲しんでいても仕方ないwwww」
前言撤回……。こいつはたまに覚醒するけどやっぱり最低のカスだ。
「ニートさん!人が死んだんですよ!」
「あwwロールちゃん怒ってるwwwでも今更悔やんだところで仕方ないwwww」
「そうそう。そんなに気にしてたら身がもたないよ。これからの事の方が大切なのさ」
「そのとおりwwww」
「そういう問題じゃありません!」

うう、このアホだけじゃなく萃香さんまで……ひどいですよ。

「それより塔ってあれだろ」
萃香さんが指差した方向を見るとそれはそれは大きくて高い塔がありました。
大きく見えるけどまだ遠くにあるみたい。もしニートさんが歩いて塔まで行くとしたらいったい何回休憩する事になるだろう……。
413Classical名無しさん:08/01/15 21:58 ID:ZqayITCQ
支援
414 ◆jVERyrq1dU :08/01/15 22:00 ID:UYXWHnWQ

「うはwww何だあれwwwwたけえw」
「あの中に誰かいるかも……富竹さんやハルヒさんとか、遊戯さんが言ってた仲間とか」
「じゃあ行ってみるか。悪い巨乳がいてもロールだけは絶対に保護するよ」
「ひでえwwww俺の事無視ww」

萃香さんの、お前はロールのついでだ、という台詞に複雑な気分になりながらも、私達は塔に向けて歩を進めました。

 ▼ ▼ ▼
花畑から飛び込んだ地下を疾走する奇人が一人。
地下の道は細く、暗く、長かったが彼はバグに突入した嬉しさでそんな事どうでもよかった。
「YahoooooooooooooooooooooooooooYahoooooooooooooooooooooooooooYahooooooooooooooooooooooooooo!!」
何度も幅跳びを繰り返して超スピードで移動したり、
「ホッ! ハッハァ! ワッハアアアァァァァ!!」
三段ジャンプで飛び跳ねたり、
「こんな事TASにも出来まい!! 見せてやルーマニア!超高速壁キック移動!!ホッ!ハッ!フッ!ハッ!」
壁キックを連続で使い地面に足をつけず空中を移動したりしていた。

しばらく移動していたが一向に何も現れない。ひたすら道が続くだけである。
何となくさっき手に入れたマントを着てみた。しかし透明になる程度の事しか起きなかった。
せっかくなので今も着ているのだが、KASが欲しいのはこれとは別のマントである。
透明なんかじゃなくて超スピードで移動出来るあのマントは無いのかよ、と悪態をつく。あいにくそんなものは無い。
しかしここで諦めないのがバグ発見に執念を燃やす男KAS。素晴らしい身体能力で見事な技の数々を無駄に披露していく。

「YahoooooooooooooooooooooooooooYahooooooooooooooooooooooooooo!! アッー!前方に何か発見!!ホッ!」
KASのスーパーボディーアタック。地下の何かよく分からない施設に飛び込んだ。
ここだけ明かりが灯っている。ついにバグを発見したと確信し、
KASのテンションはついにスーパーハイテンションへランクアップする。
415 ◆jVERyrq1dU :08/01/15 22:01 ID:UYXWHnWQ
「どうぅぅぅぅぅぅ見ても駅!!! 見まごう事なく駅!!! つまりバグに間違いない!!!!」
何がどう『間違いない』のか意味不明だが、スーパーハイテンションの彼に今更常識なんて通用するはずが無い。
超スピードで駅の探索をする。何も無い。しかしここで諦めないのがバグ発見に執念を燃やすry
「そうか!線路の先に何かがあるんだナポリタン!! よっし今こそ真のバグに突入するぞ!!TASザマーミロm9(^Д^)」

線路は北西と東南に伸びていた。KASは直感で東南を選び、線路の上で再び無駄な動きをしつつ疾走する。
すさまじいテンション。地下だったから良かったものの、そうでなければ物凄く目立っていたはずだ。

「ホッ! ハッハァ! ワッハアブアッ!!!」
再び三段ジャンプを行なったが、ここは駅や今まで通ってきたトンネルに比べて天井が低かった。
そのためKASは天井に頭をぶつけてしまった。
「いったい何だっていうんでっていう!人が気持ちよく突っ走ってた時に!!」
KASは倒れたまま天井を睨みつける。

「まあいいや、天井!!今回だけは見逃してやる! YahooYahooYahooYahooYahooYahooYahooYahooYahooYahooYahoo――
 イイィィィヤアアアアァァァッッフウウウゥゥゥゥゥ!!!!」
連続幅跳びで必死に駆ける。KASのスピードが少しずつ増加し、ついにトップスピードになる。
「TASをも余裕で超えるスピードを持つこのKASなら速効でバグに到達でっていう!」
ついにバグ発見出来る、TASに勝てるぜええええええ!!

 ▼ ▼ ▼
しばらく歩くと塔に着きました。相変わらずニートさんは萃香さんに背負われています。
ずっと思っていた事なんですが、このクズは自分よりもずっと小さい子に背負われて恥ずかしいと感じないのでしょうか。
私はニートに一つ、提案をしてみました。

「うえwwロールちゃんひでえwww自分で歩いて塔上れとかwww」
ニートさんが駄々をこねていますがそんなの関係ありません。いくら萃香さんの力が強いとはいえ、
このまま萃香さんに自分を背負わせて楽しているようでは絶対にろくな人間にはなれないです。
もう手遅れかもしれませんが……。

「ロール、別に私は疲れてなんかいないから大丈夫だよ」
「そんな問題じゃありません。人間は大地から離れては生きていけないんです。
ニートさんは自分よりも小さい子に背負われて恥ずかしくないんですか!?」
「それ言われるとつらいwww」
ニートさんが若干恥ずかしそうな表情を見せました。相変わらずのにやけ顔ですが。

「じゃあ自分の足で歩いてください。休み休みでいいですから」
「どうするニート?」
しばらく考え込むニート。顔がニヤニヤしているので、何かいやらしい事を考えているようにしか見えません。
「しゃーない歩くwwwでも絶対めちゃくちゃ時間かかるww」
そう言うとニートさんは萃香さんの背中からわざと格好つけて飛び降りました。
着地した後、ニートさんが痛そうな顔をして足を押さえていました。どうやら足をくじいたようです。
「大丈夫ですよ。元々仲間を探しに塔に来たんですから。ここまで来たなら急ぐ必要はないです。じっくり探索しましょう」
あまりに惨めなので、彼の足の事には触れません。

私は塔に向けて歩き出しましたが、ニートは相変わらず痛そうに足を押さえています。もうほんとに世話がかかる。
「もう、大丈夫ですかニートさん。ほら」
「すまんロールちゃんwww」
仕方ないので私はニートさんに肩を貸してあげることにしました。あれ?これじゃ、結局ニートさん自分の足で歩かないじゃない……。
417Classical名無しさん:08/01/15 22:04 ID:ZqayITCQ
 
「萃香さん行きましょう」
「…………」
「萃香さん?」
何かを見つけたかのように遠くを注視しています。私もその方向を見てみますが今は何もありません。何かあったのでしょうか。
私の体は緊張で固くなりました。
「あの……」
「あっ、いや何でもないよ! ちょっと考え事してただけ」
本当だろうか。考え事というよりは何かを見ていたような感じだったけど……。
「本当ですか?」
「平気平気!さっさと行こう!」
「そうそうwwwさっさと行こうぜwwロールちゃん萃香ちゃんwww」
「ニートさんが言わないで下さい」
本当に平気なんだろうか。さっきの萃香さんは凄く深刻な顔をしていた。萃香さんは絶対に何か隠してる……。

私はニートに肩を貸して歩きながら思考を巡らしていました。
しかしこんな事どれだけ考えたところで明確な答えなんて出るはずありません。
本人も否定しているので、とりあえずこの事は思考から外します

私達は塔の探索を始めました。一階から順に探索していきます。

一階の探索終了。変わったもの無し。
「ニートさん足、大丈夫ですか?」
「うはwwwロールちゃんこんな短時間で治るわけないwwまだ痛いwww」
「おまえ弱いなあ」
まだ痛いですか……。なんで小さい女の子の体から飛び降りただけで足を痛めるのよ……。信じられない。
ニートの駄目っぷりを舐めていた。それにしても肩を貸して歩くなんて私も結構疲れるんだから。

続いて二階三階……と順に探索していきます。誰もいないし何もありません。
ここに仲間がいるって聞いていたのにどうしちゃったんだろう……。

「ロールちゃんもう無理wwwきゅーけい!きゅーけい!」
ニートのクソが腕を力いっぱい振りながら『きゅーけい』と叫びます。もう休憩が欲しいっていうのかこの無職野郎……。
「きゅーけい!きゅーけい!」
「ニート静かにしろ!誰が潜んでいるのか分からないんですよ!」
「うえwwwロールちゃん怒ってるしwwこええw」
まったくもう、ああイライラする!もう肩を貸してるのもアホらしくなってきた。ほんとに足痛いのかしら。今も元気に腕を振ってるし。
とても痛いようには見えない。もしかして嘘なのかな。クズのニートが使いそうな手だ。

「きゅーけい!きゅーけい!」
「…………」
怪我っていうのはきっと嘘ね……。ニートがいつまで経っても静かにしないので無理やり黙らせてやる事にします。
そのついでに彼が本当に足を怪我しているのか確かめる。どうせ嘘でしょうが。
その方法は……私の足で、ニートの怪我した足を踏みつける。本当に怪我しているならもだえ苦しむでしょうね。
そんな事、ありえませんけど!

グシャ
「くぁwsでrfgtyふいjkぉp;@:www」
「何やってんだ!」
「あ……」
ニートが私の肩から離れ、床に倒れて痛みにもがき苦しんでいます。あわわわ、大変な事になってしまった。
まさか嘘じゃなかったなんて……。思わずニートさんの所に駆け寄ります。
うう、やってしまった。今回ばかりは私が悪いですニートさん。頭に血が上って思わず……
「す、すいませんニートさん! お、思わずやっちゃいました!」
「ロールちゃんひでえwww痛めてるところをさらにwなんというドSwww」
「うう、そんなんじゃないです……。ニートさんが嘘ついてると思っちゃって。本当にごめんなさいニートさん!」
萃香さんも駆け寄ってきました。顔が微妙に不機嫌です。萃香さんも私に怒ってるのかな?そりゃあ怒りますよね。
怪我している仲間の足をいきなり踏みつけたんだから……。

ところが萃香さんは予想外の一言を口にしました。
「この無職野朗!私のロールに何かしたんだな!?」
……意味不明の一言に凍る空気。ああそうか、なんか理解出来てきた。
萃香さんは私がニートさんに何かされたから足を踏みつけたと思ってるんだ。
またも複雑な感情が私の心に湧きあがってきます。私はどうして萃香さんにこれだけ大切に思われてるんだろう……。
「はww意味分かんねえしwww」
「私のつるぺたに〜〜〜」
萃香さんがニートさんの胸倉を掴んで唸っています。うーん何でこんな事に……。あ、私が原因か……。

「ちょ、待ってください萃香さん!」
「おおwwロールちゃんナイスwww」
ニートさんを本気で殴ろうとする萃香さんを身を挺して止める。
なおも萃香さんは暴れ続けますが、私は必死に彼女を抑えニートではなく自分が悪いということを根気強く伝えていきました。
「ロールちゃんがんばwww」
もういいからさっさと逃げてよ……萃香さん怪力なんだから。
421Classical名無しさん:08/01/15 22:08 ID:ZqayITCQ
  

「……こういうわけなんですよ。だから私が悪いんです。」
「なるほど。さすがはロール、自分の罪を素直に認めるなんて、やっぱりいいつるぺただ。ニートも見習えよ」
「なにこれww俺完全に被害者なのにwww」
私の踏みつけはニートさんの足をさらに痛めてしまいました。若干腫れているように見えます。
これでは冗談ではなく本当にしばらくは自分の足で歩けないかもしれない。……はあ、自分が情けない。

「じゃあおまえらはここで休んでろよ。後は私が探索してくるから」
萃香さんがこう提案します。確かにニートさんは歩けないし一人にすると危ないだろうから、
一人が探索に、二人が休憩というこのアイデアは中々いいと思います。今いる階の安全は確認しているし。
でも、私が悪いのに……。
「だったら萃香さんが休んでください。こうなった責任は私にありますから。私が探索に行きます」
「いやいいっていいって。私はこんな事ぐらいじゃ疲れないよ。ロールはゆっくり休んでていい」
「でも……」
「大丈夫大丈夫。ロールは気にしすぎさ。戦える私が行くのが一番安全なんだから。……言っておくけど譲らないよ」
萃香さんは最後の言葉に一際力を入れて言いました。私は行きたいけど萃香さんもここまで言ってくれてるし……。
「…………すいません。じゃあお願いします」

私がこう言うと萃香さんは「よし!」と言い、階段を上っていきました。
残されたのは私とニートさん二人……なんだか振り出しに戻っちゃいましたね。
「じゃあニートさん、足見せてください。なんとか手当てしてみせます」
「おkwww」
423Classical名無しさん:08/01/15 22:10 ID:ju5GX7P6
 
 ▼ ▼ ▼
萃香は急いで階段を上り、一つ上のフロアを目指す。
先ほど自分が探索に行く事を提案し、ロールの申し出を固く断ったのには、
ロールというつるぺたを安全な所に非難させておきたいという理由の他に、一つ確認したい事があったからだ。

適当に探索をしながら階段を上りハルヒも富竹もいない事を確認した後、萃香は屋上に出た。
ここからなら遠くの方まで見渡せる。地上の様子を窺った。
日は落ち、辺りは薄暗かったが、遠くの方でのろのろと歩いている8人を見つけるのにそれほど時間はかからなかった。
萃香はその8人のうちの二人を憎しみを込めて睨みつける。その二人は胸にとてつもなく禍々しく醜いものを生やしていた。

「地上で見た時は勘違いかと思ったけどやっぱりいたか。醜い巨乳め!」

萃香は二人を狩りに行こうと駆け出したが、ある事を思い出し踏みとどまった。
ニートとの巨乳狩り禁止という約束だ。

うう、でも……目の前に人類の敵がいるというのに無視するなんて……!
どうする?約束なんて思えば別にどうでもいいじゃないか、殺し合いをする事がこの世界のルールなんだから。
別にいいはず……でもやっぱり約束破るなんてな〜〜。
萃香は窓の所に戻り例の8人を眺めた。このまま悩んでいれば彼らはどんどん遠くに行ってしまう。
追いかけて巨乳を狩るには今しかない。しかしニートとの約束が萃香の動きを止める。

「仕方ないか……約束したんだから。あいつらから襲い掛かってきてくれたらなあ」
さんざん悩んだ結果、萃香はニートとの約束を守ることにした。しかし、このままでは到底満足いかない

「ん?」
萃香は8人をもう一度注視する。暗くて遠いのでおぼろげにしか見えないが醜い巨乳とは違う、美しい何かがいる。
「あッ!あれは間違いなく見事なつるぺた!!しかも二人もいる!私とした事が巨乳に気をとられて見逃していた!
悪い巨乳に捕らわれているんだな!」
保護すべきつるぺたが二人もいるという事実は萃香を最速で動かした。急いで階段を駆け下りる。

ニートとロールには『仲間を見つけたから連れてくる』とでも伝えとけばいいだろう。だってその通りなんだもん!
ニートの約束を守るために自分からは巨乳に手を出さないようにしよう。それは仕方ない。
まあ、つるぺたをお持ち帰りする際に巨乳が襲い掛かってきてくれたら最高なんだけどな〜。返り討ちにしてやる。

 ▼ ▼ ▼
「うーん若干腫れてるような気がしないこともないですねえ」
「やっぱりwwwめちゃくちゃ痛いww」
「……ごめんなさい」
「特別に許すwwww」
「じゃあとりあえず水をかけて冷やしますか」
私は自分のデイパックの中から水を取り出しニートさんの足にかけようとしましたが、やめました。
「どしたwwwロールちゃんww」
「いえ、水勿体無いなあって思って……確か向こうの方に水道の蛇口ありましたよね?」
「確かにあったwwwそれにしてもロールちゃん貧乏性wwwww」
貧乏性という言葉に私は苦笑した。
「この空のペットボトルに水入れてきますね。ちょっと待っててください」
「おkww」

私は蛇口のところに向かって歩き出しました。ニートさんを一人にするのはいろんな意味で不安ですけど
安全は確認してるし、すぐに戻ってこれるから大丈夫ですよね。



ロールの後姿を見送った後、一人残った無職は自慢げに呟いた。
「計wwww画wwww通wwwwりwwww足怪我してねえしwww我ながらナイス演技ww」

全てはロールにうるさく言われずに楽するため、
萃香から飛び降りた時に足に走った痛みを利用したニート一世一代の大計略である。
足りない脳みそを総動員して、なんとかこの計略を成功させる事が出来た。
成功させた喜びでにやけた顔がさらににやけ、満面の笑みになる。
「ふはははははははははwwww」
余りの喜びで飛び跳ねる。彼はもしロールが見ていたら、もし近くに殺人鬼がいたら、なんて事は一切考えていなかった。
そして、もしその場所が塔の秘密の部屋に繋がる扉の近くだったら、なんて事は勿論一切考えていない。

「ふはははwwwぶるあッ!!」
ニートは調子に乗っていたので盛大に転んだ。壁にぶつかっちまうwwwとニートは思ったがそんな事にはならなかった。
ニートが衝突した部分の壁が回転し――彼はその場から消失した。


「ニートさん。水、出てこなかったです。主催者も色々考えてるみたいですね……あれ?ニート……さん」

私が水を入れに行ってから三分も経っていないはずです。それなのにニートさんは消えていました。
デイパックだけは残して本人だけ消えています。
初めは何かの冗談かと思いました。だって私はなるべく急いで帰ってきたんです。三分、いや二分も経っていない。
そんな時間であの身体能力皆無でおまけに足を痛めているニートさんが消える事なんて、出来るのでしょうか。
神隠し……誘拐……色々な単語が私の胸に溢れてきます。

「ニートさん? 隠れているんですか?」
帰ってくる言葉は何もありませんでした。ただ沈黙のみ。

嘘……もしかしてこれであの最低のニートさんとはお別れなの?私が少し目を離した隙に……また私のせいで。

 ▼ ▼ ▼
「はww何これww」
何だかよく分からない空間に突入してしまった。

辺りを見渡し、知力1の脳みそで懸命に考える。ここはどこなんだろう。一見、駐車場のように見える。
奥の方に続く道がある。どこに続いているのだろうか。
「いみふwww何で塔の中に駐車場があんのwwん?何だこれwww」

ニートの体の下に何かいる。どうやらニートはこれの上に倒れたらしい。見た目はなんとなく気持ち悪かった。
「うはww宇宙人かwww」
立ち上がってみると見たこともない生物が気絶していた。
「俺のボディープレスつええwww」
ニートの言うとおり、この生物は彼の偶然のボディープレスにやられたのであった。
武力1のボディープレスで気絶……なんて情けない事か。
ニートはこの生物の近くに落ちていたマントを拾った。なんとなく纏ってみる。体が透明になった。
「すげえwww宇宙人の科学力クオリティタカスww」

透明になったニートは自分の体を見て考える。顔をさらににやけさせた。どこからどう見ても変質者だ(今は透明だから見えないけど)。
そして考えている事も完全に変態のそれだった。

(この透明マントを使えばwwwwwwwロールちゃんや萃香ちゃんに気づかれずにあんな事やこんな事をwwwwwwwwww)
鼻の下を伸ばす。そうと決まれば早速帰るか、と、ニートは振り返り回転扉を開けようとする。
しかし、ニートは奥の方から何かが聞こえたのでつい足を止めた。
(なんか今、Yahoo!って聞こえたようなwwwそんなわけねえかww)

しかし次の瞬間さらに大きな声が聞こえてきた。
「おーい!トイレまだしてるベジかー!さっさと来いベジ!」
はwwベジwww?奥になんかいるのかw? 
ニートはさっさとロールちゃんの所に戻りたかったのだが、なんとなく興味本位で声の元に行ってみた。
奥に続く道を覗いてみる。暗くてよく分からない。何かいるのだろうか。奥に進んでいく。

「お前なんでマントつけてるベジか?いくら透明になってもそれじゃあ足音でバレバレベジよ」
「うおっwww」
ニートは本気でびびった。すぐ隣に、さっき気絶していた奴と同じ種類の生物がいたのだ。
「なんだおまえwwwびっくりさせんなww」
「そいつは悪かったベジ。それよりどうしてマントつけてるベジか?さっきまで着てなかったのに。
 ここは隠し部屋だから安全ベジよ」
「なんでってお前カッコいいからに決まってんだろwww」
さも当然のように言うニート。レッドベジーモンは少し困惑した。
「お前確か以前阿部さんの監視係だったベジね? 少し見ないうちに変わってしまって……全く同情するベジ」
430Classical名無しさん:08/01/15 22:19 ID:ZqayITCQ
        

「さあさっさと行こうベジ。むかつくエリート達が待ってるベジよ。遅れたら減給ものベジ」
ニートの体を掴み引っ張る。幸いな事にマントは脱げなかった。
もっともニートは幸いともなんとも思ってはいない……今自分がどんな状況下にあるかも全く理解していなかった。
「ちょwwwやめww俺はロールちゃんの所に戻ってwww」
「阿部さんの監視で鬱憤が溜まってるのはわかるベジけど、自分らの任務は監視からぶっ壊れた電車の撤去に変更になったベジ。
そんなもん本部の方で片付けて欲しいベジけど、本部は本部でなんか困った事になってるみたいベジよ。
さっきから通信が途絶えてるベジ。そんな事も忘れたベジか? 
ましてやロールちゃんの監視なんていい仕事、速攻でエリートさん方にとられるに決まってるベジ」

電車だとか阿部さんとかの単語はニートの耳から耳へと簡単に抜けていき、ニートは何の関心も示さなかったが、
『ロールちゃんの監視』という言葉には心揺さぶられた。
「ロールちゃんの監視wwwうはwwエロスw」
「……これは聞いた話ベジけど、自分らの総隊長である若本様(アイスデビモン)は必死に頑張るデジモンには
それ相応の評価をしてくれるお方ベジ。この混乱時に自分らも必死になって頑張ればロールちゃんの監視とかの比較的楽そうな仕事を
与えてくれるかもしれないベジ」
「マジでかwww」
ニートは目を輝かせる。正直、レッドベジーモンの話など8割以上理解出来ていない。
『ロールちゃんの監視』、この言葉がニートを物凄く魅了する。

「じゃあさっさと行くベジ」
「おkwww何だか知らんがとにかくよしww」
ニートとレッドベジーモンは並んで歩き出す。
それにしてもこのレッドベジーモンは警戒心が無さすぎである。実のところ、彼もまたゆとり教育のあわれな被害者であった。

「そういやさっきYahoo!って聞こえたんだがww」
「ああ、自分も聞こえたベジ。撤去してる奴等の中にYOKODUNAの監視してて狂った奴でもいたんじゃないベジか?
全く労働条件厳しすぎベジ」
何言ってんのこいつwww?ワケワカメww さらに歩き続ける。ニートの体力に限界が迫る。
しばらくは二人とも無言だったが、気まずくなったのだろうかレッドベジーモンが内緒事でも話すかのように静かな声で話し始めた。

「実はお前にはずっと黙っていた事ベジけど……電車撤去の命令が出されてもうかなりの時間が経っているベジ。
本部が混乱しているせいか、エリートさん方が自分の足で会場を回って命令を出しているベジ。
それで自分らの所に命令が来るのがたまたま遅かったベジよ。多分、自分らが最後ベジ。」
「ふぅん。どうでもいいけどwww」
ニートは完全に他人事だ。まあ、一応ゲーム参加者であるニートにとっては確かに他人事なのだけれど。
「どうでもいいことないベジ!若本様は頑張るデジモンには優しいベジけど、
頑張らないデジモンには鬼のように厳しい事を忘れたベジか?運が悪かったとはいえ、遅刻するような奴らを許すとは思えないベジ」
「………………」
ニートはもはや話すら聞いてなかった。歩くのめんどくせ、とでも思っているのだろう。
「お前に撤去命令の事を報告するのは自分の役目だったベジけど……わざと遅めに報告したんだベジ。
その……自分が間に合いそうになかったから……仲間が欲しいなって思ってベジ。本当にすまなかったベジ!!」
レッドベジーモンはニートに頭を下げて謝った。しかし、ニートは当然のごとく無視して、
「おwwwなんだここww駅かw」
一人で先に進んでいた。レッドベジーモンは物凄く落ち込んだ。
433Classical名無しさん:08/01/15 22:21 ID:ZqayITCQ
                    
434Classical名無しさん:08/01/15 22:22 ID:XmKUx4fk
支援の命をおびやかす男、スパイダーマ!

「お前案外ひどいベジね。それより駅の事も知らないベジか?どんだけ忘れてるベジか。
……もしかして阿部さんに掘られたショックで……」
「どうして俺が掘られなきゃならないwwそれよりあそこから誰もいないのになんか聞こえてくるんだがwww」
レッドベジーモンはニートの指差す方向を見た。確かに誰もいないのに何か聞こえてくる。
苦しそうな声でぜえぜえ、という荒い息が聞こえてくる。
はたから見たら怪奇現象だがレッドベジーモンは何も不思議には思わなかった。

「なんであいつまでまだマント着けてるベジ……」
ニートはまだ理解できていないようなので説明してやる。
「多分、自分らと同じ下っ端のデジモンベジ。遅れそうになったから急いで来たってところベジね。もう完全に遅刻なのに」
そう言うとレッドベジーモンはそのデジモンであるはずの生き物に近づいていった。
様々な要素が絡み合って偶然進入出来た参加者だとは少しも考えていない。
あそこでハアハア言ってるのはデジモンという事にニートは勿論、レッドベジーモンも全く疑ってはいなかった。

 ▼ ▼ ▼
「おい、お前も電車の撤去を命じられたんだろベジ。一緒に行こうベジ。三人集まれば若本様の怒りにも耐えられるベジ」

上の花畑で出会った化け物によく似た奴と出会った事に対してKASはそれほど驚かなかった。
というより、驚いている余裕など全くなかった。
「お、おお、お前ハァハァ、日本語喋れハァハァるん……だなゼハァ」
心臓が苦しくまともに喋れない。線路の上を久々にガチで最速に駆け抜けたせいだ。さすがに息切れする。

「自分は日本に少し興味があって、それで日本語を習ったベジ。お前はっぱ隊のYATTA!っていう歌知ってるベジか?
 自分はあの歌に物凄く影響を受けたベジ」
レッドベジーモンの言葉をほとんど無視し、KASは必死に息を落ち着かせながら目の前にいる化け物を観察した。
ニートよりほんの少しだけましな頭を持っているKASはある事に気がついた。

目の前の化け物には首輪が着いていない。つまり……ゲーム主催側の……

「ゼハァ、おまえ、首輪をハァハァどうやって、外したんだ?ゴヘァ教えてっいう」
つまり、目の前の化け物は首輪を分解するのに成功した参加者、と、KASは認識した。
上にいたこいつとよく似た奴もそういえば首輪がなかった。こいつの仲間だったんだな。悪い事した。@反省

沈黙……。KASの台詞にはあほの子のレッドベジーモンもさすがに違和感を感じた。
KASは息切れし、レッドベジーモンはKASの台詞について思考を巡らしていたので誰も喋らない。

「何この沈黙www気まずいww」
ニートが沈黙を切り開いた。
「!!」
KASは驚いて辺りを見渡した。誰もいないはずの空間から声が聞こえてきたからだ。
ニートは透明マントを着ているため姿が見えない。
「うはww驚いてんのかwwおもしれwwww透明マントだよwwww」
「……なるほど!このKASの目を欺くとは何奴!まさか俺と同じ物を持てっる人間がいるとうはー」

息がだいぶ落ち着いてきたのか、KASはいつもの調子を取り戻しつつあった。
立ち上がり、親しげにニートの元へ歩み寄る。透明人間同士、馬鹿同士、何か通じ合うものがあるのだろうか。
しかし、歩み寄るKASの前に立ちふさがる者がいた。レッドベジーモンである。

「こいつは自分らの仲間じゃないベジ!!ゲームの参加者ベジ!」

再び沈黙。KASもニートも呆気にとられていた。
ニートは今の発言の意味を全く理解できていなかった。
彼はKASもレッドベジーモンも含めて全員同じ参加者であると勘違いしているのだ。
KASはほんの少しだけ自分が勘違いしていた事に気がついた。こいつもしかして主催側の……。
「何を当たり前の事をwwww今更w」
「お前気づいてたベジか!?どうしてさっさと言わないベジ!!やい侵入者!!そのマントを脱ぐベジ!」
「ちょ、ちょっと待って!状況が」
「言い訳なんてどうでもいいベジ!参加者がここに入っていいわけないベジ!」

さすがに狼狽するKAS。今の状況を必死に思考する。
落ち着け、KOOLになれKAS。つまりこういう事か、こいつら二人はめちゃくちゃ悪い主催側の奴ら。
この場所は主催者の本拠地みたいな所。俺はバグを通ってなんとか潜入出来たってワケか……なるほど。

すげえ、俺カッケエー!スパイって奴じゃないか!そうか、花畑で見つけたリキッドとかはこの展開の伏線だったわけか!
つまりMGK、メタルギアKASってわけだ!よっしゃ、こいつらくらい簡単にぶっ飛ばせるけど、
スパイらしくこいつらを騙して利用して行ってやるか!
438Classical名無しさん:08/01/15 22:26 ID:SLjfrZlQ
書き手が神なら、俺はニコロワ支援になる!
439Classical名無しさん:08/01/15 22:27 ID:XmKUx4fk
今日は、見ているだけでもロワで鬱になった心が癒されるSS、「二人合わせばレッドベジーモンの知恵」の支援です。
「何無視してるベジか!?さっさとマントを脱ぐベジ!」
「なんか知らんけど脱げwww」
いくら意気込んだところで何も変わらない。レッドベジーモン達二人を騙すには最悪の展開だ。
しかし、KASもやる時にはやる男。時にはTASをも超える力を発揮する男だ。
「そいつこそ何でマント着けてるベジータ!そいつこそ本物の侵入者ベジータ!」
よっしゃまずは仲間に成りすますため口調を真似するぜ。そしてどうにかして言い逃れる!

「うはwww語尾おかしいし俺が侵入者とかww俺はこの化け物に呼ばれただけww」
「化け物ってひどいベジ。それはともかくこいつが侵入者とかありえないベジ!
こいつは俺のせいで任務に遅れたカワイソーな奴なんだベジ!」
「そうそうwwなんかよくわからんけど侵入者は明らかにお前だろww」
「とにかくお前もマント脱いでみろベジット!どうせ貧相な無職面が出てくるに決まってるベジタリアン!」
「「口癖一つに統一しろ!(www)」あと人の口癖パクるなベジ!」

あわわわ、こっからどうするKAS、落ち着け、俺はTASをも凌駕する男。
勢いでマント脱げとか言っちまったがあいつが本当に侵入者じゃなかったらどうしよ。
いや、侵入者なわけねえよ。こ、これは死亡フグラなのかーーー

「うう、まあ仕方ないベジ。どっちみち撤去作業する時はマント脱がなきゃならんベジ。」
「分かったならさっさと脱げベージュこの無職野朗」
「脱ぐのは二人同時ベジ」
「何ィ!」
あ、しまった!つい。 KASの「何ィ!」という台詞を聞き、レッドベジーモンはますます疑わしげにKASを睨んだ。
レッドベジーモンがKASとニートを交互に見つめる。『脱げ』という事なのだろう。
し、仕方なイラン。こうなったら武力行使するしかない。ちょっと諦めが早すぎな気がするけど、
でもいっか、誰だってMGSで大量虐殺ぐらいするだろ。
諜報活動を諦めて暴れまわる事にどうして負い目を感じなきゃならん。ふはははははは!

KASが覚悟を決めた時、ニートが口を開いた。

「勝手に話進めんなwwどうして透明マントを脱がなきゃならんw俺はこれを使ってしたい事があるww」
したい事とは言うまでも無い。ロールちゃんにあんな事やこんな事である。
「だいたいお前は最初からおかしいwwww」
ニートはレッドベジーモンを半笑いで見つめて言う。レッドベジーモンは何のことか分からないのできょとんとしている。
「参加者だから駄目だとかw遅刻だとかww確か……電車の撤去作業だとかwww
お前の言ってる事全部ワケワカメwww」

レッドベジーモンは勿論、KASも呆然とした。
確かに撤去作業って何の事だ。いや、俺は知らないのは当然ベジータ。この無職っぽい奴が知らないのはおかしい。
いや、そもそもそれがおかしいって事じゃなくて……。うーテトスでもこんだけ頭使った事無い。

決していいとは言えない頭を総動員させて考える。

そうか!この主催側の無職野朗と化け物の間で意見の食い違いがあるのがそもそもおかしい。
こいつら二人は主催側。つまり、二人のどちらかが嘘を吐いている。あるいはどちらかが俺と同じように偽者!
いや、単に無職野朗が馬鹿だから忘れているだけかもしれないな。どちらにしろこいつは使えるZE!
442Classical名無しさん:08/01/15 22:29 ID:SLjfrZlQ
野菜王子ふいたベジータ!
443Classical名無しさん:08/01/15 22:31 ID:XmKUx4fk
魔理沙やお覇王がいなくなり、寂しかったニコロワですが、このSSが来てからは、毎日の支援がより楽しくなり
444Classical名無しさん:08/01/15 22:31 ID:ZqayITCQ
  
445Classical名無しさん:08/01/15 22:38 ID:ZqayITCQ
       

「お、お前若本様の説明を聞いてなかったベジか?撤去作業についてはさっき説明したじゃないかベジ。」
「イミフwww」
「俺ももちろんイミフベジータ!」
「そ、そりゃ、お前は侵入者だからだろベジ」
「俺が侵入者なわけねえだろバカヤロー!!」
ここぞとばかりにKASは叫んだ。今度はレッドベジーモンが狼狽した。
知らないなんておかしい。もしかして自分と今まで一緒にいたこいつも……。いやいやそんな事ないベジ。でも……。
心の中にニートを信じる気持ちと疑う気持ちが錯綜した。本来はゲームの参加者が陥るはずの疑心暗鬼である。

「お前こそ実は侵入者だろ!!俺ら撤去命令とか聞いてないぞ!
 適当な事言って俺達を罠にかけようとしているんだぜ無職!」
「マジでかwwwそれから俺は無職なんて名前じゃないwニートっていう立派な名前があるしww」

KASがレッドベジーモンに詰め寄る。透明でよく分からないが確かに殺気のような気配が感じられる。
これはヤバイ。レッドベジーモンは本能で感じ取った。そういえばニートっていう参加者がいたような……。

「ちょ、ちょっと待つベジ!それ以上近づいたら大声で叫んで若本様を呼ぶベジ!めちゃくちゃ怖いベジよ!」
KASが動きを止めた。怖いというのが気になったのだろうか。
「おい無職。お前若本様なんて奴知ってるスーパーベジータ?」
「あww知るわけないwwwwどこかで聞いたような気がしないでもないがww」
「知らないってよファイナルフラッシュ。やっぱりお前は俺達を騙そうとした侵入者って事だなビックバンアタック?」
447Classical名無しさん:08/01/15 22:44 ID:o2cLFm2o
支援じゃない!支援じゃない!
448Classical名無しさん:08/01/15 22:45 ID:ju5GX7P6
愛と支援だけが友達さ♪

そ、そんな馬鹿なベジ!自分は確かに、確かに駅に着く前に若本様の事も言ったはずなのに!
どうして忘れてるベジか!?どんだけ記憶力ないベジか!!

「そそそそ、その理屈はおかしいベジ!」
「言い訳なんか聞かないぜ!お仕置きしてやるぜい『カカロット、お前がナンバー1だ』!」

さっきからその語尾は何なんだベジ!!もう原型留めてないベz!!

レッドベジーモンの顔面にKASの鉄拳がヒットした。その衝撃でレッドベジーモンの体は宙に浮き線路の方向へ吹っ飛んでいった。
知力一桁コンビがかろうじて知力二桁に勝利した瞬間だった。

「フハハハハ!正義は勝つ!!」
KASは喜びで飛び跳ねた。マントだけは脱げないように抑える。後は頭悪そうで無職っぽい化け物だけ。余裕過ぎるぜMGK。
「ひでえwwww」
ニートにとってレッドベジーモンは少しの間行動を共にした仲間だったので、ほんのちょっぴりだけカワイソーだなと感じた。
ニートの発言がレッドベジーモンを追い詰めた事に、彼は全く気づいていない。

「さあ偽者をぶっ飛ばした事たことだし、さっさと行くかミスター無職!」
KASが線路に飛び降り、歩き始める。もう何の障害も残っていない。後は主催者の本拠地に侵入するだけである。
電車も全然来ないので歩いていっても大丈夫だろう。
「……ま、いっかww行ってみるかwwww」
ニートは、このまま行けばレッドベジーモンが言っていたロールちゃんの監視という仕事を手に入れる事が出来るだろう
と短絡的に決めつけ、線路に飛び降りKASの後を追った。もうそろそろ体力は限界なのだが……。
しかし、KASニートの快進撃はここまでだった。

KASは遠くの方から何者かが線路の上を猛烈な勢いで走ってくるのに気づいた。
黒くてよく分からないが、シルエットからして人間ではない。おそらく主催側の別の化け物だ。
透明だから隠れてやり過ごすか。KASはニートを手招きして物陰に身を潜めた。
KASはニートが素直に隠れた事に少し驚いた。こいつは主催側であるはずなのに
もしかしてこいつは本当に俺と同じ侵入者なのか……?

何者かがぶつぶつ呟いて、いや、叫んでいる。
「我はピエモン様の代理人ッ、デジモン管理の会場代行ォ〜。
この俺の使命はピエモン様に逆らう愚者を血の一片たりとも絶滅する事ッ エイメンッ!!!」
出てきたのは、今までとは違う化け物だった。無駄にいい声だ。
後ろにまた種類の違う様々な化け物を引き連れている。全員さっきまでの奴より明らかに強そうな見た目をしている。
そんな化け物達は隠れている二人の横を走って通り過ぎ、倒れているレッドベジーモンの元に駆けた。

「てんめえぇ!さっきからなぁんか妙に騒がしいと思って来てみたら!なあぁに気持ちよさそうに寝てんだよおぉ!!
 てめえも裏切り者だろ!!ただでさえ忙しい時によおぉぉ!!」
その化け物はレッドベジーモンの胸倉を掴み片手で持ち上げ、
「ここで何があった!!さっさと起きやがれぶるああああああ!!」

顔面を殴った。レッドベジーモンはそのまま気絶していれば良かったのだが、不幸な事に目覚めてしまった。
「わ、若本様!!どうしてここにいるベジ?」
「それはこっちの台詞だってヴぁ。なあぁんでお前こんな所でのん気に寝てんだ!お前さっきの裏切り者とグルだろうぶるああああ!」
「ひ、ひええ、すいません、ううう裏切り者じゃないです、何の事ベジか!?そそそそそのし、侵入者がいて」
「侵入者だと!?」
アイスデビモンは辺りを見渡した。
「いねえじゃねえかぶるああああ!!てめえやっぱ裏切った野郎だなッッ!!」
「ややや奴らは透明マントを着ているベジ」
451Classical名無しさん:08/01/15 22:46 ID:SLjfrZlQ
支援しなかったら負けかなと思っている

アイスデビモンは直属の部下を引き連れ、怪しい所を順に捜索し始めた。
裏切り者かもしれないレッドベジーモンはアイスデビモンに首根っこを掴まれ、動けない状態だ。

このままじゃやばい、よく分からないけど裏切り者扱いされてるベジ。減給どころじゃないベジ。
馬鹿のレッドベジーモンもさすがに自分の危機に気づいた。
とにかく自分が裏切ってない事を証明しなければいけない。何でもいいから話してみよう。
黙っていたら余計に怪しまれるかもしれない。そう思いレッドベジーモンは口を開いた。

「わわ若本様。あの、色々混乱が起きてるって聞いたベジけど大丈夫なんですか?」
「そりゃああもう大変だってヴぁ!電車が線路を塞ぐは裏切り者は出るは本部と通信が途絶えるはでなッ!」
「……じ、実は裏切り者が出たって初めて聞いたベジ。そいつらはやっつけれたベジか?」
「ああ〜俺がゆとりに負けるとでも思ってんのかよおッッ!」
「ごごごごごごめんなさいベジ」
アイスデビモンは必死に何度も謝るレッドベジーモンを無視し、自分が裏切り者をどう倒したか語り始めた。
ようするに自慢話である。多分色々と脚色されているだろう。話はこんな内容だった。

アイスデビモンが追加の監視デジモン達を率いて電車で会場に向かっている時、
ゆとりのデジモン数匹が線路に罠を仕掛けたそうだ。そのせいで電車は横転し、多数の死傷者が出た。
ゆとり達は混乱しているデジモン達にさらなる追い討ちをかけていく。
そこで、壊れた電車の中から颯爽と現れたのが、ご存知我らのアイスデビモンだ。
『雑魚がぁ!!』惚れるようないい声でそう呟くと、ゆとり達に向かって勇猛果敢に飛びついていったらしい。
しばらくゆとり数匹と熾烈な戦いを繰り広げた後、彼はまた呟いた。『塩くれてやるッ』
そして必殺技のサイコクラッシャー(フロストクローの事)を放ち見事に勝利を収めたのである。

「塩をくれてやったベジか……」
「ぶあああか野郎ッッ!『死をくれてやる』だ!!妙な空耳するなってヴぁ!ところで本題だがお前も裏切り者じゃねえだろうな!」
「じ自分は裏切ってないベジ!自分はただ電車撤去の命令をされたからここに来て、それで侵入者にぶちのめされちまったベジ」
「何やられてんだぶるあああ!!」
「すすす、すいませんベジ」

KASとニートは物陰に隠れてレッドベジーモンのあわれな姿を眺めていた。彼らに罪悪感は無い。
あれが例の若本様って奴か。確かにこええそしてめっちゃいい声。俺並だぜ。第二面の敵ってとこか。
あいつ強そうだし見つかったら面毒さそうだな。ま、透明だから大丈夫だけどwwwwwwww
「あ、なんか鼻がwwヘェーックショイッッ!!!wwww」
おまwww何というタイミングの悪さ。

「誰だってヴぁぁぁぁぁ!!」
「そこベジ!!そこから声が聞こえてきたベジ!」
レッドベジーモンが指差した空間をアイスデビモンが率いてきたデジモン達が取り囲んだ。
その動きにはひとつの無駄も無かった。完璧に統率の取れた動きである。
アイスデビモンはレッドベジーモンの首根っこから手を離し侵入者達に向かって叫んだ。
「諦めてさっさと出て来いぶるああああ!!」
「そうだそうだベジ!」
「裏切り者がしゃしゃり出て来るなってヴぁぁぁぁぁ!」
「す、すいません」
レッドベジーモンは大人しく後ろに下がった。
(お前何やってくれてんだ!完全に取り囲まれたっていう)
(サーセンwwwでもくしゃみはさすがに仕方ないww)
KASとニートは小声で会話する。
さてどうするか。VIPマリオでも64マリオでもこんなピンチはさすがに無かったぜ。
そういやこいつは本当にどっち側なんだろうな。
KASはニートを疑わしそうに眺める。はたして主催側なのか、それとも自分と同じ立場なのか。

こいつが主催側ならすごい助かるぜ。名づけて人質戦法!
『やいおまえらこいつの命が惜しかったら道を開けな!』
『ぶるあ仕方ないぶるあ。道開けるぶるあどうぞぶるあ』
という戦法だ。うーんでもTASと同じ卑怯者戦法ってのがなあ……。

「思い出した!侵入者の一人はニートって名前ベジ!ゲームの参加者ベジ!」
「もろ参加者じゃねえか!!」
参加者かよ!ああ俺の作戦オワタ\(^o^)/
「ちくしょおおおおお!!塔組の奴らを見逃してやったからって調子に乗りやがってええええ!いい加減出て来いぶるあああ!」

(うはwwあいつめちゃくちゃ怒ってるぞwこれはヤバイwwww)
ニートがまるで他人事のように言った。

「お前らだいたいの位置は分かるだろってヴぁ。適当に飛び掛って捕まえろおおおお!!」
アイスデビモン直属のデジモン達が二人に飛び掛ってきた。
二人の居場所は完全には把握されていないが四方八方から飛び掛ってくるので逃げ場はない。
「やべえwwwかつてないピンチwwwwww」

KASはほとんど本能的な動きでニートを抱え、前方にスピンジャンプした。
ニートを抱えて飛ぶ事は苦しくなかった。いつも自分の体ほどの大きさのスイッチやカギ、
ブロックを持ち運んでいるKASにとってニートの貧弱な体はむしろ軽いぐらいだった。
「うはwww」
ニートが驚いている。KASがニートを助けたのにそれほど深い意味はない。ただ、なんとなくだ。

KASは一匹のデジモンを踏み台にしてさらにジャンプし、駅のホームに着地した。
線路にはたくさんのデジモンがたむろしている。それを見てKASは優越感に浸ったのかほくそえんだ。
「貴様、その動き!何者だ!」
アイスデビモンが叫ぶ。

ふふふ
シュバッ シュバシュバッ(ここでマントを脱ぎ捨てる)

「TASが神なら無職を助けるスーパー透明人間になる男、KAS!」

チャーチャチャーチャチャチャ(ポコポコポコ…)チャチャッチャチャー

KASはマントを華麗に脱ぎ捨て、ポーズを決める。ニートを助け、包囲網を抜けて気分が高揚しているのだろう。
まあ、いつもの事だが。

ふふふww
シュバッ シュバシュバッ

「ロールちゃんや萃香をあらゆる角度から監視したい男wwニートwwww!」

チャーチャチャーチャチャチャ(ポコポコポコ…)チャチャッチャチャー

ニートもKASの真似をし、ポースを決め、マントを脱ぎ捨てた。KASとは違い、言っている台詞が完全に変体である。

「よりによってニーKASに進入されてるとはてめえ嘗めてんのかぶるああああ!」
アイスデビモンはせっかくカッコいいポーズを決めた二人を無視して、レッドベジーモンに掴みかかる。
無視された二人は少しだけムカついた。

「やいやい!若本さんよお!俺の事無視してんじゃゆーってウぁ」
「人の口癖真似してんじゃねえええ!ってヴぁだ、ってヴぁぁぁぁ! お前微妙に違うんだよ!」
「何言ってんのおまいらwwww」
ニートの言葉にアイスデビモンは切れた。
「うるせええええ!!おめえら二人とも殺されはしないとたかを括ってんじゃあないだろうな。
おっさんを怒らせるモンじゃねーよ!! エネミーコントローラー!」
「「は?(ww)」」

二人は困惑した。アイスデビモンは懐から何やらゲームのコントローラーのような物を取り出したからだ。
「左左上上BAってヴぁぁぁぁ!!このコマンドによりKASの首輪を爆発させるッッッ」
アイスデビモンが慣れない手つきでボタンを押し、とんでもない事を言い放った。

『ピピピピ後三十秒で爆発します』
あのコントローラー見たこと無いな。PS3のか?などと考えていたKASは驚愕した。
エネミーコントローラーは首輪の爆破装置だったのだ。KASの首輪が音を立てる。
全ての参加者にそれぞれ一つずつ首輪を爆発させるためのコマンドがあるのだろうか。

とにかくヤバイ。このままでは自分の首輪が爆発して、マジで死んでしまう。おいおい冗談だろ

「マジでか」
ニートの初めて見せた真面目な顔が事態の深刻さを物語る。
今までのにやけた顔ではなく深刻な顔でKASを見つめた。
え、マジで?俺まだTASと決着つけてないし、まだ120スター集めてねーよ。
え、嘘?えマッジでえ〜〜これは嘘だよな?

アイスデジモンは汚らわしい物を眺めるかのような目つきでKASを見ていた。
爆発に巻き込まれては困るので部下のデジモン達を後ろに下がらせた。
エネミーコントローラーという名の機械を大切そうに持っている。
首輪の起爆装置をDMカードの『エネミーコントローラー』型にしたのは
おそらくマルクかピエモンがエネコンシリーズに嵌っているからだろう。

『残り十秒』

これは……死ぬ。オワタ\(^o^)/

「ははは!爆発させるわけねーだろぶああかやろう!!左左上上BA!このコマンドにより爆破キャンセル発動!」
再びボタンを押すと、首輪の電子音が止まった。KASは物凄く安堵し、その場で座り込んでしまった。
「貴様らなんぞいつでも殺せるッッッ!死にたくなかったら回れ右して殺し合いして来いいい!!」
アイスデビモンの怒声が響いた。

ふふふ
「俺の勝ちだ!!若本!!ここで俺を殺しとけばいいのによm9(^Д^)」
KASは屈服しきっていたと思っていたアイスデビモンは驚いた。
「あの天才的な発想を見せたカイバーやレムーなんかの俺の仲間がそのうち首輪を分解してくれる!
そして俺が脱出経路を見つけた!!お前らもうすぐオワタだ!!」
「何ぃぃ」
アイスデビモンは顔を真っ赤にして怒る。
「ピエモン様とマルク様が作った首輪がそう簡単に外せると思ってんのかてめえは!!」
「いつか絶対外せる!!俺が頑張ってここまで辿り着いたようにカイバー達だってやってくれてるぜ!」
なぜかKASには確信に近いものがあった。仲間への信頼がそうさせたのかもしれない。
「無理だってヴぁぁぁ!この首輪はそう簡単なもんじゃぶるあああ!」
「絶対に外せる!!」
「そうだそうだwwww!」
ニートもKASに加勢して大声を張り上げた。あ、こいつもう絶対に参加者だな。KASはついに確信した。

「カイバー達にこの事を伝えるためにここは、一旦引く!」
「そこまで言ってただで返すと思ってんのかてめえは!殺さねえがこいつにやられた分は絶対に返してやる!!」
アイスデビモンはレッドベジーモンを指差し叫ぶ。レッドベジーモンは主人の優しさに触れ、感動の余り涙目になっていた。

「カイバーに脱出経路の事を伝えなきゃならん!
 心配しなくてもすぐに首輪を外してお前の前にまた現れてやるぜい!」ぜいwww」
ニートが声を揃えて言った。
バグは見つけた、TASにも主催者にも絶対に勝ってやる!友情パワーでなんとかなるぜ!!

「俺はカイバーにこの事を伝えた後、TASのスットコドッコイをフルボッコしてぶちのめし、
 またお前の前に現れて大暴れしてやるぜ!!覚悟しろよ若本!!!」
KASの宣戦布告にアイスデビモンの怒りはついに臨界点を超えた。

「てめえるあ!さっさとあいつら捕まえて来い!俺の目の前に正座させろぶるああああああああ!!!」

デジモン達が再び二人に飛び掛った。デジモン達の動きはKASとニートが透明でなくなったため、より正確になっていた。
「おいどうすんだこれwwwさすがに逃げ切れんww多すぎw」
「心配する必要ナッシング!俺はこのドローに全てを賭ける!」
KASは大げさな動きでゆっくりと自分の帽子に手を伸ばした。
「ドローカード!ソリッドとソリダスを発動!!」
帽子に入れておいた蛇二匹を鷲掴みにし、向かってくるデジモン達に投げた。

「うわああ!」
何匹かのデジモンが蛇に驚く。例のレッドベジーモンのように、中には腰を抜かしたデジモンもいた。
完璧だったアイスデジモンの統率にひびが入った。
「チャンスktkr!行くぜ無職!!YahooYahooYahooYahooYahoo!」
KASはニートを抱え一目散に走り出した。このバグ空間から抜け出して、海馬達に伝えなければならない。
「うはwwはええww」

後ろからアイスデビモンの怒声が聞こえてきた。デジモン達がKASとニートを追う。
しかし、スタートの早かったKASに追いつけるデジモンは一匹もいなかった。

「「あ〜ばよ〜若本のとっつあ〜ん(www)」」

 ▼ ▼ ▼
「ああ、逃げられたベジ。もう自分の給料おしまいベジ……減給ですんでくれたらいいけど」

レッドベジーモンがぶつぶつと愚痴っていた。二人を追跡したデジモン達がぞろぞろと戻ってくる。
さすがにゲーム会場までは追っていけない。これからも色々としなければならない事もある。
若本こと、アイスデビモンは必死に怒りを抑え、これからの事について思考していた。
今回の一件はピエモン様の顔に泥を塗る大失態だ。塔組の奴らに対して何の対策も講じなかったのも失敗だっただろうか。

「KASとニートの監視を強化しろ。塔組の奴らもだってヴぁ」
アイスデビモン直属のデジモンに命じた。すぐに透明マントと石ころ帽子を身に纏い会場へと駆けて行った。

壊れた電車はまだまだ片付いてはいない。撤去作業も引き続きしていかなければならない。
撤去作業のために本部から増援を送って欲しいが、通信がおかしくなっており、それも望めない。
会場にいるデジモンを少しずつ駅に集めるぐらいの事しか出来ないだろう。
今回の一件をピエモン達に知らせるのにもかなりの時間が掛かりそうだ。

全く最悪だ。アイスデビモンは胸の内で毒づいた。

「この駅は全部禁止エリアにした方が良さそうだな……」
今後、塔組やニーKASのような奴らを出さないためにも……。
アイスデビモンは一匹のデジモンを呼び、
駅を禁止エリアにした方がいいという事と、塔組とニートKASが駅に侵入したという事を、ピエモンに伝えに行かせた。
そのデジモンは本部に向かって線路の上を走っていった。電車という交通手段が使えないため、徒歩で行かせるしかない。
次の放送までに報告が済めばいいが……。

さて、俺も撤去作業の指示をやりにそろそろ行くか。

今、思い返せばここにわざわざ来たのはレッドベジーモンとニーKASの騒がしい話し声が聞こえ、
裏切り者の残党かもしれないと思ったからだ。結局、レッドベジーモンが裏切り者かどうかははっきりしない。
まあ、奴の処遇は決めてあるがな。

アイスデビモンもまた線路の上を歩き始めた。

それにしてもKASめ、参加者の分際で嘗めた口を!!
「あ〜ちくしょおおおおおおおお!!!何なんだよおぉッッ!!俺が線路の上にいる限り絶対に本部に行かさねえからなってヴぁぁぁぁ!!」


やっぱり怖いベジ。ああどうして自分はあんな馬鹿コンビに騙されたんだろ。
これからなんとか挽回しないとろくでもない仕事押し付けられるベジ。いや、その前に処罰か……。
いまだに裏切り者疑惑は晴れてないベジ。

「ちょっとそこのお前」
後ろから声をかけられた。アイスデビモン直属のデジモン、いわゆるエリートだ。
「ななっ、何でしょうか」
思わず声が裏返る。うう、ついにおしおきの時ベジか?
「お前もう電車の撤去しなくていいから」
「えっ?ほんとベジか!?」
レッドベジーモンの顔が一気に明るくなった。裏切り者疑惑はいつの間にか晴れていたのだろうか。
何にせよ、電車の撤去なんて重労働はとても嫌だったのでこれは嬉しい。

「今からお前の仕事は阿部さんの監視に変更だから」
「は?」
「裏切り者かもしれない奴を本部の近くで働かせるのは問題あるだろ?
本来なら処刑されるはずなんだけど、若本様が特別に阿部さんの監視役をすれば許してやるだってさ。良かったな」

湧いてきた希望が一瞬にして絶望に変わる。
レッドベジーモンはめのまえがまっくらになった。

「がんばってねー」

【アイスデビモン】
[状態]:健康
[装備]:エネミーコントローラー型首輪起爆装置
[道具]:不明
[思考・状況]
1.デジモン達を指示して電車の撤去作業を進める
2.本部に参加者を行かせないためにも駅を死守する
3.ニート、KAS、塔組を警戒
[備考]
※一匹のデジモンが駅を禁止エリアにした方がいいという事と、塔組ニートKASが駅に侵入し、その後引き返した事を伝えに行きました。
※勘違いして裏切ったゆとりは死にました。現在駅では電車撤去作業を続行中。本部との通信も回復していません。
※塔組とニートKASの監視が厳しくなりました。

 ▼ ▼ ▼
「ニートさーん!どこにいるんですかー!」
「ロール。もう塔にはいないんじゃないか?」
「いますよ。足を怪我しているニートさんがそんなに移動出来るとは思えません」

私はもうかれこれ一時間ほど、ニートさんを捜索しています。ニートさんはどこにもいません。
萃香さんは探索から戻って来た時、塔の屋上から仲間になってくれそうな人を見つけたと言っていました。
今すぐにでも会いに行きたいという感じで、実際に一人で行こうとしたのですが、ニートさんがいなくなった事を説明すると、
『ロールを一人にするのは心配だ』と言い、捜索を手伝っていてくれます。
正直言って、ニートさんと二人になる方が危険だと思うんですけど……(足手まとい的な意味で)

「ひょっとして……誰かにさらわれちゃったんでしょうか」
「うーん。あんな奴さらってどうするんだ?」
「…………確かにそうですね。何の得もなさそうです」

「ロール。確かにあいつは怪我してて動けないかもしれないけどさ。いないものは仕方ないよ」
萃香さんが諭すように言います。でも諦めたくない。
463Classical名無しさん:08/01/15 23:07 ID:hAIJk97.
支援百人一首

時間だけが無常に過ぎていきます。
次の放送でニートさんの名前が呼ばれるかもしれないという事を考えると……。
探さざるを得ません。

私はニートさんのデイパックが落ちていた場所を見つめました。

(Yahoo!)
「……? ロール、今何か聞こえなかったか?」
「え……?」
(YahooYahooYahoo!)
「ほんとだ。確かに聞こえます」
「だろ。何なんだこの声……」

Yahoo!という声は次第に大きくなっていきます。何かが近づいてきているかのように。

「この声、壁から聞こえてきていますよね?」
「うん。何でだろう?ニートの声ではないよな」


場面変わってここは塔の隠し部屋。駐車場のある所だ。

「無職!!あそこがゴールだな!!」
「うんwwwちょっとスピード緩めてくれww怖いw」

ニートの言葉を無視し、KASは跳ぶ。

ホッホホッワッハアーホッ!

三段ジャンプの後にボディアタック。この方法で何かに飛び込めば、第三者からすれば非常に華麗に見える。
まあ、無駄な行為だが……。
ともかくその方法でKASはニートを抱えたまま、一見壁にしか見えない回転扉に飛び込んだ。


私は目を疑った。今まで壁だった所が突然回転して、人が出てきたからです。
さすがの萃香さんも驚いています。

「ふうっ!さすが俺!TASをも超えるスーパーテクニックktkr!あれなんだお前ら?」

それはこっちの台詞です。壁から飛び出してきたのは妙に小さくて言っている事もよく分からない奇人。
そして……
「ニートさん!」「ニート!」
私と萃香さんは声を揃えて言いました。ニートさんが飛び出してきた変な人に抱えられています。
「おwwロールちゃん萃香ちゃんお久wwww」
「ニートさん大丈夫ですか?いったい何があったんですか!?」
「それはもう心躍る涙と感動の大冒険!無職と俺の大活躍を特別に聞かせt」
「私はニートさんに聞いてるんです!!」

よく分からない変の人の言葉を遮り私はニートさんに詰め寄りました。
ニートさんは変の人から飛び降りました。そして見事に着地しています。
え、足怪我しているんじゃ……

「ロールちゃんww蛇口こっちだったなちょっと水飲んでくるwwww」
ニートさんは元気よく走り出しました。怪我っていうのはやっぱり嘘だったんですね。萃香さんが呆れています。

ふふふ萃香さん。呆れちゃ駄目ですよ。ニートという生き物はこんなもんなんですから。誰かが怒らないと駄目なんです。
やっぱり萃香さんはまだ慣れていないんですね。私?そりゃ私は慣れてますよ。ずっと一緒でしたもん。

私は大きく息を吸い込みました。そして……叫びました。
「ニートッッッッ!!!!!」
ニート、萃香さん、変な人全員驚いています。ニートは立ち止まり振り返りました。相変わらずの半笑いです。
「うはwww何そのかつてない怒りwwwこええよw」
「ニート、自分の行動をよく振り返れ。私に嘘を吐いていませんか?」

「……あwww」

もうニートさんったら本当に最低なんだから♪

「ぬわーw」

夜の塔にニートの悲鳴が響いた。
「そこの小さい人、情報交換でもしますか」


どれぐらい時間が経ったでしょうか。気絶していたニートは目覚めました。
「おお無職!もう目覚めないかと思って心配しタコス!オレ分かる?KASさんだ」
KASさんが心配そうにニートを覗き込みました。しばらくの間、行動を共にしていたからでしょうか。
KASさんはニートに多少の友情を抱いているみたいです。
全くニートのどこを気に入ったのやら……変な人通し気が合うんでしょうか。

「あwwロールちゃんひでえwww頭にたんこぶが出来てるw」
「たんこぶぐらいで済んだ事を喜んでください」
全くもう、人に心配させるだけさせといて……本当に最低なんだから。

ニートさんが気絶している間、私とKASさんと萃香さんの三人で情報交換をしました。
KASさんの性格と妙な口調のせいでかなり時間が掛かりました。

KASさんの知り合いに遊戯さんから聞いた海馬という人がいたのには驚きました。
KASさんは海馬さんの事を話した後、すぐに何かを思い出したかのように走ってどこかに行こうとしましたが、
それを萃香さんは止めました。

萃香さんはKASさんが危険人物ではなく、中々強い人という事が分かると、KASさんに私の護衛を頼み始めました。
そしてKASさんを無理やり頷かせた後、
『外にいた仲間になってくれそうな人を連れてくる。ついでに富竹達も探してくる。
KAS、私が戻ってくるまでロールの護衛をしてくれ』
と、要約するとこんな感じの事を言い、塔から出て行ってしまいました。

私は一緒に行きたかったのですが、『夜だから危ない。塔は安全だからここにいろ』と強い口調で言われてしまいました。
何か考えがあるのでしょうか。うう、私もハルヒさん達を探しに行きたいのに。


隠し部屋、電車の撤去、若本、主催者の本拠地……脱出ルート。

私は頭の中を必死に整理します。
萃香さんはKASさんの話をほとんど聞かずに出て行きました。
今思えば、無理やり止めてでもKASさんの話を一緒に聞くべきだったのです。

KASさんとニートが体験してきた一連の出来事は、殺し合いという最悪なゲームを壊したい私達にとってまさに重要な事でした。
「だから俺は無職じゃないwwニートっていうカッコいい名前で呼べwwww」
ニートのクソめ。無職とニートってのは同じ意味なんだよ。
「どう考えても無職の方がカックイイ!!俺のネーミングセンスは最強と言わざるを得ない」
「カスに言われたくねーよwww」
「なんか微妙に発音違うぜ!!」
KASさんとニートが仲良さそうに会話している中に割り込むのは少し気が引けますが、
色々とKASさんに聞きたいですから仕方ありませんね。

「KASさん!ちょっと質問させて下さい!」

「お前は駅では足手まといだったと言わざるを得ない!」
「あwww何言ってんのお前wwあれは全部俺のおかげwwwあいつら俺の睨みにビビってたw」

「……あの!」

「だいたいお前軽すぎだろ!!まさか人一人抱えたまま幅跳び出来るとは思わなかった!お前の体貧弱すぎ!!」
「俺よりチビな奴に言われたくないwww」

「…………」
やめた。馬鹿と馬鹿の罵り合いにはついていけない。
KASさんの言った事を紙に纏めたので、確認のために見てもらおうと思ったのに。
合っているかどうか気になるけど、多分大丈夫よね。
疲れるからもう二度とKASさんと話したくないし。

私は紙をもう一度、見直しました。
紙には次の事が書かれています。

・塔には隠し部屋があり、その奥には駅がある
・電車は全く通っていなかった。この事から次の事を推測する。
 →電車の撤去という言葉から何らかの理由で壊れた電車が線路を塞いでいると推測。
 →現在、主催側は撤去作業を進めていると推測。
・線路沿いを歩いていけば主催者の所に辿り着ける(KAS談)。
・主催者側は首輪をゲームのコントローラーのような物を使っていつでも爆発させる事が出来る。
・KASとニートの話から透明マントを纏った化け物が参加者を監視していると推測する。
 →KASによると化け物はそれほど強くない。
・『若本』という強そうな化け物が下っ端化け物を指揮している。

これらの情報は、言わば私達参加者の生命線。絶対に脱出して主催者をやっつけてみせます。

「ロールちゃん腹減ったwwwテーブルかけ使って何かうまい物食おうぜwww」
「自分の支給品のパンを食べればいいじゃないですか」
「あー!畜生萃香の奴さっさと帰ってこねえかなあ!!早くカイバー達に俺の大冒険活劇を聞かせてやりたいッッッ!!!」
「KASさんは一々騒がしすぎるんですよ!!もっと静かにしてください!」
「うはwwwロールちゃんも充分うるさいww」
「…………ハア」

自然にため息が出てしまいました。ああ萃香さん早く帰ってこないかなあ。仲間って誰なんでしょうか。
富竹さん達じゃないようですし。名前聞いても教えてくれない辺りどこか怪しい。

それにしても……こんな事言っても無駄ですけど護衛よりはメンタルケアの専門家の方が欲しかったですねえ……。
あー、なんか今までの二倍疲れる…………。
【E-4 塔/一日目・夜】
チーム共通の思考
1 萃香が戻るまで塔で待機
2 主催者のスットコドッコイを倒す

【KAS@KAS動画】
[状態]:チビマリオ、右拳骨にヒビ、お尻に火傷、やっぱりハイテンション、 強い決意と熱い闘志(?)
[装備]:スパイダーブレスレット@東映版スパイダーマン、バーサーカーソウル@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
[道具]:支給品一式(食料全て消費)
[思考・状況]
1.一応ロールの護衛をする。でも早く海馬達の所に行ってバグの事を色々教えてやりたい
2.主催者をぶっ飛ばす前にTASと決着をつけたい
3.あいつ(谷口)の死の責任を取る!!
4.このカード、あいつの仲間に渡したいけどどいつが仲間なんだろ?
5.このクソゲーをぶち壊してボスのスットコドッコイを倒して土下座させて
悪い奴以外全員生き返らせるぜ!!!!
※第三放送を禁止エリア、死亡者共に聞き逃しました。一応禁止エリアの方は最後の−4というところだけは聞こえました。
※チビマリオ状態ですがマント、フラワー、キノコの何れかを手に入れれば元の大きさに戻ります。
※放送により、ニコニコ動画に関する記憶が徐々に戻ってきています。
【ニート@現実&新世紀 東方三国志〜ひぐらしの憂鬱〜】
[状態]:疲労、SOS団名誉会員、頭にたんこぶ
[装備]:ケンジのカメラ@ポケットモンスター、塊@塊魂
[道具]:支給品一式(水無し)、うまい棒、津田英治ブロマイド(音声付き)@大変な途中下車シリーズ)
[思考・状況]
1.腹減ったなwwwww
2.ハルヒとトミーどこにいるんだろうなwwww
3.部下たちとか知り合いとかとっとと探すかwwwwww?
4.またロールちゃんに嫌われたぜwwww
5.あの化け物(レッドベジーモン)どうなったんだろうなwwwwww
[備考]
※ニートは性能がへっぽこなので、技能はほとんど成功しませんが、楼船・教唆の技能は、能力に無関係な技能なので、通常通り発動します。
※海馬、外山に関しては「社長」「活動家」として名前を覚えている為、ニートには認知されていません。
※ニートは馬鹿なので駅で体験した事も次第に忘れていきます。
472Classical名無しさん:08/01/15 23:19 ID:hAIJk97.
アリバイならあるさ。その日はニコ支援していた。

【ロールちゃん@ロックマンシリーズ】
[状態]:健康、軽度の精神的疲労、ニートマスター
[装備]: AK74(17/30)@現実、予備弾薬各100発@現実
[道具]:支給品一式(水一本消費)、バルサミコ酢@らき☆すた、グルメテーブルかけ(残り20回)@ドラえもん ノートパソコン(バッテリーほぼ消耗

)@現実、マネキンの腕、傘@現実 塔の『バグ』について纏めた紙
[思考・状況]
1.ニーKASから得た情報をどうすれば生かせるかな。とりあえず紙に纏めたけど
2.ハルヒさんを助けて、富竹さんを治す。どこにいるんだろう。
3.萃香が戻ってくるまでここで待機、お願いだから早く帰ってきて
4.ニート氏ね、KASもうぜえな
5.遊戯達の知り合い(海馬他)も探す
6.ロックマンと再開したい
※ニートの扱いを何か悟ったようです。これからはあまり疲れることはないでしょう。
※萃香への信頼度が上がりました。
※紙には次の事が書かれています。
・塔には隠し部屋があり、その奥には駅がある
・電車は全く通っていなかった。この事から次の事を推測する。
 →電車の撤去という事から何らかの理由で壊れた電車が線路を塞いでいると推測。
 →おそらく撤去が終われば電車は通ると推測。
・線路沿いを歩いていけば主催者の所に辿り着けると推測する。
・主催者側は首輪をゲームのコントローラーのような物を使っていつでも爆発させる事が出来る。
・KASとニートの話から透明マントを纏った化け物が参加者を監視していると推測する。
 →KASによると化け物はそれほど強くない。
・『若本』という強そうな化け物が下っ端化け物を指揮している。


塔の階段を最速で駆け下りる。
ニートのせいでずいぶんとスタートが遅れてしまった。

まあ、その代わりKASというロールの護衛が出来たからいいけどな。
さて、確かこっちの方向だったな。奴らの移動スピードは遅かった。絶対に追いつけるはずだ。
つるぺたを全員保護して塔にお持ち帰りすれば、ロールと合わせてつるぺた三人になるな。
最高だ!!阿部、ついに夢が叶いそうだよ。

巨乳もなんとかして駆逐してやりたいな。でもニートとの約束があるしなあ。


【伊吹萃香@東方Project(つるぺったん)】
[状態]:軽い怪我、体力中回復、妖力小回復、魔力再び枯渇(両方回復中)、夢の実現への希望、ちょっと服がボロボロ
[装備]:ミニ八卦炉@東方project
[道具]:支給品一式*2(食料、水1食分消費)、秘密の鍵@スーパーマリオワールド 日本酒(残り半分)、ワイン、A.C.E.3@現実(少し詩音の血がつい

ている)、DMカード(エネミーコントローラー、融合)
[思考・状況]
1.塔組を追跡してつるぺた二人(こなた、妹)を塔にお持ち帰りする
2.負けたからには、ニートに従うとするか
3.つるぺた保護。ついでにニート保護。
4.阿部のことは・・・あいつなら無事だろうから保留。
5.巨乳死すべし。でも仕方ないから中止。向こうから襲い掛かってきてくれれば…
6.せっかくなので腕試し。主催者と戦いたい
7.貧乳はステータスだ!希少価値だ!
475 ◆jVERyrq1dU :08/01/15 23:23 ID:UYXWHnWQ
投下終了です。
長い間キャラを拘束してすいませんでした。

ちなみに『塩くれてやる』の元ネタはストリートファイターのベガです。
念のため
476Classical名無しさん:08/01/15 23:27 ID:o2cLFm2o
乙!
ニーKAS最高w
やられる姿が想像できないwwww
477Classical名無しさん:08/01/15 23:31 ID:hAIJk97.
乙乙
まさかのニーKASに熱くなった・・・これって鯉?

ロールちゃんの心労が本気で心配だ
478Classical名無しさん:08/01/15 23:35 ID:iqyp9Dzw
投下乙!ベジータ吹いたw
KASとニートの二大ギャグコンビ結成でいい感じ
脱出のキーも見つけたし、脱出派にも光が見えてきた?

そしてすいかが塔組に!
富竹の合わせ技でチーム崩壊の危機か!?
479Classical名無しさん:08/01/16 01:08 ID:d27buKI6
投下乙!
ダメだこいつら早k(ry
逃げてー、塔組逃げてー

……ん、待てよ?
Suicaは鬼だよな?
ということは……ふむ
480Classical名無しさん:08/01/16 03:12 ID:BbkfnOlQ
塔組、前からトミー、後ろからは萃香(トミーほど危険ではないか)の挟み撃ち…
さらに、城まで行くにしても道中には古泉&ハルヒ、チューモン、戦闘中のYOKODUNAとえーりん…
塔組が危ない!
481Classical名無しさん:08/01/16 03:26 ID:sQyRNroE
投下GJ!
KASの語尾に笑ったw
この二人・・・早く何とかしなきゃロールちゃんの胃に穴があくwww
もしかして最悪のコンビの誕生か?w
482Classical名無しさん:08/01/16 08:10 ID:1UoYKFEI
ロボットだから開かないwwww
483Classical名無しさん:08/01/16 09:40 ID:3C7648fw
つるぺたのこなたが仲間との分散にトラウマありなのも危険だな
強制的に連れてかれても必死に抵抗→ティアナ&レナの人類の敵コンビ追いつく→アッ―
想像できるだけに書きたくねぇー!
484Classical名無しさん:08/01/16 16:15 ID:LTYcaxRY
   
                                 
                   時報                     
         ホモヒ              \(^o^)/搭組         つるぺた

GEDOU えーりん

                ネズミ   
485Classical名無しさん:08/01/16 16:19 ID:R/m08tT.
それでもレナンなら…名探偵レナンならなんとかしてくれる!
486Classical名無しさん:08/01/16 16:28 ID:R/qcXFMA
>>484
これみてLSの丈思い出した
487Classical名無しさん:08/01/16 16:57 ID:3C7648fw
穏便に突破できる可能性はネズミとつるぺただなw
西は終わるwいろんな意味で終わるwww
488Classical名無しさん:08/01/16 17:10 ID:vbbW44fU
>>486
俺もw
489Classical名無しさん:08/01/16 18:45 ID:d27buKI6
前哨戦であるSuicaとトミーをどういなせるか、だな。
L5じゃないレナなら、萃香をどうにかできる可能性がないわけじゃないが……
490Classical名無しさん:08/01/16 19:28 ID:R/qcXFMA
あれだ、レナは症候群を完全に克服したから鬼の力を自分のものとしているはずだ

だから鬼にだって対抗できる……はず!
491Classical名無しさん:08/01/16 19:31 ID:wZRAMO1Q
むしろレナのことだからお持ち帰りするんじゃね?
492Classical名無しさん:08/01/16 19:42 ID:e4vzaxbU
設定的には、パワーアップはあり得るんだよな。
具体的には銃弾刀で弾ける程度には。
原作でも、もやしっこのKが罪滅しの屋上で軽々と屋根に登ってた。

人食い力士には勝てないけどなー
493Classical名無しさん:08/01/16 20:16 ID:3C7648fw
てかつるぺた来たら角見て「宇宙人キター!?」ってなりそうだな・・・
町と山のMAPが人で埋め尽くされそうなんだがw
494Classical名無しさん:08/01/16 20:35 ID:1UoYKFEI
かあいいモード発動→西瓜「…見えなかった!」

が一番起こりうるアレじゃないかと。
もともと一般人には見えないスピードと、
亀甲縛りを引き千切るパワーを誇るレナだし、
L5克服してるから身体能力だけならTASさんにも勝てるはず。
495Classical名無しさん:08/01/16 21:32 ID:wZRAMO1Q
>>382の書き込みを見て思ったのだがマーガリンや霊夢、でっていうは本当に人気だなw

しかし、もしも霊夢がゆめにっきを見てしまった場合どうなるのだろうか?
まぁえーりんが糸で縫いつけたから大丈夫だと思うが…。

読んでしまったら窓○○化するか○丘2の○○ームズみたいに狂気にとりつかれるか…。
まぁそうならなくとも今後の展開に期待期待。
496Classical名無しさん:08/01/16 21:44 ID:BbkfnOlQ
>>483
>つるぺたのこなたが仲間との分散にトラウマありなのも危険だな
そこでフタエ発動ですよ
497Classical名無しさん:08/01/16 21:58 ID:ytEYcskE
正直、プレイ動画を全部見ても何が恐怖なのかさっぱりわからなかった俺には
ゆめにっきは全然書けない困ったアイテムになっている
498Classical名無しさん:08/01/16 22:02 ID:wZRAMO1Q
>>497
ゆめにっきとかは人それぞれだからな…


とりあえず自分が出来る事を頑張れば良いと思うよ。
499Classical名無しさん:08/01/16 22:03 ID:kgyrBy0g
>>497
別に恐怖を押し出してるわけじゃないよ、ただ「理解の出来ない世界」に恐怖するかどうかって言う話だと思う。
えーりんは「理解できない世界」が理解できなかったからビビってたんじゃね?

というわけでお前さんのゆめにっき像を書いて超おkだと思うぞ
500Classical名無しさん:08/01/16 22:24 ID:R/qcXFMA
ゆめにっきが理解できそうなやつ……長門とか朝倉
あとゆめマリオ攻略したKAS?
501Classical名無しさん:08/01/16 22:29 ID:sdh/mNCU
>>495
マリオくんのUSA編みたいにでっていうがまるごと悪夢を食してくれます。
502Classical名無しさん:08/01/16 22:30 ID:wZRAMO1Q
>>501
そして全てが終わった後にタマゴになって出てくるわけかwww
503Classical名無しさん:08/01/16 22:38 ID:BbkfnOlQ
>>500
KAS、ここにも活躍フラグがw
何だかんだ言ってKASはかなり活躍してるような。
504Classical名無しさん:08/01/16 23:07 ID:1UoYKFEI
最初から物事を理解してないニートにも効かないんじゃ。(なんか技能もあるらしいし)
というか本当に効いてなかったな…
闇遊戯には意外にも効く。でもゲートなら開ける。
闇AIBOと闇つかさ、YOKODUNAには逆に日記が負けるかもしれない。
彦麻呂は多分平気。多分、夢日記世界ではヒーロー化する。
水銀燈はハサミを持ってる限り大丈夫かもしれない。
レナは見破れる。
とかちと閣下は装備品が守ってくれるかも。
カービィは夢の世界には慣れてるだろう。特に悪夢相手は。
友人は知識だけならあるかもしれない。

クラモンAは…新たなる進化フラグ。
505Classical名無しさん:08/01/16 23:12 ID:R/qcXFMA
なるほど、クラモン入ればそこの思念というかデータを取り込めそうかもな
デーモンの布石か……?
506 ◆CMd1jz6iP2 :08/01/16 23:38 ID:uguBoPzQ
>>505
02のデーモンって、ダゴモンの海というクトゥルーな世界に閉じ込められたんだよな
当時はクトゥルー神話なんて知らなかったが、今思えばなぜクトゥルー……
正直、ゆめにっきはクトゥルーワールドに匹敵するし、フラグとしてはいいかも。


時報、\(^o^)/、つるぺたを予約します
507Classical名無しさん:08/01/17 00:50 ID:RHbFo65I
暇だったからキャラの身長を意味も無く調べた。しかし公式設定のあるキャラ少ねぇ

186cm/社長 185cm/YOKODUNA 180cm/イチロー
179cm/お覇王 178cm/古泉 172cm/日吉 170cm/キョン・谷口
162cm/千早・羽蛾 160cm/朝倉
159cm/かがみ 158cm/春香・ハルヒ・つかさ 157cm/真
154cm/長門 153cm/遊戯 151cm/越前
149cm/亜美・真美 145cm/やよい 142cm/モクバ・こなた


社長より高いかもしれないのはトミーくらいだろうか
508Classical名無しさん:08/01/17 01:05 ID:fRC3q0Hs
YOKODUNAならKIによってでかく見える、ぐらいのことはやりそうだから困る
509Classical名無しさん:08/01/17 01:40 ID:3mrVHo1Y
身長古泉に負けたwwww
510Classical名無しさん:08/01/17 02:04 ID:zOhKRQiw
なんで一番高いのと一番低いのが兄弟なんだ
511Classical名無しさん:08/01/17 02:20 ID:s/FE6IeQ
そういや思ったんだけどさ?

フラワーやスターは当然無理として、1upキノコは制限でダメとしても…

グルメテーブルかけってスーパーキノコ出せるんじゃね?
一応食べ物だし…

あと、マイナーどころで言えば6つの金貨のニンジンとかww
512Classical名無しさん:08/01/17 05:21 ID:MUZzByWs
HA☆GAは意外に高いほうなんだな
513Classical名無しさん:08/01/17 06:40 ID:/IukTI3c
>>503
そういえばKASって弓スキル持っていなかったっけ?
514Classical名無しさん:08/01/17 09:08 ID:mj81ZEqM
>>513
一応弓道部らしいね。
投稿コメントで大まかな実力に関しても察せる。
515Classical名無しさん:08/01/17 10:13 ID:y6wJB/92
ことのはもハスター召喚の呪文でタタリ神呼んだりするのかな
516Classical名無しさん:08/01/17 10:57 ID:otjKYTFw
ことのはは呪文とか無理www 喋ってるように聞こえるだけで鳴き声www
517Classical名無しさん:08/01/17 12:23 ID:9/djkR8g
シンジャエ、ナカニダレモイマセンヨ
これが鳴き声とか恐すぎるwww
518Classical名無しさん:08/01/17 16:45 ID:J4UXnwrM
\(^o^)/でデフォなのか塔組wwwwwww
519Classical名無しさん:08/01/17 19:07 ID:J4UXnwrM
今の予約状況kwsk
520Classical名無しさん:08/01/17 19:38 ID:FaFdtGqM

1/14 ◆irB6rw04uk 古泉、ハルヒ、えーりん、YOKODUNA、霊夢、ヨッシー
1/16 ◆CMd1jz6iP2 トミー、すいか、塔組
(◆jU59Fli6bM ゴマモン つかさを修正中)


いまんところノータッチっぽいのはここらへんかな
うむむ……難しそうなメンツ

夜  C-3 山道中央部               天海春香、園崎魅音、武藤遊戯(闇遊戯)、ムスカ
夜  C-3 山道中央部・高台           ロックマン、エアーマン
夜  C-3 山道南東部               カービィ、矢部野彦麿、アリス・マーガトロイド、(アサクーラ)
夜  C-3 山道南東部               阿部高和
夜  D-1 城・書斎                 海馬瀬人、高槻やよい
夜  D-1 城・寝室.                双海亜美、日吉若
夜  E-3 民家                   チューモン(元クラモンA)
521Classical名無しさん:08/01/17 21:01 ID:vVGu4wcI
YOKODUNAとマーガリンどっちが勝つのか今日判明するのか
でもあのYOKODUNAに勝てるのだろうか?
522Classical名無しさん:08/01/17 21:17 ID:FaFdtGqM
なに、篭絡してしまえばこっちの者さ


あのRIKISHIに理性があればの話だが
523Classical名無しさん:08/01/17 21:55 ID:Pegff0sU
>>521
予約って5日間だったっけ?楽しみだ
524Classical名無しさん:08/01/17 22:22 ID:9HDyL0dc
>>522
妖怪腐れ外道程度には
525Classical名無しさん:08/01/17 22:31 ID:fRC3q0Hs
空気キャラの繋ぎ・・・
ダメだ、どいつを動かしても別の奴に当たっちまうw
526Classical名無しさん:08/01/17 22:50 ID:J4UXnwrM
まだ半分残ってるのに人数少ないように見えるなw

にしても死者でないね
527Classical名無しさん:08/01/17 22:50 ID:s/FE6IeQ
ニーKASのSS読んで久しぶりにKASのマイリスト見てきたが…

変な動画作ってやがったww
KASはいったい何をやっているんだww
528Classical名無しさん:08/01/17 23:03 ID:mj81ZEqM
>>527
他にも動画を投稿してるとか言ってたからどんなんだろうと思ってたが、あんなん作ってたとはなw
いかにもKASらしいゴリ押しでワロタww
529Classical名無しさん:08/01/17 23:11 ID:Pegff0sU
>>526
そう言えば、第3放送以降はまだ誰も死んでないなぁ。
明確な死亡フラグが立っている奴がいないという事は、誰が死んでもおかしくない…っ
でも戦闘フラグはいろいろ立ってるけど。
530Classical名無しさん:08/01/17 23:28 ID:mj81ZEqM
そういや、デジモンの進化形態とか詳しくまとめたサイトとかないのかね。
ティロモンといいチューモンといい今後どうなるのかわからないし参考程度に見れるものが欲しい。
531Classical名無しさん:08/01/17 23:50 ID:FaFdtGqM
デジモンでググってトイ情報のデジヴァイスicにチューモンの進化表があった
素直にまっすぐいけばチューモン→ヌメモン→ガーベモン→デーモンだが
状況によってはほかのとこへ分岐するかもね
http://www.digimon.channel.or.jp/digivice/evolution01.html(チューモン)

ティロモンはD3のこのページにのってるけど、ここからの進化はのってないな
アニメとかゲームの設定で進化するなら調べにくい
http://www.digimon.channel.or.jp/city/gallery/ddd/armar_tmon.html
532Classical名無しさん:08/01/17 23:55 ID:9HDyL0dc
まず、ここで調べるべし。
ttp://www5f.biglobe.ne.jp/~tikitaro/digimon/database/
ttp://www.digimon.channel.or.jp/
進化は……バトルターミナルのwikiとか?
ttp://www15.atwiki.jp/digimon-battle-terminal/pages/4.html

ただ、ここには書いてない進化ももちろんあるわけで
アグモンがメタルグレイモンに、ヌメモンはもんざえモンという固定概念もある
ゴマがティロになってる時点で固定概念なんて意味無いけど
まあ参考程度にー
533Classical名無しさん:08/01/18 00:07 ID:6XRtw8/Y
メガorワルシードラモンか?
どっちでも鰐に逆戻り……いや、メタルシードラモンもありか
534Classical名無しさん:08/01/18 00:12 ID:1UC8RJgM
なんか今、他所で各ロワの人気キャラを集めてパロロワしようみたいな企画が上がってるんだが、
もし開催されたとしてこのロワからは誰が出るんだろ?
535 ◆irB6rw04uk :08/01/18 00:13 ID:umPqYVEY
ふー今やっとYOKODUNAとマーガリン+αを書き終わりました。
次は冥王巫女と恐竜のマーガリンあえです。

という事で少しばかり延長します。
金曜日はたぶんむりっぽそうなので土曜日を目標に書き上げます。

にしてもYOKODUNAって攻める場所がNeeeeeeeee!
536Classical名無しさん:08/01/18 00:48 ID:pf8n9mOo
YOKODUNAは基本理念だけは曲がってないはずだから
「SUMOUが最強ではないことを思い知らせる」が完勝条件だもんな
んなもん誰がするかとw

>534
道交法違反で罰金12万のひと
537Classical名無しさん:08/01/18 00:58 ID:JKVc51zA
>>534
マーガリン
538Classical名無しさん:08/01/18 01:36 ID:gMv7JO4s
>>534
ニコ動での名前だけの知名度だと、東方キャラではえーりんが1番かもなw
魔理沙は、未だにアリスと間違える奴がいるのでノーカン。
539Classical名無しさん:08/01/18 01:40 ID:znJ.b4ks
>>534
せっかくなのでTASかKASを
540Classical名無しさん:08/01/18 01:41 ID:p.MPuYwY
ニコロワはネタ的な意味で濃ゆいメンツばかりだから選抜するのは難しいなw
東方やアイマスといった人気作からの初参加も多いし
541Classical名無しさん:08/01/18 03:37 ID:zmtQ3izU
そういや、エンターテイメントランキング見てたら、KASが作った最終鬼畜妹MADがあって吹いたw
542 ◆qwglOGQwIk :08/01/18 07:37 ID:3S5LGzMU
阿部さん、アリピコアサクーラにピンク玉予約。
543Classical名無しさん:08/01/18 12:24 ID:p.5iP4Lc
>>534
面白そうだな…
どこでその企画あがってるの?
544Classical名無しさん:08/01/18 13:28 ID:1UC8RJgM
>>543
ここ ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1196169788/l50
話が上がってるといっても開催される可能性は低そうだけどね。
545Classical名無しさん:08/01/18 23:41 ID:2gUj1hf6
>>544
カオスってレベルじゃねーぞ!
開催は無理じゃね?
546 ◆c92qFeyVpE :08/01/19 00:12 ID:iMpgyEmQ
まあ、パロロワ全体での雑談みたいなもんさw
ロワ同士の交流とでも思えばいいw

チューモン予約
繋ぎを書いても書いても戦闘を書く勇気が湧かない俺がいる
547 ◆jVERyrq1dU :08/01/19 00:16 ID:UN3qYTcc
ロックマンとエアーマン予約します。
548Classical名無しさん:08/01/19 00:44 ID:utIF/tfc
おおー、予約ラッシュだぜ
やっぱ正月はみんな休んでたんだな
549Classical名無しさん:08/01/19 00:45 ID:J07PGei.
ロックマンとエアーマンの予約!
これは期待
550Classical名無しさん:08/01/19 15:58 ID:r88IsS.Q
すいません、◆jVERyrq1dU氏の「二人合わせばレッドベジーモンの知恵」をwikiに転載しようとしたところ容量オーバーとなってしまいました。
前後編に分ける必要があるのでどこから分割すればいいか教えていただけないでしょうか?
551Classical名無しさん:08/01/19 16:17 ID:J07PGei.
>>550
「KASがレッドベジーモンに詰め寄る。透明でよく分からないが確かに殺気のような気配が感じられる。」
自分はここらへんで区切った方がおおよそ半分くらいになるのでいいのではないかと思います
552 ◆CMd1jz6iP2 :08/01/19 17:33 ID:UjnNxxw6
少し延長させていただきます。
現在6割ほど完成してます。
553 ◆jVERyrq1dU :08/01/19 21:50 ID:UN3qYTcc
>>550
では>>449までが前半でお願いします。
554 ◆qwglOGQwIk :08/01/19 23:03 ID:r88IsS.Q
予約していた阿部さん+アリピコカビを書き上げたのですが、ちょっとヤリ、やりすぎたかなーと思ったのでしたら場に一時投下。
性的な意味でやりすぎな箇所は規制掛けるので、やばそうなところが無いかチェックをお願いしますです。
555Classical名無しさん:08/01/19 23:17 ID:Whma8pFY
宝具wwwwwwww
大事なモノを取り戻すために、阿部さんの誇りが失われていくな
556Classical名無しさん:08/01/19 23:18 ID:J07PGei.
>>554
R-18タグが完全必須な男、阿部高和!
あからさまな性描写がある場合は問題ですがこれはぎりぎり大丈夫じゃねえっすかねぇ
557Classical名無しさん:08/01/19 23:23 ID:iMpgyEmQ
阿部さぁぁぁぁぁん!?
まさかあんたを憎く思う日が来るとは思わなかったぞちくしょお!
558Classical名無しさん:08/01/19 23:27 ID:JuvKM3YE
GJ
これで阿部さんと永琳が組んだら………
マズイ、誰も勝てなくなるwwwww
559Classical名無しさん:08/01/19 23:29 ID:dzxgbGKA
仮投下乙!阿部さん、何してはるんすか…
何と言うR−18…もうちょいソフトにしてもあんまり展開に影響は無いんじゃあなかろうかw

あと、戦闘中の描写にもうちょい間が欲しかったような…?ちょっとあっさりしてた感じがするよ。
3点リーダーをちょこっと入れるだけでも結構良くなると思う。
560Classical名無しさん:08/01/19 23:33 ID:gX.1ZUKc
まwwwwたwwwwあwwwwなwwwwたwwwwかwwww

いや、いいんじゃねっすかね?
ほんとにボーダーギリギリだけど、そこを突っ走るのがニコロワってことで!
まあ、阿部さんがほとんど人間止めてること以外は気になることはなし

ところでアサクーラの情報改変で、傷治せるんじゃないだろうか
いや、失念していた、で済むか
561Classical名無しさん:08/01/19 23:38 ID:i0ecyBY.
仮投下乙です。
阿部さん、何やっちゃってんのww
562Classical名無しさん:08/01/19 23:45 ID:F6wn9T12
自重しない人って大好き。いかにも死者が出そうな局面でそうなっちゃうか
でも三連コンボってのがどういう行動なのかわからんw

>560
ウン、ソレムリ。長門も斬られた指を修復できてなかった
563Classical名無しさん:08/01/19 23:52 ID:gX.1ZUKc
>>562
そういえばそうだった。
すまん、忘れてくれ
564Classical名無しさん:08/01/20 00:11 ID:f6rRBcTs
欠損部分は再生不可能でも、傷を塞ぐくらいはできない?
565Classical名無しさん:08/01/20 00:14 ID:5xMaBs2o
朝倉は自身の思考能力はほぼ0
アリスはあんな事があったのと能力の完全な把握ができていないため気づかない

それほど無茶な解釈ではないと自分では思う
566Classical名無しさん:08/01/20 02:01 ID:D4635Qns
エロとかシモとか嫌なんだけど、それが阿部さんなら何故か許せてしまうw
一種のカリスマ性だな
567Classical名無しさん:08/01/20 02:05 ID:ngJYTQoA
なんて良作……
阿部さんが登場すると聞いてヒヤッとしたけどこれならおk
朝倉さん………乙です
568 ◆irB6rw04uk :08/01/20 05:07 ID:ngJYTQoA
ねむいです。
今日投下すると言っておきながら間に合いませんでした。
そして今書き終わりましたが、推敲するために一日延長って事で……

ちょっとやりすぎちゃったと思うのでしたらばに投下しますね。
569Classical名無しさん:08/01/20 07:54 ID:tq3BCpkY
これはひどい淫乱テディベアwwww
570Classical名無しさん:08/01/20 10:13 ID:FKHQK7CE
ニコロワが……LSロワの余波を受けているだとっ……!?
571Classical名無しさん:08/01/20 10:59 ID:3jJ/f1Ko
というかほとんど阿部さんが鬱フラグ&エロの着火点になっているがな
572Classical名無しさん:08/01/20 11:41 ID:FKHQK7CE
流石阿部さんだぜ
573Classical名無しさん:08/01/20 12:09 ID:0tL.s8Xk
>>570
ろりしょたロワの余波?何のこっちゃ?
574Classical名無しさん:08/01/20 12:14 ID:3jJ/f1Ko
>>573
鬱話とちょっとHなネタに定評のあるLSロワの影響をこのロワが受けているんじゃ…
といいたいんじゃねえの>>570

事の発端は全部阿部さんだからそんな関係ねえと思うがな
575 ◆irB6rw04uk :08/01/20 16:02 ID:ngJYTQoA
したらばのほうに投下してきました。
ちょっとやりすぎちゃった……
「これ」は出してよかったのでしょうか?
Niceboat.は一応船なので……
576Classical名無しさん:08/01/20 16:14 ID:FKHQK7CE
でっていう「スタートダッシュをすればでっていうことはない」

マリオカートエンジン本気シリーズネタかwwwwwww個人的には問題ないと思う。
脇巫女怖いよ脇巫女。にしてもまっがーれ地味に強いな。戦う相手殆どマーダーだけど。

あとYOKODUNAの死亡確認がなされてないのは……ま、まさかまだ生きてる!?
577Classical名無しさん:08/01/20 16:18 ID:7n6f8Ytk
あれ?YOKODUNAは死亡でいいの?
あとここも間違ってるような
>>カンプピストルの口径は22.6mmじゃなくて22.6mmだった

とにかく投下乙です。「これ」については…まあいいんじゃないかな
578Classical名無しさん:08/01/20 16:21 ID:3jJ/f1Ko
投下乙
いやあおっそろしい!
Niceboat.に関してはおそらく「これ」の1つくらいはあっても大丈夫かな

579 ◆irB6rw04uk :08/01/20 16:26 ID:ngJYTQoA
すみません死亡確認入れ忘れてました。
どんなに強い奴でもあれが爆発したら死亡というルールの穴をついて見ましたよ
580Classical名無しさん:08/01/20 17:03 ID:Z6i/JM3E
ルールの穴はいいんだが、霊夢はあれの正確な機能を知らないわけだろ?
即爆発する可能性があるわけだから相討ち覚悟じゃないとあの行動はとれないと思うぞ
581Classical名無しさん:08/01/20 17:09 ID:3HxGndwg
乙です!
バトル描写よかった!
今後もでっていうの運転センスに期待w

あと最後の方で、マルクがマリクになっていたような
582Classical名無しさん:08/01/20 17:14 ID:FKHQK7CE
>>580
相打ち覚悟してそうに見えたがなー、YOKODUNA倒すと決めた時から

ってマリちゃん何やってんすかwwwwwwwww
583Classical名無しさん:08/01/20 17:17 ID:gBUYrFYU
したらばで見てきた。投下乙!
修正箇所はたくさんあると思うが良い物見せて貰ったよw


それにしても今回の霊夢
SIREN2の健康優良で逆ギレすると強くなる日本男児みたいだなぁ…と思うのは気のせ(ry
584Classical名無しさん:08/01/20 17:30 ID:tEmNCgU.
いや、レイジングハートが説明したはず。
外そうとしたら3秒程度で爆発するとか、先にはっきり伏線まで解説させた方がわかりやすいかも。
585Classical名無しさん:08/01/20 18:04 ID:0tL.s8Xk
仮投下乙!第3放送後初めての死者が出たね。
仇が取れてよかったなぁ。
でもまーがりん組が与えたダメージのおかげでもあるなぁ。えーりんとは無意識の内に共闘ってわけか
586 ◆jU59Fli6bM :08/01/20 18:07 ID:7n6f8Ytk
遅ればせながらつかごま修正版投下しました。
長らくキャラを拘束してしまってすみませんでした。
修正というかほとんど変わった感じになってしまったけど

メガシードラモンはまた鰐に逆戻りな進化経路なのが心残りだけど
これが完全体の中で一番設定が合ってたという…
587Classical名無しさん:08/01/20 18:13 ID:y/6ehE1.
乙!
マーガリンTUEEEEEEEEEEEEE
そして霊夢も容赦ねぇwww
でも、ヨッシー空気だったな〜www
588Classical名無しさん:08/01/20 18:17 ID:gBUYrFYU
>>586
修正乙かれー。
589Classical名無しさん:08/01/20 19:18 ID:FKHQK7CE
>>586
メタルシードラモンって経路もあるぜ
590Classical名無しさん:08/01/20 19:21 ID:FKHQK7CE
つかさがすごく…怖いです…w
在りし日のTASさんですら霞むほどだwwww
591 ◆qwglOGQwIk :08/01/20 19:41 ID:F2l0y1NA
阿部さん実はAK74とかディパックを忘れててニート団にルートされてるのでそこは修正しました。
性的な意味で調度ボーダーラインギリギリを追求できたので20:00に投下するぜ!
592Classical名無しさん:08/01/20 19:51 ID:FKHQK7CE
なんかパロロワって変態という名の紳士多くね?
593Classical名無しさん:08/01/20 19:58 ID:3jJ/f1Ko
何を言っている、男はすべからく変態なんだよ!

圭一も言ってたじゃないか
594 ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:01 ID:F2l0y1NA
今から投下します、そこそこ長いので支援を頼みます。
595Classical名無しさん:08/01/20 20:01 ID:30XXsDkE
ただ俺たちは女をずる剥けにしたりするよりアッーな展開に持っていく事が異常に多い、真の意味での変態だけどな。
特に◆qwglOGQwIk氏はその傾向が顕著な気がするwwww
596サイレント魔女 (1/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:01 ID:F2l0y1NA

「ぽよ! 後ろからだれかくる!」
「あら、本当ね」
「薄暗くてよく分からんが、男のようだ」
別に不意打ちのようなことをするつもりは無かったのだが、斜め後ろから接近したせいか奇襲と勘違いされたらしい。
相手は身構えているがそんなことは関係ない、いい男がいないか確認するのが最優先だ。
ま……見つけたところでナニを……もとい何かをできるわけじゃないんだがね。

お互いの手に持つ明かりが重なり合ったところで、ようやく相手の姿が見えた。
えーっと、デカチチ女とまな板女に女の人形、萃香ちゃんが好きそうなつるぺた幼女、と思ったら男の子と勘違いした元可愛いピンクボール君か。
それに…………ウホッ、いい男!
渋くて引き締まったいいおっさんの髭面、おそらくその法衣の下は雄臭い汗でムンムンの肉体が隠されているんだろう。
どうみても宗教関係の服装の下は、ひょっとしたら雄の汗でまみれた褌なんて物もあるかもしれない。
いつもの俺ならこの場で即襲い掛かってるところだが、先行するべき息子がついていってくれない。
とりあえず、自己紹介でも…………。

「ぴこ、アリス、りょーこ、こいつほも!ほも!あぶない!」
「ほ……」
「ホモ?」
「元ピンクボール君、俺のことをホモと呼ぶな。ゲイと呼べ」
間違いは訂正しなければならない。

「ねえ彦麿、ホモとゲイって何がどう違うの?」
「アリス、どちらも同じようなものだから気にすることは……」


「同じじゃねえんだよ!!!!」


思わず叫びながら訂正するが、目の前の四人はちょっとばかり驚いている。
だが、これは同性愛者の沽券に関わる問題だ、間違いは決して許されないのだ。
597Classical名無しさん:08/01/20 20:02 ID:30XXsDkE
支援チックチック止められそうにない
598サイレント魔女 (2/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:03 ID:F2l0y1NA
「いいか、ホモってのはホモセクシャルの略で、英語で同性愛者を指すんだ。
 これは同性愛者全般を指す言葉だが、同時に侮辱語でもある。そしてホモは男女の区別すらしていない不適当な言葉だ。
 俺達ゲイは辛く苦しい戦いの末に自分達の居場所を分かってないノンケどもから勝ち取ったんだ。
 何せ、本来どうでもいいはずのレズビッチとも手を取り合ってお互いの権利のために戦ったんだからな。
 彼ら偉大な漢たちのお陰でようやく同性愛が広く世間に認められてきたと言うのにお前らは……
 いいか、男の同性愛者を呼ぶ時はゲイ! 女の同性愛者はレズもしくはビアン! 分かったかコンチクショウ!」

……ふぅ、これであいつらも理解できるだろ。
おっといかんいかん、つい熱くなってしまった。
「……まあ要するに、その……男色っていうか、衆道の人のことを指すってことで……」
「昔の言い方だとそうなるな」
「ほもはげいだったのか……」

「ホモじゃねえっつってんだろ」
思わず近くにいた元ピンクボール、現在は幼女を蹴っ飛ばす。
何度言っても分からないなら体罰が必要なのは当然のことだ。

「カービィ!」
「大丈夫か、カービィ!」
「いたた……」
吹き飛ばされた元ピンクボール、現在はつるぺた幼女のカービィの下へいい男と女*2が駆け寄る。
いかんいかん、ついやりすぎちゃったかな。やっぱりヤルべきことをヤラないとイライラするって本当だったんだな。

「貴方……」
「お主、まさかこの殺人ゲームに乗っているのか?」
「その答えはイエスでありノーだ、俺の目的であるいい男とハッテンをすると耐え切れない相手が勝手に死んでるだけだ。
 後、馬鹿女どもが徒党を組んで襲ってくるから返り討ちにしたぐらいだ。
 本当は俺だって人が死ぬのを見るのは嫌なんだけど、たまたまそうもいかなかっただけだ」
と、相手の疑問対して正直に答えてやる、当然のように四人は俺のことを身構えている。

599Classical名無しさん:08/01/20 20:03 ID:V7MNyu8E
600サイレント魔女 (3/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:04 ID:F2l0y1NA

「言い訳になってないわね。それで気に入らなければこうやって力で押さえつける訳?」
「そうなるな。もちろん無理やりヤル、それが俺のやり方だ」
「アリス、そう相手を煽るな」
「もちろんそこの黒くていい男は俺が貰う予定だ、断れば無理やりにでも貰っていく」
普段の俺ならここで舌なめずりして戦闘体制といったところだが、息子が付いて来ないのでイマイチやる気が出ない。
貰ったところで掘れなければ何の意味も無いからだ……。

「同性愛が悪いとは言わん、だが相手の了承も取らずに自分の欲望を押し付けると言うのは傲慢ではないか?」
「ふん、そんなの関係ないね。こんな糞みたいな殺し合いに巻き込まれたんだから死ぬ前に味見するのは個人の自由だ」
「……出来ることならばお主とは戦いたくない、一緒に協力してあの悪霊を倒すということは出来ないのか?」
「それはノーと言わせてもらおう、俺は俺のやり方でヤル」
「そう、なら貴方はここで倒させて貰うわ」
「クシザシー」
『イヤッホオオオウ!自重しないレバ剣ッス!』

すると、今までうわごとしか呟いていなかったデカチチが巨大な石の槍を作り出して俺を突く。
それを回避できなかった俺はそのまま吹き飛ばされて山の斜面をゴロゴロと転がる羽目になる。

「いってえなぁ……突然襲ってくるなんて卑怯だぞ……」
「あれを食らってピンピンしてる貴方に対して手段なんて選んでられないわね」
「まったく、名前ぐらい名乗らせろっての……」
俺は起き上がってまな板女とデカチチ女を前に身構える。
あー、やる気でねー。っていうかまた女の相手かよ、萎えるな……。
これでいい男がいなかったら、多勢に無勢でとっとと逃げ出してるところだ。
601Classical名無しさん:08/01/20 20:05 ID:30XXsDkE
支援紳士の社交場
602Classical名無しさん:08/01/20 20:06 ID:7n6f8Ytk
イヤッホオオオウ!自重しないqwさんッス!
支援支援
603サイレント魔女 (4/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:06 ID:F2l0y1NA
「アリス、ぴこ、りょーこ、ほもつよい! きをつける!」
「分かってるわ。こいつは人間のはずなのに人間離れした力を持ってるみたいだからね」
「チョトオカシー」
『ホモの相手とか超やる気でねーッス』
「まあいい、折角戦うんだ。名乗りぐらいはさせて貰うぜ。俺は阿部高和、いい男…………だ」
「私は七色の魔法使いアリス・マーガトロイド、そしてこっちの青い髪の女の子が朝倉涼子」
「アサクーラ」「イフリーナ」
「ぼくはカービィ!」
「私は矢部野彦麿、陰陽師だ」
彦麿か。とっとと邪魔な女*3をぶっ殺してケツ穴をお持ち帰りすることにしよう。
もしかしたら、ケツ穴に入れたら息子も温もりに反応してくれるかもしれないからな。

早速身構えた俺は気合を入れるため、ツナギのホックを外すとライフルをディパックから取り出そうとした……そういえばディパックごと忘れてきてた。
しょうがないので自分の左腕で代用することで妥協し、まずは正面の敵を見定める。
一度目は不意打ちを食らったが二度目の石槍は最小限の動きできっちりと回避する。
ちっこい人形もなにやら目からビームを繰り出してきたがそれも慌てず余裕を持って避ける。
と、更なる追撃でカービィが何か投げてきたので手で叩き落とす……と、叩き落したつもりが腹にくっついた。
ちょっと重いがそれがどうした、この隙を見逃すわけにはいかない。
彦麿は後ろに下がって様子を見ているし、女*3+1は攻撃の余韻で追撃に入る気配は無い。
攻撃の間合いをしっかりと取った俺は使い物にならない右手の変わりに、恋人の代用品である左手チョップで不貞の息子に気合を入れる。

「もういっちょ!もういっちょ!もういっちょおおおおおお!」

しかし、息子はまったく勃たない! むしろ萎えてるぐらいで痛い!
相手は唖然としてこっちを見つめている。まあ、ノンケにはこの光景を理解できるわけが無いか。
パシィーン!パシィーン!パシィーン!とスパンキングの音が空しくただ響くだけで、息子は完全にそっぽを向いている。
痛いし無駄ならもう止めようかなと思った矢先、突如爆音とともに背中が熱くなって俺の体が地面に吸い込まれた。

痛いのもそうだが、もう立ち上がる気も起きない、体も息子も。
604Classical名無しさん:08/01/20 20:06 ID:3jJ/f1Ko
いいんです、支援さんみたいな人…好きですから…
605サイレント魔女 (5/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:07 ID:F2l0y1NA
顔だけ何とか持ち上げて周りを確認してみれば女*3と彦麿が俺を羽交い絞めにしようと近づいてくる。
デカチチ女が俺の両腕を後ろで交差させてがっちりと拘束する。
ぐにょぐにょぬちゃぬちゃしたおっぱいが腕に当たって最高に気持ちが悪い。

「お主の負けだな」
「それにしても、あの爆発を直撃してもちゃんと体が残ってるってどれだけタフなのよ……」
「ほもはすごい強い、魔獣より強いかもしれない」
「へっ、情けを掛けずにさっさと殺せよ。どうせもう無理やりハッテンができないんだ、殺す気ならいっそ殺してくれ…………」
「それはできない、私達は殺すためでなく生かすために戦っているのだ」
はぁ、もうどうでもいいよ。勃たないんだからほっといてくれ。
4+1対1で息子は不能、どうやっても終わ…………ん?

「彦麿、高和はどうやっても協力する気はないんでしょ、行動不能にしてほっときましょ」
「うむむ、阿部よ。どうしても……」

俺は目を疑った、それが本当なのかどうしても確信したくて動いた。
拘束された腕に強い力が加わる、だが俺はそんな障害ごときにくじけるほどヤワな男じゃねえ。
無理やり力で振りほどく。肩が抜けたような気もしたがそんなの関係ねえ。
体を回転させて周りにいる4+1を回し蹴りで吹き飛ばし、俺は息子に触る。
硬い。天こそ突いていないが、それは確かに下ではなく上を向いている。


「勃った…………。」




「息子が勃ったあああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーッッッ!!!!!!」



606Classical名無しさん:08/01/20 20:08 ID:30XXsDkE
うれしい事言ってくれるじゃないの、お礼にたっぷり支援してやるからな
607サイレント魔女 (6/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:09 ID:F2l0y1NA
息子が勃って俄然やる気が出てきた。これであの彦麿のケツ×××を息子で味わうことが出来る。
くそう、ヒーローは遅れてやってくるとはこのことだぜ!
とはいえ女はやたら多勢で邪魔ばかりしてくるからどうしようもない。まずは不要な女を行動不能にするべく俺はターゲットを見定める。
とりあえず彦麿は保留、デカチチはキショイっていうかオゾマシイのでパス。
あの貧弱そうなまな板かカービィだな。
俺の後ろには彦麿とカービィ、前方にはデカチチとまな板と人形。
まな板は俺の一撃から復帰しようと起き上がっている最中で、その横を人形とデカチチが支えている。
この隙を見逃すほどお人よしの俺じゃない、今まさに起き上がっている最中のまな板に自慢のヒップアタックを仕掛ける。
これでまず一名葬ったと思ったが、まな板の前に出てきたデカチチのボディに吸い込まれる。
かばうとはなかなか粋な真似じゃないか。もちろんその庇った代償はそのデカチチに現れ……ないだと!
俺のヒップアタックを直に浴びせて地面まで押し込んだと言うのに、殆どダメージは無かったといった様子で立ち上がってくる。
本当にキショイ、さっきケツで感じたぶにょぶにょを思い出すだけで悪寒がする。
でも、俺の息子は徐々にテンションを上げているようだ。まあ分かる気がするぜ。
目の前の女をぶち殺してしまえば、後に残るのはごほうびのケツ×××だからな。

「涼子、礫符『ストーンダストレヴァリエ』!」
「マユゲー!」
『BogenSchussッス!!!!』
すると石ころから石槍に変わったそれの弾幕が眼前に展開される。
だが弾幕ごときで引く俺じゃない、むしろそれが密集する中心に沿ってギリギリの位置で避けてゆく。
俺がこの身で味わった糞女の弾幕の経験、それに萃香ちゃんに教えてもらった弾幕の攻略法さえあればこの程度回避するのは分けがない。
すれ違いざまにアッパーを一撃デカチチにぶち込んで空中にふっ飛ばした後、まな板に裏拳をぶちかます。
「涼子、レバ剣!」
「コ-セ-ノーバクアップー!」
『Panzerschild!』

だが俺は不可視の盾に阻まれる、これはあの糞女と同じバリアーの類か。
――なら俺はこいつで突き通すッ!

      ゲイ  ボルグ
「いけ、俺の息―――子!!!」
608Classical名無しさん:08/01/20 20:09 ID:V7MNyu8E
609サイレント魔女 (7/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:10 ID:F2l0y1NA

俺の息子がバリアに勢いよく……とはいかなかったがなんとかバリアにぶっ刺さる。
完全に勃ちきってないので衝撃がかなり股間に来た、だが俺の息子ならやり遂げると信じている。

「嘘! ありえないわよ!」
息子が貫き通した不可視の壁にヒビが入り、砕ける。
不可視の壁が無くなれば俺の目の前を阻むものは何も無い。
目の前のまな板を掴みあげて思い切り地面に叩きつけ、追撃として腹部を足で思いっきり踏みつける。
「かはっ!?」

「アリス!」
「アリス、大丈夫か!」
後ろから彦麿とカービィの声がしたため前進しつつ、バックステップですばやくターンをする。
足元にはまな板が転がっている。弱そうだったとはいえたった一撃でダウンしてくれたのは正直ありがたい。
これで残り3人か、じゅるり…………。
カービィがボムを投げてくる、さすがにあんなのを何度も食らってはたまらない。
くっついて離れないそれに触れるわけはいかないため、体を前に倒して回避。
彦麿がなにやら殴りかかってくるが、そのまま腕で足を払って転倒させてそれを止める。
二発目をこっちに押し付けてこようとするカービィを上から思いっきり開脚キックでぶち倒す。
その後はくるりとターン、後ろから来るはずのデカチチと人形に備えたのだが。
デカチチは何故かその場に崩れ落ちているではないか、よく見ると服装もなんかおかしいような……。
人形も何故かその辺に転がっている。
はて、俺は何もしたわけではないのに……となると。
もう一度ターンをすると立ち上がってこちらへ向かってくる彦麿とカービィ。
彦麿に自慢のヒップを押し付けて地面に叩きつけた後、カービィにジャブ、ストレート、アッパーの三連激をかます。
カービィはまだぽよ……と呟いていたのでもう一度踏み潰してきっちり消しておく。
よし、これで大人しくなった。
彦麿のほうも先ほどの一撃が効いたのかなかなか起き上がれそうに無い。
デカチチと人形にまな板は今のところ動く気配は無い。
これで謎は全て解けたぜ。

610サイレント魔女 (8/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:12 ID:F2l0y1NA

デカチチと人形、こいつらはあのまな板……アリスに従属している存在なのだ。
萃香ちゃんが言ってた妖力とか魔力の類の不思議パワーで動いているんだろう。
しかし趣味が悪いなぁ、ちっこい人形はともかく人間の等身大サイズで妙にリアルなぐにょぐにょした所まで無駄に作りこんでやがる。
まな板を足で軽く蹴ってみるが反応は無い。
まあ、これなら当分起き上がることもないし、止めは後回しでいいか。

それよりは、まずは据え膳が最優先と言わざるを得ないぜ。
早速俺は彦麿を斜面に押し倒して馬乗りになると、法衣だか胴着だか良く分からん和服を慣れた手つきでシュルシュルと脱がす。
んー予想通り雄臭いいい体してやがるじゃねえか……。
胸毛が無いのは残念だがそれなりに鍛えているらしい胸板はいい感じにごつごつしているのが触覚で分かる。
そこにあるポッチをくりくりと弄ってテンションを上げる。
いい感じに凹凸のついた腹筋をさらりと撫で、男の汗をすくい上げ、臭いを嗅ぐ。
うおおおおおおお、テンション上がってKITAAAAAAAA!!!!!

早速俺は彦麿をうつ伏せにごろんと転がし、後ろについている袴の紐を引っ張る。
「よいではないか〜よいではないか〜」
彦麿はあーれーなどと気の効いた台詞を言ってくれると思ったが、うう……とうめきを上げているだけである。ちぇっ。
そして袴の下に現れた…………トランクスかよ。
でもいいや、下にあるものは下着が何だろうと一緒だ。
それをさっくり脱がして雄のシンボルをまじまじと眺め、さわさわする。
さすがに俺と違って勃っているわけではない。まあ標準時と考えればサイズはまぁまぁ。
これをさすって更にヤル気を高めた俺は、本日のメインディッシュを拝むべくもう一度うつ伏せに転がす。
引き締まった尻がランプにゆらゆらと照らされる。そのキュッと引き締まったヒップが俺の雄を刺激する。
さあ、彦麿はどんな声を上げてくれるかな……いっただきまー…………あれ。

611Classical名無しさん:08/01/20 20:12 ID:30XXsDkE
ああ……次は支援だ
612Classical名無しさん:08/01/20 20:12 ID:ngJYTQoA
S I E R
613Classical名無しさん:08/01/20 20:13 ID:3jJ/f1Ko
パンツトランクスッス!
614サイレント魔女 (9/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:13 ID:F2l0y1NA
息子が……萎えてる…………。
シコシコしごいてみるが、反応なし。
「そんな……」

「そんなのってありかよおおおおぉぉぉ!!!! 据え膳を目の前にしてこの仕打ちはあんまりだぁああああああ!!!」

俺はその場でがっくりとうな垂れ、地団駄を踏む。

「畜生畜生畜生畜生おおおおおお!!!!」
「なんだか分からんが、助かった……?」

後ろで彦麿がなんか言ってる、ああそうだよ、おめでたい奴だ。
俺の息子が萎えなかったら今頃アンアン嗅ぎ声を上げていたくせに。

「畜生、助かってるわけ無いだろ、今すぐ息子を勃ててやるから待ってろ」
「いや、困るんだが……」
「俺が困ってるんだよ、畜生。ところでこの息子を見てくれ、どう思う?」
「いや……その……勃ってない?」
「そこはすごく……大きいです…………だろ畜生おおおおおお!!!!」

なんとなく八つ当たりで彦麿のほっぺをひっぱたく。
パシィーンといい音があたりに響き渡る。
「ぐふっ……」
彦麿はそのまま倒れてしまった。ハートブレイクした男の一撃は重いのだ。
うう……呟きながら足元に倒れこんでる彦麿にもう一発男の怒りを軽くかまして気絶させる。
それでようやくあたりに静寂が戻る。それで俺は顔を上げてまんまるお月様を眺める。
615サイレント魔女 (10/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:15 ID:F2l0y1NA

さて、これからどうしよう……。
まあ、順当に行けば彦麿をお持ち帰りってのが妥当だろう。
しかし掘れもしない男と一緒でどうする? 悶々とした思いとは裏腹に息子は反応してくれないのだ。
言うなれば、目の前でヤラれてる男達を眺めて淫らな気分に浸っている時のようだ。
それを発散できない苦しさ、分かっているのにできはしない。なんという絶望…………。
じゃあ殺すか? といっても俺にはこんないい男を殺すことなんてできない!
どうしよう、…………うーん。



静寂と言いつつ後ろで結構叫び声が聞こえるような気がしたが気にしない。
…………うーん。


.
...
.......


…………まあいいや、お持ち帰りしよ。
掘れなくても掘られることは出来るし、ノンケの彦麿を一から調教すると言うのもなかなかオツだろう。
となると邪魔なのはそこらへんに転がってる糞女どもだ、早速止めを刺しておこう。
「涼子!」
「シデンイッセーン」

素早く後ろに振り向くとまな板軍団が復活しているではないか。
まあいい、ネタは割れてるんだ、まな板を殺してそれであっちは終わりだ。
俺は斬激を回避するも、遅れてやってきた衝撃波に吹っ飛ばされる。
とはいえただ吹っ飛ばされるほどヤワじゃない、ゴロゴロと転がりながらも受身を取って体勢を素早く整え、突撃する。
なんか服が燃えてるような気もするけどこの際無視だ、その内消える。
616Classical名無しさん:08/01/20 20:17 ID:V7MNyu8E
617サイレント魔女 (11/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:17 ID:F2l0y1NA
デカチチのおぞましい胸倉を握り、地面に叩きつける。
相手もその場で受身を取ってこっちを追撃するが、その一瞬が命取り!
無防備になったまな板を守らざるを得ない人形とデカチチは防御結界を張らなければならない。
当然それをぶち破ればさっきと同じ展開だ。訳はない。
俺はゲイボルグを同じように突き刺し、同じように不可視の障壁を突破する。
だが相手もそれを予想していたのか素早くバックステップで回避体制を取る。
こうなると後ろからデカチチが迫ってきて挟み撃ちとなり危険だが、いい男はピンチだってチャンスに変えちまうんだぜ。
予想通り後ろ手がデカチチの持っていた剣を掴み取り、そのまま勢いに任せてまな板のほうに振り回す。
相手もまさかここで追撃するとは予想できなかったようで、振り回したデカチチとまな板が激突して地面に吹っ飛ぶ。
貧弱娘でもこれでは一撃で気絶とは行かなかったが、けほけほ咳き込んで立ち上がれそうにない。
その隙を見逃すはずも無く、脳天に一発拳を叩き込んで沈めておく。デカチチの服が光って変化したからこれで沈んだのは間違いないだろう。
さて、後は止めを刺すはずだけなんだが、なんか違和感を感じる。
真剣を手で掴んだのにノーダメージ? いやいや、手に大きな切り傷が二つほどついているのは痛いがたいした問題ではない。

ここで少し直前に俺の心のメモリーを巻きもどす。
脳内に再生されたのは彦麿のヒップ。
いや違う違う、戻しすぎた。もうちょっと後。
そう、ゲイボルグで不可視の障壁を突破する時だ。
息子が萎えてるのに何故突き通せた? 理解不能だ。
と、謎を解くべく息子を注視すると。

「また勃ってる」

ここにきて都合よく復活したとは考えにくい。
息子が定期的に復活と死亡を繰り返しているのではなく、今のところ息子の角度は一定である。
となると今までに息子を勃たせる「何か」があったはずなのだ。
KOOLになれ、KOOLになるんだ阿部……。

「まさか……」

618Classical名無しさん:08/01/20 20:17 ID:ngJYTQoA
R-支援
619Classical名無しさん:08/01/20 20:18 ID:3jJ/f1Ko
シエンノデカタヲミルヨー
620サイレント魔女 (12/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:18 ID:F2l0y1NA
恐らく今まではなくて、ついさっき増えたもの。
息子を勃たせる決定的要因が、それだとは信じたくない、本当に。
目の前に転がっているデカチチ女をつまむと、その上着を脱がすべく手を掛ける。
だが女の服はゴテゴテしていてめんどくさいので、手っ取り早く引き裂いてみた。
なにやら女の上着、いや下着があったのでそれも引き剥がす。
ぷるんと嫌な音を立てて揺れるそれを眺めた後、息子の反応を見る。
「頼む、勘違いであってくれ……」


だが、息子は半勃ちから勃起状態に切り替わっていた。



「NOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!」



「そんな、うん、違うよな」
そう自分に言い聞かせながらおれは二つの脂肪の塊を揉みしだく。
つかみどころの無く、液体なのか固体なのか良く分からん感触のそれが手にまとわり付いて気持ち悪い。
そんなことをしていたら息子はぐんぐん上を向いて、しばらく揉んでいたらついに天を突き出した。

「あはははは…………」

ただ、乾いた笑いがその場に響いて、


「そんなのってねーよ!!!!! 何で女に反応するんだ俺の息子おおおおおお!!!!!」

つっこんだ。だが今回は性的な意味じゃないぜ。

621サイレント魔女 (13/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:20 ID:F2l0y1NA

咆哮を上げて一息つく。
……ここで思考停止するほど俺も馬鹿じゃない。
重要なのは「出るか」「出ないかだ」
目の前のマグロと化したデカチチとヤルのは絶対無し。それは俺のプライドに関わる。
となると。

アレ……やってみるか。
さっそくアレを実行してみる、気持ち悪いが学術的調査のためだ。



どぴゅっ

出ちゃった。




「そんな……そんな……」

もう言い逃れは出来ないぞ阿部。
息子がかかった病気は間違いない。そう。

「女の体で反応している息子」から目を背けてはいけないのだ。
さて、デカチチで勃起してしまったわけだが、他の女はどうなんだろう。
男は何度も勃たたないことを確認したから今更確認するまでも無い。

さて、学術的調査をするとしよう。まずは嫌なことから。
目の前に転がっているのは元ピンク玉の幼女、どうみても犯罪です。
こんなのをヤってしまったら人として、男として終わりだ……。
622Classical名無しさん:08/01/20 20:20 ID:ngJYTQoA
支援してやるぜ(支援的な意味で)
623サイレント魔女 (14/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:21 ID:F2l0y1NA
とりあえずシャツ一枚っぽい服を脱がしてみる。
目の前にはやっぱり萃香ちゃんが喜びそうなつるぺたがあった。
触ってみる。変化なし……か? 良かった……。
股のほうはどうなんだろう、まあ試してみるか……ん?
このパッチはなんだろうと手に取ると、ボワンと音がして幼女がピンク玉に戻る。
もう一度パッチをつけると幼女に戻る。
そうか、あの時はこれのせいか。あんな単純なことに気がつかなかった自分の頭の悪さにバツをかく。
目の前のピンク玉を確かに男と認識した瞬間、息子は興奮と反比例するように萎えてゆく。
ああ、据え膳がまた増えた……。
ピンクの彼女、もとい彼が起きそうだったのでもう一発ぶちかましてオネンネしてもらうことにした。
このパッチは没収だ、彼を彼女に変えるなんてなんという恐ろしい道具だ。


そして最後の一人、まな板女のアリスだっけか。
見た目は……元彼女と比べれば成長はしている。
だが、それでも犯罪的な年齢だろうと言うことは容易に想像がつく容姿だ。

デカチチが反応しないのでまだオネンネしてるかと思ったら、立ち上がっているではないか。
罠か、まあいい。息子が勃つ条件が分かったのだから突破はたやすい。
俺は突撃をかます、どうせそこらへんに転がってるデカチチかチビ人形が襲い掛かってくるんだろ。
と思ったが、無反応? なんとまな板が俺の目の前に近づいてきて。

股間に衝撃が走る。

「私に肉弾戦が出来ないと思った?」

どうやらあのまな板は俺の股間を蹴ってきたようだ。一撃が重いってか糞いてえ。
よく見るとなんか赤い筒みたいなの持ってる。畜生、またなんか不思議パワーか。
このままのた打ち回ってる暇もなく、まな板はもう一発蹴りをかまそうと近づいてくる。

624サイレント魔女 (15/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:24 ID:F2l0y1NA
それを転がって回避すると、俺は脳内におっぱいの感触を思い浮かべ、デカチチの顔を想像する。
脳内が猛毒警報を出しているが、息子はビンビンにおっ勃って俺の体をビーンと跳ね上げる。
空振りに終わった女にクロスカウンターをぶちかまし、そのまま押し倒す。
ばたばた手足を動かして煩いので黙ってもらおう。
「かふっ!?」
よしコレでOK。

と言うわけで服を脱がそうとするが……。
どっから脱がせばいいのか分からん。複雑すぎる。
もうね、目の前にジッパーがあるとか、シャツ一枚しか無いから上着をたくし上げれば済むとか。
そういう単純なのじゃないと困るのよね。
「えーい、めんどくせえ」
1分ほどゴテゴテした服と格闘するも、面倒なのでまた適当に引き裂いてみた。
実行に移してから3秒で予想通りのまな板が目の前に現れた。こっちも萃香ちゃんが喜びそうだ。

まな板のまな板をさすってみる。
まな板といってもカービィよりは成長しているのか、気持ちの悪いつつーっとした感触が手にまとわり付く。
押すと圧力が帰ってくる分マシだが、気持ち悪いことには変わりない。
息子は少しずつ持ち上がっている、息子よ……父さんは息子が犯罪に走って悲しいぞ。

さて、残るは下か、さっきはうやむやになったがこっちも確かめなければいけない。
というわけでビリーっと引き裂く。なんか無駄に高そうなスカートが中をふわーりと舞う。
パンツもあったので脱がそうとしたが脱がせなかったので引き裂いた。
早速まさぐってみる。なんか液体みたいで気持ちわりぃ……。
あれ、なんで穴がいっぱいあるんだろ?
途中でまな板が目覚めてじたばたしたが、特に害はなさそうなのでほっておく。



勃った。男として\(^o^)/オワタ。
625Classical名無しさん:08/01/20 20:25 ID:3jJ/f1Ko
阿部さんは大変なアリスの服を引き裂いてイきました(性的な意味で)
626サイレント魔女 (16/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:25 ID:F2l0y1NA

「アリスゥゥゥゥウゥゥ!!!!」
なんか飛んできた、頭に命中してゴイーンと音が鳴った。
後ろを見たら彦麿が復活してた、どうでもいい。

「貴様、男の同性愛者はゲイなどと薀蓄を垂れている割に婦女子に手を上げるとは恥を知れ」

ぴきっ

「うっせえなあああああああ!!!!」
罵声でそれを黙らせる。

「お前にこの気持ちが分かるかぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!」





俺は走った、逃げた、逃げた。
疲れたので立ち止まったら、目の前は滝のようだ。
とりあえず俺は叫びたかった。この理不尽な運命が自分を蝕んでいるのかを確かめたかった。

「俺は男が大好きだ! 女なんか大ッ嫌いだ!
 ガチムチ六尺兄貴とか淫乱テディベアとかのワードでわくわくする男だ!
 間違ってもツンデレだとかつるぺた幼女だといったワードには反応しない!
 雄臭せえゴツゴツした胸板で勃起して、決して脂肪の塊を握って勃ったりなどしない!
 俺は普通の真人間なんだ! そうだ! 幼女で勃ったのは何かの悪い間違いなんだああああああ!!!!
 そうだろう、なあ、イサキは、イサキは取れたのおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

叫んでみるが、当然反応は返ってこない。ただ滝の水飛沫の音だけしかしない。

「う、ううっ……うわぁぁぁぁぁああああん」
627サイレント魔女 (17/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:27 ID:F2l0y1NA

人目を憚らずに泣いた俺を慰めてくれる道下はもういない。
そう、これは殺人ゲームなのだ。こんな大声を出してればその内誰かがホイホイとやってきて俺を殺すだろう。
でも、それでも俺は声を上げずにはいられなかった。
道下に『阿部さんが女で勃てるなんて……最低です』などと罵倒してくれれば慰めになっただろう。
だが、その最愛の道下は死んでしまったのだ。
耽美なひと時をすごした若々しい肉体を持つキョン君も、その友達の谷口君も。
みんな、みんな死んでしまった。誰も俺のことを支えてくれはしない。
ソウルフレンドの萃香ちゃんもいない、まだ死んでないけどいつ死ぬか分からないのだ。
もう、どうでもいいや。俺は女で勃てる最低男だ。こんな奴は死んでしまえばいい。
男を掘れない人生に、価値などあるのだろうか。
まっくらだ、もう生き残って優勝しても……ん。
ここで俺はもう一度メモリーを巻き戻す。


『――優勝者はちゃんと元の世界に返してやるし、何でも願いを一つ叶えてやるのサ』


俺は嘲った。


何を躊躇などしていたのだろう。
この薔薇色の、もとい糞ッたれな殺人ゲームに勝ち残れば息子を復活させられるのだ。
いい男を掘れないは悔しい、だがそれは問題にすらならない。
いい男は補充が利くが、息子はたった一つなのだ。




そう、俺は息子のためなら鬼にでも悪魔にでもなるッ!

628Classical名無しさん:08/01/20 20:27 ID:V7MNyu8E
支援します支援します支援します……
629Classical名無しさん:08/01/20 20:29 ID:3jJ/f1Ko
というわけで阿部さんとピコ麿たちの初めてのバトロワはくそみそな結果に終わったのでした
630サイレント魔女 (18/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:29 ID:F2l0y1NA

これからのことを考える。
さっきまではハイテンションで気がつかなかったが既に体はボロボロだ。左手も良く見るとぱっくり溝が出来てるしな。
少しでも気を抜けばそのまま成仏しそうなぐらいで、激戦の影響か体も赤く染まっている。
優勝が目的となればこの体も大事な資本だ、体調が不完全なら勝てる相手も勝てはしない。
まずは休憩が必要と感じた俺は、滝に続く河川から水を救い上げ、焼け焦げてボロボロになったツナギの上にぶっ掛ける。


「いっでええええええ!!!!」


無茶をした体に水がしみる。だがこうやって無理やりにでも体を直さないとやっていけないのだ。
無茶ばかりして血まみれになった手も水でゆすぐ、これは左手もかなりヤバイかもしれん。
夜だしここで派手に動く奴は夜の営みをしている奴ぐらいだ、当分は安全だろう。
休憩をして、このボロボロになった体を少しでも癒さなければならない。
優勝を目指すなら体調管理ぐらいは当然なのだ。
あ、そうだ。直すと言えば町には病院あるかな。
次の放送まで休んだら町へ行って病院でも探すか、ついでに医者とかもいればいいがそれはないだろう。
でももしかしたら医者、あるいはそれに類する人間がいるかもしれない。
体だけでなく息子も治してくれるかもしれない、そうしたら優勝なんて無茶しなくても済むんだけどなぁ…………。
そういや萃香ちゃんもなんか不思議パワー持ってたっけ、あの時は動転してて忘れてたけどもしかしたら魔法で回復なんてできるかもしれないな……。


まあいいか、寝よ。

631Classical名無しさん:08/01/20 20:30 ID:3jJ/f1Ko
強いぞくそみその戦士 支援
632サイレント魔女 (19/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:31 ID:F2l0y1NA

【C-2 滝周辺/一日目・夜中】

【阿部高和@くそみそテクニック】
[状態]:右腕骨折、左手裂傷、頭部打撲、全身打撲、全身に軽い火傷、限界寸前、服が焼け焦げてボロボロ、睡眠中
[装備]:時計型麻酔銃(現在針は装着されていません。予備針残り1本)@名探偵コナン
[道具]:萌えもんパッチ@ポケモン言えるかなで擬人化してみた
[思考・状況]
1.放送まで寝る。
2.ソウルフレンド萃香を探して、息子が直るか掛け合ってみる。
3.放送後、町へ向かってボロボロの体を直すべく病院へ行く。ついでに息子を治せそうな参加者も探す。
基本.優勝して息子を復活させる。相手が息子の治療手段を持っていなければ男女関係無く殺す。

※C-2周辺の参加者は阿倍の心の叫びを聞いているかもしれません。

※息子は生きていました。ただし阿部さんの脳内と性癖が完全に逆転しています。
  そのため阿部さんが萎えるシチュエーションで勃ちます。
  逆に興奮するシチュエーションでは勃つどころか萎えます。


※リヴァイアモンからのダメージ(主に頭部)の影響で、息子の性癖が逆転しました。
 脳にダメージがある可能性があるせいか、暴走しやすくなっているようです。
 もう一度、同等の衝撃を与えれば息子の性癖が元に戻るかもしれませんが、死ぬかもしれません。

633Classical名無しさん:08/01/20 20:31 ID:30XXsDkE
支援大尉殿、愛しておりました……
634サイレント魔女 (20/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:32 ID:F2l0y1NA

「う、ううっ……うわぁぁぁぁぁああああん」

逃げた……か。助かった。

「アリス、大丈夫か! しっかりしろ」
「彦……麿…………?」
「そうだ、彦麿だ。あの男は追い払ったから安心しろ」
「ひこまろ……ひこまろ…………うああああああああん!!!!」

とても直視できない格好をしたアリスが私の胸で泣きつく。
そのまま私はアリスを抱きとめ、落ち着くまで頭を摩ってやる。
私の体もボロボロだが、それ以上に彼女の柔肌についた生傷が痛々しい。
そして、何よりも彼女にとって辛いのは心の傷だろう。
心の傷ばかりは私にもどうしようもない。こればかりは私がアリスのことを支えてやら無ければならないだろう。
彼女にしてみればもう男に近寄るのすら憚られるはずだ、だがアリスは私を拒絶しない。

だから、私が、この矢部野彦麿が傷ついたアリスを守らなければならないのだ。

「済まない、私の力が足りなかったばかりに、済まない…………。」
「ぐすっ……ぐすっ…………」
「私はもう迷わない。アリス、お主を傷つける輩がいても、私は命を掛けておまえを守ろう。約束する」
「ひこ……ぐすっ……まろ…………」
「さあ、存分に泣け、泣いて、泣いて、嫌なことは忘れてしまうのだ」
「ぐすっ、ぐすっ…………あり……がとう…………」

635サイレント魔女 (21/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:34 ID:F2l0y1NA

それから数分ほどして、アリスの鳴き声が止まった。
「もう良いのか?」
「……ええ、もう良いわ。いつまでも泣いてられないでしょ。
 こんなことで泣いてちゃ、魔理沙に笑われるわ。」
「強がらずとも良いのだぞ」
「いいのよ、彦麿。それよりも……」

と、彼女は立ち上がってこっちを見つめる。

「まずは服を着なさーい!」

「は、はいいいいい!!!」

すっかり忘れていたがあの男に服を全部脱がされたままだった。
早速そこらに転がっていた服を回収する。
不幸中の幸いというか、風に飛ばされずに周辺の木に私の下着がひっかかっていた。
それを急いで履き、上下を揃える。

アリスのほうを見ると…………。
「ちょっと、見ないでよ…………」

彼女の引き裂かれた服は役割を失い、彼女の大切な柔肌が風にさらされている。
それが、あの惨劇を象徴しているようで見ていられなかった。
「ねえ彦麿、後ろ向い……」
「これを着るがよい」

私は黒の胴着を彼女の上に被せてやる。
少々肌寒いが、アリスのためならば苦ではない。
「あ、ありがとう…………」

636Classical名無しさん:08/01/20 20:34 ID:3jJ/f1Ko
これは支援のいいピコ麿
637サイレント魔女 (22/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:35 ID:F2l0y1NA

「涼子のほうはと……酷いわね。水で綺麗に流しましょう」
「イカクセー」
「イフリナのほうには特に影響が無かったのが救いね」
「これは酷いな」
「彦麿は見ちゃ駄目、このスケベ」
「わ、分かった……」

朝倉涼子も酷い有様で、その……あの……と声に出すのも憚られるものがついている。
バリアジャケットのお陰か外傷が殆ど無いのは救いだが、女性の身として考えれば下手な生傷よりも辛いだろう。

「しかし、涼子の服もボロボロね、どうしようかしら……」
『その心配は無いッス!』
「あら役立たずのレバ剣、何か?」
『ひ、酷いッス!俺はちゃんと頑張ったッス!
 涼子ちゃんの服ならなんとかなるッスよ。もう一度バリアジャケットを展開してくれッス!』
「本当かしら……」

なにやら後ろで光がチカチカするが、ここでそれを確かめたらきっと痴漢呼ばわりだろう。

『あ、服が直ってる』
「バリアジャケットは何度でも再構成できるッス!便利ッス!」
「確かに便利ね、これって私の分も作れるかしら?」
『残念ながら無理ッス! アリスちゃんは黙って裸ワイシャツもどきの格好で過ごすッス』
「……涼子、レバ剣を叩き折って頂戴」
『わーわー、冗談冗談冗談ッス! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいッス!』
「彦麿、もうこっちを向いても良いわよ」

638Classical名無しさん:08/01/20 20:36 ID:3jJ/f1Ko
俺が一番セク支援
639サイレント魔女 (23/24) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:37 ID:F2l0y1NA

バリアジャケットを再構成し、アレも水で綺麗に流したお陰か、朝倉の様子も先ほどよりは良いものになる。
だが、その場に残る悪臭が、先ほどの惨劇の様子を色濃く残した形となっている。
目立った外傷はないとはいえ、激戦のせいか動きさえもぎこちなくなった気がする。

「彦麿、カービィはどうしたの?」
「いや、それが、カービィではなくピンクの生き物しか……」
と、私はピンクの玉を指す。

「あれはカービィよ、あの男がそんなことを言ってたわ」
「そうか、なら様子を確かめるとするか」
私達はカービィの元に駆け寄り、様子を見る。
まだ意識は戻っていないようだが、生命の鼓動を感じるので恐らくは生きているだろう。

「大丈夫のようだ」
「よかった……これで全員無事ね」
「そうか、全員無事だったのか」
「あの状況でまさか全員生きていられるとは思わなかったわね」
「だが、体はボロボロだな」
「そうね、カービィの言っていた魔獣がこっちに来るとも限らないし、さっさと安全な場所に移動しましょ」

私達は傷の治療もかねて滝のほうへと歩き出すが、

「俺は男が好きだぁーーーーーー!」

あの男の声が聞こえてきたので急遽方向転換して、山を下ることにした。
南の町や城ならば何か治療に役立つ道具もあるだろうと見越してのことだ。
その男の叫びの一部始終を聞いてわかったことだが、恐らくアリスが何もされなかったことを確信できてホッと一息を付いた。

640Classical名無しさん:08/01/20 20:38 ID:3jJ/f1Ko
支援
641サイレント魔女 (24/25) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:38 ID:F2l0y1NA

【C-3 南東部/一日目・夜中】


【カービィ@星のカービィ】
[状態]:左腕爆破、全身にダメージ、胸部から腹部にかけてきり傷、疲労
[装備]:
[道具]:支給品一式(食料以外)
[思考・状況]
1.(気絶)
2.アリスと彦麿についていく
3.魔獣を倒すために一時撤退。
4.魅音お姉さんの人探しを手伝う。スマブラ経由の知り合いには会いたくない
5.でも、ヨッシーとか、知らないヨッシーかも
6.マルクを倒して殺し合いを止める
※様々な記憶が内包しています。パッチをつけることで思い出しやすくなります。
※ミックスコピーを思い出しました。

【矢部野彦麿@新・豪血寺一族 -煩悩解放 - レッツゴー!陰陽師】
[状態]:全身に打撲によるダメージ(大)、軽いショック(多少回復)、半裸
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ネギ@ロイツマ、孔明ブロック(大)@スーパーマリオワールド(友人マリオ) 、長門の首輪
    コイン*2@スーパーマリオワールド
[思考・状況]
基本.主催を含む悪霊退散
1.戦略的撤退、まずは安全な場所を探して休息する。
2.アリスを必ず守る。
3.つかさを心の闇から連れ戻す
4.琴姫の意思を継いで、悪霊を退散させる。
5.悪霊退散の為の修行を積む
6.猿の物の怪を改めて退散する
642サイレント魔女 (25/25) ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:40 ID:F2l0y1NA
【アリス・マーガトロイド@東方Project】
[状態]:全身打撲に切り傷、魔力大消費、プラスパワー状態(残り時間少)
[装備]:朝倉涼子、炎道イフリナのフィギュア@ふぃぎゅ@メイト、彦麿の道着
[道具]:支給品一式(水全消費)、プラスパワー*5@ポケットモンスター、炎道イフリナのフィギュア@ふぃぎゅ@メイト
[思考・状況]
基本.しょうがないので異変解決。魔理沙の意思を継ぐ
1.一旦安全な場所で休息する。できればまともな服がほしい。
2.涼子のため……じゃない、生き残るために少しやる気を出す
3.涼子の力でブレインな弾幕を作る方法を考える
4.お気に入りの人形とグリモワールオブアリスを探す
5.なんで魔理沙の服装……

【朝倉涼子@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:臭い朝倉人形
[装備]:レヴァンティン@くらっとけ!スターライトブレイカー(魔法少女リリカルなのはシリーズ)
白黒魔法使い風バリアジャケット
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
1:イカクセー
2:アサクーラダヨー
3:マユゲダヨー
4:コーセーノーバックアーップダヨー
※朝倉涼子
死亡扱いです。首輪はついています。 命令がなければアリスを自動で守ります。
アリスの魔力が尽きない限り、表情もあり、人間と区別がつきません。
魔力が尽きた状態で数時間放置すると死体になり、二度と操れません。
朝倉涼子の情報改変能力は、暗黒長門の半分以下まで落ちています。
※アリスの魔力を消費して、シグナムの魔法が使えるかもしれません。
演算処理のバックアップをさせることで、情報改変能力が上がっている可能性があります。
服装がどうみても魔理沙です、本当にありがとうございました。

※ゴマモンの危険性を十分理解しました。
643Classical名無しさん:08/01/20 20:40 ID:V7MNyu8E
644 ◆qwglOGQwIk :08/01/20 20:41 ID:F2l0y1NA
投下終了。
元々は没ネタの一部だったが、MUGENの阿部さんヤリチン動画を見て熱く滾る思いが湧き上がってきたのでプロットを組み直した話。

あれれ〜、なんでこんなにエロい話になってるんだろ?
645Classical名無しさん:08/01/20 20:46 ID:30XXsDkE
投下乙!
これはR-18タグが必要だと言わざるを得ない。
というか普通ならなんて羨まs……否、卑劣な事を!と言わなきゃいけない場面なんだろうが、
むしろ阿部さんが可哀想にも見えるのはなんでだろうなw
GJ!!
646Classical名無しさん:08/01/20 20:47 ID:3jJ/f1Ko
投下乙!
阿部…お前という奴は!
というかアサクーラケフィアまみれだったのか、そこどうしようか……
誰かやられるかもしれないという不安の中、ピコ麿組の友情が深まってよかった

あとないとは思うけど阿部さんは人間だから萌えもんパッチの効果使ったら
阿部孝子になるんかなぁ?もっと少女チックかな?

まぁ、人間に使えないから実現不可能ですがね
647 ◆qwglOGQwIk :08/01/20 21:00 ID:F2l0y1NA
もしwikiに全文掲載できなかったら11までを前編、12から後編でよろしくお願いします。
648Classical名無しさん:08/01/20 21:07 ID:V7MNyu8E
投下乙!
あ、阿部さんがほとんど人間を止めてる……
やべぇ
すげぇ
649 ◆c92qFeyVpE :08/01/20 23:39 ID:5xMaBs2o
チューモン投下OKかな?OKかな?
650Classical名無しさん:08/01/20 23:50 ID:rewiM2z.
許可する!
651月のネズミ ◆c92qFeyVpE :08/01/20 23:53 ID:5xMaBs2o
「エリアサーチも大分制限されちゃってるね、このエリア内ですらサーチできないよ」
「面倒ですねぇ、隠れながら進むしかないですか」

チューモンは物陰に隠れながら、進化するための養分になりそうなものを探し進んでいく。
その間に自身の能力についてより詳しく調べてみるが、その結果は散々なものだった、ローザミスティカなしでは魔力球一つ制御するのもやっとである。
参加者と接触する前に、何とかもう一段階ぐらいは進化しておきたいところだ、
もうクリサリモンになることはできないかもしれないが、少なくとも使用できる能力の幅はできるはず。
そんなことを考えながら物陰を進んでいると、突然派手な音が鳴り響く。

「な、なんでしょう?」
「複数の声と破砕音、戦闘行為と思われる」
「丁度いいかもしれないですねぇ」

戦闘が行われているとなれば、そこには死体が残される可能性が高い。
その死体を食べれば進化のための養分にもなるだろう、少なくともあの眼鏡の少年よりはマシのはずだ。
期待を胸に物陰からその戦闘を覗き込むが――すぐに顔を引っ込める。

――格が違う。

女の方はそれでもまだ理解できる力だった、成熟期や完全体のデジモンでも戦えるだろう。
だがもう一人、あの巨大な男の力は危険だ。
究極体……その中でも強力な力を持ったデジモンでもないととても真っ向勝負はできそうにない、今の自分など軽く殺されてしまう。
だが――

「あの力、欲しいですね」
「力自体が取れないのは悔しいけど、あれを食べられれば一気に進化できるかも」
「……」
652月のネズミ ◆c92qFeyVpE :08/01/20 23:54 ID:5xMaBs2o
――なんだ? 思考にノイズが混じる。

「何ででしょう、あの女の人……気になります」

っ!?
取り込んだ人格の一つが勝手に思考を巡らせる。
この体になる前だったら強制的にこの人格を停止させることができただろうが、今の状態ではそれもできない。

「ちょ、ちょっと待ってください!? なんで体が勝手に動くんです!?」
「しかもあの二人の方向……! 頭冷やしてよ! 止まって!」
「今あの二人の下に向かった場合まず殺される……愛しいあの人も見つけられなくなる!」

頭の中で人格のデータ同士が衝突する。
何故ただのデータに過ぎないこの人格が動き出す?
そう考えたところで一つの可能性が頭をよぎった。

「あの人……お師匠様……?」
「データ強制停止!」

データの一つの能力を使い強制的にフリーズをかける。
危ないところだった、もう少しであの二人の戦いに巻き込まれてしまうとこだ。
まさか人格データが暴走するとは予想できなかった、この人格の主の力をまだ甘く見ていたか……?
それよりも、あの女の近くにいたらまたいつ暴走するとも限らない、しばらく近くの民家で隠れているのがいいだろう。
戦闘が終わったら出ていき、死体になった方を喰らえばいい。
できれば男の方がいいが……女の方も中々の力がありそうだ、十分だろう――また暴走しないように、このデータはしばらく停止させたままにしておくべきか。

「それじゃ、戦闘が終わるまで隠れてましょうか」
「突然暴走しちゃったデータ、もう少し頭冷やしとかないとね」
「強制停止プログラムを定期的に実行している。しばらくはこのデータの力を利用することは不可能」

チューモンは近くの民家に潜み、戦闘音が止むのを待つ。
自分では戦わず、死体のみを食い漁る……ハイエナのようなその考えに、もはや躊躇いはなかった。
653月のネズミ ◆c92qFeyVpE :08/01/20 23:55 ID:5xMaBs2o
【E-3 民家/一日目・夜中】
【チューモン(元クラモンA)】
[状態]:自我放棄、疲労中、重傷、能力の極大低下、姑息さ上昇、魔力使用可能、目が赤い、情報改変可能、弾幕使用可能、ヤドリギの種(弱)使用可能 、うどんげの人格封印(一時的)
[装備]:鉄塊鉈@ひぐらしデイブレイク 、蒼星石のローザミスティカ
[道具]:支給品一式(未確認支給品0〜2)
[思考・状況]
基本1:戦闘が終わった後、死体を食べて進化する。
基本2:進化のため、姑息に生き延びる。
基本3:参加者を混乱させる。
基本4:二人組みマーダーのパソコンのデータを食べたい
基本5:人格データの暴走に注意
基本6:ソノザキシオンに名前の近い人を拷問にかける
基本7:あの女が、師匠……?
基本8:主催者に復讐したい。
総意:派手な争いをせずに、計略的に進化して、全参加者と主催者を拷問してから残虐に壊す。
あと、愛しの彼を蘇らせて、同様に壊す。


※チューモンの中の詩音は、自分が『ソノザキシオン』であると認知しています。
※チューモンになったことで、全能力が激減しました。同時に使うことはできず、切り替えも遅く、使用時の疲労も倍増しています。
※蒼星石のローザミスティカのおかげで、魔法はそれなりに使えます。鉄塊鉈は、情報改変によって筋力強化をしないと、まともに扱えません
※能力の制限について大分理解しました。
※うどんげの人格の封印はすぐに解くことができます。
※永琳がうどんげの師匠ではないかと思っています。
654 ◆c92qFeyVpE :08/01/20 23:57 ID:5xMaBs2o
以上です。
繋ぎの中でも少しずつ色々やっていけることを学び始めた
655Classical名無しさん:08/01/21 00:33 ID:5qOqbgw.
投下乙
良い繋ぎ


テスト投下の霊夢YOKODUNAえーりんホモハルヒなんだけど
えーりん、何時間戦ってたのさ
二日目突入してるよ
656Classical名無しさん:08/01/21 03:17 ID:Z3h/HcN.
本当だ。そこは直さなきゃいけないね。すこし頭冷やそうか?
この四人組の中にYOKODUNAが入らなくて嬉しい人はいっぱいいるに違いない。
657Classical名無しさん:08/01/21 06:55 ID:vC3QEz3s
YOKODUNAは思いっきりいただきますされちゃいそうだ。
なんという幸先のよさw
658 ◆CMd1jz6iP2 :08/01/21 08:46 ID:awVaOUBs
げー、向こうが深夜だと思って修正しちまったZE
修正前の内容でも考えてみたら妙DA
ちょっとまずい、当たり障りない内容に変えるCAR
(取り乱し中)

今日が期限だが、死ぬ気で直す。間に合わなかったら本当にすみません。
659Classical名無しさん:08/01/21 10:42 ID:/aBo4rNQ
落ち着け遊戯化するなww

普通深夜ならおかしいと思うだろ。
って本編中に2時と書いてるぞ。
やっぱり正しいのじゃない?
660Classical名無しさん:08/01/21 10:46 ID:LBT1xcM.
でもそうなるとえーりんがYOKODUNA相手に4時間以上戦ってることに・・・
661 ◆irB6rw04uk :08/01/21 15:08 ID:woDaoSgo
すみません。
時間を勘違いしていました。なにやってんだ俺……
ちゃんと3回は読み直してるんですが……

夜中ですね。
YOKODUNA相手に4時間も戦ったら鬼神ですね
662 ◆jU59Fli6bM :08/01/21 18:23 ID:YZjeYRhg
ではCMさんとirBさんの前菜につかゴマ和え再投下したいと思います。
あれで大丈夫でしょうか…
663Classical名無しさん:08/01/21 19:24 ID:LBT1xcM.
今気づいたが
塔組包囲網の西側がかなり空いてしまったな
664Classical名無しさん:08/01/21 19:45 ID:l6ClY9Q.
>>662
おk、投下しても問題ないと思う。
665 ◆jU59Fli6bM :08/01/21 19:52 ID:YZjeYRhg
ありがとうございまっす
では投下します
666無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM :08/01/21 19:53 ID:YZjeYRhg
オイラは、何回も謝って、涙をながし続けて、いさじの体を食べ続けた。
最後にその頭を飲み込んで…直後、背中が弾け飛んだ。
目の前が真っ白になった。
しばらくしてまっくらになって、ちのにおいと、じぶんが、tおくにはなれて、いクyおな、カんzい、ダけ、ガ――――





戦いが終わり、いつもの静けさを取り戻した岩山。
つかさは前まで洞窟の一部であった岩に寄りかかって座り、爆発で瓦礫の下敷きとなったティロモンを前に夕食を食べていた。

「うん?おかしいなあ…」
手にあるのはまだ半分も食べていないパンが一つ。
「お腹空いてないのかな?」
夕食の時間なのに、つかさの身体は空腹を忘れているようだった。仕方ないのでパンの残りをデイパックにしまった。

「あれ…このデイパック、誰のだったっけ?」
ふと、目に入ったのは模様が描かれた石。
つかさはようやく、前にここを出て行くときに持ってきたデイパックのものであることを思い出す。
ペンダントを取り出し、説明書を読む。
「私が助かったのは、これのせいだったんだ…」

―あの時あのまま死んでいれば、今ごろ天国でお姉ちゃんと一緒に…

「…ううん、これがあったからゴマモンと会えたんだ。このペンダントはお姉ちゃんの敵に会わせてくれたんだ。だったら生きてることに感謝しないとね」
一抹の思いを振り切り、ペンダントを首にかける。
「せっかくだから、持ち物を全部整理しておいたほうがいいよね。ティロモンと弾の少ない銃じゃ頼りないし」
667無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM :08/01/21 19:54 ID:YZjeYRhg
そう言って、笛、薬のようなもの、テニスボール、デジヴァイス、カード、青い宝石を地面に並べていく。
そして、最後に取り出した髪の束を見てつかさの動きが止まった。
月明かりに照らされたそれは、かがみと同じ、紫色に輝いている。
(なに、これ…お姉ちゃんの?)
姉への恋しさが蘇り、一瞬つかさの目が震える。下唇をきゅっと噛む。

「お姉ちゃん…安心してね。私、がんばるから。生きて、お姉ちゃんの苦しみをもっとあれに味わわせられるように、がんばるから……だから私の中で、見守っててね」

髪を胸のポケットにしまい、再び前を向いた顔は既に笑顔に戻っていた。

続いて笛を見る。リコーダーなら吹いたけど役にたたないかな。使えなそうなので片付ける。
次にピーピーマックスの説明書を読み、ティロモンはこれで長持ちするかもと思いながら片付ける。
何の変哲もないテニスボール、ティロモンに関係するらしいもの、今は使えないカード…これといって役立つものはない。説明書を読んだものから次々しまっていく。

668無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM :08/01/21 19:55 ID:YZjeYRhg
「あれ?」
デイパックを開けて目に入ったのはさっき出したはずの青い宝石。
今地面にも同じものが置いてある。
「2つだったのかな?」
そう思って宝石を並べる。
説明書を出そうともう一度中を覗く。
また1つ入っている。
どうやらデイパックから取り出しても無くならない。というより1つずつ増えるらしい。
「こんなところじゃなかったら大金持ちなのにな」
ぽんぽんと数個投げてみる。宝石自体は普通のと変わりないようだ。
説明文を読んでみる。

『ゲゲゲ!コウモリだ 何か宝石のみたいな物をあてれば』

何故か意味不明な文しかない。
「コウモリなんていないじゃん…」
(これじゃ役に立たない荷物ばかりだよ。ま、いいか。ティロモンならまだまだ死なないしね)
その目線は夕食を食べてから初めて瓦礫の中に向けられた。
669無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM :08/01/21 19:56 ID:YZjeYRhg



「とれたよ!魚だーい!」
「…ん、ありがと。ゴマモン」

「へへ、素直じゃないなあ。かがみは」
「う、うるさい!」

「ゴマモン進化アアア!!!」

「作戦開始だ!絶対にみんなで元の世界に戻るぞ!」
「おー!」

おいらはかがみと真と歩いていた。
2人とも不安そうだったけど、3人で話したら笑顔になった。
でも、


「というわけで真くんにイッカクモンくん、一発やらせろ!」


こっちを向いて笑ったかがみと真は、真っ赤に染まっていた。
670無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM :08/01/21 19:58 ID:YZjeYRhg
###########################



       「なによ、これ…」           「かがみのぶぁ〜か」

    
「あはははは、コロセ、コロセ、皆コロセ!」   「おいら、悪くない。おいらは、悪くない」


「あーあ、ゴマちゃんのせいで、仲間がいっぱい死んじゃったね」


 「ごめんなさい、死んでください。ごめんなさい、死んでください。
                 ごめんなさい、死んでください。ごめんなさい、死んでください……」

           
            
             殺シタ皆ニ、永遠ニ許サレナイナンテ、嫌デショ?




おいらも真っ赤になってるのかな?


###########################
671Classical名無しさん:08/01/21 19:59 ID:LBT1xcM.
いやっっっっふぅぅぅぅぅぅ!!支援最高!!
672無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM :08/01/21 20:00 ID:YZjeYRhg
「ゴマモン」
あれ?丈?
「何でそんなところで寝てるんだ?」
夢じゃないの?それとも、今までのが夢だったの?
「夢?夢でも見てたのか?」
…オイラは丈と居れるなら、どっちでもいいかな…
「おかしなこと言うなあ。
夢のわけないだろう?ゴマモンが人を殺して血をたくさん浴びる夢なんてあるわけないよ。」

「「現実に決まってるよ、この人殺し」」

丈の声と重なり、その姿はつかさのものとなる。
顔にたたえた微笑みは恐怖の対象でしかなくて、

「あ…い…嫌、嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だイヤダイヤダイヤダアヤダいあ゛あぁぁぁァァアア!!!!」


バチンッ…


闇の中で夢から覚めた。
最初に感じたのは血生臭いむせかえるような臭い。
「い…きて…る?」
そして、自分の体がまた変わっていることに気付く。
尾ひれや鋭い歯があるのは同じだが、角が生え、前よりもさらに大きく強くなっている気がする。
怪我も進化によって瓦礫によるダメージしかないようだ。
しかし、疲労も容赦なく押し寄せてくる為、精神力や気力に関しては底をつきそうなほどだ。
それに瓦礫のせいもあって動くことができない。
673無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM :08/01/21 20:02 ID:YZjeYRhg
疲れた。
ずっと極限にいた体はただそう伝えてくる。
体は瓦礫に押し潰されているはずなのに、意識はまだふわふわと浮いてるようだった。
しかし、ゴマモンにはゆっくり休む権利も、許可も、

「ねえ、ティロモン。もう…気がついてるんでしょ?楽して休む気満々なわけ?」

あるわけがなかった。

今まで海を漂っているようだった心が、その一言で一気に引き戻される。
先に進んでも苦痛しかない現実に。
岩が肌にめり込み、下敷きとなった体がその重さに悲鳴を上げる。

「許してもらわないと。つかさを守らないと」
そうしないと、楽になることはできない。
そうしないと、死んでも死ななくても喜びも楽しみもありはしない。
何より、さっきのような夢はもう二度と見たくない。休むという選択肢は最初から無かった。

ティロモンから進化した完全体デジモン―メガシードラモンは全身を奮い立たせる。

「"サンダージャベリン"ッ!」

674無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM :08/01/21 20:04 ID:YZjeYRhg
大きな角から放出した雷の一撃で、自分の周りの瓦礫を粉々に吹き飛ばした。

ようやく外へと這いずり出てつかさの前に出る。
そして、つかさの―自身にとっての神である言葉を、天罰を受ける前の罪人のように震えながら待った。

「へえ、進化できたんだね。今度はなんていう名前なの?」
「えっと、今は…」
「あ、やっぱりいいや。進化で名前変わりすぎだし、またこの後も進化するんでしょ?
もうずっとゴマちゃんでいいよね。進化しても私の知ってる人殺しアザラシはゴマちゃんなのに変わりないもん」

「……はい…」

つかさはえへへ、と笑いながらメガシードラモンの頭を撫でた。



しばらくして、既に出発する準備を終えているつかさが立ち上がった。
「街に行こう。早くこなちゃんに会いたい」

「…つかさ?つかさの仲間…待たなくていいの?」

一瞬、間が空いてから、つかさが口を開いた。
つかさが振り返ってこっちを見る。
675無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM :08/01/21 20:05 ID:YZjeYRhg
「何言ってるの?いさじさんもカービィも人殺しの味方だったんだよ…」
「ゴマちゃんみたいな人殺しの」
暗くて分からないはずなのに、つかさの顔が恐ろしくて思わず顔をうつむける。

「だったら私はもうあの人たちを待つ必要はないじゃん」

「私が間違ってると思ってるの?」

「…間違って、ない…です」
「だったら早くついてきてよ、さっき逃げたあの子が仲間を呼んでくるかもよ?結局殺せてないし!
それでも私をちゃんと守れるの?ねえ、ゴマちゃん?」
「わ、分かった。ごめん、ごめんなさい…」

ふふ、そうだよ。これからも私を守ってくれないと。
ゴマちゃんも大きくなったし、上に乗ると楽チン楽チン!早く街に着けそうだよ。
そういえば、私を落とした谷口さんは死んだみたいだね。まあ、死んでも当然だけど。
スパイダーマさんも死んじゃったかぁ…。あの人なら私の盾にはなりそうだったのに、残念だなあ。
他のみんなは、まだ山のどこかにいるのかな?できれば会いたくないな。


2人が立ち去り、後に残ったものは血だまりと瓦礫と様々な形の無念。
その全てを作らせた少女はその全てを笑い前へと進んでいく。
彼女が置いていった宝石たちは月の光を受け、涙のように輝いていた。
676Classical名無しさん:08/01/21 20:05 ID:l6ClY9Q.
支援
677無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM :08/01/21 20:06 ID:YZjeYRhg
【C-3 洞窟前/一日目・夜中】
【ゴマモン(メガシードラモン)@デジモンアドベンチャー】
[状態]:疲労大、精神衰、つかさの言いなり、傷だらけ
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1.つかさに許してもらうために、死なない
2.つかさに許してもらう
3.オメガモン、真、琴姫の仲間にも許してもらう
※つかさを精神の拠所にしています。つかさが死ねば壊れるでしょう。
※放送を聞き逃しました。

※メガシードラモン
過酷な環境下で目撃されるデジモン。
頭部を覆う外殻が硬度を増し、頭頂部にイナズマ型のブレードが生えたことで兜の役割を果たし、防御力が増した他、ブレードには発電装置が仕込まれており、電撃を放つことも可能。
知性や泳ぐスピードも発達し相手を執念深く追い回し仕留める。
このロワでは泳ぐというより浮いてます。

サンダージャベリン:頭のツノから強力なイナズマを放つ技。
メイルシュトローム:物凄い冷たい津波を起こし、敵を凍りつかせる技。
678無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM :08/01/21 20:07 ID:YZjeYRhg
【柊つかさ@らき☆すた】
[状態]:全身に軽い打撲、手のひらを怪我。精神に異変、感情欠落、ニコニコ、メガシードラモンの背の上
[装備]:ニューナンブ(弾数3/5)@現実 、飛行石のペンダント@天空の城ラピュタ、琴姫の髪
[道具]:支給品一式*3(食事二食分消費)、ピーピーマックス*2@ポケットモンスター 、
Fooさんの笛@ニコニコ動画(γ) デジヴァイス@デジモンアドベンチャー、テニスボール*2
光の護封剣@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(現在使用不可)、宝石みたいな物@呪いの館
[思考・状況]
基本行動方針:ゴマモンを許すまで利用する(許すつもりなどない)
第一行動方針:街に行く
第二行動方針:カービィを敵と判断。殺したい
第三行動方針:福山さんを埋葬してあげたい
第四行動方針:基本的に敵はゴマモンに殺してもらう。できるなら自分でもやる。
第五行動方針:最後に、ゴマモンを残酷に殺す
第六行動方針:笑顔が取れないよ?
※ゴマモンの考えていることが表情で読めるようになってきました。
※琴姫の髪をかがみのものだと思っています。

※宝石みたいな物@呪いの館(古いHDDを整理していたらカオスなゲームが見つかった)
イ゛ェアアアア!!!
普通の宝石です。投げればコウモリを打ち落とせるくらいです。
捨ててもいつの間にかデイパックの中で復活して、無限に使えます。仕様なのかバグなのかは分かりません。
679 ◆jU59Fli6bM :08/01/21 20:10 ID:YZjeYRhg
投下完了です。
進化したからゴマメインにしてみたら、どうやっても鬱担当にしかならないやー。あはは。
進化についての助言、投下中の支援助かりました。ありがとうございました。
680Classical名無しさん:08/01/21 20:28 ID:l6ClY9Q.
投下乙。
本当にこの二人は欝な方向に進化したな……。
初期のほのぼのが嘘のようだw
681Classical名無しさん:08/01/21 21:56 ID:5bCnx2ZA
投下乙。
ゴマモンの七変化と受難はどこまで続くのやら・・・
682Classical名無しさん:08/01/21 23:08 ID:ge4kmESY
ヤンピュアつかさ
683 ◆jVERyrq1dU :08/01/21 23:48 ID:49U/f0q.
すいません。また予約延長させて下さい…
時間が思ったより取れなかった。明後日には投下できるように頑張る。
684 ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 00:02 ID:p8AtqNTE
ほとんど完成しましたが、間違いがないかの確認をしています。
かなりかかりそうなので、完成したらテスト投下しておきます。

遅れて申し訳ありません。
685 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:16 ID:deq1mBDU
今から投下してもいいでしょうか?
40kbあるので支援よろしくお願いします
686Classical名無しさん:08/01/22 00:27 ID:1AAEoaTM
DIO「かまわん、やれ」
687 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:31 ID:deq1mBDU
生ぬるい風が左から右に流れている。
その風はかすかに湿っている……一雨くるのかしら?
私は前からゆっくりと歩いてくる相撲取りの一つ一つの動作を注意深く観察しながら上唇をなめた。
頬には一筋の汗が流れている。何汗だろうか? 冷汗? 戦汗か?
そんなことはどうでもいい。

今はこの場をどうやり過ごすかによって今後の戦場が変わる。
気合を入れなくては……


向こうもこちらに気が付いたようだ。ずしずしと大きな足を大地に踏み鳴らし近づいてくる。そして……

ドォン!

足を振り下ろした相撲取りの周りの大地が悲鳴を上げながらへこんだ。
SHIKO-FUMIである。

分かったわ、この汗、冷汗ね。
もう認めるわ、私は少しからずこの相撲取りに恐怖を感じている。
耳鳴りがサイレンのように唸っている。
サイレンが鳴るのは何故か?
危険が迫っているから……かしら?

生ぬるい風に煽られて砂煙が少しずつ晴れ、完全に砂煙が無くなると相撲取りは言った。
「我が名はYOKODUNA、私とTORIKUMIをして貰おうか!」

目の前の相撲取り……『YOKODUNA』はこう言った。「私とTORIKUMIをして貰おうか!」っと、つまり「殺し合いをしてもらおうか?」と言い換えることが出来る。

なぜ戦うのだろうか? このゲームのルールが殺し合いだからと言う意味ではない。なぜこんな状態で戦うのだろうか?
確かにこいつは弱っている。疲労困憊で全身血塗れ、血が本人のものかは分からないけど……
なのに眼はギンギンと輝いており、体の回りにはなにやらぼんやりとした『何か』が憑いている。
手傷を負ってても勝てるという自信なのか?
688 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:32 ID:deq1mBDU
このYOKODUNAという人物……
遠目から見たら捻り潰すのなんて簡単なありだとおもった。
しかし、近づいてみてみたら全長5mの巨大ありだった。

「あなたゲームに乗っているのでしょ? 私もゲームに乗っているの。人殺し同士殺しあっても……」

ドォン!

私は手を組めないか一応言ってみる。だが相撲取りが再び足を打ち鳴らし私の話を無理やり中断させた。

「SUMOUは個人競技、仲間など必要ない。さあ、TORIKUMIをはじめよう」

ちっ、予想通りね。嬉しくないけど……

状況は芳しくないわね。
逃げるにしても隠れる場所は少ない。
薬部屋の隠し扉も古泉が使って開いてない可能性もあるからだめ。
南に逃げてもいける場所がない。禁止エリアだ。
北には薬局だし東は市街地で一直線、隠れる場所なんてない。
西は相撲取りが塞いでるし……

四面楚歌ね。

仲間が来ることもないと考えたほうがいい。
この状況を私だけで打開しなければならないのか……

だったら、敵陣に穴を開けるのみ!

「わかったわ、あなたを殺してあげる!」

王者の剣を前に構える。YOKODUNAも腰を落として低い目線からこちらを睨んでいる。
689Classical名無しさん:08/01/22 00:32 ID:1AAEoaTM
SHIENはKAKITEにとってなくてはならない存在である
690 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:33 ID:deq1mBDU

「TORIKUMIの前に名前を聞いておこう」
「……八意永琳よ。取り組みと言うぐらいだから何かルールでもあるのかしら?」

涼宮ハルヒと名乗るか本名で名乗るか少し考えたが仲間など作る様子もなかったし本名を名乗っておいた。まぁ、問題はないだろう。
今後こいつが仲間をつくるとは思えない。

「自分の望むスタイルで勝負するがいい」
「ふっ……それを聞いて安心したわ」

肌には相変わらず湿った生暖かい風がなびいている。
周囲の茂みが風に撫でられてカサカサと音を立てている。
雲に隠れそうになっている朧な月のフラットな青白い光だけが二人を照らすステージライトだ。

戦いの合図は遥か南の方でなった雷の閃光だった。

YOKODUNAは永琳めがけてSURIASHIで突進してきた。5m位あった間合いをほぼ一瞬で詰められる。
「ッ!はやっ」
だが私もそんなに柔じゃない。
YOKODUNAのHARITEをバックステップで避けYOKODUNAの腕よりもリーチが長い王者の剣を振り下ろす。

ガギッ!

金属バットでボールを打ちそこなった時のような詰った重い金属音が響いた。
もっとも人と人が戦っているこの場でこのような音が聞こえることはありえないのだが……

「あなた……本当に人間なの?」
「SHURAに落ちたRIKISHIのKIはそのような剣など絶対に通しはしない」

目を疑う光景だった。
YOKODUNAは私の懇親の力を振り絞って振り下ろした王者の剣を左手一つで受け止めているのだ。
691 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:35 ID:deq1mBDU

左手は紫色の障壁がまとっており、王者の剣を包み込むようにしてとめている。
痛みなど感じている様子も無い。

堕人め、人間の限界を超えた力だ。どのよな方法でこの力を手に入れたかは知らないけど『過ぎた炎は身を焦がす』――何れ己の身を滅ぼすわね。
もっとも私が言ったところで一度堕ちた者が転生することは思えないけど……
これ以上にない厄介な敵ってことね。堕人には常識が通用しないのよ。いくら知識があっても測りきれない。

私は剣を瞬時に逆手に持ち替え引き抜く。ガガガと削れる音とともに剣が手元に戻ってきた。
剣の刃には紫色のオーラが侵食したと思われる刃毀れが見られた。

ちっ、武器が少ないって言うのに……高くつくわよ!

そのまま逆手に持った剣を引いた勢いを乗せて腹にめがけて横切りを食らわせる。

「無駄だ」

確かに腹に剣の刃が深々と入った。何かにぶつかった感覚もあったはずだ。なのにYOKODUNAの体には切り傷どころかあざすらない。
よく見れば紫色のオーラが障壁となって刃を止めている。

剣がとめられたことによって私は膠着時間とでも言えばいいのか、動くことが出来なかった。
そこに私の顔面めがけて相撲取りの張り手が向かってきた。
禍禍しい濃い紫色のオーラをまとった手だった。
危険を感じる機能が私の体に備わっていたとしたらそのゲージは振り切れていた。
絶対当たったらダメだと私の体が警告音をかき鳴らす。


「…………ッ!!」
ほぼ奇跡的に私の首の筋肉が反応してくれた。
692 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:37 ID:deq1mBDU

頭があった場所を手が通り過ぎる、その刹那、私はありえない音を聞いた。

まるでレーザーのような甲高い悲鳴のような音だ。いや実際にレーザーだった。

紫色の細身の切り詰めたレーザーがビヒュゥンと音を立てて手から発射されたのだ。
後ろの市街地の壁に当たり砕け散った。
幻想郷には魔理沙みたいにレーザーを使用して攻撃する者は少なくなかったし、実際私も少しくらいなら出来なくも無い。
でもまさか私たち以外の人が……しかもこれほど強力な威力のレーザーを放つとは想像もしていなかった。

――あの威力……当たっていたら間違いなく首から上が持っていかれていた。悪ければ首につながったまま頭が砕け散っていた。

いや、回避できた喜びを味わう暇なんてない。考えろ、こいつを倒す方法を……私は月の頭脳よ。
2回も攻撃して分かった。まず物理攻撃はほぼ効かない。あのオーラが衝撃を吸収して体にはほとんどダメージ無し。
攻撃方法は基本的に近距離戦、だけどレーザーを撃ったみたいに遠距離攻撃もあるわね。

攻撃も防御もトップクラス……
逃げるほうが絶対いいんだけどね……
せめて協力者がいたらよかったんだけど……後の祭りね。

やれるだけやってみよう。古泉は馬鹿じゃないし体力もあるし戦闘のセンスもある。
うまくやれば優勝を狙える位置に居るから……彼を逃せだけでもよしとしよう。

帽子から先ほど作った小型爆弾の一つを取り出す。
これが効かなかったら負けは決定ね。
本当にこれを作っておいてよかった。

「いくわよ!!」

YOKODUNAの腹のオーラから剣を無理やり引き剥がす。
そして後ろに下がりながら一度間合いを計る。その間にYOKODUNAのKIがレーザーのように襲ってきたが持ち前の俊敏性で何とか回避する。
693Classical名無しさん:08/01/22 00:37 ID:1AAEoaTM
SHIEN、それは男のロマン
694 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:39 ID:deq1mBDU

「その程度か? もうすこし手応えのある奴だと思ったが思い違いか」
「この攻撃を受けて同じことが言えるかしら?」

刃毀れした王者の剣をダーツのように水平投擲する。
それと同時に爆弾の安全ピンを跳ね飛ばした。

(5……)


YOKODUNAは王者の剣をオーラをまとわせた腕であっさりとはじいた。はじかれた剣は風を斬りながら上空に飛ばされる。
すぐにYOKODUNAは再び永琳に視点をもどした。



しかし、永琳の姿は見当たらなかった。

「こっちよ!」
YOKODUNAははっとして声がした方向……上空を見上げる。そこには剣を手にした永琳がいた。

はじき返される剣の場所を予め計算し、跳躍していたのだった。
こんな複雑な計算が必要な技は月の頭脳と呼ばれる永琳だけに許された技だった。

朧月の月光に当たった刃が鈍く光っている。
所々刃毀れした剣であったが、十分に切り裂くことが出来ることを証明しているようだった。

そのまま永琳はYOKODUNAの脳天めがけて剣を振り下ろした。
重力を加えた斬撃、YOKODUNAは右手と左手を合わせてオーラの全てを防御に回す。

バリバリと障壁が剣の衝撃を必死に受け止める。

「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
695Classical名無しさん:08/01/22 00:39 ID:4Xnz4UPM
ドナルドは作品が投下されると、つい支援しちゃうんだ!
696 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:42 ID:deq1mBDU


YOKODUNAの周りの紫のKIが邪悪な光を放った。
そして少しずつ王者の剣は後退していく。

「くっ!」
「永琳よ! 今の斬撃、見事であった。しかし……MANPUKUには程遠いッ!!」

紫のKIが衝撃波を生み出した。その衝撃波に王者の剣ははじき返され、永琳の体は落ち葉が風に舞い上げられるがごとく、いとも簡単に吹き飛ばされてしまった。

「!?」
勝利を確信したYOKODUNAの顔に浮かんだのは笑顔であったはずだ。
なのに素直に喜ぶことが出来ない。いや、それどころか違和感を感じる。

永琳は最大力の力で攻撃をしてきた。手加減など微塵も感じさせられないTAMASHIの籠った攻撃であった。

それを打ち砕いた。なのに……なぜだ。

空中に舞う永琳を見ていた。そしてYOKODUNAは永琳の顔を見て違和感の根源を見つけた。

笑っていた。妖美なる笑いを浮かべてこちらを見ているのだ。

ぼそり……その湿って艶やかな赤々しい口が怪しく動き何かを言った。

読唇術など習得してはいないが……言った言葉は脳内に直接流れ込んできた。

「……ドカン」
直後、後頭部を激しく殴られた。

           〆
697Classical名無しさん:08/01/22 00:43 ID:1AAEoaTM
NIKOROWAはYOMITE、KAKITE、SYOKUNIN
どれをとっても一級品である
698 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:44 ID:deq1mBDU

ドサッ

私の体は勢いよく地面に叩きつけられた。
衝撃は吸収できる限界値を超えていた。肺から無理やり空気が押し出され激痛でまともに息をすることが出来なかった。

「うぐっ…………は……せ……成功……ね」

無煙爆薬ではないので白い煙が立ち込めていて相手の生死は確認できないが……あの距離での爆発、脳漿をぶちまけて倒れている姿を安易に想像することが出来た。

攻撃の一波はフェイント、攻撃を重ね第二波で逃げ道を無くし、追い詰め、そして本命の第三波で撃破。
弾幕も兵法も基本は同じだ。もちろん戦闘も……

YOKODUNAは見事に第三波、小型爆弾による爆破に当たってくれた。

弾き飛ばされた瞬間に爆弾を投げる。だれでも簡単に出来ることではなかったが、私はやり遂げた。
時間もほぼぴったり。ちょうど頭の真後ろだった。

王者の剣を杖代わりにしてよろよろと立ち上がる。
今の戦闘でまた肩の傷口が開いてしまった。薬はまだまだ沢山あるはずだ。
一回薬部屋に戻って……





「あーあ、残念。あなたもしつこいわね……」
「お前の全力、確かに受け取った」

699 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:46 ID:deq1mBDU
いつの間にか白煙が晴れていた。
そこには後頭部からぽたぽたと血を流しながらも確と二本の足で佇むYOKODUNAの姿があった。

丸太のような足を動かしてYOKODUNAは少しずつ私の所にやってくる。
自然と逃げようとは思わなかった。

「……最後に聞かせて。あなたは優勝したら何を願うの?」
「暗黒面にまで堕ちたRIKISHIが言うのはJADOかもしれぬが……SUMOUの世界最強を証明したい」
「――そう。立派な夢ね……」



「ANOYOに送ってやろう。安らかに眠れ」

死刑執行のギロチンのようにキリキリとYOKODUNAの腕が勢いをつけるために引く。
そしてピタリとその腕が止まった。発射位置に着いたということなのだろう。
後はギロチンが私の体を壊すだけ。
発射スイッチはもう止められない。

「ハッ!」

発射スイッチは押された。








「マッガーレ!」
700 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:48 ID:deq1mBDU




私の体はガクンと揺れた。いや、押し倒された!?
私の胸があった場所をYOKODUNAの腕が空振る。

「なに!? 誰だお前は!!」
YOKODUNAも何が起こったかわからず取り敢えず叫んでいた。

押し倒した人物は0円スマイルを浮かべながらこう言った。

「古泉一樹です」

押し倒したのは古泉だった。YOKODUNA相手にサラリと自己紹介する辺りは彼以外ありえない。

「あなた!逃げなさいって…」
「お叱りは後で受けますよ。そうそう、あなた」

古泉は業務笑いを浮かべなやんわりと永琳の話を遮るとYOKODUNAに指を差して言う。

「そしてあそこに居られるのが我がSOS団、団長の涼宮ハルヒさんです」
指を90度変えて薬局のほうを指差す。
YOKODUNAはほぼ反射的にその方向を見てしまった。


その瞬間、YOKODUNAの顔面に有るものが飛び込んできた。
701Classical名無しさん:08/01/22 00:49 ID:1AAEoaTM
( ゜∀゜)。彡゜支援!支援! 
702 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:50 ID:deq1mBDU



ガラス瓶だ。深いカラメル色で、350〜500CCくらい溶液が入りそうな大きさだった。
ガラス瓶はYOKODUNAの額にぶつかり、けたたましいアラートを掻き鳴らしながら粉々になる。粉々になったビンはどうなるか?
それは当然中に入っていたものがこぼれるのだ。
すぐにつんとする香りが当たり一面に広がる。
同時に声が聞こえる。

「ストラーーーイクッ!!」

女の声だ。しかし視界が女の姿を捕らえることはなかった。
全身に焼けるような痛みが走る。――いや、本当に焼けているのだ。

「がああああああああぁぁああああああぁあぁあああああああああ!!」

YOKODUNAの全身が一瞬のうちに青白い炎に包まれた。

「今は引くべきです。しっかりつかまってください」

古泉は早口で言うと永琳をお姫様抱っこして持ち上げた。
急に持ち上げられてしまったので思いっきり古泉に抱きついてしまった。……不覚。

古泉は一直線に薬局の方に走った。
YOKODUNAはまだ青白い炎に包まれもがいている。ふと足元に落ちていたガラス瓶の欠片が目についた。
白いラベルが半分ほど残っていてこう書いてあった。

『Ethan――』

エタノールだ。
703 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:52 ID:deq1mBDU


「涼宮さんも困ったものです。あれだけ足元を狙えと言ったのに……」

YOKODUNAに投げつけたもの、それは火炎瓶だ。
エタノールは消毒剤などで使われる物質で、薬屋ならどこでも手に入る。そして、アルコールと言われるだけあって非常によく燃える。
その液体がたっぷり詰ったボトル一つ、丸々使って作った簡易式火炎瓶。
アニメなどではよくボトル口に火種を詰めるタイプを見られますが、あれは燃料に引火する可能性が思ったより低い。
だから僕はボトルの周りに自分のネクタイを巻きつけておいた。これならほぼ間違いなく火がつくし、さらにボトル口から燃料が逆流することもない。

少々持ちにくいと思いますが……あの女が火傷しようがなんだろうが僕の知ったことではないんですよ。フフフ……

でもまさか頭にぶつけるとは思わなかった。
結果オーライでしたが、もし外れたらどうするつもりだったんでしょうか?
火炎瓶の真骨頂は一面を焼き払うことであって近くで割れてくれさえすれば何の問題もなかったんですが……

まぁ今回は不問にしましょう。
おっと、今度はしっかりしてくれましたね。

僕は彼女を抱えたまま地下室に駆け下りていく。

薬部屋の地下にある薬部屋はまるで強盗、もしくはヤーさん、借金取りでもいいだろう。そのような人たちが暴れて行ったかのようにひどい有様だった。
ありとあらゆる引き出しが開かれている。
瓶も半分くらいは消え失せている。

「古泉君、早く!」

あの女が叫ぶ。デイパックからはカチャカチャと瓶同士が擦れ合う音が聞こえる。
704 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:53 ID:deq1mBDU


火炎瓶を投げた後、薬部屋のものをもてるだけもってこいと命令しておいたのだが……よくもまあ短時間にこれだけを……恐れ入りました。

ハルヒはすでに抜け道の中に入っている。僕は彼女を降ろすと先に行くように指示。
永琳が奥まで進んだことを確認すると辛うじて見えるくらいの太さの糸を引き寄せた。

糸の先に結ばれていたもの。それは抜け穴の鍵である退魔の剣。
抜けた後すぐに壁が閉まり始めるがそれよりも早く退魔の剣を引き寄せた。

抜け穴が隠されるとほぼ同時に退魔の剣が手の中に飛び込んだ。
よし!


計 画 通 り


抜けない剣がなんの役に立つかは分からないが、持っていることに越したことはない。
今頃あのデブは焼き豚チャーシューになっているか? それとも運よくエタノールが燃え尽きて生き残り僕達が逃げたことに地団駄を踏んでいるか?

彼女に手を出した罰です。あのようなすばらしい女性は汚らわしい豚にはもったいなさ過ぎます。

おっと、いけません。早くあの人を追いかけなくては……

古泉は抜け穴の滑り台を滑り降りた。
705 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:57 ID:deq1mBDU
【E-3 町・薬局内部/一日目・夜中】
【古泉一樹@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:頭部強打、八意永琳を信頼、
[装備]:無し
[道具]:支給品一式*2(食料一食、水二本消費)、ゆめにっき@ゆめにっき(手の形に血が付着、糸で厳重に封をしてある)
逆刃刀@フタエノキワミ アッー!(るろうに剣心 英語版)、赤甲羅@スーパーマリオシリーズ、
鎮痛剤一包み、睡眠薬一包み、糸(あと二メートルほど)、裁縫針、ワンカップ一本(あと半分)、
武器になりそうな薬物、小型爆弾、DCS-8sp(乾燥中のものも)、退魔の剣@怪〜ayakashi〜化猫
[思考・状況]
1.永琳さんを追いかけましょうかね
2.キョン君(´Д`;)ハァハァ…ウッ……
3.優勝して、愛しの彼を生き返らせる。
4.殺し合いにのっていない参加者を優先的に始末。相手が強い場合は撤退や交渉も考える。
5.八意永琳、涼宮ハルヒと協力する。八意方はかなり信頼。
6.優勝して「合法的に愛しの彼とニャンニャンできる世界」を願う(ただし、生き返らせることを優先)

※地下に薬売りの部屋@怪〜ayakashi〜化猫には現在蓋がされています。よく見れば床に変な所があるとわかるかも知れません。
 ほとんどの薬は持ち去られています。
 抜け穴は完全に塞がれています。抜け穴の行き先は不明です。抜け穴の大きさは、大人が這って通れる程度です。
※一方的に情報交換をしました。涼宮ハルヒの情報を古泉一樹は知っていますが逆は成り立ちません。
706 ◆irB6rw04uk :08/01/22 00:59 ID:deq1mBDU
【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:富竹への憎しみ、精神錯乱、左肩に銃創、左脇腹と顔面と首に殴られた傷、腕から出血、脇腹に弾丸がかすった傷、古泉達を信頼、鎮痛剤服用
[装備]:陵桜学園の制服@らき☆すた、包丁、 DCS-8sp
[道具]:支給品一式*2、びしょ濡れの北高の制服@涼宮ハルヒの憂鬱、テニスボール、
アニマルマスク・サラブレット@現実、ゾンビマスク@現実(ゾンビーズ)、ありとあらゆる薬
[思考・状況]
1.古泉についていく
2.どんな手段を使ってでも絶対に富竹を殺す
3.皆を蘇らせるために協力者を探す
4.ゲームの優勝
5.自分にそんな能力があるなんて……
※第三回定時放送をほとんど聞いていません。死亡者の人数のみ把握しました。
※自分の服装が、かがみを勘違いさせたことを知りました
※自分が狂い掛けている事に薄々気づいています
※喋れる様になりました。
※脱出寄りでしたが優勝に方針を変えました。
※自分の能力を教えられましたが半信半疑です。


はぁ……

私は今この抜け穴を滑り降りている。
気分は憂鬱だ。憂鬱な溜め息はこれで何回目だろうか?
どうして私はここに居るのか?
私は2回死んでいた……
古泉に出会ってから戦闘を2回繰り返した……その2回全てを古泉に助けられている。
2回も殺されている。

もう悔しいとは思えなくなってきた。
古泉は私より強い。弾幕も張れない弱い人間であるが根本的な部分で私より強いんだとおもう。
707Classical名無しさん:08/01/22 01:00 ID:1AAEoaTM
どこまで支援SHOWは続く〜♪
708 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:00 ID:deq1mBDU




これからは……
プライドとか人間だからとか関係ない。
古泉と一緒に行こうと思う……
彼となら何でも上手くいきそうだ。

そういえば……
目の前にいるのは……涼宮ハルヒ?

さて、どうしようか?
また富竹とであったらややこしくなりそうだわ。
古泉に相談してみなくては……


【八意永琳@東方シリーズ&新世紀 東方三国志〜ひぐらしの憂鬱〜】
[状態]:肩に怪我(傷口が再び開いている)、体力消耗・中、背中に火傷(手当て済み)、古泉一樹を信頼、全身に軽い打撲(ほとんど回復)
[装備]:王者の剣@DQ3(刃毀れ)、小型爆弾*4、DCS-8sp*5
[道具]:なし
[思考・状況]
1.涼宮ハルヒについて古泉に相談する
2.古泉一樹と協力して優勝を目指す。 すごく信頼。
3.ニートや皆を探す、必要なら共闘も考える
4.参加者を何らかの方法で誘導し、互いに潰しあってくれる状況を作る。
5.薬を作りたいが、無理はしない。
6.ゆめにっきはいずれ何とかしたい。古泉一樹にゆめにっきの耐性があれば読ませ、その内容を全て知っておきたい。
7.ゲームに優勝し、悪魔と取引をして皆が元通りになれることを願う。
709Classical名無しさん:08/01/22 01:01 ID:LsvsIc52
支援なのですよ〜
710 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:03 ID:deq1mBDU
こちらNice boat.水面は穏やか、現在時刻は20時になったばかりだ。
「うぅ〜ん、終ったぁ」
長い間同じ姿勢で博麗アミュレットを作り続けていたので体がガチガチだった。
それをやんわりと背伸びをして引き伸ばす。
作った博麗アミュレット数は130枚。残り10枚は何かあったときのための予備だ。

『お疲れ様です。レイム』
レイジングハートはコンピュータにハッキングを仕掛けながらも私の独り言に答えてくれた。
(そっちはどう? 何かつかめたのかしら?)
『えぇ、表面層の比較的重要度の低そうなデータから順にダウンロードしました。再生しますか?』
(コンピュータにあまり詳しくないから分からないかもしれないけど、一応……)
『分かりました。まず、首輪のシステムが一時的にエコノミーモードに変更されているようです』

私は今まですっかりとはいかないものの半分くらいは忘れていた首輪に手を添える。
自分の体温で少し暖かくなっているはずなのに、氷に触れているように冷たい、寒い。
よく考えてみるとこの首輪は爆発したら最初のあの子のように首が吹き飛ばされてしまう。
こんなに小さくて、そしてパッと見ただけではただの趣味の悪い首輪だけにしか見えないのに……ぱん! と言うあまりにも地味でつまらない破裂音と共に一人の魂をあの世に無理やり送り届ける呪いの首輪。
この冷たさは死の冷たさなのだろうか?

(……つづけて)
『エコノミーモードとは首輪に搭載されている機能を一時的に制限し、最低限必要な機能を生かし続けるための緊急避難システムです』
(うーん、つまり今この首輪は完全じゃないってこと?)
『はい、停止している機能は盗聴機能、それとこちらの位置軸情報をメインコンピュータに転送する機能と推測されます』
(じゃあ、やっぱり禁止エリアに入ったり無理やり外そうとしたら爆発するのね)
『……そういうことになります』

『爆発の条件についての項目もありました。今後のために閲覧することを准将します』
(わかったわ。聞かせて頂戴?)
『はい、マスター。爆発の条件は大きく分けて3つに分けることが出来ます。』

まず1つ、もっとも使用頻繁度が高い『参加者が禁止エリアに侵入した場合の爆発』について。
711 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:05 ID:deq1mBDU

禁止エリアと参加者の位置軸が重なった場合に(参加者が禁止エリアに侵入した場合)首輪が爆発指令電波を受信、爆発準備に入る。
爆発準備から爆発までの時間は1秒から225秒のランダム。
これはプレイヤーに禁止エリアに入ってからの爆破時間を知られないようにし、禁止エリアに爆破のタイムラグを利用して戻ると言う行為を抑制するためである。
このタイムラグを導入する理由は参加者が禁止エリアで死亡することを主催者は面白く思わないからである。

次の2つ目、参加者が主催者の指示に従わせるための『主催者が故意に爆発させる場合』について。
主催者が参加者を主催者側に危険と判断した場合に使用する。

『ここからは重要度のレベルが高く閲覧することが出来ませんでした』
(仕方ないわよ。3つ目は?)
『3つ目は……』

そして3つ目、参加者の反逆を抑制するための『首輪を無理やり外そうとした場合の爆発』について。
首輪に強い圧力がかかるとセンサーが反応し、爆発する仕組みだ。
安全装置としてセンサーが反応してから少しの時間が設けて有る。
これは首輪を取り付ける際や取り外す際に誤ってセンサーを反応させてしまったときに対処する時間です。
主催者は自由に首輪の爆破をコントロールできるので時間は短くてよい。

最後に首輪が爆発した場合『首輪をつけている者だけ』を確実に殺害するように作られている。

『以上です。何か質問はありますか?』
(ううう……頭痛くなりそう。つまり)

禁止エリアに入ったら時間はランダム。
主催者は自由に首輪を爆破できる。
首輪に圧力がかかったら少し経ってから爆発。

(――ってことでいいわよね?)
『そうです。爆発したら確実に死亡しますので気をつけてください』
712 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:06 ID:deq1mBDU

(わかったわ)

その後、バグのことやその他細かいことをレイジングハートから聞かされる。半分くらいは理解できない単語が出てきたけど大まかなことは分かった。
レイジングハートさえ海馬のところに連れて行けば海馬なら理解してくれるだろう。

(ありがとう、レイジングハート。もうデータはいいの?)
『はい、これ以上のデータは逆探知されこのコンピュータからのアクセスを拒否される危険性があります。セキュリティホールを内部から人為的に作っておきましたので、セキュリティが回復してもそのセキュリティを破るのは容易です』
(よく分からないけどすごいわね、レイジングハートって)
『光栄です。……レイム、ヨッシーの姿が見えませんが彼はどうしたのですか?』



「……あれ?」

そういえば居ない。ブリッジには隠れるところなどほとんどないから見渡せばすぐに居るか居ないかが分かる。
ぐるりと360度を見渡すも辺りにはさまざまなセンサーの情報を淡々と表示するだけのディスプレイと備え付けの椅子、それによく分からない機械がごちゃごちゃと置いてあるだけだ。
――あ! 少し前に「ちょっと探索に行ってきます」といって出て行った。私は「あ、うん」といって送り出してしまった。だってアミュレットを作るので忙しかったから……

「まったく! どこに行ったのかしら? 海馬が言うとおりならこの船に殺人者がいるって言うのに!!」

その時だった……

ジリン、ジリリリリリリ

私はびくっとして音がなった方向を見る。ごちゃごちゃ機械が置いてある中の一つ、黒い受話器がベルを鳴らしていた。
3コールほど警戒をして受話器を取らなかったが、取らないと何も始まらないことに気がつき恐る恐るその受話器を取り、耳に当てた。

「あ? もしもし? 私です」

一瞬、電話の向こうにいる奴に御札を投げつける方法を考えてしまった。
713 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:08 ID:deq1mBDU

何をやっているのだろうか? この恐竜はぁあああッ?

「ヨッシー? どこにいるのかしら?」
熱くなってはダメよ。どんな時でも冷静に状況を把握するっ。冷静(COOL)にねっ!!

「1階の機関室前の機関制御室からかけています」

1階? なんでまたそんなところに行ったのだろうか?
ヨッシーはそのまま話を続ける。

「それでですね。いいものが見つかったんです。後方甲板に来てください」

ブッ! ヨッシーはそういい終わるとこちらの答えも聞かずに電話を切った。心なしか嬉しそうな声だった。
私はレイジングハートを持つとブリッジを後にする。
来たときに鍵がかかっていたなら閉めて出るのがルールと言うものだ。
重たい鉄扉を閉めて鍵をかけてる。

「よし! ……ヨッシーが見つけたものってなんだろう? 少し気になるなぁ」
行ってみれば分かること! 確か後方甲板ね?
2本の梁に鉄板を渡しただけと言う安上がりな階段を駆け下りて3階に降り、それから右舷甲板を通って後方甲板に出た。
後方甲板は前方甲板よりもいささか大きく、ゴミなども散乱していなくて綺麗だ。

ただ……そこに並べてあるものが反対に異様な雰囲気を放っていた。

車だ。ミリタリーチックな感じの車が数台止まっていた。それも綺麗に整列して。
他にもいろいろな大型物があるようだが夜のため視界が悪く見えない。

深いオリーブ色の車の所に影が見えた。
警戒しながら近づくとすぐにその影の正体が分かった。
714Classical名無しさん:08/01/22 01:09 ID:1AAEoaTM
全身全霊で 隠れ支援! 集中砲火 ミッシング支援! 放つから マスター支援!
715 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:11 ID:deq1mBDU

「ヨッシー! なにしてるのよ」
「霊夢さん、見てください。車です」

ああそうね! 言われなくても車だわ。恐らく外の世界の車だろうけど……

「おなかがすいて何か食べ物を探してたら見つけたんですよ」

なんともヨッシーらしい理由だ。納得がいく。
「それでこの車をどうするの? 私が運転できるわけないし……」

「大丈夫です! 任せてください」

ヨッシーは自信たっぷりに言い放った。反対に私は……

激しい不安……こんな恐竜に車の運転などできるのだろうか? いや、一般常識的に考えたら不可能だろう。
指はあるにはあるし、足もしっかりある。
人間的な動きをするには申し分ない体つきなのは事実だが……不安だ。

そもそも車を使わなくてはいけないのだろうか?
私は使わなくてもいい。
だけどヨッシーは使いたいみたいだ。

ヨッシーは私のわがままと言ってもいいYOKODUNA退治に付き合ってくれている。

…………うん

716 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:11 ID:deq1mBDU

「わかったわ。ヨッシー、車の運転よろしくね」
「はい。しっかりつかまって下さい」

ヨッシーは目をキラキラと輝かせながらハンドルを握る。
私はその隣の席に腰を下ろす。

「行きますよ!!」

エンジンに焔が灯されドルンとうなりを上げ、排気ガスをマフラーから放出する。
ヨッシーはアクセルを『目一杯』踏み込んだ。

この選択が私をひどく後悔する破目になった。

           〆

ギャヮヮァァァアアアアア!!!

タイヤと合成樹脂製の床が擦れて悲鳴のような声を上げる。

焼けたゴムの臭い…そしてこの風。
ヨッシーは風になった。

長い間やってなかったが、スタートダッシュは成功した。私の腕もまださび付いていないようです。

ヨッシーが昔のことを思い出している間に、ジープの目の前には壁が迫ってきていた。
忘れてはいけないが、ここは船の上である。
アクセル全開なんかで走ればすぐに端から端に行くのは当たり前だ。
717 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:13 ID:deq1mBDU

「ドリフトォォォォオォオオオオオオオオオオオ!!」

一瞬ジープが空中に浮く。そして180度ターンをかました。
ギアをガコガコと切り替え再び急発進。
もちろんフルスロットル。車体の速度は120km/hを軽く超えている。

「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

霊夢は悲鳴とも叫びとも言えない声を発していたがヨッシーはそんなことお構いなしにジープを爆進させる。


グングンと今度は柵が迫ってきた。何度も言うがここは船の上である。

(え? まさか……)
霊夢の背中に嫌な汗が滲み出す。

くどい様だがここは船の上である。柵の向こうには海か川しかない。

「つかまっててくださいよ!!」
「や、やっぱり……飛ぶの!?」

「「「全力☆前進☆DA」」」

ジープはNiceboat.の後方甲板の鉄柵を突き破り……空を飛んだ。
闇には霊夢の叫び声が吸い込まれていった。

           〆
718 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:13 ID:deq1mBDU

「痛いです……」
「自業自得よ!」

二人は川に沿ってジープを走らせていた。
柵を突き破ったジープは数秒空中を舞った後、川を渡り、川原に無事転倒することなく着地した。

すぐにヨッシーはギアを入れ替えようとしたが……霊夢がとっさに発動さしたレイジングハートで思いっきり殴りつけて阻止した。
必死だったから手加減などできるはずもなく、ヨッシーの頭には大きなタンコブができていた。

現在の速度は50km/h程度でちょっとしたドライブしている時のようだ。
生ぬるい風でも少し気持ちよく感じる。

「ねぇ、YOKODUNAはどこにいるのかしら?」
「本当にYOKODUNAに勝つ方法を思いついたんですか?」
「……五分五分って所だけどね。これが通用すれば……勝てる」

ヨッシーはこれをチラッと見る。

「……私に手伝えることがあったら言ってください」

霊夢はこれをぐっと袴の後ろにさした。これですぐに使うことができる。
ヨッシーはこれを何に使えるのか分からなかったが霊夢の確信とも近い自信に満ちていたので指示に従っていた。

「ありがと、この近くに居ると思うんだけど……」
『エリアサーチしましょうか?』
「そうね、もう少し行ったら……」

そのとき今までの風とは明らかに違う突風が吹いた。
熱い風だ。そして音も聞こえる。何かが爆発した音が……
719 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:15 ID:deq1mBDU

ヨッシーは反射的にブレーキを踏み込んだ。
キュッと音を立ててジープは急停車する。

「今の音は……爆発ですか?」
『おそらく爆発です。半径100m以内だと予測されます』
「ヨッシー、行ってみましょう! ……全力で!!」
「……行きますよ!!!!」

爆音とも言っていいような音がエンジンから聞こえる。
ジープは90度曲がり森の中に入っていく。
町が近いためか木の茂りは薄かった。

           〆

『レイム、気をつけてください。爆発地点はこの辺りです』
「ええ、そうみたいね」
私達は今徒歩でその場所に向かっている。
ジープが木に囲まれて動けなくなったのと、後は隠密行動するためだ。

力を温存するためにできるだけ他の参加者とは戦いたくない。
たとえYOKODUNAがいたとしても待ち伏せなんて事になったら勝てる死合も勝てなくなってしまう。

少し歩くと何か建物が見えてきた。普通の民家のようだ。
その向こうから人の気配を感じる。

民家の影からそっと顔を出してみる。
720 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:20 ID:deq1mBDU








「み つ け た」






721 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:20 ID:deq1mBDU
日吉から受け取った情報に一致する。
もう、この人はYOKODUNAではないと否定できる人は何処の世界にも居ない。ありえない。
YOKODUNAの体は血に塗れていた。そして火傷の痕のようなものがいたるところに見られる。

やはり予想通り傷だらけだった。魔理沙が何もせずにやられるはずがないという私の予想が当たったみたいだ。

魔理沙の死体が見えなかったことから……死体をどこかに運ばれてしまったのだろう。
だからYOKODUNAが死体のありかを知っているはずだ。
殺す前にそれを問うておこう。

「ディバインバスター!!!」

軽く痛めつけてからね……

「!?」
YOKODUNAは突然の後ろからの攻撃になす術がなかった。ディバインバスターの直撃を受けてダルマのようにゴロゴロと吹き飛ばされる。

           〆
722Classical名無しさん:08/01/22 01:20 ID:1AAEoaTM
ヤンマーニ支援
723 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:22 ID:deq1mBDU


何が起こったのだ!?
最初から思い出すことにしよう。


永琳とTORIKUMIをし、勝った。……勝ったと思った。
TODOMEをさすために魔理沙と同じように胸を突き、殺すはずだった。
しかし、突然男が乱入してきてTORIKUMIを邪魔された。
今思い出してもハラワタが煮えくり返りそうだ。RIKISHIにとってTORIKUMIは全人生のHOKORIを賭けての神聖なる戦いだ。
それを乱入してきた男に邪魔されるだと!?
全人生のHOKORIを否定されたようなものだ。堕ちたRIKISHIでも怒りを覚える。

さらに顔は見えなかったがKOMUSUMEは卑劣にも不意打ちをしてきた。
SUMOUのKIMARIではなくてもお互いの顔合わせてから戦うのが、全ての戦いの定義ではないだろうか?

なんにせよ男とKOMUSUMEによって多大なる損害を蒙った。
KIで炎を振り払わなければこのまま焼け死んでいた。

KIで振り払ったと言っても体のあらゆるところを火傷して激痛が襲う。
特に顔面の火傷がひどかった。

悔しさを晴らそうとSIKO-FUMIをしようと思ったが、のどがカラカラであることに気がつく。
火傷をしたためだろうか? 一度気がつくと欲求がドンドンと激しくなっていった。
デイバックにはもう水はない。この自分が、飲み干してしまったのだから……

客観的に見たらYOKODUNAの姿は水を求めているゾンビのようだった。

「ディバインバスター!!!」
724 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:22 ID:deq1mBDU

朦朧としていた頭脳に聴覚情報が伝えられた。その耳の機能もあいまいになっていたのだろう。情報を伝えるスピードは……遅すぎる!

振り返って見たのは、淡紅色の光線だった。
腕で防御する時間すらなかった。そのまま圧倒的な力に吹き飛ばされてしまった。


そして、現在に至る。


痛む体を起こしたとき、まず考えたことは『誰が攻撃した』と言うことではなく『自分が吹き飛ばされた』と言うことだった。

SUMOU
それは相手を相手をDOHYOUに倒すか、DOHYOUから突き落とすことである。
RIKISHIにとって吹き飛ばされることは敗北を意味する。

「……アッハッハッハハハハ!!!」
725 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:23 ID:deq1mBDU

腹の底から笑い声を上げた。嬉しくてたまらない!

たとえ不意打ちと言ってもこの自分をここまで吹き飛ばすTUWAMONO!
よかろう。丁度腹が減ってきたところだ。

YOKODUNAは立ち上がり、光線を放った人物を見つけた。

「ふん、またKOMUSUMEか……さぁ、TORIKUMIをはじめよう」

           〆

「日吉の言ったとおりね。ちょっとやそっとの攻撃はほとんど効かないわ……」
『とても一人の人間だとは思えません』
「わ……わたしは後ろで見守ってますから」

ヨッシーは森の奥に慌ただしく逃げていく。まぁ、そういう約束だったしね。
私はレイジングハートをキッと構える。YOKODUNAも腰を低くして構える。

「さぁ、TORIKUMIをはじめよう」
「……その前に聞きたいことがあるわ」
「なんだ?」




「……魔理沙の体――どうしたの?」
「魔理沙……あのKOMUSUMEのことか? なかなかのTUWAMONOだったぞ」
「…………」

やはり魔理沙を殺したのはこいつか……
726 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:24 ID:deq1mBDU
今すぐディバインバスターを撃ちたい衝動に駆られるが、ぐっとこらえる。まだ聞きたいことはある。

「……亡骸が見つからないのよ。どこにあるか知ってるでしょ?」




「喰った」




「え?」





「魔理沙の体なら喰らった。おかげでこのKIを身につけ、さらにTAKAMIに近づかせてもらった。今では感謝している」





「え?」

え? え? え? 喰った? 喰らった? 食べた?

霊夢に『おかげで』から後の言葉は聞こえていなかった。
『魔理沙の体なら喰らった』その言葉で脳を直接殴られたような痛みが走る。
本当に食べたのなら死体がない話が通る。でも、そんなこと認めたくない。
人間である魔理沙を同じ人間が食べた? そんなことがあっていいのか?
727Classical名無しさん:08/01/22 01:25 ID:1AAEoaTM
支援無双
728 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:25 ID:deq1mBDU






――あぁ、なるほど……


人間じゃないのね。 この鬼畜生野郎ッ!!
死者を玩び、さらに喰らった化け物めっ!!
私が全存在をかけて、否定してあげるっ!!
もはや手加減も何もない! 必要ないっ!!
痛めつけて、痛めつけて、痛めつけてっ!!
完膚なきまでに屈辱の死を差し上げて見せますよ!!


『レイム、熱くなってはいけません』


「大丈夫、レイジングハート。こんなに冷静になった自分は始めてだわ。あいつを殺すための動きが次々と浮かんでくるもの……フフフ」
『…………』
「わたし……今なら何でも出来る気がする」

『!? この感覚は……』
以前マスターであったナノハの全盛期とほぼ同等の魔力が流れ込んでくる。
決壊したダムの濁流のように魔力が流れるレイムに軽い恐怖を覚える。

だが、それと同時に違和感を感じる。魔力の流れの中にノイズが混じっている。

これは……悲しみ……
729 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:26 ID:deq1mBDU

深い悲しみが混じっている。


……私はデバイスに過ぎない。マスターに従うまでだ。

だから! マスターの力を最大限手伝わしてもらおう。


『Divine...』
「……バスタァァァァァアアアアアアアア!!!」

霊夢は今まで撃ったのとは二周り大きい魔砲を発射した。

「ぬおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

紫色のKIを纏わせたHARITEをディバインバスターに向かって放つ。
HARITEに当たった光線は六方向に弾かれる。

「ぐぐぐぐぁああぁあぁああ!!」

手のひらの皮がビニールのようにいとも簡単に裂ける。指の爪はばねで弾かれたかのように小指から順に剥がされる。
それでも、HARITEをとめる訳にはいかない。
負けるわけにはいかぬ!!

ズズズズズと音を立ててYOKODUNAの体は後ろに後退させられる。
弾いている時間が何時間にも感じる。

不意に光線は途切れた。
耐えたのか……ならば今度はこちらが攻めさせて……

「スタァァアア ライトォォォォオオオオオ……」
730 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:27 ID:deq1mBDU

なに!!
KOMUSUMEの周りにはなにやら魔方陣のようなものが浮かび上がっている。
まさか……撃つのか!? あの弾くだけで精一杯の砲撃を……

「ブレイカァァァアアアアアアアアアアア―――――!!!」

桁違いと言っても過言ではない。
埋め尽くすような光線が迫ってきたのだ。

HARITEでは抑えきることは不可能だ。

私はありとあらゆるKI使うRIKISHIとTORIKUMI交わし続けてYOKODUNAの位についた。
SUMOUの頂点に立つ男だ。



「「「「私が……YOKODUNAだっ!!」」」」



YOKODUNAはあろうことかスターライトブレイカーのほうに走り出した。

「おおおぉぉぉぉおぉぉおぉおおおぉぉぉぉおおぉぉおおおおおおお!!!」

禍禍しいオーラが左手を繭のように包み込む。
スターライトブレイカーは目の前まで迫っている。

右足を地面にパイルのように突き刺す。直径100cmのクレーターが形成された。

「これがァァァアアア」
731 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:28 ID:deq1mBDU


体中の力を腕の筋肉に……体中の体重を左手に……

乗せる!


「BUCHIKAMASHIだッ!!」

張り手を突き出す。そのとき、繭のようだったKIがはじけとび、巨大な掌となる。
巨大なKIの掌は正面から飛んできたスターライトブレイカーと衝突した。


あたり一面は閃光と爆音に包まれる。

           〆


「ハァ……ハァ……勝ったのか?」

似たような光景を思い出す。
魔理沙とお覇王の時だった。
ダブル覇王翔吼拳を跳ね返し、二人を倒したことはまだ記憶に新しい。
今回も同じように上手くいくとは思ってはいない。それでも可能性はあった。

のどの渇きも限界に近い……早く喰らって、体力を回復せねば……
732 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:29 ID:deq1mBDU


警戒しつつもKOMUSUMEが居た辺りを探す。
しかし、なかなか見つからない。小さな藪が多い。

辺りはもう真っ暗だ。丁度建物の影になって月の光も入らない。
のどの渇きはだんだんと激しくなっていく。早く……早く……

激しい焦燥感でどんどんと警戒心が希薄になっていくのを彼は知らない。

暗闇に目が慣れてきてだんだんと探すスピードが速くなる。
すでに5分程度探しているわけだからKOMUSUMEは死んでいるか気絶しているのだろう。
強敵だったが最強の国技であるSUMOUには遠く及ばなかったみたいだ。





「私が、YOKODUNAだッ!! かぁ……」

突然後ろに気配を感じた。ばっと振り向くと先ほどのKOMUSUMEが”い”た。
その距離は余りにも近い。相手の吐息がかかるほど近い。

「なっ!!」

目と目が交差する。なぜだ……目をそらすことができない。
733Classical名無しさん:08/01/22 01:29 ID:1AAEoaTM
MIKO、それはYOKODUNAをも追い詰めるTUWAMONO、支援
734 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:30 ID:deq1mBDU


「そう……よかったわね……」

底冷えするような女の声。目は据わっていて、虚を眺めている。

「ッ!!!!」

YOKODUNAは体制を立て直すためにKIを纏い、空に舞い上がった。
体制を立て直すために……
そう、体制を立て直したかったから……


しかし、霊夢には『恐れをなして逃げる弱者』に見えた。

YOKODUNAの理論で行けば弱者は強者の血肉となる……

スッと後ろの袴に挿してあるものを抜き、指を掛ける。

「給料いくら?」

握ったものの人差し指を絞った。
パシュっと音がして、あるものが飛び出す。
それを見たYOKODUNAは叫んでいた。

「目が、目がぁぁあああ!」

霊夢が撃ったもの、それはワルサー カンプピストルで撃った26.6mm信号弾だ。
ヨッシーのところに向かう途中、船橋に置いてあるのを発見したものだ。
信号弾なので強力な閃光と発煙を撒き散らす。そのうちの閃光に目をやられたようだ。
735 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:31 ID:deq1mBDU


そのための布石がここにおびき寄せることだった。
前記のとおり、ここは建物の影で真っ暗である。
暗闇になれた目でいきなり閃光に照らされたりしたら目はいとも簡単に機能を失う。
YOKODUNAの視界は一時的だが完全にその機能を失った。

……霊夢にとって、その一時的で十分である。

レイジングハートで空を飛び、YOKODUNAを追跡しながらカンプピストルに新しい信号弾を詰める。そしてYOKODUNAの右目に押付けた。
容赦なんていらない……

パシュ……

比喩する言葉が思い浮かばない苦痛に満ちた叫び声が響いた。
YOKODUNAの目から信号弾が生えていた。
閃光と煙を放ちながら……本来なら目がある場所の変わりに……
右目は26.6mm信号弾によって頭の奥に追いやられ、潰されていた。
眼球を失って黒い空洞となった右目、そこからはドス黒い血液とは別に何か半流動体のドロドロした透明の液体が流れ出てくる。――所謂『硝子体』だ。
YOKODUNAの目は『一時的』から『永遠』に視力を失った。

霊夢の追撃はこれ如きでは終るはずが無い。
YOKODUNAは叫んでいる。叫んでいるということは口を開いている。
霊夢はその口に無理やり手を突っ込み暴れる舌を掴んで引き摺り出す。

「この舌で魔理沙の味を楽しんだのね? もう二度と人を食べないように……」

カンプピストルにはすでに新しい信号弾が入っている。
舌に押し付けて……引き金を絞る……
736 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:32 ID:deq1mBDU

パシュ……

YOKODUNAの舌には26.6mmの穴が開いた。
堰を切ったように血液があふれ出す。舌を噛み切って自殺するとはよく言ったものだ。簡単に死にそうなくらいよく血がでる。
霊夢は穴が開いたことを確認してからさらに舌を引っ張る。
ぶちぶちと肉が切れる音がするがさらに舌を引っ張る。――容赦なく。

一段と大きな音を立てて舌は千切れた。YOKODUNAの悲鳴がだんだんと気持ちよく感じる。

そろそろ……最後の仕上げだ。

霊夢はYOKODUNAの首輪に手を掛ける。

「あなた……ルールとか仕来りに厳しいらしいわね。そんなあなたには一番酷い死に方かもね? 誰にも殺されることなく、ルール違反で死亡なんですから……」


霊夢は首輪を無理やり引っ張った。
首輪は一瞬抵抗した後、ピピピピピと電子音を鳴らし始めた。
すぐに首輪から手を離してYOKODUNAから距離をとる。
最初の電子音が鳴り響いてから3秒も経たずして首輪は爆発した。

YOKODUNAの頭は彼にとって後方上に飛んでいった。
直後噴水のようにピュッと血液が空に舞った。一瞬だけ夜空が朱に塗られる。
血はすぐに重力にしたがって落ちる。むせ返りそうなたんぱく質と鉄分の臭い……血の雨と表現が適切な光景だった。


マルクたちのコンピュータ画面にはこう表示されるだろう。

YOKODUNA/死因:爆死/殺害者:_____/備考:首輪を無理やり外そうとしたため
737 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:32 ID:deq1mBDU


誰が殺したわけでもない。無理やり首輪を外そうとしたYOKODUNAが悪いのだ。

頭を失ったYOKODUNAの体は糸が切れた操り人形のように崩れ落ちた。
彼をGIGOKUに送り届けた音はパンという癇癪玉が破裂したようなとても地味な音だった。
RIKISHIにとっては余りにもあっけない最後……
YOKODUNAは悔しさにきっと身を震わせているだろう……

霊夢はYOKODUNAの血を袖でぬぐいながらYOKODUNAの無残な姿を眺めた後、言った。

「眠くなってきちゃった。ヨッシー、帰るわよ」
738 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:33 ID:deq1mBDU

【E-3 町・薬局前/一日目・深夜】
【博麗霊夢@東方project】
[状態]:健康、バリアジャケットの腋部分破損、魔力消費中、すこし眠い、血霧の巫女
[装備]:レイジングハート@魔法少女リリカルなのはシリーズ、巫女風バリアジャケット@巫女みこナース、ワルサー カンプピストル@現実(1/1)(26.6mm信号弾残り6発)
[道具]:支給品一式(食料1消費)、YOKODUNAの支給品一式*4(水食料全消費)、
フリップフラップ@ニコニコキッチン、首輪、ドリル@ミスタードリラー、
博麗アミュレット(130/200)、メモ用紙(10/10)、魔理沙の帽子、ドリルアーム、
クロスミラージュ(8/8)@リリカルなのはStrikerS、
気合の鉢巻き@ポケットモンスター、クマ吉の手錠@ギャグマンガ日和、
ドアラの着ぐるみ@ドアラ動画シリーズ、全自動卵割機@サザエさん、
億千万の思い出@現実、マント羽根*2@スーパーマリオワールド、
キーボードクラッシャーの音声(の入ったiPod)@キーボードクラッシャー
[思考・状況]
1.城に帰って寝る。お風呂にも入りたいな
2.Niceboat.の探索
3.怪しい人には無理のない程度に接触、無害なら適当に交渉
4.今回の事件の解決(主催者の打倒)
5.クロスミラージュの分析
6.お兄ちゃんねぇ……やよいから、離すべきだったかしら。
※日吉戦でのYOKODUNAの能力について、日吉から聞きました。

※船橋前の通路には霊夢の張った結界があります。
 物理的な効果はありませんが、船内でのみ、霊夢はそこを何かが通ったことを知ることができます。
739 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:33 ID:deq1mBDU
【ヨッシー@スーパーマリオワールド】
[状態]:健康、軽く焦げてる
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(食料全消費)、RPG-7(残弾5)@GTASA、C4プラスチック爆弾@MGS
[思考・状況]
1.とりあえず霊夢さんに協力
2.戦いになったら避難する。
3.ボスを倒す
※ヨッシーはKASをどこかの世界のマリオと思ってます。TASと関わっていません

※カイバーマンたちとの情報交換をしました。霊夢は大方把握しています。
※E-3にジープ@ヤンマーニが放置してあります。後部座席に軽機関銃が在るかは不明です。
※Niceboat.後方甲板にはまだ何かがあるみたいです。
740Classical名無しさん:08/01/22 01:35 ID:1AAEoaTM
支援っていう
741 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:35 ID:deq1mBDU
はぁ〜やっと投下完了
支援してくださった方々、本当に有難う御座います。
これで大丈夫なはずですが駄目な点があったら連絡よろしくお願いします
742 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:37 ID:deq1mBDU
忘れてました。
タイトルは『殲滅計画YOKODUNA』
743Classical名無しさん:08/01/22 01:39 ID:1AAEoaTM
投下乙
レムーこええええ元の持ち主に影響されたか
そして強力マーダーのYOKODUNAもここで死亡か
このロワでのパワーアップは死亡フラグに近いと言わざるを得ない

そして放置されたジープも今後の話に絡んできそうだ
744Classical名無しさん:08/01/22 01:40 ID:1AAEoaTM
あ、言い忘れてた
YOKODUNAの死亡確認と残り人数書いてないんじゃね?
745 ◆irB6rw04uk :08/01/22 01:52 ID:deq1mBDU
ま た わ す れ た
もう俺自重wwwテカ首つりたい


【YOKODUNA@世界最強の国技SUMOU 死亡確認】
【残り36人】

霊夢たちの時間は


【E-3 町・薬局前/一日目・夜中】

でお願いします。あーリストカットしてぇ
746 ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 04:40 ID:p8AtqNTE
したらばに投下しておきました。

余裕あるはずだったのですが、現実は俺をあざ笑うかのごとく変化するのだった。
ちゃんと期日は守らないと駄目ですね、すみません
747Classical名無しさん:08/01/22 11:05 ID:nMmCHwvc
>>746
まああの包囲網じゃ死者は避けられないよなあ…
合掌。
748Classical名無しさん:08/01/22 11:29 ID:HdLURoQQ
くっ、ティアナも逝ったか……
でも西瓜がマーダ―脱退しそうか……GJ!

ソウルブラザーが真逆の道に入ったなぁ
749Classical名無しさん:08/01/22 11:32 ID:nMmCHwvc
そこらじゅうで敵を作る阿部さんwwwwwww
750Classical名無しさん:08/01/22 11:41 ID:E81/V7IQ
>>748
できれば本投下されるまであからさまなネタバレは控えて星井んだぜorz
751Classical名無しさん:08/01/22 12:09 ID:HdLURoQQ
>>750
え、あ、そういうものだったのか、すまない
ロワって最近来たばっかりでよくわかってなかった
752Classical名無しさん:08/01/22 13:48 ID:5wZEk5z6
ttp://sund1.sakura.ne.jp/uploader/source/up18018.png

とりあえずおいときますね
753Classical名無しさん:08/01/22 13:53 ID:7o8.N8xY
みおんwな人たちが多いね。
ゴールすればいいのに。
754Classical名無しさん:08/01/22 17:29 ID:0HkdHDKE
そういえば霊夢とでっていう、序盤から一緒にいたのにコンビ名ないな
マッガーレとえーりんでマーガリンだから…腋っていう?
755Classical名無しさん:08/01/22 17:56 ID:nMmCHwvc
スーパーレイムワールド
756Classical名無しさん:08/01/22 17:58 ID:E81/V7IQ
でいむだな、でいむ
757Classical名無しさん:08/01/22 18:06 ID:nMmCHwvc
でっていむ
758Classical名無しさん:08/01/22 18:25 ID:HdLURoQQ
れいってはーと
759Classical名無しさん:08/01/22 19:11 ID:h.flj.lA
腋の使い魔
760Classical名無しさん:08/01/22 19:19 ID:kUjSz2Zk
でってハいむ
761Classical名無しさん:08/01/22 19:24 ID:nMmCHwvc
れっていんぐはーと
762 ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 19:51 ID:LEH2Th.o
本投下しても大丈夫ですかね
763Classical名無しさん:08/01/22 19:52 ID:XMkyEIzc
私は一向に構わんッッ!
764Classical名無しさん:08/01/22 19:53 ID:nMmCHwvc
CMARIO START!
765Stars Strike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 19:54 ID:LEH2Th.o
ハルヒ(と名乗った永琳)の情報を元に、ハルヒ(本物)と名乗った女を殺すために進む富竹。
建物の影に隠れながら、慎重に進む。
(おそらくは、この先に多数の主催者側の人間がいる……敵地だ)

その思考は正しい。実際に、主催者の居城へと繋がる電車が通ってたりする。
雛見沢症候群の発症者は、疑心暗鬼に陥ったり、支離滅裂な思考をする割には、なぜか真実に最も近い解答にたどり着く場合が多いようだ。
……だとしても、大きく歪曲した思考の中に極一部に過ぎないのだが。

「ッ……誰か、来る!?」
物陰にじっと潜む。
塔の方角から、集団が歩いてくる。
(間違いない……主催者の仲間達だ!)
塔から来て、集団で行動している。それだけで主催者側の人間だと判断するには十分だった。
「それで……ケンタくんがね……」
暗く、遠目からでは良く見えないが、その声に聞き覚えがあった。

(レナちゃんの声だ!)
富竹は考える。主催者の仲間が、レナに何もしていないはずがないと。
(くそっ!既に投薬された跡か! 僕と同じ薬か、それとも本当に雛見沢症候群になってしまったのか?)
どちらにしろ、周りの人間はレナの様子を観察してデータでも取るつもりなのだろう。
(それだけじゃない。きっと、僕のことを偽ハルヒから聞いて、殺しに来たんだな!)
レナは騙され、富竹はゲームに乗ったとでも聞かされたのだろうと怒り狂う。

銃を確認する。残りは3発……3人しか殺せない。
富竹フラッシュも、あの人数に必ず効くとは限らない。
(レナちゃんを助けるには、それじゃあ駄目だ。どうすれば……)
再び見ると、なにやら立ち止まっている。
チャンスだというのに、助ける方法がない。

「……いや、これが使えるか?」
ディパックの中を開く。
766StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 19:56 ID:LEH2Th.o
ハルヒと別れて少し歩いたところで、民家の脇に転がっていた物。
「……思い通りになんてさせないぞ!」

「おっ、と」
「博之さん、大丈夫ですか!」
全員が立ち止まる。博之が転んだのだ。
「おお、スマンスマン。やっぱり目が見えんと歩くのも大変や」
「ちょっと、アキバぁ? 博之に肩貸してたんじゃないのぉ?」
「悪い、ちょっと水飲もうとディパック弄ってた」
博之に再び肩を貸すキバ。
「ちゃんとしてもらわないと困るわぁ。ねぇ、妹……」
ふと水銀燈は妹に話しかけるが、反応がない。
「……え、あ、うん」
「ちょっとぉ……大丈夫?」
「だ、大丈夫、なんでもないよ」
そういう妹だが、体調が悪いのは誰の目から見ても明らかだった。

「……ねぇ、ティアちゃん」
「……そうね」
そのやり取りだけで、レナとティアナは意志の疎通を完了したようだ。
「薬草、まだあったわよね? ちょっと簡単に治療しましょう」
「ティアナちゃん、わたしは大丈夫だよ!」
妹は、元気な素振りを見せるが、レナは首を横に振る。
「だ、大丈夫だよ! 今は、早くお城に……」
「ゲームに乗った人が襲ってきて……そんな状態じゃ、逃げ切れないわ」
ティアナがそう言うと、妹も黙った。
「……頭が、少しボーっとするの。で、でも……大したことないんだよ?」
「……あんな鉄の塊で、殴っちゃったんだもんね」
レナが顔を伏せる。

「ここじゃ丸見えね……どこか、奥の家の中で治療しましょう」
大通りに面した家では、狙撃される恐れもあると考えたからだ。
767Classical名無しさん:08/01/22 19:57 ID:XMkyEIzc
さぁ、闇の塔組支援祭りの始まりだぜ!
768StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 19:58 ID:LEH2Th.o
「そうねぇ……さっさと移動しましょ」
「あー、それなんだけどね。私とレナちゃんで、誰か来ないか監視することにするよ」
移動を開始する一行に、そう切り出すこなた。

「こなたさん?」
「ほら、朱い月、じゃなくて月の頭脳とか危なそうな人がいるかもしれないからさ。
誰か来たとき、すぐに連絡できるようにってね」
「こなたも、休まんと平気なんか?」
「ふっふっふ、貫徹当たり前のネトゲオタの力を甘く見ちゃあいけない。
日付が変わる前に疲れるなどという感覚は、小学生のときに通過しているッ!」
「い、威張ることじゃないでしょぉ?」
「私だけじゃ不安だしね。レナちゃんとコロネには、一緒に見張りをしてもらうけど、いいよね?」

「いいけど……それで平気?」
二手に別れるのは危険だと言い出したのはこなた自身だ。
一瞬、こなたが震えたのをレナは見逃さなかった。
「別れるわけじゃないよ。それに、見張りは必要じゃん?」
「そうね、家の周りに見張りを立たせるのは当然として……
ここからも見張っててもらえれば、危険人物が来ても、すぐ逃げる支度ができる、か」
大人数でここにいてもすぐ見つかってしまうが、少人数ならその心配も少ない。
「……わかった。それじゃあ、こなたさんとレナに任せるわ……気をつけてね」
ピッピや妹が時折振り返ったが、全員が奥の家の影へと消えていった。

こなたとレナは、大通りに面した家の中へと移動していた。
空からは、コロネが周囲を見張っている。
「こなたちゃん、聞いていいかな?」
「なんだね、レナちゃん。おねーさんに何か御用かな?」
「……うん。ちょっとだけ、聞きたいことがあって」
真面目な話だと、こなたもふざけた調子を戻す。
769StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:00 ID:LEH2Th.o
「……どうして、見張りになんて?」
「うん……なんていうのかな。自分がさ、本当にみんなのことなんて考えてるのかなー、なんて思ってさ」
「……どういうこと?」
こなたの言うことを、レナは理解できない。

「……つかさをね、助けたくなるんだ。みんなを放っておいてでも」
「こなたちゃん……」
「私が一人で暴走したって、何もできないのはわかってる。
つかさがどこにいるのか見当もつかないけど、助けたい。だけど、圭ちゃんの意志だって継ぎたい。
だから……こうやって、自分がいる理由を作ってるんだと思う。
……こんなに迷ってる私がさ、みんなの輪の中にいていいのかな?」
こなたなりに、悩んでいるのだろう。
圭一が死んで、二つの思いに悩んで―――

「―――なら、出てっていいんじゃないかな?」
「―――え?」
最後に、こなたはレナに答えを求めた。だから、レナは答えを与えた。

「いいよ、行ってきなよ。つかさちゃん、大事な仲間だもんね。
あ、なら私も抜けようかな。はぅ〜魅ぃちゃんを早く探さないと。
魔法使いのティアナちゃんがいれば、みんな守ってくれるもん、危ない鉈女なんか必要ないよね。
私達一般人に、救えるものなんて何一つありはしないんだから。
ほら、これで私達は晴れて役立たず。ここにいる「理由」なんてなくなったよ
―――あれ、喜ぼうよ。あっけなく、悩みは解決したんだよ、泉こなた?」
世界が凍りついたかのように、静かになった。
「私は……」
「―――ごめん、聞いてる暇はないや」
レナは、銃を二人が入ってきたドアに向ける。

そこには、何もない。何も―――なかったはずなのに。
「制限ギリギリまで、存在感を散らしたのに、あっさりと気づかれるなんてな」
迷彩を解いたかのように、そこに小さな少女は存在していた。
770Classical名無しさん:08/01/22 20:01 ID:XMkyEIzc
支援うにょ〜ん
771StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:02 ID:LEH2Th.o
本来、伊吹萃香は自らの体を霧状に散らすことが出来る。
制限のかかった今、石ころ帽子をかぶった程度に、存在感の密度を変えるのが精一杯だ。

「お酒臭いのも、消すべきでしたね。それで、何のようですか?
私たちを殺すつもりなら、とっくに襲ってきてますよね」
「お前に用はない。用があるのは、そっちの胸の小さい子だけだ」
「わ、私?」
こなたは身構える。

「手荒な真似をするつもりはない。私は、つるぺ……小さな子を守るために集めてる。
悪の巨乳には用は無い。連れとの約束があるから、大人しく引くなら見逃してやる」
「鬼が子供を攫うのを、見逃すと思うのかな?かな?」
小さな体から溢れ出る強大な力を前に、レナは立ちふさがった。

「レ、レナちゃん?」
「コロネには、このまま見張りを。―――こなたちゃんは、後ろに下がってて」
「鬼に挑む模範解答だな。―――しかし良かった、大人しく引かれたら、どうするかと思ってたところだ」
レナは、銃をしまう。残り一発の銃弾で、どうにかなる相手ではないと感じ取っていた。
取り出したのは、鉈。
「こっちも、妖力魔力共に不足気味だ。肉弾戦とさせてもらうぜ!」
二人が床を蹴ったのは、ほぼ同時。
鉈を横薙ぎに振り切るレナ。
それを、萃香は左手に握ったミニ八卦炉で防ぎきる。
「うおりゃああ!」
鉈を制しながら、開いた右手に力を篭める萃香。だが

―――それを、散弾銃のような拳が中断させた。

「ち ッぃいい!」
避けて、避けて避けて、全て避けきるのは無理だと判断した。
後ろに下がろうとして……悪寒に身をよじる。
コンマ数秒前まで萃香の顔面があった場所を、拳が通過する。
772StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:03 ID:LEH2Th.o
二人の距離は、元に戻った。
「驚いたよ、巨乳女。お前、強いじゃないか」
「かぁいい鬼さん、レナには、竜宮レナって名前があるんだよ、だよ?」
「そうかい、悪かったな竜宮レナ。ちなみに私も伊吹萃香って名前がある」
お互い、一歩も動かず隙をうかがう。
構えたまま、レナは動かず、口だけを動かした。

「こなたちゃんは……悩んでいる自分が悪いみたいに言うけど、悩んでない人なんていないんだよ?
私も、こなたちゃんに、妹ちゃんに……本当はどう思われてるのか、怖くてたまらない」
こなたが黙ったままでも、レナは言葉を止めない。
萃香は、呼吸を整え、次の攻防に備える。
「私は言ったよね。疑心暗鬼になっちゃいけないって。
それは、他人を疑うことはもちろん、信念を得たなら、もう自分を疑っても駄目。
自分を、信じて。貴女は、どうしてここにいるのか、思い出して」
そう言い切って……二人は、先ほどのリプレイのように動き出す。

鉈の一撃は、やはり左手に握られたミニ八卦炉で防がれ、
「くッ――!」
渾身の拳は見切られ、その手を掴まれる。
レナを蹴り上げようという萃香の攻撃は

「フタエノ……キワミー!」
全力の防御を必要とする一撃に阻まれた。


「私の……私の仲間に手を出すな!」
それが答え。
自分には、誰かを助ける力などないと理由を探し出した時点で間違いだった。
「仲間」を守るのに、肩を並べるのに。「仲間」だからという他に何がいるというのか。
圭一の死に、仲間との結束と同時に手に入れた、間違った決意は氷解する。
773Classical名無しさん:08/01/22 20:03 ID:XMkyEIzc
フタエノコナタ支援
774StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:04 ID:LEH2Th.o
「驚いたな、お前も強いつるぺたか。……でも、いいのか?
もしお前が、私についてくるっていうなら……お前の仲間、探すの手伝ってやるぞ?」
「ううん、結構です。……多分、私はどうやったって後悔する。
ここで皆と別れても、私の知らないところでつかさが死んでしまっても。
だから、私はここに残るって「自分」で決めた。何も出来なくたって、私は仲間達と行くんだって」

他人に選択を求めて、その結果が最悪ならば耐え切れないだろう。
だから、自分で選んだ。どんな罪も後悔も、受け入れるために。

「振られた、か。……ますます気に入った、弱い人間に任せるわけにはいかないな」
「弱い人間って、誰のことかな、かな?」
くうき砲を構えたこなたの前に、レナが出る。
「レナちゃん、わ、私も」
「ううん、これは私が挑まれた勝負だから。そうじゃないと、納得してくれなさそうだもの」
「良いこと言うけど、殺されかけても同じことが言えるかね」
そういう萃香に、先ほどまでの殺気は薄れている。

「さっき、悪の巨乳とか言ってたけど、間違いじゃないかも。
だってほら、私……こんな状況なのに楽しくてしょうがないんだもの」
「ふん、胸に頭の養分吸われてるのか? この緊迫感……楽しまずにいられるか!」

三度目の激突。
レナが繰り出す音速の拳を萃香片手でいなす。
次に来るであろう鉈の一撃を防ごうとして、萃香に再び悪寒が走る。
鉈を握っていたはずの手は、徒手空拳。
鉈を用いる意味はない。
鉈が完全に防がれてしまうなら、鉈より速い一撃を繰り出せばいい。
八卦炉を持った左手を掻い潜り、「回避不能」と称された一撃が萃香に迫る。
775Classical名無しさん:08/01/22 20:05 ID:E81/V7IQ
支援脳・搾取・虎の巻 圧縮版
776StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:06 ID:LEH2Th.o
―――100年の経験。
それは、人間の人生とも同等の時間。
竜宮レナは、そしてその仲間達は、その長い時間の多くを死と隣り合わせに「繰り返してきた」。
全力を尽くして、遊んだ。殺し合いをしたことがあった、一方的な虐殺もあった。仲間との戦いがあった。
戦闘のプロである部隊から、逃げ、戦い、しかし死んでいったことが何度あっただろう。
それは、覚えていなくとも全て積み重ねられる。肉体ではなく、精神が全てを覚えている。
その100年は、達人の領域へとレナを踏み込ませた。

―――だが、それすらも萃香は防いだ。
顔面へと迫る一撃を、片膝で受けきった。

100年など、鬼にとっては取るに足らない年月に過ぎない。
鬼の力は、レナが100年で得た領域で相手に出来るものではない。
修羅場を越えた数も、戦い得た経験も、レナの繰り返し濃縮された100年でようやく互角。
つまり、純粋な力の差がある限り、レナに勝ち目はない。
唯一あるとすれば、リーチの差。
萃香はそれを埋めるべく、懐へと飛び込む。
これで差は無くなった。
先ほどは、距離があったために拳の威力が完全には届かなかった。
だが、この距離ならば100%の一撃を篭められる。
―――高町なのはを殺した時のように、貫くほどの一撃を。

(死んでも恨むなよ、竜宮レナッ――!)
全力全開。拳を放つことへの集中。

だから気づかない。レナの構えが違ったことに。

そして、間に合わなかった。
攻撃が、ではない。防御が、でもない。

「悪寒」が間に合わなかった。
萃香に悪寒……危険信号が届いたとき、萃香の体は宙を舞っていた。
777Classical名無しさん:08/01/22 20:07 ID:XMkyEIzc
音もなく飛び交うトミーの支援♪
778StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:08 ID:LEH2Th.o
接近戦に分があるのは、萃香だけではなくレナも同じことだった。
本気の拳、「知覚不可」とさえ称された一撃。

 レナ フラッシュ インパクト
 R   F   I

レナ本人は、そんな命名をされているとは露とも知らない、レナ非公認の必殺技。
レナの拳に慣れ親しんだ圭一ですら光としか認識できない光速の拳。

―――だが、これはお遊びの一撃だ。
本来なら、ふざけて軽く(本人談)放つからこそ、この速さで打てる「軽い(本人談)」拳。
レナは、何故か今なら本気でも放てるような気がして……実際にやってのけた。
それを知る術は、レナにはない。

―――身体能力に乏しいはずの圭一が、学校の屋上でレナと互角の死闘を演じられる力を得ていたことも。
―――学校の爆発を阻止できなかった世界で、遠い未来に魅音が銃弾を切り伏せるほどの力を得ていることも。
今のレナの状態と関係しているのかもわからないし。
なにより、「今の」竜宮レナには、もはや永遠に関係のない世界の話だ。

「レナちゃん、大丈夫?」
「平気だよ、こなちゃん。……さっきはごめんね」
その呼び方に、こなたは一瞬つかさとレナが重なって見えた。
「う、ううん、こちらこそ。シリアスな展開に慣れてないから、考えすぎちゃったみたい
……騒ぎを聞きつけて、誰か来るかもしれない。皆に知らせに行こう」
「そうだね。でも、その前にこの人を……」
このまま放置するわけにいかないと、思った矢先。
「……え?」
そう遠くない場所から爆発音が響いた。
「レナちゃん!」
「みんなの向かった方角だよ!」
二人は家から飛び出す。
779StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:10 ID:LEH2Th.o
屋根から飛び降りたコロネが追いかけてくる
コロネに誰か見たか聞くが、答えは否。
「見逃したのかな」
「ううん、単純にここを通ってないか……鬼の子みたいに、特殊な力があるか、かな。
それに、それなりにドタドタしてた私達を無視したってことは……
町の外側から来た人か、始めからティアナちゃん達を狙っていた人がいたんだと思う」
考察なんて、今はどうでもいい。そう離れてはいないのだから、間に合う。
そう、信じて走る。

時間は、レナたちが萃香に会う少し前まで戻る。
「包帯、あったわよ」
ティアナたちは比較的周囲を確認しやすい民家へと入っていった。
外では、ヲタチとピッピが見回りをしている。
「ッ〜!」
薬草を磨り潰したものを、妹の傷に塗りこむ。

「薬草磨り潰しながらイ〜ヒッヒッヒ〜……とか、翠星石辺りなら言いそうねえ」
「いや〜、見えんけど水銀燈にも似合ってそうな台詞やぞ?」
無言で磨り潰した薬草を博之の傷口に塗りこむ水銀燈。
「ゴ――痛〜、何すんぞー!」
「はぁ? 治療でしょうが、ばぁかじゃないのぉ?
その様子をため息をつきながら見ていたティアナは、妹の前に座り、頭に包帯を巻く。
「どう、調子のほうは?」
「う、うん……良くなったよ」

「嘘だッ!……なーんて、ね。似てたかな、かな?」
「相変わらず、似すぎやぞ」
それはともかくとして、みんなが妹の様子を心配する。
「……軽い脳震盪かもね」
レナ本人が言っていたように、大人の身長ほどもある鉄塊で殴ったのだ。
あの状態のレナが、どれだけ手加減したのかも疑わしい。
頭へのダメージが、何時間もあとに出てくるなんてよくある話だ。
780Classical名無しさん:08/01/22 20:11 ID:XMkyEIzc
支援十字キラー、スパイダーマ!
781Classical名無しさん:08/01/22 20:12 ID:E81/V7IQ
支援支援にしてあげる♪【してやんよ】
782StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:14 ID:LEH2Th.o
「ティアナちゃん、レナちゃんは悪くないよ!わたしが、レナちゃんのことを殺そうとしたから……」
「違うわ、妹ちゃん。どっちも悪かったのよ。だから、現地の判断で両成敗。
でも、それと妹ちゃんが無理するのは別の話よ」
「そうやぞ、それで倒れたり、最悪死んだりしたら、原因作ったレナが、病気抜きで壊れてしまうぞ」
シュンとなる妹。
「そう、だよね。それにわたしが死んだら……私が塔で殺したあの人への償いも、出来ないんだよね」

「そういうことだ。俺も、死んだ蟲野郎の分まで……いや、うーん……」
「どうしたのぉ?聞いた話だと、ろくでもない蛆虫みたいな奴だったんでしょ?」
「そうなんだよ。それに俺、あいつのことアニメでみたことある気がする。
アニメであいつのことを見たとき、痛い目に遭う姿を見て「ざまぁwww」とか思った。
でも、実際に目の前で死なれると……アニメ見てるときは、主人公に感情移入してたりするけど、本来は全然恨んでないわけだしなぁ」

アニメという言葉に、ティアナは何か考える始める。
「その、アニメの話なんだけど……あなたは知ってる?」
「ぼんやりとはな。……しかし、アニメもゲームも原作者がいるけど、どうなってんだろうなあ」
「そうねえ……単なる偶然って線を除けば……原作者本人は、気づいてないんじゃないかしらぁ?」
水銀燈の発言に、みんなが耳を傾ける。

「仮説に過ぎないけど、聞きなさい。夢の世界にはね、世界樹っていう大きな樹があるの。
その樹は、全ての人の夢と夢を繋いでいて、心が通い合った人同士の夢が繋がったりするときもあるのよ。
原作者とか、そういう人は……夢で見た世界のことを、無意識に描いてるんじゃないかしらぁ?
声優とか、そういう人も、ティアナやレナと繋がってて、だからイメージ通りだとかって理由で選ばれてるとか?」

たしかに、それだと辻褄があってるように思える。
実際見たものをお話として書くわけだから、アニメが現実と同じなのは当然ということか。
「妄想に過ぎないから、忘れていいわよぉ。あのピエロを締め上げれば、答えが出るでしょうしねぇ」
そういいながら、磨り潰していた薬草をビンにつめた。
傷薬の代わりになってくれるだろう。
783Classical名無しさん:08/01/22 20:15 ID:XMkyEIzc
蟲野郎は死後も死にかけているという罠、支援
784StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:16 ID:LEH2Th.o
「出来ることなら、妹ちゃんを安静にしておきたいけど……町を離れるのが先決よ。
ごめんね、背負ってってあげるから……ここから抜け出して、安全なところに行きましょ」
酷いことを言っていると、ティアナ自身反吐が出そうになる。
「うん、ありがとうティアナちゃん」
だから、笑顔でこう言ってくれた事が嬉しかった。

ガンッ
「今のは?」
右隣の家……その屋根の辺りから音がした。
「だ、誰か上にいるんか?」
緊張が走る。ヲタチとピッピが向かったようだ。

「妹ちゃん、私から離れないで」
「う、うん……ヒッ!?」
妹の悲鳴に、全員が振り向く。

妹の視線の先……窓の外に、誰かが立っていた。

「そこにいるのは誰!」
ティアナとキバが銃を構える。
だというのに、人影は微動だにしない。

「……?」
逃げるなり、襲ってくるなり、何の反応も無いことを不審に思いながらも、窓に近づいていく。
「……?」
無用心に、水銀燈が窓のそばまで寄り……口を開く。

「これ……ただのマネキンよ!」
ほっと、胸を撫で下ろした者と、戦慄した者がいた。
そのマネキンが、自分たちの注意を引くためのトラップだと気づいたか、否か。
―――どちらにせよ、手遅れだった。
785Classical名無しさん:08/01/22 20:16 ID:E81/V7IQ
古いHDDを整理してたらカオスな支援が見つかった
786Classical名無しさん:08/01/22 20:17 ID:XMkyEIzc
支援したぜ!
787StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:17 ID:LEH2Th.o
何かが、反対の窓から飛び込んできた。
飛んできた何か―――『インセクター羽蛾の首輪』に、隠れていた富竹の放った銃弾が命中する。
直後、周囲は白い閃光と、爆音に支配された。

作戦が成功した富竹は、だというのに進入して混乱していた。
(どうなってるんだ、レナちゃんがいない!?)

身を潜めながら、富竹は遠くから二手に分かれた彼女達の会話を聞いていた。
その内容は聞き取れなかったが、声の主だけははっきりしている。
(偽ハルヒめ、やっぱり混ざっていたな!)
もちろん、この一団にハルヒなどいない。
暗闇で見えないため、こなたの声をハルヒの声と認識したのだ。
―――雛見沢症候群である彼ならば、姿が見えてもハルヒだと信じたかもしれないが。

二手に分かれたのを確認する。富竹は偽ハルヒが見張りだと声で確認した。

(あいつは下っ端ということか……なら、こんな小物に構っている暇はない)
ハルヒを殺したくて仕方のない富竹だが、彼はハルヒを地位の低い存在だと決め付けた。

(それよりも、今はレナちゃんを助けなければ。きっと、これから何かを始める気だ)
そう、これが更なる間違い。
ティアナの声を、レナと勘違いしたのだ。
レナは、このときあまり多く喋っていなかったため、レナだと認識されなかった。

見張りがいる場所がわかっていれば、死角になる場所を探すことなど、自衛隊員である富竹には簡単なことだった。
尾行し、敵のアジトを突き止める。
見張りがいるが、ここで銃を使うわけには行かない。

持っていたマネキンの腕を天高く放り投げる。
富竹がいる場所とは反対の家の屋根にぶつかり、見張りのモンスターはそちらに向かった。
窓まで近づき、マネキンの本体を置く。
この暗がりなら、注意をひきつけることができるはずだ。
788Classical名無しさん:08/01/22 20:18 ID:deq1mBDU
SIRENと支援
789StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:18 ID:LEH2Th.o
案の定騙された。その間に富竹は、違う窓の近くに移動した。

そして、この首輪を使うときが来た。
首輪が落ちているのを見たときは、どういうことか混乱した。
しかし、首輪と辺り一面の血しぶきが凄惨な何かがあったことを物語っている。

(主催者どもめ……随分と色々な実験をしているようだな)
首輪を拾い、その構造を確かめた。
残念ながら、自分の知識では首輪について理解できることは少ない。
だが、どうやら首輪は外周に比べて内周……首に面した部分は装甲が薄いらしい。
爆発した際、首を確実に吹き飛ばすためだろう。

首にぴったりフィットしているため、自分の首輪もそうなのかは分からない。
(そうか、そういうことか)
なぜ、首を痒くする薬なんて作っているのか富竹は理解した。
首を掻くときに、首輪を誤作動させるためだ。
おそらく、フィットした内周に大きな刺激を――たとえば外そうと掴んで――与えると爆発しやすくなっているのだろう。
外周部分は、拳銃の弾ですら弾くだろう。
参加者を殺すのが目的なら、これを破壊するほどの一撃を与えるより、参加者自体を殺したほうが簡単だ。
反対に、内周部分に大きな衝撃を与えれば……爆弾として使えるということだ。

そして、僕は首輪を投げた。
拳銃で狙うは、首輪の内周部分……楽勝さ!
銃弾は、弧を描く首輪の内周部を打ち抜き……予想通り爆風が室内を包み込む。
内へと爆発力が向かう設計であるため、殺傷能力は低い。
だが、その爆風は、油断していた奴らを壁に飛ばす程度はあった。
部屋に突入し、レナちゃんを保護しようとして……いないことに気がついた。

「いない、だと! そんなはずはない!」
たしかに、レナちゃんの声を確認したのにと狼狽する。
部屋の中の誰もが、床に倒れるか、壁に激突し気を失っている。
790StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:20 ID:LEH2Th.o
だが、のんびりはしていられない。
すぐに見張りどもが、ハルヒもやってくるに違いない。

(どうする、逃げるか?)
「ヒッ……」
悲鳴。―――ああ、そうだ。ここまで危険を犯したんだ、奴らの手駒を減らすくらいしなければ、割に合わない。
「死ね」
蒼白の幼女に銃弾をお見舞いする。
脳天を直撃、するはずだった銃弾は、幼女を庇うように飛び出した誰かに当たった。

「くそ―――ぐあッ!?」
横から誰かが富竹に掴みかかる。
ほとんど体当たりのような形だったが、鍛え上げられた富竹を倒すことは出来ない。
「うおおおおおお!!!」
その男……爆発地点から最も遠くにいた博之は、爆発の衝撃で尻餅こそついたが、それだけだった。
何が起こったのか把握はできない。
それでも、「死ね」という声と、銃声がした方角に、全力で向かっていった。

「ガッ―――」
糸が切れたように、博之は倒れた。
バチバチと音を立てるスタンガンを、首筋に当てられたのだ。
顔面を蹴り飛ばし、銃の引き金に指をかける。

だが、この僅かな時間は爆発の衝撃から立ち直る時間としては十分だった。
炎を纏った羽が、メタルブレードが富竹を襲う。
それでも、富竹は目の前の男を射抜くことを試みて
―――そのどちらとも違う、正面からの銃弾に、その腕を射抜かれた。
「GYAAAAAAAAAAAAAAAA!!」
銃弾は、見当違いの方向に飛んでいく。
もう、富竹の頭の中にレナや殺意はなかった。
生き延びることだけを考え、家から飛び出す。
791Classical名無しさん:08/01/22 20:21 ID:XMkyEIzc
ニコロワ直販 支援ロボ「れす」
792StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:22 ID:LEH2Th.o
外には、異変に気がついたピッピとヲタチがいた。
「機関車は無敵さあぁぁぁぁあぁぁ!!」
富竹は何も考えずに突進した。
ヲタチが炎を纏った拳を放つ。
ピッピは指をふる。
顔面に炎のパンチを浴び、酷い火傷を負うが、ヲタチを吹き飛ばして逃げる。
ピッピの指を振るは、効果が表わさず……富竹は走り去った。

こなたとレナが飛び込んできたのは、それとほとんど入れ替わりだった。
「いやぁあああ!あ、ァァアアアアア!!!」
半狂乱の妹の叫び。
その体は、頭から血で真っ赤に染まっている……もちろん、妹の血ではない。
「ティアナ!」
頭からおびただしい量の血を流し、倒れているティアナ。
荒い呼吸が、まだ生きていることを示すが……明らかな致命傷だった。
この傷で、富竹の腕を銃で射抜いたなど……誰も信じられなかった。
「いもお、ちゃ……ぶ、じ?」
妹がティアナの手を握る……冷たくなりはじめていた。
「だ、大丈夫だよ、ティアナちゃん」
安心させなければと、無理やり落ち着いた声を出した。
「だれか、いもうと、ちゃんがぶじ、……みんな……」
―――気づいていない。
強く手を握っているのに、その目は妹も、仲間も映してはいない。
懸命に、目の前にいる仲間を探して、妹の安否を確かめようとしている。

「どうして」
こなたの悲痛な声。
これから、仲間と共に歩むと心に刻んだばかりなのに、その決意をあざ笑うかのように、仲間の命は終わろうとしている。
レナとて、同様だ。
萃香を撃退し、安心したところからの落差も激しい。
早く楽にしてあげるべきではないかとすら、考え……怖くて、そんなことは出来なかった。
タオルで傷口を止血しようとしても、止まる気配はない。
793StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:23 ID:LEH2Th.o
水銀燈が解放していた博之が、目を覚ます。
どうなったのか、説明を求めた博之に水銀燈は説明をする。
その絶望感を含んだ口調と内容に、博之は崩れ落ちた。
「くっそぉぉぉ……なんでぞ、なんで俺みたいな役立たずが生きて、ティアナが」
「わたしが死ねば、わたしみたいな役立たずが……」

パァン
博之の頬を水銀燈が叩く。キバが、妹の頬を叩く。
「二度と言ってみなさい。そんなふざけたことティアナの前で、よくも……!」
泣いているのか、水銀燈の言葉は続かない。
「……すまんかった、水銀燈」
キバも何も言わない。言葉にできないのだろう……ただ、泣いていた。
「ごめん、なさい。わたし……でも、わたしどうすれば……」

「ピィ!!」
戻ってきていたピッピの声、そしてヲタチも威嚇の声を上げた。
家の入り口に、人影があった。
これ以上絶望に追い討ちをかけるのかと、しかし全員が敵意を露にした。
入り口に立つ人影も、それに匹敵する戦意を露にして。

「な のは、さ ん?」
ティアナの声で、全てが掻き消された。

もう、自分は死んだのだと思った。
だけど、違った。
まだ、周りには結束を誓い合った仲間達がいることが感じられた。
そして、新たに入ってきた人の魔力を、私は忘れるはずもなかった。
近づいて、手を握ってくれて、それは確信へと変わった。
「いきていて、くれたんですね」

心のどこかで、信じていなかった。死体を見るまで信じることはできなかった。
だからこそ嬉しい。この最悪のタイミングで、最高の追い風が吹いたことが。
794Classical名無しさん:08/01/22 20:24 ID:bpxTz4o.
ノリスケ! お前は当分支援禁止だ!
795Classical名無しさん:08/01/22 20:24 ID:XMkyEIzc
せっかくだから俺はこの支援を選ぶぜ!
796StarsStrike(前編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:25 ID:LEH2Th.o
「わた、わたしのなかまを、おねがいしま、す。そ、それから……こ、こーじをいきかえらせてください」
呂律も怪しい、そんな言葉を、彼女は聞き取ってくれている。
「ゲームに、乗れってことなの?」
ああ、大変だ。勘違いさせてしまう。
「ちが、います。あ、あいつらをたおしたら、きっといきかえらせるちからも、みつか、る。
だ、だから、そのときに わたしはいいから、こーじのこと、を……いもうとちゃんのお兄さんも、みんな、を」
こんな違反を、なのはさんは許しはしないだろう。
駄目だよと。優しく、しかし厳しく私を非難するだろう。

「うん、任せて」
だから、この言葉を聞いて、私は安心してしまった。
もう、とても眠いのを我慢しなくて良いのだと、思った瞬間から眠くなってくる。
「すみませ、ん、なのはさん。あとは、おまかせします。
ほんの少しですけど、わたし、のまりょく……うけとって、ください。
―――機動六課の意地……主催者どもに、見せてやってください、ね?」
ディバイドエナジー。魔力を他人に分ける魔法……多少なりとも役立てて欲しい。
「―――わかってる。ティアナは良く頑張ったね。少し、休憩するといいよ」
「はい……おやすみ、なさい」
疲れが、嘘のように取れた。

「ティア、よう頑張ったな」
聞きたかった声が聞こえて、自分がどうなったのかよくわかった。
迎えに来てくれたのいいけど、タバコの吸殻が足元に落ちまくっている。
死に待ちと思うと、あまり良い感じがしなかった。
「ポイ捨ては、罰金の対象よ。―――あれ?」
光の奥に、誰かが逃げるように消えていった。
なんだろう、なのはさんに似ていたような……そんなはずは……
「ま、まあ深く考えるな、気にせんで行くぞ」
何か怪しい。
まあ、いいか。どうせ私に出来ることはない。
「レナ、博之、みんな……運命の打開を、夢で終わらせないでね」
そして、浩二と一緒に光の先へと進んでいった。
797Classical名無しさん:08/01/22 20:26 ID:E81/V7IQ
ハナマル☆シエンセイション
798StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:26 ID:LEH2Th.o
レナとこなたが出て行って、すぐに萃香は立ち上がった。
「なんてパンチだ、鬼の私が見切れないなんてなぁ」
衝撃で動けはしなかったが、放たれた拳が、怪我をしている右だったためなのか。
萃香の意識を断ち切るまでは行かなかった。
だが、立ち上がるより前に爆発音を聞いた二人は飛び出していってしまった。

「大変だ、他のつるぺたが危ない!」
後を追うことにした。
誰かがつるぺたを襲っているというのなら、そいつを倒せるし、あの集団の中にもっと強い奴がいるかもしれない。
そして、音を聞き取って問題の家を見つけた。
中に入った瞬間、血の匂いと私への警戒心が感じられた。
状況は掴めないがどうでもいい、誰でもかかって来い。

「な のは、さ ん?」

心臓が、止まったように感じられた。
殺した巨乳、殺した強い奴の名を呼ばれたからじゃない。
何か得体の知れない感覚が、体の中の何かが強く反応した。
部屋中の敵意が、薄れていく。
「ティアナ、ちゃん……」
その言葉を発した血まみれの巨乳女の手を握り、名を呼ぶ幼女。
この女が守ったのかと、私は歩み寄った。
誰も止めない。レナとこなただけは警戒の様子を見せたが、それでも止めなかった。
どうすればいいのか……ともかく、誤解を解かないとと、正面に座り、手を握った。
これで別人だとわかるだろうと。

「いきていて、くれたんですね」
更なる勘違いを、この女はした。
どんどん冷たくなる手と、焦点のあっていない目を見て気づいた。
魔力。それだけを感じ取って、私をなのはだと勘違いしているのだ。
「わた、わたしのなかまを、おねがいしま、す。そ、それから……こ、こーじをいきかえらせてください」
言葉が出ない。勘違いだと一言言えばいいのに、その言葉が出ない。
799Classical名無しさん:08/01/22 20:27 ID:bpxTz4o.
こりゃあうまい支援だぜぇ!
800StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:28 ID:LEH2Th.o
「ゲームに、乗れってことなの?」
何をくだらないことを聞いているのか、自分でも分からない。
なぜ、こんな巨乳に優しい言葉をかけているのか理解できない。

「ちが、います。あ、あいつらをたおしたら、きっといきかえらせるちからも、みつか、る。
だ、だから、そのときに わたしはいいから、こーじのこと、を……いもうとちゃんのお兄さんも、みんな、を」
言わないと。人違いだと。そのなのはを殺したのは私だと。
「うん、任せて」
どうして、こんな嘘を吐き続けているのか。

「すみませ、ん、なのはさん。あとは、おまかせします。
ほんの少しですけど、わたし、のまりょく……うけとって、ください。
―――機動六課の意地……主催者どもに、見せてやってください、ね?」
流れてくる魔力は、私の小さなエゴなど溶かしてしまうのではと思うほど暖かかった。

「―――わかってる。ティアナは良く頑張ったね。少し、休憩するといいよ」
結局、最後の最期まで。
「はい……おやすみ、なさい」
私は、嘘を吐き続けた。

ティアナは、本当に眠ったように安らかに逝った。
それだけが、せめてもの救いだった。
「……ありがとう、角のお姉ちゃん。最後まで、嘘をついてくれて」
目の前の少女が誰かはわからないけど、おかげでティアナは安心して死んでいった。
だから、妹は目の前の少女にお礼を言った。

「違う」
それを、萃香は否定した。
801Classical名無しさん:08/01/22 20:29 ID:bpxTz4o.
誰が支援しとるのか!
802StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:29 ID:LEH2Th.o
「……どういう、ことかな?」
「私は、嘘なんかついてない。この女が、私の中の高町なのはの魔力に勘違いしただけだ」
私の中の高町なのはの魔力。その意味を完全に理解できた者はいなかったが
高町なのはを殺したのは、目の前にいる少女なのではと、感じ取った。

「私は、なのはだと名乗ってもいないし、そうだとも肯定していない。
―――だから、嘘なんかついていない。鬼は嘘なんかつかない」
その言葉の意味を、誰が始めに理解したのか。
つまりは、先ほど吐いた他の全ては本当だと。
「―――私達に、協力してくれる、の?」
そう口にしたのは、こなただった。

「私は嘘が大嫌いだ。だから、私は嘘なんか吐かない。それだけだ」
正直、信用できるかといえば否だった。
博之は、あからさまに胡散臭そうな顔をしている。
「彼女は、嘘なんかついてないよ」
レナが、口を開く。
「なんか根拠でもあるんか、レナ」
「拳を合わせて分かり合った……じゃ駄目かな、かな。
ティアちゃんに、最後までなのはさんだって信じさせた、この子を私は信じるよ」
拳を合わせた、の時点で頭に疑問符を浮かばせているものがほとんどだ。

「……塔に、三人ほど仲間がいる。塔に行けば仲間が集まってるって聞いたんだが、あんたらがそうなのか」
その言葉に、こなたはやっぱり他にもいたんだと喜んだ。
「私の知っていることは話す。お前らの話も聞かせてくれ」

全ての情報を交換し終えたとき……萃香へ向けられる感情には、殺意があった。
阿部の話をしたときの、キョンの妹から向けられる殺意は激しいものだった。
たとえ、その原因が阿部という男にあるとしても。
そんな男と行動をしていた萃香も、止めなかった時点で同罪ではないかと。
803StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:31 ID:LEH2Th.o
かがみが殺された時の話をしたとき、こなたは血が出るまで拳を握り締めていた。
ゴマモンが殺したということが信じられなかった。
それも、阿部という男が原因であることを聞いて、怒りが抑えられなかった。

水銀燈は、その話を淡々と聞いていた。
萃香に向けられている感情は、いつか園崎魅音に向けられるものなのだから。
ティアナを殺した男は、その特徴から、富竹だと分かった。
萃香の話だと、雛見沢症候群を発症しているのだという。
連れ去られたハルヒがいなかったということは、おそらく殺されたか、逃げたかのどちらかだろう。

「探して、注射を打つ? 早くしないと首を掻き毟って死ぬんでしょう?」
「そうしたいのは、山々だけど……どこに行ったかもわからない。
今の私達に、そんな余力はないよ。私達は、なんでもできる神様じゃないんだから」

冷静に勤めているが、レナ本人が一番辛いのだろう。
富竹は、自分が罪を犯していることも気がついていない。
そのまま死ねば、誰も救われないし報われない……それを、最も知っているのだから。

「わたしは……富竹さんは、レナちゃんと同じで病気なんだから、許せないけど恨めない。
でも、阿部って男は殺してやる! それを見ていて止めなかったあなたも!」
目の前の、自分をひねり殺せる相手に、殺意を微塵も隠さない妹。
水銀燈とキバは、最悪の場合を考え萃香の挙動に注意を払う。

「……ああ、許してもらう気もない。私は、人殺しを罪だなんて思ってない。
私は鬼だ。人の敵だからな。殺したことだって数え切れないくらいある
……だから、私たち鬼を許せないなら、退治する以外に道はない」
「してやる、阿部って人も、お前も……でも、お前は今じゃない」

ティアナの亡骸を見つめ……再び萃香を凝視する。

「鬼より、許せないピエロがいる。―――だから、その後で退治してやる!」
「―――その挑戦、預かっておく。死ぬなよ、つるぺた小娘」
804Classical名無しさん:08/01/22 20:31 ID:E81/V7IQ
魔法カード 強欲な支援!
805Classical名無しさん:08/01/22 20:33 ID:XMkyEIzc
わ、ず、か、な時間を見つけてマイ支援ショーンする読み手さん
806StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:33 ID:LEH2Th.o
萃香が妹の頭をガシガシ撫で、それを妹が払う。
水銀燈とキバが、妹を萃香から離した。

「ッ! 触らな、いで……え?」
妹は、信じられないという表情をする。
「頭が痛いのが……軽くなってる?」
「治ったわけじゃない。頭の悪くなった部分を少し散らしただけだ。次に殴られたら、どうなるかは知らないぞ」
萃香の疎と密を操る能力は物質だけの話ではない。
密の最大ともいえるブラックホールすら作り上げられる萃香には、痛みを散らすことだって不可能ではない。

「それ、博之の眼も治せない?」
「制限がなくても難しいな。元々治療用の能力じゃない。この先にいるらしい月の頭脳に頼ったほうがまだマシだぞ」
「無理だよ、あの人はゲームに乗ってるし……役に立たない人を生かすタイプとは思えない」
「ニートは、必要だから生かされてたってことなのか……」

永琳は、塔にいるニートという男の部下ではないか、という推論が浮かんだ。
その世界では、雛見沢のみんなもニートの部下だったらしい。
それならば、レナを知っていた理由、雛見沢症候群を知っていた理由も解決する。

「ニートって人が説得できるかどうか、だね」
「無理じゃない? 話だと、その古代中国?から抜け出すために必要だったから生かされてただけでしょ?
元の世界に戻れても、古代中国。優勝して、一気に幻想郷って場所に戻ろうってことなのよ、きっと」
たしかに、この殺し合いを終えても殺し合いの世界に戻るだけというならば、ゲームに乗りたくなる気持ちも分かる。
その時だった。
爆発のような音が再び、今度は遠くで聞こえた。

「……薬局のほう、だね」
八意永琳だと決まったわけではないが、可能性がないわけではない。
どちらにしろ、町が危険ということは変わりない。
「これは、逆にチャンスだよ。危険な場所がわかった……このまま町を出て、D-2の橋から城へ向かおう」
城に向かう。これは萃香の話しを聞いて絶対の事柄となっていた。
807Classical名無しさん:08/01/22 20:33 ID:HdLURoQQ
体は支援でできている――
808StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:34 ID:LEH2Th.o
こなたを襲ったエアーマンと、その仲間のムスカ。
遊戯とロックマンが向かった山も、危険な場所だと推測できた。

城から来たというKASには、海馬、やよい、レムー、でっていうという仲間がいるらしい。
海馬について、こなたは知っているらしい。
「かっこいい正義の味方だよ。信用しても平気じゃないかな」
レムーもでっていうも、名簿にはないが、キバが言う。
「でっでいうはヨッシーのことだ、間違いない」
KASという男にも、聞き覚えがあるらしい。
「tktk仲間のはずだ。それで伝わる」
少なくとも、ここの誰にも伝わらなかったが、レナは放っておくことにした。
もしかしたら、城にいるかも知れないと、城へ向かう決意を新たにする。

更に、興味深い話を聞けた。
レナたちが離れた後、線路で事故が起きたらしい。
そこを、レナたち同様侵入したKAS、ニートが主催者側の化物が多数電車の撤去作業をしているのを目撃したという。
透明マント、というアイテムで消えていること。そして植物のような化物は、レナ自身目撃したとおりだった。
そいつらが大した驚異でないことは分かっていたが、指揮官はそうはいかないらしい。
若本。そう聞いたとたん、こなた、キバ、博之が「ぶるぁああ」と言い出した。
とりあえず放っておくとして、見えない監視にはこれからも気をつける必要があるだろう。
「……あなたはどうするの?」
レナが萃香に話しかける。全員の中で最も萃香に敵意がないのは、戦ったレナだった。
「塔に戻る。私を待っている奴らがいるからな。あいつら次第だが、城には向かうようにするよ」
ティアナの遺言を果たすことも大事だが、塔の仲間に永琳やハルヒのことを伝える必要がある。

「それなら、ティアナちゃんのことを頼めないかな?」
ティアナを、仲間達を埋めた場所に眠らせて欲しいという。
「わかった、ちゃんと埋めてやるよ」
ティアナを担ぐ。それを、妹が見ている。
「ちゃんと埋めなかったら、許さない。私に殺されるまで、死ぬのも」
「だから、許される気なんてないって。お前も死んだら許さないよ」
妹は、出発の準備の為に離れた。
809StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:36 ID:LEH2Th.o
「……ね、萃香ちゃん」
レナが、小声で話しかけてくる。
「どうして、嘘なんてついたのかな、かな?」

「……どこの話だよ」
「妹ちゃんのお兄さんの話。殺されたとき、あなたはそこにいなかったんじゃないのかな?」
萃香の話の中で、キョンの内容のみはあっさりとしていた。
その淡白な話し方に、妹は怒りを覚えたが、レナは「詳しくは知らない」ということに気がついたのだ。
「……なんのことだか。私は鬼だ、嘘なんかつかない……いや、たまにはつく、か」
レナは、別れ際に自分達が推理した内容メモにして萃香に渡した。
萃香は、飲みかけの日本酒をレナに渡した。消毒などに使えということらしい。
―――それは、萃香を知るものなら萃香の正気を疑う行動だったが、レナにはわからなかった。
萃香はティアナを担ぎ、塔へと戻っていった。

「妹ちゃん、あの萃香って鬼、行かせてよかったのかな。……お兄さんの、仇には違いなかったのに」
「……ティアナちゃん、言ってたよ。どっちも悪かったなら、両成敗だって
だから、人を殺したわたしには恨めないよ」
は?と呆然とするキバ。
「だ、だってあんなに怒って……」
「怒ってたのは本当。だってキョン君を殺した人が分かったんだもん」
「じゃあ、さっきの殺してやるとか、殺すまで死ぬなとかは?」
すると、ペロッと舌を出して
「だって、ああ言ったらピエロを倒すまで、生きて協力してくれるでしょ?」
そう口にした。

キバの頭の中に「鬼は嘘なんかつかない」というくだりが再生された。
(ああ、人間は嘘つきだ。というか、妹ちゃん恐ろしい……)
「それでも……阿部って人は別だよ。遭ったら、絶対に許さない」
「ああ、俺も危ないし。生きてたら、いつか戦うことになるだろうな」
決意を新たにする二人。
810Classical名無しさん:08/01/22 20:37 ID:jmY4Pe8A
レッド・ピラミッド・支援グ
811Classical名無しさん:08/01/22 20:38 ID:XMkyEIzc
P.R.読み手はニコロワを支援するのか 〜最終鬼畜全部支援
812StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:39 ID:LEH2Th.o
こなたは、真もかがみも、どんな思いで死んでいったのか考えていた。
「阿部、かぁ……遭ったら、私はどうすればいいんだろ?」
「こなたが思うようにすればいいわぁ。殺さなくても、死より辛い責め苦なんていくらでもあるのよ?」
「うん、フタエノキワミでアーッしてやんよ!」
少しは効果があったらしい本の力で、逆にアーッしてやると誓うが、また悩む。

「……ゴマモンは、どうしちゃったんだろうなあ」
「原因は阿部としても……こう言うのも酷やが、お互いを信じきれなかったんやろ」
こなた自身、身に覚えがあった。圭一に、仲間じゃないと言ったこと……
「……だったら、ゴマモンも分かってくれるはずだよ。私が仲間を信じられたように」
「辛い道のりを選ぶわねえ、圭一と一緒でM?」
「きゃー、女王さまー、哀れな牝犬にお慈悲をー」
そんな様子を聞く博之の心には、少し後悔があった。
(ティアナのこと、最後に目に焼き付けときたかった。……思えば、水銀燈以外の仲間の顔を俺は知らん)
なんとか、この目が治らないものかと、それだけが博之の悩みだった。

『な、ピッピ。あまり落ち込むなよ』
ヲタチが、ピッピを慰めていた、
ゆびをふるで出た技は、こらえる。まったく意味がなかった。

『でも、ティアナの仇を取りたかったよ』
自分の不確実性が、最悪の場面で出てしまったのだ。
『しかたないでゲスよ。だいばくはつが出なかっただけマシでゲス』
たしかにその通りなのだが、ピッピの心は晴れない。
『俺たちと違って、自分の意志で完璧に行動できるポケモンはお前だけだ。
そういう意味じゃ、ポケモン最後の希望なんだ。しっかりしろよ』

希望……そうだ、自分はピカチュウのように勇気を持つと決めたんじゃないか。
『ごめんよ、ヲタチ。自信はないけど……頑張ってみるよ』
813Classical名無しさん:08/01/22 20:40 ID:XMkyEIzc
ニコロワのキワミ、アッー!【支援してやんよ】
814StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:41 ID:LEH2Th.o
「こなちゃん、リアルメガバスターだけど……こなちゃん?」
「あ、うん。それは、レナちゃんが持ってていいんじゃない?」
「そうするね。……どうか、した?」
「私のこと……こなちゃんって呼ぶようになったね」
言われて、そのことにレナは初めて気づいた。
「ごめん、気に入らないかな、かな?」
「逆だよ、嬉しい。つかさもね、そう呼ぶから……友達になれたかなってね」
「―――ともだち、で……私、なんかがいいのかな?か、な?」
「もっちろん。つかさにも、早く会わせたいよ。きっと仲良くなれるよ」。
二人は知らない。そのつかさが、心を闇へと染め上げていることを。

準備が終わり、出発した。
ティアナの荷物を整理していると、気がつかなかったチップが出てきた。
アイテム2号。キバの話によると、移動用の装備らしい。
ためしに使ってみると、中々の速度の空飛ぶ機械が発生した。
しかし、どんどん弾の残量が減っていくため急いで解除した。
燃費の悪さが酷い。緊急時にしか使えないだろうが、役立つには違いない。
町を出た一行は、城に続く橋を目指すのだった。

【ティアナ=ランスター@魔法少女リリカルなのはStrikers 死亡】

【D-3 草原/一日目・夜中】
【永井博之@永井先生】
[状態]:悲しみ、全身打撲、失明、顔面怪我、鼻骨折、肩部・太腿・脇腹銃傷、腹部強打(痛みは引きました)
[装備]:薬草(4/99)@勇者の代わりにry 、包丁@フタエノキワミ アッー!(るろうに剣心 英語版)
[道具]:支給品一式*3(食料三食分・水一食分消費)、座薬@東方project、ヲタチ(残りHP80%)@ポケットモンスター
ゴム@思い出はおくせんまん、自動ぶんなぐりガス(残り1/5)@ドラえもん、ヴェルタースオリジナル*2@ヴェル☆オリ
[思考・状況]
1.少数派による運命の打開
2.城まで行き、首輪を解体出来る者を探す。
3.目が見えないから状況がいまいちつかめない
4.愛媛のカリスマで目が見えなくてもなんとか頑張る
815Classical名無しさん:08/01/22 20:42 ID:XMkyEIzc
アイテム2号があれば楽に向こうのお城まで着くけど
何回やっても何回やっても、阿部さんがたおせーないよー
816StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:42 ID:LEH2Th.o
【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:悲しみ、右手に切り傷、右腕銃傷
[装備]:リアルメガバスター(240/300)@デッドライジング、サイレンサー付き拳銃(1/6)@サイレンサーを付けた時とry、鉈@ひぐらしのなく頃に
[道具]:支給品一式*2(食料一食分・水一食分消費)、雛見沢症候群治療セット1日分(C-120、注射器、注射針)@ひぐらしのなく頃に、日本酒(残り半分)
テニスボール、オミトロン@現実? モモンの実@ポケットモンスター、鉄パイプ、本『弾幕講座』、アイテム2号のチップ@ロックマン2
[思考・状況]
1.少数派による運命の打開
2.城まで行き、首輪を解体出来る者を探す。
3.圭一、ティアナの思いを継いで、対主催思考の仲間を探す。
4.富竹を発見できたら、薬を打ってあげたい。
5.罪滅しをする
※八意永琳が何か知っているのだと思っています。
※時期は大体罪滅し編後半、学校占領直前です。
※雛見沢症候群は完治しました。
※身体能力が向上しています。それによってレナパンが使えるようになりました。

【友人@自作の改造マリオを友人にプレイさせるシリーズ】
[状態]:全身に軽い切り傷、左肩切り傷、あごに切り傷、背中打撲、悲しみ
[装備]:ゼットソーハードインパルス@現実、ロールバスター@ロックマンシリーズ、メタルブレードのチップ(装着済み)
[道具]:支給品一式*5(食料五食分・水四食分消費)、桃太郎印のきびだんご(24/25)
[思考・状況]
1.少数派による運命の打開
2.城まで行き、首輪を解体出来る者を探す。
3.キョンの妹を守って見せる!
4.この世界から脱出したい。
5. 鬼とか出てきたら、宇宙人もありだろうな。
6.作者に会ったら説明を求めた後ぶん殴る(いないし、関係ないかもと思ってきてます)
※奇妙なデジャヴがニコニコ動画によるものだと気付きました。
※「ひぐらしのなく頃に」についての知識が徐々に戻りつつあります。また、他の事柄についても思い出すかもしれません。
※KASのことを、tktk仲間だと思っています。
817Classical名無しさん:08/01/22 20:43 ID:jmY4Pe8A
押せばおk!(支援的な意味で)
818StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:45 ID:LEH2Th.o
【キョンの妹@涼宮ハルヒの憂鬱&愛しの兄が振り向かない】
[状態]:悲しみ、阿部への怒り、頬に軽い切り傷、頭部に打撲&出欠 、軽い頭痛(痛みは和らぎました)
[装備]:おたま@TOD、 カワサキのフライパン@星のカービィ
[道具]:支給品一式(食料一食分・水一食分消費)、DMカード(オレイカルコスの結界 (次の早朝まで使用不可) 三幻神(ラーのみ使用可だが遊戯、海馬などのみ、他は次の早朝まで使用不可)、
ブラック・マジシャン・ガール(次の深夜まで使用不可)、ホーリーエルフの祝福(次の深夜まで使用不可)、青眼の白龍*2(次の午前まで使用不可)、強制脱出装置(次の0時まで使用不可)、
死者蘇生(次の昼まで使用不可)、黒騎士の魔剣少女、セイバー(次の昼まで使用不可)
コカローチ・ナイト、進化の繭、ゴキボール@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ、ダンボール@メタルギアシリーズ
ヴェルタースオリジナル@ヴェル☆オリ、携帯電話@現実
[思考・状況]
1.少数派による運命の打開
2.城まで行き、首輪を解体出来る者を探す。
3. ティアナの行動を無駄にしないためにも、生きる。
4. もう誰も殺さない、罪滅しをする。(阿部に関しては、どうするか分かりません)
5. キバくんには死んで欲しくない。
6.古泉くんの間違いを正す。
※萃香への憎しみは、萃香をこちら側に協力させるための嘘です。
819Classical名無しさん:08/01/22 20:46 ID:XMkyEIzc
公共支援委員会
820StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:47 ID:LEH2Th.o
【ピッピ@ポケットモンスター(ピッピのゆびをふるのみで殿堂入りを目指す)】
[状態]:強い決意 、悲しみ
[装備]:リーフシールド@ロックマン2(技マシン的な使い方でポケモンは使える)
[道具]:支給品一式(水一食分消費)、ほんやくコンニャク(1/4)(半分で八時間)@ドラえもん、
テレパしい@ドラえもん(残り3粒、五寸釘@現実、モモンの実@ポケットモンスター、
オボンの実@ポケットモンスター、ポケモンフーズ一日分(二食分消費)@ポケットモンスター
[思考・状況]
1.少数派による運命の打開
2.城まで行き、首輪を解体出来る者を探す。
3.ティアナのような犠牲は二度と出さない。
4.あの怪しいポケモンとトレーナーを倒し脱出
※首輪は頭の巻き髪についてます
※ピッピは、はたく、うたう、おうふくビンタを使えることを思い出しました。ただし、まったく使ってこなかったため、かなり信用に欠けます。

【泉こなた@らき☆すた】
[状態]:顔面強打、右腕打撲、腹部強打、(これらの痛みはひきました)、強い決意 悲しみ
[装備]:くうき砲@ドラえもん、団長腕章@涼宮ハルヒの憂鬱、フタエノ極意書@ニコニコRPG
[道具]:支給品一式*2(食料一食分・水一食分消費)、暗視ゴーグル@現実、デジヴァイス@デジモンアドベンチャー、コロネ(バタフリー)@キャタピーだけでクリアに挑戦(残り100%)、
テニスボール、初音ミク@現実、モモンの実*3@ポケットモンスター、オボンの実*3@ポケットモンスター、ポケモンフーズ一日分(二食分消費)@ポケットモンスター
[思考・状況]
1.つかさを助けたい。 ゴマモンを見つけて説得したい。
2.圭一、ティアナの思いを継いで、対主催思考の仲間を探す。
2.城まで行き、首輪を解体出来る者を探す。
4.バトルロワイアルから脱出する
※フタエノキワミを習得しました。攻撃力が二倍になり、急所に当たりやすくなります。
※他アニメについての知識が徐々に戻りつつあります。
 「ひぐらしのなく頃に」「魔法少女リリカルなのは」の他にも、何か思い出すかもしれません。
821Classical名無しさん:08/01/22 20:47 ID:jmY4Pe8A
断る、倍支援だ。
822StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:48 ID:LEH2Th.o
【水銀燈@ローゼンメイデン】
[状態]:右腕欠損、腹部強打、強い決意、包帯人形、男物の上着、ジャンク、悲しみ
[装備]:真紅のローザミスティカ@ローゼンメイデン(真紅の技が使えます)
[道具]:ぬいぐるみ沢山 、ヴェルタースオリジナル@ヴェル☆オリ、くんくん人形@ローゼンメイデン、
ヤクルト(残り4本)@乳酸菌推進委員会 、庭師の鋏@ローゼンメイデン、銀コイン@スーパーマリオワールド 、薬草の軟膏(3/4)
[思考・状況]
永井博之と契約
1.城まで行き、首輪を解体出来る者を探す。
2.『アリス』の捜索。
3.ゲームに乗っていそうな人間達に警戒。
4.ピエモンを殺す。その仲間も殺す。
5. 殺した詩音の姉への償いをする。
6.ピエロの思惑に乗りたくないから、できるだけ人は殺さない。
7.襲ってきた奴とは戦う。殺すのも仕方ない。
8.くんくんと乳酸菌がいっしょにいて幸せ。でもティアナが死んで悲しい。
※ピエモンが自分の世界で何かしていたということがわかりました。
※マヒは完全に回復しました。
※人形の操作能力をテストしました。重いものはあまり持ち上げられず、20メートル以上飛ばせません。
※銀コインを数枚、人形に持たせています。
※自分の右腕は荷物と一緒にしまってあります。
※アニメ、マンガなどで自分達が描かれているのは、その原作者が夢などで見たものを無意識に書いているのではと予測しています。
レナとティアナの声が似ているのも、同様の理由だと予想していますが、どちらも事実とは限りません。

※搭組の共通事項
萃香と情報交換しました。
KASの情報は不十分であるため、レムーが誰か分かりませんでした。

※マネキン(腕が両方本取れています)、マネキンの腕が E-3北東部に落ちています。
823StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:50 ID:LEH2Th.o
「あーあ、どうしてこんなことになったんだ?」
萃香は呟きながら、ティアナを背負い塔を目指す。

始め、萃香はこの世界は存分に戦える世界だと思った。
しかし、実際は一般人が多く占め、卑怯な手を当然のように使う世界。
策略や油断で命を落とす実力者。

派手な殺し合いが見たいなら、好戦的な人間を呼べばいいのにと、主催者の趣向にケチをつける。
そんなことより、自分の心変わりにも驚いた。

「……やっぱり、拾い食いが悪かったのかな」
リンカーコア。あの時、ティアナと会った瞬間に胸の奥が熱くなった。
もしかしたら、取り込んだことが影響して、精神に異常をきたしたのかも知れない。
「バチが当たったと思って、諦めるか」
リンカーコアは、完全に萃香と同化して稼動を始めている。
制限化の今、萃香の能力でも分離することは難しいだろう。

「……あの時」
レナたちは、ティアナから聞いたという、なのはについて教えてくれた。
それは、あのサディスティックな女とはイメージが違う。
だとしたら、あのなのはは偽者……しかし、このリンカーコアはなのはの魔力を放っている。
824Classical名無しさん:08/01/22 20:51 ID:XMkyEIzc
よって、俺の特殊支援発☆動!
825StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:52 ID:LEH2Th.o
―――あの黒い塊を思い出した。
「あれが、なのはって女を狂わせたのか……一体何のために?」
今の自分の心変わりも、同じ理由なのか。
もし、殺し合いを促進したいのなら、主催者は全員をおかしくすればいい。
あの黒い塊に、何の意味があるのか、推論の域を出ない。
違う世界の高町なのは、という線も考えられるが……

「は―――まあいいや。こんなのは私の仕事じゃない」
魔力を、その身に集める。
ボロボロだった服は、新調されたものへと変わる。
「なあ、ティアナ・ランスター。私には機動六課がどういう場所かは、どうにも理解できないが……
つまりは、魔理沙や霊夢の真似をして事件を解決しろってことだよな」

背中で、眠ったように事切れたティアナは語らない。
「ああ、本当に巨乳は嫌いだ。胸が背中に当たってるしな。
―――まあ、頼まれたことはするつもりだから心配するなよ」
服の再構成を終え、再び歩き出す。

事件を解決すること、そしてティアナが守った仲間達と合流することが先決。
「ロールたち、着いてきてくれるといいんだがな」
ティアナを埋める場所も、早く見つけないといけない。
大きな鉈が目印だと言っていたことを思い出す。
―――そこが、変わり果てていることを、まだ誰も知らないのだが。
そういって、萃香は塔の目前まで歩いていた。

「しかし……酒は少し勿体無かったなぁ」
ワインだけじゃあ、物足りない。
ロールに何とか出してもらえないかな、とアル中鬼はやはり酒が第一なのだった。
826Classical名無しさん:08/01/22 20:53 ID:XMkyEIzc
大支援!大支援祭!
827StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:54 ID:LEH2Th.o
【E-4 塔前/一日目・夜中】
【伊吹萃香@東方Project(つるぺったん)】
[状態]:ティアナを背負っている、軽い怪我、体力中回復、妖力小回復、魔力中回復、機動六課代行
[装備]:ミニ八卦炉@東方project
[道具]:支給品一式*2(食料、水1食分消費)、秘密の鍵@スーパーマリオワールド、ワイン
A.C.E.3@現実(少し詩音の血がついている)、DMカード(エネミーコントローラー、融合)、塔組の推理メモ
[思考・状況]
1.塔に戻って、ティアナを埋葬し、今後の方針を決める。(城へは必ず向かいたい)
2.機動六課の意地とやらを、自分なりに考えて主催者にぶつける。
3.負けたからには、ニートに従うとするか
4.つるぺた保護。ついでにニート保護。
5.阿部のことは・・・あいつなら無事だろうから保留。
6.巨乳死すべし?
7.せっかくなので腕試し。主催者と戦いたい
8.貧乳はステータスだ!希少価値だ!
※巨乳に対する絶対的悪意が薄れつつあります。
※自分の心境の変化は、なのはのリンカーコアを取り込んだ影響だと思っています。真偽はわかりません。
※リンカーコアの黒い部分によって、なのはの性格が変わっていたのではと推測しました。真偽はわかりません。
※塔組と情報交換しました。
KASの情報は不十分であるため、レムーが誰か分かりませんでした。
828StarsStrike(後編) ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:55 ID:LEH2Th.o
「ひぃ、ひぃ……」
富竹は、ハルヒ(と名乗った永琳)に助けを求めるため、薬局へと急いでいた。
だが、その途中に爆発音が起きる。
(ま、まさかハルヒさんが襲われて!?)
だが、ろくな武器もなく、顔の火傷も、腕の傷も痛くて助ける気など起きない。
富竹は近くの民家に潜み、戦闘が終わるのを待った。
(ああ、首が痒い……でも、首輪が作動してしまったら……)
首が痒いのを我慢して、機関車は運行を休止した。

【E-3 民家/一日目・夜中】
【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:雛見沢症候群発症、鳩尾に痣、左肩、左腕に中程度の怪我、右腕に銃創、出血、首から出血、首に痒み、顔面に打撲傷、火傷
[装備]:富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に、ベレッタM92F(0/15)@現実、スタンガン@ひぐらしのなく頃に
[道具]:支給品一式*2、ピッキング用針金、フィルム
[思考・状況]
1.戦闘が終わるのを待つ。
2.仲間になってくれる人を探す。
3.主催者の手先(ハルヒ、遊戯、ニート、ロックマン、ロール、エアーマン、ムスカ、スパイダーマン、永琳、ゴマモン、海馬、萃香、阿部)を殺す。
4.水銀燈、博麗霊夢、アリス・マーガトロイド、霧雨魔理沙が敵かどうか調べる。
5.圭一、レナ、魅音の保護。
6.自分に打たれた薬の解毒剤を探したい。
7.ゲームから脱出し、主催者「紫」を倒す。
[備考]
※第三回定時放送をまったく聞いていません。
※本物の涼宮ハルヒの方が偽名だと勘違いしています。
※雛見沢症候群が発症しました。首が痒いです。
※富竹は、首が痒かったりするのは、ロールやニートに何か薬を打たれたためだと思い込んでいます。それは、首輪を誤作動させるためだと思っています。
※主催者を、紫という人物だと思っています。
※自分が襲撃した相手が誰か、理解していません。
※チューモンが潜んでいる家とは近いですが、違う家です。
829 ◆CMd1jz6iP2 :08/01/22 20:57 ID:LEH2Th.o
これで投下終了です。
一部、不明瞭な部分をしたらばの投下内容から修正しました
内容そのものは変わっていません。

支援ありがとうございました。
830Classical名無しさん:08/01/22 21:00 ID:bpxTz4o.
投下乙です。
妹ちゃん、策士だな
ポケモン達の会話も微笑ましい
ティアナも逝っちゃったか……
831Classical名無しさん:08/01/22 21:01 ID:XMkyEIzc
投下乙

ティアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!くっ!!
トミーめ!やりやがったな。まぁ、あのマーダー包囲網の中で1人や2人くらい
は犠牲になることは予想してたさ……

そして百年の知恵と鬼の力を持つレナと鬼であるSUICAとの攻防戦は燃えた
SUICAが対主催になってさらに燃えた。あのリンカーコアってなのはさんを2重人格に
してたんすかね?あれか、「がんばろ、もう一人の私なの!」的な?

しかしさらに塔組の絆が深まって熱くなるSSでしたGJ!!

832Classical名無しさん:08/01/22 21:10 ID:P0HW6kbU
投下乙

あぁ、ティアナが……題名の時点でなんかそんな気はしたが……某所とは対照的なまでに熱い対主催だったのに……
爆弾フラグかと思われたSUICAのなのは殺しがこんな所で役に立つなんて、感無量ッスよ
RFIとかコナタノキワミとか、フラグやネタも存分に発揮されて、とても良いSSだと思いますよ。GJ!
833Classical名無しさん:08/01/22 21:21 ID:7o8.N8xY
つまり暗黒とかマッガーレとか変態デバイスとか
狂ってるのは同じ理由かな。

まさか、驚きの白さも(ry
834Classical名無しさん:08/01/22 21:44 ID:seYdv5SM
つまり、心の闇ってやつですか!
陰陽師なら祓えるかも
835Classical名無しさん:08/01/22 22:01 ID:ZIwN/WBs
>>834
残ってるのマッガーレだけだけどなwww
レヴァとかはプログラムいじられてそうな感じだし
836Classical名無しさん:08/01/22 22:12 ID:nMmCHwvc
結局変態ミラージュとの対面はなしか…
837Classical名無しさん:08/01/22 22:21 ID:ZIwN/WBs
元の持ち主と会えることなんて滅多にないさ
没ネタの方で書いてみようかなとは思うが
838Classical名無しさん:08/01/22 22:33 ID:P0HW6kbU
>>836
逆に考えるんだ
マスターが死んだショックで元に戻る、そう考え……無理か
839Classical名無しさん:08/01/22 22:40 ID:R3NBRwCU
対面したとしても「パンツめくりたいんです!」と言いながらミラージュをぶっ放つ
ティアナしか思い浮かばんw
840Classical名無しさん:08/01/23 06:09 ID:khsuaQXU
>839
権利者削除きてたな。もうパンツすらめくれないのか
841Classical名無しさん:08/01/23 09:14 ID:Al7Sa4CQ
なるほど、権利者削除されたからここでもめくれなかったのかw
842Classical名無しさん:08/01/23 14:45 ID:IkKbvFLg
武装錬金の事はよく判らないんだが
春香さんはヴィクター化とかいうのはできるの?
843Classical名無しさん:08/01/23 15:34 ID:m9ztzlkk
可能。
心臓の代用ができるのは黒い核鉄だけ
だからシルバースキンを黒い核鉄に改造したのだろうと。
ヴィクター化しても第一形態まで&能力大幅制限じゃね?
844Classical名無しさん:08/01/23 15:48 ID:BtGvLdGM
身体能力は上がらないし再生もしないのにエネルギードレインだけは効果倍増してるとかどうよ
845Classical名無しさん:08/01/23 16:00 ID:Al7Sa4CQ
ただ少なくともただ死ぬだけじゃヴィクター化はできないと思う。
846Classical名無しさん:08/01/23 16:25 ID:Cs93Ki3I
核金の破壊がトリガーだけど、シルバースキンじゃ壊せないわwww
847Classical名無しさん:08/01/23 16:41 ID:UoerKS0g
>>844
洗脳搾取虎の巻ですか閣下w
848Classical名無しさん:08/01/23 18:21 ID:2LpLtVog
キバくんのtktk仲間発言ふいたw
849Classical名無しさん:08/01/23 18:33 ID:4TpKpK2.
しかしあれだな
KASがそれを認識しているかどうかは微妙なところだw
850Classical名無しさん:08/01/23 19:02 ID:9yKtiSc2
KASは一応友人の事を知っているはず。
投稿コメとかで友人マリオの事を言ってたはずだし。

まあ、それを覚えているかどうかは微妙なとこだが。
851Classical名無しさん:08/01/23 19:04 ID:Al7Sa4CQ
制限とか関係なしに素で忘れたとw
852Classical名無しさん:08/01/23 19:27 ID:0CpOf2.Y
あり得ると思うのがまたKASらしいなwww
853Classical名無しさん:08/01/23 19:45 ID:AnApnC9Q
妹嘘つき外道www
と思ったが、よく考えると遠回しに最後まで生きろって言ってるんだな。
854Classical名無しさん:08/01/23 19:58 ID:4TpKpK2.
しかしレナのスルースキルに吹いたぜwww
855 ◆jVERyrq1dU :08/01/23 21:04 ID:Naw/0IuI
空気と岩を投下するZE!
856 ◆jVERyrq1dU :08/01/23 21:05 ID:Naw/0IuI
ある程度の広さを持つこの空間。山中にある高台故に、監視にも向いている。
むき出しの岩がいくつかある。土もからからに乾いていて地面は固い。
そんな場所に二体のロボットが対峙していた。お互い睨み合い、闘志を燃やす。

一方は、
正義の心を持ち、英雄の代理人と共に主催打倒の思いが詰ったボールを配り、幾人もの仲間を得てきた。

もう一方は、
悪の心を持ち、天空の城の王と共に殺し合いに乗り、幾人もの参加者を排除してきた。

一見正反対に見える二人だが、一つだけ共通点がある。
それはお互いがお互いを敵視してきた事だ。彼らが、敵対し合ったのはいつからだろうか。
お互いの存在に気づいた時?ゲームが始まった時?それともさらに過去に遡るのだろうか。

ロックマンは自身の腕に装着されたロックバスターを構えた。照準をエアーマンに合わせる。
エアーマンもまた、その動きに合わせ、エアーシューターの照準をロックマンに合わせた。
そのまましばらく硬直していた二人だったが、一方が口を開いた。

「エアーマン!僕はお前を絶対に倒して皆を守る!」
ロールちゃん、遊戯君、ニート君、ハルヒさん、富竹さん、そしてまだ会っていない人達。
僕の使命は『守る』事だ。こんな奴に負けるわけにはいかないんだ。

「ほざけ!俺はDr.ワイリー様の名に賭けて負けない!」
エアーマンが叫んだ。こちらもロックマンと同様に負けられない理由がある。
勝って勝って勝ち続けて、優勝し、自分を作ってくれた御方にデータを届けなければならない。

お互い絶対に負けられない。必ず勝つ。
ロックマンにとっても、エアーマンにとってもこの戦いは特別なものだった。
857Classical名無しさん:08/01/23 21:07 ID:k2n1/to6
ニコロワ住民は大変な支援をしていきました
858 ◆jVERyrq1dU :08/01/23 21:07 ID:Naw/0IuI
「「勝負だ!!!」」

次の瞬間、ロックマンは横に移動しながらロックバスターを、エアーマンはエアーシューターを相手に向けて放った。
お互いの『弾丸』は敵に向かって超スピードで距離詰めていく。
二人ともこれまでの戦いの中で負傷している。ロックバスターであろうとエアーシューターであろうと一発が命取りだ。

前方から逆三角形の竜巻が押し寄せてくる。エアーシューターはロックバスターとは違い、
一度に複数の弾を放てる事が出来、点というより、面を攻撃するのに適した武器である。
ロックバスターよりも避けにくいのは確実だろう。そういった意味では、ロックマンは不利だった。

ロックマンは竜巻が眼前に迫ってくる間、ひたすらエアーマンを狙い撃ち続けた。
エアーシューターに弱点があるとすれば、それはロックバスターに比べて連射が出来ない事だ。
だから出来るだけ長く攻撃を続ける。自分の武器の有利な点を生かす。ロックマンはそう考えている。

エアーマンは動き回り、飛んでくる弾を避ける。何発か当たったがこれくらいは仕方が無い。
連続して当たらなければなんて事は無い。
エアーマンは手に持ったサテライト30を固く握り締めた。
(勝つためならば何だってしよう。俺はムスカに習って、奇策を使う!)
「武装錬金!」
エアーマンが増える。一人、また一人と増えていき、全部で四人になった。
増殖するに伴い、エアーマンの体力が削られた。四人のエアーマン達のスピードが落ちた。
(充分動き回るには4人が限度か!)

ロックマンは眼前に迫った竜巻をジャンプしてぎりぎりの所で避ける。
一発だけではない。何発も連続してやってくる。ロックマンは必死に避けつつ、
ロックバスターを難なく避けるエアーマンに気がついた。この距離からでは当たらないのか?
過去に何度もエアーマンと戦ったあの小部屋とはやはり少しだけ面積が違うようだ。
(やっぱり僕もエアーマンも何かのせいで性能が変わっている。だから当たらないんだ。だったら距離を詰める!)
ロックマンは竜巻を避けつつエアーマンに向かって走り出した。懸命に動いたおかげで竜巻は一発も体に当たっていない。

……!? 見間違いではなかった。エアーマンが四人に増えている。
「例の幻だな!? もうそんなものは通用しないぞ!!」

「やはり接近して来るか!だが甘い!『幻』と言っている時点で貴様の負けだ!!」
サテライト30は幻を作り出す道具ではない。『本物』の身体を増殖させる事が出来る道具なのだ。
「いくぞロックマン!! エアーシュータアアアァァァァ!!」
四体のエアーマンが一斉にロックマンに向かって竜巻を放った。ロックマンの視界が逆三角形で埋め尽くされた。
「四倍だああああぁぁぁ!!!」
さらにエアーマン達はロックマンの動きを封じるため、暴風を起こす。これでは接近する事も難しいだろう。

前方からは竜巻の弾幕。さらに、移動を制限する激しい向かい風。

(慌てるな、落ち着け。冷静になれロック!どうする、どうかわす?
右か左かそれとも上か!?エアーシューターの死角を探れ。見つけるんだ!)
大量の竜巻が押し寄せてくる中、ロックマンはいかに避けるか必死に観察し、思考した。
右に飛んでも、左に飛んでも竜巻から逃れる事は不可能。ならば上に飛ぶというのは……
(駄目だ、死角なんて無い。どこに飛んでも竜巻に当たる!!)

「ゲームオーバーだ!!スクラップになってしまえ!!」
エアーマンが叫んだ。彼の言う通り、このまま竜巻をくらえばスクラップになってしまう。
かといって、避ける事が出来ないのは明白である。

しかし、ロックマンは諦めていなかった。猛獣の如き脚力を最大限に使い、地面を蹴り、飛んだ。
飛ぶ方向は前。地面と水平に飛び、竜巻に頭から突っ込んで行く。
(避ける事が出来ないならこれしかない!当たる面積を最小にして防御!!)
ロックマンは両腕で自身の頭を守り、竜巻の弾幕に対して垂直に突っ込んでいく。
確かに避ける事が出来ないなら、この方法がベストなのかもしれない。
ロックマンの頭を守る両腕に痛みが走った。竜巻に切り刻まれているのだ。
「小細工した所で無駄無駄無駄ァッ!!竜巻の量は四倍だ!耐えきれるかロックマン!?」
860Classical名無しさん:08/01/23 21:09 ID:IkKbvFLg
N.C.ロワイアルは支援なのか?
竜巻のもたらす激痛がまず腕を襲い、続いて頭、胸、背中と次々に竜巻が被弾する。
腕が竜巻によって破壊されていく。腕を構成している部品が少しずつ切り刻まれる。
腕だけではない。頭も胸も足も同じだ。ロックマンの身体を竜巻がバラバラに分解していく。
やはり四倍のエアーシューターだけあって、竜巻の量も多かった。どれだけ耐えればいいのだろうか。
この攻撃はどれほどの痛みを味わえば、終了するのだろうか。
余りの痛みに気絶しそうだった。思わず悲鳴を上げる。ロックマンにはこの一瞬の出来事が何分にも感じられた。
全身が引き千切れそうなほど痛い。
しかし、ロックマンは希望だけは捨てていなかった。

(竜巻から身を守るために精一杯の事をした。今は凌ぐ時なんだ。ここは耐え切る、堪える。死なない!)
「うおおおおおおおおおお!」
ロックマンは無意識に雄叫びを上げ、気合を入れる。

地面が近づいてくる。もう襲い掛かってくる竜巻は無いようだ。全てどこかへ飛んでいった。
長く、激しい攻撃だったが耐え切れたようだ。今度はこっちのターンだ、とロックマンは意気込む。
ロックマンは地面に腹から落ちた。激痛により悲鳴を上げる身体をうつ伏せの状態から無理やり引き起こし、
エアーマンの位置を確かめた。さっきまでと同じように前方にいる。しかし一人しかいない。
残りの三人は前方にはいなかった。

「ど、どこだッ!!」
激痛で舌もよく回らない。ロックマンは周りを見渡した。残り三人のエアーマンは意外と簡単に見つかった。
後方に一人、斜め右後ろに一人、左側に一人、そして前方に一人。ロックマンは四人のエアーマンに囲まれていた。
嫌な予感が脳裏に走った。
862Classical名無しさん:08/01/23 21:11 ID:fcnPDgUE
見過ごてた支援はおっくせんまん!おっくせんまん!
「四倍エアーシューターを受けて生き延びた事は褒めてやろう。しかし、貴様の敗北は揺るがない」

(まさか……まさかエアーマンは)
ロックマンはエアーマンがしようとしている事になんとなく気づいたようだ。
ロックマンを取り囲んだ四人のエアーマン。この状況、このタイミングで、
エアーマン達がする事を予測出来ない程、ロックマンは愚かではない。
必死に次の対抗手段を考える。

「青ざめたな……勘のいい貴様は悟ったようだな。
この陣形を見てさっきの攻撃で死ぬよりも恐ろしい結末になるのに気づいたようだ」

(どうする。考えろ。冷静に、冷静になるんだロック!
奴は間違いなく四倍のエアーシューターを放ってくる。さっきは一方向のみからの攻撃だったからなんとかしのぐ事が出来た。
しかし、今度は四方向。周りから襲ってくる……)

さっきの方法ではもう通用しないだろう。かといって避ける事も出来ない。どうしようもない。
元々、武器の性能と数に差があったのだ。直線的な攻撃しか出来ないロックバスターのみのロックマンに比べ、
面を攻撃出来るエアーシューターや、手数を増やす事が出来るサテライト30を持ち、
おまけに暴風を起こす事も出来るエアーマンは、戦闘能力においてロックマンの上だった。

「逃れることはできんッ!貴様はチェスや将棋でいう『詰み』にはまったのだッ!」

考えろ、思考を冷徹にし、反撃の手段を編み出せ!奴は風を操る、僕にはロックバスターがある!
エアーマンを葬る最良にして最も効率的な攻撃方法を……!

「四倍エアシュータアアアァァァァァ!!!」
「ロックバスタアアァァァァァァ!!!」

エアーマン達が竜巻を放つと同時に、ロックマンは前方のエアーマンに向けてロックバスターを連射した。
竜巻が周りから距離を詰め、接近してくる間、ロックマンはわき目も振らずに一心不乱にロックバスターを撃ち続けた。
864Classical名無しさん:08/01/23 21:13 ID:fcnPDgUE
こいつら本当に支援する気があるのか?
865Classical名無しさん:08/01/23 21:13 ID:k2n1/to6
世界最強の援護 SIEN

(無駄な悪あがきをよくするものだ。こんな攻撃で一矢報いる事が出来るとでも思っているのだろうか。
ロックバスター程度、今ぐらい距離が開いていれば簡単にかわせる)

エアーマンはロックバスターの弾丸に合わせて跳び、空中に逃げて弾丸をかわした。
別に当たったとしても、それほど困らない。エアーマンは四体いるからだ。
わざと当たって、三体にし、疲労を減らす事も出来た。
エアーマンがそれをしなかったのは、ロックマンが渾身のロックバスターを避けられ、絶望の表情を浮かべるのを見たかったからだ。

空中でロックマンの様子を窺う。現在進行形で竜巻の弾幕がロックマンを襲っていた。
ロックマンはさっきのように地面と水平に飛び、自分から弾幕に飛び込むような事はしていなかった。
ただ背中を丸め、諦めたかのように俯き、地面に伏しているだけだった。

もはや防御でも何でもない。ただの『避難』であった。
まるで台風になす術も無く怯える人間共だ、エアーマンは思った。

次々と竜巻がロックマンにぶつかる。何発も何発も。
ロックマンは必死に耐えているようだ。背中を丸め、足を腹の方に寄せ、体全体を丸めてうつ伏せているだけである。
案外、防御の手段としては良いかもしれない。これはこれで当たる面積を最小限に出来る。
ロックマンはここも耐え凌いで、次に備える事にしたようだ。
自分が絶体絶命であるのはおそらくロックマンも気づいているだろう。
しかしここは形振り構わず防御せざるを得なかったらしい。はたして彼に反撃の機会はやって来るのだろうか。
867Classical名無しさん:08/01/23 21:14 ID:fcnPDgUE
支援が危ない!

(大したことはない。やはり俺の方がロックマンなんぞより優れている。長く時間がかかったが、ようやく証明する事が出来る。
この距離では奴にまともな攻撃手段は無いに等しい。この距離を常に保っていれば自分は負けない。
ロックマンに出来る事はただひたすら防御するのみ……!)
エアーマンはロックマンの無様な姿を見て、ほくそ笑んだ。宿敵の哀れな姿ほど気分を高揚させるものはない。

やがて、竜巻の弾幕はロックマンを通過し、あさっての方向へ消えていった。
ロックマンは竜巻が通り過ぎた後も立ち上がろうとしない。そのまま地面に伏している。
一向に動く気配がない。死んでいるのだろうか。エアーマンの位置からは夜の暗さもありどうもよく分からない。

(……死んだふりをして隙を突こうとしているのかもしれない。ここは念には念を入れ、完全なる止めを刺す!)

エアーマンはエアーシューターの発射口をロックマンに向ける。ただし一体だけ。
四倍エアーシューターは破壊力は凄いが疲労も並ではない。

「死んだふりをしているのかロックマン!」
試しに声をかけてみる。反応はなかった。依然として動かない。

「止めだロックマン。例え死んだふりをしていたとしても俺は貴様には近づかない……もう助からんぞ……!

  エアシュータアアアァァァァァ!!」

エアーマンは照準をロックマンに合わせ、エアーシューターを発射した。小型の竜巻がロックマンに向けて突き進む。
ロックマンは未だに動かない。エアーマンは今度こそ、本当に、勝利を確信した。

(完膚なきまでの圧倒的勝利……! 性能、知略、そして戦闘能力、全てにおいてロックマンを超えた……!
怨敵ライトの鼻っ柱を叩き折る。俺は勝ちましたワイリー様……!
あの憎たらしい宿敵をいとも容易く蹂躙した……!)
「ククク……ハハッ!ハハハハハハハハハハ!!」
エアーマンは高笑いをした。竜巻がロックマンへと距離を詰める。
869Classical名無しさん:08/01/23 21:15 ID:87GGwGnQ
すごく・・・おおきく支援かぶって

その時、ロックマンがぴくりと動いたのにエアーマンは気づいた。
高揚した頭を切り替える。まだ死んでなかったようだ。
(来るかロックマン!何をしようとしても俺は決して慌てない!冷静に貴様を鉄くずに変えてやる!)

エアーマンはロックマンが何かの方法を用いて攻撃してくると思っていた。
しかしその予想は外れていた。ロックマンは体の姿勢を変え、ただエアーマンから離れる方向へ地面を転がっただけだった。
竜巻が迫る中、必死に転がり続けている。あまりに滑稽で、惨め、エアーマンの目にはそう映った。
同時にエアーマンはロックマンの姿が何か可笑しくなってきた。あのロックマンが必死になって逃げているではないか。
惨めで哀れで、さきほどまでの動きはもはや見る影もない。

(ふふ逃げているだけか……!どれだけ転がったところで立ち上がらない限りはエアーシューターをかわす事なんて出来ない!
ふふふ、滑稽。滑稽だなロックマン)
「はははは!逃げるだけか!そんなものか、その程度かロックマン!!」
再び大口を開けてロックマンをあざ笑う。
「そら、竜巻が来たぞ!こっちを見てみろ、目の前に竜巻があるぞ!最後の光景としては悪くないだろう?」
竜巻がロックマンに、当たる。
「はははやった!当たった死んだ!!やりましたワイリーさまああぁぁぁ!!褒めてください!!」
871Classical名無しさん:08/01/23 21:17 ID:9yKtiSc2
TEAM 支援缶
872Classical名無しさん:08/01/23 21:17 ID:87GGwGnQ
イスラエルにトルネード支援!
873Classical名無しさん:08/01/23 21:17 ID:fcnPDgUE
ニコロワの支援レース




「甘いぞエアーマン!!!!」



エアーマンは目を疑った。竜巻がロックマンに当たると思った瞬間、
何かが竜巻によって巻き上げられ、まるでカーテンのようにエアーマンの視界を封じたからだ。
さらに嫌な事に、何かが巻き上げられたのと同じ瞬間にロックマンが地面を蹴る音が聞こえた。
エアーマンはロックマンを見失ってしまった。

(くっ!死んだふりだったのか。このギリギリ、土壇場の状況になるまで、奴は瀕死を演じていたと言うのか!!
それにしてもこれは何だ!)

エアーマンは視界を塞いでいる何かを見た。おそらく太陽が出ていれば難なくロックマンを見つける事が出来ただろう。
しかし今は夜だ。視界を塞ぐ障害物に加え、暗さもある。エアーマンにはほとんど何も見えない。
視界を塞ぎ、空中に巻き上がっているものは何なのか。目を凝らす。
やはり見えない。しかしこれが何かは分かった。自分の所に、巻き上げられた何かが降ってきたからだ。

(これは、この視界を塞ぐ物は……砂か!しかし、ここの地面は固い。岩や石だらけだ。飛ぶような砂なんてほとんど無いぞ!!
にも関わらず何だこの量は……!どうして視界を塞ぐほどの砂がある?この砂はどこから持って来たんだ!)

「エアーマン、忘れたのか?」
少し離れた所からロックマンの声が聞こえた。それと同時にロックバスターの銃撃音が響く。
増殖した三体の俺が攻撃されているのか!?エアーマンが気づいた時、何かが爆発する音が聞こえた。
一体がスクラップになったようだ。エアーマンはロックマンの言葉が気になった。
何を忘れたというのか。
875Classical名無しさん:08/01/23 21:19 ID:fcnPDgUE
支援大家族
876Classical名無しさん:08/01/23 21:20 ID:87GGwGnQ
ビートしえん

「僕はただ耐え凌いでいたわけじゃない」
今度は別の方向から声が聞こえてきた。そしてまたエアーマンの分身が爆発する音が響いた。
ロックマンはエアーマン達の位置を把握しているらしい。彼らが行動をとる前に決めてしまおうと、考えているようだ。

奴は俺にヒントを与えようとしているのか?エアーマンはロックマンの言葉の意味を考える。
しかし分からない。奴は何をしていたんだ。

(……クソッ!とにかくここは逃げなければ。奴がどこにいるか全くわからん!
俺達の位置はロックマンに完全に把握されているようだ。動き回って位置を変えなければ!
ロックマンの妙な言葉に翻弄されてては駄目だ!)

エアーマンは闇雲に動いた。もう一体の俺も自分と同じ思考に至り動き回っているはずだ、エアーマンはそう考えた。
しかし、後方から爆発音が響いた。ついに分裂したエアーマンは全て破壊され、元の一体になってしまった。

(逃げるのが遅れたか!しかし、こうやって動き回って奴に位置を把握されないようにすればなんとかなるはずだ。
もうサテライト30は使わない方がいい。あれは体力を使いすぎる!)

少しずつ舞い上がっていた砂が地面に落ち、視界が回復してきた。
回復するにつれ、エアーマンはロックマンを見つけようと懸命に見渡す。

(もうすぐ見つけれるはずだ。それにしてもこの砂はいったい何なんだ!?)

「ッ!?何だこれは!」

動き回っていたエアーマンは地面に開いた妙な穴に落ちた。いきなりだったため足が少し痛む。
穴の大きさは深さが約60cm、半径が約30pといったところだろうか。
878Classical名無しさん:08/01/23 21:20 ID:9yKtiSc2
支援がパーン!
879Classical名無しさん:08/01/23 21:22 ID:fcnPDgUE
もう、支援してもいいよね……
880Classical名無しさん:08/01/23 21:23 ID:87GGwGnQ
Nice sien.
「これはいったい……!」

エアーマンが困惑する間も空気中の砂は落下する。辺りは元の暗闇に戻りつつあった。

(この穴が何なのかはどうでもいい。さっさとロックマンを見つけなくてッ!)

エアーマンは背中に冷たい何かが当たっているのを感じた。
ロックバスターの銃口である。

「何よりも険しく、厳しい道のりだった。僕がお前に近づくためにどれほど苦心したか想像出来るか?」
後ろからロックマンの冷徹な声が聞こえた。次の瞬間、背中に衝撃が走る。
「ぐおおおお!」

背中に重い衝撃が走り、エアーマンは倒れた。余りの痛みにもだえ苦しむ。
それでも、悶えつつ、怨敵の顔を睨んでやろうと体を傾けた。
今には壊れそうでボロボロなロックマンがそこには立っていた。

「貴様いったい……!どんな方法を使って!」
「僕はあの時、うずくまっていた時、ただ凌いでいたワケじゃない。
穴を掘っていたんだ。ロックバスターで……!地面を……!石を砕き、粉砕し、細かく細かく、砂に変えた……!
お前に気づかれないようにしたり、砂が飛んでいかないようにするには苦労したよ」

ロックマンはロックバスターをエアーマンに向けた。その瞳には静かな殺意と純粋な怒りが宿っていた。
882Classical名無しさん:08/01/23 21:24 ID:4TpKpK2.
せやけどそれはただの支援や
883Classical名無しさん:08/01/23 21:24 ID:IkKbvFLg
しえんのじかん

「お前から見ればさぞ滑稽だった事だろう。案の定お前は僕を笑った……!
だが……それこそが狙い……!お前の油断を誘う事こそが狙い……!」

ロックマンが詰め寄る。完全にロックバスターの射程範囲。撃たれたら確実にかわせないだろう。
エアーマンが顔が少しだけ青ざめた。

「そしてお前は油断し、冷静になっていればなんとかなっていたであろう砂のカーテンに……」
ロックマンはにやりと笑う。
「動揺した……! そうだろう?あの時すぐに行動をとられていれば僕は終わっていた。

 さあ……!裁きの時間だエアーマン」

エアーマンは青ざめていた。ロックマンの姿に怯えているという事実を心中で必死に否定する。

(こ、コケにしやがって……!だが俺は何があろうと勝負を諦めたりしない。最後の最後まで死力を尽くして……

 勝利を勝ち取る!!)

ロックマンとエアーマンは、存在しないはずの心臓が、高鳴ったような気分になった。

((決着をつける!!))
885Classical名無しさん:08/01/23 21:25 ID:87GGwGnQ
支援の気持ちはきしめえええええええええええええええええええ
886Classical名無しさん:08/01/23 21:26 ID:fcnPDgUE
これはキモチのいい支援
887Classical名無しさん:08/01/23 21:26 ID:Cs93Ki3I
男でしょう?もっと支援しなさい!
「ロックバスタアアアアァァァァァァ!!!」
ロックマンが至近距離からロックバスターを連射した。

「エアシュータアアアアアアアァァァァァァ!!!」
その次の瞬間、倒れていたエアーマンは、ロックマンにではなく、目の前の地面に向かって竜巻を発射した。

「ぐああああ!」
地面に撃った竜巻によってエアーマンの体は傷つけられた。
しかし、これでいい。エアーマンの狙いは自身に竜巻を当てる事にある。

エアーマンは竜巻によって上空に吹き飛ばされた。さっきまでエアーマンがいた空間にロックバスターの弾幕が突き刺さった。
エアーマンが飛び上がった次の瞬間、ロックマンもボロボロの体で地面を蹴って飛び上がり、エアーマンを追った。

エアーマンは空中で反撃の態勢を整える。このままロックバスターの射程から逃れられたら良かったのだが、
そんな甘い相手ではない。

再び空中で対峙する二人。ロックマンはロックバスターを無我夢中で連射する。
エアーシューターが放たれるまでに出来るだけの弾を撃ち込みたい。
エアーマンに弾幕が命中した。ボディが壊れ、彼の体を構成する部品が壊れていく。
ロックマンはひたすら撃ち続ける。

「ぐっ!!だが甘いぞロックマン!俺がただやられると思うか!エアシュータアアァ!!」
「エアーマン!!真の覚悟はここからだ!!ロックバスタアアアァァァァァァ!!!」

ロックバスターが命中し続けるエアーマンからいくつもの竜巻が射出された。
瀕死のロックマンを真の死に追いやる凶弾。空中では避ける事も出来ない。
889Classical名無しさん:08/01/23 21:27 ID:9yKtiSc2
私は水着美女が大好きなタキシード支援!
890Classical名無しさん:08/01/23 21:28 ID:fcnPDgUE
支援するまで眠らない
891Classical名無しさん:08/01/23 21:29 ID:Cs93Ki3I
素敵な支援…ね、リリスにちょうだい?

何発かは外れ、後方へ消えていったものの、残りの弾は全てロックマンに命中した。
ロックマンは歯を噛み締め痛みに耐える。どこかへ飛んでいってしまいそうな意識を必死に繋ぎ止める。

「こんなもので……!こんなもので僕が死ぬか!!お前に殺された琴姫さんはもっと痛かったぞ!」

なおもロックバスターを放ち続ける。エアーマンもロックマンと似た、ボロボロの姿に変わっていく。

(い、いかん。このままではまずい!)
対抗手段を考える。次にエアーシューターを発射するまで少し時間がかかる。そこまでエアーマンの命はもつのだろうか。
(そうだ!)

「吹き飛んでしまえロックマン!」
エアーマンがとった手段は暴風でロックマンを吹き飛ばすというもの。
ロックマンを吹き飛ばしてロックバスターの射程から外れることが狙い。

しかし、エアーマンはロックマンを吹き飛ばすことが出来なかった。
お互い相手ばかり見て地面を気にしていなかった。そのため二人とも地面にうまく着地出来ずに、衝突した。
衝撃がもろに二人を襲う。

エアーマンはボロボロの体にムチを撃ち、ふらつきながら立ち上がった。
ロックマンを見ると起き上がってこない。ぴくりとも動かない。

「は、ははは!そりゃそうだ!ここで立ち上がればそれこそ化け物だ!はははは」

エアーマンは笑った。もはや立っているのも難しい。

「立ち上がるさエアーマン……!」
「は……」
893Classical名無しさん:08/01/23 21:30 ID:4TpKpK2.
支援の心は、この胸に!

ロックマンがゆっくりと立ち上がる。片腕は取れ、足はボコボコに変形し、腹は深くまで削れていた。
体の至る所に傷があり、火花が散っている所もある。身体はまさにスクラップ寸前だった。
それでも彼の瞳だけは不自然なほどに輝いていた。強靭な意志を宿して燃えていた。

「……ふ、ふふふボロボロじゃないか!俺もボロボロだがお前の比じゃない。
立ち上がったのには驚いたが、もう勝負の結果は火を見るよりも明らかだな!」
「……そうだなエアーマン。お前の敗北は火を見るよりも明らかだ」

「はは……」

エアーマンの心に怒りの炎が燃え上がった。

「嘗めるなよロックマン!!」

エアーマンが怒りの叫びを上げるのとほぼ同時に、ロックマンはエアーマンに向けて走り出した。
足が変形しているため、その動きはぎこちない。

「来るかッ!」
もう何発目だろうか。エアーマンは走りよってくるロックマンにエアーシューターの照準を合わせた。
おそらくロックマンのボディはもう死んでいる。彼を支えるのはエアーマンから皆を守りたいという意思だけだ。
ロックマンは懸命に走りながらロックバスターを放つ。少しでもエアーシューターを撃つのを遅らせたい。

「エアシュータアアアァァァァ!!」
ロックマンは死に物狂いに走り、エアーマンに飛びついた。すぐさまエアーシューターの発射口を体全体で塞ぐ。
「貴様!」
「お終いだエアーマン!僕もお前も!」
竜巻が発射されロックマンの体を切り刻む。発射口を塞いでいたので竜巻の全てがロックマンに命中した。
しかし、竜巻で傷つくのはロックマンだけではない。
895Classical名無しさん:08/01/23 21:31 ID:87GGwGnQ
あんこ入り☆支援ライス
896Classical名無しさん:08/01/23 21:31 ID:fcnPDgUE
各国の『支援』を検証してみた

(さっきエアーマンが地面に向けて竜巻を放って、飛び上がった時、僕は見た。竜巻で奴の体が傷ついていた。
何かでエアーシューターの発射口を塞げば奴も傷つくはずだ)

「ぐあッ!」
自身の腹の辺りで自分の竜巻が暴れた。内側からの破壊だ。
体の中が熱くなってくる。このままではまずい。

(だ……駄目だ……このままでは死ぬ……!爆発してしまう)
「何か、何かを……!」
エアーマンは思索する。その間も次々と竜巻がエアーマンとロックマンを襲う。

(エアシューター、サテライト30何でもいいから助かる術を、術を……!)
サテライト30を握り締める。慌てているためか、結局何も思いつかない。先ほどロックマンに言った言葉が思い出される。
もうエアーマンは、『詰み』だということだ。

「うがああああ! 助かる術助かる術、助か、たす……!」
(そ、そうだ!サテライト30を使)

「ロックバスタアアアアァァァ!!」

エアーマンの頭に向けて最後のロックバスターを放つ。エアーマンの頭部が砕け散っていく。
次の瞬間、エアーマンはロックマンを巻き込み粉々に爆発した。

ロックマンも爆発により身体が吹き飛び、胸から下が引き千切れた。

頭と胸部だけになったロックマンは地面に激突する。
もはや痛みすら感じなかった……。
898Classical名無しさん:08/01/23 21:33 ID:4TpKpK2.
支援は力だぜ!
899Classical名無しさん:08/01/23 21:34 ID:fcnPDgUE
ティウンティウンティウン……支援

 ▼ ▼ ▼
……僕はぼんやりと空を眺めていた。僕の体は胸から上しか無い。
それから下はどこかに飛んで行ってしまった。捜そうとは思わない。
というより、捜せない。

僕はもう長くないだろう。次の瞬間には死んでいるかもしれない。まだ意識を保てているのが不思議なくらいだ。

エアーマンから逃げようとすれば逃げれたかもしれないな。
僕は苦笑した。

だけど、ここまでがむしゃらに戦った事に後悔はない。
僕の心を満たすのは大きな満足感とほんの少しの不安だけだ。
不安というのはロールちゃんや遊戯君達の事。
彼らは生きてこのゲームから脱出出来るのだろうか……。
いや……きっとやってくれるはずだ。僕がエアーマンを倒したように、皆も続いてくれるはず……。
きっと……このゲームから脱出してくれるはずだ。

僕は、僕の仕事を果たした。我ながらよくやったものだ。
死ぬ事への恐怖なんて微塵もない。それよりもここまで僕に着いてきてくれた僕のボディに感謝したいくらいだ。
仕事をやり切ったという心地いい達成感がある。結構、嬉しい。

頭の回転が遅くなって来たような気がする。そろそろか……。

ふと、この殺し合いで最初に出会ったスパイダーマンさんの事を思い出した。
仲間を集めるためにテニスボールを配ろうとしたんだ。あれが始まりだった。

僕はなんとなく呟いてみる事にした。おそらくこれが最後の言葉だろう。
遺言……とはちょっと違うか。別に誰かに聞いてもらう必要も無い。
ライト博士とよくした口の動作テストみたいなものだ。

僕より先に死んでしまったスパイダーマンさんへの報告だ。
901Classical名無しさん:08/01/23 21:37 ID:Q8rJrg2Q
YOKODUNAやティアナがいなくなって寂しかったニコロワですが、
このSSが来てからはこの支援が楽しくなり──
902Classical名無しさん:08/01/23 21:38 ID:fcnPDgUE
グランド支援

「スパイダーマンさん……僕たちがテニスボールを配り、仲間を集めようとした事は無駄じゃなかったよ」

死に際だと言うのに驚くほど穏やかな声が出た。ああ、神様、もしいるのならどうか最後まで言う時間を下さい。

「僕が死んでも仲間達が後を継いでくrっっ!」





ガシャン!! 『ティウンティウンティウン――――』




何者かがロックマンの頭部を踏み砕いた。その何者かは機能が完全に停止したロックマンを見下し、冷笑を浮かべた。

エアーマンは生きていた。

「クッ!クカカカ!ハハハハハハハ!」
ロックマンに比べればいくらかまともなものの、
それでもボロボロなエアーマンはここぞとばかりに身体を大きく揺らし大笑いした。


悪あがきというものはしてみるものだ。あの時、ロックマンにとどめを刺されかけた瞬間、
最後の手段として必死にサテライト30を使ってみた。
体力を相当消耗していたので正直言ってうまくいくとは思っていなかった。
まさに悪あがきだ。結果は言うまでもない。
904Classical名無しさん:08/01/23 21:39 ID:Cs93Ki3I
他人の支援は無常に滴る蜜の味で
905Classical名無しさん:08/01/23 21:40 ID:87GGwGnQ
支援、支援、つるぺた支援

なんとか分裂出来た!
元の俺はそのまま消滅してしまったが、『俺』は違った。逃げ切る事が出来た。
背中からの爆風が少々熱かったがな。

「ハハハ!思ったよりも使い勝手がいい武器だ!」

俺はふらふらしながら、心地のよい充実感の中、ロックマンの体を踏み潰した。頭も、肩も、胸もだ。

しこたまプレスした後、俺は半ば倒れるような感じで潰れたロックマンの上に座った。
体はボロボロで重い。しばらくは動けそうにない。
ロックマンのパーツを使い、ムスカの智恵を借りればなんとか修理出来るだろうか。

「ククク、確かテニスボールがどうとか言ってたな」
近くに落ちていたロックマンのデイパックからこぼれているボールを見た。

おそらくゲームに乗っていない参加者にボールを配っていたという所だろう。
あれは奇襲に利用出来るかもしれない。まあ、そこら辺の事はムスカに任せよう。

自分の尻の下にあるロックマンの体を見る。ははは、無残なものだ。
それにしても笑みが止まらない。
ボディは限りなく疲弊しているが、俺の心を満たすのは特大の満足感だけだった。


ロックマンは自分の仕事を果たしたと満足して逝ったのだろうか。
どれだけ頑張っても、どれだけ身を裂いても、
何回やっても何回やってもロックマンはエアーマンを倒せなかった。
907Classical名無しさん:08/01/23 21:41 ID:fcnPDgUE
待て、慌てるな これは孔明の支援だ
【ロックマン@ロックマン2 死亡】
【残り34人】

【エアーマン@ロックマンシリーズ】
[状態]:疲労困憊、全身ボロボロ、最高にハイ
[装備]:サテライト30@真赤な誓い
[道具]:支給品一式(水一本消費)、ねこ鍋@ねこ鍋
[思考・状況]
1.しばらく休んだ後、ムスカを捜し、ボディの修理を試みる
2.他の獲物を捜しながら、元の世界にはなかったデータを集める
3.ロール。そして俺の邪魔をした者たちは必ず倒す
4.しばらくはムスカと同盟を組み、協力する
5.優勝して元の世界に帰り、ワイリー様の世界制服計画を再開する
6.テニスボールを何かに利用出来ないかな
【備考】:首輪の代わりに動力源に爆弾が埋め込まれていることに気付きました
【備考】エアーマンの近くにロックマンの下半身と支給品が落ちています
909Classical名無しさん:08/01/23 21:45 ID:wHDASK4s
投下乙!
予想はしていたが……ロックマン遂にティウンティウン\(^o^)/
そして空気男はようやくサラマンダー脱出なるか!?

それにしてもテニスボールってもしかして死亡フラグそのものだったのでは
910Classical名無しさん:08/01/23 21:45 ID:fcnPDgUE
投下乙!熱く燃える闘いでした
やっぱりエアーマンには倒せない補正があるのな
エアーマン、エアマンダーとか言われてたが少しはマシになってきたんじゃないかね
ジョジョネタいっぱいでワロタwまぁ、ロックマンとエアーマンはここでは宿敵みたいなもんだからな
911 ◆jVERyrq1dU :08/01/23 21:45 ID:Naw/0IuI
投下終了です。
正直、砂のカーテンとかはやりすぎた気もする。

後、早速だけど修正
>>884のエアーマンの台詞を「勝利を勝ち取る」から「勝利をもぎ取る」に変えます。
912Classical名無しさん:08/01/23 21:46 ID:k2n1/to6
投下乙!
ロックマンも逝ったか…
テニスボール持ってる奴って残り何人だっけ?
913Classical名無しさん:08/01/23 23:07 ID:LjzKBtiE
テニスボールなんてすっかり忘れてたwwww
914 ◆jVERyrq1dU :08/01/23 23:29 ID:Naw/0IuI
時間と場所を忘れてた。エアーマンの状態表に追加
【C-3 山道中央部・高台/一日目・夜中】

Wikiの人お願いします…
915Classical名無しさん:08/01/23 23:38 ID:9yKtiSc2
今wiki見てきたけど、知らない内にSS数150超えたんだなw
残り人数も半数を超えたし折り返し地点ってとこか?
916 ◆irB6rw04uk :08/01/23 23:57 ID:0snWga3w
TOMITAKEとねずみを予約してもいいでしょうか?
917Classical名無しさん:08/01/24 00:01 ID:A3SPkq1g
いいんでね?
918Classical名無しさん:08/01/24 01:12 ID:ilK1sYfg
>>916
よし、やっちまえ

で、空気キャラはいるかね?
919Classical名無しさん:08/01/24 01:40 ID:aadswjxU
おじいちゃんがいるね。

あとニーカスロールSuicaが別の場所に移動したら、MAP更新したほうがいいと提案いたします。
暴走機関車と最もドス黒い悪役が会うのかしら〜?
920Classical名無しさん:08/01/24 01:48 ID:7I0EP0Jw
あとは社長組とか、首輪とかの考察入れなきゃいけないけどな!
921Classical名無しさん:08/01/24 01:50 ID:ilK1sYfg
おじいちゃんは自己リレーになっちゃうな……
首輪の考察……OK、俺はしばらく様子を見るぜ!
922Classical名無しさん:08/01/24 07:55 ID:knsyA7SU
>>921
橋で見張ってるクラモンと戦闘になりそうだけどなw
今の所、おじいちゃんの活躍と言ったら蜘蛛男と共闘したあたりかな?
923Classical名無しさん:08/01/24 07:58 ID:V2mgspW.
首輪には何らかの魔法的要素が関わってるはず

じゃなきゃデジモンの進化に対応なんざできねえ!
924Classical名無しさん:08/01/24 09:47 ID:VJjnR.aQ
>>923
合言葉は「コイヅカ君が一晩でやってくれました」だ!

>>922
クラモン配置も同じ人なんだがなwww
925Classical名無しさん:08/01/24 17:05 ID:tynzFs7k
いや、デジモンだから科学的つーか電子的かもしれん
ひょっとしてこの会場どこかの世界のデジタルワールド?
926Classical名無しさん:08/01/24 17:21 ID:lL4fkNNw
ゲームの中の世界ってこともありえるのか。
またややこしくなりそうだww
927Classical名無しさん:08/01/24 18:06 ID:9Td6iFDE
実は全部バーチャル世界
それなんて乃亜編?
928Classical名無しさん:08/01/24 18:17 ID:yMmjhpJs
そういえば、十代とユベルは出てなかったんだっけ・・・・・・。
あの、愛コールが見られないのか。
929Classical名無しさん:08/01/24 18:30 ID:VJjnR.aQ
>>928
残念ながらあまりネタが出てなかったからな……
930 ◆jU59Fli6bM :08/01/24 18:47 ID:ZYmaLVJ2
ボブ術でググってた俺が通りますよ
城組とTASRAC予約します
931Classical名無しさん:08/01/24 19:08 ID:9Td6iFDE
検索結果が非常に気になる
932 ◆jU59Fli6bM :08/01/24 19:45 ID:ZYmaLVJ2
(ボブ術:ボブ・ロス画法)
Aitsu koso ga Tennis no Oujisama
「アイツの家、ボブ術(実際は古武術)の道場をやってるんだ」
とテニプリ・ミュージカルの空耳字幕にありますが、
何と実在するのです…なんて


こんなのが一番上に来ました。
つまりピヨシの家は絵画道場だったんだよ!
古武術だと微塵も思ってなかったぜ…空耳って恐いな。
933Classical名無しさん:08/01/24 21:00 ID:m1jE3Svk
ニコニコでもボブの絵画教室ってんもっがあってなぁ
ちょい人気だったんすよ。まぁ、死んだ人をパロロワに参加させるのも酷ってもんでしょ

まぁ、カオスじゃ平気で歴史上の人物とか参加させてるけどな
934Classical名無しさん:08/01/24 21:01 ID:WDoprczI
ね?簡単でしょ?
935Classical名無しさん:08/01/24 21:51 ID:aadswjxU
>>933
え、亡くなってたの?

というかバリバリ生きてる外山さんを鉈でスクラップ&スクラップしてるほうがどうかと思う。
イチローとかYOKODUNAとか原型なくなるまで(というか見た目以外全部)改造してるならともかく。

だけどどうしてキーボードクラッシャー本人が出場してないのか未だにわからない。
936Classical名無しさん:08/01/24 21:52 ID:vA8KP10E
>>935
そりゃあ、会話どうすればいいか誰も思いつかなかったからじゃない?
937Classical名無しさん:08/01/24 21:57 ID:CCASvg32
ボブさんはニコニコで有名な画家。

死んでる人は駄目という理論で行くと戦国ロワとかに宣戦布告とみなされる

ニコニコRPGのおかげで、キークラも今なら書ける気がするけどね
938Classical名無しさん:08/01/24 21:58 ID:0hkbYZaE
友人とかなら、そのスタンスからオリキャラ化できるけど、キークラはよくわからんからなあ
実際出ても持て余されてたと思うよ?
まあ、今ならニコニコRPGがあるけどな
939Classical名無しさん:08/01/24 22:55 ID:asrXlBbc
すっげぇ今更だが一日も終わる頃なのにトミーがまだ生き残ってるとはw
940Classical名無しさん:08/01/24 22:57 ID:m1jE3Svk
いいや、もうそろそろ時報だろ
それに一緒に予約されてるキャラの行動によっては殺されることだってあるかもわかんねぞぇ
941Classical名無しさん:08/01/24 22:58 ID:.aMATRpo
天皇陛下の名誉のために優勝を目指すキークラというのをひそかに妄想している俺
942Classical名無しさん:08/01/24 23:00 ID:WDoprczI
暴走するキークラを見て、症候群との関連性を考え出すトミーやイリーをだな。
943Classical名無しさん:08/01/24 23:07 ID:CCASvg32
実はトミーでネタを考えてた
ちゃんと鼠トミー投下されたら没投下するかな
944Classical名無しさん:08/01/25 00:48 ID:E.9tCjqo
キークラは妹様とでも組ませて狂気オーエンタッグをかんがえたことがある
945Classical名無しさん:08/01/25 05:05 ID:KlYC.QVY
海馬「貴様はゲームに乗っているのか!?」
キー「イスラエルまでトルネードスピーン!!!」
海馬「聞いているのか?」
キー「タピオカパン!!」
海馬(無駄か…)
キー「フォオオオ!!」
海馬(マズイな)
キー「天皇陛下バンザァァァァイ!!!」
海馬(何!?)
946Classical名無しさん:08/01/25 08:28 ID:f0KeglQE
真面目な話、社長ならドイツ語くらい知ってると思うけどなw
947Classical名無しさん:08/01/25 11:45 ID:OAGPopKA
KCグランプリで没落貴族さんことジークと会話してたし、
一応は知っているんじゃないっすっかね

ああ、キークラは日本語っぽく話す仕様なのか
948Classical名無しさん:08/01/25 12:16 ID:o64GhQcg
KCと聞くとどうしてもあの人が…
949Classical名無しさん:08/01/25 12:44 ID:8Sjzt3/I
K海馬 Cコーポレーション
950Classical名無しさん:08/01/25 14:03 ID:p31VSP4c
キークラの言語に関してはほんやくコンニャクでなんとかなるだろう

知ってる人は結構いると思うけどキークラにはこんな特技があるんだぜ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2035938
951Classical名無しさん:08/01/25 16:07 ID:ckjRM3ng
すごく今更で申し訳ないが◆CMd1jz6iP2さんのStarsStrikeに多分、過去のSSと矛盾している所があった。

「二人合わせばレッドベジーモンの知恵」で
萃香はKASの話の重要な点を聞かずに塔を出て行ったとあるので、萃香は監視とか電車とか若本とかの事は知らないと思うんだけど。
海馬達の事を聞いて、その後すぐに塔を出て行ったみたい。
952 ◆CMd1jz6iP2 :08/01/25 16:39 ID:6.XxIvms
>>951
いやいや、ご指摘感謝します

>>萃香さんはKASさんの話をほとんど聞かずに出て行きました。
>>今思えば、無理やり止めてでもKASさんの話を一緒に聞くべきだったのです。

読み直したらその通りでした、把握しきれてなかったようで申し訳ない
今日中にしたらばに修正を投下したいと思います。


したらばに変なスレ立ってるから管理者に削除依頼しといたけど良かったのかね
953Classical名無しさん:08/01/25 18:15 ID:7xYItjhY
阿部さんの項目を更新してみました。
問題があれば削除します。
954したらば管王理人:08/01/25 18:22 ID:PiJHNdrQ
実はパスをLSのしたらばと混同してて涙目だったのは内緒だ。
955Classical名無しさん:08/01/25 18:26 ID:PiJHNdrQ
>>953
とうとうこのロワにも来たか…って何このカオスwwwwwwwwww
956Classical名無しさん:08/01/25 18:27 ID:PiJHNdrQ
あ、そうだ。カービィはパッチ奪って男と認識し直したみたいよ
まあ今のスタンスから考えりゃあまり関係ないが
957Classical名無しさん:08/01/25 18:38 ID:JSR0ZgBs
阿部さんの項目吹いたwww

まだ夜から動いてないのはムスカはおいといて
おじいちゃんと閣下組3人かな
そういや最近書いてる書き手さんって5人くらいだろうか
958 ◆CMd1jz6iP2 :08/01/25 20:32 ID:6.XxIvms
修正案を投下しておきました。
これで大丈夫かと思われますが、何かまだ修正箇所があったらご指摘を。
959Classical名無しさん:08/01/25 22:03 ID:5RMizZo6
>>953
乙!
アニロワ2ndの参加者別ページがとても見やすかったから、ニコロワでもこうだったらなぁと思ってたところだw
wiki編集してみたいけど、どこか練習できる場所は無いのかな?リンクも貼るwiki編集は今までやった事無いんだ。
960Classical名無しさん:08/01/25 22:10 ID:mAOWPm5s
リンクの場合は
半角の大かっこ “ [ ” を4つ組み合わせればその項目にリンクするぞ
こんな感じ↓
[[ニコロワ]]
http形式だったら何もしなくてもリンクできるけどね

書いてるテキストとは違うとこにリンクしたい時は右の不等号使えばおk→ “>”

[[こちら>ニコロワ]]
って感じだ
961959:08/01/25 22:14 ID:5RMizZo6
>>960
dクス。今日はちょっと無理だけど、明日は休みだから時間あれば参加者詳細でも書いてみる。
SSは書けないから、それ以外のとこで貢献したいのよ…
962Classical名無しさん:08/01/25 23:01 ID:ckjRM3ng
>>958
乙! 大丈夫だと思います。
963Classical名無しさん:08/01/26 00:23 ID:e1na28ow
>>961
死者スレはいつでも君を待ってるぜ!
964Classical名無しさん:08/01/26 01:13 ID:go9WWuz.
ええい、業者めまだしたらばを荒らすか
アク禁じゃーってやってるけど無駄なのか?
965Classical名無しさん:08/01/26 11:42 ID:mGs5SMe.
ニコニコにあった らきすたプレイ動画
つかさがこっちに劣らず真っ黒じゃねーかwwww
966Classical名無しさん:08/01/26 15:16 ID:FktqV5h6
友人動画更新来てたぜー。

友人マリオ2直後からの参戦とはいえ、あのエスパーっぷりはロワでも
是非魅せたいところだ
967(1/2):08/01/26 18:46 ID:duKzBNMo
【確定参加者・場所・時間別一覧表】
夜   A-2 雪原                  ストーム1
夜   C-2 川を越えている最中        TASさん、クラモンB*4、クラモン(ケラモン)C*1
夜中 C-2 滝周辺.                阿部高和
夜中 C-3 洞窟前.                ゴマモン(メガシードラモン)、柊つかさ
夜   C-3 山道中央部.             天海春香、園崎魅音、武藤遊戯(闇遊戯)、ムスカ
夜中 C-3 山道中央部・高台          エアーマン
夜中 C-3 南東部.                カービィ、矢部野彦麿、アリス・マーガトロイド、(アサクーラ)
夜   D-1 城・書斎                海馬瀬人、高槻やよい
夜   D-1 城・寝室                双海亜美、日吉若
夜中 D-3 草原.                  永井博之、竜宮レナ、友人、キョンの妹、ピッピ、水銀燈、泉こなた
夜   D-4 塔.                   ニート、ロールちゃん、KAS、
夜中 E-3 民家                  富竹ジロウ
深夜 E-3 町・薬局前.              博麗霊夢、ヨッシー
夜中 E-3 町・薬局内部.             八意永琳、古泉一樹、涼宮ハルヒ
夜中 E-3 民家                  チューモン(元クラモンA)
夜中 E-4 塔前                  伊吹萃香


968(2/2):08/01/26 18:47 ID:duKzBNMo
【死亡確認者・場所一覧表】
見せしめ                   海馬モクバ
見せしめ                   双海真美
深夜 A-1  祠のトイレ           キョン
早朝 A-4  森(埋葬済み)         ワドルドゥ、琴姫
朝   B-1  草原               鈴仙・優曇華院・イナバ(消滅)、高町なのは
昼   B-2  橋の手前           柊かがみ
午後 B-2  橋の手前          菊地真
深夜 B-3  山頂(埋葬済み)       白石みのる
深夜 C-1  湿原               ドラえもん
朝   C-3  北部・山の麓(埋葬済み) 福山芳樹
朝   C-3  山道脇.             暗黒長門(消滅)、朝倉涼子
夕方 C-3  北西部.洞窟         いさじ
夕方 C-3  山道東部           スパイダーマン
夜中 C-3  山道中央部・高台.      ロックマン
朝   D-1  城内(埋葬済み)       永井けいこ、削除番長
深夜 D-2  草原               道下正樹
夜中 D-3  塔前(伊吹萃香が所持)  ティアナ=ランスター
黎明 D-4  草原               如月千早、越前リョーマ
昼   D-4  草原              ピカチュウ
夕方 E-2  河原              お覇王、霧雨魔理沙
深夜 E-3  町                 インセクター羽蛾(消滅)
昼   E-3  町                オメガモン
深夜 E-3  町・薬局前.          YOKODUNA
黎明 E-4  塔内部             小笠原祥子
午後 E-4  塔屋上            外山恒一
午後 E-4  塔の下            前原圭一
昼   E-5  草原(埋葬済み)       サトシ(闇サトシ)、永井浩二
午後 E-5  草原              フシギダネ
早朝 E-5  草原              園崎詩音(消滅)
朝   E-5  草原              イチロー
【残り34人】
969Classical名無しさん:08/01/26 18:54 ID:duKzBNMo
予約状況
◆irB6rw04uk TOMITAKEとねずみ
◆jU59Fli6bM  城組とTASRAC
970Classical名無しさん:08/01/26 18:57 ID:duKzBNMo
そろそろ次スレが欲しくなって来たけど、立てていい?
971Classical名無しさん:08/01/26 19:07 ID:wKM587Qk
>>970
頼みます
972Classical名無しさん:08/01/26 19:18 ID:duKzBNMo
973Classical名無しさん:08/01/27 04:11 ID:8mQqkNo6
んじゃ、こっちは埋めて平気かな

参加人数、もう半分と言うべきか、まだ半分と言うべきか
974Classical名無しさん:08/01/27 04:32 ID:jGuacGpI
ラウンジクラシック板の特性上「埋める必要はない」んだぜ
残り27KBあるしおすすめ動画でも貼りながらのんびり1000までいこう
975Classical名無しさん:08/01/27 08:35 ID:4ETsR00Y
どっこいシグナム君
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm387276

「ローゼンメイデン」を内容01ミリも知らない俺がアフレコしてみた
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1806292
976Classical名無しさん:08/01/27 09:20 ID:BADaCHrQ
TASさんを描いてみた
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1963492
977Classical名無しさん:08/01/27 09:40 ID:CvCvqfKo
>>974
>>ラウンジクラシック板の特性上「埋める必要はない」んだぜ
そんなのあったのか。kwsk
978Classical名無しさん:08/01/27 09:42 ID:CvCvqfKo
おっと、おすすめ動画貼り忘れてた
ニコニコ動画物語.wavを300人で戦ってみた
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1253126
実在人物の最限度が異常w
979Classical名無しさん:08/01/27 10:22 ID:U7YUvpRw
プ口ジェクトX 世界海馬ランド計画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm769501

世界が嫉妬する海馬コーポレーション
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1916273

yu-Gi-ONG
http://www.nicovideo.jp/watch/sm874641

アンパンマンと真赤な誓い
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1719345

-実写版 メタルギアソリッド- これぞ、外人クオリティ!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm138434
980Classical名無しさん:08/01/27 11:08 ID:aRp.8ekU
チルノ放浪記
低能力のチルノがなぜか最強になっていく三国志動画。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1097743
↑これが
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2091213
こうなる。
981Classical名無しさん:08/01/27 15:26 ID:1rJlQ1Os
◆irB6rw04ukさん、予約延長の報告ないな
まだ4日目だから神経質すぎるとは思うけど。
982Classical名無しさん:08/01/27 23:00 ID:MibK9O0Y
YOKODUNAの所持品どこ行ったっけ?
最強の改心アイテム億千万の思い出があったはず
983Classical名無しさん:08/01/27 23:24 ID:mw1OASlc
>>982
霊夢が全部持ってっちゃったな
てかあれ改心アイテムだったのかwww
984Classical名無しさん:08/01/27 23:34 ID:MibK9O0Y
多分元がいい人なら思ひ出で改心してくれるはず。
YOKODUNAとかもこう力だけじゃなく神聖に礼節とかを重んじてTORIKUMIしてた時とか、OYAKATAから学んだ義の心とか…
そんな日々を思い出してダークサイドからの帰還を…
985Classical名無しさん:08/01/28 06:29 ID:Vs5zA9Uk
ドリル二刀流のスパイラル霊夢こそ改心が必要
あんな荒んだままじゃ間違いなくクロスミラージュの餌食

みおんw
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1024
986Classical名無しさん:08/01/28 07:40 ID:IhBEBE/Y
>>984
元がいい人でも、友人だとマーダーになりそうな気がするのは俺だけか?
987Classical名無しさん:08/01/28 20:08 ID:rpI/u306
元がいい人と言うよりロワとかパロディで黒く染まった人だな。

つかさは…みんなの思い出で少なからず心は揺れるかもね。
988Classical名無しさん:08/01/28 21:21 ID:RYe7I6gE
最近のニコニコにおけるつかさだと逆に大暴れしだすかも……つかさ好きは病気的な意味で。
989Classical名無しさん:08/01/30 22:40 ID:gFhxEXCE
>>978
「戦ってみた」シリーズはもっと評価されるべきだよなw
というわけでオススメ埋めに参加せざるを得ない

町田で停まってすぐ発車 〜狂気の横浜線〜
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1040706

大変な途中下車シリーズといえば、「JR東日本は大変な〜」が一番人気だろうけど、横浜線シリーズも完成度が高いのでオススメ。
990Classical名無しさん:08/01/31 16:39 ID:tvd3gtp6
流星のなく頃に 蟹隠し編
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2174277
991Classical名無しさん:08/02/01 14:53 ID:cCQbbTVI
ひろくんはSIRENをDo night say tuned
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1746453
992 ◆qwglOGQwIk :08/02/01 21:32 ID:uFCwGbqE
埋めついでに予約でもしようかなー。

おじいちゃんとつかゴマ予約。
993そろそろ弾幕で埋めるか:08/02/03 20:00 ID:vqf9znzg
貴候の首は柱に釣るされるのがお似合いだ!
994Classical名無しさん:08/02/04 00:58 ID:6THqHAAE
ヨーシ、ボグモカッコイイウメミセデヤ゛ルゾー
995Classical名無しさん:08/02/04 23:42 ID:nXSK2FUw
ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)
996Classical名無しさん:08/02/04 23:58 ID:.vLu5SwI
イ゛ェアアアアア!!
997Classical名無しさん:08/02/05 00:52 ID:hVuw/gPo
998Classical名無しさん:08/02/05 01:11 ID:hVuw/gPo
999Classical名無しさん:08/02/05 01:22 ID:ahdW2FmE
   ,  ´ ̄`Y´  ̄`ヽ
    /            \
   /               ヽ
   ,' / ,   /  ,   i  |  i ヽ
   | i ! / / イ ! |  / / | |/
    i | //∠/| / //_|∠| /i/
    〉-、 |`‐゙='-`| //-゙='‐1‐v'
    !f`i i|  ィ   '〈!'    ,|f リ      今だ、このスレの1000は俺のDA−−−−−−!!!
    .ヽニ/ .!  iニニニ'7  /ァ'
    レ   |   v−y  //-‐ 1
    / o  |\ ` ̄ .イ/   |
   d  ,. -‐┴i ヽ- ' ! _, ―┴ァ
  ‐┴'    o | ̄ ̄ ̄「    /
1000Classical名無しさん:08/02/05 01:29 ID:o17CMDUg
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