競馬「既女おるー?」
既女「あら競馬、どうしたの?」
家庭科準備室にやって来た競馬。その顔はなんとなくしまりが無い
競馬「一緒に飲まへん?いい酒手に入ってん」
競馬の手には一升瓶とワインが、教師が校内で持つものではない
既女「あら珍しい、昨日は勝ったのね。
今日は奢らされるのを覚悟してたのに」
それでも動揺しないのは、いつものことだからである
競馬「いつも負けてるみたいな言い方すな」
既女「あら、今までのツケがいくらか忘れたの?」
競馬「う・・・そんな事忘れて飲もうや!な!」
既女「忘れませんよ、いつか返してもらいますからね
今月は厳しいんだから」
競馬「がめつ・・・」
既女「あなたねぇ・・・まったく、よくそんなんで教師になれたわね」
競馬「ほっとけ。それを言うならお互いさまやろ
結婚したときに絶対仕事やめると思っとったわ」
既女「この仕事好きだもの。生徒達も可愛いしね」
競馬「若いツバメでも捜してるんか?」
既女「なに言ってるのよ、捜すならもっとばれないところで捜すわよ」
競馬「おいおい・・・ええんか?そんな事言って」
既女「もちろん冗談よ。それよりあなたこそ昔はギャンブルで食っていく!なんて言ってたくせに
なんだかんだで続けてるじゃない?」
競馬「そやなぁ。なんだかんだ言って頼ってくる生徒は可愛いしな
見捨てられへんやん?」
既女「あなたらしいわ」
その後飲み続ける2人だが、教頭に見つかり大目玉
しかし既序が教頭の秘密は握っているため処分は無し
まさに既序ハラグロスである
競馬「あんたも変わってへんな」
既女「うふふ」