話ぶった切って独演会。
ある朝、家の近くの公園で武道の稽古をしている三戦。そこに週漫が通りかかる。
【週】わー、遅刻遅刻ー!
公園を突っ切ろうとする週漫。何故ならここが近道だからだ!
【三】(またあの子ね、ふふっ)
と思いつつ稽古を続ける三戦。ところが素振りの最中、目の前で週漫が派手に転けた。
【週】いーったー……。
【三】大丈夫? 血が出てるじゃないの!
【週】大丈夫だって、よくあることだし。
【三】よくあることって、もしバイ菌が入ったらどうするの!
そこで消毒くらいして行きなさい! 後で馬で送ってあげるから!
【週】──……
【三】な、何よ?
【週】お姉さん、意外と優しいんだね。
【三】(///) そんなこと言ってないで、さっさと消毒!
遅刻するわよ、いいから早く!