スクールランブルIF20【脳内保管】

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864針と糸 1
昨日、マンガで無理をしたのがいけなかったか、風邪をひいたようだ。
まさか授業中倒れて保健室に運ばれるとは・・・(しかもメガネに)
しかし、天満ちゃんの心配そうな顔かわいかったぜ・・・すまん、天満ちゃん心配かけて。
「ハリオぉ、大丈夫」
姉ヶ崎先生が、コツンと額と額を合わせ、心配そうに話しかけてくる。
「ずいぶん熱があるわね・・・」
(そういえば、こんなこと子供のころあったよな・・・)
ぼ〜としながらそんなことを考える。
「すんません、迷惑かけて」
体を起こそうとするが思うように動かない。
「いいの、いいの。私とハリオの間に遠慮なんて無し、無し。ね」
薬棚の方にいってなにやらゴソゴソやりながら声が返ってくる。
やっぱ、イイひとだぜ。
一息ついて目を閉じ、体の力を抜く。