「まず立場からして不利ですよね。なかなか口実がなくて近寄れないんです」
「傍にいればいいというものでもないよ。それだけでいいならとっくに……」
「でも、お二人方は授業中に話せるでしょう?私はちょっと留守にするわけにもいかないんですよ〜」
ごくごく ごくごく ごくごく
「この一年で一体何人ライバルが増えたと彼は思ってるんだ」
「昔は先輩くらいだったんですよねえ。まあ子供だったし当然ですけど」
「あー見たいなあ、子供時代。写真とかないんですか?」
グビグビ グビグビ グビグビ
「そもそも、鈍感ですよね〜。もうちょっと反応をしめして欲しいかな〜」
「やってみればわかるが…彼は手強いんだよ、意外と。こちらが傷つくくらいにね」
「あら、彼の魅力はそういうところにもあると思いません?」
パリパリ パリパリ パリパリ