507 :
Classical名無しさん:
なんか変なのいるな…
というわけで、スレの流れを変えるため、ネタ投下。
明日、烏丸君に告白するよ。
天満の決意は固かった。慌てて播磨に電話する八雲。
しかし、人生でも最大級に動転している時に、電話すべきではなかった。
「妹さん?どうしたんでえ、こんな時間に」
「は、播磨さんっ。明日、動物園に行きませんか(ごめんなさい、播磨さん)」
「ん?おお、いつも妹さんには世話になってるからな。そんなことならお安い御用だ」
予定を決めて、受話器を置く。ささいではあるが、普段の彼女なら気づいたはずのテレビの内容。
―今週の貴方のラッキースポットは動物園。恋愛運が急上昇!
八雲はあまりにショッキングな天満の台詞に、直前のテレビ番組のことすら忘れてしまっていた。
そのころの播磨はというと――動物達に慰められていた。
(なんてこった、偶然か?いや、それよりも……天満ちゃん……)
八雲からの電話の直後、動物達から天満のことを聞いてへこんでいた。
抑えきれない激情を胸の内に秘め、受話器をとる。
「おい、メガネ、烏丸の家を教えろ」
「知らんな」
「……。(こいつら友達じゃなかったのか…?というより、学級委員だろ、てめえはっ!)」
無言になる播磨におかしいとは思いつつも、花井は電話を切ろうとした。
「…くうっ、なんで妹さんが動物園に俺を誘ったのかもわかんねーし、一体どうなってんだ……」
ぶちっ(左手で握っていたタオルが砕け散る)、ばきっ(右手で握っていた受話器がへし折れる)
なぜか切れた花井への通話は、もはや播磨にとってはどうでも良かった。
(うおお、いくら天満ちゃんの幸せのためでも、こればっかりは……)
床を転がりながら考えるが、結論が出るはずも無い。真剣に考える男、播磨。
(…こうなったら直接天満ちゃんの家に行くしかねえ!!)
そして一分後、短絡的に結論を出した一人のあわてんぼうがそこにいた。
次回、「迎えに来てくれて、嬉しいです」
ネタです。つまらなかった人、すみません。スルー対象が見えるの嫌なんで長文使いました。