スクールランブルIF14【脳内補完】

このエントリーをはてなブックマークに追加
212Dear My Sister?
「ハイ!かならず妹さんを幸せにします!」
「もー!! さっすが播磨くん!頼りにしてるからね〜!」
「は、播磨さん…」

ヤベェ マタヤッチマッタ ドーシヨウ
(…って考え込んでる場合じゃねぇ!)

「いや、これはチガ…!」
「これからはウチにも遊びに来てね〜、オトウトよー!」
「ね、姉さん…」

誤解されやすい男・播磨拳児。
今日もまた、彼の意図せぬ方向に話が進んで行く…

(ってちょっとまてぃっ! そういつもいつも誤解されっぱなしで堪るかってんだ!)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そしてその日の放課後。
「話がある」と言って再び屋上に天満を呼び出した播磨。
その身に纏う雰囲気は既にいつもの播磨のものではない。まさに覚悟を決めた漢、そのものだった。
(妹さんとの誤解を解いて…天満ちゃんにコクる!)

「わざわざ呼び出して済まなかったな、塚本…」
播磨の表情からその心境が伝わったのか、天満も真剣な面持ちで応じる。
「ううん、それは構わないんだけど…それで、話って?」
「ひとつ、誤解を解いておきたいと思ってな」
「誤解?」
天満はいまいち播磨の言いたいことが分からず、首をかしげる。