スクールランブルIF11

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228Classical名無しさん
「あっ、播磨」
「ん?…なんだ周防か」
「悪ぃこないだのハンカチ今持ってねぇんだ、また今度で良いか?」
「???」
「いや神社でシャーペンくくりつけたあれ」
「あーあれか、別に急がねぇからいつでも構わn…ってだからあれは俺じゃなくて」
「…いつまでシラを切る気なんだ、神サマ?(w」
「ちっ…」
「お陰でちゃんと最後まで試験受けられたよ…ありがとよ、神サマ」
「なーにいいってことよ、お互い様だしな」
「お互い様?」
「学校来なよって言ってくれたじゃねーか…俺がいなくなったことなんか
誰も気にしてねぇと思ってたから正直あー言ってくれたのは有難かったぜ」
「…そーいうもんか?」
「そーいうもんなんだよ…荷物重そうだな、持ってやるよ」
「いやいいよ別にコレぐらい」
「まぁそう言うなって…それに俺のハンカチ家に置いてあるんだろ?返してもらいに行くついでだよついで」
「お前今さっき急がないって自分で言ったばっかじゃねーかよ…」
「気にすんな気にすんな…えーっと、どっちに曲がれば良いんだ?」
「おいちょっと待てよ播磨…左だ左」
229Classical名無しさん:04/07/26 11:48 ID:6UWrZDNY
「それにしても大荷物だな」
「あー…誕生会の準備とかだからな」
「…誰の誕生日なんだ?」
「いや、あたしのなんだけどね…」
「お前誕生日なのか。じゃあ何かやんねぇとな」
「いいって播磨、そこまでしてくれなくても」
「…そっか、そうだな。邪魔しちゃいけねぇや」
「ん?」
「好きな人も呼ぶんだろ当然?」
「!!!お前どうしてそれを…ってそっか、お前神サマだったから全部聞いてるのか…」
「…安心しろ、誰にも喋らねぇよ」
「ありがとよ…でも先輩は東京の大学行っててまだこっちに帰ってきてねぇから」
「そうか…まぁ頑張れよ」
「あぁ」
「…オレも好きな娘のためにこの高校入ったんだよ実は」
「へー、そうだったのか」
「二年になってやっと同じクラスになれて、いろいろ必死に
アプローチとかもしてるんだけどなかなかうまくいかねぇんだよなこれが…」
「そうなのか?結構いい感じに見えたけど」
「え…そ、そうか?いい感じか?」
「あぁ、だから播磨も頑張れよ…そうだ、お前も誕生会出るか?」
「へ?」
「いや、あいつも呼んであるからさ」
「あ、そ、そーいうことか…そうだよな、お前らいつも仲良し四人ぐm…!?」(←脳裏に鬼の形相の沢近)
「…ん?どうした播磨?」
「わ、わりぃ、急用を思い出したんでオレ帰るわ。ハンカチやっぱ今度でいいし。じゃあな!」
「お、おい播磨…ったく何なんだよ」

Fin。