スクールランブルIf06【脳内補完】

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369Classical名無しさん
エロパロ板で奈良とサラのSSを書いて欲しいと言っていた方がいましたので
ご希望におこたえしまして・・・。ちなみに舞台は一月です。

始業式の朝、奈良はいつものようにウォークマンを聞きながら川の土手を歩いていた。
一月の朝は寒く、手袋をし損ねた奈良はかじかむ手に白い息を吐きかけながら歩く。
いつも孤独で、登校時も下校時もウォークマンだけが奈良の友だった。

その時、サラ、八雲、花井たちにぶつかった。
「キィィィィィ!」
知恵の輪がもう少しではずれそうだったのか、花井がいきなり叫びだした。
「花井先輩・・・ちょっとぶつかったくらいで興奮しないで・・・下さい」
八雲はそういっていつものように花井の手をぎゅっと握り締めた。
「・・・なんだよ。僕には甘えられる奴もいない。手を握ってくれる奴もいないのに・・・」
奈良は花井と八雲を見てうつむきながら吐き捨てるように言った。
その言葉にサラは気づいてしまった。奈良の目をじっと見つめるサラ。その視線に奈良は
つい口走ってしまった。
「あ・・・・サラ・・・」
奈良のその言葉と視線にサラは麻生に見つめられた時とは違う感触を覚えた。
「奈良先輩・・・」
しかしサラの見つめるような視線に奈良は耐え切れずその場を立ち去ろうとした。
その瞬間、サラは奈良の手を握った。奈良は温かいサラの手の感触に、そしてサラは
奈良の手を握ってしまった事に胸が高鳴るのを感じた・・・。