【アニメサロン】2003年名作は生まれるか?41【避難所】
真月譚月姫#9 「死。」
志貴は翡翠の助けを借り、遠野家の秘密に辿りついた。
自分が家を出て行った理由、自分は死んでいたんだ。あの日「あいつ」と殺し会った末に
父親に殺された。 自分は生粋の殺人鬼だった。 アルクェイドの言葉だけが真実だった。
このネタバレもかなり酷い。キャラの足固めすら未だ半端なのに、いきなりこんなオチを
持ってこられて、視聴者置いてけぼりで志貴だけ勝手に理解しも分からない。
謎の地下牢に、過去に誰かと殺し会った記憶。 謎のネタバレに更に謎要素を持ってくる。
放置した伏線を物凄く抱えテンパっているのに謎は増えるばかりで何をやりたいのかが
分からない。
多分、ヒロイン達のいろいろなフラグを突っついている内に、こうなってしまったんだろうけど
話の軸となる要素が無く、ひたすら興味を持てない謎の連続でドラマとして成立していない。
ストーリー自体は完全に破綻している。
クロノクルセイド#3 「御使い」
1900年初頭、ある場所で天から女神マリアが降臨し「7人の祝福された御使いが現れる。」と予言した。
その御使いの一人、歌姫アズマリアを保護する為にロゼットは悪魔崇拝者の経営するホテルに潜入する。
女の子の奪還、能力見せ、個性見せ、プロフィールを見せて主役二人と交流させるも
ピンチに巻き込まれ次回へ。どんどん展開が進んで行き非常に纏まった流れで無駄が無い。
アズマリアは祝福能力を得た幸運と引き換えに、自分を含めた周囲の人全員を不幸に撒きこむ
運命を背負っていた。昔の仲間も、その不幸に巻き込まれ全員が死亡したと聞き落ち込むアズマリア。
ロゼットは少しでも、それを忘れる時間を与え、一人で抱え込まないように優しく諭す。
ロゼットの弟も御使いとして召された為に、彼女にも同じ過去を感じ辛い部分を緩和してあげよようとする。
普段は明るいだけのキャラが、そう言う優しさを見せるのは良いアクセントだ。
この分かり易さ、入り易さは、やっぱり夕方向け。多少クオリティを落としても、ヲタ以外の人に
アプロ―チ出来た方が作品のポテンシャルは引き出せたと思うだけに勿体無い。