【アニメサロン】2003年名作は生まれるか?41【避難所】

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286Classical名無しさん
無人惑星サヴァイヴ#5 「シャアラ、負けちゃダメ!」
4話に続いて、もう一度キャラの能力と位置付けの確認。ここらへんの足固めを
しっかりしてキャラを印象付ける事で後に繋げて行ける伏線を配置していくんだろう。
自己中心的な指示する事が当然だったハワードは思った以上にへタレでどうしようもない。
逆に日常ではハワードに押さえ込まれていたベルは行動力だけじゃなく、針葉樹を見て生態の
状態を判断できる所から、観察力や知識もある。
同じ場所で住んでいたのに誰が普段、どんな環境で生活をしていたのかが見えてきて
生きていく上でハワードが、いかに偏った生活を当然としていたのかが見えてくる。

穏やかな生活では真面目で目立たないだろうシャアラは、1、2話でも見せたが予想を上回る
困難なトラブルに直面したらパニックになり真っ先に諦めるハワードとはベクトルの違う困ったちゃん。
今回は助けられてばかりで何もできないまま終わってしまう。冒頭だからこんなものかな。
駆け足な展開の多い最近のアニメの中では、かなりスローペース。これ以上は遅くなってもらいたくない。


真月譚月姫#7 「青い咎跡」
顔を会わす事が無い4人の女の子が士貴を中心にして必然性を持って出会ってしまった。
アルク、シエル、秋葉は見事な三つ巴の対立関係になり、折角楽しいはずの遊園地なのに
3人の冷やかな表情から重苦しい雰囲気が流れる。

もうこのアニメには期待していないが、こう言う萌え寄りの話の方が、まだ見れる。
例えば、この話が26話の中盤くらいで各キャラの人となりが掘り下げられた後だったら
相当面白く見られたかも知れない。
6話でアルクの掘り下げに失敗して、未だにシエル先輩が、どう言うキャラかも分からない状態なのに
妙な対立関係を見せるのは、むしろ混乱させる要因になり、この状態で後付けでシエルの謎が
分かっても構成のマズさだけが浮き彫りになりそうな感じがする。
原作のシナリオを強引に詰め込もうとしているのか、どう言うスタンスで話を見せたいのかが
あやふやなのに、原作には無いらしい話を割り込ませるあたり投げやりな構成に思える。