【アニメサロン】2003年名作は生まれるか?41【避難所】

このエントリーをはてなブックマークに追加
201Classical名無しさん
月姫#5 (原作未読)
猟奇事件を起こしている真犯人、ロアを誘き寄せるためにアルクェイドと志貴は共闘し
毎夜、街を巡回する。 その中で志貴は徐々にアルクの事情を知るようになる。

また一つ一つの状況が、ぶつ切りに見える。
「原作がそうだったから」って事に引っ張られているのか、特に意味のない描写にも
長く時間を割く重苦しい演出が続くが、それがアルクのキャラを見せることに繋がっていない。
新しい敵、ロアの存在もアルクの台詞以外からの情報もなく、猟奇事件に直面するわけでも無く
ロアの死途も人を襲ったりする前に倒されていて状況に説得力がない。
アルクェイドを掘り下げる話としても、ロアの存在を認識させる話としても意味合いが弱く
何をしたかったのかが散漫な話だった。

志貴に警告を発するシエルも唐突。 彼女はアルクの事を知っているんだろうけど二人の
繋がりを知らない志貴に、いきなりアルクの事を悪く言うのは違和感がある。
お金を複製する描写も、街中で注目されるアルクも描写や意図が分かりづらく不自然。

今期はガングレイブや君望みたいにゲーム原作を知らなくても、アニメ単体でそれなりに
ドラマとして成立させているものもあるだけに、これだけ多くの違和感を与えてしまう構成は
かなりツライ。 切ることは無いだろうけど、大した盛り上がりも見せず、面白いと感じることも無く
終わってしまいそうな感じは濃厚になってきた。