たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜPart17

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70MMR 全人類ヤムチャ化の謎
「最近、読者からの手紙に変なのが混じってるんですよ」
トマルはそう言いながら、ナワヤに手紙のいくつかを見せた。

「空手をやってるんですが、最近『足下がお留守になってますよ』ってよく言われます」
「彼女がMッパゲに寝取られました」
「長年連れ添った部下が最近、○○様じゃなく、○○さんって呼んできます」

「確かに奇妙だな、まるで・・・なんて言ったっけ? あの漫画の登場人物」
「鉄観音? でしたっけ。 確かお茶の名前の・・・」
二人がヤムチャのことを言っているのは説明する必要もない。
71MMR 全人類ヤムチャ化の謎:03/09/28 03:49 ID:YEA/mjWs
「懐かしいな、そう言えば数年前MMRとか作って、こういうの調査したことあったっけ」
「えぇ、今じゃあれだけの電波は出せなくなったんで止めましたけどね」
「長いようで短い出来事だったな」
「はい・・・でも、あまり思い出したくないんです、人生にとって最大の汚点のような・・・」
「ヤツと関わったことがか?」
「もちろんです。ナワヤさんは違うんですか?」
「・・・」
二人の間に沈黙が流れる。 そう、あれは思い出したくないことMMRで行ってきたことは
全て、記憶の闇に葬り去りたいことなのだ。
だが神はそんな二人の気持ちをあざ笑うかのように、最悪な偶然を仕掛けて来た。
「ナワヤ、トマルいるか? 俺たちの次の調査内容が決まったぞ
 東洋の神秘 "気" についてだ!!」
突然、勢いよくドアが開け放たれ退社したはずの男がやってきた。悪夢再び、MMR再来である。
72MMR 全人類ヤムチャ化の謎:03/09/28 03:50 ID:YEA/mjWs
「キバヤシ・・・」 「キバヤシさん・・・」
辞めたのに戻ってくるなよ、この恐怖の大王が、いやノストラオタクが。
ナワヤ、トマルは「あぁ、また始まるのか・・・」と言いたげな顔をしている。
それは諦めと怒りが入り交じった複雑な表情だ。

ふとナワヤがキバヤシの横を見ると、彼に引きずられるようにして一人の男がたっていた。
「キバヤシさん、なんで俺がマガジン編集部に戻らなきゃいけないんですか?
 ボンボンも忙しいんですよ」
イケダだ。ボンボン編集長に就任したイケダ。MMRでは出世株と言っていい。
本来、講談社を辞め三馬鹿(RAVE、KYO、ゲット馬鹿)の一人に数え上げられるようになった
キバヤシより立場では上なはずの男である。だが、この平成のノストラダムスには逆らえない。
彼が「調査だ!」と言えば旧MMRメンバーは全員従わなくてはならないのだ。

かくして、ここにかつてのMMRメンバーが出そろった。
新MMRはどうしたとか、タナカがいないとか、そんな事は言ってはならない。

ともかくも出撃。
MMR 緊急出動。 全人類ヤムチャ化の謎を追え!!!


次回予告  気の神秘の裏に見えるヤムチャの恐怖とは何か?