駅前の待ち合わせの場所に全力疾走でついた山登りを待っていたのは、
水の妖精かと疑うほど光り輝いたフルートの私服姿だった。
ひたすら謝りながらもまぶしすぎて目があわせられない山登りにフルートはこう言った。
「だいじょうぶだよ、そんな待ってないから、それより今日はどこいく?」
ああっまさに救われる思いであった。山登りはまず彼女をペットショップへ連れて行った。
いろいろな動物に喜ぶフルート。
それを見た山登りはいいところをみせようとフェレットについての知識を語り始めた。
あたかも自分はフェレットのエキスパートのように。