一番楽しかった「あの日」はなんですか?

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27422世紀を目指す名無しさん
「あの日」を記録しようと初めて意識してしまったのは、
両親の離婚で転校しようとしていた小学校2年生の夏休み。
多分、思い出を抱え込むには若すぎた。
それから小中高と、いつか「今」が甘い思い出になると思うと無性に切なくて、
予定調和的な思い出のシーンに身を置けず、抑圧した学生時代を送り、
大学に進む頃には一挙に開放的になり始めた同級生達と同じ時間を過ごせず、
遅まきながらドロップアウト。
作り話のように、浮浪者みたいなジプシーみたいな人たちとやけに波長が合った頃。

それらの時間は全部一体に茫洋として、焼き付けられるほど鮮明な記憶は少ない。
だけどなんとなく甘くて切ない。
虚無感がやっとこなれて、思い出作りも苦にならなくなった。

ただ通り過ぎるだけじゃなく、足跡に種も蒔けたらいいね。大人になったら。