妄想の果てに・・・

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 プルルルルル…
「ああ、俺だ。何だとっ?キムが殺されている?
 餅は?……何?餅がいない?」
西村が部下からの電話に驚いたその瞬間
 ドゴォオオーン
「何だ?あの音は!」
餅がやったサーバー監視所爆破の音だ。
「上から聞こえたな。おい、お前も急いで原因を探れ。
 とりあえずキムは後まわしだ。」
西村はそう言うと、PHSを切った。
「削除屋、こいつの処理を頼む。
 俺は今の爆音の正体を確かめに行ってくる。
 頼んだぞ。」
西村は、脇に倒れこんでいる名無しの処理を削除屋にまかせると
急いでバーを出ていった。
「さては、餅が何かしでかしたのでは……。」
西村は疑念を抱いていた。
 プルルルルル…
「俺だ。何かわかったか?」
西村はPHSを取った。それは黒服からの電話だった。
「大変です!西村さん、サーバー監視所が爆破されています!」