妄想の果てに・・・

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ここは手術室のようだ。
部屋のど真ん中に手術台がある。そのまわりに機材がごちゃごちゃあり
壁際の戸棚には薬品関係の瓶がたくさん並んでいる。
手術台のそばの床に首のない女性の死体がある。
まろんはその死体の前で寂しそうな目をしながら、ちょこんと座っていた。
やはりこれがまろんの胴体なのだろうか。
「まろん、おいで」
俺はしゃがんでまろんを抱き上げた。
そして胸に抱きかかえながら聞いてみた。
「これはまろんの体なのかい?」