妄想の果てに・・・

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腹部から胸部へ……やはり女性のようだ。
その乳房の張りは死後硬直していても、明らかに若い女性とわかる
ものだった。髪の長さがわかれば……
乳房からさらに首のほうへ手を伸ばす。

「ギャッ!」思わず後ろにのけぞった。
あるはずのものがない。
その体は首のところでプッツリと途絶えていた。
そう、首のない胴体なのだ。