妄想の果てに・・・

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「はあ?何それ?どういう事だよ」
「プロ固定の話は『追放されたプロ固定』が流した事実なんですよ。
 まあネタに持っていく為に、かなり名無しで書き込みして誤魔化しましたがね。
 率直に言いましょう。あなたにラウンジのプロ固定になってもらいたいんです。」
西村はそう言って俺の目を見つめ、書類を取り出した。
「ここにプロ固定の規約があります。目を通してください。」
プロ固定の仕事内容、給与体系、衣食住に関わる説明等が長々と書いてある。
「私のビルに来て頂ければ現場を実感できます。もしこの後時間があるようでしたら
 来てみませんか?悪い話ではありませんよ。」

『プロ固定』・・・その言葉に惹かれた。
俺もプロ固定になれる。その気持ちが俺に有無を言わさずこう言わせた。
「是非、見学させて欲しい。」