こわいコピペきぼんぬ

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204桜井犬輔
これは私の父の実体験です。
私の父はタクシーの運転手です。
ある日の深夜、渋谷近くで女性のお客を取ったそうです。
女性は小柄で、髪の毛は長く、終始俯き加減だったそうです。
父が行き先を訪ねると女性は小声で、
「青山墓地まで・・・・お願いします」
そう言ったそうです。
「こんな時間に青山墓地?」父は不思議に思ったそうですが、商売ですので車をスタートさせました。
道中、何度も女性に世間話などを持ちかけたそうですが、女性は俯いたまま何も答えなかったそうです。
いつの間にか、父も黙りこくり早くこの女性を降ろしたいなと思っていたそうです。
そして、青山墓地近くまで着いたときに女性が一言、
「あの・・・ここでいいです」
父は言われた通り車を止め、精算をしてもらおうと後部座席の方に振り向きました。
しかし、そこにいるはずの女性の姿はありませんでした。何故か雨も降っていないのに
シートが濡れていたそうです。