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17 名前: 恋愛とは関係ないんですが・・・ 投稿日: 2000/03/06(月) 16:09
祖母がボケ始めた頃、海外在住だった私は一時帰国して和歌山まで遊びに行きました。
二年程会っていなかったのですが、以前はしゃきっとしていて厳しかった祖母が、
仏さんみたいな顔で笑いかけてくれて、電子ジャーに残っていたご飯でおにぎりをつくってくれました。
「食え、食え」と言って。
祖母と同居していて、一緒にいた従弟が「おばあちゃん、そのご飯、もう古いんちゃうかー」
と明るく言って、私の方をちら、と見て「食わんでええ」 と小声で言いました。
でも私はどうしても食べたかった。
だから、海苔も塩味も何もついていない、ご飯を丸めただけのおにぎりを、口にほおばりました。
電子ジャーの中に何日残っていたのか知りませんが、ご飯はぽろぽろで変色しており、確かにおいしくなかったんですが・・・。
でも祖母が嬉しそうに私のことを見ていてくれたので、こぼさないように頑張って噛みました。
それが祖母とのこの世での別れになりました。
だから今でも、電子ジャーに残ってしまって、ちょっと古くなったご飯を見るたびに涙がでそうになります。
ぽろぽろのご飯の舌触りも、絶対に忘れないと思います。
永杉
3 :
オルテガ:2001/08/08(水) 21:40 ID:3MJkVkMA
>>2 その前にもっとつっこむべき点があると思われ……
♥
5 :
おれんぢ:2001/08/08(水) 23:29 ID:iFbNaO9M
かんどうした。
でもお腹痛くなった。。
(TдT)ダー
>>2 バツグンだよ、アンタ
一言で現実に引き戻させられた、まじリスペクト!
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