小説、詩、童話、戯曲、ライトノベル、その他、
最近読んだ本の感想やお勧め作品もこのスレにどうぞ。
新旧を問わずに語りましょう。
ヘルマン・ヘッセどうよ?
3 :
真夏の名無しさん:2001/07/28(土) 04:27 ID:SqMa/Vy.
ヘッセって大学生になって読んだら確実に鬱になるよね。
あれは高校生にこそ読んで欲しい。
永遠の青春野郎、ヘッセ。
4 :
レレレ:2001/07/28(土) 04:29 ID:???
ということは、ヘッセがヒッキーてことだな。
良スレ期待age
ヘッセって誰だ?つーか、みんな本読むんだね・・・
>>7 ヘルマン・ヘッセ
ドイツの作家で、後年にはノベール文学賞授賞。
代表作、「車輪の下」など。
10 :
ぐるぐる:2001/07/28(土) 04:38 ID:KxhBtIJA
文学はわからないなあ
ミヤダイとかは読むけどさ
13 :
ぐるぐる:2001/07/28(土) 04:39 ID:KxhBtIJA
>>12 アルベール・カミュ。
「異邦人」を書いた人やね。
14 :
何かの再来@酔い気味:2001/07/28(土) 04:41 ID:feOI56Rk
「ナルチスとゴルトムント」もヘッセだっけ?
あのラストには子供心に萌えたよう・・・
ラウンジで文系バリバリの固定って誰がいるかな?
ケストナーの「飛ぶ教室」が良かったよ。
>>15 イカッチュあたりがそうじゃなかったかな?
古事記いいぞ。
>>15 戦闘員とかいうやつがそれ系だったと思ーよ
みんな色々な板いってんだんね。
21 :
三文戯曲:2001/07/28(土) 04:44 ID:ap1u69Pc
両村上が熱いね!IDチェック(込み)
俺はそーいや文学士なんだよな、一応。
しかし、文学について語ることすらできんわ。
村上はいいね。龍も春樹も。
ベタだけど「コインロッカーベイビーズ」と
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」が(・∀・)イイ!!
助教授は理系かなあ
>>15 確証はないけど、みかとかニセモノとかに文系のにおいが・・・(笑
すべての男は消耗品なのか(゚Д゚)ゴルァ
ドストエフスキーの『悪霊』が好き。他のドストエフスキーは読んだこと無いけど。
屈折してんだよなー。
28 :
三文戯曲:2001/07/28(土) 04:47 ID:???
これもべたっぽいが
「限りなく透明に近いブルー」
「ノルウェイの森」
お勧めだなぁ
>>23
29 :
23:2001/07/28(土) 04:49 ID:???
>>28 あ、ブルーは読んだことあります。ドラッグとかセックスとかぐちゃぐちゃ。
ノルウェイの森、探してみます。
ロシア文学の短編、「外套」「スペードの女王」(・∀・)イイ!!
31 :
三文戯曲:2001/07/28(土) 04:50 ID:???
あれが好き、「カラマーゾフの兄弟」だったっけ?
おもしろかった
>>27
32 :
何かの再来@酔い気味:2001/07/28(土) 04:51 ID:feOI56Rk
春樹の最新の「村上ラヂオ」読んだけどちょっとマターリしすぎじゃ・・・
とは思ったな。まあ掲載雑誌に合わせたのかもしれないけど
龍って最近、何やってるんでしょうか?
斧でババアをさっくり殺っちまうんだよ。ヒヒヒ・・・
にっく
龍ってタレントになってるよな(ワラ
誰か、バフチンについて解説してくれ。
大学の授業で知ってて当たり前の前提のように教授が使ってた。
しかしクラスで誰も知らなかった……。
そんなにすげーの?
37 :
RABU:2001/07/28(土) 04:52 ID:???
太宰、芥川は読んでて痛くなる。
三島由紀夫ーは文章が上手い(と思うので)読み易いぞぇ。
38 :
ぐるぐる:2001/07/28(土) 04:53 ID:KxhBtIJA
ロシア文学なら、チェーホフ。
>>31 たしかにカラマーゾフはびびった。
39 :
何かの再来@酔い気味:2001/07/28(土) 04:53 ID:feOI56Rk
あー「カラマーゾフの兄弟」はいいね。
いろんな読み方できるし。オレは近代と現代の相克かな、と思ったんだけど。
高橋源一郎なんか神と悪魔の戦い、なんて言ってるし。
いろんなよみ方できるところが文学として優れてる証なんだろうな
長いけど
ドストエフスキーの
地下生活者の手記はヒッキーの話です。
ドストエフスキーは捕まってたからね・・・(鬱
>>28 「ねぎまき鳥クロニクル」のが好きだなあ。
史上無敵「ドグラ・マグラ」ゲロ袋用意の事。
45 :
三文戯曲:2001/07/28(土) 04:55 ID:???
ああァーーああーーアアア。右や左の御方様へ。まかり出たは天下の奇書じゃ。夢がうつつか、うつつが夢か。さてもあるいは精神病者の、与太とデタラメつき混ぜて、広まなこげまくった大風呂敷か。眼ひろげて眉唾つけて、ゴマカされぬよう御注意御注意・・・スカラカ、チャカポコ。チャカポコ、チャカポコ・・・
あーーアーー。眼ひろげてシッカと見れば、お目にとまるは若い男の、年の頃なら十九か二十、水もしたたる男ぶりだよ。それが頭の中はと見れば、ナント哀れなスッカラカンじゃ。生まれ育ちは言うに及ばず、肝腎カナメの名前も年も、きれいサッパリ忘れてござる。スカラカ、チャカポコ。チャカポコ、チャカポコ・・・
あーーア。きれいサッパリ忘れてござる、カラのアタマに隠れた謎を、探り探るは博士が二人じゃ。かたや黒髪黒装束の、立てば巨人が座れば矮人。ケホンケホンと肺病やみじゃ。古今無双の法医の権威、その名も高き若林。こなた頭がクルクル坊主の、ニタリ笑えば総入歯、五尺チョットの珍竹林。精神医学にその人有りの、正木キチガイ博士様。WとMがあい争って、サテモ恐ろし科学の実験。スカラカ、チャカポコ・・・
あーーア。サテモ恐ろし科学の実験。心理遺伝じゃ胎児の夢じゃ。巻いた絵巻がダイナマイトの、パラリほどけばドカンの寸法。犯人はWか、はたまたMか。ドンデン返れば同じが道理じゃ。呉一郎はcragyなのやら、正木博士が正気の人か。脇でハヤすは若林。合わせ鏡を覗いてみれば、堂々廻りの目が眩む。奇絶怪絶ドグーーラァーーー・マァーーグゥーーラァーーーー。
−ヘイ。御退屈様−
小説は読む気がしないよ。
文学ちっくなのってみんなおもろない。
俺が呼んでるのは「気球の歴史」とか「日本の検察」とか
って俺も変だ。
49 :
ぐるぐる:2001/07/28(土) 04:57 ID:???
50 :
何かの再来@酔い気味:2001/07/28(土) 04:58 ID:feOI56Rk
何これ?ドグラマグラ?
51 :
三文戯曲:2001/07/28(土) 04:58 ID:???
たしかに面白かった!最後とか微妙に寂しくなる。
なんかあの人の小説は井戸が出てくるのに特徴があるのかな?
>>43
53 :
西村じゃないほうのひろゆき:2001/07/28(土) 04:59 ID:esZ0ky3s
誰も筒井言わないな。
>>50 そーですね。
オーケンがつかってたなぁ、あーチャカポコチャカポコ
七瀬ふたたびで泣いたーヨ。。
56 :
昆虫:2001/07/28(土) 05:00 ID:???
キチガイジゴクゲドウサイモン
ドグラマグラは良いね。
「若きウェルテルの悩み」
うじうじすんじゃねえ。
夏目漱石の「こころ」はよかった。
59 :
昆虫:2001/07/28(土) 05:01 ID:???
あと、
大槻ケンヂの『くるぐる使い』は良いと思った。
小泉八雲の(?)「赤い婚礼」って話が好きだぁよ。
心中モノなんだけど、グっとくる。
ユゴーは好きだな〜
脱線しまくってるのがいいなぁ
62 :
何かの再来@酔い気味:2001/07/28(土) 05:02 ID:feOI56Rk
>>54 サンキュ。あれまともに読んでないなあ。怖くてなんか。
筒井の文学は、まだ終ってないけど「残像」あたりがひとつのピーク
だったと思うな。これからまだ乗り越えるかもしれないけど。
町田康はどうよ。映画にもなったしな。すげーつまんねぇ映画だったけど。
小説はヨイ!
>>59 くるぐる使いは良いよね。短編集の表題作も良いけれど、
その他の話も絶品。つーか、凄い怖くて切なかった。
あの人の人生って暗そうだよね・・・
グミチョコのパイン編を希望
>>64 オーケンは入院中らしいよ
神経症が悪化したらしい
液体インベーダー
中尾中学ミステリコーナーで出会った名作。
ステーシー殺戮部隊age
ソフィーの世界、読破するのに苦労した。おもんなくて。
70 :
西村じゃないほうのひろゆき:2001/07/28(土) 05:06 ID:esZ0ky3s
隆慶一郎
>>65 あー!!やっぱり出てなかったのね。
ひそかにどっかにねーかなーってさがしてたけど。
>>69 あれは真面目に読んじゃだめだよ。
でも気を抜くとすぐわかんなくなるからなぁ(笑)
哲学者の名前とか思想がテキトーに解るようになれば上等。
しかしオーケンって、エッセイ等では
いかにも自分の人生(若い頃ね)暗かった!って力説してるけど、
俺なんかから見たら充分バラ色の青春じゃねえか!って突っ込みたくなる。
おもしろいからいいんだけどね。
76 :
昆虫:2001/07/28(土) 05:10 ID:cmLJN/0E
>>73 でも、なんかグミチョコとかの悶々とした感じは
相当暗いやつじゃないと書けないとは思う。
>>76 なんつーか誰かが書いてたけど精神的ストリッパーってぴったりだな
>>67 液体インベーダー、小学校のころ読んだよ。
水が高度な知性を持ってて、触るとヤヴァイんだよね。
79 :
西村じゃないほうのひろゆき:2001/07/28(土) 05:12 ID:esZ0ky3s
>>75 うい。原題は「一夢庵風流記」。
前田慶次郎は南条範夫(字ど忘れ)とかも小説にしてますな。
80 :
助教授:2001/07/28(土) 05:12 ID:???
ソフィーの世界は、読んでいてリフレインが起こったとき(詰まっちゃったとき)
いかにうまく流し読みをするかもポイント。
その段階で言葉を消化できなくても、あとで噛み砕いて説明していることもあるから。
中間部からの大転回まで達すると、後はもう面白い。
助教授降臨!(ワラ
>>80 おれ最後まで読まなかったからな。
なんか思想を押しつけてるような書き方だったから
気にくわんぞと思って半分くらいでやめた。
83 :
西村じゃないほうのひろゆき:2001/07/28(土) 05:14 ID:esZ0ky3s
池波正太郎
大江健三郎は?好きなんだけど・・・
ソフィー、入れ子上の世界・・・てーのは面白かったかな。
マトリョーシカみたいで。
86 :
助教授:2001/07/28(土) 05:15 ID:???
個人的に好きなのは、川端康成さんの「掌(てのひら)の小説」。
短編集だけど一つ一つが奥が深い。表現が実に繊細。
ソフィーの世界も、後半は幻想と現実が入り乱れて面白いんだよね。
でも翻訳の文章がきついかも。
好きな小説はいつも鞄の中に入れて
持ち歩いてたよ。「不思議な少年」とか(ワラ
90 :
西村じゃないほうのひろゆき:2001/07/28(土) 05:16 ID:esZ0ky3s
だってここで話題になっているのほとんど読んでねーんだもん(w
ちょっと一番好きな小説言い合わない
92 :
佐野:2001/07/28(土) 05:17 ID:???
寺山修司。
あっは
ぷふい
池波正太郎だったかわすれたけど
御家人斬九郎呼んだよ
書を捨てよ、街に出よう、ってか?
電源を切れ、部屋を出よう
正直に言え。太宰が好きだと。
田口ランディは前評判を期待しすぎて、あんまりピンと
こなかった。山田詠美っぽいし、詠美のほうが好きだな。
オーケン入院してんの?特撮・・・
助教授しぶいなー。
川端康成って呼んだことない。
伊豆の踊り子だっけさ?
99 :
ぐるぐる:2001/07/28(土) 05:19 ID:KxhBtIJA
志賀直哉の「城の崎にて」
100 :
西村じゃないほうのひろゆき:2001/07/28(土) 05:19 ID:esZ0ky3s
太宰は純粋に読んだら面白いね。
でも今の自分の穢れた心で読むと(以下涙ながらに略
>>89 俺、清水義範の「国語入試問題必勝法」持ち歩いてたよ(藁
学生じゃなくても、これ面白いよ。
わかった。
オーケンは入院して森田療法を受けてるんだ!
>>84 もう一人のオーケン(藁
なんだっけ、ジャズバンド3人組の話。まじでpunkだと思った。
ありゃすごい。
週アスの連載は続いてるけど>>おーけん
106 :
ぐるぐる:2001/07/28(土) 05:20 ID:KxhBtIJA
あとは安部公房の「砂の女」あたりかな。
107 :
西村じゃないほうのひろゆき:2001/07/28(土) 05:20 ID:esZ0ky3s
柴田錬三郎だ。
108 :
昆虫:2001/07/28(土) 05:21 ID:plTXySIo
>>102 清水義範も好き。
永遠のジャックアンドベティーとか。
>>101 いや、十代の頃「人間失格」読んでむかついたけど、
いまならもっと客観的に読めそう。
筒井康隆、星新一は俺の青春であった。
>>106 安部公房の代表作って他にどんなのがありますか?
「赤と黒」
夏の扉
115 :
何かの再来:2001/07/28(土) 05:22 ID:feOI56Rk
>>109 おれは逆だな。昔だから読めたけど、今は読めそうにない。
読めそうにないっていうか読む気ない。
117 :
西村じゃないほうのひろゆき:2001/07/28(土) 05:22 ID:esZ0ky3s
一冊だけ本を選べって言われたら隆慶一郎の「死ぬことと見つけたり」
>>102 うん。面白かった。
102は鯨統一郎の「邪馬台国はどこですか」も好きだと思う。
読んでみて。
「死霊」は面白いぞ
120 :
助教授:2001/07/28(土) 05:23 ID:???
>>87 最後のあたりの感動的な詩「復活2」、英語版では違う詩だったよ。
あれはたぶん、日本人の感性に合わせて詩を差し替えたような気がする。
単に著作権の問題なのかもしれないけど、ね。
>>92 寺山修司さんは、「書を捨てて、街へ出よう」(だったかな?タイトルを忘れかけてる・・・。)
が面白かったなあ。
121 :
ぐるぐる:2001/07/28(土) 05:23 ID:KxhBtIJA
清水義範の話は、ベタだけどけっこうしんみりするんですよね。
工房のとき「学問ノススメ」よんでかなりグッときてしまった。
>>114 ちょっと都合が良すぎて萎えたよ。あの話。
124 :
アイツと俺とリッケンバッカー@20代後半:2001/07/28(土) 05:24 ID:EbfrPqxk
塩崎利雄 「止まり木ブルース」
中島らも:「今夜すべてのバーで」一番好きかも
浮いてる?
一番好きな本は
色川武大の「狂人日記」
どうしようもない絶望感が(・∀・)イイ!!
>>125 中島らも (・∀・)イイ!!
不良中年マンセー!!
128 :
三文戯曲:2001/07/28(土) 05:25 ID:???
大江健三郎おもしろいな大体読んだがまだよんでないのがちらほら
>>84
129 :
102:2001/07/28(土) 05:26 ID:???
>>118 それも読みました。確かに面白かったです。
ああいうのがツボなんですよね〜
>>123 古典だからね。猫マンセーというところで許してチョ。
文学生の頃はリスペクト太宰だったなぁでも何故か学士論文は夏目。
アバンギャルド寺山は本が手に入りにくかった…抱かれて花粉まき散らす。
132 :
ぐるぐる:2001/07/28(土) 05:26 ID:KxhBtIJA
>>125 「今夜、すべてのバーで」
めちゃおもしろかった。
133 :
125:2001/07/28(土) 05:27 ID:???
おー、良かった。
ぐっすり眠れそう
うおお!「今夜すべてのバーで」!
ありゃあ泣きそうになった。いやマジで。
ガダラの豚も大変良かった。
135 :
助教授:2001/07/28(土) 05:27 ID:???
>>114 最後がちょっと駆け足で、一気に解決した感があったなあ。
面白かったけどね。
わかりやすい予定調和も、読後感の点では決して捨てがたいよ。
泉鏡花がいいな。文章は擬古文で難解だけど
内容がそれを上回って恐ろしく耽美で不気味。
137 :
何かの再来:2001/07/28(土) 05:27 ID:feOI56Rk
>>125 いや、中島らも、全然アリでしょう!
エッセイの方が好きだったりするけどさ。「天使の贈り物」だっけ?
たぶん「恋は底ぢから」所収だとおもうけど。アレが感じるもの多かった。
138 :
西村じゃないほうのひろゆき:2001/07/28(土) 05:28 ID:esZ0ky3s
>>126 引っ越し貧乏とか怪しい来客簿とかも読んだけどイマイチ記憶に残ってないんだよねえ。
阿佐田哲也名義の方は結構憶えてるのに・・・。
>>128 おお、レスついた・・・不評すぎて無視食らったかと思った・・・
好きだけど読みづらいことは読みづらいから一冊をゆっくり読んでまふ。
中島らもの怖い話ってめちゃ怖い・・・。
ガダラの豚は今読んでも古臭さを感じない所がスゴイ!!
京極夏彦はー?
憑き物ーーー
祓えーーーー
「今夜、すべてのバーで」はラストがなんかアレだよな
145 :
昆虫:2001/07/28(土) 05:29 ID:plTXySIo
>>141 『魍魎のはこ』かな、
あとは弱ってきてるような・・・
147 :
ぐるぐる:2001/07/28(土) 05:30 ID:KxhBtIJA
>>137 「その日の神聖、その日の天使」ってやつだったっけ?
おれもなんかすごいと思ったな。
京極の「うぶめ」と「魍魎」は圧倒的に凄いね。。
京極夏彦の、昔好きだったよ。
あのうんちくがたまらないって人多いよね
>>145 個人的には巷説百物語の方が好きです。特に初期の
151 :
助教授:2001/07/28(土) 05:31 ID:???
大江さんは、「死者の奢り」などを読んでみた。
余談だけど、あの小説のおかげ(せい?)で、死体洗いのアルバイトというものが
一時期、妙な脚光を浴びていたけどね。
昔好きだったのも、今読むと違うかも。
エラリー・クインとか、どうだろ。
153 :
昆虫:2001/07/28(土) 05:31 ID:plTXySIo
京極は何の小説として読むかによって違ってくるんだろうね、
ミステリィなのかホラーなのかキャラモノなのか。
京極夏彦は長いっす。
「魍魎」の最後の方は最初の方忘れとる。w
155 :
ナマステ:2001/07/28(土) 05:33 ID:???
トラウマプロレタリア文学
葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」
・・・怖い
157 :
何かの再来:2001/07/28(土) 05:33 ID:feOI56Rk
>>147 ああ、たぶんそれだよ(ナンカ ナキソウニナッタ)
中島らもの影響で稲垣足穂とかよんだりしたな
京極さんの登場は衝撃的だったね。最近ついていけてないけど。
10号?>怪
書店によって置いてなかったりするからなぁ・・・
>>156 高校のとき読んだけど、かなりくるよね。
ラブホリックは面白かったよ。ドロドロしてて。
普段本を読まない友人も「面白かった」って言ってた。
そういえば女盗賊プーラン、殺されちゃったね・・・
「ライ麦畑でつかまえて」の
ホールデンがたった一人の友達だたよ。
なんかね。昔(中・高校時代)と比べて、純文学が読めなくなってしまったんだよ。
やっぱ感受性の問題なのかな。
ムーミンはものすごく良質な童話だと思うのだけど・・・
トーベ・ヤンソン亡くなっちゃったね。残念。
>>162 う、それ来たか。おれだめなんだよ翻訳がどうも。。
167 :
ナマステ:2001/07/28(土) 05:36 ID:???
>>158ありがとう!!
でも怪の京極シリーズが楽しみだから捜してみます。
>>163 自我の問題もあると思うな。昔ならすっと頭に入ったものが入らなくなる。
169 :
佐野:2001/07/28(土) 05:37 ID:???
>>164 大草原の小さな家もいいぞー!1-2巻あたりが特に良い。
>>163 超あるある。むかしゃー文学青年だったけど
今はすちゃらか男だかんなー。肩がこるこる。
172 :
昆虫:2001/07/28(土) 05:38 ID:???
サリンジャーとか、
10歳の頃に読むのとそのあと読むので全然違う気がするね。
>>152 エラリー・クイン
消防の頃読んで
カンド〜したな
174 :
何かの再来:2001/07/28(土) 05:38 ID:feOI56Rk
「ライ麦畑でつかまえて」は結構来るよね。
あと「ハックルベリー」とか「トムソーヤー」も今読んだらなんか泣きそうではある。
>>169 外科室は本当に凄いですよね。
愛の為(文字で書くと陳腐だ)に麻酔なしで外科手術。
羊たちの沈黙の、トマス・ハリス。
あれは神様を信じられなくなったアメリカ人たちが求めた
新しい絶対だと思うのだが、どうでしょ?
>>168 そうだよなあ。昔なら「こんなものの考え方があったなんて!」
と受け取るところを、
今は「なんでこんな風に考えるねん。アホか。」
と感じちゃうんだよなあ。頭固まってきてるな。
>>164 ムーミン、彗星が降ってくるっていう話が好きだった。
もう一回読もうかな。。
あ、王道だけど、鉄道員には不覚にも泣かされてしまった(笑
灰谷健次郎の「兎の眼」はどうよ?
児童文学で恥ずかしいけど、一番泣いたかもしれん。
181 :
真夏の名無しさん:2001/07/28(土) 05:41 ID:Y.Vp8A1M
ドグラマグラで好評とはね、、、「痴人の愛」ならどーだ〜〜〜〜〜〜!
182 :
西村じゃないほうのひろゆき:2001/07/28(土) 05:41 ID:esZ0ky3s
もうものすごくシンプルに、諸手を挙げて降参します。
オペラ座の怪人、キャラものとして大好きだー!!
山田詠美の「風葬の教室」。これを読んで山田詠美が好きになった。
サリンジャーはヒキーだよ
児童文学って今読んでも良いものが沢山ありますよね。
ミヒャエル・エンデマンセー!
187 :
何かの再来:2001/07/28(土) 05:42 ID:feOI56Rk
>>177 そうだね。
ガキの頃は、自分のいる世界じゃない、もっと違う世界をフィクションに
求めてたのに、今は自分を肯定できるような「身の丈に合った」物を求めてる
っていうか、そんな傾向がオレにはあるな・・・
最近「ロリータ」読んだんだけどすごいね。
性描写なんて全然ないのに。
191 :
昆虫:2001/07/28(土) 05:42 ID:???
>>181 サディストとかマゾヒストの書く小説は好き。
『家畜人ヤプー』とか。
193 :
何かの再来:2001/07/28(土) 05:43 ID:feOI56Rk
>>180 すまん。オレもあのハエの少年が作文読むところで泣いた。
江戸川乱歩は明智シリーズ、良く夢にみたなー(笑
>>176 次は日本の番かな?
なんていうか、本能的な感覚を重んじる物語が増えたような気がする。
(陳腐な分析だなあ・・・)
196 :
西村じゃないほうのひろゆき:2001/07/28(土) 05:43 ID:esZ0ky3s
スウィフトのガリバー旅行記を最近になって改めて読んでみたけど面白いぞ。
197 :
昆虫:2001/07/28(土) 05:43 ID:???
>>188 最初の方の悶々とした感じはものすごく好き。
このスレ、物凄く盛り上がってるね(笑
201 :
題名が:2001/07/28(土) 05:45 ID:???
「スカトロジー・ダンディズム」ってどうよ?
アーヴィング好きな人居ますか?
204 :
何かの再来:2001/07/28(土) 05:45 ID:feOI56Rk
文学全般ってことで蛮勇を奮って言うが
小田実「なんでも見てやろう」とか
沢木耕太郎「深夜特急」とかの旅行物はどう?
結構好きなんだよな
>>194 文学の入り口、ガッコの図書館のハードカバー。
アルハンブラ物語〜〜
ニュートンとかのこと馬鹿にしてんだよな>ガリバー
世界史を習った上で読むとたしかに面白さ倍増。
209 :
佐野:2001/07/28(土) 05:46 ID:???
>>175 鏡花の人外系統の話も好きです。
『天守物語』と『夜叉ヶ池』が好きだなぁ。
「僕、そのものが一条の物語になった」だったか。
>>200 あれはナボコフが自分で英訳して出版したんだよね。
英語の方の原文ならある程度仕方ないのかな。
リチャード・バックの「イリュージョン」はすんごく面白かった。
オウムの村井も好きだったそうだが(藁
213 :
西村じゃないほうのひろゆき:2001/07/28(土) 05:48 ID:esZ0ky3s
>>208 政治風刺・社会風刺だから背景知ってると凄くおもしれーんだよな。>ガリバー
俺はロンメル将軍についての本が好きだった。
文学じゃないか・・
>>204 深夜特急いいでしょ!間違いない。
読んでいて現地のにおいや温度を感じられるいい本だよ。
>>210 邦訳するとわからないけどね。
十代の頃は、あれでもどきどきしちゃったよ。
『夜叉ヶ池』で『ぞぬ夜叉』をインスピレーションした俺。
どうよ?
>>209 人外系統だと、龍潭譚や薬草取、貝の穴に河童のいること、などが
個人的リスペクトです。特に貝の〜は、鳥獣たちの滑稽さや
何ともいえない不気味さが鄙びた海辺の町の描写に合って(・∀・)イイ!!
村上龍の「五分後の世界」がPS2でゲーム化されるそうだ。
チョト楽しみ。
220 :
何かの再来:2001/07/28(土) 05:52 ID:feOI56Rk
>>215 あー嬉し!そうだよね。オレ文庫本で読んだんだけど
続き待ちきれなくって、夜に本屋まで買いに言ったの覚えてる。中学生の頃。
「飛光よ、飛光よ」って今も覚えてる。あの感じ。
ちとスレとはずれるけど、NKH人間講座でやってた
「追悼もまた文学なり」っておもろかったよ。
222 :
助教授:2001/07/28(土) 05:54 ID:???
>>204小田実「なんでも見てやろう」沢木耕太郎「深夜特急」
>>215 その現代版とも言える、小林紀晴 著 「AJIAN JAPANESE」を
読んでみるといいでしょう。
アジアに旅立った21―27歳くらいの、等身大の青年達の話を。
自分の好きな本の一つです。
>>221 あ〜、あったよね。宮沢賢治の特集が良かった。
今更だけど、「銀河鉄道の夜」っていいね。
224 :
何かの再来:2001/07/28(土) 05:55 ID:feOI56Rk
>>219 まじ?
UGとかウィルスとか出てくるのかな?なんか思想的な物になりそうな・・・
>>222 さんくす!今鬼平全巻読んでるから、そのあと読んでみるよー!
銀河鉄道の夜の初版の内容が読みたい・・・。
銀河鉄道の夜は未完なんだよね。
そういえば青空文庫の銀河鉄道と、自分の持ってる銀河鉄道は
微妙に内容が違っている気がする。うーん、完全版が発見されないかな。
229 :
何かの再来:2001/07/28(土) 05:58 ID:feOI56Rk
>>222 あ、それ未読なんですよね。評判は聞くんですが。
図書館で探して見ます。
銀河鉄道は子供のころ、すごく怖かった記憶がある。
最近読んでみるとそうでもないんだけど
ブレイン・ヴァレー
やっと読み終わったよ。
暇な時少しずつ読んでたから時間掛かったけど
結構おもしろかった。
他にもこういう毛色の小説あったら紹介して!
ウンベルトエーコの「薔薇の名前」読みたいんだけど厚い。
232 :
昆虫:2001/07/28(土) 06:00 ID:???
>>230 渡辺浩弐のブラックアウトとか、かなぁ。
この人のショートショートは面白い。
幼心の君を救ってみないかい?
ガルシア=マルケス
おもちろい
235 :
何かの再来:2001/07/28(土) 06:01 ID:feOI56Rk
>>230 パニックものなら篠田節子とか。「聖域」なんて面白いよ。
前半部ちょっと冗長だけど、それを乗り切れば。
文学者って顔のインパクト大の人多くねい?
>>234 南米文学はいまいち合いそうもないけど
ボルヘスとその当たりは読んでみたい。
プイグの蜘蛛女のキスは読んだけど。
>>234 「百年の孤独」、読んでみようかと思ってる。
天童荒太の「永遠の仔」は長すぎた。
ちょっと飛ばしすぎて疲れた・・・(;´Д`)
241 :
三文戯曲:2001/07/28(土) 06:06 ID:???
工房の頃教科書で読んだ「舞姫」
何だか主人公の男の絶望が伝わってきた。
243 :
何かの再来:2001/07/28(土) 06:07 ID:feOI56Rk
「永遠の仔」はどうなんだろうね・・分かれるところだと思うけど
オーソドックスな展開だなあ、とは思ったけどやっぱりその筆力には
引き込まれたし、最後は感動したな。
>>209 多分うそを突き通そうとすればするほど
精神的なしわ寄せが大きくなると思う。
彼女は「私を絶対に傷つけないで欲しい」なんて考えてないと思うよ。
向こうも大切に思ってるからこそ、病院まで来たのだと思う。
ううん、ごめんよ、かってなことを言ってしまって。
246 :
244:2001/07/28(土) 06:07 ID:???
誤爆失礼・・・
247 :
助教授:2001/07/28(土) 06:08 ID:???
>>231 ウンベルトエーコの「薔薇の名前」
これはショーン・コネリー主演の同名の映画があるので、
それを見てから読むとよいかも。
ヒントをあげると、映画中メガネがでてくるが、これは「真実を見る事の出来るもの・知性」の
象徴。
一時期文学部の学生が、これを小脇に抱えてキャンパスを闊歩するのが
はやりだったみたいだよ。
内容は研究するに値するほど、実に深い。
中世北イタリアの修道院を舞台にしている点、実在の魔女裁判・ベルナール・ギー、
こういったキーワードが実によく組み合わさっている。
内容は「黙示録」の最後の審判にあわせた殺人。
このテーマは古来広く使われており、映画の「セブン」も、これをもとにしていると思う。
>>246 いや、ある意味オッケーでしたよ。。
泉鏡花の外科室はそんな感じなんで。。
249 :
三文戯曲:2001/07/28(土) 06:08 ID:???
>>209 たしかサウンドノベルならぬ「チェーンノベル」だそうだ。
7人の主人公がどうとかこうとか。
夏の旅人 田中文雄
古本屋探してるんだけどみつからねー
252 :
250:2001/07/28(土) 06:10 ID:???
>>237 プイグの
「このページを読むものに永遠の呪いあれ」
は結構しんどかった
登場人物が2人だけだもんな...
ラリイ君
ラミーレスさん
ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ
うがふなぐる ふたぐん
255 :
助教授:2001/07/28(土) 06:13 ID:???
>>242 森 鴎外の「舞姫」に救いが欲しいのなら、漫画だけど
関口夏央・谷口ジロー「坊ちゃんの時代(全5巻)」を読むと良いよ。
この2巻で顛末がわかる。
この「坊ちゃんの時代」、どんな本よりも明治時代の日本を知る上で、最高の教科書だと思う。
漫画だから読みやすいし。
お、ラブクラフト
258 :
昆虫:2001/07/28(土) 06:14 ID:???
>>254 ラヴクラフトも好き。
未知なるカダスにとかが好きかな。
259 :
助教授:2001/07/28(土) 06:15 ID:???
>>254 クトゥルー神話ですな。ラグクラフトの。
個人的にはラバン・シュリュズベリー博士がでてくる第2巻が好き。
イア イア ハスター!
ラヴクラフトは有色人種差別主義者だったんだよな。
でもおもしれえええええ!!!!
数式はロクに覚えてないけどクトゥルーの呪文は覚えてるよ(ワラ
レイ・ブラッドベリ、ディック当たりも好きだ
SFいいねえ
264 :
昆虫:2001/07/28(土) 06:23 ID:???
短編だと、
フレデリック・ブラウンははずせないなぁ
こうなったらみんなのそっち方面の遍歴とか聞いてみたかったり。
吉川英治→小松左京→筒井→春樹→ドストエフスキー→らも→源一郎→北村薫
脈絡ないな・・・
>>265 めちゃめちゃ突っ込みたい所まんさい(w
大江健三郎 京極夏彦 トーベ・ヤンソン
の誘い水をしたのは私です(笑
268 :
ぐるぐる:2001/07/28(土) 06:29 ID:???
らも→芥川→太宰→志賀→漱石→ドスト→遠藤→らも
結局、らもに戻って来た。
>>266 なんていうか、ハヤリモノに弱すぎるよねオレ(笑
いやでも本棚見てもこんなかんじ。マジで。イヤーはずかしー
マジで本置く場所がない・・・
メインは音楽関係のものだから、泣く泣く本を売るハメに
>>265 ドストエフスキーかららもに行くのが凄い(笑)
何があったんだろーか
おむつおむつおむつ
さっきから隣りでクンニとかマンコとかの話やってる。。。
気になる
274 :
ぐるぐる:2001/07/28(土) 06:37 ID:???
一応文学好き高校生→ドストエフスキー→大学受験ヘナー→生きててつまらん
→中島らも→生きててもいいのかな・・・→合格→源一郎
・・・という流れです(笑
中島らも人気あるねー。
隣でやってもらうためにあげ(笑
カラマーゾフの兄弟読んだ奴は凄い
278 :
三文戯曲:2001/07/28(土) 06:47 ID:???
古本屋のビニールでパッケージされたカラマーゾフを買ったら
何故か三巻と四巻だけだたーよ。どないせいっちゅうに!(涙)
>>277 俺としては中山峠とかいう小説を読んだヤツ
の方がすごいとオモタ。
281 :
三文戯曲:2001/07/28(土) 06:52 ID:???
新井素子→W村上とかばななとかのメジャーなの→原点に帰って漱石
→カフカとかサリンジャーとか外国の大物どころ→遠藤周作とか安部公房とか源一郎とか
→宮沢章夫とかボリス・ヴィアンとかカミュとか
流れ無茶苦茶
>>275 源ちゃんでは何が好きよ?やっぱり俺は「ギャング」だけど
「ゴーストバスターズ」も好きだったり。けどあれは評判悪いんだよな・・・。
>>282 漱石以降の流れがすごいね。っていうかまさに文学青年だ。
>>283 おれも「さようなら、ギャングたち」。
「虹の彼方に」も評判のわりには好き。「ゴーストバスターズ」はなんか
よくわかんなかったな。次の作品への過度期なのかなって思った。
集大成的なオビだったけどさ(笑
最新作は文学板で好評だね。まだ読んでないけどすごく楽しみ。
ミヒャエルエンデとかC.S.ルイスとかトーべヤンソンの児童文学系
↓
サリンジャー
↓
泉鏡花
↓
懐石、太宰、その他近代日本
↓
ブギーポップ、その他ライトノベル(鬱
現実離れしたのが好きなんです。
286 :
285:2001/07/28(土) 07:06 ID:???
懐石じゃない、漱石だ。
料理してどうするんだ(鬱
うけた懐石
午前組にタッチage
>>284 んー、文学青年には見えないと言われるけどね。
「ゴーストバスターズ」は「ゴースト」の正体がなんなのかわからない、って
感想がよく見られるね。俺は、ゴーストとは一種のニヒリズム、
現実に立ち向かうことを恐れて過去に郷愁を抱いたりすることと解釈して、
とても力強くかつやるせない小説に感じたんだよね。
高橋源一郎って何か(それが世の中なのか文学なのかわからないけど)喪失感が
強い人って気がするから、そういうところも相まって面白かったんだけどね。
「虹の彼方に」はネット古本屋で買っておきながら未だに読んでなかったり。
最新作は買おうか迷ったけど金無いから図書館に入るのを待つ。
>「ゴースト」の正体がなんなのか
>現実に立ち向かうことを恐れて過去に郷愁を抱いたりすること
なるほどね。たしかにゴーストってなんなのかオレもわかんなかった。
単純に、それがなんなのか書かないことで、読者一人一人にその「空虚なもの」
「こころのやみみたいなもの」を投げ出したのかな?って個人的には思ってたよ。
たしかに高橋源一郎の作品からは喪失感ってものを強く感じるね。うん。
デビュー作から一貫して喪失感をテーマにしてるってのもすごいけど(笑
なんか打開策みつけろよ源一郎!競馬してる場合か!とかって思ったり(笑
おれは新作ブックオフ待ちだよ。頑張って探すさ。
てなわけでテレホ落ち。皆さんありがとう。このスレ育つことを祈る。
だれか保守っといてくれぃ。
おれ寝るね。
294 :
addie:2001/07/28(土) 08:39 ID:j8DUX/ss
芥川すごいよ。深すぎる。
「豊胸人の死」とか。
シモン=ペテロがキリストを裏切る→シモン=ペテロがキリストに騙されたと勘違いする。
に話を変えるなんて。深い。深すぎる。
「河童」
生活教=科学・文明→便利になってゆく世の中→科学や文明を信じたくても、実は信じきれない一般大衆。
深い。深すぎる。
「さまよえるゆだやじん」
世界が終わるとき、神様が最後の審判を下すのは、実は一人だけ。どうして?それは、一人しか必要がないから…。
ふふふふふ深い。深すぎる。これで5ページで、これは密すぎる!!
「桃太郎」
鬼が島に虐殺に行く桃太郎。とくに猿は鬼の娘を強姦しまくる。「さすが我々の祖先なり」おいおい、
芥川、あんた、本当は相当アナーキーだろ!出したくて出せなかったもの、たくさんあるだろ!!
素敵な気分になれる本が好きです。
296 :
真夏のおヌ Cykhm111DS70.kng.mesh.ad.jp:2001/07/28(土) 09:23 ID:xE3trx72
ナルニア国物語とか。
あら、とってもヌテキ!
298 :
真夏のおヌ Cykhm111DS70.kng.mesh.ad.jp:2001/07/28(土) 09:33 ID:xE3trx72
池澤夏樹とかも好き。
小川国男「アポロンの島」が俺にとっては永遠だ。
旅行には必ず持って行く。
×国男
○国夫
でした。恥。
age
テレホ
303 :
なまねこ:2001/07/28(土) 23:39 ID:???
村上春樹様・・・
なまねこさんって本当にいたんだ。
てっきり1の父です…のAAのことかとおもた。
ジャン・フィリップ・トゥーサンと中原昌也が好き。文章のリズムが合わないと
入れないんだよなぁ。気に入ると出てる作品はほとんど読んじゃうけど。
フィリップ・トゥルシエなら好きだよー・・・
今は何の話してるの?
ヲイっ、文学の話すれ!!
ったく文学スレだろ!
誰がこんな方向に話しをもってきたんだ! プンプン!
(・ε・)プップクプー
ぶーんーがーくのーはーなーしーー
これから読んでみたいのはライトノベル系すね。
文学・歴史の10
316 :
真夏の名無しさん:2001/07/29(日) 06:20 ID:2CQQjrCE
ノチー
317 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 06:27 ID:???
何時の間にかこんなスレが…完全に乗り遅れているよ…
とほほ。
319 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 06:40 ID:???
>>318 いや、あんまり読んでいないですよ。
日本文学、外国文学、あと哲学の本をちょろっと読んだくらいです。
321 :
三文戯曲:2001/07/29(日) 06:45 ID:???
322 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 06:45 ID:???
>>320 いや、やはり文学板とか覗いていると読みこんでいるというか、
悪く言えば活字中毒とか、そういう人が多いですね。俺は活字中毒
ほどでもないし、最近にちゃんねるに来てから読書量減りましたし。
>にちゃんねるに来てから読書量減りましたし。
激しく同意。
一時期に比べて減ったな…
>>322 文学板はね、読んでる人は読んでるけど、そうじゃない人間もいっぱいいるよ。
読まずに書き込んでるな、こいつ、って感じの書き込みもちょくちょく見かけるし。
なんだかんだ言ってW村上スレが一番伸びて、柳や辻を叩く板だからね。
いや、俺も柳や辻は嫌いだけどさ。
326 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 06:49 ID:???
具体的にいうと…
好きな作家は、中島敦、梶井基次郎、村上春樹、筒井康隆、
カフカ、ドストエフスキー、オーヘンリーですよ。今ぱっと
思いつく範囲では。あと詩に関してならば、ランボオや、
ボードレールですか。
オーヘンリーは英語の教科書の定番だね。
俺、英語の勉強もかねて工房の時、原書で読んでたよ。
328 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 06:52 ID:???
>>325 W村上に関してはやはり、現代作家でも一番目立つ位置に
いるんだな、って思いますね。あの伸びは。最近はエッセイとかに
忙しいみたいですが、もう小説は書かないのかな?と思うと
寂しいものです。あ、柳と辻は俺も嫌いです(w
329 :
三文戯曲:2001/07/29(日) 06:53 ID:???
かじいもとじろうって檸檬以外の本を見ないなぁ
>>326
正直、村上春樹って一冊も読んだことがない。
梶井基次郎って若くして亡くなったんだっけ?忘れた。
村上春樹は「ノルウェイの森」か
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」がいいなあ。
>>330 おれもノルウェーの森をちょろっと読んだくらい。
334 :
三文戯曲:2001/07/29(日) 06:56 ID:???
なんか簡単に読める気がする、読みやすいというべきか、面白いと思うよ
>>330
文学板って好きな作家名を素直にカキコできない雰囲気あるな〜
特に村上春樹あたりは・・・
336 :
三文戯曲:2001/07/29(日) 06:58 ID:???
逝ってしまったよ。三好達治となかがいいんだったか。
言ってしまいそうな作品ばっかしだったな。
>>331
春樹よりも龍のほうが好きだなぁ。
「愛と幻想のファシズム」とか好き。
338 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 07:00 ID:???
>>327 オーヘンリーは物語の構成が割りと一環しているというか、
アリガチというか、そういう所が好きですね。ほのぼのというか、
ちょっとしたユーモアというか。
>>329 僕は猫関係の短編が好きだったりしますね。
猫の耳を改札員の切符切りだっけ?あれでパチンとしたいみたいな。
>>330 村上春樹は癖があるから、難しいっすね。村上龍と同じで。
僕は最初「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」から
読みましたよ。元々ファンタジーというか、伝奇物が好きなんで。
夢野久作とか…瓶詰地獄。
>>331 えーと、確かそうだった気がします。同人作家のまま終わった
みたいですね。個人的には物凄い残念です。
>>328 春樹は今長編書いているらしいよ。「世界の終わり〜」の続編だって噂がある。
ドラは・・・うーん・・・なんというか・・・リビドーが弱まってるのかなぁ・・・。
>>329 「桜の樹の下」は、読んだことなくても「桜の樹の下には死体が埋まっている」
という一説を知っているはずだ。いや、俺も読んでないんだけどさ。
340 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 07:02 ID:???
>>337 俺は、村上龍は生理的に受けつけないっすわ(苦笑
読まず嫌いなのかな、と思ったりしましたがやっぱり駄目。
あと、町田康好きだなあー。「ぐっすん大黒」とか。
村上貼キ も 村上土龍も クズだろ(嘲笑藁
頭の悪さがよく出た作家だよ(ぷっ
>>335 その作家の作品のどういった部分を良いと思うか、自分なりにきっちり書けば
煽りは黙るよ。ばななスレ立てたのは俺なんだけど、俺のばななに対する評価は
尊重されたからね。しまいには「あなたの方がばななより表現力あると思います」
なんておだてられたし。
ちなみに文体模写スレでばななの模写書いたのも俺。
ニセモノは猫好き?
>>340 「ぐっすん大黒」?
事務所を変えて芸能界から干された大黒真紀(漢字違うかも)の悲哀を書いた
小説か?
345 :
三文戯曲:2001/07/29(日) 07:05 ID:???
なんかの短編にはいってたような?〜〜〜を焼くだったか
>>339
正直、吉本ばななも読んだことがない。
吉本ヴァギナ?
少女漫画に毛の生えたてーどの低脳作家だな。
ヴォケ果てた親父と吉本ヴァギナ(山田花子と同じヴスキャラだな(ぷっ
で吉本新喜劇でもやっとれ(嘲笑藁
349 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 07:06 ID:???
>>343 猫好きですかねえ。夏目漱石の「我輩は猫である」とか
一日150Pくらいこなした記憶あります。
>>344 ウマイが、違う。どちらかと言うと駄目人間の悲哀をちょっと
馬鹿馬鹿しく書いたような感じ。
まだあまり読んでないけど江戸川乱歩おもしろそう
351 :
三文戯曲:2001/07/29(日) 07:07 ID:???
異物が混ざった模様
>>342 そっかあ。やっぱ「信者」とかの決めつけとは戦っていかないとね
つーか、それはあなたの表現力が長けてたからこそ、と見たが(笑
オレにはあそこで論争やる元気も能力もない・・・
江戸川乱歩って「蜘蛛人間」とか「パノラマ島」が好きだなあ
>>345 「世界の終わり〜」の元となった短編が確か「壁とその向こう側」だったと思うけど、
「蛍・納屋を焼く」に入っていたかどうかは覚えていない。
ちなみに「蛍」は「ノルウェイ」の元とも言える短編。
「ノルウェイ」よりこちらを推す人は何気に多い。
桜の木の下うんぬんは坂口安吾じゃなかったっけ?記憶違いかな
356 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 07:10 ID:???
>>345 「蛍、納屋を焼く その他の短編集」でしたっけ?
確か、蛍っていう短編が「ノルウェイの森」の元になったんですよね。
って、もうレスされてる…
>>353 江戸川乱歩もいいっすね。短編では「赤の部屋」とか。
「パノラマ島奇談」も(・∀・)イイ!
357 :
超昆虫:2001/07/29(日) 07:10 ID:???
乱歩超面白い、
最初の方の短編が好き。
ミステリィとしては海外のヤツのパクリとネタの使いまわしが多いけど。
ばななはキッチン所収の3遍は好きだな。
他は、センター試験に出た関係で、試験終わってから買った
TUGUMIかな、読んだのは。まあまあだった。
359 :
三文戯曲:2001/07/29(日) 07:10 ID:???
たしかにいいとこで終わってる気がする<「蛍」
エッセイ集はまだ少ししか読んでないんだがアンダーグラウンドとか朝日堂
とかってどうなの
>>354
>>354 「蛍・納屋〜」には入ってない。今確認した。
361 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 07:11 ID:???
>>342 今さっき文学板に言ってきたら
「哲学板の住民に叩かれて〜」みたいなスレがあって苦笑した。
何処の板も同じ事やってるんだなってほのぼのした気分になった。
>>350 消防の頃耽読した
わからない漢字が多かったが。
>>358 吉本ばなな牛丼とどけるのって「ムーンライト・・」だっけ?
キッチンの続編の。あっちの方がわかりやすかった、ていうか好きだ。
>>359 春樹のエッセイは小説とはガラッと雰囲気変わるよ。
一読をオススメします。「朝日堂」シリーズとか。あと地味に旅行記もいける
「遠い太鼓」とか「辺境・近況」とか
365 :
三文戯曲:2001/07/29(日) 07:14 ID:???
もしかすると「風の歌を聴けとか」??また誤爆だったらスマソ
>>360
366 :
真夏の名無しさん:2001/07/29(日) 07:14 ID:2CQQjrCE
龍のエッセイは読んでてイタタタタタってなる
五木寛之はどうよ?
>>364 満月(キッチン2)。
そうだね。あっちは完結してるからね。
369 :
三文戯曲:2001/07/29(日) 07:17 ID:???
夜のくもざるだったら読んだがまた違うんだろうなぁ〜
手ぇだしてみます。ありがとう
>>364
370 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 07:17 ID:???
>>366 多分、そっから入ったから村上龍嫌いになったのかも。
実際に村上龍の作品に関しては読まないとわからないからなあ…
ソクラテスの弁明読み終わったら無理してでも読んでみるかな…
>>363 ああ。そうかもね。感情的になんないで自分の意見言う方が受け止められ
やすいだろうね。ハナから論争する気じゃなくって。レスありがと。
なんか「壁とその向こう側」、オレも気になってきたな。
とりあえず「パン屋再襲撃」「カンガルー日和」にも未収だった。
>>359 「アンダーグラウンド」は批判的な意見も多いけど、良くも悪くもあれが春樹的スタンスって
やつだと思った。詳しくは「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」を読めばわかるんだが、
近年の春樹にとっての重要なテーマは「コミットメント(関わり)」で、それが如実に出た
内容かなと。ぶっ続けで読むとかなり疲れること確実。
>>360 そうかあ。工房の頃に学校サボって図書館で読んだ記憶はあるんだよな。
別冊ユリイカみたいな類のものに収録されたのかもしれない。
>>361 2ちゃんねる各板同様、文学板も変なお子様が増えています。
最近は他にも、ロビー固定曲がり角が立てたスレに粘着してる奴がいたりとか・・・。
373 :
三文戯曲:2001/07/29(日) 07:18 ID:???
龍言飛語だったら読んだが、辛口だったな。
>>366
374 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 07:18 ID:???
>>367 んー、「大河の一滴」とか、「生きるヒント」を書いている人だよね?
エッセイに関しては割りと普通かな。小説のほうはよく知らない。
補足。
ムーンライトシャドウは亡くなった恋人の霊に合う話。
幻想的タイプ。
>>367 昔結構読んでたよ。「青春の門」とか「大河の一滴」とかメジャーなのは
抜けてるんだけど、70年代あたりの短編とか何気に好き。
なんつーかあの空気がね。
ばなな好きだった自分としては、一番いいんじゃないかと思うのは「うたかた」かな。
>>372 村上春樹がデタッチメントからコミットメントに移行したのは
やっぱり外国暮らしの影響が大きいのかな?でもエッセイとか読んでると
昔の文章にもその姿勢の萌芽は見て取れるよね。
>>370 「全ての男は消耗品〜」に関しては、2ちゃんの煽りだと思って読め。
文庫の解説でも大槻ケンヂがそういう類の事を書いていた。
>>377 未読だ。今度図書館か、ブクオフで探してみるよ。
>>379 村上龍は小説だと、やっぱ初期の方が評価高いのかな?
「コインロッカー」とか「テニスボーイ」とか。
そういや5分後の世界がゲーム化されるらしいね。どんなのになるんだか・・・
381 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 07:26 ID:???
>>372 やっぱり何処の板も流失しているのですかね…
社会学板の宮代スレ乱立とか、心理学板のカウンセラースレ乱立とか…
専門板はレベルを結構気にしているっていう印象があるんですけど。
ラウンジはレベル云々の話では無いし(苦笑
>>379 じゃあ、今だったら快く読めそうだ。
>>378 「村上春樹、河合〜」によると、外国暮らしの影響が一番大きいと本人は言ってるね。
なんでも、本人の小説の段階は
アフォリズム→デタッチメント→物語を創る→コミットメント
という風に移行して行ってるのだとか。
>>381 社会学板はそれこそ俺が最初に降り立った板だから詳しいけど、
あそこは最初から宮台板だったよ。専門的な話題よりも宮台ネタばかり。
ネオむぎ以前から。
ただ、一年前にはリデル&スコットという超優良コテハンがいて、
レベルの高い話題もなされていたけど。
心理学板に関しても素人が入りやすい分昔から荒れ気味だった。
こちらの優良固定は伍長氏。匿名発言を認めない、黒木玄氏のサイトでも
特別に匿名による発言を許されるほどの人だった。
>>382 そっか。物語を創るってのは「ノルウェイの森」でリアリズムに挑戦した、とか
言ってたことを指すのかな?なんにせよ自作は楽しみだね。
「またたび〜」とか「村上ラヂヲ」とか、ちょっと肩の力抜けたヤツが
続いたから。小説の方はけっこう神経はりつめた作業なんだろうな、なんて
期待してるんだけどね。
>>384 本人によると初めて物語に挑戦したのが「羊をめぐる冒険」で、
それから一段階自分が大きくなるためにリアリズムに挑戦したのが「ノルウェイの森」らしい。
次の長編は楽しみ。多分、次を読めば「スプートニクの恋人」の持つ意味も
見えてくるだろうし。
386 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 07:37 ID:???
>>383 なるほど、俺は時々興味のあるスレッドしか見ないので
よくわかりませんが…専門板も適度に荒れていたりするんですな。
勉強になりました。
>>386 文系学問板は理系と違って素人でもわかった気になりやすい分荒れるのだよ。
ほら、ラウンジにも時々来るだろ?わけわからない自説を唱えてやまない人が。
>>385 そうだね。「スプートニクの恋人」は過渡期の作品って感じするから。
しかも「世界の終り」の延長線上に位置するものになるってハナシだし。
早く読みたいねマジで。
落ちます。みんなありがとう
>>388 なっち( ● ´ ー ` ● ) アリガトウ
391 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 07:44 ID:???
>>387 笑ってしまうのが、他の板から流れてきた人で、IDが無いのにMail欄に
ageとか書く人。あれってネタでやってるのか、其れとも他の板でやってるのが習慣化して
るのかな、と想像したり。文系は厳密な「理解した」というレベルが
有りませんから難しいところですね。あと、どのくらい量をこなせば
いいとか。量をこなせばいいって問題でも無いんだろうが。
っていうか俺文学の話していないな…
392 :
ニセモノ:2001/07/29(日) 07:46 ID:???
あー、俺ももうそろそろ落ちますー。
やっぱり上には上が居るなあ…
>>387 おれ、実は理系生物系の人間なんだけど、
生物板は理系専門板の中では一番荒れてる。
理由は、生物は素人でも取っ付きやすくみえるから、
専門外の人の流入が多いから、って住人は予想してる。
やっぱ、分けの分からない素人が入ると荒れるんだな…どこでも。
394 :
:2001/07/29(日) 11:36 ID:???
395 :
:2001/07/29(日) 19:55 ID:???
396 :
:2001/07/29(日) 23:49 ID:???
397 :
真夏の名無しさん:2001/07/30(月) 01:03 ID:fQbSWOwQ
age
京極夏彦を徹夜でよみました。
一日かかりました。
俺も何か15くらいから村上春樹読んでるけど、この前出た「村上ラヂオ」読んで笑ったと共に「あぁ、こんな人なんだなー」なんて変なところで感心しちった。
ちなみに村上春樹の本で面白かったのは「ねじ巻き鳥」と「蛍納屋を焼く〜」だな。
>5分後の世界ゲーム化
まぢ???俺は「世界の終りと〜」をやってほしいな。
>>398 結構はやいなー。どれ読んだの?まぁ二の腕でも揉み解して
ラウンジでまんことかうんことか言って、頭の緊張もほぐそう。
どうだった?
>>400 魍魎。朝からはじまって徹夜。
オープンセールのDVD買うために徹夜で並んだので
そのとき読み終わりました。
真冬だったけど夢中になってたので寒さも忘れてました。
>>401 そりゃまた奇特な状況ですな(w
私は正月に母親の買ってきた「バカぶ厚い本」を読んだのが最初でした。
京極さんは基本的にいい人なんでしょうな・・・という予想。
ああ、いい人っぽいね。
でも顔がグレイのVoに似てるからって最近意識しすぎだな。
こじゃれてきやがった。
まぁ、美大の出だからもともとオサレだったんだろうけど。
最近出た塗仏以降はまだ読んでないな。買ってあるけど。
読むのに気力がいるんだよね。
404 :
戦闘員A:2001/07/30(月) 01:49 ID:???
あー、スレ育ってる。嬉しい。
ホシュ!ホシュ!
406 :
ぐるぐる:2001/07/30(月) 06:31 ID:/gDtazkc
あ、このスレまだあったんだ。
きのう、文学板のスレに刺激されて
有島の「生まれいづる悩み」と「小さき者へ」を読み直した。
あげですよー
409 :
真夏の名無しさん:2001/07/31(火) 02:12 ID:Tu0xiJhQ
ワタナベあげ
背伸びしてカミュの幸福な死読んでみたけど
良くわかんなかった。
雰囲気はつかめたけど。
背伸びしてジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」
読んでみたけど、よくわかった。
精神が病んでるってことが。
412 :
いたみどめ@(・∀・)イイ!!:2001/07/31(火) 02:21 ID:AYkZxs2A
最近ウイリアム・ギブスンのサイバーパンク系の本読んでる
(・∀・)イイ!!
ブレードランナーのDVD欲しい・・・
>>411 エロエロ!
>>412 モナリザ・オ−ヴァ−ドライブ(三部作の完結編)だけ読んだよ!
なんか、独特の文章だね。
ブレードランナーってギブスンだっけ?
でぃっく
ディックでしょ。
ヴォネガットの「チャンピオンたちの朝食」(゚д゚)イイ!
映画化されてるけどあれの主人公はトラウトの方なのかフーヴァーの方なのか?
ジャケット見たらフーヴァーっぽかったが。
418 :
:2001/07/31(火) 02:31 ID:???
ヴォネガットはデッドアイディック読んだ。
419 :
:2001/07/31(火) 02:43 ID:???
俺の逝く本屋って大抵洋書が少ない
421 :
:2001/07/31(火) 05:48 ID:???
>>420 ブレードランナーの原作はディックの電気羊でしょ?
ちがうのか!?
>>422 バロウズは「ブレードランナー」という
小説を発表してるよ。
電気羊の映画名と同じ。
ああ、そうなんだ。
ブレードランナー2と3はジーターだよね。たしか。
名スレの予感 名スレの予感
名スレの予感 名スレの予感
名スレの予感 名スレの予感
名スレの予感 名スレの予感
名スレの予感 名スレの予感
名スレの予感 名スレの予感
名スレの予感 名スレの予感
名スレの予感
名スレの予感
名スレの予感
名スレの予感
名スレの予感
名スレの予感
名スレの予感
426 :
真夏の名無しさん:2001/07/31(火) 23:20 ID:JWYB/seg
保守
427 :
かねさだ:2001/07/31(火) 23:25 ID:???
ブレードランナー2の小説が手元にあるのだけれど、いつはまだ読んでいない。
電気羊が好きなだけに、読むのがとっても怖い…。
我ながらヘタレだとは思うが…この気持ち分かる人居る?
ギブスンは短編しか読んだことないけど
「冬のマーケット」ってのが(・∀・)イイ!!
つーか泣けるよ…ヽ(´ー`)ノ
>>413 いや、あれは3冊読んだ方が良いです。間違い無く。
出来れば、あと短編集「クローム襲撃」に入っている「記憶屋ジョニイ」「クローム襲撃」も合わせて読んだほうが。
>>428 「冬のマーケット」良いね。あの外骨格の女の子の(特に物語最初に見える)儚いイメージが頭に残ってる。
さて、僕も本棚を漁って「クローム」の埃を払うとするか…。
430 :
戦闘員A:2001/08/01(水) 04:12 ID:aK5KjTkw
あげてみるぞ!!!!
ほら、あげてみるぞ!!!
金が無いから本が買えないんだよ!!!!
ぬぁぁぁぁ!!!
431 :
戦闘員A:2001/08/01(水) 04:15 ID:aK5KjTkw
何であがらないの・・・
432 :
戦闘員A:2001/08/01(水) 04:16 ID:aK5KjTkw
どうして・・・・・
433 :
戦闘員A:2001/08/01(水) 04:17 ID:???
わーい、あがったー
434 :
戦闘員A:2001/08/01(水) 04:23 ID:aK5KjTkw
とりあえず、今日の読了本。
田中光二著:
ハーマゲドンの嵐
地球の光と影
天界航路
(全てハーマゲドンの嵐シリーズ)
15年ぐらい前のジュブナイル。中々にチープ。
様々な神学(ベースは仏教か)を散りばめた胡散臭いシリーズ。
読み捨てだな。でも読み終わると脳味噌が溶けた感じになる(汁
>>434 きもちわるっ。うげ。
そんなもんばっか読んでるからモテナイのな。
つか、だれだかわからんし。田中なんとか。
タイトルから想像するだけでセンスわる。
ここで今日の読了本とか言って報告すんのもやばいし。
このスレで煽りはやめてくらさい。
438 :
戦闘員A:2001/08/01(水) 04:28 ID:???
>>435 ゴメンナサイ
めちゃくちゃ凹みました。。
なんか「蠅の王」を買ってみた。新潮文庫の。
裏十五少年漂流記みたいなもんかねぇ。
田中光二って芥川賞かなんか取った人じゃん
田中光二は前に直木賞候補になってた。
neyo
山田風太郎の話が出てこないぞ
合掌
445 :
:2001/08/01(水) 06:00 ID:???
>>439 おもしろいよ、蝿の王。
ドラゴンヘッドやバトロワはこれから派生したタイプじゃないの?と思った。
山田風太郎・・・合掌。
447 :
:2001/08/01(水) 21:33 ID:???
大塚英志の評論集を読んでみた。
なかなか面白かった。
この人はやっぱりサブカル系の人なんだろうか?
449 :
:2001/08/02(木) 05:36 ID:???
450 :
:2001/08/02(木) 20:29 ID:???
ほ〜しゅほしゅほしゅほしゅ
つーかだれかあげれ!!
大塚さんですか、あの人って変ですよね。
宮崎勤の公判には欠かさず参加してましたし、
多重人格探偵サイコの小説版なんか、もうグログロキティですよ。
木島日記もかなり変。
好きですけどね。
452 :
真夏の名無しさん:2001/08/03(金) 00:54 ID:zRMzr9ms
ニセモノと詩人の小笠原鳥類は喋り方が似てると思う。
福田和也マンセー
福田恒存まんせー
>>454 シェイクスピアの訳といったら坪内逍遥か福田先生だね。
>>455 わかってくれる人がいるんだ。うれしい。
思わず朗読したくなる文の美しさ。
457 :
:2001/08/03(金) 04:37 ID:???
458 :
:2001/08/03(金) 07:00 ID:???
459 :
助教授:2001/08/03(金) 07:48 ID:???
保守。
460 :
:2001/08/04(土) 02:14 ID:???
保守がわりに一言
キャッチワールドおもしろい。
462 :
:2001/08/04(土) 10:54 ID:???
hosyu
464 :
熱血飲料:2001/08/04(土) 14:55 ID:???
最近やっと『日の名残り』(カズオ・イシグロ)を読んでるけど
なんかしみじみしていて(・∀・)イイ!!
465 :
:2001/08/04(土) 16:11 ID:???
ほっしゅほっしゅ
マルカム・ラウリー
(゚∀゚)イイー
468 :
:2001/08/05(日) 05:43 ID:???
469 :
:2001/08/05(日) 10:59 ID:???
470 :
真夏の名無しさん:2001/08/05(日) 12:56 ID:gRkfeb1Y
今日は読書日和だよな?な?あげとく。
471 :
ニセモノ:2001/08/05(日) 13:00 ID:???
中央文庫のBIBLIO20世紀シリーズに期待しています。
現在、毛沢東の遊撃戦論を読んでいます。(何度目?)
472 :
:2001/08/05(日) 16:48 ID:???
473 :
:2001/08/05(日) 23:02 ID:???
474 :
助教授:2001/08/06(月) 05:08 ID:???
タイトルだけがTVの議論系番組などで時々使われる、司馬 遼太郎さんの「この国のかたち」、
おもしろかったですねぇ。
読む前に丁度、「日本人ってどんな特徴を持った民族なのだろう」「日本人の独創性は
どのへんにあるのだろうか?」「日本の他国に誇れる文化とはなにか」という疑問を
自分の内側で膨らませるだけ膨らませていたので、それに対する模範解答の一つを
読んだような気すらしました。
司馬さんがなにか本を書くときは、神田の古書街からその分野の本や文献がすっかり消えてしまうという伝説は
妙な現実味がありますなあ。
著作を読み、その知識の深さに感動し、知の連鎖の見事さに酔ってみると・・・。
475 :
助教授:2001/08/06(月) 05:33 ID:???
私には、毎年8月6日・7日・8日に読む、ある1冊の本があります。
(そもそも本と言えるかは、良くわかりませんが・・・。)
これは初めて読んだ時からもう11年続いている習慣でして、内容は当然覚えています。
じゃあ何で読むのでしょうねぇ。
・・・まあ、習慣なのです。毎年の。
ここまでくると年中行事の一つ・・・私の夏の歳時記の一項です。
原爆関連の書籍でも、戦争関連の書籍でもありません。
ただ、物語の舞台が8月6日―8日なのです。
今年もまた、ノスタルジックな3日間が来ました。
12年目の、8月6日です。
476 :
:2001/08/06(月) 06:40 ID:???
477 :
狭武哲詩:2001/08/06(月) 10:12 ID:???
>>475 自分も、毎年大晦日の夜に方丈記を読んでます。
高校の古文の先生に勧められてから、毎年ではないですが、元旦の深夜にかけて読んでます。
逝く川の流れは絶えずして。。。
478 :
スレの意向を汲む男:2001/08/06(月) 20:00 ID:S5hVk91A
age
479 :
あなすい:2001/08/06(月) 20:01 ID:???
椎名誠の本しか読んだ事無い私はDQNですか?
>>475 私は、4年に1度、読む本があります。
「オリンポスの果実」です。
内容も、文章も鮮明に覚えてます。
そして、オリンピックは、あまりみませんけど。
若かりし頃、本気で東ケト会に入りたかった・・・
小林泰三 密室・殺人
ミステリだけど、ミステリ外の要素がかなり衝撃的。
トリックはわりと稚拙。
まだ興奮さめやらぬ。
>>377 薦められた「うたかた」読んでみたよ。よかった。以前、高橋源一郎が
「文学を読むことは〈生きなおす〉ということだ」っていう発言をしていたのを思い出した。
吉本ばななの眼(文章)を通して世界を見ると、なんか違った風景が見えるんだよね、いっつも。
あの人の書く文ってすげえ読みやすいけど、そういう効果っていうか装置みたいのは
たいしたもんだ、って思うな。
>>479 最近はちょっと欝気味みたいだけど、昔のはおもしろいよね本当。
不条理っぽい短編もいいけど、「アドバード」とかあの三部作はすげえ好き。
それから三浦綾子『塩狩峠』読んだ。結末は知ってたんだけど、
それでもやっぱり感動しました。
ブコウスキー 『町で一番の美女』 が好きだなあ。
最近読んだのは『大いなる遺産』。
正直、初めてディッケンズ読んだけど、よく言われるような"教訓臭さ"
みたいなものは自分は感じなかったなあ。自然に考えさせられる感じ。
ポールオースター「最後の者たちの国で」
退廃的な感じが、よかった。
ブコウスキーのは、読んでると真面目に仕事して生きてる自分が馬鹿らしくなってくる。
でも、なんか、元気でるよね。私だけかな?
ほしゅしゅ
487 :
:2001/08/08(水) 07:01 ID:???
>>485 そうかもしれない。ブコウスキーは何か知らんけど元気出るね。
オースターは『ムーンパレス』と『幽霊たち』は読んだ。
『最後の者たちの国で』は今度読んでみます。
489 :
:2001/08/08(水) 19:49 ID:???
>>488 「ムーンパレス」も「幽霊たち」も好きです。
ヨシフ・ブロツキー「ベェネツィア」
失明の危機にある恩師が入院している時、
ヴェネツィア好きの恩師のために、
この本を、声に出して読み、
録音してテープをお見舞いにもっていこうと思い、読み始めました。
涙が止まらなくなって、テープのお見舞いは、できなくなりました。
ヴェネツィア好きの人、ぜひ、読んでください。
この本には、目が重要であり、目が必要なのです。
492 :
村夫子:2001/08/09(木) 05:12 ID:???
最近は、川崎長太郎の“抹香町もの”などを古書肆で渉猟しております。
ああダメな人…。
493 :
:2001/08/09(木) 07:50 ID:???
>>493 ageてるの始めて見ました(w
sageで書き込むだけで保守効果はあるのですね?
>>494 シャッフルがあったときは一撃です。
あまり下がりすぎるとsage保守も忘れがちですし。
>>495 そうですか、わかりました。
せっかくなので文学の話。
京極夏彦の巷説百物語は、最近出たハードカバーで一応終了、
今発売している「怪」リニューアル号で別バージョンが始まったようです。
正岡子規の「仰臥漫録」を読んでいる。
大病の最中にありながら凄まじい食欲。
飄逸な文章から滲み出す痛々しいまでの生への渇望。
凄い。そして果てしなく哀しい。
498 :
:2001/08/09(木) 19:57 ID:???
半角スペースに「0」と「age」は入れた事ないです(w
ありがとう
>>493(w
499 :
:2001/08/09(木) 23:54 ID:???
500 :
:2001/08/10(金) 05:57 ID:???
寝る前に星新一はやめよう。。(w
最近、嶽本野ばら萌え。『ミシン』という単行本に入ってるラブストーリーが
ヨイ! 京都でフリーライターやってた人らしいね
しまおの「死の刺」きのうやっと読みおえた。
1ページ読むたびにうつになったが。
最初の方でも書いたけど、小泉八雲の「赤い婚礼」は
ホントに良かった(夏だからじゃなく)。
頭の中に、あんなに鮮烈なイメージが浮かんだのは
子供の頃読んだ「十五少年漂流記」以来だったと思う。
当時高校生。教室で一人、線路の上で抱き合い、
軋轢死を待つ男女を思って遠い気持ちに浸ってた。
保守ついでに・・・
今日は、川端の「雪国」(読むの何回目か自分でもわからなくなるくらい読んでるが)を読んだけど、ふと、ある意味で川端の小説って、贅肉を究極にまでそぎ落とした、いわゆる「写生文」じゃないかな、なんて思ったり。
そこに存在するはずのない「叙情」が伴ってしまうのが、川端の魅力なんだな・・・
川端も舞姫って題名の小説かいてるんだね。
間違って買っちゃったよ。
どっちもまだ読んでない・
「さようなら、さようなら、本当にさようならギャングたち」
マンセー。
文庫化を契機に『心臓抜き』(ボリス・ヴィアン)再読。
これぞシュール・センチメンタリズム!
まさに狂ったジャズ!
ああっもうっ…(・∀・)イイッッッ!!
508 :
:2001/08/11(土) 04:40 ID:???
511 :
:2001/08/11(土) 10:43 ID:???
夏休みになると書店に名作がずらり。
パウロコエーリョのアルケミストはいいね。
ビーチで読むのに、イイ本ってある?
515 :
助教授:2001/08/12(日) 01:48 ID:???
>>504 川端さんの小説は、ささいな一単語にすごい比喩や暗喩が隠されていることがあって
好きだなあ。読みがい(分析しがい)があると云うか・・・。
あと時代背景もあるでしょうねぇ。
はっきり書いたらいけない事を遠回しに書き、悟らせる技術とか。
喩えにしてはちょっと俗っぽいですけど、少女漫画などにみられる細やかさとでもなるかなあ。
それこそ指輪をしているか外しているか、象徴的なアイテムを身にまとっているかどうかなど、
細かいところに意味が込められていることが多いわけで。
もっとも少女漫画を描く人って、文学のたしなみ(「文学くずれ」なんて
冗談ぽく言う人もいましたが・・・)のある人が転身してやってる場合も多いので、
両者(文学と少女漫画)には微妙な共通点があるのかもしれませんが・・・。
516 :
助教授:2001/08/12(日) 01:54 ID:???
(もっともよく考えたら純文学って、そのほとんどが比喩と暗喩の連続とも言えますが・・・・。)
517 :
:2001/08/12(日) 02:34 ID:???
>>516 純文学に嵌ってしまうと普通に生活してても人の言葉の裏の意味を
探ってしまうクセがついて、正直に受け取れないという弊害が出てきて
しまいました(苦笑
こういうのは人によって違うのだろうか??
今日は初期の大江で過ごした。
>>515 そうなんだけど、おれは「掌の小説」の中では、けっこうわかりやすい「屋上の金魚」が好きだったりする(藁
でも、「比喩と暗喩の連続」ってのは、
かなり考えさせられるひとことです。
カフカの「変身」なんか、小説自体が暗喩と言えるかもしれない。
>>518 話し言葉は気にならないかもしれないけど、
メールとか、文章になってると、
おれも同じ弊害が出ます(藁
/  ̄ ⌒ 丶 / ̄ ̄ ̄ ̄
_ - / \ | ・・・・・・・!?
/::::::::::;;;;;) /ヘ /⌒\ 丶∠_____
(:::::/;;::::::;;;;;;) | へ : /___ ト〜 ー _
⊥::::::(;;::::;;;;;;;;;) ┌〜^~ /ー―ヽー/~) | / 丶〜
/:::::::::(;;;:::::);;;::く |⌒~/R;;: ::::;;;;;リ /∂| ):〜─ _ / \ ̄ ヽ
(;::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;| |_j| 丶___ノ ;/| ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`\/\:::::::\
)::::::;;;;し::::::::::;;;;;;;ノ | | ヘ 丿 rこノ~ノ⌒ー _;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ::Y \
し;:::::::::;;;;;;;;::::);;;;;;;;;;) y し〜⌒〜、/:: r |;;;: \ ;:: |:| 〜 _ \ \
\::::(:::::::::;;;;;;;;:ノ // \J |;;;:: ~;;;| |:| フ\ \ |
(;:(;:::::::;;;;;;;;;;;;ノ / / 人 ヽ: ノ;;;:: ゝ |:| r \ ヽ)
\::::::;;;;;;/ / | / ∨\ |:: /;;;:: / |:| / 丶 ヽ
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
522 :
助教授:2001/08/12(日) 21:58 ID:???
カフカ「変身」の第一行。
> ある朝, グレゴール・ザムザが不安な夢からふと覚めてみると, ベッドのなかで自分の姿が一匹の,
> とてつもなく大きな毒虫に変わってしまっているのに気がついた
このの「変身」の主人公、あれは第一次大戦で負けた独逸そのものの暗喩ではないかと
言われていますな。(ソースはありませんが。)
毒虫に変身して動くのに不自由になる・・・ヴェルサイユ条約で身動き取れなくされた独逸・・・。
国力がなくなって最後は餓死・・・。
ところが歴史は、よりドラマティックな展開を好んだようですな。
もう一度「話」を盛り上げておいて、より悲劇的な結末を用意していましたねぇ。
523 :
助教授:2001/08/12(日) 22:06 ID:???
>>522に補足
> このの →この
ってことは、不安な夢=戦争 ですか・・・。
仮説通り暗喩として独逸があったとしたら、すごい第一文ですなあ。
524 :
助教授:2001/08/12(日) 22:24 ID:???
遅レスになりますが・・・
>>477 私は徒然草が好きですねぇ。
受験生の頃、徒然草は良く出題されるから、有名な文章の粗筋を覚えちゃった方が
良いだろうと考えたわけです。で、対訳集を買ってきてヒマなときに読んでいました。
こんな姑息な動機がたたったのか、受験時に出題された記憶はないですが(笑
それ以降、時々開くことがあるのです。
全体的にはなんだかこう、大変説教くさい(やっぱりあれは説話集なのでしょうかねえ)のですが、
人生の核心を見事にズバズバと語っているようで、
読んでいて不思議な爽快感を覚えたものです。
説教くさいというアクもまあ、慣れれば味の内ってことで。
なんと!
そういう風にして読むもんなんですね。
そのまんま読んでましたよ・…(鬱
526 :
助教授:2001/08/12(日) 22:53 ID:???
>>525 読み方は自由ですよ。
オモテを素直に読んで楽しむのも良し、裏側をめくってみて、隠れたストーリーを
探すのも良し。
上記はあくまでもソースのない仮説の域です。
実際、そのままあてはめてみると合わない場所も
ちらほら見うけられるようです。
しかし、もしかしたら・・・という、空想する(妄想する?)楽しみが湧くじゃあありませんか。
これをやりすぎると、ないはずの裏を探し、ついには自分でとんでもない仮説を
ぶち立てることにもなりかねません。
これを俗に「深読みのしすぎ!」ともいいます。(笑
受験用に作られた問題中、「筆者はこの時どう思っているか」という問題があり
その著者が解いてみたところ、思いっきり間違えてしまったり(笑
「この選択肢の中に、俺の考えていたこと入ってねーよ・・・」なんていう
冗談みたいな本当のことが何件か報告されているところを見ると、問題作成者の方が
ヘンに深読みしているケースも、あるということでしょうねぇ。
おもしろいものですな。
527 :
助教授:2001/08/12(日) 22:55 ID:???
あ、あと「こじつけ」という便利な表現がありkました。(笑
528 :
助教授:2001/08/12(日) 23:07 ID:???
似たような話に、作曲家のシューベルトの話があるなあ。
シューベルトがある劇場で自作のリハーサルに偶然立ち会った時、
面識のないこの楽団の指揮者に、こうした方が良いんじゃあないのか、とか
いろいろ言ったそうで。で、その指揮者が言うには、
「この楽団を指揮しているのは私だし、この曲は誰よりも良く知ってるつもりだ!
だいたい無礼な奴だな君は。いったいどこの馬の骨だ?」
みたいなことを言ったそうで。
で、それに対して、シューベルトが気弱に答えるには、
「ああ、すみません・・・。私はその曲の作曲者に過ぎないんです・・・・。」
こじつけとか深読みと捉える以前に、人間の解釈の違いの面白さなのだろうねぇ。
極端な場合乖離もありうる。
529 :
525:2001/08/12(日) 23:13 ID:???
ありがとうございます。
わかりやすい解説ですね。
ためになりました。
本を読む面白さが増えましたよ。
530 :
助教授:2001/08/12(日) 23:16 ID:???
指揮者(再現芸術家)の名誉のために、逆のケースも書いておこうかな。
「ボレロ」。
この曲を、ある指揮者の大熱演のもとで聞いた作曲者のラヴェルが、一言。
「知らなかった。この曲って・・・、こんなにいい曲だったんだ。」
たまに演奏家(再現芸術家)が、作曲者(創造芸術家)が思ってもいなかったくらいの名曲に
変えてくれることもあるわけです。正確には、その曲の魅力を最大限に
引き出してくれるということですかね。
解釈の違いが、より高度な芸術を誕生させた一例として。
そして演奏家(再現芸術家)は皆、それを目指しているのです。
以上、保守代わりの雑談でした。失礼。
531 :
:2001/08/13(月) 00:24 ID:???
532 :
:2001/08/13(月) 02:45 ID:???
533 :
:2001/08/13(月) 02:48 ID:???
534 :
:2001/08/13(月) 07:30 ID:???
535 :
ぐるぐる:2001/08/13(月) 13:46 ID:???
再現芸術といえば、芥川(藁
>>522 はじめて読んだときには、「毒虫」ってのが気になった覚えがあります。ザムザが毒を吐く能力があったっていう描写はなかったと思うし。
ザムザ=ドイツ とすると、内に毒を持つ(持っていた)というアイロニーかもしれないね。翻訳の都合でそうなったのかもしれないけど・・・。
以上、深読み(こじつけ)の一例でした(藁
So we beat on boats against the current, borne back ceaselessly into the past ...
ほしゅる
538 :
:2001/08/13(月) 21:55 ID:???
539 :
:2001/08/14(火) 00:54 ID:???
私たちが将来することの種子は私たち皆の中に含まれているというが、
冗談を言いながら人生を生きている人たちの場合は、種子がいっそうよい土と、
いっそう上質の肥料でおおわれているというふうに、いつも私には思われた。
<ヘミングウェイ>
自分がいつも忘れないでおこうと思ってる言葉のうちの一つ。
いい話だったので保守。
542 :
:2001/08/14(火) 04:52 ID:???
543 :
:2001/08/14(火) 07:51 ID:???
544 :
:2001/08/14(火) 09:57 ID:???
545 :
:2001/08/14(火) 13:28 ID:???
546 :
真夏の名無しさん:2001/08/14(火) 16:19 ID:F8rnvKJA
ホシュホシュ
547 :
:2001/08/14(火) 19:09 ID:???
548 :
:2001/08/14(火) 22:34 ID:???
549 :
厭きラヴ:2001/08/14(火) 22:47 ID:BdrnBuo.
「ヨブへの答え」ってのを、読んでますん
550 :
:2001/08/15(水) 03:18 ID:???
551 :
:2001/08/15(水) 06:54 ID:???
魂の漆黒の闇の中では
時刻はいつも午前三時だ。
F.スコット.フィッツジェラルド
553 :
:2001/08/15(水) 18:44 ID:???
揚げ