1 :
びーらぶど :
俺、次男(17歳都立高校生)役ね。
俺場末のバーで暴れる役ね。
3 :
リトマス師:2001/07/23(月) 23:16 ID:???
じゃ、俺、長男(20歳大学生)役
4 :
何かの再来:2001/07/23(月) 23:17 ID:cN88y10w
じゃ、ギャンブル好きで厄介モノのイトコ役で。
わたしネコのミーちゃん役ね。
6 :
びーらぶど:2001/07/23(月) 23:17 ID:FBuEraPw
第1話 家庭内暴力
たぶん1の役は自分現状をそのまま書いたと思われ
8 :
仮想煽り人:2001/07/23(月) 23:18 ID:???
じゃ、俺、曽祖父(3歳中学生)役ね。
俺は、近所の酒屋の配達のおじさんで
じゃあ俺は1のスタンド
11 :
レレレ:2001/07/23(月) 23:19 ID:UqpS3VDY
んじゃ俺、三河屋。
12 :
何かの再来:2001/07/23(月) 23:19 ID:cN88y10w
>>6 じゃ、まずオレが登場!
「今日も負けたよ〜〜!」
13 :
ミーちゃん:2001/07/23(月) 23:20 ID:???
「にゃー」
14 :
びーらぶど:2001/07/23(月) 23:20 ID:FBuEraPw
兄さんがエスポワールに乗ったみたいだね。
15 :
なな☆ーし:2001/07/23(月) 23:20 ID:???
あたし隣の未亡人ね。
現時点での宇宙最強は2ということで
17 :
びーらぶど:2001/07/23(月) 23:21 ID:FBuEraPw
ざわ…
ざわ…
ざわ…
「ミっ…ミーちゃんがないているっ…!」
18 :
レレレ:2001/07/23(月) 23:21 ID:???
9はライバル酒屋だな
じゃあ俺は最後に裏切るギャンブル仲間
20 :
mona-:2001/07/23(月) 23:22 ID:pagZGHbU
おままごとか
オレは何役をすればいいのかさっさと吐け糞人ども
21 :
なな☆ーし:2001/07/23(月) 23:22 ID:???
始まってんの?
杞憂か
23 :
9:2001/07/23(月) 23:22 ID:???
じゃあ桔梗屋でいいや。
24 :
リトマス師:2001/07/23(月) 23:22 ID:???
>>12 夏休みで実家に戻ってきている俺
「またかよ。金なら貸さねえぞ」
加藤家かくんーーーー
26 :
なな☆ーし:2001/07/23(月) 23:22 ID:???
27 :
先生7号(いっち):2001/07/23(月) 23:22 ID:u4pVWSiE
私は次男の先生役ね。
不登校だから迎えにきたの。
28 :
ミーちゃん:2001/07/23(月) 23:22 ID:???
「ごろごろ」
29 :
びーらぶど:2001/07/23(月) 23:23 ID:FBuEraPw
お父さん役とお母さん役急募
じゃわたし、妹 17歳 竹子!
最近のお兄ちゃんは 何か おかしい。
31 :
何かの再来:2001/07/23(月) 23:23 ID:cN88y10w
>>20 おまえは次男の友達役でいいよ。
第4話で妊娠騒動おこすやつで。
32 :
リトマス師:2001/07/23(月) 23:23 ID:???
それより、おい。弟よ
この回覧板、隣のなな☆ーしさん家にもっていかなくていいのかよ?
33 :
mona-:2001/07/23(月) 23:23 ID:pagZGHbU
34 :
mona-:2001/07/23(月) 23:23 ID:pagZGHbU
35 :
びーらぶど:2001/07/23(月) 23:23 ID:FBuEraPw
>>27 「成績sagaって凹んでしまいました。
つーか学校かったるいしよー」
お母さんきぼん
37 :
1000:2001/07/23(月) 23:24 ID:???
くく、まるで白痴だな(間違い)
38 :
リトマス師:2001/07/23(月) 23:24 ID:???
あ、そうか。家庭内暴力がお題だったな
スマン。
39 :
びーらぶど:2001/07/23(月) 23:24 ID:FBuEraPw
>>32 「今日は兄ちゃんの番だろ。俺先週逝ったじゃん」
40 :
レレレ:2001/07/23(月) 23:24 ID:???
41 :
30:2001/07/23(月) 23:24 ID:???
42 :
何かの再来:2001/07/23(月) 23:25 ID:cN88y10w
>>24 「なんだよ!貸してくれよ!なんなら一緒に行こうぜ!」
次男登場。
「何騒いでるんだよオマエラ…」
(
>>19はまだ登場していない)
43 :
びーらぶど:2001/07/23(月) 23:25 ID:FBuEraPw
>>37 「まさかドラで待っているとは思わなかった。」
44 :
なな☆ーし:2001/07/23(月) 23:25 ID:???
となりのかわいい子が来るわドキドキ
>>35 あんたがちゃんと勉強しないからいけないんでしょ!
さ、さっさと学校逝きなさい!!
46 :
mona-:2001/07/23(月) 23:25 ID:pagZGHbU
緊急ニュースです。
捨てられたおじさんと次男が車にはねられて死にました
さようなら
47 :
リトマス師:2001/07/23(月) 23:26 ID:???
>>39 「へっ、どうせいつも家に引きこもってるんだろ。俺はおまえと違って忙しいんだよ!
お・ま・え・が、持っていけ」
48 :
びーらぶど:2001/07/23(月) 23:26 ID:FBuEraPw
>>42 「ギャンブル船は負けたらやばいからやめておきな。
血液賭けて麻雀やったほうがいいかもよ」
49 :
先生7号(いっち):2001/07/23(月) 23:26 ID:u4pVWSiE
>>35 「クラスのみんなが心配しているわよ。
先生と一緒に保健室でいいから学校に逝ってみましょうよ。ね?」
50 :
びーらぶど:2001/07/23(月) 23:26 ID:FBuEraPw
>>46 次男、吸血鬼になって復活。
「WWWWWWWRRRRRYYYYYYYYYYYYY!!」
51 :
びーらぶど:2001/07/23(月) 23:27 ID:FBuEraPw
>>49 「そうやって俺を学校に逝かせて点数稼ごうとしても無駄無駄ァァ!」
52 :
mona-:2001/07/23(月) 23:27 ID:pagZGHbU
53 :
なな☆ーし:2001/07/23(月) 23:27 ID:???
お隣さんはおじいちゃんも次男も死んで大変ね。
そいえば、あたしも未亡人だけど。
54 :
リトマス師:2001/07/23(月) 23:28 ID:???
>>49 「先生、弟の話なら、俺が聞きますよ」
弟といとこにむかって
「ほら、厄介もん同士、すみっこでマターリしてろや」
>>50 自宅に帰ってきた次男を見て
「あんた誰?」
56 :
何かの再来:2001/07/23(月) 23:29 ID:cN88y10w
まて。話が見えてこない(笑
1は責任とってキャスティングから始めろよ。
JOJOの方向で行くのか?
57 :
mona-:2001/07/23(月) 23:29 ID:pagZGHbU
>>55 先ほど車に撥ね飛ばされてニュースに出ていた者ですー
58 :
リトマス師:2001/07/23(月) 23:29 ID:???
箸置けーーーーい!
60 :
なな☆ーし:2001/07/23(月) 23:30 ID:???
ままごとじゃないね(w
61 :
何かの再来:2001/07/23(月) 23:30 ID:cN88y10w
62 :
レレレ:2001/07/23(月) 23:30 ID:???
三河屋の出番あんのかよ
63 :
びーらぶど:2001/07/23(月) 23:31 ID:FBuEraPw
>>54 「うがあああ!!この俺が負けるとはぁぁぁぁ」
登校するとき、日に当たって灰になる。骨だけ残る。
>>55 「初めてのキスの相手はなな☆ーしでは無い!俺だぁぁぁ!」
>>56 適当です。
64 :
びーらぶど:2001/07/23(月) 23:32 ID:FBuEraPw
>>64 未だ子供なんだからお酒なんか飲むんじゃありません!
66 :
なな☆ーし:2001/07/23(月) 23:33 ID:???
妹はどこに逝った?
67 :
レレレ:2001/07/23(月) 23:33 ID:???
>>64 あいよ!
んじゃいつものイイチコでいいかい?
68 :
ドリー:2001/07/23(月) 23:33 ID:???
俺も参加する。俺、不法滞在している居候スリランカ人
「コート・ジボワール」ね。
69 :
なな☆ーし:2001/07/23(月) 23:33 ID:???
回覧版まわってこないわぁ
70 :
mona-:2001/07/23(月) 23:34 ID:pagZGHbU
夜分遅くにすいません
皆様こんな夜中によくそんなに頭回りますね
やっぱネットしてる人は頭の回転マッハだわ
71 :
竹子:2001/07/23(月) 23:37 ID:???
妹イルヨ!忘れ去られたかと思ってぐれる寸前でした。
「お兄ちゃん!いいちこより、大悟郎飲もうよ!」
72 :
リトマス師:2001/07/23(月) 23:37 ID:???
(弟の先生と隣の奥さん・・・どっちにしよっかなぁ
女教師と未亡人。うーーーん、マンダム)
74 :
mona-:2001/07/23(月) 23:38 ID:pagZGHbU
捨てられたおじさんが道で血はいてくたばってたよ
誰か助けにいってあげて
>>71 「竹子まで!お酒なんかダメよ。
これは大人の飲み物なの。」
76 :
先生7号(いっち):2001/07/23(月) 23:39 ID:u4pVWSiE
>>54 「そうですか。あっ、お部屋にまで通していただいて。おそれいります。
えっ?ベッドに座るんですか?はぁ...」
あらやだ。お隣のかわいい子じゃなくて
スリランカ人だわ。ドキドキ
78 :
リトマス師:2001/07/23(月) 23:39 ID:???
弟と妹を見て
「なんだー、竹子も帰ってたのか
・・・って、なに兄弟で杯を交わしあってるんだよ!?
桃園結義か!? すると俺は劉備元徳かよ!!」
こんちわー三河屋でーす。
81 :
竹子:2001/07/23(月) 23:40 ID:???
「アヒャ〜」
竹子は すでに よっぱらっている!
なぁに?ごみ箱が生臭いわよぉ!!
83 :
カヒ飲料@長女:2001/07/23(月) 23:40 ID:s7LACfGw
(ガラガラガラ)
あぁ…今日もお店で飲まされちゃって大変だったわぁー
おっとっとと…なんでウチの玄関って無駄に広いのかしらねぇ
危なくて仕方ないわ
>>64 あ、あんた 弟だからって私の下着盗まないでよ!
部屋に隠してるの見つけたんだからね!
ったく 高校生だからって、もっと健全なハケ口探しなさいよ…
84 :
何かの再来:2001/07/23(月) 23:42 ID:cN88y10w
次男(17歳都立高校生)役:びーらぶど
俺場末のバーで暴れる役:
>>2 長男(20歳大学生)役 :リトマス師
ギャンブル好きで厄介モノのイトコ役:オレ。
ネコのミーちゃん役:
>>5 曽祖父(3歳中学生)役:>>仮想騙り人
近所の酒屋の配達のおじさん:
>>9(桔梗屋)
1のスタンド:
>>10 三河屋
>>11(レレレ)
最後に裏切るギャンブル仲間:
>>19 次男の先生役:いっち(先生7号)
妹17歳竹子:
>>30 拾われたおじいちゃん兼次男のトモダチ>>mona-(政治)
以下略!今までのキャスティングな。
85 :
竹子:2001/07/23(月) 23:43 ID:???
「お姉ちゃん おっかえりぃ〜いいちこと大悟郎どっちがいい?」
竹子、ふらついて転倒!
家宝のつぼ(推定 500円)が粉砕!
86 :
リトマス師:2001/07/23(月) 23:43 ID:???
窓越しに、スリランカ人がなな☆ーし@未亡人の家を訪れているのを見て
「ちっ、あの首都名がやたら長いだけの国の民め・・・」
さわやかな笑顔で振り返る。
「先生。まあそう気張らずにリラックスしてください。自分の部屋だと思って
上着とかも脱いじゃってください ナンナラ下着も(ボソッ」
オクサン ボク クニカエリタイヨ
88 :
79:2001/07/23(月) 23:45 ID:???
やべぇ三河屋既出じゃん。はずかしぃ
89 :
ミーちゃん:2001/07/23(月) 23:45 ID:???
「ぬー(お散歩中)」
じゃあ漏れは1の15歳の弟。ちなみに養子。
91 :
カヒ飲料@長女:2001/07/23(月) 23:45 ID:s7LACfGw
>>85 あぁー竹、あんたやっぱいい子だねぇ
えっといいち…(ガシャーン)
あぁ!お父さんの思いでがつまったツボが!
ちょっと、おかーさんー!おかーさん、来てよ!
92 :
レレレ:2001/07/23(月) 23:46 ID:???
>>79 こんにゃろ!三河屋騙りやがって!
おや?よくみりゃサブじゃねえか。
去年出て逝ったきりどこほっつき歩いてたんだ。
スリランカ人は紅茶を手土産に家に上がりこんできた。
そして一言
『オクサン ボク クニニカエリタイヨ』
あたしはもう我慢できなくなった。
もう、無理。
94 :
何かの再来(ギャンブル好き):2001/07/23(月) 23:47 ID:cN88y10w
>>85 「竹子!おまえやっちゃったな〜」
泣き出す竹子
「大丈夫だよ。みんなでなんとか金策考えるさ…」
ガラガラ(扉を開ける音)
「おっ、ちょうど誰か来たぞ」
登場人物がいっぱい居すぎて、ストーリーが成り立たない。
企画倒れに1000リラリラ
あたしはスリランカ人にこう言った。
『そのあたまのぐるぐる取っていいですか?』
97 :
竹子:2001/07/23(月) 23:48 ID:???
「えへへ〜お姉ちゃんはいいちこがいいちこ〜」
もう手がつけられない。割れたつぼの周りでコサックダンス。
98 :
先生7号(いっち):2001/07/23(月) 23:48 ID:u4pVWSiE
>>86 「あの、びーぶらどくんのことなんですけど、なんだか自分のカラに
閉じこもってしまったようで。
私...担任として失格でしょうか...(すすり泣き)」
99 :
カヒ飲料@長女:2001/07/23(月) 23:49 ID:s7LACfGw
あぁぁ とりあえず片付けなきゃいけないかな…
えっと、チリトリ チリトリ 竹、あんたゴミ袋もっておいで!
(ガラガラ)
ってあら?誰か来たみたい?はぁーい?
100 :
竹子:2001/07/23(月) 23:50 ID:???
「わたしがでるよ〜」
みんなであわてて竹子を押さえ込む。
あぁ!無理!100!
と言ってしまった。
隣の未亡人に誘惑され、頭のターバンを取られそうになる私。
必死で抵抗しながらも、気にかかるのは隠してあるトカレフ
の事だった。
「オクサン ダメダヨ ダメダヨ」
103 :
何かの再来(ギャンブル好き):2001/07/23(月) 23:51 ID:cN88y10w
お母さん役(重要):硫化鉄ver.6.9
謎の未亡人:なな☆ーし
不法滞在スリランカ人「コートジボワール」:ドリー
>>68 長女:カヒ飲料
>>83 弟:デリカシ
>>90 漏れてるのあったら自己申告しろ!
>>98 さりげなく女教師の肩に手をまわしながら、
「担任失格だなんて。先生、そんなに自分を責めないでください
それとも先生は責められるのがお好きですか? 僕はどちらかというと責め方が好きですが
・・・おっと、板違いでした。すいません
まあ、あいつも悪いヤツじゃないんですが」
>>86 「いいえ、先生のせいなんかじゃありませんわ。
…きっと私の育て方が悪かったんです(号泣」
106 :
桔梗屋:2001/07/23(月) 23:53 ID:???
その頃、桔梗屋では・・・
「まさか、将軍様(金正日)のお力を貸していただけるとは…
これで一休の鼻をあかしてやれますよ!」
わからん \(?。?")イッタイ
『ほんとはとって欲しいんでしょ?』
『オクサン ダメダヨ ダメダヨ』
トカレフは抵抗したが、彼の好物のモンプチ〔ゴールド)
を与えるとおとなしくなった。
そのすきに、ぐるぐるを取るとなんと・・・
110 :
カヒ飲料@長女:2001/07/23(月) 23:54 ID:s7LACfGw
竹!あんたニオイだけで酔ったでしょ?!
もう信じられない なんでニオイだけでこんなに酔うかなぁ…
とりあえずあんたは大人しくしてなさい
それよりドア開けた人、なかなか入ってこないんだけど…
ちょっと再、あんた玄関見てきてくれる?
111 :
何かの再来(ギャンブル好き):2001/07/23(月) 23:56 ID:cN88y10w
>>110 「まったく、このお嬢さんは人使い荒いな…
…うわー-----!!(ガンガラガッシャーン)てえへんだー、お嬢さん!」
>>105 「って、いつの間に部屋に入ってきたんだよ、コブクロ!
・・じゃなくて、オフクロ!
家の中でマテリアの力を使うの禁止って家族会議in近くのデニーズで決めたじゃないか!」
>>109 (トカレフはターバンの中に隠してあったんだけどね、まあいいが)
未亡人は私をサディスティックな目で見つめながらターバンを解いて
いった、一周、また一周。
ボトリと下に落ちたのは、なんか航空券とパスポートだった。
114 :
竹子:2001/07/23(月) 23:58 ID:jUHKv53Y
なんと、玄関のほうから大爆音が!
さすがの竹子も酔いがふっとぶ。
「大変!捨てられたおじさんの暴走だわ!」
んん〜〜〜、よくわからんけど、四組くらいで馴れ合ってるの?
>>112 「そんなの忘れましたわ。
だって、私“inすかいらーく”以外の決定は
断じて認めませんもの(鼻息」
「ガリガリ・・・(家の柱で爪とぎ中)」
118 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 00:01 ID:N/0LzLlA
まったく、いつまでお嬢さんって呼ぶつもり?
だいたいそんなに歳離れてないじゃない
それに こっちももう24なんだからいいかげん…
って何?何よ?大変だって、何が?すごい音してるけど?
ちょっと…どうしたの?!
え?なに?竹、おじさんって?えぇ?!
(なんかままごとじゃないよな気がするけど・・・)
あたしはターバンを剥がして行った
一周。
一周。
4時間もかかった。
そして、出てきたのは航空券とパスポート!
そう、彼は3年前に来日したとき
小耳はさんだ『パスポートは大事なものだよ』という
言葉のとおりターバンに入れていたのだった。
>>118 「・・・・・・・・・」
ピシャッ!
母は戸を閉めた!
「カヒ&竹、何も見なかったことにしなさい。」
121 :
桔梗屋:2001/07/24(火) 00:04 ID:???
その頃、桔梗屋では・・・
「いけません!将軍様(金正日)!私はそちらの方は全然…
ああ!娘が見ております!将軍様あ(金正日)!!」
122 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 00:04 ID:N/0LzLlA
>>120 う、うん…わかった…
あのね、おかーさん でも まだ再が外に…
123 :
竹子:2001/07/24(火) 00:05 ID:???
「すごい、さすがママ!一言の元に大爆音もなかったことに!」
だんだん家が傾いていく(毎秒 1cm)ことに誰も触れようとしない。
124 :
何かの再来(ギャンブル好き):2001/07/24(火) 00:06 ID:o/pqEAA.
>>120 「え゛っ・・・
今戸を開けたらおじさんがくる。
でもあけないと再の命が危ない・・・
どうしましょう・・・」
「オクサン・・・ゴメン ボク イツデモカエレルンダ。デモ イエニハ
秘密ニシテクダサイ」
私はそう言って泣き崩れた。日本に来て4年。ひょんなことで居候
させてもらった家族の暖かさに触れた。生きていくにはあまりにも厳しい
自分の国に帰る気が、とっくに失せていた。
「オネガイシマス」
そういって私は泣き崩れた。
今日はみなさんに殺し合いをしてもらいます。
あたしはどうしようか迷った。
しかし心を鬼にして言った。
『セイロンティーと偽造テレカ売るだけじゃ日本にいる意味ないでしょ?』
あたしはスリランカ人を隣の家に連れていった。
『おくさぁーん!』
129 :
竹子:2001/07/24(火) 00:09 ID:???
「ちょっとー!おにいちゃんの悲鳴きこえなかったー!?」
そろそろ家もピサの斜塔、外にはおじさん、再兄さんは消息不明。
>>129 刻々と傾いてゆく家。
「仕方ない、ひとまずお勝手から脱出しましょう。
色々考えるのは其のあと!」
なんか1階が騒がしいな・・・
132 :
びーらぶど:2001/07/24(火) 00:11 ID:yPGUGxtY
海底の棺桶から復活だぁぁぁl!
133 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 00:12 ID:N/0LzLlA
あぁ!おかーさん!ちょっと再が!再がドア叩いてる!
開けてあげてよ!おかーさん!
って…あ…ら?なんか飲み過ぎて目が回った?
なんか家が傾いてみえるような…
134 :
mona-:2001/07/24(火) 00:13 ID:Lmj.64Ms
捨てられたおじさん
記憶からも捨てられたのね
136 :
びーらぶど:2001/07/24(火) 00:13 ID:yPGUGxtY
しかし、久々に家に帰ったのに、誰も覚えていなかった。
137 :
カヒ飲料:2001/07/24(火) 00:13 ID:N/0LzLlA
お勝手から逃げるの?
えっと…外行くんだから とりあえず鏡みて…
あ、眉毛消えてる!
えっと(ゴソゴソ) あった えっともぅ こんな時に眉毛消えてるなんて…
138 :
何かの再来(ギャンブル好き):2001/07/24(火) 00:15 ID:o/pqEAA.
(ダイイングメッセージ)
「スタンドが…時間を…」
139 :
竹子:2001/07/24(火) 00:16 ID:???
「お姉ちゃん!眉毛どころじゃないってば!いそいでよ!
鼻の高さも、肌のつやも、みんないつもとちがくなってるよ!」
あれ、家が・・・
これは現実か夢か? こいつは難しい問題だぜ、ワトソン君
・・なんつってる間にも傾斜が!!!
隣の未亡人に手を引かれながら、私は泣き叫んでいた。
もう日本にいれない。もう家族と会えない。そう思うと
後から後から涙が溢れてきた。
「オクサーン チョトマテクダサーイ」
142 :
びーらぶど:2001/07/24(火) 00:17 ID:yPGUGxtY
>>138 「そう言えば以前も腕にBABY STANDって…
143 :
mona-:2001/07/24(火) 00:17 ID:Lmj.64Ms
次男がWindowsXPの開発に成功しました。
144 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 00:17 ID:N/0LzLlA
よし!眉毛描いたし、サンダルサンダル…!!!
きゃーーー!
玄関に赤く文字!文字が!
(半分腰を抜かしながらお勝手の方に逃げる)
>>138 ♪崩れ落ちた〜家の向こうに〜
自由があった〜
…窓の向こう側に見えるのは…再!?
「再、未だ生きてるなら返事なさい!!」
146 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 00:18 ID:N/0LzLlA
竹、あんたなんで落ち着いてられるのよ!
逃げよ?とにかくここから逃げよ?
玄関が開いてなかったので
勝手口からスリランカ人を連れて行った。
するとそこには
慌てふためる、カヒ飲料@長女が!
148 :
びーらぶど:2001/07/24(火) 00:19 ID:yPGUGxtY
「あれ?何か騒がしいぞWWRYYYY」
―――家がくずれるまであと2分―――
150 :
竹子:2001/07/24(火) 00:20 ID:???
「えーと、えーと、逃げる、逃げないと、」
竹子、床に穴を穿とうとしている。
「お、おおおお姉ちゃんも手伝って〜!」
「せめて、せめて西村理香関連のグッズだけは持ち出さねば!」
ああっ、写真集、どこに隠しておいたっけ・・・
奴の狙いはわかっていた
右ストレートを誘ってのクロスカウンター
そこでおれがフェイントをかけたその瞬間
「オクサーン チョトマテクダサーイ」
153 :
何かの再来(ギャンブル好き):2001/07/24(火) 00:21 ID:o/pqEAA.
>>145 「うぅ…オカミサン…おれの眼球に…」
(解説)
そう!ギャンブル好きのいとこは死ぬ間際に眼球に敵の必殺技を
焼き付けてからいき絶えたのだ…(効果音ドーーーン!)
眼球を覗き込むみんな。
「ま、まさか…!」「三河屋?」
154 :
竹子:2001/07/24(火) 00:21 ID:???
―――竹子精神崩壊まであと1分―――
155 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 00:23 ID:N/0LzLlA
>>147 え?あ! (急いで立ち上がり、髪を整えながら)
あ、どーも いつもお世話になってますー
えっと今日は何か?
お醤油でしたら、この前貸したまま返してもらってませんけど…
って 気にしてないですよ!気にしてないです で、今日は?
ちょっと、竹、 落ち着いて。お隣さんいるんだから!
―――家崩壊―――
「再、ごめんね(泪
逃げる途中でコンタクト落としたから
何も見えないの(号泣」
157 :
桔梗屋:2001/07/24(火) 00:24 ID:???
その頃、桔梗屋では・・・
「…あっ!そんな、そんな黒ネズミの着ぐるみを着て・・・!!
イタ!イタイ!・・・すいません!将軍様(金正日)!!弥生!向こうへ行ってなさい!」
158 :
何かの再来(ギャンブル好き):2001/07/24(火) 00:25 ID:o/pqEAA.
轟音!!家崩壊!!
写真集にかまけていた長男は!お隣さんの応対をしていた長女は?
それから、ボクサーと、精神崩壊寸前の竹子と先生と、三河屋の運命や
いかに?
>>155 「聞イテクダサーイ ボク この家イタイデース」
慌てふためく家族に私は訴えた。
160 :
真夏の名無しさん:2001/07/24(火) 00:26 ID:etdKt/IA
カオスだ・・・このスレはカオスだ・・
161 :
竹子:2001/07/24(火) 00:26 ID:???
竹子壊れだす
「アハハハハ〜fhkj;fhrきゃー☆ターバンターバンターバン」
『あ、すいません。お宅のスリランカ人のことなんですけど・・・』
あたしは彼の偽造テレカとともに
カヒ飲料@長女に引き渡した。
さよなら、スリランカ人。
あたしは亡き夫と彼をだぶらせていた。
その時だった、急速に空が掻き曇り
轟音が・・・!ゴオオオオオオオオ・・・!
バカな、軍まで動き出しているのか!
165 :
真夏の名無しさん:2001/07/24(火) 00:27 ID:etdKt/IA
この後桔梗屋がどう絡んでくるのか楽しみ♪
166 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 00:28 ID:N/0LzLlA
!!! ----ゴゴゴゴゴゥ-----
爆音を立てながら崩壊する家
取り乱す竹をギリギリの所で家の外へ引っ張り出し
倒れ込む…・・・・とイキナリ立ちあがり
「あ、隣のなな☆ーしサン お醤油でしたっけ?あは あはは
え?テレカ?あの…あの…」
その横ではターバンをもって竹子が踊っている…
ぐおおおおお!!! 犬より強いぜ!!<自己暗示
燃えよ、俺のセブンセンシズ!!
くらえ、ズバットアッッターーーーック!!!
「ヤメテクダサーイ! ワルクナイネ ボク ワルクナイネ!!」
私は叫びながら偽造テレカを未亡人の手から引ったくった。
しかし、その瞬間、ポケットの中からトカレフが落ちた。
しかも、二丁。
ただいまより点呼をとりまーす。
正直に、言ってください。
今生きてる人!
>>164 突風!そしてサイレン!これは…!
第5級警報発令か!
「金田ーーーーーーーーーー!!!」
「サンをつけろよ、デコスケやろう!!!」
171 :
びーらぶど:2001/07/24(火) 00:31 ID:yPGUGxtY
俺は不死だからな
172 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 00:31 ID:N/0LzLlA
「え?え…?」
トカレフが落ちるのを見てパニックになる…
遠くでおかーさんの声が聞こえる…
でも…どうすればいいの…?
173 :
竹子:2001/07/24(火) 00:31 ID:???
>>170 「そう、すてられたおじさんとはなにをかくそう鉄雄だったのだ。」
なんとなくつぶやくセンチメンタル竹子。でも精神崩壊。
174 :
桔梗屋:2001/07/24(火) 00:32 ID:???
その頃、桔梗屋では・・・
「将軍様(金正日)!!お察しください!今、点呼を・・・あっ!あううぅう!
い、イリュージョン??何言ってるんですか?って、イタイ!・・・すいません、ごめんなさい!」
返事がないただの屍のようだ
「………(近所の空き地でハンティング)」
179 :
竹子:2001/07/24(火) 00:33 ID:???
>>169 「竹子はぁ〜生きてる、いきてるって素晴らしい」
ある意味生きてない竹子。
「どうしましょう、あんまり返事がないわ…
とにかくあっちへ行ってみましょう。誰か居るかも知れない。」
母は
長女たちのほうへ走り出した。
しかし
コンタクトがない為
こけた。
こけた母。
「母さんあぶなーーーーい!」
ドキューーーーーン(銃声)
鳩。
>>181 鳩!!!!鳩かっこいい!!!!!
その描写すっごく好きだ!!!!!
183 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 00:39 ID:N/0LzLlA
銃声で我に返る
「お、おかーーーーーさーーーーん!!!」
叫びながら走り寄る!
おや、銃声が・・・
俺もそろそろ1階で行われている一大ムーヴメントに参加せねば
走る俺(=長男)。
そこには、予想だにしない光景が!
「ボク ワルクナイ ボクワルクナイ・・・・」
私は目の前で繰り広げられる信じられない光景に、ただ同じ科白を
繰り返すばかりだった。
そして、ふと気づくと玄関の床には、もう一丁トカレフが落ちているのを
目に留めた。
「ボクハ・・・ワルクナイ・・・」
―――母はグターリしている。―――
187 :
先生7号(いっち):2001/07/24(火) 00:41 ID:7/.zCSr6
おろおろ
188 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 00:41 ID:N/0LzLlA
頬を涙で濡らし 母のいるであろう方向に駆け出す
…がさすがにサンダル
こけた
ズザザザーッ
189 :
桔梗屋:2001/07/24(火) 00:43 ID:???
その頃、桔梗屋では・・・
「テポドォ〜〜ン!テポドォ〜〜ン!テポドォ〜〜ン!
…はぁ、はぁ、…!!イタイ!ハイ!ヤスミマセン!…あっ!
テポドォ〜〜ン!テポドォ〜〜ン!テポドォ〜〜ン!テポドォ〜〜ン!」
未亡人は旦那の元に召された。アーメン
191 :
何かの再来(ギャンブル好き):2001/07/24(火) 00:44 ID:o/pqEAA.
隣に倒れこんだ長女に
「貴女に此れを託します。私はもう永くはもたない・・・.」
母は長女にS&Wチーフスペシャル(拳銃)を託した。
>>192 スミスアンドウェスンチーフズスペシャル38口径ってマニアックだな
195 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 00:49 ID:N/0LzLlA
「お…おかぁさん…これはお父さんの…」
銃を手渡された瞬間、力無く落ちてゆく母の手…
「おかぁさん?ねぇ、おかぁさんたら…?
・・・・……おかーーーーーーーさーーーーーーん!!」
母を抱き寄せ、ひたすらに泣いた…
と、背後でジャリッっという音…
その音と異様な雰囲気に、銃を手にとり ゆっくり振り向きながら
立ち上がった
私は無意識にトカレフを拾うと、呆然としたまま道を歩いた。
「ボク ワルクナイ ボクワルクナイ・・・・」
空き地には、長女が母親に駆け寄り、何かを手渡されている。
「これは夢これは夢だ!」
昨日中学生の彼女と見てきた「千と千尋〜」のセリフを軽くパクりながら
ただただ傍観する俺
198 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 00:55 ID:N/0LzLlA
振り返ると、そう あのスリランカ人が銃をだらりと落とした手に持ち
虚ろな目でこちらに歩いてきていた
「こいつが…こいつがお母さんを!」
そう思った瞬間には引き金を引いていた
パァァン!パァァン!
だがしかし銃など使った事がないため、反動で弾丸は
上空はるか遠くに飛んでいった…
「…くっ!」
銃を長女に託すと、母は其のまま静かに力尽きて逝った。
思いのすべてを、父の形見に託して―――
と、言う訳で母は落ちます。
皆さん、ありがとうっ
見慣れないリボルバーの獣を片手に持った長女の顔は怒りに引きつって
いた。私は無意識に彼女に銃口を向け、叫ぶ。
「ボクハ悪クナイ! ナカマカラアズカッテタンダ!」
しかし、長女はそれを無視して銃を撃った。
パァァン!パァァン!
暫くの沈黙の後、私は目を開けた。
「イキテル・・・・?」
長女は銃口を空に向けて撃ったようだった。
>>198 「やめろ、やめるんだ、カヒ!
・・・お空が可哀想じゃないか。今夜18時から0時にかけて70%の確率で血の雨が降るぜ」
そしてその手から、銃を奪いとった
「貸せ、俺がヤル!!」
202 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 01:01 ID:N/0LzLlA
家の崩壊のせいで、まだ埃とも煙ともつかない白いモヤモヤが
あたりを包んでいる…
母の血が足下に流れてくる…サンダルから足に直に伝わった
血の温もりが、余計に母の死を現実のものとして認識させる…
と、リトが突如現れ銃を手から奪い取った。
(…あと銃弾は残り3発)
いつの間にか長女の脇に長男が立っていた。
「貸せ、俺がヤル!!」
指が勝手に動いた。激しい衝撃が私の体を包む。
「バァァーーン!」
204 :
カヒ飲料@長女:2001/07/24(火) 01:04 ID:N/0LzLlA
「な、なにするのっ!」
そう言いながらも、意表を突かれ簡単に銃を奪われ
反動で倒れ込んだ…
母の血がふくらはぎにベットリとつく…
銃を手に取り、軽く空にかざした。銃夢などではない、本物の銃だ
「弾はまだ3発残っとるけんのぉ!」
おもむろに、スリランカ人に照準をあわせる
「おい、紅茶の産地の民よ
なにか最後に立てたいスレッドはあるか? 武士の情けだ、聞いてやる」
私の銃口から煙が出ている。長女は長男に銃を奪われ死体の上に倒れ込んだ。
どうやら弾は、死体の頭を打ち抜いてしまったらしい。
「弾はまだ3発残っとるけんのぉ!」
私に銃口が向けられた。
「おい、紅茶の産地の民よ
なにか最後に立てたいスレッドはあるか? 武士の情けだ、聞いてやる」
私はもう一発、撃った。
207 :
桔梗屋:2001/07/24(火) 01:12 ID:???
その頃、桔梗屋では・・・
「主体思想マンセー!主体思想マンセー!主体思想マンセー!
我等の将軍様(金正日)は世界に二人と居ない偉大な指導者〜♪
さ〜て、ノドンでも打っちゃおうかな〜ん?」
怒りに我を忘れ、母の血で怒りを忘れ
そして目の前の困難に抵抗出来る力だったであろう銃を奪われ
今また為す術を失った…
だんだんと冷たくなっていく母の上で
ただただ呆然とコートとリトを交互に見るだけ…
カッ
その音に我に返り手元を見る…ブレスレットにあたったのか
やや大きめのガラスの破片がそこにはあった
思わず破片を手に持った…瞬間! 横を何かが通り抜ける…
髪がハラハラと母の上に落ちる
コートの銃弾が髪をかすり落としたのだった…
とっさにリトの方をみる
スリランカ人の顔が、一瞬、マジ顔の内村光良になったかと思うと
その手に握られた銃が光った
パシュ。
心地よい音が風に乗って通り過ぎた
次の瞬間、腹部に熱が走った。見ると、100円玉大の穴が俺の腹に開いていた
俺は反射的に叫んでいた
「出ちゃう出ちゃう! 内臓出ちゃうっ!」
「バーーーン!!」
轟音が辺りに鳴り響くと同時に、長男不思議そうな顔で自分の腹を
見ていた。
「出ちゃう出ちゃう! 内臓出ちゃうっ!」
その穴から長細い臓器がずるりと出て、地面に落ちた。
「モウイヤダァァァ!!!」
と、私は叫んだ。
「ボク ホルモン焼キ嫌ッテ 言ッテルノニィィィ!!」
そんな時、カヒが俺を見つめているのが目に入った
いい女になったな・・・。ふと、そんなことを思った
カヒ、どうやら兄ちゃんはマトモな恋ができそうにない。おまえいい人みつけて幸せになれよ
俺は腹にあてていた手を離した
「・・・って、あれっ!?」
傷などどこにもなかった。俺が100円玉大の銃創と思ってたいたものは、おへそだったのである
リトがこっちを見て微笑んでいる
銃弾はリトのオナカを貫通し、私の髪を落とした
兄は必死に傷口を押さえながらも
血と臓器を出しながらしばらくこちらを見ていたが
唐突に自分のお腹をみて驚いたような顔になった。
…目が虚ろだ。きっと幻覚でもみているのだろう
ものすごい重傷なハズなのに、表情は目以外は活き活きとしている。
自分の死が迫って来ているのを否定しているかのように。
「モウイヤダァァァ!!!」
私は叫んだ。
「モウイヤダ!モウイヤダ!・・・・モウイヤダ・・モウイヤダ・モウイヤダ
モウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダ
モウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダ
モウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダ
モウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダ
モウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダモウイヤダ」
声はやがて小さくなり、拳銃を持った右手はだんだんと上に上がった。
私は、口に銃口をくわえ、ゆっくりと引き金を引いた。
そう、この世界は俺という人間が主役の舞台なのだ
その俺がこんなふうに死ぬなんてことがあるはずないじゃないか
もう一度、カヒの顔を見た
なぜか少し戸惑った顔をしている。まあそうだ。撃たれたと勘違いした俺が騒いだのだから
・・・おかしい。急にまぶたが重くなってきた
そうかと思うと、視界がモノクロになった。これは、いったい・・・
リトになんて事を!!
その怒りで、手に持ったガラスの破片を
とっさにコートに向かって投げた!
ヒュゥンッ!
音を立てながらコートの太股辺りにむかって飛んでいく。
「モウイヤダ!モウイヤダ!モウイヤダ!」を繰り返しながら
拳銃を口にくわえたコートの太股に、破片は刺さった
パァァァン!
ガラスの破片が刺さった痛みでコートが叫び 銃が口から外れ
空に銃弾が飛んでいった…
不意にカラダが軽くなり、宙に浮いたような感覚になった
心臓の鼓動が頭の中で響く。ひどくゆったりとした鼓動が
いつの間にか閉じられていた目を、うっすらと開けた
足。少し視線を上げる。カヒだ、カヒがスリランカ人にむかって何かを投げつけた
はは、カヒは昔はソフトボールのエースだったからな。昔はよく、この空き地でキャッチボールをしたもんだ
それから、思い出が走馬燈のように次々とよみがえってきた
何かの再来とふたりで夜の女子校に乗り込んだことも今ではいい思い出だった
俺は要領がよかったから、捕まったのは何かの再来だけだったが
良い弁護士を紹介してやったんだから、まあいいじゃないか。なぁ、兄弟?
なんだか、眠くなってきたな
ま・・ぶた・・が・・・お・・・も・・・・・・い・・・
頭の中で光りと衝撃が炸裂した・・・・筈だった。
しかし、キーンとする耳には外界の音が聞こえ、脳内には私の
混乱する思考がこだましている。
(何故?何故?何故?・・・・・)
耳鳴りが収まるのを待ち、私はゆっくり目とを開けた。
そこには横たわる長男と、頭が殆どバラバラになった母親。
そして、その傍らに佇む長女の姿があった。
憎悪の目。私を睨む目。
あの視線・・・・私は一生忘れられないであろう。
218 :
桔梗屋:2001/07/24(火) 02:02 ID:???
その頃、桔梗屋では・・・
「将軍様は世界の太陽!ぽちっとな!」白い直線を描きながら青空へ舞い上がる労働一号!!
もともとなぜ私が桔梗屋になったのか…
それは三河屋の名前がとっさに思い出せず、先に三河屋を名乗られてしまったからだ…
それからの私の人生は悲惨だった。私の名前の因果故に、将軍様と出会ってしまったからだ。
出会った頃の将軍様は本当に良くしてくれた。世界中の食べ物、麻薬、喜び隊…
しかし今や、やれ電化製品を持って来いだの地下銀行を使って金をおくれだの、女子高生を拉致って来いだの!
ちょっと断るとすぐ脅迫だ!やってられねえ!
ああ、俺もままごとに参加したかったよ… 狂った女やスリランカ人や未亡人と戯れたかった…
……でも、もうお別れなんだ
ふふ、なんだか、眠たくなってきちゃったよ。
空に上がった労働一号は上空で向きを変えると、そのまま真下の桔梗屋に向かっていった
ドサァ…
リトが音を立てて倒れて以降、音のない世界が広がった。
自分ではどうしようもない怒りが視線となってコートに刺さる。
コートは魂が抜けたような目でこちらを見ていた。
その奇妙な睨み合いが、まるで時が止まったかのように
しばらく続いていた
母から出ていた血も冷たくなり
足についた血は乾き始めたのか妙な存在感を主張していた
ふっとコートの視線が下に移った気がした。
いや、もしかしたら気のせいかも知れない。
その直後 私を 私たちを 爆音と閃光 そして飛ばされるかのごとく
強い風が襲った。
そう、桔梗屋の打ち上げた労働一号の爆発…
それから先の事は私も覚えてはいない
住んでいた所から遠く離れた病院のベッドで
目を覚ました私は、看護婦から
あの日の出来事、そして家族の事を聞かされた
桔梗屋を中心とした爆発があった事や
救助に来た人たちに助けられた事
拳銃の事は何も言っていなかった
母の死体がどうなったかも判らないようだった
4つ下の弟であるリトは同じ病院の集中治療室で
意識不明のままだが、一命は取り留めたらしい事を聞いた
7つ下の弟、養子だった弟、そして竹…
あとの家族の皆がどうなったかは
爆発の時の傷が癒え、退院する時になっても判らなかった。
222 :
カヒ飲料:2001/07/24(火) 03:15 ID:???
強い日差しで眩しい外に目を細めながら
看護婦に見送られ、病院を出た途端
何かが足下に絡みついてきた。
それはあまり家にはいなかった奔放な飼い猫
ミーちゃんだった。
母を亡くし、リトはまだ意識を取り戻していなく
他の弟達がどうなったのか判らない
そんな状況でミーに再び会え、思わず涙が流れた。
しゃがみ込みミーを抱きかかえ、しばらくの間泣き続けた。
特に寂しいと言うわけでもなく ただただ涙が出てくる
そんな感じでひたすら泣いた
ずっとお世話をしてくれた看護婦さんが 走り寄ってきて
泣きやむまで黙って優しく背中をなでてくれた
ミーは時々思い出したように鳴き声をあげるだけで
ずっと腕の中しずかに抱かれていた
正直、病院を出た所でどこに行けばいいのか判らなかった
家は壊れた上に爆風で飛ばされている
帰る場所はどこなのだろう…
判らないけれど、何故かやはり足は家の方に向かっていた
道を聞きつつ 言われた通りバス停でバスに乗った
バスは人の良さそうな頬の赤い運転手の他には誰もいなく
私とミーだけのためのバスのようにも思えた
日差しは強かったがバスの中は冷房が効いていて
どこか遠くの世界の日差しのように異質に感じた
バスはゆっくりと走っていた
…もうどれくらいの間バスに乗っているのだろう
だんだんと賑わいをみせる町並み
駅でも近いのか
バスは鈍いブレーキ音をさせながら
交差点の信号で止まった
一度ドアが開いたが、入ってくる人はいなかった
ふと窓から外を見る
電気屋の店頭で大小何個ものテレビが同じ番組を写している
昼下がりのワイドショーだったが
ちょうど私たちが住んでいた場所での爆発事故のその後をやっていた
ボランティアが瓦礫を片付け 避難テントを組み立てる映像
その映像の中をボンヤリと見ていたが
唐突に鮮明な意識が呼び起こされる
「竹!」
そう、妹の竹子がボランティアの集団と一緒に
活動していたのだ
ヒザで大人しく眠っていたミーが声に驚いたのか
ビクッっと起き、不満そうな顔で私の胸にパンチしてきたが
構わずそのまま抱きしめた
そう 可愛がっていた妹が生きていたのだ
バスは聞いた事のある駅名を告げ
そして終点である事を告げた
ゆっくりとバスは止まり ドアが開く
大きく一度揺れ バスはエンジンを止めた
ミーを抱きかかえ バスを降りた
竹子の事を思い、そしてあの日の事を思い出した
母の亡くなった日
ふと母の命を奪ったコートの事が思い浮かぶ
あの男はどうしたのだろう…
考えを振り払うかのように頭を振り
あの男の事は忘れようと心に思う。
実際に忘れられるかは判らないけれど。
降りた所は 私たちの町の駅から7個ほど離れた駅の
前にある広場のような場所だった
電車の本数はまだ爆発の影響からか
少なくなっていたが動いてはいるようだった
「さ、帰ろ 私たちの町に。竹と会ったら何しよっかぁ」
ミーにとも自分にともつかないがボソっとそう言い
電車に乗った
電車のドアはゆっくりと閉まり そしてゆっくりと動き出す
日差しはまだ強く
そしてどことなく懐かしい匂いがした
「ぐー」
第1話 家庭内暴力 ―― 完
第二話 −−登場人物受付中−−
なんだと思う。
231 :
カヒ飲料:2001/07/25(水) 18:17 ID:???
やる?やるんだったら、役何にしよっかな…
やってもいいよ