1 :
餅:
・・・俺は診察台に横たわっていた。
脳波の検査を受けるために脳外科に来ていたのだった。
頭に脳波を測定すると思われる機具がつけられていく。
「それではちょっと麻酔しますので」
医者が俺に向かってそう言った。
「え?何で脳波測定するのに麻酔するんですか?」
「あなたが眠っている時の脳波をとるんですよ」
医者はニヤリと笑いながら、注射器を片手にそう言った。
チクリとした軽い痛みと共に、しびれるような感覚が全身をかけめぐった。
「もう麻酔効いた頃か・・・10分後に実験開始だ」
医者が助手にそうつぶやくのが聞こえた。
「何だ?実験って・・・」悩む間もなく、俺は深い眠りに落ちていた。。。
脳汁の実験?
小説なら「……」を使え
4 :
餅:2001/04/28(土) 01:29 ID:EV4jqr.M
夢だろうか?
・・・俺は一人で暗闇をテクテク歩いていた。
見慣れた光景だ。家に帰る細い小路だ。
ちょうど猫屋敷(猫を5〜6匹放し飼いで飼っている)を
通り過ぎようとした時に、一匹の猫と目があった。
何かに呪縛されたように、その猫から目をそらせなくなっていた。
いきなり猫がニヤリとした。そう、人間がするかのごとく口もとを
クイッと曲げて。普通の猫ではありえない顔つきをしていた。
そこで夢らしきものは突然終わった・・・
5 :
☆天邪鬼☆:2001/04/28(土) 01:30 ID:???
| // /
|// /
/ ̄
|_∧ ニヤリ(●´ー`●)
|ー゚●)
⊂|
| 〜
|∪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ん?終り?
7 :
餅:2001/04/28(土) 01:37 ID:EV4jqr.M
ふと気がつくと、真っ暗な闇の中にいた。
何も見えない……脳波のテストはどうなったのだ?
ひどい悪臭がする。何だ?この匂いは?
今まで嗅いだ事もない、腐ったような匂い……
ゴォーという風のような音が聞こえる。ファンが回るような音だ。
ここはどこだ?
寒いと思ったら、何故か全裸になっている。
おまけに床がタイル敷になっているようだ。ヒンヤリする。
手探りであたりを探ってみた。ちょうど手を全開に伸ばしたあたりで
何かに触れ、ビクッと驚き「うわっ」っと声をあげた。
声が反響する……何だ?ここは
続きが楽しみ♪
終った時には分かるように言ってね。
それまではレスしないのでよろしく。(タイトルとあわせて楽しみ)
10 :
餅:2001/04/28(土) 01:45 ID:EV4jqr.M
わかった。ここは銭湯みたいな作りなのだ。
たった一筋の光も漏れない事から予想するに、窓のない銭湯なのだ。
ゴォーという音はやはりファンが回る音のようだ。
先ほど触れた物体に恐る恐る再度手を伸ばしてみる。
「誰かいるのか?」……返事はない。
ヒンヤリとしたその物体は動かなかった。
指先の感覚からその物体は「人間の足首」らしきものと思われた。
「死体か?」
感触を確かめながら、上半身の方に向かって手を伸ばしはじめた。
明らかに人間のようだ。この体温から予想するとどうも死んでいるらしい。
何故かこの人間も全裸だった。その体の曲線からそれは女性と思われた。
11 :
餅:2001/04/28(土) 01:56 ID:EV4jqr.M
腹部から胸部へ……やはり女性のようだ。
その乳房の張りは死後硬直していても、明らかに若い女性とわかる
ものだった。髪の長さがわかれば……
乳房からさらに首のほうへ手を伸ばす。
「ギャッ!」思わず後ろにのけぞった。
……が、あるはずのものがない。
その体は首のところでプッツリと途絶えていた。
そう、首のない胴体なのだ。
12 :
餅:2001/04/28(土) 02:05 ID:EV4jqr.M
恐ろしくてそれ以上、暗闇の中であたりを探る事ができなかった。
暗闇の中に一体の首のない死体があるという事だけが
今分かる精一杯の現実だった。
「何故俺はここにいるのだ?診察台の上ではなかったのか?」
ふとあたりに何かが蠢く気配を感じた。
真っ暗な空中を手を振りかざしながら、あたりを探ると
足元に何か毛むくじゃらの物体が蠢いている。
……暖かい。この物体は生きているようだ。
犬?猫?どうも動物のようだ。
13 :
餅:2001/04/28(土) 02:14 ID:EV4jqr.M
「ウウウウ……」
変な鳴き声のするその物体を、思い切って捕まえてみた。
確かに犬か猫のようだ。その毛並みから猫と思われた。
頭を撫でようとして一瞬手が止まった。
髪!
これは人間の頭ではないか!
手探りで輪郭をなぞってみるが、確かに人間の頭である。
しっとりとしたその肌の感触、長い髪の毛からそれは
女性の頭部であると思われた。
「ウウウウ……」
人間の頭を持ったそのへんてこりんな猫?は
また気味の悪い鳴き声をあげた。
まさか、さっきの死体の頭部では……
(つづく)
ああああ。
いいところで……
15 :
エスネタ:2001/04/28(土) 02:21 ID:???
我慢してたけど書き。続きが出来たらまた書いてくれ。
俺も我慢してたが書き。「(つづく)」の後に「次は○時ごろの予定」とか書いておくれ。
17 :
餅:2001/04/28(土) 16:25 ID:MrDlgVfs
首のない死体。人間の頭がついた生き物……
暗闇の中で俺は状況把握できずに唖然としていた。
恐怖なんてどこかに飛んでいた。
この猫?(らしきものだから猫と呼ぶ事にしよう)は俺を怖がろうとしない。
妙にじゃれついてくる。それは暗闇の中でも十分感じられた。
本当にこの猫の頭が人間ならば、脳まで人間なのだろうから
こちらが人間だとわかれば安堵しているのかもしれない。
この猫の頭は妙な位置についている。
本来猫の頭がある場所よりももっと上、前足と同一直線上の胴体の上に
のっかっている感じなのだ。猫の胴体のサイズと人間の頭のサイズが不均衡な
ためそうなったのかもしれない。いずれにせよ、気狂いによる悪戯としか思えない……
18 :
餅:2001/04/28(土) 16:34 ID:MrDlgVfs
どれくらい経ったのだろう……
猫を抱きながら、寝てしまっていたようだ。
この暗闇の中では時間経過など知るすべもない。
猫が俺の顔を舐めてくる。といっても、人間の舌なのだが。
「ウウウウ」としか鳴き声をあげられないこの女は
意志伝達が動物と同じ方法しかとれないのだ。
同じ人間?がこの暗闇にいるのがわかっても、会話する事すらできない。
哀れに思い、顔を撫でてやろうとした時に、顔が濡れている事に気がついた。
泣いているのだ。
こんな不具者のような体になっても、心だけは人間のようだ。
この女は何故こんな変な物体に成り果てたのだろう?
19 :
餅:2001/04/28(土) 16:46 ID:MrDlgVfs
ふと猫が俺の手元を離れ、どこかに消えていった。
あの猫はこの暗闇で目が利くのか?
冷静さを取り戻した俺は、ここからどうやって脱出するかという事だけを
考えていた。しかし周りも見えない真っ暗闇の中でどうすればいいと
いうのだ?
猫が帰ってきた。
「ウウウウ」とうなりながら、俺の手元に顔を近づけてくる。
何かを口にくわえているようだ。
口元からそれを取り出し、手探りで判断してみる。
小さな四角い物体だ。色々触っていると、その箱らしきものの
形が変わった。というよりも、箱の側面が押すと出てくるようになっている。
そうか!これはマッチだ。
手探りで中を触ってみると、棒状の物が数本入っている。
恐る恐る、暗闇の中でマッチ棒らしきものを取り出し
手探りで火をつけてみた……
(つづく)
読むのメンドクセー
オモロイのでこれ以後放置。
22 :
餅:2001/04/29(日) 19:22 ID:???
#これは続投するつもりなので、一応保守sage
#ちなみにストーリーなんて、いきあたりばったりなので
#考えてません。今日はちと書けませんが。
23 :
餅:2001/04/30(月) 20:21 ID:???
#くそう。時間なくて書けない。
#5/6までここ生きてるわけないだろうし。
#dat落ちしたら、ここコピペしまくって再度立てるか。
#新しいジャンルにチャレンジしたつもりだったんだが。
24 :
本みりん:2001/05/01(火) 00:56 ID:???
いち読者として保守sageしとこう。
sageでも書き込むとdat逝かないのか。知らなかった。
保守。
26 :
本みりん:2001/05/01(火) 21:10 ID:???
んじゃ、保守
27 :
リフ・ラフ:2001/05/02(水) 22:07 ID:???
保守
保守。
29 :
: