いったい、このわたくしが何をしたというのでしょう、、、
あぁ、、、
3 :
グレイ : 2001/03/29(木) 20:22 ID:???
知らない。
4 :
☆天邪鬼☆ : 2001/03/29(木) 20:23 ID:???
| // /
|// /
/ ̄
|_∧ ヨシヨシーヽ(○´ー`○)ノ
|ー゚●)
⊂|
| 〜
|∪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
5 :
22世紀を目指す名無しさん : 2001/03/29(木) 20:23 ID:1q6q6I6k
(*・(・∀(*・∀(・∀(*・(*・(・∀(*・∀(・∀(*・(・∀・*) イイ!
(*・(・∀(*・∀(・∀(*・(*・(・∀(*・∀(・∀(*・(・∀・*) イイ!
(*・(・∀(*・∀(・∀(*・(*・(・∀(*・∀(・∀(*・(・∀・*) イイ!
ねぇ、騙っていい?
>>1
6 :
このスレ : 2001/03/29(木) 20:25 ID:???
神 超傑作 傑作 佳作 良作 凡作 惜作 不作 駄作 超駄作 氏ね
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
▲
7 :
22世紀を目指す名無しさん : 2001/03/29(木) 20:25 ID:pZyfe2PQ
殺せ!
そろそろ死ねよ>箱
おまえもな>pon
ponってさぁ、お前俺のパクリだろ?
出来そこないのダブルだよなっ!
12 :
A3I : 2001/03/29(木) 21:03 ID:???
電波飛ばしすぎ。
13 :
貧乏神 : 2001/03/29(木) 21:50 ID:???
わしの名を呼ぶ者がおったようじゃが・・・。
・・・木の精か・・・もとい気のせいか・・・。
14 :
エスネタ : 2001/03/29(木) 22:00 ID:???
最近箱がうっとうしく感じる。
15 :
ドリュ : 2001/03/29(木) 22:08 ID:???
どうでも(以下略
boxoはリモホを出さなくなったね。
あ、損師。
18 :
貧乏神 : 2001/03/29(木) 22:59 ID:???
擦れ主からも既に見捨てられておるようじゃし、
今からここをわしの寓居と定めよう。
陋屋に住まう虫たち小鳥たちよ。おお野良猫さんもおるのか。
しばし邪魔をさせてもらうぞい。
19 :
貧乏神 : 2001/03/29(木) 23:06 ID:???
月日は百代の過客にして行き交ふ年もまた旅人なり・・・。
ここでは、昨今の羅雲寺に乏しい侘び寂びの心について
また〜り綴ってゆくとするかの。
20 :
貧乏神 : 2001/03/29(木) 23:18 ID:???
ふぉふぉふぉ。身体中が無性に痒いわい。
幾日も風呂に入っておらぬせいじゃろうな。
老骨の身、代謝機能が衰えておるゆえ、
脂臭さはさほどでもなかろうが、加齢臭は隠しようもないの。
なにぶん貧乏神じゃによって、身汚いのは致し方あるまい。
このごろの若人は汚さ臭さを激しく憎んでおるようじゃから
わしなんぞ迂闊に往来へ出ようものなら袋叩きじゃな。
くわばらくわばら・・・。
21 :
貧乏神 : 2001/03/29(木) 23:39 ID:???
それにしても、汚さ臭さは何故人に疎まれるのじゃろ。
わしの如き襤褸塵芥を全身にまとっておる者でも、
道端で雲古を踏みそうになったら思わず避けてしまうぞい。
これは動物の本能なのじゃろうか。
確かに異臭を嗅ぎ分け、異物を警戒する能力というのは
自然界に生きる者にとって必要不可欠じゃろう。
これがないとたちまち身を危険に晒すことになってしまう。
文明生活に馴れた人間より、野生動物の方がそうした能力に長けておるのも
至極もっともな話じゃ。
22 :
貧乏神 : 2001/03/30(金) 00:38 ID:???
じゃが、そうした本能の働きと昨今の消臭抗菌清潔志向との間には
実のところ、ものすごく大きな隔たりがある。
体臭や糞尿の臭い。
これは動物にとって、必ずしも忌み嫌う「悪臭」とは云えんのではないかの。
などというと、すかとろ爺呼ばわりされるかも知らんが、
少なくとも毒性を含んだ刺激臭などに比べれば、はるかに親しみの湧く臭いじゃろう。
ま、饐えた尿のアンモニア臭なんぞはあまり親しみが湧かんけれどもな。
例えば、草食動物は肉食動物の糞の臭いに過敏な反応を見せるが、
それは、糞があまりの悪臭を放っているからではなく、
糞が身の危険を知らせる信号を発しているからに他ならなん。
人間のように、臭いを嗅ぐ行為自体を嫌うということは決してない。
「臭いものにフタ」をするのは人間だけじゃ。
どれ、この野良猫さんの鼻先にわしの汚い指を近づけてみよう。
おお、面白いようにクンクン嗅いでおるぞ。
うほほほ近寄ってきおった。よしよし可愛いのう。
人間の赤ん坊だってわしを見て別に嫌な顔はせんぞ。鼻も曲げん。
つまり人間が悪臭を忌避するのは、動物的本能というよりも、
多分に社会生活の中で学習されたものじゃということになるな。
23 :
貧乏神 : 2001/03/30(金) 00:45 ID:???
ううむ。また〜り侘び寂びを語るつもりが、
ずいぶんと奇妙な展開になっておるの。
まあよい。いつかはそこへ辿り着くじゃろ。
じゃろって何じゃろ。
・・・ううう。今のは我ながら寒かったの。
24 :
貧乏神 : 2001/03/30(金) 01:00 ID:???
神 超傑作 傑作 佳作 良作 凡作 惜作 不作 駄作 超駄作 氏ね
┠──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┼──┨
▲
25 :
貧乏神 : 2001/03/30(金) 01:02 ID:???
ふぉふぉふぉ。
自分を勇気づけるためにやってみたぞい。
ちょっぴり虚しいがの。
26 :
貧乏神 : 2001/03/30(金) 01:18 ID:???
ふぉっふぉっふぉっ。
>>22の続きを忘れているわけではないが、
今夜のところは、この辺で休むとしようかの。
27 :
貧乏神 : 2001/03/30(金) 08:45 ID:???
おお、朝か。
ひとまず雲古でもしてこようかの。
28 :
貧乏神 : 2001/03/30(金) 09:22 ID:???
あたた・・・。
長いことしゃがみ過ぎて脚が痺れてしもうたぞい・・・。
おお、いつの間にか上がっとる。舎振るじゃな。
ほうほう。
29 :
貧乏神 : 2001/03/30(金) 10:22 ID:???
>>22の続きじゃ
人間はなべて「美の尺度」というものを持っておる。
無論、何をもって美と感ずるかは人により、文化的位相により様々じゃが、
それでも社会的な合意が得られる一定の美意識というものが確かにある。
例えば「清潔さ」がそうじゃ。
「穢れ」は日本でも古来忌み嫌うべきものとして社会から排除され、
「禊ぎ」「祓い」など制裁的な浄化を受けるべきものとさえされてきた。
その意味では、厨房・工房などが浮浪者を暴力的に「排除」しようというのも
全く理解できんことではない。
彼らに「制裁的浄化」を行使するだけの法的権利があるかどうかは別としてもな。
行為の本質において、行政が路上生活者を法的に排除するのと、
厨房・工房たちの「心ない」振舞いとは同じ「根」を持っておると云わざるを得ん。
美は賞揚され、醜は退けられる。
それが社会規範を形成する重要な因子になっていることは間違いなかろう。
30 :
貧乏神 : 2001/03/30(金) 11:15 ID:???
じゃが、社会的に合意された美意識がある一方で、
個々人の中にある美意識は、時に社会的な美の尺度から大きく外れることもある。
いやむしろ、社会が容認する尺度と全く同等の美意識しか持ち得ない人間は、
「官僚的」であり「面白味がない」ものとして嘲笑されても仕方あるまいの。
他方では、美の社会的規範を完全に覆したものであるが故に
人の心を捉える「反社会的な美」というものもあるの。
わしは年寄りじゃからよくは知らんが、パンク・フアツシヨンというものなど、
若者なりに社会的な美の制約をどれだけ覆せるかということに拘った結果だった
のじゃろう。ま、単純な裏返しに過ぎんがの。
カルトだのアンダアグラウントだのが時に熱狂的支持を集めるのも、
死体画像・炉利画像が厭われつつも流通することを止めんのも、
さらに、未熟な者がやくざ者やワルのいでたちに憧れるのも
そこに反社会的な美を見出すからじゃろう。
31 :
貧乏神 : 2001/03/30(金) 11:27 ID:???
ううむ、年寄りは話が回りくどくていかんの。
我ながら読む気が起きん。
ま、しばし昼寝でもして考えをまとめるとするか。
32 :
貧乏神 : 2001/03/30(金) 11:50 ID:???
・・むにゃむにゃ・・・・ムゥ・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・秩序こそ社会的美意識の最たるものなり・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いやもう食えんの・・
・・・・・・・むにゃ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′ ̄ ̄( ゚Д゚)< sageハニャーン
UU ̄ ̄ U U \_______
34 :
貧乏神 : 2001/03/30(金) 16:45 ID:???
ううむ。ちいと所用ができてしもうた。
神様稼業もこれでなかなか忙しいもんじゃわい。
35 :
貧乏神 : 2001/03/30(金) 23:15 ID:???
やっとこさ解放されたぞい。
茶でも入れるとしよう。
36 :
貧乏神 : 2001/03/31(土) 00:07 ID:???
ううむ、何とはなしに疲れたの。
・・・寝よう。
37 :
貧乏神 : 2001/03/31(土) 09:54 ID:???
おお、寝過ぎてしもうたわい。
どれ、ひとつ脱糞じゃ。
38 :
貧乏神 : 2001/03/31(土) 11:50 ID:???
ああサッパリしたわい。
休日の朝は脱糞に限る。
39 :
貧乏神 : 2001/04/02(月) 12:53 ID:???
おお、さっぱりしすぎて2日ほど死んでおった。
気をつけねばならんわい。
40 :
貧乏神 : 2001/04/02(月) 13:11 ID:???
ふぉっふぉっふぉ。
41 :
貧乏神 : 2001/04/02(月) 15:37 ID:???
いや、笑い事ではないな。
42 :
貧乏神 : 2001/04/02(月) 19:54 ID:???
正味な話。
43 :
貧乏神 : 2001/04/02(月) 22:34 ID:???
44 :
貧乏神 : 2001/04/02(月) 22:57 ID:???
いかんな。
45 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 04:34 ID:???
なんぼ何でも、
46 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 05:15 ID:???
このような引き延ばし策は、
47 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 05:47 ID:???
ZZZZZZZZZZZZZZZZ・・・・・・・・・・
48 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 09:15 ID:???
最低じゃと、
49 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 09:16 ID:???
思うぞ。
50 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 10:00 ID:???
心から。
51 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 10:15 ID:???
の。
スレの成長度 ■■■□□□□□□□ 【50.35ドキュソ】
ネタスレの可能性 ■■■■■■■■■■ 【100ドキュソ】
クソスレ度 ■□□□□□□□□□ 【9.45ドキュソ】
1の厨房度 ■■■■■■■■■■ 【100ドキュソ】
名スレ度. ■■■□□□□□□□ 【32.6ドキュソ】
☆総合判定結果 B
期待してますよ ( ̄ー ̄)ニヤリッ
53 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 13:01 ID:???
ふぉっふぉっふぉ。
よくここがわかったの。
54 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 13:15 ID:???
ところで、
>>52の「スレの成長度」について言えば、
ゲージの長さと数値が呼応しておらんぞい。
重箱の隅をつつくようじゃが、データの信憑性にも関わってくるでな。
細心の注意が必要じゃ。
55 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 14:01 ID:???
>>30の続きじゃぞ。
社会的コンセンサスを獲得した美。
これは「秩序の美」という言葉に置き換えてもよいの。
さらに言えば、社会が認める美とは煎じ詰めれば「秩序」そのものに他ならん。
安寧秩序の追求。これこそ、いつの世も社会が求め続けてきた
最上の美であり、最大の命題なのじゃ。
>>54 すまんケアレスミスしてしまった
ただしいのは30.35ドキュソ
57 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 19:32 ID:???
>>56 いやなに、ドンマイドンマイ。
ううむ、低い方の数字にされてしもうたのか。
指摘しなければよかったかの・・・。
58 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 22:03 ID:???
>>55を続けよう。
しかしこの秩序という奴、なかなかの難物でな。
かなり貪欲で粘着質な性質をしておる。
人間というのは多かれ少なかれ論理性を尊ぶ生き物での、
いくら既製の秩序から自由になろうとしても、この論理性という足かせが
簡単に自由の身にはさせてくれん。
逃げ道を探ろうとする思考の過程が、著しく「理に適ってしまう」わけじゃな。
秩序と論理性は表裏一体の関係じゃ。
そして、論理的整合性がある限り、秩序はどこまでもつきまとってくる。
もがいてももがいても、秩序という化け物はいとも容易く飲み込んでしまうじゃろ。
つまり、それだけの奥行きを持っているというわけじゃ。
極論すれば、社会というものにとって真の敵は反社会分子ではない。
武力革命を画策する者も、クーデターによる政権転覆を虎視耽々と狙う者も、
世界征服を目論むカルト教団も、本当の意味で社会の敵ではない。
現政権と対峙する存在などは、極めて論理的で位置づけがしやすい存在だからじゃ。
59 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 22:23 ID:???
例えば、今は昔の感すらあるオウム事件。
上野動物園のオウムが同じ檻の九官鳥を襲撃した事件じゃ。
はて・・・?
い、いやつまりオウム真理教というアホな狂信集団の存在が、社会にとって
何故に大きな脅威だったかと言うと、それは大量の凶器を隠し持っていたから
でも、麻原の顔がバカでかかったからでもない。
奴らが、どのような行動規範で動いているのかが、
当初われわれにまったく理解できなかったからじゃ。
麻原が都知事選に出馬したとき、奴らはアホな宗教ごっこの道化たちでしかなかった。
「秩序」の遂行者は憫笑を浮かべつつ、奴らをそう位置づけることができた。
ところが、松本で、都心で、とんでもない事件が起こった。
理解に苦しむ動機で不特定多数を対象に実行された悪夢のような殺人劇じゃ。
これが金品強奪を目的とした犯行だったり、世間に対する単純な意趣返しだった
ということがハッキリわかる種類のものだったなら、「秩序」遂行者は驚きこそ
すれ、脅えることはなかったはずじゃ。
じゃが、事件はそのような「論理性」の外で起こった。
少なくとも、既存の論理性には整合しなかった。
そこが「大問題」じゃった。
60 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 22:54 ID:???
ふうっ・・・。長い。侘び寂びどころか社会派ルポじゃの。
そこで、マスコミを始めとする社会の秩序派は躍起になって
奴らを「理解」しようと試みた。教義の理念を検証するのではなく、
麻原の俗物性や教義の裏に潜む権力欲、信者の階級に見る組織の特性を読んだ。
あるいは信者の「引き裂かれた」親子関係から普遍的悲劇を導き出すことで、
「社会秩序」の側が理解しやすい文脈に無理矢理落とし込もうと試みた。
やがて、そうした「努力」が実って、
今や、ドキュソな閉鎖的共同体の中で人間性を歪められたアホどもが
事の善悪もわからず犯してしまったバカな犯罪という程度にまで
事件は「咀嚼」されるようになってきておる。
いや、事実その程度の浅薄な事件じゃったのかも知れん。
あるいは、わしらは第二のキリストを集団リンチで闇に葬り去ったのかも知れん。
わしはどちらが正しくて、どちらが間違うておると言うつもりはない。
ただ、巨大な秩序が、自身の最も苦手とする「わけのわからんもの」を酷く恐れ、
そして粘着質な闘いの末、辛くも勝利を収めた課程にここでは注目しておきたい。
61 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 23:20 ID:???
再度書いておこう。
社会が最も怖れるのは、反社会分子ではない。
社会にとって理解できるどの位置にも属していない「ズレ」たものの存在こそが
最も恐ろしい「敵」なのじゃ。
いま、最も安全な話題は「政治批判」じゃという笑い話がある。
「政府の景気浮揚策は完全に失政だ」と誰かに言うのは、
「明日は晴れますかねえ」と言うのと同じ程度に「安全」な振る舞いじゃ。
それは、現政権から見て安全という狭い意味ではなしに、
社会秩序という観点から安全な会話だということじゃな。
これが、例えば床屋の大将に向かっていきなり
「自己矛盾の不可逆性を問うっていっても、所詮は内省の非連続性に裏打ちされた
ものに過ぎんしな」などと抜かせば、これは床屋の親父もびっくりするじゃろうし、
何より床屋という装置の周囲に張り巡らされた「安寧秩序」にとって「大事件」となる。
わしが秩序を重んじる床屋の親父なら次の客にこう言うじゃろう。
「いや今のお客さん、八百松さんとこの次男坊なんすけどね、大学受験に8回
失敗したもんで頭オープンリーチなんすわ。年がら年中ああしてわけのわかんない
こと言って歩いてるんすよ。ま、親の教育もナニなんでしょうがねえ・・・」
これで、床屋の秩序は維持される。
62 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 23:44 ID:???
では、親父が秩序回復に向けて用いた言説を振り返ってみようかの。
まず、親父は対象が「八百松さんとこの次男坊」であるという事実を明かした。
つまり、社会的には知的ステイタスの低い階級に所属する人間で、
しかも「次男坊」という表現からそこそこ旧知の間柄であることを匂わせておる。
次に、「大学受験に8回失敗したもんで頭オープンリーチ」じゃと解説して、
対象者に意味不明の言動を取らせた直接的な原因を、推測というよりも
あたかも既成事実であるかのように述べておる。誰もが納得できる因果関係を
述べたわけじゃな。
さらに「年がら年中」という形容で、それが非日常的、突発的に起こった
事態ではないと聞き手に安心させ、最後に「親の教育もナニ」と、ごく「安全」な
解釈を付け加えることで、自分が秩序の側にいることをさりげなく主張しておるの。
こうして、「事件」を引き起こしかけた八百松の次男坊の「ズレ」は、
ありふれた日常の風景の中に同化し、秩序の支配下に組み敷かれていく。
オウム事件も同じプロセスを辿って「俗化」「秩序化」されたということじゃの。
63 :
貧乏神 : 2001/04/03(火) 23:50 ID:???
ううむ、疲れた。
しばし休むとするかいな。
64 :
貧乏神 : 2001/04/04(水) 04:35 ID:???
復活したぞい。
意図的に秩序からの逸脱、ズレを狙ったものの一つに前衛芸術があるの。
今日では、アブストラクト絵画にせよインスタレイシヨンにせよ、
コンテンポラリイ・アアトの一分野として「市民権」を獲得しておるが、
かつては冷笑され、迫害された時期もあった。
最も象徴的なのがドイツ・ナチスによる芸術弾圧じゃ。
ナチスというのは「秩序の美」というものを半ば戯画的に先鋭化させた組織でな。
その禍々しいまでの様式美が国威高揚に逸る人心をいたく惹きつけたものか、
結成当初にはドキュソ右翼でしかなかった泡沫政党が、いつしか国家の最高権力の座に
就くまでにのし上がった。
国際的な社会規範に照らせば、相当の「ズレ」を内包した存在だった筈じゃが、
国家単位ともなれば誰憚ることなく自己完結が許される。
ただし、一糸乱れぬ秩序というものに拘ったが故に、一般的な社会秩序が備えている
柔軟な異分子浄化システムを取り込むことができんかった。
つまり、前述した床屋の親父のように笑って異分子を自らに同化させるだけの
「ファジーな包容力」を持ち得なかったわけじゃな。
実力で排除するしかなかった。
65 :
貧乏神 : 2001/04/04(水) 05:10 ID:???
彼らが最も怖れたのが、周知のようにユダヤ人じゃ。
ユダヤ人は当時、国家を持たぬ流浪の民族として様々な国に散らばっておったが、
民族の連帯感は最強と云ってよく、また横の連絡も密に取り合うていた。
これが、一元支配を進めるナチスにとっては、第三帝国構想に「ズレ」を
生じさせかねない剣呑な存在と映ったわけじゃ。
その結果、大量虐殺は実行された。
同様に、前衛芸術もまた「秩序」からの「ズレ」を生じさせようとする
「不穏な」異分子として排斥の対象となった。
完全なアブストラクトのみならず、例えば「生きたドイツ」の実像を活写した、
秩序側にとっても「好ましい表現」とさえ思えるアウグスト・ザンダーの写真
なども多くが焼き払われた。いや、実はザンダーの写真には、一見そうとわからぬ
ほどの優れた批評性が隠されていたわけじゃが、ナチス高官にもそれを見抜くだけ
の目利きがおったということじゃな。
「芸術の力」。その影響力というものを彼らは決して見くびらなかった。
だから、多くの芸術家たちが国を追われた。
それは、彼らの秩序維持のためには「正しい措置」だったと言ってよいじゃろう。
66 :
貧乏神 : 2001/04/04(水) 05:47 ID:???
ううむ、ナチスを例に引いたのは少し強引じゃったかの・・・。
しかし、極端な統制社会というものも「秩序」の一形態ではあるからの。
ま、ここでは前衛芸術の目論む「ズレ」が体制にとって相当の脅威であったという
点を理解しておけばよいじゃろ。
もちろん今日では前衛芸術も広く「理解」されるようになり、
親子連れが安心して鑑賞できるだけの「市民権」を獲得したがの。
つまり、すでに毒牙を剥奪され、スポイルされてしまったというわけじゃが。
67 :
貧乏神 : 2001/04/04(水) 18:40 ID:???
ま、ちょいと球形じゃ。
いやいや休憩じゃぞい。
68 :
貧乏神 : 2001/04/04(水) 22:36 ID:???
ちょっと言い訳がましいようじゃが、
わしは別に「秩序」に取り込まれることが愚かじゃと云うとるのではないぞ。
わしとて神の眷族の端くれ、世界の秩序を守り育む役目も一応担っておる。
尤も、神=善、神=秩序の統括者といった決め付けは少々迷惑じゃがの。
神は基本的に好き勝手をやるものじゃ。
それをどのように解釈するかは神学者らの自由であって、
神学の語る神が即ち現実の神なのではない。
おっと、話が脱線したの。
要するにわしは秩序を形成する側の存在でもあるということじゃ。
それは、例えば社会人なら誰もが否応なく担わされている、
もしくは担わされていると感じる「社会的責任」じゃということになる。
わしは、好き勝手をやっておるようでも、わしが取り決めた秩序を
自ら転覆させようとは思うておらん。
もっと云うなら、わしは秩序を愛しておる。
土台となる秩序がなければ、それをずらして遊ぶことができんからじゃ。
おわかりかの?
>貧乏神
終わったの?
終わったならゴクローさん
70 :
貧乏神 : 2001/04/05(木) 18:16 ID:???
>>69 おお、労いの言葉を有難う。
導入部が8割方終わったところじゃな。
まだまだ続くぞい。ふぉっふぉっふぉ。
71 :
貧乏神 : 2001/04/05(木) 21:47 ID:???
とは言うたものの・・・。
72 :
厭きラヴ : 2001/04/05(木) 22:36 ID:???
どうか続けてください。
楽しみに読んでます。
73 :
貧乏神 : 2001/04/05(木) 23:11 ID:???
>>72 おお、よもや居るまいと思うた「読者」を発見!
サンキュー・ベリー・マンコじゃ!
励みになるぞい!
>>74 「
>>72-73(・∀・)ジサクジエンデシタ!!」じゃと?
これこれ、それは誤解と云うものじゃぞい。
74 :
貧乏な神様 : 2001/04/06(金) 01:02 ID:???
>>72-73(・∀・)ジサクジエンデシタ!!アヒャ
75 :
貧乏神 : 2001/04/06(金) 14:17 ID:???
>>74 どなたかは知らんが有難う。これが秩序じゃ。
76 :
シャイ : 2001/04/06(金) 22:38 ID:???
地下スレ探索中。
足跡ペタペタ。
スレ汚しスマソ。
10
77 :
貧乏神 : 2001/04/06(金) 22:46 ID:???
>>76 おおっ。
よくわからんが、スタンプラリーでもやっておるのか?
シャイを名乗る割には大胆な・・・。
78 :
貧乏神 : 2001/04/07(土) 00:42 ID:???
話を秩序に戻そう。
人間とは、いや実は神もそうなのじゃが、とかく天邪鬼な生き物での。
アンビバレンツな存在と云い換えてもよいが、一方で秩序を形成し、
死守しようとしながら、もう一方ではこれを跡形もなく打ち崩そうとする。
つまり正のベクトルと負のベクトルを併せ持っているわけじゃ。
その振幅の中で人は微妙にバランスを取りながら生きておる。
無論、振幅のスケールは人によって異なるがの。
あ、ちなみにここで云う正・負とは、善・悪のような道徳的性質の違いを
指すものではないぞい。秩序形成に向かう力と逆らう力という程度の意味で、
例えば、マフィアや窃盗団のような反社会的組織にも正と負の作用は存在する。
改悛の情にかられて警察に自首し、洗いざらい組織の犯行を暴露するなんぞは、
まさに負の力の為せるワザじゃな。
如何なる共同体も、常に正のベクトルの上に築かれるものじゃからして、
その中で調和し、評価され、地位向上を図る「真っ当」な生き方を欲するならば、
自らの内に潜む負への志向性は極力抑え込まなければならんということになる。
そこに自我の不協和音が生じる。
79 :
貧乏神 : 2001/04/07(土) 10:30 ID:???
朝じゃ。雲古の前に一仕事。
強い正のベクトルに支配され、制約や罰則の多い共同体ほど
構成員にとっては負へ傾こうとする内心の「斥力」が強まっていく。
例えば、公務員や銀行員、裁判官といった、いわゆるお堅い職業、
厳正な正への志向性と道徳的規範の遵守を求められる立場の人々が、
時にトチ狂って、マスコミを狂喜させる「恥ずべき犯罪」に突っ走るのは
何かの拍子に内面の「斥力」が一気に弾けるからじゃろう。
もちろん大半の人間は、自らの論理的整合性に従うて負の力を抑え込む。
でないと、共同体自体が成り立たんからの。
ま、2ch風に云えば、テーマが明確で厳密なルールの下で運営される板やスレほど
阿呆なレスで汚され、荒らされやすいということじゃ。
いや、これは別に
>>76さんへの当てつけではないぞい。
ふぉっふぉっふぉ。
80 :
貧乏神 : 2001/04/07(土) 12:05 ID:???
秩序が厳格であればあるほど、人は論理性を愛するが故にこれを尊び、
また一方では耐え難いほどの息苦しさを感ずる。
同じ事は、例えば都市のあり方についても云えような。
ここに整然と近代的なビルが立ち並ぶ巨大な都市があるとしよう。
いずれの建物も付帯施設も綿密な都市計画の下に建設され、相互に調和しながら
なおかつ各々の外観が控えめに個性を主張し、一糸乱れぬ都市景観を形成しておる。
美しい舗装を施した道路にはゴミ一つ落ちておらず、街路樹や中庭の緑が街に
適度なアクセントと安らぎを与えておる・・・。
何やら不動産屋の宣伝文句のようじゃが、そういう街が現実に存在したとしよう。
ま、シンガポールなんぞには実在するかも知れんの。
そういう街をどう思うか。
恐らく「それこそが都市の理想。今の東京は調和のカケラもないし汚なすぎる」
という意見も多いことじゃろう。
じゃが、少なくともわしはそのような都市は御免じゃ。
景観美も結構じゃが、ムダのない、逃げ場のない街にはちいとも魅力を感じぬ。
場末の飲み屋街があり、怪しい風俗街があり、賭博場があり、
浮浪者やゴロツキがうろつき、さらに「わけのわからないもの」がそこここで
膿のように噴出しておる街。負のアジール(聖域)を備えた街。混沌の街。
わしが惹かれるのは、そういう街じゃ。
逃げ場を内包する「包容力」のある共同体。
それこそが昨今の高度ストレス社会には強く求められているのではないじゃろうか。
81 :
貧乏神 : 2001/04/07(土) 12:10 ID:???
うう、どうも話がアッチャコッチャへ飛んでしまうの。
少し間を置いて頭を冷やすとするか・・・。
82 :
貧乏神 : 2001/04/07(土) 13:58 ID:???
良い天気じゃし、散歩でもいこうかの。
83 :
貧乏神 : 2001/04/07(土) 23:16 ID:???
うむむ。帰って来たものの酒なぞ飲んだせいか些か眠いぞい。
続きはまた今度じゃな。
84 :
貧乏神 : 2001/04/08(日) 09:05 ID:???
で、朝じゃ。
今日は最後の花見に逝ってくるぞい。
(||´ロ`)o=3
86 :
貧乏神 : 2001/04/09(月) 15:02 ID:???
ほっほっほ。
村の悪童が落書をしていったようじゃな。
87 :
貧乏神 : 2001/04/10(火) 08:47 ID:???
またもや朝じゃ。
88 :
貧乏神 : 2001/04/11(水) 08:25 ID:???
毎日のように朝が来るのう。
やはりみな秩序が好きなのじゃな。
そして、それを壊すことも。
89 :
貧乏神 : 2001/04/12(木) 23:47 ID:???
毎日のように夜が来るのう。
やはりみな秩序が好きなのじゃな。
そして、それを壊すことも。
…はて?
90 :
貧乏神 : 2001/04/14(土) 03:36 ID:???
しもうた・・・。
むりか?
92 :
貧乏神 :