星新一ばりの

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1ID付き名無しさん
ショートショートを披露してくれ。みなさん
2ななーし : 2000/12/15(金) 04:14 ID:gx3bB6yY
3月頃
2日間以上に渡る停電で
大変だった。
夜は懐中電灯だけ。
春休み中だったけど、
昼間は出来るだけ外出してたね。

ところが、おかしいんだ
近所の人々は、特別大変な風でもない
…しかし電気代は払ってるし…
なぜうちだけ?

親に電話すると…
「それ、ブレーカーじゃないの?」
ブレーカー?
だって、この部屋にブレーカーなんて…
…あった。
初めて気付いた…
レバーを上げると、あっけなく電気がついた…

母さん、ありがとう。
そして

鬱だ氏脳
3ななーし : 2000/12/15(金) 04:15 ID:gx3bB6yY
>>2は悪い例。
4ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 04:17 ID:???
オモロイ
5なおえ : 2000/12/15(金) 04:18 ID:ekZlyOm6
無断転載だけどいい?

姉が受験勉強のために一人部屋を要求。
追い出された私はお母さんと一緒の部屋に寝ることに。
私の側に棚があり、日本人形がおいてありました。
リアルで気持ち悪いんだ、これが。
はじめはそっちを見ないように寝てたんだけど、
いつも右向きで寝るくせがあるため、目が覚めると目が合う。
イヤーな寝覚めなんだな。
で、ある日、人形を後ろ向きにして寝ました。
次の朝・・・また目が合った!前向きになってるんですっ。
まさか、と思いつつ、次の日も人形を後ろ向きに。
翌朝・・・また目が合った。
それが数日続いて、とうとうお母さんに聞いてみた。
人形が動くなんて事実を認めたくなくて、それまで誰にも言わずいたんです。
「お母さん、寝室の日本人形、なんかおかしいと思うんだけど。」
「・・・あんたも気づいてた?そうなんだよね。
朝になると後ろ向きになってるんだよね。」
お母さんは私より早寝早起きだったのである
6ななしちん : 2000/12/15(金) 04:26 ID:???
>>5
あぁ・・・なるほど。やっと意味わかった。
7なおえ : 2000/12/15(金) 04:28 ID:???
わかりづらかったですか・・・。残念
8ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 04:34 ID:???
あげ
9ななしちん : 2000/12/15(金) 04:36 ID:???
>>7
私が単にあほなだけだから、お気になさらずに。
10ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 07:49 ID:WZHwyyto
コピペだけど

>腕といえば、電車で隣に座ってた二十歳くらいの女性の左手が、
>やけに白くて綺麗だと思ったら義手だった。
>目線に気づいた訳ではないが、彼女はハッとして右手で覆った。
>(気を抜いて、隠す為の定位置を忘れてた感じ)

>書き込んでて思い出した。
>清楚な女子大生って感じがしたのは、夏なのに長袖だったからだ。
>可愛い娘だった。せつない。
11ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 09:15 ID:???
星新一あげ!
12ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 10:00 ID:8RY2gY7k
K氏、N町などつかってほしいでし
13ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 10:02 ID:???
S氏や博士も登場きぼーん
14ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 10:25 ID:???
>>12
それをいうなら「エヌ氏」だろう。
15ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 11:57 ID:???
あげましよ
16ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 11:58 ID:nisTL38U
>>10
setunai
17ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 12:20 ID:Lp10nrDY
星新一ってしんだんだっけ?
18ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 12:20 ID:Lp10nrDY
繁栄の鼻
19名無しさん@お腹すいた。 : 2000/12/15(金) 12:39 ID:???
2050年人間のDNA解析はすでに終了しており、
遺伝子に働きかけるさまざまな薬の開発も進んでいた。
そして、人間だけにとどまらず、犬や猫、馬のDNA解析も順時終了していた。
2000年には厨房だった俺も60を過ぎていた。
第一線を退いたとは言え、俺は遺伝子の分野では名を知られていた存在だった。
そして、大学を退いたいま自分のかつての夢を実現するための研究に取り掛かっていた。
その研究とは新しい猫の開発。言葉を喋り、相談にものってくれる猫だ。
2000年厨房だった俺はとある匿名掲示板でその猫の存在を知った。
AA(アスキーアート)と呼ばれる文字だけで書かれた猫。
ネットの向こう側のだれかによる想像の産物。
でも、その掲示板でマスコットとなっていた猫の存在は俺の心に深く刻み込まれた。
19世紀の大人が子供の頃に見たロボットアニメにに憧れて、
ロボットを作ったかのごとく、俺の夢となっていた。

猫の脳の遺伝子を活性化させ知力を圧倒的に高める、
あとはコンピューターが自動的に学習を施してくれるはずだ。
俺はイメージに合う猫を捕まえて薬を投与してコンピュータに学習させた。
1週間後猫はイメージどおりの賢さをもっているはずだった。
「さあ、逝ってよしっていってごらん」
「にゃー」
「ギコハハハは?」
「みーみー」
「じゃあ、ゴルアは?」
「・・・」
猫には何も変化は無かった、俺は悲嘆に明け暮れ引きこもり、そっと猫を放した。

しばらくすると奇妙な噂を耳にした、どこかに喋る猫が集まっているとのことだ、
猫たちはネットにつなぎ人々の相談にのっていると言う。
俺は混乱した、そしてある結論にたどり着いた猫は賢くなりすぎたのだ、
賢くなった猫は自由を手に入れるために普通の猫のふりをしたのだと。
今日も猫たちはネットの向こうで人々に安らぎを与えているにちがいない。
20名無しさん@お腹すいた。 : 2000/12/15(金) 12:41 ID:???
とりあえず書いてみた。
文才が無いな〜。
つまらぬ。すまぬ。
21名無しさん@お腹すいた。 : 2000/12/15(金) 12:44 ID:???
ああ、俺バカだ19世紀だって。
19xx 年は20世紀じゃんね〜。
鬱だ。
22ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 22:47 ID:???
素直さにage
23ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 22:59 ID:5pyJIegs
むつかしい・・・
24ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 23:13 ID:5pyJIegs
星新一の文ってどんな切り口が多かったかな?
25ID付き名無しさん : 2000/12/15(金) 23:19 ID:jFC2x45k
>>10 コピペされた方は、ヘビーな体験スレのG線上のアリアの方ですか?
26名無氏 : 2000/12/16(土) 00:05 ID:???
2ちゃんに依存している名無氏はかつての純粋な心を失ってしまっていた。
毎日の煽り合いに疲れきっていた時名無氏の目にあるオークションサイトの出品が目にとまった。
   『少年の心売ります \10000』
名無氏「なんて馬鹿馬鹿しい話だ、こんな商品逝ってよし!」
<数日後>
名無氏はなぜかその商品のことが忘れられず再び覗いてみると
   『少年の心売ります \80500 (入札件数82)』の文字が飛び込んできました。
名無氏「ううむ、こんなに人気があるとは本当に効果があるかもしれんぞ。
    いやきっとあるに違いないわい、ぜひとも落札してみせる!」
<さらに数日後>
『おめでとうございます 少年の心は「名無氏」によって¥450500で落札されました』
他の入札者やスナイプにも負けずとうとう名無氏は少年の心を競り落としました。
振り込みも済ませ今か今かと待ちわびる名無氏のもとに一通のメールが届きました。
名無氏「何だこのメールは?やや!件名「これが少年の心です」だと?どーゆうことだ!」
怒りに震えながらも名無氏がそのメールの内容を読んでみるとそこには
「名無氏へ、あなたはこのような馬鹿げた商品を極めて高額のお金で競り落とされましたね。
 でも他の入札者が自らの行為の愚かしさを知ってやめていく中であなただけは最後までやり通さ
 れました。
 その情熱こそが少年の心なのです。」
名無氏「そうか・・・そうだったのか。おれはいつのまにかこんな純粋な情熱を
    忘れてしまってたんだな。ふはは、わはははは」


名無氏がかつての情熱を思い出し独り感動に打ち震えているころ新たにメール
が届きました。
そのメールに
「 件名 - ドキュソ逝ってよし
 ってゆーかさっきのメールはネタだからなこのキティ野郎!こんな下らん詐欺商品に
 引っかかるなんてお前ほんとにドキュソだな(藁。 キャラメルコーンのピーナッツ
 けつにつめて死んだほーがいいんじゃねーかぁ?」
と書いてあるのを名無氏が知るのはもうちょっと先のお話です。
27ID付き名無しさん : 2000/12/16(土) 00:11 ID:???
>26
よいよ、よい!この調子
28ID付き名無しさん : 2000/12/16(土) 00:32 ID:???
良スレアゲ!
29いっち : 2000/12/16(土) 00:40 ID:NQlEF8RE
>>26
なかなか星新一してるよぉ。
30名無氏 : 2000/12/16(土) 00:51 ID:KrJC4Gt2
んーもうねた思いつかないや。
誰か悪魔でてくる話書いてー
31ID付き名無しさん : 2000/12/16(土) 01:14 ID:???
 エヌ氏は仕事から帰宅してパソコンを立ち上げた。
「やれやれ。今日もやっと仕事が終わったな。さてどのくらいレス
がついたかな。」
 実はエヌ氏は今日仕事に出かける前、1つのスレを作っていた。
そのレスがどのくらいついたか見ようという訳である。エヌ氏は期
待に胸を膨らませながらインターネットに接続した。
「レス3?そんな馬鹿な。」
 エヌ氏は目を疑った。このスレは自分でもかなり自信があったス
レである。
「そうか。レスが少ないからみんなレスをつけづらいのだな。」
 そう思い、エヌ氏は自分の立てたスレにレスをつける。だが返って
くるのは「(藁)」だとか「氏ね」だとか「逝ってよし!」だとか
エヌ氏を馬鹿にしたものばかり。エヌ氏は驚いた。
「何故こんなレスばかりなのだ。そうか、2ちゃんねらーの誰かが
おれの部屋に監視カメラを仕掛けているにちがいない。まったく、
許せないやつらだ。」
 エヌ氏はそう考え、その旨をレスとして書き込んだ。返事はわず
か1分で返ってきた。
「ばーか、おまえのID丸見えで自作自演バレバレなんだよ。」
32まさる : 2000/12/16(土) 01:25 ID:snS4kf8U
ああぼくも星新一のショートショート好きだよ。
学校の図書館にあるやつ全部読んだ。
ちょっと考えるね。
33まさる : 2000/12/16(土) 02:03 ID:snS4kf8U
ある厨房が退屈しのぎに一つのアイデアを思いつき、スレッドを立てた。
「何でも書き放題ですよ。どうぞご遠慮なく。」
「ここに何を書けって言うんです?」
「あなた達が何を書くかそこがおもしろいところなんですよ。」
つづく
34ID付き名無しさん : 2000/12/16(土) 02:55 ID:???
つづけ!!
35ID付き名無しさん : 2000/12/16(土) 07:42 ID:???
age
36ID付き名無しさん : 2000/12/16(土) 16:57 ID:???
感動上げ
37ID付き名無しさん : 2000/12/16(土) 17:21 ID:???
>>33
なかなか良いアイディアだな。
38ID付き名無しさん : 2000/12/17(日) 22:16 ID:???
もっと書いて〜
39まさる : 2000/12/17(日) 22:20 ID:CZPQzTMU
ごめん・・・アイデア浮かばないよ。
だれか続き書いて。
40ID付き名無しさん : 2000/12/17(日) 22:27 ID:???
まーくんの素朴さに乾杯!
まーくんって良い意味での若々しさがあるな。
41ID付き名無しさん : 2000/12/18(月) 08:33 ID:???
エヌ氏はショートカットを書き込もうと
毎日毎日パソコンの前で考えていた。
しかし、いつまでたっても思いつかない。
他の者もなかなか書き込めないでいるようだ。

そんな簡単にみんなが書けたら
星新一も商売にならなかったであろう。
4241 : 2000/12/18(月) 08:40 ID:???
×ショートカット
○ショートショート

43ID付き名無しさん : 2000/12/18(月) 09:51 ID:???
アハハ
44ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 03:18 ID:T/EHX0fU
ボッコちゃんage
45ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 03:20 ID:???
>>44
植田まさし
46ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 03:56 ID:t2D.Xf8.
>>44
それは「コボちゃん」
47ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 07:00 ID:zXRhDoh6
神戸在住の一人の美少女がいた。
彼女はいま流行りのネットアイドルであった。
自分流の服の着こなし、部屋での1ショットなどの写真を公開、
ネットアイドルランキングではいつも上位に君臨、まさにスタアというに相応しい少女だった。
ファンからのメールもひっきりなしである。
「かわいいですね!応援してます!」
「ファンです。もっと写真をふやしてください。」
「ひとめぼれしちゃいました!(ワラ」
声援をうけ、彼女は自作の歌を披露する。コーラス部部員でもある彼女の声はファンを一層魅了した。


ある日、いつものようにメールチェックをすると、あるメールが目に飛び込んできた

 件名:テルミちゃんファンクラブのHPつくりました!

もう・・・こんなホムペまでできたのね。ちょっと覗いてみようかしら・・・
彼女は早速そのサイトを見る。おどろおどろしいドクロの壁紙。

なにこれ・・・気持ち悪い・・・

すすんでいくと、彼女がシーマンに化工された画像、あられもない格好になっている画像がぞくぞくでてくる。
さらにランキングのコーナーでは「紅芋女王」「珍獣」「神戸ではデニムがはやってます」等意味不明の言葉の羅列。
掲示板を見て、彼女はさらにショックをうけた。
「いや〜、ここまでのブスは国宝なみだよ!」
「テルミ逝ってよし」
「吐きました」
「きもちわるかったです」

48ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 07:01 ID:zXRhDoh6
では私は、醜女だったのね。

彼女は誓った。みんな私を馬鹿にしていたんだわ。かならず復讐してやる。
秋葉原へと向かうと、皆が彼女を見ている。彼女にはすでに魔力が備わっていた。
「見ろよ、テルミだ。本物だぜ。」
「やっぱりすごいなあ」
群衆の中のひとりの男が、突然ぴょん、と跳ねた。
彼のからだは半回転ねじりあげられ、その眼球は落ちそうになるまでにとびだしている。
鼻血が噴出し、弁がだらりと垂れ下がった。大量の糞尿をまわりにとびちらし、彼は息絶えた。

「次はお前らだ。全員地獄へ逝け!」

あたりは阿鼻叫喚の巷と化し、逃げようとして半狂乱になるもの、わめきちらす男、
へらへら笑いだす男、たいていの者が放屁し反吐を吐き、あまりの恐怖に大小便を
垂れ流していた。
空から巨大なロープが降りてくる。
呻き、のたうちまわる人間の首を一つ一つしめあげ空へと登っていく。
むらさきいろの顔。 むらさきいろの顔。むらさきいろの顔。

紅芋チップスのできあがりね。
ばりばり、ばりばり。

下品なテルミの咀嚼音が町中に響き渡った。
49ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 07:14 ID:???
星新一 ?
50ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 07:27 ID:???
てるみはななこに解明しました
51ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 07:30 ID:???
てるみたん・・・ハァハァ
52ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 08:09 ID:???
オモロイ
53ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 08:29 ID:???
>>47-48
筒井の短編風味ですな
54名無しさんの声 : 2000/12/21(木) 08:48 ID:???
つーかまんまやん。
55ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 08:54 ID:???
いちごの日だっけ
56ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 10:51 ID:???
郊外にあるオフィスビルの一室。
ウツ氏は、もう長いことパーソナルコンピューターの画面と向き合っている。
ひたすら仕事に打ち込んでいるようにも見えるが、
眺めているサイトは、実のところ流行の「匿名掲示板」だった。
仕事の合間をぬって掲示板に書き込むことが、
今やウツ氏の最大の楽しみなのである。

だが、今日のウツ氏は少々苛立っていた。
新しいスレッドを立ててから三十分あまり経つのに、
まだレスポンスが一つもつかないのだ。
「奇妙なことがあるものだ。なぜ誰も書き込もうとしないのだろう」
頭をひねりながらウツ氏は十数度目のリロードを試みる。
ウツ氏のハンドル名は、この掲示板ではすでに有名固定の部類に入っている。
今回立てた『お前の一番嫌いな奴教えれ』というスレッドも、
安直だがとりわけ食いつきの悪いテーマとは思えない。
にもかかわらず、今回は完全に放置されてしまった。
ウツ氏のプライドは、いたく傷つけられた。
自分のスレッドが無残に下がっていく姿を見て、ウツ氏は考えあぐねた末に
自らこう書き込んでみた。
「どうしたんだよ、みんな。ひょっとして一番嫌いな奴はオレ?」

すると、どうだろう。
「そうだ」「yes」「当たり前だろヴォケ!」「今ごろ気づくなよ」…
そんな内容のレスポンスが怒涛のように付き始めたのである。
その数はみるみるうちに百を超え、三百に迫ろうという辺りまで
勢いが鈍ることはなかった。
軽いジョークのつもりだったウツ氏は半ば茫然とし、半ば憤りにかられて
こう斬り返した。
「チクショーわかったよ! お前ら全員逝ってよし!!」
その途端、オフィスの同僚たちがいっせいにウツ氏の方を向いて叫んだ。

「オマエモナー!!!」
57ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 10:54 ID:???
>>56
おおお。。。おもしれー!
58ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 11:06 ID:???
>>56

ここまでで一番星伸一っぽいね
59ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 11:36 ID:???
上手だね。
60名無しさん@お腹いっぱい。 : 2000/12/21(木) 11:38 ID:???
>>56
なかなかの秀作だね
面白かったよ
61ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 11:51 ID:RyZx1je6
ウツ氏ってのが最高!
みんなも主人公ウツ氏にしようぜ
62ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 11:53 ID:???
>>56
読み物としてもおもしろい
63kerberos.tkyo3001.ppp.infoweb.ne.jp : 2000/12/21(木) 12:02 ID:???
>>56
丁度良い所で切れて居て、落ちが予測できるにも係わらず
「ここ」を押させたあんたの文章力は凄いよ……

これからも頑張って下さい。
64舐め次 : 2000/12/21(木) 13:05 ID:???
ほう、面白いスレだ
文才あるやつはどんどん書け
65ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 16:05 ID:???
星新一は、たんたんと背景、状況を説明してから
ストーリーにスルリと入っていくような感じだったと思う。

66キティーハニ : 2000/12/21(木) 16:32 ID:???
面白いからあげだよ!
67ID付き名無しさん : 2000/12/21(木) 23:48 ID:???
あげよう
68二枚舌 : 2000/12/22(金) 00:08 ID:YSLYudno
>>56
夜遅いのに大爆笑しちゃったよ。
うまいなぁ。
69ID付き名無しさん : 2000/12/22(金) 02:36 ID:???
>>56
偉いぞがんばれ。
7047 : 2000/12/22(金) 03:06 ID:???
ヨカッタ、オオガカリナボケニ、チョッピリツッコンデモラエテ・・・
71ID付き名無しさん : 2000/12/22(金) 05:46 ID:???
age
( ● ´ _____________________ ` ● )
73ID付き名無しさん : 2000/12/23(土) 16:30 ID:???
 
74ID付き名無しさん : 2000/12/23(土) 16:47 ID:???
ショートショート書かないならageるなバカ
75ID付き名無しさん : 2000/12/23(土) 20:35 ID:QWve4nTg
エヌ氏age
76ID付き名無しさん : 2000/12/23(土) 20:35 ID:???
ショートショート書かないならageるなバカ
77ID付き名無しさん : 2000/12/24(日) 04:26 ID:cultOr46
私の親友の鬱氏はA市の郊外に豪邸を建てて住んでいる。
性格はよい奴なんだが、ケチなのがたまにきずである。

鬱氏は大の犬好きで家に3匹の大きな犬と共に住んでいる。
その内の一匹がまた子供を産んだ。今年これで8匹目である。

「エヌ君(私である)、犬貰ってくれないかな」
いつもである。
ケチなくせに犬好きの鬱氏は捨てることも出来ず、かといって
飼うのにもお金がいるので、いつも私に言ってくる。
「勘弁してよ。うちももう3匹もいるんだよ」
「避妊手術したらどうなの」

鬱氏の答えは決まっている。
「保険効かないんだもん」

そんなある日鬱氏から電話があった。
「エヌ君、もう心配いらないよ。これで子供ももうできないし」
「避妊手術したの?」
「まあそんなところだよ」

私もこれで犬を捨て....いやまあよかった!よかった!

数日後、ちょっとした用で鬱氏の家に行く用事があった私は
玄関のベルを鳴らした。
「やあエヌ君、いらっしゃい。君にもいろいろ迷惑かけたね。
もう心配要らないよ。」
「手術費用、高かったんじゃないの。」
待ってましたとでも言うように鬱氏は言った。
「それがね。300円くらいしか要らなかったんだ」
「??」
呆気にとられている私を後目に鬱氏は、
「久しぶりに来たんだから犬と遊んであげてよ」
と裏庭に私を連れて行った。

いつ見ても大きな犬だ。
「チュウボ(変な名前である。アイボをもじって居るらしい)頑張ったな」
どんな手術をするのか知らないが痛いんじゃないだろうかと思い頭をなでていると
しっぽのほうに何かが見える....

はて、まだガーゼが取れないのかと思い後ろへ回ってみると....
「どうだい、エヌ君。見事だろう。こう、おしっことかができるようにはるのが難しい
んだよ」
と笑う傍らに、お尻一帯ををガムテープでふさがれたチュウボがすがるような目で、私を見ていた。

どう?
78ID付き名無しさん : 2000/12/24(日) 04:53 ID:???
意味がわからん
79ID付き名無しさん : 2000/12/24(日) 04:56 ID:???
星新一だったら
第一、ケチなのに犬を飼うという矛盾をすっきり説明できると思うが。
80赤いお鼻の名無しさん : 2000/12/25(月) 20:43 ID:.Gz1Vtyo
age
81赤いお鼻の名無しさん : 2000/12/25(月) 20:46 ID:???
なにゆえ?
82書いてみました。 : 2000/12/26(火) 02:58 ID:NOJVDCaA
【エヌ氏のレストラン】
エヌ氏はあるレストランの料理長兼店長をしていた。
しかし、エヌ氏のレストランは繁盛しておらず、このまま行けば、
店がつぶれてしまうという経営状態だった。
というのも、エヌ氏は料理の腕はそんなに悪くは無いのだが、調理時間や火の加減を間違えたり、
塩と砂糖を間違えて入れるというほどの単純なミスが多いコックだったからである。
エヌ氏は悩んだ。「このままいけば、店をたたむしかない。かといって、
自分の単純なミスはそんなにすぐに直せそうも無い。」
そんなとき、エヌ氏はテレビで、面白いものをみた。
それは、大阪にある喰い倒れ人形だった。その人形は、見ていて楽しく、
その人形のおかげもあって、その店は繁盛しているというのだ。
エヌ氏は思った。「そうか、何も料理だけが全てじゃないんだ。」
エヌ氏は、自分の店にもそのようなロボットを導入する事を決意した。
そしてそれと同時に、店の名前も、「ロボットの店員がいるお店」と変えた。
それから一ヵ月後、エヌ氏の店に銀色のかわいらしいロボットが現れた。
そのロボットは図体は大きいが、そのカクカクとした動きと、
その中に時々見せる人間っぽいしぐさやドジがかえってうけ、
その評判はすぐに町じゅうに広がって、再び店は活気を取り戻した。
しかし、ロボットには問題もあった。上手く動かないことがよくあるのである。
店の看板であるロボットが上手く動かない日は、店も閉められた。
だが、動き方に改良を重ねる事によって、しだいにロボットは上手く動くようになり、
やがて毎日、ロボットは店で働くようになった。しかしそれと同時に、以前の人間っぽいしぐさや
ドジを見せる事はなくなっていき、あまりにも完璧すぎるロボットの動きから、
客足は次第に遠のいていってしまった。
やがて、エヌ氏の店には客はほとんど来なくなった。そしてある日の営業時間終了後、
いつものようにロボットも一日の労働を終え、ロボットの背中の部分が開き、
中からエヌ氏が出てきた。そう、ロボットは、実はエヌ氏が中に入って動かしていたのである。
エヌ氏は思った。「もうロボットでは、誰も見向きはしてくれない。もうロボットはやめだ。
再び料理で勝負できる店を作ろう。」そして、エヌ氏は店の名前を再び最初の名前にもどし、
料理長として、本来の自分の仕事に戻った。
すると何故か、しだいに客がくるようになり、エヌ氏の店は大繁盛していったのである。
エヌ氏は不思議に思い。店員の一人を呼んで、客に何故自分の店の評判が良いのか聞きに行かせた。
するとその客はこう言った。
「そりゃ、すごく料理がおいしいからね。このステーキなんか、火の通し方がばっちりだし、
調味料のブレンドの具合も、他の店ではきっと真似できないよ。
ここの店の料理長さんは、きっとロボットのように正確に仕事をする人なんだろうね。」
83ラウンコ : 2000/12/26(火) 03:21 ID:???
えっと、ロボットに入って機械の真似をしているうちに人間的なドジが無くなって
結局は料理がうまくなった、ってことかな?少し落ちが分かりにくいかも。
あと、文頭文字「そ」の八連打はちとまずいと思うよ。
ショートって難しいからねー、言うだけでスマソだけどガンバ。

8482 : 2000/12/26(火) 03:29 ID:NOJVDCaA
>83
そういう意味です。感想もらえて嬉しいです。
85ID付き名無しさん : 2000/12/26(火) 04:00 ID:???
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
でも、今はいません。


ごめん。
86もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/26(火) 15:18 ID:???
▼夜遅く帰宅途中、商店街の中で「インターネット寿司」
という看板が目にとまった。僕は小心者なんだが、
その日は酒の勢いも手伝って、店の戸をくぐってしまった。
▼店内を見渡したが予想に反してパソコンらしきものは
一台も見当たらない。ごく普通の寿司屋で、数名いた客も
ごく普通に寿司を食べている。
ともかく、僕もカウンターの席に腰をおろした。
▼席につくと背後から店員がやってきた。店員は隣の客
のいすから何かを取り去り、それを僕のいすの背に紐で
結わえている。振り向いてみると、それは竹棒で、先端
には赤い旗がついている。これが一体何を意味するのか?
僕は、少し不安になった。
▼注文した寿司がきたので、気を取り直して食べ始めた。
味は悪くない。値段も品書きに明記されており、かなり
リーズナブルだ。しかし、奇妙なことに気づき、小心者
の僕はまた不安になった。どうもこの店にはレジがないのだ。
客は食べ終わるとそのまま店を出て行く。
▼やがて、閉店の時間が迫ってきた。最後に残っていた
客も帰り支度をはじめている。そして次の瞬間、不安は
ピークに達した。その客は、なぜか僕に向かって
「ごちそうさま」とぺこりと頭を下げ出て行ったのだ。
すかさず店員が一枚の紙切れを僕の前に差し出した。

----------------------------------
「最後に入店したやつが負けのスシ」
「次の人が責任をとってくれるスシ」
  本日のお会計 \148,200
        店長 ひろゆき
     苦情や訴状はひろゆきへ
     E-mail [email protected]
----------------------------------
87もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/26(火) 23:35 ID:h9S8jQAk
SF板星新一スレの住人のためにage
88まさる : 2000/12/26(火) 23:48 ID:gC0yqH.Y
うつ氏はあるロボットを完成させた。
「できたーー!やっと完成した・・・・長かった・・・うう・・」
うつ氏の目から感動の涙がこぼれおちた。
それもそのはず、うつ氏はこのロボットを完成させるまでになんと20年あまりもの
年月を費やしたのだ。
「よーし!いくぞーー・・・スイッチオーーン!」
89もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/27(水) 11:57 ID:???
なんか鬱氏ってのが主人公で定着しそうだね…
90隣人 : 2000/12/29(金) 03:37 ID:0mUAewag
鬱氏のガラクタ好きは有名だった、近所のゴミ捨て場から集めてくるのだ。
今日も会社の帰り道ガラクタを拾った。黒い靴だった。鬱氏はその靴の
吸いこまれそうな黒さに惹かれたのだ。家に帰り早速眺めていると、
靴の先が丸まり始めた、気がつくと鬱氏の目の前に悪魔が立っていた。
「俺の靴を拾ったヤツだな、一つ望みをかなえてやろう」
鬱氏は、ひらめいた。
「{好きな時に望みを幾つでも頼める}のが望みです」
ごろん。しゅう〜  鬱氏の首が落ち、神棚が血に染まった。
「欲張りは嫌いだ」悪魔はそうつぶやくと鎌の血を振り払った。
鬱氏の首をくわえながら悪魔は夜の闇に消えていった。
91ショートショートの広場 : 2000/12/29(金) 04:17 ID:???
ガラクタ好きがオチに生きてない。
悪魔のトンガリ靴への映像的描写の前フリに過ぎず
蛇足である、おしい。<6点>
92隣人 : 2000/12/29(金) 14:03 ID:sL0YGyoc
恐ろしい電球が発明された。その明るさは原爆1億発分だと言う。
これを電球意外に使われたら、、そもそも電球として使えるのかあやしいが、
非核三原則を持つこの国には朗報だった。「まだ、諸外国には
知られてないんだな、よし」これは重要な国家機密で
首相にも知らされていなかった。
翌日、官房長官は、部下の怒鳴り声で目が覚めた、事態を知ると
長官の顔から血の気が引いた。「どんな手を使ってもいい、探し出せ」
首相官邸。「今後の予定は?」「はい、21時から番記者との、、」
「そうか、分かった」首相はデスクの上のライトをつけた。
一瞬、その国は明るくなった、その後は知らない。
93もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/29(金) 15:02 ID:???
終始不自然。

1.発明の経緯について全く触れていない。
2.何でなくなった電球がデスクの上のライトについていたのか。
3.>非核三原則を持つこの国には朗報だった
  不必要に遠回し
94もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/29(金) 15:51 ID:???
その日、エヌ氏は非常に退屈であった。
いやその日に限ることなく毎日が退屈な日々の連続であった。
平凡な大学を卒業し、平凡な会社に入社し10年。
思えば人生は平凡なまま過ぎていっていた。
容姿もいいとはいえないが、悪いともいえない。
来月にはよくある社内恋愛というやつで結婚の予定もある。
憂一の趣味といえば、最近覚えたインターネットくらいである。
その日もエヌ氏は仕事が終わり、家に帰ると早速ビールを飲みながらパソコンの電源を入れた。
「ピンポーン」誰かが来たようだ。
エヌ氏はドアを開けた。
すると見るからにタラコ唇の若い男がにやにやと立っている。
「なんですか?こんな時間に」エヌ氏は迷惑そうに言う。
「まま、、どうもです。。はい。。」とタラコ唇の男。
エヌ氏「何の用ですか?」
タラコ唇の男「実は貴方に買っていただきたいものがありますです。。」
(なんだ、セールスか)エヌ氏は一瞬思っておっぱらおうと思ったが、
(どうせ暇だし少しばかりは相手にしてやるか・・・)という考えが浮かびこの男を家にあげた。
エヌ氏「で、どういう商品だね?」
タラコ唇の男「他人になりきる夢を見れる機械ですです。。。」
エヌ氏「(゚Д゚)ハァ?」
タラコ唇の男「ままま、話しをよく聞いて下さいです。。
       このヘルメットをつけて寝ますとですね、時代に名を残した人物になった夢を一晩中見れるですです。。。」
エヌ氏はこのバカげた男をどうしたものかと考えた。
しかし少々酔っていたエヌ氏は(この男をからかうのも暇つぶしにはなるな。)
と考えなおした。
エヌ氏「そんなバカげた話し、今どき小学生でも騙されないだろう。」
タラコ唇の男「ではですね、、このヘルメットを3日間貸すです。
       寝る時にこのヘルメットをつけて寝てみて下さいです。。
       3日後にまた伺いますです。。。ではこれで私は失礼しますです。。( ̄ー ̄)ニヤリッ」
そう言って男は奇妙なヘルメットを置いてそそくさと帰ってしまった。
エヌ氏は(まあ、バカげた話しだが一日だけ試してみよう。)と思いヘルメットをつけて布団にはいる。
・・・・・・・・エヌ氏はその晩田村亮子になる夢を見た。
        夢なのだが夢の中では自分がヤワラである事が夢だとは思えない。
        先日のオリンピックの夢であった。
        「最低でも金。最高でも金。」ムニャムニャ・・・・
エヌ氏は翌朝目が覚めると非常に楽しい気分であった。
その日は何とも楽しく過ごせた。
そしてその日もヘルメットをつけて寝る。
その日はタモリになった夢を見、次の日は音武君になった夢を見た。
約束の日、タラコ唇の男はやってきた。
エヌ氏は早速このヘルメットを買うことにした。
3万というエヌ氏の小遣い程度の額であったし、何よりこの3日間平凡な日々も夢を見ることにより楽しくなったいたからだ。
タラコ唇の男は「ではでは、今宵も楽しい夢を。。。」と言い、金を受け取ると帰っていった。
それから1ヶ月間エヌ氏は毎日が楽しくてしょうがなかった。
ある時は織田信長、ある時はキムタクになり苦しい夢も時にはあったが朝起きると楽しいのだ。
その日もエヌ氏は早速家に帰るとヘルメットをつけて布団にはいる。
もはやパソコンなどには興味はなかった。
・・・・・その夢の中でエヌ氏はバスの中にいた。
     そしてなぜか包丁を持っている。
     (これは誰だ?)エヌ氏は思う。
     (あ、これはバスジャック事件のネオ麦だ。)
     変な人物になったものだ。エヌ氏は思った。
     しかし、歴史は変えられないので今夜はこの男になるしかない。
     エヌ氏の思考とは関係なく事体は深刻化していくが、これも朝になれば終わる事だ。
     エヌ氏「ヒヒヒヒヒ」

ヘルメットはこの時故障してしまっていた。
エヌ氏は数日後発見され、植物状態として病院に収容された。
ヘルメットははずされたがエヌ氏の意識は今も薄暗い塀の中で外に出る事を夢見ている・・・
      
95もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/29(金) 15:58 ID:???
星新一氏の偉大さが
イヤと言うほどよくわかるスレでしたね。

                     【完】
96もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/30(土) 00:17 ID:???
時間はかかると思うけどもっとageようよ。おもしろいしね。
感想もヨロシク!
97addie : 2000/12/30(土) 00:22 ID:qT69sM.2
最近のガキは説明臭いんだよ。
98もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/30(土) 00:25 ID:???
99ID付き名無しさん : 2000/12/30(土) 00:39 ID:???
ここは2chですか?
100もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/30(土) 00:41 ID:???
1000
101まさる : 2000/12/30(土) 03:00 ID:B9Lv.lvA
「よーし!いくぞーー・・・スイッチオーーン!」
しかし鬱氏のロボットは微動だにしなかった。
「・・・20年かかってやっと完成させたと思ったのに
このざまか・・。鬱だ・・死のう・・」
鬱氏は手首を切って自殺した。

その直後、ロボットが急にうごきはじめた。
鬱氏の隣にたち、こう言葉を発した。
「ヒヒヒ・・予想通りこのおっさん自殺したな。
見せ物にされるのはごめんなんだよ!けっ!」
102隣人 : 2000/12/30(土) 03:07 ID:FUpZzjTw
朝日が眩しい、焦げたトーストをかじりながら、ふと気づくと
外から目が覗いている、でもここは8階だ。勢いよくカーテンを開けると
逆さまのまま、空中に止まっているオンナがいた。
「お前そこで何してんの?」俺のタイプだ。
「飛び降り自殺の途中よ」オンナは俺と目を合わせたまま言った。
俺も目を合わせながら「お前の気持ちもわかるけどさ、自殺なんて止めなよ」
と言った。
二人はじっと目を合わせたまま喋り続けた。男がふと
「どうして自殺しようと思ったの」と聞くとオンナは、

・・・つづく
寝ます、レス貰えて嬉しいです。
103もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/30(土) 08:30 ID:???
どこが星新一ばりなんだか。
実はおまえら星新一って知らないんだろ。
104もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/30(土) 09:07 ID:KyBplnYY
いくらなんでも星新一とタメはれる訳が無いのは、
暗黙の大前提なんだけど?
何から何まで、いちいち分かり易く丁寧に噛み砕いて平易に優しく
教えてやらないとダメなのか?
実はおまえ社会ってものを知らないんだろ。
105addie : 2000/12/30(土) 09:44 ID:qT69sM.2
101はそれなりにまとめてるじゃねえか。
ねえ。

102も続き読みたいし。
106もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/30(土) 09:49 ID:???
103>>104
>社会を知らない

ジジィの常套句。
こんな所で若い者にまじって
馬鹿やって恥ずかしいね。
107もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/30(土) 13:42 ID:???
創作文芸板にでもたてたほうがよかったかもね・・・
ごたごた文句いってる奴は文章も考えられない阿呆どもだろう。
だせー!
108ID付き名無しさん : 2000/12/30(土) 21:35 ID:???
1です。age
109もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/30(土) 21:37 ID:OI.1Xxz2
>>102
続きが気になるよーん。
続編きぼーん。
110もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/30(土) 23:37 ID:???
>>107 あの板は、ここより文才のない奴ばかりだよ。一回行ってみ。
111隣人 : 2000/12/30(土) 23:37 ID:QvO093eM
・・・つづき

そっぽを向いて(俺はオンナのこんな仕草が好きだ)オンナは言った。
「どうでもいいじゃない、そんなこと」
その瞬間、オンナの体がガクッと揺れた。落ちる!
俺はベランダの柵に身を乗り出して、オンナの手をつかもうとした。
オンナが俺の上に見えた、あれ?落ちたのは俺?
風を切る音が聞こえた。
七階のコジマさんだ、今日も気狂いの様に布団を叩いてる。
コジマさんの間抜けな顔(口をぽかんとあけていた)が遠ざかっていった。
オンナが近づいてきた、と思ったら俺のすぐわきを、
通っていった、、、落ちていった?
頬に女の髪がふれた
乾いたコンクリートに鈍い音が響いた。
気づくと、風を切る音は止み、俺の体は2階で止まっていた。
振りかえった俺が見たのは、折れた手足がついた、
脳みそがはみ出しているあのオンナだった。
ちょっと萎えた。

112104 : 2000/12/30(土) 23:46 ID:???
>106
幼稚園児にも社会はあります。
俺のような言い回しをしないだけ。

皆が砂場でお山を作ってると、壊しに来る子がいます。
そんな子は先生におこられ、皆に嫌われています。
大人に成って仕事が出来る様になっても影で嫌われます。
どーも雰囲気を掴みきれてない様です。
嫌われてます。残念です。学生さん。残念です。可哀想に。
さようなら。嫌われてます。
113おいおい : 2000/12/31(日) 00:00 ID:???
文句言ってるヤツよぉ〜
星新一もよく言ってるじゃねーか。
「面白い物を1本書いてから文句を言え!」
114もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/31(日) 01:17 ID:wyGENpmo
鬱子は高層住宅の30階に一人暮らしをしている。
天気のよいある週末、鬱子はいつものように一週間分の洗濯物を
洗濯機にかけ、ベランダの物干しにかけていた。
足元のバスケットに入った洗濯物をかがんで取り出し、
立ち上がったところ、目の前が暗くなった。
立ちくらみである。低血圧の鬱子には慣れたことで
あったが、今回は場所がわるかった。気が付くと鬱子の
体はベランダの手すりを越えて地面に向かって落下し始めていた。
「ああ、こんなことで命を落としてしまうなんて。」鬱子は落胆した。
が、奇跡的に38階のベランダにいた男が鬱子の腕を捕まえた。
「ああ助かったんだわ」と喜んだ鬱子に男は言った。
「やらせるか?」
唐突な言葉に鬱子は反射的に「いやよ」と断ってしまった。
男は手をはなし鬱子は再び落下しはじめた。
が、奇跡はまた起こった。35階の男が鬱子のをつかんだのだ。
男は言った。「くわえるか?」
またも鬱子は「いやよ」と言ってしまった。男は手をはなした。
鬱子は落下しながら悔やんだ。なぜ男たちの申し出を断ってしまったのか?
命を落とすことに比べればそれくらい何でもない事ではないか。
ああ、これで死んでしまうんだわ。
だがなんとゆう偶然、鬱子は33階の男によって腕をつかまれた。
鬱子は必死になって叫んだ。
「やらせます、くわえます」
男は言った。「ヤリマンは逝ってよし」
鬱子は落ちていった。
115もういくつ寝ると名無しさん : 2000/12/31(日) 01:21 ID:wyGENpmo
スマソ
最初は
「高層住宅の40階」
116まさる : 2000/12/31(日) 01:58 ID:xK7IhWoE
星新一のショートショートってY氏の隣人に似てるよね?
117>116 : 2000/12/31(日) 02:35 ID:VJypjf92
Y氏の隣人が似てるんでしょうが
118隣人 : 2000/12/31(日) 02:54 ID:GeFuEiqM
鬱 氏朗、四十歳。職業 へっぽこ探検家
俺もこの歳になると引退というものを考え始める。
俺は最後の探検で食人族の村を目指した(食人族グルメツアー)
村へ着くと村人は皆、料理の支度を始めたのだ!
てっきり自分が食われると思っていたのだが、違うらしい。
村人は長老らしき人の手から何か取って行く。長老が何か叫ぶと、さっき
長老から取って行った物を、それぞれ掲げている。よく見ると、
掲げている人は皆男、これはどういうことだろう、、男達は
自分の掲げている物を見て、喜んでいる者、呆然としている者、
気絶している者。どうやらくじ引きをしている様だ、ツアコンに聞いた。
ナルホド、くじで負けた家族が食われるらしい、これもツアコンに聞いた。

料理の支度が整った様だ、でかい鍋、熱くなった石。「ぐわァ」
声の方を見てみると人が生きたまま解体されていた。村人達は皆ニヤニヤ。
こいつら狂ってる!
人が焼かれた。火葬場の臭いだ、俺は吐き気を催し木の根元に吐いた。
どこからか鳥が来てゲロをつつき出した、つま先で蹴り上げた。
振り向くと目の前に村人がいた、手に肉を持っている。
「食べないと帰れませんよ」ツアコンが言った。周りが試すような目つきで
見ている。「食べるよ」俺は鼻をつまみ目も瞑ったまま食べた。

鬱 氏朗、五十歳。職業 ツアーコンダクター
俺は今年もこの地へ訪れた、これで十年になる。長老とも親しくなった。
この村では村民の数をコントロールするために人を食うらしい、
いい訳のようだが俺にはどうでもいい事だ。肉さえ食えればそれでいい。
119隣人@タモリ : 2001/01/02(火) 05:45 ID:.lzNYQ/U
世にも奇妙な物語アゲ
120うわさ : 2001/01/03(水) 00:17 ID:B61S1ce.

 それは単なるいやがらせだった。それとも、奇妙なチェーン
メール、あるいは悪意を持った『うわさ』だろうか。

 退屈ないつもの社会科の時間。友達から、こんなメールが届いた。
「明日、佐藤君が自殺する」
 メールの出所は不明、そのあとに続く不幸の手紙めいた言葉のため、
友達もよそから来たのを転送しただけだった。だけど、佐藤君という
名前には心当たりがある。ちょうどメールが来たころに、今日は空席
になってる、不良の佐藤君の席を見て、くすくす笑う人達がいたから。
 なにより、そのメールを最初に出したのは、自分だったのだから。

 翌日、朝から全校集会があった。内容は佐藤君の死。
 いつもいじめられていた自分にとって、それは大事件だった。
それがどういうことなのかなんて、分からなくなるくらいに。もちろん、
その日の試験や、そのあとのちょっとした『うわさ』なんて、気にも
していなかった。
121うわさ(続き) : 2001/01/03(水) 00:19 ID:B61S1ce.

 週があけてすぐに、また全校集会があった。3年生の人がひき逃げ
にあったらしい。7kmも引きずられて、ひどい有様だったそうだ。
 これには、みんなも驚いていた。そして、友達に教えられた後の僕も。
「……君が3日後に交通事故で死ぬ」
 このメールが流れた後、その人は学校を休んでいたらしい。そして
予定の日が過ぎ、ちょっと近くのコンビニに行こうとしたところで事故
にあったそうだ。
 日時が違うのだからメールとはなんの関係もない、と先生達はいって
いたけれど、みんなはメールが伝える言葉を、事実を信じた。

 その後もメールは流れた。
 隣のクラスの子の自殺。1年生の心臓発作。3年生の通り魔殺人……。
 3年生の子のときは、僕のところには自殺だって書かれていたけれど、
ほかのところでは新聞記事そのままのことが書かれていたらしい。
 そしてそのうちに、僕の死を伝えるメールが、流れ始めた。

 そのメールによれば、僕は脳溢血で死ぬらしい。
 そんなはずがなかった。病院で検査を受けても、なんの問題もなかった。
「それでも君は、死ぬと思うよ」
 友達は、そんなメールを返してきた。
「だってそうだろう? みんなが知っていることなんだ。それが間違って
 いるとしらたら。いったいなにを信じたらいい?」
122かわすみまいこ : 2001/01/03(水) 00:54 ID:B.46tsiA
このスレッド…おもしろい…。

停電 >>2
人形 >>5
少年の心売ります >>26
退屈しのぎ >>33
エヌ氏のレストラン >>82
インターネット寿司 >>86
喋る猫 >>19
1つのスレ >>31
ウツ氏の苛立 >>56
犬 >>77
ロボット >>88 >>101
黒い靴 >>90
電球 >>92
楽しい夢 >>94
飛び降り自殺 >>102 >>111
落下 >>114
食人族の村 >>118
メール >>120 >>121
123舐め次 : 2001/01/03(水) 01:04 ID:/96nC3YY
(かわすみ確認)

俺も何か考えよう。
12422世紀を目指す名無しさん : 2001/01/03(水) 01:14 ID:M9UdnI5c
東西線で正面に座ったドイツ人とおぼしき巨体の男性が
おもむろに文庫本を取りだし、熱心に読みふけっているので
何を読んでいるのだろう?と盗み見してみたら
星新一でした。  おわり。
125開店寿司@わさび巻 : 2001/01/03(水) 01:32 ID:dnmUiR/U
星新一氏の文章は、わかりやすく丁寧、しかも短く、おもしろい。
日本語の勉強には最適ですね。
12622世紀を目指す名無しさん : 2001/01/03(水) 01:42 ID:da3QCBVI
 欝氏は30歳、独身。とりわけ醜男というわけでもないが美男子でもない、ごくごく
ふつうの会社員。ただ会社にいる時以外はアパートに引きこもり、インターネットに
明け暮れる、ちょっとオタクっぽい生活を送っていた。最近は趣味のプログラムも始め
引きこもりに磨きがかかってきたところもある。
 もちろん、そんな欝氏に彼女などいるわけもなく、彼女いない歴30年なのだが、彼
自身もそのことを恥じ、職場では「デートがあるので」とか偽ったり、ネットで仕入れた
ソープの話題などを話したりしてごまかしている。そう、彼はドウテイなのだ。
 彼はいい年してドウテイなのが恥ずかしく、早く何とかしようと思っているのだが、
風俗へ行く度胸もなければナンパする勇気もなく、いつの間にかこんな歳になっていた。
 だが、彼がドウテイであることは、もちろん彼しか知る由も無い。彼のよく行く掲示板
では「童貞クンは逝ってよし」とか煽られたりすることもあったが、所詮見ず知らずの
相手なのでさほど気にはならなかった。

 ところが、最近職場のOLがこちらを見て「彼ってドウテイなのよ」とか話しているのを
聞いてしまった。後輩からも「センパイ童貞なんすか?」などと言われるようになって
しまった。なぜ?どうして?なんでバレたんだ???
 彼は恥じをしのんで同期の擬古氏に聞いてみた。「オレって童貞って分かる?」
擬古氏「机の上にあんな本置いといちゃダメだよ。」彼はワラって欝氏の机の上を指指した。
 そこには!先日欝氏がプログラムの勉強の為に買った一冊の本が置かれてあった。

「はじめてのC」
12722世紀を目指す名無しさん : 2001/01/03(水) 02:14 ID:f8rUO3xI
>126
途中までは面白いが最後が今イチ…
デカい口叩いてスマソ

12822世紀を目指す名無しさん : 2001/01/03(水) 02:28 ID:da3QCBVI
>>127 精進します
12922世紀を目指す名無しさん : 2001/01/04(木) 00:03 ID:fIXLLR1.
新作期待age
130隣人 : 2001/01/04(木) 07:17 ID:X7iNuDco
「心とは脳が物理法則に従って働く結果である」か、、
つまり、人が人を殺したり、感動したり笑ったり、
それもただの電気信号という事か。

自殺する前、最後に「2ちゃんねる」で見たスレッドに、
鬱雄が受けた衝撃は大きかった、鬱雄は自殺の計画を最初から
練り直した。
鬱雄が自殺する理由は「リストラ」
50代の彼を会社は必要としなくなったのだ。
「どうせなら派手な死に方してやる!」
まず鬱雄が思いついたのは、毎日使う電車。しかし、痛いのは嫌らしい。
目の前の女子高生で試すことにした。「どうせ死ぬなら・・・」
ホームにいる沢山の頭の上からパンタグラフが
近づいてくる。「すまん」 ブレーキ音と衝撃音が同時に聞こえた。
悲鳴と怒号の交錯する中、鬱雄が思っていた事は「痛そうだな」だった。

家に帰りテレビを付けると、焼身自殺を図り、
火だるまになっているインド僧が、鬱雄の目に映る。
「派手で良いな、抗議の意味も兼ねてる。」
鬱雄は明日の準備を整え、床についた。
次の日、いつも通勤で歩く道を反対に歩く鬱雄。足取りは軽い。
手には紙袋(その中にガソリンを入れたビニール袋が入っている。)
ポケットにはライター、マッチも念の為に持ってきた。

    つづく
131M氏 : 2001/01/04(木) 11:08 ID:a23SoZYw
私も作ってみました。稚拙ですが。

[バカンス]
鬱氏はバカンスを前に子供に提案した。
「今年のバカンスは高原の避暑地の別荘へ行って
大自然の中で想い出づくりをしよう。」
「わかったよパパ。別荘へ行ったら頑張って
このテレビゲームをクリアしてみせるよ。」
13222世紀を目指す名無しさん : 2001/01/04(木) 12:00 ID:BJuXLtVA
>>131
ショートショートつーか、ジョークっぽいね(笑)。
僕には文才無いので、皆期待してるよ。
13322世紀を目指す名無しさん : 2001/01/04(木) 12:49 ID:???
56が突出した感じ
トーシロとは思えん
134名無しさん@お腹いっぱい。 : 2001/01/04(木) 13:25 ID:???
つーか糞つまらんから
お前ら死ね
135復活あげ : 2001/01/06(土) 04:21 ID:vdy.O/TA
>134

>>103-107
>>112-113
ここら辺を読み返してみろ
136続きを書いてちょ : 2001/01/06(土) 12:28 ID:NXfW6ff2
ノックの音がした。
137ひよこ名無しさん : 2001/01/06(土) 12:37 ID:???
134は、書いて「つまらん」と批判されたのさ
13822世紀を目指す名無しさん : 2001/01/06(土) 12:40 ID:knaEh0uQ
今発売中のTVBrosに載っている
爆笑問題太田のエッセイが
星新一してるぞ
13922世紀を目指す名無しさん : 2001/01/06(土) 12:55 ID:???
                  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                  |  俺が星新一してるぞ
                  \___________  _______
                                    V
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ                      / ̄ ̄ ̄ \
  /   ,――――-ミ                   /         |
 /  /  /   \ |                    ∨∨∨∨∨\ |
 |  /   ,(・) (・) |                    |▲  ▲  ||
  (6       つ  |                    |(・) (・)  6)
  |      ___  |                    | |    ||
  |      /__/ /                    |  ¨     /
/|         /\                    \/\  /\
                                  / ̄ ̄ ̄    \
     ∧
  / ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | なわけねーだろ!!
  \__________________
14022世紀を目指す名無しさん : 2001/01/06(土) 19:50 ID:.nRC9g9M
age
14122世紀を目指す名無しさん : 2001/01/06(土) 21:42 ID:zrNlBoSE
agege
142ちょっと長いけど : 2001/01/08(月) 15:44 ID:TIcriDlg
鬱男がいつものように2ちゃんねるを覗いていると、あるスレッドに目が
とまった。見慣れぬリンク先が貼り付けられているだけで、コメントはな
い。だれもレスをつけないらしく、そのリンク先以外の書き込みが全くな
いのだ。「ふん、どうせブラクラ・・・」と思ったものの、どうも気になる。
「えい、ままよ」と踏んでみるとブラクラではなかったらしくあるサイトに
繋がった。

妙なサイトだった。真っ黒の背景に赤い文字。リンク先は何一つない。
トップページだけのサイト。そして、何にもまして奇妙なのはその赤い
文字で書かれたフレーズだった。

『殺してさしあげます(尚、当サイトは本日中に閉鎖いたします)』

鬱男は首をかしげた。「なんだこりゃ。殺人の代行?」 いたずらか、電
波の入ったヤツの仕業か。しかし、そのトップページはそうとも思えない
雰囲気もまた漂っていた。

殺人・・・

実は、鬱男にはどうしても殺したいヤツがいた。会社の職場連中の男女
数名。鬱男は職場でいじめにあっていたのだ。職場でのいじめは陰湿だ
った。書類を隠す、電話の取次ぎをわざと遅らせる。ひとりひとりのするこ
とは些細でもそれがつみかさなると仕事そのものに支障をきたす。そし
てわざとさせた鬱男のミスを皆でののしるのだった。フラストレーションは
頂点に達していた。

                                 つづく
143ちょっと長いけど : 2001/01/08(月) 15:45 ID:TIcriDlg
つづき

このサイトをつくったヤツはどんなヤツなんだろう。だいたい、どうやってコ
ンタクトすればいいのだ。殺してもらったとしても報酬などはどうするんだ。
それから「本日中に閉鎖する」ってどういうことだ?23時を回るのを待って
からネットに接続したんだから、本日中ってことはあと30分余りしかない
じゃないか。

鬱男は何気なく更新ボタンを押してみた。すると、トップページがわずか
に更新されているではないか!フレーズが変わっている。

『お望みならば、今夜中に、殺します』

鬱男にはどうもつまらないいたずらには思えなくなってきた。こいついった
いなんなんだ?

鬱男はふと考えた。これは殺し屋なんかじゃない。こいつは、ここんとこ連
続して起こっている少年による殺人事件のように、ただ単に人を殺したい
っていうだけなんじゃないだろうか。誰を殺すかなんてどうでもいいんじゃな
いだろうか。その上、ただ殺すだけじゃなくてこうやってわざわざ手の込ん
だことをしていっそうの世の注目を浴びたいんじゃないだろうか。

ならば、

殺ってもらおうじゃないか! あいつらを一人ずつ! 住所も電話番号も社
員名簿は手元にあるのだ!

しかし、どうやってコンタクトする?

鬱男は再び考えた。もし本気でこんなことするなら必ずコンタクト方法があ
るはずだ。どこかにリンク先を隠しているのだろうか。それとも、時間限定
でコンタクト先を公開する?
ひょっとして・・・ 「閉鎖」というのはその直前にコンタクト先を明らかにする
ためのテクニックなのではないだろうか。
144ちょっと長いけど : 2001/01/08(月) 15:46 ID:TIcriDlg
つづき2

時計に目をやった。23時50分だ。

鬱男はおそるおそる更新ボタンを押してみた。

『ここ』

心臓がドキリと鳴った。

手がかすかに震えた。

リンク先にとんでみる。チャット?掲示板?

しかし、そこには地図が示されていた。その下にコードナンバーらしきものが
書かれてある。

なるほどそうか!ここからはネットを介さず直接会って交渉をするのだ。
そのほうが双方にとって確実だ。コードナンバーらしきものはおそらく
「合言葉」のたぐいだ。

地図で示された場所は車ですぐだ。鬱男は社員名簿を引っ張り出して
車に乗り込んだ。あいかわらず心臓は鳴るし、手は震える。しかし、う
まくゆけば自分の目の前であいつらの、おびえ苦しむ顔が見られるか
も知れない。

鬱男はエンジンをかけた。零時を少し回った頃、くだんのスレッドにひとつのレスがついた。しかし
それは1の自己レスだった。

『いやー、さっきは鯖がとんじゃってリンク先しかアップできなかったけど
さ。これって自殺幇助のサイトなんだって。死にたくても痛いのいやだと
か、保険金目当ての自殺とか、そういう人の手助けをしてくれるらしい。
指定されたところに行ってなんか指定されたコードナンバーを言うと苦し
まずに、確実に殺してくれるんだってさ。いやー、ホントかどうかは知らな
いけど、ホントだったらスゴイ世の中になったよねえ! 誰か、われこそ
はと思うヒト試してみない? あ、でも事後報告は出来ないのか(藁 』
14522世紀を目指す名無しさん : 2001/01/08(月) 16:30 ID:zjr8vQ8w
くだらない話だけど読んでね。
(おわり)。
14622世紀を目指す名無しさん : 2001/01/08(月) 20:02 ID:nJJTOMLs
星新一の
ショートショート三原則は
1 せっくすねたを扱わない
2 時事ネタを扱わない
3 残酷ネタを扱わない
だそうです。
147まさる : 2001/01/08(月) 22:32 ID:ixfakEkk
え?
残酷ネタはいっぱいあるじゃん。
148もういくつ寝ると名無しさん : 2001/01/08(月) 23:01 ID:pcF2qZdU
>>146
残酷ネタってのは生々しい人殺しの描写とかの事?
残酷ってのも人によって意味が全然違うしな…。
14922世紀を目指す名無しさん : 2001/01/08(月) 23:06 ID:GW9ngp7c

世の中の作家どもがとかくサービスというと、
「ではエロ場面をふやそう」と考える、あのお手軽さ、読者を甘く見ていること
リアリティというと「では時事問題をテーマにしてみよう」と考える
あの分かってなさ、皮相さ、そしてインパクトというと「ではもっと
血を流して、大勢ぶち殺してみよう」と考える、この救いがたい単細胞さ
加減、これは呆れかえるほかはない。
星新一は読者サービスとエロはイコールでなく
リアリティと現実の事件はイコールでなく
ショッキングである事即ち筆力と暴力場面とは無関係であることを
ずっとその作品でもって証明しつづけてきているわけで・・・
                          「解説」より抜粋


150addie : 2001/01/08(月) 23:15 ID:B7ER3WH.
>148

例えばこれが残酷ネタじゃないの?

昔々、桃太郎の桃がドンブラコドンブラコと流れていました、
しかしおばあさんは桃を取り損ねておぼれて死にました。
桃太郎も桃ごと腐って死にました。
151miki : 2001/01/08(月) 23:33 ID:hNpfkgZQ
こういうスレはいいのに私のスレはダメなの?
152名無し娘。 : 2001/01/09(火) 03:27 ID:4rAUrm/E
あへぇ
153舐め次 : 2001/01/09(火) 03:46 ID:???
>>142-144
前半の奇妙な不気味さ、良かったと思う
15422世紀を目指す名無しさん : 2001/01/09(火) 04:24 ID:VBmdQp6o
>>146
エログロナンセンスは禁止ってことですね。
155舐め次 : 2001/01/09(火) 22:45 ID:???
なんか奇妙な事が起こって、なんだなんだと思わせて
最後に「ああ、そうか」と納得させるような話を考えようとしてるが
なかなかダメだ
文才あるやつ頼む
156名無し娘。 : 2001/01/10(水) 02:56 ID:nRtLYODk
あふぇ
15722世紀を目指す名無しさん : 2001/01/10(水) 03:36 ID:S.Tznnns
星新一がやっていたショート・ショート賞の受賞者の作品を集めた
「ホシ計画」という本を読んだが、一、二作除いて詰まらんかった。
古本屋で100円だったけど、まさに100円の価値しかなかった。
やはりセミプロでも難しいんだろうな。
15822世紀を目指す名無しさん : 2001/01/10(水) 03:44 ID:BfYkLHJ6
マイマイが甘ったる気に

「今日のお夕飯なにがいい?」って聞くから

僕は僕の大好物な「君のもずく雑炊が食べたい」って答えたんだ

そしたら「なによ!そんな手抜き料理。アナタ私の料理食べたくないの?」マイマイは言うんだ。ちょっと眉根が吊り上がってる

困ったなあ。僕は本当にマイマイのもずく雑炊が好きなのに

僕が本当にマイマイのもずく雑炊が好きなことを表そうと

「君と君のもずく雑炊どっちが好きって言ったら僕は迷わず雑炊をとるよ」そう言ったらまたマイマイは怒りだした

困ったなあ。僕は本当にマイマイのもずく雑炊が大好きなのに

そうだ

じゃあ大好きなマイマイをもずくにして

そしてそのもずくをマイマイに雑炊にしてもらおう

名案だ   さっそく僕はレシピを集めた
☆もずくの作り方☆

  ・種付け
  ・中間育苗
  ・本張り
  ・手入れ
  ・収穫
  ・出荷
だけど困ったなあ

マイマイは元々ヒトだから酢漬けにしてももずくじゃないぞ

彼女はまだプンプン怒っている

僕がうんうん頭を抱えてたら

突然マイマイが右目をぎょろりと三重にした

僕は知ってる    それはマイマイが何かに気づいた証拠

「アナタが私の作ったもずく雑炊が好き、って言うのは

 それはアナタが私のこと好きっていう裏返しなのね」

「そうだよ!僕はまさにソレが言いたかったんだ!わかってくれてうれしいよ」「ごめんなさい。私誤解してた。大好きなアナタに悲しい思いさせちゃったわ」

「いいよそんなの。それより仲直りのしるしに、君のもずく雑炊が食べたいな」「わかったわ。私腕にヨリをかけて作っちゃう!」

そう言うとマイマイは

耳・鼻・口・へそ

穴という穴からオロロンともずくを出して 台所へと走っていった
うれしいなあ
今夜もマイマイのもずく雑炊が食べれるぞ

でも喧嘩しちゃったから

窓の外はもう明るくなった

これじゃ朝食になっちゃうね
15922世紀を目指す名無しさん : 2001/01/10(水) 03:52 ID:GYhVlOzQ
>>130 隣人さん
ずいぶん上に流れてしまってますが、
続き期待しております。

星新一ばりのって事だが、ショートショートなら
ツツイでもサキョウでも良いから
皆さん頑張ってください。ワシ文才無いけんね。
16022世紀を目指す名無しさん : 2001/01/10(水) 05:01 ID:???
モナ氏。45歳。職業サラリーマン。妻一人、子一人。
今夜もモナ氏は夕食後、パーソナルコンピューターを起動させる。
モナ氏はここ数日ある匿名掲示板にはまっていた。
3日前会社の同僚にこのサイトを教えてもらい、初心者用語なども勉強した。
モナ氏はこの日初めて自分でスレッドなるものをたててみた。
「1氏ね」「厨房は氏にさらせ」・・・・・・返ってくるのはこんな言葉ばかりであった。
やはり実際このようなレスポンスをかえされるのは、辛いものがある。
モナ氏も覚え立ての言葉を駆使し、なんとかレスポンスをかえすがかなわない。
鬱だ氏脳。。
 
モナ氏は首にヒモをくくる。

その頃、モナ氏の自宅の2階。
モナ氏の息子ギコ男もある匿名掲示板につないでいた。
「ドキュソ1は逝ってよし」
ヒヒヒヒヒ・・・
161名無し娘。 : 2001/01/10(水) 23:46 ID:r.fp09tw
あふぇ
162隣人 : 2001/01/11(木) 03:45 ID:EUv0Le8s
遅くなってごめんなさい。

>>130 のつづき
鬱雄が歩道を歩いていると、向こうから鬱雄の元上司が歩いてくる。
鬱雄をリストラした奴だ。
それに気がつくと、鬱雄は袋を持った手を握り締めた。
向こうもこちらに気づいた様だ、鬱雄に話し掛けながら近づいてきた。
気さくに話し掛けながらも、上司の表情が時々曇った気がした。
話した内容は鬱雄にはどうでも良かった。ただ、
上司から罪悪感と言うものが鬱雄には、ちっとも感じとれなかったことが、
許せなかった。発作的にガソリンを上司にぶちまけ、火をつけた。

家に帰るとテレビが付きっぱなしになっていた。消し忘れていたみたいだ。
鬱雄はテレビのチャンネルをニュースにした。
「会社員焼死体で発見。自殺の可能性も。」
頭を鈍器で殴られたような衝撃が走った。
彼(上司)も会社からリストラされていたのだった。
鬱雄は、黒焦げになった上司の死体を思い出し、泣いた。

         おわり
16322世紀を目指す名無しさん : 2001/01/11(木) 04:10 ID:EkUmI2rE
おお、実際のニュースの裏を想像して
創作するだけでも面白いね。
ちょっとありがちな展開だけど。
164いい予感 : 2001/01/11(木) 04:14 ID:???
そういえばあの事件はどうなったんだろうか。
これ読んだら悲しくなっちまったよ・・・

でもうまくできたお話だね、どうもありがとう。
16522世紀を目指す名無しさん : 2001/01/12(金) 00:01 ID:cLChyIgI
もうないの?
16622世紀を目指さない名無しさん : 2001/01/12(金) 01:37 ID:TuKjUUHM
鬱博士はついに念願のタ〜イムマッシ〜ンを完成させた。
「よっしゃ、とりあえず試運転として24時間前の
同じ場所に行ってみるかの。」
鬱氏はさっそく装置を作動させた。
(昨日の今ごろわしはタイムマシンの最終調整に余念がなかった頃じゃろう。
一つ驚かしてやるかのぉ、ククク
・・・いや待てよ・・・だとするとわしは昨日未来のわしに
会ってなければならんはずでは・・・)
考え終わらぬうちに視界が開きはじめる。
次の瞬間、博士のいる場所は一面の星空の中だった。


あんま星新一っぽくないな。

167ダダ・モレシャン : 2001/01/12(金) 01:39 ID:???
>>166
すまんが、ちょっと意味がわからなかった。
168ネジ : 2001/01/12(金) 01:41 ID:???
>>167 地球が動いてたので、「同じ場所」は宇宙だった。
169かわすみまいこ : 2001/01/12(金) 01:42 ID:QZCc4kyw
>>166
発想はおもしろい…。
落ちがよくわからないけど…。
170かわすみまいこ : 2001/01/12(金) 01:43 ID:???
>>168
なるほど…。
171ダダ・モレシャン : 2001/01/12(金) 01:45 ID:???
おおっ
17222世紀を目指さない名無しさん : 2001/01/12(金) 01:52 ID:???
>>168
そういうこと
17322世紀を目指す名無しさん : 2001/01/12(金) 01:55 ID:???
「君はS社に誘われているようだな。」
「はい。でも、きっぱり断りました。」
「S社に行ってくれないか?」
「ええっ??」

「君は、 優秀だ。いつも冷静な判断と謙虚な姿勢を失わない。我が社の誇りだ。」
「尊敬するウツ先輩からそう言われるるとは、光栄です。」
「我がエヌ社は今、S社に押されている。危機的状況だ。」
「はい、ですから、S社に負けないため、私は毎日・・・」
「このままでは我が社はS社に追い抜かれる。」
「・・・・はい、はっきり言って、そのようです。ですから私は・・・」
「まあ、聞け。」
「はい。」

「単刀直入に言おう。S社に潜入して、スパイになってくれ。」
「スパイ?」
「我が社の命運を左右する重要な任務だ。君にしかできないと思っている。」
「・・・なるほど、解りました。お任せ下さい。きっとご期待にこたえてみせます。」

「まず、S社で信頼を得るのだ。誰からも認められる結果を出せ。」
「はい。」
「そして出世するのだ。S社の機密に触れるには、出世するしかない。」
「きっとやり遂げて見せます。」

マジ氏はS社に転職し、見事な業績を挙げ、高い評価を得て出世した。
「まだだ。まだ、この程度の地位では、S社の機密は得られない。」
マジ氏は、さらに頑張った。
誰から見ても頼り甲斐のある人物、仕事を任せれば、必ずうまくいく男。
彼は、S社に、なくてはならない存在となった。

10年後。
「我がS社は、業界最大手のエヌ社を抜いて、遂にトップになった。」
「はい。」
「君に、社長になって貰いたい。S社の全てを君に任せたい。これは皆の意見だ。」
「ええっ?」
「君の死に物狂いの頑張りがあったこそ、と誰もが思っている。」
「そんな事は・・・。」
「謙遜することは無い。君こそ社長に相応しい。」
遂にマジ氏は、正式にS社の社長に就任した。

しばらくして、マジ氏はS社の重要機密をごっそりお土産に、エヌ社に復帰した。
「お久しぶりです。」
「君はS社の社長になったそうだな。」
「ええ。苦労しました。その甲斐もあって、S社の機密はこの通り、全て手に入りました。」
「これでまた、我が社は業界一位の座を奪回できる。ご苦労だった。」
「有り難う御座居ます。」
「君に任せたのは、やはり正解だったようだ。」
「恐縮です。」

エヌ社はS社の機密を最大限利用し、再び業界一位に返り咲いた。
S社では、マジ氏の突然の裏切り行為に困惑し、それをきっかけに衰退の一途を辿った。
マジ氏はというと、10年前の通り、尊敬するウツ先輩の元で、エヌ社のために必死に頑張っていた。
愛社精神に溢れるマジ氏の表情は、心から充足感に満たされているようだった。
17422世紀を目指す名無しさん : 2001/01/12(金) 02:13 ID:UCMFe1sg
パクリじゃん・・・
オチだけ少し変えてるけど。
17522世紀を目指す名無しさん : 2001/01/12(金) 04:21 ID:ue6JlW1U
Rはあまり売れてない小説家である。
最近仕事が全く無かったのだが、珍しく文芸誌の読み切り15ページの
小説を書くという仕事の依頼が舞い込んできた。
他の作家が病気になりページに穴が開きそうになったために
突如自分に仕事が回ってきたという事情だった。来月号の発売日が
迫っているため、なんと明日の朝が締め切りである。
当然、今日中に仕上げなければ間に合わない。
さっそく執筆を始めるために机の前に向かった。
ところが最初の1枚目の書き出しの文章がどうしても上手く書けず、
1行書いては紙を丸め、1行書いては紙を丸めという悪循環に陥った。
そうこうしているうちに夜も更け、いよいよ夜明けが近づいてきた。
あせればあせるほど書き出しの文章をどうするか迷い、
書いては捨て書いては捨て、ついに頭の中がテンパった。
「ああ、この世に奇跡があるなら、突然頭の中にアイディアが閃いて、
スラスラ書ける、という奇跡が起こって欲しい!」
そう思った。
「奇跡よ起これ!アイディアよ閃け!」
神に祈ってみた。
しかし、結局朝まで1枚も書く事が出来なかった。
「ああ、これで今回の仕事はパーだ。
畜生!必死に神に祈ったのに、奇跡なんか起きないじゃないか!神様のバカヤロー!」

しかし、神は奇跡を起こしていた。
彼が丸めて投げ捨てた何十枚という原稿が、全て部屋の隅のゴミ箱の中にスッポリ収まっていた。
17622世紀を目指す名無しさん : 2001/01/12(金) 06:46 ID:???
みんな面白い!もっと読みたいぞage
>>142-144 >>175 がお気に入りだ。
17722世紀を目指さない名無しさん : 2001/01/12(金) 07:12 ID:???
175はオチのつけ方が結構星新一っぽいね
178名無し娘。 : 2001/01/12(金) 13:38 ID:GVTnyg2s
あふぇ
179175 : 2001/01/12(金) 16:17 ID:ue6JlW1U
星新一っぽいと言われて嬉しいです。
でも今度書く時はもっと自分なりの個性を出してチャレンジしたいと思います。
180獅子座 : 2001/01/12(金) 17:01 ID:???
毎日毎日、エヌ氏は鉄板の上で焼かれてついに死にました。
教訓:鉄板で焼かれたらエヌ氏は死ぬ。

毎日毎日、エヌ氏は鉄板の上で焼かれて嫌になっていました。
ある朝エヌ氏は店のおじさんと喧嘩して海に飛び込んで死にました。
教訓:鉄板で焼かれたあと海に飛び込むとエヌ氏は死ぬ。

毎日毎日、エヌ氏は鉄板の上で焼かれて嫌になっていました。
ある朝エヌ氏は店のおじさんと喧嘩して海に飛び込みました。
初めて泳いだ海の底はとても気持ちが良かったのですが溺れて死にました。
教訓:エヌ氏は息継ぎをしないと死ぬ。
18122世紀目指しさん : 2001/01/13(土) 21:15 ID:???
>>180
ワーラァタ ワーラァタァ
18222世紀を目指す名無しさん : 2001/01/13(土) 21:48 ID:???
ある日、アンパンマンはいつものようにパトロールをしていました。あまりに何も起こらないので、少し考え事をしてみることにしました。(僕の体はどうなっているんだろう?どうして飛ぶことができるのだろう?なんで顔を食べられるのだろう?カバ男君の主食は僕なのではないかとさえ思う。ジャムおじさんの顔はなんとなく僕に似ているような気がする。

もしかして僕のお父さん?!だとしたらお母さんは誰?!ばたこさん?!そんなことはない。だめだこんな事を考えちゃ!ばいきんマンの基地は大きすぎじゃないか?なんであそこはいつも雷が鳴っているのだろう?一回位落ちた事はないのかな?ドキンちゃんの名前の意味が分からない。ばいきんちゃんでいいじゃないの??

食パンマンのどこがいいの?ばいきんマンでいいじゃない?ばいきんマンは本当は頭がいいんじゃないか?あんなUFO普通造れないよ!やばい!その気になったら殺される!アンパンチなんかじゃ勝てないだろっ!?右ストレートとか、かかと落としを練習したほうがいいんじゃないか?そもそもアンパンチってただのダジャレじゃないか?今まで約10年そんな事も気付かなかったのか?絶対殺される!僕が死んだらどうなるんだろう?

「それいけ!ジャムおじさん!」とかいう番組になって、おいしいパンの作り方なんか教えちゃったりして奥様方に大人気になって、僕の事なんか僕の事なんか・・・・アァ〜〜!いけないいけない、僕としたことがこんな事を考えては!もし僕が死んだら子供達が悲しんでしまうじゃないか!そんなことになったらhideが死んだ時以上にすごい事になる。築地本願寺なんかじゃすまないぞ!全国の幼稚園で葬式が行われて、アンパンマンのお風呂セットやアンパンマンの氷かきがバカ売れして、だんご3兄弟ブームの時よりすごいことになるぞ!アンパンが売れまくって、「アンパンマンマーチ」がだんご3兄弟よりも売れるぞ!

あれっ?!僕が死んだほうがいい事ばかりじゃないか!やっぱり僕なんか死んだほうが・・・・・。)その時。『未確認飛行物体発見!打ち落とします!』(ズキューン!)銃弾はアンパンマンの胸にあるニコニコマークに直撃していました・・・・。即死だったそうです。その日、町にはあんこの雨が降ってきたそうです。カバ男君は喜んであんこを拾って食べていました。


183あつね : 2001/01/13(土) 22:32 ID:t0QXBi82
地球上のどこかで誰かか願った。
『神様! どうかこの世から核兵器の存在を消してください!』
その日、世界中の核兵器が誤爆した。
核兵器は、なくなったのだ、人類と共に……
184名無し娘。 : 2001/01/14(日) 09:39 ID:PR7DJW96
あふぇ
185名無し娘。 : 2001/01/15(月) 23:26 ID:qSMp2qkw
あふぇ
186名無し娘。 : 2001/01/16(火) 03:09 ID:bAoZHvYo
あふぇ
18722世紀を目指す名無しさん : 2001/01/16(火) 03:22 ID:???
〜鼻毛最新情報〜
鼻毛、すなわち包みこむ冷蔵庫。
情報提供:水戸光國氏 (鼻毛社員)
188無しさん : 2001/01/16(火) 03:27 ID:XgM7qSO6
どうせ上げるなら小話をひとつ。

「ねえ、お母さん中学生になったらセーラー服を着たいの」
「ダメです!」
「どうしてよ〜」
「あんた男でしょ」
189名無し娘。 : 2001/01/16(火) 23:01 ID:L8VSot.6
あふぇ
190a : 2001/01/16(火) 23:18 ID:???
>>183
これいいね
191労働スカッツュ : 2001/01/17(水) 00:52 ID:H1l3WCPs
 ユーは今夜も端末機の前に座っていた。ここのところ、毎日だ。
(ウツさんは今日も来てるかな)
 お気に入りのチャットルームのお気に入りの娘。最近はウツと話すことだけが生きがいだった。
「こんにちは!>ユーくん 残業で遅くなっちゃった。ゴメンね!」
 ユーとウツは話がよく合った。仕事の話も趣味の話も不思議と共通項が多かったのだ。いままでマトモに女の子と会話ができなかったユーでも、ウツの前では饒舌になった。
「僕も残業終わりで今入ったとこなんだ>ウツ<お互い大変だね。僕は明日ようやく休みが取れたからラッキーだけど」
 顔も見たこともない。声も聞いたこともない。そんなウツに、ユーは確実に恋していた。空想の中の彼女は深田恭子のようなあどけない美少女のイメージだった。フカキョンのように笑い、フカキョンのように泣くのだろうか。
「え。ホント? わたしも明日休みなんだ。よかったら、明日、会ってみない?」
 驚いて心臓が飛びでた。ウツと会えるのだ! しかも彼女からの申し出なのだ。嬉しい気持ちと困惑する気持ちが交錯した。会ったら幻滅されないだろうか。今までの関係は続けられるだろうか。しかし、会いたい気持ちは何よりも上回っていた。
「うん。会おうよ。いけふくろうの前に12時とかでいいかな。ウツはどんな恰好で来るの?」
「えっとね。白いコートに紫のパシュミナ巻いて立ってるからすぐわかると思うよ。顔は、深田恭子に似てるっていったらいいすぎかな(笑)子供っぽいかんじ(^^;」
「そんじゃ僕はね、グレーのブルゾン着てると思う。あ、わからないと困るから赤い薔薇を持って立ってるよ」
「赤い薔薇なの? すごく目立つね。見つけたら声かけるね!>ユーくん」

 翌日、ユーは一時間も早くいけふくろうの前に立った。ウツはいつ来るだろうか。あの子がウツか? いや違う。目の前を女の子が通る度に、ドキドキした。約束の時間になった。ウツはまだ来ない。気もそぞろになる。自分は担がれていたのだろうか。そんなはずはない。しかし、一時間過ぎても、二時間過ぎても彼女は来なかった。ユーはいつまでも待ち続けた。グレーのブルゾンの上に白いコートを羽織り、パシュミナを巻いて赤い薔薇を持って。薔薇の色そっくりの赤い口紅を塗ったまま。
192労働スカッツュ : 2001/01/17(水) 00:54 ID:H1l3WCPs
アイディアも文章も三流でした。
俺のバカっ
193無責任評論 : 2001/01/17(水) 00:59 ID:???
>>191
着想はいいけど、
人格が入れ替わったり交差したりする描写もどこかにほしかったな。
19422世紀を目指す名無しさん : 2001/01/17(水) 01:52 ID:H1l3WCPs
優良あげ
195名無し娘。 : 2001/01/17(水) 23:20 ID:kazXPmF2
あふぇ
196名無し娘。 : 2001/01/18(木) 23:17 ID:kQv8njY.
あふぇ
19722世紀を目指す名無しさん : 2001/01/19(金) 00:24 ID:xjjHy3U2
オー・ヘンリー型のものが多いかなあって気がする。
そっちのほうが簡単なのかな。
でも、どっちも面白いよ。期待してます。職人さん、頑張って!
198隣人 : 2001/01/19(金) 04:48 ID:Rd/D5B/.
「おじいちゃーん、いっしょにお風呂入ろぉー」
「お、背中流してくれるのか、よし、入ろう」
おじいちゃん(大泉鬱郎 57歳)と孫のよしお(仮名)は大の仲良し、よしおは、
おじいちゃんとお風呂に入るのを楽しみにしていました。
「よしお、100数えてからあがるんだぞ」
「わかったおじいちゃん。ひゃあくぅー、きゅうじゅうきゅー、きゅうじゅ・・」

「さぁーん、にーい、いーち、ぜろ!」・・・ごごごごぉーー!!
轟音と共におじいちゃんは、屋根を突き破って、夜空へ消えて行きました。
屋根にぽっかり開いた穴から、七つの星が覗けていました。
おじいちゃんは星になったのです。それはまるで、ひしゃくの様でした。

 「星座の話第5巻 北斗七星」より
199助教授 : 2001/01/19(金) 04:55 ID:???
>>198
ワラタ。とくに最後の 『「星座の話第5巻 北斗七星」より』で。
20022世紀を目指す名無しさん : 2001/01/19(金) 05:00 ID:97kIT55M
2度ほど投稿したがなんの反応もないので寂しい。
201溶解人間 : 2001/01/19(金) 05:04 ID:???
>>200
頑張れ。200なんだし。
20222世紀を目指す名無しさん : 2001/01/19(金) 09:12 ID:???
ショートショートもっと見たい。あげ
20322世紀を目指す名無しさん : 2001/01/19(金) 09:17 ID:???
しつこい。このスレは既に死んでいる
20422世紀を目指す名無しさん : 2001/01/19(金) 10:48 ID:???
ある日、助教授せんせいが楽しく仕事をしていると、D3の学生がやってきました。
「やっぱり論文かくんですか?」
「書かないと博士になれないぞ。」
「いいんです、僕。ずっと学生でいるのが僕の望みですから」

助教授せんせいはとても困りました。
世の中の大学院生達は一生懸命アルバイトしたり、育英会の奨学金をもらったり
学振でお金をもらったりして生活しています。
 アルバイトは大変です。アルバイトのつもりが本職になって
帰ってこなくなった人が沢山います。
育英会の奨学金は借金です。いつか返さないといけないのが
この学生には分かっているのでしょうか?
そして、学振のお金をもらうのはとてもたいへんなのです。
論文を書かない人にはお金をくれません。
 学振はオーバードクターの人が路頭に迷わないようにPD枠を作ってくれていますが、
苦労して申請書を書いてPDで学振のお金がもらえる予定でも、
博士過程の3年をオーバーするとせっかくの資格がパーになってしまうのです。

「こいつ、本当にわかっているのか?」
助教授せんせいの悩みは今日も尽きません。
「とにかく書かないと、お前、人生終わりだぞ。」
「はあ」
助教授せんせいは内心ため息をつきながら今日もやさしく叱咤激励します。

「ほら、あの歌をうたうぞ。お前も一緒にやるんだ。」
「え、あれを?」
「踊りもつけるぞ。」
「え?あのポーズを僕がやるんですか?」
「当たり前だ!」

今日も2人の歌声が大学に響きます。
「やってるね。」「うん」
「論文かかないと、ね。」「うん」
20522世紀を目指す名無しさん : 2001/01/19(金) 14:40 ID:???
>>204

論文がんばれ!ファイト!
20622世紀を目指す名無しさん : 2001/01/19(金) 17:53 ID:8esSu/xg
>204 ???
207名無氏 : 2001/01/19(金) 18:28 ID:Rn3K7tTM
寒空の下家路を急ぐ人々を鬱氏は高層ビルの屋上からぼんやりと眺めていた。
「あぁ、全く俺の人生は最悪だ。毎日毎日嫌味な上司に小言を言われるために出勤し、家に帰れば帰ったで傲慢な妻の顔を見ながら過ごさなにゃらん。こんな暮らしがまだまだ続くと思うと耐えられん、鬱だ死のう・・・。」
鬱氏が悲愴な決意を固め飛び降りようとしたその時突然声をかけられた。
「おやおや、死ぬのはおよしなさいな。そんなに簡単に人生を諦めるもんじゃありませんよ、私が何とかしてあげましょう。」
すんでのところで踏みとどまった鬱氏が声をかけられた方を見やるとそこにはいつのまにか小柄な男が独りたたずんでいた。
「なんだお前は!お前なんかに何がわかる!!それにこの暮らしが何とかなるだって?そんなことができるなら俺は自殺なんかするものか。それに・・・」
怒りと諦めからわめき散らす鬱氏の言葉をさえぎって、その男はニヤニヤした表情で話し始めた。
「まぁまぁ、ちょっと私の話をお聞きなさいな。信じられないかもしれませんが実は私はある能力をもっておりましてねぇ、あなたみたいなかわいそうな人を見ると放っておけないんですよ。どうですか?あなたの願いをなんでも三つだけかなえて差し上げますよ?」
その言葉に鬱氏は激しい怒りを覚えながら相変わらずにやけた笑みを浮かべる男に向かって言い放った
「馬鹿馬鹿しい、なんでも望みをかなえるだと!?フンッ、それならばまずは俺の妻を最高の女にしてみろ!」
男は鬱氏の言葉を聞くとコクンとうなずきながら軽く腕を振り下ろした。
「はいっ、これであなたの奥様はこの世で一番の女性に代わりましたよ、よかったですねぇ〜」
冗談とも本気ともつかない男の態度に少し気持ち悪さを覚え、何も言わず足早に屋上から去っていく鬱氏の背中に男の声が響いた
「それでは残り二つのお願いをお待ちしておりますよぉ。また後ほどお会いしましょうね〜。さようならぁ。」
なんともいえない嫌な気分のまま鬱氏が家に帰ると、驚くべきことに彼を出迎えたのは妻とは似ても似つかぬ美しい女性だった。
208名無氏 : 2001/01/19(金) 18:30 ID:Rn3K7tTM
「あなた、今日も一日ご苦労様でした。夕食の前にお風呂を用意しておりますからどうぞお先にお入りになってくださいな。」
信じられないながらも彼の新しい妻にうながされ、鬱氏は風呂に入り、ご馳走をたらふく食べ眠りにつこうとしていた。
「全くすごいことだぞ!あの男の言ったことは本当だったのか・・・。これなら俺の人生も捨てたもんじゃない、あとはあの口やかましい上司が居なくなってくれれば文句の付け所のない暮らしがすごせるじゃないか!!。」
鬱氏は幸福感に包まれたまま夢の世界へ引き込まれながら「はいはい、了解いたしました。それではそのように取り計らいましょう。」という男の声を聞いたような気がした。
翌日心も体も美しい妻に送り出されて鬱氏が会社にたどり着くと、嫌味のかたまりだったはずの上司が、またもや信じられないことに彼に対してこの上なく優しく接してくれたのである。
帰り道興奮しながら鬱氏はひっきりなしにつぶやいていた。
「ここまでくるとあの男の言葉を信じないわけにはいかぬわい。こんなことができるのは神様か・・・もしや。」
と、突然鬱氏の前に昨日の男が現れ、相変わらずの表情で語った
「あらあら、いまごろお気づきになられたんですか?いかにも私は悪魔でございますよ。鬱氏は今までに二つの願いをかなえられたので残りは後一つということになりなすなぁ・・・」
「なんだと、それはひどい!そんなことちっとも知らなかったぞ!!」
「はてはて、そういわれましてももう願いはかなえられてしまったわけですからなぁ。あと一つかなえればあなたの魂は私のものになるわけですな。」
鬱氏はその言葉を聞くと恐怖に青ざめた。
「ううむ、どうすればいいのだ。どちらにしろあと一つ望みを言えば魂をこの悪魔に取られてしまう。こいつに勝つにはどんな願い事をすればいいのだ?考えろ、考えるんだ!」
そのとき鬱氏にあるアイデアが閃いた。
「そうか、よしっ!おい悪魔、お前の力を俺のものにしろ。今日から俺が悪魔でおまえが俺だ!それなら俺の魂は俺のものだろう。」

こうして鬱氏は悪魔として生活することになった。
鬱氏はあの時の悪魔が美しい妻と優しい上司のもと幸せに暮らす姿を横目で見ながら、地獄の王から狩ってくる魂の数が少ないと嫌味をいわれ必死で働いているのであった。
「やれやれ、こんなことならあのとき自殺をしていればよかった・・・いまでは死ぬことすらできないんだからなぁ・・・」
209ラウンコ : 2001/01/19(金) 18:52 ID:ZTxt7oW2
>>204
落ちの意味が不明だよ…?
>>207
もうちょっと読みやすくして欲しいかも。
21022世紀を目指す名無しさん : 2001/01/19(金) 19:31 ID:yMPHbwQ.
>>207-208
面白いす。これからも頑張って欲しいage。
211某コテハン : 2001/01/19(金) 23:10 ID:???
鬱氏は今勤務中だが2ちゃんねるにアクセスしている。鬱氏の
仕事は退屈なのでつい暇つぶしをしてしまうが、彼の職場は
勤務中にサボっていると厳しい処罰が待っている。しかし鬱氏
のコンピュータには「ボスがきた機能」が搭載されている。これは
遊んでいるときに上司が突然やってきたときにある簡単な操作を
するとあたかも真面目に仕事をしているかのような画面に切り替
わる機能である。鬱氏はまたいつものように油を売っていると上司
がやってきたのですかさずボスがきた機能を発動させた。

「どうだ、仕事ははかどっているか。」
「はい。今厨房を叩いている所です。ひろゆき様。」

鬱氏のコンピュータの画面には書きこみ欄に「逝ってよし」と
書かれた2ちゃんねるが表示されていた。
212労働スカッツュ : 2001/01/20(土) 03:34 ID:???
>>207
星っぽい。
悪魔シリーズはたくさんあったね。
21322世紀を目指す名無しさん : 2001/01/20(土) 04:04 ID:cbc4mvTI
>>211
2chで厨房潰しが仕事って事だよね?
なら
>鬱氏は今勤務中だが2ちゃんねるにアクセスしている。
は、ちょっとおかしい
>鬱氏は今勤務中。2ちゃんねるにアクセスしている。
にしたほうがいいかも
でも逆転の発想でオモシロイのでage
214名無し娘。 : 2001/01/21(日) 02:56 ID:bbDlKhWc
あふぇ
215フラワーさん : 2001/01/21(日) 09:33 ID:???
『素晴らしい男』

五月の素晴らしく晴れ渡った、ある日の事。小さな国の小さな病院で、
素晴らしく元気な、うぶ声をあげ、玉のような素晴らしい男の子が誕生しました。
男の子は、素晴らしい両親の元、素晴らしい環境で、すくすくと育ち、
素晴らしい成績で学校を卒業すると、誰の目にも素晴らしい立派な青年になりました。
彼は沢山の素晴らしい友人に恵まれ、素晴らしく美しい奥さんと結婚し、
素晴らしい家をたて、そこに、彼ほどではないにしろ素晴らしい子供をもうけました。

彼の頭に白髪が混じるようになる頃、この素晴らしく聡明な青年は、
国民の誰もが認める、素晴らしい大統領になっていました。
貧しい小さな国でしたが、彼のたぐいまれな英知と行動力のおかげで、
そこは、近代的なビルが立ち並ぶ、世界一先進的な、素晴らしい都市へと生まれ変わりました。
街のいたるところには、その業績と栄誉を称えて、彼の銅像がたてられました。
人々は、口を開けばオウムのように「素晴らしい、素晴らしい」と、彼を賞賛しました。
ですが、そのたびに彼は「私のした事は、ちっとも素晴らしくなんかないよ」と、
困ったような笑い顔を浮かべ、その後、決まって寂しそうな顔をするのでした。
それからしばらくして、彼の素晴らしくも短い、62年と7ヶ月の人生に幕が下ろされました。
稀代の素晴らしい大統領だった彼の、あまりにも早い死を誰もが惜しみました。
国中が悲しみに包まれるなか、彼のために、今まで見た事が無いような盛大な国葬がとり行われ、
彼は、素晴らしく大きな棺に入れられ、彼の作り上げた素晴らしい街を一望できる丘の上にたつ、
素晴らしく豪奢なお墓に埋葬されました。

彼が亡くなってから数日後の事。彼の部屋の引き出しから、素晴らしい彼には不釣合いな
質素な小箱に入った遺書が見つかりました。
遺書には、素晴らしく達筆な字で
「私が死んだら、S広場の、私の銅像の台座の中にあるボタンを押してくれ」
とだけ、書かれていました。
そこで、台座を開けてみると、中には彼の遺言通り、小さなボタンが付いていました。
人々は、素晴らしい彼のことだ、きっと何か素晴らしい事が起こるに違いない、と、
ささやきあい、さっそく、その日のうちに式典が開かれ、おごそかにボタンが押されました。
216フラワーさん : 2001/01/21(日) 09:35 ID:???
式典の会場となったS広場は、無気味なほど、シンと静まり返っていました。
ボタンを押した瞬間、銅像の中に充満していた特殊な細菌が、外に放たれたのです。
その細菌は、他のものや動物には全く影響を与えず、人間だけを一瞬で水のように
溶かしてしまう作用を持っていました。
細菌は恐ろしいスピードで、増殖し、またたく間に国中へ、世界中へと広まり、
感染した者は、苦しいと思う暇もなく、次々と小さな水たまりに姿を変えていきました。
そして、数週間もすると、ついに地球上から人類の姿が見当たらなくなっていました。
無人の街に夜が落ち、朝日が昇り、昼が過ぎ、そしてまた誰もいない夜になりました。
ふいに静寂がおとずれた地球は、人間がいなくなっても、昼と夜を繰り返しながら、
ゆっくりと回り続け、真っ暗な宇宙の中で、やがて、少しずつ、その輝きを増していきました。

どれほどの時が流れたのでしょうか。一隻の宇宙船が地球を前に、静かにたたずんでいました。
「思ったとおりだ。生命体の反応があります。」
「文明レベルはどの程度なんだ?」
「文明と呼べるようなものは今のところ確認出来ません。おそらく知的生物は存在していないでしょう。」
「そうか、それにしても・・・」
船員の一人が、船長の言葉を引き継いで、感慨ぶかげに
「そうですね・・・なんて美しい、なんて素晴らしい星なんでしょうね。」
「ああ、本当に素晴らしい星だ。しかし、我々の星もかつては、こうであったはずなのだ。
だが・・・行き過ぎた文明がそれを壊してしまった。」
21722世紀を目指す名無しさん : 2001/01/21(日) 13:25 ID:sXMaCcWE
うまい!
21822世紀を目指す名無しさん : 2001/01/21(日) 17:03 ID:Tx83qWII
sage
21922世紀を目指す名無しさん : 2001/01/21(日) 19:08 ID:To3bBzdY
age
220舐め次 : 2001/01/21(日) 23:44 ID:???
>>207-208
素晴らしい
221舐め次 : 2001/01/21(日) 23:50 ID:???
>>215-216
その皮肉な感じ、星新一っぽいかも
22222世紀を目指す名無しさん : 2001/01/22(月) 02:02 ID:BVK1Lhqg
>>207-208
>>215-216
まじで新潮社に送ってみたらどうです?
ショートショートの広場に載るかも。
223フラワーさん : 2001/01/22(月) 17:02 ID:ojFZ4Z2M
その家の南に面した明るく、こぎれいな部屋。
春の日差しが、窓辺に置かれた大きなソファに降りそそいでいる。
ナナ氏は、そのソファに身を横たえ、クッションに半分顔をうずめて、まどろんでいた。
やわらかな日差しは、窓にかかった薄いレースのカーテンを通り抜け、
ナナ氏のまぶたを心地よく刺激した。
また、片すみに置かれたレコードプレーヤーからは、
優雅なクラシックの調べが静かに流れ出し、適度に暖かな部屋の空気を、
ふんわりと、やさしくかきまぜている。
ナナ氏は、安らぎに満ち足りた気分で、今日何度目かの浅い眠りにつこうとしていた。
ナナ氏が、ゆっくりと目を閉じかけようとした、その時だった。
何か小さく光る物が、上から降ってきて、ナナ氏の頭に軽くあたって跳ね返った。
それはソファの上に墜落すると、少し転がって、ナナ氏の鼻先20cmほどのところで止まった。
「ン・・・」
・・・何だ?ナナ氏は、いくぶん迷惑そうな顔で、一旦閉じかけていた目を開いた。
そして、せっかくのまどろみの世界を破ってくれた、ふいの不作法な侵入者を
にらみつけてやろうと顔を上げた。次の瞬間、ナナ氏の目が大きく見開かれた。
・・・一体これは何だろう??? ナナ氏は、ソファから身を起こし、
くいいるように、それを見つめた。侵入者の正体は怪しく銀色に光る球体だった。
大きさはナナ氏の手のひらに調度おさまるくらい。その表面にはナナ氏の、
キョトンとした顔が変な風に引き伸ばされて映りこみ、ナナ氏の目を見返していた。
【つづく】
銀色のボールは、ナナ氏が寝ていたソファの上に、黙って座していた。
それは、ナナ氏にとって生まれて初めて目にするシロモノだった。
銀色の球体など現代にはありふれた物、と、いえば確かにそうだ。
それは、これまでにナナ氏が目にしてきた物、例えば機械の部品か、
おもちゃ、もしくは装飾品の一部のようにも見えない事もなかった。
だが、そのどれとも似ているようで、確実に違っていたのである。
どこか、この世ならざる異質な輝きを放っていた。
しかもそれが、部屋で寝転んでいるところに、天から降ってきたのだ。
これは、ありふれているなどと悠長な事は言っていられない。
ナナ氏は、注意深く手を伸ばし、目の前のボールに、そっと触れてみた。
意外なかんじがした。
鈍く光を放つボールは、金属的な見かけほど重くもなく、冷たくもなかった。
考えてみれば、これが金属で出来た物なら、たった今、
こいつと衝突したナナ氏の頭にコブの一つでも出来た上、
その頭を抱えて大騒ぎをしなければいけなかったはずである。
プラスチック、陶器、それともガラスか・・・
いや、やはり材質は金属に近いものだろう。ナナ氏は手を引っ込めて考えた。
金属のようで金属でない・・・これは、ひょっとすると地球の物ではないのかもしれない。
なにしろこいつは、ナナ氏のいる部屋の屋根を突き抜け、天から降ってきたのだから。
ナナ氏は、いぶかしげな顔をしてボールを覗き込みながら、もう一度手を触れ
今度は、さらに軽く突付いてみた。
するとボールは音も無く転がり、今まで裏側になっていた面が現れた。
と、ナナ氏の目が、またもや大きく見開かれた。
この行為は、どの角度から見ても同じように見えたボールに、重大な変化を及ぼしていた。
ボールの裏側には、赤い色で小さな文字のようなものが書かれていたのだ。
【つづく】
225フラワーさん : 2001/01/22(月) 19:24 ID:uh4FBTlc
これは重要な手がかりといえた。この文字さえ判読できれば、
疑問はあっという間に氷解し、問題は解決されるかもしれない。
だが、しかし・・・それをじっと見つめているナナ氏の顔には、依然として
懐疑に満ちた表情が張り付いていた。解読不能。
その文字はナナ氏の国の母国語ではなかったうえ、ナナ氏は語学にも
堪能とはいえなかった。
それに、もし、ボールがほんとうに地球の物でなく、この文字が異星人によって
書かれたものであるならば、ナナ氏でなくても解読は不可能であろう。
ともかく、今のところは、その曲がりくねった記号の羅列を前に、
ナナ氏には首をかしげる以外、他に出来ることはなかったのである。
窓から差し込む日差しが、いつしか傾きかけていた。
だが状況は依然として、なんの進展もみせてはいなかった。わかっている事は
この銀色の球体が一体何であるのか、ナナ氏には判断できない事だけだ。
うーん・・・わからない・・・・わからない・・・・・・・・わから・・・
と、ふいにナナ氏の顔が緩んだ。
「ファ・・・」
と、ナナ氏は、そっぽを向いて大きなあくびをした。
わからないなら・・・ま、それでもいいや・・・それよりお腹がすいたな・・・
ナナ氏は、立ち上がって、ひとつ、のびをした。
その瞳からは、さっきまでの興味の色が完全に消え去っていた。
実のところ、ナナ氏は飽きっぽい上に、興味の対象が食べ物で無ければ、
さらにその飽きっぽさに拍車がかかる、という、非常に現金というか、、、
無邪気な性格の持ち主であったのだ。それに、限られたこの状況において
これ以上詮索した所でそれが何であるかは、どうせ分かりはしないだろう、
ともナナ氏は思った。まあ、そのうち、なんかのひょうしに分かるときが来るさ。
ナナ氏は考えるのをやめた。そして、ソファに寝っ転がり、謎の銀色のボールを、
なんとなしに手のひらで弄んでいると
「アッ、だめだよナナ。これは、お前が食べる物じゃないんだからね。」
と、ふいにナナ氏の頭上から、かわいらしい声が響いた。
びっくりして声のしたほうを見上げたナナ氏の頭を、その声の主の手がやさしく撫でた。
そして、謎のボールをナナ氏からとりあげ
『Chocolate』
と印刷された銀の包み紙をはがすと、それをムシャムシャと食べてしまった。
ナナ氏は、珍しい玩具をとりあげられて怒るかと思えば、逆に愛想よく
「ニャーン(ごはーん)」と、甘えた声でひとつ鳴くと、ソファからピョンと飛び降り、
ふわふわの毛並みを、少年の足にこすりつけた。【おわり】
226フラワーさん : 2001/01/22(月) 19:26 ID:???
長い長い・・・
コメントもらえて、うれしさのあまりはしゃぎすぎました・・・

個人的には>>142-144さんの話が面白かった。
怪しい展開、オチもきいてますね。
22722世紀を目指す名無しさん : 2001/01/23(火) 04:20 ID:wmnTIvQQ
>>207  >>215
完璧なパクリじゃん。
>>173もね。

======== 以後パクリ禁止!========
228フラワーさん : 2001/01/23(火) 06:28 ID:???
>>227
ぱくって作ったわけではないのですが・・・鬱です。
まあ、見返してみれば確かにどっかで聞いたような話ですね。
22922世紀を目指す名無しさん : 2001/01/23(火) 07:16 ID:91Hu6VNc
>>213

だれがどう読んでもそのショートショートのツボは
>鬱氏は今勤務中だが2ちゃんねるにアクセスしている。
だと思うぞ。添削クンならちゃんとよみたまえ。

230名無し : 2001/01/23(火) 08:17 ID:IsKuh9C6
>>227
元ネタ教えて〜
23122世紀を目指す名無しさん : 2001/01/23(火) 10:12 ID:h3UADFdE
>>227
パクリだというのならソース出せ!
そうでなければ単なる厨房の煽り!

>>228
>>215はよく出来てると思う。個人的には>>223のほうが好きだが。最後の一文
で思わずニヤッとしてしまった。
23222世紀を目指す名無しさん : 2001/01/25(木) 03:03 ID:ZXri0Gro
>>229 第三者だが一言。

ツボの部分は承知の上だと思うよ。
あなたこそ友達などに解説してもらった方が良いよ。
マジで。
233フラワーさん : 2001/01/25(木) 05:32 ID:???
いずれにしろパクリと思われるような物を
書いてしまったのは事実ですね・・・反省。

>>222
無茶っす。
>>231
ありがとうございまっす。
234名無し娘。 : 2001/01/25(木) 09:26 ID:SdbIOGeo
[ののたん]
ののたんはかわいい
235某スレの鬱 : 2001/01/25(木) 11:08 ID:???
>233
あんまり気にする事はないよ。
ネタがカブるなんてのはSSじゃ良くある話だし。
パロディ以外でやろうと思ったら
殆どネタ出尽くしてるような気さえするんだけど

まあ全くのオリジナルが自分のインナースペースからポンポン出てくるとしたら
こんな所に書いているのは勿体無いと思うよ、
そんな本出たら買うもん、マジで。

----
233氏が出した本は、あれよというまに、ベストセラーになった。
そしてネタに詰まって、氏に嫉妬したベテランSF作家が
233氏を調べ始めた。しかし編集者や他の誰に訊いても
誰一人実際に会ったことは無いと言う。
連絡は全てネットを介して行なわれていた。
某作家は知り合いのハッカーに頼んでようやく住所をつきとめた。
引き続き詳しいことを調べてもらう様に頼みつつ
そして今度はあるハードボイルド志望の自分のファンの1人に
そこを見張ってもらう事にしたようだ。

彼の手記---
他でもない大先生からの依頼である。
俺は抱えていた仕事を全て放り出してこのヤマに臨んだ。
ホシは一向に外へ出て来る気配が無い。
まあ先生も執筆中は数週間カンヅメになる事があるようだから
そんなことは別に不思議ではない。
2週間くらい続いたある日、突然先生からの電話があった。
ホシが4日程前から連絡を絶ったようだ。
そんな馬鹿な、俺はずっと見張っていたはずだ。
ホシが動ける筈がないのだ。

大体この1週間位は誰も訪ねてきていない。
俺は遠隔カメラで24時間監視を続けていたのだから
間違いは無い。
その間もホシは連絡を取っている。
ここが単なる中継地点などではない事は
俺も(大きな声ではいえないが盗聴して)確認済である。

こうなったら最終手段を取るしかない。
俺は彼の部屋へ突入した。
だが、そこには誰もいなかった。
PCが一台あって、CCDカメラとあともうひとつ
なんだかよくわからない装置に接続されていた。
どうもハングアップしているようだった。

どうなっているんだ?
俺は植木鉢で頭を殴られた気持ちでその場を後にした。

そして10日がすぎた。

-----

私は、2週間前からクラッカー攻撃で故障していた、あるライブカメラサイトが復旧した。
という情報をみつけた。

いってみるとそれは、映っている植物に水をあげられるなんていう、
昔どっかでみたような、オリジナル性の乏しいものである。

ただそこが変わっていたのは、その植物に水をやっても
絶対に元気になりそうもない事だった。

枯れている花を観ても面白いわけがない。
私はすぐに、いつもの掲示板に戻った。
23622世紀を目指す名無しさん : 2001/01/25(木) 11:13 ID:???
>>235
・・・。続きはあるのか?
23722世紀を目指す名無しさん : 2001/01/25(木) 11:15 ID:x0UuhGa2
227ではないが…
>>173
は、『盗賊会社』の「雄大な計画」ってやつにクリソツかな
23822世紀を目指す名無しさん : 2001/01/25(木) 11:17 ID:???
>>237
オチを逆転させたパロディなんでは?
239237 : 2001/01/25(木) 11:24 ID:x0UuhGa2
ああ、なるほど
24022世紀を目指す名無しさん : 2001/01/25(木) 18:25 ID:9cVmS/ik
「アンタの浮気性は結婚する前から知ってましたけどね!今度という今度は絶対許せません!」
「ワンワン!ワンワン!!」
「ほら、ペスだってこんなに怒ってるじゃないの!」
「いや、これは浮気っつーか・・・その・・・」
憤慨する妻を前に、鬱氏は首をすくめ、小さくなって、モゴモゴと言った。
「あっそぉ、この期に及んでまだそんな言い訳するおつもりですか。 これが動かぬ証拠よ!」
目の前にぐいっと突き出された彼女の手には、鬱氏が今日着ていたYシャツが握られていた。

5分ほど前の事だった。
仕事を終えたウツ氏が帰宅し、部屋で一人晩酌を楽しんでいると、
いきなりドアが乱暴に開かれ、なにやら物凄いけんまくでわめきちらしながら、
鬱氏の妻が飛び込んできたのだ。手には浮気の決定的な証拠を握りしめて。
その時、鬱氏の目には彼女の頭に、はっきりと角が見えた。
鬱氏の浮気癖は有名で、今までにも、こういったいさかいは何度かあった。
が、夫の性格を把握した上で結婚していた妻は、半ばあきらめをともなってそれを黙認
しているようなところがあったので、いつもなら適当に調子を合わせてあしらいながら
キスのひとつでもしてやれば、すぐにおさまるはずだった。
しかし、今日は、どうにも旗色が悪かった。
彼女の怒りはいっこうに収まる気配をみせず、それどころか時と共に益々激しさを増していく。
しかも、飼い犬のペスまで一緒になってウツ氏に吠えかかってくる始末だ。
「ワンワン!ガルルルル」
ペスが白い牙を剥き出して、今にも喰いつかんばかりに鬱氏をにらみつけている。
「こんなことなら、普通に浮気でもしてもらったほうが、どれだけましだったかもしれないわ!
このケダモノ!いや、あんたはケダモノ以下よ!ウジ虫!氏ね!」
鬼のような形相で、どぎつい捨て台詞を放ち、彼女は、手にしていた鬱氏のYシャツを
床に叩きつけた。ペスがYシャツに走りより、噛み付いて、引きちぎった。
ビリビリに引き裂かれたYシャツ。

Yシャツには・・・・・・ペスの毛がびっしりとついていた。
24122世紀を目指す名無しさん : 2001/01/25(木) 18:41 ID:???
>>240
ん? オチがわからんな。

>ペスの毛がびっしりとついていた
何故浮気の証拠なんだろう?
ペスが吠えかかるってのもわからん
ペスの彼女の線も考えたがそれじゃペスの毛というのはおかしいしな
やっぱり無理やり飼い犬を....って話?

もしかして毛じらみが相手って事はないだろうな^^;
242240 : 2001/01/25(木) 18:48 ID:???
>>241
その手があったか・・・
Yシャツの胸ポケットにペスの彼女の写真、
とかに、したほうがよかったかもですね。

えと、ペスがヤラレちゃった話だったんですが・・・まだまだだなぁ。
24322世紀を目指す名無しさん : 2001/01/25(木) 19:52 ID:???
ふむ やっぱりそうなのか

だったら最後ペスはYシャツひきちぎるより
妻が出ていくのを待ってから
氏を襲ったほうがいい気がする。

Yシャツには犬の毛がついていたでOK
というか限定できないのでは?
244wayseeker : 2001/01/25(木) 21:14 ID:/cMibPxU
今ここに一つの命の灯火が消えようとしている。
一生を全知全能の人口知能を作り出す事だけに捧げた
---そんな男のおはなし。

「よし・・・完成だ・・・おまえは全知全能の・・存在として生まれた」
「さあ、行くのだ・・・おまえという存在を世に示すために・・・うっ」

一生の仕事を終え、男はここに命尽き果てた。
そう、まさに全知全能の機構を作り上げた瞬間だった!

ピピッ

「システム正常、オールグリーン」
「創造主よ、私の名は・・・」

彼らの姿を見た者はいない。
24522世紀を目指す名無しさん : 2001/01/25(木) 21:24 ID:???
>>244
ええと。つまり全知全能ではあるけれど、自分の名前をつけることが
できなかったという意味なのか? すまん。わかりません。
24622世紀を目指す名無しさん : 2001/01/25(木) 21:34 ID:???
殺しの呪文…ネマンゲ
ホーダラパッパ ヌゲゾンビ
247wayseeker : 2001/01/25(木) 21:35 ID:/cMibPxU
>>245
すまん、分かりにくかったな。

文才がない自分としてはここいらが限界。
248235 : 2001/01/26(金) 08:32 ID:x7RKo5Rs
>>236
一応 オチはついてると思うのでこれで終わりです
もちろん>>235はフィクション(だと思う^^;)です。

フラワーさんネタにしてごめんなさい^^;
だからまたなんか書いてね^^;

実は本当だったり...んな莫迦な」^^;


・ちょっと修正....変わらないけど^^;
>俺は彼の部屋へ突入した。
俺はホシの部屋へ突入した。

全面的に書き換えたほうが良いような気がするけど

24922世紀を目指す名無しさん : 2001/01/27(土) 05:55 ID:9Btxh0XM
>248
私の頭では>>235が、サッパリわからんのです。
失礼ですが本人の解説、又は誰か解釈披露してほしい。
250名無し娘。 : 2001/01/27(土) 06:33 ID:jb3ZOmV6
ののたんマンセー!
25122世紀を目指す名無しさん : 2001/01/27(土) 15:49 ID:???
悪魔もの

「おやおや、どうしました?そんな顔をして。」
「あなたは、どちら様です?」
「はい、悪魔です。」
「え、まさか、嘘でしょう。」
「まあ、それより、いったい、どうされたんですか?」
「僕の恋人が死にそうなんです。事故で。」
「ほう、それは悲しいですね。」
「彼女は僕のすべてです。彼女がいなけりゃ僕はダメだ。生きる意味もない。」
「それはそれは。」
「ねえ、もしあなたが、本物の悪魔ならば、彼女を助けてくれませんか?」
「いいですよ。そのかわり、魂を下さいね。」
RRR
『一太郎さん、私、なんだか治ったみたい。お医者様も、奇跡だって。』
「おお花子。良かった。本当に良かった・・・」

「如何ですか?」
「ああ、君は本物のようだ。それとも神さま?」
「まあ、それはいいとして、願いはあと二つ残ってます。」
「願いは3つですか。一つだとばかり。」
「悪魔の願いは3つと決まってるんです。」
「では、花子の足を治して下さい。」
「ほう、足を?」
「彼女は生まれつき、足が不自由なんです。」
「おやすいご用です。」
RRR
『一太郎さん、私、歩けるようになったわ。お医者様も、奇跡だって。』
「おお花子。良かった。本当に良かった・・・」

「さて、最後の願いですが、どうします?」
「最後の願いを、言わなければいけませんか?」
「はい、できれば、そうして頂きたいのですが。」
「花子が死なないで、しかも足が治ったんだ、これ以上の望みはないよ。」
「そうですか。それは困りましたね。」
「じゃあ、もう一つの望みは花子にプレゼントする。花子の願いを叶えてやって下さい。」
「ええ、それで良いですとも。それでは、次にお会いするのは魂のあなたですね。ちゃお。」

「こんにちは、花子さん。」
「きゃあ。」
「おおっと、落ち着いて、私は悪魔です。」
「悪魔・・・あなたが?」
「花子さんが死なずに済んだのも、足が治ったのも、私の力です。」
「じゃあ、電話で一太郎さんが言っていた事は、本当だったのね。」
「その一太郎さんから、あなたにプレゼントですよ。一回分のお願いをどうぞ。」
「え?何でもいいの?」
「ええ、どうぞ。」
「私の魂をとるの?」
「いいえ、頂くのは一太郎さんの魂です。」
「じゃあねえ、格好良くて金持ちで相性ぴったりの恋人が欲しい。」
「一太郎さんは、恋人じゃないのですか?」
「足が治ったんだもの、私に釣り合う彼氏が欲しいじゃない。」
「はあ、そうですか。」
「あ、待って待って、やっぱりお金よ。お金が欲しいわ。」
「はあ、お金ですか、では無制限に使えるカードを・・・」
「あ、待って待って、良いこと思いついた。」
「はい?」
「私の言うことすべて、これからずっと叶えてくれない?」
「ええ、いいですよ。あまりおすすめしませんが。」
「え?できるの?やったー。じゃあそれ。お願いね。」

「はい、花子。御飯だよ。」
「・・・。」
「今日も花子はご機嫌だね。素敵な笑顔だ。」
「・・・。」
「僕は、幸せだよ。こうしてずっと、花子といられるんだから。」
「・・・。」
「花子はどんな夢を見てるんだろう?きっと幸せな夢なんだろうね。」
「・・・。」

(一太郎さん、あなたの魂は、花子さんが死んだときに頂きます。)
(花子さんの魂は、そうですね。どうなるかはわかりません。興味もありません。)
(それでは、お幸せに。)
25222世紀を目指す名無しさん : 2001/01/27(土) 16:32 ID:???
>>251
ごめん、理解力がないのでオチがわからないんです・・。
困った。
253235 : 2001/01/27(土) 18:19 ID:Ix3a8sg6
>>252

多分花子はずっと夢の中にいるんだと思う(えいえんの世界?)。
話しかけても無言だからね(お花畑状態?)。

悪魔もので、願い事一回分と言ったら、本当に1回分の願い事しか叶えない。
そこで欲をかいたら、答えは大体決まってる^^;、
一つの願いで全部叶えられるもの、それは夢しかない。

悪魔が来て、願いを言ってくれと言われても
普通の人は絶対なにも言ってはいけない。

まあ、たまに気の弱い悪魔が居たりするね^^;
そういうのはご機嫌とろうとするから、ただ働きをさせるに限る。
いくら力(奇跡)を使わせても、こっちが言ったことでなきゃ
言った願いを叶えたことにはならないからね。
ただ、どこで聴いてるかわからないから気をつけてね。


しかし、わたしの話のオチがわかった奴はいないの?
誰か答えてくれ。
そして、249に説明してやってよ。


「おやおや、どうしました?そんな顔をして。」

・・・
わたしは今、幸せです。
あなたの健闘を祈ります。
254隣人 : 2001/01/27(土) 19:33 ID:.4GHItKQ
【悪魔の一日】

「これだけかよー、やっぱし不景気だな。」
オレ(悪魔)は人間の世界で言う、お金のようなものを受け取り、家路についた。
明日の為に早く寝ることにした。

朝早くオレは、仕事に出た、今日の標的は、末期ガンの父親だ。
父親の入院している病院が近づいてきた、、、ん、先客がいるようだ。
窓から覗く(ここは七階だがオレには関係ねー)と、父親は、窓の外の景色を
眺めていた、その目の焦点は、私の向こう側の市街地に向かっていた。
父親は、痩せこけて色白く、ガンの苦痛を取り除くために、薬漬けになっていた。
部屋を見渡すと、やはり奴がいた、天使だ。
奴らは長生きできれば、幸せだと思っているバカどもだ。
俺が病室に入るなり、奴は「よう、人殺し〜」とほざきやがった。
オレは、今日こそ奴に本当の事を教えてやろうと思い、「人殺しだと、
お前らの方がよっぽど酷いと思うけどな、末期ガンでもう助からないと、
分かっているのに、とてつもない痛さに耐えて、薬漬けで頭は禿げて、
それでも生きなきゃいけないって言うのかよ!」
俺が叫び終わると、天使の奴はいなくなっていた。

邪魔者がいなくなったので、オレは仕事を続けることにした。
何時の間にか眠っている父親に手をかざすと、ぼんやりとした、真珠のような
光る玉が出てきた、魂だ。 「ふう、終わった。」

悪魔が帰って行く様子を、病院の屋上で天使がいつまでも眺めていた。



ベッドの端と首に、紐を括り付けた、痩せこけて顔が色白く、頭の禿げた
『父親』が自殺していた。娘は泣きながら【悪魔の一日】を読んでいた。


255142@再び : 2001/01/28(日) 19:20 ID:0jBjxTQI
題名「悪魔くん」

鬱男はかなり逝ってるパソコンヲタだった。朝から晩まで血眼でモニター
とにらめっこ。ふと顔を上げると自分でも「ぎょっ!」とするような血走った
顔がガラス窓に映っている、などということも珍しくなかった。

定職にもつかずPC以外に趣味はない。バイトで得たお金は全てPCにつ
ぎ込んでしまう。もちろん彼女などいない。しかし、PCのおかげで鬱男は
ある意味、熱く充実した日々を送っていたのだった。

ある朝鬱男がメールチェックをしていると、妙な広告メールを受信している
ことに気付いた。あなたの望みを3つだけ叶えてあげるソフト「悪魔くん」→
詳しくはこちらのサイトまで。そんなコピーとともにURLが貼ってある。

「なんだこれ?」 有料ソフトの広告だとしたらかなり鈍臭い。詐欺まがいの
メールだろうか。随分と意味不明な内容だ。まあ仮に詐欺まがいのメール
だとしてもそんなもの撃退するのは鬱男にとっては朝飯前だった。鬱男は
面白半分でリンク先に飛んでみた。

妙なサイトだった。真っ黒の背景に赤い文字。リンク先は何一つない。
トップページだけのサイト。そしてそこには次のように書かれてあった。

『あなたの望みを3つだけ叶えてあげるソフト「悪魔くん」(フリーウェアです
ので無料です) → ダウンロードはこちらから』

つづく
256142@再び : 2001/01/28(日) 19:23 ID:0jBjxTQI
つづき

「ふん!」 くだらないとは思いつつも鬱男はついでとばかり「悪魔くん」なる
ソフトをダウンロードした。ソフトを開いてみると文字の入力画面。その上に
は「第一のお望み」とだけ書かれてある。最初の願いを入力せよということ
なのだろう。鬱男は迷わず「金」と入力しエンターキーを押した。

すると、住所、TEL、氏名、性別、年齢その他プロフィールの入力画面が
出てきた。うーん、不可解なソフトだ。直接お金をくれるとでもいうのだろう
か。まあ、どうせ低レベルな詐欺のたぐいだろう。とことん付き合ってから
かってやろう。そう考えた鬱男は全ての項目に記入した。

2,3日すると鬱男の部屋に次々と小包やら郵便物が届き始めた。中には
パソコンの新製品やら、様々な商品券やらが入っている。いずれも抽選プ
レゼントの類いのようだ。お金に換算するとかなりの金額になる。

これは一体何だ?こんなの応募した覚えはないぞ。

まさか・・・

鬱男はくだんのソフト「悪魔くん」のファイルを解析してみた。すると、なん
ということだろう。こいつが自動的にネット上の数々の抽選プレゼント募集
のサイトを検索し鬱男の名でかたっぱしから応募しているではないか。プ
ロフィールを書かせたのはそのためだったのだろうか。
257142@再び : 2001/01/28(日) 19:25 ID:0jBjxTQI
つづき2

その後もプレゼントの類いは次から次へと届けられた。いずれも換金可
能なものばかりで、その金額は月に数十万にものぼった。鬱男はバイト
をやめた。

不可解なことだったが、鬱男にはそんなことはもうどうでもよくなっていた。
そう、願いはあと2つ叶えてもらえるはずなのだ。鬱男は「悪魔くん」を開
いた。

『第二のお望み』

またもこれだけ。そして、その下に文字を入力するスペースがある。鬱男
は再び迷わず今度は「セクースしたい」と入力した。

はたして女はやって来た。デリヘルの開店無料サービスにあなたが当選
しましたと言う。似たような理由でその類いの女が次から次へと鬱男の部
屋に来るようになった。

大好きなパソコンに向かうだけであとはプレゼントと女が次々とやってくる
、そんなパラダイスのような日々が始まった。

しかし、しばらくすると鬱男はふとさびしさを感じた。単にセクースをするだ
けじゃなくて、本物の彼女がほしい。彼女の出来る可能性が0%だった頃
はこんなこと考えもしなかったのだが、今は違う。願いはまだ一つ残って
いるのだ
258142@再び : 2001/01/28(日) 19:26 ID:0jBjxTQI
つづき3

『最後のお望み』 とある下に鬱男は「彼女」と入力した。きっかけは些細
なことだった。ふらりと街へ散歩に出た折に、たまたますれちがった女の
子の落としたハンカチを鬱男が拾ってあげたのだ。しかし以前とは違い、
今の鬱男は金もあり身につけているものは一流品ばかり。おまけに何十
人という女性とベッドをともにした経験から身についたのか女性に対する
処し方も洗練され、彼女の目にはかなりの男前に映ったようだ。

かくして鬱男は金も女も手に入れた。申し分のない生活を送るようになり
あんなに熱くなったPCには見向きもしなくなった。

それにしてもあの不思議なソフト「悪魔くん」はいったいなんだったんだろ
う。誰が作ったんだろう。何のために。まあいいや。今が幸せなんだから
もうどうでもいい。ただ一つひっかかるのはあれほどありがたいソフトなの
になぜ「悪魔」なのかな?

鬱男はふとガラス窓に映った自分の顔を見た。以前のように自分でも「ぎ
ょっ!」とするような血走った顔はもうそこにはなく、何とも表現のしようの
ない表情がそこにあった。

穏やかというか、なんか間の抜けたというか・・・

そう、強いて言えば「魂の抜けたような表情」とでも言ったらいいか、そん
な顔だった。

                                     終わり
259ラウンコ : 2001/01/28(日) 19:35 ID:6aZY5c2Q
>>256-258
面白い、落ちもちゃんとしてて完成度高いね。ぶらぼー♪
260142@三度 : 2001/01/28(日) 22:24 ID:Fp086prs
題名「ロボット」

鬱男はぼんやりと2ちゃんねるを覗いていた。他にすることがなかったか
らだ。ある板に「ロボット」というスレッドを見つけ、先程から読んでいる。ソ
ニーのアイボ、ホンダのアシモなどなど、随分と色んなロボットが出てきた
ものだ。技術は確実に進歩している。

そんな中鬱男はふとあるレスに目を留めた。ある研究機関が人型ロボット
の使用具合に関するモニターを募集しているというのだ。詳しくはそのサ
イトへ行けとあり、URLが示されていた。

妙なサイトだった。真っ黒の背景に赤い文字。リンク先は何一つない。 ト
ップページだけのサイト。そしてそこには次のように書かれてあった。

『ろぼとのもにたぼしゅします びなんびじょ ただ ここにめるしろ』

な、なんだこりゃ? 小学生がロボットを造ったのか、それとも酔っ払いか
? ぎりぎり好意的に解釈して日本語のほとんどわからない国外の研究
機関のサイトだろう。うーん、それにしてもヒドイ。とても応募する気には
ならない・・・ のが普通だが・・・ しかし・・・

つづく
261142@三度 : 2001/01/28(日) 22:26 ID:Fp086prs
つづき

「ただ」というのは無料ということだろう。しかし「びなんびじょ」って何だ?
 妙に気になるのだ。美人のロボットを届けてくれるんだろうか。仮にそう
だとしてそのロボットは一体どんな機能をもっているのだろう。鬱男はどう
しても知りたくなった。スケベ心もあった。

鬱男はメールに自宅の住所、自分の指名を書いて送信した。

ロボットは程なく届けられた。宅急便のようなもので来たのではないらしい
。鬱男がバイトから帰宅すると見たこともない材質の、まるで棺のような大
きなケースが玄関のドアの前に置かれていたのだ。

ケースごとずるずると家の中に引っ張りこむと、鬱男はおそるおそる蓋を
開けた。中に横たわっていたのはスーパーモデルなみの美女だった。と
てもロボットには見えない。もしこれが本当にロボットならアシモなんかガ
ラクタ以下だ。

と、ロボットが突然首をぐいとこちらに向けた。じっと鬱男を見ている。鬱男
はぎょっ!としたものの努めて冷静に、ロボットに指示を出した。

「立て!」 するとロボットはスッと立つ。「そ、そこの椅子に座れ!」ロボッ
トはまたも素直に指示に従った。危害を加える気配はない。それどころか
実に従順だ。人間に出来る基本的動作はほとんど完璧にできるらしい。

スケベな鬱男は考えた。これはどう見ても科学の粋を集めて造られた21
世紀型の「ダッチワイフ」だ!鬱男は有頂天になりさっそく布団を敷いた。

その日以来鬱男は食事の時間と練る時間以外は部屋にこもってひたす
らモニターの務めに励むようになった。
262142@三度 : 2001/01/28(日) 22:28 ID:Fp086prs
つづき2

その頃大気圏よりはるか上方に、何万光年の彼方からやって来た異星人
の乗る宇宙船があった。そしてその中で次のようなやりとりがかわされて
いた。

隊長 「この星の生命体の調査だが結果はそろそろ出たのかね?」
部下 「は、まず彼らと同様の肉体を持ったロボットを送り込みました。そ
  の際いらぬ混乱を起こさぬよう彼らの中の不特定の者からの応募という
  形をとり希望者に送りつけたのです。」
隊長 「それで?」
部下 「はい、ロボットから収集された彼らの日々の生活のデータですが
  、まず一日の半分ほどを寝て過ごし、起きている間は栄養の摂取の他は
  ひたすら生殖行為に励んでおります」
隊長 「うーむ、想像以上に下等だな」
部下 「はい」
隊長 「初めて接触する生命体が我々と同様高等文明を有する場合は友
  好関係を築くことに努め、我々以下ならその星を植民地化し生命体は労
  働力とする。しかし生命体が労働力としてさえ利用できぬ場合は・・・」
部下 「は、生命体は抹殺しその星の資源のみを確保すべしというのが原
  則です」
隊長 「この星はいずれに該当するかな?」
部下 「は、このデータを見る限り第3のケースかと・・・」
隊長 「うむ、気の毒だがやむを得まい。まあ我々にとってはその方が楽
  でいいのだがね」  
                                        おわり
263コロスケ : 2001/01/29(月) 00:00 ID:Psx7XVSM
その昔書いてみたネタをここなりに短く簡潔に書いてみたです。

題名「忘却的完全犯罪」
目が覚めた。
身体が重く、頭もボンヤリしている。
男は周囲をグルリと見渡す。
どうやら彼はソファーの上で寝入っていたようだ。
しかし男は、その状況に気づき硬直した。
「どうしてこんな所で……」
その男、普段はかなり几帳面な性格であり、その性格は彼自身認識していた。
ベッド以外の場所でこのようにだらしなく寝ることがありえるなんて。
「まいったな……」
彼は不機嫌そうな表情を見せ、髪の毛を手櫛でグシャリととかすと、ソファー
の上から上半身を起こした。
−どうしてこんな所で寝ちゃったんだか−
昨晩のことを思い出そうとする。だが、思い出せない。
まるで昨日の記憶にだけ霧がかかっているかのように、記憶がよみがえって
こないのだ。
酒は飲むが、決して酔いつぶれるような飲み方はしない。
生活もいたって規則正しい毎日なので、疲れてベッド以外の所で寝るなんて
ことも考えにくい。
この程度の出来事など、些細なことかも知れないのだが、几帳面な性格ゆえ、
彼にとってはどうにもひっかかる出来事であった。

立ち上がり、眠い目をこすりながら部屋の中を見渡した彼はまた硬直する。
「なんだこの部屋は……」
ソファーのあるその応接間。
その床には、新聞紙、雑誌、服、あらゆるものが散乱していたのだ。
まるで部屋の中を嵐が通過していったかのような惨状だ。
「チクショウ」
訳のわからない、その状況に彼は舌打ちしつつ、とにかく部屋に散らばって
いる新聞紙や雑誌を拾って集める。
−一体、俺、昨日何してたっけか−
少し考えてみると、そういえば自分がこのソファーにぐったりと身体をもた
げた瞬間の記憶がよみがえってきた。
−ああそうだ、確かに俺はあの時、疲れてだか眠くてだか、とにかくこの
ソファーの上に寝転んだよな−
だがその前の記憶が戻ってこない。
まとめた雑誌と新聞紙を詰むと、それをしかるべき部屋に持っていこうと、
部屋を出る。
264コロスケ@続き : 2001/01/29(月) 00:02 ID:Psx7XVSM
彼の家はなかなか大きく、いくつかの部屋があった。
となりの部屋が彼の書斎になっている。
そこに雑誌を運び込み、残った新聞紙を玄関のほうに持って行った。
だが、またそこで彼は硬直する。
玄関の横に置いてあったガラス製の置き物が粉々に砕けていたのだ。
−おいおい、待てよ−
こりゃ、何があったんだ。
さっきまでの出来事は、自分の不始末として片づけられなくもない。
だがこれはどうしたことか。
−俺はこの状況を放っておいたまま寝たのか?−
またおぼろげに記憶が戻ってくる。
−ああそうだ、そういえば、あの部屋が散らかしたのは俺自身だ−
かすれた記憶の中に、自分の手で雑誌や端に積んでいた新聞紙を蹴り飛ばし
ながらソファーに崩れるようにして寝る自分の姿が浮かんでくる。
しかし、どうにも納得がいかない。
どうしてその時、散乱した物を片づけようとしなかったのだろう。
いくら疲れていたとはいえ。
しかもこの玄関の有り様はなんだ。こんな状況を放っておくなんて。
仕方なく彼は、玄関の散乱したガラスを片づけることにした。

キッチンのほうに掃除機を立てかけていたので、それを取りに行く。
が、彼の視線がキッチンの奥に行った時、また硬直する。
キッチンの床は廊下と違い、真っ白なのだが、そこには点々と赤い点がついて
いた。それが血であると認識するのに、さほど時間はかからなかった。
彼は背筋に走る悪寒を感じる。
「こ……これは」
しばらくキッチンの血を睨む。よく見てみると、その血は点々と続いており、
廊下のほうに出ていた。
廊下は濃い茶色だったので、さっきは血に気づかなかったのか。
彼は再びキッチンを出ると、血を辿るようにして廊下を歩いていった。
それは二階に続く階段のほうにまで落ちていた。
−クソッ、昨日何があったんだよ……−
すると、またさきほどの記憶が少し鮮明になってきた。
−あの応接間に入る前、俺は何か急いでいたんだ。何かしようと思ったんだ、
確か。……でも、何をしたかったんだっけ−
階段を登る。
血の量は少しずつ多くなっているようだ。
そして二階に上がった時、彼はその惨状を目の当たりにした。
階段から続く廊下には、かなりの量の血が落ちており、それはとある部屋の
ほうに続いていた。
265コロスケ@続き : 2001/01/29(月) 00:04 ID:Psx7XVSM
−あの部屋は……−
彼はまた硬直した。
「しまった!」
彼は思い出した。
その部屋には、昨日一緒に寝た女がいたのだ。
そして、男女の事情に耽っていた時、ひとりの男が片手に包丁を持ち部屋に
乱入してきて……。
彼は大慌てで部屋に飛び込む。
そこには……予想していた通りだ。
ひとりの女性が、ベッドの上で血みどろになって倒れていた。
うっすらと半分開いている瞼と口は、あきらかに彼女が生存していないことを
意味していた。
「しまった……」
彼はその場にへたり込む。
とにかく警察に……と思った時、彼はもうひとつのことを思い出す。
−ああそうだ、あの時、男が乱入してきて……彼女は刺されて、俺も−
ハッとして、彼は自分の腹部を見、そして力なくその場に倒れた。
彼の腹部には大きな傷があり、溢れた血はすでにどす黒くなりやぶれた服
にへばりついていた。
−ああそうだ、俺もあの時切りつけられたんだ……確かあの女の旦那だった
かな……俺を刺したあの男−
どんどん力が抜けていくのを感じながら、それと引き換えによみがえってくる
記憶を彼は意識の惰性の中で反芻する。
−ああそうだ、俺は昨日、女とそういう関係になって……そこに旦那が入って
きて……彼女と俺はその場で刺されて……俺は下までなんとか逃げたけど……
応接間の電話を取る手前で力尽きて……−
その時、彼の頭の中にその女の顔が浮かんできた。
「あの女……俺の妻じゃあないか……!!」
そして、もうひとつの記憶が。
彼に襲いかかってきた男の顔、その顔は紛れもなく彼自身の顔だったのだ。
彼は最後にひとつ考えた。

−それじゃあ俺は一体誰……?−

-----------------------------------------------------------
なんだか星新一っていうより筒井康隆っぽいですかね。うーん。
266労働スカッツュ : 2001/01/29(月) 00:14 ID:???
綾辻行人チックかも。
でも、おもしろかった。
267コロスケ : 2001/01/29(月) 04:22 ID:OqtCcSSs
>労働スカッシュさん
嗚呼、おもしろかったですか。良かったです。
やたら長くなっちゃったんで、クソ野郎とか、書くなとか、ウザい、とか
言われたら泣こうと思ってました。
268ラウンコ : 2001/01/29(月) 04:30 ID:eZHADehk
>>260-262
前二つは良いんだけど262を全部使ってネタの説明をしてる感じなので
キレが無い、かな。
>>263-265
星伸一っぽくはなかったけど面白かったです。ちょっとドキドキしましたです。

感想だけ偉そうに書いてるけどスマソ。
269にーにゃ : 2001/01/29(月) 04:51 ID:8hPPrGWI
>コロスケさん
シックスセンスとジェイコブズラダーの衝撃的なオチを思い出しましたです。
おもしろかったです。泣かないでくださいな。
270隣人 : 2001/01/29(月) 05:56 ID:O7D4zV2c
ある日の夕方、日本全土に地雷が埋められたとニュースが報じていた。
なるほど、ヘリコプターからの映像では、
夜景の他に火柱が画面を覆い尽くしていた。しかし、いったい、誰が
何の為に?・・・

次の日には、ニュースや新聞(届けに来なかったが)を読まない、
奴ら、こんな時まで仕事に行く奴ら(そのお陰で、地雷があっても
日本は成り立っている。しかしどんどん死んでいった。)
が木っ端微塵に吹き飛んだ。
そうこうしている内に一週間が過ぎ、日本で生き残っていたのは、
一部の金持ち、老人、官僚、そして、ひきこもりだった。
彼ら、彼女らは、家からは一歩も出られないので、インターネット
で生計を立て、生活していた。仕事バカのお陰で、
ライフラインは生きていた。生活できないものは飢え死ぬか、
いちかばちかで外へ行き、そして例外無く爆死していった。
少しの金属探知機を持つ人達は、桃源郷を求め
外をさまよい歩いていった。そして、バッテリー切れで死んだ。
老人達は寿命で死んだ。

そして数年後、ついにひきこもり初の内閣総理大臣が誕生した。
といっても、すでに日本にはひきこもりしか居なかった。
衆議院、参議院、全部ひきこもりだ。

俺はそんなことを考えながらカンボジアの人達に
パソコンがあったらどうなるか?と、また下らない妄想を始めた。

  おわり
27122世紀を目指す名無しさん : 2001/01/29(月) 06:37 ID:???
星文体って、癖がない分難しいよな
272コロスケ : 2001/01/29(月) 11:48 ID:pqlL75aU
>ラウンコさん
ドキドキしましたか、マジっすか。嬉しいお言葉っす。
>にーにゃさん
そんなすごい作品思い出しましたですか。
なんか嬉しくて泣きそうです。
27322世紀を目指す名無しさん : 2001/01/29(月) 19:42 ID:???
どれも2ちゃんに書かず投稿すれば採用されそうなんだけど(汗)
27422世紀を目指す名無しさん : 2001/01/29(月) 21:24 ID:???
面白いあげ
さあ、チャレンジだ。ほれ書けやれ書け
275フラワーさん : 2001/01/30(火) 04:38 ID:h1w4quwU
「そうだ、例の大黒様の瞳をダイヤモンドにしたんだよ。」
「へえ、ダイヤモンドとはまた、すごいじゃないか。是非とも拝見させてもらいたいね。」
「いいとも。ちょっと待っててくれ。」
・・・また、いつもの道楽自慢がはじまったか・・・
私は、苦笑いしながら、いそいそと部屋を出て行く彼の背中を見送った。
友人は、この広い屋敷に一人で住んでいる。両親とも早くに亡くし、妻も子供もいない。
その代わり、というわけでもないだろうが、彼は大黒様の像をとても大切にしていた。
そして、その大黒様に収入のほとんどをつぎこみ、飾りたててやることだけを唯一の楽
しみとしていた。
「どうだい、素晴らしいだろう。」
しばらくして戻ってきた彼の腕には、眩いばかりに輝く純金製の大黒様の像が抱えられ
ていた。
かっぷくのいい老人が、米俵を踏み台にして、福を呼ぶ小槌を片手に持ち、にこやかな
笑みをたたえている。
彼の言ったとおり、薄く開いた瞳の奥には大粒のダイヤモンドが埋め込まれ光っていた。
しかし、そればかりではない。台座は漆黒の漆塗り、米俵と手に持っている小槌は翡翠
で出来ている。金に換算すれば数億はくだらない代物だろう。
私は、すっかり眩んでしまった目をパチパチさせながら言った。
「たいしたものだな・・・しかし、道楽も過ぎるんじゃないのかい?これさえなけりゃ、
もっと贅沢な暮らしもおくれるだろうに。いや、私からしたら今でも充分すぎるほど贅
沢といえるが。」
「いやいや、一点豪華主義、これが本当の贅沢というものだよ。優雅なものじゃないか
・・君にはわからんだろうねぇ。」
と、彼はニヤニヤしながら答えた。
「そういうものかね・・まあ、また盗難にあわないよう、せいぜい気をつけておくれよ。」
「それを言ってくれるなよ。前ので充分こりてるんだからさ。」
冗談めかして言った私の言葉に、彼は照れくさそうな顔をして薄くなった頭に手をやった。
じつは以前に一度、彼の大黒様は盗難にあっていたのだ。この大黒様は二代目なのである。
「さあ、もうそんな話はよそうじゃないか。まま、飲んでくれよ。」
と、友人は私にウイスキーを注いだグラスをすすめてくれた。
その夜は、この大黒様を肴に二人で大いに盛り上がった。
276フラワーさん : 2001/01/30(火) 04:39 ID:h1w4quwU
それから数日後の事。私は友人の屋敷へと急いでいた。
彼自慢の大黒様が、またもや盗難にあってしまったと連絡をうけたのだ。
屋敷へ着き、応接間のドアを開けると、そこには呆然といった様子で立ち尽くす彼がいた。
「やあ、君か・・・ごらんの通りさ、またやられちまったよ。」
と、彼が指差す先を見てみると、いつも置いてあった棚の上から大黒様の姿は消えていた。
私はため息をついた。
「ハァ・・・やれやれ。だからこの間も言ったじゃないか。君は不用心過ぎるよ・・・
ところで、警察にはもう連絡したのかい?」
「いや、いいんだ。必要無い。」
「なぜだい?だってあれは・・・」
と、私はそこで言葉を切り、彼の顔に見入ってしまった。
大事な大黒様が盗難にあったばかりだというのに、彼が、なんともいえない恍惚とした
表情を浮かべているのに気付いたからだ。
彼は、どこか遠くを見るような、陶酔しきった眼差しで、大黒様の消えた棚をじっと見
つめていた。私は少々気味が悪くなってしまった。
ややあって静かに彼が言った。
「しばらく、一人にしてくれないか。」
「ああ・・・」
私はそろそろとドアを閉め、屋敷の外へ出た。

じつのところ、私は知っていたのだ。
友人は若くして事業を成功させ、両手に有り余るほどの富を、名誉を手にしていた。
だが、彼がそれと引き換えに失ったものがある。全てが充足した生活に足りないもの。
『喪失感』・・・それこそが彼の失い、そして、今や求めてやまないものでもあったのだ。
友人は大黒様が盗まれる事を、密かに望んでいたのである。
大黒様は彼の家から姿を消すこの日のために、飾り立てられ、今か今かと輝きを増し続け
ていたのだ。
これが、はたから見れば馬鹿げた道楽にしか見えない趣味の、さらに馬鹿げたその、はら
わたの部分だった。
・・・全く、金持ちの考える事といったら・・・・
私は彼の大きな屋敷を見上げ、心の中で苦笑した。
そして、屋敷に背を向け、歩き出した。
277フラワーさん : 2001/01/30(火) 04:40 ID:h1w4quwU
私は自宅のソファに身をうずめ、目の前のテーブルを眺め、悦にいっていた。
テーブルの上では、あの友人ご自慢の大黒様が、無邪気な金色の微笑みをたたえていた。
・・・まったく世の中はうまい具合に出来ているものじゃないか・・・
こうして彼から私の手に大黒様が行き渡る事で、彼は倒錯的な欲求を満足させ、私は
良心の呵責に責め苛まれる事もなく、労せずして大金を手にする事が出来るのだ。
また彼の部屋に、次の大黒様が光り輝くようになるまで、私は優雅な暮らしをおくら
せてもらうとしよう。
部屋の照明を受けてダイヤモンドの瞳がキラリと光った。

私にはそれが、人々に平等に福を運ぶ神、大黒天がいたずらっぽくウインクしたように
見えた。
27822世紀を目指す名無しさん : 2001/01/30(火) 14:14 ID:8n9sMbMo
いいんだけどさ、どこが星なのよ
27922世紀を目指す名無しさん : 2001/01/30(火) 17:38 ID:/IV.fI3A
>>278
いや、内容は十分星っぽいと思うぞ。ただ、星なら>>275-276までであっさり
終わりそう。
未来の金持ちが庭に蚊を飼ってた話と通じるモンがあるね。
28022世紀を目指す名無しさん : 2001/01/30(火) 17:40 ID:???
>>271
後書きとか読んでて思うのはとにかく句点が多い。 (、)
文のクセをはちょっと違うけどね
28122世紀を目指す名無しさん : 2001/01/31(水) 10:43 ID:NNIeThyc
荒れ果てた大地を、数万の人間が黙々と歩いていた。
先頭には一人の老人が、杖を片手に彼らを導いている。
わがままな王の圧政に苦しむ人々を、約束の地へと連れて行く、
その行軍の途中である。

やがて彼らの前に、大海原が立ちはだかった。
老人は杖を高々とふりあげ、天に向かってなにやら叫んだ。
すると、見る間に空は暗くなり、次の瞬間、あたりは真っ白な光
につつまれた。
人々が、まぶしさに閉じていた目を開くと海の上には、大きな光
の橋がかかっていた。
老人が、まず橋の上に立ってみせ、安全が確認されると、人々は
我先にと光の橋へ向かって走り出した。

老人は海岸に留まり、彼らのゆく手をじっと見つめていた。
すると、老人の持っている杖が赤く光を発した。
母船からの通信だ。老人は杖に向かって喋りだした。
「首尾よくいきました。」
「ご苦労だった。」


巨大な宇宙船が数万人の奴隷を載せ、地球から遠ざかっていった。
28222世紀を目指す名無しさん : 2001/01/31(水) 14:01 ID:???
ある少女がいた。
ある日、その子の元に神が現れ言った。
「おりこうさんには願いをかなえてあげます( ̄ー ̄) ニヤリ
ただし一つだけですよん。。。」

彼女はいつも行っている掲示板で「氏ね」だの「逝け」だのいう
書きこみを見るたびに心を痛めていた。

「死ねって言ったことのある人をあぼーんして、おねがい。」
「・・・・・うーん、、、本当にいいの?約束は約束だし。。。
どうなっても知らないですよん。。。」
「いいの。自業自得だし。」


あぼーん


1分前に「死ね」と言った彼女を含め世界中の98%の人が消滅した。
28322世紀を目指す名無しさん : 2001/01/31(水) 21:20 ID:???
age
28422世紀を目指す名無しさん : 2001/02/02(金) 23:49 ID:???
新作はまだ?Age
285隣人 : 2001/02/03(土) 01:00 ID:GBDCPs4A
「ただいま」
あ、お父さんが帰ってきた。
僕は言った。
「おかえりなさい」
「ただいまぁ」
弟も一緒だった。
家族が皆そろったから、お母さんと一緒に、夕飯の支度をする。
テーブルに、食べ物がたくさん並んだ。
僕の食べる分は無い、と言うか、椅子もない。
部屋の隅で、じっと、みんなが食事を終えるのを待っていた。

僕がお風呂に入ろうとすると、お母さんが「あなたは入らなくていいのよ」
なんて言う。
どうしてだろう?僕はただ、きれいになりたいだけなのに。
でも、お母さんの言うこと聞かなきゃ。

居間で、家族全員でトランプをした。いろいろやったけど、僕は負け無しだ。
弟が恨めしそうに僕に一言。
「家庭用ロボットなんだからチョットは手加減してよね」

 おわり
28622世紀を目指す名無しさん : 2001/02/03(土) 02:46 ID:???
つまらーーーーーーーん
287まさる : 2001/02/03(土) 02:48 ID:RJ4APxNI
>>285
けっこうおもしろいよ。
意外な結末で。
28822世紀を目指す名無しさん : 2001/02/03(土) 03:09 ID:???
実は○○だったパターンは、いろいろ書けそうだが、もはや意外性に乏しい感じだ
28922世紀を目指す名無しさん : 2001/02/03(土) 03:19 ID:???
フラワーさんは巧いね。
277は蛇足に思えるけれど。
29022世紀を目指す名無しさん : 2001/02/03(土) 12:23 ID:???
悪魔シリーズ

悪魔は最近、人間の魂を契約する事ができず悩んでいた。
ある日、ある男ウツ氏に目を付けた。
ウツ氏は前日、秋葉原でパーソナルコンピュータを購入した。
今日は念願のパーソナルコンピュータが届く日だ。
早速、届いたパーソナルコンピュータを設置しはじめるウツ氏。
なんとかうまく起動したようだ。
さて、早速インターネットに接続しよう。
「このコンピュータをインターネットに接続しますか?」
ウツ氏「OK!」と独り言を言いながら次々設定をこなしてゆく。
「サーバからメールアドレスを割り当てられていますか?」
ウツ氏「OK!」ウツ氏はまるでコンピュータの御主人様になったかのようで気分がよかった。
「悪魔と魂を契約しますか?」
ウツ氏「OK!」


・・・・・ウツ氏「(゚Д゚)ハァ?」
ウツ氏はその後、真新しいPCの前に座り心臓発作を起こしているのを発見された。
29122世紀を目指す名無しさん : 2001/02/03(土) 14:21 ID:???
それ、悪魔?
292半開き姫 : 2001/02/03(土) 23:31 ID:ZvBfcwD.
 昔々あるところに、「半開き姫」というあだ名のお姫様がいました。
姫の口はいつも半開きで、姫のくせに大変間抜けな顔に見え、姫のくせに
上品さが全く足りなかったので、父親の王様は悩みぬいていました。
 王様は国中の医者や祈祷師や山師の元へ通い、姫の半開き口を直すため
に努力しました。しかしどうやっても姫の口は閉じてくれませんでした。
 王は最後に、1000年生きているという魔女に頼むと、魔女は姫に何やら
呪文をかけた後「必ず直るが、効くまでには時間がかかる」と言いました。
 王はそれを、効かなかった言い訳だと思い、怒って魔女の首を刎ねて
しまいました。
 数年後、そんな姫でも婿をもらいました。世の中には半開きの口マニア
も探せばいるもので、王様は一安心しました。
 初めての夜、モダンな王子は姫にフェラチオをさせようとしました。
半開き姫も素直に言うことを聞き、王子の一物を口に含みました。
 その瞬間、魔女の魔法が姫に効果を及ぼし、今まで閉じられたことの
なかった姫の口は、障害物をものともせず、完全に閉じてしまいました。
 王は、泣いたり笑ったりしたそうな。
293ラウンコ : 2001/02/03(土) 23:33 ID:GsXV/RPE
うひゃひゃひゃひゃ♪
>王は、泣いたり笑ったりしたそうな
最高!
294前頭100枚目 : 2001/02/03(土) 23:43 ID:kZTpBrQM
>>292
イイネ!
295半開き姫 : 2001/02/03(土) 23:47 ID:???
「ハンムラビ姫」っていうお話なかったけな、と思ってたら思いついた
話でした。
29622世紀を目指す名無しさん : 2001/02/04(日) 08:06 ID:???
>>292
とても面白い
297もう少し : 2001/02/05(月) 19:55 ID:???
 
-------- 彼女は僕の元から去っていった ---------


僕の耳がもう少し良ければ・・・彼女の最後のつぶやきが聞き取れたのに・・・。

         そして彼女は僕に背を向けた。


僕の腕がもう少し長ければ・・・彼女の肩に手が届いたのに・・・。

   そして彼女は溢れる涙を抑えながら走っていった。


僕の目がもう少し見えれば・・・彼女の姿を見失わなかったのに・・・。

       そして彼女は僕の元から去っていった。


僕の心にもう少し勇気が、優しさがあれば…

こんな経験ができたかもしれないと彼女のいない僕は今日も妄想にふけっていた。  
29822世紀を目指す名無しさん
ごく個人的意見で申し訳なく思い、勘違いなら謝るしかないのだが、297は何か勘違い
しているように見えるのは俺の気のせいだ。