秘密三国志夢NET【猫神&大物多重宣言、質問・情報交換専用スレ29】
カルロ日記10 暫しの安息
「オラオラ、次に壊されたいのはどいつだ!」
南蛮渡来のロングボウ軍団を率い、俺は加賀へと進軍する。
そして後ろから付いてくる配下の武将、その数はざっと三、四十はいるといったところだろうか。
農民を焚きつける者、騎馬軍団を率いる者、潮だ潮だと言いながら敵を撃ち殺す鉄砲隊と個性に富んでいた。
斥候の話を聞く限りでは守備はいつもより手薄らしい、チャンスだ。
そういえばここ最近能登に増えてくる軍事の武将が多かったなと思っているうちに加賀は紅一色に染まっていった。
1557年04月、俺たちは出兵で手薄になっていた軍事領加賀之国の奪取に成功した。
「いやいや、これでやっと一息つけますね!」
「そうやなあ、今まで1歩下がってしもたらまた蝦夷に逆戻りやったからなあ。軍師さんもよう頑張ってるわ〜。」
「また3マス海戦とか潮過ぎるだろ^^;」
いつものメンバーが喋っている、能登から一歩進めたのが大きかったのかいつもより雰囲気も明るかった。
「今まで不安があったのか?俺が指揮している国だ、負けるわけねえだろうが。」
「その言葉、信じていいんだな?」
「次も絶対勝つ!! byカルロ」
「お〜お〜 トーリニーター」
セイバーも元気そうな顔をしている、VIP滅亡後からは考えられないような顔だ。
トリニータの何がそこまでこいつらをひきつけるのかはちょっとわからねえが。
「カルロさん、そこは攻めちゃ・・・ダメ、です。」
ふと、可愛らしい声が俺を現実へ引き戻した。夜想曲の声だ。
「ん?なんやなんや二人で姫はじめかいな。加賀が落ちたからってやらしいなあ。」
「な、なにいってやがる!変なこと考えてんじゃねえぞ!」
「そ、そうですよ。誤解です。」
「二人して照れてるんやなあ、かわいいわあ^^」
・・・こうして、夜が更けていった。
「明日からもまた気の抜けねえ戦いが続く、気合を入れねえとな・・・。」
こうしてひとり呟きつつ、暫しの安息を楽しんだ俺はいつもより幸せな気持ちで床についた。