カルロ日記2 俺とお前と領事館
圧倒的な強さを見せた打通から一夜、俺は悩んでいた。
そうだ、次の対戦相手がいない。
俺たちを取り囲むようにあらびあ、そしてマスカットが戦争を始めていた。
甲斐で小競り合いがあったらしい、くだらねえ連中だ。
そして残された武蔵からの細い道はスーラン王国が塞いでいた。
フサギコとかいうネカマと対戦しているらしい。
そしてどうすることも出来ず更に1日がたった。
次の日、陸中を視察していた俺の目に飛び込んできたのは立ち並ぶ領事館の姿だった。
インド、モンゴル、スウェーデン・・・まったく予期していなかったことに面食らっていたが、そこにあの男がやってきてこういった。
魔法騎士エリプシャン@陸中 > 「フュージリア銃兵・マハウド象兵・マングダイ など雇えるようにしてみたのでご利用の方はどうぞ〜」 (11/15/(Sun) 11:55)
俺は耳を疑った。ご利用の方は?次の戦争も決まっていないのに誰が使うんだ、何を言っているんだこの馬鹿は。
なぜ領事館がたっているのか、俺の問いに奴はこう答えた。
「鉱山も農村建ってれば収入都市として十分でしょ」
そういう話じゃねえだろう、大事なのはなぜ領事館が建っているかだ。これ以上こいつに建設指揮をとらせるわけにはいかねえ、俺はエリプシャンの役職を剥奪することを決めた。