ラウンジ三国志NET2030

カルロ日記１　電撃戦、そして

朝起きた俺の目に飛び込んできたのは赤く染まった陸前だった。
「豆に勝ったのか？」
思わずそんな言葉が出てきてしまった、見ればわかることだろうにその時の俺はガラにもなく驚いていた。
話を聞いてみると一斉攻撃で早々と陸奥は陥落、返す刀で陸中も落としたという。
開拓の進んでいなかった陸前に豆野郎が篭れるはずもなく、俺たちの圧倒的な力の前に屈したそうだ。
だがこれぐらいなら俺の認めた配下なら当然だ、特に驚くことではない。
俺が最も驚いたのは魔法騎士エリプシャンの働きぶりだ。
「深夜の打通指揮をやっておいたお、みんな強かったお＾＾」
笑いながら奴はそういった、こいつは猫神じゃなかったのか？これがあの悪名高い猫紙なのか？俺にはわからなかった。
そう、あの一件が起こるまでは。