ラウンジ三国志NET2030

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553名無しさん?
織田日記 2

「全裸本丸は目の前ぞ! 進め! 大和に軍事の旗を立てよ!」
武将達を鼓舞する、客将本間の怒声が戦場に響く。

大和攻めはいよいよ大詰めに差し掛かっていた。
夜襲が功を奏し、攻めあぐねていた大和の城には火の手が上がっている。
既に動きの良い武将は城からの撤退し、反撃体勢を整えている。
もたもたとした武将はまだ城から逃げ切っていない今が好機。
軍事武将の消耗も激しいが、敵はそれ以上である。
ここは攻めの一手しかない。

「兵を持っている者は皆大和に掛かるのだ。この好機、逃すわけにはいかん!」
本間の横に並び、大和の城を真っ直ぐに指差す。
応、と所々で声が上がる。
気力が尽きていた様に見える武将達が立ち上がり、兵を率いて大和へ進軍を始めた。
「お、織田殿……」
横で本間が私の名を呼ぶ。
やや狼狽気味な声。兵の復活に驚いたのだろうか。
私の威厳も捨てたものでは無さそうだ。

・ [撃退] 1戦目:サッポロクラシックは大和の城壁を破る事が出来なかった!(計略+0)(15日2時19分)

「………」
「……無訓練にございます」
愕然とする私に、本間がそう告げた。