ラウンジ三国志NET2030

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403名無しさん?
中嶋日記 その7「戦犯(前編)」

軍の連絡板の右隅に、武将たちのちょっとしたコメントが載るPRコーナーがある。
ほとんどの人が書かないし、またほとんどの人が読まない。
だが、ほんの小さなそのコメントに武将たちの人柄・生き方を知ることもある。
ラウンジに仕官した当初、誰かがこんなことを書いていた。残念ながら今は変わってしまい、
そのコメントが誰だったのかを思い出せないが、内容はこんな感じだった。

『ランカーほどの活躍はなくても、この人がいなくなったら困る。
 そんな上位よりちょっと下の武将としてラウンジに貢献したいです。』
私は、その言葉に何度も頷いた。
ランカーを狙えば無理が出る。だが、ある程度の無理をしなければ国に貢献できない。
そんなジレンマを自分なりに消化することで、自分と国の接点を探っていく。
私も憧れた。そんな武将に強く憧れていた。

だが、神様は時にドラマチックな罠を用意する。
一斉も終わり、膠着を予感させた1567年7月、突如、ロッソ軍の猛攻で蝦夷が落ちた。
カウンターできる雰囲気もあったが、唯一の蝦夷滞在者が戯言系のアル中・ありんこ、
さらに思った以上に相手の守備も重なり取り返せないでいたのだ。

そんな中、奪回のチャンスが巡ってきた。直前のコピペマンが3枚抜き、私次第では壁が間近に迫るのだ。
すぐさま私宛てに電報が届いた。『中嶋あたりがで蝦夷が落ちるミラクルに期待(倭猛)』

ドキリとした。そんなにうまくいくはずはない。
が、無能のアル中に代わって潜入したランカちゃんの守備報告で
『蝦夷の守備:うしお ピコ LILAC (3人)』ということが事前にわかったいた。
前2人は統特で3人目は運次第で切り抜けられる。勝算も賞賛も目の前に見えていた。

掴みたい、このチャンス、この栄光。高鳴り始める未来へのテーマソング。
http://www.youtube.com/watch?v=3K0-hex4jNc
私は自分の身の丈を忘れていた。
「ヒーロー」という名の地獄の門は大きな口を開けて私を待っていた。